JP2017001174A - ボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置 - Google Patents

ボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト等のネジ部や円筒外面の磨き作業以外のにも対応でき、作業効率が高くコストダウンと品質向上に繋がり、安全でダストや汚染物質や異物を飛散させない磨き装置を提供する。【解決手段】駆動装置の回転軸に取付けたソケット3に被磨き部品2を取付し、ソケットを駆動フレーム9にて磨き作業ボックス1内へ移動し、非回転でブラシ状の磨き材5を装着した磨き台6を磨き台フレーム8にて磨き作業ボックス内へ移動し、被磨き部品の径方向の任意な位置に磨き材を接触させ、駆動装置を始動させ、磨き部品の磨き作業を開始し、磨き台と磨きフレーム7を送りフレーム8にて移動させ、磨き材を磨き作業ボックス内にある被磨き部品の軸方向の任意な位置に変位させ、磨き部品を磨き作業ボックス内で被磨き部品の磨き作業対象部の磨き作業を行い、磨き作業ボックスと連結した集塵ボックス4にて被磨き部品より除去された異物を回収および隔離する構造を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、プラント設備や機械装置などのボルトやナット類の磨作業を迅速かつ安全に実施できる装置に関する技術分野である。
ボルトやナットなどの磨き作業は、ワイヤーブラシ(図1)を用い人力にて作業を実施している。(図2)
ボルト等のネジ部や円筒外面部の磨き作業は、ベビーサンダー(図3)等の回転工具に カップワイヤーを装着し、その回転力で磨き作業を実施している。
また、ボルト等の磨き対象物は万力などで固定(図4)するが作業現場に万力等の固定装置が無い場合は、手や足裏で固定し磨き作業を実施している。(図5)
ナット等の内側にあるネジ部等の磨き作業は、ワイヤーブラシの金属ブラシ部をナット内径に挿入可能なサイズへ短く切断し、手動にてネジ部の磨きを実施している。
小径ナットのネジ部等への磨き作業は、タップを使用しネジさらい作業の要領でネジ部の磨きを実施している。
稀ではあるが、以下の先行特許の様なボルト等のネジ部や円筒外面部を装置にて磨き作業を実施している。
特許平09−103976
特許2012−046344
特許文献1や特許文献2ではボルト等のネジ部と円筒外部の磨き作業は実施できるが、ボルト頭上面、ボルト頭側面、ボルト頭下面、ナットネジ部、ナット上面、ナット側面の磨き作業が実施できない。
また、ボルトは部分によって錆等の異物付着や腐食の差異があり、一定の作動では作業を繰り返し実施する事となり作業時間が過多となる。
更には任意部分のみの磨き作業が出来ない。
特許文献1や特許文献2に機器では磨き材が回転する構造であり、使用経過による磨き材の摩耗が発生した場合の調整難易度が高い。また、磨き材の交換には装置の分解が必要となり、機器の構造に精通している作業員以外では交換作業の難易度が高い。また、交換時間に必要な時間が過多である。
特許文献1の機器は開放型であり、磨き材の金属ワイヤー等の飛散で作業員や周辺作業員が被災する可能性が高い。
特許文献1は集塵機能があるが開放型のため集塵能力が低い。また、特許文献2は集塵装置を設けていない。このため、ボルト等より除去されたダストや錆等の付着物が飛散する。
また、ボルト等の使用箇所によっては付着物質が薬品、ダイオキシン、石綿などの場合があり、非常に危険である。
被磨き部品の材質によっては磨き材の材質選定が必要であるが、特許文献1や特許文献2では容易に磨き材の選定と交換が出来ない。
ワイヤーブラシによる磨き作業は人力で行うため過多な作業時間が必要となる。
手動にて作業するため、作業員の負担が大きい。
また、ボイラー、タービン、タンク、圧力容器などメンテナンスを実施する場合、これらの機器を分解するが、機器によってはボルトやナットの数量が数100本となり、磨き作業に莫大な時間が掛かり、労務費等のコストアップとなる。
ベビーサンダー等の回転工具とカップワイヤーによる磨き作業は、カップワイヤーの金属ブラシが折損し、回転遠心力より予測不能な方向へ飛散する。飛来したワイヤーが作業実施者の目に立ちこみ労働災害になる。
また、飛散したワイヤー片は威力が高く、作業服を貫通し手足体に立ち込む場合があり 非常に危険である。
更には飛散したワイヤーが周辺の他作業員に飛来し被災する場合がある。
これらにより、安全メガネなどの保護具の使用や作業場を隔離し被災確率を軽減する処置をする場合があるが、プラントによっては回転工具とカップワイヤーでの作業自体が禁止の場合がある。
回転工具で磨きをする場合、安全を考慮し万力等の装置でボルト等の被磨き部品を固定し、回転工具を両手で持ち磨き作業を実施するが、作業現場に万力が無い場合は、手でボルト等の被磨き部品を持ち、回転工具を片手で持って作業するため、手から非磨き部品や回転装置が外れ飛来し被災する危険性が高い。また、誤って回転工具で手等を切傷する危険性がある。
ナット等の雌ネジの磨き作業は、タップによるネジさらいの要領で磨きを行うが、各サイズのタップを準備する必要がありコストアップとなる。
また、ナットを万力等の装置で固定する必要があり、作業場に万力が無い場合は作業が困難となる。
大型ナットの場合はワイヤーブラシによる磨きを実施するが、手動のため作業時間が過多となりコストアップとなる。
更には細目ネジの場合、ネジピッチが小さいため磨き作業の難易度が高く、作業時間が過多となりコストアップとなる。
ワイヤーブラシや回転工具を用いた磨き作業では、作業員の負担が大きく疲労やヒューマンエラーで磨き不良となり、品質の低下となる場合がある。
請求項1の発明は、駆動装置の回転軸にソケットを取付け、該ソケットに被磨き部品を取付し、該被磨き部品と該ソケットを駆動フレームにて磨き作業ボックス内へ移動挿入し、非回転でブラシ状の磨き材を装着した磨き台を磨き台フレームにて該磨き作業ボックス内へ移動挿入し、該被磨き部品の径方向の任意な位置に該磨き材を接触させ、該駆動装置を始動させ、該磨き部品の磨き作業を開始し、該磨き台と該磨きフレームを送りフレームにて移動させ、該磨き材を該磨き作業ボックス内にある該被磨き部品の軸方向の任意な位置に変位させ、該磨き部品を該磨き作業ボックス内で該被磨き部品の磨き作業対象部の磨き作業を行い、該磨き作業ボックスと連結した集塵ボックスにて被磨き部品より除去された異物を回収および隔離する構造を特徴とするボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置であり、従来の磨き装置や人力による磨き作業で発生する問題を解決した。
請求項2の発明は、前記の被磨き部品を取付するソケットを、様々な形状の被磨き部品に対応できるように、其々の被磨き部品に適合する専用ソケットがあり、いずれか1つのソケットをアタッチメントを介して駆動装置の回転軸に取付る構造のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置であり、従来の磨き装置で発生する問題を解決した。
請求項3の発明は、其々の被磨き部品に適合した該磨き材があり、磨き作業の対象とする該被磨き部品に適合するいずれか1つ又は複数の磨き材を磨き台に組込む構造の請求項1に記載のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置であり、従来の磨き装置で発生する問題を解決した。
請求項4の発明は、前記の磨き作業ボックスに磨き材と被磨き部品を挿入する開口があり、上面には該被磨き部品と該磨き材を目視可能な透明のプレートで構成され、該磨き作業ボックスの下面には前記の集塵ボックスと通じる開口を設けた構造のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置であり、従来の磨き装置で発生する問題を解決した。
請求項5の発明は、前記の集塵ボックスの上面に磨き作業ボックスと通じる開口があり、反駆動側の側面には集塵機等の吸引装置と接続するノズルを設け、該集塵装置などを作動させ該磨き作業ボックスおよび該集塵ボックス内部を負圧状態にする構造のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置であり、従来の磨き装置で発生する問題を解決した。
本発明の装置は、被磨き部品の固定方法として交換可能なソケット形状であり、
適合するソケットに交換する事で、ボルト等のネジ部、ボルト頭上面、ボルト頭側面、ボルト頭下面、ナットネジ部、ナット上面、ナット側面、円筒外面の磨き作業が可能である。
本発明の装置は、磨き材がユニット形状であり、必要に応じで磨き材の交換作業が容易かつ短時間で実施できる。
本発明の装置は、磨き材の摩耗による磨き性能の低下回復や被磨き部品の汚染度に合った磨き材の押し当て強弱や磨き時間の増減を容易に調整する事が可能である。
本発明の装置は、磨き位置を任意かつ容易に調整が可能である。
本発明の磨き装置は、装置内で磨かれている被磨き部品が目視できるように、透明なアクリル板等で部分構成されており、磨き作業中に品質管理が容易かつ安全に実施できる。
また、磨き材と被磨き部品を隔離する事ができ、磨き材の金属ワイヤーや異物の飛散による被災を皆無にでき、安全面が著しく向上する。
本発明の磨き装置は、電動またはエアー駆動であり、磨き材の押し当てや送りがハンドルで操作できる事で、磨き作業時間の短縮と作業員の負担軽減が可能である。
本発明の磨き装置は、磨き材のサイズや材質などの種類を選定が可能である。
また、磨き材の使用条件が非回転である事より、磨き材の形状が任意に加工する事が可能である。
本発明の磨き装置は、集塵装置を結合する事ができるノズルを装備しており、除去された異物や磨き材片などを回収および隔離できる。
また、集塵機を要しない場合は、回収ユニットを箱形状に変更が可能であり、使用者のニーズに合った機能の選択が可能である。
本発明の磨き装置は、回転制御機能を有しており、必要に応じて回転数や回転方向の変更が可能である。
本発明の磨き装置は、被磨き部品が回転し磨き材が固定する事で、被磨き部品の磨きムラやもれが無く、磨き品質の向上が可能である。
ワイヤーブラシ ワイヤーブラシによる磨き作業状況 ベビーサンダー等の回転工具 回転工具と万力固定装置による磨き作業状況 回転工具と手固定による磨き作業状況 ボルト・ナット等の磨き装置(水平方向) ボルト・ナット等の磨き装置(垂直方向) 被磨き部品を固定する各種ソケット 駆動装置 駆動装置 出力軸アタッチメント 駆動装置とアタッチメントとソケットの組立図 駆動装置群と被磨き部品の組立図 駆動装置群 可動フレーム用 構造図 駆動装置群 可動フレーム用 メインフレーム 駆動装置群 可動フレーム用 スピンドル 駆動装置群 可動フレーム用 スピンドル軸受け台 駆動装置群 可動フレーム用 操作ハンドル 駆動装置群 可動フレーム用 固定ハンドル 駆動装置群 可動フレーム用 リニアレール 磨き作業ボックス 構造図 磨き作業ボックス用 天板 磨き作業ボックス用 径方向側板A 磨き作業ボックス用 径方向側板B 磨き作業ボックス用 軸方向側板A 磨き作業ボックス用 軸方向側板B 磨き作業ボックス用 下板 磨き作業ボックス用 磨き材挿入口 側板 磨き作業ボックス用 磨き材挿入口 天板 磨き作業ボックス内 被磨き部品用 センターユニット 磨き作業ボックス内 被磨き部品用 保持スタンド 磨き材 A、磨き材B、磨き材C 磨き台フレーム 構造図 磨き材ホルダーユニット 構造図 磨き材ホルダー 磨き材 押え板 スピンドル軸受け台A、スピンドル軸受け台B 磨き材ホルダーと磨き材A、Bの組立構造図 磨き材C取付け用アタッチメント 磨き材ホルダーと磨き材B、Cの組立構造図 送り台フレーム 構造図 送り台 ボトムフレーム 送り台 トップフレーム 集塵ボックス 構造図 軸方向側板 吸引側軸方向側板 径方向側板 磨き装置 メインフレーム ダストボックス用側板 ダストボックス 安全カバー
本発明は、従来の装置や作業方法が有していた問題を解決するものであり、被磨き部品を回転させ磨き材を非固定とし、磨き材の押し当て強弱や送りスピードの調整を容易に行え、磨き作業の短縮や品質の向上および作業者の負担軽減を目的とする。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図6および図7は本発明である磨き装置の組立構造のイメージである。
装置の構成は、磨き装置メインフレーム57、磨き台6、磨き台フレーム7、送りフレーム8、駆動装置フレーム9、磨き作業ボックス1、集塵ボックス4を基本とし、交換可能な被磨き部品2を固定するソケット3と磨き材5で構成されている。
また、回転方向と回転スピードを調整するための制御装置を有している。
図8は被磨き部品2を固定するソケット3である。駆動装置10の先端にアタッチメント61を取付け、それを介して被磨き部品2に適合するいずれか1つのソケット11〜16を結合させる機構である。(図11)
なお、各種ソケット(図8)のサイズはネジサイズやナットサイズに合わせて相当数が存在し、そのソケットにボルト等の被磨き部品2を取り付ける。(図12)
図13は駆動装置群および被磨き部品を軸方向に可動が出来る構造のフレームである。
駆動装置群フレームは、メインフレーム20、スピンドル24、スピンドル受け台18〜19、操作ハンドル22、固定ハンドル23で構成されており、それらを2本のリニアレール21で結合している。
図20は磨き作業ボックスである。磨き作業ボックスの構造は、天板25、径方向側板A32、径方向側板B26、軸方向側板A29、軸方向側板B30、下板28、磨き材挿入口側板31、磨き材挿入口天板27で構成されている。
天板25はアクリルや強化プラッチック等で製作されており、透明な天板25である事より、被磨き部品2や磨き材5の状況が随時安全に目視確認できる構造である。
径方向側板A32は金属製であり、アーチ形状となっている。下板28に組付る事で長方形状の空間が設けられる。この空間に磨き材5や磨き材アタッチメント51が挿入され、被磨き部品に対し磨き作業を実施する。
径方向側板B26は金属製であり、プレート形状となっている。下板28に組付ける事で磨き作業を行う空間の側面を仕切る。
軸方向側板A30は金属製であり、ほぼ円形の穴を設けてある。下板28の駆動装置群側の上面にはR加工が施されており、軸方向側板A30と組付けする事で、軸方向側板A30のほぼ円形の穴と下板28のR加工部が結合し、磨き作業ボックス1の駆動装置側の側面に円形の穴を構築する。この穴より被磨き部品2とソケット3が磨き作業ボックス1内へ挿入される。
軸方向側板B29は金属製であり、中央部付近にネジ穴を設けてある。下板28に組付ける事で磨き作業を行う空間の側面を仕切る。中央部付近のネジ穴には長物の被磨き部品2を軸方向へ保持するセンターユニット33が取付けできる。なお、通常の使用状態ではこのセンターユニットと被磨き部品は接触していなく、人的ミスなどの要因で被磨き部品2とソケット3の固定不足による被磨き部品2が脱落しそうな状況で機能する安全装置の一種である。
下板28は金属製であり、貫通した長方形状の穴を設けている。この穴より被磨き部品2の磨き作業で発生する磨き材5の破片や被磨き部品より除去されたダストが、磨き作業ボックス1下部に結合し位置する集塵ボックス4へ落下する。
また、下板28の長方形状の穴には、MCナイロン等で製作された径方向保持スタンド38〜40の取付けが可能である。この径方向保持スタンド38〜40は被磨き部品2の径方向に掛かる磨き作業圧力を保持する事がで、被磨き部品2の長さや磨き作業時の磨き材5の押し当て強度で必要な場合に取り付ける。
保持スタンド30〜40は、被磨き部品2のサイズに適合する各種サイズの保持スタンドが存在する。
磨き材挿入口側板31は金属製であり、プレート形状となっている。下板28に組付ける事で磨き材群らを挿入する空間の側面を仕切る。
磨き材挿入口天板27は透明なアクリル製や強化プラッチック製等で製作されており、透明な天板である事より、磨き作業ボックス1へ磨き材5や磨き材アタッチメント51を挿入する時の状況を目視確認できる構造である。
図31は磨き材である。磨き材A41と磨き材B42はボルト等の円筒形被磨き部品2のネジ部および円筒部の磨き作業用であり、磨き材C43はボルト端部や首部など被磨き部品の軸方向への磨き作業用である。
磨き材A41、磨き材B42、磨き材C43、磨き材D44はブラシ部の毛長、ブラシ材質などの組合せで構成されており、様々な各磨き材が存在する。
なお、ブラシ材質は、鉄、ステンレス、銅、樹脂などの種類がある。
磨き材D44はナット等の被磨き部品の内ネジ部用の磨き材である。
図32は磨き台フレーム7の構造である。磨き台フレーム7は、磨き台6、スピンドル受け台A49、スピンドル受け台B50、スピンドル24、操作ハンドル22、リニアレール21で構成されている。
磨き台6は、磨き材ホルダー45に設けてある各溝に各磨き材41〜44がセットされ、磨き材押えプレート48で固定される。
磨き材ホルダー45の各溝に対する各磨き材41〜44の取付け位置は、下段溝に磨き材C43を取り付ける。上段溝には磨き材A41または磨き材B42を取り付ける。また、ナット等の内ネジ磨き作業の場合は、磨き材ホルダー45の上段溝に磨き材D用アタッチメント51を取付け、そのアタッチメント51に磨き材D44を取り付ける。
なお、スピンドル受け台B50には固定ハンドル23の代わりにスピンドルの回転負荷を増減する調整ネジを装備する。
図40は送り台フレーム8の構造である。送り台フレーム8は、送り台ボトムフレーム53、送り台トップフレーム52、スピンドル24、スピンドル軸受け台A18、スピンドル軸受け台B19、操作ハンドル22、リニアレール21で構成されている。
送り台フレーム8に磨き台フレーム7を組付ける事で、被磨き部品2に対しての磨き材41〜44の位置を自在かつ容易に径方向と軸方向への移動を可能とする。
図43は集塵ボックス4の構造である。集塵ボックス4は、径方向側板54、吸引方向側板55、反吸引方向側板56の各部品が、磨き作業ボックスの下板28と磨き装置メインフレーム57で結合され、磨き作業による被磨き部品から除去されたダストや異物および磨き材5の破片などを回収または隔離する空間を構築する。
吸引方向側板55には、集塵機や吸引機などを接続するためのノズル部が設けてあり、そのノズルに集塵機等を結合し、集塵ボックス内部と磨き作業ボックス内部を負圧状態に保ち、磨き作業で発生する、磨き部品2から除去されたダストや汚染物質や異物等の磨き装置外や磨き作業場所周辺への飛散を激減させ、集塵機内などに回収および隔離する。
なお、集塵機や吸引機は発生ダスト等の材質により適合する装置を取り付ける。
集塵機による回収が不必要な場合は、吸引方向側板55と反吸引方向側板56をダストボックス用の軸方向側板58に組替え、集塵ボックス4を構築する。
その軸方向側板58の開口部にダストボックス59を挿入し、磨き作業で発生する被磨き材より除去されたダスト等の異物を回収する。
磨き作業時には、駆動装置10の回転軸と被磨き部品2をセットしソケット3とアタッチメント61が回転するため、開閉式の安全カバー60を装備し、回転体への巻き込まれ防止や部品の飛来緩和などの安全対策とする。
磨き装置の駆動関連の安全装置として、駆動装置群のメインフレーム57と磨き作業ボックス1に接触式のスイッチが設けており、駆動装置群(図12)が所定の位置に移動した場合に、駆動装置10の回転操作が可能となる。
本発明の磨き装置は、発電装置等のボイラーやタービンの検査や補修に伴うボルトやナットの磨き作業に有効である。また、圧力容器やタンク等の検査や補修に伴うボルトやナットの磨き作業にも有効である。
更には、ポンプや減速機等や装置等の汎用回転機器整備に伴うボルトやナットの磨き作業にも有効であり、磨き作業を必要とするボルトとナットに対して有効である。
本発明の磨き装置は、従来装置や作業方法では不可能または危険であった磨き作業を可能であり、安全性と作業効率が劇的に向上するため、本発明の磨き機器の適合範囲は非常に大きい。
また、磨き作業時に発生するダストや異物を回収する機能があるため、ボルトなど被磨き部品に付着している薬品や危険物質の飛散を減少させ回収する事ができる。
1 ・・・ 磨き作業ボックス
2 ・・・ 被磨き部品
3 ・・・ 被磨き部品 固定ソケット
4 ・・・ 集塵ボックス
5 ・・・ 磨き材
6 ・・・ 磨き台
7 ・・・ 磨き台フレーム
8 ・・・ 送り台フレーム
9 ・・・ 駆動フレーム
10 ・・・ 駆動装置
11 ・・・ ボルト用 固定ソケット
12 ・・・ キャップスクリュー用 固定ソケット
13 ・・・ 寸切り用 固定ソケット
14 ・・・ ナット用 固定ソケット(ナットネジ磨き作業用)
15 ・・・ ナット用 固定ソケット(ナット外面磨き作業用)
16 ・・・ 小径ネジ 及び ノックピン等の円筒外面磨き用ソケットユニット
17 ・・・ 被磨き部品
18 ・・・ スピンドル受け台A
19 ・・・ スピンドル受け台B
20 ・・・ 駆動装置メインフレーム
21 ・・・ リニアレール
22 ・・・ スピンドル操作ハンドル
23 ・・・ スピンドル固定用ハンドル
24 ・・・ スピンドル
25 ・・・ 磨き作業ボックス 天板(透明)
26 ・・・ 磨き作業ボックス 径方向側板B
27 ・・・ 磨き作業ボックス 磨き材挿入口 天板(透明)
28 ・・・ 磨き作業ボックス 下板 (兼集塵ボックス天板)
29 ・・・ 磨き作業ボックス 軸方向側板A
30 ・・・ 磨き作業ボックス 軸方向側板B
31 ・・・ 磨き材挿入口 側板
32 ・・・ 磨き作業ボックス 径方向側板A
33 ・・・ 被磨き部品用 センター押しユニット
34 ・・・ センターヘッド
35 ・・・ 保持リング
36 ・・・ ボス
37 ・・・ ベアリング
38 ・・・ 磨き作業ボックス内 被磨き部品保持スタンド(M10用)
39 ・・・ 磨き作業ボックス内 被磨き部品保持スタンド(M16用)
40 ・・・ 磨き作業ボックス内 被磨き部品保持スタンド(M24用)
41 ・・・ 径方向用 磨き材A(ショートタイプ)
42 ・・・ 径方向用 磨き材B(ロングタイプ)
43 ・・・ 軸方向用 磨き材C
44 ・・・ ナット等 内ネジ用 磨き材D
45 ・・・ 磨き台(磨き材ホルダー)
46 ・・・ 磨き台 磨き材A、磨き材B、磨き材D用アタッチメント取付け部
47 ・・・ 磨き台 磨き材C 取付け部
48 ・・・ 磨き材押え板
49 ・・・ 磨き台用スピンドル軸受け台A
50 ・・・ 磨き台用スピンドル軸受け台B
51 ・・・ 磨き材D取付け用アタッチメント
52 ・・・ 送り台トップフレーム
53 ・・・ 送り台ボトムフレーム
54 ・・・ 集塵ボックス 径方向側板
55 ・・・ 集塵ボックス 吸引方向側板
56 ・・・ 集塵ボックス 反吸引方向側板
57 ・・・ 磨き装置メインフレーム
58 ・・・ 集塵ボックス 軸方向側板(ダストボックス)
59 ・・・ ダストボックス
60 ・・・ 開閉式 安全カバー
61 ・・・ 駆動装置 回転軸用アタッチメント
62 ・・・ 駆動装置 メインフレーム用 スピンドル雌ネジ台
63 ・・・ 磨きブラシ

Claims (5)

  1. 駆動装置の回転軸にソケットを取付け、該ソケットに被磨き部品を取付し、該被磨き部品と該ソケットを駆動フレームにて磨き作業ボックス内へ移動挿入し、非回転でブラシ状の磨き材を装着した磨き台を磨き台フレームにて該磨き作業ボックス内へ移動挿入し、該被磨き部品の径方向の任意な位置に該磨き材を接触させ、該駆動装置を始動させ、該磨き部品の磨き作業を開始し、該磨き台と該磨きフレームを送りフレームにて移動させ、該磨き材を該磨き作業ボックス内にある該被磨き部品の軸方向の任意な位置に変位させ、該磨き部品を該磨き作業ボックス内で該被磨き部品の磨き作業対象部の磨き作業を行い、該磨き作業ボックスと連結した集塵ボックスにて被磨き部品より除去された異物を回収および隔離する構造を特徴とするボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置。
  2. 前記の被磨き部品を取付するソケットは、様々な形状の被磨き部品に対応できるように、其々の被磨き部品に適合する専用ソケットがあり、いずれか1つのソケットをアタッチメントを介して駆動装置の回転軸に取付る構造の請求項1に記載のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置。
  3. 前記の磨き材は、其々の被磨き部品に適合した該磨き材があり、磨き作業の対象とする該被磨き部品に適合するいずれか1つ又は複数の磨き材を磨き台に組込む構造の請求項1又は2のいずれかに記載のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置。
  4. 前記の磨き作業ボックスは磨き材と被磨き部品を挿入する開口があり、上面には該被磨き部品と該磨き材を目視可能な透明のプレートで構成され、該磨き作業ボックスの下面には前記の集塵ボックスと通じる開口を設けた構造の請求項1〜3にいずかか記載のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置。
  5. 前記の集塵ボックスは、上面に磨き作業ボックスと通じる開口があり、反駆動側の側面には集塵機等の吸引装置と接続するノズルを設け、該集塵装置などを作動させ該磨き作業ボックスおよび該集塵ボックス内部を負圧状態にする構造の請求項1〜4にいずれか記載のボルトやナット等のネジ部および外面部の磨き装置。
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CN112123171A (zh) * 2020-09-24 2020-12-25 广州集佳科技有限公司 一种半导体制备用抛光装置
WO2021253463A1 (zh) * 2020-06-15 2021-12-23 浙江水墨江南新材料科技有限公司 一种智能化的木地板生产装置

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