JP2016530485A - 改善された高いダイナミックレンジを有するレーザラインプローブ - Google Patents

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Abstract

物体表面の三次元座標をラインスキャナで測定する方法であって、前記ラインスキャナがプロジェクタとカメラとを含み、前記プロジェクタは、前記物体表面に第1の時間に光の第1のライン、第2の時間に光の第2のラインを投射し、前記光の第2のラインの積分されたエネルギーが前記光の第1のラインとは異なり、前記カメラが前記光の第1のライン及び前記光の第2のラインの反射をキャプチャし、プロセッサが、飽和しているか又は電気ノイズによって支配されているイメージの部分を破棄した後に、収集されたデータを処理し、物体表面の三次元座標を、少なくとも部分的に、前記処理されたデータとベースライン距離とに基づいて決定する。

Description

本発明はレーザラインプローブに関しており、より具体的には、その画像キャプチャ能力に関して改善された高いダイナミックレンジを有するレーザラインプローブに関する。
本出願は、2013年7月15日付けで出願された米国予備特許出願第61/846,363号ならびに2013年7月31日付けで出願された米国予備特許出願第61/860,353号に基づく優先権を主張しており、両出願の内容全体が参照によってここに援用される。
物体の表面の3次元的な(「3D」)物理的特徴は、様々な非接触技法及び装置を使用して測定され得る。そのような測定は、部品の検査、迅速なプロトタイプ化、実際の部品とその部品のCADモデルとの比較、リバースエンジニアリング、3Dモデル化などを含む様々な理由から実行され得る。最もよくあることは、これらの非接触装置は、物体の表面を描写するキャプチャされた生データを、結果として得られるその物体の表面の実際の測定値に処理するために、三角測距に基づく技法を利用する。
三角測距に基づく非接触装置の一つのタイプはレーザラインプローブ(「LLP」)であり、これはプロジェクタ及びカメラを含む。このプロジェクタは光源を含み、これは光を、典型的にはラインとして発する。プロジェクタはまたレンズを含み、これは、発せられた光を物体上に、比較的に明瞭な(ぼやけていない)状態で投射する。発せられた光はレーザ光、部分的にコヒーレントな光、又は非コヒーレント光であり得る。カメラは、電荷結合素子(「CCD」)又はCMOS感光アレイのようなカメラ型のイメージング装置を含む。カメラはまた、物体表面上の光のパターンをキャプチャしてそれを感光アレイ上で比較的に明瞭な(ぼやけていない)状態に変換するカメラレンズも含む。カメラは、典型的にはLLP装置内のレーザ光源に隣接して配置される。プロジェクタは仮想発射点を含み、そこからライン又はストライプ光が、一方向にはある角度内で且つ直交する方向では平坦なシート状に「広がる(fan out)」ように見える。カメラはカメラ視野中心を有し、そこを通って、物体上のパターンからの光線が感光アレイまで進んでいるように見える。仮想発射点とカメラ視野中心との間のラインセグメントはベースラインと呼ばれ、このベースラインの長さはベースライン長と呼ばれる。
いくつかの場合では、LLPは携帯装置としての形状を有する。他の場合には、モータ駆動装置に取り付けられ得るか、又は製造ラインの所定の位置に固定され得る。物体の表面にあたる光の広がりは、物体表面上に比較的明るい光のストライプを形成する。カメラは、物体上に照射されたレーザストライプの3Dシルエット又はプロファイルをキャプチャする。携帯LLPの場合、光のラインで物体の全て又はある部分をカバーするために、LLPは、投射されたラインストライプがLLPの視野内で物体の全て又は少なくとも所望の部分の上に延在するように、ユーザによって動かされる。そのようにして、LLPを物体上で動かすことによって、物体表面の何百もの断面が、生データの3Dポイントクラウドとしてキャプチャされる。いくつかの最新のLLPは、毎秒60フレーム又はストライプの3Dデータ、すなわち毎秒約45000ポイントのデータをキャプチャすることができる。信号処理電子回路(例えばコンピュータ又はプロセッサ)が設けられて,3D生ポイントクラウドデータを、LLP及びそのレーザストライプならびに三角測距測定プロセスによって得られた寸法測定値を含む、結果として得られた物体の3Dイメージに処理する。
イメージング装置上の反射されたラインのイメージは、通常は、イメージング装置と物体表面との間の距離が変わるにつれて変化する。ベースラインの距離、ベースラインに対するプロジェクタ及びカメラの方向、及び光のイメージングされたパターンの感光アレイ上での座標が分かれば、既知の三角測距法を使用して、物体の表面上の点の3D座標を測定し得る。すなわち、LLPを動かすにつれて、イメージング装置は各々の投射されたラインストライプを見る。感光アレイ上の直線ラインパターンからのずれが、物体表面上の高さの変動に変換され得て、これによって物体表面が規定される。言い換えると、上述されたこの方法は、LLPの視野内の物体の形状及び位置をデジタル化する。このようにして、測定された物体は、同じ物体のCAD設計モデルに対してチェックされて、両者の間の相違を判定し得る。
携帯型の多関節アーム座標測定器(「AACMM」)は、物体表面の3D座標を決定するために物体に接触するように構成された触覚プローブを含み得る。AACMMは、部品の製造又は製作(例えば加工)における様々な段階で部品の寸法を迅速且つ正確に確認する必要がある部品の製造又は製作において、幅広く使用されている、携帯型AACMMは、既知の静止又は固定型でコストが高く且つ測定機能の使用が非常に難しく、特に比較的複雑な部品の寸法測定を実行するために必要とする時間に関して、広範な改善を示している。典型的には、携帯型AACMMのユーザは「ハードな」接触タッチ測定プローブ(例えばボール)を測定対象の部品又は物体の表面に沿ってガイドする。測定データがそれから記録されて、ユーザに提供される。いくつかの場合には、データは、例えばコンピュータスクリーン上の3D形式のような視覚的な形式で、ユーザに提供される。他の場合には、データは、例えば孔の直径の測定時に「直径=1.0034」というテキストがコンピュータスクリーン上に表示されるような数字形式で、ユーザに提供される。
先行技術における携帯型AACMMの一例は、共通に譲渡された特許文献1に開示されており、これは参照によって全体的にここに援用される。特許文献1は、マニュアル操作されるAACMMからなる3D測定システムを開示しており、これは、一端に支持ベースを、他端に「ハードな」測定プローブを有する。参照によって全体的にここに援用される共通に譲渡された特許文献2は、同様のAACMMを開示している。特許文献2ではAACMMは数多くの特徴を有し、それはプローブ端における付加的な回転軸を含み、これによってアームに2−2−2又は2−2−3軸の構造が与えられる(後者の場合には7軸アーム)。
レーザラインプローブをAACMMのプローブ端に取り付けることが、一般的に既知で且つ受け入れられた慣習である。その結果は、完全に一体化された携帯型の接触式/非接触式測定装置である。すなわち、LLPが取り付けられたAACMMは、AACMMの「ハードな」プローブの使用を通した物体の接触測定、及びLLPのレーザ及びイメージング装置の使用を通した物体の非接触測定の両方を提供する。より具体的には、AACMM及びLLPの組み合わせは、ユーザが、複雑で且つ有機的な形状をレーザスキャニングを介して素早く検査又はリバースエンジニアリングし、且つ、角柱状要素を接触法が提供する比較的高い精度でキャプチャすることを可能にする。
そのようにAACMM及びLLPが組み合わせられると、LLPは、3Dキャプチャされたポイントクラウドデータの処理のいくらか又は全てを、AACMM内の又はそれと関連付けられた(例えばそれから離れて位置された)信号処理電子回路(例えばコンピュータ又はプロセッサ)を使用して実行し得る。しかし、LLPは、必要な信号処理を実行するために、LLP内に又はLLPと関連付けられて(例えばスタンドアローンのコンピュータ)配置されたそれ自身の信号処理電子回路を有し得る。この場合、LLPは、物体を表すキャプチャされたデータを見るために、ディスプレー装置に接続される必要があり得る。また、この場合には、LLPは、AACMM又は同様の装置に接続される必要なしに、スタンドアローンの装置として動作し得る。
米国特許第5,402,582号明細書 米国特許第5,611,147号明細書
任意のレーザラインプローブの一つの重要な特徴は、LLP内のイメージング装置のダイナミックレンジである。単純には、イメージング装置のダイナミックレンジは、その一端はイメージング装置が正確にキャプチャすることができる比較的明るい物体表面の部分の量によって規定され、他端はイメージング装置が正確にキャプチャすることができる比較的暗い物体表面の部分の量によって規定された範囲である。別の言い方をすると、イメージング装置のダイナミックレンジは、最小の検出可能入力信号に対する最大の非飽和入力信号の比である。ダイナミックレンジは、本質的には、物体又はより大きなシーンのハイライト及び暗い影の両方を適切にイメージングするイメージングセンサの能力を示す指標である。イメージングされることが望まれる典型的な実世界の物体又はシーンは、ちょうどのタイミングで任意の点で物体を照射する周囲光に、部分的には依存して、物体表面(単数又は複数)に渡った広い範囲の明るさ値(又はコントラストの変動)を有し得る。例えば、物体又はシーンが100デシベル又はそれ以上の明るさの変化を有することは、よくあることである。
表面の3D座標の最適な決定のためにLLPに要求されるダイナミックレンジは、物体表面における最も反射しない部分に対する最も反射的な部分からの反射光パワーの比に等しい。ダイナミックレンジは、線形比で、又はより一般的には、デシベル(dB)単位の対数比で記述され得る。特定の測定に対して要求されるダイナミックレンジは、部分的には、物体表面の材質、色、及び表面仕上げに依存し、部分的には、表面の点からプロジェクタ及びカメラまでの距離に依存し、且つ部分的には、投射及び反射光の入射角及び反射角に、それぞれ依存する。
イメージセンサのダイナミックレンジは、画素によって受領される最小の光エネルギーに対する最大の光エネルギーの比である。有効な読みを与えるためには、画素によって受領されるダイナミックレンジは、その画素の線形範囲内であるべきであり、これは、エネルギーは飽和するほど大きくあってはならず、またノイズ制限されるほど小さくあってはならないということである。最適なレベルで実行するために、イメージング装置のダイナミックレンジは、特定の測定に要求されるダイナミックレンジに等しいか、又はそれ以上であるべきである。商業的に最も入手可能なイメージング装置、例えばCCD又はCMOSイメージャは、100デシベルよりも少ないダイナミックレンジを有する。
比較的低いダイナミックレンジを有するLLP(例えばCCDカメラ又はCMOS感光アレイ)は、ある領域では暗すぎ且つ/又は他の領域では明るすぎることがある再生イメージをもたらす。これより、そのようなLLPで3D座標を正確に決定することは、不可能ではないにしても困難であり得る。
結果として、イメージング装置のダイナミックレンジを拡張又は増加するために、多くの装置及び技法が、従来技術に存在する。しかし、これらの技法及び装置は、イメージング装置のダイナミックレンジの増加量が、いくらか足りない傾向にある。
現存するレーザラインプローブは、それらの所期の目的のためには適切であるが、必要とされているものは、改善された(すなわち増加した)高いダイナミックレンジを持つイメージング装置を有するレーザラインプローブである。
本発明の一つの実施形態によれば、物体の表面の三次元座標を測定する方法が与えられる。この方法は、プロセッサとプロジェクタとカメラとを含むラインスキャナを設けるステップであって、前記ラインスキャナは第1の参照フレームを有し、前記プロジェクタは光源とプロジェクタレンズとを含み、前記プロジェクタは光のラインを、前記光のラインの伝搬方向に垂直な平面に投射されると実質的に直線に発するように構成されており、前記プロジェクタはプロジェクタ視野中心を有し、前記カメラは感光アレイとカメラレンズとを含み、前記カメラはカメラ視野中心を有し、前記カメラレンズは前記感光アレイ上に前記表面の一部のイメージを形成するように構成され、前記感光アレイは画素のアレイを含み、前記画素のアレイはM行N列を有し、M及びNは整数であり、前記画素のアレイにおける前記画素の各々は、前記画素の各々によってキャプチャされた光エネルギーをデジタル値に対応する電気的な値に変換するように構成されており、前記プロセッサは前記デジタル値を受領するように構成されており、前記ラインスキャナはベースラインを有し、前記ベースラインは前記プロジェクタ視野中心と前記カメラ視野中心との間の直線セグメントであり、前記プロジェクタは前記ベースラインに対するプロジェクタ方向を有しており、前記カメラは前記ベースラインに対するカメラ方向を有しており、前記プロセッサは前記光源を制御し且つ前記デジタル値を受領するように構成されている、ステップと、第1の時間に光の第1のラインを生成するステップで、前記光の第1のラインが第1の光パワーを有する、ステップと、前記光の第1のラインを前記表面上に投射するステップと、前記光の第1のラインを前記表面からの第1の反射光として反射するステップと、前記第1の反射光を前記カメラレンズで受領するステップと、前記カメラレンズで第1の積分時間に渡って前記感光アレイ上に前記第1の反射光の第1のイメージを形成し、且つ応答として前記画素の各々に対する第1の光エネルギーを生成するステップであって、前記画素の各々に対する前記第1の光エネルギーが少なくとも部分的に第1の積分エネルギーに依存し、前記第1の積分エネルギーが第1の積分時間に渡る前記第1の光エネルギーの積分に等しい、ステップと、前記画素の各々に対して第1のデジタル値を前記プロセッサに送って、第1のデジタル値の第1のM×Nアレイを得るステップと、第2の時間に光の第2のラインを生成するステップで、前記光の第2のラインが第2の光パワーを有する、ステップと、前記光の第2のラインを前記表面上に投射するステップと、前記光の第2のラインを前記表面からの第2の反射光として反射するステップと、前記第2の反射光を前記カメラレンズで受領するステップと、前記カメラレンズで第2の積分時間に渡って前記感光アレイ上に前記第2の反射光の第2のイメージを形成し、且つ応答として前記画素の各々に対する第2の光エネルギーを生成するステップであって、前記画素の各々に対する前記第2の光エネルギーが少なくとも部分的に第2の積分エネルギーに依存し、前記第2の積分エネルギーが第2の積分時間に渡る前記第2の光エネルギーの積分に等しく、前記前記第2の積分エネルギーが前記第1の積分エネルギーとは異なる、ステップと、前記画素の各々に対して第2のデジタル値を前記プロセッサに送って、第2のデジタル値の第2のM×Nアレイを得るステップと、前記プロセッサで、前記第1のデジタル値の第1のM×NアレイのM行の各々に対して、第1の最大デジタル値及び第1の中央値を決定するステップであって、その行の前記最大デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の中の最大に等しく、前記中心デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の少なくとも一つに少なくとも依存する、ステップと、前記プロセッサで、前記第2のデジタル値の第2のM×NアレイのM行の各々に対して、第2の最大デジタル値及び第2の中央値を決定するステップであって、その行の前記最大デジタル値がその行のN個の第2のデジタル値の中の最大に等しく、前記中心デジタル値がその行のN個の第2のデジタル値の少なくとも一つに少なくとも依存する、ステップと、前記プロセッサで、第1の条件又は第2の条件が満たされる前記M行の各々に対する複合中央値を決定するステップであって、前記第1の条件は前記第1の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、前記第2の条件は前記第2の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、前記複合中央値は少なくとも部分的に前記第1の中心値及び前記前記第2の中心値に依存する、ステップと、前記プロセッサで、複合中央値を有する前記M行の各々に対して、前記表面上の点の3次元座標を計算するステップであって、前記三次元座標は前記第1の参照フレームで計算され、前記三次元座標は少なくとも部分的に前記複合中央値と前記ベースラインの長さと前記カメラ方向とに依存する、ステップと、複合中央値を有する前記M行の各々に対して、前記三次元座標を記憶するステップと、を包含する。
本発明の実施形態の携帯型多関節アーム座標測定器(AACMM)の斜視図である。 本発明の実施形態の携帯型多関節アーム座標測定器(AACMM)の他の形態の斜視図である。 一緒に描かれた図2A〜2Dを含む図1のAACMMの一部を利用した電子回路のブロック図である。 図2に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 図2に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 図2に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 図2に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 一緒に描かれた図3A及び3Bを含む図2の電子データ処理システムの詳細な特徴を記述するブロック図である。 図3に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 図3に示す電子回路のブロック図の部分詳細ブロック図である。 図1のAACMMのプローブ端の等大図である。 ハンドルが結合された図4のプローブ端の側面図である。 ハンドルが取り付けられた図4のプローブ端の側面図である。 図6のプローブ端のインターフェース部の拡大部分側面図である。 図5のプローブ端のインターフェース部の他の拡大部分側面図である。 図1のハンドルの部分的な断面の等大図である。 単一のカメラが取り付けられているレーザラインプローブを有する図1のAACMMのプローブ端の等大図である。 図10のレーザラインプローブの部分的な断面の等大図である。 取り付けられた2台のカメラを組み込んでいる他のレーザラインプローブを有する図1のAACMMのプローブ端の等大図である。 レーザラインプローブ(LLP)の構成要素の模式図である。 光源及びレンズを使用して光のラインを投射する装置の模式図である。 光源、微小電子機械システム(MEMS)、及びレンズを使用して光のラインを投射する装置の模式図である。 ある実施形態に従って感光アレイ上で観察された反射光のパターンを描いた図である。 ある実施形態に従って感光アレイ上で観察された反射光のパターンを描いた図である。 ある実施形態に従って感光アレイ上で観察された反射光のパターンを描いた図である。 ある実施形態に従って感光アレイ上で観察された反射光のパターンを描いた図である。 ある実施形態に従って感光アレイのある行の中心値を決定する方法を描いた図である。 第1のイメージに対して得られたデータアレイを描く図である。 第2のイメージに対して得られたデータアレイを描く図である。 複合中心値を含むデータアレイを描く図である。 ある実施形態に従った実施形態に従って表面の3次元座標を得る方法を描いた図である。 ある実施形態に従ってラインレーザ1930を配置するために使用された6DOFレーザトラッカの斜視図である。 ある実施形態に従ってラインレーザを配置するために使用されたカメラバーの斜視図である。
図面を参照して例示的な実施形態が示されるが、これらは、開示の全体的な範囲に関する限定として解釈されるべきではない。構成要素は、いくつかの図面で同様の番号が付けられている。
図1A及び図1Bは、斜視図として、本発明の様々な実施形態に従った多関節アーム座標測定器(「AACMM」)100を描く。多関節アームは、座標測定器の一つのタイプである。図1A及び1Bに示されるように、例示的なAACMM100は6軸又は7軸の多関節測定装置から構成され得て、これはプローブ端401を有し、これは、一端でAACMM100のアーム部104に結合された測定プローブハウジング102を含む。アーム部分104は第1のアームセグメント106を備えており、これは、第1のグループのベアリングカートリッジ110(例えば2つのベアリングカートリッジ)によって第2のアームセグメント108に結合されている。第2のグループのベアリングカートリッジ112(例えば2つのベアリングカートリッジ)が、第2のアームセグメント108を測定プローブハウジング102に結合している。第3のグループのベアリングカートリッジ114(例えば3つのベアリングカートリッジ)が、第1のアームセグメント106を、AACMM100のアーム部104の他端に位置するベース116に結合している。各グループのベアリングカートリッジ110、112、114は、多関節運動の複数の軸を提供する。また、プローブ端401は測定プローブハウジング102を含み得て、これは、AACMM100の7番目の軸部分のシャフトを備える(例えば、AACMM100の7番目の軸における測定装置、例えばプローブ118の動きを決定するエンコーダシステムを含むカートリッジ)。この実施形態では、プローブ端401は、測定プローブハウジング102の中心を通って延在する軸の周囲を回転し得る。AACMM100の使用時には、ベース116は、典型的には作業表面に取り付けられる。
各ベアリングカートリッジグループ110、112、114内の各ベアリングカートリッジは、典型的にはエンコーダシステム(例えば光学的角度エンコーダシステム)を含む。エンコーダシステム(すなわちトランスデューサ)は、それぞれのアームセグメント106、108及び対応するベアリングカートリッジグループ110、112、114の位置の指標を提供し、これらは一緒になって、ベース116に対するプローブ118の位置(及びこれより、ある参照フレーム、例えばローカル又はグローバル参照フレームでAACMM100によって測定された物体の位置)の指標を提供する。アームセグメント106、108は、例えばカーボン複合材料のような(これに限定されるものではない)適切に硬い材料から構成され得る。6軸又は7軸の多関節運動(すなわち自由度)を有する携帯型AACMM100は、操作者がプローブ118をベース116の周囲の360度の範囲内の所望の位置に配置することを可能にしながら、操作者によって容易に動かされ得るアーム部104を提供するという利点を提供する。しかし、2つのアームセグメント106、108を有するアーム部104の描写は例示目的であり、特許請求される発明がそれに限定されないことが、理解されるべきである。AACMM100は、ベアリングカートリッジによって一緒に結合された任意の数(及びこれより、6又は7軸よりも多いか又は少ない多関節運動又は自由度)のアームセグメントを有し得る。
プローブ118は、ベアリングカートリッジグループ112に接続された測定プローブハウジング102に取り外し可能に搭載されている。ハンドル126は測定プローブハウジング102に対して、例えば簡単接続インターフェースによって、除去可能である。以下で図10及びそれ以降を参照してより詳細に論じられるように、ハンドル126は、レーザラインプローブ(「LLP」)のような他の装置で置き換え又は交換され得る。この他の装置は、レーザ光のラインを物体に発し、且つ物体の表面の上のレーザ光をLLPの一部であるイメージング装置(例えばカメラ)によってキャプチャ又はイメージングし、それによって3次元物体の寸法の非接触測定値を提供する。この交換可能という特徴及びLLPの使用は、操作者が同じAACMM100で接触式及び非接触式の両方の測定を行うことを可能にするという利点を有する。しかし、LLPが、以下により詳細に記述されるようにスタンドアローンの装置であり得ることに留意されたい。すなわち、LLPは、AACMM100又は同様の装置へのあらゆるタイプの接続無しに、それ自身で完全に機能性を有し且つ動作可能であり得る。
例示的な実施形態では、プローブハウジング102は除去可能プローブ118を収容しており、これは接触式測定装置であって、測定対象の物体に物理的に接触する異なる先端118を有し得る。これは、触覚的な湾曲且つ延在したタイプのプローブを含むが、これに限定されるものではない。他の実施形態では、測定は例えば、LLPのような非接触装置によって実行される。ある実施形態では、ハンドル126は、簡単接続インターフェースを使用してLLPに交換される。他のタイプの測定装置で除去可能ハンドル126を置き換えて、付加的な機能性を提供し得る。そのような測定装置の例は、例えば、一つ又はそれ以上の照射光、温度センサ、熱スキャナ、バーコードスキャナ、プロジェクタ、塗料噴霧器、カメラなどを含むが、これらに限定されるものではない。
図1A及び1Bに示されるように、AACMM100は除去可能ハンドル126を含み、これは、測定プローブハウジング102をベアリングカートリッジグループ112から取り外すこと無く、アクセサリ又は機能を変えることを可能にするという効果を提供する。以下に図2Dを参照してより詳細に論じられるように、除去可能ハンドル126はまた、電力及びデータがハンドル126及びプローブ端401に位置する対応した電子回路とともに交換されることを可能にするという効果も提供し得る。
様々な実施形態において、ベアリングカートリッジの各グループ110、112、114は、AACMM100のアーム部104を複数の回転軸の周囲で動かすことを可能にする。言及されたように、各ベアリングカートリッジグループ110、112、114は、例えば光学式角度エンコーダのような対応するエンコーダシステムを含み、それらは各々が、例えばアームセグメント106、108の対応する回転軸と同軸に配置されている。光学式エンコーダシステムは、以下により詳細に論じられるように、例えば対応する軸の周囲におけるアームセグメント106、108の各一つの回転(スゥイベル)又は並進(ヒンジ)運動を検出し、信号をAACMM100内の電子データ処理システムに送信する。各々の個々の生エンコーダカウントは、電子データ処理システムに別個に信号として送られて、そこでさらに測定データに処理される。共通に譲渡された特許文献1に開示されているように、AACMM100それ自身からは別個の位置計算機(例えばシリアルボックス)は必要とされない。
ベース116は、取り付け装置又は搭載装置120を含み得る。搭載装置120は、AACMM100を、例えば検査テーブル、マシニングセンタ、壁又は床のような所望の位置に除去可能に搭載することを可能にする。ある実施形態では、ベース116はハンドル部122を含み、これは、AACMM100が動かされるときに操作者がベース116を保持するための便利な位置を提供する。ある実施形態では、ベース116はさらに可動カバー部124を含み、これは、ディスプレースクリーンのようなユーザインターフェースが現れるように下に折り畳まれる。
ある実施形態に従って、携帯型AACMM100のベース116は電子データ処理システムを有する電子回路を含むか又は収納しており、これは、2つの主要な構成要素を含む。それらは、AACMM100内部の様々なエンコーダシステムからのデータ、並びに三次元(「3D」)位置計算をサポートするための他のアームパラメータを表すデータを処理するベース処理システムと、外部コンピュータへの接続の必要無しにAACMM100内部で実行されるべき比較的完全な計測機能を可能にするオンボード処理システム、タッチスクリーンディスプレー、及び常駐アプリケーションソフトウエアを含むユーザインターフェース処理システムである。
ベース116内の電子データ処理システムは、エンコーダシステム、センサ、及びベース116から離れて位置するその他の周辺ハードウエア(例えば、AACMM100上の除去可能ハンドル126の場所に搭載されることができるレーザラインプローブ)と、通信し得る。これらの周辺ハードウエア装置又は特徴をサポートする電子回路は、携帯型AACMM100内部におかれたベアリングカートリッジグループ110、112、114の各々に位置され得る。
図2は、ある実施形態に従ってAACMM100で利用される電子回路のブロック図である。図2Aに示される実施形態は、電子データ処理システム210を含み、これは、ベース処理システムを具現化するベースプロセッサボード204、ユーザインターフェースボード202、パワーを提供するためのベースパワーボード206、ブルートュースモジュール232、及びベース傾きボード208を含む。ユーザインターフェースボード202は、アプリケーションソフトウエアを実行してユーザインターフェースを実行するためのコンピュータプロセッサ、ディスプレー、及びここに記述されるその他の機能を含む。
図2A及び図2Bに示されるように、電子データ処理システム210は、一つ又はそれ以上のアームバス218を介して、前述した複数のエンコーダシステムを通信している。図2B及び図2Cに示される実施形態では、各エンコーダシステムはエンコーダデータを生成し、エンコーダアームバスインターフェース214、エンコーダデジタル信号プロセッサ(DSP)216、エンコーダリードヘッドインターフェース234、及び温度センサ212を含む。歪センサのような他の装置が、アームバス218に取り付けられ得る。
図2Dにはまた、プローブ端電子回路230が示されており、これは、アームバス218と通信している。プローブ端電子回路230は、プローブ端DSP228、温度センサ212、ある実施形態では簡単接続インターフェースを介してハンドル126又はレーザラインプローブ(「LLP」)242を接続するハンドル/装置インターフェースバス240、及びプローブインターフェース226を含む。簡単接続インターフェースは、LLP242及びその他のアクセサリによって使用されるデータバス、制御線、及びパワーバスへのハンドル126によるアクセスを可能にする。ある実施形態では、プローブ端電子回路230は、AACMM100上の測定プローブハウジング102に配置される。ある実施形態では、ハンドル126が簡単接続インターフェースから除去され得て、測定は、インターフェースバス240を介してAACMM100のプローブ端電子回路230と通信するLLP242によって実行され得る。ある実施形態では、電子データ処理システム210がAACMM100のベース116に配置され、プローブ端電子回路230がAACMM100の測定プローブハウジング102に配置され、且つエンコーダシステムがベアリングカートリッジグループ110、112、114に配置される。プローブインターフェース226は、1-wirw(登録商標)を実現するマキシム・インテグレーテッド・プロダクツ社からの商業的に利用可能な商品を含む任意の適切な通信プロトコルによって、プローブ端DSP228と接続し得る。
図3は、ある実施形態に従ったAACMM100の電子データ処理システム210の詳細な特徴を記述するブロック図である。ある実施形態では、電子データ処理システム210はAACMM100のベース116に位置して、ベースプロセッサボード204、ユーザインターフェースボード202、ベースパワーボード206、ブルートュースモジュール232、及びベース傾きボード208を含む。
図3Aに示される実施形態では、ベースプロセッサボード204は、そこに描かれている様々な機能ブロックを含む。例えば、ベースプロセッサ機能302は、AACMM100からの測定データの収集をサポートするために利用されて、生アームデータ(例えばエンコーダシステムデータ)をアームバス218及びバス制御モジュール機能308を介して受領する。メモリ機能304は、プログラム及び静止アーム構成データを記憶する。ベースプロセッサボード204はまた、LLP242のような任意の外部ハードウエア装置又はアクセサリと通信するための外部ハードウエアオプションポート機能310を含む。リアルタイムクロック(RTC)及びログ306、バッテリパックインターフェース(IF)316、及び診断ポート318もまた、図3Aに描かれたベースプロセッサボード204の実施形態の機能に含まれる。
ベースプロセッサボード204はまた、外部(ホストコンピュータ)及び内部(ディスプレープロセッサ202)装置との全ての有線又は無線データ通信を管理する。ベースプロセッサボード204は、イーサネット機能320を介して(例えば米国電気電子技術者協会(IEEE)1588のようなクロック同期基準を使用して)イーサネットネットワークと、LAN機能322を介して無線ローカルアリアネットワーク(WLAN)と、及びパラレル・シリアル通信(PSC)機能を介してブルートュースモジュール232と、通信する能力を有する。ベースプロセッサボード204はまた、ユニバーサルシリアルバス(USB)装置312との接続を含む。
ベースプロセッサボード204は、前述の特許文献1のシリアルボックスに開示されたような任意の前処理の必要無しに測定データへ処理するために、生測定データ(例えば、エンコーダシステムカウント、温度の読み)を送信及び収集する。ベースプロセッサ204は、処理されたデータをユーザインターフェースボード202上のディスプレープロセッサ328にRS485インターフェース(IF)326を介して送る。ある実施形態では、ベースプロセッサ204はまた、生の測定データを外部コンピュータにも送る。
ここで図3Bのユーザインターフェースボード202に着目すると、ベースプロセッサによって受領された角度及び位置データがディスプレープロセッサ328で実行しているアプリケーションによって利用されて、AACMM100内の自律計測システムを提供する。アプリケーションは、形状の測定、ガイダンス及びトレーニンググラフィックス、遠隔診断、温度補正、様々な操作特徴の制御、様々なネットワークへの接続、及び測定された物体の表示のような機能をサポートするためにディスプレープロセッサ328で実行され得るが、これらの機能に限定されるものではない。ディスプレープロセッサ328及び液晶ディスプレー(LCD)338(例えばタッチスクリーンLCD)ユーザインターフェースの他に、ユーザインターフェースボード202は、セキュアデジタル(SD)カードインターフェース330、メモリ332、USBホストインターフェース334、診断ポート336、カメラポート340、オーディオ/ビデオインターフェース342、ダイアルアップ/セルモデム344、及び全地球位置把握システム(GPS)ポート346を含むいくつかのインターフェースオプションを含む。
図3Aに示される電子データ処理システム210はまた、環境データを記録するための環境レコーダ362を有するベースパワーボード206を含む。ベースパワーボード206はまた、AC/DCコンバータ358及びバッテリ充電器制御360を使用して電子データ処理システム210にパワーを提供する。ベースパワーボード206は、集積回路内(I2C)シリアルシングル終端バス354を使用して、並びにDMAシリアル周辺インターフェース(DSPI)357を介して、ベースプロセッサボード204を通信する。ベースパワーボード206は、傾きセンサ及び無線識別(RFID)モジュール208に、ベースパワーボード206内に具現化された入力/出力(I/O)拡張機能364を介して接続されている。
別個の構成要素として示されているが、他の実施形態では、全構成要素、又は構成要素のサブセットが、図3A及び図3Bに示されたものとは異なる方法で結合された異なる位置に、及び/又は機能内に、物理的に配置され得る。例えば、ある実施形態では、ベースプロセッサボード204及びユーザインターフェースボード202は、一つの物理的ボードに結合される。
ここで図4〜9を参照して、プローブ端401の例示的な実施形態が描かれる。これは、除去可能及び交換可能装置400がAACMM100と結合することを可能にする簡単接続機械及び電気インターフェースを持つ測定プローブハウジング102を有している。例示的な実施形態では、この装置400はエンクロージャ402を含み、これは、例えばピストルのグリップにおけるように操作者の手に保持されるようなサイズ及び形状を有するハンドル部404を含む。エンクロージャ402は、キャビティ406(図9)を有する薄壁構造である。キャビティ406は、コントローラ408を受領するようなサイズ及び形状にされている。コントローラ408は、例えばマイクロプロセッサを有するデジタル回路、又はアナログ回路であり得る。ある実施形態では、コントローラ408は、電子データ処理システム210(図2及び3)と非同期双方向通信を行っている。コントローラ408と電子データ処理システム210との間の通信接続は、有線(例えばコントローラ420を介して)であっても、あるいは直接又は関節無線接続(例えばブルートュース又はIEEE802.11)であっても、あるいは有線及び無線接続の組み合わせであってもよい。例示的な実施形態では、エンクロージャ402は、例えば射出成型プラスチック材料からのように2つの半体部410、412に形成される。半体部410、412は、例えばねじ414のような締め具によって一緒に固定され得る。他の実施形態では、エンクロージャ半体部410、412は、例えば接着剤又は超音波溶接によって一緒に固定され得る。
ハンドル部404はまた、操作者によってマニュアルで起動され得るボタン又はアクチュエータ416、418を含む。アクチュエータ416、418はコントローラ408に結合され、これが信号をプローブハウジング102内部のコントローラ420に送信する。例示的な実施形態では、アクチュエータ416、418は、装置400の反対側でプローブハウジング102内部に配置されたアクチュエータ422、424の機能を実行する。装置400が、装置400、AACMM100、あるいはその逆の制御を行うためにまた使用され得る追加のスイッチ、ボタン、又は他のアクチュエータを有し得ることに留意されたい。また、装置400は、例えば発光ダイオード(LED)、音声生成器、メータ、ディスプレー、又はゲージのようなインジケータを有し得る。ある実施形態では、装置400は、測定点で音声コメントとの同期を可能にするデジタル音声記録器を含み得る。さらに他の実施形態では、装置400は、操作者が音声起動命令を電子データ処理システムに送信することを可能にするマイクロフォンを含み得る。
ある実施形態では、ハンドル部404は、操作者の両手で使用されるように、又は特定の手(例えば左利き用又は右利き用)のために使用されるように、構成され得る。ハンドル部404はまた、障害を有する操作者(例えば、複数の指を失っている操作者、又は義手を有する操作者)を容易にするように構成され得る。さらに、ハンドル部404はまた、クリアランス空間が限定されるときには取り外され得て、それ自身によって使用されるプローブハウジング102。上述のように、プローブ端401はまた、AACMM100の7番目の軸のシャフトを備え得る。この実施形態では、装置400は、AACMMの7番目の軸の周囲を回転するように構成され得る。
プローブ端401は機械電気インターフェース426を含み、これは装置400上に第1のコネクタ429(図8)を有して、これがプローブハウジング102上の第2のコネクタ428と協働する。コネクタ428、429は、装置400のプローブハウジング102への結合を可能にする電気機械形状を含み得る。ある実施形態では、インターフェース426は第1の表面430を含み、その上に機械カプラ432及び電気コネクタ434を有する。エンクロージャ402はまた、第1の表面430に隣接して且つそこからオフセットして位置する第2の表面436を含む。例示的な実施形態では、第2の表面436は、第1の表面430から約0.5インチの距離だけオフセットした平坦表面である。このオフセットが、カラー438のようなファスナを締めたり緩めたりするときに、操作者の指に対するクリアランスを提供する。インターフェース426は、装置400とプローブハウジング102との間の比較的迅速で且つ確実な電子的接続を、コネクタピンを位置合わせする必要なく、且つ別個のケーブル又はコネクタを使うことなく、提供する。
電気コネクタ434は第1の表面430から延在し、一つ又はそれ以上のコネクタピン440を含み、これが電子データ処理システム210(図2及び3)と、例えば一つ又はそれ以上のアームバス218を介してのように、非同期双方向通信で電気的に結合される。双方向通信接続は、有線(例えばアームバス218を介して)、無線(例えばブルートュース又はIEEE802.11)、又は有線及び無線接続の組み合わせであり得る。一つの実施形態では、電気コネクタ434は、コントローラ420と電気的に結合される。コントローラ420は、例えば一つ又はそれ以上のアームバス218を介してのように、電子データ処理システム210と非同期双方向通信し得る。電気コネクタ434は、プローブハウジング102上の電気コネクタ442との比較的迅速で且つ確実な電子的接続を提供する。電気コネクタ434、442は、装置400がプローブハウジング102に取り付けられると、お互いに接続する。電気コネクタ434、442は各々が金属ケース入りのコネクタハウジングを備え得て、これが、電磁気的干渉からのシールド、並びにコネクタピンの保護、及び装置400のプローブハウジング102への取り付けプロセスの間のピンの位置合わせの援助を提供する。
機械カプラ432は、装置400とプローブハウジング102との間の比較的堅固な機械的結合を提供し、AACMM100のアーム部104の端における装置400の位置が好ましくはシフト又は動かない比較的正確なアプリケーションをサポートする。任意のそのような動きは、典型的には測定結果の正確さにおける望まれない劣化を引き起こし得る。これらの所望な結果は、本発明の実施形態の簡単接続機械電気インターフェースの機械的取り付け形状部の様々な構造的特徴を使用して達成される。
ある実施形態では、機械カプラ432は、一端448(装置400の先頭エッジ又は「正面」)に位置する第1の突起444を含む。第1の突起444は、第1の突起444から延在するリップ446を形成するキー状、ノッチ状、又は傾斜状のインターフェースを含み得る。リップ446は、プローブハウジング102(図8)から延在している突起452によって規定されるスロット450に受領されるサイズを有している。第1の突起444及びスロット450は、カラー438とともにカプラ構造を形成し、リップ446がスロット450内に位置すると、スロット450は、プローブハウジング102に取り付けられたときの装置400の長手方向及び横方向の動きの両方を制約するために使用され得る。以下により詳細に論じられるように、カラー438は、スロット450内のリップ446を固定するために使用され得る。
第1の突起444の反対側に、機械カプラ432は第2の突起454を含み得る。第2の突起454は、キー状、ノッチ状、又は傾斜状のインターフェース表面456(図5)を含み得る。第2の突起454は、例えばカラー438のような、プローブハウジング102と連関したファスナと係合するように位置されている。以下により詳細に論じられるように、機械カプラ432は、電気コネクタ434に隣接して又はその周囲に設けられた表面430から突出している嵩上げ表面を含み、これがインターフェース426(図7及び8)に対するピボット点を提供する。これは、装置400とプローブハウジング102との間で、装置400が取り付けられたときの機械接触における三つの点のうちの第3の点として機能する。
プローブハウジング102は、一端に同軸に設けられたカラー438を含む。カラー438は、第1の位置(図5)及び第2の位置(図7)の間で移動可能なねじ付き部を含む。カラー438を回転することによって、カラー438は、外部ツールの必要無しに装置400を固定又は取り外すために使用され得る。カラー438の回転は、比較的粗い方形ねじ付きシリンダ474に沿ってカラー438を動かす。そのような比較的大きなサイズの方形ねじ付きで輪郭を有する表面は、最小の回転トルクで顕著なクランプ力を可能にする。シリンダ474のねじの粗いピッチは、カラー438が最小の回転で締め付け又は緩められることを可能にする。
装置400をプローブハウジング102に結合するために、リップ446はスロット450に挿入され、装置はピボットして、矢印464(図5)によって示されるように、表面458に向かって第2の突起454を回転させる。カラー438の回転は、カラー438を矢印462によって示される方向に移動又は並進させて、表面456と係合させる。角度付き表面456に対するカラー438の動きは、機械カプラ432を嵩上げ表面460に対して駆動する。これは、装置400のプローブハウジング102への堅固な据え付けに干渉することがあるインターフェースの表面におけるインターフェースのゆがみ又は異物に関する潜在的な問題を克服する援助となる。第2の突起454上のカラー438による力の印加は、機械カプラ432を前方に動かし、リップ446をプローブハウジング102上のシートに押し込む。カラー438が締め付けられ続けると、第2の突起454は、プローブハウジング102に向かって上方に押されて、ピボット点に圧力を印加する。これがシーソータイプの構成を提供し、プローブハウジング102、リップ446及び中心ピボット点に圧力を印加し、装置400のシフト又はロックを低減又は除去する。ピボット点は、プローブハウジング102上の底に対して直接的に押し付け、リップ446がプローブハウジング102の端に下向きの力を印加する。図5は、装置400及びカラー438の動きの方向を示すために矢印462、464を含む。図7は、カラー438が締め付けられるときのインターフェース426内の印加圧力の方向を示すために矢印466、468、470を含む。装置400の表面436のオフセット距離は、カラー438と表面436との間のギャップ472を提供する(図6)。このギャップ472は、カラー438が回転するときに指を挟むリスクを低減しながら、操作者がカラー438上でよりしっかりしたグリップを得ることを可能にする。ある実施形態では、プローブハウジング102は、カラー438が締め付けられたときの歪みを低減又は防ぐために十分なスティフネスを有する。
インターフェース426の実施形態は、機械カプラ432及び電気コネクタ434の適当な位置合わせを可能にし、且つまた、電子インターフェースが、カラー438のクランプ動作のために発生し得る応力を印加することを防ぐ。これは、はんだ付けされた端子を有し得る電気コネクタ434、442が搭載されたプリント板476への応力ダメージを低減又は除去するという利点を提供する。また、実施形態は、ユーザが装置400をプローブハウジング102に接続又はそこから切り離すために工具を必要としないという、既知のアプローチに対する利点を提供する。これは、操作者が装置400をマニュアルで、比較的容易にプローブハウジング102に接続し且つそこから切り離すことを可能にする。
インターフェース426との比較的多数のシールドされた電気接続が可能であることにより、比較的多数の機能が、AACMM100と装置400との間で共有され得る。例えば、AACMM100に位置するスイッチ、ボタン、又はその他のアクチュエータが装置400を制御するために、又はその逆のために、使用され得る。さらに、命令及びデータが、電子データ処理システム210から装置400に送信され得る。ある実施形態では、装置400はビデオカメラであって、記録されたイメージのデータを送信してベースプロセッサ204のメモリに記録させるか又はディスプレー328に表示させる。他の実施形態では、装置はイメージプロジェクタであって、電子データ処理システム210からデータを受領する。加えて、AACMM100又は装置400のいずれかに位置する温度センサが、他方で共有され得る。本発明の実施形態が、広範囲のアクセサリ装置400が迅速に、容易に、且つ信頼性良くAACMM100に結合されることを可能にするフレキシブルなインターフェースを提供する利点を有することに留意されたい。さらに、AACMM100と装置400との間で機能を共有する能力は、重複を排除することによって、サイズ、パワー消費、及びAACMM100の複雑さの低減を可能にし得る。
ある実施形態では、コントローラ408が、AACMM100のプローブ端401の動作又は機能性を変え得る。例えば、コントローラ408は、プローブハウジング102上のインジケータ光を変え得て、プローブハウジング102が単独で使用されているときに対して装置400が取り付けられているときに、異なる色の光、異なる強度の光を発するか、又は異なるタイミングでオン/オフし得る。ある実施形態では、装置400は測距センサ(図示せず)を含み、物体までの距離を測定する。この実施形態では、コントローラ408は、物体がプローブ先端118からどれくらい離れているかを操作者に示す指標を提供するために、プローブハウジング102上のインジケータ光を変え得る。他の実施形態では、コントローラ408は、インジケータ光の色を、LLP242によって獲得されたイメージの質に基づいて変え得る。これは、コントローラ420の要件を単純化するという利点を提供し、アクセサリ装置の追加を通してアップグレードされた又は増加した機能性を可能にする。
図10〜11を参照すると、本発明の実施形態が、レーザラインプローブ(LLP)500に対するカメラ、信号処理、制御、及びインジケータインターフェースに関する利点を提供する。LLP500は、図1〜9に関して上記で参照されたLLP242と同じであり得る。LLP500は、物体の非接触測定を、典型的には、上述されたようにAACMM100のハードプローブ118のものと同じ参照フレームにて提供する。さらに、LLP500によって提供された表面点の計算された三次元座標は、以下により詳細に説明されるように、三角測距の既知の原理に基づいている。LLP500は、ハンドル部504を有するエンクロージャ502を含み得る。LLP500はさらに、一端において、上述したようにLLP500をプローブハウジング102に機械的且つ電気的に結合するインターフェース426を含む。このインターフェース426は、LLP500を、追加の工具を必要とすること無しに、AACMM100に迅速且つ容易に結合させ且つそこから取り外すことを可能にする。
インターフェース426に隣接して、エンクロージャ502は、プロジェクタ508及びカメラ510を含む部分506を有する。例示的な実施形態では、プロジェクタ508は光源を使用して、物体表面上に投射される直線を生成する。光源は、例えばレーザ、スーポールミネッセントダイオード(SLD)、白熱光、発光ダイオード(LED)であり得る。投射された光は可視でも不可視でもよいが、いくつかの場合には可視光がより便利であり得る。カメラ510はレンズ及びイメージングセンサを含む。イメージングセンサは感光アレイであって、これは例えば、電荷結合素子(CCD)2次元(「2D」)アレイセンサ、又は相補型金属−酸化物−半導体(CMOS)2Dセンサであり得るか、あるいは、いくつかの他のタイプの装置であり得る。各イメージングセンサは、複数の光センシングピクチャ要素(「画素」)の2Dアレイ(すなわち、行、列)を備え得る。各画素は、典型的には少なくとも一つの光検出器を含み、これが光を画素のウェル内に蓄えられた電荷に変換し、電圧値として読みだされる。電圧値は、アナログ−デジタル変換器(ADC)によってデジタル値に変換される。CMOSセンサチップに関して典型的には、ADCはセンサチップ内に含まれている。CCDセンサチップに関して典型的には、ADCは、回路基板の上のセンサチップ外に含まれている。
例示的な実施形態では、プロジェクタ508及びカメラ510は、反射光が感光アレイによってイメージングされることができるように方向付けられている。ある実施形態では、LLP500はプローブ先端118からオフセットされていて、LLP500がプローブ先端118からの干渉無しに動作されることを可能にする。言い換えると、LLP500は、所定の位置にあるプローブ先端118で操作され得る。さらに、ハンドル部504への力がプローブ先端118に対するLLP500の位置合わせに影響しないように、LLP500はプローブ先端118に対して実質的に固定されることに留意されたい。ある実施形態では、LLP500は追加のアクチュエータ(図示せず)を有し得て、これが、操作者が、LLP500及びプローブ先端118からのデータの獲得の間で切り替えることを可能にする。
プロジェクタ508及びカメラ510は、エンクロージャ502内に設けられたコントローラ512に電気的に結合される。コントローラ512は、一つ又はそれ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、メモリ、及び他のタイプの信号コンディショニング及び/又は記憶回路を含み得る。LLP500によって生成された大きなデータ容量のために、コントローラ512は、ハンドル部504の内部に形成され得る。コントローラ512は、電気コネクタ434を介してアームバス218に電気的に結合される。LLP500はさらにアクチュエータ514、516を含み、これらは、操作者によってマニュアルで起動され得て、LLP500によってキャプチャされた方向及びデータを初期化する。
図12は、光プロジェクタ508及び2つのカメラ510を含むLLP520の実施形態を示す。カメラ510は、プロジェクタ508によって表面上に投射されたラインを別個にイメージングする。2つのカメラ510によって提供されるイメージの重複は、測定の精度を改善し得て、且つカメラ510の一つでは見ることができない物体表面の領域を見る方法を提供する。
図13は、プロジェクタ4520及びカメラ4540を含むLLP4500の要素を示す。プロジェクタ4520は、光のソースパターン4521及びプロジェクタレンズ4522を含む。光のソースパターンは、ラインの形態の照射パターンを含む。プロジェクタレンズは、プロジェクタ視野中心と、そのプロジェクタ視野中心を通るプロジェクタ光軸とを含む。図13の例では、光ビームの中心光線4524がプロジェクタ光軸に位置合わせされている。カメラ4540はカメラレンズ4542及び感光アレイ4541を含む。レンズはカメラ光軸4543を有し、これはカメラレンズ視野中心4544を通る。例示的なシステム4500では、光ビーム4524及びカメラレンズ光軸4544に位置合わせされたプロジェクタ光軸が、光のソースパターン4521によって投射された光のライン4523に直交している。言い換えると、ライン4523は、図13の紙面に垂直な方向にある。ラインは物体表面に当たるが、プロジェクタから第1の距離にあるのが物体表面4510Aであり、プロジェクタから第2の距離にあるのが物体表面4510Bである。図13の紙面の平面の上方又は下方の異なる高さでは、物体表面はプロジェクタから異なる高さにあり得ることを理解されたい。光のラインは点4526で表面4510A(紙面の平面にある)と交差し、点4527で表面4510B(紙面の平面にある)と交差している。交差点4526の場合、光線は点4526からカメラレンズ視野中心4544を通って進み、イメージ点4546で感光アレイ4541と交差する。交差点4527の場合、光線は点4527からカメラレンズ視野中心を通って進み、イメージ点4547で感光アレイ4541と交差する。カメラレンズ光軸4544の位置に対する交差点の位置を記すことで、プロジェクタ(及びカメラ)から物体表面までの距離が、三角測距の原理を使用して決定されることができる。プロジェクタから光のライン4526上の他の点、すなわち図13の紙面の平面にない光のライン上の点までの距離は、同様に見出され得る。
ある実施形態では、感光アレイ4541は、アレイの行又は列のいずれかを、反射されたレーザストライプの方向に配置するように位置合わせされる。この場合、アレイの一方向に沿った光スポットの位置が、図13のスポット4546及び4547の位置の差によって示されるように、物体までの距離を決定するために必要とされる情報を提供する。アレイの直交方向における光スポットの位置は、レーザラインの長さに沿って光の平面が物体と交差する場所を決定するために必要とされる情報を提供する。
この明細書では、列及び行という用語は、感光アレイに沿った第1の方向、及び第1の方向に直交する第2の方向を単純に指すことを理解されたい。そのため、ここで使用される行及び列という用語は、感光アレイ4541の製造者によって提供される文書に従った行及び列を必ずしも指してはいない。以下の議論では、行は、感光アレイの表面において紙面の平面にあるとする。列は、感光アレイの表面において行に直交しているとする。しかし、他の配置が可能である。
図10〜12のプロジェクタ508は、様々な様式で構成され得る。図14A、14Bに示される2つのプロジェクタの実施形態が、ここでは論じられる。これらの実施形態は、図10〜12に示されたプロジェクタ508を提供する。図14Aに示されたラインプロジェクタ1400の第1の実施形態では、例えばレーザダイオード又はスーポールミネッセントダイオードであり得るラインソース1405が、シリンドリカルレンズ1410に光を投射する。側方から見ることができるように、シリンドリカルレンズは、少なくともエッジで湾曲している。正面から見ることができるように、シリンドリカルレンズは方形の輪郭を有している。光源1405がレンズ1410に対して、光をレンズの側方から見た方向にコリメートするように配置される。レンズの正面からは、光は光源1405から初期発射角Aで広がり続ける。結果として得られるプロジェクタ1400から出てくる光のパターンは、ある方向には比較的狭く且つ平坦であり、他の方向では比較的より広く、図14に示されるように角度Aで発散している光である。
図14Bに示されたラインプロジェクタ1450の第2の実施形態では、光源1455は光を微小機械電気システム(MEMS)ミラー装置1460に投射する。このタイプの既知の装置の例は、テキサス・インスツルメンツ社によって様々なモデルとして製造されるデジタル光プロジェクタ(DLP)である。MEMSミラー装置は、半導体チップに製造された小さいミラー要素及びアクチュエータの集合体を含み、ミラー要素は電気的に駆動されることができる。ミラー要素を指定された方向に揃えることによって、ミラー要素は、光を所望の方向に投射するか又は光を抑制するように調整され得る。ミラーはまた、比較的高い振動レートで動かされ得て、光の一部を投射することができ、それによって、所与の方向に投射される光パワーを変える。このようにして、レーザ光のラインのような所望のパターンが投射され得る。MEMSミラー装置からの光はレンズ1470を通過し、これが光のライン1465をテスト中の物体上にイメージングさせる。
プロジェクタ1400、1450の各々は視野中心を有する。プロジェクタ1400の視野中心は点1415であり、プロジェクタ1450の視野中心は点1475である。各々の場合に、視野中心は、補正(補償としても知られる)の後に光線がそこから現れて、照射される表面まで進む点である。シリンドリカルレンズ1410の場合には、第1次には、光は光源1415の中心から現れる。シリンドリカルレンズ1410を通る光の屈折を考慮するためにいくらかの補正が必要とされるが、この影響は小さい。MEMS装置1460及び球面レンズ1470の場合、視野中心は、収差補正の後に光線がそこから現れて、照射される表面まで進む点である。
実際には、しばしばドットプレートを使用した補正手続きが、レンズ1470のようなレンズシステムに対する補正パラメータを決定するために使用される。補正パラメータは、レンズ収差、レンズ焦点距離、及びアレイ上でのセンタリング、ベースライン長ならびに及びベースラインに対するカメラ及びプロジェクタの傾きに関する情報を提供する。補正パラメータの目的の一つは、レンズシステムが視野中心1475を有する単純なモデルを使用することを可能にすることである。同様の補正手続きが、図14Aのシリンドリカルレンズ1410に対しても使用され得る。図14A及び14Bのシステムにおける相違は、図14Aのシステムが、その目的として、光のライン1465の物体の表面上へのイメージングを有することである。対照的に、シリンドリカルレンズ1400は、その目的として、第1の方向への光のコリメーション、及び直交する方向では発散するビームの連続した投射を有する。しかし、レンズ1410又はレンズ1470のいずれにおいても重要なことは、光が単一の視野中心から現れるとみなされ得ることである。
図13の点4547は、点4546よりも視野中心4544から遠いので、理想的な焦点合わせを達成するための視野中心から点4547までの距離は、視野中心から点4546までの距離よりも小さい。ラインスキャナからの距離の範囲に渡って物体4510上へ投射される光の焦点合わせを改善するために、感光アレイは、ちょうど論じられたような効果を達成すように傾けられ得る。これは、点4547を、点4546よりも視野中心に近付けるように動かすことになる。このように感光アレイを傾けることは、シャインプルーフの原理に従ってカメラを配置する一例である。この原理は当該技術ではよく知られているので、さらには論じない。
図15A〜Dは、図13のアレイ4541のような感光アレイ1505上でみられるイメージを表す。図15Aにおいて、感光アレイによって見られるパターン1507は、各カメラ画素における照射率(単位面積当たりの光パワー)がストライプに沿った位置に関わらず実質的に一定である場合に対して、特定の物体表面に対して観察される。この場合、反射されたストライプパターン1507の中心に近い画素は、ほぼ同量の電子で満たされた画素ウェルを有する。これらの電子がADCによってデジタル信号に変換されると、そのデジタル信号のレベルは、これらの画素の各々について、ほぼ同じである。
同様の形状を有するが異なる反射パターンを有する他の例では、図15Bのパターン1527に対して描かれているように、感光アレイによって受領されるストライプの形状は同じであるが、ウェル内の画素の数は実質的に変わる。この場合、領域1525A、1525C、1525E、及び1525Gは比較的多量の光を反射し、これが画素を飽和させる。極端な場合には、多量の電子がウェルから溢れ出して、ブルーミングとして知られる効果をもたらす。より一般的な場合には、飽和とは、ウェルに所与の光レベルに応じて電子が比例して生成されない状態を指す。対照的に、領域1525B、1525D、及び1525Fはほとんど光を反射しないので、ウェル内の電子は、入射光からというよりもむしろ電気的ノイズから、考慮すべき程度まで発生する。この低光領域でもまた、電気的な反応は入射光レベルに比例しない。図15Bのセンサによって得られたイメージに対しては、線形性を欠いているために、物体表面までの距離が正しく決定されない。
この問題を回避するために、ある実施形態に従った方法がここでは記述される。光のラインが異なる光パワーレベルで複数回投射され、感光アレイの線形領域内の画素が、それから選択される。このようにして、比較的大量の光を反射している物体の部分及び比較的少量の光を反射している部分に対して、有効なデータが得られる。図15の例では、光は、図15Cの第1のステップでは比較的低いパワーレベルで投射され、図15の第2ステップでは比較的高いパワーレベルで投射される。図15Cの第1のステップでは、領域1525A、1525C、1525E、及び1525Gにおける光は感光アレイの線形領域内であり、それによって有効な結果を作り出す。領域1525B、1525D、及び1525Fにおける光は、線形応答を生成するためには光パワーが低すぎる。その代わりに、これらの領域における画素の電気信号は、電気ノイズによって支配される。図15Dの第2のステップでは、領域1525B、1525D、及び1525Fにおける光は感光アレイの線形領域内であり、それによって有効な結果を作り出す。領域1525A、1525C、1525E、及び1525Gにおける光は光パワーが強すぎて、飽和をもたらす。これにより、これらの領域の画素に対して得られた値は信用できない。領域1525A、1525C、1525E、及び1525Gから得られたデジタル値と領域1525B、1525D、及び1525Fから得られたデジタル値とを組み合わせることによって、有効な結果がアレイ全体に渡って得られ得る。
いくつかの場合には、表面上の全ての点までの距離を正確に決定するために、2つより多くの光パワーレベルが必要とされ得る。任意の数のレベルが使用され得る。例えば、ひ3つのレベルの光パワーが使用されたら、それらは、低、中、及び高レベルの光パワーと呼ばれ得る。
物体表面のある部分から反射された光のレベルは、光(その物質の平坦なサンプルに投射された)の所与の波長に対する物質の反射率に依存する。所与のタイプの物質の反射率は、物質のテクスチャに依存し得る。例えば、その物質が非常に滑らかであると、一般的に推定されるように、光を拡散的に散乱させる表面よりも、むしろミラーとして作用し得る。反射率はまた、物体上に投射される光の入射角及びカメラへ反射する光の反射角にも依存する。非常に傾斜が急な表面は、比較的少量の光を反射する。
測定が最初に開始されるとき、物体表面の全体的な反射率が分かっていないことがあって、選択される初期の光パワーが低すぎたり高すぎたりすることがある。光パワーの引き続く照射のために選択される初期の光パワーは、感光アレイの観察された反応に従って、調整され得る。
上記の議論は、画素ウェル内の電子の数を変えるために光パワーが調整されることを仮定している。しかし、光パワーの代わりに露光時間(積分時間)を調整することも、等しく可能である。光パワー及び積分時間の組み合わせ効果を含む一つの方法は、積分されたエネルギーの使用によるものである。光のラインの積分されたエネルギーのことを、特定の積分時間(秒単位)における光のラインの光パワー(例えばワット単位)の積分とすることができ、そのラインに対する積分されたエネルギー(例えばジュール単位)が得られる。光のラインの光パワー又は画素の積分時間のいずれが変わっても(物体表面に対するラインスキャナの特定の位置関係に関して)、画素ウェルは反応して、より多く又はより少なく満たされる。
我々はまた、アレイ内の画素の各々に対する光エネルギーを論じることもできる。画素に対する光エネルギーは、その画素の積分時間に渡ってその画素に入射した光パワーの積分に等しい。光のラインの積分されたエネルギーが変わったら、画素の各々の光エネルギーは、線形範囲内で動作している画素については比例した量だけ変わる。例えば、図15Cに関して、光のラインの積分されたエネルギーが図15Dに対してよりも少ないと、図15C〜Dの画素(線形領域内にある)は、積分されたエネルギーに比例して反応する。
上記で説明されたように、スキャナから表面点までの距離を決定するために三角測距が実行される。これは、投射されたライン4523(図13)上の点を感光アレイ上の対応する点にマッチングすることによって行われる。この一致を行うために、ストライプ長に沿った各位置におけるレーザストライプの中心値を決定する必要がある。例えば、図16に示されるように、アレイの行1610の一つがデジタル値1620のパターンを生成する。値1〜Pが、ADCから得られた値である。例えば、10ビットADCに対して、Pの値は210=1024である。図15の照射に対応して、アレイ1610はN列を有するとする。デジタル値の中心は、異なる方法によって決定され得る。例えば、単純な方法は、最大のデジタル値を有する画素の列番号を選択することである。この値は、図16の例では60に等しく、マーカー1632によって示される。他の方法はデジタル値の重心を取るものであり、これは、この場合には59.7966であって、マーカー1636によって示されている。第3の方法は、デジタル値をexp(-(x-x0)2/w2)という公式を有する曲線であるガウス曲線に当てはめるものであり、ここで、expは指数関数、xは列の位置、x0は中心値、wはガウス曲線の幅である。この場合、中心値は、マーカー1634によって示されるように59.8697に等しくなる。多くの他の方法が、中心値を決定するために可能である。
ある実施形態では、2つまたはそれ以上のイメージ、例えば図15C及び15Dのイメージが感光アレイでキャプチャされて、ADCによってデジタル値に変換される。デジタル値は処理されて、他の方法でも可能であり得る物体表面のより大きな部分に渡った正確な3D座標を提供する。図17に描かれた実施形態では、複数のイメージが処理されて、要約データが得られる。図17Aのイメージ1及び図17Bのイメージ2に対して、最大値がイメージの各行について見出される。図17A、17Bの行は、各々1〜Mの範囲である。これらの行の各々は、(図15及び16に示されるように)N列を含み、これらの列内のデジタル値の最大が各行に対して選択される。行の各々に対する最大値が、図17Aのアレイ1710のセル及び図17Bのセル1730に入れられる。最大値が、応答が飽和しているか又は電気ノイズによって支配されているというよりもほぼ線形であるとみなされる値の好適な範囲内に最大値がある1710、1730の行に対して、図16に関して説明された方法又は任意の他の方法に従って、セルの中心値の計算が行われる。この計算された値は、アレイ1715、1735のセルに置かれる。ある行の最大値が好適な範囲内に無い場合には、計算は実行されず、1715、1735の対応するセルは何らかの方法で、例えばセルをブランクのままにしておくか、あるいはセルに負の値を入力することによって、特定される。
セル1715、1735の値は、図17Cの複合アレイの行に対する複合値を決定するために使用される。所与の行に対してセル1715、1735の両方に値が入っていれば、これらの値が様々な方法で組み合され得て、図17Cの対応するセルに対する単一の複合値を得る。例えば、2つの値のうちで最大のものが選択され得る。他の例としては、2つの値が、1710、1730の対応するセルの最大値に関する特定の方法に従った重み付けスケールに従って、重み付けされ得る。セル1715、1735の一方のみに値が入っていれば、そのときには、その値が対応する複合値になる。セル1715、1735のどちらにも値が入っていなければ、そのときには、図17Cの1770のセルはブランクのまま残されるか、負の値を入れられるか、又は何らかの他の方法でマークされ得る。
図17に与えられた例は、2つのイメージ(イメージ1及びイメージ2)の場合であるが、イメージ2に続く楕円で示されるように、より多くのイメージが、図17Cの複合アレイを決定するために含まれ得る。
ラインスキャナから物体表面上の点までの距離は、複合アレイの値から見出され得る。図13に見られ得るように、スキャナから表面までの距離の変化は、照射された表面点が感光アレイ1541上でイメージングされている列の位置のシフトに対応する。さらに、感光アレイ1541上での各々の行の位置は、ラインが表面を照射している位置における光のライン4523の特定の位置に対応する。光線はカメラ視野中心4544を通過するので、ラインスキャナから物体までの距離が増えるにつれて、行の位置は、感光アレイ4541の行の中心に近付く傾向にある。感光アレイ4541上のストライプの行及び列の両方を観察することによって、照射された点の3D座標が、スキャナの参照フレーム内で(すなわちスキャナ座標系内で)決定される。
3D座標の決定は、三角測距の計算に基づく。この計算を実行するためには、カメラ視野中心とプロジェクタ視野中心との間の距離であるベースライン距離を知る必要がある。また、カメラ及びプロジェクタの相対方向も知る必要がある。三角測距を実行する方法は当該分野ではよく知られており、ここではさらには論じない。
いくつかの場合には、診断手順が、セル内の特定の値が無効であることを示し得る。例えば、行内の光の一般的な分布が、さらなる検討を必要とする反射光パターン内の異常を示し得る。測定された物体の観察された形状に基づく光の反射パターンの分析は、テストされている物体の一つの点に、光がプロジェクタからだけではなく物体自身からの二次反射からも到達しているという複数経路の干渉を示し得る。診断手続きが、ある点が有効ではない(あるいは有効ではないかもしれない)ことを示す場合については、図17Cのアレイ1770における対応するセルから複合中心値を除去するために、付加的なステップが行われ得る。
図18は、ある実施形態に従ったラインスキャナを使用して物体表面の3D座標を測定する方法1800のステップを述べている。ステップ1805は、プロセッサとプロジェクタとカメラとを含むラインスキャナを設けるステップであり、ラインスキャニングは第1の参照フレームを有し、プロジェクタは光源とプロジェクタレンズとを含み、プロジェクタは光のラインを、その光のラインの伝搬方向に垂直な平面に投射されると実質的に直線に発するように構成されており、プロジェクタはプロジェクタ視野中心を有し、カメラは感光アレイとカメラレンズとを含み、カメラはカメラ視野中心を有し、カメラレンズは感光アレイ上に表面の一部のイメージを形成するように構成され、感光アレイは画素のアレイを含み、画素のアレイはM行N列を有し、M及びNは整数であって、画素のアレイにおける画素の各々は、画素の各々によってキャプチャされた光エネルギーをデジタル値に対応する電気的な値に変換するように構成されており、プロセッサはデジタル値を受領するように構成されており、ラインスキャナはベースラインを有し、そのベースラインはプロジェクタ視野中心とカメラ視野中心との間の直線セグメントであり、プロジェクタはベースラインに対するプロジェクタ方向を有しており、カメラはベースラインに対するカメラ方向を有しており、プロセッサは光源を制御し且つデジタル値を受領するように構成されている。この準備ステップの局面は、図10〜17及び上記の文章に関連して、論じられてきた。
ステップ1810は、第1の時間に光の第1のラインを生成するステップであり、光の第1のラインが第1の光パワーを有する。ステップ1815は、光の第1のラインを表面上に投射し、且つ光の第1のラインを表面からの第1の反射光として反射するステップである。ステップ1820は、第1の反射光をカメラレンズで受領するステップである。ステップ1825は、カメラレンズで第2の積分時間に渡って感光アレイ上に第2の反射光の第2のイメージを形成し、且つ応答として画素の各々に対する第2の光エネルギーを生成するステップであって、画素の各々に対する第2の光エネルギーが少なくとも部分的に第2の積分エネルギーに依存し、第2の積分エネルギーが第2の積分時間に渡る第2の光エネルギーの積分に等しく、第2の積分エネルギーが第1の積分エネルギーとは異なる。ステップ1830は、画素の各々に対して第1のデジタル値をプロセッサに送って、第1のデジタル値の第1のM×Nアレイを得るステップである。ステップ1835〜1855は、「第1」という語が「第2」という語で置き換えられている点を除いて、ステップ1810〜1830と同じである。
ステップ1860は、プロセッサで、第1のデジタル値の第1のM×NアレイのM行の各々に対して、第1の最大デジタル値及び第1の中央値を決定するステップであって、その行の最大デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の中の最大に等しく、中心デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の少なくとも一つに少なくとも依存する。ステップ1865は、「第1」という語が「第2」という語で置き換えられている点を除いて、ステップ1860と同じである。
ステップ1870は、プロセッサで、第1の条件又は第2の条件が満たされるM行の各々に対する複合中央値を決定するステップであって、第1の条件は第1の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、第2の条件は第2の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、複合中央値は少なくとも部分的に第1の中心値及び第2の中心値に依存する。ステップ1875は、プロセッサで、複合中央値を有するM行の各々に対して、表面上の点の3次元座標を計算するステップであって、三次元座標は第1の参照フレームで計算され、三次元座標は少なくとも部分的に複合中央値とベースラインの長さとカメラ方向とに依存し、且つ、複合中央値を有するM行の各々に対して、三次元座標を記憶するステップである。ステップ1805〜1875の全ては、上記に含まれる図面及びテキストによって、さらに説明される。
物体表面のある範囲に渡る点を決定するために、スキャナは、表面に渡って動かされ得る。スキャナが図10におけるように多関節アームCMMに取り付けられると、そのときにはアームは、スキャナ測定が行われるたびに、ラインスキャナの位置及び方向に関する情報を提供し得る。当該技術においてよく知られた方法を使用して行列計算を実行することによって、物体表面の3D座標が、スキャナ参照フレームから多関節アームCMMの参照フレームに変換され得る。同様の変換が、あらゆる任意の参照フレームにおけるスキャンされた表面の座標を得るために使用され得る。
ラインスキャナは、図19に示されるように、6自由度(6DOF)レーザトラッカとともに使用され得る。ラインスキャナ1930は、プロジェクタ1935及びカメラ1940を含む。レーザトラッカ1910からのラインは、ラインスキャナ1930に取り付けられた逆反射器に送られる。図19の斜視図において、逆反射器はラインスキャナ1930の背後にあり、視野からは隠されている。通常のレーザトラッカは3つの位置の自由度、例えば、旧座標系における一つの距離と2つの角度を測定する。6DOFレーザトラッカは、加えて、ラインスキャナの3つの方向角を測定し、それによって、スキャナによって測定された物体表面の3D座標をトラッカの参照フレームに変換することを可能にする。6DOFを測定できるレーザトラッカは当該分野ではよく知られており、ここではさらには論じない。全体システムは、オプションとして、アクセサリ電源/プロセッサボックス1950及び外部コンピュータ1960を含み得る。
ラインスキャナは、図20のシステム2000に示されるように、既知の距離だけ離れた2つ又はそれ以上のカメラとともに使用され得る。カメラバー2010は固いバーを含み、そこにカメラ2020及び2024が取り付けられて、ラインスキャナ装置2040上の照射点2044のステレオビューを提供する。オプションのカメラ2022が、色情報を提供するか又は付加的なカメラ測定値を提供して3D測定の精度を改善するために使用され得る。プロセッサ2050は、カメラによって提供されたデジタルイメージデータを処理して表面2060の3D座標を決定するために使用され得る。このラインスキャナは、光のライン2066を物体に投射するプロジェクタ2052と、カメラ内の感光アレイ上の光のラインをイメージングするカメラ2054とを含む。
上記で教示された本発明に従ったラインスキャナは製造ラインの定点に含まれ得て、スキャナの下方を、検査対象の部品がコンベヤベルト上を動かされる。
ラインスキャナは、コード接続無しで、検査対象の物体表面の上を手で動かされ得る。この場合、複数の連続したイメージの登録は、様々な方法で得られ得る。複数のイメージを登録するために、自然の特徴が使用され得る。物体上の又は物体から離れた登録ステップは、照射光(例えばLED)によってか、あるいは光がフラッシュされた反射スポットによってのいずれかで、提供され得る。加速度メータ、ジャイロスコープ、マグネトメータ、GPSユニット、及び高度計がさらに、スキャナの位置及び方向のモニタリングの援助のために使用され得る。
本発明が例示的な実施形態を参照して記述されてきたが、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変更が行われ得て且つ等価物がその要素を置き換え得ることが、当業者には理解されるであろう。加えて、本発明の教示に対して、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を適合するために多くの改変がなされ得る。したがって、本発明は、本発明を実行するために企図されたベストモードとして開示された実施形態に限定されるものではなく、むしろ本発明は、添付の請求項の範囲内に含まれるすべての実施形態を含むと解釈されるべきである。さらに、第1、第2、などの語句の使用は順序又は重要さを示すものではなく、第1、第2、などの語句はある要素を他のものから区別するために使用されている。さらに、一つの(a、anなど)の語句は量の限定を示すものではなく、言及された物が少なくとも一つ存在することを示している。

Claims (18)

  1. 物体の表面の三次元座標を測定する方法であって、
    プロセッサとプロジェクタとカメラとを含むラインスキャナを設けるステップであって、前記ラインスキャニングは第1の参照フレームを有し、前記プロジェクタは光源とプロジェクタレンズとを含み、前記光源は光のラインを、前記光のラインの伝搬方向に垂直な平面に投射されると実質的に直線に発するように構成されており、前記プロジェクタはプロジェクタ視野中心を有し、前記カメラは感光アレイとカメラレンズとを含み、前記カメラはカメラ視野中心を有し、前記カメラレンズは前記感光アレイ上に前記表面の一部のイメージを形成するように構成され、前記感光アレイは画素のアレイを含み、前記画素のアレイはM行N列を有し、M及びNは整数であり、前記画素のアレイにおける前記画素の各々は、前記画素の各々によってキャプチャされた光エネルギーをデジタル値に対応する電気的な値に変換するように構成されており、前記プロセッサは前記デジタル値を受領するように構成されており、前記ラインスキャナはベースラインを有し、前記ベースラインは前記プロジェクタ視野中心と前記カメラ視野中心との間の直線セグメントであり、前記プロジェクタは前記ベースラインに対するプロジェクタ方向を有しており、前記カメラは前記ベースラインに対するカメラ方向を有しており、前記プロセッサは前記光源を制御し且つ前記デジタル値を受領するように構成されている、ステップと、
    第1の時間に光の第1のラインを生成するステップで、前記光の第1のラインが第1の光パワーを有する、ステップと、
    前記光の第1のラインを前記表面上に投射するステップと、
    前記光の第1のラインを前記表面からの第1の反射光として反射するステップと、
    前記第1の反射光を前記カメラレンズで受領するステップと、
    前記カメラレンズで第1の積分時間に渡って前記感光アレイ上に前記第1の反射光の第1のイメージを形成し、且つ応答として前記画素の各々に対する第1の光エネルギーを生成するステップであって、前記画素の各々に対する前記第1の光エネルギーが少なくとも部分的に第1の積分エネルギーに依存し、前記第1の積分エネルギーが第1の積分時間に渡る前記第1の光エネルギーの積分に等しい、ステップと、
    前記画素の各々に対して第1のデジタル値を前記プロセッサに送って、第1のデジタル値の第1のM×Nアレイを得るステップと、
    第2の時間に光の第2のラインを生成するステップで、前記光の第2のラインが第2の光パワーを有する、ステップと、
    前記光の第2のラインを前記表面上に投射するステップと、
    前記光の第2のラインを前記表面からの第2の反射光として反射するステップと、
    前記第2の反射光を前記カメラレンズで受領するステップと、
    前記カメラレンズで第2の積分時間に渡って前記感光アレイ上に前記第2の反射光の第2のイメージを形成し、且つ応答として前記画素の各々に対する第2の光エネルギーを生成するステップであって、前記画素の各々に対する前記第2の光エネルギーが少なくとも部分的に第2の積分エネルギーに依存し、前記第2の積分エネルギーが第2の積分時間に渡る前記第2の光エネルギーの積分に等しく、前記第2の積分エネルギーが前記第1の積分エネルギーとは異なる、ステップと、
    前記画素の各々に対して第2のデジタル値を前記プロセッサに送って、第2のデジタル値の第2のM×Nアレイを得るステップと、
    前記プロセッサで、前記第1のデジタル値の第1のM×NアレイのM行の各々に対して、第1の最大デジタル値及び第1の中央値を決定するステップであって、その行の前記最大デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の中の最大に等しく、前記中心デジタル値がその行のN個の第1のデジタル値の少なくとも一つに少なくとも依存する、ステップと、
    前記プロセッサで、前記第2のデジタル値の第2のM×NアレイのM行の各々に対して、第2の最大デジタル値及び第2の中央値を決定するステップであって、その行の前記最大デジタル値がその行のN個の第2のデジタル値の中の最大に等しく、前記中心デジタル値がその行のN個の第2のデジタル値の少なくとも一つに少なくとも依存する、ステップと、
    前記プロセッサで、第1の条件又は第2の条件が満たされる前記M行の各々に対する複合中央値を決定するステップであって、前記第1の条件は前記第1の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、前記第2の条件は前記第2の最大デジタル値が飽和レベルより小さく且つノイズレベルを超えることであり、前記複合中央値は少なくとも部分的に前記第1の中心値及び前記第2の中心値に依存する、ステップと、
    前記プロセッサで、複合中央値を有する前記M行の各々に対して、前記表面上の点の3次元座標を計算するステップであって、前記三次元座標は前記第1の参照フレームで計算され、前記三次元座標は少なくとも部分的に前記複合中央値と前記ベースラインの長さと前記カメラ方向とに依存する、ステップと、
    複合中央値を有する前記M行の各々に対して、前記三次元座標を記憶するステップと、
    を包含する、方法。
  2. 前記第1の時間に光の第1のラインを生成するステップと前記第2の時間に光の第2のラインを生成するステップにおいて、前記第1の光パワーが前記第2の光パワーとは異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記カメラレンズで第1のイメージを形成するステップと前記カメラレンズで第2のイメージを形成するステップにおいて、前記第1の積分時間が前記第2の積分時間とは異なる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記光の第1のラインを生成するステップと前記カメラレンズで第1のイメージを形成するステップにおいて、前記第1の光パワーが前記第1の積分時間に渡って一定である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記光の第2のラインを生成するステップと前記カメラレンズで第2のイメージを形成するステップにおいて、前記第2の光パワー及び前記第2の積分時間の少なくとも一つが前記M個の最大デジタル値に少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ラインスキャナを設けるステップにおいて、前記光源がレーザダイオード又はスーポールミネッセントダイオードであり、前記プロジェクタレンズがシリンドリカルレンズ又はパウエルレンズである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ラインスキャナを設けるステップにおいて、前記プロジェクタがさらに微小電子機械システム(MEMS)要素を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記光のラインが前記ベースラインに実質的に直交している、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の参照フレームにおける前記三次元座標の各々に対して、第2の参照フレームにおける三次元座標を計算するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ラインスキャナを多関節アームCMMの一端に取り付けるステップをさらに含み、前記多関節アームCMMが前記第2の参照フレームにあって、前記多関節アームCMMが前記第2の参照フレームにおける前記ラインスキャナの位置及び方向を決定する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ラインスキャナの位置及び方向をレーザトラッカで測定するステップをさらに含み、前記レーザトラッカが前記第2の参照フレームにある、請求項9に記載の方法。
  12. 前記ラインスキャナの位置及び方向を2つのカメラで測定するステップをさらに含み、前記2つのカメラが異なる距離を有しており、前記2つのカメラが前記第2の参照フレームにある、請求項9に記載の方法。
  13. 前記プロセッサで前記M行N列のアレイのM行の各々に対して第1の最大デジタル値及び第1の中央値を決定するステップにおいて、前記第1の中央値がさらに、少なくとも部分的に、その行の前記第1の中央値の重心に基づいている、請求項1に記載の方法。
  14. 前記重心が画素以下の解像度で計算される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記プロセッサで前記M行N列のアレイのM行の各々に対して第1の最大デジタル値及び第1の中央値を決定するステップにおいて、前記第1の中央値がさらに、少なくとも部分的に、曲線あてはめを使用して得られた値に基づいている、請求項1に記載の方法。
  16. 前記曲線あてはめがガウス形状へのあてはめである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記プロセッサで複合中心値を決定するステップにおいて、前記複合中心値が、前記第1の最大デジタル値が前記第2の最大デジタル値を越えていたら前記第1の中央値として選択され、前記第2の最大デジタル値が前記第1の最大デジタル値を越えていたら前記第2の中央値として選択される、請求項1に記載の方法。
  18. 前記プロセッサで複合中心値を決定するステップにおいて、前記複合中心値が、前記第1の中央値及び前記第2の中央値の重み付けされた値として選択され、前記重み付けが前記第1の最大デジタル値及び前記第2の最大デジタル値の相対強度に基づいている、請求項1に記載の方法。
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