JP2016530551A - デジタル印刷装置及びデジタル印刷方法 - Google Patents
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Abstract
Description
画像形成部材上に電荷のパターンとして潜像を作成するステップと、
ある量の液体トナーを現像部材上に転写するステップと、
前記ある量の液体トナーの一部を前記パターンに従って前記画像形成部材上に転写することによって前記潜像を現像するステップと、
前記画像形成部材から転写した、すなわち、画像形成部材の下流の部材の上にある液体トナー分散体の一部における分散剤の分散能力を低減するステップと、
前記画像形成部材から転写した液体トナー分散体の一部の画像形成粒子を溶融するステップと、
前記溶融した画像形成粒子を基材に付着させるステップと、を含む。
固着部分及び安定化部分を含み、刺激の後に2−ニトロソベンズアルデヒド誘導体、固着部分及び安定化部分に分解するオルトニトロベンジル誘導体であって、前記ニトロベンジル誘導体が安定化部分若しくは固着部分を含むか、又は、安定化部分若しくは固着部分の一部である、オルトニトロベンジル誘導体、
固着部分及び安定化部分を含み、刺激への曝露の後に(2−ニトロフェニル)(2−ニトロソフェニル)メタノン誘導体及び安定化部分に分解し、これによって、(2−ニトロフェニル)(2−ニトロソフェニル)メタノン誘導体は固着部分を含むか、又はこの固着部分の一部を形成する、ビス(2−ニトロフェニル)メチルホルメートの誘導体、
固着部分及び安定化部分を含む(E)−ジ(プロパン−2−イル)ジアゼンの誘導体であって、刺激への曝露の後に窒素、固着部分、及び安定化部分に分解する、(E)−ジ(プロパン−2−イル)ジアゼンの誘導体、
構造式(I)のベンゾイン誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が固着部分の一部を形成し、Xが安定化部分を含み、刺激への曝露の後、構造式(II)及び(III)の化合物の誘導体に分解する、ベンゾイン誘導体、
構造式(IV)を含むベンゾイン誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が固着部分の一部を形成するか、又は固着部分を含み、Xが安定化部分を含み、刺激への曝露の後、構造式(V)及び(VI)を有する誘導体に分解する、ベンゾイン誘導体、
固着部分及び安定化部分を含むヒドロキシアセトフェノン(HAP)の誘導体であって、曝露の後、フェニルアセトン誘導体と、安定化部分とに分解し、フェニルアセトン誘導体は固着部分を含むか、又は、固着部分の一部を形成する、ヒドロキシアセトフェノンの誘導体、
構造式(VII)を含むアルコキシアセトフェノンの誘導体であって、Xが安定化部分の一部を形成するか、又は安定化部分を含み、R1、R2、及び/又はR3が固着部分の一部を形成し、刺激への曝露の後、構造式(VIII)及び(IX)の誘導体に分解する、アルコキシアセトフェノンの誘導体、
固着部分及び安定化部分を含み、刺激への曝露の後、フェニルアセトン誘導体及びアミノ誘導体に分解するアルキルアミノアセトフェノン誘導体(AAAP)であって、フェニルアセトン誘導体が固着部分を含むか、又は、固着部分の一部を形成し、アミノ誘導体が安定化部分を含むか、又は安定化部分の一部を形成する、アルキルアミノアセトフェノン誘導体、
構造式(XI)を含む誘導体であって、Xが固着部分の一部を形成するか、又は固着部分を含み、R1、R2、R3、及び/又はR4が安定化部分の一部を形成するか、又は安定化部分を含み、刺激への曝露の後、構造式(XII)及び(XIII)の誘導体に、又は構造式(XIV)及び(XV)の誘導体に分解する誘導体、
構造式(XVI)を含み、固着部分及び安定化部分を含むベンジルケタール誘導体であって、R1、R2、及び/又はR3が安定化部分の一部を形成するか、又は安定化部分を含み、Xが固着部分を含むか、又は、固着部分の一部を形成し、刺激への曝露の後、構造式(XVII)、(XVIII)の誘導体に分解する、ベンジルケタール誘導体、
固着部分及び安定化部分を含み、並びに/又は、TPO基が固着部分の一部を形成するか若しくは固着部分を含む、TPO誘導体(すなわち、(ジフェニルホスホリル)(2,4,6−トリメチルフェニル)メタノンの誘導体)、
固着部分及び安定化部分を含み、並びに/又は、TPO−L基が固着部分の一部を形成する、TPO−L誘導体(すなわち、フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィン酸エチルエステルの誘導体)、
固着部分及び安定化部分を含み、並びに/又は、BAPO基が固着部分の一部を形成する、BAPO誘導体(すなわち、[フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノンの誘導体)、
又はこれらの組合せからなる群から選択される、刺激応答性分散剤である。
刺激の後、構造式(XX)を含むシス−スチルベン誘導体(1,1’−(Z)エテン−1,2−ジイルジベンゼン)に変化する構造式(XIX)を含む、トランス−スチルベンの誘導体(すなわち、1,1’−(E)エテン−1,2−ジイルジベンゼンの誘導体)であって、Rが固着部分の一部を形成するか、又は固着部分を含み、Xが安定化部分の一部を形成するか、又は安定化部分を含む誘導体、
刺激の後、構造式(XXII)を含むシス−アゾベンゼン誘導体(すなわち、(Z)−ジフェニルジアゼン)に変化する構造式(XXI)を含むトランス−アゾベンゼンの誘導体(すなわち、(E)−ジフェニルジアゼン)であって、Rが固着部分の一部を形成するか、又は固着部分を含み、Xが安定化部分の一部を形成するか、又は安定化部分を含む誘導体、
構造式(XXV)を含む対応する部分誘導体に変化する構造式(XXIV)を含むスピロピランの誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が固着部分の一部を形成するか、又は固着部分を含み、Xが安定化部分又は固着部分のそれぞれを含むか、若しくは安定化部分又は固着部分のそれぞれの一部を形成する誘導体、
構造式(XXVII)を含む対応する部分誘導体に分解する構造式(XXVI)を含むスピロオキサジンの誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が固着部分又は安定化部分の一部を形成するか、又は固着部分又は安定化部分を含み、Xが安定化部分又は固着部分のそれぞれを含むか、若しくは安定化部分又は固着部分のそれぞれの一部を形成する誘導体、
又はこれらの組合せからなる群から選択される光異性化可能基を含む。
オルト−ニトロベンジル部分、
ビス(2−ニトロフェニル)メチルホルメート部分、
(E)−ジ(プロパン−2−イル)ジアゼン部分、
2−フェニル−2−ヒドロキシ−1−フェニルエタノン部分
2−オキソ−1,2−ジフェニルエチルホルメート部分、
ヒドロキシアセトフェノン誘導体、
アルキルアミノアセトフェノン誘導体、
構造式(XVI)の化合物を含むベンジルケタール誘導体、
TPO誘導体(すなわち、(ジフェニルホスホリル)(2,4,6−トリメチルフェニル)メタノンの誘導体)、
TPO−L誘導体(すなわち、フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィン酸エチルエステルの誘導体)、
BAPO誘導体((すなわち、[フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノンの誘導体)、又はこれらの組合せからなる群から選択されるのが好ましい。
トランス−スチルベンの誘導体(すなわち、1,1’−(E)−エテン−1,2−ジイルジベンゼン)、
トランス−アゾベンゼンの誘導体(すなわち、(E)−ジフェニルジアゼン)、
スピロピランの誘導体、
スピロオキサジンの誘導体、又はこれらの組合せからなる群から選択されるのが好ましい。
実施例1:分解可能性部分は固着部分と安定化部分との間に位置している
ポリヒドロキシステアリン酸鎖(PHSA)は、鉱物油及び植物油などの非極性媒体中で最適な安定化効果を有する。
反応スキーム:
ディーンスターク装置及び還流凝縮器を備えた250mlのフラスコ内に、12−ヒドロキシ−オクタデカン酸(12−ヒドロキシステアリン酸)100g及び混合キシレン50mlを加える。反応混合物を窒素中で195〜200℃の油浴中で加熱して、36時間にわたり還流させる。反応の進行は分離した水の量によってモニタ可能である。凝縮の程度は赤外分光法(IR)及び滴定の手段によって決定した。赤外分光法では、カルボン酸及びエステルのカルボニル伸縮比が凝縮の程度の目安となっている。滴定の手段によって、酸価が決定可能である。本実施例において、酸価は35mgKOH/gとなり、n=4の値又は6HSA単位の値である。
ジクロロメタン20ml中の−5〜−0℃の無水三塩化アルミニウム29.4gの撹拌された溶液に、酪酸11.2gを30分間かけて滴下により加える。この後、酢酸2−フェノキシエチル18.0gを1時間かけて同じ温度で滴下により加える。反応混合物をこの温度で2時間にわたり撹拌した後、濃縮した塩酸溶液60mlと水80mlとの混合液に注ぎ込む。ジクロロメタン60mlを使用して有機相を分離し、水相を抽出する。有機相を合わせて水で洗浄し、乾燥させ、真空中で蒸発させる。2−[4−(2−メチルプロパノイル)フェノキシ]エチルアセテート24.7g(98.7%)を得た。
実施例1.2からの2−[4−(2−メチルプロパノイル)フェノキシ]エチルアセテート25gを氷酢酸20mlに溶解する。これに、臭素19.2gを2時間超で室温にて撹拌しながら滴下により加える。10時間の撹拌の後、反応混合物を氷酢酸300ml中に注ぎ込み、酢酸エチル3×150mlを使用して抽出した。合わせた抽出物は、硫酸マグネシウムを使用して乾燥させ、フィルタをかけ、粘性を持つ油になるまで蒸発させる。
1.3からの2−[4−(2−ブロモ−2−メチルプロパノイル)フェノキシ]エチルアセテート25gをエタノール100mlに溶解する。ペンタエチレンヘキサミン7.7g及び、続いて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン15gを撹拌しながら加えた。2時間の撹拌の後、必要であれば、残っている遊離アミノ基を無水酢酸を使用してアセチル化し、続いて、32%の水酸化ナトリウム溶液38gを室温にて加えた。エタノールを蒸発させて除き、水300mlを加える。この混合物をそれぞれ酢酸エチル3×50mlを使用して抽出する。硫酸ナトリウムを使用して有機相を乾燥させ、フィルタをかけ、蒸発させる。
CDI(カルボニルジイミダゾール)12.5gを酢酸エチル25ml中で実施例1.1からのPHSA125gと混合する。30分間の撹拌の後、酢酸エチル25mlに溶解した実施例1.4からの生成物25gを加える。この混合物を60℃で6時間にわたり撹拌する。真空中での蒸発の後、油を得て、水50mlと混合した後、酢酸ブチル3×50mlを使用して抽出する。有機相の蒸発の後、それ自体が分散剤「実施例1」として使用可能な油を得る。
−20℃のテトラヒドロフラン(THF)25ml中の3−ヒドロキシベンズアルデヒド12.2g及びメタンスルホン酸0.2gの溶液に、THF167ml中のエチレンオキシド22.1g及びプロピレンオキシド29.1gの冷却した混合液(−20℃)を90分間かけて加えた。反応混合物を1時間にわたり撹拌し、室温にする。その後、DBU16.7gを加え、これに、ヨウ化メチル15gを滴下により加えた。1時間にわたり撹拌した後、水100mlを室温にて加え、混合物をジクロロメタン3×100mlを使用して抽出する。合わせた有機相を乾燥させ、フィルタをかけ、真空中で蒸発させる。
THF50ml中の2−フェニル−1,3−ジチアン10.5gの溶液を0℃に冷却し、これに、ブチルリチウム3.3gを加えた。30分間の撹拌の後、実施例2.1からのMeO−PEG−O−ベンズアルデヒド32.3gをTHF50mlに溶解して加えた。室温にて1時間にわたる撹拌の後、塩化アンモニウム溶液200mlを加えて反応混合物を急冷した。THFを真空蒸留によって大部分を除去し、残存している相をジクロロメタン3×100mlを使用して抽出した。合せた有機相を乾燥させ、フィルタをかけ、真空中で蒸発させる。
ポリヒドロキシステアリン酸との結合の手順は実施例1.5におけるものと同様である。得られた油はアセトニトリル100mlに溶解する。これに、[ビス(トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン2当量を加えた。20分間の撹拌の後、室温にて水50mlを加えた。さらに1時間の撹拌の後、アセトニトリルを蒸発させる。その後、水100mlを加えた。残った相をジクロロメタン3×100mlを使用して抽出する。合せた有機相を乾燥させ、フィルタをかけ、真空中で蒸発させる。このようにして得た分散剤は、それ自体が分散剤「実施例2」として使用可能である。
ペンタエチレンヘキサミン23.2gを12−ヒドロキシステアリン酸90.1gと窒素流において6時間にわたり150℃で加熱して混合する。冷却の後、蝋状の固形物を得る。
3.1からのPEI−HSA9.4gをCDIの手段によって光開始剤4,4’−(E)−ジアゼン−1,2−ジイルビス(4−シアノペンタン酸)8.4gと結合させた後、酢酸エチルの代わりにトルエンを使用した点が相違する以外実施例1.5に説明した手順を使用してポリヒドロキシステアリン酸(重量平均分子量(Mw)1630、実施例1.1)48.9gと結合させ、分散剤「実施例3」を生成した。
先ず、ポリアクリル酸及びポリヒドロキシステアリン酸の分子量(Mw)を滴定の手段によって決定し、それによって、反応の化学量論を保証する。ポリアクリル酸(Mw1800)1.8g、光開始剤2,2’−(E)−ジアゼン−1,2−ジイルビス(2−メチルプロパンイミドアミド)5.0g、及び、ポリヒドロキシステアリン酸(Mw1630、実施例1.1)40.8gを室温にてトルエン100ml中に溶解し、1時間にわたり撹拌する。続いて、真空中でトルエンを蒸発させ、分散剤「実施例4」を得る。
先ず、押出し機内で5%のスルホンアミド可塑剤及び12.5%のPB15:3シアン顔料と一緒にポリエステル(AV=10mgKOH/g及びTg=61℃)を押し出して液体トナーを調製した。その後、押出物を冷却し、5〜20μmの粒子サイズ(=マーキング粒子)に乾式粉砕した。次のステップの間、乾式粉砕されたトナーを、ビード粉砕機内で5mPasの粘度を持つ担体液中で1.5〜2.5μmにさらに粉砕する。表1は、説明したように調製した液体トナーの実施例を示し、液体トナーの重量に対する重量パーセント(%)で液体トナー中のマーキング粒子、担体液、及び、分散剤(DA)の量を示している。
表1からの液体トナーは、図1で説明した印刷エンジンにおいて試験した。3〜7μmの画像形成部材上でのトナー層の厚さを塗布して1.4〜1.7の光学濃度を達成した。表2は、以下の評価基準が使用された結果を示している。
分散安定性
5:非常に良好
3;許容可能
1;非常に不良
付着力は融解の目安であり、テープ試験によって評価する。テープを画像の上に(例えば、特定の重さのローラを使用することによって)特定の大きさの圧力で置き、その後、取り除く。テープ試験の前後の光学濃度の比が付着力の目安となる。
5:非常に良好−テープ試験>95%
4:良好:テープ試験>75%
3:許容可能:テープ試験>50%
2:不良:テープ試験<30%
1:非常に不良:テープ試験<10%
Claims (32)
- 担体液と、分散剤と、画像形成粒子とを含む液体トナーを使用するデジタル印刷装置であって、
その表面上に潜像を形成している電荷のパターンを保持するように適合された画像形成部材と、
ある量の液体トナーを受け取るように、及び、前記ある量の液体トナーの一部を前記パターンに従って前記画像形成部材上に転写することによって前記潜像を現像するように配置された現像部材と、
前記画像形成部材の下流に配置され、液体トナーの前記一部の転写された部分の画像形成粒子を溶融するように構成された溶融ユニットであって、前記部分が前記画像形成部材から転写されている溶融ユニットと、を備え、
前記画像形成部材の下流に分散能力改質ユニットが設けられており、前記分散能力改質ユニットが液体トナーの前記一部の前記転写された部分における前記分散剤の分散能力を低減させるように構成されている、デジタル印刷装置。 - 前記分散能力改質ユニットが、前記分散剤を化学的に改質することによって、液体トナーの前記一部の前記転写された部分における前記分散剤の前記分散能力を低減させるように構成されている、請求項1に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニットが、前記転写された液体トナーの前記分散剤を分解するように構成されている、請求項1又は2に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニットが、前記転写された液体トナーの前記分散剤を立体構造的に変化させるように構成されている、請求項1又は2に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニットが、液体トナーの前記一部の前記転写された部分を紫外光、超音波、赤外光、マイクロ波、温度の変化、pH値の変化のいずれか1つの刺激に曝すように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニットが、液体トナーの前記一部の前記転写された部分に化合物を加えるように構成されており、前記化合物が前記転写された部分における前記分散剤の前記分散能力を低減させることが可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニットが、前記溶融ユニットの上流に配置されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 前記分散能力改質ユニット及び前記溶融ユニットが、単一ユニットにまとめられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 前記画像形成部材の下流で基材を支持するための基材支持部材を備え、前記分散能力改質ユニット及び/又は前記溶融ユニットが、前記基材支持部材上の基材上に存在する液体トナーに動作するように配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 前記画像形成部材の液体トナーの前記一部の部分を基材に転写するための中間部材を備え、前記分散能力改質ユニットが、前記中間部材上に存在する液体トナーに動作するように配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置。
- 液体トナーを使用するデジタル印刷方法であって、
前記液体トナーが、画像形成粒子と、担体液と、分散剤とを含み、
前記方法が、
画像形成部材上に電荷のパターンとして潜像を作成するステップと、
ある量の液体トナーを現像部材上に転写するステップと、
前記ある量の液体トナーの一部を前記パターンに従って前記画像形成部材上に転写することによって前記潜像を現像するステップと、
前記画像形成部材から基材に転写された液体トナーの一部の画像形成粒子を溶融するステップと、
前記溶融した画像形成粒子を前記基材に付着させるステップと、を含み、
前記画像形成部材から転写された液体トナーの前記一部における前記分散剤の分散能力が低減される、デジタル印刷方法。 - 液体トナーの前記一部における前記分散剤の前記分散能力が、前記分散剤を化学的に改質することによって低減される、請求項11に記載のデジタル印刷方法。
- 前記画像形成部材から転写された液体トナーの前記一部における前記分散剤が、分解又は立体構造変化される、請求項11又は12に記載のデジタル印刷方法。
- 前記画像形成部材から転写された液体トナーの前記一部が、前記分散剤の前記分散能力を低減させるために刺激に曝される、請求項11〜13のいずれか一項に記載のデジタル印刷方法。
- 前記刺激が、可視光、紫外光、赤外光、マイクロ波、温度の変化、pH値の変化、化合物との接触、又はこれらの組合せである、請求項14に記載のデジタル印刷方法。
- 前記分散能力の前記低減が前記溶融の前に行われる、又は、前記分散能力の前記低減及び前記溶融が同時に行われる、請求項11〜15のいずれか一項に記載のデジタル印刷方法。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置に適用するための分散能力改質ユニットであって、画像形成部材から基材に転写された液体トナーの一部における前記分散剤の前記分散能力を低減するように構成されている、分散能力改質ユニット。
- 担体液と、マーキング粒子と、刺激への曝露の後に分散能力が低減する刺激応答性分散剤とを含むトナー液であって、前記刺激応答性分散剤が、固着部分、安定化部分及び刺激応答性部分を含む、トナー液。
- 前記刺激応答性部分が、刺激への曝露の際に立体構造変化を起こすことが可能な立体構造変化可能な刺激応答性部分であるか、又は、前記刺激応答性分散剤が2つ若しくは2つより多い部分に分解するように前記刺激応答性部分が分解可能である、請求項18に記載のトナー液。
- 2つ若しくは2つより多い部分への前記分解が、共有結合又は塩橋の崩壊を通じて生じる、請求項18又は19に記載のトナー液。
- 前記立体構造変化が、デジタル印刷方法を行うために十分長い期間の間に不可逆である、又は前記分解が不可逆である、請求項18〜20のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記刺激が、可視光、紫外光、赤外光、マイクロ波、温度の変化、pH値の変化、基材内若しくは基材上の化合物との接触、又はこれらの組合せである、請求項18〜21のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記固着部分及び/又は前記安定化部分が、前記刺激応答性部分を含む、請求項18〜22のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記刺激応答性分散剤が、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10個、又はそれより多い刺激応答性部分を含む、請求項18〜23のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記固着部分が、前記マーキング粒子と相互作用する、並びに/又は、アロマート、ポリアロマート、ヘテロアロマート、カルボキシル化ポリエチレンイミンなどのポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリケトン、ポリ(アクリロ)ニトリル、ポリアクリレート、ビニルエーテルポリマー、アリールビニルポリマー、及びビニルエーテルとアリールビニルエーテルとのコポリマー、若しくはそれらの任意の組合せからなる群から選択される誘導体であり、好ましくは、カルボキシル化ポリエチレンイミンである、請求項18〜24のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記安定化部分が、ポリシロキサン、ポリヒドロキシステアリン酸、ポリリシノール酸、ポリアクリレート、ポリステアリルアクリレートなどの長い脂肪族鎖を持つポリアクリレート、ポリスチレン、ポリアリールエーテル、及びポリエチレン、又はそれらの任意の組合せからなる群から選択される誘導体であり、好ましくは、ポリヒドロキシステアリン酸である、請求項18〜25のいずれか一項に記載のトナー液。
- 前記刺激応答性分散剤が、
前記固着部分及び前記安定化部分を含むオルトニトロベンジル誘導体、
前記固着部分及び前記安定化部分を含むビス(2−ニトロフェニル)メチルホルメートの誘導体、
前記固着部分及び前記安定化部分を含む(E)−ジ(プロパン−2−イル)ジアゼンの誘導体、
構造式(I)のベンゾイン誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が前記固着部分の一部を形成し、Xが前記安定化部分を含む、ベンゾイン誘導体、
構造式(IV)を含むベンゾイン誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が前記固着部分の一部を形成するか、又は前記固着部分を含み、Xが前記安定化部分を含む、ベンゾイン誘導体、
前記固着部分及び前記安定化部分を含むヒドロキシアセトフェノン(HAP)の誘導体、
構造式(VII)を含むアルコキシアセトフェノンの誘導体であって、Xが前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記安定化部分を含み、R1、R2、及び/又はR3が前記固着部分の一部を形成する、アルコキシアセトフェノンの誘導体、
前記固着部分及び前記安定化部分を含むアルキルアミノアセトフェノン誘導体(AAAP)、
構造式(XI)を含む誘導体であって、Xが前記固着部分の一部を形成するか、又は前記固着部分を含み、R1、R2、R3、及び/又はR4が前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記安定化部分を含む、誘導体、
構造式(XVI)を含み、固定化部分及び安定化部分を含むベンジルケタール誘導体であって、R1、R2、及び/又はR3が前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記安定化部分を含み、Xが前記固着部分を含むか、又は前記固着部分の一部を形成する、ベンジルケタール誘導体、
前記固着部分及び前記安定化部分を含み、並びに/又は、TPO基が前記固着部分の一部を形成するか若しくは前記固着部分を含む、TPO誘導体((ジフェニルホスホリル)(2,4,6−トリメチルフェニル)メタノンの誘導体)、
前記固着部分及び前記安定化部分を含み、並びに/又は、TPO−L基が前記固着部分の一部を形成する、TPO−L誘導体(フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィン酸エチルエステルの誘導体)、
前記固着部分及び前記安定化部分を含み、並びに/又は、BAPO基が前記固着部分の一部を形成する、BAPO誘導体([フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノンの誘導体)、又はこれらの組合せからなる群から選択される、請求項18〜26のいずれか一項に記載のトナー液。 - 前記刺激応答性分散剤が、
構造式(XIX)を含むトランス−スチルベンの誘導体(1,1’−(E)エテン−1,2−ジイルジベンゼンの誘導体)であって、Rが前記固着部分の一部を形成するか、又は前記固着部分を含み、Xが前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記安定化部分を含む、トランス−スチルベンの誘導体、
構造式(XXII)を含むトランス−アゾベンゼンの誘導体((E)−ジフェニルジアゼン)であって、Rが前記固着部分の一部を形成するか、又は前記固着部分を含み、Xが前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記安定化部分を含む、トランス−アゾベンゼンの誘導体、
構造式(XXIV)を含むスピロピランの誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が前記固着部分の一部を形成するか、又は前記固着部分を含み、Xが前記安定化部分若しくは前記固着部分を含むか、又は前記安定化部分若しくは前記固着部分の一部を形成する、スピロピランの誘導体、
構造式(XXVI)を含むスピロオキサジンの誘導体であって、R1、R2、R3、及び/又はR4が前記固着部分若しくは前記安定化部分の一部を形成するか、又は前記固着部分若しくは前記安定化部分を含み、Xが前記安定化部分若しくは前記固着部分のそれぞれを含むか又は前記安定化部分若しくは前記固着部分のそれぞれの一部を形成する、スピロオキサジンの誘導体、
又はこれらの組合せからなる群から選択される、請求項18〜27のいずれか一項に記載のトナー液。 - 前記分解可能部分が、光開始剤の誘導体である、及び/又は、
オルト−ニトロベンジル部分、
ビス(2−ニトロフェニル)メチルホルメート部分、
(E)−ジ(プロパン−2−イル)ジアゼン部分、
2−フェニル−2−ヒドロキシ−1−フェニルエタノン部分、
2−オキソ−1,2−ジフェニルエチルホルメート部分、
ヒドロキシアセトフェノン誘導体、
アルキルアミノアセトフェノン誘導体、
構造式(XVI)の化合物を含むベンジルケタール誘導体、
TPO誘導体((ジフェニルホスホリル)(2,4,6−トリメチルフェニル)メタノン)の誘導体)、
TPO−L誘導体(フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィン酸エチルエステルの誘導体)、
BAPO誘導体(([フェニル−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノンの誘導体)、又はこれらの組合せからなる群から選択される、請求項18〜28のいずれか一項に記載のトナー液。 - 前記刺激応答性分散剤が、立体構造変化可能部分である刺激応答性部分を含み、
光互変性物質などの光異性化物質である、及び/又は、
トランス−スチルベンの誘導体(1,1’−(E)−エテン−1,2−ジイルジベンゼンの誘導体)、
トランス−アゾベンゼンの誘導体((E)−ジフェニルジアゼン)の誘導体、
スピロピランの誘導体、
スピロオキサジンの誘導体、又はこれらの組合せからなる群から選択される、請求項18〜29のいずれか一項に記載のトナー液。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載のデジタル印刷装置又は請求項11〜17のいずれか一項に記載のデジタル印刷方法における、請求項18〜30のいずれか一項に記載のトナー液の使用。
- 液体トナー、好ましくは請求項18〜30のいずれか一項に記載の液体トナーを使用した印刷に適した基材であって、前記液体トナーが、担体液と、分散剤と、画像形成粒子とを含み、前記基材が前記分散剤の分散能力を低減するように適合された化合物を含む、基材。
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