JP2017005336A - 携帯端末及びfaxプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの意図と異なる外部装置にコンテンツデータがFAX送信されることを抑制したFAXプログラムを提供する。
【解決手段】FAXプログラムは、対象データの指定を受け付ける第1受付処理(S12)と、対象電話番号の指定を受け付ける第2受付処理(S15)と、FAX装置にFAX送信を実行させる指示を受け付ける第3受付処理(S14:[送信]アイコン)と、対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理(S19/S24)と、対象電話番号が変更されていないことに応じて(S19:No/S24:No)、対象データ及び対象電話番号を含むFAX指示情報をFAX装置に送信するFAX指示処理(S21/S27)と、対象電話番号が変更されたことに応じて(S19:Yes/S24:Yes)、対象電話番号の変更を報知する報知処理(S20/S25)とを携帯端末に実行させる。
【選択図】図3
【解決手段】FAXプログラムは、対象データの指定を受け付ける第1受付処理(S12)と、対象電話番号の指定を受け付ける第2受付処理(S15)と、FAX装置にFAX送信を実行させる指示を受け付ける第3受付処理(S14:[送信]アイコン)と、対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理(S19/S24)と、対象電話番号が変更されていないことに応じて(S19:No/S24:No)、対象データ及び対象電話番号を含むFAX指示情報をFAX装置に送信するFAX指示処理(S21/S27)と、対象電話番号が変更されたことに応じて(S19:Yes/S24:Yes)、対象電話番号の変更を報知する報知処理(S20/S25)とを携帯端末に実行させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、FAX装置に画像データをFAX送信させるFAXプログラム、及び当該FAXプログラムを実行する携帯端末に関する。
携帯端末にインストール可能なプログラムであって、当該携帯端末に接続されたFAX装置にFAX送信を実行させるFAXプログラムが従来から知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。当該FAXプログラムには、携帯端末に登録された電話番号のうちから所望の電話番号を指定させるもの(特許文献1)、FAX装置に登録された電話番号のうちから所望の電話番号を指定させるもの(特許文献2)等がある。
上記のFAXプログラムは、例えば、コンテンツデータ及び電話番号を指定するユーザ操作を受け付ける。次に、FAXプログラムは、FAX送信を指示するユーザ操作を受け付けたことに応じて、指定されたコンテンツデータ及び電話番号を含むFAX指示情報をFAX装置に送信する。これにより、FAX装置は、電話番号で特定される外部装置に当該コンテンツデータをFAX送信することができる。
現在の携帯端末は、並行して実行する複数のプログラムのうち、フォアグラウンドで実行するプログラムを切り替えることができる。このような携帯端末で実行されるFAXプログラムは、携帯端末に登録された電話番号のうちから、FAX送信に用いる電話番号の指定を受け付ける。さらに、FAXプログラムは、電話番号の指定を受け付けた後にバックグラウンドに切り替えられ、再びフォアグラウンドに切り替えられた後にFAX送信の指示を受け付けることがあり得る。そうすると、FAXプログラムがバックグラウンドで実行されている間に、携帯端末に登録された電話番号が変更される可能性がある。同様に、FAX装置に登録された電話番号のうちから所望の電話番号を指定させる場合、電話番号を携帯端末に送信してからFAX指示情報を受信するまでの間に、当該FAX装置に登録された電話番号が変更される可能性がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの意図と異なる外部装置にコンテンツデータがFAX送信されることを抑制したFAXプログラムを提供することにある。
(1) 本明細書に記載のFAXプログラムは、表示部、操作部、及び通信部を備える携帯端末が読み取り可能である。前記携帯端末は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他の前記プログラムをバックグラウンドで実行し、且つ前記フォアグラウンドで実行する前記プログラムを切り替えることが可能である。前記フォアグラウンドは、当該プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態である。前記バックグラウンドは、当該プログラムと異なる前記プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態である。前記通信部は、FAXプロトコルに従って外部装置にコンテンツデータをFAX送信するFAX装置と電気的に接続することが可能である。前記携帯端末及び前記FAX装置の少なくとも一方は、各々が前記外部装置を特定する複数の電話番号を記憶している。前記フォアグラウンドで実行される該FAXプログラムは、FAX送信すべき前記コンテンツデータである対象データを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、複数の前記電話番号を取得する取得処理と、前記取得処理で取得した複数の前記電話番号のうちのいずれかである対象電話番号を指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理とを前記携帯端末に実行させる。前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで実行され、且つ前記フォアグラウンドで再び実行される該FAXプログラムは、前記FAX装置にFAX送信を実行させる指示操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理と、前記対象電話番号が変更されていないと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象データ及び前記対象電話番号を含むFAX指示情報を前記通信部を通じて前記FAX装置に送信するFAX指示処理とを前記携帯端末に実行させる。前記FAX指示情報は、前記対象電話番号で特定される前記外部装置に前記対象データをFAX送信させるための情報である。該FAXプログラムは、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象電話番号が変更されたことを報知する報知処理を前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、取得処理及び第3受付処理の間に対象電話番号が変更された場合に、当該変更がユーザに報知される。その結果、ユーザの意図と異なる外部装置にコンテンツデータがFAX送信されることが抑制される。
(2) 好ましくは、該FAXプログラムは、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、変更前の前記対象電話番号及び変更後の前記対象電話番号の一方を指定するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第4受付処理と、前記第4受付処理で指定を受け付けた前記対象電話番号を含む前記FAX指示情報を、前記通信部を通じて前記FAX装置に送信する前記FAX指示処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、変更前の対象電話番号及び変更後の対象電話番号のうち、ユーザが指定した対象電話番号がFAX指示情報に含められるので、ユーザが意図しない外部装置へのFAX送信がさらに抑制される。
(3) 他の例として、該FAXプログラムは、第1電話番号及び第2電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第1電話番号のみが変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1電話番号が変更されたことを報知する前記報知処理と、前記対象電話番号として前記第2電話番号のみを含む前記FAX指示情報を、前記通信部を通じて前記FAX装置に送信する前記FAX指示処理とを前記携帯端末に実行させる。
(4) さらに他の例として、該FAXプログラムは、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記取得処理及び前記第2受付処理を再び前記携帯端末に実行させる。
(5) 好ましくは、該FAXプログラムは、前記取得処理において、前記通信部を通じて前記FAX装置から複数の前記電話番号を受信し、且つ当該電話番号の更新を規制することを前記FAX装置に指示する。
上記構成によれば、取得処理及び第3受付処理の間に対象電話番号が変更されることが抑制される。
(6) さらに好ましくは、該FAXプログラムは、前記取得処理において、予め定められた規制時間が経過するまで前記電話番号の更新を規制することを前記FAX装置に指示する。
上記構成によれば、規制時間の経過後に電話番号の変更が可能になる。
(7) 好ましくは、該FAXプログラムは、前記FAX装置に記憶された前記電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理を実行してからの経過時間が前記規制時間以上であるか否かを判断する第2判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記経過時間が前記規制時間以上であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記経過時間が前記規制時間未満であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を省略して前記FAX指示処理を前記携帯端末に実行させる。
規制時間の経過前に対象電話番号が変更されることはないので、第1判断処理を省略することによって、携帯端末の処理負荷が軽減される。
(8) 好ましくは、前記携帯端末は、複数の前記電話番号を記憶する記憶部を備える。該FAXプログラムは、前記記憶部に記憶された前記電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで実行されたか否かを判断する第3判断処理を前記携帯端末に実行させる。該FAXプログラムは、前記バックグラウンドで実行されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記バックグラウンドで実行されていないと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を省略して前記FAX指示処理を前記携帯端末に実行させる。
携帯端末に登録された電話番号を変更するためには、FAXプログラムをバックグラウンドで実行させる必要があるので、前記FAXプログラムがバックグラウンドで実行されていなければ、第1判断処理を省略するのが望ましい。
(9) 一例として、前記電話番号には、当該電話番号を識別する識別情報が対応付けられている。該FAXプログラム、前記第1判断処理において、前記対象電話番号と同一の前記識別情報に対応付けられた比較電話番号を取得し、前記対象電話番号と前記比較電話番号とを比較し、前記対象電話番号と前記比較電話番号とが一致することに応じて、前記対象電話番号が変更されていないと判断し、前記対象電話番号と前記比較電話番号とが異なることに応じて、前記対象電話番号が変更されたと判断する。
(10) 他の例として、前記電話番号には、当該電話番号を識別する識別情報と、当該電話番号の直近の更新日時を示す日時情報とが対応付けられている。該FAXプログラムは、前記対象電話番号に対応付けられた前記日時情報である対象日時情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御処理を前記携帯端末に実行させ、前記第1判断処理において、前記対象電話番号と同一の前記識別情報に対応付けられた前記日時情報である比較日時情報を取得し、前記対象日時情報と前記比較日時情報とを比較し、前記対象日時情報と前記比較日時情報とが一致することに応じて、前記対象電話番号が変更されていないと判断し、前記対象日時情報が前記比較日時情報より前の日時を示すことに応じて、前記対象電話番号が変更されたと判断する。
(11) 本明細書に記載の携帯端末は、表示部と、操作部と、通信部と、制御部とを備える。該携帯端末は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他の前記プログラムをバックグラウンドで実行し、且つ前記フォアグラウンドで実行する前記プログラムを切り替えることが可能である。前記フォアグラウンドは、当該プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態である。前記バックグラウンドは、当該プログラムと異なる前記プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態である。前記通信部は、FAXプロトコルに従って外部装置にコンテンツデータをFAX送信するFAX装置と電気的に接続することが可能である。該携帯端末及び前記FAX装置の少なくとも一方は、各々が前記外部装置を特定する複数の電話番号を記憶している。FAXプログラムを前記フォアグラウンドで実行する前記制御部は、FAX送信すべき前記コンテンツデータである対象データを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、複数の前記電話番号を取得する取得処理と、前記取得処理で取得した複数の前記電話番号のうちのいずれかである対象電話番号を指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理とを実行する。前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで前記FAXプログラムを実行し、且つ前記フォアグラウンドで再び前記FAXプログラムを実行する前記制御部は、前記FAX装置にFAX送信を実行させる指示操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理と、前記対象電話番号が変更されていないと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象データ及び前記対象電話番号を含むFAX指示情報を前記通信部を通じて前記FAX装置に送信するFAX指示処理とを実行する。前記FAX指示情報は、前記対象電話番号で特定される前記外部装置に前記対象データをFAX送信させるための情報である。前記制御部は、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象電話番号が変更されたことを報知する報知処理を実行する。
本発明によれば、取得処理及び第3受付処理の間に対象電話番号が変更された場合に、当該変更がユーザに報知されるので、ユーザの意図と異なる外部装置にコンテンツデータがFAX送信されることが抑制される。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態におけるFAXシステム100の概略図である。図1に示されるFAXシステム100は、複合機10と、携帯端末50とで構成されている。複合機10及び携帯端末50は、電気的に接続されている。複合機10及び携帯端末50は、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN等の通信ネットワーク101を通じて接続されていてもよいし、USB(Universal Serial Busの略)ケーブル等によって接続されていてもよい。なお、複数の装置が通信できる状態は、複数の装置が「電気的に接続されている」状態の一例である。
[複合機10]
複合機10は、図1に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、FAX部13と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、FAX装置の一例である。なお、本実施形態に係るFAX装置は、複合機10に限定されず、プリンタ部11やスキャナ部12を有しないFAX単能機であってもよい。
複合機10は、図1に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、FAX部13と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、FAX装置の一例である。なお、本実施形態に係るFAX装置は、複合機10に限定されず、プリンタ部11やスキャナ部12を有しないFAX単能機であってもよい。
[プリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。
FAX部13は、FAXプロトコルに準拠した方式でコンテンツデータを送受信するFAX送信動作及びFAX受信動作を実行する。FAX部13は、例えば、固定電話回線によって接続された基地局Aを通じて外部装置にコンテンツデータをFAX送信する。スキャナ部12が生成したスキャンデータは、コンテンツデータの一例である。スキャンデータをFAX送信用に変換したデータは、コンテンツデータの一例である。通信部25を通じて外部装置から受信した画像データは、コンテンツデータの一例である。FAX部13は、操作部24を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域32Bに記憶された電話番号のうち、操作部24を通じて選択された電話番号を用いて、外部装置にコンテンツデータをFAX送信する。すなわち、FAX送信先の外部装置は、例えば、操作部24を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域32Bに記憶された電話番号によって特定される。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部53に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[通信部25]
通信部25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部25を通じて携帯端末50に各種情報を出力し、通信部25を通じて携帯端末50から各種データ又は各種情報を受信する。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。なお、複合機10は、通信部25に代えて、USBケーブル等を装着するインタフェースを有していてもよい。
通信部25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部25を通じて携帯端末50に各種情報を出力し、通信部25を通じて携帯端末50から各種データ又は各種情報を受信する。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。なお、複合機10は、通信部25に代えて、USBケーブル等を装着するインタフェースを有していてもよい。
[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。なお、本明細書中のプログラムは、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。なお、本明細書中のプログラムは、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別する情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別する情報とは、例えば、当該データ等を識別する識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を抽出し、或いは選択する処理も同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を取得する。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、データが記憶された記憶領域からデータを読み出す処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置から送信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部データにデータの返信を要求し、外部装置から返信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、OSなどの他のプログラムが出力したデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、他のプログラムにデータの出力を要求し、他のプログラムから出力されたデータを受信する処理を指してもよい。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13、表示部23、操作部24、及び通信部25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
データ記憶領域32Bは、図2(A)に示されるように、宛先IDと、宛先IDに対応付けられた名前情報、電話番号、及び日時情報とを記憶している。以下、図2(A)に示される情報を総称して「宛先リスト」と表記することがあり、図2(A)に示される各レコードを「宛先レコード」と表記することがある。すなわち、宛先リストは、複数の宛先レコードを含むことができる。
宛先IDは、宛先レコードを識別する識別情報の一例である。名前情報は、対応する電話番号で特定される外部装置を所有する人或いは組織を示す名前を示す。電話番号は、電話回線を通じて接続された外部装置を特定する情報である。電話番号は、例えば、複数の数字を組み合わせて構成される。日時情報は、対応する電話番号が直近に更新された更新日時を示す情報である。本実施形態における日時情報は年月日の形式であるが、時分秒をさらに含んでもよいし、タイムスタンプの形式であってもよい。また、日時情報は、当該日時情報を含む宛先レコードが直近に更新された更新日時を示してもよい。
制御プログラム35は、操作部24を通じて受け付けたユーザ操作に基づいて、宛先レコードの登録、更新、削除等(以下、これらを総称して、「編集」と表記することがある。)を実行することができる。この処理は、後述する電話帳プログラム67の処理と共通する。また、制御プログラム35は、データ記憶領域32Bに記憶された宛先リストの編集を受け付ける許容モードと、当該宛先リストの編集を規制する規制モードとに状態変化する。すなわち、制御プログラム35は、操作部24を通じて受け付けたユーザ操作に応じた宛先リストの編集を、許容モードのときに実行し、規制モードのときに実行しない。制御プログラム35の初期モードは、許容モードである。
[携帯端末50]
携帯端末50は、図1に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、電話部56と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。CPU61及び記憶部62は、制御部の一例である。携帯端末50は、例えば、スマートフォン、携帯電話、或いはタブレット端末等である。
携帯端末50は、図1に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、電話部56と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。CPU61及び記憶部62は、制御部の一例である。携帯端末50は、例えば、スマートフォン、携帯電話、或いはタブレット端末等である。
[電話部56]
電話部56は、移動体通信回線によって接続された基地局Bを通じて外部装置と音声データを送受信する通話機能を実現する。通話機能の実現には、例えば、携帯端末50が備える不図示のマイク及び不図示のスピーカがさらに利用される。すなわち、携帯端末50は、不図示のマイクで集音した音声を示す音声データを電話部56を通じて外部装置に送信し、電話部56を通じて外部装置から受信した音声データで示される音声を不図示のスピーカを通じて出力する。電話部56は、操作部54を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域62Bに記憶された電話番号のうち、操作部54を通じて選択された電話番号を用いて、外部装置との間で音声データを送受信する。すなわち、電話部56が音声データを送受信する外部装置は、例えば、操作部54を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域62Bに記憶された電話番号によって特定される。
電話部56は、移動体通信回線によって接続された基地局Bを通じて外部装置と音声データを送受信する通話機能を実現する。通話機能の実現には、例えば、携帯端末50が備える不図示のマイク及び不図示のスピーカがさらに利用される。すなわち、携帯端末50は、不図示のマイクで集音した音声を示す音声データを電話部56を通じて外部装置に送信し、電話部56を通じて外部装置から受信した音声データで示される音声を不図示のスピーカを通じて出力する。電話部56は、操作部54を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域62Bに記憶された電話番号のうち、操作部54を通じて選択された電話番号を用いて、外部装置との間で音声データを送受信する。すなわち、電話部56が音声データを送受信する外部装置は、例えば、操作部54を通じて入力を受け付けた電話番号、或いはデータ記憶領域62Bに記憶された電話番号によって特定される。
記憶部62のプログラム記憶領域62Aには、OS64と、FAXプログラム65と、電話プログラム66と、電話帳プログラム67とが格納されている。また、データ記憶領域62Bは、図2(B)に示されるように、宛先リストを記憶している。宛先リストの基本的なデータ構造は、図2(A)と共通であってもよい。なお、データ記憶領域32B、62Bには、同一の電話番号を含む宛先レコードが記憶されていてもよい。さらに、データ記憶領域62Bには、コンテンツデータが格納されるコンテンツデータフォルダが設けられていてもよい。コンテンツデータは、例えば、画像データ、写真データ、ドキュメントデータ、表計算データ、或いはプレゼンテーションデータ等であってもよい。
携帯端末50の表示部53は、図6〜図10に示されるように、共通表示領域80と、プログラム表示領域81とに区分される。共通表示領域80には、プログラム表示領域81の表示内容にかかわらず、OS64によってステータスバーが表示される。ステータスバーには、OS64によって各種情報が表示される。ステータスバーには、例えば、プログラム表示領域81に表示された画面のタイトル、携帯端末50のバッテリー残量を示すアイコン、通信部55の通信状態を示すアイコン、携帯端末50が外部サービスから受信したプッシュ通知を示すアイコン等が表示される。プログラム表示領域81には、フォアグラウンドで実行されているプログラムが生成した画面が表示される。
以下、「プログラムが表示部53に画面を表示させる」と記述したときは、プログラム画面がプログラム表示領域81に表示され、ステータスバーが共通表示領域80に表示されるものとする。プログラム画面とは、プログラムの指示によって、プログラム表示領域81に表示される画面のことである。但し、表示部53は、表示領域が共通表示領域80とプログラム表示領域81とに区分された部分画面モードと、表示領域の全てがプログラム表示領域81となる全画面モードとに切替可能であってもよい。
OS64は、例えば、Android(Google inc.の登録商標) OS、iOS(Cisco Systems,Inc.の登録商標)、Windows Phone(Microsoft Corporationの登録商標) Operating System等であってもよい。OS64は、携帯端末50にインストールされた複数のプログラムを並行して実行することができる。複数のプログラムは、例えば、時分割多重方式によって仮想的に並行して実行される。また、OS64は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他のプログラムをバックグラウンドで実行する。
フォアグラウンドは、例えば、当該プログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。「表示領域の大部分」とは、例えば、プログラム表示領域81を指してもよい。バックグラウンドは、例えば、当該プログラムと異なるプログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。すなわち、携帯端末50は、並行して実行する複数のプログラムのうち、フォアグラウンドで実行されているプログラムの実行に拠るプログラム画面のみを表示部53に表示させることができる。
FAXプログラム65は、フォアグラウンドで実行されたことに応じて、FAX送信すべきコンテンツデータ(以下、「対象データ」と表記する。)、及びFAX送信先の外部装置を特定する電話番号(以下、「対象電話番号」と表記する。)の指定を受け付け、FAX送信動作を複合機10に実行させるプログラムである。FAX送信動作は、対象電話番号で特定される外部装置に対象データをFAX送信する動作である。FAXプログラム65によって実行される処理の詳細は、後述する。
電話プログラム66は、フォアグラウンドで実行されたことに応じて、電話番号を指定するユーザ操作を操作部54を通じて受け付け、当該電話番号で特定される外部装置に接続を要求する。そして、電話プログラム66は、外部装置によって接続が許可されたことに応じて、当該外部装置との間で電話部56を通じて音声データを送受信する。また、電話プログラム66は、外部装置と接続されているときに、例えば図6(A)に示される通話画面を表示部53に表示させる。図6(A)に示される通話画面は、接続中の外部装置に対応する名前及び電話番号と、[切断]アイコンとを含む。そして、電話プログラム66は、[切断]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、外部装置との接続を終了する。
また、電話プログラム66は、外部装置からの接続要求を電話部56を通じて受信したことに応じて、例えば図6(B)に示されるダイアログ画面を表示部53に表示させる。ダイアログ画面は、フォアグラウンドで実行されているプログラムが表示させているプログラム画面上に重ねて表示される。すなわち、表示部53にダイアログ画面を表示させるときの電話プログラム66は、バックグラウンドで実行されている。なお、ダイアログ画面は、図6(B)に示される宛先選択画面に限定されず、他のプログラム画面上にも重ねられる。
図6(B)に示されるダイアログ画面は、接続要求元の外部装置に対応する名前及び電話番号と、[応答]アイコンと、[拒否]アイコンとを含む。[応答]アイコンの選択が操作部54によって受け付けられたことに応じて、電話プログラム66がフォアグラウンドで実行される。そして、電話プログラム66は、接続要求元の外部装置と接続し、当該外部装置との間で音声データを送受信する。また、電話プログラム66は、図6(A)に示される通話画面を表示部53に表示させる。一方、[拒否]アイコンの選択が操作部54によって受け付けられたことに応じて、接続要求元の外部装置との接続が拒否され、ダイアログ画面が表示部53から消える。
電話帳プログラム67は、フォアグラウンドで実行されたことに応じて、例えば図7(A)に示される電話帳画面を表示部53に表示させる。図7(A)に示される電話帳画面は、宛先ID、名前、電話番号を表示するためのテキストボックス111、112、113と、[登録]アイコンと、[検索]アイコンとを含む。そして、電話帳プログラム67は、電話帳画面に対するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける。
電話帳プログラム67は、テキストボックス111〜113の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、例えば不図示のソフトウェアキーボードを表示部53に表示させ、当該ソフトウェアキーボードを通じて入力された情報(例えば、宛先ID、名前、電話番号)を、当該テキストボックス111〜113に表示する。
次に、電話帳プログラム67は、名前及び電話番号の入力と、[登録]アイコンの選択とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて、テキストボックス112に表示された名前を示す名前情報と、テキストボックス113に表示された電話番号と、電話帳プログラム67が一意に割り当てた宛先IDと、現在時刻を示す日時情報とを含む宛先レコードを、図2(B)に示される宛先リストに追加する。
電話帳プログラム67は、例えば、不図示のクロックカウンタが示すカウンタ数値を読出し、読み出したカウンタ数値を現在時刻を示す日時情報として、宛先レコードに含めてもよい。電話帳プログラム67は、OS64のAPIを用いて、現在時刻を示す時刻情報を戻り値として受信し、受信した時刻情報を日時情報として宛先レコードに含めてもよい。電話帳プログラム67は、不図示のサーバにカウンタ数値或いは時刻情報の返信を要求し、当該サーバから返信された情報を日時情報として、宛先レコードに含めてもよい。
一方、電話帳プログラム67は、宛先IDの入力と、[検索]アイコンの選択とを操作部54を通じて受け付けたことに応じて、テキストボックス111に表示された宛先IDに対応付けられた名前情報及び電話番号を、図2(B)に示される宛先リストから読み出す。そして、電話帳プログラム67は、例えば図7(B)に示されるように、読み出した名前情報で示される名前をテキストボックス112に表示させ、読み出した電話番号をテキストボックス113に表示させる。図7(B)に示される電話帳画面は、[登録]アイコン及び[検索]アイコンに代えて、[更新]アイコン及び[削除]アイコンが含まれている点において、図7(A)に示される電話帳画面と相違する。
次に、電話帳プログラム67は、テキストボックス112、113の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、例えば不図示のソフトウェアキーボードを表示部53に表示させ、当該ソフトウェアキーボードを通じて入力された情報で、当該テキストボックス112、113の表示内容を更新する。そして、電話帳プログラム67は、[更新]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、テキストボックス111に表示された宛先IDを含む宛先レコードを、テキストボックス112に表示された名前、テキストボックス113に表示された電話番号、及び現在時刻を示す日時情報で上書きする。一方、電話帳プログラム67は、[削除]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、テキストボックス111に表示された宛先IDを含む宛先レコードを、図2(B)に示される宛先リストから削除する。
なお、電話帳プログラム67による宛先レコードの編集の具体的な方法はこれに限定されず、携帯端末50に標準でインストールされたプログラムで実現される既知の方法を採用することができる。例えば、電話帳プログラム67は、宛先リストに含まれる宛先レコードを一覧表示させる宛先一覧画面を表示部53に表示させ、当該宛先一覧画面を通じて更新或いは削除の対象となる宛先レコードを選択させてもよい。
[FAXシステム100の動作]
図3〜図10を参照して、本実施形態に係るFAXシステム100の動作を説明する。FAXシステム100は、対象データ及び対象電話番号の指定を携帯端末50が受け付け、対象電話番号で特定される外部装置に対して複合機10が対象データをFAX送信するものである。
図3〜図10を参照して、本実施形態に係るFAXシステム100の動作を説明する。FAXシステム100は、対象データ及び対象電話番号の指定を携帯端末50が受け付け、対象電話番号で特定される外部装置に対して複合機10が対象データをFAX送信するものである。
携帯端末50のOS64は、メニュー画面を表示部53に表示させ、ステータスバーを共通表示領域80に表示させる。図8(A)はメニュー画面の一例である。図8(A)に示されるメニュー画面は、複数のプログラムアイコン115、116、117、118、119を含む。プログラムアイコン115〜119は、携帯端末50にインストールされたプログラムに対応する。例えば、プログラムアイコン115はFAXプログラム65に対応し、プログラムアイコン116は電話プログラム66に対応し、プログラムアイコン117は電話帳プログラム67に対応する。
OS64は、プログラムアイコン115〜119の選択を操作部54を通じて受け付ける。OS64は、プログラムアイコン115〜119の1つの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、当該プログラムアイコン115〜119に対応するプログラムを起動させ、フォアグラウンドで実行する。プログラムアイコン115〜119の選択は、対応するプログラムの起動を指示するユーザ操作の一例である。
携帯端末50のFAXプログラム65は、プログラムアイコン115の選択を受け付けたOS64によって起動されたことに応じて、データ選択画面を表示部53に表示させる(S11)。また、FAXプログラム65は、データ選択画面に含まれるアイコンの選択を操作部54を通じて受け付ける(S12)。ステップS11、S12の処理は、第1受付処理の一例である。
図8(B)は、データ選択画面の一例である。図8(B)に示されるデータ選択画面は、複数のデータアイコン121、122、123を含む。データアイコン121〜123は、対象データとして指定可能なコンテンツデータに対応するデータオブジェクトの一例である。データアイコン121〜123には、対応するコンテンツデータのデータID(例えば、ファイル名)が記述される。データアイコン121〜123に対応するコンテンツデータは、コンテンツデータフォルダに記憶されているものであってもよいし、通信部55を通じて通信可能な不図示のサーバに記憶されているものであってもよい。
次に、FAXプログラム65は、データアイコン121〜123の1つの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S12:Yes)、選択されたデータアイコンに対応するコンテンツデータを、対象データとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。または、FAXプログラム65は、対象データそのものではなく、対象データを特定する情報(以下、「対象データID」と表記する。)をデータ記憶領域62Bに一時記憶させてもよい。対象データIDは、例えば、対象データの記憶場所を示す情報でもよいし、対象データを示すURLでもよい。宛先アイコン121〜123の選択は、対象データを指定するユーザ操作の一例である。本実施形態では、データアイコン121が選択されたものとして、以降の説明を継続する。
次に、FAXプログラム65は、データアイコン121の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S12:Yes)、プレビュー画面を表示部53に表示させる(S13)。図9(A)は、プレビュー画面の一例である。図9(A)に示されるプレビュー画面は、プレビュー画像125と、対象電話番号を表示するテキストボックス126と、[宛先]アイコンと、[送信]アイコンとを含む。また、FAXプログラム65は、プレビュー画面に含まれるアイコンの選択を操作部54を通じて受け付ける(S14)。ステップS14の処理は第3受付処理の一例である。なお、データアイコン121の選択を操作部54を通じて受け付けた直後に表示されるプレビュー画面は、図9(A)に示されるように、テキストボックス126が空欄になっている。
プレビュー画像125は、対象データがFAX送信され、FAX受信した装置において対象データで示される画像が記録用紙に記録されたイメージを示す。図9(A)に示されるプレビュー画像125は、対象データID“写真.JPEG”で示される画像にFAXヘッダが付加されたものである。FAXヘッダは、例えば、FAX送信元を示す名称と、FAX送信時刻とを含む。テキストボックス126には、後述する宛先選択処理で選択された対象電話番号、或いは直接入力された対象電話番号が表示される。[宛先]アイコンは、宛先リストに含まれる電話番号のうちから、ユーザに対象電話番号を指定させる処理に対応する。[送信]アイコンは、対象データに対するFAX送信動作を複合機10に実行させる指示に対応する。
そして、FAXプログラム65は、テキストボックス126の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、対象電話番号の直接入力を受け付け可能になる。具体的には、FAXプログラム65は、不図示のソフトウェアキーボードを表示部53に表示させ、当該ソフトウェアキーボードを通じて入力された電話番号を、当該テキストボックス126に表示する。そして、FAXプログラム65は、テキストボックス126に表示された電話番号を、対象電話番号としてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。ステップS13でプレビュー画面を表示してから、[宛先]アイコンが選択されることなく、対象電話番号が直接入力されて[送信]アイコンが選択された場合、後述するステップS16以降の処理を実行することなく、ステップS21でFAX指示情報が送信される。
また、FAXプログラム65は、[宛先]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S14:[宛先]アイコン)、宛先選択処理を実行する(S15)。宛先選択処理は、データ記憶領域32B、62Bに記憶された宛先リストに含まれる電話番号のうちから、対象電話番号をユーザに指定させる処理である。図4を参照して、宛先選択処理の詳細を説明する。
まず、FAXプログラム65は、宛先リストの供給元がデータ記憶領域32B、62Bのどちらであるのかを判断する(S31)。例えば、宛先選択処理の開始時点における宛先リストの供給元は、データ記憶領域62Bと予め定められていてもよい。そして、FAXプログラム65は、宛先リストの供給元がデータ記憶領域62Bであると判断したことに応じて(S31:携帯端末)、データ記憶領域62Bから宛先リストを読み出す(S32)。ステップS32の処理は、取得処理の一例である。また、FAXプログラム65はバックグラウンドフラグに“OFF”を設定する(S33)。バックグラウンドフラグの詳細は後述する。
次に、FAXプログラム65は、宛先選択画面を表示部53に表示させる(S34)。図9(B)は、宛先選択画面の一例である。図9(B)に示される宛先選択画面は、宛先アイコン127、128、129と、[端末]アイコンと、[本体]アイコンとを含む。そして、FAXプログラム65は、宛先選択画面に含まれるアイコンの選択を操作部54を通じて受け付ける(S35)。ステップS35の処理は、第2受付処理の一例である。
宛先アイコン127〜129は、ステップS32で取得した宛先レコードに対応する。宛先アイコン127〜129には、対応する宛先レコードに含まれる名前情報で示される名前及び電話番号が記述されている。[端末]アイコンは、宛先リストの供給元をデータ記憶領域62Bとすることに対応する。[本体]アイコンは、宛先リストの供給元をデータ記憶領域32Bとすることに対応する。以下、[端末]アイコン及び[本体]アイコンを総称して、切替アイコンと表記することがある。図9(B)に示される宛先選択画面では、宛先アイコン127〜129がデータ記憶領域62Bから取得した宛先レコードに対応することを示すために、[端末]アイコンがハイライト表示されている。
そして、FAXプログラム65は、宛先アイコン127〜129の1つの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S35:宛先アイコン)、当該宛先アイコンに対応する宛先レコードを、対象宛先レコードとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる(S36)。また、FAXプログラム65は、対象宛先レコードの供給元を示す情報をデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。宛先アイコン127〜129の選択は、対象電話番号を指定するユーザ操作の一例である。また、対象宛先レコードに含まれる電話番号は対象電話番号の一例であり、対象宛先レコードに含まれる日時情報は対象日時情報の一例である。ステップS36の処理は、記憶制御処理の一例である。
また、FAXプログラム65は、[本体]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S35:切替アイコン)、宛先リストの供給元がデータ記憶領域32Bに切り替えられたと判断する(S31:複合機)。そして、FAXプログラム65は、通信部55を通じて複合機10にリスト要求情報を送信する(S37)。リスト要求情報は、データ記憶領域32Bに記憶された宛先リストの送信を要求するための情報である。また、本実施形態に係るリスト要求情報は、データ記憶領域32Bに記憶された宛先リストの更新を、予め定められた規制時間の間だけ規制することを指示する規制指示情報を含む。規制指示情報には、規制時間を示す情報が含まれていてもよい。または、FAXプログラム65と制御プログラム35に同じ規制時間が予め設定されていれば、規制指示情報には、規制時間を示す情報が含まれていなくてもよい。規制時間は、例えば、1分から5分の間である。
一方、複合機10の制御プログラム35は、図5に示されるように、通信部25を通じて携帯端末50からリスト要求情報を受信する(S41:Yes)。そして、制御プログラム35は、ステップS37或いはステップS38を実行してから経過した時間を監視するためのロックタイマをセットすると共に、許容モードから規制モードに状態変化する(S42)。以降、ステップS37或いはステップS38を実行してから経過した時間を、経過時間とも表記する。さらに、制御プログラム35は、データ記憶領域32Bに記憶された宛先リストを、通信部25を通じて携帯端末50に送信する(S43)。また、制御プログラム35は、FAX指示情報を受信する前にロックタイマがタイムアウトしたことに応じて(S49:Yes)、規制モードから許容モードに状態変化する(S50)。
次に、携帯端末50のFAXプログラム65は、通信部55を通じて複合機10から宛先リストを受信する(S38:Yes)。ステップS37、S38の処理は、取得処理の一例である。そして、FAXプログラム65は、ステップS33以降の処理を実行する。ここで表示される宛先選択画面は、ステップS38で取得した宛先リストに含まれる宛先レコードが宛先アイコンに対応付けられている点、及び[本体]アイコンがハイライト表示されている点において、図9(B)に示される宛先選択画面と相違する。
次に、FAXプログラム65は、プレビュー画面を表示部53に再び表示させる(S13)。宛先選択処理後のプレビュー画面は、テキストボックス126に対象電話番号が表示されている点において、図9(A)に示されるプレビュー画面と相違する。そして、FAXプログラム65は、[送信]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S14:[送信]アイコン)、宛先選択処理で選択された対象電話番号の供給元を判断する(S16)。[送信]アイコンの選択は、複合機10にFAX送信動作を実行させる指示操作の一例である。
次に、FAXプログラム65は、対象電話番号の供給元が複合機10であると判断したことに応じて(S16:複合機)、複合機10の制御プログラム35が許容モードであるか否かを判断する(S17)。FAXプログラム65は、例えば、ステップS37或いはステップS38を実行してから現在までの経過時間と規制時間とを比較する。そして、FAXプログラム65は、経過時間が規制時間以上であることに応じて、制御プログラム35が許容モードであると判断する(S17:Yes)。一方、FAXプログラム65は、経過時間が規制時間未満であることに応じて、制御プログラム35が規制モードであると判断する(S17:No)。
そして、FAXプログラム65は、制御プログラム35が許容モードであると判断したことに応じて(S17:Yes)、対象宛先レコードに含まれる宛先IDと同一の宛先IDを含む宛先レコード(以下、「比較宛先レコード」と表記する。)を複合機10から取得する(S18)。具体的には、FAXプログラム65は、通信部25を通じて複合機10にレコード要求情報を送信する。レコード要求情報は、比較宛先レコードの送信を要求するための情報であって、ステップS36でデータ記憶領域に一時記憶させた対象宛先レコードに含まれる宛先IDを含む。
一方、複合機10の制御プログラム35は、図5に示されるように、通信部25を通じて携帯端末50からレコード要求情報を受信する(S44:Yes)。次に、制御プログラム35は、レコード要求情報に含まれる宛先IDを含む宛先レコードを、比較宛先レコードとしてデータ記憶領域32Bから読み出す。次に、制御プログラム35は、読み出した比較宛先レコードを通信部25を通じて携帯端末50に送信する(S45)。
そして、携帯端末50のFAXプログラム65は、通信部55を通じて複合機10から比較宛先レコードを受信する(S18)。比較宛先レコードに含まれる電話番号は比較電話番号の一例であり、比較宛先レコードに含まれる日時情報は比較日時情報の一例である。次に、FAXプログラム65は、ステップS36でデータ記憶領域62Bに一時記憶させた対象宛先レコードと、ステップS18で取得した比較宛先レコードとを比較することによって、対象宛先レコードが変更されたか否かを判断する(S19)。ステップS19の処理は、第1判断処理の一例である。
一例として、FAXプログラム65は、対象電話番号と比較電話番号とを比較する。そして、FAXプログラム65は、対象電話番号と比較電話番号とが一致することに応じて、対象電話番号が変更されていないと判断する(S19:No)。一方、FAXプログラム65は、対象電話番号と比較電話番号とが異なることに応じて、対象電話番号が変更されたと判断する(S19:Yes)。他の例として、FAXプログラム65は、対象日時情報と比較日時情報とを比較する。そして、FAXプログラム65は、対象日時情報と比較日時情報とが一致することに応じて、対象電話番号が変更されていないと判断する(S19:No)。一方、FAXプログラム65は、対象日時情報が比較日時情報より前の日時を示すことに応じて、対象電話番号が変更されたと判断する(S19:Yes)。
次に、FAXプログラム65は、対象電話番号が変更されたと判断したことに応じて(S19:Yes)、報知画面を表示部53に表示させる(S20)。図10(A)は、報知画面の一例である。図10(A)に示される報知画面は、「電話番号が変更されているので、FAX送信できませんでした。」とのメッセージと、[宛先選択]アイコンと、[CANCEL]アイコンとを含む。ステップS20の処理は、報知処理の一例である。
[宛先選択]アイコンは、宛先選択処理を再び実行させる指示に対応する。[CANCEL]アイコンは、複合機10にFAX送信動作を実行させずに、FAX指示処理を終了させる指示に対応する。すなわち、FAXプログラム65は、[宛先選択]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、ステップS15の処理を再び実行する。一方、FAXプログラム65は、[CANCEL]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、FAX指示処理を終了する。
一方、FAXプログラム65は、対象電話番号が変更されていないと判断したことに応じて(S19:No)、通信部55を通じて複合機10にFAX指示情報を送信する(S21)。また、FAXプログラム65は、制御プログラム35が規制モードであると判断したことに応じて(S17:No)、ステップS18、S19をスキップして、ステップS21の処理を実行する。ステップS21の処理は、FAX指示処理の一例である。
FAX指示情報は、対象電話番号で特定される外部装置に対象データをFAX送信させるための情報である。FAX指示情報は、対象データと、対象電話番号とを含む。なお、FAX指示情報は、対象データそのものではなく、URL等の対象データIDを含んでいてもよい。また、対象宛先レコードの供給元が複合機10である場合、FAX指示情報は、対象電話番号に代えて、対象宛先レコ−ドに含まれる宛先IDを含んでもよい。
一方、複合機10の制御プログラム35は、図5に示されるように、通信部25を通じて携帯端末50からFAX指示情報を受信する(S46:Yes)。そして、制御プログラム35は、受信したFAX指示情報に従ったFAX送信動作をFAX部13に実行させる(S47)。すなわち、FAX部13は、FAX指示情報に含まれる対象データを、対象電話番号で特定される外部装置にFAX送信する。また、制御プログラム35は、ロックタイマを解除すると共に、規制モードから許容モードに状態変化する(S48)。但し、既にロックタイマがタイムアウトしている場合(S49:Yes)、ステップS48の処理は省略される。
また、FAXプログラム65は、対象電話番号の供給元が携帯端末50であると判断したことに応じて(S16:携帯端末)、バックグラウンドフラグの値を判断する(S22)。バックグラウンドフラグは、ステップS32或いはステップS38の実行後に、FAXプログラム65がバックグラウンドで実行されたか否かを示す。バックグラウンドフラグには、バックグラウンドで実行されたことを示す“ON”、バックグラウンドで実行されていないことを示す“OFF”のいずれかが設定される。
FAXプログラム65は、クラス“ActivityManager”をFAXプログラム65の起動時にOS64から獲得し、以降、関数“getRunningAPPProcesses()”を所定の時間間隔で繰り返し実行する。OS64は、“getRunningAPPProcesses()”が実行されることによって、OS64上で実行されているプログラムを識別するプログラムIDのリストを出力する。すなわち、FAXプログラム65は、当該リストを取得することができる。なお、当該リストの取得は、FAXプログラム65がフォアグラウンドで実行されているときも、バックグラウンドで実行されているときも行うことができる。そして、フォアグラウンドで実行されているプログラムのプログラムIDは、当該リストの先頭に格納されている。FAXプログラム65は、前述のリストを取得する都度、FAXプログラム65のプログラムIDが当該リストの先頭以外に格納されているか否かを判断する。そして、FAXプログラム65のプログラムIDが当該リストの先頭以外に格納されていることに応じて、FAXプログラム65は、バックグラウンドフラグに“ON”を設定してもよい。
なお、ステップS22の処理は、FAXプログラム65がフォアグラウンドで実行されているときに実行される。また、FAXプログラム65は、宛先リストを読み出したタイミング(S32)、或いは宛先リストを受信しタイミング(S38)で、バックグラウンドフラグに“OFF”を設定している(S33)。すなわち、FAXプログラム65は、ステップS22において、ステップS32、S38の実行後にFAXプログラム65がバックグラウンドで実行され、且つ当該FAXプログラム65がフォアグラウンドで再び実行されたか否かを判断する。ステップS22の処理は、第3判断処理の一例である。
次に、FAXプログラム65は、バックグラウンドフラグに“ON”が設定されていると判断したことに応じて(S22:Yes)、データ記憶領域62Bから比較宛先レコードを読み出す(S23)。そして、FAXプログラム65は、ステップS36でデータ記憶領域62Bに一時記憶させた対象宛先レコードと、ステップS23で読み出した比較宛先レコードとを比較することによって、対象宛先レコードが変更されたか否かを判断する(S24)。ステップS24の処理は、ステップS19と共通であってもよい。ステップS24の処理は、第1判断処理の一例である。
次に、FAXプログラム65は、対象電話番号が変更されたと判断したことに応じて(S24:Yes)、報知画面を表示部53に表示させる(S25)。図10(B)は、報知画面の一例である。図10(B)に示される報知画面は、「電話番号が変更されています。どちらを使用しますか?」とのメッセージと、宛先アイコン131、132と、[CANCEL]アイコンとを含む。宛先アイコン131は対象電話番号に対応し、宛先アイコン132は比較電話番号に対応する。換言すれば、宛先アイコン131は変更前の対象電話番号に対応し、宛先アイコン132は変更後の対象電話番号に対応する。そして、FAXプログラム65は、報知画面に含まれるアイコンの選択を操作部54を通じて受け付ける(S26)。ステップS25の処理は報知処理の一例であり、ステップS26の処理は第4受付処理の一例である。
FAXプログラム65は、宛先アイコン131、132の1つの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S26:宛先アイコン)、当該宛先アイコン131、132に対応する電話番号を含む対象電話番号としてFAX指示情報を、通信部55を通じて複合機10に送信する(S27)。すなわち、宛先アイコン131が選択された場合のFAX指示情報は、ステップS37で一時記憶された対象電話番号を含む。一方、宛先アイコン131が選択された場合のFAX指示情報は、ステップS23で読み出した比較電話番号を含む。ステップS27の処理は、ステップS21と共通であってもよい。ステップS27の処理は、FAX指示処理の一例である。
また、FAXプログラム65は、対象電話番号が変更されていないと判断したことに応じて(S24:No)、ステップS25、S26の処理をスキップして、ステップS27の処理を実行する。さらに、FAXプログラム65は、バックグラウンドフラグに“OFF”が設定されていることに応じて(S22:No)、ステップS23〜S26の処理をスキップして、ステップS27の処理を実行する。一方、FAXプログラム65は、[CANCEL]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、ステップS27の処理を実行することなく、FAX指示処理を終了する。
[本実施形態の作用効果]
上記構成の複合機10において、例えば、宛先リストを送信した後に制御プログラム35を通じてデータ記憶領域32B内の宛先リストが編集される可能性がある。また、上記構成の携帯端末50において、例えば、宛先選択画面を表示させたFAXプログラム65がバックグラウンドで実行され、且つフォアグラウンドで実行された電話帳プログラム67を通じてデータ記憶領域62B内の宛先リストが編集される可能性がある。そこで上記の実施形態によれば、ステップS32、S38の実行後に宛先リスト内の対象電話番号が変更されたか否かを判断し、変更された場合には当該変更がユーザに報知される。その結果、ユーザの意図と異なる外部装置へのコンテンツデータのFAX送信を抑制できる。
上記構成の複合機10において、例えば、宛先リストを送信した後に制御プログラム35を通じてデータ記憶領域32B内の宛先リストが編集される可能性がある。また、上記構成の携帯端末50において、例えば、宛先選択画面を表示させたFAXプログラム65がバックグラウンドで実行され、且つフォアグラウンドで実行された電話帳プログラム67を通じてデータ記憶領域62B内の宛先リストが編集される可能性がある。そこで上記の実施形態によれば、ステップS32、S38の実行後に宛先リスト内の対象電話番号が変更されたか否かを判断し、変更された場合には当該変更がユーザに報知される。その結果、ユーザの意図と異なる外部装置へのコンテンツデータのFAX送信を抑制できる。
また、宛先リストを複合機10から取得する場合において、複合機10に宛先リストの編集を規制させることによって、ステップS38の実行後で且つステップS21の実行前に宛先レコードが編集される可能性を抑制できる。また、規制モードにする時間を規制時間に限定することによって、複合機10の宛先リストを編集できない状態がいつまでも継続するのを防止できる。
なお、上記の実施形態では、制御プログラム35を規制モードに状態変化させる指示をリスト要求情報に含めた例を説明した。しかしながら、FAXプログラム65は、規制モードへの状態変化を指示する規制指示情報を、リスト要求情報とは別に複合機10に送信してもよい。また、規制時間は、複合機10及び携帯端末50の間で予め取り決められてもよいし、リスト要求情報或いは規制指示情報に含められる時間情報によって示されてもよい。さらに、規制時間は、固定であってもよいし、可変であってもよい。
また、上記の実施形態によれば、制御プログラム35が規制モードであると推定したことに応じて(S17:No)、ステップS18、S19の処理がスキップされる。同様に、バックグラウンドフラグに“OFF”が設定されていることに応じて(S22:No)、ステップS23〜S26の処理がスキップされる。このように、対象電話番号が変更されていないことが保証される場合に、第1判断処理を省略してFAX指示処理を実行することにより、携帯端末50の処理負荷が軽減される。
なお、バックグラウンドフラグに“OFF”を設定するタイミングは、ステップS32、S38の直後に限定されない。例えば、ステップS33の処理は、メニュー画面のプログラムアイコン115が選択されたタイミング、すなわち、FAXプログラム65が起動されたタイミング、プレビュー画面が表示されたタイミング、或いはプレビュー画面の[宛先]アイコンが選択されたタイミングで実行されてもよい。そして、FAXプログラム65は、ステップS22において、ステップS33の処理を実行してからステップS22までの間に、FAXプログラム65がバックグラウンドで実行されたか否かを判断する。すなわち、ステップS33の実行タイミングを変更することによって、ステップS22における判断の始期を変更することができる。
また、ステップS22における判断の始期は、ステップS33の実行タイミングのみならず、関数“getRunningAPPProcesses()”の実行タイミングによっても制御できる。まず、FAXプログラム65は、起動時及びステップS22の直後にステップS33の処理を実行する。そして、FAXプログラム65は、例えば、ステップS32或いはステップS38の実行直後からステップS22までの間に、所定の時間間隔で上記の関数を繰り返し実行してもよい。また、上記の関数の実行開始タイミングは、起動時、プレビュー画面表示時、或いは[宛先]アイコン選択時等であってもよい。
さらに、FAXプログラム65は、対象電話番号の供給元が複合機10である場合(S16:複合機)にも、ステップS22に相当する処理を実行してもよい。そして、FAXプログラム65は、バックグラウンドフラグに“ON”が設定されていると判断したことに応じて、ステップS17以降の処理を実行してもよい。一方、FAXプログラム65は、バックグラウンドフラグに“OFF”が設定されていると判断したことに応じて、ステップS21の処理を実行してもよい。また、ステップS22に相当する処理は、ステップS17の後に実行されてもよい。
また、上記の実施形態では、対象電話番号を複合機10から取得した場合(S16:複合機)と、対象電話番号を携帯端末50から取得した場合(S16:携帯端末)とで、報知画面の表示内容を異ならせる例を説明した。しかしながら、報知画面の表示内容及び報知画面を通じて実行可能な処理は、対象電話番号の供給元に拘わらず同一であってもよい。または、対象電話番号を複合機10から取得した場合の報知処理(S20)と、対象電話番号を携帯端末50から取得した場合の報知処理(S25、S26)とが入れ替えられてもよい。また、図10(A)に示される報知画面は、[このまま送信]アイコンをさらに含んでもよい。そして、FAXプログラム65は、[このまま送信]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、変更前の対象電話番号を含むFAX指示情報を、通信部55を通じて複合機10に送信してもよい。
さらに、宛先選択処理で指定される対象電話番号は1つに限定されない。この場合、FAXプログラム65は、ステップS18、S23において、複数の対象宛先レコードそれぞれに対応する複数の比較宛先レコードを取得する。そして、FAXプログラム65は、ステップS19、S24において、複数セットの対象宛先レコード及び比較宛先レコードを比較する。さらに、宛先選択処理で複数の対象電話番号が選択された場合、例えば以下のような処理が実行されてもよい。
例えば、FAXプログラム65は、ステップS35において、第1電話番号及び第2電話番号を指定するユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける。また、FAXプログラム65は、ステップS19、S24において、第1電話番号が変更され、且つ第2電話番号が変更されていないと判断する。このような場合において、FAXプログラム65は、報知処理において、第1電話番号が変更されたことを報知してもよい。さらに、FAXプログラム65は、FAX指示処理において、第1電話番号及び第2電話番号のうちの第2電話番号のみを含むFAX指示情報を複合機10に送信してもよい。
また、上記の実施形態の複合機10及び携帯端末50において、記憶部32、62のプログラム記憶領域32A、62Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10及び携帯端末50として実現できるだけでなく、複合機10及び携帯端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワーク101を通じて複合機10及び携帯端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワーク101を通じて配信されてもよい。
10・・・複合機
13・・・FAX部
25,55・・・通信部
31,61・・・CPU
35・・・制御プログラム
65・・・FAXプログラム
50・・・携帯端末
53・・・表示部
54・・・操作部
62・・・記憶部
13・・・FAX部
25,55・・・通信部
31,61・・・CPU
35・・・制御プログラム
65・・・FAXプログラム
50・・・携帯端末
53・・・表示部
54・・・操作部
62・・・記憶部
Claims (11)
- 表示部、操作部、及び通信部を備える携帯端末が読み取り可能なFAXプログラムであって、
前記携帯端末は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他の前記プログラムをバックグラウンドで実行し、且つ前記フォアグラウンドで実行する前記プログラムを切り替えることが可能であり、前記フォアグラウンドは、当該プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態であり、前記バックグラウンドは、当該プログラムと異なる前記プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態であり、
前記通信部は、FAXプロトコルに従って外部装置にコンテンツデータをFAX送信するFAX装置と電気的に接続することが可能であり、
前記携帯端末及び前記FAX装置の少なくとも一方は、各々が前記外部装置を特定する複数の電話番号を記憶しており、
前記フォアグラウンドで実行される該FAXプログラムは、
FAX送信すべき前記コンテンツデータである対象データを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、
複数の前記電話番号を取得する取得処理と、
前記取得処理で取得した複数の前記電話番号のうちのいずれかである対象電話番号を指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理とを前記携帯端末に実行させ、
前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで実行され、且つ前記フォアグラウンドで再び実行される該FAXプログラムは、
前記FAX装置にFAX送信を実行させる指示操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、
前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理と、
前記対象電話番号が変更されていないと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象データ及び前記対象電話番号を含むFAX指示情報を前記通信部を通じて前記FAX装置に送信するFAX指示処理とを前記携帯端末に実行させ、前記FAX指示情報は、前記対象電話番号で特定される前記外部装置に前記対象データをFAX送信させるための情報であり、
該FAXプログラムは、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象電話番号が変更されたことを報知する報知処理を前記携帯端末に実行させるFAXプログラム。 - 該FAXプログラムは、
前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、変更前の前記対象電話番号及び変更後の前記対象電話番号の一方を指定するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第4受付処理と、
前記第4受付処理で指定を受け付けた前記対象電話番号を含む前記FAX指示情報を、前記通信部を通じて前記FAX装置に送信する前記FAX指示処理とを前記携帯端末に実行させる請求項1に記載のFAXプログラム。 - 該FAXプログラムは、第1電話番号及び第2電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第1電話番号のみが変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、
前記第1電話番号が変更されたことを報知する前記報知処理と、
前記対象電話番号として前記第2電話番号のみを含む前記FAX指示情報を、前記通信部を通じて前記FAX装置に送信する前記FAX指示処理とを前記携帯端末に実行させる請求項1に記載のFAXプログラム。 - 該FAXプログラムは、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記取得処理及び前記第2受付処理を再び前記携帯端末に実行させる請求項1に記載のFAXプログラム。
- 該FAXプログラムは、前記取得処理において、前記通信部を通じて前記FAX装置から複数の前記電話番号を受信し、且つ当該電話番号の更新を規制することを前記FAX装置に指示する請求項1から4のいずれかに記載のFAXプログラム。
- 該FAXプログラムは、前記取得処理において、予め定められた規制時間が経過するまで前記電話番号の更新を規制することを前記FAX装置に指示する請求項5に記載のFAXプログラム。
- 該FAXプログラムは、
前記FAX装置に記憶された前記電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理を実行してからの経過時間が前記規制時間以上であるか否かを判断する第2判断処理を前記携帯端末に実行させ、
前記経過時間が前記規制時間以上であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を前記携帯端末に実行させ、
前記経過時間が前記規制時間未満であると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を省略して前記FAX指示処理を前記携帯端末に実行させる請求項6に記載のFAXプログラム。 - 前記携帯端末は、複数の前記電話番号を記憶する記憶部を備えており、
該FAXプログラムは、前記記憶部に記憶された前記電話番号を前記対象電話番号として指定するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付け、且つ前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで実行されたか否かを判断する第3判断処理を前記携帯端末に実行させ、
該FAXプログラムは、
前記バックグラウンドで実行されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を前記携帯端末に実行させ、
前記バックグラウンドで実行されていないと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を省略して前記FAX指示処理を前記携帯端末に実行させる請求項1から7のいずれかに記載のFAXプログラム。 - 前記電話番号には、当該電話番号を識別する識別情報が対応付けられており、
該FAXプログラム、前記第1判断処理において、
前記対象電話番号と同一の前記識別情報に対応付けられた比較電話番号を取得し、
前記対象電話番号と前記比較電話番号とを比較し、
前記対象電話番号と前記比較電話番号とが一致することに応じて、前記対象電話番号が変更されていないと判断し、
前記対象電話番号と前記比較電話番号とが異なることに応じて、前記対象電話番号が変更されたと判断する請求項1から8のいずれかに記載のFAXプログラム。 - 前記電話番号には、当該電話番号を識別する識別情報と、当該電話番号の直近の更新日時を示す日時情報とが対応付けられており、
該FAXプログラムは、
前記対象電話番号に対応付けられた前記日時情報である対象日時情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御処理を前記携帯端末に実行させ、
前記第1判断処理において、
前記対象電話番号と同一の前記識別情報に対応付けられた前記日時情報である比較日時情報を取得し、
前記対象日時情報と前記比較日時情報とを比較し、
前記対象日時情報と前記比較日時情報とが一致することに応じて、前記対象電話番号が変更されていないと判断し、
前記対象日時情報が前記比較日時情報より前の日時を示すことに応じて、前記対象電話番号が変更されたと判断する請求項1から8のいずれかに記載のFAXプログラム。 - 表示部と、
操作部と、
通信部と、
制御部とを備える携帯端末であって、
該携帯端末は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他の前記プログラムをバックグラウンドで実行し、且つ前記フォアグラウンドで実行する前記プログラムを切り替えることが可能であり、前記フォアグラウンドは、当該プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態であり、前記バックグラウンドは、当該プログラムと異なる前記プログラムの実行に拠る画面が前記表示部の表示領域に表示されている状態であり、
前記通信部は、FAXプロトコルに従って外部装置にコンテンツデータをFAX送信するFAX装置と電気的に接続することが可能であり、
該携帯端末及び前記FAX装置の少なくとも一方は、各々が前記外部装置を特定する複数の電話番号を記憶しており、
FAXプログラムを前記フォアグラウンドで実行する前記制御部は、
FAX送信すべき前記コンテンツデータである対象データを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、
複数の前記電話番号を取得する取得処理と、
前記取得処理で取得した複数の前記電話番号のうちのいずれかである対象電話番号を指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理とを実行し、
前記取得処理の実行後に前記バックグラウンドで前記FAXプログラムを実行し、且つ前記フォアグラウンドで再び前記FAXプログラムを実行する前記制御部は、
前記FAX装置にFAX送信を実行させる指示操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、
前記第3受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記取得処理の実行後に前記対象電話番号が変更されたか否かを判断する第1判断処理と、
前記対象電話番号が変更されていないと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象データ及び前記対象電話番号を含むFAX指示情報を前記通信部を通じて前記FAX装置に送信するFAX指示処理とを実行し、前記FAX指示情報は、前記対象電話番号で特定される前記外部装置に前記対象データをFAX送信させるための情報であり、
前記制御部は、前記対象電話番号が変更されたと前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記対象電話番号が変更されたことを報知する報知処理を実行する携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015114455A JP2017005336A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 携帯端末及びfaxプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005336A true JP2017005336A (ja) | 2017-01-05 |
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---|---|---|---|
JP2015114455A Pending JP2017005336A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 携帯端末及びfaxプログラム |
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JP (1) | JP2017005336A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022003754A (ja) * | 2020-06-23 | 2022-01-11 | 株式会社エバーバンク | 電話番号表示制御装置、システム、およびプログラム |
-
2015
- 2015-06-05 JP JP2015114455A patent/JP2017005336A/ja active Pending
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