JP2016536894A - Dvb−t2スタイルシステムのためのジオロケーション情報 - Google Patents
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Abstract
時間基準フィールドがブロードキャストDVB-T2信号のL1プレシグナリングテーブルに追加され、ロケーション情報が、ブロードキャストDVB-T2信号のネットワーク情報テーブル(NIT)のセルリスト記述子に追加される。DVB-T2受信機は、受信したブロードキャストDVB-T2信号からの時間基準フィールド及びロケーション情報を利用して、そのロケーションを判定する。
Description
(関連出願)
本願は2013年8月23日付けで出願された米国仮出願第61/869, 148号;2013年8月23日付けで出願された61/869, 143号;2013年9月26日付で出願された61/882,827号;及び、2013年10月16日付で出願された61/891,563号による恩恵を享受する。
(背景技術)
本願は2013年8月23日付けで出願された米国仮出願第61/869, 148号;2013年8月23日付けで出願された61/869, 143号;2013年9月26日付で出願された61/882,827号;及び、2013年10月16日付で出願された61/891,563号による恩恵を享受する。
(背景技術)
本発明は一般に通信システムに関連し、特に、テレビジョン(TV)システムに関連する。
ジオロケーション(geolocation)の特色は、ターゲットを狙う広告、特定の場所における受信状態の推定、及び、モバイルナビゲーションを含む様々な状況で有益になり得る。不都合なことに、現在のブロードキャストTVでは、(固定されているか或いは移動可能であるかによらず)TV受信機は、受信したブロードキャストTV信号からその位置を判定することができない。そのようなシステムの一例は、DVB-T2のようなディジタルビデオブロードキャスト地上波 (Digital Video Broadcast Terrestrial:DVB-T)形式のシステムである。現在のDVB-T2システムでは、DVB-T2受信機は、受信したDVB-T2信号からその位置を判定することができない。この点は不都合であり、なぜなら、VHF(超短波)/UHF(極超短波)のスペクトルを利用するのは、屋内で容易に受信可能であるという追加的な利点によるものだからである。しかしながら、VHF/UHFスペクトルを利用する場合でさえ、何らかのジオロケーションシステムの精度に対する幾らかの制限が存在する。特に、送信チャネルのマルチパス特性は、測位推定の誤差を生じさせる可能性がある。例えば、受信される信号が直接的な見通し線信号ではなく、受信機に至るまでに長い経路をたどる反射信号である場合、測位推定における誤差が生じるかもしれない。
本発明の原理によれば、ジオロケーションの特徴を実現するために、受信機による使用のためのブロードキャストTV信号に時間基準フィールドが追加され、受信されるブロードキャストTV信号からその位置を判定する。
本発明の例示的な形態では、ブロードキャストTV信号はDVB-T2方式のシステムである。時間基準フィールドがブロードキャストDVB-T2信号のL1プレシグナリングテーブル(LI pre-signaling table)に追加され、ロケーション情報が、ブロードキャストDVB-T2信号のネットワーク情報テーブル(Network Information Table:NIT)のセルリスト記述子(Cell List Descriptor)に追加される。DVB-T2受信機は、受信したブロードキャストDVB-T2信号からの時間基準フィールド及びロケーション情報を利用して、その位置を判定する。
別の例示的な形態では、ブロードキャストTV受信機は以下の方法を実行し、その方法は:複数のブロードキャスト送信機のロケーション情報を保存するステップ;前記複数のブロードキャスト送信機の各々から、受信ブロードキャスト信号内の時間基準フィールド値を受信するステップ;受信した時間基準フィールド値と前記ブロードキャストTV受信機における受信時間とを比較することにより、各々の受信ブロードキャスト信号に対する時間差を判定するステップ;及び、前記複数のブロードキャスト送信機について保存されたロケーション情報及び複数の時間差に応じて、前記ブロードキャストTV受信機の位置を算出するステップ;を有する。
上記の観点から及び詳細な説明を理解することにより明らかになるように、他の形態及び特徴も可能であり、それらも本発明の原理に属する。
図に示されていない発明概念以外の要素は良く知られており、詳細には説明されない。例えば、発明概念以外のセットトップボックス又はディジタルテレビジョン(DTV)及びそれらのコンポーネント(例えば、フロントエンド、ヒルベルトフィルタ、キャリア追跡ループ、日度プロセッサ、リモートコントロール等)は、良く知られており、ここでは詳細には説明されない。更に、発明概念とは別に、TV標準化に関する現在及び提案中の推奨並びにネットワーキングに精通していることも仮定されており、ここでは詳細には説明されない。例えば、NTSC(National Television Systems Committee);PAL(Phase Alternation Lines);SECAM(SEquential Couleur Avec Memoire);ATSC(Advanced Television Systems Committee)(例えば、ATSCスタンダード:Program and System Information Protocol for Terrestrial Broadcast and Cable (PSIP) Document A/65);中国ディジタルテレビジョンシステム(Chinese Digital Television System)(GB)20600-2006;ディジタルビデオブロードキャスティング(DVB-T2)及びDVB-H等である。特に、以下においては、DVB-T2スタンダードに精通していることが仮定され:例えば、ETSI EN 302 755 Vl.3.1:ディジタルビデオブロードキャスティング(DVB);第2世代ディジタル地上波テレビジョンブロードキャスティングシステムのためのフレーム構造チャネルコーディング及び変調(DVB-T2);ETSI TS 102 992:ディジタルビデオブロードキャスティング(DVB);DVB-T2第2世代ディジタル地上波テレビジョンブロードキャスティングシステムとともに使用する選択的送信機シグネチャ(T2-TX-SIG)の構造及び変調;及びETSI EN 300 468:ディジタルビデオブロードキャスティング(DVB);DVBシステムにおけるサービス情報(SI)の仕様、等々である。発明概念は従来のプログラミング技術を利用して実現されてもよく、従ってこの点についても詳細には説明されないことも留意すべきである。図面における同様な数字は同様な要素を表現する。
上述したように、無線による送信(over-the-air transmissions)を利用して受信機の物理的な位置を判定することが望ましい。この点に関し、DVB-T2受信機は、それが送信機の物理的位置と各送信機に対する基準時間とを知っている場合、受信した送信信号から自身の位置を判定することができる。しかしながら、現在のDVB-T2方式のシステムでは、受信信号から受信機の位置を判定することに関し、受信機にとって十分な情報は存在しない。
本発明の原理によれば、受信したブロードキャストTV信号から自身の位置を判定するジオロケーション特性を実現するために、時間基準フィールドが、受信機による使用のためにブロードキャストTV信号に追加される。本発明の例示的な形態では、DVB-T2対応信号フォーマットは、時間基準(送信の絶対時間)とDVB-T2送信機の物理的な位置情報とを包含するように修正され、受信機においてジオロケーション特性を提供する。更に、発明概念は、DVB-T2の将来的な拡張フレーム(Future Extension Frame:FEF)特徴も活用する。FEF特徴は、ETSI EN 302 755 V.1.3.1のセクション8.4で規定されており、ETSI TS 102 992のセクション6で更に規定されている。FEF特徴は、ソース送信機の同定を可能にする。更に、ETSI TS 102 992で規定される波形は、個々のSFN(単一周波数ネットワーク)送信機のインパルス応答を決定するように設計されており、複数のSFN送信機からの受信信号間の相対的なタイミングの判定を可能にする。
図1には、本発明の原理によるDVB-T2対応信号フォーマットが示されている。図1に示されるように、DVB-T2対応信号フォーマットは、(点々により表現されるような)一連のスーパーフレームにより構成され、各々のスーパーフレームは高々256個のT2フレームを有する(0ないし255の番号が付される)。各々のT2フレームは、高々250ミリ秒の長さである。更に、各々のスーパーフレームは、1つ以上の将来的拡張フレーム(FEF)を含んでもよい。各々のT2フレームは、物理レイヤパイプ(PLP)に関し、P1シグナリング、L1プレシグナリング(pre-signaling)、L1ポストシグナリング(post-signaling)及びデータシンボルを搬送する(この点については、例えば、ETSI EN 302 755、及び、 ETSI TS 102 831等を参照されたい)。PLPは、例えばユーザが見るためのプログラムのようなサービスを担う。図1に示されるように、L1プレシグナリングデータは、T2フレームの初期部分におけるプリアンブルの一部分として送信される。
本発明の原理によれば、図1のL1プレシグナリングデータが、基準時間を包含するように修正される。基準時間を挿入するために多くの方法が存在し、提案される方法は、32ビット巡回カウンタ(ローリングカウンタ)を追加することであり、このカウンタは、L1プレシグナリングテーブルにおけるGPS(グローバルポジショニングシステム)時間の時間0を基準とする。図2に示されるように、DVB-T2のL1プレシグナリングテーブル100は、今や、矢印101で示されるように32ビット長で占められる基準時間(REFERENCE_TIME)を含むように修正される。この32ビットフィールドはリファレンスカウンタの値を表現し、リファレンスカウンタは、10MHzで動作しかつ0-599999999のうちの値を有し、すなわち、毎分リセットされる(10MHzクロックは、ほとんどのGPS時間基準システムで利用可能である)。この時間基準は、FEFフレームの開始(時点)が送信タワーを離れる時間、すなわち送信の絶対時間を示す。このデータは、送信機における現在のGPS基準時間(又はUTC時間)と、データの送信からFEFフレームが送信タワーを離れるまでの遅延とを知ることにより、生成されることが可能である(すなわち、何らかのバッファリングの遅延と、送信タワーの先端に至るまでの経過時間とを考慮に入れる)。受信機がFEFフレームを受信すると、受信機は自身のクロックを検査し、測位計算に使用されるべき時間差を判定することができる。この送信の絶対時間は、完全なUTC時間(協定世界時間(coordinated universal time))であることは必須ではなく、全ての送信機に対して同じである時間基準であればよい。この修正されたL1プレシグナリングテーブルは、図1に示されるように、FEFフレームの直前のT2フレームで送信される。
ジオロケーション計算に必要とされる最終情報は、送信機の位置、及び、ETSI TS102 992で規定されるシグネチャ波形(signature waveforms)と各送信機との関連性である。これは、プロトコルおn上位レイヤで実行されるべきである。これがどのように実行可能であるかの具体例は、DVB-T2のネットワーク情報テーブル(NIT)を利用することであろう。例えば、ETSI EN 300 468のセクション6.2.6には、セルリスト記述子が記載されている。図3には、修正されたセルリスト記述子110が示されている。追加的なフィールドが、「アソシエーション(association)」及び「高度(altitude)」に関する矢印111により示されるように追加されている。「アソシエーション」フィールドは、リストに記載される送信機とFEFフレームのシグネチャ波形との間の関連性を示す。これは、64個のシグネチャ波形のうち、この送信機から送信されるものを記述するために少なくとも6ビットを必要とする。本開示は、8ビット波形を利用しており、シグネチャ波形の個数の将来的な拡張を許容する。「高度」フィールドは、32ビット符号付きフィールドであり、cmで表現される海抜高度(海面レベルからの高さ)を与える。緯度及び経度フィールドも、矢印112で示されるように、現在の16ビットから32ビットへ拡張される必要がある。高度、緯度及び経度フィールドに関する値は、各送信機で事前に分かっている。これらはジオセントリック情報(又は地球中心情報)(geocentric information)のように言及される。関連性フィールドの値は、FEFフレームのシグネチャ波形が送信機により選択される場合に判明する。NITは、DVB-T2におけるレイヤ2シグナリングの一部であり、T2フレームのデータシンボルの部分で送信される。
図4に関し、本発明の原理によるDVB-T2方式の送信機の例示的な形態が示されている。送信機150のうち、発明概念に関連する部分のみが示されており、例えば、図2及び図3のL1プレシグナリングテーブル100及びNIT110の処理が示される。発明概念以外に関し、送信機150はDVB-T2標準仕様に準拠し、この点については例えばETSI TS 102 831及びETSI EN 302 755に記載されているDVB-T2実現化ガイドライン等を参照されたい。送信機150は、信号の送信のための任意のプロセッサベースのプラットフォームを表現する。この点に関し、送信機150は、1つ以上のプロセッサ及び関連するメモリを含み、図4では破線枠内に示されるプロセッサ190及びメモリ195により表現されている。この場合において、コンピュータプログラム又はソフトウェアが、プロセッサ190による実行のためにメモリ195に保存される。後者は、1つ以上の保存されるプログラム制御プロセッサを表現し、これらは送信機の機能に専用とされている必要はなく、例えばプロセッサ190は送信機150の他の機能を制御してもよい。メモリ195は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)等のような任意のストレージデバイスを表現し;送信機150に対して内的であってもよいし及び/又は外的であってもよく;必要に応じて揮発性及び/又は不揮発性であってよい。 送信機150は、10MHzカウンタ155及びDVB-T2送信機170を有する。後者は、DVB-T2における符号化処理、フレーム処理、変調などを表現する。これらのコンポーネントのうちの全て又は何れも、プロセッサ190及びメモリ195により表現されるソフトウェアで実現されてもよい。上記のNIT110は、図3に示されるような発明原理に従って、セルリスト記述子を含むように修正される。上述したように、高度、緯度及び経度フィールドの値は、各送信機にとって事前に知られている。関連性フィールドの値は、FEFフレームのシグネチャ波形が送信機により選択される場合に、判明する。NITは、DVB-T2におけるレイヤ2シグナリングの一部分であり、T2フレームのデータシンボル部分で送信される。L1プレシグナリング110は、図2に示されるような基準時間を包含するように修正される。上述したように、この基準時間は、FEFフレームの始点部分(スタート)が送信タワーを離れる時間(すなわち、送信の絶対時間)を示す。このデータは、送信機における現在のGPS基準時間(又はUTC時間)と、データ挿入時点からFEFフレームが送信タワーから離れるまでの遅延とを知ることによって、生成されることが可能である(すなわち、何らかのバッファリングの遅延と、送信タワーの先端までの経過時間とを考慮に入れる)。この送信の絶対時間は、完全なUTC時間(協定世界時)である必要はなく、全ての送信機について同じである基準時間で足りる。この時間は、1分ごとにリセットされる10MHzで動作するカウンタとして選択される(例えば、プロセッサ190の制御の下で、10MHzカウンタ155により表現される)。カウンタの範囲は、従って、0-599999999である。L1プレシグナリングは、図1に示されるようにFEFフレームの直前のT2フレームで送信される。そして、DVB-T2送信機160は、(上述した)FEF特徴を利用して、(不図示の)アンテナを介して送信するための信号161を提供する。
当該技術分野で知られているように、3次元空間及びローカル時間における受信機の位置を推定するためには、少なくとも4つの別々の信号が受信されなければならない。4つより少ない信号しか受信されない場合、測位判定はいくらかの曖昧さを含み、位置及びローカル時間の部分集合しか推定できない。しかしながら、幾らかの曖昧さを伴う場合でさえ、放送局にとっては十分な情報になり得る。説明の便宜上、図5に示されるように4つの個別的な信号が受信されることが仮定される。
図5に示されるように、200-1(Bi),200-2 (B2),200-3 (B3)及び200-4 (B4)という4つのDVB-T2放送局が存在している。この例では、放送局200-1はチャネル1(CH1)で信号201-1を送信し、放送局200-2はチャネル1(CH2)で信号201-2を送信し、放送局200-3はチャネル1(CH3)で信号201-3を送信し、放送局200-4はチャネル1(CH4)で信号201-4を送信する。本発明の原理に従って、各々の送信局は、図2及び図3に示される上述した修正されたL1プレシグナリングテーブル及びセルリスト記述子を送信する。更に、各々の送信局は上述したようなFEF特徴を実現している。本発明の原理により、DTV受信機210は、DTV受信機210の位置を判定する目的のために、これらの各チャネルにチューニングされる(同調する)。DTV受信機210は、固定装置又はモバイル装置を表現する。
図6には、本発明の原理によるDTV受信機210で使用する例示的な方法が示されている。ステップ305において、DTV受信機210はチャネルを、例えば図5のCH1に変更する。ステップ310において、DTV受信機210は、放送局1について受信したL1プレシグナリングテーブル100から基準時間値を取り出し、放送局1について受信したNITで伝えられるセルリスト記述子110も取り出す。ステップ315において、DTV受信機210は、放送局1から受信したFEFフレームのスタートを検出する。ステップ320において、DTV受信機210は、4つのチャネルが受信されたか否かを判断する。DTV受信機210が4つのチャネルを確認しなかった場合、DTV受信機210はステップ305に戻り、再びチャネルを変更し、例えば、各々の放送局に関する残りのチャネルCH2,CH3,CH4の各々についてステップ310及び315を実行する。DTV受信機210が4つのチャネルを確認した場合、DTV受信機210はステップ325においてその位置を算出する。
ステップ325に関し、当該技術分野ではGPS計算法が知られており、ここでは詳細には説明されない。上述したように、受信機は少なくとも4つの異なる信号を受信することが好ましい。各々の受信される信号に関し、受信機は、対応する送信機のジオセントリック座標又は地心座標(geocentric coordinate)を有するべきである。本発明のこの文脈では、セルリスト記述子110の中に高度、緯度及び経度フィールドが存在する。更に、受信機は送信の時間を必要とし、それはL1プレシグナリングテーブル100の基準時間フィールドである。受信機は、受信機における受信の時間も測定する。4つの信号とともに、4つの未知数x,y,z,bについて以下の方程式を解く:
(xi-x)2+(yi-y)2+(zi-z)2=(ρi-b)2 (1)
ここで、x,y及びzは受信機のジオセントリック座標を表し;bは可能性のある誤差の大きさである。各々のパラメータxi,yi,ziは対応する各送信機のジオセントリック座標を表現する。パラメータρiは、各送信機と受信機との間の距離を表現し、以下の式により与えられる:
ρi=c(Ti-ti) (2)
ここで、cはナノ秒当たりのメートルによる光速であり、Tiは受信機がその送信機から情報を受信する時間であり、tiはその送信機からの情報の送信時間である。(Ti-ti)は時間差であることに留意すべきである。
(xi-x)2+(yi-y)2+(zi-z)2=(ρi-b)2 (1)
ここで、x,y及びzは受信機のジオセントリック座標を表し;bは可能性のある誤差の大きさである。各々のパラメータxi,yi,ziは対応する各送信機のジオセントリック座標を表現する。パラメータρiは、各送信機と受信機との間の距離を表現し、以下の式により与えられる:
ρi=c(Ti-ti) (2)
ここで、cはナノ秒当たりのメートルによる光速であり、Tiは受信機がその送信機から情報を受信する時間であり、tiはその送信機からの情報の送信時間である。(Ti-ti)は時間差であることに留意すべきである。
DTV受信機210が送信の基準時間を受信すると、DTV受信機210は、受信アルゴリズムに存在する何らかの内的なバッファリング又は処理の遅延を補正すべきであることに、留意すべきである。上位のプロトコルレイヤはUTC時間を送信するが、インターリーブ、処理遅延及びバッファリングに起因する時間遅延の量及びばらつきに起因して、受信時間の正確な表現を取得することは非常に困難である。物理レイヤにおいて、DTV受信機210のハードウェアクロックは、FEFフレーム境界時間を高精度に取得するために使用されることが可能である。
図7には、本発明の原理による例示的なデバイスの上位概念的なブロック図が示されている。デバイス700(例えば、テレビジョン)は、DVB-T2受信機710、クロックリファレンス750、及び、ディスプレイ720を含む。DTV受信機710は、ブロードキャストDVB-T2信号701を(例えば、不図示のアンテナを介して)受信し、例えば、そこでビデオコンテンツを視聴するために、ディスプレイ720に適用される高解像度テレビ(high definition TV:HDTV)ビデオ信号を、ブロードキャストDVB-T2信号から復元するように処理を行う。更に、DVB-T2受信機710は、図6のフローチャートにより表現されるようなジオロケーション特徴を実現するために、本発明の原理に従って基準時間及びセルリスト記述子を取得する。デバイス700は、プロセッサベースのシステムであり、図7で破線枠の形式で示されるプロセッサ760及びメモリ750により表現されるような1つ以上のプロセッサ及び関連するメモリを含む。この文脈において、(図6のフローチャートを表現する)コンピュータプログラム又はソフトウェアが、プロセッサ760による実行のためにメモリ765に保存されている。留意を要することに、プロセッサ760は、1つ以上の保存されたプログラム制御プロセッサを表現し、それらはデバイス700の何らかの特定の1つの機能に専用とされる必要はなく、例えば、プロセッサ760はデバイスおn他の機能を制御してもよい。メモリ765は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)等のような任意のストレージデバイスを表現しており;デバイスに対して内的及び/又は外的であってもよく;必要に応じて揮発性及び/又は不揮発性であってよい。
上述したように、本発明の原理によれば、DVB-T2受信機はジオロケーション特徴を実現する。本発明の概念はDVB-T2の文脈で説明されたが、例えば各送信機に関して基準時間及びロケーション情報を追加すること等のような同様な修正は、他の放送TVシステムに対してなされることが可能である。例えば、同様な修正は、送信機の位置とシグネチャ波形アソシエーションをもたらす新たなテーブルタイプを追加することにより、ATSCの番組及びシステム情報プロトコル(PSIP)に対して行うことが可能である。ATSCのPSIPはATSCドキュメントA/65に規定されている。従って、発明概念はDVB-T2に限定されない。更に、非SFNネットワークの場合でも、様々な非同期送信機にチューニングすることにより、ジオロケーションの使用が可能である。1つの送信信号しか存在しないので、FEFは、複数の送信機の位置を一度に判定するために使用することはできない。しかしながら、単独の送信機に対する時間オフセットを判定するために使用されることは可能である。複数のチャネルに同調される場合、到来推定についての複数の時間が発見されることが可能である。この方法は、様々な送信機のクロックが何らかの同期エラーを有する傾向があるので正確でない。また、受信機の内部クロックの精度は、様々な送信機に同調してジオロケーションFEFを取得するまでにいくらか時間がかかるので、何らかのエラーを付加するかもしれない。その間に受信機の内部クロックはドリフトし、何らかの追加的なタイミングエラーを導入してしまうかもしれない。
以上、上記の説明は本発明の原理を例示しているにすぎず、当業者は、本願で明示的には記述されていないが本発明の原理を組み込みかつ本発明の精神及び範囲に属する様々な代替的な構成を把握できることが、認められるであろう。従って、例示の形態に対して様々な変形がなされてよいこと、及び、他の構成も本発明の精神及び範囲から逸脱することなく把握されることが、理解されるべきである。
Claims (12)
- ブロードキャストテレビジョン(TV)受信機で使用するための方法であって:
複数のブロードキャスト送信機のロケーション情報を保存するステップ;
前記複数のブロードキャスト送信機の各々から、受信ブロードキャスト信号内の時間基準フィールド値を受信するステップ;
受信した時間基準フィールド値と前記ブロードキャストTV受信機における受信時間とを比較することにより、各々の受信ブロードキャスト信号に対する時間差を判定するステップ;及び
前記複数のブロードキャスト送信機に対する保存されたロケーション情報及び複数の時間差に応じて、前記ブロードキャストTV受信機の位置を算出するステップ;
を有する方法。 - 前記受信ブロードキャスト信号は、DVB−T2タイプの信号である、請求項1に記載の方法。
- 前記の保存するステップが:
前記複数の送信機の各々に対する受信ブロードキャスト信号からジオセントリック情報を取り出すステップ;及び
取り出されたジオセントリック情報を前記ロケーション情報として保存するステップ;
を更に有する、請求項2に記載の方法。 - 前記ジオセントリック情報は、前記受信ブロードキャスト信号からのネットワーク情報テーブルのセルリスト記述子から取り出される、請求項3に記載の方法。
- 前記の受信した時間基準フィールド値は、前記受信ブロードキャスト信号のL1プレシグナリングテーブルで伝えられる、請求項2に記載の方法。
- 前記受信ブロードキャスト信号はATSCタイプの信号であり、前記ロケーション情報及び受信した時間基準フィールドは、ATSCの番組及びシステム情報プロトコル(PSIP)のテーブルで伝えられる、請求項1に記載の方法。
- ブロードキャストテレビジョン(TV)受信機であって:
複数の受信ブロードキャスト信号の各々から、対応するブロードキャスト送信機に対するロケーション情報及び時間基準フィールド値を提供する受信部;及び
前記対応するブロードキャスト送信機に対する前記ロケーション情報及び時間基準フィールド値を利用して、前記ブロードキャストTV受信機の位置を算出するプロセッサ;
を有するブロードキャストTV受信機。 - 前記プロセッサは、受信した時間基準フィールド値と前記ブロードキャストTV受信機における受信時間とを比較することにより、各々の受信ブロードキャスト信号に対する時間差を判定する、請求項7に記載の受信機。
- 前記受信ブロードキャスト信号は、DVB−T2タイプの信号である、請求項7に記載の受信機。
- 前記ロケーション情報は、前記受信ブロードキャスト信号からのネットワーク情報テーブルのセルリスト記述子から取り出される、請求項9に記載の受信機。
- 前記時間基準フィールド値は、前記受信ブロードキャスト信号のL1プレシグナリングテーブルで伝えられる、請求項9に記載の受信機。
- 前記受信ブロードキャスト信号はATSCタイプの信号であり、前記ロケーション情報及び受信した時間基準フィールドは、ATSCの番組及びシステム情報プロトコル(PSIP)のテーブルで伝えられる、請求項7に記載の受信機。
Applications Claiming Priority (9)
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---|---|---|---|
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