JP2017002868A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

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雅春 市瀬
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雅春 市瀬
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Abstract

【課題】燃料昇圧時における燃料漏れを防ぐことのできる高圧燃料ポンプを提供する。
【解決手段】高圧燃料ポンプ10は、シリンダ12と、プランジャ13とを備え、プランジャ13がシリンダ12内を往復移動することでプランジャ13の上端によって区画される加圧室14内の燃料を加圧するものである。この高圧燃料ポンプ10は、加圧室14とシリンダ12の上端を塞ぐ態様で架設されてプランジャ13の上端に固定されたダイアフラム51を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガソリン直噴エンジンに設けられて燃料噴射弁に高圧燃料を供給する高圧燃料ポンプに関する。
従来、この種の高圧燃料ポンプとしては、例えば特許文献1に記載の高圧燃料ポンプが知られている。この高圧燃料ポンプは、筒状のシリンダに対してプランジャを往復移動させることにより、プランジャの上端によって区画される加圧室にて燃料の吸入及び加圧を行うようにしている。また、この燃料ポンプでは、シリンダとプランジャとの間の隙間を通じた加圧室からの燃料の漏出を、プランジャの外周面にシール材を押し当てたシールユニットによって塞き止めるようにしている。
特開2007−9750号公報
ところで、上記文献に記載の高圧燃料ポンプでは、シールユニットを通じてプランジャの外周面にシール材を押し当てるようにしているものの、シールユニットとしての構造上、燃料昇圧時にプランジャを移動させるときには、プランジャとシール材との間の隙間を通じて燃料漏れを生じる可能性が否定できない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料昇圧時における燃料漏れを防ぐことのできる高圧燃料ポンプを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する高圧燃料ポンプは、シリンダと、プランジャとを備え、前記プランジャが前記シリンダ内を往復移動することで前記プランジャの上端によって区画される加圧室内の燃料を加圧する高圧燃料ポンプにおいて、前記加圧室と前記シリンダの上端または下端を塞ぐ態様で架設されて前記プランジャの上端または下端に固定された弾性膜を備える。
上記構成によれば、弾性膜は、プランジャの往復移動に追随して、加圧室とシリンダの上端または下端を塞いだ状態を維持しつつ弾性変形する。そのため、シリンダとプランジャとの間に隙間があっても、プランジャの往復移動に伴って加圧室から燃料が漏出することはない。
高圧燃料ポンプの一実施の形態及びその周辺構成を示す模式図。 同実施の形態の高圧燃料ポンプの断面図。 比較例の高圧燃料ポンプの断面図。 同実施の形態の高圧燃料ポンプの吐出性能を図3に示す比較例の高圧燃料ポンプと比較して示す図。 高圧燃料ポンプのその他の実施の形態の断面図。 高圧燃料ポンプのその他の実施の形態の断面図。
以下、高圧燃料ポンプの一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の高圧燃料ポンプ10は、シリンダ12に挿入されているプランジャ13を駆動カム11によって上下方向に往復移動させることで、加圧室14内に吸入された燃料を加圧するものである。こうした高圧燃料ポンプ10の加圧室14は、燃料を貯留した燃料タンク15に対して低圧燃料通路16を介して接続されている。燃料タンク15内には、燃料タンク15に貯留された燃料を低圧燃料通路16を通じて高圧燃料ポンプ10に供給する低圧ポンプ17が設けられている。低圧燃料通路16における加圧室14との接続部には、加圧室14と低圧燃料通路16との連通状態を切り替える電磁弁18が設けられている。そして、電磁弁18が開弁した状態においてプランジャ13が下方へ移動し、加圧室14の容積が拡大することで、低圧燃料通路16の燃料が加圧室14に吸入される。その後、プランジャ13の上方への移動に伴って加圧室14の容積が縮小されるに際し、電磁弁18を閉弁することで、加圧室14内の燃料が加圧されつつ高圧燃料通路19に吐出される。
高圧燃料通路19には、コネクタ20を介して高圧デリバリパイプ21が接続されている。高圧デリバリパイプ21には、各気筒の燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁22が設けられている。また、高圧燃料通路19には、内部の燃圧を検出するための燃圧センサ23が設けられている。
高圧燃料通路19には、吐出弁24が設けられている。吐出弁24は、加圧室14と高圧デリバリパイプ21との燃圧に差が無い状態では閉弁状態となっている。そして、加圧室14の燃圧が高圧デリバリパイプ21の燃圧よりも大きくなったときに開弁し、加圧室14内の燃料が高圧燃料通路19を経て高圧デリバリパイプ21に供給される。なお、プランジャ13を上方へ移動させる際、燃圧センサ23の検出結果に基づくタイミングで電磁弁18を閉弁することにより、高圧デリバリパイプ21の燃圧の維持に必要とされる量の燃料が加圧室14から高圧燃料通路19を介して高圧デリバリパイプ21に供給される。
高圧燃料通路19にはリターン通路27が設けられており、このリターン通路27にはリリーフ弁28が設けられている。リリーフ弁28は、高圧デリバリパイプ21の燃圧が加圧室14の燃圧よりも規定値以上大きくなると開弁する。そのため、燃料噴射弁22の故障等により燃圧センサ23の検出値が異常に高くなるようなときには、リリーフ弁28が開弁して異常に高圧となった燃料が高圧デリバリパイプ21からリターン通路27を通じて加圧室14に還流される。
次に、高圧燃料ポンプ10の構成について説明する。
図2に示すように、高圧燃料ポンプ10のボデー40には、上下方向に長く延びるシリンダ12が形成されている。シリンダ12には、プランジャ13が上下方向に往復移動可能に挿入されている。また、ボデー40には、プランジャ13の上端によって区画される加圧室14がシリンダ12の上方に形成されている。
加圧室14には、電磁弁18及びパルセーションダンパ43を通じて低圧燃料通路16が接続されている。そして、低圧燃料通路16に供給された燃料は、パルセーションダンパ43及び電磁弁18を通過して加圧室14に流入する。また、加圧室14には、ボデー40に設けられた吐出通路44を介して高圧燃料通路19が接続されている。そして、プランジャ13の上方への移動に伴って加圧室14の容積が減少すると、加圧室14内の燃料が吐出通路44を通過して高圧燃料通路19に流出する。
プランジャ13の下端には断面径が比較的小さい動力伝達部45が連結されるとともに、この動力伝達部45の下端には有底筒状のカバー46が固定されている。カバー46は、スプリング47によってプランジャ13を下降させる方向(図2の下方)に付勢されている。カバー46の下端面には、球体状のリフタ48が当接している。このリフタ48は、カムシャフト49に固定された駆動カム11によって下方から支持されている。また、リフタ48の周囲には、駆動カム11によるリフタ48の昇降動作をガイドする筒状のリフタガイド50が設けられている。そして、駆動カム11の回転に伴ってノーズ部11Aがリフタ48を介してカバー46をスプリング47の付勢力に抗して押し上げてプランジャ13を上昇させる。また、ノーズ部11Aがリフタ48を介してカバー46を押し上げた後はスプリング47の付勢力によってカバー46が押し下げられ、プランジャ13が下降する。このように、プランジャ13は駆動カム11の回転に伴いシリンダ12内で周期的に上下に往復移動する。
プランジャ13の上端には、円盤状の弾性膜としてのダイアフラム51がボルト52によって締結されて固定されている。なお、プランジャ13の上端に対するダイアフラム51の固定方法としては、上述したボルト52による締結の他にも、例えばかしめ固定等を採用することができる。このダイアフラム51の外周縁は、シリンダ12の上端の側壁に形成された円環状の凹溝55に嵌合されて固定されている。そして、ダイアフラム51は、加圧室14とシリンダ12の上端を塞ぐ態様で架設されることにより、プランジャ13とシリンダ12との間の隙間を加圧室14から仕切っている。なお、凹溝55の上側の内側面は円錐面55Aとなっており、プランジャ13が上方に移動したときにダイアフラム51がプランジャ13に追随して弾性変形することを許容するための空間域が凹溝55内に確保されている。
次に、本実施の形態の高圧燃料ポンプ10の作用について説明する。
高圧燃料ポンプ10から高圧燃料通路19に燃料を吐出する際には、プランジャ13を上方に移動させて加圧室14内の燃料を圧縮することにより加圧室14内の燃圧が昇圧される。
ここで、図3に示す比較例の高圧燃料ポンプ110は、本実施の形態の高圧燃料ポンプ10とは違い、プランジャ13の下部に外側から嵌着されるオーリング60を備えている。そして、この比較例の高圧燃料ポンプ110にあっては、加圧室14内の燃圧が昇圧された状態でプランジャ13が上方に移動したときには、シール部材としてのオーリング60の構造上、プランジャ13とオーリング60との間の隙間を通じて加圧室14からの燃料漏れを生じる可能性が否定できない。
これに対し、本実施の形態の高圧燃料ポンプ10は、上述のように、加圧室14とシリンダ12の上端を塞ぐ態様で架設されたダイアフラム51を通じて、プランジャ13とシリンダ12との間の隙間が加圧室14から仕切られている。また、こうしたダイアフラム51による空間の仕切りは、プランジャ13がシリンダ12内で上下に往復移動する場合であっても、ダイアフラム51がプランジャ13の往復移動に追随してシリンダ12の上端を塞いた状態で弾性変形することにより維持される。そのため、加圧室14内の燃圧が昇圧された状態でプランジャ13が往復移動する場合であれ、加圧室14からの燃料の漏出はダイアフラム51によって防止される。
こうして加圧室14からの燃料の漏出が防止されると、加圧室14内の燃料が効率よく高圧燃料通路19に供給されるようになる。そしてその結果、本実施の形態の高圧燃料ポンプ10の吐出性能は、図4に示すように、同じく図4に破線で示す比較例の高圧燃料ポンプ110の吐出性能よりも高められることとなる。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)加圧室14とシリンダ12の上端を塞ぐ態様で架設されてプランジャ13の上端に固定されたダイアフラム51を備えている。こうしたダイアフラム51は、プランジャ13の往復移動に追随して、加圧室14とシリンダ12の上端を塞いだ状態を維持しつつ弾性変形する。そのため、シリンダ12とプランジャ13との間に隙間があっても、プランジャ13の往復移動に伴って加圧室14から燃料が漏出することはない。また、こうして加圧室14からの燃料の漏出が防止されることで、高圧燃料ポンプ10としての吐出効率も向上されるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態にて実施することもできる。
・上記実施の形態において、図5に示すように、互いに異なる材料からなる複数のダイアフラム151A,151Bを積層して弾性膜を構成するようにしてもよい。この場合、例えば加圧室14に面する上端のダイアフラム151Aを耐油性の材料により構成するとともにその他(図5では下側)のダイアフラム151Bを弾性力の高い材料により構成する等、弾性膜としての材料の選択の自由度が高められる。
・図6に示すように、プランジャ13の下端にシリンダ12の下端を塞ぐ態様でダイアフラム151A,151B、あるいは上記実施の形態のダイアフラム51を架設するようにしてもよい。
10…高圧燃料ポンプ、12…シリンダ、13…プランジャ、14…加圧室、51…弾性膜としてのダイアフラム、151A,151B…弾性膜を構成するダイアフラム。

Claims (1)

  1. シリンダと、プランジャとを備え、前記プランジャが前記シリンダ内を往復移動することで前記プランジャの上端によって区画される加圧室内の燃料を加圧する高圧燃料ポンプにおいて、
    前記加圧室と前記シリンダの上端または下端を塞ぐ態様で架設されて前記プランジャの上端または下端に固定された弾性膜を備える
    ことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
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