JP2016530934A - カテーテル挿入器具 - Google Patents

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Abstract

患者の血管構造内へのカテーテルの片手による挿入を可能にするカテーテル挿入器具が開示される。カテーテル挿入器具は、ハンドルと、ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレと、ハンドル及び針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤと、ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータとを有する。第1のアクチュエータは、ガイドワイヤをハンドルから遠ざかる遠位側の方向に動かすようハンドルに対して近位側の方向に動くことができ、また、ガイドワイヤをハンドルに近づく近位側の方向に動かすようハンドルに対して遠位側の方向に動くことができる。カテーテル挿入器具は、患者の体内への針カニューレの挿入中、針カニューレを安定化する針支持体を更に有するのが良い。

Description

本開示内容、即ち、本発明は、一般に、患者の血管系中へのカテーテル又は他の医療器械の挿入の際に用いられる医療器具に関する。特に、本発明は、患者の血管系内へのカテーテルの少なくとも部分的な挿入を行うカテーテル挿入器具に関する。
〔関連出願の説明〕
本願は、2014年3月11日に出願された米国特許出願第14/205,307号の一部継続出願であり、この米国特許出願は、2013年3月12日に出願された米国特許仮出願第61/778,302号の権益主張出願であると共に2013年8月14日に出願された米国特許仮出願第61/865,944号の権益主張出願であり、これら特許文献を参照により引用し、これらの開示内容全体を本明細書の一部とする。
種々の形式の医療器具、例えば針、導入器、トロカール、ステント、血管造影バルーン、切断ツール、及び画像化ツールを種々の医療手技のために体内に導入する場合がある。例えば、カテーテルは、種々の医療手技のために流体を体内の血管中に導入し又はかかる血管から取り出すために用いられる。典型的な手技では、カテーテルを血管中に挿入するため、先ず最初に、長い中空の針、例えば注射器針を用いて吸引によって血管アクセスを確認する。次に、ガイドワイヤを針に通して血管中に入れる。ガイドワイヤは、カテーテルが血管内の標的場所に到達するために通過するための軌道としての役目を果たす。最終的に、カテーテルをガイドワイヤに嵌めて通して患者の血管系内の標的場所に至らせる。カテーテルが定位置に位置した状態で、針及びガイドワイヤを抜去し、後にはカテーテルだけが血管内に残される。次に、流体源又は吸引器具をカテーテルハブに連結することによって流体をカテーテルから血管に導入し又はこれから取り出す。
カテーテルを患者の血管系内に配置するための種々の器具が知られている。例えば、動作中、オペレータの指と針、ガイドワイヤ及びカテーテルそれ自体の種々の部分との接触を阻止するために器具の種々のコンポーネントの滅菌性を維持することは、これら器具の使用にとって重要である。しかしながら、公知のカテーテルの配置器具は、典型的には、ガイドワイヤの挿入及び血管系中へのカテーテルの前進のために2つの手の使用を必要とし、それにより汚染の恐れが高くなり、意図しない針の先端の運動に起因して血管を偶発的に損傷させる恐れが高くなり、血管内のカテーテルの第1の又は先頭の遠位部分及び針先端を遮蔽しなければならないことにより皮膚穿刺箇所、血管アクセス箇所、ガイドワイヤ挿入箇所からの超音波の連続使用が妨げられ、しかも器具の使用利便性が悪くなる。
したがって、患者の血管系内でのカテーテルの片手による挿入を可能にする新規なカテーテル挿入器具が要望されている。
上述の要望は、本発明のカテーテル挿入器具の具体化によって大いに満たされる。具体化例によれば、カテーテル挿入器具は、ハンドルと、ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレと、ハンドル及び針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤと、ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータとを有する。針カニューレは、ハンドルから遠位側に延びる尖鋭な遠位先端部を有する。第1のアクチュエータは、ガイドワイヤをハンドルに対して動かすようハンドルに対して動くことができ、第1のアクチュエータをハンドルに対して近位側の方向に動かすと、ガイドワイヤの遠位端がハンドルから遠ざかる遠位側の方向に動き、第1のアクチュエータをハンドルに対して遠位側の方向に動かすと、ガイドワイヤの遠位端がハンドルに近づく近位側の方向に動くようになっている。
幾つかの具体化例では、第1のアクチュエータは、ハンドルの一部分上でこれに沿って摺動することによって動かされるスライダであるのが良く、第1のアクチュエータは、第1のアクチュエータの底面から下方に延びるアームをするのが良い。アームは、ガイドワイヤの近位端に連結されるのが良い。アームは、貫通穴を有するのが良く、ガイドワイヤの近位端は、貫通穴内に固定されるのが良い。ガイドワイヤの近位端部は、ボールを有するのが良く、ボールの直径は、貫通穴の直径よりも大きいのが良く、ガイドワイヤを締り嵌めにより貫通穴内に固定することができるようになっている。
幾つかの具体化例では、ハンドルは、ガイドワイヤの一部分を保持するチャネルを備えたループ状近位端部分を有するのが良い。カテーテル挿入器具は、ハンドルに取り外し可能に連結されたカテーテル組立体を更に有するのが良く、カテーテル組立体は、カテーテルハブに連結された細長いカテーテルを含むのが良い。カテーテル挿入器具は、カテーテルハブからの針カニューレの取り外しに続き、針カニューレの尖鋭な遠位先端部を覆う針安全クリップを更に有するのが良い。カテーテルハブは、止血弁を収容するのが良い。止血弁は、嵌合時、閉鎖内部キャビティを構成する遠位部品及び近位部品を有するのが良い。近位部品により構成される閉鎖内部キャビティの容積は、遠位部品により構成される内部キャビティの容積がどのようなものであってもこれよりも大きいのが良い。
幾つかの具体化例では、カテーテル挿入器具は、ハンドルに連結された第2のアクチュエータを更に有するのが良く、第2のアクチュエータは、カテーテル群をハンドルに対して押すようハンドルに対して動くことができるのが良い。第2のアクチュエータは、カテーテルハブの一部分を受け入れるよう構成されたノッチを有するのが良い。第2のアクチュエータは、ハンドルに対する第2のアクチュエータの移動を制限するようハンドルに係合する拡大近位端部を有するのが良い。
幾つかの具体化例では、カテーテル挿入器具は、ハンドルに連結された針支持体を更に有するのが良く、針支持体は、患者の体内への針カニューレの挿入中、針カニューレの中間部分を安定化するのが良い。針カニューレの中間部分は、ハンドルから自由に延びるのが良い。針支持体は、ハンドルに対する針支持体の運動を阻止するよう第1のアクチュエータの底面に当接する頂部を有するのが良い。
別の具体化例によれば、カテーテル挿入器具は、ハンドル、ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレ、及びハンドルに連結された針支持体を含む挿入群を有する。カテーテル挿入器具は、細長いカテーテル及び細長いカテーテルの近位端に連結されたカテーテルハブを含むカテーテル群を更に有する。針支持体は、患者の体内への針カニューレの挿入中、針カニューレを安定化するよう細長いカテーテルの外径よりも大きな距離だけ互いに離隔された2つの平行な特徴部を有する。針カニューレは、ハンドルから延びる片持ち部分を有し、針支持体は、針カニューレを片持ち部分上に支持するよう構成されている。
幾つかの具体化例では、針支持体は、針支持体へのカテーテルハブの当接時、ハンドルに対して動くよう構成されるのが良い。針支持体は、ハンドルに対して上方又は下方に揺動することによってハンドルに対して動くのが良い。2つの互いに平行な特徴部は、2つの互いに平行な壁であるのが良い。ハンドルは、頂部アームを有するのが良く、針支持体は、ハンドルの頂部アームの遠位領域に連結されるのが良い。
別の具体化例によれば、カテーテル挿入器具の使用方法が開示される。当初、医師がカテーテル挿入器具を受け取る。カテーテル挿入器具は、ハンドルと、ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレと、ハンドル及び針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤと、ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータと、ハンドルに取り外し可能に連結されたカテーテル群と、ハンドルに連結された第2のアクチュエータとを有する。針カニューレは、ハンドルから遠位側に延びる尖鋭な遠位先端部を有する。第1のアクチュエータは、ガイドワイヤをハンドルに対して動かすようハンドルに対して動くことができる。カテーテル群は、細長いカテーテル及び細長いカテーテルの近位端に連結されたカテーテルハブを含む。第2のアクチュエータは、カテーテル群をハンドルに対して動かすようハンドルに対して動くことができる。
次に、医師が自分の手を用いてハンドルを把持する。医師は、次に、針カニューレの尖鋭な遠位先端部が患者の血管系内に位置するまでハンドルをナビゲートする。次に、医師は、第1の指を用いて第1のアクチュエータを作動させてガイドワイヤの遠位先端部がハンドルに対して遠位側の方向に且つ患者の血管系内で動くようにする。最後に、医師は、自分の第1の指を用いて第2のアクチュエータを作動させてカテーテル群がハンドルに対して遠位側の方向に動くようにし、その結果、細長いカテーテルの遠位端が患者の血管系内に挿入されるようにする。
幾つかの具体化例では、ハンドルは、第1の側部及び第1の側部の反対側の第2の側部を有するのが良い。医師は、次に、自分の手の第2の指を用いて第1の側部を把持し、そして自分の手の別の第3の指を用いて第2の側部を把持するのが良い。医師の手の第1の指を用いて第1のアクチュエータを近位側の方向に作動してガイドワイヤの遠位先端部がハンドルに対して遠位側の方向に且つ患者の血管系内で動くようにし、医師の第1の指を用いて第2のアクチュエータを遠位側の方向に作動してカテーテル群がハンドルに対して遠位側の方向に動くようにし、その結果、細長いカテーテルの遠位端が患者の血管系内に挿入されるようにするのが良い。
幾つかの具体化例では、医師は、ハンドルを近位側の方向に引きながら自分の他方の手でカテーテルハブを把持してカテーテル群をハンドルから分離するのが良い。医師は、ハンドルをオーバーハンドで把持するのが良く、第1の指は、医師の手の人差し指であるのが良い。医師は、ハンドルをアンダーハンドで把持するのが良く、第1の指は、医師の手の人差し指であるのが良い。
別の具体化例によれば、カテーテルの挿入方法が開示される。最初に、カテーテル挿入器具を受け取る。カテーテル挿入器具は、ハンドルと、ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレと、ハンドル及び針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤと、ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータと、ハンドルに取り外し可能に連結されたカテーテル群と、ハンドルに連結された第2のアクチュエータとを有する。針カニューレは、ハンドルから遠位側に延びる尖鋭な遠位先端部を有する。第1のアクチュエータは、ガイドワイヤをハンドルに対して動かすようハンドルに対して動くことができる。カテーテル群は、細長いカテーテル及び細長いカテーテルの遠位端に連結されたカテーテルハブを含む。第2のアクチュエータは、カテーテル群をハンドルに対して動かすようハンドルに対して動くことができる。
次に、指を用いて第1のアクチュエータを作動させてガイドワイヤの遠位先端部がハンドルに対して遠位側の方向に且つ患者の血管系内で動くようにする。同じ指を用いて第2のアクチュエータを作動させてカテーテル群がハンドルに対して遠位側の方向に動くようにし、その結果、細長いカテーテルの遠位端が患者の血管系内に挿入されるようにする。
以下の詳細な説明を良好に理解することができるようにカテーテル挿入器具の或る特定の具体化例の概要を説明した。当然のことながら、以下に説明すると共に特許請求の範囲に記載された本発明の内容をなす追加の具体化例が存在する。
この点に関し、少なくとも1つの具体化例を詳細に説明する前に、カテーテル挿入器具は、その用途が以下の説明に記載されると共に図面に示されているコンポーネントの構造及び配置の細部に限定されることがないということは理解されるべきである。また、本明細書並びに要約書で用いられる語句及び用語は、説明の目的のためであって本発明を限定するものと見なされてはならないことが理解されるべきである。
したがって、当業者であれば理解されるように、本発明の立脚する技術的思想は、カテーテル挿入器具の幾つかの目的を達成する他の構造体、方法、及びシステムの設計の基礎として容易に利用できる。したがって、特許請求の範囲に記載された本発明は、かかる均等構成例が本願の要旨の精神及び範囲から逸脱しない限り、かかる均等構成例を含むことは言うまでもない。
カテーテル群及び挿入群を含むカテーテル挿入器具の具体化例の斜視図である。 カテーテル挿入器具のカテーテル群の別々のコンポーネントの分解組立て図である。 カテーテル挿入器具の組み立てた状態のカテーテル群の部分透視斜視図である。 カテーテル挿入器具の挿入群の別々のコンポーネントの分解組立て図である。 カテーテル挿入器具の組み立て状態の挿入群の斜視図である。 針ガードの別の具体化例を有するカテーテル挿入器具の組み立て状態の挿入群の斜視図である。 組み立て状態のカテーテル挿入器具の右ハウジングの側面図である。 組み立て状態のカテーテル挿入器具のハンドルの断面図である。 カテーテル挿入器具の挿入群のスライダの一部分の透視側面図である。 カテーテル挿入器具の挿入群のリリースの左側面図である。 カテーテル挿入器具の挿入群のリリースの右側面図である。 組み立て状態のカテーテル挿入器具の一領域の部分透視斜視図である。 ハンドルの中心長手方向平面に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具の領域の部分断面図である。 医師によるスライダの作動に続くハンドルの中心長手方向平面に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具の領域の部分断面図である。 医師によるリリースの作動に続くハンドルの中心長手方向平面に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具の領域の部分断面図である。 カテーテル挿入器具のカテーテル群のカテーテルハブに取り付けられた針安全クリップの斜視図である。 針安全クリップの背面図である。 針安全クリップの正面図である。 カテーテル挿入器具のカテーテル群のカテーテルハブから解除された針安全クリップの斜視図である。 針の尖鋭な針先端部の斜視図である。 針安全クリップから引き出されている尖鋭な針先端部を示す図である。 カテーテル群がハンドルの遠位側に位置するよう近位側に引かれている挿入群を示す図である。 針の尖鋭な針先端部が針安全クリップの2つの遠位側の壁相互間に位置する箇所まで近位側に引かれている挿入群を示す図である。 針の尖鋭な針先端部が針安全クリップの2つの遠位側の壁の両方の近位側に位置すると共に針安全クリップに対して傾けられた箇所まで近位側に引かれている挿入群を示す図である。 カテーテル挿入器具のカテーテル群の剛性ハブの斜視図である。 カテーテル挿入器具のカテーテル群の剛性ハブの断面図である。 弁の第1の具体化例の斜視図である。 カテーテル群のカテーテルハブ内に位置する弁の第1の具体化例の部分断面図である。 2つの部分を有する弁の第2の具体化例の斜視図である。 2つの部分から成る弁の近位側の部分を示す図である。 2つの部分から成る弁の遠位側の部分を示す図である。 カテーテル群のカテーテルハブ内に位置する弁の第2の具体化例の部分断面図である。 カテーテル群のカテーテルハブ内に位置する弁の第3の具体化例の部分断面図である。 カテーテル群のカテーテルハブ内に位置する弁の第4の具体化例の部分断面図である。 複数のエコー源性特徴部を示す針の遠位側領域の斜視図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。 カテーテル挿入器具の別の具体化例を示す図である。
図面を参照してカテーテル挿入器具の具体化例について説明する。なお、図面全体にわたって、同一の参照符号は、同一の部分を示している。
図1を参照すると、カテーテル群102及び挿入群104を含むカテーテル挿入器具100の具体化例の斜視図が示されている。挿入群104は、患者の血管系内へのカテーテル106の部分挿入に続き、カテーテル群102から離隔されるのが良い。カテーテル群102は、カテーテル106と流体連通状態にある延長ライン組立体108を更に含む。延長ライン組立体108は、流体源又は吸引器具に連結されるのが良い。挿入群104は、当初カテーテル群102に連結されると共に患者の血管系内へのカテーテル106の挿入を容易にするハンドル110を含む。
図2Aを参照すると、カテーテル挿入器具100のカテーテル群102の別々のコンポーネントの分解組立て図が示されている。図2Bを参照すると、カテーテル挿入器具100の組み立て状態のカテーテル群102の部分透視斜視図が示されている。カテーテル群102は、その近位側の領域に、延長ライン組立体108を含み、この延長ライン組立体は、細長い延長ライン112、延長ラインクランプ114、及び延長ラインハブ116を含む。細長い延長ライン112は、剛性ハブ120によって構成されたルーメンを通ってカテーテル106により構成されたルーメンと連通状態にある細長いルーメンを構成している。延長ラインクランプ114は、細長い延長ライン112周りに嵌められ、この延長ラインクランプを細長い延長ライン112の延長ラインに垂直な方向に摺動させることができ、それにより細長い延長ライン112をはさみつぶして閉鎖状態にすることができる。延長ラインクランプ114が細長い延長ライン112をはさみつぶすと、流体は、カテーテル106に向かって遠位側にか延長ラインハブ116に向かって近位側にかのいずれかで延長ラインクランプ114を越えて流れるのが阻止される。延長ラインハブ116は、細長い延長ライン112により構成されたルーメンと流体連通状態にあるルーメンを構成している。
幾つかの具体化例では、延長ラインハブ116により構成されたルーメンをその近位端からその遠位端までテーパ付けするのが良く、他方、他の具体化例では、延長ラインハブ116により構成されたルーメンは、一定の直径を有するのが良い。延長ラインハブ116の近位端は、流体源又は吸引器具への連結のためのコネクタ、例えば図2に示されているねじ山付きルアーロックを有する。流体源は例えば、注射器又は静注袋であるのが良い。
カテーテル群102は、その遠位端のところに、接合部ハブ118に連結されている細長いカテーテル106を含む。特に、細長いカテーテル106の近位端は、接合部ハブ118の遠位端に連結されている。剛性ハブ120は、接合部ハブ118の遠位端内に部分的に受け入れられている。剛性ハブ120は、剛性ハブ120により構成された内部キャビティ内に位置するシール、例えば弁122を受け入れている。剛性ハブ120の近位端は、剛性ハブキャップ124によって封止されている。剛性ハブキャップ124の近位端は、針カニューレ130及びガイドワイヤ132が剛性ハブキャップ124を通って弁122に至ることができるようにする開口部を有する。細長いカテーテル106は、患者の血管系内に少なくとも部分的に受け入れられる細長いルーメンを備えている。接合部ハブ118は、細長いカテーテル106により構成されたルーメン及び剛性ハブ120により構成されたルーメンと流体連通状態にあるテーパ付きキャビティを備えている。剛性ハブ120は、延長ライン組立体108の細長い延長ライン112を受け入れる側部ポート121を更に有する。側部ポート121により構成されるルーメンは、細長い延長ライン112により構成されるルーメンと流体連通状態にある。
弁122は、以下に詳細に説明するように一部品から成る弁であっても良く多数の部品から成る弁であっても良い。カテーテル群102を組み立てると、弁122は、剛性ハブ120及び剛性ハブキャップ124によって包囲される。幾つかの具体化例では、カテーテル群102は、延長ライン組立体108を含まなくても良く、流体源又は吸引器具は、剛性ハブ120の近位端に連結されるのが良い。
図3Aを参照すると、カテーテル挿入器具100の挿入群104の別々のコンポーネントの分解組立て図が示されている。図3Bを参照すると、カテーテル挿入器具100の組み立て状態の挿入群104の斜視図が示されている。挿入群104は、互いに連結された右ハウジング126と左ハウジング128で構成されたハンドル110を含む。頂部アーム127及び底部アーム129がハンドル110の遠位側の領域内に形成されている。針カニューレ130がハンドル110内に保持され、針カニューレ130により構成されたルーメンを通って摺動するガイドワイヤも又、ハンドル110内に保持されている。針カニューレ130をハンドル110によって構成された内部チャンネル内の締り嵌めによって、接着剤によって、ねじ山付き連結部等によってハンドル110内に固定可能である。幾つかの実施形態では、針カニューレ130は、例えば、24ゲージ針であるのが良い。
針安全クリップ134がカテーテル群102からの挿入群104の分離に続き、尖鋭な針先端部131を覆うよう針カニューレ130の外面の周りに配置されている。針ガード136がカテーテル挿入器具100の最初の使用前にハンドル110から延びている針カニューレ130の部分を覆っている。第1のアクチュエータ、例えばスライダ138がハンドル110の頂部及びガイドワイヤ132に連結され、この第1のアクチュエータは、近位側への方向と遠位側への方向の両方向でハンドル110に対してガイドワイヤ132を摺動させる。幾つかの実施形態では、ガイドワイヤ132は、ばねワイヤガイド、例えばコイル状又はコイルなしのばねワイヤガイドであるのが良い。ガイドワイヤ132の長さは、スライダ138を作動させる前に、ガイドワイヤの遠位端が針カニューレ130の尖鋭な針先端部131を越えて延びることはないように選択される。
幾つかの実施形態では、ガイドワイヤ132は、実施的に一定であり且つ0.010インチ(0.0254センチメートル)以下の外径を有するのが良い。好ましくは、ガイドワイヤ132は、針カニューレ130が24GA針であり、細長いカテーテル106が22GAカテーテルである場合、0.010インチ以下の外径を有し、その結果、ガイドワイヤ132は、22GAカテーテルにより構成されたルーメン内に嵌まり込むことができるようになっている。他の実施形態では、ガイドワイヤ132は、遠位側に細くなる漸変直径のものであっても良く、その結果、ガイドワイヤ132の直径は、ガイドワイヤ132の遠位端のところで最も小さくなる。幾つかの実施形態では、ガイドワイヤ132は、例えば、金属、例えば金属合金で構成されるのが良い。例えば、ガイドワイヤ132は、ニッケルとチタンの合金で構成されるのが良い。幾つかの実施形態では、ガイドワイヤ132は、ポリスルホン、ポリフルオロカーボン、ポレオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン、配合物及び/又はコポリマーで被覆されるのが良い。
第2のアクチュエータ、例えばリリース又は解除部140も又、ハンドル110及びカテーテル群102に連結されており、かかるリリースは、遠位側の方向でハンドル110に対してカテーテル群102を摺動させる。リリース140は、拡大近位端部141を備えた近位アーム174を有する。針支持体142がハンドル110の近位側の領域に取り付けられており、この針支持体は、頂部アーム127に回転的に結合されたハンドル110に対して上方及び下方に揺動する。針支持体142は、患者の血管系内への針の挿入中、針カニューレ130の側方運動を安定化するよう針カニューレ130を通す細長いカテーテル106の外径よりも僅かな大きな距離だけ互いに離隔された2つの互いに平行な壁143を有している。この安定化は、患者の組織内、例えば患者の臓器内の比較的深いところへの針の挿入を行う上で特に重要である。針支持体142は、カテーテル挿入器具100が患者の血管系内へ挿入されている間、スライダ138をリリース140の揺動を阻止するために近位側に摺動させる前に、スライダ138の底面に当接する頂部147を更に有する。
図3Cを参照すると、針ガード137の別の具体化例を有するカテーテル挿入器具100の組み立て状態の挿入群104の斜視図が示されている。針ガード137は、2つの互いに平行な側壁262によって構成された開放チャネル260を有している。互いに平行な側壁262相互間に設けられた底部の長手方向特徴部264及び頂部の長手方向特徴部266は、針カニューレ130周りに固着する。したがって、底部長手方向特徴部264と頂部長手方向特徴部266は、針カニューレ130の外径よりも僅かに大きい距離だけ離隔されている。針ガード137は、針ガード137の近位端のところに位置したタブ268を更に有し、このタブにより、医師は、当初、針ガード137を持ち上げてスライダ138との接触状態から離脱させ、次に針ガード137を遠位側に押すことができ、ついには、底部長手方向特徴部264及び頂部長手方向特徴部266の近位端が尖鋭な針先端部131の遠位側に位置するようになる。針ガード137は、挿入群104から離脱し、そしてこの針ガードを取り外すことができ、それにより尖鋭な針先端部131を露出させることができる。
図4を参照すると、スライダ138及びガイドワイヤ132を有する右ハウジング126の側面図が示されている。ハンドル110は、ガイドワイヤ132を挿通させるループ状近位端部144を有する。特に、ガイドワイヤ132は、ハンドル110により構成されたチャネル145を通る。チャネル145の直径は、ガイドワイヤ132の直径よりも僅かに大きく、したがって、ガイドワイヤ132は、チャネル145を安定的に通るようになっている。スライダ138を医師の指で、例えば、オーバーハンド動作で人差し指により又はアンダーハンド動作で親指によりハンドル110により構成されたチャンバ146内で近位側に及び遠位側に摺動させることができる。チャンバ146は、チャンバ146内でのスライダ138の運動を安定化するようスライダ138よりも僅かに大きいように寸法決めされている。
ループ状近位端部144内におけるガイドワイヤ132のループ運動に起因して、スライダ138の近位側への運動は、ガイドワイヤ132の遠位先端部の遠位側への運動に変わり、又その逆の関係が成り立つ。また、直線状の幾何学的形状とは異なり、ガイドワイヤ132のループ運動により、カテーテル挿入器具100の片手による作動が可能になり、その間、ハンドル110の把持特徴部148の連続把持が維持される。加うるに、ガイドワイヤ132のループ運動により、医師の力がガイドワイヤ132に間接的に加えられるので、ガイドワイヤ132の前進中、患者の血管系を穿刺する恐れが軽減される。
図5を参照すると、ガイドワイヤ132及びスライダ138を備えた組み立て状態のハンドル110の断面図が示されている。ハンドル110は、医師がカテーテル挿入器具100のハンドル110を把持するのを助ける把持特徴部148を有する。右利きの医師は、例えば、自分の親指を用いて左ハウジング128に設けられている把持特徴部148を把持し、そして自分の中指を用いて右ハウジングに設けられている把持特徴部148を把持することができ、或いは、左利きの医師は、例えば、自分の中指を用いて左ハウジング128に設けられている把持特徴部148を把持し、そして自分の親指を用いて右ハウジングに設けられている把持特徴部148を把持することができる。医師は、同じ指を用いてオーバーハンドで又はアンダーハンドでハンドル110を把持することができる。把持特徴部148として凹んだラインが図示されているが、ハンドル110の外面上に任意の把持特徴部を形成することができる。例えば、凹んだラインに代えて隆起したラインを形成することができ、模様付き表面を形成することができ、複数のこぶ状突起を形成することができ、又は異なる材料、例えばゴムを把持特徴部148に対応したハンドル110の領域を覆って形成することができる。
3つの開口部がハンドル110の前側フェース150によって構成されている。底部開口部152がカテーテル群102の剛性ハブキャップ124を受け入れるよう寸法決めされている。具体的に言えば、底部開口部152の直径は、剛性ハブキャップ124の直径よりも僅かに大きい。中間開口部154は、ガイドワイヤ132及び針カニューレ130を受け入れるよう寸法決めされ、頂部開口部156は、スライダ138及びリリース140の近位アーム(図示せず)を受け入れるよう寸法決めされている。頂部開口部156は、スライダ138を受け入れる幅の広い底部領域及びリリース140の近位アームを受け入れる幅の狭い頂部領域を有する。底部開口部152と中間開口部154は、ハンドル110の一部分によって離隔され、これに対し、中間開口部154と頂部開口部156は、以下に詳細に説明するように、スライダ138の底部アーム158(図示せず)が中間開口部154内で摺動することができるよう離隔されていない。
特に、図6を参照すると、スライダ138の一部分の透視側面図が示されている。スライダ138は、スライダ138の底部からスライダ138の長手方向軸線に垂直な方向に延びる底部アーム158を有する。底部アーム158は、ガイドワイヤ132の近位端部133を受け入れる貫通穴160を有する。貫通穴160は、ガイドワイヤ132の外径よりも僅かに大きいが、ガイドワイヤ132の端部のところに形成されたボール162の直径よりも僅かに小さい内径を有する。したがって、ガイドワイヤ132は、締り嵌めによって貫通穴160内に固定される。貫通穴160は、底部アーム158の長さの全体に沿っては延びておらず、したがって、貫通穴160の遠位端部は、閉じられている。ボール162が締り嵌めによって貫通穴160内に固定されるが、幾つかの具体化例では、ボール162は、接着剤、ねじ山付き連結部等によって固定されても良い。
貫通穴160とガイドワイヤ132との間の締り嵌めに起因して、スライダ138が所与の距離にわたって長手方向に動かされると、ガイドワイヤも又、同一距離にわたって逆方向に動き、又この逆の関係が成り立つ。スライダ138は、医師のオーバーハンド動作で指、例えば人差し指又はアンダーハンド動作で親指がスライダ138を遠位側への方向か近位側への方向かのいずれかの方向で予測可能に作動させることができるようにする1つ又は2つ以上のグリップ164を有する。幾つかの具体化例では、図6に示されているように、グリップ164は、遠位側の方向に向いた矢印のように形作られるのが良い。各グリップ164に隣接して、尖鋭な針先端部131からのガイドワイヤ132の遠位側への相対的伸長度を指示する指標166、例えば数字が設けられるのが良い。
図7Aを参照すると、リリース140の左側部は、側部ポート121を受け入れるノッチ168を有する。リリース140は、底部アーム129の周りからスライダ138まで受け入れるよう寸法決めされている。ノッチ168は、側部ポート121を安定的に固定するよう側部ポート121の直径よりも僅かに大きい直径であるよう寸法決めされている。医師が例えば自分の人差し指を用いてリリース140を遠位側の方向に作動させると、カテーテル群102も又、ノッチ168と側部ポート121とのインターフェースを介して同一の距離だけ遠位側の方向に作動される。
図7Bを参照すると、リリース140の右側部は、連続した側壁170を有する。針カニューレ130が依然として患者の血管系内に位置した状態で医師の指がスライダ138又はハンドル110の頂部アーム127を押し下げた場合、結果として生じる針カニューレ130の下方運動により、患者の血管系に対する損傷が生じる場合がある。したがって、患者の指が滑ってリリース140の遠位端部を通り過ぎるのを阻止するのを助けるために、リリース140は、リリース140から半径方向外方に延びる遠位リップ172を有している。
リリース140は、拡大遠位端部141(図示せず)を備えた近位アーム174を更に有する。近位アーム174は、ハンドル110の頂部開口部156内を摺動する。リリース140の拡大遠位端部は、頂部開口部156よりも大径であるよう寸法決めされており、その結果、リリース140の遠位側への運動は、近位アーム174の長さに制限され、リリース140は、ハンドル110から分離しないようになる。リリース140は、グリップ176を更に有するのが良く、このグリップにより、医師の指、例えば人差し指がオーバーハンド動作で又は親指がアンダーハンド動作でリリース140を遠位側への方向か近位側への方向かのいずれかの方向に予測可能に作動させることができる。
図8Aを参照すると、組み立て状態のカテーテル挿入器具100の一領域の部分的に透視状態の部分斜視図が示されている。右ハウジング126及び左ハウジング128の底部アーム129は、接合部ハブ118の重量を支えるよう互いに対して当接する。右ハウジング126及び左ハウジング128の頂部アーム127は、針支持体142がカテーテル群102の取り出し中、上方に揺動することができるように針支持体142の幅よりも僅かに大きい距離だけ互いに離隔されている。針支持体142は、底部アーム129の頂面の平面に垂直である2つの互いに平行な壁143を有している。上記において説明したように、互いに平行な壁143は、患者の血管系中への挿入中、針カニューレ130を安定化するよう細長いカテーテル106の外径よりも僅かに大きい距離だけ互いに離隔されている。頂部アーム127の両方は、針ガード136の対応の舌部を受け入れる溝178を更に有する。舌部と溝の連結方式は、カテーテル挿入器具100の使用前に針ガード136をハンドル110に安定的に固定する。
医師がスライダ138を近位側に摺動させる前に、スライダ138の遠位端部139は、頂部アーム127の遠位端部を越えて延び、したがって、針支持体142を越えて遠位側に延びる。ハンドル110の中心長手方向に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具100の領域の部分断面図である図8Bに示されているように、スライダ138の底面は、カテーテル挿入器具100が患者の血管系内に挿入されている間、スライダ138がリリース140の揺動を阻止するよう近位側に摺動状態で動かされる前に、頂部147に当接する。
図8Cは、医師によるスライダ138の作動に続くハンドル110の中心長手方向平面に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具100の領域の部分断面図である。図8Cに示されているように、スライダ138の遠位端部139は、頂部147がスライダ138の底面にもはや当接せず、カテーテル群102が挿入群104から分離されているときに上方に自由に揺動することができるよう針支持体142の近位側に位置する。
図8Dは、医師によるリリース140の作動に続くハンドル110の中心長手方向平面に沿う組み立て状態のカテーテル挿入器具100の領域の部分断面図である。図8Dに示されているように、リリース140は、剛性ハブ120を遠位側に押し、その結果、接合部ハブ118の遠位端部は、針支持体142を越えて遠位側に延びるようになる。接合部ハブ118が当初、針支持体142に当接してこれを越えて遠位側に動いているとき、針支持体142は、カテーテル群102の完全配備を可能にするための隙間を提供するよう上方に揺動する。
図9Aを参照すると、剛性ハブ120に取り付けられた針安全クリップ134の斜視図が示されている。図9Bを参照すると、針安全クリップ134の背面図が示されている。図9Cを参照すると、針安全クリップ134の正面図が示されている。針安全クリップ134は、針カニューレ130の外径よりも僅かに大きな直径を有する丸形孔182を備えた近位壁180を有している。幾つかの具体化例では、丸形孔182は、針カニューレ130が丸形孔182の中心軸線に対して角度をなして位置しているとき、針カニューレ130の外面を把持する鋭利な内面を有するのが良い。換言すると、丸形孔182の鋭利な内面は、針カニューレ130が図9Dに示されているように針安全クリップ134に対して傾けられたときに針カニューレ130の外面に食い込んで針安全クリップ134に対する針カニューレ130の運動を阻止する。
図9Aに戻ってこれを参照すると、頂壁184が近位壁180の遠位側に延びて頂部開口部186を構成している。頂部開口部186により、ばねアーム188が図9Aに示されているように、その圧縮状態で頂壁184の上方に部分的に延びることができる。ばねアーム188は、C字形であるよう図示されている。しかしながら、ばねアーム188は、弾性である他の形状を有するよう設計されても良く且つ例えば段付きであり、ブロック状であり、ギザギザ付きであり又は無定形であるよう形作られても良い。ばねアーム188の遠位頂部は、ばねアーム188を針安全クリップ134の残部に固定するよう頂壁184の遠位底面に連結されている。ばねアーム188は、任意の可撓性材料、例えばプラスチック、ステンレス鋼、アルミニウム又はチタンで作られるのが良い。ばねアーム188は、針安全クリップ134の残部と同種の材料で作られても良く、或いは、所望の特性を備えた異なる材料で作られても良い。
第1の遠位壁190が頂壁184の遠位端部から下方に延びて第1の遠位チャネルを構成している。第2の遠位壁194が第1の遠位壁190から上方に湾曲していて第2の遠位チャネルを構成している。幅の狭いタブ198が第2の遠位壁194の遠位端部から遠位側に延び、幅の広いタブ200が幅の狭いタブ198から遠位側に延びている。針安全クリップ134を剛性ハブキャップ124に取り付けるために、幅の狭いタブ198は、剛性ハブキャップ124の頂部のところに設けられた幅の狭い凹部202内に受け入れられ、幅の広いタブ200は、剛性ハブキャップ124の頂部のところに設けられた幅広い凹部204内に受け入れられている。針安全クリップ134が剛性ハブキャップ124に取り付けられると、幅の狭いタブ198は、針安全クリップ134の側方運動を阻止し、他方、幅の広いタブ200は、針安全クリップ134の長手方向運動を阻止する。
図9Cに戻ってこれを参照すると、第1の遠位壁190は、丸形頂部領域191及び長方形の底部領域192を有するチャネルを備えている。丸形頂部領域191の直径は、針カニューレ130が小さい摩擦力で丸形頂部領域191を通って摺動することができようにすると共に針カニューレ130の側方運動を阻止するために針カニューレ130の外径よりも僅かに大きい。長方形の底部領域192は、針カニューレ130が以下に詳細に説明するように第2の遠位壁194を越えて遠位側に延びることができるようにするのを阻止するよう針カニューレ130の外径よりも小さい幅を有する。第2の遠位壁194は、針カニューレ130の外径よりも大きい直径を備えた丸形頂部領域195及び長方形の底部領域196を更に有する。長方形の底部領域196の幅は、針カニューレ130がばねアーム188の力を受けて針安全クリップ134に対して下方に動くことができるよう丸形頂部領域195の直径に等しいのが良い。
図9Dを参照すると、剛性ハブ120から解除された針安全クリップ134の斜視図が示されている。針カニューレ130を剛性ハブ120から抜き出した後、針カニューレ130は、第2の遠位壁194の丸形頂部領域195を近位側に通過し、次に第1の遠位壁190の丸形頂部領域191を通過する。丸形頂部領域191がいったん針カニューレ130を安定化しなくなった場合、針カニューレ130は、針安全クリップ134に対して自由に傾動することができる。すると、ばねアーム188が図9Dに示されているようにスプリングバックして(弛緩状態に動いて)針安全クリップ134を上方に押し上げる。針カニューレ130が依然として丸形孔182内に位置しているので、針カニューレ130は、丸形孔182の鋭利な内側エッジによって把持され、それにより針安全クリップ134に対する針カニューレ130の長手方向の運動は阻止される。したがって、第1の遠位壁190及び第2の遠位壁194は、尖鋭な針先端部131を覆って医師を潜在的な針による刺し傷から保護する。
図9Eを参照すると、針カニューレ130の尖鋭な針先端部131の斜視図が示されている。図9Eに示されているように、尖鋭な針先端部131は、ランセット先端部を有するのが良く、他の具体化例では、尖鋭な針先端部131は、裏面研削によって形成されるのが良い。尖鋭な針先端部131は、尖鋭な針先端部131に沿う平面のところでの尖鋭な針先端部131の幅Wnが長方形の底部領域192の幅に等しいよう遠位側の方向にテーパしている。したがって、針カニューレ130は、針安全クリップ134が剛性ハブ120から解除されたときに鋭利な針先端部131が幅Wnを有する平面を越えて第1の遠位壁190から遠位側にはみ出すことはできない。と言うのは、針カニューレ130は、その平面の近位側では長方形の底部領域192よりも幅が広いからである。しかしながら、鋭利な針先端部の長さLnは、第1の遠位壁190を越えて依然として遠位側に延びることができる。と言うのは、針カニューレ130がその平面の遠位側では長方形の底部領域192よりも薄いからである。したがって、図9Fに示されているように、第2の遠位壁194を越えて尖鋭な針先端部131が露出するのを阻止するため、針安全クリップ134は、針カニューレ130の長手方向軸線と整列した軸線における第1の遠位壁190と第2の遠位壁194との間の距離Dcが長さLnよりも大きいよう設計されている。
図10A〜図10Cを参照すると、カテーテル群102の分離中におけるカテーテル挿入器具100の部分透視側面図が示されている。図8Dと関連して上述したように、リリース140は、針支持体142が上方に揺動することができるよう当初遠位側に摺動状態で動かされる。次に、医師は、ハンドル110を把持していない方の手を用いてカテーテル群102を安定化する。例えば、医師は、自分の利き腕ではない方の手を用いて接合部ハブ118及び/又は剛性ハブ120を把持するのが良く、それにより剛性ハブ120を患者の血管系内の一定の位置で安定化するのが良い。次に、医師は、挿入群104を近位側に引いて針カニューレ130をカテーテル群102から取り出すのが良い。
図10Aに示されているように、挿入群104は、カテーテル群102がハンドル110の遠位端部の遠位側に位置するよう近位側に引かれる。この時点では、針安全クリップ134は、上述したように依然として剛性ハブキャップ124に取り付けられている。図10Bに示されているように、挿入群104は、針カニューレ130の尖鋭な針先端部131が第2の遠位壁194の近位側に位置するが、依然として第1の遠位壁190の遠位側に位置する箇所まで近位側に引かれる。したがって、尖鋭な針先端部131が幅Wnを有する平面は、依然として第1の遠位壁190の遠位側に位置し、針カニューレ130は、丸形頂部領域191内に安定化される。図10Cに示されているように、尖鋭な針先端部131は、第1の遠位壁190の近位側に位置し、したがって、針安全クリップ134に対して自由に傾動することができる。次に、ばねアーム188は、スプリングバックして針カニューレ130を下方に傾動させ、その結果、第1の遠位壁190及び/又は第2の遠位壁194が尖鋭な針先端部131を覆うようにする。
図11Aを参照すると、剛性ハブ120の斜視図が示されている。剛性ハブ120は、弁122を大きめに寸法決めすることができるよう剛性ハブ120の近位端部の内周部に沿って半径方向内方に突き出た2つ又は3つ以上の圧縮リブ206を有するのが良い。圧縮リブ206は、剛性ハブ120内の弁122を把持する。圧縮リブ206によって生じて弁122に加えられる半径方向締め代は、挿入群104からのカテーテル群102の分離に続き、針カニューレ130により作られた穿刺穴を弁122で封止するよう働く。圧縮リブ206相互間の領域は、弁122を圧縮したときに弁122の材料を変位させる領域となる。
図11Bを参照すると、剛性ハブ120の直径及び側部ポート121の長手方向軸線によって定められた平面に沿って取られた剛性ハブ120の断面図が示されている。圧縮リブ206の直ぐ遠位側に位置する滑らかな領域208は、剛性ハブ120内の弁122を半径方向に封止するよう弁122の直径よりも小さな直径を有する。環状フランジ210が弁122の平坦な遠位フェース214に当接し、それにより針カニューレ130が遠位側への圧力を弁122に加えたときに、弁122の遠位側への運動が阻止される。
図12Aを参照すると、弁211の第1の具体化例の斜視図が示されている。弁211は、平坦な近位側フェース212及び平坦な遠位側フェース214を有している。弁211は、剛性ハブキャップ124内への圧縮状態の嵌まり込みを可能にするよう剛性ハブ120内に受け入れられる領域について実質的に一定の外径を有する。弁211の近位領域は、遠位側に拡大するくさび形表面216を有する。弁211は、中実であり且つ弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、ポリイソプレン等で作られる。
図12Bを参照すると、剛性ハブ120の直径及び側部ポート121の長手方向軸線によって定められる平面に沿って取られている組み立て状態の剛性ハブ120、弁122、及び剛性ハブキャップ124の部分断面図が示されている。弁211のくさび形表面216は、平坦な遠位側フェース214に加えられた圧力に応答して弁材料を半径方向内方に押すよう剛性ハブキャップ124内で圧縮される。図12Bに示されているように、平坦な遠位フェース214は、カテーテル挿入器具100をフラッシングした際に剛性ハブ120の内容積部の完全な排気を可能にするよう剛性ハブキャップ124の遠位端部と面一をなす。
図13Aを参照すると、第2の具体化例としての弁218の斜視図が示されている。弁218は、2つの部分から成る弁であり、この弁は、近位部分220及び遠位部分222を有する。図13Bを参照すると、近位部分220は、平坦な遠位フェース224及び直径の減少した近位領域228を有する。近位部分220は、近位部分220の長手方向軸線の大部分に沿って延びる内部キャビティ230を構成している。内部キャビティ230は、弁211と比較して、針カニューレ130を挿通させなければならない弁218の表面積を減少させ、それにより針カニューレ130を挿入するのに必要な力を減少させる。
図13Cを参照すると、遠位部分222は、中実であり、この遠位部分は、直径の減少した近位領域232を有する。近位領域232の直径は、弁218を剛性ハブ120及び剛性ハブ124内で組み立てたときに近位部分220に対する遠位部分222の側方運動を阻止するよう近位部分220の遠位端部のところでは内部キャビティの直径よりも僅かに小さい。遠位部分222は、遠位側に減少した直径を備えるテーパ付き遠位領域を更に有する。弁218は、弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、ポリイソプレン等で作られるのが良い。
図13Dを参照すると、剛性ハブ120の直径及び側部ポート121の長手方向軸線によって定められた平面に沿って取られている組み立て状態の剛性ハブ120、2つの部分から成る弁218、及び剛性ハブキャップ124の部分断面図が示されている。直径の減少した近位領域228は、平坦な遠位側フェース226に加えられた圧力に応答して弁材料を半径方向内方に押すよう剛性ハブキャップ124内で圧縮される。平坦な遠位フェース226は、カテーテル挿入器具100をフラッシングした際に剛性ハブ120の内容積部の完全な排気を可能にするよう剛性ハブキャップ124の遠位端部と面一をなす。
図14を参照すると、剛性ハブ120の直径及び側部ポート121の長手方向軸線によって定められた平面に沿って取られている組み立て状態の剛性ハブ120、第3の具体化例としての2つの部分から成る弁236、及び剛性ハブキャップ124の断面図が示されている。弁236は、2つの部分から成る弁であり、この弁は、近位部分238及び遠位部分240を有する。近位部分238及び遠位部分240は各々、一緒になって内部キャビティ242を構成する鏡像関係をなす内部キャビティを備えている。弁218の場合と同様、内部キャビティ242は、針カニューレ130を挿通させなければならない弁236の表面積を減少させ、それにより針カニューレ130を挿入するのに必要な力を減少させる。弁236の形状に基づき、近位部分238の内部キャビティは、針カニューレ130の取り出しに続き、真空が遠位部分240の遠位フェースに加えられたときの封止具合を向上させる。遠位部分240の内部キャビティは、針カニューレ130の取り出しに続き高い圧力が遠位部分240の遠位フェースに加えられたときの封止具合を向上させる。弁236は、弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、ポリイソプレン等で作られるのが良い。
図15を参照すると、剛性ハブ120の直径及び側部ポート121の長手方向軸線によって定められた平面に沿って取られている組み立て状態の剛性ハブ120、第4の具体化例としての2つの部分から成る弁244、及び剛性ハブキャップ124の断面図が示されている。弁244は、2つの部分から成る弁であり、この弁は、近位部分246及び遠位部分248を有する。近位部分246は、近位内部キャビティ250を備え、遠位部分240は、比較的小さい遠位内部キャビティ252を備えている。剛性ハブキャップ124によって生じて近位部分246に作用する圧縮及び剛性ハブ120によって生じて遠位部分248に作用する圧縮に起因して、弁244は、弁244からの針カニューレ130の取り出しに続き、閉鎖状態に封止される。
さらに、遠位内部キャビティ252のために、遠位部分248は、遠位部分248の遠位フェース254に加えられた圧力を受けて針カニューレ130によって形成されたチャネルを閉鎖するよう半径方向内方に押される。遠位フェース254に加えられた圧力により、近位部分246が近位側に押され、それにより弁244のくさび形表面256は、剛性ハブキャップ124内で圧縮されて弁材料が半径方向内方に変位する。
これとは対照的に、真空が遠位部分248の遠位フェース254に加えられると、針カニューレ130により遠位部分248内に形成されたチャネルが開かれる。しかしながら、近位部分238の内部キャビティは、針カニューレ130の取り出しに続き、真空が遠位部分248の遠位フェース254に加えられたときの封止具合を向上させる。近位部分246が遠位側に引かれ、この場合も又、近位部分246が半径方向内方に圧縮され、それにより空気が外部環境から近位内部キャビティ250に入るのを阻止する。弁244は、弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、ポリイソプレン等で作られるのが良い。
図16を参照すると、針カニューレ130の遠位領域の斜視図が示されている。針カニューレ130の遠位領域は、1つ又は2つ以上、好ましくは8つのエコー源性特徴部を有する。エコー源性特徴部は、例えば、針カニューレ130の互いに反対側の側部にあけられた貫通穴258であるのが良い。尖鋭な針先端部131は、超音波下で観察されるとエコー源性であるが、貫通穴258は、針カニューレ130のエコー反射性を向上させる。具体的に説明すると、貫通穴258は、超音波下で細長いカテーテル106の壁厚を貫通した状態で見える。加うるに、貫通穴258は、針カニューレ130のルーメン内から針カニューレ130の外面までの血液の流れを可能にする。すると、血液は、カテーテル106の内面まで流れ、それにより血液の目視観察が可能になる。
貫通穴258は、互いに対して角度をなしている。例えば、貫通穴258は、図16に示されているように互いに90°の間隔を置いてあけられている。貫通穴258の互いに異なる角度及び貫通穴258の数の結果として、少なくとも2つのエコー源性特徴部が常時超音波下で視認でき、一方のエコー源性特徴部は、尖鋭な針先端部131であり、他方のエコー源性特徴部は、貫通穴258のうちの1つである。これら2つの視認できるエコー源性特徴部により、医師は、針カニューレ130の挿入角度を知ることができる。
カテーテル挿入器具100の多くの特徴及び多くの利点は、詳細な説明から明らかであり、かくして、特許請求の範囲に記載された本発明は、本願の要旨の範囲に含まれるかかる全ての特徴及び利点に及ぶ。さらに、多くの改造及び変形が可能である。例えば、図17〜図25を参照すると、種々の変形具体化例としてのカテーテル挿入器具が示されている。具体的に説明すると、図17に示されているカテーテル挿入器具200も又、ハウジング202、ガイドワイヤを遠位側に前進させるよう近位側に摺動させることができ、又、ガイドワイヤを近位側に前進させるよう遠位側に摺動させることができるスライダ204、及びカテーテルハブ208を前進させるリリース206を有する。リリース206は、カテーテル挿入器具100のリリース140に対し、スライダ204の下で作動される。
図18を参照すると、カテーテル挿入器具300は、ハウジング302、ガイドワイヤを遠位側に前進させるよう反時計回りに回転させることができ、又、ガイドワイヤを近位側に前進させるよう反時計回りに回転させることができる歯車状アクチュエータ304、及びカテーテルハブ308を前進させるリリース306を有する。歯車状アクチュエータ304は、ガイドワイヤを動かす医師の指の長手方向運動を制限する。幾つかの具体化例では、歯車状アクチュエータ304は、ガイドワイヤを動かすための医師の動きを更に制限するように歯車状になっているのが良い。
図19を参照すると、カテーテル挿入器具400は、ハウジング402、ガイドワイヤを遠位側に前進させるよう近位側に別々に動かすことができ、又、ガイドワイヤを近位側に前進させるよう遠位側に動かすことができるリンク405を備えたリンク仕掛けアクチュエータ404、及びカテーテルハブ408を前進させるリリース406を有する。リンク仕掛けアクチュエータ404により、医師は、作動されるリンク405に応じて、ガイドワイヤの前進長さを制御することができる。
図20を参照すると、カテーテル挿入器具500は、医師の指を受け入れる溝を備えたハウジング502、ガイドワイヤを遠位側に前進させるよう作動されるピストン504、及びカテーテルハブ508を切り離すリリース506を有する。ピストン504は、医師の親指によって段階的に作動可能である。
図21を参照すると、カテーテル挿入器具600は、ハウジング602、ガイドワイヤを遠位側に又は近位側に前進させるよう作動される単一フラッグ形アクチュエータ604、及びカテーテルハブ608を切り離すリリース606を有する。リリース606は、ねじ山付き連結部によってカテーテルハブ608に連結され、このリリースをカテーテルハブ608に対して回転させるとこれをカテーテルハブ608から切り離すことができる。単一フラッグ形アクチュエータ604は、医師の親指によって作動可能である。
図22を参照すると、カテーテル挿入器具700は、ハウジング702、ガイドワイヤを遠位側又は近位側に前進させるよう作動されるプランジャ704、及びカテーテルハブ708を切り離すリリース706を有する。リリース706は、カテーテルハブ708の内部幾何学的形状内への締り嵌めによりカテーテルハブ708に連結され、このリリースは、安全作動時、カテーテルハブ708から切り離される。プランジャ704は、医師の親指によって作動可能である。
図23を参照すると、カテーテル挿入器具800は、ハウジング802、ガイドワイヤの近位端部に取り付けられていて、ガイドワイヤを針の先端部に対して遠位側に又は近位側に位置決めした位置を示している単一フラッグ形指示器804、ガイドワイヤを挿通させる部分的に露出した歯車伝動機構体805、及びカテーテルハブ808を切り離すリリース806を有する。歯車伝動機構体は、ガイドワイヤを動かすために医師の指によって作動可能である。
図24を参照すると、カテーテル挿入器具900は、ハウジング902、ガイドワイヤを遠位側又は近位側に前進させるよう直接作動されるドラム904、及びカテーテルハブ908を切り離すリリース906を有する。例えば、ドラム904を反時計回りに回転させるとガイドワイヤを遠位側に前進させることができ、又、ドラム904を反時計回りに回転させると、ガイドワイヤを近位側に前進させることができる。
図25を参照すると、カテーテル挿入器具1000は、ハウジング1002、ガイドワイヤを遠位側に前進させるよう近位側に摺動させることができ、又、ガイドワイヤを近位側に前進させるよう遠位側に摺動させることができるスライダ1004、ガイドワイヤの前進長さに対するスライダの運動長さを制御することができる歯車伝動機構体又はリンク仕掛け形態1005、及びカテーテルハブ1008を前進させるリリース1006を有する。
したがって、カテーテル挿入器具100を図示すると共に説明した構造及び作用そのものに限定することは望ましくなく、したがって、全ての適当な改造例及び均等例は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属すると言える。

Claims (27)

  1. カテーテル挿入器具であって、
    ハンドルを有し、
    前記ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレを有し、前記針カニューレは、前記ハンドルから遠位側に延びる尖鋭な遠位先端部を有し、
    前記ハンドル及び前記針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤを有し、
    前記ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータを有し、前記第1のアクチュエータは、前記ガイドワイヤを前記ハンドルに対して動かすよう前記ハンドルに対して動くことができ、
    前記第1のアクチュエータを前記ハンドルに対して近位側の方向に動かすと、前記ガイドワイヤの遠位端が前記ハンドルから遠ざかる遠位側の方向に動き、
    前記第1のアクチュエータを前記ハンドルに対して遠位側の方向に動かすと、前記ガイドワイヤの前記遠位端が前記ハンドルに近づく近位側の方向に動く、カテーテル挿入器具。
  2. 前記第1のアクチュエータは、前記ハンドルの一部分上でこれに沿って摺動することによって動かされるスライダであり、
    前記第1のアクチュエータは、前記第1のアクチュエータの底面から下方に延びるアームを有し、前記アームは、前記ガイドワイヤの近位端に連結されている、請求項1記載のカテーテル挿入器具。
  3. 前記アームは、貫通穴を有し、前記ガイドワイヤの前記近位端は、前記貫通穴内に固定されている、請求項2記載のカテーテル挿入器具。
  4. 前記ガイドワイヤの前記近位端部は、ボールを有し、前記ボールの直径は、前記貫通穴の直径よりも大きく、前記ガイドワイヤは、締り嵌めにより前記貫通穴内に固定されるようになっている、請求項3記載のカテーテル挿入器具。
  5. 前記ガイドワイヤは、0.010インチ(0.0254センチメートル)以下の外径を有する、請求項1記載のカテーテル挿入器具。
  6. 前記ハンドルは、前記ガイドワイヤの一部分を保持するチャネルを備えたループ状近位端部分を有する、請求項1記載のカテーテル挿入器具。
  7. 前記ハンドルに取り外し可能に連結されたカテーテル組立体を更に有し、前記カテーテル組立体は、カテーテルハブに連結された細長いカテーテルを含む、請求項1記載のカテーテル挿入器具。
  8. 前記カテーテルハブからの前記針カニューレの取り外しに続き、前記針カニューレの前記尖鋭な遠位先端部を覆う針安全クリップを更に有する、請求項7記載のカテーテル挿入器具。
  9. 前記カテーテルハブは、止血弁を収容している、請求項7記載のカテーテル挿入器具。
  10. 前記止血弁は、嵌合時、閉鎖内部キャビティを構成する遠位部品及び近位部品を有する、請求項9記載のカテーテル挿入器具。
  11. 前記近位部品により構成される前記閉鎖内部キャビティの容積は、前記遠位部品により構成される前記内部キャビティの容積がどのようなものであってもこれよりも大きい、請求項10記載のカテーテル挿入器具。
  12. 前記ハンドルに連結された第2のアクチュエータを更に有し、前記第2のアクチュエータは、カテーテル群を前記ハンドルに対して押すよう前記ハンドルに対して動くことができる、請求項7記載のカテーテル挿入器具。
  13. 前記第2のアクチュエータは、前記カテーテルハブの一部分を受け入れるよう構成されたノッチを有する、請求項12記載のカテーテル挿入器具。
  14. 前記第2のアクチュエータは、前記ハンドルに対する前記第2のアクチュエータの移動を制限するよう前記ハンドルに係合する拡大近位端部を有する、請求項12記載のカテーテル挿入器具。
  15. 前記ハンドルに連結された針支持体を更に有し、前記針支持体は、患者の体内への前記針カニューレの挿入中、前記針カニューレの中間部分を安定化するよう構成され、前記針カニューレの前記中間部分は、前記ハンドルから自由に延びている、請求項1記載のカテーテル挿入器具。
  16. 前記針支持体は、前記ハンドルに対する前記針支持体の運動を阻止するよう前記第1のアクチュエータの底面に当接する頂部を有する、請求項15記載のカテーテル挿入器具。
  17. カテーテル挿入器具であって、
    ハンドル、前記ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレ、及び前記ハンドルに連結された針支持体を含む挿入群と、
    細長いカテーテル及び前記細長いカテーテルの前記近位端に連結されたカテーテルハブを含むカテーテル群とを有し、
    前記針支持体は、患者の体内への前記針カニューレの挿入中、前記針カニューレを安定化するよう前記細長いカテーテルの外径よりも大きな距離だけ互いに離隔された2つの平行な特徴部を有し、
    前記針カニューレは、前記ハンドルから延びる片持ち部分を有し、前記針支持体は、前記針カニューレを前記片持ち部分上に支持するよう構成されている、カテーテル挿入器具。
  18. 前記針支持体は、前記針支持体への前記カテーテルハブの当接時、前記ハンドルに対して動くよう構成されている、請求項17記載のカテーテル挿入器具。
  19. 前記針支持体は、前記ハンドルに対して上方又は下方に揺動することによって前記ハンドルに対して動くよう構成されている、請求項18記載のカテーテル挿入器具。
  20. 前記2つの互いに平行な特徴部は、2つの互いに平行な壁である、請求項17記載のカテーテル挿入器具。
  21. 前記ハンドルは、頂部アームを有し、前記針支持体は、前記ハンドルの前記頂部アームの遠位領域に連結されている、請求項17記載のカテーテル挿入器具。
  22. カテーテル挿入器具の使用方法であって、前記方法は、
    医師が前記カテーテル挿入器具を受け取るステップを含み、前記カテーテル挿入器具は、
    ハンドルを有し、
    前記ハンドル内に部分的に設けられた針カニューレを有し、前記針カニューレは、前記ハンドルから遠位側に延びる尖鋭な遠位先端部を有し、
    前記ハンドル及び前記針カニューレ内に部分的に設けられたガイドワイヤを有し、
    前記ハンドル及びガイドワイヤに連結された第1のアクチュエータを有し、前記第1のアクチュエータは、前記ガイドワイヤを前記ハンドルに対して動かすよう前記ハンドルに対して動くことができ、
    前記ハンドルに取り外し可能に連結されたカテーテル群を有し、前記カテーテル群は、細長いカテーテル及び前記細長いカテーテルの前記近位端に連結されたカテーテルハブを含み、
    前記ハンドルに連結された第2のアクチュエータを有し、前記第2のアクチュエータは、前記カテーテル群を前記ハンドルに対して動かすよう前記ハンドルに対して動くことができ、
    前記医師の手を用いて前記ハンドルを把持するステップを含み、
    前記針カニューレの前記尖鋭な遠位先端部が患者の血管系内に位置するまで前記ハンドルをナビゲートするステップを含み、
    前記医師の前記手の第1の指を用いて前記第1のアクチュエータを作動させて前記ガイドワイヤの遠位先端部が前記ハンドルに対して遠位側の方向に且つ前記患者の前記血管系内で動くようにするステップを含み、
    前記医師の前記第1の指を用いて前記第2のアクチュエータを作動させて前記カテーテル群が前記ハンドルに対して遠位側の方向に動くようにし、その結果、前記細長いカテーテルの前記遠位端が前記患者の前記血管系内に挿入されるようにするステップを含む、方法。
  23. 前記ハンドルは、第1の側部及び前記第1の側部の反対側の第2の側部を有し、前記方法は、
    前記医師の手の第2の指を用いて前記第1の側部を把持するステップを含み、
    前記医師の前記手の第3の指を用いて前記第2の側部を把持するステップを含み、前記第2の指と前記第3の指は、前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータを作動させるために用いられる前記第1の指とは異なる、請求項22記載のカテーテル挿入器具の使用方法。
  24. 前記第1のアクチュエータは、前記医師の前記手の前記第1の指を用いて近位側の方向に作動されて前記ガイドワイヤの遠位先端部が前記ハンドルに対して遠位側の方向に且つ前記患者の前記血管系内で動くようにし、
    前記第2のアクチュエータは、前記医師の前記第1の指を用いて遠位側の方向に作動されて前記カテーテル群が前記ハンドルに対して遠位側の方向に動くようにし、その結果、前記細長いカテーテルの前記遠位端が前記患者の前記血管系内に挿入されるようにする、請求項22記載のカテーテル挿入器具の使用方法。
  25. 前記医師の前記手を用いて前記ハンドルを近位側の方向に引きながら前記医師の他方の手で前記カテーテルハブを把持して前記カテーテル群を前記ハンドルから分離するステップを更に含む、請求項22記載のカテーテル挿入器具の使用方法。
  26. 前記医師は、前記ハンドルをオーバーハンドで把持し、前記第1の指は、前記医師の前記手の人差し指である、請求項22記載のカテーテル挿入器具の使用方法。
  27. 前記医師は、前記ハンドルをアンダーハンドで把持し、前記第1の指は、前記医師の前記手の人差し指である、請求項22記載のカテーテル挿入器具の使用方法。
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