JP2016536515A - 内燃機関のための多火花点火システムを制御する方法および装置 - Google Patents

内燃機関のための多火花点火システムを制御する方法および装置 Download PDF

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Abstract

点火システムを制御する方法であって、前記点火システムが、点火プラグに電流を提供するために少なくとも2つのコイル段を連続的に付勢および消勢するように上記コイル段を制御するように適合された点火プラグ制御ユニットを含み、第1の二次巻線(L2)に誘導結合される第1の一次巻線(L1)を含む第1の変圧器(T1)、第2の二次巻線(L4)に誘導結合される第2の一次巻線(L3)を含む第2の変圧器(T2)を備える2つの段を含み、上記制御ユニットが、連続点火を維持するために、2つの対応するスイッチ(Q1、Q2)をオンおよびオフに同時に切り替えることによって一次巻線(L1、L3)を同時に付勢および消勢すること可能にされ、かつ上記制御ユニットとコイル段との間に設けられる逓降変換器段を含み、上記逓降変換器がスイッチ(M1)とダイオード(D3)とを含み、上記制御ユニットが上記スイッチ(M1)をオフに切り替えることを可能にされ、上記方法が、結合型多充電期間の終了時に二次電流ピークを制限する制御を提供し、結合型多充電期間の終了時に、M1、Q1およびQ2をオフに切り替えるステップを備える方法。【選択図】図9

Description

本発明は点火システムおよび点火プラグを制御する方法に関する。それは、特にしかし排他的ではなく、多点火プラグ点火システムなど、連続火花を提供するように適合されたシステムへの適用性を有する。
非常に希薄な混合気を使用する、つまり燃料消費量および排出物を低減させるためにより高い空気組成を有する点火エンジンが開発されている。安全な点火を提供するために、高エネルギー点火源を有することが必要である。先行技術のシステムは一般に、大きな、高エネルギーの単一火花点火コイルを使用し、それらは限られた火花持続時間およびエネルギー出力を有する。この制限を解消するために、また点火システムの大きさを縮小するために、多充電点火システムが開発された。多充電システムは高速な一連の個別の火花を生成し、その結果出力は長い準連続火花である。多充電点火方法は再充電期間中に火花が中断されるという不利点を有し、これは負の効果を有し、燃焼室に高乱流が存在するときに特に顕著である。たとえば、これは失火に至り、より高い燃料消費量およびより高い排出物に帰着し得る。
改良された多充電システムが欧州特許第2325476号に記載されており、それはこれらの負の効果のない多充電点火システムを開示し、少なくとも部分的に、広範な燃焼電圧にわたり連続点火火花を生成し、点火プラグに調節可能なエネルギーを送達し、自由に選ばれ得る点火の燃焼時間を提供する。
しかしながら、そのようなシステムに関して依然として様々な問題がある。二次電流を制御することができず、これは燃焼のために必要とされない大量の浪費されるエネルギーと同様に激しい点火プラグ摩耗に帰着する。さらには、点火サイクルの終わりに高い二次電流ピークが生成され得、これは激しい点火プラグ摩耗に帰着する。
さらにはそのようなシステムでは、逓降(降圧)変換器段のPWM信号が固定値に適合され、これは様々な条件下で非安定な一次電流に帰着する。
欧州特許第2325476号
本発明の態様は請求項に述べられるように提供される。
本発明はここで例を通じてかつ以下の図を参照して記載される。
本発明の態様が適用され得る点火システムの概要図である。 図2aは概略の電流トレースを示すCMCシステムの標準的な点火サイクルを例示する。図2bは概略の電流トレースを示すCMCシステムの標準的な点火サイクルを例示する。図2cは概略の電流トレースを示すCMCシステムの標準的な点火サイクルを例示する。 点火システムおよび車両電子制御ユニット(ECU)へのその接続性を例示する。 点火システムを制御するために使用され得る本発明の一態様に係る通信プロトコルを例示する。 そのような制御における逓降(降圧)変換器の動作の結果を図示する。 さらなるパルスを含む、点火システムを制御するために使用され得る本発明の一態様に係る通信プロトコルを図示する。 本発明のさらなる態様に係る点火システムの概略回路図を図示する。 図8aは二次電流ピークを低減させる降圧変換器の動作の結果を図示する。図8bは二次電流ピークを低減させる降圧変換器の動作の結果を図示する。 一態様に係る逓減アルゴリズムを例示するフローチャートを図示する。 図10aは図9のアルゴリズムが実装される一次および二次電流のトレースを図示する。図10bは図9のアルゴリズムが実装される一次および二次電流のトレースを図示する。図10cは図9のアルゴリズムが実装される一次および二次電流のトレースを図示する。 逓降(降圧)動作におけるデューティサイクル、バッテリ電圧および最大一次電流切替閾値間の関係を図示する。
図1は、内燃機関(図示せず)の単一の燃焼気筒と関連づけられてよいような点火プラグ11の単一組のギャップ電極に働く広範な燃焼電圧にわたり連続点火火花を生成するための先行技術の結合型多充電(Coupled-Multi-Charge)点火システムの回路網を図示する。CMCシステムは、必要とされる高い直流電圧を生成するために、一次巻線L1、L2を含む高速充電点火コイル(L1−L4)を使用する。共通のコアK1に巻回される一次巻線L1、L2は第1の変圧器を形成しており、別の共通のコアK2に巻回される二次巻線L3、L4は第2の変圧器を形成している。第1および第2の一次20巻線L1、L3の2つのコイル端部は、電気スイッチQ1、Q2によって自動車のシャシ接地などの共通の接地に交替に切り替えられてよい。これらのスイッチQ1、Q2は好ましくは絶縁ゲートバイポーラトランジスタである。一次側から流れる一次電流Ipを測定するための抵抗器R1がスイッチQ1、Q2と接地との間に接続され、その一方で二次側から流れる二次電流Isを測定するための抵抗器R2(25)がダイオードD1、D2と接地との間に接続される。
二次巻線L2、L4の低圧端部は、高圧ダイオードD1、D2を通して共通の接地または自動車のシャシ接地に連結されてよい。二次点火巻線L2、L4の高圧端部は、従来の手段を通して点火プラグ11のギャップが設けられた一対の電極の一方の電極に連結される。点火プラグ11の他方の電極も、従来通りに点火プラグのエンジンブロックへの螺合を通じて共通の接地に連結される。一次巻線L1、L3は、本実施形態において公称12Vの自動車電気システムにおける従来の自動車システム電圧に対応すると仮定され、かつ図においてバッテリの正電圧である共通の付勢電位(充電電位)に接続される。充電電流は、スイッチQ1、Q2の状態を制御する電子制御回路13によって管理され得る。制御回路13はたとえばECUによって供給されるエンジン火花時期(EST)信号に応答して、一次巻線L1およびL2をそれぞれ、信号Igbt1およびIgbt2によってそれぞれ制御されるスイッチQ1およびQ2を通してシステム接地に選択的に連結する。測定される一次電流Ipおよび二次電流Isは制御ユニット13に送られる。有利には、バッテリ15の共通の付勢電位は一次巻線L1、L3に、接地端部の反対側の端部20で点火スイッチM1を経由して連結される。スイッチM1は好ましくはMOSFETトランジスタである。ダイオードD3または任意の他の半導体スイッチ(たとえばMOSFET)が逓降(降圧)変換器を形成するようにトランジスタM1に連結される。制御ユニット13は、信号FETによりスイッチM1をオフに切り替えることを可能にされる。M1がオフであるときに、ダイオードD3または任意の他の半導体スイッチはオンに切り替えられることになるし、逆もまた同じである。
先行技術の動作では、制御回路13は、ギャップ電極にわたって延びる連続高エネルギーアークを提供するように動作する。 第1のステップの間に、スイッチM1、Q1およびQ2はすべてオンに切り替えられ、その結果電源15の送達されるエネルギーは両変圧器(T1、T2)の磁気回路に蓄積される。 第2のステップの間に、両一次巻線はスイッチQ1およびQ2により同時にオフに切り替えられる。変圧器の二次側に高電圧が誘起され、点火火花が点火プラグ11のギャップ電極を通して生じられる。 第3のステップの間に、両変圧器(T1、T2)がエネルギーを送達している最小燃焼時間後に、スイッチQ1はオンに切り替えられ、スイッチQ2はオフに切り替えられる(または逆もまた同じ)。それは、第1の変圧器(L1、L2)がその磁気回路にエネルギーを蓄積し、その一方で第2の変圧器(L3、L4)が点火プラグにエネルギーを送達する(または逆もまた同じ)ことを意味する。 第4のステップの間に、一次電流Ipが限度(Ipmax)を超えて増加するときに、制御ユニットはそれを検出してトランジスタM1をオフに切り替える。オンに切り替えられた(Q1またはQ2)変圧器(L1、L2またはL3、L4)の蓄積エネルギーはダイオードD3(逓降(降圧)トポロジ)を越えて電流を推し進め、その結果変圧器は磁気飽和の状態になり得ず、そのエネルギーは制限される。好ましくは、トランジスタM1は、変圧器のエネルギーを一定のレベルに保持するために恒久的にオンおよびオフに切り替えられることになる。 第5のステップの間に、二次電流Isが二次電流閾値レベル(Ismin)を下回った直後に、スイッチQ1はオフに切り替えられ、スイッチQ2はオンに切り替えられる(または逆もまた同じ)。次いで、制御ユニットが両スイッチQ1およびQ2をオフに切り替える限りスイッチQ1およびQ2を順次オンおよびオフに切り替えることによって、ステップ3〜5が繰り返されることになる。
図2は、点火システム電流のタイムラインを図示し、図2aは、一次電流Ipを時間に沿って表すトレースを図示する。図2bは、二次電流Isを図示する。図2cは、ECUから点火システム制御ユニットに送られ、かつ点火時間を示すEST線上の信号を図示する。 ステップ1、すなわちM1、Q1およびQ2がオンに切り替えられる間に、一次電流Ipは変圧器のエネルギー蓄積につれて急増している。 ステップ2、すなわちQ1およびQ2がオフに切り替えられる間に、二次電流Isは増加していき、点火プラグのギャップ電極を通して点火火花を生じさせるように高電圧が誘起される。 ステップ3の間に、火花ならびに変圧器に蓄積されるエネルギーを維持するように、Q1およびQ2は順次オンおよびオフに切り替えられる。 ステップ4の間に、一次電流Ipと限度Ipthとの間で比較がなされる。IpがIpthを超えるときに、M1はオフに切り替えられ、その結果「オンに切り替えられた」変圧器はその蓄積エネルギーを制限することによって、磁気飽和の状態になり得ない。スイッチM1はこのようにしてオンおよびオフに切り替えられ、一次電流Ipは制御範囲に安定である。 ステップ5の間に、二次電流Isと二次電流閾値レベルIsthとの間で比較がなされる。Is<Isthならば、Q1はオフに切り替えられ、Q2はオンに切り替えられる(または逆もまた同じ)。次いで、制御ユニットが両Q1およびQ2をオフに切り替える限りQ1およびQ2を順次オンおよびオフに切り替えることによって、ステップ3〜5が繰り返されることになる。2つの変圧器の交互の充放電のため、点火システムは連続点火を送達する。上記は、本発明に背景を提供するために、先行技術の点火システムの回路網および動作を記載する。本発明のいくつかの態様では、上記回路網が使用され得る。本発明は、性能を高めかつ点火プラグ摩耗を軽減する様々な方策を提供する。
図3は、点火回路網を制御する点火プラグ回路網制御ユニットに電圧または電流パラメータを信号で送る、すなわち適切な通信プロトコルを介して送る際に1つの態様に従って使用されるEST線を介する、点火プラグ制御回路網への車両ECTの接続性を図示する。EST線は典型的に制御ユニットに、実施されるべき滞留時間を示すパルスを提供する。コイルの制御ユニットはECUとは別個であり、EST信号(エンジン火花時間)はECUによってたとえばブール信号によって送達される−図2c参照。従来は、これは点火コイル内部のスイッチ/IGBTを直接制御した、本システムにおいては、これは多充電サイクルの燃焼時間の時間も制御する。図においては、単一段の火花巻線のみがあるシステムが図示される。言及されるように、先行技術のシステムに関する問題は点火プラグ摩耗があることである。発明者らは、これは、一次ならびに二次コイルの電流および電圧パラメータの制御を改良することによって軽減され得、さらには本発明の一定の態様では、そのようなパラメータはEST線上にデータを送ることによって設定され得ると判断した。したがって洗練された態様では、本発明は、一次ならびに/または二次コイルの電流または電圧に関するものなどのパラメータを制御する通信プロトコルを提供する。
(実施例1) CMCモードにおける一次電流閾値などのパラメータの制御
言及されたように、先行技術のシステムに関する問題は点火プラグ摩耗があることである。発明者らは、これは、一次ならびに二次コイルの様々な電流および電圧パラメータを制御することによって軽減され得、さらには一定の態様では、パラメータはECUによってよりよく制御され、またEST線上に適切な電流/電圧パラメータおよびそれらの閾値などのデータを送ることによって制御ユニットに送られ得ると判断した。したがって一態様では、本発明は、一次および/または二次コイルの電流もしくは電圧に関するものなどのパラメータを制御する通信プロトコルを提供する。言及されたように、図2は完全な点火サイクルにわたる一次コイルおよび二次コイルの電流を図示する。
図4は、点火システムを制御するために使用され得る一実施例に係る通信プロトコルを例示し、特に一次ならびに二次電流および/または電圧である。そのような方法は図1aに図示される回路網と連動して使用されてよいが、ただし方法はそのような回路網に限定されず、またいくつかの態様は1つのコイル段のみがある点火システムに適用可能である。
言及されたように、図2aおよびbは完全な点火サイクルにわたる一次コイルおよび二次コイルの電流を図示する。図2cは、図1のものなどの点火回路網を制御する制御ユニットに通信プロトコルを提供するために使用されるEST線を図示する。点火サイクルの開始時に、一次コイルの電流は最大一次電流ピークに到達するように逓増される。このピークの値は最大二次絶縁破壊電圧にも影響を及ぼすことになる。この段の終了時に、一次コイルの電流は放電され、二次コイルにおいて電流を急速に出現させる。この後に、各コイル段における多段システムで、各コイル段ごとに代わるがわる充/放電サイクルが複数回繰り返され、したがって連続火花を提供する。点火段の終了時に、高電流が二次コイルにおいて出現してよいことが留意されるべきである。
一実施例によれば、第1の通信パルス1がEST線上に提供され、その持続時間は制御ユニットに結合型多充電モードにおける最大一次電流(閾値)、すなわちこのパラメータが設定されるべき値を示す。したがって、EST線は滞留またはCMC時間以外のパラメータを転送するために使用され、また時間以外の単位を含みかつ任意の段の動作の間の電流または電圧(たとえば比較のための閾値)を表し得る。
この電流レベルの制御は、逓降(降圧)変換器の制御ユニットによる適切な制御によって実施されてよい。したがって、第1の通信パルスの長さに基づいて、一次電流は逓降(降圧)変換器の適切な動作によって制限されてよい。一次電流がこのレベルに到達すれば、電流は逓降(降圧)変換器によって制限されることになる。したがって、制御ユニットは、たとえばFET M1を適切にオン/オフに切り替えることによって逓降(降圧)変換器段をしかるべく制御することになる。本発明の態様によれば、制御ユニットは、一次または二次電流をたとえばEST線に沿って送られる(閾値)パラメータと比較する手段を有する。このように換言すれば、逓降(降圧)変換器は、一次電流を所望の値Ipthmaxに制限するため、かつそれをこの特定のレベルで一定に保持するために使用され得る。従来、このパラメータは制御ユニットに記憶されてよい。しかしながら、本発明のこの態様の利点は、IpthmaxおよびまたはIpthminはECUによって設定され得、また適切な通信プロトコルを使用して制御ユニットに送られ得ることである。
以下説明されるように、(一次電流の最大ピーク値である)IpmaxならびにIpth(閾値、たとえばCMC動作における最大一次電流)などの他のパラメータは、システムが点火サイクルのどんな状態であるかに応じて、ECUによって適合および設定され得る。図4参照。
言及されたように、システムの動作の適切な段階の動作の間に、一次電流の値は制御ユニットによって閾値と比較され得る。それぞれの一次電流レベルを制御するために、逓降(降圧)変換器は、たとえばスイッチM1をパルス駆動する、すなわちオンおよびオフに切り替えることによって適切に制御される。このようにして、一次電流の平均は所要の範囲内にあるように制御される。具体例では、一次電流Ipは逓降(降圧)サイクル、以下の通りにM1をオンおよびオフに切り替える間に測定されてよく、M1をスイッチングすると、電流はL1、Q1、R1およびD3を流れかつ減少していく。制御ユニットは電圧を監視する。一次電流がレベルIpthminに到達したあと、M1は再びオンに切り替えられることになる。パラメータIpthminはECUまたは制御ユニットによって設定されてよい。代わりに、それはIpthmaxに基づいて、つまり、Ipthmin=Ipthmax−Ipthampに基づいて計算されてもよい。Ipthampは約0.2A〜1Aの範囲で固定値としてCUに設定または記憶されてよい。一次電流が再び上レベルIpthmaxに到達する限り、M1はオンに切り替えられる。次いで、一次電流が制限される必要がある限り、上記ステップは繰り返される。制御された動作は図5に例示される。
そのような方法は図1aに図示される回路網と連動して使用されてよいが、ただし方法はそのような回路網に限定されず、またいくつかの態様は1つのコイル段のみがある点火システムに適用可能である。さらには、上記は結合型多充電モードにおける最大一次電流(閾値)のパラメータを送ることに言及するけれども、本発明の態様は任意の適切な電流または電圧パラメータをECUから点火プラグ制御ユニットに送ることを含み、そのいくつかが以下さらに詳細に説明される。この態様における重要点は、EST線が制御ユニットにCMCおよび滞留時間を送るため以外に使用されることである。言及された好適な実施形態において、電流および電圧パラメータのレベルはパルスの持続時間によって示される。しかしながら、レベルは、たとえばレベルを示す設定時間内の極短パルスの数などの他の方法によって信号で送られてよい。
代替の実施形態によれば、ECUから制御ユニットにEST線に沿って送られるパルスは、二次電流パラメータ(たとえば測定値との比較のための限度もしくは閾値)または、以下説明されるような一次もしくは二次コイル電流/電圧の任意の他のパラメータを示してよい。
(実施例2) 二次電流IsthおよびIsampの制御
本発明のさらなる態様によれば、二次電流のパラメータは、たとえばCMC段階の間、同様の方法によって制御される。
一態様では、二次電流閾値Isthおよび二次電流振幅Isampのパラメータは、通信プロトコルを使用してECUから制御ユニットに送られる。これらのパラメータの適切な制御によって、システムの出力電力を制御することができる。これらのパラメータはECUによって測定値と比較され、かつコイル段の動作を適切に制御するために使用されてよい。
さらなる実施形態において、IsthおよびIsampの2つの所望の変数に基づいて、最大一次電流閾値が計算される:Ipth(Ipth=(Isth+Isamp)*ue)、ここでueは変圧比である。パラメータIsthは点火プラグの燃焼電圧に応じて適合されるが、IsthがECUの通信によって設定される前は−これは好適な求められる値であり、Ipthの計算はこの初期設定値に基づいて行われる。負荷(燃焼電圧)があまりに高い場合、二次電流は逓減されることになる;したがってこれは、上記第2の所定の電流閾値(Ismin)を、オフに切り替えられる変圧器に蓄積されるエネルギーのレベルに適応的に設定することを伴ってよい。それがどのように実施されても、スイッチがそれらの他の状態に切り替わるたびに、実際の一次電流Ipが測定され、この値に基づいて、閾値が適応的に設定される:Isth=Ip/ue−Isamp、これはIpの測定値<Ipthであれば、Isthは逓減されるのみであることを意味する。これに対して、一次電流閾値Ipthのための値は、全点火サイクルの間、同じレベルに設定される。
(実施例3) 最大一次電流ピークIpmaxの制御
変数Ipmaxはシステムの初充電後の最大一次電流である。一態様によれば、このパラメータも閾値と比較することによって制御される。閾値は制御ユニットに記憶されるか、または最大一次電流(CMC中の閾値)の場合と同じようにEST線に沿って送られてよい。あらためて、Ipの値は測定および閾値Ipmaxに対して判定され得る。それで要約すると、この値は制御ユニットに記憶されるか、またはEST線に沿ってECUから制御ユニットに送信され得る。一次電流Ipが閾値Ipmaxを超えると、逓降(降圧)変換器は次いで一次電流IpをIpmaxによって定義される特定のレベルに保持することになる。電流は図5における電流と同様であるので、それは小さいヒステリシスを有する。逓降(降圧)変換器の制御動作は実施例1のそれと同様である。図6は第2のパルス2がある通信プロトコルを図示し、第2のパルス長は最大一次電流ピークを示す。もちろん、最大一次電流ピークは単一のパルスにより単独で、すなわち任意の他のパラメータと連動せずに制御され得る。
あらためて、実施例2のさらなる実施形態と同様に、さらなる実施形態において、IsthおよびIsampの2つの所望の変数に基づいて、最大一次電流閾値が計算される:Ipth(Ipth=(Isth+Isamp)*ue)。パラメータIsthは点火プラグの燃焼電圧に応じて適合されるが、IsthがECUの通信によって設定される前は−これは好適な求められる値であり、Ipthの計算はこの初期設定値に基づいて行われる。負荷(燃焼電圧)があまりに高い場合、二次電流は逓減されることになる;したがってこれは、上記第2の所定の電流閾値(Ismin)を、オフに切り替えられる変圧器に蓄積されるエネルギーのレベルに適応的に設定することを伴ってよい。それがどのように実施されても、スイッチがそれらの他の状態に切り替わるたびに、実際の一次電流Ipが測定され、この値に基づいて、閾値が適応的に設定される:Isth=Ip/ue−Isamp、これはIpの測定値<Ipthであれば、Isthが逓減されるのみであることを意味する。これに対して、一次電流閾値Ipthのための値は、全点火サイクルの間、同じレベルに設定される。
(実施例4) 電圧測定方法
上記実施例1の問題は、小さいヒステリシスを制御するハードウェアの限界である(ハードウェアの精度および測定される一次電流Ipのノイズ)。したがって、好適な方法で一次電圧(すなわちバッテリのそれUb)が測定され、バッテリ電圧および最大一次電流閾値に応じて、逓降(降圧)変換器のPWM信号のパルス幅(すなわちデューティサイクル)を設定する。デューティサイクル=f(Ub,Ipthmax)、ここでUbはバッテリ電圧である。デューティサイクルmは:m=Ton/(Ton+Toff)と定義され、ここでTonはM1のオン時間であり、ToffはM1のオフ時間である。Ton+Toff=一定(それがパルス幅変調信号であることを意味する)。m=f(Ub,Tpthmax)の正しい値を見つける1つの方法はシミュレーションによってである(図11参照)。ここで、PID制御器は求められる値Ipthmaxに対して一次電流を制御する。制御システムは点火コイルを表す。UbおよびIpthmaxの値ごとに、mの1つの値が観測され得る(最後の図に図示されたような真理値表)。図11は、デューティサイクル、UbおよびIpthmax間の関係を図示する。データ点間の点は線形に補間され得る。デューティサイクルは、UbおよびIpthmaxに応じるルックアップテーブルに基づいて設定され得る。そのようなルックアップがどのように計算され得るかは、たとえばコイルの特定のインダクタンスおよび抵抗を含む特定の変圧器形状寸法に基づく、かつPWM変換器のための固定周波数に基づくシミュレーションの助けを借りて、当業者には明らかになろう。
この方法を提供するために、付加の回路網が提供される。図7はシステムを制御するために使用される回路を図示し、それは図1のものと同様であるが、高圧HVダイオード(D1およびD2)での電圧を測定する手段を含む。電源電圧(Ubat)は追加的に測定され得る。システムは、一次電流Ip、二次電流Isおよびダイオードでの電圧D1、D2を測定することによって制御される。これらの測定電圧および電源電圧Ubatに応じて、逓降(降圧)変換器のためのPWM信号のデューティサイクルが適切に制御される。一次および二次電流はシャントによって測定され、また電圧を得るために使用され得る。シャントの抵抗によっては、及び、測定値の振幅のこれによっては、値を増幅することが必要であり得る。これは演算増幅器の使用によって実現され得る。ダイオードでの高電圧は分圧器によって制御ユニットの電圧範囲に低減され−分圧器は約1,000〜2,000の範囲にある。電源電圧Ubatも分圧器の使用によって測定され−ここで分圧器は約2〜20の範囲にある。
さらには、図7における回路網は二次段で電圧を測定し、これらをたとえば、制御ユニットに記憶されてよい閾値または値と比較するために一般に使用され得る。代わりに、ECUで求められる任意の閾値または他の電圧値を信号で送るために、EST線が使用されてよい。
本発明の様々な態様によれば、1つまたは複数のコイル段に関する及び任意の段階のための電流または電圧パラメータが、適切なプロトコルに従ってECUから制御ユニットに送られてよい。態様によれば、このパラメータはECUから制御ユニットに送られるパルスの持続時間によって示される。単純な実施形態において、1つのパラメータが制御ユニットに送られるならば、単一のパルスがEST線上に送られる。しかしながら、複数のパラメータがECUから送られる場合、複数のパルスが送られてよい。以下のパラメータの1つまたは複数が送られてよい:最大一次電流ピークIpmax;CMCモードにおける二次電流切替閾値Isth;CMCモードにおける二次電流切替振幅Isamp;二次または一次電圧。
(ダイオード保護)
さらなる態様では、本発明は、性能を高め、点火プラグ摩耗を軽減し、かつ特にダイオードD1およびD2を保護する様々な方策を提供する。これは、先行技術の点火システムに関するさらなる問題がコイル段におけるダイオードが損傷につながる高電圧を受け得ることであるためである。本発明の一態様では、ダイオードに対して保護が提供される。一般的な態様によれば、ダイオードでの電圧が検出/測定され、測定電圧の結果として適切な保護が実装される。たとえば、ダイオードでの電圧が特定の閾値に到達すれば、制御ユニットはこの電圧を検出し、かつダイオードをあまりに高い電圧から保護することになる。
上述の図7の回路網はそのような制御を提供するために使用され得る。それであらためて、図1の回路網と比較して、高圧ダイオード(D1およびD2)での電圧は、制御ユニットに線を設けることによって測定される。制御ユニットは、これらの電圧を測定し、必要に応じて閾値と比較する手段を含む。したがって、図7はこの態様を多段システムで実現するために使用される回路網の例も図示する;しかしながら、本発明の態様は1つの段だけを有する点火プラグ制御システムに適用され得;図7はこの態様を多段システムで実装するために使用される回路網の例を図示する。この図は、したがって二次コイル段とそれぞれのダイオードとの間に一点が接続され、かつ他点が制御ユニットに接続される2つの接続(線)を含む回路網を図示する。これらの線は、2つのダイオードでの電圧を検出/測定するように、入力される電圧を測定できる制御ユニットに、電圧を送るために使用される。
一実施形態では、制御ユニットはこれらの電圧の一方または両方が閾値を越えているかどうか判定し、もしそうならば、保護戦略を実施する。
制御を実施するために、逓降(降圧)変換器ならびに/またはスイッチQ1およびQ2の一方もしくは両方が制御される。
特定の保護戦略では、2つのコイル段をもつシステムとの使用のために、D1およびD2両方をオンに切り替え、Q1およびQ2をオフに切り替えることによって保護が実施される。次いで、Q1,Q2を切り替えることの結果として、ダイオードは順方向にオンに切り替えられる。
代替の戦略では、Q1およびQ2両方をオンに切り替えることによって保護が提供される。この場合、ダイオードでの電圧は次いでいわゆる「生成電圧」(UM)に制限され、ここでUM=ue*Ub(ue=変圧器の伝達比、Ub=バッテリ電圧)。したがっていくつかの態様では、バッテリ電圧も判定または推定される。
2段/多段システムでは、CMCシステムは、二次側にエネルギーを送達するために2つの変圧器を使用している。それぞれ両段の初期絶縁破壊中の初充電後にダイオードにとって重大な状況が発生する。ここで、ダイオードは、両ダイオードを順方向に切り替える(Q1およびQ2はオフにする)ことによって保護される。
好ましくは、システムはこのように制御され(第1の段1をオフに切り替え、次いで段2)、そうでなければダイオードは全絶縁破壊電圧(約40kV以上)に耐える必要があろう。初期絶縁破壊後、点火プラグの燃焼電圧は約1,000Vの値に減少する(Uburn約1,000V)。この時点で、段1および2を切り換え始めている。オンに切り替えられないダイオードは、燃焼電圧に加えて生成電圧に耐える必要がある;すなわちUbreakmin=Uburn+ue*Ub。燃焼電圧が特別な閾値Uburnmaxに到達すると、ダイオードは上述の通りに保護される。従来の点火システム(多充電または単一充電)におけるダイオードは、それらが点火するときに高電圧に遭遇しないが、これはそれが順方向にオンに切り替えられるからである。いわゆる開負荷動作(出力に点火プラグが装着されていない)間およびエンジン内の乱流によって開始された点火が消されるときに、ダイオードにとって重大な状況が発生する。
一実施形態では、制御ユニットはこれらの電圧の一方または両方が閾値を越えているかどうか判定し、もしそうならば、保護戦略を実施する。
第1の保護戦略では、D1およびD2両方をオンに切り替え、Q1およびQ2をオフに切り替えることによって保護が実装される。次いで、これの結果として、ダイオードは順方向にオンに切り替えられる。
代替の戦略では、Q1およびQ2両方をオンに切り替えることによって保護が提供される。この場合、ダイオードでの電圧は次いでいわゆる「生成電圧」(UM)に制限され、ここでUM=ue*Ub(ue=変圧器の伝達比、Ub=バッテリ電圧)。最大一次電流Ipmaxが到達されるまでQ1およびQ2はオンに切り替えられ、次いでスイッチQ1およびQ2を交互にすることによってCMCアルゴリズムが始めから開始する。ダイオードでの高電圧が検出される前のCMCサイクルにおけるそれらの最後の状態に対応して、Q1およびQ2の状態は否定されることになる。
高度な実施形態では、二次コイル段の電流は、逓降(降圧)変換器ならびに/またはスイッチQ1およびQ2の一方もしくは両方を制御するために、制御ユニットによって測定電圧と連動して使用され得る。
(CMC段階の終了時に二次電流ピークを低減させる)
典型的にCMC点火システムにおいて、高二次電流ピークは、図2に矢印Aによって図示されるように、点火サイクルの終了時に二次コイルに生じられる。これは点火プラグ摩耗を増加させることになる。これを回避するために、一態様では、高電流ピークを排除するために本発明に係る様々な方法が使用される。
第1の例において、結合型多充電時間が満了したときにQ1およびQ2をオンに切り替えるだけでなく、逓降(降圧)変換器をオンに切り替え、M1をオンに切り替えることによって、方策が提供される。これは、しかしながら、すべてのエネルギーがコイルの一次側に放散されることになる、かつコイル内部で熱損失を増加させることになるという点で不利点を有する。この実施例は図8に図示される。
第2の形態において、方法は、結合型多充電時間の終了時に二次電流の逓減を伴う代替の方法を提供する。これはあらためて、逓降(降圧)変換器を使用して実施され得る。逓減アルゴリズムの実装は図9のフローチャートに図示される。
ステップ1で、CMC時間が満了したあとに逓減が開始される。スイッチの一方Q1/2がオンで、他方がオフである。ステップ2で、M1がオフに切り替えられ、その結果回路はバッテリから遮断される。ステップS3で、一次電流が求められ、二次電流閾値が実際の一次電流に応じて設定されることになる(Isth=f(ip)=Ip/ue−Isamprd)。パラメータIsamprdは制御ユニット内に記憶される固定値であり得、このパラメータは典型的に20−80mAの範囲にある。ステップ4で、二次電流閾値が最小値Isthminと比較される。この値Isthminは点火プラグ制御ユニットに記憶されるか、またはEST線に送られてよい。二次電流閾値があまりに低ければ(Isth<Isthmin(約10mA))、逓減アルゴリズムは終了となり、M1をオフにし、Q1およびQ2をオンにする。ステップ5で、スイッチQ1がオンであるかどうか判定される。もしそうならば、ステップ6で、Q1がオフに切り替えられ、Q2がオンに切り替えられるようにする。もしそうでないならば、ステップS7で、Q1がオンに切り替えられ、Q2がオフに切り替えられるようにする。したがって、Q1およびQ2のそれらの実際の切替状態に応じて、それらの状態は否定されることになり、スイッチQ1はオフに切り替えられかつQ2はオンに、または逆もまた同じであることを意味する。
ステップS8で、最小切替時間の間待つ任意選択のステップがあってよい。ステップS9で、測定二次電流が閾値Isthと比較される。測定値が閾値Isth未満であると、方法はステップ3に戻る。
この場合エネルギーは、それほど高い電流ピークと同時に激しい点火プラグ摩耗を有することなく、部分的に点火プラグ/ギャップに、さらにコイルの一次側に消失することになる。
Isamprdのより低い値はQ1およびQ2のより高速な切替周波数に帰着することになる。このパラメータは、実験的に変圧器の二次インダクタンスに応じて適合されてよい。
記載される逓減アルゴリズムの間、HVダイオードでの電圧が測定され得る。この方法を提供するために、付加の回路網が提供される。図7はシステムを制御するために使用される回路を図示し、それは図1のものと同様であるが、高圧HVダイオード(D1およびD2)での電圧を測定する手段を含む。電源電圧(Ubat)は追加的に測定され得る。システムは、一次電流Ip、二次電流Isおよびダイオードでの電圧D1、D2を測定することによって制御される。電圧の一方があまりに高い場合(たとえば閾値と比較される−ダイオード保護実施形態と同様に)Q1、Q2はオンに切り替えられかつM1はオフにされ、これはエネルギーが一次側に放散されることになることを意味する。
図10は、図9のアルゴリズムが実装される一次および二次電流のトレースを図示する。内部一次電流は分流器R1で測定される電流であり、一次電流はスイッチM1の前で測定される。
L1 一次インダクタンスコイル1
L2 二次インダクタンスコイル1
L3 一次インダクタンスコイル2
L4 二次インダクタンスコイル2
K1 磁気結合係数コイル1
K2 磁気結合係数コイル2
R1 一次電流分路抵抗器
R2 一次電流分路抵抗器
Q1 コイル段1のためのIGBT
Q2 コイル段2のためのIGBT
ECU エンジン制御ユニット
CU 点火コイルの制御ユニット
CMC 結合型多充電点火
Ipth CMCにおける一次電流切替閾値
Isth CMCにおける二次電流切替閾値
Ipmax 初充電後の最大一次電流ピーク
Ipthmax 逓降(降圧)動作における最大一次電流切替閾値
Ipthmin 逓降(降圧)動作における最小一次電流切替閾値
Isamp CMC動作中の二次電流振幅
Isamprd CMC動作後の逓減サイクル中の二次電流振幅

Claims (10)

  1. 点火システムを制御する方法であって、前記点火システムが、点火プラグに電流を提供するために少なくとも2つのコイル段を連続的に付勢および消勢するように前記コイル段を制御するように適合された点火プラグ制御ユニットを含み、第1の二次巻線(L2)に誘導結合される第1の一次巻線(L1)を含む第1の変圧器(T1)、第2の二次巻線(L4)に誘導結合される第2の一次巻線(L3)を含む第2の変圧器(T2)を備える2つの段を含み、前記制御ユニットが、連続点火を維持するために、2つの対応するスイッチ(Q1、Q2)をオンおよびオフに同時に切り替えることによって一次巻線(L1、L3)を同時に付勢および消勢すること、両対応するスイッチ(Q1、Q2)をオンおよびオフに順次切り替えることによって一次巻線(L1、L3)を順次付勢および消勢することを可能にされ、かつ前記制御ユニットとコイル段との間に設けられる逓降変換器段を含み、前記逓降変換器がスイッチ(M1)とダイオード(D3)とを含み、前記制御ユニットが前記スイッチ(M1)をオフに切り替えることを可能にされ、
    前記方法が、結合型多充電期間の終了時に二次電流ピークを制限する制御を提供し、結合型多充電期間の終了時に、
    i)M1をオフに切り替え、
    ii)前記スイッチQ1およびQ2を切り替えるステップを備える、方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    ステップi)の後に
    iii)一次電流を測定するステップを含み、ステップii)が測定一次電流に応じて実施される、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法おいて、
    ステップii)の後に
    iv)二次電流を測定し、これを閾値と比較するステップと、
    vii)前記二次電流が閾値未満であると判断されると、ステップii)からiii)を繰り返すステップを含む、方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法において、
    前記切替間に最小時間の間待つステップを含む、の方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    ステップiii)が
    a)前記測定一次電流に応じて、二次電流閾値を設定するステップと、
    b)前記閾値を最小値と比較し、二次電流閾値が前記最小値を超えていれば、前記スイッチQ1およびQ2を切り替えるステップとを備える、方法。
  6. 請求項2から4のいずれか一項に記載の方法において、
    二次電流閾値が測定一次電流Ip、バッテリ電圧(Ue)および逓減サイクル間の二次電流振幅(Isampard)の関数である、方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、
    逓減サイクル間の二次電流振幅(Isampard)の前記値が制御ユニットに設定および記憶される、方法。
  8. 請求項6または7に記載の方法において、
    前記二次電流閾値Isthが式Isth=Ip/ue−Isamprdに基づき、ここでIpは測定二次電流であり、ueは変圧比である、方法。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の方法において、
    コイルの1つまたは複数の低い側の電圧が求められ、閾値と比較され、前記電圧が前記閾値を超えていれば、M1をオフに切り替え、スイッチQ1およびQ2の両方をオンに切り替える、方法。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の方法において、
    二次電圧を測定し、閾値と比較し、いずれかが閾値を超えていれば、M1および/またはQ1/Q2をオフに切り替えるステップを含む、方法。
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