JP2017009237A - 冷蔵庫 - Google Patents

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由紀 高橋
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由紀 高橋
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Abstract

【課題】収納する食品を清潔な状態で保存することができ、使い勝手の良い冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1は、収納物を収納する貯蔵室の例である製氷室4と上冷凍室5を有する本体1Aと、製氷室4と上冷凍室5を開閉可能な扉10,11を有する冷蔵庫であり、製氷室4の収納容器4Mが出し入れ可能で、上冷凍室5の収納容器5Mが出し入れ可能であり、収納容器4M、5Mの収納空間は、周囲から隔離されていて、除菌した冷気を収納容器内に優先して流す除菌手段250、または収納容器内を殺菌する殺菌手段を備え、殺菌または除菌可能である。
【選択図】図7

Description

本発明の実施の形態は、冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は、特許文献1に開示されているように、複数の多温度切替室を備えているものがある。この冷蔵庫の多温度切替室の温度は、冷凍温度帯からチルド、冷蔵および野菜温度帯まで切替えできる。
特開2006−90686号
しかし、特許文献1において開示されている冷蔵庫では、多温度切替室に収納されている食品等の収納物は、所定の温度で貯蔵できるだけである。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、食品等の収納物を清潔な状態で保存することができ、使い勝手の良い冷蔵庫を提供することにある。
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、収納物を収納する貯蔵室を有する本体と、前記貯蔵室を開閉可能な扉を有する冷蔵庫であって、前記貯蔵室には収納容器が出し入れ可能に配置されており、前記収納容器の収納空間は、周囲から隔離され、冷気の侵入を遮断可能に構成されていて、前記収納容器の少なくとも一面に抗菌処理が施されていて、少なくとも除菌した冷気を前記貯蔵室内に優先して流す除菌手段と、前記収納容器内を殺菌する殺菌手段のいずれかを備え、殺菌または除菌可能である。
本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫の全体を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫の縦断面図である。 制御部と、操作パネルと、モード設定操作部と、冷凍サイクルと、製氷室と上冷凍室を示す図である。 図1と図3に示すモード設定操作部の例を示す図である。 図1に示す製氷室や上冷凍室の好ましい構造例を示す斜視図である。 製氷室の収納容器の周囲と上冷凍室の収納容器の周囲に対して、冷気や外気を供給するための構造例を示す一部に断面を有する平面図である。 除菌用の除菌イオン発生供給部としてのミスト発生装置を備える冷蔵庫を示す縦断面図である。 図7に示すミスト発生装置の構造例を示す図である。 紫外線発生装置を備える冷蔵庫を示す縦断面図である。 図9に示す冷蔵庫1に装着された紫外線発生装置を拡大して示す図である。 本発明の第2実施形態における製氷室の収納容器と上冷凍室の収納容器の使用例を示す図である。 本発明の第3実施形態を示しており、図1に示す冷蔵室の内部構造例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫の全体を示す正面図である。図2は、図1に示す冷蔵庫1の縦断面図である。
図1と図2に示す冷蔵庫1は、本体1Aを有している。この冷蔵庫1の本体1Aは、左側面部17と、右側面部18と、上面部19と、底面部15と、背面部16を有しており、本体1Aは、外側側板からなる外箱と、内側側板からなる内箱を有し、その外箱と内箱の間には、断熱材が配置されている断熱性を有するキャビネットにより構成されている。この本体1Aの内部には、複数の貯蔵室が形成されている。
複数の貯蔵室としては、図1と図2に示すように、上から順に冷蔵室2、野菜室3が設けられ、この野菜室3の下には、冷凍区画としての製氷室4と上冷凍室(小冷凍室ともいう)5が左右の並べて設けられ、最下部には冷凍区画としての下冷凍室(主冷凍室ともいう)6が設けられている。下冷凍室6の収納容量は、上冷凍室5の収納容量よりも大きい。
図1に示すように、冷蔵室2の前面には、冷蔵室2の前面開口部を開閉する左右の扉7,8が設けられている。左右の扉7,8は、観音開き式扉であり、左側の扉7の左端部が図示しないヒンジにより回動可能に取り付けられている。同様にして、右側の扉7の右端部が図示しないヒンジにより回動可能に取り付けられている。野菜室3、製氷室4、上冷凍室5、下冷凍室6の各前面には、各前面開口部を開閉する引出し式の扉9,10,11,12が設けられている。
左右の扉7,8,と引出し式の扉9,10,11,12の各前面には、好ましくは透光性を有するガラス板である前面板7A,8A,9A,10A,11A,12Aが配置されている。これにより、左右の扉7,8,と引出し式の扉9,10,11,12の各前面側の外観デザイン上の美観を向上している。左右の扉7,8と、引出し式の扉9,10,11,12は、内部に断熱材を設けることで断熱性を有している。
左側の扉7には、右寄りの位置でかつ下寄りの位置に、操作パネル200が設けられている。この操作パネル200は、操作領域20と、表示領域21を有している。操作領域20は、冷蔵庫1の各種の操作機能を入力でき、表示領域21は、各種の表示項目を表示する。
次に、図2を参照して、冷蔵庫1の冷蔵室2、野菜室3、製氷室4、上冷凍室5、下冷凍室6の構造例を説明する。
図2に示すように、本体1Aの下冷凍室6の背面位置には、機械室22が設けられており、この機械室22には、圧縮器23等が配置されている。本体1Aの背面位置には、野菜室3の後側に、冷蔵用冷気循環ファン30と、冷蔵室・野菜室用冷却器31と、送風ダクト32が配置されている。
また、本体1Aの背面位置には、製氷室(貯蔵室)4と上冷凍室(貯蔵室)5と下冷凍室6の後側に、冷凍用冷気循環ファン40と、冷凍室用冷却器41と、送風ダクト43が配置されている。冷蔵室・野菜室用冷却器31と冷凍用冷却器41は、圧縮機23から供給される冷媒によって冷却される。
図2に示すように、野菜室3には、収納容器3Mが出し入れ可能に収納されている。製氷室4には、収納容器4Mが出し入れ可能に収納されている。上冷凍室5には、収納容器5Mが出し入れ可能に収納されている。下冷凍室6には、収納容器6M、6Nが出し入れ可能に収納されている。
その他に、図2に示すように、冷蔵室2には、温度センサ51が配置され、野菜室3には、温度センサ52が配置され、製氷室4内には、温度センサ53Aが配置され、上冷凍室5内には温度センサ53Bが配置され、そして下冷凍室6には、温度センサ54が配置されている。
図3は、制御部100と、操作パネル200と、モード設定操作部300と、冷凍サイクル400と、製氷室4と上冷凍室5を示している。
制御部100は、例えば図1に示す本体1Aに配置されており、制御部100は、操作パネル200と、モード設定操作部300と、冷凍サイクル400と、製氷室4の温度センサ53Aと、上冷凍室5の温度センサ53Bに電気的に接続されている。
使用者が、図1に示す操作パネル200の操作領域20において、冷蔵庫1の各種の操作機能を入力でき、入力した操作機能は、制御部100に通知される。表示領域21は、制御部100の指令により、各種の表示項目を表示可能である。
モード設定操作部300は、後で詳しく説明するが、使用者は、製氷室4内の雰囲気と、上冷凍室5内の雰囲気について、別々に複数の動作モードの中から任意の1つの動作モードを選択することが可能であり、製氷室4内の雰囲気と上冷凍室5内の雰囲気について1つの動作モードがそれぞれ選択されると、選択された動作モードは、制御部100に通知される。
製氷室4の温度センサ53Aは、製氷室4内の雰囲気の温度を検知して制御部100に通知し、上冷凍室5の温度センサ53Bは、上冷凍室5内の雰囲気の温度を検知して制御部100に通知する。
図3に示す冷凍サイクル400では、圧縮機23と、凝縮器56と、切替三方弁57と、キャピラリ(減圧器)58,59と、冷蔵室・野菜室用冷却器31と、冷凍室用冷却器41が、冷媒配管により接続されている。冷媒は、冷媒配管中を矢印G方向に送られる。制御部100が圧縮機23を駆動して凝縮器56により冷媒を凝縮させる。
制御部100が切替三方弁57を切り替えることによって、冷媒は、キャピラリ58またはキャピラリ59を通って、冷蔵室・野菜室用冷却器31と、冷凍室用冷却器41に交互に流れる。
冷媒は、キャピラリ58により所定温度で蒸発させることで、冷蔵室・野菜室用冷却器31は、冷蔵室や野菜室を設定温度に冷却することができる。冷媒は、キャピラリ59により所定温度で蒸発させることで、冷凍室用冷却器41は、図2に示す製氷室4と上冷凍室5と下冷凍室6を、それぞれ設定温度に冷却することができる。製氷室4と上冷凍室5は、次に説明する各種の動作モードに、別々に温度設定することができる。
図4は、図1と図3に示すモード設定操作部300の構成例を示している。
図1に示すように、モード設定操作部300は、例えば右側の扉8の前面板8Aの内側に配置されている。このモード設定操作部300は、例えば扉8の下部の位置に配置されている。このモード設定操作部300の配置位置は、扉8には限定されない。
図4に示すモード設定操作部300は、製氷室モード設定領域301と、上冷凍室モード設定領域302を有する。
この製氷室モード設定領域301は、使用者が、図3に示す製氷室4内の雰囲気を、複数の動作モードから1つの動作モードを選択して設定することができる領域である。上冷凍室モード設定領域302は、使用者が、図3に示す上冷凍室5内の雰囲気を、複数の動作モードから1つの動作モードを選択して設定することができる領域である。
図4に例示するように、製氷室モード設定領域301は、製氷室モード切替ボタン311と、製氷室モード表示部312を有する。また、上冷凍室モード設定領域302は、上冷凍室モード切替ボタン321と、上冷凍室モード表示部322を有する。
製氷室モード切替ボタン311と上冷凍室モード切替ボタン321は、好ましくは静電容量型の接触スイッチ方式のボタンで操作することができる。静電容量型の接触スイッチ方式のボタンは、使用者が例えば指で触れるだけで動作モードの選択操作が可能である。
これにより、製氷室モード切替ボタン311は、使用者が例えば指で繰り返して触れてオン操作して図3に示す制御部100に通知することで、製氷室モード表示部312に表示されている複数の動作モードの中から1つの動作モードを選択可能である。上冷凍室モード切替ボタン321は、使用者が例えば指で繰り返して触れてオン操作して図3に示す制御部100に通知することで、製氷室モード表示部312に表示されている複数の動作モードの中から1つ動作モードを選択可能である。
図4に示すように、製氷室モード表示部312に表示されている複数のモードの例としては、「通常製氷モード」331、「一気製氷モード」332、「常温モード」333、「野菜室モード(果物モード)」334を表示している。
「通常製氷モード」331と「一気製氷モード」332は、製氷するための温度帯である。「常温モード」333は、常温の温度帯である。そして、「野菜室モード(果物モード)」334は、野菜を保存するための温度帯である。
また、上冷凍室モード表示部322に表示されている複数のモードとしては、「野菜そのまま冷凍モード」341、「ドライ冷凍モード」342、「熱もの冷凍モード」343、「常温モード」344、「野菜室モード(果物モード)」345を表示している。
「野菜そのまま冷凍モード」341、「ドライ冷凍モード」342、「熱もの冷凍モード」343は、冷凍するための温度帯である。「常温モード」344は、常温の温度帯である。「野菜室モード(果物モード)」345は、野菜を保存するための温度帯である。
なお、図4における表示例では、製氷室モード表示部312では、「常温モード」333が選択され、上冷凍室モード表示部322では、「野菜室モード(果物モード)」345が選択されている。
ここで、図4に示す製氷室モード表示部312における「通常製氷モード」331とは、製氷室4内で普通の時間で冷凍により氷を作る場合のモードである。「一気製氷モード」332とは、製氷室4内で冷凍により例えば50分程度の時間で氷を作る場合のモードである。
「常温モード」333とは、製氷室4内の雰囲気が、常温に設定されるモードである。「野菜室モード(果物モード)」334とは、製氷室4内の雰囲気が、野菜室の雰囲気の温度に設定されるモードであり、製氷室4内にはレタス等の野菜やイチゴ等の果物を貯蔵することができる。
図4に示す上冷凍室モード表示部322における「野菜そのまま冷凍モード」341とは、緑黄色野菜やイモ類等の野菜を冷凍する際の面倒な下ゆでが要らず、野菜を使い易い大きさに切ってそのままゆっくり凍らせるモードである。切った野菜は、かたまりにならずにバラバラに冷凍できるので、必要な分だけすぐに使える。「ドライ冷凍モード」342とは、野菜の水分量を減らして、味や香りを凝縮して冷凍するモードである。
「熱もの冷凍モード」343とは、炊き立てのご飯などを熱いままで冷凍することにより、ふっくらと保存できるモードである。「常温モード」344とは、上冷凍室5内の雰囲気が、常温に設定されるモードである。「野菜室モード(果物モード)」345とは、上冷凍室5内の雰囲気が、野菜室の雰囲気の温度に設定されるモードであり、上冷凍室5内にはレタス等の野菜やイチゴ等の果物を貯蔵することができる。
製氷室モード表示部312の「野菜室モード(果物モード)」334と、上冷凍室モード表示部322の「野菜室モード(果物モード)」345は、低温で高湿度環境の雰囲気をつくる。
図4に示す上述した製氷室モード表示部312の「常温モード」333、「野菜室モード(果物モード)」334と、上冷凍室モード表示部322の「常温モード」344、「野菜室モード(果物モード)」345に収納される食品としては、例えば「水ゼリー」等が挙げられる。
この「水ゼリー」とは、常温で凝固する。「水ゼリー」は、アガーと呼ばれる無色透明のやわらかく、なめらかな食感の原材料により作られる。アガーは、カラギーナン(海藻の抽出物)、ローカストビーンガム(マメ科の種子の抽出物)等を混合してゲル化したものである。
製氷室4や上冷凍室5は、例えば冬場ではあまり使用されないことがあり、この場合には、製氷室4の雰囲気では、図4に示す「常温モード」333に設定したり、上冷凍室5の雰囲気では、「常温モード」344に設定することで、「水ゼリー」を作ることができる。「水ゼリー」は、強く冷やすことなく、常温ややや冷えた雰囲気で、しかも冷気が直接当たらない状態で、殺菌したりあるいは菌が増えない除菌できる雰囲気下で作ることが望ましい。
図5は、図1に示す製氷室4や上冷凍室5の好ましい構造例を示す斜視図である。
図5に示すように、製氷室4には、収納容器4Mが出し入れ可能および製氷室4から取り外し可能に装着されている。同様にして、上冷凍室5には、収納容器5Mが出し入れ可能および上冷凍室5から取り外し可能に装着されている。収納容器4Mの前面には、引出し式の扉10が取り付けられており、収納容器5Mの前面には、引出し式の扉11が取り付けられている。
図5に示すように、収納容器4M、5Mは、好ましくはプラスチック製の箱型の容器であり、長方形状の上部開口部4P、5Pをそれぞれ有している。収納容器4Mは、蓋部材71を有しており、収納容器5Mは、蓋部材72を有している。蓋部材71,72は、収納容器4M,5Mの上部開口部4P、5Pを、それぞれ密封して閉鎖するための密封閉鎖部材である。また、収納容器4M、5Mの少なくとも一面、特に水ゼリー取り出しの際に壁面に沿わしてすくい上げることが想定されるため、水ゼリーが容器と接触する可能性の高い前側内壁面を上端まで抗菌処理を施している。このとき、全内壁面、上端部分から外壁面についても抗菌処理を施しても構わない。
図5に示すように、この蓋部材71の後端部は、ヒンジ71Hにより、矢印Rで示すように開閉可能に収納容器4Mの後端部に取り付けられている。同様にして、蓋部材72の後端部は、ヒンジ72Hにより、矢印Rで示すように開閉可能に収納容器5Mの後端部に取り付けられている。
使用者は、蓋部材71,72の取手71G,72Gを持つことで、上部開口部4P、5Pをそれぞれ開閉することができる。蓋部材71,72は、好ましくは透明のプラスチック板部材を用いることにより、使用者は、蓋部材71,72を通して、収納容器4M,5M内に貯蔵されている食品等の収納物を、目視で確認することができ、使用勝手が向上する。
このように、蓋部材71,72は、収納容器4M,5Mの上部開口部4P、5Pを、それぞれ密封して閉鎖する構造を採用しているので、「水ゼリー」のような収納物は、強く冷やすことなく、常温ややや冷えた雰囲気で、しかも冷気が直接当たらない状態で、保存することができる。収納物として例えば「水ゼリー」を、収納容器4M,5Mの少なくとも一方に保存する場合に、型で抜いた水ゼリーを保存したり、水ゼリーを型では抜かずに、収納容器4M,5M内にいっぱいに満たした状態で保存する等の保存のやり方がある。
図5に示す収納容器4Mと蓋部材71で形成される収納空間SP1内と、収納容器5Mと蓋部材72で形成される収納空間SP2内は、殺菌できるように、あるいは除菌できるようにする。これにより、貯蔵室である製氷室4の収納容器4M内や貯蔵室である上冷凍室5の収納容器5M内には、冷気(循環気流)を入れないようにして、例えば「水ゼリー」のような収納物は、強く冷やすことなく、常温ややや冷えた雰囲気で、しかも冷気が直接当たらない状態で、殺菌したりあるいは菌が増えない除菌できる雰囲気下で作ることができることになる。
そこで、収納容器4Mと蓋部材71で形成される収納空間SP1内と、収納容器5Mと蓋部材72で形成される収納空間SP2内は、殺菌光照射装置により例えば紫外線を照射することで殺菌できるようになっている。この殺菌光照射装置としては、例えば紫外線を照射する蛍光管(殺菌灯)や、紫外線発生用のLED(発光ダイオード)等である。
あるいは、収納容器4Mと蓋部材71で形成される収納空間SP1内と、収納容器5Mと蓋部材72で形成される収納空間SP2内は、除菌用の除菌イオン発生供給部から除菌用の除菌イオンを供給するようになっている。例えば、除菌イオンとは、除菌・脱臭機能を有するピコサイズのイオン(サイズ分布のピーク値は、例えば900ピコメートル)のことであり、除菌イオンは、「水ゼリー」のような収納物を清潔でおいしさを長持ちさせることができる。
殺菌手段としての殺菌光照射装置と、除菌手段としての除菌イオン発生供給部の構造例と配置例は、後で説明する。
次に、図6を参照して、製氷室4の収納容器4Mの周囲部分と上冷凍室5の収納容器5Mの周囲部分に対して、冷気や外気(冷蔵庫1が置かれている室内の空気)を供給するための構造例を説明する。
図6は、製氷室4の収納容器4Mの周囲部分と上冷凍室5の収納容器5Mの周囲部分に対して冷気や外気を供給するための構造例を示す一部に断面を有する平面図である。
図6に示すように、製氷室4と上冷凍室5の後側の位置には、冷気(気流)や外気(気流)を循環して導入するための気流導入用の孔部81,82が、少なくとも1つ設けられている。例えば、この気流導入用の孔部81,82は、配管85,86を通じて冷凍室用冷却器41と、外気導入部90にそれぞれ接続されている。配管85にはバルブ87が設けられ、配管86にはバルブ88が設けられている。各バルブ87,88は、制御部100の指令により、開度の制御を行える。
冷凍室用冷却器41は、冷気を、気流導入用の孔部81,82を通じて製氷室4と上冷凍室5内に別々に導入して、製氷室4の収納容器4Mの周囲部分と上冷凍室5の収納容器5Mの周囲部分に循環させる。これにより、冷気は、製氷室4の収納容器4Mの内部と上冷凍室5の収納容器5Mの内部を、収納容器4Mの外側の周囲部分と収納容器5Mの外側の周囲部分から、間接的に冷却することができる。この周囲部分とは、収納容器4M,5Mの外側側面部や底面部あるいは蓋部材71,72の上面部である。
これにより、製氷室4内を図4に示す「通常製氷モード」331、「一気製氷モード」332に設定したり、上冷凍室5内を図4に示す「野菜そのまま冷凍モード」341、「ドライ冷凍モード」342、「熱もの冷凍モード」343に設定することができる。
これに対して、外気導入部90は、外気(室内の空気)を製氷室4内に導入することで、製氷室4内を図4に示す「常温モード」333の温度にしたり「野菜室モード」334に設定したり、外気(室内の空気)を上冷凍室5内に導入することで、上冷凍室5内を図4に示す「常温モード」344の温度にしたり、「野菜室モード」345に設定することができる。
ただし、図6に示すように、外気導入部90は、外気を導入するので、外気から塵や細菌を取り除くフィルタ91が配置されており、外気はこのフィルタ91を通って、製氷室4内や上冷凍室5内に導入する。これにより、製氷室4内と上冷凍室5内には、塵など不純物が入り込まないようにすることができる。
図6において、冷凍室用冷却器41と、外気導入部90と、気流導入用の孔部81,82と、配管85,86と、バルブ87,88は、冷気や外気のような気流を、製氷室4の収納容器4Mの周囲部分と、上冷凍室5の収納容器5Mの周囲部分において循環させるための気流導入循環装置130を構成している。これにより、収納容器4Mと収納容器5M内の収納物に異物や菌等が付着しないようにして、製氷、冷凍、常温、野菜室の各動作モードで貯蔵することができる。
このように、冷蔵庫1では、製氷室4の収納容器4Mと上冷凍室5の収納容器5Mを、それぞれ多機能化することが可能であり、新たに冷蔵庫に引出し式扉を増やす必要が無いので、使用者は使い勝手がよく、メンテナンス担当者はメンテナンスし易い。
ところで、製氷室4と上冷凍室5は、それぞれ好ましくは抗菌加工が施されている。この抗菌加工としては、2つの方法がある。
1つ目の抗菌加工方法としては、製氷室4の内壁部分と製氷室4の収納容器4Mと、上冷凍室5の内壁部分と上冷凍室5の収納容器5Mを成形する際のプラスチック原料の製造過程で、プラスチック原料に対して抗菌剤を練り込む方法である。この方法であると、出来上がった原料の製品全てが抗菌仕様となる。
2つ目の抗菌加工方法としては、製氷室4の内壁部分と製氷室4の収納容器4Mと、上冷凍室5の内壁部分と上冷凍室5の収納容器5Mの表面に対して、抗菌剤をコーティングする方法である。2つ目の方法は、1つ目の方法に比べて安価である。
抗菌剤としては、有機系と無機系のものがあるが、有機系のものは即効性があるが、持続効果が小さい。無機系のものでは、銀系のものが多く用いられており、持続効果が半永久的である。抗菌剤は、菌を殺すというものではなく、菌を増殖させないことが主な働きである。
次に、上述した除菌手段としての除菌用の除菌イオン発生供給部として、図7と図8を参照してミスト発生装置250について説明する。
図7は、除菌用の除菌イオン発生供給部としてのミスト発生装置250を有する冷蔵庫1を示す縦断面図である。図8は、冷蔵庫1に装着されたミスト発生装置250の好ましい構造例を示す図である。
図7と図8に例示するミスト発生装置250は、上述した除菌手段としての除菌用の除菌イオン発生供給部の例であり、除菌作用等を有するミストを放出する。この除菌手段としてのミスト発生装置250は、図6に示す貯蔵室4,5の一方または両方に対して、優先して、除菌作用を有するミストを流す。すなわち、ミスト発生装置250は、貯蔵室4に対して、あるいは貯蔵室5に対して個別に、または貯蔵室4,5に対して両方同時に、冷気にミストを含ませて流すことができる。
図8に示すように、このミスト発生装置250の構造例を、図8を参照して説明する。ミスト発生装置250は、ケース251と、複数本の放電電極部材252と、対極260を備える。
このケース251は、例えば電気絶縁性の樹脂により作られており、ケース本体253と、蓋部材254を有する。各放電電極部材252は、吸水性と保水性を有する多孔質材料による作られており、先端部252Aは尖ったピン形状である。
各放電電極部材252の先端部252Aはミスト放出部であり、放電電極部材252の先端部252A以外の部分252Bは、給水部の役割を果たす。放電電極部材252の先端部252Aは、ケース251からは露出しており、放電電極部材252を形成している多孔質材料としては、例えば繊維状のポリエステルからなるフェルト材等である。
図8に示す放電電極部材252は、吸水性と保水性を有する多孔質材料に、空気中の水分を吸収する自己吸水性を有する物質を含浸させている。これにより、放電電極部材252は、周囲の雰囲気の温度が所定値以上になると、空気中の水分を自発的に吸収する自己吸水性を発揮する。自己吸水性を有する物質としては、例えば空気中の水分を外部からのエネルギを要することなく自発的に吸収して溶解する、例えばポリリン酸カリウム等の潮解性物質である。これにより、放電電極部材252は、空気中の水分を吸収する自己吸水性を有する。
図8に示すように、ケース251の内部には、例えばポリプロピレン等の電気絶縁性材料からなる保持部材253Aと、例えばカーボンからなる導電性物質を含む導電部材254Aが、配置されている。
各放電電極部材252は、保持部材253Aと導電部材254Aを突き抜けるように平行に配置されている。導電部材254Aには、ケース251の外部から導電ロッド255が挿入されている。導電ロッド255は、高電圧電源256に接続されている。
これにより、高電圧電源256からの負の高電圧(例えば−6kV)が、導電ロッド255と導電部材254Aを介して、印加されると、各放電電極部材252は負に帯電する。
対極260は、各放電電極部材252の先端部252Aに対面している金属等の導電性を有する正の電極である。対極260は、例えば円環状に形成されているが、板状や球状に形成されていても良い。
各放電電極部材252は、ケース251の外側に露出している部分が、空気中の水分を吸収し易く、各放電電極部材252に吸収された水分は、各放電電極部材252内を浸透して、先端部252Aに供給される。そして、各放電電極部材252には、高電圧電源256からの負の高電圧が印加されると、各放電電極部材252の先端部252Aに電荷が集中して、ミスト放出部である先端部252Aに含まれる水には表面張力を超えるエネルギが与えられる。
これにより、各放電電極部材252の先端部252Aに含まれる水が分裂をしてミスト状に除菌イオンとして放出される。放出されてミスト状になっている水粒子は、負に帯電していて、除菌イオンのエネルギによって生成されたヒドロキシラジカルを含んでいる。強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルがミストとともに放出されるので、製氷室4や上冷凍室5内の除菌や脱臭が可能になる。
図8に示すミスト発生装置250は、図7に示すように、例えば上冷凍室5の内部の奥の位置に配置されている。これにより、このミスト発生装置250が発生するミストは、上冷凍室5の収納容器5M内の収納物と、収納容器5M自体、そして上冷凍室5内の内壁部分について、除菌や脱臭を行うことができる。
同様にして、ミスト発生装置250は、図7に示すように、例えば製氷室4の内部の奥の位置に配置されている。これにより、このミスト発生装置250が発生するミストは、製氷室4の収納容器4M内の収納物と、収納容器4M自体、そして製氷室4内の内壁部分について、除菌や脱臭を行うことができる。
ただし、図7に示すように、上冷凍室5の収納容器5Mの上部開口部は、蓋部材72により、密閉されているので、この蓋部材72には、比較的小さなサイズのミスト導入孔72Hを有している。これにより、ミスト発生装置250が発生するミストは、蓋部材72があるにもかかわらず、収納容器5M内の収納物に直接供給することで、収納容器5M内の収納物の除菌や脱臭を行うことができる。
同様にして、製氷室4の収納容器4Mの上部開口部は、蓋部材71により、密閉されているので、この蓋部材71には、比較的小さなサイズのミスト導入孔71Hを有している。これにより、ミスト発生装置250が発生するミストは、蓋部材71があるにもかかわらず、収納容器4M内の収納物に直接供給することで、収納容器4M内の収納物の除菌や脱臭を行うことができる。
なお、ミスト発生装置250は、上冷凍室5や製氷室4の奥の内壁に配置する以外に、側面や天井面に配置しても良い。
上述した本発明の第1実施形態の冷蔵庫1は、食品等の収納物を清潔な状態で保存することができ、使用者は使い勝手が良い。
次に、図9と図10を参照して、上述した紫外線発生装置の例を説明する。
図9は、殺菌手段としての紫外線発生装置350を装着した冷蔵庫1の縦断面を示している。図10は、図9に示す冷蔵庫1に装着された紫外線発生装置350を拡大して示す図である。
図9と図10に示すように、紫外線発生装置350は、上述した殺菌手段としての殺菌光照射装置の例であり、例えば上冷凍室5の内部の奥の位置に配置されている。紫外線発生装置350は、例えば基板351に複数個の紫外線発生可能なLED(発光ダイオード)352をマトリックス状に配列したものである。
これにより、紫外線発生装置350は、制御部100からの駆動電力を受けることで紫外線を発生して、上冷凍室5の収納容器5M内の収納物と、収納容器5M自体、そして上冷凍室5内の内壁部分の殺菌を行うことができる。
また、紫外線発生装置350は、製氷室4の内部の奥の位置に配置できる。これにより、紫外線発生装置350は、制御部100からの駆動電力を受けることで紫外線を発生して、製氷室4の収納容器4M内の収納物と、収納容器4M自体、そして製氷室4内の内壁部分の殺菌を行うことができる。
紫外線発生装置350は、上冷凍室5や製氷室4の奥の内壁に配置する以外に、側面や天井面に配置しても良い。
上述した本発明の第1実施形態の冷蔵庫1では、貯蔵室には収納容器が出し入れ可能に配置されており、収納容器の収納空間は、周囲から隔離されている。そして、冷蔵庫1は、除菌した冷気を収納容器内に優先して流す除菌手段(250)、または収納容器内を殺菌する殺菌手段(350)を備え、殺菌または除菌可能である。
これにより、除菌手段(250)により収納容器内を除菌したり、または殺菌手段(350)により収納容器内を殺菌することができる。このため、収納容器の収納空間内に収納する食品等を清潔な状態で保存することができ、使い勝手が良く、細菌の増殖を抑えることができる。
次に、本発明の他の実施形態を順次説明するが、本発明の他の実施形態の箇所が、上述した本発明の第1実施形態の箇所と同様である場合には、同じ符号を記して、その説明を援用する。
<第2実施形態>
図11は、本発明の第2実施形態を示しており、製氷室4の収納容器4Mと上冷凍室5の収納容器5Mの使用例を示している。
図11に示す収納容器4M,5Mのそれぞれの収納空間SP1、SP2には、例えば区画部分4W,5Wが設けられている。この区画部分4Wは、収納容器4Mの収納空間SP1を、収納物を貯蔵する貯蔵部分4Hと、用具収納部4Jに区画している。同様にして、区画部分5Wは、収納容器5Mの収納空間SP2を、収納物を貯蔵する貯蔵部分5Hと、用具収納部5Jに区画している。
これらの用具収納部4J,5Jは、収納物を取り出すための例えばスコップのような用具4V,5Vを収納する空間である。収納容器4M,5Mのそれぞれの収納空間SP1、SP2は、独立した「水ゼリー」やアイスクリーム等の収納物の保存空間等としても利用できる。
例えば、貯蔵部分4H,5Hの少なくとも一方には、上述した「水ゼリー」のような収納物を保存しておき、使用者は、用具4V,5Vを用いて、保存された収納物を取り出して食べることができる。これにより、使用者は、用具4V,5Vを用いて収納物を取り扱えるので、素手で収納物に接することが無く、清潔な状態を維持できる。
図11に例示する収納容器4M,5Mのそれぞれの収納空間SP1、SP2の構造は、収納容器4M,5Mの少なくとも一方に設けられていても、両方に設けられていても良い。
<第3実施形態>
図12は、本発明の第3実施形態を示しており、図1に示す冷蔵室2の内部構造例を示している。
図12に示すように、冷蔵室2の内部の下の位置には、例えば専用の貯蔵室である収納容器110,120が設けられている。これらの収納容器110,120は、それぞれ蓋部材を備えていて、収納容器110,120内の収納物を密封状態に保持することができる。収納容器110,120は、チルドルームとして使用することもできる。
収納容器110,120は、例えば「常温モード」333の温度にしたり、「野菜室モード」334等に設定することができ、設定温度としては例えば8℃ないし10℃であるが、特に限定されない。このように、冷蔵室2の内部には、例えば専用の貯蔵室である収納容器110,120が設けられていることで、新たに引出し式扉を冷蔵庫に増やす必要が無く、扉7,8を開ければ収納容器110,120を使用できるので使い勝手がよく、メンテナンスし易い。
上述したように、本発明の冷蔵庫1では、貯蔵室には収納容器が出し入れ可能に配置されており、収納容器の収納空間は、周囲から隔離されていて、除菌した冷気を収納容器内に優先して流す除菌手段(250)、または収納容器内を殺菌する殺菌手段(350)を備え、殺菌または除菌可能である。
これにより、除菌した冷気を収納容器内に優先して流す除菌手段(250)により収納容器内を除菌したり、または収納容器内を殺菌する殺菌手段(350)により収納容器内を殺菌することができる。このため、収納容器の収納空間内に収納する食品等を清潔な状態で保存することができ、使い勝手が良く、細菌の増殖を抑えることができる。
貯蔵室の収納容器4M(5M)は、冷気が侵入するのを遮断された収納空間(SP1、SP2)を有するので、冷気が、収納空間内に収納されている収納物に直接当たることが無いので、収納物を清潔に保つことができる。
貯蔵室の収納容器4M(5M)の収納空間(SP1、SP2)に冷気が侵入するのを遮断する密閉用の蓋部材71(72)を有するので、蓋部材は、収納空間内に収納されている収納物を密閉できる。このため、収納空間内に収納されている収納物には、冷気が直接当たることが無いので、清潔に保つことができる。
貯蔵室は、温度切替可能である。この貯蔵室の温度切替を行う際に、貯蔵室の周囲部分に冷気や外気のような気流を循環させるための気流導入循環装置130を有する。これにより、貯蔵室は、収納しようとする収納物の種類に応じて、温度を切り替えて使用できるので、使用者にとっては、使い勝手が向上する。
貯蔵室は、製氷室または上冷凍室である。製氷室は、製氷温度帯と、常温温度帯と、野菜温度帯に切替え可能である。上冷凍室は、冷凍温度帯と、常温温度帯と、野菜温度帯に切替え可能である。これにより、製氷室と上冷凍室は、収納しようとする食品等の収納物の種類に応じて、温度を切り替えて使用できるので、使用者にとっては、使い勝手が向上する。
貯蔵室は、抗菌処理をすることで、菌が増殖するのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な態様で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図示例では、図1では、このモード設定操作部300は、例えば扉8の下部の位置に配置されている。しかし、図1に示すように、モード設定操作部300が配置される位置は、右側の扉8に限らず、左側の扉7や、製氷室4の引出し式の扉10の前面板10Aの内側や上冷凍室5の引出し式の扉11の前面板11Aの内側であっても良い。
なお、図5では、蓋部材71,72は、上部開口部4P,5Pをヒンジで開閉するようになっているが、蓋部材71,72は、スライド方式で開閉できるようにすることで、上部開口部4P,5Pを開閉するようにしても良い。
図6に示す例では、製氷室4の収納容器4Mと上冷凍室5の収納容器5Mは、それぞれ蓋部材71,72を備えている。そして、冷凍室用冷却器41は、冷気を、製氷室4と上冷凍室5内に気流導入用の孔部81,82を通じて導入して、製氷室4の収納容器4Mの内部と上冷凍室5の収納容器5Mの内部を、間接的に冷却することができる。
しかしこれに限らず、収納容器4Mと収納容器5Mがそれぞれ蓋部材を備えていない場合には、冷気を導入するための孔部81,82は設けないようにして冷気が収納容器4Mと収納容器5M内の収納物に直接当たらないようにする。この場合には、冷蔵庫1全体の冷たさを利用して、収納容器4Mと収納容器5M内の収納物を、常温またはやや冷たくなるように冷やす。これにより、収納容器4Mと収納容器5M内の収納物に異物や菌等が付着しないようにすることができる。
また、図1に示す冷蔵庫1の構造は、一例であり、任意の構造を採用することができる。
1 冷蔵庫
1A 本体
4 製氷室(貯蔵室)
4M 収納容器
5 上冷凍室(貯蔵室)
5M 収納容器
10 引出し式扉
11 引出し式扉
41 冷凍室用冷却器
71 収納容器の蓋部材
72 収納容器の蓋部材
90 外気導入部
100 制御部
200 操作パネル
250 ミスト発生装置(除菌手段の例、除菌用の除菌イオン発生供給部)
300 モード設定操作部
350 紫外線発生装置(殺菌手段の例)
400 冷凍サイクル

Claims (9)

  1. 収納物を収納する貯蔵室を有する本体と、前記貯蔵室を開閉可能な扉を有する冷蔵庫であって、
    前記貯蔵室には収納容器が出し入れ可能に配置されており、前記収納容器の収納空間は、周囲から隔離され、冷気の侵入を遮断可能に構成されていて、
    前記収納容器の少なくとも一面に抗菌処理が施されていて、
    少なくとも除菌した冷気を前記貯蔵室内に優先して流す除菌手段と、前記収納容器内を殺菌する殺菌手段のいずれかを備え、殺菌または除菌可能である冷蔵庫。
  2. 前記収納容器は、容器の手前側は上端まで抗菌加工されている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記収納容器は、前記収納空間に冷気が侵入するのを遮断する密閉用の蓋部材を有する請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室は、温度切替可能である請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵室の温度切替を行う際には、前記貯蔵室の前記収納容器の周囲部分に冷気または外気を循環させる請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室は、製氷室または上冷凍室である請求項1ないし5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記製氷室は、製氷温度帯と、常温温度帯と、野菜温度帯に切替え可能である請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記上冷凍室は、冷凍温度帯と、常温温度帯と、野菜温度帯に切替え可能である請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 前記貯蔵室は、抗菌になっている請求項1ないし8のいずれかに記載の冷蔵庫。
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