JP2016529517A - レオロジー測定装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、レオロジーおよびRheo-NMRで使用されるレオロジーユニットに関する。レオロジーユニットは、ねじ接続を介して分析装置に取り付けられるように構成された駆動軸ユニットを有し、駆動軸ユニットと分析装置との間の機械的なバックラッシュを実質的に最小化または排除する。

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、レオロジーおよびRheo-NMRに使用されるレオロジー測定装置に関する。
[発明の背景]
核磁気共鳴(NMR)分光法および速度測定法は、剪断下における複雑な流体の調査に特有の手段となっている。これまでの改良により、Rheo-NMR実験を通してソフトマターについて学んだ情報は豊富になった。Rheo-NMRは、NMR法を用いたレオロジーの研究であり、主にソフトマターの研究のために使用される。Rheo-NMRは、光学的に不透明な剪断下で材料を研究する機能を提供し、スリップ、ずり減粘、剪断帯、降伏応力挙動、ネマチックディレクタ配向、および剪断誘導性中間相再編成などの行動の同定および分析を可能にしている。
現在Rheo-NMR用NMR機に使用される装置は、通常、分析装置(例えば、剪断セルまたはクエットセルなど)を取り付け可能な駆動軸を備えている。分析装置は、NMR機を用いて分析される試験下にあるサンプルを収容するためのものである。モータは、別途駆動軸に装着され、駆動軸に接続されて駆動軸をその回転軸に沿って回転させる。コントロ−ラは、モータの回転速度の設定のために使用される。
しかし、商業的に入手可能なRheo-NMRシステムには、実施できる分析の種類および分解能に大きな制限がある。既知のRheo-NMR実務において、駆動軸は、NMR磁石内に装着され、例えばクエットのような剪断セルが、機械内の駆動軸に装着される。駆動軸にクエットを取り付けるために、駆動軸およびクエットの整列した開口部を通してピンが配置される。しかし、クエットを比較的容易に駆動軸に取り付けることができるようにするため、開口部は、ピンの直径よりもかなり大きくなっている。これは、駆動軸が回転するとき、ピンがクエットと係合してクエットを回転させる前に時間遅延が生じることを意味する。この時間遅延は、機械的なバックラッシュまたは機械的なスロップと呼ばれ、駆動軸の回転の方向が変化すると正確にサンプルを分析し続けることができず、可能な実験の範囲が単一方向の一定の剪断速度の実験に制限されてしまうことを意味する。
既知のRheo-NMR機においては、振動流の下でのサンプル材料の特性の測定は不可能である。
したがって、本発明の目的は、従来技術の1つ以上の欠点を克服するのに少なくともいくらか助けになるRheo-NMR機を提供すること、または少なくとも既存のRheo-NMR機の代わりとなる有用な装置を提供することである。
[発明の概要]
第1の態様において、本発明は、駆動軸ユニットを含むレオロジーユニットを提供する。レオロジーユニットは、2部構成駆動軸と、駆動軸を収容するための2部構成駆動軸ハウジングと、駆動軸ハウジング内で駆動軸を回転させるモータと、駆動軸ハウジングに対する駆動軸の位置を感知する位置決めセンサと、駆動軸の回転速度、周波数、および/または方向を制御するための制御システムとを含む。2部構成駆動軸は、第1端部および第2端部を有する主軸と、第1端部および第2端部を有する延長軸とを含み、延長軸の第1端部は、主軸の第2端部に連結される。2部構成駆動軸ハウジングは、第1端部および第2端部を有する元ハウジングと、第1端部および第2端部を有する延長ハウジングとを備え、延長ハウジングの第1端部は、元ハウジングの第2端部に取り付けられる。延長軸が、延長ハウジング内に同心状に支持され、延長ハウジングが、ねじ接続を介して分析装置に取り付けられることで、分析装置を、駆動軸ハウジングと実質的に整列させる。
モータが、駆動軸の第1端部に接続されたサーボステッピングモータであるのが好ましい。
位置決めセンサが、光学式エンコーダであるのが好ましい。
駆動軸ユニットが、さらに、駆動軸ハウジングの一部の周囲をクランプするカラーを含み、NMR機の穴内にレオロジーユニットを装着可能な深さを制御するように構成されているのが好ましい。
駆動軸ユニットが、Rheo-NMR実験で分析されるサンプル材料を保持するための分析装置に取り付けられるのが好ましい。
分析装置が、分析装置を駆動軸ユニットに取り付けるように構成されたセル連結器を含み、セル連結器が、延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合うねじ付き第1端部を有するのが好ましい。
分析装置が、延長軸に連結されたスピンドルを備え、スピンドルと延長軸とを同時に回転させるのが好ましい。
分析装置が、円筒形クエットセル、回転外壁クエットセル、円錐プレート剪断セル、プレート−プレート剪断セルのいずれかであるのが好ましい。
第2の態様において、本発明は、本発明の第1の態様のレオロジーユニットの駆動軸に取り付けるための分析装置を提供する。分析装置は、延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合う、ねじ付き第1端部を有するセル連結器を備え、分析装置を駆動軸ユニットに取り付ける。
一形態では、分析装置は、円筒形クエットセルを含み、円筒形クエットセルは、さらに、スピンドルと、円筒形錘と、底部キャップと、外管とを含む。スピンドルは、錘を駆動軸ユニットの駆動軸に取り付けるように構成される。錘は、外管内に略同心状に配置される。外管は、セル連結器に取り付けられる第1端部と底部キャップに取り付けられる第2端部とを含む。錘と外管との間には空洞が形成され、その中にサンプル材料を保持することができる。
錘が、スピンドルに取り付けられた第1端部と、外管内に突出する第2端部とを含み、第2端部が、流体を保持可能な内部空洞を含むのが好ましい。
別の形態では、分析装置は、回転外壁クエットセルを含み、回転外壁クエットセルは、内壁と、外壁と、内壁と外壁との間にその中にサンプル材料を保持するための隙間とを含む。外壁は、分析装置がレオロジーユニットの駆動軸ユニットに取り付けられると、回転するように構成される。
回転外壁クエットセルがさらに、スピンドルと、底部キャップと、外管とを含み、内壁がセル連結器の第2端部によって形成され、外壁が外管によって形成され、スピンドルの第1端部が、駆動軸に接続されてスピンドルを回転させ、スピンドルの第2端部が、底部キャップに取り付けられ、外管の第2端部もまた、底部キャップに取り付けられて、外管を駆動軸と同時に回転させるのが好ましい。
スペ−サが、外管を内壁と同心に保つために、外管の第1端部上で使用されるのが好ましい。
回転外壁クエットセルが、さらに、整列カラーを含み、整列カラーが、セル連結器に取り付けられ、セル連結器の第2端部を外管内に同心状に位置付けるように構成されるのが好ましい。
別の形態では、分析装置は、円錐プレート剪断セルを備え、剪断セルは、さらに、連結軸とスピンドルとを含む。連結軸は、スピンドルを駆動軸ユニットの駆動軸に取り付けるように構成され、外管内にはスピンドルが同心状に配置される。外管は、第1端部および第2端部を含み、第1端部は、セル連結器に取り付けられた上部キャップに取り付けられ、第2端部は、底部キャップに取り付けられる。分析装置は、さらに、底部キャップにより支持される下部プレ−トと、スピンドルに取り付けられて駆動軸と同時に回転する円錐部と、を含む。
さらに別の形態では、分析装置は、プレート−プレート剪断セルを備え、プレート−プレート剪断セルは、さらに、連結軸とスピンドルとを含む。連結軸は、スピンドルを駆動軸ユニットの駆動軸に取り付けるように構成され、外管内にはスピンドルが同心状に配置される。外管は、第1端部および第2端部を含み、第1端部は、セル連結器に取り付けられた上部キャップに取り付けられ、第2端部は、底部キャップに取り付けられる。分析装置は、さらに、底部キャップにより支持される下部プレ−トと、スピンドルに取り付けられて駆動軸と同時に回転する上部プレートとを含む。
分析装置の外管が、透明なガラスまたはプラスチックであるのが好ましい。
本明細書における先行技術文献への言及は、このような従来技術が、広く知られている、あるいは本分野における共通の一般知識の一部を形成する、と認めるものと考えられるべきではない。
本明細書で使用される用語「駆動軸」は、単一の軸または一連の実質的に整列した軸を含み、第1端部でモータと、第2端部で分析装置と係合し、モータが駆動軸を回転させると、分析装置の少なくとも一部を回転させるものと解釈されるべきである。同様に、本明細書中で使用される用語「駆動軸ハウジング」は、単一部品ハウジングまたは一連の実質的に整列した駆動軸ハウジングを含み、ハウジングまたは一連のハウジングが、第1端部および第2端部を備え、第1端部が、モータマウントに取り付けられ、第2端部が分析装置に取り付けられるものと解釈されるべきである。
本明細書における用語「ライン連結の」は、ある部分を別の部分に接続し、部分同士にわずかにずれがある場合でも、一方の部分が回転すると、他方の部分が略同時に回転するような連結を意味すると解釈されるべきである。
本明細書で使用される場合、単語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、および類似の単語は、排他的または網羅的な意味で解釈されるべきでない。換言すれば、それらの単語は、「〜を含むが、〜に限定されない」ことを意味するように意図されている。
本発明の好ましい形態を、添付の図面に関連して以下に説明する。
本発明の一形態に係るレオロジーユニットの分解図である。 図2aは、本発明の一形態に係る駆動軸ユニットの斜視図であり、図2bは、図2aの駆動軸の側面図であり、図2cは、図2bの線A−Aに沿った駆動軸の断面側面図である。 図2aの駆動軸の分解図である。 図4aは、図2aの駆動軸ユニットのモータマウントの斜視図であり、図4bは図4aのモータマウントの側面図であり、図4cは、図4bの線A−Aに沿ったモータマウントの断面側面図である。 図5aは、図2aの駆動軸ユニット用ハウジングカラーの斜視図であり、図5bは、図5aのハウジングカラーの側面図であり、図5cは、図5aのハウジングカラーの別の側面図である。 図2aの駆動軸ユニットの駆動軸の斜視図である。 図7aは、図2aの駆動軸ユニットの駆動軸ハウジングの斜視図であり、図7bは、図7aの駆動軸ハウジングの側面図であり、図7cは、図7bの線A−Aに沿った駆動軸ハウジングの断面側面図である。 図8aは、図2aの駆動軸ユニットの延長ハウジングの斜視図であり、図8bは、図8aの延長ハウジングの側面図であり、図8cは、図8bの線A−Aに沿った延長ハウジングの断面側面図である。 図2aの駆動軸ユニットの延長軸の側面図である。 本発明による円筒形クエットセルの形状の分析装置の分解図である。 図11aは、図10の分析装置の斜視図であり、図11bは、図11aのクエットセルの側面図であり、図11cは、図11bの線A−Aに沿ったクエットセルの断面側面図である。 図12aは、駆動軸ユニットに結合するセル連結器クエットセルの斜視図であり、図12bは、図11aのセル連結器の側面図であり、図12cは、図12bの線A−Aに沿ったセル連結器の断面側面図である。 図13aは、図10のクエットセル用スピンドルの斜視図であり、図13bは、図13aのスピンドルの側面図であり、図13cは、図13aのスピンドルの別の側面図である。 図14aは、図10のクエットセル用錘の斜視図であり、図14bは、図14aの錘の側面図であり、図14cは、図14bの線A−Aに沿った錘の断面側面図である。 図15aは、図10のクエットセル用底部キャップの斜視図であり、図15bは、図15aの底部キャップの側面図であり、図15cは、図15bの線A−Aに沿った底部キャップの断面側面図であり、図15dは、図15aの底部キャップの別の側面図であり、図15eは、図15dの線B−Bに沿った底部キャップの断面側面図であり、図15fは、図15aのスピンドルの上面図である。 図10のクエットセル用外管の斜視図である。 本発明に係る回転外壁円筒形クエットセルの分解図である。 図18aは、図17の組み立てられた回転外壁クエットセルの斜視図であり、図18bは、図18aのクエットセルの側面図であり、図18cは、図18bの線A−Aに沿ったクエットセルの断面側面図である。 図19aは、図17のクエットセル用セル連結器の斜視図であり、図19bは、図19aのセル連結器の側面図であり、図19cは、図19bの線A−Aに沿ったセル連結器の断面側面図である。 図20aは、図17のクエットセルに対する整列カラーの斜視図であり、図20bは、図20aの整列カラーの側面図であり、図20cは、図20bの線A−Aに沿った整列カラーの断面側面図である。 図21aは、図17のクエットセル用スピンドルおよび底部キャップの組み合わせの斜視図であり、図21bは、図21aのスピンドルおよび底部キャップの側面図である。 図17のクエットセル用外管の斜視図である。 本発明によるプレート−プレート分析装置の分解図である。 図24aは、図23のプレート−プレート分析装置の斜視図であり、図24bは、図24aのプレート−プレート分析装置の側面図であり、図24cは、図24bの線A−Aに沿ったプレート−プレート分析装置の断面側面図である。 図25aは、図22のプレート−プレート分析装置のセル連結器の斜視図であり、図25bは、図25aのプレート−プレート分析装置の側面図であり、図25cは、図25bのプレート−プレート分析装置の断面側面図であり、図25dは、図25aのプレート−プレート分析装置の別の側面図である。 図26aは、図22のプレート−プレート分析用の連結軸の斜視図であり、図26bは、図26Aの連結軸の側面図である。 図27aは、図23のプレート−プレート分析装置用のスピンドルの斜視図であり、図27bは、図27aのスピンドルの側面図である。 図28aは、図23のプレート−プレート分析用の上部キャップの斜視図であり、図28bは、図28aの上部キャップの側面図であり、図28cは、図28bの線A−Aに沿った断面側面図であり、図28dは、図28aの上部キャップの別の側面図である。 図29aは、図23のプレート−プレート分析装置の上部プレートの斜視図であり、図29bは、図29aの上部プレートの側面図であり、図29cは、図29bの線A−Aに沿った断面側面図である。 図30aは、図23のプレート−プレート分析装置用外管の斜視図であり、図30bは、図30aの外管の側面図である。 図31aは、図23のプレート−プレート分析装置の底部キャップの斜視図であり、図31bは、図31aの底部キャップの側面図であり、図31cは、図31bの線A−Aに沿った底部キャップの断面側面図である。 図32aは、図23のプレート−プレート分析装置の下部プレートの斜視図であり、図32bは、図32aの下部プレートの側面図である。
[詳細な説明]
本発明は、高磁場(約250MHz以上)の超伝導NMR磁石を用いたNMR機内でレオロジーサンプルを測定するためのレオロジーユニットに関する。図1に示すように、レオロジーユニット1は、駆動軸ユニット2と、駆動軸ユニットに取り付けられた剪断セルなどの分析装置3とを備える。
駆動軸および分析装置は、共にNMR機の外部に取り付けられてレオロジーユニットを形成することができるように構成されるのが好ましい。その後、レオロジーユニットは、NMR機内に配置され、分析装置内に保持されたサンプルを分析する。
レオロジーユニットは、分析装置が、駆動軸と分析装置との間の機械的なバックラッシュを少なくとも最小化または実質的に排除するように、駆動軸ユニットに取り付けられることができるように構成されている。
図1、2a〜2c、3に示すように、駆動軸ユニットは駆動軸110を含み、駆動軸110は、連結器を介して駆動軸の第1端部に接続された出力軸を有するモータ120によって駆動される。モータは、モータの出力軸の回転速度、周波数および/または方向を制御する制御システム121に接続されるのが好ましい。これにより、モータは、駆動軸を、様々な回転速度および周波数で駆動軸の長手軸に沿って時計回りおよび反時計回りに(所望のように)回転させることができる。その反対側の第2端部で、駆動軸は、分析装置に取り付けられる。
モータは、サーボモータ、ステッピングモータ、サーボステッピングモータ、またはその他の任意の適切なモータであってもよい。一形態では、モータは、両軸型ステッピングモータであり、駆動軸に取り付けられた第1の軸と、駆動軸ハウジングに対する駆動軸の向きを読み取る高解像度の光学式エンコーダなどの、位置決めセンサ122に取り付けられた第2の軸とを有する。位置決めセンサ、または光学式エンコーダは、この情報をモータ制御システム121に通信する。必要に応じて、制御システムは、モータ速度、周波数、および/または駆動軸の回転方向を調整することができる。位置決めセンサと、モータと、制御システムとが、駆動軸の回転速度、周波数、方向の迅速かつ正確な調整を可能にする閉フィードバックル−プを提供し、制御システムに予めプログラムされた動作基準を満たす。これにより、確実に、駆動軸を、実験のパラメータに合わせて設定された時間間隔で駆動軸ハウジングに対して正しい位置にあるようにすることができる。
ステッピングモータを使用する場合、微細な回転制御も提供される。例えば、テストでは、高解像度の光学式エンコーダからのフィードバックを使用して、ステッピングモータが、駆動軸を0.05oステップで回転させるようにプログラムすることができることが示されている。
一形態では、モータ120は、駆動軸ハウジングに取り付けられたモータマウント130に取り付けられ、駆動軸ハウジング内には、駆動軸が配置される。一形態では、図4a〜4cに示すように、モータマウント130は、円筒形の本体131を含み、本体131は、第1端部にフランジカラー132を備える。フランジカラー132は、モータ120が装着される第1の面132aを含む。一実施形態では、モータマウントの反対側の第2端部は円筒形ブロック133を含み、円筒形ブロック133は、モータマウント本体131から突出し、好ましくは一対のねじ穴135を含む。中央に位置する穴134は、モータマウントを貫通して延在する。
モータマウントの第2端部は、図7a〜7cに示すように、略円筒形の駆動軸ハウジング150に取り付けられるように構成される。駆動軸ハウジング150は、モータマウントの中央穴134と略同心状に整列した中央穴を有している。一形態では、円筒形ブロック133は、駆動軸ハウジングの穴の第1端部152内に収まり、モータマウントの開口部135が、駆動軸ハウジングの第1端部に形成される開口部155と整列するように配置される。整列した開口部135、155を介して、ねじが配置され、駆動軸ハウジングをモータマウントに連結する。しかしながら、駆動軸ハウジングおよびモータマウントを共に、任意の適切な配置で取り付けてもよい。例えば、別の形態では、駆動軸ハウジングをモータマウントにねじ止めすることができるように、駆動軸ハウジングの第1端部をねじ切り、モータマウントの円筒形ブロックに設けられたねじ領域と噛み合うように構成してもよい。
レオロジーユニットは、図5a〜5cに示すように、略リング状の本体を有するハウジングカラー140を含んでもよい。ハウジングカラー140は、スリット開口部145と、スリット145の両側に実質的に対向する一対のねじ付き開口部142および143と有する。ハウジングカラー140は、中央の穴141を有し、その内部には、駆動軸ハウジング150が位置する。ハウジングカラーは、駆動軸ハウジングを実質的に囲むように構成され、所望の位置に到達するまで、駆動軸ハウジングを上下にスライドすることができる。スリット145により、ハウジングカラーを圧縮することができる。これにより、カラーが所望の位置にあるときに、スリットが閉じて駆動軸ハウジングの周囲の一部をカラーがクランプする。カラーは、開口部142および143のねじ切られた内部と係合するねじ等でクランプ位置に保持されて、カラーを閉じた状態に保つ。その代わりに、カラーは、他の任意の適切な手段によってクランプ位置に保持されてもよい。
カラーは、駆動軸ハウジングの周囲で外方に突出するリップを形成し、NMR機の磁石の穴の中への駆動軸の挿入深さを設定するために使用される。したがって、駆動軸ハウジングの長さに沿ってカラーの位置を調整することで、レオロジーユニットをNMR機内に配置する深さを調整することができる。ハウジングカラーはまた、凹部144を含み、凹部144は、典型的なNMR機の穴内に配置された1つ以上の突起と係合するように構成されてNMR機内の定位置にレオロジーユニットを保持する。
上述のように、駆動軸ユニットもまた、駆動軸ハウジングを含む。駆動軸は、駆動軸ハウジング内に略同心状に配置される。
一形態では、図6および9に示すように、駆動軸は、主軸110および延長軸170の2つの部分を含む。2部構成駆動軸は、元ハウジング150および延長ハウジング160の2つの部分を含む駆動軸ハウジング内に配置される。
図6および9を参照すると、元ハウジング150は、対向する第1および第2端部152、153を有する略円筒形の本体と、ハウジングの長さに沿って延びる中央穴151とを含む。主軸110は、元ハウジングの穴内に略同心状に配置されるため、図2cに最もよく示されるように、主軸の第1端部111は、元ハウジングの第1端部152の近くに配置され、主軸の第2端部112は、元ハウジング153の第2端部の近くに配置される。
主軸の第1端部は、図1に示すように、元ハウジング150の第1端部を越えて、モータマウント130の中央の穴の中に延び、連結器10を介してモータの出力軸123に接続する。モータの出力軸123は、他の方向からモータマウントの中央穴134の中に延びる。駆動軸とモータ軸とは、インライン連結器を使用して連結されるのが好ましいが、他の任意の適切な連結を使用して、駆動軸が、モータまたはモータハウジングの表面をこすることなく、回転できるようにすることもできる。
元ハウジング150の第2端部は、延長ハウジング160に取り付けられ、その一形態が、図8a〜8cに示されている。延長ハウジング160はまた、第1端部161および第2端部162を有する略円筒形の本体を含む。中央穴163は、延長ハウジングの長さに沿って延び、その中に延長軸170を収容するように構成されている。延長ハウジング内の延長軸の同心位置を保持するために、複数の軸受またはブッシュが延長ハウジングの中央穴の中に設けられている。
延長ハウジングは、元ハウジングに取り付けられて、細長い駆動軸ハウジングを形成するように構成される。通常、延長ハウジングは、ねじ接続を使用して、元ハウジング上にねじ止めされる。一形態では、図8a〜8cに示すように、延長ハウジング160の第1端部161は、元ハウジング150の第2端部153の穴151に嵌合する円筒形ブロック164を備える。円筒形ブロック164のいずれかの側に形成された一対の対向する開口部165は、元ハウジング150の第2端部のいずれかの側に形成された対向する開口部156と整列する。ねじ等が、整列した開口部165、156と係合し、ねじ接続を使用して元ハウジング150を延長ハウジング160に連結する。しかし、延長ハウジングは、任意の適切な配置で元ハウジングに取り付けられてもよい。例えば、延長ハウジングの第1端部がねじ付き端部で、ねじ接続を使用して元ハウジングと延長ハウジングとを共に取り付けるために、元ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合ってその上にねじ止めされてもよい。
延長ハウジングはまた、ねじ接続などの、堅固な接続を介して分析装置に取り付けられるように構成される。一形態では、図8a〜8cに示すように、延長ハウジング160の第2端部162の内表面は、ねじ付きであり、分析装置を駆動軸ユニットに取り付けるために、分析装置のセル連結器のねじ付き第1端部と噛み合う。この形態では、分析装置は、延長ハウジングのねじ付き第2端部にねじ止めされる。延長ハウジングの第2端部には、内部カラー167が設けられ、セル連結器が延長ハウジング内に挿入される深さを制御する。セル連結器の一部が、延長ハウジングの内部穴の中に保持されているため、分析装置は、延長ハウジングと整列し、使用時の延長ハウジングに対するがたつきの発生を防止する。したがって、この配置により、延長ハウジングと分析装置とは正確に整列する。代替実施形態では、ねじ等を使用し、ねじ接続を使用して延長ハウジングに分析装置を取り付けてもよい。この配置では、ねじ穴は、延長ハウジングや分析装置それぞれまたは両方から延びるねじと噛み合うために、分析装置、延長ハウジング、またはその両方に設けられる。噛み合わされたねじ領域は、2つの部品を共に保持する結合力を提供する。
延長軸170は、延長ハウジング160の中央穴161の中に略同心状に、実質的に主軸110に沿って配置される。図9に示すように、延長軸の第1端部171は、インライン連結または他の任意の適切な連結を介して主軸110の第2端部に連結される。延長軸の第2端部172は、分析装置3のスピンドルに(直接または連結軸を介して)接続し、これにより、駆動軸の回転がスピンドルを略同時に回転させ、機械的なバックラッシュを排除または少なくとも最小限に抑える。
モータと分析装置との間の距離は、駆動軸の長さにより、1メ−トル以上に近づけることができる。結果として、長い駆動軸は、回転すると屈曲する傾向がある。理想的には、分析装置は、一定速度で円滑に回転することができるが、駆動軸が屈曲するとこれが阻止される可能性がある。駆動軸が分析装置の回転運動に負の影響を与えることなく屈曲することを可能にする1つの方法は、上述のように、2部構成駆動軸を使用することである。長い一次駆動軸は、それでも曲がりやすい。したがって、短い延長軸を、分析装置への主軸からの回転運動を伝達するために使用する。延長軸の回転運動は、ブッシュ180や軸受を使用することによって滑らかに保たれる(すなわち、主軸の屈曲によってあまり影響を受けない)。ブッシュ180や軸受は、延長軸と係合して延長軸の両端にインライン連結を形成し、拡張部は、駆動軸および分析装置に連結される。ブッシュまたは軸受はまた、延長ハウジング内に同心状に配置された延長軸を保持するために使用される。この配置では、延長軸の円滑な回転運動が、分析装置に課される。
分析装置は、レオロジーまたはNMR機による分析のためのサンプルを保持するために使用されるいかなる部品または部品の配置であってもよい。例えば、分析装置は、クエットセル、剪断セル、円錐プレート装置、プレート−プレート装置等であってもよい。本発明のレオロジーユニットを、別のタイプの分析装置に取り付けてもよい。本発明の駆動軸ユニットに連結することができるいくつかの種類の分析装置の例を説明する。
円筒形クエットセル
本発明のレオロジーユニットで使用することができる分析装置の一形態は、図10〜16に示すように、円筒形クエットセル200である。
図10および11a〜11cに示すように、クエットセル200は、駆動軸ユニットにクエットセルを取り付けるためのセル連結器210と、スピンドル220と、錘230と、底部キャップ240と、外管250とを含む。
図12a〜12cに示されるように、セル連結器210は、その外周の周囲に延在するカラー212を有する本体211と、セル連結器の長さに沿って延在する中央穴216とを備える。クエットセルが駆動軸ユニットに装着されると、セル連結器の中央穴は、延長ハウジングの中央穴と実質的に整列する。セル連結器の第1端部213は、上述のように、カラー212から突出するとともに、延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合うためのねじ部を有する。セル連結器の第2端部214は、結合器本体211の反対側の端部から延びており、セル連結器を外管250に取り付けるように構成されている。一形態において、セル連結器の第2端部は、外管250の第1端部内に配置されるため、外管の第1端部251は、セル連結器210のカラー212に当接する。セル連結器本体の周囲には、チャネル215が形成され、結合器本体をセル連結器の第2端部から区分けする。Oリング10等のシールが、チャネル215内に入れ子になり、セル連結器を外管に取り付けるとともにシールする。一形態では、セル連結器は、駆動軸ユニットからセルを着脱するときにレンチ等が把持できる把持面を備える。
スピンドル220は、セル連結器の中央穴216の中に配置される。図13a〜13cに示すように、スピンドルは、セル連結器の第1端部213から突出する第1端部222を有する略円筒形の本体221を備え、インライン連結等を介して延長軸170の第2端部に取り付けられるように構成されている。スピンドルの対向する第2端部223は、セル連結器の第2端部から突出し、錘230を取り付ける。図14a〜14cに示すように、錘230は、開口した第1端部232と、中央穴233と、閉口した第2端部234とを有する略円筒形の本体231を備える。錘の中央穴233は、スピンドルの第2端部223を受容するような寸法になっている。カラー224は、スピンドルの第1および第2端部の間に位置し、スピンドル本体の周囲に延在している。カラー224は、スピンドルが錘の穴内に配置される深さを制御するために、錘の第1端部に当接している。一形態では、一対の対向する開口部226が、スピンドルの第2端部に形成される。開口部226は、錘230の第1端部232に位置する対応する対向する開口部235と整列し、1つ以上のねじ等が、開口部と係合してスピンドルを錘に取り付ける。
錘の第2端部223に、内部空洞を設けてもよく、流体で充填することができる。錘を回転させると、錘内の流体は、剛体のように移動する。流体は、NMRを介して見ることができ、錘の回転速度の指標を提供する。
上述したように、錘230の第2端部234は、閉口端である。一形態では、錘の第2端部234は、図14bおよび14cに示すように、底部キャップ240の第1表面245に形成された円錐台形状の凹部に対応するように成形された略円錐台形状の先端部236を含む。
図15a〜15fに示すように、底部キャップ240は、基部241と、中間部242と、上部243とを備える。上部243は、底部キャップの第1端部を形成し、中間部242の直径と略等しい直径を有する。上部243の第1表面245の周囲に、周壁246が延び、第1表面の上に突出している。図14a〜14fに示す実施形態では、周壁は、2つの対向する箇所で分断され、壁に一対の対向するスロット状開口部247を形成している。錘の第2端部は、上部の第1表面上の周壁によって定義される空間内にぴったり収まる。
円錐台形状の凹部248が、第1表面の中央部に形成され、スロット249によって二分されている。円錐台形状の凹部248は、錘の円錐台形状の先端部236に実質的に対応する。しかし、円錐台形状の凹部248は、錘の先端部236よりも深く、錘の先端部と底部キャップの第1表面との間に空隙を形成する。受容スロット249は、流体が空隙に追い込まれて錘の下で隔離されるのを防ぐことができる。
底部キャップの基部241は、略円筒形であり、中間部よりも直径が大きいため、基部の一部が中間部242の周縁部を越えて延在するリップ244を形成する。チャネル245は、底部キャップの周囲に延びて、中間部から基部を区分けする。図10および11cに示すように、チャネルは、Oリング11等のシールをその中に受容するように構成される。
図16は、開口した第1および第2端部251、252を有する外管250を示す。錘230が、外管内に略同心状に配置され、外管は、その第1端部251でセル連結器に、その第2端部252で底部キャップに取り付けられる。外管の第2端部252は、底部キャップのリップ244に当接し、Oリング11が、外管の内面に圧接して、底部キャップに管を取り付けるとともにシールする。外管は、サンプルがセルにロ−ドされたときに気泡が識別され、除去されるのを可能にするために、透明であるのが好ましい。管は、ガラスまたはプラスチックであってもよい。
図11cに示すように、この構成では、空洞260は、錘の外面と外管との間に形成される。空洞は、レオロジー分析用のサンプルを保持するように構成される。底部キャップの第1表面に形成された受容スロット249と底部キャップの周壁におけるスロット状開口部247とは、錘の下の空隙から空洞260への流体経路を提供する。これは、サンプル材料流体の加熱による膨張を可能にし、初期セットアップ中に気泡が閉じ込められるのを防止する。
この配置では、外管と、底部キャップと、錘と、スピンドルとは、内部にサンプル材料を保持することが可能な囲まれたセルを形成する。錘は、サンプルを剪断力に供するために、所望に応じて、時計回りと反時計回りに回転することができる。錘の外表面は、セルの内壁を形成し、外管は、セルの外壁を形成する。
上述したように、通常、使用時に、底部キャップは、外管の第2端部上に押し被せられる。その後、外管は、所望量のサンプル材料で充填され、次いで、スピンドルの第2端部と錘とが外管内に同心状に配置されるように、管の第1端部が、セル連結器の第2端部に押し被せられる。円筒形クエットセルは、その後、前述の駆動軸ユニットに取り付けられる。
この配置では、駆動軸(主軸および延長軸)と、スピンドルと、錘とは、略直線状の配置で同じ軸に沿って延びている。これらの構成部品の各々は、モータによる主軸の回転が、駆動軸延長部と、スピンドルと、錘とを同じ方向に、同一の回転速度で同時に回転させて、機械的なバックラッシュを少なくとも略最小限に抑えるか除去するように、まとめて取り付けられる。
分析装置の外管内での錘の回転により、剪断力が装置内に保持されたサンプル材料に付与される。これらの力に対するサンプル材料の反応は、Rheo-NMR法で分析することができる。
外壁円筒形クエットセルを回転させる
図17に示すように、駆動軸ユニットに取り付けることができる分析装置の別の形態は、回転外壁円筒形クエットセル300である。図17、18a〜18cに示すように、回転外壁セル300は、セル連結器310と、整列カラー320と、スピンドル330と、底部キャップ340と、外管350とを含む。
図19a〜19cに示すように、セル連結器310は、本体の周囲に延在するカラー312を有する本体311を含む。上述のように、セル連結器の第1端部313は、カラーから突出するとともに、延長ハウジングの第2端部162と噛み合うためのねじ部を有してセル連結器を延長ハウジングに接続する。このようにして、セル連結器は、駆動軸ユニットに回転外壁円筒形クエットセルを取り付ける。
一形態では、セル連結器は、駆動軸ユニットにセルを着脱するときに、レンチ等を把持できる把持面を含む。
セル連結器はまた、セル連結器本体311の反対側の端部から延びる第2端部314を備え、外管350内に略同心状に配置される。図19a〜19cに示すように、セル連結器の第2端部の外表面は、回転外壁クエットセルの内壁を形成し、外管は、外壁を形成する。しかしながら、他の形態では、内壁は、セル連結器とは別個に形成され、他の任意の適切な取り付け方法によりセル連結器に取り付けられる管を含んでもよい。他の取り付け方法としては、例えば、上述のように、相補型ねじ付き面の使用あるいは開口部の配置および係合ねじなどの使用により管をセル連結器の突出した第2端部に取り付けることなどが挙げられる。
中央に位置する穴315は、セル連結器の長さに沿って延在し、分析装置が駆動軸ユニットに取り付けられると延長ハウジングの中央穴と実質的に整列する。スピンドル330は、セル連結器の中央穴315の中に略同心状に配置される。スピンドルは、インライン連結器等を介して、延長軸の他端に取り付けられる第1端部332を有する細長い円筒体331を含む。スピンドルはまた、底部キャップ340に取り付けられる反対側の第2端部333を含む。セル連結器の中央穴315は、スピンドルを延長軸と整列させ続けるために、スピンドルと係合するブッシュまたは軸受を収容するように構成されてもよい。一形態では、第1の内部カラー316が、セル連結器の第1端部に形成され、第2の内部カラー317がセル連結器の第2の端部に形成されるように、穴315の直径は、中央領域の直径よりもその端部で大きくなっている。内部のカラー316、317は、ブッシュ30、40が、穴315内のスピンドル330の同心整列を維持し、セル連結器内でスピンドルが自由に回転できるように、それぞれカラー316、317内に収まることができるよう構成される。
リング状の整列カラー320は、セル連結器の周囲を被嵌し、セル連結器に対して外管を配置するために使用される。図20a〜20cに示すように、整列カラーは、第1端部321と、隣接する第2端部322と、間に延びる中央穴323とを含む。セル連結器の第2端部は、整列カラーの穴の中に受容される。整列カラーの第1端部の直径は、第2端部の直径よりも大きいため、第1端部は、外方に突出するリップ324を形成して外管350の第1端部351に当接する。整列カラー320は、セル連結器の第2端部を外管内に略同心状に配置し、外管を整列カラーに対して自在に回転できるように構成される。
底部キャップ340は、外管350の第2端部に取り付けられる。一形態において、図21aおよび21bに示すように、底部キャップは、基部341と、中間部342と、上部343とを含む。図に示す実施形態では、スピンドルは、上部343(また、底部キャップの第1端部)の上面343aに装着され、底部キャップ340はスピンドル330と一体になっている。しかしながら、他の形態において、スピンドルの第2端部は、別個に形成された底部キャップに取り付けられるように構成されてもよい。
底部キャップの基部341は、略円筒形であり、中間部よりも大きな直径を有して中間部342の外周を越えて延びるリップ344を形成する。上部の直径は、中間部の直径と略等しい。外管350の第2端部352は、底部キャップの上部および中間部を被嵌し、底部キャップの突出するリップ344に当接している。この配置では、セルの結合器の第2端部の端面は、底部キャップ340の上部の上面343aに当接する。
チャネル345は、底部キャップの中間部の周囲に延在する。さらなる円周チャネル346が、中間部を上部から分離する。外管の第2端部に対して底部キャップの取り付けおよびシールを行うために、図18aおよび18cに示すように、Oリング12、13などのシールが、円周チャネル345、346のそれぞれに配置される。しかしながら、底部キャップおよび外管は、任意の適切な方法で取り付けられてもよいことが想定される。例えば、外管は、底部キャップ上にねじ止めすることができる。
外管は、サンプルがセルにロ−ドされたときに気泡が識別され、除去されるのを可能にするために、透明であるのが好ましい。管は、ガラスまたはプラスチックであってよい。
クエットセルの内壁と外壁との間に空洞が形成されるように、外管は、セル連結器の第2端部よりも大きな直径を有する。空洞は、その中にサンプル材料を保持するのに十分なサイズである。
この配置では、モータが駆動軸(主軸および延長軸)を回転させると、スピンドルおよび底部キャップも回転する。外管が底部キャップに対してシールされているため、外管が回転させられる。このようにして、駆動軸の回転は、外管を、同じ回転速度で同じ方向に同時に回転させる。
クエットセルの内壁が、非移動延長ハウジングに取り付けられているので、内壁は、使用中静止したままである。
円筒形クエットセルの壁の曲率により、サンプル材料は、空洞全体の応力変化を示し、その応力変化は、Rheo-NMRを用いて分析することができる。回転外壁円筒形クエットセルは、移動面から高曲率内壁を分離し、別のレオロジー現象を提供する。
円錐/プレート−プレート装置
レオロジーユニットを形成するために、駆動軸ユニットに取り付けることができる他の形態の分析装置は、円錐プレートおよびプレート−プレート分析装置である。各装置は、プレート−プレート装置の上部プレートが、円錐プレート装置における円錐部で置換されることを除き、実質的に同一の部品を含む。
プレート−プレート分析装置400の一形態を、図23および24a〜24cに示す。プレート−プレート分析装置400は、セル連結器410と、連結軸420と、スピンドル430と、上部キャップ440と、外管450と、底部キャップ460と、上部プレート470と、下部プレ−ト480とを含む。
図25a〜25dに示すように、セル連結器410は、本体411と、第1端部412と、第2端部413とを含む。第1端部412は、上述のように、本体から突出し、延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合うねじ部を有して分析装置を延長ハウジングに取り付けている。図24cに示すように、セル連結器の第2端部413は連結器本体411の反対側の端部から延び、上部キャップ440の中央の穴442のねじ部に噛み合ってセル連結器を上部キャップに取り付けるねじ部を含む。この配置では、上部キャップは、セル連結器に略一致しており、セル連結器の中央の穴415は、上部キャップの中央の穴と整列する。
図25a〜25dに示されるように、好ましい形態では、把持面414は、結合器本体の両側に設けられる。一形態では、把持面は、円筒形の連結器本体上に形成された略平坦な領域であり、駆動軸ユニットからセルを着脱する際にレンチ等で把持されることができる。他の形態では、把持面は、テクスチャ加工された領域であってもよい。あるいは人または装置が、分析装置を把持するのを助ける任意の他の形態をとってもよい。
中央穴415は、セル連結器の長さに沿って延在し、分析装置が駆動軸ユニットに取り付けられた際、延長ハウジングの中央穴と実質的に整列する。
商業用レオメ−タ上で従来のレオロジー実験を行う際、円錐プレートまたはプレート−プレート分析装置は、場合によっては、円錐部とプレートとの間、または2つのプレートの間に、1mm程度の隙間を有することがある。NMR磁石内で類似の実験を実行するには、隙間を埋める流体が、磁石のRFコイル内の中心に位置する必要がある。この目的を達成し、全ての回転部品の正確な整列を維持するために、円錐/プレート−プレート装置は、駆動軸の追加の延長部として機能する連結軸420を含む。
図24aおよび24bに示すように、連結軸420は、本体421と、第1端部422と、第2端部423とを備える。連結軸の第1端部は、インライン連結などを介して延長軸の第2端部と係合するように構成される。連結軸の第2端部は、セル連結器の第2の端部から突出し、インライン連結等を介して、スピンドル430に取り付けられる。連結軸をセル連結器内に同心状に配置し、延長軸と整列させ続けるために、セル連結器の中央の穴415は、連結軸と係合して連結軸を整列させ続けるブッシュまたは軸受を含んでもよい。例えば、一形態において、セル連結器の穴415は、ブッシュ50が中に配置された、セル連結器の第1端部に位置する第1の内部カラー416aを含む。第2の内部カラー416bは、セル連結器の第2端部の穴415に配置される。別のブッシュ60は、第2の内部カラー内に配置される。ブッシュ50、60は、連結軸を、正しい、整列した、同心の位置に維持し、また、連結軸が、セル連結器内で滑らかに回転するのを助ける。
図27aおよび27bに示すように、スピンドル430の一形態は、カラー432を有する略円筒形の本体431を含み、カラー432は、本体431の周囲に延在する。スピンドルの第1端部433は、上述のように、カラー432から突出し、連結軸420の第2の端部423に取り付けられる。スピンドルの第2端部434は、スピンドル本体の対向する端部から延び、上部プレート470(または、装置が円錐プレート分析装置に変換される場合、円錐部)に取り付けられる。一形態では、スピンドルの第2端部434は、ねじ切られ、上部プレート/円錐部の中央穴471のねじ部と噛み合う。
スピンドル430は、図24cに示すように、上部キャップ440の中央穴442内に略同心状に配置される。上部キャップは、図28a〜28dに示すように、第1端部443と対向する第2端部444とを有する略円筒形の本体441を含む。上部キャップの穴の部分は、第1端部でねじ切られ、上述したように、セル連結器のねじ付き第2端部413と噛み合されてねじ接続を形成する。アクセス開口部445を上部キャップ本体441に形成して、ねじ等の締め具、および近くの連結部へのアクセスを提供してもよい。
チャネル446は、上部キャップの第2端部444の周囲に延在し、上部キャップ内には、Oリング14などのシールが配置される。上部キャップの第2端部は、外管の第1端部内に収まり、Oリング14が、外管の内部表面を押圧して、上部キャップを外管450に取り付けてシールする。
図29a〜29cに示すように、上部プレート470は、上面472と、上面に形成された中央穴471とを含む。少なくとも中央穴の部分はねじ面を有している。上述したように、スピンドルのネジ付き第2端部434は、ねじ穴471と噛み合い、スピンドルを上部プレートに取り付ける。中央の穴471は、上部プレートが、略平坦な、中実の底面473を備えるように、閉じた端部を有する。
円錐プレ−ト分析装置を提供するために、上部プレートは、円錐形の底面を有する円錐部(図示せず)で置き換えられる。
上部プレートは、外管450内に配置される。外管450の一形態を、図30aおよび30bに示す。外管は、通常、透明であり、プラスチックまたはガラス製であってもよい。前述したように、外管450の第1端部451は、上部キャップに取り付けられる。外管の反対側の第2端部452は、底部キャップ460に取り付けられる。分析装置が使用中であるときに外管の内部に保持されるサンプルへのアクセスを許可するように1つ以上のアクセス開口部453を外管450の周囲に配置してもよい。
外管の第2端部は、底部キャップ460に取り付けられる。一形態では、底部キャップは、図31a〜31cに示すように、基部461と、中間部462と、上部463とを含む。一形態では、上部は、ねじ付き中央穴466が配置される第1の表面を含む。基部461は、略円筒形であり、中間部よりも大きな直径を有して中間部462の外周を越えて延びるリップ464を形成する。上部の直径は、中間部と略同じである。外管の第2端部は、上部と中央部を被嵌し、底部のリップ464に当接する。チャネル465は、底部キャップの周囲に延在し、上部から中央部を分離する。Oリング15は、図23および24cのに示すように、チャネル465内に配置され、外管の内面を押圧して外管に底部キャップを取り付けてシールする。
一形態では、下部プレート480は、底部キャップ460に取り付けられる。図32aおよび32bに示すように、下部プレート480は、上面481と底面472とを備える。上面は、実質的に平坦であり、水平に位置するように構成されている。下部プレートの上面は、2つのプレートの間(あるいは、場合によっては、円錐部とプレートとの間)に空洞が形成されるように、上部プレート/円錐部から離間している。
ねじ付き取付軸483は、下部プレートの底面から延びており、下部プレート480を底部キャップ460にねじ止めすることにより、底部キャップのねじ付き中央穴466と噛み合う。他の形態では、底部キャップの上部463は、下部プレートを形成する略平坦な上面を含む。
下部プレートと底部キャップとの間にスペ−サを使用して、上部プレート/円錐部と下部プレートとの間の空洞の高さを変更することができる。
レオロジーユニットの構成部品の各々は、モータが回転する際の機械的なバックラッシュを少なくとも最小限にするかまたは実質的に排除するように連結される。したがって、モータが駆動軸(主軸と延長軸)を回転させると、連結軸と、スピンドルと、上部プレート/円錐部とは、同じ速度でかつ同じ方向に同時に回転する。下部プレートは、サンプル材料を保持し、静止したままである。
使用中に、場合によって、サンプル材料は、下部および上部プレートの間または下部プレートと円錐部との間に形成された空洞において下部プレート上に配置される。下部プレートは、外管に形成されたアクセス開口部を介してアクセスされる。分析装置は、上述したように、駆動軸ユニットに取り付けられて、レオロジーユニットを形成する。サンプル材料を下部プレート上に置く前または後に、分析装置を駆動軸ユニットに取り付けることができる。レオロジーユニットは、Rheo-NMR実験のためのNMR機の磁石穴内に収まる略円筒形の細長い装置である。
利点
上述の分析装置のいずれも、駆動軸ユニットに取り付けて、NMR機の広口径超伝導磁石のRFコイルおよび撮像システム内に収まる略円筒形のレオロジーユニットを形成することができる。各分析装置は、レオロジーユニットをNMR機にロ−ドする前に駆動軸ユニットに直接取り付けることができる。
レオロジーユニットをNMR機の穴の中に配置する前に、分析装置を駆動軸ユニットに取り付けることにより、分析装置と駆動軸とを正確に整列させ、レオロジーユニットの構成部品間の接続を堅固にすることが可能である。これにより、機械的なバックラッシュを排除または少なくとも最小限に抑えることができる。
本発明のレオロジーユニットが機械的なバックラッシュを最小化または実質的に回避するため、また、レオロジーユニットが振動運動の下で動作することができるので、本発明のレオロジーユニットは、従来技術の装置では現在不可能な広い範囲の剪断プロファイルを生成するために使用することができる。
本発明はまた、Rheo-NMR実験を伝統的なレオロジー技術に整合させて、入手可能な剪断プロファイルの範囲をさらに拡大することができる。特に、大振幅振動剪断実験にレオロジーユニットを使用することが可能である。ステッピングモータ、プログラム可能な制御システム、例えば高解像度の光学式エンコーダなどの位置センサを使用して、実験中の駆動軸の回転数、速度および/または方向を変化させることにより、本発明のレオロジーユニットを使用して、振動運動および他の高度な運動プロファイル(例えば、始動段階中に発生するようなもの)を実現することも可能である。
本発明のレオロジーユニットにより、モータおよび制御システムが、駆動軸の速度、回転周波数、および/または回転の方向を調整するのが可能になり、モータに搭載された光学式エンコーダからのフィードバックに応じて、予めプログラムされたパラメータを達成する場合、本発明を使用して広い範囲の実験を実施することができるとともに、剪断プロファイルの高度な制御が可能となる。
また、本発明の駆動軸ユニットにより、異なる形状の分析装置(剪断セルなど)を同一の駆動軸ユニットに取り付けることが可能になるため、サンプル材料を様々な条件下で測定することができる。
本発明を実施例により説明してきたが、変形および変更は、特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、なされ得ることが理解されるべきである。さらに、既知の等価物が特定の機能に存在する場合、そのような等価物は、本明細書で具体的に言及されたかのように組み込まれる。
例えば、2部構成駆動軸および2部構成駆動軸ハウジングを上記に記載したが、本発明のレオロジーユニットは、代替的に、単軸構成駆動軸ハウジング内に配置された単軸構成駆動軸を含むことができる。駆動軸の柔軟性の影響を低減するために、軸は精密設計され、ブッシュまたは軸受を使用して駆動軸ハウジング内に略同心状に配置される。駆動軸の第1および第2端部は、上述のように、インライン連結等を用いて、それぞれモータおよび分析装置に取り付けられる。上述のように、駆動軸ハウジングの第1端部は、モータマウントを支持し、駆動軸ハウジングの第2端部は、ねじ切られて、分析装置のセル連結器のねじ付き第1端部と噛み合う。したがって、本発明で使用される駆動軸は、1軸構成駆動軸または図面に示される2部構成駆動軸などの、実質的に整列した一連の駆動軸であってもよい。同様に、本発明で使用される駆動軸ハウジングは、単一部品ハウジングまたは実質的に整列した一連の駆動軸ハウジングであってもよい。両方の形態で、駆動軸および駆動軸ハウジングは、少なくとも機械的なバックラッシュを最小化または排除するねじ接続を使用して、駆動軸ユニットを分析装置に取り付けるように構成される。
また、本発明の好適な形態では、本発明の1つ以上の部分が、本発明の1つ以上の他の部分の中央穴内に嵌合されるものとして記載されているが、本発明の範囲から逸脱することなく逆の配置も使用できることが理解されるべきである。例えば、取付装置の底部キャップは、外管内に収まる部分を有するものとして説明したが、代わりに、底部キャップおよび外管は、外管が底部キャップに形成された穴またはカラー内に収まるように修正することができる。同様に、本発明の1つ以上の部分が、その中にOリングを受容するための少なくとも1つのチャネルを有することにより、1つ以上の他の部品に対してシールされるようになっているが、これらの部品は、当業者によって理解されるように、必要な結合および/またはシールを提供する任意の他の適切な方法で構成されることができることが想定される。例えば、2つの部分は、ねじを使用して、またはある部分のねじ領域を他の部分のねじ領域上にねじ込むことにより、共にねじ止めすることができる。
また、本発明は、レオロジーユニットの上部にモータおよび底部に分析装置を有するものとして説明し例示してきたが、本発明の他の形態では、分析装置はレオロジーユニットの上部に配置され、モータはユニットの底部に配置されることが想定される。この配置では、レオロジーユニットは、機械の底部からNMR機に供給されることができる。

Claims (14)

  1. 駆動軸ユニットを有するレオロジーユニットであって、
    第1端部および第2端部を有する主軸と、第1端部および第2端部を有する延長軸であって、該延長軸の第1端部が前記主軸の第2端部に連結される延長軸と、を備えた2部構成駆動軸と、
    前記駆動軸を収容するための2部構成駆動軸ハウジングであって、第1端部および第2端部を備えた元ハウジングと、第1端部および第2端部を有する延長ハウジングとを備え、前記延長ハウジングの第1端部が前記元ハウジングの第2端部に取り付けられた2部構成駆動軸ハウジングと、
    前記駆動軸ハウジング内の前記駆動軸を回転させるモータと、
    前記駆動軸ハウジングに対する前記駆動軸の位置を感知する位置決めセンサと、
    前記駆動軸の回転速度、周波数、および/または方向を制御するための制御システムと、を備え、
    前記延長軸が、前記延長ハウジング内に同心状に支持され、前記延長ハウジングが、ねじ接続を介して分析装置に取り付けられるように構成されることで、前記分析装置が、前記駆動軸ハウジングと実質的に整列する、レオロジーユニット。
  2. 前記モータが、前記駆動軸の第1端部に接続されたサーボステッピングモータである、請求項1に記載のレオロジーユニット。
  3. 前記位置決めセンサが、光学エンコーダである、請求項1または2に記載のレオロジーユニット。
  4. 前記駆動軸ユニットが、Rheo-NMR実験で分析されるサンプル材料を保持するための前記分析装置に取り付けられる、請求項1〜3のいずれかに記載のレオロジーユニット。
  5. 前記分析装置が、前記分析装置を前記駆動軸ユニットに取り付けるように構成されたセル連結器を含み、前記セル連結器が、前記延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合うねじ付き第1端部を有する、請求項4のレオロジーユニット。
  6. 前記分析装置が、前記延長軸に連結されたスピンドルを備え、前記スピンドルと前記延長軸とが同時に回転する、請求項5に記載のレオロジーユニット。
  7. 前記分析装置が、円筒形クエットセル、回転外壁クエットセル、円錐プレート剪断セル、プレート−プレート剪断セル、のいずれかである、請求項5または6に記載のレオロジーユニット。
  8. 請求項1に記載のレオロジーユニットの駆動軸に取り付けるための分析装置であって、前記分析装置が、前記延長ハウジングのねじ付き第2端部と噛み合って前記分析装置を前記駆動軸ユニットに取り付けるねじ付き第1端部を有するセル連結器を備える、請求項1に記載のレオロジーユニットの駆動軸に取り付けるための分析装置。
  9. 円筒形のクエットセルを含み、前記円筒形のクエットセルがさらに、スピンドルと、錘と、底部キャップと、外管とを備え、前記スピンドルが、前記錘を前記駆動軸ユニットの駆動軸に取り付けるように構成されて、前記錘が、前記外管内に略同心状に配置され、前記外管が、第1端部および第2端部を含み、前記第1端部が前記セル連結器に取り付けられ、前記第2端部が前記底部キャップと整列し、前記錘と前記外管との間に、その中にサンプル材料を保持することができる空洞が形成される、請求項8に記載の分析装置。
  10. 回転外壁クエットセル含み、前記回転外壁クエットセルが、内壁と、外壁と、前記内壁と外壁との間にその中にサンプル材料を保持するための隙間とを備え、前記分析装置が、前記レオロジーユニットの駆動軸ユニットに取り付けられたとき、前記外壁が、回転するように構成される、請求項8に記載の分析装置。
  11. 回転外壁クエットセルを含み、前記回転外壁クエットセルがさらに、スピンドルと、底部キャップと、外管とを備え、前記内壁が、前記セル連結器の第2端部によって形成され、前記外管が、前記外壁によって形成され、前記スピンドルの第1端部は、前記駆動軸に接続されて前記スピンドルを回転させ、前記スピンドルの第2端部は、前記底部キャップに取り付けられ、前記外管の第2端部も、前記底部キャップに取り付けられて、前記外管を前記駆動軸と同時に回転させる、請求項10に記載の分析装置。
  12. 前記回転外壁クエットセルがさらに、前記セル連結器に取り付けられて前記外管内に同心状に前記セル連結器の第2端部を配置するように構成された整列カラーを備える、請求項11に記載の分析装置。
  13. 前記分析装置が、円錐プレート剪断セルを含み、前記剪断セルがさらに、連結軸とスピンドルとを含み、前記連結軸が、前記駆動軸ユニットの駆動軸に前記スピンドルを取り付けるように構成され、前記外管の中に、前記スピンドルが同心状に配置され、前記外管が第1端部および第2端部を含み、前記第1端部が前記セル連結器の上部キャップに取り付けられ、前記第2端部が底部キャップに取り付けられ、前記分析装置がさらに、前記底部キャップにより支持される下部プレートと、前記スピンドルに取り付けられて前記駆動軸と同時に回転する円錐部とを含む、請求項8に記載の分析装置。
  14. 前記分析装置が、プレート−プレート剪断セルを含み、前記剪断セルがさらに、連結軸とスピンドルとを含み、前記連結軸が、前記スピンドルを前記駆動軸ユニットの駆動軸に取り付けるように構成され、前記外管の中に、前記スピンドルが同心状に配置され、前記外管が第1端部および第2端部を含み、前記第1端部が前記セル連結器に取り付けられた上部キャップに取り付けられ、前記第2端部が底部キャップに取り付けられ、前記分析装置がさらに、前記底部キャップにより支持される下部プレートと、前記スピンドルに取り付けられて前記駆動軸と同時に回転する上部プレートとを含む、請求項8に記載の分析装置。
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