JP2017006594A - 景品獲得ゲーム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運営上の手間を軽減することが可能な景品獲得ゲーム装置を提供すること。【解決手段】景品獲得ゲーム装置は、プレーヤの操作入力を受け付ける操作部と、操作部に対する操作入力に応じてゲーム空間を移動する移動部と、移動部の移動により、ゲーム空間の床部からゲーム空間側に突出するように移動可能にゲーム空間に設けられた被移動体と、被移動体の位置を検出する検出部と、検出部によって被移動体の床部からの突出量が所定量に達したことが検出された場合に、プレーヤに景品を払い出す景品払出部とを含む。【選択図】図1
Description
本発明は、景品獲得ゲーム装置に関する。
従来、景品を引っ掛け可能なフック本体を備えた景品取得ゲーム機が知られている(特許文献1参照)。
上記の景品取得ゲーム機では、プレーヤは操作部を操作して直接景品をフック本体に引っ掛けるプレイを行うため、景品の種類によって運営の仕方(景品の配置等)を変えなければならず手間がかかった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運営上の手間を軽減することが可能な景品獲得ゲーム装置を提供することにある。
(1)本発明は、プレーヤの操作入力を受け付ける操作部と、前記操作部に対する操作入力に応じてゲーム空間を移動する移動部と、前記移動部の移動により移動可能に前記ゲーム空間に設けられた被移動体と、前記被移動体の位置を検出する検出部と、前記検出部によって前記被移動体の位置が所定位置に達したことが検出された場合に、プレーヤに景品を払い出す景品払出部とを含むことを特徴とする景品獲得ゲーム装置に関する。
本発明によれば、プレーヤが操作部を操作して移動部を移動させ、当該移動部によって、ゲーム空間に設けられた被移動体を所定位置まで移動させることで景品を獲得する、という新しいゲーム性を提供することができ、また、景品の種類によって運営の仕方を変える必要がなくなるため、運営上の手間を軽減することができる。
(2)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記被移動体は、前記ゲーム空間の床部から前記ゲーム空間側に突出するように移動可能に設けられ、前記景品払出部は、前記検出部によって前記被移動体の前記床部からの突出量が所定量に達したことが検出された場合に、プレーヤに前記景品を払い出してもよい。
本発明によれば、プレーヤが操作部を操作して移動部を移動させ、当該移動部によって、ゲーム空間に設けられた被移動体を所定量突出させる、といった新しいゲーム性を提供することができる。
(3)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記移動部は、フック部を備え、前記被移動体は、前記フック部と係合可能なフック受部を備えてもよい。
本発明によれば、プレーヤが操作部を操作して移動部を移動させてフック部を被移動体のフック受部に係合させ、その状態で当該移動部を上方向に移動させて被移動体を所定量突出させることで景品を獲得する、という新しいゲーム性を提供することができる。
(4)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記被移動体は、前記検出部によって前記被移動体の前記床部からの突出量が所定量に達したことが検出された場合に、初期位置に向けて移動するように設けられていてもよい。
本発明によれば、被移動体が初期位置に移動した後、再度、移動部のフック部と被移動体のフック受部とを係合させ、その状態で当該移動部を上方向に移動させて被移動体を所定量突出させるプレイを行うことができる。
(5)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記被移動体は、前記所定量を超えて突出しないように設けられていてもよい。
(6)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記被移動体を複数備え、前記被移動体ごとに払い出される前記景品が設定されており、前記景品払出部は、前記所定位置に達した前記被移動体に対応して設定された前記景品を払い出してもよい。
本発明によれば、プレーヤは、複数の被移動体のうち、所望の景品に対応する被移動体を所定位置まで移動させるといったゲームを楽しむことができる。
(7)また本発明に係る景品獲得ゲーム装置では、前記被移動体の移動し易さを調整可能な調整部材を更に設けてもよい。
本発明によれば、景品のペイアウト率を容易に変更することができる。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必要構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1には、本実施形態の景品獲得ゲーム装置1の例が示されている。プレーヤは、操作部10を操作して移動部20を移動させ、移動部20のフック部22を被移動体30のフック受部32に引っ掛け(係合させ)、その状態で移動部20を上方向に移動させて被移動体30を上方向に所定量だけ突出するように移動させることにより、景品Gを獲得するというゲームを行う。
図1には、本実施形態の景品獲得ゲーム装置1の例が示されている。プレーヤは、操作部10を操作して移動部20を移動させ、移動部20のフック部22を被移動体30のフック受部32に引っ掛け(係合させ)、その状態で移動部20を上方向に移動させて被移動体30を上方向に所定量だけ突出するように移動させることにより、景品Gを獲得するというゲームを行う。
景品獲得ゲーム装置1の筐体は、その上半分が、例えばアクリル板のような透明板で構成されており、プレーヤが景品獲得ゲーム装置1の内部の状態を視認できるようになっているとともに、景品獲得ゲーム装置1の内部を触れることができないようになっている。
これにより、筐体の内部にゲーム空間2が形成されている。
これにより、筐体の内部にゲーム空間2が形成されている。
ゲーム空間2は、複数の被移動体30が設けられる床部3と、景品Gが保持される壁部4と、景品Gを落下させるエリアとして機能する開口部5を含んで形成されている。開口部5は、プレーヤが景品Gを取り出すために筐体の下半分の前面側に設けられた景品取出口6に連通している。
操作部10は、ジョイスティック12とボタンスイッチ14、15とを備えている。ジョイスティック12(アナログコントローラ)は、移動部20を左右方向(X軸方向)及び奥行き方向(Y軸)に移動させるための操作入力を受け付け、ボタンスイッチ14、15は、移動部20を上下方向(Z軸方向)に移動させるための操作入力を受け付ける。また、操作部10には、コイン投入口(図示省略)が設けられている。
移動部20は、筐体の内部(ゲーム空間2)に吊り下げられて設けられており、操作部10に対する操作入力に応じて、ゲーム空間2内を移動する。すなわち、移動部20は、ジョイスティックに12に対する操作入力に応じて左右方向及び奥行き方向に移動し、ボタンスイッチ14に対する操作入力に応じて下方向に移動し、ボタンスイッチ15に対する操作入力に応じて上方向に移動する。移動部20の下端部には、鉤型状のフック部22が設けられている。なお、移動部20(フック部22)の移動範囲は、壁部4に設けられた保持部40又は保持部40に吊り下げられる景品Gにぶつからない範囲に設定することが望ましく、例えば、床部3の上方において移動可能であることが望ましい。
床部3には、複数(ここでは、3つ)の被移動体30が、ゲーム空間2側(上方向)に突出するように移動可能に設けられている。被移動体30の上端部には、移動部20のフック部22と係合可能なリング状のフック受部32が設けられている。フック部22がフック受部32と係合した状態で移動部20が上方向に移動すると、被移動体30は床部3から上方向に突出するように移動する。但し、被移動体30は、所定量を超えて突出しないように設けられている。筐体内部には、被移動体30の突出量が所定量に達した(被移動体30の位置が所定位置に達した)ことを検出する検出部が設けられている。
壁部4には、景品Gを保持するための複数(ここでは、6つ)の保持部40が設けられている。保持部40は、棒状の部材で形成され、景品Gを吊り下げて保持する。保持部40と開口部5は、景品払出部として機能する。検出部によって被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出されると、保持部40は、当該保持部40で保持された景品Gが開口部5に落下するように動作する。開口部5に落下した景品Gは、景品取出口6に向けて誘導され、プレーヤは、落下した景品Gを景品取出口6から取り出すことができる。
本実施形態では、被移動体30ごとに、払い出される景品が対応付けて設定されている。ここでは、図中左側の被移動体30には、図中左側の2つの保持部40が対応付けられ、図中中央の被移動体30には、図中中央の2つの保持部40が対応付けられ、図中右側の被移動体30には、図中右側の2つの保持部40が対応付けられている。そして、例えば図中左側の被移動体30の突出量が所定量に達すると、図中左上側の保持部40に保持された景品Gが落下し、制限時間内に再度、図中左側の被移動体30の突出量が所定量に達すると、図中左下側の保持部40に保持された景品Gが落下する。図中中央の被移動体30と図中右側の被移動体30についても同様である。
また、床部3には、ゲームの制限時間(制限時間が経過するまでの残り時間)を表示するための表示部50が設けられている。表示部50としては、セグメント方式又はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイやLEDディスプレイを用いることができる。
図2(A)は、移動部20の構成を示す図である。移動部20は、紐24と、紐24の下端部に接続される錘26と、錘26の下端部に接続されるフック部22とを含む。紐24は、例えば植物性繊維或いは樹脂製繊維の糸からなる。錘26は、例えば円筒形状の樹脂成形品であり、その上面に紐24が接続されている。フック部22は、樹脂或いは金属成形品であり、錘26の下面に、略垂直軸回りに回転自在に設けられている。なお、紐24の下端部を直接フック部22の上端部に接続し、紐24の途中に錘26を取り付けるように構成してもよい。
フック部22は、紐24を介してゲーム空間2に吊り下げられる。そのため、フック部22は、移動部20の移動に応じて揺動し、また略垂直軸回りにランダムに回動する。これにより、フック部22がフック受部32に係合する際の不確実性が大きくなる。
なお、図2(B)に示すように、錘26の内部に中空部を設け、当該中空部に、当該中空部の径よりも小さな径を有するボール28を収容するように構成してもよい。このようにすると、ボール28が錘26内部で転動することで、フック部22をより大きく揺動させることができ、フック部22がフック受部32に係合する際の不確実性を更に大きくすることができる。なお、この場合、錘26を透明樹脂等の透明材料で形成して、錘26内部のボール28を外部から視認可能にしてもよい。
図3(A)は、被移動体30の構成を示す図である。被移動体30は、棒状部材33と、棒状部材33の上端に形成されたフック受部32とからなる。棒状部材33の一部は、床部3に設けられた穴部35に挿入されている。穴部35の径は棒状部材33の径よりも若干大きくなっている。棒状部材33の底部は、突出量の最も小さい初期位置において穴部35の底面に接触している。
穴部35の内面には、対向する発光部36と受光部37を有するフォトインタラプタが設けられている。発光部36と受光部37は、被移動体30の位置を検出する検出部として機能する。図3(A)に示すように、初期位置では、発光部36からの光が棒状部材33で遮られる。一方、図3(B)に示すように、移動部20の移動によって被移動体30が上方向に突出するように移動して突出量が所定量に達すると、発光部36からの光が受光部37で受光されるようになり、被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出される。棒状部材33の底部には、穴部35の底面から延びるワイヤ38が接続されている。ワイヤ38の長さは、被移動体30の突出量が所定量に達したことを検出可能な長さとなっており、被移動体30の突出量が所定量に達するとワイヤ38が延びきるようになっている。これにより、被移動体30が所定量を超えて突出することを規制している。
なお、棒状部材33自体が発光部36からの光を遮るように構成することに代えて、棒状部材33の側面にフォトインタラプタ側に突出するドグを設け、被移動体30の突出量が所定量に達するまでは、当該フォトインタラプタの発光部からの光が受光部で受光され、被移動体30の突出量が所定量に達したときに、当該ドグが当該発光部からの光を遮るように構成してもよい。
また、穴部35の内面にフォトインタラプタを設けることに代えて、図3(C)に示すように、穴部35の底面にスイッチ39を設け、棒状部材33の底部から延びるワイヤ38をスイッチ39に接続し、被移動体30の移動に応じてワイヤ38がスイッチ39を引っ張ることで被移動体30の突出量が所定量に達したことを検出するように構成してもよい。
被移動体30が初期位置から上方向に突出し且つフック部22がフック受部32と係合した状態で移動部20が下方向に移動すると、被移動体30は、自動的に(例えば、自重
により)初期位置に向けて下方向に移動する。そして、フック部22がフック受部32と係合した状態で被移動体30が初期位置に達した後、更に移動部20が下方向に移動すると、フック部22とフック受部32との係合は自然に解除される。これは、紐24を介して吊り下げられているフック部22が揺動自在であることによる。このように本実施形態では、フック部22とフック受部32との係合を解除するための機構を移動部20に設けることなく、プレーヤの操作により移動部20を移動するだけでフック部22とフック受部32との係合を解除することができ、移動部20の構成を簡素化することができる。なお、被移動体30が初期位置から上方向に突出した状態でフック部22とフック受部32との係合が解除された場合にも、被移動体30は、自動的に初期位置に向けて下方向に移動する。また、被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出された場合に、モータ等の駆動部によって被移動体30を初期位置に向けて下方に移動させるように構成してもよい。
により)初期位置に向けて下方向に移動する。そして、フック部22がフック受部32と係合した状態で被移動体30が初期位置に達した後、更に移動部20が下方向に移動すると、フック部22とフック受部32との係合は自然に解除される。これは、紐24を介して吊り下げられているフック部22が揺動自在であることによる。このように本実施形態では、フック部22とフック受部32との係合を解除するための機構を移動部20に設けることなく、プレーヤの操作により移動部20を移動するだけでフック部22とフック受部32との係合を解除することができ、移動部20の構成を簡素化することができる。なお、被移動体30が初期位置から上方向に突出した状態でフック部22とフック受部32との係合が解除された場合にも、被移動体30は、自動的に初期位置に向けて下方向に移動する。また、被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出された場合に、モータ等の駆動部によって被移動体30を初期位置に向けて下方に移動させるように構成してもよい。
図4は、保持部40の構成を示す図である。本実施形態の景品獲得ゲーム装置1では、被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出されると、複数の保持部40のうち当該被移動体30に対応付けられた保持部40を、当該保持部40のゲーム空間2側の先端部が下方を向くように傾斜させることで、当該保持部40に保持された景品Gを開口部5に落下させる(図4(A)参照)。また、図4(B)に示すように、保持部40をその突出方向と逆方向(壁部4側)に移動させることで、当該保持部40に保持された景品Gを開口部5に落下させるように構成してもよい。
なお、図4(C)に示すように、保持部40を、板状部材で形成し、その上面に景品Gを載置して保持するように構成してもよい。この場合も、保持部40を水平面に対して傾斜させ、或いは保持部40を突出方向と逆方向に移動させることで、当該保持部40に保持された景品Gを開口部5に落下させるように構成することができる。
上述したように被移動体30と保持部40とを固定的に対応付けてもよいし、被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出された場合に、当該被移動体30に対応する保持部40を複数の保持部40からランダムに(抽選により)選択し、選択された保持部40を動作させて当該保持部40で保持された景品Gが落下するように構成してもよい。被移動体30と保持部40との対応付けが固定的である場合には、例えば、対応付けられた被移動体30と保持部40のそれぞれに同色のシールを貼付することで、或いは、対応付けられた被移動体30と保持部40のそれぞれに設けられた発光部を同色で発光させることで、被移動体30と保持部40との対応付けをプレーヤに提示(告知)してもよい。また、被移動体30と保持部40との対応付けをランダムに選択する場合には、各被移動体30に設けられた発光部で発光させる複数(ここでは、3つ)の色を、各保持部40に設けられた発光部で順次発光させることで、景品Gがランダムに払い出される(払い出される景品Gがランダムに決定される)ことをプレーヤに提示してもよい。
プレーヤは、ジョイスティック12を操作していずれかの被移動体30の上方に移動部20を移動させつつ、ボタンスイッチ14、15を操作して移動部20を上下動させ、フック部22を被移動体のフック受部32に係合させる(引っ掛ける)。フック部22が被移動体30のフック受部32に係合した場合には、ボタンスイッチ15を操作して移動部20を上方に移動させ、被移動体30を上方に移動(突出)させる。被移動体30の突出量が所定量を超えた場合には、当該被移動体30に対応する景品Gが払い出される。続いてプレーヤは、ボタンスイッチ14を操作して移動部20を下方に移動させ、被移動体30を下方に(初期位置に向けて)移動させるとともに、フック部22とフック受部32との係合を解除する。プレーヤは、以上の一連の操作を所定の制限時間が経過するまでの間、繰り返し行うことができる。
このように本実施形態によれば、プレーヤが操作部10を操作して移動部20を移動させてフック部22を被移動体30(所望の景品に対応する被移動体30)のフック受部32に引っ掛け、その状態で移動部20を移動させて被移動体30を所定量突出させることで景品を獲得する、という従来の景品獲得ゲーム装置にはない新しいゲーム性を提供することができる。また、本実施形態では、移動部20によって直接景品を移動させる(引っ掛ける)ものではなく、移動部20によってゲーム空間内の所定の位置に設けられた被移動体30を移動させるものであるから、景品の種類(大きさ、形状、原価等)によって景品の配置を変える(景品の種類を考慮してゲーム空間における景品の配置を工夫する)といった運用を不要として、運営上の手間を軽減することができる。
本実施形態では、被移動体30の移動し易さを調整可能な調整部材を更に設けてもよい。例えば、図5(A)に示すように、穴部35の内面から棒状部材33側に突出するように移動可能(棒状部材33に接触可能)な調整部材60を設け、調整部材60の棒状部材33側への突出量を手動又は自動で(駆動機構により)調整することで、被移動体30の移動し易さを調整してもよい。調整部材60は例えばゴムで形成され、調整部材60の突出量を大きくすることで被移動体30を移動し難く(難易度を高く、ペイアウト率を低く)することができ、調整部材60の突出量を小さくすることで被移動体30を移動し易く(難易度を低く、ペイアウト率を高く)することができる。調整部材60の突出量を自動で調整する場合には、景品獲得ゲーム装置1に設定されたペイアウト率に基づき当該突出量を決定してもよい。また、穴部35の内面から突出する調整部材60を設けることに代えて、調整部材として、棒状部材33の底部に錘を設けてもよいし、被移動体30を下方向に付勢するバネを棒状部材33の底部に設けてもよい。また、調整部材として、空気が注入されることで膨張する空気袋を、穴部35の内面と棒状部材33との間に設けてもよい。
また本実施形態では、被移動体30が上方に移動している途中で(被移動体30の突出量が所定量に達する前に)フック部22とフック受部32との係合が解除された場合に、被移動体30がその位置で停止するように構成してもよい。例えば、図5(A)に示す調整部材60によって被移動体30を停止させるように構成してもよい。また、図5(B)に示すように、穴部35の下方に、穴部35と略同一径の開口72を有する複数の板状部材70を垂直方向に離間して設けてもよい。このようにすると、フック部22とフック受部32との係合が解除されたときの棒状部材33の傾斜角度によっては、棒状部材33の底部がいずれかの板状部材70の開口72に引っ掛かることになり、被移動体30を移動途中で停止させることができる。また、図5(C)に示すように、棒状部材33に複数のノッチ34を所定間隔で設け、ノッチ34に嵌る係合体80を棒状部材33側に付勢して設け、係合体80がいずれかのノッチ34に嵌ることで被移動体30が移動途中で停止するように構成してもよい。このように、フック部22とフック受部32との係合が解除されたときに被移動体30が移動途中で停止すると、プレーヤは「惜しい」と感じるため、プレーヤの景品獲得に対する期待感と挑戦意欲を高めることができる。
図6に、本実施形態の景品獲得ゲーム装置1の機能ブロック図の一例を示す。なお本実施形態のゲーム装置は図6の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
景品獲得ゲーム装置1は、コイン検出部150と、操作部10と、位置検出部160(検出部)と、処理部100と、記憶部170と、駆動部180と、表示部50を含む。位置検出部160は、各被移動体30の位置を検出する複数のフォトインタラプター(発光部36、受光部37)を含む。駆動部180は、移動部20の移動機構(フック部22をX軸方向に移動させるX軸モータ、フック部22をY軸方向に移動させるY軸モータ、及びフック部22をZ軸方向に移動させるZ軸モータ)と、各保持部40を駆動する(傾斜或いは移動させる)モータを含む。また、駆動部180は、被移動体30を駆動する(下
方向に移動させる)モータを含んでもよい。
方向に移動させる)モータを含んでもよい。
処理部100(プロセッサ)は、操作部10からの操作入力、位置検出部160からの検出信号、プログラムなどに基づいて、景品獲得ゲーム装置1を制御する各種処理を行う。処理部100の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。処理部100は、移動制御部110と、払出制御部112を含む。
移動制御部110は、操作部10からの操作入力に基づいて、駆動部180(移動部20の移動機構)に制御信号を出力して、移動部20の駆動制御を行う。移動制御部110は、コイン検出部150がコインの投入を検知した後、ジョイスティック12からの入力信号に基づきフック部22を左右方向(X軸方向)及び奥行き方向(Y軸方向)に移動させ、ボタンスイッチ14からの入力信号に基づきフック部22を下方向(−Z軸方向)に移動させ、ボタンスイッチ15からの入力信号に基づきフック部22を上方向(+Z軸方向)に移動させる制御を行う。
ここで、移動制御部110は、ジョイスティック12及びボタンスイッチ14、15に対する単位入力当たりの(1回の入力に対する)移動部20の移動量を、一定値としてもよいし、ランダムな値としてもよい。また、景品獲得ゲーム装置1に設定されたペイアウト率に応じて当該移動量を一定値とするかランダムな値とするかを決定してもよい。操作部10に対する単位入力当たりの移動部20の移動量をランダムな値とすることで、フック部22がフック受部32に係合する際の不確実性を大きく(難易度を高く)することができる。
また、移動制御部110は、位置検出部160によって被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出された場合に、駆動部180(被移動体30を駆動するモータ)に制御信号を出力して、当該被移動体30を初期位置に向けて下方向に移動させる制御を行ってもよい。この場合、移動制御部110は、ボタンスイッチ14からの入力信号の有無に関わらず、フック部22を下方向(−Z軸方向)に移動させる制御を行って、フック部22とフック受部32との係合が解除されるようにしてもよい。
払出制御部112は、位置検出部160によって被移動体30の突出量が所定量に達したことが検出された場合に、駆動部180(保持部40を駆動するモータ)に制御信号を出力して、当該被移動体30に対応する保持部40(或いは、複数の保持部40からランダムに選択した保持部40)を傾斜等させる制御を行う。
また、処理部100は、コイン検出部150がコインの投入を検知した場合に制限時間の計時を開始し、制限時間が経過するまでの残り時間を表示部50に表示させる制御を行う。
記憶部170は、処理部100の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するとともに、処理部100のワーク領域として機能し、その機能はハードディスク、RAMなどにより実現できる。
2.処理
次に、本実施形態の景品獲得ゲーム装置1の処理の一例について図7のフローチャートを用いて説明する。
次に、本実施形態の景品獲得ゲーム装置1の処理の一例について図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、コイン検出部150がコインの投入を検出した場合(ステップS10のY)に、処理部100は、制限時間の計時を開始する(ステップS12)。次に、移動制御部11
0は、操作部10に対する操作入力があったか否かを判断し(ステップS14)、操作入力があった場合(ステップS14のY)には、操作入力に基づいて移動部20(フック部22)を駆動してゲーム空間2内で移動させる制御を行う(ステップS16)。操作入力がない場合(ステップS14のN)には、ステップS22に移行する。
0は、操作部10に対する操作入力があったか否かを判断し(ステップS14)、操作入力があった場合(ステップS14のY)には、操作入力に基づいて移動部20(フック部22)を駆動してゲーム空間2内で移動させる制御を行う(ステップS16)。操作入力がない場合(ステップS14のN)には、ステップS22に移行する。
次に、払出制御部112は、被移動体30の突出量が所定量に達したことが位置検出部160によって検出されたか否かを判断し(ステップS18)、所定量に達したことが検出された場合(ステップS18のY)には、突出量が所定量に達した被移動体30に対応する保持部40を駆動して当該保持部40に保持された景品Gを払い出す制御を行う(ステップS20)。被移動体30の突出量が所定量に達していない場合(ステップS18のN)には、ステップS22に移行する。
次に、処理部100は、所定の制限時間が経過したか否かを判断し(ステップS22)、制限時間が経過していない場合(ステップS22のN)には、ステップS14に移行し、制限時間が経過するまでステップS14以降の処理を繰り返す。
本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
上記実施形態では、景品獲得ゲーム装置に設けられた操作部に対する操作入力に応じて移動部を移動させる場合について説明したが、景品獲得ゲーム装置とネットワークを介して接続された端末(スマートフォンやPC)から受信した操作情報(端末の操作部に対する操作入力)に応じて移動部を移動させるように構成してもよい。この場合、撮像部によりゲーム空間内(移動部と複数の被移動体)を撮像した映像と、各被移動体に対応付けられた景品の一覧(或いは、払い出される可能性のある景品の一覧)の情報とが端末に送信されて当該端末の表示部に表示され、プレーヤは当該映像を見ながら移動部を移動させる操作を行う。また、被移動体の位置が所定位置に達したことが検出された場合に、払い出される景品(所定位置に達した被移動体に対応付けられた景品、或いは、ランダムに選択された景品)を通知する情報が当該端末に送信されて当該端末の表示部に表示され、当該景品は当該端末のプレーヤに郵送される。従って、この場合、景品獲得ゲーム装置において実際に景品を払い出す動作を行う景品払出部は省略することも可能である。
1 景品獲得ゲーム装置、2 ゲーム空間、3 床部、4 壁部、5 開口部、6 景品取出口、10 操作部、12 ジョイスティック、14,15 ボタンスイッチ、20 移動部、22 フック部、24 紐、26 錘、28 ボール、30 被移動体、32 フック受部、33 棒状部材、34 ノッチ、35 穴部、36 発光部、37 受光部、38 ワイヤ、39 スイッチ、40 保持部、50 表示部、60 調整部材、70
板状部材、72 開口、80 係合体、100 処理部、110 移動制御部、112
払出制御部、150 コイン検出部、160 位置検出部、170 記憶部、180 駆動部
板状部材、72 開口、80 係合体、100 処理部、110 移動制御部、112
払出制御部、150 コイン検出部、160 位置検出部、170 記憶部、180 駆動部
Claims (7)
- プレーヤの操作入力を受け付ける操作部と、
前記操作部に対する操作入力に応じてゲーム空間を移動する移動部と、
前記移動部の移動により移動可能に前記ゲーム空間に設けられた被移動体と、
前記被移動体の位置を検出する検出部と、
前記検出部によって前記被移動体の位置が所定位置に達したことが検出された場合に、プレーヤに景品を払い出す景品払出部とを含むことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項1において、
前記被移動体は、前記ゲーム空間の床部から前記ゲーム空間側に突出するように移動可能に設けられ、
前記景品払出部は、
前記検出部によって前記被移動体の前記床部からの突出量が所定量に達したことが検出された場合に、プレーヤに前記景品を払い出すことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項2において、
前記移動部は、フック部を備え、
前記被移動体は、前記フック部と係合可能なフック受部を備えることを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項3において、
前記被移動体は、前記検出部によって前記被移動体の前記床部からの突出量が所定量に達したことが検出された場合に、初期位置に向けて移動するように設けられていることを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項2乃至4のいずれか1項において、
前記被移動体は、前記所定量を超えて突出しないように設けられていることを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記被移動体を複数備え、
前記被移動体ごとに払い出される前記景品が設定されており、
前記景品払出部は、
前記所定位置に達した前記被移動体に対応して設定された前記景品を払い出すことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項において、
前記被移動体の移動し易さを調整可能な調整部材を設けたことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015128560A JP2017006594A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 景品獲得ゲーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015128560A JP2017006594A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 景品獲得ゲーム装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2017006594A true JP2017006594A (ja) | 2017-01-12 |
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ID=57762139
Family Applications (1)
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JP2015128560A Pending JP2017006594A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 景品獲得ゲーム装置 |
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JP (1) | JP2017006594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7456237B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-03-27 | 株式会社セガ | 景品取得ゲーム装置 |
-
2015
- 2015-06-26 JP JP2015128560A patent/JP2017006594A/ja active Pending
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