JP2016523173A - 後角刺激のためのパドルリード及びリード配置及びリードを使用する方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
後角刺激のための脊髄刺激リードは、遠位端部、近位端部、及び遠位端部から近位端部まで延びる長手方向長さを有するパドル本体と、少なくとも1つのリード本体の各々の遠位端部分がパドル本体の近位端部に結合された遠位端部分、近位端部分、及び長手方向長さを有する少なくとも1つのリード本体と、第1及び第2の縦列が中心から中心で少なくとも7mmだけ横方向に離間した第1の縦列及び第2の縦列を含む少なくとも2つの長手方向縦列を形成するパドル本体上に配置された電極と、少なくとも1つのリード本体の近位端部分に沿って配置された端子と、端子を電極に電気的に結合する導体とを含む。
Description
〔関連出願への相互参照〕
本出願は、引用によって本明細書に組み込まれる2013年6月27日出願の米国仮特許出願第61/840,240号の「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益を主張するものである。
本出願は、引用によって本明細書に組み込まれる2013年6月27日出願の米国仮特許出願第61/840,240号の「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益を主張するものである。
本発明は、埋込可能電気刺激システム及びシステムを作り、かつそれを使用する方法の分野に関する。本発明はまた、後角刺激のための電極を有する埋込可能電気刺激リード、並びにリード及び電気刺激システムを作り、かつそれらを使用する方法に関する。
埋込可能電気刺激システムは、様々な疾患及び障害に治療効果を示している。例えば、脊髄刺激システムは、慢性疼痛症候群の処置のための治療法として使用されている。機能的電気刺激システムは、脊髄損傷患者において麻痺した四肢の何らかの機能を回復させるように適用されている。
刺激器は、様々な処置に対して治療を提供するように開発されてきた。刺激器は、制御モジュール(パルス発生器を有する)、1つ又はそれよりも多くのリード、及び各リード上の刺激電極のアレイを含むことができる。刺激電極は、刺激すべき神経、筋肉、又は他の組織と接触するか又はそれらの近くにある。制御モジュール内のパルス発生器は、電極によって身体組織に送出される電気パルスを発生させる。
一実施形態は、患者の中に埋込んで患者の脊髄の一部分を刺激するように構成され且つ配置され、遠位端部、近位端部、及び遠位端部から近位端部まで延びる長手方向長さを有するパドル本体と、遠位端部分、近位端部分、及び長手方向長さを有する少なくとも1つのリード本体であって、少なくとも1つのリード本体の各々の遠位端部分がパドル本体の近位端部に結合された上記少なくとも1つのリード本体と、パドル本体上に配置された電極であって、電極が、第1の縦列及び第2の縦列を含む少なくとも2つの長手方向縦列を形成し、第1及び第2の縦列が、中心から中心で少なくとも7mmだけ横方向に離間した上記電極と、少なくとも1つのリード本体の近位端部分に沿って配置された端子と、端子を電極に電気的に結合する導体とを含む脊髄刺激リードである。
別の実施形態は、上述の脊髄刺激リードと脊髄刺激リードに結合可能な制御モジュールとを含む脊髄刺激システムである。
更に別の実施形態は、脊髄刺激の方法である。本方法は、電極の第1の縦列が脊髄の第1の後角の上に配置され、かつ電極の第2の縦列が第1の後角の反対側にある脊髄の第2の後角の上に配置されるように患者の脊髄の上に少なくとも1つの電気刺激リードを埋込む段階と、少なくとも1つの電気刺激リードを制御モジュールに結合する段階と、電極の第1又は第2の縦列のうちの電極の少なくとも1つを使用して第1又は第2の後角のうちの少なくとも1つに対して制御モジュールによって発生される刺激電流を印加する段階とを含む。
本発明の非限定的及び非網羅的実施形態を以下の図面を参照して説明する。図面では、別に定めない限り、様々な図を通して同様の参照番号は同様の部分を指す。
本発明をより良く理解するために、添付の図面に関連して読むべき以下の「発明を実施するための形態」を参照する。
本発明は、埋込可能電気刺激システム及びシステムを作り、かつそれを使用する方法の分野に関する。本発明はまた、後角刺激のための電極を有する埋込可能電気刺激リード、並びにリード及び電気刺激システムを作り、かつそれらを使用する方法に関する。
適切な埋込可能電気刺激システムは、以下に限定されるものではないが、リードの遠位端部に沿って配置された1つ又はそれよりも多くの電極と、リードの1つ又はそれよりも多くの近位端部に沿って配置された1つ又はそれよりも多くの端子とを有する少なくとも1つのリードを含む。リードは、例えば、経皮リード及びパドルリードを含む。リードを有する電気刺激システムの例は、例えば、特許文献2〜42に見出され、特許文献2〜42の全てを本明細書に援用する。
図1は、電気刺激システム100の一実施形態を概略的に示している。電気刺激システムは、制御モジュール(例えば、刺激器又はパルス発生器)102と、制御モジュール102に結合可能なリード103とを含む。リード103は、パドル本体104及び1つ又はそれよりも多くのリード本体106を含む。図1では、2つのリード本体106を有するリード103が示されている。リード103は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、又はそれよりも多くのリード本体106を含む任意の適切な数のリード本体を含むことができることは理解されるであろう。電極134のような電極133のアレイは、パドル本体104上に配置され、端子(例えば、図2A〜2Bの210)のアレイは、1つ又はそれよりも多くのリード本体106の各々に沿って配置される。
リード103は、任意の適切な方式で制御モジュール102に結合することができる。図1では、直接に制御モジュール102に結合するリード103が示されている。少なくとも一部の他の実施形態において、リード103は、1つ又はそれよりも多くの中間デバイスを通して制御モジュール102に結合する。例えば、少なくとも一部の実施形態において、1つ又はそれよりも多くのリード延長部224(例えば、図2Bを参照)が、リード103と制御モジュール102の間に配置され、リード103と制御モジュール102の間の距離だけ延びることができる。1つ又はそれよりも多くのリード延長部に加えて又はそれらの代わりに、例えば、スプリッタ又はアダプタなど又はその組合せを含む他の中間デバイスを使用することができる。電気刺激システム100が、リード103と制御モジュール102の間に配置された複数の細長デバイスを含む場合に、中間デバイスは、任意の適切な配置に構成することができることは理解されるであろう。
制御モジュール102は、典型的には、コネクタハウジング112及び密封電子ハウジング114を含む。電子サブアセンブリ110及び任意的な電源120は、電子ハウジング114に配置される。制御モジュールコネクタ144は、コネクタハウジング112に配置される。制御モジュールコネクタ144は、リード103と制御モジュール102の電子サブアセンブリ110の間の電気接続を作るように構成され且つ配置される。
電気刺激システム、又はパドル本体104と、リード本体106の1つ又はそれよりも多くと、制御モジュール102とを含む電気刺激システムの構成要素は、典型的には、患者の身体の中に埋込まれる。電気刺激システムは、以下に限定されるものではないが、神経刺激、脊髄刺激、及び筋肉刺激などを含む様々な用途に使用することができる。
電極134は、任意の導電性の生体適合性材料を使用して形成することができる。好ましい材料の例は、金属、合金、導電性ポリマー、及び導電性炭素など、並びにそれらの組合せを含む。少なくとも一部の実施形態において、電極134のうちの1つ又はそれよりも多くは、プラチナ、プラチナイリジウム、パラジウム、パラジウムロジウム、又はチタンのうちの1つ又はそれよりも多くから形成される。
例えば、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、16、24、32、又はそれよりも多くの電極134を含む任意の適切な数の電極134をパドル本体上に配置することができる。電極134は、任意の適切な配置でパドル本体104上に配置することができる。図1では、電極134は、2つの縦列の中に配置され、ここで各縦列は、8つの電極134を有する。
パドル本体104の電極は、典型的には、例えば、シリコーン、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン(「PEEK」)、及びエポキシなど又はその組合せのような非導電性生体適合性材料に配置されるか又はそれによって分離される。パドル本体104及び1つ又はそれよりも多くのリード本体106は、例えば、成形(射出成形を含む)及び鋳造などを含む任意の工程によって望ましい形状で形成することができる。非導電材料は、典型的には、パドル本体104から1つ又はそれよりも多くのリード本体106の各々の近位端部に延びる。パドル本体104及び1つ又はそれよりも多くのリード本体106の非導電性生体適合性材料は、同じとすることができ又は異なることができる。パドル本体104及び1つ又はそれよりも多くのリード本体106は、一体構造とすることができ、又は恒久的に又は取外し可能に互いに結合される2つの個別の構造として形成することができる。
端子(例えば、図2A〜2Bの210)は、典型的には、対応するコネクタ接点(例えば、図2A〜2Bの214)に電気接続するために電気刺激システム100(並びに任意のスプリッタ、リード延長部、又はアダプタなど)の1つ又はそれよりも多くのリード本体106の近位端部に沿って配置される。コネクタ接点は、次に、例えば、制御モジュール102(又はリード延長部、スプリッタ、又はアダプタなど)上に配置されたコネクタ(例えば、図1〜2Bの144、及び図2Bの222)に配置される。導電性ワイヤ又はケーブルなど(図示せず)は、端子から電極134まで延びる。典型的には、1つ又はそれよりも多くの電極134は、各端子に電気的に結合される。少なくとも一部の実施形態において、各端子は、1つの電極134だけに接続される。
導電性ワイヤ(「導体」)は、リード本体106の非導電材料に埋込むことができ、又はリード本体106に沿って延びる1つ又はそれよりも多くの内腔(図示せず)に配置することができる。一部の実施形態において、各導体のために個々の内腔がある。他の実施形態において、2つ又はそれよりも多くの導体が、内腔を通って延びる。例えば、患者の身体内で1つ又はそれよりも多くのリード本体106の配置を容易にするようにスタイレットを挿入するために1つ又はそれよりも多くのリード本体106の近位端部で又はその近くで開く1つ又はそれよりも多くの内腔(図示せず)がある場合がある。更に、例えば、1つ又はそれよりも多くのリード本体106の埋込み部位の中への薬物又は治療剤の注入のために1つ又はそれよりも多くのリード本体106の遠位端部で又はその近くで開く1つ又はそれよりも多くの内腔(図示せず)がある場合がある。少なくとも1つの実施形態において、1つ又はそれよりも多くの内腔は、連続的に又は定期的に食塩水又は硬膜外液体などで洗い流される。少なくとも一部の実施形態において、1つ又はそれよりも多くの内腔は、遠位端部で恒久的に又は取外し可能に密封可能である。
図2Aは、制御モジュールコネクタ144の一実施形態に結合するように構成され且つ配置された1つ又はそれよりも多くの細長デバイス200の近位端部の一実施形態の概略側面図である。1つ又はそれよりも多くの細長デバイスは、例えば、図1のリード本体106のうちの1つ又はそれよりも多く、1つ又はそれよりも多くの中間デバイス(例えば、スプリッタ、図2Bのリード延長部224、又はアダプタなど、又はその組合せ)、又はその組合せを含むことができる。
制御モジュールコネクタ144は、方向矢印212a及び212bによって示すように、細長デバイス200の近位端部を挿入することができる少なくとも1つのポートを定める。図2Aでは(及び他の図では)、2つのポート204a及び204bを有するコネクタハウジング112が示されている。コネクタハウジング112は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、又はそれよりも多くのポートを含む任意の適切な数のポートを定めることができる。
制御モジュールコネクタ144はまた、各ポート204a及び204b内に配置されたコネクタ接点214のような複数のコネクタ接点を含む。細長デバイス200がポート204a及び204bの中に挿入される時に、コネクタ接点214は、細長デバイス200の近位端部に沿って配置された複数の端子210と位置合わせされ、制御モジュール102をリード103のパドル本体104上に配置された電極(図1の134)に電気的に結合することができる。制御モジュールのコネクタの例は、例えば、本明細書に援用されている特許文献7及び17に見出される。
図2Bは、電気刺激システム100の別の実施形態の概略側面図である。電気刺激システム100は、1つ又はそれよりも多くの細長デバイス200(例えば、図1のリード本体106のうちの1つ、スプリッタ、アダプタ、又は別のリード延長部など、又はその組合せ)を制御モジュール102に結合するように構成され且つ配置されたリード延長部224を含む。図2Bでは、制御モジュールコネクタ144に定められた単一ポート224に結合されたリード延長部224が示されている。更に、単一細長デバイス200に結合するように構成され且つ配置されたリード延長部224が示されている。代替実施形態において、リード延長部224は、制御モジュールコネクタ144(例えば、図1のポート204a及び204b)に定められた複数のポート204に結合するように、又は複数の細長デバイス200(図1のリード本体106の両方)又は両方を受け入れるように構成され且つ配置される。
リード延長部コネクタ222は、リード延長部224上に配置される。図2Bでは、リード延長部224の遠位端部226に配置されたリード延長部コネクタ222が示されている。リード延長部コネクタ222は、コネクタハウジング228を含む。コネクタハウジング228は、方向矢印238によって示すように、細長デバイス200の端子210を挿入することができる少なくとも1つのポート230を定める。コネクタハウジング228はまた、コネクタ接点240のような複数のコネクタ接点を含む。細長デバイス200がポート230の中に挿入される時に、コネクタハウジング228に配置されたコネクタ接点240は、細長デバイス200の端子210と位置合わせされ、リード延長部224をリード(図1の103)に沿って配置された電極(図1の134)に電気的に結合することができる。
少なくとも一部の実施形態において、リード延長部224の近位端部は、リード103(又は他の細長デバイス200)の近位端部として同様に構成され且つ配置される。リード延長部224は、遠位端部226の反対側にあるリード延長部224の近位端部248にコネクタ接点240を電気的に結合する複数の導電性ワイヤ(図示せず)を含むことができる。少なくとも一部の実施形態において、リード延長部224に配置された導電性ワイヤは、リード延長部224の近位端部248に沿って配置された複数の端子(図示せず)に電気的に結合することができる。少なくとも一部の実施形態において、リード延長部224の近位端部248は、別のリード延長部(又は別の中間デバイス)に配置されたコネクタの中に挿入されるように構成され且つ配置される。他の実施形態において(かつ図2Bに示すように)、リード延長部224の近位端部248は、制御モジュールコネクタ144の中に挿入されるように構成され且つ配置される。
脊髄のような患者組織の刺激は、疼痛を軽減して他の治療を行う上で有用である可能性がある。典型的には後柱を刺激する従来の刺激デバイスよりも高いパルス周波数又は従来のデバイスよりも低いパルス幅の利用は、多くの場合、異常感覚の望ましくない副作用を低下させながら後角領域において刺激を生成することができることが見出されている。後角は、比較的低いパルス幅(例えば、30μs又はそれ未満)を使用して刺激することができる。従来の脊髄刺激システムは、典型的には、200μs又はそれよりも長いパルス幅を使用する。低パルス幅は、脊髄の後角において神経端末又はシナプスの動員を可能にし、異常感覚をもたらす可能性がある脳への活動電位の順方向伝導なしに痛みの伝達の修正をもたらすと考えられる。これは、脊髄の後角の端末が低パルス幅に非常に敏感であるので、より小さい繊維に発生する活動電位がより大きい直径のシナプス後繊維において活動電位を引き起こすことがより困難であるために起こると考えられる。
図3は、硬膜304によって取り囲まれた脊髄302の横断面図を概略的に示している。脊髄302は、脊髄神経312a及び312bが延びる正中線306及び複数のレベルを含む。図3Aでは、対応する後根314a及び314b、並びに前面(又は前)根316a及び316bを通して特定の脊髄レベルで脊髄302に付着している脊髄神経312a及び312bが示されている。典型的には、後根314a314bは、脊髄302の中に感覚情報を伝え、前根316a及び316bは、脊髄302から外向きに運動情報を伝える。
図3に示すような脊髄302はまた、脊(又は後)柱320及び背(又は後)角322を含む。従来のパドルリードは、後柱を刺激するように配置された電極を有する。従来のリードとは対照的に、パドルリードは、後柱の刺激に加えて又はこれに代えて後角を刺激するように設計することができる。それらのパドルリードは、後角が後柱の外側にあるので、後柱刺激に使用する電極よりも横方向に更に離間したパドルに沿って電極の縦列を含む。例えば、後角を刺激するために、電極の縦列は、7〜12mm(中心から中心)だけ又はそれよりも大きく横方向に離間させることができる。多くのパドルリードは、8mm又はそれ未満の横方向幅を有し、従って、電極の2つの縦列の間の中心から中心の横方向間隔は、6mm又はそれ未満の範囲にある。
以下に説明するリードの各々は、脊髄の2つの後角を刺激するように配置された電極の2つの縦列を有するパドルを含む。少なくとも一部の実施形態において、以下に説明するリードの各々は、少なくとも7、8、9、10、11、又は12mm又はそれよりも大きい横方向分離(中心から中心距離)で配置された2つの縦列を有する。少なくとも一部の実施形態において、以下に説明するリードの各々は、脊髄の胸部領域、腰部領域、又は頸部領域(又はこれらの領域のいずれかの内部のいずれかの特定の脊椎レベル(又は隣接するレベル、例えば、T8〜T10の範囲)に対して)のうちの1つにおいて平均成人(又は成人男性又は成人女性)の後角の端部の間の平均分離距離に少なくとも等しい横方向分離(中心から中心距離)で配置された2つの縦列を有する。以下に説明するように、パドルはまた、患者の後柱を刺激するように配置された他の電極を含むことができる。
図4〜9に示す実施形態に関して、それらの実施形態における同等の構造の参照番号は、1桁目のみが異なる。例えば、参照番号404,504、604、704、804、及び904全ては、パドルを指している。それ以外の指示がない限り、特定の実施形態の構造に関する以下の任意の考察は、他の実施形態の同等の構造にも適用可能であることは理解されるであろう。例えば、電極434aに関する任意の説明は、それ以外の指示がない限り、電極534a、634a、734a、834a、及び934aにも適用可能である。
パドルリードは、後角刺激を与えるようにパドル上に位置する電極と、後柱刺激を与えるようにパドル上に位置する他の電極とを含むことができる。図4は、1つ又はそれよりも多くのリード本体406がパドルから延びるパドルリードのパドル404を示している。パドル404は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、それらを使用して脊髄の後角を刺激することができるように、パドル上に位置する電極434aの縦列440a、440bを含む。縦列440a、440bの間の中心から中心分離は、線446によって示されている。
縦列440a、440bの各々は、以下に限定されるものではないが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、16、又はそれよりも多くの電極を含む任意の数の電極434aを含むことができる。縦列440a、440bの各々における電極434aは、図4に示すように均一に又はいずれかの他の規則的又は不規則的パターンで長手方向に離間させることができる。電極434aは、同一のサイズ及び形状、又は異なるサイズ又は形状とすることができる。縦列440a、440bは、同数の電極434a又は異なる数の電極を有することができる。縦列440a、440bは、電極434aの配置に対して同一にすることができ、又は異なることができる。1つの縦列の電極は、他の縦列の電極と位置合わせすることができ、又はそれらは位置合わせすることができず、又はその任意の組合せとすることができる。
パドル404はまた、パドル上に配置された電極434bの縦列442a、442b、442c、442dを含み、従って、それらを使用して後柱を刺激することができる。この配置に対する隣接する縦列の間の中心から中心の横方向間隔は、ほぼ6、5、4、3、又は2mmを超えず、1〜5mmの範囲にすることができる。配置全体は、一般的に、6mmを超えない2つの最外縦列442a、442d間の中心から中心横方向間隔を有し、1〜5mmの範囲にすることができる。
パドル404は、後柱を刺激するために4つの縦列442a、442b、442c、442dを有すると示されているが、そのような配置は、以下に限定されるものではないが、1つ(例えば、図6及び7を参照)、2つ(例えば、図9を参照)、3つ(例えば、図5を参照)、4つ、6つ、又はそれよりも多くの縦列を含む任意の数の縦列を有することができることは理解されるであろう。縦列442a、442b、442c、442dの各々は、以下に限定されるものではないが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、16、又はそれよりも多くの電極を含む任意の数のデバイス434bを含むことができる。少なくとも一部の実施形態において、縦列のうちの1つは、パドルの中心線上に配置される(例えば、図5、6、及び7を参照)。
縦列442a、442b、442c、442dの各々における電極434bは、図4に示すように長手方向に均一に又はいずれかの他の規則的又は不規則的パターンで離間させることができる。電極434bは、同一のサイズ及び形状、又は異なるサイズ又は形状とすることができる。縦列442a、442b、442c、442dは、同数の電極434b又は異なる数の電極を有することができる。縦列442a、442b、442c、442dは、電極434bの配置に関して同一にすることができ又は異なることができる。1つの縦列の電極は、いずれかの他の縦列の電極と位置合わせすることができ、又はそれらは位置合わせすることができず、又はその任意の組合せとすることができる。例えば、図4では、縦列442aの電極は、縦列442dの電極と位置合わせされ、縦列442bの電極は、縦列442cの電極と位置合わせされるが、縦列442aの電極は、縦列442b及び442cの電極とは位置合わせされない。
後角刺激のための電極の縦列(例えば、縦列440a、440b)は、図4及び5に示すように、後柱刺激に対する電極の縦列(例えば、縦列442a、442b、442c、442d)から長手方向に分離することができ、又は縦列の2つのセットは、長手方向に重なることができ、ここで図6及び7に示すように、重なりは部分的であり、又は図9に示すように完全である。縦列の2つのセットの間に長手方向分離が存在する場合に、少なくとも一部の実施形態において、分離距離は、1〜6mmの範囲であり、少なくとも1、2、3、4、又は5mmとすることができる。縦列の2つのセットが重なる場合に、後角刺激のための電極の縦列の電極は、後柱刺激のための電極の縦列の電極との重なり領域で位置合わせすることができ(図9を参照)、又は位置合わせすることができない(図6及び7を参照)。
パドルは、図4及び6〜9に示すように均一な幅にすることができる(近位及び遠位端部を除く)。他の実施形態において、パドルは、図5に示すように不均一な幅になる場合がある。例えば、パドルは、後柱刺激のための電極が存在する領域550ではより狭く、後角刺激のための電極が存在する領域552ではより広くすることができる。この不均一なパドル幅は、例えば、図4及び6のパドル構成に適用することができる。
図5は、1つ又はそれよりも多くのリード本体506がパドルから延びるパドルリードのパドル504を示している。パドル504は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、脊髄の後角を刺激するようにパドル上に位置する電極534aの縦列540a、540b含む。パドル504はまた、パドル上に配置されて後柱を刺激する電極543bの縦列542a、542b、542cを含む。縦列542bは、縦列542a、542cよりも多くの電極543bを有する。パドル504が埋込まれる時に、縦列542bは、脊髄の正中線の上に埋込むことができ、縦列542bの電極534bを使用して、例えば、少なくとも部分的には、従来の等直径の経皮リードを使用して正中線に沿って得ることができる刺激を再現することができる。
図6は、1つ又はそれよりも多くのリード本体606がパドルから延びるパドルリードのパドル604を示している。パドル604は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、脊髄の後角を刺激するようにパドル上に位置する電極634aの縦列640a、640b含む。各縦列640a、640bには8つの電極634aがある。パドル604はまた、パドル上に配置されて後柱を刺激する16の電極643bの縦列642aを含む。縦列642aは、縦列640a、640bよりも多くの電極を有する。パドル604が埋込まれる時に、縦列642aは、脊髄の正中線の上に埋込むことができ、縦列642aの電極634bを使用して、例えば、少なくとも部分的には、従来の等直径の経皮リードを使用して正中線に沿って得ることができる刺激を再現することができる。
図7は、1つ又はそれよりも多くのリード本体706がパドルから延びるパドルリードのパドル704を示している。パドル704は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、脊髄の後角を刺激するようにパドル上に位置する電極734aの縦列740a、740b含む。各縦列740a、740bには6つの電極734aがある。パドル704はまた、パドル上に配置されて後柱を刺激する20の電極743bの縦列742aを含む。縦列742aは、縦列740a、740bよりも多くの電極を有する。パドル704が埋込まれる時に、縦列742aは、脊髄の正中線の上に埋込むことができ、縦列742aの電極734bを使用して、例えば、少なくとも部分的には、従来の等直径の経皮リードを使用して正中線に沿って得ることができる刺激を再現することができる。
一部の実施形態において、パドルは、後柱刺激のために特別に配置された電極を含まない(しかし、後角の刺激は後柱の何らかの刺激をもたらす場合もある)。図8は、1つ又はそれよりも多くのリード本体806がパドルから延びるパドルリードのパドル804を示している。パドル804は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、脊髄の後角を刺激するようにパドル上に位置する電極834aの縦列840a、840b含む。少なくとも一部の実施形態において、2つの縦列840a、840bの間のパドル804の一部分(パドルの長さに沿って長手方向に延びるパドルの中心部分のような)は、パドルがほぼ円筒形の脊髄の周囲でより容易に曲がることができるように、特に横方向に沿ってパドルの他の部分よりも実質的に可撓性にすることができる。パドルの一部は、例えば、その部分に対して異なる材料を使用して、又はより低いデュロメータ又はより高い可撓性による同じ一般的な材料(例えば、ポリウレタン又はシリコーン)を使用して、又はその領域においてパドルをより薄くすることによって可撓性にすることができる。パドルの同様の可撓性部分は、本明細書に説明する他のパドルのいずれにも組み込むことができることは理解されるであろう。
図9は、1つ又はそれよりも多くのリード本体906がパドルから延びるパドルリードのパドル904を示している。パドル904は、パドルリードが脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込まれる時に、脊髄の後角を刺激するようにパドル上に位置する電極934aの縦列940a、940b含む。パドル904はまた、後柱を刺激するようにパドル上に配置された電極943bの縦列942a、942bを含む。
本明細書に開示するパドルリードのいずれも、脊髄の近くに(例えば、硬膜外腔に)埋込んで制御モジュールに結合し、後角又は後柱の一方又は両方又はその任意の組合せに電極を通して刺激コードを提供することができる。
これに代えて、経皮リードなどからの円筒形リード本体は、パドルの代わりに使用することができる。図10は、図9のパドル904の配置に類似する配置で配置された4つの円筒形リード本体1040a、1042a、1042b、及び1040bを含む。リード本体1040a、1040bは、リング電極1034aを含み、後角を刺激するように埋込まれる。リード本体1042a、1042bは、リング電極1034bを含み、後柱を刺激するように埋込まれる。リード本体1040a、1042a、1042b、及び1040bは、全て個々の経皮リードの遠位端部とすることができ、又はリード本体のうちの2つ又はそれよりも多くは、図10に示す部分の近位に互いに結合することができる。単一又は複数のリード本体を有する経皮リードの更なる説明は、例えば、特許文献43〜48に見出すことができ、特許文献43〜48の全てを本明細書に援用する。
図11は、4つの円筒形リード本体1140a、1142a、1142b、及び1140bの類似の配置を示している。それらのリード本体上の電極1034a、1034bは、セグメント電極である。各セグメント電極は、リード本体の円周の周りで単に途中まで(例えば、75%、67%、60%、50%、40%、33%、25%、20%、17%、又は15%、又はそれ未満)延びる。一部の実施形態において、各長手方向位置でリードの円周の周りに配置された複数のセグメント電極が存在する場合がある。セグメント電極の更なる説明は、例えば、特許文献26〜27、29〜32、34〜41、49〜50に見出すことができ、特許文献26〜27、29〜32、34〜41、49〜50の全てを本明細書に援用する。リード本体は、リング電極及びセグメント電極の任意の組合せを組み込むことができ、またリードの端部にある先端電極に組み込むことができることも理解されるであろう。
図12は、制御モジュール内に配置された電子サブアセンブリ1210を含む電気刺激システム1200の構成要素の一実施形態の概略概観図である。電気刺激システムは、より多い、より少ない、又は異なる構成要素を含むことができ、本明細書に引用する刺激器の参考文献に開示された構成を含む様々な異なる構成を有することができることは理解されるであろう。
図11及び12の両方は、4つのリード本体を使用することを示すが、他の実施形態は、遠位角刺激のために2つのリード本体及び後柱刺激のために任意の数のリード本体を含む(以下に限定されるものではないが、ゼロ、1つ、2つ、3つ、4つ、6つ、又はそれよりも多くのリード本体を含む)ことになることは理解されるであろう。リード本体の電極は、位置合わせされる場合もあり位置合わせされない場合もある。図11及び12の配置の1つの可能な利点は、少なくとも一部の実施形態において、リード本体が、個々にイントロデューサを使用して経皮的に埋込むことができるということである。パドルリードは、多くの場合、外科的に埋込むことができる。
電気刺激システムの構成要素(例えば、電源1212、アンテナ1218、受信機1202、及びプロセッサ1204)の一部は、必要に応じて埋込可能パルス発生器の密封ハウジング内の1つ又はそれよりも多くの回路基板などの担体上に位置することができる。例えば、1次バッテリ又は再充電可能なバッテリのようなバッテリを含む任意の電源1212を使用することができる。他の電源の例は、本明細書に援用する特許文献51に説明する電源を含む超コンデンサ、原子力又は原子バッテリ、機械共振器、赤外線コレクター、熱動力エネルギ源、曲げ動力エネルギ源、バイオエネルギ電源、燃料電池、生体電気電池、及び浸透圧ポンプなどを含む。
別の代替手段として、電力は、任意的なアンテナ1218又は2次アンテナを通して誘導結合により外部電源によって供給することができる。外部電源は、ユーザの皮膚上に装着されたデバイスに又は恒久的又は定期的にユーザの近くに設けるユニットにすることができる。
電源1212は再充電可能なバッテリであり、バッテリは、必要に応じて任意的なアンテナ1218を使用して再充電することができる。アンテナを通してバッテリをユーザの外部の再充電ユニット1216に誘導的に結合することにより、再充電するためのバッテリに電力を提供することができる。そのような配置の例は、上で識別された参考文献に見出すことができる。
一実施形態において、電流は、パドル又はリード本体上の電極134によって放出され、電気刺激システムの近くの神経繊維、筋繊維、又は他の身体組織を刺激する。プロセッサ1204は、一般的に、電気刺激システムのタイミング及び電気的特性を制御するために含まれる。例えば、プロセッサ1204は、必要に応じてパルスのタイミング、周波数、強度、持続時間、及び波形のうちの1つ又はそれよりも多くを制御することができる。更に、プロセッサ1204は、必要に応じていずれの電極を使用して刺激を与えることができるかを選択することができる。一部の実施形態において、プロセッサ1204は、いずれの電極がカソードであっていずれの電極がアノードであるかを選択する。一部の実施形態において、プロセッサ1204を使用して、いずれの電極が望ましい組織の最も有用な刺激を与えるかを識別する。
任意のプロセッサを使用することができ、例えば、一定の間隔でパルスを生成する電子デバイスのように簡単であることができ、又はプロセッサは、例えば、パルス特性の修正を可能にする外部プログラミングユニット1208からの命令を受信及び解釈することができる。図示の実施形態において、プロセッサ1204は、次に、任意的なアンテナ1218に結合された受信機1202に結合される。これは、プロセッサ1204が外部供給源から命令を受信し、例えば、必要に応じて電極のパルス特性及び選択を指令することを可能にする。
一実施形態において、アンテナ1218は、プログラミングユニット1208によってプログラムされた外部遠隔測定ユニット1206から信号(例えば、RF信号)を受信することができる。プログラミングユニット1208は、遠隔測定ユニット1206の外部又はその一部とすることができる。遠隔測定ユニット1206は、ユーザの皮膚上に着用するデバイスとすることができ、又はユーザが担持することができ、必要に応じてポケットベル、携帯電話、又は遠隔制御部に類似する形態を有することができる。別の代替手段として、遠隔測定ユニット1206は、ユーザが着用又は担持することはできないが、ホームステーションにおいて又は臨床医のオフィスにおいてのみ利用可能にすることができる。プログラミングユニット1208は、電気刺激システム1200に送信するために遠隔測定ユニット1206に情報を提供することができる任意のユニットとすることができる。プログラミングユニット1208は、遠隔測定ユニット1206の一部とすることができ、又は無線又は有線接続により遠隔測定ユニット1206に信号又は情報を提供することができる。適切なプログラミングユニットの一例は、遠隔測定ユニット1206に信号を送信するためにユーザ又は臨床医によって作動されるコンピュータである。
アンテナ1218及び受信機1202を通してプロセッサ1204に送信される信号を使用して、電気刺激システムの作動を修正又はそうでなければ指令することができる。例えば、信号を使用して、パルス持続時間、パルス周波数、パルス波形、及びパルス強度のうちの1つ又はそれよりも多くの修正のような電気刺激システムのパルスの修正を行うことができる。信号はまた、電気刺激システム1200を指令して作動を停止し、作動を開始し、バッテリの充電を開始し、又はバッテリの充電を停止させることができる。他の実施形態において、刺激システムは、アンテナ1218又は受信機1202を含まず、プロセッサ1204はプログラムされたように作動する。
任意的に、電気刺激システム1200は、遠隔測定ユニット1206又は信号を受信することができる別のユニットに信号を送信して戻すためにプロセッサ1204及びアンテナ1218に結合された送信機(図示せず)を含むことができる。例えば、電気刺激システム1200は、電気刺激システムが適正に作動しているか否かを示し、又はバッテリを充電する必要がある時又はバッテリに残っている充電レベルを示す信号を送信することができる。プロセッサ1204はまた、パルス特性に関する情報を送信し、従って、ユーザ又は臨床医は、その特性を決定又は検証することができる。
以上の仕様、例、及びデータは、本発明の構成物の製造及び使用の説明を提供するものである。本発明の多くの実施形態は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行うことができるので、本発明はまた、以下に添付した特許請求の範囲に属するものである。
Claims (20)
- 脊髄刺激リードであって、
患者の脊髄の一部分を刺激するために患者の中に埋込まれるように構成され且つ配置されるパドル本体を有し、前記パドル本体は、遠位端部と、近位端部と、遠位端部から近位端部まで延びる長手方向長さを有し、
更に、少なくとも1つのリード本体を有し、前記リード本体は、遠位端部分と、近位端部分と、長手方向長さを有し、前記少なくとも1つのリード本体の各々の遠位端部分は、前記パドル本体の近位端部に結合され、
更に、前記パドル本体に配置された複数の電極を有し、前記複数の電極は、第1の縦列及び第2の縦列を含む少なくとも2つの長手方向縦列を構成し、前記第1の縦列と前記第2の縦列は、中心から中心まで少なくとも7mmだけ横方向に離間し、
更に、前記少なくとも1つのリード本体の近位端部分に沿って配置された複数の端子と、
前記複数の端子を前記複数の電極に電気的に結合する複数の導体と、を有する脊髄刺激リード。 - 前記少なくとも2つの長手方向縦列は更に、第3の縦列を含み、前記第3の縦列は、前記第1の縦列と前記第2の縦列の間に少なくとも部分的に配置される、請求項1に記載の脊髄刺激リード。
- 前記少なくとも2つの長手方向縦列は更に、第4の縦列を含み、前記第4の縦列は、前記第1の縦列と前記第2の縦列の間に少なくとも部分的に配置される、請求項2に記載の脊髄刺激リード。
- 前記第1の縦列及び前記第2の縦列は、前記パドル本体が脊髄の正中線に沿って埋込まれたときの平均成人の後角の刺激のために構成され且つ配置される、請求項3に記載の脊髄刺激リード。
- 前記第3の縦列及び前記第4の縦列は、前記パドル本体が脊髄の正中線に沿って埋込まれたときの平均成人の後柱の刺激のために構成され且つ配置される、請求項4に記載の脊髄刺激リード。
- 前記第3の縦列は、前記第1の縦列よりも多い電極を含み、前記第2の縦列よりも多い電極を含む、請求項2に記載の脊髄刺激リード。
- 前記少なくとも2つの長手方向縦列は更に、第3の縦列を含み、前記第3の縦列は、前記パドル本体の中心線に沿って配置される、請求項1に記載の脊髄刺激リード。
- 前記少なくとも2つの長手方向縦列は更に、前記パドル本体に配置された第3の縦列及び第4の縦列を更に含み、前記第3の縦列及び前記第4の縦列は、中心から中心まで5mm以下だけ横方向に離間する、請求項1に記載の脊髄刺激リード。
- 前記第3の縦列及び前記第4の縦列は、前記第1の縦列及び前記第2の縦列と長手方向に重ならない、請求項1に記載の脊髄刺激リード。
- 前記第3の縦列及び前記第4の縦列は、前記第1の縦列及び前記第2の縦列から少なくとも2mmだけ長手方向に分離される、請求項1に記載の脊髄刺激リード。
- 請求項1に記載の脊髄刺激リードと、
前記脊髄刺激リードに結合可能な制御モジュールと、を含む脊髄刺激システム。 - 脊髄刺激の方法であって、
少なくとも1つの電気刺激リードを患者の脊髄の上に埋込んで、第1の縦列の電極を脊髄の第1の後角の上に配置し、第2の縦列の電極を第1の後角の反対の脊髄の第2の後角の上に配置し、
前記少なくとも1つの電気刺激リードを制御モジュールに結合し、
前記第1の縦列の電極又は前記第2の縦列の電極のうちの少なくとも1つを使用して、前記制御モジュールによって発生させた刺激電流を、第1後角又は第2の後角の少なくとも一方に適用する、方法。 - 少なくとも1つの電気刺激リードを埋込むことは、パドル本体を含むパドルリードを埋込むことを含み、前記第1の縦列の電極及び前記第2の縦列の電極は、前記パドル本体に配置される、請求項12に記載の方法。
- 前記第1の縦列及び前記第2の縦列は、中心から中心まで少なくとも7mmの距離だけ横方向に離間する、請求項13に記載の方法。
- 少なくとも1つの電気刺激リードを埋込むことは、第1の円筒形リード本体と第2の円筒形リード本体を埋込むことを含み、前記第1の円筒形リード本体は、それに配置された第1の縦列の電極を含み、前記第2の円筒形リード本体は、それに配置された第2の縦列の電極を含む、請求項12に記載の方法。
- 前記第1の縦列の電極は、リング電極である、請求項15に記載の方法。
- 前記第1の縦列の電極は、セグメント電極であり、各セグメント電極は、前記第1の円筒形リード本体の円周の周りの75%以下に延びる、請求項15に記載の方法。
- 前記第1の円筒形リード本体は、第1のリードの一部であり、前記第2の円筒形リード本体は、第2のリードの一部である、請求項15に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの電気刺激リードは、少なくとも1つの第3の縦列の電極を含み、
更に、少なくとも1つの前記第3の縦列の電極のうちの少なくとも1つを使用して、前記制御モジュールによって発生させた刺激電流を、前記患者の後柱に適用する、請求項12に記載の方法。 - 刺激電流を適用することは、前記第1縦列の電極又は前記第2の縦列の電極のうちの少なくとも1つを使用して、前記制御モジュールによって発生させた刺激電流を、前記第1の後角及び第2の後角の両方に適用することを含む、請求項12に記載の方法。
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