JP2017000745A - 鈍的組織切開および鋭的組織切開のための外科器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】鈍的組織切開および鋭的組織切開のための外科器具を提供する。【解決手段】外科器具10は、ハウジング20と、細長い本体30と、エンドエフェクタ40と、鈍的切開具50とを含む。ハウジングは、ハンドルアセンブリ22を有し、細長い本体は、ハウジングから延在する。エンドエフェクタは、細長い本体の遠位端部において支持され、エンドエフェクタは、ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている。鈍的切開具は、細長い本体の遠位端部に対して近位で細長い本体周りに配されている。鈍的切開具は、細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている。【選択図】図1
Description
(関連出願に対する相互参照)
本願は、2015年6月4日に出願された米国仮特許出願第62/170,907号の利益と、この出願に対する優先権とを主張し、この出願の開示全体が、参照により、本明細書に援用される。
本願は、2015年6月4日に出願された米国仮特許出願第62/170,907号の利益と、この出願に対する優先権とを主張し、この出願の開示全体が、参照により、本明細書に援用される。
(背景)
(1.技術分野)
本開示は、外科器具に関連し、より具体的には、鈍的組織切開性能と鋭的組織切開性能との両方を有する外科器具に関連する。
(1.技術分野)
本開示は、外科器具に関連し、より具体的には、鈍的組織切開性能と鋭的組織切開性能との両方を有する外科器具に関連する。
(2.関連技術の議論)
内視鏡外科手術中、外科器具が、小さな切り口(単数または複数)を通して挿入され、それにより、手術部位にアクセスする。典型的には、内視鏡外科手術中、手術部位に隣接する組織は、外科器具類を受け入れかつ処置されている組織を取り扱うのを容易にするための空間を提供するために、切開されなければならない。
内視鏡外科手術中、外科器具が、小さな切り口(単数または複数)を通して挿入され、それにより、手術部位にアクセスする。典型的には、内視鏡外科手術中、手術部位に隣接する組織は、外科器具類を受け入れかつ処置されている組織を取り扱うのを容易にするための空間を提供するために、切開されなければならない。
切開される組織のタイプに応じて、鈍的組織切開(既存の縫い目または生得面に沿った組織の切開)(例えば、バルーン切開)と、鋭的切開(縫い目のない組織の切断)(例えば、はさみタイプの切開具、メスなどを用いた切開)を行うことは公知である。
いくつかの手術において、鈍的組織切開具と鋭的組織切開具との両方は、手術部位に隣接する空間を規定するために要求される。これらの手術において、外科手術を行うために、1つの切開具を取り除き、かつ、切り口を通して第2の切開具を挿入することが必要である。この複数の器具の要件は、手術を行うのに要する時間を増大させる。
従って、手術の時間を低減させかつそのような手術の費用を低減させる、内視鏡手術中の使用に適した切開器具の継続的必要性が存在する。
(要旨)
本開示の一局面において、外科器具は、ハウジングと、細長い本体と、エンドエフェクタと、切開要素とを含む。ハウジングは、ハンドルアセンブリを有する。細長い本体は、ハウジングから延在する。エンドエフェクタは、細長い本体の遠位端部において支持されている。エンドエフェクタは、ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている。切開要素は、細長い本体の遠位端部に対して近位で細長い本体周りに配されている。切開要素は、細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている。切開要素は、バルーンであり得る。
本開示の一局面において、外科器具は、ハウジングと、細長い本体と、エンドエフェクタと、切開要素とを含む。ハウジングは、ハンドルアセンブリを有する。細長い本体は、ハウジングから延在する。エンドエフェクタは、細長い本体の遠位端部において支持されている。エンドエフェクタは、ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている。切開要素は、細長い本体の遠位端部に対して近位で細長い本体周りに配されている。切開要素は、細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている。切開要素は、バルーンであり得る。
複数の局面において、切開要素は、近位カフと、遠位カフと、近位カフおよび遠位カフの間の切開壁とを含む。遠位カフは、細長い本体周りに配され得、遠位カフは、細長い本体の遠位端部に隣接する。近位カフは、細長い本体周りに配され得、近位カフは、遠位カフに対して近位である。近位カフまたは遠位カフは、細長い本体に長手方向に固着され得る。切開要素は、切開要素の切開壁が近位カフと遠位カフとの間で弓状であるように拡張した構成を有し得る。
いくつかの局面において、切開要素は、切開要素の切開壁は、実質的に直線状であるように収縮した構成を有する。収縮した構成において、切開壁は、細長い本体の長手方向軸に実質的に平行であり得、細長い本体の外壁と面一であり得る。
ある局面において、ハウジングは、膨張ポートを含み、膨張ポートは、切開要素の内部と流体連通している。細長い本体の外壁は、膨張チャネルと膨張開口部とを規定し得、膨張開口部は、膨張ポートと前記切開要素の前記内部とを流体接続する。器具は、駆動棒を含み得、駆動棒は、細長い本体の膨張チャネルを通過し、それにより、ハンドルアセンブリをエンドエフェクタに動作可能に結合する。細長い本体は、近位密閉部と遠位密閉部とを含み得、近位密閉部および遠位密閉部は、駆動棒周りに位置付けられ、それにより、膨張チャネルを密閉する。近位密閉部は、膨張ポートに対して近位に位置付けられ得、遠位密閉部は、膨張開口部に対して遠位に位置付けられ得る。膨張ポートは、放出弁を含み得、放出弁は、切開要素の内部から膨張流体を放出するように構成されている。
特定の局面において、エンドエフェクタは、相互に関連して移動可能である第1のジョー部材と第2のジョー部材とを含む。第1のジョー部材および/または第2のジョー部材は、鋭的組織切開具を規定し得る。第1のジョー部材および第2のジョー部材は、把持および切断機能を含み得る。
本開示の別の局面において、方法は、患者の体腔における開口部を通して外科器具を挿入することにより、手術部位にアクセスすることと、切開される組織に隣接して外科器具の切開要素を位置付けることと、切開要素を拡張させることにより、外科器具に隣接する組織を鈍的に切開することと、切開要素を収縮させることと、切開要素に対して遠位に位置付けられている外科器具のエンドエフェクタを用いて標的組織を処置することとを含む。
複数の局面において、エンドエフェクタを用いて標的組織を処置することは、標的組織の鋭的切開を含む。切開要素を拡張させることは、流体が切開要素の内部内で圧力を増大させるように、外科器具のハウジングに配されている注入ポートを通して流体を注入することを含み得る。切開要素を収縮させることは、流体が切開要素の内部内の圧力を減少させるように、注入ポートを通して流体を取り除くことを含み得る。切開要素を収縮させることは、切開要素の内部内の圧力が解放されるように、注入ポートの放出弁を開放させることを含み得る。
さらに、矛盾しない範囲内で、本明細書において説明されている局面のいずれかは、本明細書において説明されている他の局面の一部または全部と併せて使用され得る。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
ハンドルアセンブリを有するハウジングと、
前記ハウジングから延在する細長い本体と、
前記細長い本体の遠位端部において支持されるエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている、エンドエフェクタと、
前記細長い本体の前記遠位端部に対して近位で前記細長い本体周りに配されている切開要素であって、前記切開要素は、前記細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている、切開要素と
を備えている外科器具。
(項目2)
前記切開要素は、近位カフと、遠位カフと、前記近位カフおよび前記遠位カフの間の切開壁とを含み、前記遠位カフは、前記細長い本体の前記遠位端部に隣接して前記細長い本体周りに配されており、前記近位カフは、前記遠位カフの近位で前記細長い本体周りに配されている、上記項目に記載の外科器具。
(項目3)
前記近位カフまたは前記遠位カフは、前記細長い本体に長手方向に固着されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目4)
前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が前記近位カフと前記遠位カフとの間で弓状であるように拡張した構成を有する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目5)
前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が実質的に直線状であるように収縮した構成を有する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目6)
前記収縮した構成において、前記切開壁は、前記細長い本体の外壁と面一である、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目7)
前記ハウジングは、膨張ポートを含み、前記膨張ポートは、前記切開要素の内部と流体連通している、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目8)
前記細長い本体の外壁は、膨張チャネルと膨張開口部とを規定し、前記膨張チャネルおよび前記膨張開口部は、前記膨張ポートと前記切開要素の前記内部とを流体接続する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目9)
駆動棒をさらに備えており、前記駆動棒は、前記細長い本体の前記膨張チャネルを通過し、それにより、前記ハンドルアセンブリを前記エンドエフェクタに動作可能に結合する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目10)
前記細長い本体は、近位密閉部と遠位密閉部とを含み、前記近位密閉部および前記遠位密閉部は、前記駆動棒周りに位置付けられ、それにより、前記膨張チャネルを密閉する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目11)
前記膨張ポートは、放出弁を含み、前記放出弁は、前記切開要素の前記内部から膨張流体を放出するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目12)
前記エンドエフェクタは、相互に関連して移動可能である第1のジョー部材と第2のジョー部材とを含む、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目13)
前記第1のジョー部材または前記第2のジョー部材は、鋭的組織切開具を規定する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目14)
前記第1のジョー部材および前記第2のジョー部材は、把持機能および切断機能を含む、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目15)
前記切開要素は、バルーンである、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目16)
組織を処置する方法であって、前記方法は、
開口部を通して外科器具を患者の体腔に挿入することにより、手術部位にアクセスすることと、
切開される組織に隣接して前記外科器具の切開要素を位置付けることと、
前記外科器具に隣接する組織を鈍的に切開するように前記切開要素を拡張させることと、
前記切開要素を収縮させることと、
前記切開要素に対して遠位に位置付けられている前記外科器具のエンドエフェクタを用いて標的組織を処置することと
を含む、方法。
(項目17)
前記外科器具の前記エンドエフェクタを用いて標的組織を処置することは、前記標的組織の鋭的切開を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目18)
前記切開要素を拡張させることは、前記流体が前記切開要素の内部内の圧力を増大させるように、前記外科器具のハウジングに配されている注入ポートを通して流体を注入することを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目19)
前記切開要素を収縮させることは、前記流体が前記切開要素の内部内の圧力を減少させるように、前記外科器具のハウジングに配されている注入ポートを通して流体を取り除くことを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目16A)
手術部位にアクセスするために、開口部を通して患者の体腔に挿入されるように構成されている外科器具であって、前記外科器具は、
切開される組織に隣接して位置付けられるように構成されている切開要素であって、前記切開要素は、前記外科器具に隣接する組織を鈍的に切開するように拡張させられるように構成されており、前記切開要素は、収縮させられるように構成されている、切開要素と、
標的組織を処置するように構成されているエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記切開要素に対して遠位に位置付けられている、エンドエフェクタと
を備えている、外科器具。
(項目17A)
前記エンドエフェクタは、前記標的組織の鋭的切開を操作するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目18A)
ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して注入され、前記注入された流体は、前記切開要素の内部内の圧力を増大させる、注入ポートと
をさらに備えている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目19A)
ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して取り除かれ、前記取り除かれた流体は、前記切開要素の内部内の圧力を減少させる、注入ポートと
をさらに備えている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目1)
ハンドルアセンブリを有するハウジングと、
前記ハウジングから延在する細長い本体と、
前記細長い本体の遠位端部において支持されるエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている、エンドエフェクタと、
前記細長い本体の前記遠位端部に対して近位で前記細長い本体周りに配されている切開要素であって、前記切開要素は、前記細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている、切開要素と
を備えている外科器具。
(項目2)
前記切開要素は、近位カフと、遠位カフと、前記近位カフおよび前記遠位カフの間の切開壁とを含み、前記遠位カフは、前記細長い本体の前記遠位端部に隣接して前記細長い本体周りに配されており、前記近位カフは、前記遠位カフの近位で前記細長い本体周りに配されている、上記項目に記載の外科器具。
(項目3)
前記近位カフまたは前記遠位カフは、前記細長い本体に長手方向に固着されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目4)
前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が前記近位カフと前記遠位カフとの間で弓状であるように拡張した構成を有する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目5)
前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が実質的に直線状であるように収縮した構成を有する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目6)
前記収縮した構成において、前記切開壁は、前記細長い本体の外壁と面一である、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目7)
前記ハウジングは、膨張ポートを含み、前記膨張ポートは、前記切開要素の内部と流体連通している、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目8)
前記細長い本体の外壁は、膨張チャネルと膨張開口部とを規定し、前記膨張チャネルおよび前記膨張開口部は、前記膨張ポートと前記切開要素の前記内部とを流体接続する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目9)
駆動棒をさらに備えており、前記駆動棒は、前記細長い本体の前記膨張チャネルを通過し、それにより、前記ハンドルアセンブリを前記エンドエフェクタに動作可能に結合する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目10)
前記細長い本体は、近位密閉部と遠位密閉部とを含み、前記近位密閉部および前記遠位密閉部は、前記駆動棒周りに位置付けられ、それにより、前記膨張チャネルを密閉する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目11)
前記膨張ポートは、放出弁を含み、前記放出弁は、前記切開要素の前記内部から膨張流体を放出するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目12)
前記エンドエフェクタは、相互に関連して移動可能である第1のジョー部材と第2のジョー部材とを含む、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目13)
前記第1のジョー部材または前記第2のジョー部材は、鋭的組織切開具を規定する、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目14)
前記第1のジョー部材および前記第2のジョー部材は、把持機能および切断機能を含む、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目15)
前記切開要素は、バルーンである、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目16)
組織を処置する方法であって、前記方法は、
開口部を通して外科器具を患者の体腔に挿入することにより、手術部位にアクセスすることと、
切開される組織に隣接して前記外科器具の切開要素を位置付けることと、
前記外科器具に隣接する組織を鈍的に切開するように前記切開要素を拡張させることと、
前記切開要素を収縮させることと、
前記切開要素に対して遠位に位置付けられている前記外科器具のエンドエフェクタを用いて標的組織を処置することと
を含む、方法。
(項目17)
前記外科器具の前記エンドエフェクタを用いて標的組織を処置することは、前記標的組織の鋭的切開を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目18)
前記切開要素を拡張させることは、前記流体が前記切開要素の内部内の圧力を増大させるように、前記外科器具のハウジングに配されている注入ポートを通して流体を注入することを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目19)
前記切開要素を収縮させることは、前記流体が前記切開要素の内部内の圧力を減少させるように、前記外科器具のハウジングに配されている注入ポートを通して流体を取り除くことを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目16A)
手術部位にアクセスするために、開口部を通して患者の体腔に挿入されるように構成されている外科器具であって、前記外科器具は、
切開される組織に隣接して位置付けられるように構成されている切開要素であって、前記切開要素は、前記外科器具に隣接する組織を鈍的に切開するように拡張させられるように構成されており、前記切開要素は、収縮させられるように構成されている、切開要素と、
標的組織を処置するように構成されているエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記切開要素に対して遠位に位置付けられている、エンドエフェクタと
を備えている、外科器具。
(項目17A)
前記エンドエフェクタは、前記標的組織の鋭的切開を操作するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目18A)
ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して注入され、前記注入された流体は、前記切開要素の内部内の圧力を増大させる、注入ポートと
をさらに備えている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(項目19A)
ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して取り除かれ、前記取り除かれた流体は、前記切開要素の内部内の圧力を減少させる、注入ポートと
をさらに備えている、上記項目のいずれかに記載の外科器具。
(摘要)
外科器具は、ハウジングと、細長い本体と、エンドエフェクタと、切開要素とを含む。ハウジングは、ハンドルアセンブリを有し、細長い本体は、ハウジングから延在する。エンドエフェクタは、細長い本体の遠位端部において支持され、エンドエフェクタは、ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている。切開要素は、細長い本体の遠位端部に対して近位で細長い本体周りに配されている。切開要素は、細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている。
外科器具は、ハウジングと、細長い本体と、エンドエフェクタと、切開要素とを含む。ハウジングは、ハンドルアセンブリを有し、細長い本体は、ハウジングから延在する。エンドエフェクタは、細長い本体の遠位端部において支持され、エンドエフェクタは、ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている。切開要素は、細長い本体の遠位端部に対して近位で細長い本体周りに配されている。切開要素は、細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている。
本開示の様々な局面が、図面を参照して、本明細書において後述される。
図1は、本開示に従った外科器具の側面図であり、鈍的切開要素は、収縮した構成にある。
図2は、図1の指示領域の詳細の拡大図である。
図3は、拡張した構成における、図2の切開要素の側面図である。
図4は、図1の外科器具の部分側面断面図である。
図5は、図4の指示領域の詳細の拡大図であり、切開要素は、収縮した構成にある。
図6は、拡張した構成における、図5の切開要素の側面図である。
(詳細な説明)
ここで、本開示の実施形態が、図面を参照して詳細に説明され、図面において、同様の参照数字は、様々な図の各々における同一の要素または対応する要素を示す。本明細書において使用される場合、用語「臨床医」は、医者、看護師、または任意の他の介添人を指し、サポート要員を含み得る。この説明全体を通して、用語「近位」は、臨床医に最も近いデバイスまたはその構成要素の部分を指し、用語「遠位」は、臨床医から最も遠いデバイスまたはその構成要素の部分を指す。本明細書において使用される場合、用語「切開」は、概して、「鈍的切開」(すなわち、傷つけない態様で、既存の縫い目または生得面に沿った組織の分離)および/または「鋭的切開」(すなわち、縫い目のない組織を切断することによる組織の分離)を指す。
ここで、本開示の実施形態が、図面を参照して詳細に説明され、図面において、同様の参照数字は、様々な図の各々における同一の要素または対応する要素を示す。本明細書において使用される場合、用語「臨床医」は、医者、看護師、または任意の他の介添人を指し、サポート要員を含み得る。この説明全体を通して、用語「近位」は、臨床医に最も近いデバイスまたはその構成要素の部分を指し、用語「遠位」は、臨床医から最も遠いデバイスまたはその構成要素の部分を指す。本明細書において使用される場合、用語「切開」は、概して、「鈍的切開」(すなわち、傷つけない態様で、既存の縫い目または生得面に沿った組織の分離)および/または「鋭的切開」(すなわち、縫い目のない組織を切断することによる組織の分離)を指す。
外科手術中、下にある器官にアクセスし、かつ/または、外科手術を行うのに必要な空間を作り出すために、組織を切開する必要があり得る。本開示は、概して、鈍的組織切開と鋭的組織切開とを達成する性能を有する外科器具に関連する。複数の実施形態において、外科器具は、鈍的組織切開具と鋭的組織切開具とを含む。鈍的組織切開具は、外科器具の細長い本体に固定されることが可能であり、鈍的組織切開具は、外科器具の細長い本体を囲んでいる組織の鈍的組織切開を達成するように拡張されることが可能である。複数の実施形態において、鋭的組織切開具は、細長い本体の遠位端部に支持され、鋭的組織切開具は、鋭的組織切開を達成するように、鈍的組織切開具とは独立して動作可能である。複数の実施形態において、鈍的組織切開具は、バルーンなどの拡張可能デバイスの形態をとることが可能である。代替的には、形状記憶拡張可能デバイス、機械的拡張可能デバイスまたはバンドを含む他の拡張可能デバイスが、鈍的切開を行うために使用されることが可能である。
図1を参照すると、本開示に従った外科器具10が提供され、外科器具10は、ハウジング20と、細長い本体30と、エンドエフェクタ40と、鈍的切開具50とを含む。ハウジング20は、エンドエフェクタ40を作動させるためのハンドルアセンブリ22を含む。細長い本体30は、ハウジング20から延在し、細長い本体30は、その遠位端部34においてエンドエフェクタ40を支持する。閉鎖位置において示されているエンドエフェクタ40は、外科手術中に組織の鋭的切開を操作および/または達成するように構成されている。
加えて図2を参照すると、エンドエフェクタ40は、相互に関連して移動可能である第1のジョー部材42と第2のジョー部材44とを有する把持具を含むことが可能であり、それにより、第1のジョー部材42と第2のジョー部材44と間で組織を把持する。複数の実施形態において、第1のジョー部材42および第2のジョー部材44の遠位端部は、組織を傷つけないように把持するように構成され得、第1のジョー部材42および第2のジョー部材44の各々の一部は、組織を切断/切開するように構成され得る。本開示の目的のために、エンドエフェクタ40は、把持具/鋭的組織切開具である。しかしながら、エンドエフェクタ40が直線状ステープラ、環状ステープラ、超音波器具、電気外科器具、それらの任意の組み合わせなどを含み得ることが考慮される。
ここで、図2および図3を参照すると、鈍的切開具50は、細長い本体30の遠位端部34に隣接して細長い本体30の周りで固定される切開要素52を含む。複数の実施形態において、切開要素52は、近位カフ152と、遠位カフ154と、近位カフ152および遠位カフ154の間の切開壁151とを有する拡張可能なバルーンを含む。遠位カフ154は、細長い本体30の遠位端部34に隣接して位置付けられており、近位カフ152は、遠位カフ154から近位方向に離間している。切開要素52は、収縮した構成から拡張した構成まで可動式である。収縮した構成(図2)において、切開要素52は、細長い本体30の外径に実質的に類似するかまたはその外径より小さい第1の外側寸法を規定する。収縮した構成において、切開壁151は、実質的に、直線状であり、細長い本体30の長手方向軸に平行である。拡張した構成(図3)において、切開要素52は、細長い本体30の外径より大きい第2の寸法を規定する。複数の実施形態において、切開要素52の切開壁151は、弓状であり、拡張した構成において細長い本体30に隣接するかまたはその細長い本体30を囲んでいる組織を切開するように構成されている。示されているように、近位カフ152および遠位カフ154の各々は、細長い本体30周りで長手方向に固着されている。しかしながら、近位カフ152および遠位カフ154のうちの一方または両方は、切開要素52が収縮した構成と拡張した構成との間を推移すると、細長い本体30に沿ってスライドし得る。
鈍的切開具50がバルーン以外の拡張可能デバイスを含むことが可能であるということが想定される。例えば、鈍的切開具は、収縮した構成から拡張した構成まで外向きに曲がることが可能である変形可能なバンドまたは形状記憶バンドを含むことが可能である。
図4〜図6を参照すると、ハウジング20は、細長い本体30の外壁31によって規定される膨張チャネル56と連通している膨張ポート54を含む。膨張ポート54は、膨張チャネル56を介して切開要素52の内部156(図6)と流体連通している。複数の実施形態において、細長い本体30は、外壁31を通して規定される膨張開口部57を規定し、それにより、膨張チャネル56と切開要素52の内部156とを流体接続する。膨張開口部57は、切開要素52の近位カフ152と遠位カフ154との間に位置付けられる。複数の実施形態において、膨張チャネル56は、細長い本体30を通って延在する駆動棒32を囲み、それにより、ハンドルアセンブリ22の操作に応答してエンドエフェクタ40を作動させ得る。いくつかの実施形態において、近位密閉部58aおよび遠位密閉部58bが、膨張チャネル56内に位置付けられ、それにより、駆動棒32の近位端部および遠位端部周りで密閉を形成し、その結果、膨張ポート54を通して注入された流体が、膨張チャネル56を通って切開要素52の内部156に入る。近位密閉部58aが膨張ポート54に対して近位に位置付けられ、遠位密閉部58bが膨張開口部57に対して遠位に位置付けられることが理解される。
特に図5および図6を参照すると、切開要素52の収縮した構成において、切開要素52の切開壁151は、細長い本体30の外壁31と実質的に面一である。図6において矢印Fによって表さているように、膨張流体が膨張ポート54を通して注入されると、膨張流体は、膨張チャネル56および膨張開口部57を通って切開要素52の内部156内へ流れる。膨張流体が切開要素52の内部156内へ流れると、切開要素52の内部156の内側の圧力が増大し、その結果、切開要素52の切開壁151は、切開要素52が収縮した構成から拡張した構成まで弾性的に推移するように、拡張する。上述されたように、切開要素52の拡張した構成において、切開壁151は、細長い本体30の外壁31から離れて位置付けられ、それにより、細長い本体30を囲んでいる組織を切開する。
切開要素52は、膨張流体を切開要素52の内部156から膨張ポート54を通して取り出すことによって、収縮した構成に戻される。切開要素52の切開壁151は、しぼんだ構成の方へ付勢され得、その結果、膨張流体が内部156から取り出されるか、または、内部156と連通している気体排出弁が開放されているとき、切開壁151は、収縮した構成に戻る。加えてまたは代替的に、膨張流体が膨張ポート54を通して取り出されるとき、真空が、膨張ポート54を介して切開要素52の内部156に適用され得、それにより、切開壁151を収縮した構成まで引き込む。近位カフ152または遠位カフ154の一方が細長い本体30に沿ってスライド可能である複数の実施形態において、スライド可能なカフ(例えば、近位カフ152)が、固着されたカフ(例えば、遠位カフ154)から離れる方へ付勢され得、その結果、切開壁151がしぼんだ構成の方へ付勢されることも考慮される。膨張部分54が放出弁55を含み得、放出弁55は、選択的に開放可能であり、その結果、膨張流体が、放出弁55を通して周囲に放出され得、それにより、切開要素52の内部156内の圧力を減少させることも考慮される。放出弁55は、安全弁としても機能し、それにより、切開要素52の内部156内の圧力が所定の圧力制限を超えることを防ぐ。最後に、さらに詳細に後述されるように、切開要素52を規定する弾力的な材料が、切開要素52を収縮した構成へ促し得ることも想定される。
切開要素52は、空気、窒素、酸素、塩水、または任意の他の適した流体から選択される注入流体によって膨張させられる弾力的なバルーンであり得る。患者の体腔内での注入流体の放出が患者に害を与えないように、注入流体が生体適合性流体または生体吸収性流体であり得ることが理解される。切開要素52の切開壁151は、弾力的な生体適合性ポリマー製、弾力的な生体適合性ゴム製、または別の適した生体適合性材料製であり得、その結果、切開要素52は、収縮した構成から拡張した構成まで弾力的に推移し、注入流体が取り出されるとき、または、放出弁55が開放されることにより切開要素52の内部156から注入流体を放出するとき、切開要素52は、収縮した構成に戻る。切開壁151は、拡張し得、その結果、切開要素52が収縮した構成から拡張した構成まで推移すると、切開壁151の表面に沿ってとられる、近位カフ152と遠位カフ154との間の切開壁151の長さが、図5および図6の間で示されているように、増大する。代替的には、切開壁151の長さは、実質的に一定であり得、その結果、切開壁151がしぼんだ構成から膨張した構成まで推移すると、スライド可能なカフ(例えば、近位カフ152)が、固着されたカフ(例えば、遠位カフ154)の方へスライドし、その結果、切開壁151が、切開壁151の長さを増大させることなく拡張する。
示されているように、切開要素52は、膨張した構成のとき、形状が実質的に球体である。しかしながら、切開要素52が、ある断面において実質的に平面でありかつ別の垂直断面において楕円形あるいは実質的に円形であるように適応させられ得ることが考慮される。加えてまたは代替的に、切開要素52の内部156は、膨張ポート54を通して相互から独立して膨張可能である2つ以上のブラダに分割させられ得る。そのような形状の分割させられた複数のブラダ切開要素の例が、米国特許第6,758,853号、米国特許第7,695,487号および米国特許第8,540,745号に開示されている。これらの開示の各々の内容全体が、参照により、本明細書に援用される。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示されたが、本開示は当該技術が許容する可能な限り広い範囲であることと本明細書が同様に読まれることとが意図されるので、本開示が本開示のいくつかの実施形態に限定されるように意図されない。上記実施形態の任意の組み合わせも想定され、その任意の組み合わせは、添付の特許請求の範囲の範囲内である。それゆえ、上記説明は、限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付されている特許請求の範囲の範囲および精神内の他の改変を想定する。
Claims (19)
- ハンドルアセンブリを有するハウジングと、
前記ハウジングから延在する細長い本体と、
前記細長い本体の遠位端部において支持されるエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記ハンドルアセンブリと動作可能に関連付けられている、エンドエフェクタと、
前記細長い本体の前記遠位端部に対して近位で前記細長い本体周りに配されている切開要素であって、前記切開要素は、前記細長い本体を囲んでいる組織を鈍的に切開するように構成されている、切開要素と
を備えている外科器具。 - 前記切開要素は、近位カフと、遠位カフと、前記近位カフおよび前記遠位カフの間の切開壁とを含み、前記遠位カフは、前記細長い本体の前記遠位端部に隣接して前記細長い本体周りに配されており、前記近位カフは、前記遠位カフの近位で前記細長い本体周りに配されている、請求項1に記載の外科器具。
- 前記近位カフまたは前記遠位カフは、前記細長い本体に長手方向に固着されている、請求項2に記載の外科器具。
- 前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が前記近位カフと前記遠位カフとの間で弓状であるように拡張した構成を有する、請求項2に記載の外科器具。
- 前記切開要素は、前記切開要素の前記切開壁が実質的に直線状であるように収縮した構成を有する、請求項1に記載の外科器具。
- 前記収縮した構成において、前記切開壁は、前記細長い本体の外壁と面一である、請求項5に記載の外科器具。
- 前記ハウジングは、膨張ポートを含み、前記膨張ポートは、前記切開要素の内部と流体連通している、請求項1に記載の外科器具。
- 前記細長い本体の外壁は、膨張チャネルと膨張開口部とを規定し、前記膨張チャネルおよび前記膨張開口部は、前記膨張ポートと前記切開要素の前記内部とを流体接続する、請求項7に記載の外科器具。
- 駆動棒をさらに備えており、前記駆動棒は、前記細長い本体の前記膨張チャネルを通過し、それにより、前記ハンドルアセンブリを前記エンドエフェクタに動作可能に結合する、請求項8に記載の外科器具。
- 前記細長い本体は、近位密閉部と遠位密閉部とを含み、前記近位密閉部および前記遠位密閉部は、前記駆動棒周りに位置付けられ、それにより、前記膨張チャネルを密閉する、請求項9に記載の外科器具。
- 前記膨張ポートは、放出弁を含み、前記放出弁は、前記切開要素の前記内部から膨張流体を放出するように構成されている、請求項7に記載の外科器具。
- 前記エンドエフェクタは、相互に関連して移動可能である第1のジョー部材と第2のジョー部材とを含む、請求項1に記載の外科器具。
- 前記第1のジョー部材または前記第2のジョー部材は、鋭的組織切開具を規定する、請求項12に記載の外科器具。
- 前記第1のジョー部材および前記第2のジョー部材は、把持機能および切断機能を含む、請求項12に記載の外科器具。
- 前記切開要素は、バルーンである、請求項1に記載の外科器具。
- 手術部位にアクセスするために、開口部を通して患者の体腔に挿入されるように構成されている外科器具であって、前記外科器具は、
切開される組織に隣接して位置付けられるように構成されている切開要素であって、前記切開要素は、前記外科器具に隣接する組織を鈍的に切開するように拡張させられるように構成されており、前記切開要素は、収縮させられるように構成されている、切開要素と、
標的組織を処置するように構成されているエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、前記切開要素に対して遠位に位置付けられている、エンドエフェクタと
を備えている、外科器具。 - 前記エンドエフェクタは、前記標的組織の鋭的切開を操作するように構成されている、請求項16に記載の外科器具。
- ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して注入され、前記注入された流体は、前記切開要素の内部内の圧力を増大させる、注入ポートと
をさらに備えている、請求項16に記載の外科器具。 - ハウジングと、
前記ハウジング上に配されている注入ポートであって、流体が前記注入ポートを通して取り除かれ、前記取り除かれた流体は、前記切開要素の内部内の圧力を減少させる、注入ポートと
をさらに備えている、請求項16に記載の外科器具。
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