JP2017009132A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温性を上げながら、孔を開ける加工作業が不要であり、冷蔵庫の外観デザイン上の美観を損なうことなく機能部品を配置することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1は、貯蔵室を有する本体1Aと、本体1Aの貯蔵室を開閉可能な扉7とを有し、本体1Aの少なくとも前面に配置される木材材料部材7Aと、木材材料部材7Aの裏面7V側に配置されて、使用者による冷蔵庫1に対する操作を検知して信号を出す静電容量センサのような機能部品である操作部80を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施の形態は、冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は、特許文献1に開示されているように、家具の高級感をかもしだすために、断熱扉の外周板の主材料として木質材を使用したものがある。断熱扉は、外周板と扉内板から構成され、外周板と扉内板の間には断熱材が設けられている。
実開平3−73888号
ところで、近年の冷蔵庫の扉には、冷蔵庫の機能を操作するための操作部等の機能部品が配置されることがある。従来の木質材を用いた冷蔵庫の扉では、扉の木質材に対して機能部品を取り付けようとすると、木質材の一部をくり抜いて孔を開けて、この孔にこの機能部品を配置する必要がある。
このため、木質材の扉には孔が開いてしまうことから、冷蔵庫の扉の外観デザイン上の統一性が無くなり美観を損ねてしまうばかりでなく、木質材の扉に孔を開ける加工作業が必要になってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、保温性を上げながら、孔を開ける加工作業が不要であり、冷蔵庫の外観デザイン上の美観を損なうことなく操作部等の機能部品を配置することができる冷蔵庫を提供することにある。
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体と、前記本体の前記貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、前記本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、前記木材材料部材の裏面側に配置されて、使用者による前記冷蔵庫に対する操作を検知して信号を出す操作部と、を備える。
また、本発明の実施の形態の冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体と、前記本体の前記貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、前記本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、前記木材材料部材の表面側に配置されて、導光することで表示内容を照明する表示部と、を備える。
本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫の全体を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫の縦方向の断面図である。 図1に示す冷蔵庫の外観を示す斜視図である。 一例として右の扉の前面側に、板状の木材材料部材を固定する固定構造例を示しており、図1におけるE−E線における断面図である。 表示部と操作部と扉の構造例と、扉を開けるための扉駆動装置を示しており、冷蔵庫の上部分を示す一部断面を有する側面図である。 扉の表面に配置された表示部の構造例を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す一部断面を有する側面図である。 本発明の第3実施形態を示す図である。 本発明の第4実施形態を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫の全体を示す正面図である。図2は、図1に示す冷蔵庫1の縦方向の断面図である。図3は、図1に示す冷蔵庫1の外観を示す斜視図である。
図1に示す冷蔵庫1は、本体1Aを有している。この冷蔵庫1の本体1Aは、左側面部17と、右側面部18と、上面部19と、底面部15と、背面部16を有している。本体1Aは、外側側板からなる外箱と、内側側板からなる内箱を有する。この外箱と内箱の間には、断熱材が配置されているので本体1Aは断熱性を有する。この本体1Aの内部には、複数の貯蔵室が形成されている。
図1と図2に例示するように、貯蔵室としては、上から順に冷蔵室2、野菜室3が設けられ、この野菜室3の下には製氷室4と小冷凍室5が左右の並べて設けられ、最下部に主冷凍室6が設けられている。
図1と図2に示す冷蔵室2の前面には、冷蔵室2の前面開口部を開閉する左右の扉7,8が設けられている。左右の扉7,8は、観音開き式扉であり、左側の扉7の左端部が図示しないヒンジにより回動可能に取り付けられている。同様にして、右側の扉8の右端部が図示しないヒンジにより回動可能に取り付けられている。
図1から図3に示すように、野菜室3、製氷室4、小冷凍室5、主冷凍室6の各前面には、各前面開口部を開閉する引出し式の扉9,10,11,12が設けられている。左右の扉7,8と、引出し式の扉9,10,11,12は、内部に断熱材を設けることで、断熱性を有している。
次に、図2を参照して、冷蔵庫1の冷蔵室2、野菜室3、製氷室4、小冷凍室5、主冷凍室6の構造の一例を説明する。
図2に示すように、本体1Aの主冷凍室6の背面位置には、機械室22が設けられており、この機械室22には、圧縮器23等が配置されている。
図2に示すように、本体1Aの背面位置には、野菜室3の後側に、貯蔵室送風機30と貯蔵室冷却器31と、送風ダクト32が配置されている。また、本体1Aの背面位置には、製氷室(貯蔵室)4と小冷凍室(貯蔵室)5と主冷凍室6の後側に、冷凍室送風機40と、冷凍室冷却器41と、送風ダクト42が配置されている。貯蔵室冷却器31と冷凍室冷却器41は、圧縮機23から供給される冷媒によって冷却される。
野菜室3には、上下の貯蔵容器3M,3Nが出し入れ可能に収納されている。小冷凍室5には、貯蔵容器5Mが出し入れ可能に収納されている。主冷凍室6には、上下の貯蔵容器6M、6Nが出し入れ可能に収納されている。
図1に示す本体1Aでは、その少なくとも前面側の表面には、木材材料部材が配置されている。金属材に比べて保温性の高い木材材料部材は、より好ましくは、上述したように本体1Aの前面側だけでなく、左側面部17の表面側と、右側面部18の表面側にも、それぞれ配置されている。
この木材材料部材の配置について、図1から図3を参照して、より詳しく説明する。
図1と図3に示すように、左右の扉7,8と引出し式の扉9,10,11,12の各前面(表面)には、板状の木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aが、それぞれ固定されている。
本体1Aの前面側の左右の扉7,8と引出し式の扉9,10,11,12の木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aとしては、例えば通常の無垢の木材や集成材を、所定の厚みを持たせてスライス加工することで、薄い板状に形成したべニア板を採用することができる。木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aとして無垢の木材をスライスしたものを用いる場合には、その木目模様としては、所望の外観デザインに合わせて採用でき、柾目の木目であっても、板目の木目であっても良く、特に限定されない。
また、図1と図3に示すように、左側面部17と右側面部18には、それぞれ板状の木材材料部材17A,18Aが固定されている。木材材料部材17A,18Aとしては、例えば通常の無垢の木材や集成材を、所定の厚みを持たせてスライス加工することで、薄い板状に形成したべニア板を採用することができる。木材材料部材17A,18Aとして無垢の木材をスライスしたものを用いる場合には、その木目模様としては、所望の外観デザインに合わせて採用でき、柾目の木目であっても、板目の木目であっても良く、特に限定されない。
本体1A側に配置された板状の木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aと、本体1Aの左右の側面側に配置された板状の木材材料部材17A,18Aは、好ましくは同じ種類の木材の板材あるいは集成材の板材である。板状の木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aと、板状の木材材料部材17A,18Aの色は、所望の外観デザインに合わせて採用でき、板状の木材の素地の色、あるいは板状の集成材の素地の色をそのまま採用しても良いし、板状の木材の素地、あるいは板状の集成材の素地に対して、適宜着色しても良い。
木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aと、板状の木材材料部材17A,18Aは、性能を向上する性能向上剤が付着されている。
この木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aと、板状の木材材料部材17A,18Aへの性能向上剤の付着の仕方としては、例えばコーティングもしくは含浸である。コーティング剤もしくは含浸剤としては、例えばガラス剤やセラミックス剤等である。
木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aと、板状の木材材料部材17A,18Aの性能を向上するための性能向上剤は、例えば難燃性、耐候性、耐汚染性、耐傷性等の性能を向上することができるものである。
木材材料部材の難燃性が向上することにより、台所等でコンロ等の火の気を用いる場合の木材材料部材の安全性が上がる。木材材料部材の耐候性が向上することにより、湿気が多い台所においても木材材料部材が変形しにくくなる。木材材料部材の耐汚染性が向上することにより、木材材料部材が水や調味料や油等により汚れや汚染されにくくなる。木材材料部材の耐傷性が向上することにより、木材材料部材が折れにくくなったり、割れるのを防げ、木材材料部材に台所器具等が当たっても傷がつきにくくなる。
図4は、一例として右の扉8の前面側に、板状の木材材料部材8Aを固定する固定構造例を代表して示しており、図1におけるE−E線における断面図である。
なお、この右の扉8の前面側に板状の木材材料部材8Aを固定する固定構造例は、左の扉7と引出し式の扉9,10,11,12と、左側面部17と右側面部18に対して、板状の木材材料部材7A,9A,10A,11A,12Aと、板状の木材材料部材17A,18Aをそれぞれ固定する構造と同じであるので、その説明を省略する。
図4に示す右の扉8の枠部材8Tの間には、断熱材8Mが充填されている。右の扉8の枠部材8Tの内側には、取付け溝8H,8Hが設けられている。板状の木材材料部材8Aは、取付け端部8S,8Sを有している。木材材料部材8Aの取付け端部8S,8Sは,取付け溝8H,8Hにそれぞれはめ込まれている。この状態では、木材材料部材8Aの裏面8Vは、断熱材8Mに対して密着されている。木材材料部材8Aは、金属材料部材に比べて保温性を有している。これにより、木材材料部材8Aは、断熱材8Mとともに、扉8の保温性を向上することができる。
しかも、必要に応じて、木材材料部材8Aの内面8Vは、枠部材8Tの延長部分8Gに対して、粘着テープや接着剤により固定されている。これにより、板状の木材材料部材8Aは、反らないようにして、強固に固定することができる。板状の木材材料部材8Aに反りが発生しないようにすることで、本体1Aの前面と側面における平滑性が確保できるので、時間が経過しても、冷蔵庫1の外観デザイン上の美観を保持することができる。
ただし、図4に示す固定構造例はあくまで一例であり、板状の木材材料部材の固定構造は、図4に示す固定構造例に限らず、任意に選択できる。
図5は、表示部70と、操作部80と、扉7,8の構造例と、扉を開けるための扉駆動装置51,52を示しており、冷蔵庫1の上部分を示す一部断面を有する側面図である。
図5に示すように、木材材料部材7Aは、扉7において、扉7の断熱材7Mを覆うようにして、好ましくは断熱材7Mの表面に対して、直接密着して取り付けられている。木材材料部材7Aの裏面7Vが、断熱材7Mの表面に対して、直接密着して例えば接着剤や粘着テープを用いて取り付けられるようにすれば、木材材料部材7Aの反りの発生を抑えることができる。この構造は、扉7だけではなく、図1に示す扉8と引出し式の扉9,10,11,12の構造についても、同様である。
図1と図5に示すように、左側の扉7では、表示部70と操作部80が、それぞれ扉7の木材材料部材7Aの表面7Wと裏面7Vに対して、配置されている。表示部70と操作部80は、木材材料部材7Aに対して貫通した孔を設けることなく、配置して固定されている。
図3と図5に示すように、表示部70は、扉7の木材材料部材7Aの表面(外面)7W側に固定されている。操作部80は、扉7の木材材料部材7Aの裏面(内面)7V側に固定されている。
図1と図3に示すように、表示部70と操作部80の位置は、木材材料部材7Aにおいて、左右方向に関して互いにずらしてある。図示例では、表示部70が実線で示すように左側に位置され、操作部80は破線で示すように右側に位置されている。これにより、操作部80の前面側は、扉7において、表示部70により覆われることが無いので、操作部80に対して、使用者が操作をする際には、指等を木材材料部材7の表面7Wに直接近づけることができる。
また、図3と図5に示すように、本体1Aの上面部19には、扉駆動装置51,52が設けられている。この扉駆動装置51,52は、制御部100の指令により、扉7,8をそれぞれ自動的に押して開ける。扉駆動装置51,52としては、例えば通電することでロッドを押し出すことができる電磁ソレノイド等を用いることができるが、特に限定されない。
図1と図3(A)と図3(B)に示すように、操作部80は、例えば複数の静電容量センサ81,82,83等を有している。
複数の静電容量センサ81,82,83の中で、各静電容量センサ81,82は、木材材料部材7Aを介して指を近づけることにより、冷蔵庫1における各種の操作機能を入力して、制御部100に対して操作機能に関する入力信号を送ることができる。
また、静電容量センサ83は、静電容量センサ81,82とは異なり、使用者等の人体が冷蔵庫1に近接したことを検知するための近接センサの役割を果たし、使用者等の人体が、冷蔵庫1から設定された予め定めた距離の範囲内に接近した場合には、静電容量センサ83は、制御部100に対して人体の近接を知らせる入力信号を送ることができる。
図3(B)に示すように、操作部80の静電容量センサ81,82,83は、破線で示すように、木材材料部材7Aの裏面7Vに配置されている。
静電容量センサ81,82の位置が、木材材料部材7Aの表面7Wから視認して操作できるように、操作指示マーク91,92が、木材材料部材7Aの表面7Wにおいて、静電容量センサ81,82に対応する位置に、それぞれ印刷やシール材を貼る等により、設けられている。
また、静電容量センサ83の位置が、木材材料部材7Aの表面7Wから視認できるように、近接センサマーク93は、木材材料部材7Aの表面7Wにおいて、静電容量センサ83に対応する位置に、印刷やシール材を貼る等により、設けられている。
操作指示マーク91,92は、使用者が指で各種の操作をする際にタッチするべき位置を明示している。具体的には、例えば、操作指示マーク91には、「左側の扉を開く」表示があり、操作指示マーク92には、「右側の扉を開く」表示がある。
これにより、使用者は、指を操作指示マーク91あるいは92に触れることで、迷うことなく正確に、静電容量センサ81あるいは82をそれぞれオン操作することができる。また、近接センサマーク93は、近接センサである静電容量センサ83の位置を明示している。
この静電容量センサ81,82,83としては、例えば制御部100に設けられた検出回路に発振回路を利用しており、発振回路のある端子(電極)の静電容量の変化にしたがって発振を開始、あるいは停止するようにして、電極に接近する物体である例えば使用者の指等を検出する方式を採用することができる。
しかし、静電容量センサ81,82,83はこの方式に限定されない。静電容量センサ81,82,83は、木材材料部材7Aの裏面7V(内面)側に配置されていても、静電容量センサ81,82,83の検知性能が向上しており、木材材料部材7Aがあっても影響を受けずに反応することができる。
例えば、使用者が、指を図3(B)に示す木材材料部材7Aの表面の操作指示マーク91に触れると、静電容量センサ81は指を検知するので、静電容量センサ81は、制御部100に「扉を開く操作」の入力信号を送ることができる。従って、制御部100は、扉駆動装置51を駆動することで、扉7を自動的に押して開けることができる。
同様にして、使用者が、指を図3(B)に示す木材材料部材7Aの表面の操作指示マーク92に触れると、静電容量センサ82は指を検知するので、静電容量センサ82は、制御部100に「扉を開く操作」の入力信号を送ることができる。従って、制御部100は、扉駆動装置52を駆動することで、扉8を自動的に押して開けることができる。
また、操作部80に配置された人体の接近を検知するための近接センサとしての静電容量センサ83は、人体が扉7に対して、木材材料部材7Aを介して予め定めた距離の範囲内に接近したことを検知すると、制御部100に対して人体接近信号をおくる。制御部100は、この人体接近信号により、予め定めた冷蔵庫1における動作を行う。例えば表示部70において、表示内容の照明を、「オフ」状態から「オン」状態に変更することができる。
これにより、使用者等が冷蔵庫1に対して予め定めた距離の範囲内に接近すると、表示部70における表示内容を明るく照明することができるので、使用者等は表示部70の表示内容をより確実に視認することができる。また、使用者等が冷蔵庫1に対して予め定めた距離の範囲内に接近していない場合には、表示部70の照明は「オフ」状態であるので、冷蔵庫1の省電力化を図ることができる。
次に、図6を参照して、表示部70の構造例を説明する。
表示部70は、例えば「左扉を開く操作ON」、「右扉を開く操作ON」、「冷蔵」、「冷凍」のような、冷蔵庫1の操作機能を表示するための各種の表示内容を表示するようになっている。しかし、表示部70に表示される表示内容は、特に限定されずに、必要とする冷蔵庫1における機能の中から、任意に選ぶことができる。
図6は、図5に示す表示部70の構造例を示す図である。図6に示すように、表示部70は、扉7の木材材料部材7Aの表面7W側に配置されている。表示部70は、木材材料部材7Aの表面7Wにおいて、導光することで予め設定されている表示内容を表示する機能を有する。
図6に示す制御部100は、図3(B)に示す静電容量センサ81,82,83からの信号に基づいて表示部70の表示内容を変更して表示させるようになっている。表示部70は、表示内容を含む表示部分71と、光を発生する発光部72と、発光部72からの光LLを表示部分71へ導くことで、表示部分71の表示内容を扉7の前方FWに向けて表示させる導光部材としての樹脂部材73を有する。
表示部分71は、木材材料部材7Aの表面7Wに配置されている。表示部分71における所定の表示内容とは、例えば「左扉を開く操作ON」、「右扉を開く操作ON」、「冷蔵」、「冷凍」等である。発光部72は、木材材料部材7Aの下端部付近に配置されている。表示部分71では、光の入れる方向によりこの光を反射できる位置を設定するようにプリズムを形成しており、所定の表示内容である例えば「左扉を開く操作ON」、「右扉を開く操作ON」、「冷蔵」、「冷凍」等を、別々に表示することができる。
ところで、表示部分71のプリズム71A,71Bからプリズム71Nの大きさには、プリズム71A,71Bからプリズム71Nの面における反射のことを考慮して、大小関係を持たせている。しかしこれに限らず、表示部分71に導光用の導光部品を加えるか、光を散乱する散乱部品を用いることも可能である。
発光部72は、例えばLED(発光ダイオード)を採用できる。この発光部72は、制御部100により、光LLを発生する。樹脂部材73は、木材材料部材7Aの表面7Wに配置されている。樹脂部材73は、発光部72の光LLを表示部分71に導光する導光性を有する例えばアクリル等の透明樹脂製の導光部材である。
導光部材である樹脂部材73は、透明なので、木材材料部材7Aの表面7Wの素地は、この樹脂部材73を通じて見ることができる。このため樹脂部材73が配置されても、木材材料部材7Aの表面7Wの素地が隠れてしまうことが無く、木材材料部材7Aの表面7Wの外観デザインを阻害しない。
これにより、発光部72の光LLは、樹脂部材73内へ照射されて、樹脂部材73内を導かれる。樹脂部材73により導かれた光LLは、表示部分71の表示内容のみ、例えば「左扉を開く操作ON」に照射されて、矢印で示すように例えば90度方向が変わることで、表示部分71の表示内容である「左扉を開く操作ON」は、扉7の前方FWに向けて表示させることができる。この表示部分71の表示内容は、木材材料部材7Aの表面7Wの素地上に浮かぶようにして表示できるので、高級感を醸し出すことができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫1では、少なくとも本体1Aの前面側の表面には、木材材料部材を配置する。表示部70や操作部80のような機能部品は、木材材料部材の面に、例えば接着剤や粘着テープを用いて取り付けられている。木材材料部材は、冷蔵庫1の保温性と断熱性を上げながら、表示部70や操作部80のような機能部品を、木材材料部材に孔を設けないで配置することができる。
このため、操作部や表示部等の機能部品を取り付ける場合に、木材材料部材には、孔を設ける必要が無いので、孔を開ける加工作業が不要である。しかも、孔を開ける必要が無いので、外観デザイン上の美観の統一性を保つことができ、冷蔵庫1の前面側の外観デザイン上の美観を損なうことがなく、木のぬくもりを表現することができ、冷蔵庫1の美観を向上することができる。
さらに好ましくは、冷蔵庫1では、本体1Aの前面側の表面と、左右側面部の表面に、木材材料部材を配置する。これにより、冷蔵庫1の保温性と断熱性を上げながら、表示部70や操作部80のような機能部品を、木材材料部材に孔を設けないで配置することができる。このため、木材材料部材には、孔を設ける必要が無いので、冷蔵庫1の外観デザイン上の美観を損なうことがなく、木のぬくもりを表現することができ、冷蔵庫1の前面側と左右の側面部の美観を向上することができる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。以下に説明する本発明の別の実施形態の箇所が、本発明の第1実施形態の箇所と同様である場合には、同じ符号を記してその説明を援用する。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態を示しており、図5に示す本発明の第1実施形態と同様にして、表示部70と、操作部80と、扉7,8の構造例と、扉を開けるための扉駆動装置51,52を示す冷蔵庫1の上部分を示す一部断面を有する側面図である。
図7に示す本発明の第2実施形態が、図5に示す本発明の第1実施形態と異なるのは、扉7の木材材料部材7Aの裏面7Vには、金属板99が配置されていることである。この金属板99の表面と木材材料部材7Aの裏面7Vは、例えば接着剤や粘着テープ等により重ねて固定されている。
これにより、金属板99は木材材料部材7Aの強度を確保して反りをさらに抑制することができる。金属板99は、扉7の断熱材7Mに密着されている。ただし、金属板99は、操作部80の部分とその周辺では、設けられていない。
この構造は、扉7だけではなく、図1に示す扉8と引出し式の扉9,10,11,12の構造についても、同様である。なお、金属板は、左側面部17の木材材料部材17Aと、右側面部18の木材材料部材18Aに対して積層することもできる。これにより、左側面部17の木材材料部材17Aと右側面部18の木材材料部材18Aの木材材料部材7Aの強度を確保して反りをさらに抑制することができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態を示している。
図8に示す本発明の第3実施形態の表示部70Aが、図6に示す本発明の第1の実施形態の表示部70と比べて、異なるのは、発光部72の配置位置と、樹脂部材173の形状である。
導光部材としての樹脂部材173は、ほぼL字型を有しており、直線部分173A、屈曲部分173B、直線部分173Cを有する。発光部72は、木材材料部材7の裏面7Vよりも内側に配置されている。発光部72が発生する光LLは、直線部分173C、屈曲部分173B、そして直線部分173Aに導かれて、表示部分71に照射されるようになっている。この樹脂部材173は、例えば扉7の枠部材96の内側に配置されている。
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態を示している。
図9に示す本発明の第4実施形態の表示部70Bが、図6に示す本発明の第1の実施形態の表示部70と比べて、異なるのは、次の点である。図9に示す表示部70Bは、液晶表示装置130のバックライト(背面照射型の照明装置)としても用いられていることである。
発光部72の光LLは、樹脂部材73内に照射されて、樹脂部材73内を導かれる。樹脂部材73により導かれた光LLは、反射部分91において、矢印で示すように例えば90度方向が変わることで、扉7の前方FWに向いて、液晶表示装置130の背面側からバックライトとして照明することができる。これにより、光LLは、液晶表示装置130に表示されている表示内容を、明示することができる。
なお、印刷された木目模様のシートを扉等の前面に貼り付ける場合に比べて、本発明の実施形態では、木材材料部材7A,8A,9A,10A,11A,12Aは、例えば通常の無垢の木材や集成材を、所定の厚みを持たせてスライス加工することで、薄い板状に形成したべニア板を採用して、一枚一枚異なる木目にすることで、肌触りが良く、高級感を醸し出すことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態の冷蔵庫1は、貯蔵室を有する本体1Aと、本体の貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、木材材料部材の裏面側に配置されて、使用者による冷蔵庫に対する操作を検知して信号を出す操作部と、を備える。これにより、少なくとも前面に木材材料部材を配置してしかも操作部を配置する際に、保温性を上げながら、孔を開ける加工作業が不要であり、冷蔵庫の外観デザイン上の美観を損なうことなく操作部のような機能部品を配置することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫1は、貯蔵室を有する本体と、本体の貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、木材材料部材の表面側に配置されて、導光することで表示内容を照明する表示部と、を備える。これにより、少なくとも前面に木材材料部材を配置してしかも表示部を配置する際に、保温性を上げながら、孔を開ける加工作業が不要であり、冷蔵庫の外観デザイン上の美観を損なうことなく表示部のような機能部品を配置することができる。
木材材料部材は、性能を向上する性能向上剤が付着されている。これにより、冷蔵庫1の少なくとも表面に木材材料部材を用いても、冷蔵庫1が置かれる環境における悪条件に対応することができる。
木材材料部材は、本体の前面に加えて、本体の側面にも配置されている。これにより、木材材料部材が、冷蔵庫1の本体1Aの前面だけではなく側面にも配置されることで、冷蔵庫の外観デザイン上の美観をさらに上げることができる。
木材材料部材の表面側に配置されて、導光することで表示内容を表示する表示部と、操作部からの信号に基づいて、表示部の表示内容を変更して表示させる制御部100と、を有する。これにより、表示部は、木材材料部材には孔を開けないで、木材材料部材の表面側に配置した状態で、操作部からの操作により、制御部は表示部における表示内容を変更できる。
木材材料部材は、本体の前面に設けられている扉に配置され、表示部は、扉の木材材料部材の前面側に配置されており、表示部は、表示内容を含む表示部分と、光を発生する発光部と、発光部の光を表示部分へ導くことで、表示内容を扉の前方に向けて表示させる樹脂部材と、を有する。これにより、発光部の光は、樹脂部材を通じて表示部の表示内容を表示でき、使用者は表示内容を容易に視認できる。
木材材料部材は、本体の前面に設けられている扉に配置され、表示部は、扉の木材材料部材の前面側に配置されており、表示部は、予め定めた表示内容を有する液晶表示部と、光を発生する発光部と、発生部の光を液晶表示部の背部に導いて液晶表示部の背部から表示内容を照明する樹脂部材と、を有するバックライトである。これにより、発光部の光は、樹脂部材を通じて発生部の光を液晶表示部の背部に導いて液晶表示部の背部から表示内容を照明することで、液晶表示部の表示内容を表示でき、使用者は表示内容を容易に視認できる。
操作部80は、人体が近接したことを検知可能な静電容量センサ83を有するで。これにより、冷蔵庫1に使用者等の人体が接近したことを検知して、この検知に基づいて、冷蔵庫1において必要な操作をすることができる。
本体に設けられて、扉を開ける扉駆動装置を有し、制御部は、操作部からの入力により、扉駆動装置を動作させて扉を開ける。これにより、使用者が操作部を用いて操作を入力することで、制御部は、扉駆動装置を動作させて扉を自動的に開けることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な態様で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図1に示す冷蔵庫1の冷蔵室が左右両開きの扉構造を有しているのは一例であり、冷蔵室は、片開き式の1枚の扉構造を有するようにしても良い。冷蔵庫の各貯蔵室の配置構造は、任意に選択することができる。
本発明の各実施形態は、必要に応じて任意に組み合わせることができる。
1 冷蔵庫
1A 本体
7,8,9,10,11,12 扉
7A,8A,9A,10A,11A,12A,17A,18A 板状の木材材料部材
17,18 側面部
70 表示部(機能部品の一例)
71 表示部分
72 発光部
73 樹脂部材(導光部材)
80 操作部(機能部品の一例)
100 制御部

Claims (9)

  1. 貯蔵室を有する本体と、前記本体の前記貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、
    前記本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、
    前記木材材料部材の裏面側に配置されて、使用者による前記冷蔵庫に対する操作を検知して信号を出す操作部と、
    を備える冷蔵庫。
  2. 貯蔵室を有する本体と、前記本体の前記貯蔵室を開閉可能な扉とを有する冷蔵庫であって、
    前記本体の少なくとも前面に配置される木材材料部材と、
    前記木材材料部材の表面側に配置されて、導光することで表示内容を照明する表示部と、
    を備える冷蔵庫。
  3. 前記木材材料部材は、性能を向上する性能向上剤が付着されている請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記木材材料部材は、前記本体の前記前面に加えて、前記本体の側面にも配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記木材材料部材の表面側に配置されて、導光することで表示内容を表示する表示部と、
    前記操作部からの前記信号に基づいて、前記表示部の前記表示内容を変更して表示させる制御部と、を有する請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 前記木材材料部材は、前記本体の前記前面に設けられている前記扉に配置され、前記表示部は、前記扉の前記木材材料部材の前面側に配置されており、
    前記表示部は、
    前記表示内容を含む表示部分と、
    光を発生する発光部と、
    前記発光部の前記光を前記表示部分へ導くことで、前記表示内容を前記扉の前方に向けて表示させる樹脂部材と、
    を有する請求項2または5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記木材材料部材は、前記本体の前記前面に設けられている前記扉に配置され、前記表示部は、前記扉の前記木材材料部材の前面側に配置されており、
    前記表示部は、
    予め定めた前記表示内容を有する液晶表示部と、
    光を発生する発光部と、
    前記発生部の前記光を前記液晶表示部の背部に導いて前記液晶表示部の前記背部から前記表示内容を照明する樹脂部材と、を有するバックライトである請求項2または5に記載の冷蔵庫。
  8. 前記操作部は、人体が近接したことを検知可能な静電容量センサである請求項1または5に記載の冷蔵庫。
  9. 前記本体に設けられて、前記扉を開ける扉駆動装置を有し、
    前記制御部は、前記操作部からの入力により、前記扉駆動装置を動作させて前記扉を開ける請求項5ないし8のいずれかに記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020041713A (ja) * 2018-09-06 2020-03-19 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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