JP2017008969A - 基台 - Google Patents

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輝彦 赤塚
Teruhiko Akatsuka
輝彦 赤塚
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【課題】ネジの止め時の金属粉等の材料粉の発生を低減して、搭載された電子機器の材料粉による悪影響の発生を防止可能であり、かつ基台取付け時の十分なねじ締め付けトルクを維持可能な基台を提供する。【解決手段】基台は板材を備え、板材は、対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部13を含み、突出部13には、突出部の側面17の端部によって周縁が画定される開口13Aが形成されており、開口13Aの周縁は開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、側面17は、側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、基台、電子機器取付用の基台、電子機器取付用の基台を備えた移動体及び取付構造に関する。
従来から、様々な構造体に機器を取り付ける際に基台が用いられている。例えば、自動車等の移動体に車載用CDプレーヤー装置またはナビゲーション装置等の電子機器を取り付ける際に、これらの電子機器を基台に搭載し当該基台を移動体内の構造体の一部に取り付けることが行われている。
特許文献1には、非固定部材にバーリング部が形成されており、当該バーリング部に固定用のネジが螺合するネジ止め構造が開示されている。
特開2004−204936号公報
特許文献1に開示されているようなネジ止め構造においては、被固定部材の固定のためのネジ止め時にネジのねじ山と被固定部材のねじ溝との間の摩擦によって金属粉等の材料粉が発生する。
この金属粉は、被固定部材に電子機器が取り付けられている場合に、当該電子機器内の回路の短絡等の不具合の原因になってしまうという可能性があった。例えば、被固定部材及び電子機器が移動体に搭載されている際に、ネジ止め時に発生した金属粉が移動体の振動等によって飛散し、電子機器に悪影響を及ぼす可能性があった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、基台と基台を固定するためのネジの止め時の金属粉等の材料粉の発生を低減して、搭載された電子機器の当該材料粉による悪影響の発生を防止すること、基台取付け時の十分なねじ締め付けトルクを維持可能な基台、電子機器取付用の基台、電子機器取付用の基台を備えた移動体及び取付構造を提供することなどを課題とする。
請求項1に記載の発明は、板材を備え、前記板材は、対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を有し、前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有することを特徴とする基台である。
また、請求項9に記載の発明は、電子機器を保持する保持部を有する板材を備え、前記板材は、互いに対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を含み、前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有することを特徴とする電子機器取付用の基台である。
また、請求項18に記載の発明は、請求項9乃至17のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台を備える移動体である。
また、請求項19に記載の発明は、被取付部材と、前記被取付部材に締付部材で固定された電子機器取付用の基台を備え、前記基台は、電子機器を保持する保持部を有する板材を備え、前記板材は、互いに対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を有し、前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有し、前記締付部材は前記突出部と螺合していることを特徴とする取付構造である。
実施例1である基台の斜視図である。 実施例1である基台の取付孔構造の斜視図である。 実施例1である基台の取付孔構造の側面図である。 実施例2である基台の取付孔構造の斜視図である。 実施例2である基台の取付孔構造の側面図である。 実施例3である基台の取付孔構造の斜視図である。 実施例3である基台の取付孔構造の側面図である。 実施例3である基台の取付孔構造の上面図である。 変形例である基台の取付孔構造の斜視図である。 変形例である基台の取付孔構造の上面図である。 変形例である基台の斜視図である。
以下においては、本発明の好適な実施例について説明する。しかし、これらを適宜改変し、組み合わせてもよい。また、以下の説明及び添付図面において、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符を付して説明する。
以下に、本発明の実施例1である基台10について、図1乃至3を参照しつつ説明する。図1は、基台10の斜視図である。板材11は、例えば、アルミニウム、鋼材等の金属、ABSなどの樹脂などで形成されている。板材11は、基部としての基底部11A及び基底部11Aの側端部から垂直に立ち上がり互いに対向している側板部11B、11Cを有している。また、板材11は搭載さるべき機器を囲む、矩形の断面形状を有している。
側板部11B、11Cには、突出部としての取付孔構造13が形成されている。取付孔構造13は、側板部11Bの適当な位置に、例えば5つ形成されている。側板部11Cにも、例えば、側板部11Bの取付孔構造13に対向する位置に取付孔構造13が5つ形成されている。
側板部11Bに形成されている取付孔構造13は、側板部11Bを形成している板材11が、側板部11Cに向けて突出するように変形させられることで形成されている。また、側板部11Cに形成されている取付孔構造13は、側板部11Cを形成している板材11が、側板部11Bに向けて突出するように変形させられることで形成されている。すなわち、取付孔構造13は、互いに対向する板材11の一方の主面から他方の主面の方向に突出した形状を有している。取付孔構造13は、例えば、板材11にパンチ加工及び絞り加工等を行うことによって形成され、後述する自動車等の移動体の非取付部材に基台10を取り付けるためのネジを挿入できる孔を備えている。
基台10には電子機器等の機器15(図中破線で示す)を搭載することが可能である。機器15は、例えば、基底部11A及び側板部11B、11Cに囲まれている領域に配される。機器15は、例えば、基台10に設けられている電子機器保持部(電子機器を保持する保持部と呼称してもよい)としての機器取付用孔11Hにネジ止めすることによって、基台10に取り付けてもよい。この時、機器15は基台10に固定される。
図2は取付孔構造13の拡大斜視図である。図3は、基台10を、例えば、自動車等の移動体の機器取付部が備える板状の機器取付用部材19に、締付部材としてのネジ21を用いて取り付けた状態における断面図である。なお、この断面図は、取付孔構造13の側板部11B、11Cの主面に垂直な面に沿った断面図である。被取付部材としての機器取付用部材19には、ネジの軸が通過する孔部19Aが形成されている。
取付孔構造13は、側板部11B、11Cを形成する板材11が、板材11の主面に垂直方向に向かって突出するように変形させられた円錐台状の構造体である。取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出しており、その先端部すなわち頂部に円状の開口部13Aが形成されている。ここで頂部は頂点がある場合又は頂点がない場合のどちらであって構わない。
すなわち、取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出し、当該円錐の頂部が板材11の主面と略平行な面に沿って切り取られた円錐台形状を有している。なお、取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角βは90度であることが、取付孔構造13とネジ21との適切な螺合を実現する点で好ましい。
取付孔構造13の板材11から立ち上がるように変形されて形成されている側面部17は、立ち上がり部REにおいて側板部11B、11Cの主面に対して、例えば45度の立ち上がり角度α(図3)で立ち上がっている。側面部17は、開口部13Aまたは取付孔構造13が形作る円錐台形状の中心軸である中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲している。側面部17の端部17Aは、上記した開口部13Aの周縁を画定している。
側面部17の端部17Aには、切り欠き部17Bが形成されている。切り欠き部17Bは、開口部13Aの中心軸axを含む平面Sと側面部17の交線L、すなわち取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線に沿った方向に伸長している。側面部17の端部17Aは、中心軸ax周りに螺旋を形成している。いいかえれば、開口部13Aの周縁が、中心軸ax周りに螺旋を形成している。
この螺旋は、切り欠き部17Bの一端を始端T1とし他端を終端T2としている。すなわち、切り欠き部17Bは、開口部13Aの周縁によって形成されている螺旋の2つの端点である終端T2と始端T1との間に形成されている。
特に、図3から明らかなように、側面部17の端部17Aは、ネジ止めに使用するネジ21のねじ山21Aに対応した雌ねじを形成している。すなわち、例えば、側面部17の端部17Aは、開口部13Aの中心軸axに垂直な面(側板部11B、11C)に対して、ネジ21のねじ山21Aのリード角と同一のリード角を有する螺旋を形成しているのが好ましい。
従って、ネジ21を開口部13Aに螺合させて、基台10を機器取付用部材19に固定するネジ止めの際、ネジ21のねじ山21Aは、基台10と側面部17の端部17Aのみで接触することとなる。従って、基台10をネジ止めする際、ネジ21と取付孔構造13との接触面積は非常に小さくなる。このことにより、基台10を他の部材に取り付けるためのネジ止めの際に、ネジ21と取付孔構造13との摩擦によって接触面が削れることによって発生する金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、例えば、基台10を自動車等の移動体に取り付けた際には、当該移動体における振動によって基台10と基台10が取付られた部材及び取付ネジとの相対移動が発生する可能性がある。しかし、本実施例の基台10によれば、ネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、このような相対移動が発生した時でも、基台10と取付ネジとの摩擦による金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、上述のようにネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、例えば、板材が金属の材料で形成されており、基台10の板材11の表面に亜鉛メッキなど金属の材料の錆びを防止可能な塗装が施されている場合に、接触面における摩擦による当該塗装の剥離を最小限にとどめることができる。これにより、錆の発生を低減することが可能である。
本実施例の基台10では、円錐台形状の取付孔構造13の上端部、すなわち端部17Aにおいて、ネジ21による締結時に、ネジ21を介して中心軸axに沿った方向にかかる軸力を支持している。本実施例の基台10は、取付孔構造13が中心軸axを中心軸とする円錐台であり、かつ側面部17が、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲しているという立体的形状を有している。そのため、中心軸axに沿った軸力に対して高い剛性を有している。
また、上述の立体的形状を有している故に、中心軸axに沿った軸力が端部17Aにかかる際、端部17Aは、開口部13Aを窄ませるように変形する。そのため、端部17Aがネジ21をさらに締め付けることとなり、ネジ21と端部17Aとを互いに固定する力がさらに高まることとなる。
上述のように、本実施例の基台10は、取付孔構造13がネジ21から受ける軸力に対して十分な剛性を有し、かつ当該軸力により取付孔構造13とネジ21との固定力がさらに高まる構造となっている。従って、基台10と他の部材との締結時の締め付けトルクを高い値に設定することが可能である。固定力としては、例えば締め付けトルクが挙げられる。
また、高い締め付けトルクを維持しつつ、基台10に用いる板材の厚さをより薄くしても高い締め付けトルクを確保することが可能である。例えば、板材10としてアルミ材を用いた場合、板材10を0.7mm以下の厚さとしても、2.45N・m以上の締め付けトルクでのネジ止めが可能となる。このように板材の厚さを薄くすることで、材料費を低減することが可能である。
また、本実施例の基台10によれば、上述のようにネジ21との摩擦等によって発生する粉粒子の発生を低減することができる。従って、基台10に、粉粒子によって悪影響を受ける機器を搭載する場合であっても、当該機器への悪影響を抑えることが可能である。
また、本実施例の基台10においては、取付孔構造13に切り欠き部17Bが形成されている。この切り欠き部17Bにより、側面部17の端部17A、すなわち開口部13Aが多少変形し易くなっている。これにより、ネジ21と開口部13Aの形状が多少合わない場合であっても、開口部13Aがネジ21に対応して変形するので、問題なくネジ止めを行うことが可能である。
以下に、本発明の実施例2である基台10について、図4及び図5を参照しつつ説明する。実施例2の基台10は、図1に示す実施例1の基台10と、取付孔構造13の構造のみが異なっており、全体構造は実施例1の基台10と同一である。従って、以下の説明において、基台10の全体構造についての説明は省略する。
図4は、取付孔構造13の拡大斜視図である。図5は、基台10を、例えば、自動車等の構造体の車載機器取付部に設けられている板状の機器取付用部材19に、締付部材としてのネジ21を用いて取り付けた状態における断面図である。なお、この断面図は、取付孔構造13の側板部11B、11Cの主面に垂直な面に沿った断面図である。被取付部材としての機器取付用部材19には、ネジの軸が通過する孔部19Aが形成されている。
取付孔構造13は、側板部11B、11Cを形成する板材11が、板材11の主面に垂直方向に向かって突出するように変形させられた円錐台状の構造体である。取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出しており、その先端部すなわち頂部に円状の開口部13Aが形成されている。ここで頂部は頂点がある場合又は頂点がない場合のどちらであって構わない。
すなわち、取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出し、当該円錐の頂部が板材11の主面と略平行な面に沿って切り取られた円錐台形状を有している。なお、取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角βは90度であることが取付孔構造13とネジ21との適切な螺合を実現する点で好ましい。
取付孔構造13の板材11から立ち上がるように変形されて形成されている側面部17は、立ち上がり部REにおいて側板部11B、11Cの主面に対して、例えば45度の立ち上がり角度α(図5)で立ち上がっている。側面部17は、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲している。側面部17の端部17Aは、上記した開口部13Aの周縁を画定している。
側面部17の端部17Aには、切り欠き部17Bが形成されている。切り欠き部17Bは、開口部13Aの中心軸axを含む平面(例えば、図2に示した平面Sである)と側面部17の交線(例えば、図2に示した交線Lである)、すなわち取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線に沿った方向に伸長している。側面部17の端部17Aは、中心軸ax周りに螺旋を形成している。換言すれば、開口部13Aの周縁が、中心軸ax周りに螺旋を形成している。
この螺旋は、切り欠き部17Bの一端を始端T1とし他端を終端T2としている。すなわち、切り欠き部17Bは、開口部13Aの周縁によって形成されている螺旋の2つの端点である終端T2と始端T1との間に形成されている。
側面部17には段差部17Cが形成されている。段差部17Cは、側面部17における中心軸ax周りの円周方向の段差を形成している。すなわち、段差部17Cは、側面部17において、取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線と垂直な方向において段差を形成している。
段差部17Cは、側面部17の端部17Aの切り欠き部17Bを形成している部分から、開口部13Aの中心軸axを含む平面(例えば、図2の平面Sである)と側面部17との交線(例えば、図2の交線Lである)、すなわち取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線に沿った方向に伸長している。換言すれば、段差部17Cは螺旋の2つの端点である終端T2と始端T1との間の開口13Aの周縁から、取付孔構造13の立ち上がり部REに向かって伸長し、立ち上がり部REに達している。
特に、図5から明らかなように、側面部17の端部17Aは、ネジ止めに使用するネジ21のねじ山21Aに対応した雌ねじを形成している。すなわち、例えば、側面部17の端部17Aは、開口部13Aの中心軸axに垂直な面(側板部11B、11Cの主面)に対して、ネジ21のねじ山21Aのリード角と同一のリード角を有する螺旋を形成しているのが好ましい。
従って、ネジ21を開口部13Aに螺合させて、基台10を機器取付用部材19に固定するネジ止めの際、ネジ21のねじ山21Aは、基台10と側面部17の端部17Aのみで接触することとなる。従って、基台10をネジ止めする際、ネジ21と取付孔構造13との接触面積は非常に小さくなる。このことにより、基台10を他の部材に取り付けるためのネジ止めの際に、ネジ21と取付孔構造13との摩擦によって接触面が削れることによって発生する金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、例えば、基台10を自動車等の移動体に取り付けた際には、当該移動体における振動によって基台10と基台10が取付られた部材及び取付ネジとの相対移動が発生する可能性がある。本実施例の基台10によれば、ネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、このような相対移動が発生した時でも、基台10と取付ネジとの摩擦による金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、上述のようにネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、例えば、基台10の板材11の表面に塗装が施されている場合に、接触面における摩擦による当該塗装の剥離を最小限にとどめることができる。これにより、塗装が剥離して板材11の基材表面が露出することによる錆の発生を低減することが可能である。
本実施例の基台10では、円錐台形状の取付孔構造13の上端部、すなわち端部17Aにおいて、ネジ21による締結時に、ネジ21を介して中心軸axに沿った方向にかかる軸力を支持している。本実施例の基台10は、取付孔構造13が中心軸axを中心軸とする円錐台であり、かつ側面部17が、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲しているという立体的形状を有している。そのため、中心軸axに沿った軸力に対して高い剛性を有している。
また、上述の立体的形状を有している故に、中心軸axに沿った軸力が端部17Aにかかる際、端部17Aは、開口部13Aが窄まるように変形する。そのため、端部17Aがネジ21をさらに締め付けることとなり、ネジ21と端部17Aとを互いに固定する力がさらに高まることとなる。
上述のように、本実施例の基台10は、取付孔構造13がネジ21から受ける軸力に対して十分な剛性を有し、かつ当該軸力により取付孔構造13とネジ21との固定力がさらに高まる構造となっている。従って、基台10と他の部材との締結時の締め付けトルクを高い値に設定することが可能である。
また、高い締め付けトルクを維持しつつ、基台10に用いる板材の厚さをより薄くすることが可能である。例えば、板材10としてアルミ材を用いた場合、板材10を0.7mm以下の厚さとしても、2.45N・m以上の締め付けトルクでのネジ止めが可能となる。このように板材の厚さを薄くすることで、材料費を低減することが可能である。
また、本実施例の基台10によれば、上述のようにネジ21との摩擦等によって発生する粉粒子の発生を低減することができる。従って、基台10に、電子機器等の粉粒子によって悪影響を受ける機器を搭載する場合であっても、当該機器への悪影響を抑えることが可能である。
また、本実施例の基台10においては、取付孔構造13に切り欠き部17Bが形成されている。この切り欠き部17Bにより、側面部17の端部17A、すなわち開口部13Aが多少変形し易くなっている。これにより、ネジ21と開口部13Aの形状が多少合わない場合であっても、開口部13Aがネジ21に対応して変形するので、問題なくネジ止めを行うことが可能である。
また、本実施例の基台10においては、側面部17に段差部17Cが形成されている。すなわち、取付孔構造13の下部である側面部17の端部17Aの立ち上がり部REからの段差形成で、側板部11B、11Cの主面に垂直な方向における螺旋の端部T1とT2との高さの差を生み出している。これにより、開口部13Aとネジ21とを螺合させながら挿入することができ、側面部17の端部17Aによって形成される螺旋構造を、ネジ21のねじ山に精確に対応した螺旋構造とすることが可能である。
また、段差部17Cを形成することに加え、開口部13Aをより真円に近い形状にすることにより、開口部13Aとネジ21とを螺合させる際に生じる軸力が取付孔構造13の端部17Aに均一に作用させることができ、移動体等の被取付部材への取り付け時における取付孔構造13の変形を防止して、高い固定力を得ることができる。
また、側面部17に立体的構造である段差部17Cが形成されていることにより、中心軸axに沿った方向の力に対しての剛性が高くなっている。すなわち、本実施例の基台10においては、側面17に段差部17Cが形成されてない上記実施例1の基台10に比べて、取付孔構造13の変形に対する耐性が高くなっている。これにより、取付孔構造13を介した基台10と他の部材との締結時の締め付けトルクをより高い値に設定することが可能である。
以下に、本発明の実施例2である基台10について、図6及び図7を参照しつつ説明する。実施例3の基台10は、図1に示す実施例1の基台10と、取付孔構造13の構造のみが異なっており、全体構造は実施例1の基台10と同一である。従って、以下の説明において、基台10の全体構造についての説明は省略する。
図6は取付孔構造13の拡大斜視図である。図7は、基台10を、例えば、自動車等の構造体の車載機器取付部に設けられている板状の機器取付用部材19に、締付部材としてのネジ21を用いて取り付けた状態における断面図である。なお、この断面図は、取付孔構造13の側板部11B、11Cの主面に垂直な面に沿った断面図である。被取付部材としての機器取付用部材19には、ネジの軸が通過する孔部19Aが形成されている。
取付孔構造13は、側板部11B、11Cを形成する板材11が、板材11の主面に垂直方向に向かって突出するように変形させられた円錐台状の構造体である。取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出しており、その先端部すなわち頂部に円状の開口部13Aが形成されている。ここで頂部は頂点がある場合又は頂点がない場合のどちらであって構わない。
すなわち、取付孔構造13は、板材11から円錐状に突出し、当該円錐の頂部が板材11の主面と略平行な面に沿って切り取られた円錐台形状を有している。なお、取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角βは90度であるのが好ましい。
取付孔構造13の板材11から立ち上がるように変形されて形成されている側面部17は、立ち上がり部REにおいて側板部11B、11Cの主面に対して、例えば、45度の立ち上がり角度α(図7)で立ち上がっている。側面部17は、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲している。側面部17の端部17Aは、上記した開口部13Aの周縁を画定している。
側面部17の端部17Aには、切り欠き部17Bが形成されている。切り欠き部17Bは、開口部13Aの中心軸axを含む平面(例えば、図2に示した平面Sである)と側面部17の交線(例えば、図2に示した交線Lである)、すなわち取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線に沿った方向に伸長している。側面部17の端部17Aは、中心軸ax周りに螺旋を形成している。換言すれば、開口部13Aの周縁が、中心軸ax周りに螺旋を形成している。
この螺旋は、切り欠き部17Bの一端を始端T1とし他端を終端T2としている。すなわち、切り欠き部17Bは、開口部13Aの周縁によって形成されている螺旋の2つの端点である終端T2と始端T1との間に形成されている。
側面部17には段差部17Cが形成されている。段差部17Cは、側面部17における中心軸ax周りの円周方向の段差を形成している。すなわち、段差部17Cは、側面部17において、取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線と垂直な方向において段差を形成している。
段差部17Cは、側面部17の端部17Aの切り欠き部17Bを形成している部分から、開口部13Aの中心軸axを含む平面(例えば、図2に示す平面Sである)と側面部17の交線(例えば、図2に示す交線Sである)、すなわち取付孔構造13が形作る円錐台形状の母線に沿った方向に伸長している。換言すれば、段差部17Cは螺旋の2つの端点である終端T2と始端T1との間の開口13Aの周縁から、取付孔構造13の立ち上がり部REに向かって伸長し、立ち上がり部REに達している。
図8に取付孔構造13の上面図を示す。立体構造部17Dは、側面部17の主面から中心軸axに向かって突出して形成されている凹部である。立体構造部17Dは、開口部13Aを囲むように開口部13Aの円周方向に一定の間隔をもって5つ形成されている。立体構造部17Dの各々は、側板部11B、11Cの主面に平行な上底及び下底を有する台形の平面形状を有し、上面視において中心軸axに対して互いに回転対称になるように均等に配されている。立体構造部17Dが開口部13Aの円周方向に複数形成されていることで、側面部17が凹凸が交互に並んだ立体的構造を有することとなり、側面部17の曲げ剛性が高まることとなる。また、立体構造部17Dが板体11の主面から側面部17の端部17Aに向かう方向に所定の長さを有していることで、側面部17の剛性が高まることとなる。
特に、図7から明らかなように、側面部17の端部17Aは、ネジ止めに使用するネジ21のねじ山21Aに対応した雌ねじを形成している。すなわち、例えば、側面部17の端部17Aは、開口部13Aの中心軸axに垂直な面(側板部11B、11Cの主面)に対して、ネジ21のねじ山21Aのリード角と同一のリード角を有する螺旋を形成しているのが好ましい。
従って、ネジ21を開口部13Aに螺合させて、基台10を機器取付用部材19に固定するネジ止めの際、ネジ21のねじ山21Aは、基台10と側面部17の端部17Aのみで接触することとなる。従って、基台10をネジ止めする際、ネジ21と取付孔構造13との接触面積は非常に小さくなる。このことにより、基台10を他の部材に取り付けるためのネジ止めの際に、ネジ21と取付孔構造13との摩擦によって接触面が削れることによって発生する金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、例えば、基台10を自動車等の移動体に取り付けた際には、当該移動体における振動によって基台10と基台10が取付られた部材及び取付ネジとの相対移動が発生する可能性がある。しかし、本実施例の基台10によれば、ネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、このような振動発生時でも、基台10と取付ネジとの摩擦による金属粉等の粉粒子の発生を低減することが可能である。
また、上述のようにネジ21と取付孔構造13との接触面積が非常に小さいので、例えば、基台10の板材11の表面に塗装が施されている場合に、接触面における摩擦による当該塗装の剥離を最小限にとどめることができる。これにより、塗装が剥離して板材11の基材表面が露出することによる錆の発生を低減することが可能である。
本実施例の基台10では、円錐台形状の取付孔構造13の上端部、すなわち端部17Aにおいて、ネジ21による締結時に、ネジ21を介して中心軸axに沿った方向にかかる軸力を支持している。本実施例の基台10は、取付孔構造13が中心軸axを中心軸とする円錐台であり、かつ側面部17が、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲しているという立体的形状を有している。そのため、中心軸axに沿った軸力に対して高い剛性を有している。
また、上述の立体的形状を有している故に、中心軸axに沿った軸力が端部17Aにかかる際、端部17Aは、開口部13Aが窄まるように変形する。そのため、端部17Aがネジ21をさらに締め付けることとなり、ネジ21と端部17Aとを互いに固定する力がさらに高まることとなる。
上述のように、本実施例の基台10は、取付孔構造13がネジ21から受ける軸力に対して十分な剛性を有し、かつ当該軸力により取付孔構造13とネジ21との固定力がさらに高まる構造となっている。従って、基台10と他の部材との締結時の締め付けトルクを高い値に設定することが可能である。
また、高い締め付けトルクを維持しつつ、基台10に用いる板材の厚さをより薄くすることが可能である。例えば、板材10としてアルミ材を用いた場合、板材10を0.7mm以下の厚さとしても、2.45N・m以上の締め付けトルクでのネジ止めが可能となる。このように板材の厚さを薄くすることで、材料費を低減することが可能である。
また、本実施例の基台10によれば、上述のようにネジ21との摩擦等によって発生する粉粒子の発生を低減することができる。従って、基台10に、電子機器等の粉粒子によって悪影響を受ける機器を搭載する場合であっても、当該機器への悪影響を抑えることが可能である。
また、本実施例の基台10においては、取付孔構造13に切り欠き部17Bが形成されている。この切り欠き部17Bにより、側面部17の端部17A、すなわち開口部13Aが多少変形し易くなっている。これにより、ネジ21と開口部13Aの形状が多少合わない場合であっても、開口部13Aがネジ21に対応して変形するので、問題なくネジ止めを行うことが可能である。
また、本実施例の基台10においては、側面部17に段差部17Cが形成されている。すなわち、取付孔構造13の下部である側面部17の端部17Aの立ち上がり部REからの段差形成で、側板部11B、11Cの主面に垂直な方向における螺旋の端部T1とT2との高さの差を生み出している。これにより、側面部17の端部17Aによって形成される螺旋構造を、ネジ21のねじ山に精確に対応した螺旋構造とすることが可能である。
また、段差部17Cを形成することにより、開口部13Aをより真円に近い形状とすることができ、開口部13Aとネジ21とを螺合させる際に生じる軸力が取付孔構造13の端部17Aに均一に作用させることができ、機器取付時における取付孔構造13の変形を防止して、高い固定力を得ることができる。
また、側面部17に立体的構造である段差部17C及び立体構造部17Dが形成されていることで、側面部17が立体的構造を有することとなり、側面部17の曲げ剛性が高まることとなる。すなわち、本実施例の基台10においては、側面部17に段差部17C及び立体構造部17Dが形成されてない実施例1の基台10に比べて、取付孔構造13の変形に対する耐性が高くなっている。これにより、取付孔構造13を介した基台10と他の部材との締結時の締め付けトルクをより高い値に設定することが可能である。
[変形例等]
上述の実施例2及び実施例3においては、段差部17Cが取付孔構造13の立ち上がり部REに達している場合を例に説明した。しかし、図9に示すように、段差部17Cは、立ち上がり部に達していなくともよく、側面部17内で終端していてもよい。
この場合でも、側面部17内の領域からの段差形成により、側板部11B、11Cの主面に垂直な方向における螺旋の端部T1とT2との十分な高さの差を生み出すことが可能である。従って、側面部17の端部17Aによって形成される螺旋構造を、ネジ21のねじ山に精確に対応した螺旋構造とすることが可能である。
上記実施例3においては、段差部17C及び立体構造部17Dの両方が形成されている場合を例に説明した。しかし、段差部17Cを形成せずに、立体構造部17Dのみを形成することとしてもよい。この場合であっても、側面部17に立体的構造を持たせることにより、側面部17の曲げ剛性を高めることが可能である。
上記実施例3においては、台形形状の立体構造部17Dが5つ形成されている場合を例に説明した。しかし、立体構造部17Dの形状、個数及び配置位置は、側面部17の剛性の向上が可能であれば任意である。例えば、図10の取付孔構造13の上面図に示すように、側部17に、開口部13Aを囲繞するように、環状の立体構造部17Dを形成することとしてもよい。
また、上記実施例3においては、立体構造部17Dが中心軸axに向かって突出している凹部である場合を例にして説明したが、立体構造部17Dが凸部であってもよい。換言すれば、立体構造部17Dが、取付孔構造13の外方に、すなわち中心軸axと反対方向に向かって突出している構造であってもよい。
上記実施例1乃至3においては、側面部17が、開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、中心軸axに向かって凸に反るように湾曲している場合を例に説明した。しかし、側面部17は、図11に示すように開口部13Aの中心軸axを含む平面に沿った断面において、湾曲していなくともよいし、また中心軸axに対して凹に反るように湾曲していてもよい。
上記実施例1乃至3においては、ネジ止めに際し、ネジ21の頭部が取付孔構造13の立ち上がり部REによって画定される円領域の内側のみにおいて基台10に接触する場合を図示して説明した。しかし、ネジ止めに際し、より頭部の直径の大きいネジ21を用いて、頭部が取付孔構造13の立ち上がり部REによって画定される円領域よりも外側においても基台10に接触するようにしてもよい。
上記各実施例においては、側面部17の立ち上がりの角度αが側板部11B、11Cの主面に対して45度であるとした。しかし、取付孔構造13とネジ21との適切な螺合を実現するには、立ち上がり角度αが45度±5度の範囲にあればよい。ここで、立ち上がり角度αは、側板部11B、11Cの主面と取付孔構造13の側面部17との成す角のうちの鋭角の方である。なお、ネジ21との良好な螺合を達成するための立ち上がり角度αは、ネジ締めトルクを向上させる点で、好ましくは45度〜50度、さらに好ましくは、45度〜48.5度である。
また、上記実施例においては、取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角βは90度であるのが好ましいとした。しかし、取付孔構造13とネジ21との適切な螺合を実現するには、取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角は90度±10度の範囲にあればよい。なお、ネジ21との良好な螺合を達成するための取付孔構造13として突出している円錐状の突出部の頂角は、ネジ締めトルクを向上させる点で、好ましくは90度〜100度、さらに好ましくは、90度〜97度である。
上記各実施例においては、側板部11B及び11Cに各々5つずつの取付孔構造13を形成する場合を図示して説明した。しかし、取付孔構造13は、用途等に応じて基台10の任意の位置に形成することが可能である。また、上記各実施例においては、基底部11A及び側板部11B、11Cからなる基台10を図示して説明したが、基台の形状は用途等に応じて任意の形状とすることが可能である。
例えば、上記実施例においては、側板部11B、11Cが基底部11Aから垂直に立ち上がるとしたが、取り付けの態様に応じて、側板部11B、11Cの立ち上がり角度は垂直、すなわち90°より大きくても小さくともよい。
上述した実施例における種々の数値、寸法、材料等は、例示に過ぎず、用途等に応じて、適宜選択することができる。
10 基台
11 板材
11A 基底部
11B、11C 側板部
11H 機器取付用孔
13 取付孔構造
13A 孔部
15 機器
17 側面部
17A 端部
17B 切り欠き部
17C 段差部
17D 立体構造部
19 機器取付用部材
21 ネジ
ax 中心軸
RE 立ち上がり部
T1 始端
T2 終端

Claims (19)

  1. 板材を備え、
    前記板材は、対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を有し、
    前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、
    前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、
    前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有することを特徴とする基台。
  2. 前記立体構造部は、前記側面の主面から突出している凹部を含み、前記凹部の平面形状は、台形形状であることを特徴とする請求項1に記載の基台。
  3. 前記立体構造部は、前記側面の主面から突出している凹部を含み、前記凹部は前記開口の前記板材の主面に垂直な中心軸に対して回転対称に複数配されていることを特徴とする請求項1または2に記載の基台。
  4. 前記立体構造部は凹部を含み、前記凹部は、前記側面から前記開口の中心軸に向かって突出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の基台。
  5. 前記突出部は円錐台形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の基台。
  6. 前記開口の中心軸を含む平面における、前記突出部の側面の断面形状は前記中心軸に向かって凸に湾曲していることを特徴とする請求項5に記載の基台。
  7. 前記突出部の側面の端部にある螺旋形状の終端と始端との間には、前記開口の中心軸を含む面と前記突出部の前記側面との交線に沿って伸長する切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の基台。
  8. 前記突出部の側面に段差部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の基台。
  9. 電子機器を保持する保持部を有する板材を備え、
    前記板材は、互いに対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を含み、
    前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、
    前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、
    前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有することを特徴とする電子機器取付用の基台。
  10. 前記立体構造部は凹部を含み、前記凹部の平面形状は、台形形状であることを特徴とする請求項9に記載の電子機器取付用の基台。
  11. 前記立体構造部は凹部を含み、前記凹部は、前記開口の前記板材の主面に垂直な中心軸に対して回転対称に複数配されていることを特徴とする請求項9または10に記載の電子機器取付用の基台。
  12. 前記立体構造部は凹部を含み、前記凹部は、前記側面から前記開口の中心軸に向かって突出していることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台。
  13. 前記突出部は円錐台形状であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台。
  14. 前記開口の中心軸を含む平面における、前記突出部の前記側面の断面形状はは前記中心軸に向かって凸に湾曲していることを特徴とする請求項13に記載の電子機器取付用の基台。
  15. 前記螺旋の前記終端と前記始端との間に、前記開口の中心軸を含む面と前記突出部の前記側面との交線に沿って伸長する切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台。
  16. 前記突出部の側面には、段差部が形成されていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台。
  17. 前記板材は、平板状の基部と前記基部の両端から立ち上がって形成された側板部とを有し、前記電子機器が取り付けられる取付部は前記基部に形成され、前記突出部は前記側板部に形成されていることを特徴とする請求項9乃至16のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台。
  18. 請求項9乃至17のいずれか1に記載の電子機器取付用の基台を備える移動体。
  19. 被取付部材と、前記被取付部材に締付部材で固定された電子機器取付用の基台を備え、
    前記基台は、電子機器を保持する保持部を有する板材を備え、
    前記板材は、互いに対向する2つの面の一方の面から他方の面の方向に突出した形状を有する錐台状の突出部を有し、前記突出部には、前記突出部の側面の端部によって周縁が画定される開口が形成されており、前記開口の周縁は前記開口の中心軸周りに螺旋を形成しており、前記側面は、前記側面の主面から突出している構造を含む立体構造部を有し、
    前記締付部材は前記突出部と螺合していることを特徴とする取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102506125B1 (ko) * 2021-10-05 2023-03-03 변종대 운반상자용 모서리 체결구

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