JP2017005518A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2017005518A
JP2017005518A JP2015117930A JP2015117930A JP2017005518A JP 2017005518 A JP2017005518 A JP 2017005518A JP 2015117930 A JP2015117930 A JP 2015117930A JP 2015117930 A JP2015117930 A JP 2015117930A JP 2017005518 A JP2017005518 A JP 2017005518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
virtual
communication performance
external
network system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015117930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6462500B2 (ja
Inventor
憲 阿久根
Ken Akune
憲 阿久根
仁史 藪崎
Hitoshi Yabusaki
仁史 藪崎
和洋 前多
Kazuhiro Maeta
和洋 前多
順史 木下
Yorifumi Kinoshita
順史 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2015117930A priority Critical patent/JP6462500B2/ja
Priority to US15/080,699 priority patent/US20160366013A1/en
Publication of JP2017005518A publication Critical patent/JP2017005518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6462500B2 publication Critical patent/JP6462500B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4641Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/64Hybrid switching systems
    • H04L12/6418Hybrid transport
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/66Arrangements for connecting between networks having differing types of switching systems, e.g. gateways
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0803Configuration setting
    • H04L41/0813Configuration setting characterised by the conditions triggering a change of settings
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0852Delays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0876Network utilisation, e.g. volume of load or congestion level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】物理NW(ネットワーク)の通信性能を考慮して、仮想NWの通信性能を算出するネットワークシステムを提供する。
【解決手段】NW管理装置102と、いずれか二つの計算機システムそれぞれを接続する、一つ以上の外部ネットワークと、を備えるネットワークシステムである。NW管理装置102は、各々の外部ネットワークの、帯域や遅延、最大転送可能パケット長等の通信性能を取得し、仮想ネットワークの通信性能の算出要求を受け付け、要求される仮想ネットワークの構成を特定し、取得した外部ネットワークの通信性能に基づき、特定した仮想ネットワークの通信性能を算出し、算出した仮想ネットワークの通信性能情報をテナント管理者1321へ提供する。
【選択図】図12A

Description

開示される主題は、仮想ネットワークを用いて通信パケットを転送するネットワークシステムに関する。
近年、サーバ仮想化の進展に伴い、企業や組織等ではクラウド等の用途でのDC(DataCenter:データセンタ)利用が進んでいる。このような中、業務システムが、複数のDCあるいは複数のゾーンに跨るサーバクラスタとして構成される。これにより、DC障害時あるいはサーバ障害時において、業務システムが稼動するVM(Virtual Machine:仮想計算機)を異なるDCあるいは異なるゾーンへ自動的に移動することを可能とし、業務システムに与える障害の影響を縮小できる。
さらに、物理的なNW(Network:ネットワーク)構成に制約されない仮想NWを構築することで、サーバクラスタ上でVMが異なるDCあるいは異なるゾーンに移動する場合においても、物理NWの構成変更が不要になる。このような仮想NWでは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)NWにおいては、例えばVxLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)やIPsecVPN(IP security Virtual Private Network)等のトンネリング技術を持つゲートウェイ等が用いられる。
しかし、仮想NW上のVM間通信では、物理的なNWの通信性能を考慮しないため、VMを格納する位置によっては、物理的な通信性能による影響を受ける場合がある。
以下に上記課題に関する先行技術を説明する。
特許文献1においては、第1と第2の物理マシンが複数の物理ネットワークを介して接続され、第1の物理マシン上で動作する第1のVMが、第2の物理マシン上で動作する第2のVMへフレームを送信する際には、特定のQoSをサポートする物理ネットワークを使うことが開示されている(要約)。
特開2014−230057号公報
上述した特許文献1の手法を使うと、ネットワークシステムを構成する複数の計算機システム間で、複数の物理NWを利用する仮想NWを構成する場合、仮想NWの最大通信性能は、計算機システム間の、通信性能が最も低い物理NWに依存することになる。低い通信性能とは、帯域の場合は狭帯域、遅延の場合は高遅延、最大転送可能パケット長の場合は転送可能なパケット長が小さいこと、通信パケット転送数の場合は通信パケット転送数が多いこと、のいずれか一つ以上を示す。
このため、物理NWの帯域等を有効利用できない可能性がある。たとえば、仮想NWを構成する複数の物理NWに、広帯域の物理NWと、狭帯域の物理NWと、が含まれる場合、仮想NWの最大帯域は狭帯域の物理NWに依存する。
開示されるのは、物理NWの通信性能を考慮して、仮想NWの通信性能を算出するネットワークシステムである。
さらには、算出した通信性能に基づき、テナント毎のネットワークシステムを再構成、することで、VM間通信性能の改善を図るNW管理装置、ゲートウェイ、およびネットワーク提供方法である。
本願において開示されるのは、複数の計算機システムと、複数の物理NWと、で構成されるネットワークシステムにおいて、NW管理装置が、物理NWの通信性能に基づいた仮想NWの通信性能を算出するネットワークシステムである。
具体的な一つの特徴は、当該NW管理装置が、物理NWの帯域、遅延、最大転送可能パケット長のいずれか一つ以上の値を測定し、物理NWの通信性能と物理NWの構成、仮想NWの構成を関連付けることで、仮想NW毎の帯域や最大転送可能パケット長等の通信性能を算出する点である。
さらに、NW管理装置は、仮想NWを構成する複数の物理NWが低い通信性能の物理NWを含む場合、仮想NWの構成元になる物理NWから当該物理NWを除いて、仮想NWを再設計し、その通信性能の改善を図ってもよい。
また、テナント管理者は、NW管理装置に対して、情報提供された通信性能が性能要件を満たさない場合、通信性能に応じて、性能要件の再設定、すなわち、変更を指示してもよい。
具体的には、NW管理装置は、例えば、VMの通信可能な最大転送可能パケット長を、通信性能としてテナント管理者に提供してもよい。提供により、テナント管理者は、性能要件のうち、VMの最大転送可能パケット長を再設定することが可能になる。
上記によれば、VM間の通信パケットがVxLAN等のトンネリング技術によりカプセル化されVMがカプセル化後の最大転送可能パケット長を知ることができない、という問題も解決可能になる。
ここでは、NW管理装置が通知する例を示したが、NW管理装置あるいはゲートウェイのいずれか一つ以上の装置が最大転送可能パケット長の通知および設定を行っても良い。
また、NW管理装置は、上記算出結果に基づいて、テナント管理者の性能要件を満たすかを判断し、性能要件を満たさない場合、サーバクラスタの再構成案やVMの移動先案を提案する機能を備えても良い。
テナント管理者は通知内容を考慮して、低い通信性能の物理NWによる通信性能劣化の影響を抑制し、仮想NWにおける通信性能を改善するべく、サーバクラスタの再構成あるいはVMの移動を決定し、決定結果をVM管理装置に指示してもよい。
VM管理装置はテナント管理者からの要求を受け付けると、サーバクラスタの再構成、あるいはVMの移動を実行することで、低性能の物理NWによる性能劣化の影響を抑制し、仮想NWにおける通信性能の改善を実現する。VM管理装置を利用せずに、テナント管理者が直接、VMの移動を操作してもよい。
なお、NW管理装置は、第2の特徴と第3の特徴の両方を備えても良い。
開示によれば、仮想NWを利用するシステムの通信性能を改善するネットワークシステムを実現可能になる。
本明細書において開示される主題の、少なくとも一つの実施の詳細は、添付されている図面と以下の記述の中で述べられる。開示される主題のその他の特徴、態様、効果は、以下の開示、図面、請求項により明らかにされる。
本実施例に係るネットワークシステムのシステム構成例を示す。 図1において、テナント管理者の性能要件を満たさない場合に、VMを移動する実施例を示す。 図1に示したNW管理装置のブロック構成例を示す。 図1に示したゲートウェイのブロック構成例を示す。 ゲートウェイ情報管理テーブルの構成例を示す。 外部NW情報管理テーブルの構成例を示す。 仮想NW情報管理テーブルの構成例を示す。 仮想NW−外部NW関連付け管理テーブルの構成例を示す。 仮想NW−内部NW関連付け管理テーブルの構成例を示す。 内部NW−VM関連付け管理テーブルの構成例を示す。 ホスト−VM関連付け管理テーブルの構成例を示す。 実施例のネットワークシステムの動作シーケンスを例示する。 実施例のネットワークシステムの動作シーケンスを例示する。 図12Aに示す、NW管理装置による仮想NWの通信性能算出処理フローを例示する。 図12Bに示す、NW管理装置による仮想NWの代替案作成処理フローを例示する。 図14に示す、NW管理装置による仮想NWの代替案作成に係る他の処理フローを例示する。
図1は、業務システムなどへの適用を想定するネットワークシステムの、本実施例におけるシステム構成例を示す説明図である。ネットワークシステム100は、複数(図1では例として3個)の拠点にある計算機システム(以下、拠点という)101A、101B、101Cがゲートウェイ104A、104B、104Cにより互いに通信可能に接続され、また、NW管理装置102に接続されている。
以下の説明では、拠点101A内の装置を示す符号の末尾には当該拠点101Aを示す符号の末尾文字「A」を付し、101B内の装置を示す符号の末尾には当該拠点101Bを示す符号の末尾文字「B」を付し、101C内の装置を示す符号の末尾には当該拠点101Cを示す符号の末尾文字「C」を付す。同種の装置が複数存在する場合には、「A1」、「A2」というように末尾文字にさらに区別するための末尾番号を付す。例えば、NW装置105A1は、拠点101A内のNW装置である。
拠点を区別しない場合には、装置を示す符号の末尾文字および末尾番号を省略する。たとえば、拠点101は、拠点101A、101B、101Cの総称であり、NW装置105は、NW装置105A1、105A2、105B1、105B2、105C1、105C2の総称である。また、拠点内の同種の装置を区別しない場合には、末尾番号を省略する。たとえば、NW装置105Aは、NW装置105A1、105A2の総称である。
拠点101は、たとえば、データセンタ、ゾーン、またはアイランド、と呼ばれる構成のいずれかである。アイランドはテナント毎に存在し、テナントについての計算機群である。ゾーンは、アイランドの集合である。データセンタは、ゾーンの集合である。各拠点101内では、ゲートウェイ104と、NW装置105と、VM106と、ホスト107と、内部NW108と、が接続される。
NW管理装置102は、ゲートウェイ104の情報、外部NW109〜111の情報、内部NW108の情報、仮想NW112〜113の情報等を管理し、これらの情報に基づいて、ゲートウェイ104を制御する。NW管理装置102は、ゲートウェイ104と通信できる環境であれば、拠点101のいずれかの中に配備してもよい。また、NW管理装置102は1つに限らず複数でもよい。
NW管理装置102の実装形態は物理マシンでも仮想マシンでも良い。
ゲートウェイ104は、通信パケットの転送処理を行うレイヤ2スイッチ機能およびレイヤ3スイッチ機能に加えて、たとえば、VxLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)等のトンネリング機能を備える。ゲートウェイ104の実装形態は物理マシンでも仮想マシンでも良い。
NW装置105は、主に通信パケットの転送処理を行うレイヤ2スイッチである。NW装置105の実装形態は物理マシンでも仮想マシンでも良い。
VM106は、自他の拠点101の他のVM106と通信する計算機である。本実施例においては、VM106を仮想計算機として説明するが、VM106の実装形態は物理マシンでも良い。
ホスト107は、0個以上のVM106を格納する計算機(本明細書ではサーバという)である。本実施例においては、ホスト107を物理的な計算機として説明するが、ホスト107の実装形態は仮想マシンでもよい。
内部NW108は、拠点101内の装置を接続するNWであり、例えば、LAN(Local Area Network)である。本実施例においては、カプセル化されていない通信パケットが経由するNWとして説明する。内部NW108は一つの拠点101に複数あってもよい。
外部NW109は拠点101Aと拠点101Bとの間、外部NW110は拠点101Aと拠点101Cとの間、外部NW111は拠点101Bと拠点101Cとの間、を繋ぐ物理NWである。
外部NW109〜111は、本実施例では、カプセル化された通信パケットが経由する物理NWである。
外部NW109〜111には、例えばインターネット、専用線、広域イーサネット(イーサネットは登録商標)が利用される。
仮想NW112〜113は、各拠点101の内部NW108同士を仮想的に相互接続する。仮想NWは、2つ以上の内部NWと1以上の外部NWを含んで構成される。仮想NWは物理的なNW構成に制約されずに構成することができる。仮想NWの実現方法としては、例えば、VxLANやIPsecVPN(IP secure Virtual Private Network)等を用いたトンネリング技術がある。
図1の例では、内部NW108A1、内部NW108B1、内部NW108C1、外部NW109〜111が仮想NW112を構成し、内部NW108A2、内部NW108B2、内部NW108C2、外部NW109〜111が仮想NW113を構成する。
本実施例では、物理NWの通信性能から仮想NWにおける通信性能を算出し、算出結果に基づいて、ネットワークシステムの物理構成を変更することで、その通信性能の改善することができる。本実施例のネットワークシステムを業務システム等に適用する場合にも、その性能を向上できる。
図3は、NW管理装置102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。NW管理装置102は、データバス306で接続される、プロセッサ301と、記憶デバイス302と、入力デバイス303と、表示デバイス304と、通信インターフェース305と、を有する計算機上に実現される。
プロセッサ301は、NW管理装置102を制御する。 記憶デバイス302は、プログラム311〜312やデータ、テーブル321〜328を記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体であり、プロセッサ301の作業エリアでもある。プログラム311と312はいずれも、予め記憶デバイス302に予め格納されていても良いし、必要に応じて外部装置から導入されても良い。
記憶デバイス302としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。
入力デバイス303は、データ入力に用いられ、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。表示デバイス304は、データを表示する、たとえば、ディスプレイである。通信インターフェース305は、内部NWおよび外部NWと接続し、データを送受信する。
プロセッサ301は、各種プログラム311〜312を実行することで、記憶デバイス302及び通信インターフェース305を用いながら、以下に説明する各種処理を実現する。以下の説明では、プログラム311〜312を実行主体として説明する。
プログラム311〜312で実現する機能の一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよい。
ゲートウェイ制御プログラム311は、ゲートウェイ情報管理テーブル321と、外部NW情報管理テーブル322とを参照し、対応するゲートウェイ104に対して、帯域と遅延、最大転送可能パケット長、通信パケット転送数のいずれか一つ以上の通信性能の測定を指示する。通信性能の測定の方法はPING等の公知の手法や独自の手法で実現される。
NW管理装置102はゲートウェイ104から測定結果を収集し、外部NW情報管理テーブル322に格納する。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブルから仮想NWIDに関連する1以上の外部NWIDを取得する。仮想NWIDは、NW管理装置102が仮想NWを一意に特定する識別情報であり、外部NWID601は、外部NWを一意に特定する識別情報である。仮想NW通信性能算出プログラム312は、外部NW情報管理テーブルから当該外部NWIDに関連する通信性能を取得し、仮想NWIDと1つ以上の外部NWの通信性能とを関連付ける。仮想NWと外部NWとを関連付けた後に、1つ以上の外部NWの通信性能から仮想NW毎の通信性能を算出する。
ゲートウェイ情報管理テーブル321については、図5を参照して後述する。
外部NW情報管理テーブル322については、図6を参照して後述する。外部NW情報管理テーブル322は、各外部NWについて、属するゲートウェイの情報と、一つ以上の通信性能を管理する情報である。ここで、通信性能とは、例えば、外部NWの帯域、遅延、最大転送可能パケット長、通信パケット転送数のいずれかである。
ゲートウェイ制御プログラム311は、対象のゲートウェイに指示することで帯域、遅延、最大転送可能パケット長等のいずれか一つ以上を計測し、外部NW情報管理テーブル322に格納する。計測は、PINGやIPPERF等の公知の手法をゲートウェイに指示することにより行ってもよいし、あるいは独自の手法を使って行ってもよい。
仮想NW情報管理テーブル323は、仮想NWについて、属する仮想NWのタグ(仮想NWの構築時に付与される識別子、以下、識別子をタグという)、帯域、遅延、最大転送可能パケット長等のいずれか一つ以上を管理する情報である。仮想NWタグは、ゲートウェイ104が、仮想NWの作成時に付与する仮想NW識別子であり、たとえばVNI(VxLAN Network Identifier)である。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、外部NW情報管理テーブル322と、仮想NW-外部NW関連付け管理テーブル324と、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325と、を利用して、仮想NWの帯域、遅延、最大転送可能パケット長等のいずれか一つ以上を算出し、仮想NW情報管理テーブル323に格納する。
仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324は仮想NWと外部NWを関連付けた情報である。仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325は仮想NWと内部NWを関連付けた情報である。NW管理装置102は、これらのテーブル324〜325を用いて、仮想NWを構成する内部NW108および外部NW109〜111を特定する。
内部NW−VM関連付け管理テーブル326は、内部NWとVMとを関連付けた情報である。ホスト−VM関連付け管理テーブル327は、ホストとVMを関連付けた情報である。仮想NW通信性能要件管理テーブル328は、仮想NWとテナント管理者の性能要件とを関連付けた情報である。
図4は、ゲートウェイ104のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ゲートウェイ104は、データバス406で接続される、プロセッサ401と、記憶デバイス402と、入力デバイス403と、表示デバイス404と、通信インターフェース405と、を有する計算機上に実現される。
記憶デバイス402は、プログラム411やデータ、テーブル421を記憶する非一時的なまたは一時的な記憶媒体であり、プロセッサ401の作業エリアでもある。プログラム411は、予め記憶デバイス402に予め格納されていても良いし、必要に応じて外部装置から導入されても良い。記憶デバイス402としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。
入力デバイス403は、データ入力に用いられ、たとえば、キーボードや、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。表示デバイス404は、データを表示する、たとえば、ディスプレイである。通信インターフェース405は、一つ以上の内部NWと一つ以上の外部NWと接続し、データを送受信する。
プロセッサ401はプログラム411を実行することで、記憶デバイス402及び通信インターフェース405を用いながら、以下に説明する各種処理を実現する。以下の説明では、プログラム411を実行主体として説明する。
プログラム411で実現する機能の一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよい。
トンネリングプログラム411は、自拠点内の内部NWから受信した通信パケットのカプセル化と、外部NWから受信したカプセル化された通信パケットのデカプセル化と、を行う。カプセル化に使用するトンネリングプロトコルは、VxLANやIPsecVPN等の任意のプロトコルでよい。
図5は、ゲートウェイ情報管理テーブル321の構成例を示す。ゲートウェイ情報管理テーブル321は、制御対象の各拠点101とゲートウェイのネットワークアドレス情報とを関連付けて管理する情報であり、ネットワークシステムを構築する際に、テナント管理者の操作または指示によって作成される。
ゲートウェイ情報管理テーブル321は、ゲートウェイID501、IPアドレス502、拠点ID503と内部NWID504を関連付けて有する。
ゲートウェイID501には、値としてゲートウェイ104を識別するためのIDを格納する。IPアドレス502には、値としてNW管理装置102がゲートウェイ104を制御するためのIPアドレスを格納する。拠点ID503には、ゲートウェイの格納場所を特定するためのIDを格納する。内部NWID504には、ゲートウェイが接続する内部NWを特定するためのIDを格納する。
図6は、外部NW情報管理テーブル322の構成例を示す。外部NW情報管理テーブル322は、外部NWID601、ゲートウェイID602、帯域603、遅延604、最大転送可能パケット長605と、を有する。最大転送可能パケット長605は、通信経路上で転送可能な最大の通信パケット長のことであり、たとえば、MTU(Maximum Transmission Unit)値等である。ゲートウェイ104あるいはVM106からの通信パケットのサイズが最大転送可能パケット長を超える場合、通信経路の途中で通信パケットが破棄される、あるいは、通信パケットのサイズが通信可能な通信パケットのサイズに分割および再構成される。
外部NW情報管理テーブル322は、ネットワークシステムを構築する際に、テナント管理者の操作または指示により外部NWID列601とゲートウェイID列602が作成され、NW管理装置102により外部NWの帯域列603と、遅延列604と、最大転送可能パケット長列605と、通信パケット転送数606と、の値が作成される。
外部NWID601には、値として外部NWを一意に特定する識別情報を格納する。ゲートウェイID602には、値として外部NWID601に接続するゲートウェイID群を格納する。外部NWID601とゲートウェイID602により、外部NW109〜111に接続するゲートウェイ104を特定することができる。帯域603、遅延604、最大転送可能パケット長605、通信パケット転送数606には、NW管理装置102がゲートウェイ104を介して測定した値、たとえば外部NWの帯域、遅延、最大転送可能パケット長、通信パケット転送数606の情報を格納する。
図7は、NW管理装置102が保有する仮想NW情報管理テーブル323の構成例を示す説明図である。仮想NW情報管理テーブル323は、管理対象項目として、仮想NWID701と、仮想NWタグ702と、帯域703と、遅延704と、最大転送可能パケット長705と、通信パケット転送数706と、を有する。
仮想NW情報管理テーブル323は、仮想NWを作成する際に、テナント管理者の操作または指示により、仮想NWID列701と仮想NWタグ列702が作成され、NW管理装置102により仮想NWの帯域列703と、遅延列704と、最大転送可能パケット長列705と、通信パケット転送数706と、が作成される。
仮想NWID701には、値として、NW管理装置102が仮想NWを一意に特定する識別情報を格納する。仮想NWタグ702は、ゲートウェイ104が、仮想NWの作成時に付与する仮想NW識別子であり、たとえばVNI(VxLAN Network Identifier)である。帯域703、遅延704、最大転送可能パケット長705には、NW管理装置102が外部NW情報管理テーブル322と、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324と、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325と、から算出した、仮想NWの帯域、遅延、最大転送可能パケット長の情報それぞれを格納する。通信パケット転送数706には、NW管理装置102がゲートウェイを介して測定した仮想NWタグ毎の通信パケット転送数を格納する。
図8に、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324の構成例を示す。仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324は、仮想NWID801と、外部NWID802とを対応付けて有する。
図9は、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325の構成例を示す。仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325は、仮想NWID901と、内部NWID902とを対応付けて有する。
これらのテーブルは、ネットワークシステムを構築する際、あるいは仮想NWを作成する際に、テナント管理者が操作または指示して作成し、NW管理装置102に格納する。
図10は、内部NW−VM関連付け管理テーブル326の構成例を示す。内部NW−VM関連付け管理テーブル326は、内部NWID1001と、VMID1002を対応付けて有する。VMID1002はVMを一意に特定する識別情報である。
図11は、ホスト−VM関連付け管理テーブル327の構成例を示す説明図である。ホスト−VM関連付け管理テーブル327は、ホストID1101と、ホストのIPアドレス1102と、VMID1103と、クラスタID1104を対応付けて有する。
ホストID1101はホストを一意に特定するための識別情報である。ホストのIPアドレス1102はNW管理装置がホスト107に接続するためのIPアドレスである。クラスタID1104は、1つ以上のホストで構成されるクラスタを一意に識別するための情報である。VMは同一クラスタ内を移動することが可能である。具体的には、例えば、VMID1は同一クラスタであるホストID1からホストID2に移動することができる。
これらのテーブル326と327とは、NW管理装置102が保有する。
図12は、ネットワークシステム100において仮想NWを構築する際のシーケンス例である。
当該シーケンスでは、テナント管理者1321からNW管理装置102へのリクエストメッセージは、たとえば、テナント管理者1321が管理者用端末(不図示)を操作してCLI(Command Line Interface)やGUI(Graphical User Interface)を用いて送信される。送信時のプロトコルはSSH(Secure Shell)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の公知の手法でも独自の手法でもよい。NW管理装置102からテナント管理者1321へのリプライメッセージは、GUI等を介して送信される。
NW管理装置102からゲートウェイ104へのリクエストメッセージは、たとえば、CLIやGUIを用いて送信される。送信時のプロトコルはSSH(Secure Shell)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の公知の手法でも独自の手法でもよい。また、ゲートウェイ104からNW管理装置102へのリプライメッセージのフォーマットは、たとえば、JSON(JavaScript Object Notation、JavaScriptは登録商標)等の公知の手法でも独自の手法でもよい。
ネットワークシステムの構築時に、NW管理装置102のゲートウェイ制御プログラム311が、外部NW情報管理テーブル322から制御対象のゲートウェイ104を特定し、通信性能を測定するために通信パケット送信を要求する(ステップS1301)。
具体的には、NW管理装置102は、外部NW情報管理テーブル322のゲートウェイID列602からゲートウェイID1、2を取得し、ゲートウェイ情報管理テーブル321から当該ゲートウェイID1、2に対応するIPアドレスG1、G2を取得し、制御対象のゲートウェイのIPアドレスを特定する。ゲートウェイの制御方法については、TELENTやSSH等の公知の手法でも独自の手法でもよく、測定方法についてはPING等の公知の手法でも独自の手法でもよい。
NW管理装置102のゲートウェイ制御プログラム311がゲートウェイから測定結果を取得すると、外部NW情報管理テーブル322の外部NWの性能項目(例えば、帯域列603、遅延列604、最大転送可能パケット長列605)に測定結果を入力する(ステップS1302)。NW管理装置102は、テナント管理者1321の要求に応じて、ステップS1301とステップS1302を繰り返し実行するように構成しても良い。
外部NW情報管理テーブル322が出来ると、NW管理装置102はテナント管理者1321から、仮想NW作成要求を受け付ける(ステップS1303)と、
NW管理装置102は、受け付けた要求に対して、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325を作成する(ステップS1304〜ステップS1305)。
具体的には、たとえば、NW管理装置102はテナント管理者1321から、内部NWIDが2、4、6の内部NWを用いたIDが2の仮想NWの登録要求を受け付けると、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325の仮想NWID2の項目に要求内容を入力し、ゲートウェイ情報管理テーブル321と外部NW情報管理テーブル322から、実際に経由する外部NWを特定し、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324の仮想NWID列に要求された仮想NWID(例えば2)、外部NWID列に特定した外部NWID(例えば1〜3)を入力する。
なお、テナント管理者1321は一つ以上であり、NW管理装置102は2以上のテナント管理者1321から要求を受け付けてもよい。また、NW管理装置102は一つのテナント管理者1321から一つ以上の要求を受け付けてもよい。
NW管理装置102は、上記処理を、受け付けた要求数繰り返す。
NW管理装置102は、テーブル322とテーブル324〜325の情報に基づいて、仮想NW情報管理テーブル323を作成する(ステップS1306)。具体的には、たとえば、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324から仮想NWID2に関連する外部NWID1〜3を取得し、外部NW情報管理テーブル322から外部NWID1〜3の性能(例えば、帯域、遅延、最大転送可能パケット長)を取得する。具体的には、帯域と、最大転送可能パケット長については最小値を、遅延については最大値を算出する。算出結果を仮想NW情報管理テーブル323の仮想NWID2の各項目(例えば帯域列、遅延列、最大転送可能パケット長列)に入力する。
NW管理装置102は、仮想NW情報管理テーブル323を参照し、算出した仮想NWの通信性能(例えば、帯域、遅延、最大転送可能パケット長の値)をテナント管理者1321に通知する(ステップS1307)。
S1303〜S1307の処理は図14を用いて詳説する。
NW管理装置102がテナント管理者1321から、通知した仮想NWの性能を受け入れる旨の承認を受けつけると(ステップS1308)、NW管理装置102はゲートウェイ104に仮想NWタグを設定し(ステップS1309、仮想NW情報管理テーブル323の仮想NWタグ列を更新する(ステップS1310)。具体的には、たとえば、NW管理装置102は、ゲートウェイID1〜3に対して、仮想NWタグ20を作成する。これらにより、ネットワークシステム100に仮想NWID2が構築され、VM106A2と、VM106B2と、VM106C2とが仮想NW2上で通信可能となる。
通知された通信性能が、ホスト107が制御可能な項目、例えば最大転送パケット長、を含んでいれば、テナント管理者1321は、通知された通信性能が当初の要件を満たさない場合であっても、当該制御可能な項目を、通信性能に合わせるよう指示したうえで、承認しても良い。
上記指示は、テナント管理者1321がNW管理装置102へ行う。NW管理装置102は、上記指示に基く制御を、ホスト107に対して、または、ゲートウェイ104に対して、行う。
NW管理装置102が通知した仮想NWの通信性能がテナント管理者1321の希望に沿わないなど、何らかの理由により、テナント管理者1321が代替案を要求する場合について説明する。
NW管理装置102はテナント管理者1321からの代替案要求と、最も優先度の高い性能要件の項目と、を受け付けると(ステップS1311)、仮想NW―外部NW関連付け管理テーブル324の外部NWID列に含まれる外部NWIDを参照し、外部NWID群に対応する外部NW情報管理テーブル322を参照し、テナント管理者から指定された性能要件の中で最も低い通信性能の外部NWを特定する。NW管理装置102は、仮想NW―外部NW関連付け管理テーブル324から当該外部NWIDを削除し(ステップS1312)、仮想NW情報管理テーブル323の値を更新する(ステップS1313)。NW管理装置102は更新結果をテナント管理者1321に通知する(ステップ1314)。
S1311〜S1314の処理は図15を用いて詳説する。
本実施例においては、算出結果をテナント管理者1321に通知する例を示すが、算出結果を考慮して、ステップ1310にてNW管理装置102が性能要件を満たすか否かを判断し、直接、あるいはVMを管理するVM管理装置等を介して、VM移行やクラスタ再構成を実施しても良い。
図13はNW管理装置102の仮想NW通信性能算出プログラム312による動作例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、図13のステップS1302の終了後に実行され、ステップS1303〜S1307の処理に相当する。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、テナント管理者1321からの仮想NWの通信性能の算出要求を受け付けると(ステップS1401)、上記要求から指定される仮想NWIDと内部NWIDを取得し、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325に仮想NWID901と内部NWID902の項目に取得内容を入力する。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、ゲートウェイ情報管理テーブル321から内部NWIDに対応するゲートウェイIDを特定し、外部NW情報管理テーブル322のゲートウェイIDから外部NWIDを特定する。仮想NWIDと、算出結果の外部NWIDと、を仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324の項目に特定した結果を入力する(ステップS1402)。
次に外部NW情報管理テーブル322を参照し外部NWIDから、測定結果、例えば、帯域、遅延、最大転送可能パケット長など、を特定する(ステップS1403)。ステップS1403にて取得される、1bps以上の帯域、1バイト以上の最大転送可能パケット長の値から最小値を、1マイクロ秒以上の遅延の値から最大値を、算出し、当該仮想NWの通信性能として、仮想NW情報管理テーブル323の帯域、遅延、最大転送パケット長列に入力する(ステップS1404)。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、算出結果をテナント管理者1321に通知する(ステップS1405)。以上により、仮想NW構築後の通信性能を示す情報がテナント管理者1321には提供される。
NW管理装置102またはそれを操作するテナント管理者1321は、通知された通信性能を参考にして、当該仮想NWを利用する、しないを決定することが可能になる。
また、たとえば、最大転送可能パケット長のように、算出された通信性能に合わせて、VMが制御可能な性能要件がある。このような場合、提供された通信性能情報に応じて、NW管理装置102がVMに性能要件を制御させるように構成しても良い。具体的には、通信性能に合わせてVMの最大転送可能パケット長の変更を指示することが可能になる。
図14は、NW管理装置102がテナント管理者1321から代替案要求を受け付けるときの動作例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図12BのステップS1310の終了後に実行され、ステップS1311〜S1314の処理に相当する。
テナント管理者1321から、最も優先度の高い性能要件の項目を含む代替案要求を受け付けると(ステップS1501)、仮想NW通信性能算出プログラム312が、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324の仮想NWID列を参照し、仮想NWIDに対応する外部NWID群を特定する(ステップS1502)。NW管理装置102は、代替案要求に含まれる、テナント管理者1321が最も優先する性能要件の項目を定義する(ステップS1503)。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、外部NW情報管理テーブル322から外部NWIDに対する帯域と、遅延と、最大転送可能パケット長の中からステップS1503にて定義された最優先項目の値の中で最も低い通信性能を持つ外部NWを特定する。ここで、最も低い通信性能の外部NWとは、最優先度の項目が、帯域の場合は1bps以上の最小帯域、遅延の場合は1マイクロ秒以上の最大遅延、最大転送パケット長の場合は1バイト以上の最小値になる最大転送パケット長、を有する外部NWである(ステップS1504)。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル324の仮想NWIDに対応する当該外部NWのIDを削除し(ステップS1505)、図13のステップS1403〜ステップS1405と同様の処理を行い、テナント管理者1321に仮想NWIDの通信性能を通知する(ステップS1506)。
図2、図15を用いて、代替案作成に係る別の実施例を説明する。
図2は、ネットワークシステム100におけるネットワーク提供例を示す説明図である。図2では、外部NW109が低性能の物理NW、外部NW110〜111が高性能の物理NWであるものとする。仮想NW113は、低性能な外部NW109を含むため通信性能の劣化が生じる。
NW管理装置102は、テナント管理者の性能要件を満たさない場合は、VM106A2を拠点101Aから拠点101Bに移行することで、低性能の外部NW109を経由する通信を回避し、通信性能を改善できることをテナント管理者に通知することができる。他の方法として、NW管理装置102がVM106およびホスト107を管理するVM管理装置を介して、あるいは直接に、VM106A2を拠点101Aから拠点101Bに移行してもよい。
図15に示すフローチャートは、図14のステップS1504の後に実行される。
仮想NW通信性能算出プログラム312は、外部NW情報管理テーブル322から、特定した外部NWIDに対応するゲートウェイIDを特定し(ステップS1507)、ゲートウェイ管理テーブル321から当該ゲートウェイIDに関する内部NWIDを特定する(ステップS1508)。
仮想NW通信性能算出プログラム312が、仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル325を参照し、仮想NWIDに対応する内部NWIDを特定する(ステップS1509)。ステップS1508にて特定された内部NWIDと、ステップS1509にて特定された内部NWIDで、共通する内部NWIDを算出する(ステップS1510)。
仮想NW通信性能算出プログラム312が内部NW−VM関連付け管理テーブル326を参照し、内部NWIDに関連するVMIDを特定し、テナント管理者1321に移動すべきVMIDを通知する(ステップS15011)。仮想NW通信性能算出プログラム312がホスト−VM関連付け管理テーブル327を参照し、VMIDに関連するホストIDとクラスタIDを特定し、テナント管理者1321に再構成すべきホストIDとクラスタIDを通知する(ステップS1512)。
テナント管理者1321によりシステム構成が再設計されることで、通信性能が改善される。
本フローチャートにおいては、NW管理装置がテナント管理者1321から代替案要求を受け付けるときに、NW管理装置が再設計後の仮想NWの通信性能をテナント管理者1321に通知する例を示した。テナント管理者1321はこれらの結果を考慮して、VM移動やサーバクラスタ再構成を実施することで、仮想NW上の通信性能を改善することができる。
上記開示は、代表的実施形態に関して記述されているが、当業者は、開示される主題の趣旨や範囲を逸脱することなく、形式及び細部において、様々な変更や修正が可能であることを理解するであろう。例えば、前述した実施例において説明した全ての構成を備えなくてもよい。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100:ネットワークシステム、101:拠点、102:NW管理装置104:ゲートウェイ、105:NW装置、106:VM、107:ホスト、108:内部NW、109〜111:外部NW、311:ゲートウェイ制御プログラム、312:仮想NW通信性能算出プログラム、321:ゲートウェイ情報管理テーブル、322:外部NW情報管理テーブル、323:仮想NW情報管理テーブル、324:仮想NW−外部NW関連付け管理テーブル、325:仮想NW−内部NW関連付け管理テーブル、326:内部NW−VM関連付け管理テーブル、327:ホスト−VM関連付け管理テーブル、411:トンネリングプログラム、421:ゲートウェイ情報管理テーブル

Claims (12)

  1. 各々が計算機を備える計算機システムを複数備えるネットワークシステムであって、
    管理装置と、
    いずれか二つの前記計算機システムそれぞれを接続する、一つ以上の外部ネットワークと、を備え、
    前記管理装置は、
    各々の前記外部ネットワークの通信性能を取得し、
    仮想ネットワークの通信性能の算出要求を受け付け、
    要求される仮想ネットワークの構成を特定し、
    取得した前記外部ネットワークの通信性能に基づき、特定した前記仮想ネットワークの通信性能を算出し、
    算出した前記仮想ネットワークの通信性能情報を管理者へ提供する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記計算機システムは、内部ネットワークと前記外部ネットワークとを接続するゲートウェイを備え、
    前記管理装置は、
    各々の前記外部ネットワークに接続する前記ゲートウェイを特定し、
    当該ゲートウェイに、前記外部ネットワークの前記通信性能を要求し、
    前記ゲートウェイから、要求した前記通信性能を取得する
    ことを特徴とするネットワークシステム
  3. 請求項1または2に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記ネットワークシステムの、いずれか二つ以上の前記計算機システムは、同一テナントが利用する計算機を備え、
    前記管理装置は、
    前記通信性能の算出要求は、前記テナントの管理者による、前記テナントが利用する前記計算機を繋ぐ仮想ネットワークに係り、
    前記テナントが利用する前記計算機を特定し、
    前記計算機に接続する前記外部ネットワークを特定し、
    特定する前記外部ネットワークで構成する前記テナントが利用する前記仮想ネットワークを特定し、
    取得した前記外部ネットワークの通信性能に基づき算出した、前記テナントの前記仮想ネットワークの通信性能情報を、前記テナントの管理者へ提供する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記算出要求は、前記仮想ネットワークを構成する前記外部ネットワークの情報を含む
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記提供した通信性能に対する前記管理者の承認を受け付けると、
    承認された前記仮想ネットワークに対する仮想ネットワーク識別子を設定し、当該仮想ネットワークを構築する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項1から4のいずれか一に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記通信性能の提供に対して、代替案作成を要求された場合、前記仮想ネットワークの再設計案を算出する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項6に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記代替案作成の要求は、前記通信性能の複数の項目のうち、最優先項目の指定を含む
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項6または7に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記外部ネットワークの内、最優先項目に係る測定した前記通信性能が最低の外部ネットワークを特定し、
    特定した前記外部ネットワークを利用しない仮想ネットワークの構成を特定し、
    前記再構成した仮想ネットワークの通信性能を、前記再設計案として算出する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  9. 請求項6または7に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記外部ネットワークの内、最優先項目に係る測定した前記通信性能が最低の外部ネットワークを特定し、
    特定した前記外部ネットワークを利用しない仮想ネットワークの構成を特定し、
    前記仮想ネットワークに接続される仮想マシンを特定し、
    特定した前記仮想マシンをの他の計算機システムへの移動により、前記外部ネットワークを利用しない前記仮想ネットワークを構成する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  10. 請求項6または7に記載のネットワークシステムにおいて、
    提供される前記通信性能が、前記計算機システムによる制御が可能な項目を含む場合、
    前記管理装置は、前記制御可能な項目のいずれかについて、提供された前記通信性能に合わせた通信を行うよう、前記計算機システムを制御する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  11. 請求項1から10のいずれか一に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記通信性能は、帯域、遅延、最大転送パケット長のいずれか一つ以上を含む
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  12. 請求項10に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記制御可能な項目は、前記最大転送パケット長を含む
    ことを特徴とするネットワークシステム。
JP2015117930A 2015-06-11 2015-06-11 ネットワークシステム Expired - Fee Related JP6462500B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015117930A JP6462500B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 ネットワークシステム
US15/080,699 US20160366013A1 (en) 2015-06-11 2016-03-25 Network system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015117930A JP6462500B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 ネットワークシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017005518A true JP2017005518A (ja) 2017-01-05
JP6462500B2 JP6462500B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=57516254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015117930A Expired - Fee Related JP6462500B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 ネットワークシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20160366013A1 (ja)
JP (1) JP6462500B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108574635B (zh) * 2017-03-09 2021-06-22 华为技术有限公司 一种路由优先级配置方法、设备以及控制器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243112A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Hitachi Ltd システム管理方法、及び管理装置
US20130014101A1 (en) * 2011-07-06 2013-01-10 Microsoft Corporation Offering Network Performance Guarantees in Multi-Tenant Datacenters
JP2014230057A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 富士通株式会社 管理プログラム、管理装置、およびネットワークシステム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8236031B2 (en) * 2009-01-26 2012-08-07 Life Spine, Inc. Flexible and static interspinous/inter-laminar spinal spacers
US9632810B2 (en) * 2014-12-15 2017-04-25 International Business Machines Corporation Managing virtual machines according to network bandwidth

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243112A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Hitachi Ltd システム管理方法、及び管理装置
US20130014101A1 (en) * 2011-07-06 2013-01-10 Microsoft Corporation Offering Network Performance Guarantees in Multi-Tenant Datacenters
JP2014230057A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 富士通株式会社 管理プログラム、管理装置、およびネットワークシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6462500B2 (ja) 2019-01-30
US20160366013A1 (en) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3316532B1 (en) Computer device, system and method for implementing load balancing
CN111355604B (zh) 在软件定义网络上的用户定制和自动化操作的系统和方法
JP5707239B2 (ja) マルチテナント型情報処理システム、管理サーバ及び構成管理方法
TWI598746B (zh) 伺服器系統及其電腦實現之方法
US10050807B2 (en) Network system, method of managing network system and gateway apparatus
US7962587B2 (en) Method and system for enforcing resource constraints for virtual machines across migration
JP5644150B2 (ja) サービス提供システム、仮想マシンサーバ、サービス提供方法及びサービス提供プログラム
JP5782641B2 (ja) 計算機システム及びパケット転送方法
JP6421199B2 (ja) クラウド構成可視化システム、クラウド構成可視化方法及びクラウド構成可視化プログラム
CN114945903A (zh) 使用边缘优化计算实例在提供商底层扩展处执行用户工作负载
JP2015156168A (ja) データセンタのリソース配分システム及びデータセンタのリソース配分方法
JP5904285B2 (ja) 通信システム、仮想ネットワーク管理装置、通信ノード、通信方法及びプログラム
WO2022063170A1 (zh) 一种公有云的网络配置方法及相关设备
JP5609527B2 (ja) ネットワーク仮想化システム、ノード、ネットワーク仮想化方法、及び、ネットワーク仮想化プログラム
JP6462500B2 (ja) ネットワークシステム
JP6013980B2 (ja) アドレス割当装置およびアドレス割当プログラム
WO2017154163A1 (ja) 計算機システム、ゲートウェイ装置の制御方法、および記録媒体
JP2012160981A (ja) 管理サーバ装置、仮想マシン間ネットワーク構成システム及びそれらに用いるネットワーク構成方法
US20180152346A1 (en) Information processing device, communication control method, and computer-readable recording medium
JP5972838B2 (ja) 管理装置、通信システム、管理方法、および、管理プログラム
JP5758519B2 (ja) 計算機システム及びその管理方法
JP2016103731A (ja) 計算機システム、ゲートウェイ、および、転送制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6462500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees