JP2016523279A - 酢酸マグネシウムを含む2相組成物 - Google Patents

酢酸マグネシウムを含む2相組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016523279A
JP2016523279A JP2016522569A JP2016522569A JP2016523279A JP 2016523279 A JP2016523279 A JP 2016523279A JP 2016522569 A JP2016522569 A JP 2016522569A JP 2016522569 A JP2016522569 A JP 2016522569A JP 2016523279 A JP2016523279 A JP 2016523279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
phase
weight
oils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016522569A
Other languages
English (en)
Inventor
ロマン・ファンファン
ジョフロワ・レモー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2016523279A publication Critical patent/JP2016523279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/03Liquid compositions with two or more distinct layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/36Carboxylic acids; Salts or anhydrides thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/14Preparations for removing make-up

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

本発明は、分離している水性相と油性相とを含み、且つ酢酸マグネシウムを含んだ、水性相と油性相との質量比が好ましくは10/90〜90/10の範囲である、局所適用のための2相組成物に関する。酢酸マグネシウムが存在すると、振盪後に2つの相の良好な相分離を得ること及び振盪中に油性相中の泡の形成を避けることが可能になる。本発明はまた、特に、皮膚、唇及び/又は目のメイクアップ除去、クレンジング及び/又はケアのための、又は毛髪ケアのための、化粧料の分野におけるこの組成物の使用にも関する。

Description

本発明は、振ることにより直ちに乳化され、且つ振ることを止めた後に急速な相分離を受ける2つの分離した相、水性相と油性相とからなる局所適用のための組成物に関する。本発明はまた、美容又は皮膚科における前記組成物の使用にも関し、特に、皮膚、体の皮膚及び顔の皮膚の双方、特定すると唇及び/又は目のメイクアップ除去、クレンジング及び/又はケアのための、並びに/又は毛髪ケアのための使用にも関する。
2つの分離した相、特に分離していて静止状態で一緒に乳化されない水性相と油性相とからなるこのタイプの組成物は、一般に「2相組成物」と称される。それらは、静止状態にあるときに、2つの相が、1つの相が他の相の中で乳化される代わりに分離することが、エマルションとは異なる。したがって、2つの相は、静止状態で1つの界面によって分離し、一方、エマルション中では、相のうちの1つは他の相の中で複数の液滴の形態で分散しており、したがって界面は複数であり、これらの界面は、一般に、乳化界面活性剤及び/又は乳化ポリマーで安定化されている。2相組成物を使用するには、即席のエマルションを形成するために、前もって振ることが必要である。このエマルションは、2つの相の均質な適用を可能にするのに十分な品質及び安定性のものでなければならないが、静止状態にあるときに、2つの相は急速に分離してそれらの初期状態を再獲得し、この現象は、より一般には「相分離」として知られる。
2相組成物は、特に目のメイクアップを除去するために、例えば文献EP0370856及びEP0603080に既に記載されている。
それらの使用後の、2つの相の急速な相分離(又は脱混合)が、2相組成物の所望の品質のうちの1つである。具体的には、急速な相分離を得ることは様々な理由から望ましく、特に2つの相の分離が不良であるとユーザに美的でないと受け止められるためである。文献EP0603080は、急速な相分離を得るための、相分離剤としてのアルキルジメチルベンジルアンモニウムの使用、特にベンズアルコニウムクロリドの使用を記載している。文献EP1514534もまた、相分離剤として二炭酸ナトリウムを含有する2相組成物を記載している。言うまでもなく、使用可能な、より多様な組成物を得るために、相分離剤として使用される分子のタイプを多様にすることが探求されている。しかしながら、振盪中に2相混合物の油性相中で起きる泡の形成なしに良好な相分離をもたらすことができる相分離剤を見出すことは難しいことが証明されている。この泡の形成は、ユーザにとって、あってはならないことである。
EP0370856 EP0603080 EP1514534 WO01/76552 EP-A-497256 仏国特許A-2697233
R.M.Fitch、論文「Preparation and Characterization of Charge stabilized Polymer Colloids in Polyelectrolytes and their applications」、51〜69頁、D. Reider出版社 E. Baer、H.O.L.Fischer-J.Biol.Chem.140-397-1941
したがって、振盪してエマルションが即席に瞬間的に形成された後に、泡の形成なしに、2つの相への急速な相分離を受ける、2つの分離した非混和の相からなる2相組成物への必要性が依然としてある。
驚くべきことに、出願人は、酢酸マグネシウムを使用すると、所望の品質を有する2相組成物、即ち振盪中に油性相中に泡の形成が一切起きずに、使用後に2つの透明な相へ急速に分離する2相組成物を得ることが可能になることを見出した。したがって、酢酸マグネシウムが存在すると、塩の濃度が極めて低い場合でさえ、振盪後に2つの相の良好な相分離を得ること、同時に振盪中に油性相中の泡の形成を避けることが可能になる。加えて、この化合物は、これが、目(目は、侵襲性でありがちな化合物に対してとりわけ敏感である)に適用されたときを含めて、かぶれることが極めて少ないという利点を有する。酢酸マグネシウムは、侵襲性を一切もたず、したがって化粧料の分野で、とりわけ目からメイクアップを除去するための組成物中で使用されると有利である。
より詳細には、本発明の主題は、分離している水性相及び油性相と、酢酸マグネシウムとを含む、局所適用のための2相組成物である。
本発明による組成物は局所適用を企図されているため、該組成物は、生理的に許容される媒体、即ち皮膚、粘膜、毛髪及び頭皮と適合性がある媒体を含有する。
本発明による組成物は、分離した少なくとも1種の水性相及び油性相を含む。これらの2つの相は分離しており、即ちそれらは静止状態で他の相の頂部の上に視認可能な相である。2つの相は、着色されていてもいなくてもよい。
酢酸マグネシウムは、マグネシウム塩(CH3COO-)2Mg2+である。酢酸マグネシウムの量は、組成物の総質量に対して、例えば、0.001質量%〜5質量%、好ましくは0.005質量%〜1質量%、なおもより良好には0.005質量%〜0.5質量%、なおも更により良好には0.005質量%〜0.2質量%の範囲とすることができる。
本発明の特定の一実施形態によれば、酢酸マグネシウムの量は、組成物の総質量に対して、0.5質量%以下である。
酢酸マグネシウムに加え、別の塩、例としては塩化ナトリウムを加えることが可能であり、それは、相分離に対しては効果がないが、組成物が涙の浸透圧に近い浸透圧を有するように、目からメイクアップを除去するための補助剤として組成物中で使用される。酢酸マグネシウム以外の塩の量は、組成物の総質量に対して、例えば、0〜5質量%、好ましくは0.1質量%〜2質量%、なおもより良好には0.5質量%〜1質量%の範囲とすることができる。
本発明の特定の一実施形態によれば、水性相と油性相との質量比は、10/90〜90/10、好ましくは25/75〜90/10、更により優先的には30/70〜70/30、なおもより良好には40/60〜60/40の範囲である。したがって、水性相は、一般に、組成物の総質量に対して、10質量%〜90質量%、好ましくは25質量%〜90質量%、更により優先的には30質量%〜70質量%、なおもより良好には40質量%〜60質量%に相当する。
この質量比は、所望の美容特性に応じて、組成物の氷点が4℃未満であるように調整される。
本発明による組成物の水性(又は親水性)相は、有利には水を含む。使用される水は、鉱質除去された滅菌水及び/又はフローラルウォーター、例えばバラ水、コーンフラワー水、カモミール水又はライムの花の水、及び/又は天然の湧水又は鉱水であってもよく、例としては、Vittel水、Vichy basin水、Uriage水、Roche Posay水、Bourboule水、Enghien-les-Bains水、Saint Gervais-les-Bains水、Neris-les-Bains水、Allevar-les-Bains水、Digne水、Maizieres水、Neyrac-les-Bains水、Lons-le-Saunier水、Eaux Bonnes水、Rochefort水、Saint Christau水、Fumades水、Tercis-les-bains水及びAvene水がある。水性相はまた、再構成された湧水、即ち湧水の特性を再構成する、亜鉛、銅、マグネシウム等の微量の元素を含有する水も含んでよい。
本発明による組成物の水性(又は親水性)相はまた、任意の水溶性又は水分散性の添加物も含有してよい。特に挙げることができる水溶性添加剤は、ポリオールである。用語「ポリオール」は、少なくとも2つの遊離ヒドロキシル基を含む任意の有機分子の意味であると理解されるべきである。挙げることができるポリオールの例には、グリセロール、グリコール、例えば、ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、糖、例えば、グルコース、キシリトール、トレハロース、キシロース、マンノース又はラムノース、及びそれらの混合物がある。本発明の好ましい一実施形態によれば、ポリオールは、グリセロール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、カプリリルグリコール、プロパンジオール、ジプロピレングリコール及びヘキシレングリコールから選ばれる。より優先的には、ポリオールは、グリセロールである。
ポリオールは、本発明による組成物中に、含有量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜60質量%、好ましくは1質量%〜50質量%、なおもより良好には2質量%〜30質量%、なおも更により良好には3質量%〜20質量%の範囲で存在することができる。
更に挙げることができる水溶性補助剤には、第1級アルコール、即ち1〜6個の炭素原子を含むアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノールがある。それは、好ましくはエタノールである。このアルコールは、組成物の総質量に対して、例えば、40質量%以下、好ましくは0.1質量%〜20質量%の範囲の量で存在することができる。こうしたアルコールの添加は、本発明による組成物が体又は毛髪のための製品として使用されるときに特に好適でありうる。
本発明の特定の一実施形態によれば、水性相は、少なくとも1種の水性相不透明化剤を含む。
本発明の目的では、用語「水性相不透明化剤」は、それがその中へ添加される水性相を不透明化するための任意の添加剤であって、例えば、透明な媒体へ添加されるときに、半透明から不透明な媒体へ導くはずの任意の添加剤を意味する。
組成物の透明性は、その濁度により測定することができ、NTU(比濁単位)が、組成物の濁度を測定するための単位である。濁度の測定は、例えば、Hach Company社からのmodel 2100P濁度計で実施することができ、この測定で使用される管は、AR397A cat 24347-06で参照される。該測定は、室温(20℃〜25℃)で実行される。本発明の組成物は、濁度が、一般に2〜300NTU、好ましくは5〜200NTUの範囲である。
本発明の目的では、組成物は、その濁度が20NTU以下であるときに、透明であると言われる。組成物は、その濁度が20から300NTUの間であるときに、半透明であると言われる。組成物は、その濁度が300NTU以上であるときに、不透明であると言われる。
本発明の関連において使用されてもよい不透明化剤は、例えば、(C1〜C6)アルキルセルロース;ラティス、例としてはスチレンをベースとするポリマー又はコポリマー、又はアクリル酸若しくは更にメタクリル酸をベースとする架橋コポリマー、及びC1〜C4アクリル酸アルキル;場合によりオキシエチレン化されている、少なくとも2個の炭素原子を有する、ポリオールと脂肪酸とのエステル;C10〜C30脂肪酸アルカノールアミド、及びC10〜C30脂肪酸とC10〜C30脂肪酸アルカノールアミドとのエステルから選ばれる。
不透明化剤は、アルキルセルロースから選ばれてもよく、そのアルキル残基は、1から6個の間の炭素原子、好ましくは1から3個の間の炭素原子を含み、好ましくはエチルセルロースである。
アルキルセルロースは、アセタール結合によって一緒に連結したβ-無水グルコース単位からなる鎖を含むセルロースアルキルエーテルである。各無水グルコース単位は、3つの置き換え可能なヒドロキシル基を有し、これらのヒドロキシル基のうちの全て又は一部は、以下の反応式に従って反応することができる:
RONa+C2H5Cl→ROC2H5+NaCl
(式中、Rは、セルロース基を表す)
有利には、アルキルセルロースは、メチルセルロース、エチルセルロース及びプロピルセルロースから選ばれる。
特に好ましい一実施形態によれば、アルキルセルロースは、エチルセルロースである。それはセルロースエチルエーテルである。
3つのヒドロキシル基を全て置換すると、それぞれの無水グルコース単位は置換度3に導かれるはずであり、換言すれば、アルコキシ基の含有量は54.88%に導かれるはずである。
本発明による美容組成物中で使用されるエチルセルロースポリマーは、優先的には、エトキシ基での置換度が、無水グルコース1単位当たり2.5〜2.6の範囲であるポリマーであり、換言すれば、エトキシ基の含有量は44%〜50%の範囲である。
好ましい一様式によれば、アルキルセルロース(好ましくはエチルセルロース)は、本発明の組成物中でラテックス又は疑似ラテックス(pseudolatex)タイプの分散体のような、水性相に分散した粒子の形態で使用される。これらのラテックス分散体を調製する技法は、当業者に周知である。
約26.2質量%の割合にあるエチルセルロースの水中分散体からなってラウリル硫酸ナトリウム及びセチルアルコールで安定化されている、FMC Biopolymer社により名称Aquacoat ECD-30で販売されている製品が、エチルセルロースの水性分散体としての使用に最も特に好適である。
不透明化剤は、ラティスから選ばれてもよい。
本発明の関連において使用されてもよいラティスは、非イオン性又はイオン性、特にアニオン性であってもよい。
本発明の目的では、用語「ラティス」は、先行技術の周知の方法に従ってモノマーを懸濁重合若しくは乳化重合又は懸濁共重合若しくは乳化共重合させて一般に得られる不溶性ポリマー粒子の水性又は有機の液体相中のコロイド状分散体を意味する。
本発明に従って使用されてもよい水性分散体は、モノマー単位の縮合により、例えば、非イオン性ポリマー、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン又はポリエーテルを生成することによって得ることができる。
ポリスチレンもまた挙げることができ、例えばSynthron社により名称Modarez OS-197で販売されている製品があり、水中40%エマルションとしてのポリスチレンである。
ラテックス又はラティスがアニオン性であるとき、それらはアニオン性官能基を一般に含有する。アニオン性官能基は、当業者に知られている通常の方法を介したアニオン性モノマーの重合又は共重合によって、又は反応開始剤から誘導されるアニオン性遊離基と前記モノマーの重合の開始の間に考慮されるモノマーとの組合せによって、或いはこれらの2つの合成方法の並列によって、或いは反応開始剤を用いた第2の方法における連鎖移動反応を介して末端基を導入することによって提供される。
反応開始剤を用いた方法は、詳細には、R.M.Fitchによる論文「Preparation and Characterization of Charge stabilized Polymer Colloids in Polyelectrolytes and their applications」、51〜69頁、D. Reider出版社に記載されている。
本発明の関連において使用されてもよいラティスは、種々のモノマー、例えば、スチレン、ブタジエン、エチレン、プロピレン、ビニルトルエン、ビニルプロピオネート、ビニルアルコール、アクリロニトリル、クロロプレン、ビニリデンクロリド、酢酸ビニル、ウレタン、イソプレン、イソブテン、ビニルクロリド、及びアクリル酸又はメタクリル酸、ビニル酢酸、マレイン酸、クロトン酸又はイタコン酸のエステル又はアミド、ビニルエーテル、ビニルピロリドン又はビニルイミダゾールを、単独で又は以下のイオン発生モノマー:アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸、パラ-スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、2-メタクリロイルオキシエチルスルホン酸及び2-アクリルアミド-2-メチルプロピルスルホン酸のうちの1種又は複数との混合物として使用して、重合又は共重合させることによって特に得ることができる。
ラティスはまた、先に挙げた、イオン発生モノマーの重合又は共重合によっても得られうる。
上記の第2の方法に従って得られるラティスは、酸化還元系、過酸化物、過リン酸塩、過炭酸塩、過硫酸塩、過酸化有機酸、例としては過酢酸、又は過硫酸塩-重亜硫酸塩-鉄の混合物から選ばれる開始剤の使用から得られる。
連鎖移動反応の事例で使用される官能性モノマーは、有機チオ酸、例としてはメルカプト酢酸から選ばれる。
本発明に従って使用されてもよいアニオン性ラティスの中で特に挙げることができるのは、Rohm & Haas社により商品名Primal ASE 95、Primal WL-91K、Primal TR-934 TK及びPrimal HA-8で販売されている20%から50%の間の固体を含むアクリル性水性エマルションである製品;Clariant社により商品名Appretan 680で販売されているスチレン/アクリル酸コポリマーの50%分散体である製品;Protex社により商品名Acrymul AM 123 Rで販売されているアクリルコポリマーの45%水性分散体である製品;Morton Salt社により商品名Lucidene 604で販売されているスチレン/アクリル酸コポリマーのエマルションである製品;Interpolymer Corporation社により商品名Syntran 5760 CGで販売されている水性分散体にあるアクリレート/メタクリル酸アンモニウム/スチレンコポリマーの製品;Goodyear社により商品名Chemigum Latex 6271で販売されているカルボキシル化ブタジエンとアクリルニトリルとのコポリマーである製品である。
特定の一実施形態によれば、本発明の関連において使用されてもよいラティスは、スチレン/アクリル酸コポリマーである。
本発明の特定の実施形態によれば、スチレン/アクリルコポリマーは、水性分散体中の粒子の形態にあり、即ち水性媒体中の安定な分散体としての粒子の形態にある。コポリマー粒子は、球形又はほぼ球形の粒子であり、好ましくは数平均サイズが0.1〜5μmの範囲である。
用語「水性媒体」は、本明細書では、水のみを含有する媒体と、水及び水溶性溶媒(例えば1〜6個の炭素原子を含む低級アルコール、又はグリコール)を含む媒体との双方を意味する。
スチレン/アクリルコポリマーは、スチレンを、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種のモノマーと重合させることにより得られ、得たコポリマーは場合により架橋される。加えて、コポリマーは、アンモニア等の鉱物塩基で、又は有機塩基で、中性化されてもされなくてもよい。
本発明の組成物中で使用されてもよいスチレン/アクリルコポリマー分散体として挙げることができる例には、Rohm & Haas社により名称Ropaque OP-96(アンモニアで中和された31%コポリマーを含有する水性分散体)、Ropaque OP-3000(37%コポリマーを含有する水性分散体)、及びAcudyne 290(40%コポリマーを含有する水性分散体)で販売されているもの、スチレン/アクリル酸コポリマーのエマルションである、Morton Salt社により販売されているLucidene 604がある。更に挙げることができるのは、Rohm & Haas社により名称Opacifier 680(登録商標)で販売されている、スチレン/アクリル酸ナトリウムコポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム及びポリエチレングリコール(7 OE)トリデシルエーテル(CTFA名:トリデセス-7)の水性混合物;及び更にRohm & Haas社により名称Opulyn 301 Opacifierで販売されている40%水性エマルションとしてのスチレン/アクリル酸ナトリウムコポリマーである。
ラテックス又はラティスはまた、メタクリル酸とC1〜C4アクリル酸アルキルとの架橋コポリマーから選ばれてもよい。
メタクリル酸は、好ましくは、コポリマーの総質量に対して、20質量%〜80質量%、より特定すれば25質量%〜70質量%、更により特定すれば35質量%〜60質量%の範囲の量で存在する。
アクリル酸アルキルは、好ましくは、コポリマーの総質量に対して、15質量%〜80質量%、より特定すれば25質量%〜75質量%、更により特定すれば40質量%〜65質量%の範囲の量で存在する。アクリル酸アルキルは、特に、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル及びアクリル酸ブチルから、より特定すればアクリル酸エチルから選ばれる。
これらのコポリマーは、少なくとも1種の標準的な架橋剤で、部分的に又は全体的に架橋される。架橋剤は、特に多価不飽和化合物であり、詳細にはエチレン性多価不飽和化合物である。これらの化合物は、特に、スクロースの又はポリオールのポリアルケニルエーテル、フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、メチレンビスアクリルアミド、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、イタコン酸ジアリル、フマル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、(メタ)アクリル酸亜鉛、及び不飽和カルボン酸から製造されるヒマシ油誘導体又はポリオール誘導体である。
架橋剤として、不飽和と反応して架橋コポリマーを形成することが可能である反応基を含む不飽和モノマー性化合物もまた使用されてもよい。
架橋剤の含有量は、一般的に、コポリマーの総質量に対して、0.01質量%〜5質量%、好ましくは0.03質量%〜3質量%、更により特定すれば0.05質量%〜1質量%の範囲である。
特に好ましい一形態によれば、本発明のコポリマーは、特に水中分散体の形態にあってもよい。分散体中のコポリマー粒子の数平均サイズは、一般に、10から500nmの間、好ましくは20から200nmの間、より優先的には50から150nmである。
こうしたコポリマーは、特に特許出願WO01/76552に記載されている。
より特定すると、Lubrizol社により名称Carbopol Aqua SF-1で製造及び販売されている、30%水性分散体の形態にある、メタクリル酸/アクリル酸エチル架橋コポリマーが使用されることになる。
不透明化剤は、場合によりオキシエチレン化されている、少なくとも2個の炭素原子を有するポリオールと、脂肪酸とのエステルから選ばれてもよい。
本発明の目的では、用語「脂肪酸」は、1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されている、最長の炭素鎖中に、10〜30個の炭素原子、好ましくは14〜24個の炭素原子、なおもより良好には16〜18個の炭素原子を含む、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和の炭化水素系鎖を含むカルボン酸を意味する。好ましくは、炭化水素系鎖は、1種又は複数の、場合により共役化されたエチレン性不飽和を含むアルキル鎖又はアルケニル鎖であり、これは1つ又は複数のヒドロキシル基で場合により置換されている。
ポリオールは、好ましくは、2から16個の間の炭素原子、好ましくは2から4個の間の炭素原子を含み、且つ平均して2〜15molのエチレンオキシドを場合により含む。
場合によりオキシエチレン化されている、少なくとも2個の炭素原子を有するポリオールと、脂肪酸とのエステルは、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコール並びにモノステアリン酸ポリグリセリル及びジステアリン酸ポリグリセリル、並びにエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコール、並びにモノパルミチン酸ポリグリセリル及びジパルミチン酸ポリグリセリル、並びにそれらの混合物から特に選ばれてもよい。
ポリエチレングリコールエステル及びポリグリセロールエステルは、2〜150の、好ましくは2〜15の、エチレングリコール基又はグリセロール基を含む。
好ましくは、モノステアリン酸エチレングリコール及びジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ジエチレングリコール及びジステアリン酸ジエチレングリコール、モノステアリン酸トリエチレングリコール及びジステアリン酸トリエチレングリコール、モノパルミチン酸エチレングリコール及びジパルミチン酸エチレングリコール、又はモノパルミチン酸グリセリル及びジパルミチン酸グリセリルを使用することができる。
例えば、Evonik-Goldschmidt社により名称Tegin BL 315で販売されているジステアリン酸グリコールを使用することができる。SEPPIC社により名称Lanol P Ecaillesで販売されているパルミチン酸グリコールもまた挙げることができる。
C10〜C30脂肪酸アルカノールアミドは、そこでアルカノールアミン系部分がC1〜C4のものである脂肪酸アルカノールアミドから選ばれうる。そこからこの系統群の化合物が誘導されるアルカノールアミンがモノエタノールアミン又はジエタノールアミンであってもよいことが留意されるべきである。使用に好適であるこの系統群の化合物の例には、とりわけ、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノイソプロパノールアミド及びステアリン酸モノエタノールアミドが挙げられる。
C10〜C30脂肪酸アルカノールアミドのC10〜C30脂肪酸エステルは、そこでC10〜C30基が飽和又は不飽和であり、直鎖状又は分枝状の基であるC10〜C30アルカノールアミドのC10〜C30エステルから選ばれる。挙げることができるこうした化合物の例には、ジステアレートステアラミドジエタノールアミド及びステアレートステアラミドモノエタノールアミド、より具体的にはISP社により名称Cerasynt Dで販売されている製品がある。
特定の一実施形態によれば、本発明による組成物中に存在する不透明化剤は、ラティスから選ばれる。 好ましい一実施形態によれば、ラテックス又はラティスは、スチレン系ポリマー若しくはコポリマー、又は先に定義したもの等のメタクリル酸とC1〜C4アクリル酸アルキルとの架橋コポリマーから選ばれる。更により優先的には、ラテックス又はラティスは、スチレン系ポリマー又はコポリマーから選ばれる。
不透明化剤は、それらが組成物中に存在するとき、一般に、水性相の総質量に対して、0.01質量%〜5質量%、好ましくは0.05質量%〜1質量%、なおもより良好には0.05質量%〜0.5質量%に相当する。
本発明の特定の一実施形態によれば、不透明化剤の性質及び量は、本発明による組成物が不透明であるように、即ちその濁度の値が300NTU以上であるように選ばれる。
優先的な一実施形態によれば、不透明化剤は、スチレン系ポリマー又はコポリマーから選ばれ、それらの濃度は0.01%〜5%の範囲である。
油性相は、一般に、組成物の総質量に対して、10質量%〜90質量%、好ましくは20質量%〜75質量%、更により優先的には30質量%〜70質量%、なおもより良好には40質量%〜60質量%に相当する。
本発明による組成物の油性相は、1種又は複数の油を含んでもよく、これらの油は、おそらくは、炭化水素系油、鉱油、植物油及び合成油から、或いはシリコーン油から選ばれる。該油性相はまた、脂溶性又は油分散性の添加剤も含んでよい。
用語「炭化水素系油」は、炭素原子及び水素原子、並びにおそらくは酸素原子及び窒素原子で本質的に形成され又はこれらから構成されさえし、且つケイ素原子又はフッ素原子を含有しない油を意味し、それは、エステル、エーテル、アミン又はアミドの各基を含有してもよい。
本発明の組成物中で使用されてもよい炭化水素系油として、挙げることができる例には、以下がある:
- 特に脂肪酸の、合成エステル及びエーテル、例としては式R1COOR2及びR1OR2(式中、R1は、8〜29個の炭素原子を有する脂肪酸残基を表し、R2は、3〜30個の炭素原子を有する分枝状又は非分枝状の炭化水素系鎖を表す)の油、例としてはパーセリンオイル(Purcellin oil)、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシル又はイソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例としては乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、及びヘプタン酸脂肪アルキル、オクタン酸脂肪アルキル及びデカン酸脂肪アルキル;ポリオールエステル、例としてはジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール及びジイソノナン酸ジエチレングリコール;並びにペンタエリスリトールエステル、例としてはテトライソステアリン酸ペンタエリスリチル
- 植物起源の炭化水素系油、例えばペルヒドロスクアレン、4〜10個の炭素原子を有する、脂肪酸の液体トリグリセリド、例としては、ヘプタン酸トリグリセリド又はオクタン酸トリグリセリド、或いは例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、ダイズ油、骨髄油、ブドウ種子油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アンズ核油、マカダミア油、アララ油、コリアンダー油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、ホホバ油、シアバター油、メドウフォーム油及びアルガン油
- 鉱物又は合成起源の、揮発性又は不揮発性の、直鎖状又は分枝状の炭化水素、及びそれらの誘導体、例えば液体ワセリン及び水素化ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)油;C8〜C16分枝状アルカン又はイソアルカン(イソパラフィンとしても知られる)、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカン、例としてはExxon Chemical社により商品名Isoparで販売されているイソパラフィン、又はPresperse社により商品名Permethylで販売されている油、並びにそれらの混合物
- 7〜14個の炭素原子を好ましくは含む、特に植物起源の、直鎖状アルカン
- 8〜26個の炭素原子を有する、室温で液体である脂肪アルコール、例としてはオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール又はオレイルアルコール。
用語「シリコーン油」は、少なくとも1個のケイ素原子を有し、特にSi-O基を有する油を意味する。
シリコーン油は、揮発性であっても不揮発性であってもよい。
用語「揮発性」は、室温及び大気圧で、皮膚と接触したときに1時間未満で揮発することができる化合物を指す。揮発性油は、室温で液体であり、特に蒸気圧が室温及び大気圧で非ゼロであり、特定すると蒸気圧が0.13Pa〜40000Pa(10-3〜300mmHg)の範囲、好ましくは1.3Pa〜13000Pa(0.01〜100mmHg)の範囲、優先的には1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)の範囲である、揮発性の化粧用油である。
挙げることができる揮発性シリコーン油の例には、シクロポリジメチルシロキサン(INCI名:シクロメチコーン)、例えばシクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン;直鎖状シリコーン、例えばヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサンがある。
好ましくは、揮発性シリコーン油は、シクロペンタシロキサン及びシクロヘキサシロキサンから選ばれる。
挙げることができる不揮発性シリコーン油には、ポリメチルシロキサン、特にPDMS、及びフェニルポリメチルシロキサン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート及びポリメチルフェニルシロキサン;脂肪酸、脂肪アルコールで変性されたポリシロキサン、又はポリオキシアルキレン、並びにそれらの混合物等のシリコーン油がある。
好ましくは、シリコーン油の量は、油性相の総質量に対して、80質量%未満、好ましくは20質量%未満である。
本発明の特定の一実施形態によれば、油は、炭化水素系油から選ばれる。優先的な一実施形態によれば、油は、パルミチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル、液体ワセリン等の鉱油、室温で液体である脂肪アルコール、及び液体脂肪酸トリグリセリドから選ばれる。好ましくは、油は、パルミチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル、室温で液体である脂肪アルコール、及び液体脂肪酸トリグリセリドから選ばれる。
油は、場合により、揮発性油のみから構成されていてもよい。
本発明による2相組成物は、特にそれがメイクアップ除去組成物又はクレンジング組成物として使用されるとき、1種又は複数の界面活性剤を相のうちの1つ又は他の相の中に場合により含んでもよく、その理由は、界面活性剤が存在すると、メイクアップ組成物、特にマスカラの、良好なメイクアップ除去を得ること、及び更にメイクアップ除去の間に脂性の感覚がないことが可能になるためである。しかしながら、本発明の組成物はまた、界面活性剤を含まなくてもよく、且つ該組成物がいずれかを含有する場合、界面活性剤の量は、組成物が静止状態で2つの分離した相の形態のままであり、エマルションの形態にはないようなものとすべきである。
本発明の組成物が、界面活性剤を含むとき、それは、アニオン性、非イオン性又は両性のタイプのものであってもよいが、非イオン性のタイプのものであることが好ましく、且つそれが組成物の水性相中に存在することが好ましい。
活性剤としての界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して、例えば、0.001質量%〜5質量%、好ましくは0.002質量%〜1質量%、なおもより良好には0.01質量%〜0.5質量%の範囲とすることができる。
非イオン性界面活性剤の中で、特に好ましいものは以下である:
- ソルビトールのポリオキシエチレン化脂肪エステル、例えばICI社により名称Tween 20で販売されている製品、
- エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの縮合物、例えばICI社により名称Synperonic PEで販売されているもの、具体的にはL 31、L 64、F 38、F 88、L 92、P 103、F 108及びF 127で参照されるもの、
- アルキルポリグリコシド、例えば以下の一般式(I)
R-O-(G)x (I)
(式中、Rは、6〜30個の炭素原子を含む、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和のアルキル基を表し、Gは、5又は6個の炭素原子を含む、還元された糖を表し、xは、1〜15の範囲の値である)
を有するもの、
- 並びにこれらの混合物。
本発明の好ましい一実施形態によれば、組成物が界面活性剤を含有するとき、それは、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも1種のアルキルポリグリコシドを含有する。
本発明による組成物中で好ましくは使用されるアルキルポリグリコシドは、式(I)(式中、Rは、更に特定すると、6〜30個の炭素原子、好ましくは8〜16個の炭素原子を含むアルキル基を示し、Gは、グルコース、フルクトース又はガラクトースを示し、xは、1〜4、より特定すると1〜3の範囲の値である)の化合物である。本発明の好ましい一実施形態によれば、本発明の組成物中で使用されるアルキルポリグリコシドは、アルキルポリグリコシド、即ち式(I)(式中、Gはグルコースを示し、xは1.2〜3の範囲の値である)の化合物である。
挙げることができるアルキルポリグルコシドの例には、デシルグルコシド[アルキル-C9/C11-ポリグルコシド(1.4)]、例としてはKao Chemicals社により名称Mydol 10で販売されている製品、Henkel社により名称Plantaren 2000 UP及びPlantacare 2000 UPで販売されている製品、及びSEPPIC社により名称Oramix NS 10で販売されている製品;カプリリル/カプリルグルコシド、例としてはSEPPIC社により名称Oramix CG 110で、又はBASF社により名称Lutensol GD 70で販売されている製品;ラウリルグルコシド、例としてはHenkel社により名称Plantaren 1200 N及びPlantacare 1200で販売されている製品;ココイルグルコシド、例としてはHenkel社により名称Plantacare 818/UPで販売されている製品;並びにそれらの混合物がある。
本発明による組成物はまた、従来型の化粧用補助剤又は添加剤も含有してよく、それらは、それらの親水性又は親油性の性質に応じて1つの相又は他の相の中にあることになり、例としては、芳香剤、保存剤及び殺菌剤、染料、柔軟剤、バッファー、湿潤剤、UV遮蔽剤(又は日焼け止め剤)、上に示した塩化ナトリウム等の電解液、又はpH調整剤(例えばクエン酸又は水酸化ナトリウム)、及びそれらの混合物である。
使用されてもよい保存剤には、検討中の分野で通常使用されている任意の保存剤、例としてはパラベン、フェノキシエタノール、グルコン酸クロルヘキシジン及びポリヘキサメチレンビグアニドヒドロクロリド(CTFA名:ポリアミノプロピルビグアニド)が挙げられる。本発明の好ましい一実施形態によれば、組成物は、単独で、又は他の保存剤との混合物として、ポリヘキサメチレンビグアニドヒドロクロリドを含有する。
使用されてもよい殺菌剤の例として、グリセリルモノ(C3〜C9)アルキル又は(C3〜C9)アルケニルエーテルがあり、その製造法は、文献に、具体的にはE. Baer、H.O.L.Fischer-J.Biol.Chem.140-397-1941に記載されている。これらのグリセリルモノ(C3〜C9)アルキル又は(C3〜C9)アルケニルエーテルの中で、3-[(2-エチルヘキシル)オキシ]-1,2-プロパンジオール、3-[(ヘプチル)オキシ]-1,2-プロパンジオール、3-[(オクチル)オキシ]-1,2-プロパンジオール及び3-[(アリル)オキシ]-1,2-プロパンジオールが好ましくは使用される。本発明により更に特に好ましいグリセリルモノ(C3〜C9)アルキルエーテルは、Schulke & Mayr G.m.b.H.社により商品名Sensiva SC 50(INCI名:エチルヘキシルグリセリン)で販売されている3-[(2-エチルヘキシル)オキシ]-1,2-プロパンジオールである。
柔軟剤の中で、特に挙げることができるのは、アラントイン及びビサボロール、プランクトン、並びに特定の植物抽出物、例えばバラ抽出物及びメリロート抽出物である。
存在してもよい活性剤は、組成物の最終目的に依る。本発明の組成物(特にそれがスキンケア組成物であるとき)中で使用されてもよい活性剤として挙げることができる例には、酵素(例えばラクトペルオキシダーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、ホスホリパーゼ、セルラーゼ);イソフラボン等のフラボノイド;タンパク質加水分解物等の保湿剤;ヒアルロン酸ナトリウム;抗炎症剤;オリゴマー性プロアントシアニジン;ビタミン、例えばビタミンA(レチノール)、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンB5(パンテノール)、ビタミンB3(ナイアシンアミド)、これらのビタミンの誘導体(特にエステル)及びこれらの混合物;尿素;カフェイン;脱色剤、例えばコウジ酸、ヒドロキノン及びカフェー酸;サリチル酸及びその誘導体;α-ヒドロキシ酸、例えば乳酸及びグリコール酸並びにそれらの誘導体;レチノイド、例えばカロテノイド及びビタミンA誘導体;ヒドロコルチゾン;メラトニン;藻類の、真菌の、植物の、酵母の、細菌の各抽出物;ステロイド;抗菌活性剤、例えば2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(又はトリクロサン)、3,4,4'-トリクロロカルバニリド(又はトリクロカルバン)並びに上に示した酸、特にサリチル酸及びその誘導体;張り付与剤(tensioning agent);セラミド;精油;並びにそれらの混合物;並びに組成物の最終目的に好適である任意の活性剤がある。
UV遮蔽剤は、特にそれが日焼け防止を企図されているとき、本発明による組成物中に存在してもよい。これらの遮蔽剤は、特に有機遮蔽剤であってもよく、それらは、活性材料の量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、なおもより良好には0.2質量%〜10質量%の範囲で存在することができる。
本発明の組成物へ加えられてもよいUV-A-活性及び/又はUV-B-活性有機遮蔽剤の例として挙げることができる例には、スルホン酸官能基を保持する誘導体、例えばベンジリデンカンファーの、ベンゾフェノンの又はフェニルベンズイミダゾールのスルホン又はスルホネート誘導体、より特定するとベンジリデンカンファー誘導体、例としてはChimex社により名称Mexoryl SXで製造されているベンゼン-1,4-ビス(3-メチリデンカンファー-10-スルホン酸)(INCI名:テレフタリリデンジカンファースルホン酸)、及びChimex社により名称Mexoryl SLで製造されている4'-スルホ-3-ベンジリデンカンファー(INCI名:ベンジリデンカンファースルホン酸)、2-[4-(カンファーメチリデン)フェニル]ベンズイミダゾール-5-スルホン酸、Merck社により名称Eusolex 232で販売されているフェニルベンズイミダゾールスルホン酸(INCI名:フェニルベンズイミダゾールスルホン酸);パラ-アミノ安息香酸誘導体;Haarmann and Reimer社により商品名Neo Heliopan OSで販売されているサリチル酸エチルヘキシル等のサリチル酸誘導体;特にHoffmann LaRoche社により商品名Parsol 1789で販売されているブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;特にHoffmann LaRoche社により商品名Parsol MCXで販売されているメトキシケイ皮酸エチルヘキシル等のケイ皮酸誘導体;BASF社により商品名Uvinul N539で販売されているオクトクリレン(2-エチルヘキシルα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリレート)等のβ,β'-ジフェニルアクリレート誘導体;BASF社により商品名Uvinul 400で販売されているベンゾフェノン-1等のベンゾフェノン誘導体、BASF社により商品名Uvinul D50で販売されているベンゾフェノン-2、BASF社により商品名Uvinul M40で販売されているベンゾフェノン-3又はオキシベンゾン、BASF社により商品名Uvinul MS40で販売されているベンゾフェノン-4;Merck社により商品名Eusolex 6300で販売されている4-メチルベンジリデンカンファー等のベンジリデンカンファー誘導体;Haarmann and Reimer社により商品名Neo Heliopan APで販売されているベンズイミダジレート等のフェニルベンズイミダゾール誘導体;Ciba Geigy社により商品名Tinosorb Sで販売されているアニソトリアジン等のトリアジン誘導体、及び特にBASF社により商品名Uvinul T150で販売されているエチルヘキシルトリアゾン;Rhodia Chimie社により商品名Silatrizoleで販売されているドロメトリゾールトリシロキサン等のフェニルベンゾトリアゾール誘導体;Haarmann and Reimer社により商品名Neo Heliopan MAで販売されているアントラニル酸メチル等のアントラニル酸誘導体;イミダゾリン誘導体;ベンザルマロネート誘導体;並びにそれらの混合物がある。
上に記載した組成物は、既知の方法で、1つの区画を有するボトル中で調整されうる。次いで、ユーザは、その内容物をコットンウールのパッド上へ注ぐ前にボトルを振らなければならない。同じボトルの独立した2つの区画の中へ導入されることになる組成物の2つの相を想定してもよく、系が、分配するときにそれらを一緒に混合するために付与される。こうした装置は、例えば、EP-A-497256及び仏国特許A-2697233に記載されている。
本発明による組成物は、任意の局所適用のために使用されてもよく、特に美容の又は皮膚科の組成物を構成してもよい。それは、具体的には、皮膚、唇及び/又は目のケア、クレンジング及び/又はメイクアップ除去のために、並びに更に毛髪ケア組成物として、使用されうる。
本発明の主題はまた、皮膚、唇及び/又は目のケア、メイクアップ除去及び/又はクレンジングのための、並びに/又は毛髪ケアのための、上に定義した美容組成物の美容的使用でもある。
本発明の主題はまた、皮膚、唇及び/又は目のメイクアップ除去、クレンジング及び/又はケアのための美容方法であって、上に定義した美容組成物を皮膚、唇及び/又は目に適用することを特徴とする、美容方法である。
本発明の主題はまた、美容的な毛髪ケア方法でもあり、上に定義した美容組成物を毛髪へ適用することを特徴とする。
本発明の好ましい一実施形態によれば、組成物は、体及び/又は顔の皮膚をケアするための組成物である。
本発明による組成物の以下の実施例は、例証として付与するものであり、限定する性質のものではない。そこにある量は、別段の指定がない限り、出発材料の質量%で表す。化合物の名称は、化学物質名又はINCI名で表す。
(実施例1)
以下の組成物を調製する。
脂肪相(20%)
パルミチン酸イソプロピル 40%
2-オクチルドデカノール 40%
ワセリン 20%
手順:油を冷混合する
水性相(80%)
水 適量
エチレンジアミン四酢酸、四ナトリウム塩 0.2%
保存剤 0.5%
パンテノール 0.005%
グリセロール 0.5%
酢酸マグネシウム四水和物 0.01%
クエン酸一水和物 0.005%
手順:水性相の開始材料の溶解及び分散を、完全に加熱なしで行う。
こうして得た、2つの分離した非混和の相からなる2相組成物は、振盪してエマルションが即席に瞬間的に形成された後に、2つの相への急速な相分離を受け、泡は形成されない。
(実施例2)
以下の組成物を調製する。
脂肪相(20%)
パルミチン酸イソプロピル 20%
2-オクチルドデカノール 40%
ジカプリリルエーテル 20%
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド(60/40) 10%
ワセリン 10%
手順:油を冷混合する
Figure 2016523279
手順:この方法は、完全に加熱なしに実施し、まずAの開始材料を溶解し、次いでBをAの中に分散し、続いて希釈した酢酸マグネシウムを加え、それからpH調整を行う。
こうして得た、2つの分離した非混和の相からなる2相組成物は、振盪してエマルションが即席に瞬間的に形成された後に、2つの相への急速な相分離を受け、泡は形成されない。
(実施例3)
不透明化剤なしの2相混合物
Figure 2016523279
振盪後の界面の観察:くっきりした界面
泡の観察:振盪後に残っている泡はない
脱混合速度の観察:脱混合は急速である(数分)
(比較例4)
不透明化剤を有する2相混合物
Figure 2016523279
振盪後の界面の観察:くっきりした界面
泡の観察:振盪後に残っている泡はない
脱混合速度の観察:脱混合は急速である(数分)
Figure 2016523279
酢酸マグネシウムをクエン酸三ナトリウムに置き換えるとき、得た組成物は、脂肪相中に残っている泡を含み、脱混合速度はより遅く、界面は平坦でない。
Figure 2016523279
酢酸マグネシウムを二炭酸ナトリウムに置き換えるとき、得た組成物は、脂肪相中に残っている微細な泡を含み、脱混合速度は同様であり、界面は平坦でない。
(実施例5)
不透明化剤を有する2相混合物
脂肪相(20%)
パルミチン酸イソプロピル 30%
2-オクチルドデカノール 50%
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド(60/40) 20%
手順:油を冷混合する
Figure 2016523279
こうして得た、2つの分離した非混和の相からなる2相組成物は、振盪してエマルションが即席に瞬間的に形成された後に、2つの相への急速な相分離を受け、泡は形成されない。

Claims (15)

  1. 分離している水性相と油性相とを含み、酢酸マグネシウムを含んだ、局所適用のための2相組成物。
  2. 水性相と油性相との質量比が、10/90〜90/10、好ましくは25/75〜90/10、更により優先的には30/70〜70/30、なおもより良好には40/60〜60/40の範囲である、請求項1に記載の組成物。
  3. 酢酸マグネシウムの量が、組成物の総質量に対して、0.001質量%〜5質量%の範囲であり、好ましくは0.5質量%以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 油性相が、炭化水素系油、鉱油、植物油及び合成油から、或いはシリコーン油から選ばれる1種又は複数の油を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 油が、炭化水素系油から選ばれる、請求項4に記載の組成物。
  6. 油が、脂肪酸エステル、例えば、パルミチン酸イソプロピル、脂肪アルコールエーテル、鉱油、例えば、液体ワセリン、室温で液体である脂肪アルコール、及び液体脂肪酸トリグリセリドから選ばれ、好ましくは脂肪酸エステル、例えば、パルミチン酸イソプロピル、室温で液体である脂肪アルコール、及び液体脂肪酸トリグリセリドから選ばれる、請求項5に記載の組成物。
  7. 非イオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 界面活性剤が、組成物の総質量に対して、0.001質量%〜5質量%、好ましくは0.002質量%〜1質量%、なおもより良好には0.01質量%〜0.5質量%の範囲の量で存在する、請求項7に記載の組成物。
  9. 少なくとも1種の水性相不透明化剤を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 不透明化剤が、(C1〜C6)アルキルセルロース;ラティス、例えば、スチレンをベースとするポリマー若しくはコポリマー、又はメタクリル酸とC1〜C4アクリル酸アルキルとの架橋コポリマー;場合によりオキシエチレン化されている、少なくとも2個の炭素原子を有するポリオールと、脂肪酸とのエステル;C10〜C30脂肪酸アルカノールアミド、及びC10〜C30脂肪酸とC10〜C30脂肪酸アルカノールアミドとのエステルから選ばれる、請求項9に記載の組成物。
  11. 不透明化剤が、ラティス、好ましくはスチレン系ポリマー又はコポリマー、及びメタクリル酸とC1〜C4アクリル酸アルキルとの架橋コポリマーから選ばれる、請求項10に記載の組成物。
  12. 不透明化剤が、スチレン系ポリマー又はコポリマーから選ばれる、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 不透明化剤が、水性相の総質量に対して、0.01質量%〜5質量%、好ましくは0.05質量%〜1質量%、なおもより良好には0.05質量%〜0.5質量%に相当する、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 皮膚、唇及び/又は目のケア、メイクアップ除去及び/又はクレンジングのための、並びに/又は毛髪ケア、好ましくはスキンケアのための、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物の美容的使用。
  15. 皮膚、唇及び/又は目のメイクアップ除去、クレンジング及び/又はケアのための、好ましくはスキンケアのための美容方法であって、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物を皮膚、唇及び/又は目に適用する、方法。
JP2016522569A 2013-06-28 2014-06-30 酢酸マグネシウムを含む2相組成物 Pending JP2016523279A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1356307A FR3007638B1 (fr) 2013-06-28 2013-06-28 Composition biphase comprenant de l'acetate de magnesium
FR1356307 2013-06-28
PCT/EP2014/063867 WO2014207259A2 (en) 2013-06-28 2014-06-30 Two-phase composition comprising magnesium acetate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016523279A true JP2016523279A (ja) 2016-08-08

Family

ID=49667277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016522569A Pending JP2016523279A (ja) 2013-06-28 2014-06-30 酢酸マグネシウムを含む2相組成物

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3013426A2 (ja)
JP (1) JP2016523279A (ja)
CN (1) CN105473184A (ja)
FR (1) FR3007638B1 (ja)
WO (1) WO2014207259A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535762A (ja) * 2016-11-25 2019-12-12 エルブイエムエイチ レシェルシェ 水性化粧料
KR20220081783A (ko) * 2020-12-09 2022-06-16 애경산업(주) 현탁성 클렌징 화장료 조성물
JP2023506935A (ja) * 2019-12-20 2023-02-20 ロレアル 5質量%~30質量%の範囲の含有量の1つ以上のポリオールを含む水性相と、非シリコーン油を含む油性相とを含む2相組成物

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3067248B1 (fr) * 2017-06-09 2019-10-25 L'oreal Composition biphase comprenant un sel de chlorhexidine
CN112218609A (zh) * 2018-05-30 2021-01-12 莱雅公司 用于局部施用的两相组合物
DE102018219931A1 (de) * 2018-11-21 2020-05-28 Beiersdorf Aktiengesellschaft Ölhaltige Gesichtspflegezubereitung
CN114727911B (zh) * 2019-11-29 2023-10-20 莱雅公司 用于局部施用的两相组合物
CN116096340A (zh) * 2020-07-31 2023-05-09 莱雅公司 用于护理角蛋白材料的组合物及其使用方法
WO2022150951A1 (en) * 2021-01-12 2022-07-21 L'oreal Biphase composition for cleansing and/or removing makeups from keratin materials

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0047804A1 (en) * 1980-09-15 1982-03-24 Unilever Plc Water-in-oil emulsions and process for preparing same
US6649174B2 (en) * 1998-05-07 2003-11-18 E-L Management Corp. Dual phase cosmetic composition
DE10235422A1 (de) * 2002-08-02 2004-02-12 Beiersdorf Ag Kosmetische Zubereitungen mit zwei Phasen
FR2847468B1 (fr) * 2002-11-26 2006-02-24 Oreal Composition biphase transparente pour application topique et son utilisation cosmetique
US20050075265A1 (en) * 2003-09-12 2005-04-07 L'oreal Two-phase compositions and uses thereof
FR2859626B1 (fr) * 2003-09-12 2006-01-27 Oreal Composition biphase et ses utilisations dans le domaine cosmetique
FR2864893B1 (fr) * 2004-01-12 2006-02-10 Oreal Composition biphase et ses utilisations dans le domaine cosmetique
JP2012519721A (ja) * 2009-03-09 2012-08-30 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 皮膚明色化用の化粧組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535762A (ja) * 2016-11-25 2019-12-12 エルブイエムエイチ レシェルシェ 水性化粧料
JP7107620B2 (ja) 2016-11-25 2022-07-27 エルブイエムエイチ レシェルシェ 水性化粧料
JP2023506935A (ja) * 2019-12-20 2023-02-20 ロレアル 5質量%~30質量%の範囲の含有量の1つ以上のポリオールを含む水性相と、非シリコーン油を含む油性相とを含む2相組成物
KR20220081783A (ko) * 2020-12-09 2022-06-16 애경산업(주) 현탁성 클렌징 화장료 조성물
KR102525475B1 (ko) * 2020-12-09 2023-04-26 애경산업(주) 현탁성 클렌징 화장료 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
FR3007638A1 (fr) 2015-01-02
WO2014207259A2 (en) 2014-12-31
WO2014207259A3 (en) 2015-04-09
CN105473184A (zh) 2016-04-06
FR3007638B1 (fr) 2015-08-07
EP3013426A2 (en) 2016-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6486918B2 (ja) Hlbが8未満である糖の脂肪酸エステル又は液体アルキルポリグルコシドと、c8〜c18分岐状アルカンとを含む二相組成物
JP2016523279A (ja) 酢酸マグネシウムを含む2相組成物
FR2939662A1 (fr) Composition biphase transparente sans silicones
JP4116020B2 (ja) 親水性スクリーニング剤を含む水中油型ファインエマルション
KR101490713B1 (ko) 제형 안정성 및 피부 안전성이 우수한 저점도 수중유형 화장료 조성물
JP2015522605A (ja) アルキルポリグルコシドおよび10℃未満の融点を有するエステルを含む2相組成物
WO2010026140A1 (en) Makeup-removing or cleansing method using volatile linear c7-c17 alkane
JP2019510065A (ja) 2相メークアップ除去組成物
US20060210612A1 (en) Make-up-removing article
KR20160008548A (ko) 실리콘 오일 및 폴리메틸메타크릴레이트 입자를 포함하는 미용 조성물
JP2006241150A (ja) 化粧メイクアップ除去製品
JP2004285047A (ja) 局所適用のための透明な二相組成物
FR2971421A1 (fr) Composition biphase
US20050075265A1 (en) Two-phase compositions and uses thereof
JP4031473B2 (ja) 2相組成物およびその化粧料としての使用
JPWO2020137785A1 (ja) レチノール含有水中油型乳化化粧料
US20040192832A1 (en) Transparent biphase composition for topical application
WO2015091380A1 (en) Two-phase composition comprising a cucurbic acid derivative
FR3067248A1 (fr) Composition biphase comprenant un sel de chlorhexidine
FR2918879A1 (fr) Emulsion huile-dans-eau contenant un polymere amphiphile.
Charbit et al. Two‐phase composition comprising a fatty acid ester of sugar or a liquid alkyl polyglucoside, with an HLB< 8, and a C8‐C18 branched alkane
WO2022003000A1 (en) Two-phase composition comprising an alkylpolyglycoside surfactant, a particular diol and an alkane, ester or ether compound comprising from 15 to 30 carbon atoms