JP2016535626A - 六角形ソール要素を形成するサイプを有する分節化ソール構造 - Google Patents

六角形ソール要素を形成するサイプを有する分節化ソール構造 Download PDF

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Abstract

フットウェアソール構造は、複数のサイプによって画定された複数の別個の六角形ソール要素を含み得る。サイプは、ソール構造を横切って横方向に延びる複数のサイプと、横方向サイプに対して斜め方向に延びる複数のサイプとを含み得る。複数のサイプはまた、六角形ソール要素を一つまたは複数の菱形ソール要素部分へと細分し得る。ソール構造は、さらなる特徴、たとえばソール構造の下面全体にわたって分布した非六角形ソール要素および突起を含んでもよい。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年11月12日に出願された米国特許出願第14/077,987号に対する優先権を主張する。同出願は参照により全体として本明細書に組み入れられ、本明細書の一部を構成する。
背景
従来のフットウェア製品は、多くの場合、二つの主要構成要素、すなわちアッパーおよびソール構造を含む。アッパーは、足のための覆いを提供し、足をソール構造に対して確実に配置する。ソール構造は、アッパーの下面に固定され、装用者が立つ、歩く、または走るとき、足と地面との間に配置されるように構成されている。ソール構造は、多くの場合、足の衝撃を吸収し、足を保護し、かつ足を支持するように設計されている。ソール構造はまた、トラクションを増し、潜在的に有害な足の動き、たとえば過回内を抑制するように役立つように設計され得る。
多くのタイプの運動競技用フットウェアは、変形性ミッドソールを含むソール構造を有する。多くの従来のミッドソールの主要な要素は、フットウェアの長さ全体にわたって延びる弾性ポリマーフォーム材料である。従来のミッドソールの物理的特性は、多くの場合、ポリマーフォーム材料の密度および他の性質ならびにミッドソールの寸法構成に依存する。ミッドソール全体にわたってこれらの要因を変化させることにより、相対剛性、地面反力減衰度およびエネルギー吸収性を、フットウェアの使用が意図される活動の特定の要求を満たすように変化させ得る。
同一所有者による米国特許第6,990,755号(特許文献1)は、複数のサイプがミッドソールの別個のソール要素を分離する分節化ソール構造を有するフットウェア製品を記載している。結果的に得られるソール構造は、ある程度の衝撃吸収および保護を装用者の足に提供すると同時に裸足で走る感覚を模倣するように働く。しかし、ランニングおよび他の活動中、人の足の動きは非常に複雑になる可能性がある。したがって、人の足の自然な動向および運動によりよく順応する改良された分節化ソール構造の必要性がなおも存在する。
米国特許第6,990,755号
概要
この概要は、詳細な説明において以下さらに説明する一連の概念を簡略化形態で紹介するために提供される。この概要は、本発明の重要な特徴または不可欠な特徴を特定することを意図したものではない。
少なくともいくつかの態様において、フットウェアソール構造は、複数のサイプによって画定された複数の別個の六角形ソール要素を含み得る。サイプは、ソール構造を横切って横方向に延びる複数のサイプと、横方向サイプに対して斜め方向に延びる複数のサイプとを含み得る。複数のサイプはまた、六角形ソール要素を一つまたは複数の菱形ソール要素部分へと細分し得る。サイプは、前足部領域の前端の近くで約2mm〜約3mmの深さを有し、前足部領域の後端の近くで約7mm〜約8mmの深さを有し、中足部領域および踵領域で約7mm〜約10mmの深さを有し得る。ソール構造は、さらなる特徴、たとえばソール構造の下面全体にわたって分布した非六角形ソール要素および突起を含んでもよい。さらなる態様が本明細書に記載される。
いくつかの態様が限定としてではなく実例として添付図面の図に示されており、図中、類似の参照番号は類似の要素を指す。
いくつかの態様の分節化ソール構造の例の一部分の下面図である。 いくつかの態様の分節化ソール構造の別の例の一部分の下面図である。 いくつかの態様の分節化ソール構造のさらなる例の一部分の下面図である。 いくつかの態様のシューズの外側面図である。 いくつかの態様のシューズの内側面図である。 図4Aおよび図4Bのシューズの下面図である。 いくつかの態様のシューズの外側面図である。 いくつかの態様のシューズの内側面図である。 図5Aおよび図5Bのシューズの下面図である。 いくつかの態様のシューズの外側面図である。 いくつかの態様のシューズの内側面図である。 図6Aおよび図6Bのシューズの下面図である。 いくつかの態様のシューズの外側面図である。 いくつかの態様のシューズの内側面図である。 いくつかの態様のソール構造の俯瞰図である。 図8Aのソール構造の区域断面図である。 図8Aのソール構造の区域断面図である。 図8Aのソール構造の区域断面図である。 図8Aのソール構造の区域断面図である。 図8Aのソール構造の区域断面図である。
詳細な説明
以下の詳細な説明および添付図面が、いくつかの態様のソール構造およびそのようなソール構造を組み込んだフットウェア製品を説明する。図面に示され、以下に説明されるソール構造は、ランニングのような運動競技活動に適した構成を有する。他の態様は、バスケットボール、野球、フットボール、サッカー、ウォーキング、ハイキングならびに他の運動競技および非運動競技活動に適合された、本明細書に記載されるソール構造の一つまたは複数の特徴を有するソール構造およびフットウェアを含む。したがって、当業者は、本明細書に開示される概念が広い範囲のフットウェアスタイルに適用され得、以下に説明され、図面に示される特定の態様に限定されないことを認識するであろう。
様々な態様の以下の説明を支援し、明確にするために、本明細書中、いくつかの用語が定義される。文脈が別段指示しない限り、以下の定義が本明細書全体(特許請求の範囲を含む)を通して適用される。「シューズ」および「フットウェア製品」は、人の足に装着するための物品をいうために互換可能に使用される。シューズは、装用者の足全体を囲ってもよいし、囲わなくてもよい。たとえば、シューズは、装用者の足の大きな部分を露出させるサンダルまたは他の製品を含むこともできる。シューズの「内部」とは、シューズを装用したとき装用者の足によって占有される空間をいう。シューズ構成要素の「内部の側面」(または内面)とは、完成したシューズにおいてシューズ内部に向く(または向けられる)その構成要素の面をいう。構成要素の「外部の側面」(外面)とは、完成したシューズにおいてシューズ内部とは反対に向く(または向けられる)その構成要素の面をいう。いくつかの場合、構成要素の内部の側面は、その内部の側面と、完成したシューズの内部との間に他の構成要素を有し得る。同様に、構成要素の外部の側面は、その外部の側面と、完成したシューズに対して外の空間との間に他の構成要素を有し得る。
文脈が別段指示しない限り、「上」、「下」、「〜の上」、「〜の下」、「〜よりも上」、「〜よりも下」および類似の位置的用語は、関心対象のシューズまたはシューズ構造が、シューズ(または関心対象のシューズ構造を組み込んだシューズ)が、そのアウトソール(および/または一つまたは複数の他の接地ソール構造要素)が平坦な水平面に載る非変形状態にあるならば結果的にとるであろう向きにあると仮定する。しかし、注意すべきは、語「アッパー」は、装用者の足を少なくとも部分的に覆い、装用者の足をシューズソール構造に固定するように働くシューズの構成要素を指すための使用のために取っておかれる。
シューズの要素は、そのシューズを装用する人の足の領域および/または解剖学的構造に基づいて、かつ、そのシューズが装用者の足にとって正しいサイズであると仮定することにより、説明することができる。一例として、前足部領域は中足骨および指趾節骨を含む。シューズの前足部要素は、シューズを装用したとき装用者の前足部(またはその部分)の上、下、外側および/または内側および/または前方に位置する一つまたは複数の部分を有する要素である。別の例として、中足部領域は、立方骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨および外側楔状骨ならびに中足骨の端部を含む。シューズの中足部要素は、シューズを装用したとき装用者の中足部(またはその部分)の上、下および/または外側および/または内側に位置する一つまたは複数の部分を有する要素である。さらなる例として、足の踵領域は距骨および踵骨を含む。シューズの踵要素は、シューズを装用したとき装用者の踵(またはその部分)の上、下、外側および/または内側および/または後方に位置する一つまたは複数の部分を有する要素である。前足部領域と中足部領域とは重なり合ってよく、中足部領域と踵領域も同様であり得る。
別段指示されない限り、縦軸とは、装用者の足の第二中足骨および第二指趾節骨に沿うであろう線に対して略平行である、シューズの中心に沿って水平方向の踵−つまさき軸をいう。横軸とは、縦軸に対して略垂直である、シューズを横切る水平方向軸をいう。縦方向は縦軸に対して平行(または略平行)である。横方向は横軸に対して平行(または略平行)である。斜め軸とは、横軸または縦軸のいずれに対しても平行でもなく、垂直でもない、シューズを横切って延びる軸をいう。斜め方向は斜め軸に対して平行(または略平行)である。縦軸と横軸との間で複数の斜め軸がシューズを横切って延びてもよいことが理解されよう。
図1を参照すると、分節化ソール構造102のミッドソール101の例示的態様の露出した下面100の一部分の下面図が示されている。明確に示すため、図1中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。分節化ソール構造102は、下面100に形成され、かつ分節化ソール構造の中へと上に延びる複数のサイプ104を含む。サイプ104は、分節化ソール構造102のミッドソールの下面100の少なくとも一部分にわたって六角形パターンを形成するようにミッドソール101に配置されている。図1に見られるように、ミッドソール101の下面100に形成されたサイプ104は、横方向に向いており、かつ略横方向に延びる複数のサイプ104aを含む。したがって、横向きのサイプ104aは横方向サイプと呼ばれ得る。ミッドソール101の下面100に形成されたサイプ104はまた、横方向サイプ104aに対して斜めに向いており、かつ横方向サイプに対して略斜め方向に延びるサイプ104b〜cを含む。したがって、斜め向きのサイプ104b〜cは斜めサイプと呼ばれ得る。斜めサイプ104bまたは104cの前端106は分節化ソール構造102の前部に向けて、かつ分節化ソール構造の内側または外側に向けて配置され得る。したがって、斜めサイプ104b〜cはまた、それぞれの前端106の配置に基づいて識別されてもよい。これに関して、斜めサイプ104b〜cは、内側方向に配置された斜めサイプ104bおよび外側方向に配置された斜めサイプ104cを含み得る。
サイプ104は約10mm〜約12mmの長さを有し得、いくつかの例示的態様において、サイプの長さは約11mmであり得る。サイプ104の長さは、分節化ソール構造102上に六角形パターンを形成するために、ほぼ同じであってもよい。サイプ104はまた、約1mmの幅を有し得る。横方向サイプ104aの深さまたは斜めサイプ104b〜cの深さは、分節化ソール構造102のどの領域、たとえば前足部領域、中足部領域または踵領域にサイプが形成されているかに依存して異なり得る。いくつかの例示的態様において、分節化ソール構造102の厚さは、前足部領域の分節化ソール構造の厚さと比べて踵領域でより大きくてもよい。したがって、これらの例示的態様において、踵領域に形成されたサイプ104は、ソール構造102の前足部領域に形成されたサイプと比べて、より深くてもよい。そのうえ、横方向サイプ104aまたは斜めサイプ104b〜cの深さは、サイプの一端がサイプのもう一方の端と比べてより浅く、またはより深くなるよう、サイプの一端からサイプの別端までで変化してもよい。サイプ104の深さを変化させると、分節化ソール構造がある軸を中心に撓むとき、多かれ少なかれ可撓性を提供し得る。サイプの深さは以下さらに詳細に説明する。
サイプ104は互いと連続するように互いと合流し得る。図1に見られるように、たとえば、横方向サイプ104aの少なくとも一端が一つまたは複数の斜めサイプ104b〜cと合流し得る。同様に、斜めサイプ104bまたは104cの少なくとも一端が横方向サイプ104aまたは別の斜めサイプと合流し得る。そのうえ、横方向サイプ104aおよび斜めサイプ104b〜cは、実例として図1に示すように、分節化ソール構造102のミッドソール101の下面100に六角形パターンを形成するように配置され得る。したがって、横方向サイプ104aおよび斜めサイプ104b〜cの配置は、略六角形の形状を有する一つまたは複数のソール要素112を画定し得る。したがって、略六角形の形状を有するソール要素112は六角形ソール要素と呼ばれ得る。したがって、六角形ソール要素112を画定するサイプ104は六角形ソール要素のそれぞれの辺に相当し得る。図1中、六角形ソール要素の辺を表す太い実線の使用により、サイプ104によって画定される様々な六角形ソール要素112が強調されている。
さらに、横方向サイプ104aと斜めサイプ104bまたは104cとの接合部が六角形ソール要素112の頂点に相当し得る。六角形ソール要素112の頂点はまた、斜めサイプ104bまたは104cと別の斜めサイプとの接合部、または横方向サイプ104aと一対の斜めサイプとの接合部に相当し得る。別の言い方をすれば、分節化ソール構造102中、一対の横方向サイプ104aおよび二対の斜めサイプ104bおよび104cが略六角形の配置に配置されて、分節化ソール構造中に六角形ソール要素112を画定し得る。
分節化ソール構造102は、それぞれ横方向サイプ104aおよび斜めサイプ104b〜cによって画定された複数の別個の六角形ソール要素112を含み得る。六角形ソール要素112は、分節化ソール構造102の橋渡し部分(以下さらに説明する)から下向きに延び得る。六角形ソール要素112は、一つまたは複数の隣接する六角形ソール要素の隣に配置され得る。互いに隣接する六角形ソール要素112は、横方向サイプ104aの一つまたは斜めサイプ104b〜cの一つによって画定される辺を共有し得る。互いに隣接する六角形ソール要素112はまた、横方向サイプ104aおよび/または斜めサイプ104b〜cの接合部によって画定される一つまたは複数の頂点を共有し得る。実例として図1に示すように、六角形ソール要素112は、複数の六角形ソール要素に隣接し得、したがって、複数の辺および頂点をそれぞれ隣接する六角形ソール要素と共有し得る。
実例として図1に示すタイプの六角形ソール要素112は、約18mm〜約20mmの辺間径を有し得、いくつかの例示的態様において、辺間径は約19mmであり得る。六角形ソール要素112はまた、約21mm〜約23mmの頂点間径を有し得、いくつかの例示的態様において、頂点間径は約22mmであり得る。辺間径とは、六角形ソール要素112の一つの辺から六角形ソール要素の中心を通過して六角形ソール要素の反対側の辺まで延びる直線をいう。同様に、頂点間径とは、六角形ソール要素112の一つの頂点から六角形ソール要素の中心を通過して六角形ソール要素の反対側の頂点まで延びる直線をいう。加えて、六角形ソール要素112の辺の長さは、六角形ソール要素が正六角形に似るよう、ほぼ同じであってもよい。
そのうえ、横方向サイプ104aおよび斜めサイプ104b〜cは、ソール要素が六角形の形状を有さず、他の多角形の形状を有する一つまたは複数の要素114を画定するように配置されてもよい。したがって、略六角形の形状を有しないソール要素114は非六角形ソール要素と呼ばれ得る。しかし、非六角形ソール要素114の一つまたは複数の部分が六角形ソール要素112の一部分に似ていてもよい。したがって、非六角形ソール要素114は、一つまたは複数の辺および一つまたは複数の頂点を一つまたは複数の六角形ソール要素112と共有し得る。図1中、非六角形ソール要素の辺を表す太い点線の使用により、様々な非六角形ソール要素114を画定するサイプ104が同じく強調されている。また、図1に見られるように、分節化ソール構造102の内側縁108の一部分および外側縁110の一部分が、少なくともいくつかの非六角形ソール要素114の少なくとも一部分を画定してもよい。したがって、非六角形ソール要素114の少なくとも一つの辺はソール構造102の外側縁110または内側縁108によって画定され得る。
本明細書の中で使用されるサイプとは、概して、隣接する別個のソール要素の側面と側面との間の分離部をいう。いくつかの場合、サイプは、サイプ付きソール構造が無荷重状態にあるとき、隣接するソール要素の側面と側面との間に空間をほとんどまたは全く空けなくてもよい。たとえば、狭いサイプによって分離された隣接するソール要素の側面は、ソール構造が無荷重状態にあるとき、実際には互いに接触してもよく、ソール構造がサイプに沿って撓むときのみ、それらの側面の間に空間ができてもよい。他の場合、広めのサイプが、隣接するソール要素の側面の間に大きめの隙間を形成してもよく、無荷重状態のソール構造中でこれらのソール要素側面の間に空間ができてもよい。さらに他の場合、サイプは、ソール構造が無荷重状態にあるとき隣接するソール要素同士が接触する部分(たとえば、サイプの最深部)、および無荷重状態のソール構造において隣接するソール要素面の間に溝または他の空間が存在する別の部分(たとえば、ミッドソールの下面に近いサイプの部分)を有してもよい。
サイプは、成形法によって、たとえば所望のサイプ位置に対応するブレードをミッドソール金型中に含めることによって形成することができる。サイプはまた、ナイフまたは他のツールを使用してミッドソールまたは他のソール構造にサイプを切ることによって形成することもできる。サイプはまた、成形作業と切削作業との組み合わせおよび他の処理を使用して形成することもできる。いくつかの態様においては、細めのサイプは「ナイフを入れて」(すなわち刃で切り)、一方で、広めのサイプはミッドソール中に成形してもよい。いくつかのそのような態様において、金型成形サイプは、高めの応力が予想され得るシューズの区域(たとえば、踏み込みで接地するところの踵および蹴り出しが起こるところのつまさき)に位置し得る。金型成形サイプは、サイプの全側面が硬化条件に曝露され、硬化ポリマーの外被を有するため、いくつかの場合、ナイフ切削サイプよりも耐久性であり得る。逆に、ナイフ切削サイプは、硬化後、ミッドソールに切り込まれる。したがって、ナイフ切削サイプの側縁および橋渡し部分とのその接合部は、硬化ポリマーよりも耐久性が低い非硬化ポリマー材料を構成し得る。
分節化ソール構造102はまた、ミッドソール101の下面100全体にわたって分布した複数の別個の突起116を含んでもよい。六角形ソール要素112と同様に、突起116のいくつかもまた、略六角形の形状を有し得る。たとえば、突起116aは、略六角形の形状を有し得、したがって、六角形突起と呼ばれ得る。図1に見られるように、六角形ソール要素112の一つまたは複数が、六角形ソール要素の下面に形成された、または他のやり方でそれに接続された六角形突起116aを含み得る。六角形ソール要素112の辺が六角形突起116aを包囲し得る。六角形突起116aは六角形ソール要素112から下向きに延び得る。加えて、六角形ソール要素112のいくつかは、六角形突起116aを取り囲む六角形の凹み118aを含んでもよく、一方で、他の六角形ソール要素は、六角形突起を取り囲む六角形の凹みを欠いてもよい。実例として図1に示すタイプの六角形突起116aは約11mm〜約13mmの辺間径を有し得、いくつかの例示的態様において、辺間径は約12mmであり得る。六角形突起116aはまた、約14mm〜約16mmの頂点間径を有し得、いくつかの例示的態様において、頂点間径は約15mmであり得る。六角形突起116aの辺はまた、六角形突起が正六角形に似るよう、ほぼ同じサイズであってもよい。六角形突起116aはまた、約1mm〜約3mmの高さを有し得、いくつかの例示的態様において、六角形突起の高さは約2mmであり得る。分節化ソール構造102の突起116はまた、六角形の形状を有さず、他の多角形の形状を有する突起116bを含み得る。したがって、六角形の形状を有しない突起116bは非六角形突起と呼ばれ得る。非六角形ソール要素114は、六角形突起116aおよび非六角形突起116bを含む一つまたは複数の突起116を含み得る。非六角形ソール要素114の一つまたは複数はまた、非六角形突起116bを取り囲む非六角形の凹み118bを含み得る。ソール要素112および114のいくつかは、図1に見られるような突起を含まなくてもよい。
上記のように、図1はソール構造102の下面100の一部分だけを示す。図1には見られない、ソール構造102の他の部分が、サイプ104a〜c、ソール要素112〜114、突起116a〜bまたは凹み118a〜bを含む、上記特徴の一つまたは複数を含んでもよい。
次に図2を参照すると、分節化ソール構造202のミッドソール201の別の例示的態様の露出した下面200の一部分の下面図が示されている。明確に示すため、図2中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。図1の例示的分節化ソール構造102と同様に、図2の例示的分節化ソール構造202は、分節化ソール構造の中へと上向きに延びる、下面200に形成された複数の横方向サイプ204aおよび斜めサイプ204b〜cを含む。図2の分節化ソール構造202の横方向サイプ204aおよび斜めサイプ204b〜cはまた、ミッドソール201の下面の少なくとも一部分にわたって六角形パターンを提供するように下面200に配置されている。したがって、図2の分節化ソール構造202のサイプ204もまた、分節化ソール構造の橋渡し部分から下向きに延びる複数の別個のソール要素206および208を画定する。図2のサイプ204は、図1を参照して上述したサイプ104と類似する寸法を有し得る。図2の分節化ソール構造202は、上記のような六角形ソール要素206および非六角形ソール要素208を画定するサイプ204を含む。この例においては、複数の別個の六角形ソール要素206および非六角形ソール要素208がソール構造202のミッドソール201の下面200全体にわたって分布している。この例において、六角形ソール要素206のいくつかは上記のような六角形突起210aを含む。加えて、六角形突起210aを有する六角形ソール要素206のいくつかはまた、六角形突起を取り囲む六角形の凹み212aを含む。この例において、非六角形ソール要素208のいくつかは、非六角形突起210bを含み、かつ非六角形突起を取り囲む非六角形の凹み212bをも含み得る。加えて、この例において、非六角形ソール要素208のいくつかは、複数の突起210、たとえば六角形突起210aおよび非六角形突起210bを含む。さらに、ソール要素206または208のいくつかは、突起210を含み得、かつ突起を取り囲む凹みを含まなくてもよく、ソール要素のいくつかは、図2に見られるような突起も凹みも含まなくてもよい。
図2の分節化ソール構造202はさらに、分節化ソール構造の中へと上向きに延び、かつ六角形ソール要素206のいくつかを複数の六角形ソール要素部分216へと細分する複数のサイプ214を含む。図2に見られるように、これらのさらなるサイプ214は、六角形ソール要素206の頂点から六角形ソール要素の中心まで延び得る。したがって、これらのさらなるサイプ214は放射状サイプと呼ばれ得る。放射状サイプ214は、六角形ソール要素206の頂点にあるサイプ接合部で横方向サイプ204aおよび/または斜めサイプ204b〜cと合流し得る。放射状サイプ214はまた、実例として図2に示すように、六角形ソール要素206の中心付近の放射状サイプ接合部で互いと合流し得る。図2中、いくつかの六角形ソール要素206内の太線の使用により、様々な放射状サイプが強調されている。
六角形ソール要素206は、六角形ソール要素の中心の回りに均一に分布した三つの放射状サイプ214を含み得る。別の言い方をすれば、六角形ソール要素206の頂点を六角形ソール要素の周囲で1〜6と標識するならば、三つの放射状サイプ214はそれぞれ第一、第三および第五の頂点から(または、第二、第四および第六の頂点から)六角形ソール要素の中心まで延び得る。図2に見られるように、このように配置された放射状サイプ214は、六角形ソール要素206を三つの隣接する菱形ソール要素部分216へと細分し得る。菱形ソール要素部分216は、菱形ソール要素部分が略同じサイズになるよう、略均一であり得る。さらに、放射状サイプ214はまた、六角形ソール要素206の六角形突起210aも細分し得る。図2に見られるように、放射状サイプ214は、六角形突起210aを三つの隣接する菱形突起部分218へと分割し得る。したがって、菱形ソール要素部分216は菱形突起部分218の一つを含み得る。放射状サイプ214は約10mm〜約12mmの長さを有し得、いくつかの例示的態様において、放射状サイプの長さは11mm、すなわち六角形ソール要素の頂点間径の約半分であり得る。同じく図2の分節化ソール構造202に見られるように、サイプ220は同様に、非六角形ソール要素が少なくとも一つの菱形ソール要素部分222を含むように非六角形ソール要素208を細分し得る。サイプ220はまた、実例として図2に示すように、非六角形ソール要素が同じく菱形突起部分222を含むように非六角形ソール要素208の六角形突起を細分し得る。
同じく上記のように、図2には、ソール構造202の下面200の一部分だけが示されている。図2には示されない、ソール構造202の他の部分が、サイプ204a〜c、ソール要素206〜208、突起210a〜b、凹み212a〜b、放射状サイプ214、菱形ソール要素部分216または菱形突起部分218を含む、上記特徴の一つまたは複数を含んでもよい。
図3を参照すると、分節化ソール構造302のミッドソール301のさらなる例示的態様の露出した下面300の一部分の下面図が示されている。前記と同様に、明確に示すため、図3中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。図3に見られるように、このさらなる例示的態様における分節化ソール構造302は、分節化ソール構造に形成されかつ分節化ソール構造の中へと上向きに延びる複数の横方向サイプ304aおよび斜めサイプ304b〜cを含む。同様に、サイプ304は、分節化ソール構造302のミッドソール301の下面300に六角形パターンを形成する。横方向サイプ304aおよび斜めサイプ304b〜cも同様に、分節化ソール構造302から下向きに延びる複数の六角形ソール要素306および非六角形ソール要素308を形成する。図3中、六角形ソール要素の辺を表す太い実線を使用して、ソール構造302の六角形ソール要素306を画定するサイプ304のいくつかが強調されている。同様に、図3中、非六角形ソール要素の辺を表す太い点線を使用して、非六角形ソール要素308を画定するサイプ304のいくつかが強調されている。この態様におけるミッドソール301はまた、その下面300全体にわたって分布した複数の別個の六角形突起310を含む。この例において、六角形ソール要素306のいくつかおよび非六角形ソール要素308のいくつかはまた、ソール要素の下面に形成された、または他のやり方でそれに固着された独立した六角形突起310を含む。六角形ソール要素306および非六角形ソール要素308のいくつかは、図3に見られるような六角形突起を含まなくてもよい。
図3の例示的分節化ソール構造302において、サイプ304は、実例として図1〜2にそれぞれ示されたサイプ104および204よりも短くてもよい。したがって、図3のソール構造302の六角形ソール要素306は、実例として図1〜2にそれぞれ示された六角形ソール要素112および206よりも小さい。六角形ソール要素306の辺に相当するサイプ304は約4mm〜約6mmの長さを有し得、いくつかの例示的態様において、サイプの長さは約5mmであり得る。したがって、六角形ソール要素306は、約11mm〜約13mmの頂点間径および約8mm〜約10mmの辺間径を有し得る。いくつかの例示的態様において、六角形ソール要素306の頂点間径は約12mmであり得、六角形ソール要素の辺間径は約9mmであり得る。さらに、六角形突起310は、実例として図1〜2に示された六角形突起116aおよび210aよりも小さくてもよい。六角形突起310は約4mm〜約6mmの径を有し得、いくつかの例示的態様において、六角形突起の径は約5mmであり得る。
図3の例示的分節化ソール構造302はまた、放射状サイプ312を有する個々の六角形ソール要素306を含む。六角形ソール要素306のいくつかは三つの放射状サイプ312を含むが、一方で、他の六角形ソール要素は二つの放射状サイプ312しか含まない。ここでもまた、図3中、いくつかの六角形ソール要素306内の太い実線の使用により、放射状サイプ312のいくつかが強調されている。同様に、放射状サイプ312は、六角形ソール要素306を一つまたは三つの菱形ソール要素部分314へと細分し得る。図3に見られるように、二つの放射状サイプ312しか有しない六角形ソール要素は、一つの菱形ソール要素部分314および一つの凹六角形ソール要素部分316を含み得る。菱形ソール要素部分314の数は、六角形ソール要素306に含まれる放射状サイプ312の数に依存し得る。図3の例示的分節化ソール構造302に示される放射状サイプ312はまた、実例として図2に示された放射状サイプ214よりも小さい。したがって、放射状サイプ314の長さは約4mm〜約6mmであり得、いくつかの例示的態様において、放射状サイプの長さは約5mm、すなわち六角形ソールの要素306の頂点間径の約半分であり得る。
図1〜3の分節化ソール構造のサイプの合流により、分節化ソール構造が横軸、縦軸および/または斜め軸を中心に撓むとき、たとえば装用者が歩く、走る、および他のタイプの動作を行うとき、ソール要素およびソール要素部分が分離し、互いから離れ得ることが理解されよう。分節化ソール構造の可撓性は、分節化ソール構造に関する様々な要因に依存し得る。分節化ソール構造の可撓性に影響する要因は、ソール要素の総数、寸法および形状ならびにソール要素を画定するサイプの総数、寸法および方向を含み得る。
本明細書に記載される分節化ソール構造の厚さは、前足部領域、中足部領域および踵領域にかけて変化し得る。たとえば、分節化ソール構造は、前足部領域と比べて踵領域でより厚くてもよい。結果として、ソール構造によって提供されるオフセット高は、前足部領域および踵領域におけるソール構造の厚さに依存し得る。オフセット高とは、シューズを装用しているときの、前足部と踵との高さの差をいう。裸足のとき、前足部および踵が接地するので、足のオフセット高はゼロである。したがって、前足部領域に比べて踵領域が厚いソール構造を有するシューズを装用するとき、オフセット高はゼロよりも大きくなり得ることが理解されよう。
本明細書に記載される分節化ソール構造のいくつかの例示的態様において、オフセット高は約4mm〜8mmであり得る。比較的小さなオフセット高(たとえば4mm)は、ソール構造の前足部領域と踵領域との間の比較的小さな厚さの差に相当し得る。比較的大きなオフセット高(たとえば8mm)は、ソール構造の前足部領域と踵領域との間の比較的大きな厚さの差に相当し得る。オフセット高が小さければ小さいほど、分節化ソール構造は、より裸足に近い感触または感覚を付与し得る。
本明細書に記載される分節化ソール構造は、歩く、走る、または他のタイプの動作を行うとき、裸足でいる感覚または感触を付与するために、足の自然な動きを補完する可撓性構造を有する。しかし、裸足でいるときとは違って、本明細書に記載される分節化ソール構造はまた、地面反力を減衰させ、エネルギーを吸収して、足の衝撃を吸収し、足にかかる全応力を減らす。換言するならば、本明細書に記載される分節化ソール構造は、可撓性、安定性および衝撃吸収効果を付与する要素および特徴を含む。したがって、サイプは、ソール構造に可撓性を付与するのに十分な深さを有し得、橋渡し部分を含む、サイプよりも上のソール構造の部分は、装用者の足に対して衝撃吸収を提供するのに十分な厚さを有し得る。
図1〜3を参照して上述した特徴の一つまたは複数を有する分節化ソール構造は、分節化ソール構造を組み込んだシューズの装用者に他の機能的利点を提供し得る。一つの利点は、六角形ソール要素の六つの辺によって提供される複数の可撓度(この場合、六つの可撓度)である。六つの辺を有する六角形ソール要素は、好都合には、より少ない辺を有するソール要素、たとえば四つの辺、ひいては四つの可撓度しか有しない正方形のソール要素と比べて、より多くの可撓度を提供し得る。
サイプの数およびソール要素のサイズが、分節化ソール構造の可撓性に関してもう一つの利点を提供し得る。本開示の恩恵により、サイプおよびそれらのサイプによって決まるソール要素の総数が増すにつれ、分節化ソール構造の可撓性が増大し得ることが理解されよう。したがって、相対的に多いサイプ、ひいては相対的に多いソール要素を有する分節化ソール構造は、相対的に少ないサイプ、ひいては相対的に少ないソール要素を有する分節化ソール構造よりも相対的に可撓性であり得る。
突起の形状もまた、分節化ソール構造を組み込んだシューズの装用者に機能的利点を提供し得る。概して、突起は、装用者が歩く、走る、または他のタイプの動作を行うときシューズが地面と衝突すると、衝撃吸収効果を提供し得る。シューズが地面と衝突すると、突起はソール構造の中へと押し上げられ得る。衝撃の方向は、シューズと地面との当たり方、たとえば縦方向に当たるのか、横方向に当たるのか、および/または斜め方向に当たるのかに依存し得ることが理解されよう。したがって、六角形突起は、突起が地面と当たり、ソール構造の中へと押し上げられ得るところである、地面と衝突する複数の辺(この場合は六つの辺)を提供し得る。したがって、その六つの辺を有する六角形突起は、好都合に、より少ない辺を有する突起、たとえば四つの辺、ひいては四つの衝突位置しか有しない正方形の突起と比べて、より多くの衝突位置を提供し得る。
次に図4Aを参照すると、上記様々な局面を有するシューズ400の態様の例の外側面図が示されている。図4Bは、図4Aのシューズ400の内側面図である。明確に示すため、図4A〜B中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。シューズ400はアッパー402を含む。アッパー402は、シューズ装用者の足を受けるように構成された内部を形成する。いくつかの態様において、アッパー402は、参照により全体として本明細書に組み入れられる、同一所有者による米国特許第6,990,755号「Article of Footwear with a Stretchable Upper and an Articulated Sole Structure」に記載されたアッパーに類似していることができる。様々な態様のシューズは、本明細書に記載されるようなソール構造を様々なタイプのアッパーのいずれかと組み合わせて含むことができる。そのようなアッパーの詳細は、本明細書に開示されるソール構造の理解には無関係であるため、アッパー402は、図4A〜Bには概略的に示されている。アッパー402はラスティング要素(たとえばストローベル(Strobel))を含み得る。ラスティング要素は、中底の周囲の近くに位置する縫い目に沿ってアッパー402の縁に縫合され得る。内部内でラスティング要素の上面に隣接してインソールを配置することができる。インソールは、装用者の素足または靴下を履いた足の底面と足の全長に沿って接触し得る。インソールは、圧縮性であってもよいし、および/または装用者の足に適合する矯正的形状を有してもよい。
シューズ400の態様において、ソール構造404は主としてシングルピースミッドソール406を含む。ミッドソール406の上面408がラスティング要素の下側に接着され得、かつ縫い目の外側に位置するアッパー402の部分の境界をなし得る。ミッドソール406は、足の下側の皮膚を穿刺または他のやり方で傷つけ得る地表の物質からシューズ装用者の足を保護する。ミッドソール406はまた、シューズ400の装用者が歩く、走る、または他のタイプの動作を行うとき、地面反力を減衰させ、かつエネルギーを吸収することにより、衝撃吸収を提供し得る。ミッドソール406に適した材料は、エチルビニルアセテート(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)およびポリウレタンフォームを含むが、これらに限定されるわけではない従来のフットウェアミッドソールに利用されている様々なポリマーフォームのいずれかを含むことができる。ミッドソール406はまた、Bayer AGによってBAYFLEX(商標)の下で製造されている、約0.22の比重を有する比較的軽量のポリウレタンフォームから形成され得る。
ミッドソール406は、相対的に高い可撓性および分節化を付与する分節化構造を有する。ミッドソール406の可撓性構造は、歩く、走る、または他の動きの際、自然な足の動きを補完するように構成され、かつ裸足で走る感触または感覚を付与し得る。しかし、裸足で走るときとは対照的に、ミッドソール406は、地面反力を減衰させ、エネルギーを吸収して、足の衝撃を吸収し、足にかかる全応力を減らす。さらに、本明細書に記載されるように、ミッドソール406は、足の動きに順応する複数のサイプ410〜411を含む。そのうえ、いくつかのミッドソールの下面は伝統的にソール構造のアウトソールによって覆われ得ることが理解されよう。しかし、本開示の恩恵により、ユーザが歩く、走る、または他のタイプの動作を行うとき、ソール構造404のミッドソール406の下面412の一部分(および下面に形成されたサイプ)が露出し、地面と接触し得ることが理解されよう。以下さらに詳細に説明するように、ソール構造404は、ミッドソール406の下面412の一部分、たとえばソール構造の踵領域および前足部領域中の高衝撃区域を覆う様々なアウトソール要素を含み得る。
ミッドソール406は橋渡し部分414および分節化部分416を含む。図4A〜B中、橋渡し部分414と分節化部分416との正確な境界は概略的にしか示されていない。橋渡し部分414は、サイプ410〜411よりも上のミッドソール406の部分を含む。分節化部分416は、サイプ410〜411(および以下に説明する他のサイプ)によって画定されている複数の別個のソール要素418を含む。サイプ410〜411(および以下に説明する他のサイプ)は分節化部分の下面412から分節化部分416の中へと上向きに延びる。サイプによって画定されたソール要素418はソール構造404の橋渡し部分414から下向きに延びる。ソール要素418は、図1を参照して上述した非六角形ソール要素に類似し得る。分節化部分416はまた、ソール要素418から形成され、または他のやり方でそれに接続され、かつそれから下向きに延びる複数の突起420および421を含む。突起は六角形突起420または非六角形突起421であり得、図1を参照して上述した突起116a〜bに類似し得る。図4A〜B中、サイプ、ソール要素および突起のいくつかだけを見ることができる。
すべてのサイプ、ソール要素および突起は、例示的ミッドソール406の露出した下面を示すシューズ400の下面図である図4C中に見ることができる。図4A〜Bと同様に、図4C中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。この例において、ミッドソール406の下面の少なくとも一部分は、図1を参照して上述した分節化ソール構造102の一部分に類似し得る。特に、ミッドソール406は、ソール構造のミッドソール406の下面に六角形パターンを形成するように合流した横方向サイプ430および斜めサイプ432を含むサイプを含む。サイプ430および432は、ソール要素の側面を露出させることにより、数多くの別個のソール要素434および418を画定する。これは、ミッドソール406がある軸を中心に撓むとき、これらの別個のソール要素434および418が互いから離れることを可能にする。たとえば、六角形ソール要素434aの前方内側面は斜めサイプ432aによって露出され、六角形ソール要素の後方内側面は斜めサイプ432bによって露出される。六角形ソール要素434aの前方外側面は前方外側の斜めサイプ432cによって露出され、六角形ソール要素の後方外側面は後方外側の斜めサイプ432dによって露出される。六角形ソール要素434aの前後側面は、それぞれ前方横方向サイプ430aおよび後方横方向サイプ430bによって露出される。ソール要素434または418の露出した側面は、装用者がでこぼこした面を踏んだとき、および/または装用者が背屈、回内、回外または他のやり方で足を動かすとき、ソール要素が隣接ソール要素の側面から分離することを可能にする。分節化ソール構造404の他のサイプ430および432も同様に、他の六角形ソール要素434および非六角形ソール要素418の側面を露出させ得る。
図4Cに見られ、上述したように、サイプ430および432は、複数の六角形ソール要素434および複数の非六角形ソール要素418を画定し得る。したがって、サイプ430および432は、六角形ソール要素434の辺および非六角形ソール要素418の辺の少なくともいくつかに相当し得る。非六角形ソール要素418のいくつかはまた、分節化ソール構造404の内側縁438または外側縁440のいずれかによって画定され得る。これに関して、内側縁438の一部分は、ソール構造404の内側442に位置する非六角形ソール要素418のいくつかの辺の一つに相当し得る。同様に、外側縁440の一部分は、ソール構造404の外側444に位置する非六角形ソール要素418のいくつかの辺の一つに相当し得る。この例において、ソール要素434および418のいくつかは一つまたは複数の突起420または421を含み、一方で、他のソール要素は突起を含まない。この例において、突起420または421を含むソール要素434または418のいくつかはまた、突起を取り囲む凹み450または452を含む。しかし、この例において、突起420または421を含むソール要素434または418のいくつかは、突起を取り囲む凹みを含まない。同じく図4Cの例示的分節化ソール構造404に見られるように、突起420および凹み450は六角形の形状を有し、一方で、突起421および凹み452は他の多角形の形状、たとえば非六角形の形状を有する。
図4Cのソール構造404の態様は、ソール構造の踵領域453からソール構造の中足部領域455およびソール構造の前足部領域457を通って前足部領域の前端まで延びる領域に位置する六角形ソール要素434を含む。非六角形ソール要素418は、分節化ソール構造404の内側442および外側444に沿って、ならびに踵領域453の後端454の周りに位置する。また、図4C中、非六角形ソール要素418eが分節化ソール構造404の最前内側前足部領域457に位置し、非六角形ソール要素418fが分節化ソール構造の踵領域453の中央の近くに位置する。
図4Cの分節化ソール構造404において、サイプ411は、ソール構造の内側縁438からソール構造の外側縁440に向かって横方向に延び得、したがって、内側サイプと呼ばれ得る。内側サイプ411のいくつかは、それぞれ、ソール構造404の内側縁438から六角形ソール要素434の頂点まで延び得る。同様に、サイプ410もまた、ソール構造404の外側縁440からソール構造の内側縁438に向かって横方向に延び得、したがって、外側サイプと呼ばれ得る。外側サイプ410のいくつかはまた、それぞれ、ソール構造404の外側縁から六角形ソール要素434の頂点まで延び得る。内側サイプ411および外側サイプ410は、図4A〜Bの内側面図および外側面図に示すそれぞれのサイプ410に相当し得る。図4Cに見られるように、ソール構造404の内側サイプ411および外側サイプ410は、非六角形ソール要素418のそれぞれの一部分を画定し得、したがって、非六角形ソール要素のそれぞれの辺に相当し得る。たとえば、非六角形ソール要素418aは、内側サイプ411a〜bおよび斜めサイプ432e〜fによってそれぞれ露出されたその前側面、後側面、前方外側面および後方外側面を有し得る。また、一対の斜めサイプ460が、分節化ソール構造404の後縁から踵領域453の中へと斜め方向に延びて、分節化ソール構造の踵領域453の最後端454の周りに非六角形ソール要素418aおよび418f〜gを画定している。
図4Cの分節化ソール構造404はまた、ソール構造の前足部領域457の前端の近くに様々な六角形ソール要素434および非六角形ソール要素418の少なくとも一部分を画定する溝462を含む。溝462は、溝がサイプと比べて、より幅広く、かつ浅くてもよい点で、サイプ430および432とは異なり得る。また、溝462は、ソール構造404がある軸を中心に撓むとき、サイプと比べて、より低い可撓性を提供し得る。しかし、サイプと同様に、溝462もまた、六角形ソール要素434または非六角形ソール要素418の辺に相当し得る。
複数の別個の突起420および421が図4Cの分節化ソール構造404全体にわたって分布している。上記のように、突起は、六角形の形状を有する突起420および他の多角形の形状、たとえば非六角形の形状を有する突起421を含み得る。ソール要素434または418が突起420または421を含み得、ソール要素の辺が突起を包囲している。ソール要素のいくつかは複数の突起を含み得る。たとえば、この例における非六角形ソール要素418dは複数の六角形突起420を含む。加えて、ソール要素434または418は、突起を取り囲む凹み450または452を含み得る。しかし、ソール要素434または418のいくつかは、実例として図4Cに示すように、ソール要素の突起を取り囲む凹みを含まなくてもよい。
上記のように、突起420および421は、ユーザが、分節化ソール構造404を組み込んだシューズ400を装用しながら歩く、走る、または他の活動を行うとき、トラクションおよび衝撃吸収効果を提供し得る。したがって、突起420および421は、一般に接地するソール構造404の領域、たとえばソール構造の前足部領域457および踵領域453に位置し得る。図4Cに見られるように、突起420および421は、前足部領域457の後端から前足部領域の前端まで前方に延び、かつ前足部領域を横切って外側縁440と内側縁438との間に延びる領域に位置し得る。図4Cの分節化ソール構造404はまた、踵領域453の前端の近く、ならびに踵領域の前端を横切って外側縁440と内側縁438との間、および踵領域中のソール構造の内側縁に沿って延びる領域に位置する突起420および421を含み得る。ソール要素434および418のいくつかは突起を含まなくてもよい。たとえば、分節化ソール構造404の中足部領域455は、前足部領域457および踵領域453と比べて、それほど頻繁には接地し得ない。したがって、分節化ソール構造404の中足部領域455に位置するソール要素434および418のいくつかは突起を含まない。
一つまたは複数の別個のソール要素434または418はさらに、その下面に埋め込まれた、または他のやり方で固着されたアウトソール要素464を含み得る。そのようなアウトソール要素464は、ソール構造404の高衝撃区域において増大した耐摩耗性を提供し得る。アウトソール要素464はソール要素434または418から離れる方向に延び得る。図4Cの分節化ソール構造404において、アウトソール要素464は、前足部領域457の少なくとも一部分を横切って延びる領域および踵領域453の少なくとも一部分を横切って延びる領域に位置する。特に、この例におけるアウトソール要素464は、それぞれ、踵領域453中の外側に配置されたソール要素418cおよび418f〜hの三つに位置している。アウトソール要素464はまた、ソール構造404の最前前足部領域457中の内側に配置されたソール要素434e〜f、436eおよび418iの四つに位置している。アウトソール要素464a〜bのいくつかは、六角形突起420に似る六角形の形状を有し得、アウトソール要素464c〜gのいくつかは、他の多角形の形状、たとえば非六角形の形状を有し得る。アウトソール要素464に適した材料は、フットウェアアウトソールに利用される様々な従来のゴム材料のいずれか(たとえばカーボンブラックゴム化合物)を含むことができる。
いくつかの態様において、サイプに沿ってソール構造404を撓ませ、隣接するソール要素434および418を分離させるのに必要な力を減らすために、サイプ410〜411、430〜432および460の深さ(ソール構造の深さの割合として)は最大化され、サイプよりも上の橋渡し部分414の厚さは最小化される。しかし、いくつかの態様においては、ソール構造404の構造完全性を損なうことを避けるために、サイプよりも上の橋渡し部分414の厚さに対するサイプ深さの比は所定の最大値を超えてはならない。例示的サイプ深さは、以下、図8A〜Fを参照してさらに詳細に説明する。
分節化ソール構造の他の態様は上記特徴の一つまたは複数を組み込み得る。したがって、上記様々な特徴を組み込んだ代替態様がなおも請求項に係る主題の範囲内であることが理解されよう。
図5Aは、少なくともいくつかのさらなる態様のシューズ500の外側面図である。図5Bは、図5Aのシューズ500の内側面図である。明確に示すため、図5A〜B中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。図4A〜Bを参照して上述したシューズ400と同様に、シューズ500はアッパー502を含む。先に指摘したように、様々な態様のシューズは、本明細書に記載されるようなソール構造を様々なタイプのアッパーのいずれかと組み合わせて含むことができる。したがって、図5A〜B中、アッパー502はまた、破線を使用して概略的に示されている。アッパー502は、ラスティング要素を含み、アッパー402に関連して説明し、図4A〜Bに示されたものに類似する構造を有し得る。シューズ500は、主としてシングルピースミッドソール506を含むソール構造504を含む。ミッドソール506の上面508が、アッパーラスティング要素の下側およびアッパー502の縁部分に接着され得る。ミッドソール506はシューズ装用者の足を地表の物質から保護する。ミッドソール506はまた、シューズ500の装用者が歩く、走る、および他のタイプの動作を行うとき、地面反力を減衰させ、エネルギーを吸収することにより、衝撃吸収を提供する。ミッドソール506に適した材料は、図4A〜Cのミッドソールに関連して上述した様々な材料のいずれかを含むことができる。
ミッドソール506はまた、相対的に高い可撓性および分節化を付与し、かつ足の動きに順応する複数のサイプ510〜511を含む分節構造を有する。前記のように、ミッドソール506の下面512の少なくとも一部分は露出され得、一方で、ミッドソールの下面の他の部分はアウトソールまたはアウトソール要素の一部分によって覆われ得る。図5A〜Bを参照すると、ミッドソール506は橋渡し部分514および分節化部分516を含む。図5A〜B中、橋渡し部分514と分節化部分516との正確な境界は概略的にしか示されていない。橋渡し部分514は、サイプ510〜511よりも上のミッドソール506の中底下部分を含む。分節化部分516は、サイプ510〜511(および以下に説明する他のサイプ)によって画定される複数の別個のソール要素518を含む。サイプ510〜511(および以下に説明する他のサイプ)は分節化部分の下面512から分節化部分516の中へと上向きに延びる。ソール要素518は上記のように橋渡し部分514から下向きに延びる。ソール要素518は、図2を参照して上述した非六角形ソール要素208に類似し得る。分節化部分516はまた、ソール要素518に接続され、かつそれから下向きに延びる複数の突起520および521を含む。突起は六角形突起520または非六角形突起521であり得、図2を参照して上述した突起210a〜bに類似し得る。図5A〜B中、サイプ、ソール要素および突起のいくつかだけを見ることができる。
すべてのサイプ、ソール要素および突起は、例示的分節化ソール構造504のミッドソール506の露出した下面を示すシューズ500の下面図である図5Cに見ることができる。図5A〜Bと同様に、図5C中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。この例において、ソール構造504のミッドソール506の下面の少なくとも一部分は、図2を参照して上述した分節化ソール構造202の一部分に類似し得る。特に、ミッドソール506は、ミッドソールの下面に六角形パターンを形成する複数の横方向サイプ530および斜めサイプ532を含む。サイプ530および532はまた、複数の別個のソール要素534および518を画定し得る。ソール要素は、上記のように、六角形ソール要素534または非六角形ソール要素518であり得る。六角形ソール要素534は、分節化ソール構造504の踵領域531の少なくとも一部分を通過し、中足部領域533を通過し、前足部領域535を通過して前足部領域の前端まで前方に延びる領域に位置し得る。非六角形ソール要素518は、分節化ソール構造504の内側537、外側539に沿って、および踵領域531の最後端542の周りに位置する。また、非六角形ソール要素518bが分節化ソール構造504の最前内側前足部領域535に位置し、非六角形ソール要素518cが分節化ソール構造の踵領域531の中央の近くに位置する。
ソール構造504また、それぞれソール構造の内側縁538および外側縁540から横方向に延びる内側サイプ511および外側サイプ510を含み得る。内側サイプ511および外側サイプ510のいくつかは、六角形ソール要素534の頂点または非六角形ソール要素518の頂点まで延び得る。分節化ソール構造504はまた、分節化ソール構造504の後縁から踵領域531の中へと斜め方向に延びて、ソール構造の踵領域531の最後端542の周りに非六角形ソール要素518d〜fを画定する一対の斜めサイプ548を含む。
分節化ソール構造504はまた、ソール構造のミッドソール506の下面全体にわたって分布した複数の別個の突起520および521を含む。突起は、六角形突起520または他の多角形の形状、たとえば非六角形の形状を有する突起521であり得る。前記のように、ソール要素534または518のいくつかは、少なくとも一つの突起520または521を含み得、ソール要素の辺が突起を包囲している。図5Cの分節化ソール構造504に見られるように、ソール要素のいくつかは複数の突起を含む。たとえば、非六角形突起518gおよび518hはそれぞれ六角形突起520および非六角形突起521を含む。図5Cの分節化ソール構造504は、分節化ソール構造の前足部領域535の後端から前足部領域の前端まで前方に延び、かつ前足部領域を横切って外側縁540と内側縁538との間に延びる領域に位置する突起520および521を含む。図5Cの分節化ソール構造504はまた、分節化ソール構造の踵領域531の前端の近く、および外側縁540の近くに位置する突起520および521を含む。図5Cの分節化ソール構造504はさらに、分節化ソール構造の踵領域531中、内側縁538に沿って位置する突起520および521を含む。
一つまたは複数の別個のソール要素534または518はさらに、上記のようにその下面に埋め込まれた、または他のやり方で固着された一つまたは複数のアウトソール要素554を含み得る。図5Cの分節化ソール構造504において、ソール構造は、踵領域531中の外側に配置されたソール要素518d〜eおよび518iの三つならびにソール構造の最前前足部領域535中の内側に配置されたソール要素534d〜e、518bおよび518hの四つにそれぞれ位置するアウトソール要素554を含む。アウトソール要素554a〜bのいくつかは、六角形突起520に似る六角形の形状を有し、アウトソール要素554c〜gのいくつかは、他の多角形の形状、たとえば非六角形の形状を有する。
図5Cの分節化ソール構造504の六角形ソール要素534のいくつかはまた、六角形ソール要素を細分するそれぞれの放射状サイプ556を含む。六角形ソール要素534の放射状サイプ556は、図2を参照して上述した放射状サイプ214に類似し得、六角形ソール要素のそれぞれの頂点から中心に向かって延び、その中心で合流し得る。同じく上述したように、六角形ソール要素534は、六角形ソール要素を三つの菱形ソール要素部分558へと細分する三つの放射状サイプ556を含み得る。六角形突起520も有する六角形ソール要素534の場合、放射状サイプ556はまた、六角形突起を三つの菱形突起部分560に細分し得る。
図5Cの分節化ソール構造504において、ソール構造の踵領域531、中足部領域533および前足部領域535中の六角形ソール要素534のいくつかは、それぞれ、六角形ソール要素を三つの菱形ソール要素部分558に細分する三つの放射状サイプ556を含む。分節化ソール構造504の六角形ソール要素のいくつかは、三つの放射状サイプの代わりに、二つの放射状サイプおよび一つの菱形ソール要素部分しか含まない。たとえば、図5Cの分節化ソール構造504は、二つの放射状サイプ556しか有さず、ひいては一つの菱形ソール要素部分558しか有しない、六角形ソール要素534fを含む。加えて、六角形ソール要素534のいくつかは放射状サイプを全く含まなくてもよい。ソール構造504の一つまたは複数の非六角形ソール要素も同様に、非六角形ソール要素を一つまたは複数の菱形ソール要素部分に細分するサイプを含み得る。たとえば、図5Cの分節化ソール構造は、非六角形ソール要素中に一つの菱形ソール要素部分564を形成する二つのサイプ562を有する非六角形ソール要素518gを含む。非六角形ソール要素518gの菱形ソール要素部分564は、六角形ソール要素534のいくつかの菱形ソール要素部分に類似し得る。
放射状サイプ556のいくつかはまた、分節化ソール構造504の外側サイプ510、内側サイプ511、横方向サイプ530または斜めサイプ532と共線状であり得る。図5Cのソール構造504において、たとえば、ソール構造の内側縁538に沿う内側サイプ511はソール構造の内側縁に近い様々な六角形ソール要素534の様々な放射状サイプ556と共線状である。したがって、内側サイプ511と共線状である放射状サイプ556は、実例として図5Cに示すように、六角形ソール要素534の頂点で内側サイプと合流し得る。六角形ソール要素534の放射状サイプ556はまた、隣接するソール要素534または518の辺を画定する横方向サイプ530または斜めサイプ532と共線状であり、それと合流し得る。
放射状サイプ556は、装用者が歩く、走る、または他のタイプの動作を行うときソール構造がある軸を中心に撓むと、菱形ソール要素部分558が互いから離れることを可能にすることにより、より多くの可撓性をソール構造504に付与し得ることが理解されよう。放射状サイプ556のおかげで、図5Cの分節化ソール構造504は、放射状サイプを含まない図4Cの分節化ソール構造404と比べて、より可撓性であり得る。また、分節化ソール構造の他の態様が上記特徴の一つまたは複数を組み込み得ることが理解されよう。
次に図6A〜Bを参照すると、少なくともいくつかのさらなる態様のシューズ600の外側面図および内側面図がそれぞれ図6Aおよび図6Bに示されている。明確に示すため、図6A〜B中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。図4A〜Bおよび図5A〜Bを参照して上述したシューズ400および500と同様に、シューズ600はアッパー602を含む。先に指摘したように、様々な態様のシューズは、本明細書に記載されるようなソール構造を様々なタイプのアッパーのいずれかと組み合わせて含むことができる。したがって、図6A〜B中、アッパー602は同じく、破線を使用して概略的に示されている。アッパー602は、ラスティング要素を含み、図4A〜Bに示すアッパー402に関連して説明したものに類似する構造を有し得る。シューズ600は、主としてシングルピースミッドソール606を含むソール構造604を含む。ミッドソール606の上面608がアッパーラスティング要素の下側およびアッパー602の縁部分に接着され得る。ミッドソール606はシューズ装用者の足を地表の物質から保護する。ミッドソール606はまた、シューズ600の装用者が歩く、走る、または他のタイプの活動を行うとき、地面反力を減衰させ、エネルギーを吸収することにより、衝撃吸収を提供する。ミッドソール606に適した材料は、図4A〜Cのミッドソール406に関連して上述した様々な材料のいずれかを含むことができる。
ミッドソール606はまた、相対的に高い可撓性および分節化を付与し、かつ足の動きに順応する複数のサイプ610、611および613を含む分節構造を含む。前記のように、ミッドソール606の下面612の少なくとも一部分は露出され得、一方で、ミッドソールの下面の他の部分はアウトソールまたはアウトソール要素の一部分によって覆われ得る。図6A〜Bに見られるように、ミッドソール606は橋渡し部分614および分節化部分616を含む。図6A〜B中、橋渡し部分614と分節化部分616との正確な境界は概略的にしか示されていない。橋渡し部分614は、ミッドソール606の下面612に形成されたサイプ、たとえばサイプ610〜611および613よりも上のミッドソール606の中底下部分を含む。分節化部分616は、サイプ610〜611および613(および以下に説明する他のサイプ)によって画定される複数の別個のソール要素618を含む。サイプ610〜611および613(および以下に説明する他のサイプ)は分節化部分の下面612から分節化部分616の中へと上向きに延びる。ソール要素618は上記のように橋渡し部分614から下向きに延びる。ソール要素618は、図3を参照して上述した六角形ソール要素306または非六角形ソール要素308に類似し得る。分節化部分616はまた、ソール要素618に接続され、かつそれから下向きに延びる複数の突起(図6C)を含む。図6A〜B中、サイプおよびソール要素のいくつかだけを見ることができる。
すべてのサイプ、ソール要素および突起は、分節化ソール構造604のミッドソール606の露出した下面を示すシューズ600の下面図である図6Cに見ることができる。図6A〜Bと同様に、図6C中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。この例において、ミッドソール606の下面の少なくとも一部分は、図3を参照して上述した分節化ソール構造302の一部分に類似し得る。特に、ソール構造604は、ミッドソール606の下面に六角形パターンを形成する複数の横方向サイプ630および斜めサイプ632を含む。サイプ630および632はまた、複数の別個のソール要素634および618を画定し得る。ソール要素は、上記のように、六角形ソール要素634または非六角形ソール要素618であり得る。六角形ソール要素634は、分節化ソール構造604の踵領域631の少なくとも一部分を通過し、中足部領域633を通過し、前足部領域635を通過して前足部領域の前端まで前方に延びる領域に位置し得る。非六角形ソール要素618は、分節化ソール構造604の内側637、外側639に沿って、および踵領域631の最後端642の周りに位置する。また、六角形ソール要素634bが分節化ソール構造604の踵領域631の中央の近くに位置する。
図6Cの分節化ソール構造604はまた、それぞれソール構造の内側縁638および外側縁640から横方向に延びる内側サイプ611および外側サイプ610を含む。内側サイプ611および外側サイプ610のいくつかは、六角形ソール要素634の頂点または非六角形ソール要素618の頂点まで延び得る。分節化ソール構造604はまた、分節化ソール構造の後縁から踵領域631の中へと斜め方向に延びて、ソール構造の踵領域631の最後端642の周りに非六角形ソール要素618b〜dを画定する一対の斜めサイプ649を含む。外側サイプ610のいくつかおよび内側サイプ611のいくつかはまた、それぞれの六角形ソール要素634の辺を画定する横方向サイプ630と共線状であり得る。たとえば、外側サイプ610aは横方向サイプ630aと共線状であり、それと合流して、その結果、外側サイプが横方向サイプと連続する。同様に、内側サイプ611aは横方向サイプ630bと共線状であり、それと合流して、その結果、内側サイプもまた横方向サイプと連続する。
図6Cの分節化ソール構造604はさらに、ソール構造の内側縁638からソール構造の外側縁640まで横方向に延びるサイプ613a〜cを含む。したがって、ソール構造604の内側縁638から外側縁640まで延びるサイプ613a〜cは内外側サイプと呼ばれ得る。この例においては、三つの中外側サイプ613a〜cが、ソール構造604の前足部領域635の後端、中間および前端の近くにそれぞれ位置している。したがって、内外側サイプ613a〜cは、前足部領域が横軸を中心に撓むとき、分節化ソール構造604の前足部領域635に可撓性を付与し得ることが理解されよう。図6Cに見られるように、内外側サイプ613a〜cは、六角形ソール要素634のいくつかの中心を通過し、それによって六角形ソール要素を二分し得る。たとえば、内外側サイプ613aは、六角形ソール要素634cを二つの台形ソール要素部分650へと二分する。同じく図6Cに見られるように、内外側サイプ613a〜cは、六角形ソール要素634および/または非六角形ソール要素618の一つまたは複数の辺を画定し得る。たとえば、内外側サイプ613cは六角形ソール要素634dの辺を画定し、内外側サイプ613bは非六角形ソール要素618eの辺を画定する。別の言い方をすれば、六角形ソール要素634のいくつかおよび非六角形ソール要素618のいくつかは、六角形ソール要素または非六角形ソール要素のそれぞれの辺に相当し得る横方向サイプ630、斜めサイプ632および内外側サイプ613の組み合わせによって画定され得る。
図6Cの分節化ソール構造604はまた、ミッドソール606の下面全体にわたって分布した複数の別個の突起652を含む。この例において、突起652は六角形状突起(六角形突起)である。この例において、ソール要素634または618は六角形突起652を含み得、ソール要素の辺がその突起を包囲している。分節化ソール構造604の踵領域631、中足部領域633および前足部領域635における様々なソール要素634および618が六角形突起652を含む。加えて、ソール要素634および618のいくつかは、図6Cの例示的ソール構造604に見られるような突起を含まなくてもよい。
一つまたは複数の別個のソール要素634または618はさらに、上記のようにその下面に埋め込まれた、または他のやり方で固着されたアウトソール要素654を含み得る。図6Cの分節化ソール構造604において、ソール構造は、踵領域631の後端の近くのソール要素618b〜dの三つにそれぞれ位置するアウトソール要素654a〜cを含む。分節化ソール構造604はまた、ソール構造の最前前足部領域635中、内側縁638の近くに位置するアウトソール要素654dを含む。アウトソール要素654dは複数の六角形細分部を有し得る。
図6Cの分節化ソール構造604中の六角形ソール要素634のいくつかはまた、ソール要素を細分するそれぞれの放射状サイプ656を含み得る。図3を参照して上述したように、六角形ソール要素634の放射状サイプ656は、六角形ソール要素のそれぞれの頂点から中心に向かって延び、その中心で合流し得る。同じく上述したように、六角形ソール要素634は、それぞれが六角形ソール要素を一つまたは三つの菱形ソール要素部分658へと細分する、二つまたは三つの放射状サイプ656を含み得る。たとえば、六角形ソール要素634dは、六角形ソール要素を三つの菱形ソール要素部分658に細分する三つの放射状サイプ656を含む。加えて、六角形ソール要素634dは、六角形ソール要素のための一つの菱形ソール要素部分658のみを画定する二つの放射状サイプ656を含む。図6Cの分節化ソール構造604において、六角形ソール要素634のいくつかはそれぞれの放射状サイプ656を含み、一方で、他の六角形ソール要素は放射状サイプを有さない。放射状サイプ656のいくつかはまた、分節化ソール構造604の外側サイプ610、内側サイプ611、横方向サイプ630または斜めサイプ632と共線状であり、それと合流し得る。
それぞれ図4C、5Cおよび6Cを参照して説明した分節化ソール構造404、504および604は、互いと比べて程度の差はあるが可撓性であり得る。分節化ソール構造は上記様々な特徴を含み得、ソール構造の可撓度は、ソール構造がどの特徴を組み込んでいるかに依存し得る。たとえば図4Cの分節化ソール構造404は、ソール構造の六角形ソール要素を画定する横方向サイプおよび斜めサイプのおかげで、一つまたは複数の軸を中心に可撓性であり得る。図5Cの分節化ソール構造504は、六角形ソール要素を菱形ソール要素部分へと細分する、ソール構造中にさらに形成された放射状サイプのおかげで、図4Cの分節化ソール構造404と比べて、より可撓性であり得る。さらに、図6Cの分節化ソール構造604は、より多くのサイプ、それらのサイプによって画定されるより多くのソール要素、ならびにサイプおよびソール要素の相対的に小さな寸法のおかげで、図5Cの分節化ソール構造504と比べて、より可撓性であり得る。
次に図7A〜Bを参照すると、シューズ700の外側面図および内側面図が示されている。明確に示すため、図7A〜B中、以下に説明する要素のいくつかだけが標識されている。シューズ700は、図6を参照して上述したシューズ600に類似し、類似した要素および特徴を含み得る。シューズ700は、図4A〜Bを参照して上述したシューズ400と同様に、アッパー702およびそのアッパーに取り付けられた分節化ソール構造704を有し得る。分節化ソール構造704は、同じく上記のようにシングルピースミッドソール706を含み得る。ミッドソール706は分節化部分710および橋渡し部分712を含む。図7A〜B中、分節化部分710と橋渡し部分712との正確な境界は概略的にしか示されていない。橋渡し部分710は、分節化部分710に形成され、かつその中へと上向きに延びるサイプ、たとえばサイプ418よりも上のミッドソール706の部分を含む。
ミッドソール706は、ミッドソールの中へと側方に延び、曲線形状を有する少なくとも一つのサイプ708を含み得る。したがって、曲線形状を有するサイプ708は曲線状サイプと呼ばれ得る。曲線状サイプの具体的な形状はミッドソール706の様々な態様で異なり得る。いくつかの態様において、曲線状サイプは、実例として図7A〜Bに示す三角波に似るぎざぎざの形状を有し得る。他の例示的態様において、曲線状サイプは、正弦波に似る波形の形状を有してもよい。そのうえ、ミッドソールのいくつかの例示的態様は、形状を組み合わせた曲線状サイプ、たとえばサイプの一部分がぎざぎざの形状を有し、サイプの別の部分が波形の形状を有する曲線状サイプを含み得る。したがって、曲線状サイプの形状は、ミッドソール中に反対形状の面を生じ得、それらが互いに当接してねじれに抵抗する。曲線状サイプは約1mm〜約5mmの深さを有し得、いくつかの例示的態様において、波形のサイプの深さは約2〜3mmであり得る。
図7Aに見られるように、ミッドソール706は、この例において、ミッドソールの外側に形成され、かつミッドソールの中へと側方に延びる曲線状サイプ708aを含む。図7Bに見られるように、この例におけるミッドソール706は、ミッドソールの内側に形成され、かつミッドソールの中へと側方に延びるもう一つの曲線状サイプ708bを含む。図7A〜Bの例示的ミッドソール706において、曲線状サイプ708a〜bは、ミッドソール中、それぞれミッドソールの下面に形成され、かつミッドソールの中へと上向きに延びるサイプ718〜719よりも上に位置する。例示的態様において、曲線状サイプ708aまたは708bの少なくとも一部分は、ミッドソールの分節化部分710および/またはミッドソールの橋渡し部分の中へと延び得る。いくつかの例示的態様において、曲線状サイプは、シューズのソール構造の内側および外側の両方に形成されてもよい。他の例示的態様において、シューズは、シューズのソール構造の内側または外側のいずれかに、一つの曲線状サイプしか含まなくてもよい。
実例として図7A〜Bに示すように、曲線状サイプ708a〜bは、ぎざぎざの形状を有し、ミッドソール706の分節化部分710に沿ってソール構造704の踵領域の少なくとも一部分から中足部領域を通過して前足部領域の前端まで延びる領域に位置し得る。曲線状サイプ708a〜bの形状がそれぞれの頂点714a〜bを画定し得る。頂点714aのいくつかは、分節化部分710の上縁716の近くに配置され、曲線状サイプ708の山に相当し得る。他の頂点714bは、分節化部分710の上縁716から離れて配置され、曲線状サイプ708の谷に相当し得る。したがって、曲線状サイプ708の山に相当する頂点714aは山頂点と呼ばれ、曲線状サイプの谷に相当する頂点714bは谷頂点と呼ばれ得る。図7A〜Bの例示的ソール構造において、谷頂点714bのいくつかは、それぞれ、ミッドソール706の下面720に形成されたサイプ718または719におおよそ隣接して位置する。
曲線状サイプ708a〜bは、装用者の足へのシューズ700のフィット性に関して機能的利点を提供し得る。特に、曲線状サイプ708a〜bは、アッパー702の引張りに応答して、たとえばシューズ700が装用者の足の上方で引っ張られ、紐が締められたとき、橋渡し部分712が分節化部分710から分離することを可能にし得る。橋渡し部分712が分節化部分710から分離することを可能にすることにより、ミッドソール706の少なくとも一部分が好都合に装用者の足の少なくとも一部分を包み、それにより、相対的によりぴったりしたフィット性を提供し得る。そのうえ、サイプの曲線形状が、装用者が歩く、走る、または他のタイプの動作を行うとき、ミッドソールに安定性を付与する。サイプの曲線形状がミッドソール706中に反対形状の面を生じさせることが理解されよう。装用者の足が動いている際、横方向にねじれるとき、面の輪郭が互いに当接し、それにより、ねじれの動きに抵抗し、安定性を提供し得る。したがって、曲線状サイプ708a〜bのような曲線状サイプの形状は、可撓性および安定性の両方(装用者がシューズを引っ張ったときには可撓性、装用者が歩く、走る、または他のタイプの動作を行うときには安定性)を付与し得る。
分節化ソール構造の他の態様が曲線状サイプを含んでもよい。たとえば図6において、例示的分節化ソール構造606は、上記曲線状サイプ708a〜bに類似した曲線状サイプ619a〜bを含む。図4A〜Bのシューズ400の例示的ソール構造406および図5A〜Bのシューズ500の例示的ソール構造506もまた、曲線状サイプ708a〜bに類似した曲線状サイプを含んでもよい。
次に図8A〜Fを参照すると、分節化ソール構造800の平面図が示されている。分節化ソール構造800は、図5A〜Cを参照して上述した分節化ソール構造504に類似し得、それに類似した要素および特徴を含み得る。図8A中、ソール構造504のミッドソール804の上面802が見られる。ミッドソール506の上面508は、上記のように、アッパーラスティング要素の下側およびシューズアッパーの縁に接着され得る。図8A中、ソール構造800の俯瞰図が示されている。図8B〜Fはそれぞれソール構造800の区域断面図である。区域断面図は、図8Aに示す様々な線に沿って得られたものである。線8Bは、ソール構造800の中心を縦方向に延びる。図8Bは、線8Bに沿ったソール構造800の区域断面図である。線8Cは、ソール構造800の前足部領域803の前端を横切って横方向に延びる。図8Cは、線8Cに沿ったソール構造800の区域断面図である。線8Dは、ソール構造800の前足部領域803の後端を横切って横方向に延びる。図8Dは、線8Dに沿ったソール構造800の区域断面図である。線8Eは、ソール構造の中足部領域805を横切って横方向に延びる。図8Eは、線8Eに沿ったソール構造800の区域断面図である。線8Fは、ソール構造の踵領域807を横切って横方向に延びる。図8Fは、線8Fに沿ったソール構造800の区域断面図である。明確に示すため、図8A〜F中、すべての要素が標識されているわけではない。
サイプ808a〜dの深さを図8B〜Fに見ることができる。同じく図8B〜Fに見られるように、サイプ808a〜dの深さは、前足部領域803、中足部領域805および踵領域807で異なり得る。ソール構造800において、前足部領域803の後端の近くのサイプ808bは、前足部領域の前端の近くのサイプよりも深い。このソール構造800において、中足部領域805中のサイプ808cおよび踵領域807中のサイプ808dもまた、前足部領域803の前端の近くのサイプ808aよりも深い。前足部領域803の前端の近くの様々なサイプ808aは約2mm〜約3mmの深さを有し得;前足部領域の後端の近くの様々なサイプ808bは約7mm〜約8mmの深さを有し得;中足部領域805中の様々なサイプ808cは約7mm〜約10mmの深さを有し得;踵領域807中の様々なサイプ808dは約10mmの深さを有し得る。加えて、様々なサイプ808a〜dは約1mm〜約2mmの幅を有し得る。
図8B〜Fに見られるように、ソール構造800の厚さもまた、前足部領域803、中足部領域805および踵領域807にかけて変化し得る。図8B〜Fを参照すると、ソール構造800の厚さは、ソール構造を横切って横方向に変化する。前足部領域803の前端の近くでは、中底810の中心の近くのソール構造800の厚さは約9mm〜約11mmであり得、いくつかの態様において、約10mmであり得る。前足部領域803の前端の近くでは、内側縁812および外側縁814の近くのソール構造の厚さは約15mm〜約17mmであり得、いくつかの例示的態様において、約16mmであり得る。前足部領域803の後端の近くでは、中底810の中心の近くのソール構造800の厚さは約13mm〜約15mmであり得、いくつかの態様において、約14mmであり得る。前足部領域803の後端の近くでは、内側縁812および外側縁814の近くのソール構造の厚さは約19mm〜約21mmであり得、いくつかの例示的態様において、約20mmであり得る。中足部領域805および踵領域807中、中底810の中心の近くのソール構造800の厚さは約19mm〜約21mmであり得、いくつかの態様において、約20mmであり得る。中足部領域805中、内側縁812の近くのソール構造800の厚さは約25mm〜約27mmであり得、いくつかの例示的態様において、約26mmであり得;外側縁814の近くのソール構造の厚さは約33mm〜約35mmであり得、いくつかの例示的態様において、約34mmであり得る。踵領域807中、内側縁812および外側縁814の近くのソール構造の厚さは約29mm〜約31mmであり得、いくつかの例示的態様において、約30mmであり得る。
これらのサイプ深さおよびソール厚さを考慮すると、ソール厚さに対するサイプ深さの比もまた、ソール構造の前足部領域802、中足部領域804および踵領域806にかけて異なり得ることが理解されよう。ソール構造800において、前足部領域802の前端の近くのソール厚さに対するサイプ深さの比は約0.2〜約0.3であり得;前足部領域802の後端の近くのソール厚さに対するサイプ深さの比は約0.5であり得;中足部領域804におけるソール厚さに対するサイプ深さの比は約0.5〜約0.7であり得;踵領域806におけるソール厚さに対するサイプ深さの比は約0.7であり得る。ソール構造の他の態様は、代替のサイプ深さ、ソール厚さ、およびソール厚さに対するサイプ深さの比を示し得る。
分節化ソール構造のミッドソールを参照して上述した一つまたは複数の特徴はまた、分節化ソール構造のアウトソール中で実現されてもよいことが理解されよう。たとえば、分節化ソール構造のアウトソールは、六角形ソール要素および非六角形ソール要素を含む複数の別個のソール要素を画定する、アウトソールの下面に形成された横方向サイプおよび斜めサイプを含み得る。本開示の恩恵により、上記様々な特徴を組み込んだアウトソールの他の例が理解されよう。そのうえ、上記寸法は例として提供されている。上記特徴のいくつかまたはすべてを組み込んだ分節化ソール構造の態様は、先に特定した範囲の範囲外の寸法を含んでもよい。
様々なさらなる態様は、図1〜8Fに示すものとは異なる外観を有し得る分節化ソール構造を含む。一例として、ソール要素、突起および/または他の特徴のサイズは、図1〜8Fに示すものに加えて(またはそれらの他に)、ソール構造全体にわたって様々なふうに異なり得る。さらなる例として、特定の特徴の相対位置(たとえば、ソール要素上の突起の位置)が、上記相対位置および/または特定の態様における相対位置とは異なり得る。さらなる例として、サイプの総数およびサイズ、ソール要素の総数およびサイズ、ならびに突起の総数およびサイズが、分節化ソール構造の特定の態様の間で異なり得る。
前記態様の説明は、例示および説明のために提示したものである。前記説明は、網羅的であることを意図したものでもないし、または本発明の態様を、開示されたとおりの形態に限定することを意図したものでもなく、改変および変形が、上記教示を鑑みて可能である、または、様々な態様の実施から取得され得る。本明細書に説明される態様は、当業者が本発明を様々な態様で、また、考慮される特定の用途に適するような様々な改変を用いて利用することを可能にするために、様々な態様の原理および本質ならびにそれらの実用化を説明するために選択し、かつ記載したものである。上記態様からの特徴の任意およびすべての組み合わせ、部分的組み合わせおよび置換は本発明の範囲内である。装置、製品、または何らかの他の物理的構成要素もしくは構成要素の組み合わせに関する請求項に関して、請求項における、構成要素の潜在または所期装用者またはユーザの参照は、請求項に係る構成要素または構成要素の組み合わせの一部として構成要素の実際の装用もしくは使用または装用者もしくはユーザの存在を要するものではない。

Claims (25)

  1. ソール構造の長さに沿って縦方向に延び、かつ該ソール構造の内側と外側との間で横方向に延びるフットウェアソール構造橋渡し部分と;
    該橋渡し部分よりも下に位置する分節化部分であって、
    該分節化部分の下面から該分節化部分の中へと上向きに延び、かつ該分節化部分の該下面に六角形パターンを形成する複数のサイプ、および
    該橋渡し部分から下向きに延びる複数の別個の六角形ソール要素であって、個々の六角形ソール要素が該複数のサイプの一つまたは複数のサイプによって少なくとも部分的に画定されている、複数の別個の六角形ソール要素
    を含む、分節化部分と
    を含み、
    該ソール構造の前足部領域に位置する一つまたは複数のサイプおよび該ソール構造の踵領域に位置する一つまたは複数のサイプの第一のサイプ深さが、該ソール構造の前足部領域に位置する一つまたは複数のサイプの第二のサイプ深さよりも大きい、
    分節化ソール構造。
  2. 六角形ソール要素の一つが、分節化部分の下面から該分節化部分の中へと上向きに延びる複数の放射状サイプを含み;
    該複数の放射状サイプの個々の放射状サイプが、該六角形ソール要素のそれぞれの頂点から該六角形ソール要素の中心に向かって延びて、その結果、該複数の放射状サイプが該六角形ソール要素を少なくとも一つの菱形ソール要素部分へと細分する、
    請求項1に記載の分節化ソール構造。
  3. 複数の放射状サイプが、六角形ソール要素を三つの菱形ソール要素部分へと細分する三つの放射状サイプを含む、請求項2に記載のソール構造。
  4. 分節化ソール部分の下面から下向きに延びる複数の六角形突起
    をさらに含み、
    該複数の六角形突起の個々の六角形突起が六角形ソール要素の一つに接続され、かつそれから下向きに延びる、
    請求項1に記載のソール構造。
  5. 複数の六角形突起の個々の六角形突起が約11mm〜約13mmの辺間径を有し;
    該複数の六角形突起の個々の六角形突起が約1mm〜約3mmの高さを有する、
    請求項1に記載のソール構造。
  6. 六角形ソール要素が正六角形に似るように、六角形ソール要素の一つが、ほぼ同じ長さである辺を含む、請求項1に記載のソール構造。
  7. 六角形ソール要素が約18mm〜約20mmの辺間径を有する、請求項6に記載のソール構造。
  8. ソール構造の前足部領域の前端に近い該前足部領域に位置するサイプの一つまたは複数が約2mm〜約3mmのサイプ深さを有し;
    該ソール構造の該前足部領域の後端に近い該前足部領域に位置するサイプの一つまたは複数が約7mm〜約8mmのサイプ深さを有し;
    該ソール構造の中足部領域に位置するサイプの一つまたは複数が約7mm〜約10mmのサイプ深さを有し;
    該ソール構造の踵領域に位置するサイプの一つまたは複数が約10mmのサイプ深さを有する、
    請求項1に記載のソール構造。
  9. 分節化部分の一部分を覆う少なくとも一つのアウトソール要素をさらに含む、請求項8に記載のソール構造。
  10. 分節化部分の下面から該分節化部分の中へと上向きに延び、かつ該分節化部分の外側から内側に向かって横方向に延びる、複数の外側サイプ;および
    該分節化部分の該下面から該分節化部分の中へと上向きに延び、かつ該分節化部分の該内側から該外側に向かって横方向に延びる、複数の内側サイプ
    をさらに含む、請求項1に記載の分節化ソール構造。
  11. 分節化部分の前足部領域に位置し、かつ該分節化部分の全幅にかけて該分節化部分の内側縁から該分節化部分の外側縁まで横方向に延びる少なくとも一つの内外側サイプ
    をさらに含み、
    該少なくとも一つの内外側サイプが六角形ソール要素の少なくとも一つを二分する、
    請求項10に記載の分節化ソール構造。
  12. 内外側サイプが、分節化部分の前足部領域に位置する三つの内外側サイプの一つであり;
    該三つの内外側サイプが互いに対して実質的に平行である、
    請求項11に記載の分節化ソール構造。
  13. 分節化ソール構造の側面の中へと側方に延びる曲線状サイプ
    をさらに含み、
    該曲線状サイプが、該分節化ソール構造の該側面に沿って、該分節化ソール構造の踵領域の少なくとも一部分を通過し、中足部領域を通過し、前足部領域の少なくとも一部分を通過して延び;
    該曲線状サイプが少なくとも部分的に分節化部分よりも上に位置する、
    請求項1に記載の分節化ソール構造。
  14. ジグザグ形サイプが、
    分節化部分の上縁に近接して配置される第一の複数の頂点;および
    該分節化部分の該上縁から離れ、該分節化部分の下面から該分節化部分の中へと上向きに延びる個々のサイプに隣接して配置される第二の複数の頂点
    を含む、
    請求項13に記載の分節化ソール構造。
  15. アッパーと;
    該アッパーに結合された可撓性ミッドソールであって、該ミッドソールの下面から該ミッドソールの中へと上向きに延びる複数の横方向サイプおよび複数の斜めサイプを含み、該複数の横方向サイプおよび該複数の斜めサイプによって画定された複数の別個の六角形ソール要素を含む、可撓性ミッドソールと
    を含み、
    個々の六角形ソール要素が、該ミッドソールの踵領域の少なくとも一部分を横切って、中足部領域を通過し、前足部領域の少なくとも一部分を通過して延びる領域に位置し;
    ソール構造の前足部領域の前端の近くに位置する一つまたは複数の横方向サイプおよび一つまたは複数の斜めサイプが約2mm〜約3mmのサイプ深さを有し;
    該前足部領域の後端の近くに位置する一つまたは複数の横方向サイプおよび一つまたは複数の斜めサイプが約7mm〜約8mmのサイプ深さを有し;
    該ソール構造の中足部領域に位置する一つまたは複数の横方向サイプおよび一つまたは複数の斜めサイプが約7mm〜約10mmのサイプ深さを有し;
    該ソール構造の踵領域に位置する一つまたは複数の横方向サイプおよび一つまたは複数の斜めサイプが約10mmのサイプ深さを有する、
    フットウェア製品。
  16. 複数の六角形ソール要素が、第一の六角形ソール要素から下向きに延びる第一の六角形突起を含む、ミッドソールの踵領域に位置する第一の六角形ソール要素を含み;
    該複数の六角形ソール要素が、第二の六角形ソール要素から下向きに延びる第二の六角形突起を含む、該ミッドソールの前足部領域に位置する第二の六角形ソール要素を含み;
    該複数の六角形ソール要素が、六角形突起を含まない、該ミッドソールの中足部領域に位置する一つまたは複数の六角形ソール要素を含む、
    請求項15に記載のフットウェア製品。
  17. 六角形ソール要素の一つが、ミッドソールの下面から該ミッドソールの中へと上向きに延びる複数の放射状サイプを含み;
    該複数の放射状サイプの個々の放射状サイプが、該六角形ソール要素のそれぞれの頂点から該六角形ソール要素の中心に向かって延びて、その結果、該複数の放射状サイプが該六角形ソール要素を少なくとも一つの菱形ソール要素部分へと細分し;
    該複数の放射状サイプが該六角形ソール要素の該中心で互いと合流して、その結果、該放射状サイプが互いと連続する、
    請求項15に記載のフットウェア製品。
  18. ミッドソールが、
    複数の斜めサイプの個々の斜めサイプと、ミッドソールの下面から該ミッドソールの中へと上向きに延び、かつ該ミッドソールの外側から内側に向かって横方向に延びる少なくとも一つの外側サイプとによって少なくとも部分的に画定される、該ミッドソールの外側縁に沿って位置する第一の複数の別個の非六角形ソール要素;
    該複数の斜めサイプの個々の斜めサイプと、該ミッドソールの該下面から該ミッドソールの中へと上向きに延び、かつ該ミッドソールの該内側から該外側に向かって横方向に延びる少なくとも一つの内側サイプとによって少なくとも部分的に画定される、該ミッドソールの内側縁に沿って位置する第二の複数の別個の非六角形ソール要素
    をさらに含み;
    該第一および第二の複数の非六角形ソール要素の個々の非六角形ソール要素が、少なくとも一つの辺を複数の六角形ソール要素の六角形ソール要素の一つと共有する、
    請求項15に記載のフットウェア製品。
  19. ミッドソールの踵領域中で該ミッドソールの一部分を覆う少なくとも一つのアウトソール要素;および
    該ミッドソールの前足部領域中で該ミッドソールの一部分を覆う少なくとも一つのアウトソール要素
    をさらに含む、請求項15に記載のフットウェア製品。
  20. 複数の横方向サイプの個々の横方向サイプが約10mm〜約11mmの長さを有し;
    複数の斜めサイプの個々の斜めサイプが約10mm〜約12mmの長さを有し;
    複数の六角形ソール要素の個々の六角形ソール要素が約18mm〜約20mmの辺間径を有する、
    請求項15に記載のフットウェア製品。
  21. アッパーと;
    該アッパーに取り付けられたフットウェアソール構造であって、該ソール構造の長さに沿って縦方向に延び、かつ該ソール構造の内側と外側との間で横方向に延びる橋渡し部分、および該橋渡し部分よりも下に位置する分節化部分を含む、フットウェアソール構造と;
    該ソール構造の側面の中へと側方に延び、かつ該ソール構造の該側面に沿って分節化ソール構造の踵領域の少なくとも一部分を通過し、中足部領域を通過し、前足部領域の少なくとも一部分を通過して延びる曲線状サイプと
    を含み、
    該曲線状サイプが、該アッパーに対する引張りに応答して該橋渡し部分が該分節化部分から分離することを可能にし;
    該曲線状サイプが、該ソール構造のねじれに応答して互いに当接し、かつ該ソール構造の該ねじれに抵抗する反対形状の面を、該ソール構造中に形成する、
    分節化ソール構造。
  22. 曲線状サイプが、分節化ソール構造の外側面の中へと側方に延びる第一の曲線状サイプであり、該分節化ソール構造が、該分節化ソール構造の内側面の中へと側方に延び、かつ該ソール構造の該内側面に沿って、踵領域の少なくとも一部分を通過し、中足部領域を通過し、前足部領域の少なくとも一部分を通過して延びる第二の曲線状サイプをさらに含む、請求項21に記載の分節化ソール構造。
  23. 第一の曲線状サイプおよび第二の曲線状サイプがそれぞれ約1mm〜約5mmの深さを有する、請求項22に記載の分節化ソール構造。
  24. 分節化部分の下面から該分節化部分の中へと上向きに延びる複数のサイプ;および
    橋渡し部分から下向きに延びる複数の別個のソール要素
    をさらに含み、
    個々のソール要素が該複数のサイプの一つまたは複数のサイプによって少なくとも部分的に画定されている、
    請求項21に記載の分節化ソール構造。
  25. 複数のサイプが分節化部分の下面に六角形パターンを形成し;
    複数の別個のソール要素がそれぞれ六角形の形状を有する、
    請求項24に記載の分節化ソール構造。
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