JP2016521475A - 無線通信可能な配電ユニット及びこれと通信する技術 - Google Patents

無線通信可能な配電ユニット及びこれと通信する技術 Download PDF

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Abstract

限られた通信範囲内におけるPDUと1つ又は複数のデバイスとの間の無線通信のための方法、システム、及びデバイスが記載される。配電ユニットには、相対的に極めて接近したユーザデバイスと通信するように動作可能な無線通信モジュールが設けられていてもよい。無線通信モジュールは、設定及び他のコマンド機能を報告する情報を提供するようにしてもよく、いくつかの例においては、設定及び他のコマンド機能をユーザデバイスのユーザに提供するようにしてもよい。【選択図】 図3A

Description

関連出願の相互参照
[0001]本願は、米国仮特許出願第61/798,405号(2013年3月15日出願)、61/817,794号(2013年4月30日出願)、及び61/884,919号(2013年9月30日出願)の優先権を主張し、それぞれを本明細書に援用する。
分野
[0002]本開示は、電子デバイスに電力を分配する配電装置に関し、より詳細には、近接デバイスと無線通信可能な配電ユニット及び近接デバイスを介して配電ユニットと通信する様々な技術に関する。
背景
[0003]従来の配電ユニット(PDU)は、電源から電力を受けて、1つ又は複数の別個の電気器具に電力を分配する電気取り出し口(レセプタクルとも称する)のアセンブリである。このような各ユニットは、取り出し口のうちの1つ又は複数に差し込まれた1つ又は複数の電力コードを有する。また、PDUは、電源に直接配線可能な電力コードを有するか、又は従来のプラグ・レセプタクル接続を使用してもよい。PDUは、例えば電子機器ラック中又は電子機器ラック上といった多くの用途及び設定に用いられている。通常、機器ラック(又は、他のキャビネット)には、1つ又は複数のPDUが配置されており、PDUハウジングの外部又は内部に含まれ得る環境モニタ、温度及び湿度センサ、ヒューズモジュール、又は通信モジュール等、PDUに接続された他のデバイスとともに設置されていてもよい。機器ラック又はキャビネットに搭載可能なPDUは、キャビネットPDU又は短く「CDU」と称する場合がある。
[0004]PDUの一般的な使用は、データセンタ又はサーバファーム等のコンピュータ施設の電気機器に動作電力を供給することである。このようなコンピュータ施設は、キャビネット又はラックと称する場合がある矩形又は箱状のハウジングを備えた電子機器ラック、及び機器搭載用の関連するコンポーネント、関連する通信ケーブル、並びに関連する配電ケーブルを備えてもよい。電子機器は、このようなラック中で様々な電子デバイスが垂直方向に積み重なって一直線となるように、ラックに搭載されていてもよい。電子機器に電力を提供するため、1つ又は複数のPDUが使用されてもよい。また、それぞれが多数の電子コンポーネントを含み、ラックが占有する領域の内側及び外側の両者に配置された十分な量の関連するコンポーネント配線を有する複数のラックが並んで配向されてもよい。このようなラックは通常、エンタープライズネットワークと称する企業用のコンピュータネットワークに使用される機器に対応する。
[0005]上述の通り、データセンタ又はサーバファームには、それぞれが1つ又は複数の関連するPDUを有する多くの機器ラックが配置されてもよい。1つ又は複数のこのようなデータセンタは、企業用のデータ通信ハブとして機能するようになっていてもよい。さらに、多くのPDUは、その遠隔制御及び/又は監視を可能とするネットワーク接続を含む。このようなPDUは、リモートユーザによる作動によってPDUの出力のうちの1つ又は複数への電力を遮断可能な電力制御リレーを備えてもよい。さらに、このようなPDUは、その遠隔にあるユーザ又はシステムに対して、PDUに関する情報を報告可能であってもよい。例えば、PDUは、提供している電力の総量を電力管理システムに報告するようにしてもよく、当該電力管理システムは、このような情報を監視して、ネットワーク管理者等の電力管理システムの1人又は複数のユーザに提供するようにしてもよい。PDUは、電流、電圧、及び/又はその他何らかの電力関連パラメータ等、PDUを介して提供された電力に関する1つ又は複数の異なるパラメータを監視するようにしてもよい。多くのPDUは、ユーザへの情報提供に使用可能なローカルディスプレイを有する。場合によっては、PDUに隣接して配置されたユーザデバイス(又は、スマートデバイス)のユーザに対して、ローカルディスプレイでは利用できない付加的な情報及び/又は機能が必要となる。また、一部の無線通信環境においては、無線デバイスがネットワーク情報をブロードキャスト(送信)して発見を容易にする。したがって、特定のPDUに接続したいユーザデバイスは、当該PDUに関連するネットワーク識別情報を把握することによって、通信を確立する必要がある。残念ながら、ブロードキャストされたネットワーク情報のみに基づいてデータセンタの任意数のPDUから特定のPDUを特定することには、多大な労力を要する可能性がある。
[0006]さらに、従来のあるシステムにおいて、1つ又は複数のPDUからの情報は、PDU情報を収集して、データセンタの運営ユーザ等のユーザに当該情報を提供可能なゲートウェイに無線送信されるようになっていてもよい。このようなシステムは、例えばPDUのシリアルポートと結合されたRF(無線周波数)タグを備えてもよく、PDUから情報を受信してゲートウェイに無線送信するようになっていてもよい。ただし、このようなシステムでは、PDUに隣接するユーザが任意の設定又はPDUに関する機能を実施することができず、デバイスのユーザとPDUとの間の相互作用を提供する能力を与えていない。システムの一例は、RF Code of Austin Texasが提供しているRFタグ及び関連システムである。
概要
[0007]限られた通信範囲内におけるPDUと1つ又は複数のデバイスとの間の無線通信のための方法、システム、及びデバイスが記載される。配電ユニットには、相対的に極めて接近したユーザデバイスと通信するように動作可能な無線通信モジュールが設けられていてもよい。無線通信モジュールは、設定及び他のコマンド機能を報告する情報を提供するようにしてもよく、いくつかの例においては、設定及び他のコマンド機能をユーザデバイスのユーザに提供するようにしてもよい。
[0008]別の一連の実施形態によれば、電力入力を有するハウジングと、前記ハウジング内に配設され、電力入力及び少なくとも1つの電気器具と電力供給通信して接続可能な複数の電力出力と、1つ又は複数の他のデバイスとの間に通信を提供可能な通信モジュールとを備えた配電装置が提供される。この配電装置は、1つ又は複数の電力入力又は電力出力と結合され、当該配電装置から導出された電力関連情報をリモートシステムに報告するように構成された電力関連情報報告システムをさらに備えていてもよい。いくつかの実施形態においては、表示システムが電力関連情報報告システムと結合され、当該表示システムは、複数の電力出力に隣接してハウジングの面上に配置され、電力センサから導出された少なくとも1つの電力関連情報サブセットを表示するように構成されたデジタル視覚ディスプレイを備える。いくつかの実施形態において、通信モジュールは、配電装置と相対的に極めて接近したデバイスとの通信に利用可能な無線通信インタフェースを備えてもよい。いくつかの実施形態において、無線通信インタフェースは、近距離通信インタフェース及び/又はBluetooth通信インタフェースであってもよい。電力入力は、多相電力入力を含んでもよく、複数の電力出力の異なるサブセットが多相電力入力による電力の異なる位相と結合されており、表示システムは、電力の異なる位相のうちの2つ以上から導出された少なくとも1つの電力関連情報サブセットを同時に表示するように構成されていてもよい。
[0009]別の一連の実施形態によれば、近距離通信(NFC)と比較した場合の選択性に関するBluetoothの考え得る欠点に対する解決手段が提供される。特に、ユーザが開始する限定的な発見可能性機能を容易にする解決手段が記載される。本質的に、これらの実施形態において、PDUに接続されたBluetoothモジュールは、初期設定として、ユーザによる何らかの手動介入がなければユーザデバイスが発見できない。例えば、データセンタ内を歩いてBluetoothデバイスをスキャンしているユーザは、範囲内のBluetooth対応のPDUを発見できない。いくつかの実施形態によれば、押されたとき、所定の期間(例えば、1分間)の間、特定のモジュールを発見可能とするBluetoothモジュール上の「発見可能性」押しボタンが記載される。この発見可能性機能によれば、ユーザデバイスは、データセンタにおけるPDUの場所に関するユーザの知識のみに基づいて、所望のPDUに接続可能となる。すなわち、PDUは、当該PDUに関するネットワーク識別情報を前もって知らなくても、ユーザデバイスにより発見可能である。また、いくつかの実施形態においては、望ましいBluetooth接続の接続ステータスを提供可能なBluetoothモジュール上のLED及び/又は他の可視インジケータが記載される。
[0010]別の一連の実施形態によれば、ユーザデバイス及びユーザデバイス上で実行されるアプリケーションが提供される。このアプリケーションは、1つ又は複数のプロセッサを有する無線対応(例えば、Bluetooth対応)のユーザデバイスが実行する命令を格納したコンピュータ可読媒体を備えていてもよく、この命令は、1つ又は複数のプロセッサにより実行されたとき、無線ユーザデバイスに、当該無線ユーザデバイスのディスプレイを介して、発見モードユーザインタフェースをユーザに対して電子的に提示し、発見スキャンの開始を指示する第1のユーザ入力の受信に応答して、PDU発見可能性情報をブロードキャストしている1つ又は複数の無線ユーザデバイスの発見スキャンを開始し、ディスプレイを介して、1つ又は複数のPDUをユーザに対して電子的に提示し、ユーザに対して電子的に提示された1つ又は複数のPDUのうちの関心ある特定のPDUとの通信を確立させる。
[0011]以上、後続の詳細な説明がより深く理解されるように、本開示に係る例の特徴及び技術的利点をある程度広く概説した。その他の特徴及び利点については、以下に説明する。開示の構想及び特定の例は、本開示の同じ目的を達成する他の構造を改良又は設計する基準として容易に利用可能である。このような均等構成は、添付の特許請求の範囲の主旨及び範囲から逸脱していない。本明細書に開示の概念に特有と考えられる特徴は、その構成及び動作方法の両者に関し、関連する利点と併せて、添付の図面と関連付けて考慮した場合に以下の説明からより深く理解される。図面はそれぞれ、図示及び説明のみを目的として提供しており、特許請求の範囲の限定事項を規定するものではない。
[0012]本発明の本質及び利点のさらなる理解は、以下の図面を参照することによって実現可能である。添付の図面において、類似する構成要素又は特徴には、同じ参照符号を付している場合がある。
一実施形態に係る、無線通信インタフェースを有する配電ユニットを示した図である。
種々実施形態に係る、無線通信インタフェースを有する配電ユニットを示した図である。 種々実施形態に係る、無線通信インタフェースを有する配電ユニットを示した図である。
配電ユニットと、1つ又は複数のネットワーク又は通信インタフェースを介して配電ユニットにアクセス可能な種々デバイスとを示した図である。 配電ユニットと、1つ又は複数のネットワーク又は通信インタフェースを介して配電ユニットにアクセス可能な種々デバイスとを示した図である。
種々実施形態に係る、配電ユニットの無線通信インタフェースを示した図である。 種々実施形態に係る、配電ユニットの無線通信インタフェースを示した図である。 種々実施形態に係る、配電ユニットの無線通信インタフェースを示した図である。 種々実施形態に係る、配電ユニットの無線通信インタフェースを示した図である。
種々実施形態に係る、無線通信インタフェースのブロック図である。 種々実施形態に係る、無線通信インタフェースのブロック図である。
種々実施形態に係る、無線コントローラのブロック図である。 種々実施形態に係る、無線コントローラのブロック図である。
他の種々実施形態に係る、代表的なBluetooth無線コントローラのプリント回路基板を示した図である。
種々実施形態に係る、配電ユニットに接続されたテザー結合のBluetooth及びNFC無線モジュール(すなわち、ドングル)の形態の無線コントローラを示した図である。 種々実施形態に係る、配電ユニットに接続されたテザー結合のBluetooth及びNFC無線モジュール(すなわち、ドングル)の形態の無線コントローラを示した図である。
種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイス、無線コントローラ、及び配電ユニットネットワークプロセッサの間のデータフロー例を示したシーケンス図である。
種々実施形態に係る、配電ネットワークプロセッサ及びユーザとの接続を確立して交信するユーザデバイスの動作例を示したフローチャートである。
種々実施形態に係る、ユーザデバイスのユーザへの提示を行うユーザインタフェース例を示した図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイスのユーザへの提示を行うユーザインタフェース例を示した図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイスのユーザへの提示を行うユーザインタフェース例を示した図である。 種々実施形態に係る、ユーザデバイスのユーザへの提示を行うユーザインタフェース例を示した図である。
種々実施形態に係る、電子機器キャビネットに固定されたハードウェア識別子を示した図である。
携帯電話(又は、スマートフォン)の形態の代表的なユーザデバイスの構成要素を示したブロック図である。
詳細な説明
[0026]この説明は、例を提供しており、本発明の範囲、適用可能性、又は構成を制限するものではない。むしろ、確実な説明により、当業者にとっては、本発明の実施形態を実装するための実施可能な説明となる。要素の機能及び構成については、種々変更がなされてもよい。
[0027]したがって、種々実施形態は、必要に応じて省略、置換、又は様々な手順若しくは構成要素の追加を行ってもよい。例えば、当然のことながら、各方法は、記載したものと異なる順序で実施してもよく、様々なステップの追加、省略、又は組み合わせを行ってもよい。また、特定の実施形態に関して記載した態様及び要素は、他の種々実施形態において組み合わせてもよい。また、当然のことながら、以下のシステム、方法、デバイス、及びソフトウェアは、個別又は全体として、より大きなシステムの構成要素であってもよく、これらの適用に対して他の手順を優先してもよいし、適用を変更してもよい。
[0028]2006年5月9日に発行された米国特許第7,043,543号「Vertical−Mount Electrical Power Distribution Plugstrip」、2008年12月26日に出願された米国特許出願第12/344,419号「Power Distribution, Management, and Monitoring Systems」、及び2010年3月4日に出願された米国特許出願第12/717,879号「Monitoring Power−Related Parameters in a Power Distribution Unit」といった特許及び特許出願については、そのすべてを本明細書に援用する。
[0029]PDUと1つ又は複数の近接デバイスとの間の無線通信のための方法、システム、及びデバイスが記載される。配電ユニットには、通信範囲内のユーザデバイスと通信するように動作可能な無線通信モジュール(又は、インタフェース)が設けられていてもよい。無線通信モジュールは、設定及び他のコマンド機能を報告する情報を提供するようにしてもよく、いくつかの例においては、設定及び他のコマンド機能をユーザデバイスのユーザに提供するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、設定情報は、ユーザデバイスから無線通信モジュールを介して提供され、2つ以上のPDUを設定又は再設定するようになっていてもよい。
[0030]ここで図1及び図2を参照して、一実施形態の例示的なシステムの図を説明する。図中には、1つ又は複数の関連する電気器具に電力を供給可能なPDU100を示している。PDU100は、当該PDU100の機器ラックへの搭載を可能とするハウジングを有してもよい。図1の実施形態においては、垂直配向で機器ラックに搭載可能なPDU100を示している。本明細書に採用のPDUは、Server Technology of Reno, Nevadaが提供するPDU型式CWG−24VDE415A1等の任意のPDUであってもよい。他の実施形態においては、水平配向又は垂直若しくは水平配向で搭載可能なPDUが設けられていてもよい。さらに、PDU100等のPDUは、AC(交流)又はDC(直流)電力を受容及び供給するようにしてもよく、AC電力を提供する実施形態では、1つ又は複数の電力入力を介して単相又は多相電力を受容するようにしてもよい。PDU100は、コンピュータネットワークにおいて使用可能であり、コンピュータネットワーク上で、ネットワークインタフェースカード又は他の適当なネットワーク通信デバイス等の通信モジュール104と通信を行うようになっていてもよい。通信モジュール104は、本明細書において、通信インタフェース又は無線通信インタフェースとして区別なく記載する場合があり、1つ又は複数のデータネットワークとの通信に利用可能な1つ又は複数のネットワークインタフェースを備えてもよい。また、本明細書に記載の種々実施形態の通信モジュールは、無線通信機能を備えており、いくつかの実施形態においては、無線通信アンテナを備える。
[0031]いくつかの実施形態によれば、無線通信は、例えばPDU100との通信範囲内にあるスマートフォン、タブレットコンピュータ、及びラップトップ又はノート型コンピュータ等のユーザデバイスに提供されていてもよい。容易に理解されるように、PDUは、場合により互いの数フィート内に配置された多くの異なるPDUを複数列の機器ラックに有するデータセンタの機器ラックに設置されていてもよい。携帯用ユーザデバイスによりPDUと通信する場合、ユーザは、デバイスによりアクセスしているPDUが隣接の機器ラックに配置されたPDUではなく、ユーザデバイスに直接隣接した特定のPDUであるものと確信するのが好都合である。いくつかの実施形態によれば、通信モジュール104は、無線通信アンテナのわずか数インチ以内に配置されたユーザデバイスとの無線通信のための近距離通信(NFC)機能を備えていてもよい。他の実施形態において、通信モジュールは、Bluetooth通信モジュール又はBluetooth及びNFCの両通信モジュールを備えてもよい。Bluetooth通信デバイスは、無線通信アンテナの比較的小さな半径、例えば2フィート以内でのみ通信を提供するように離調されたアンテナを有することができる。また、いくつかの実施形態において、Bluetooth無線の送信電力は、無線通信を無線通信アンテナの比較的小さな半径に制限するように抑えられてもよい。他の実施形態において、ユーザデバイスは、他のPDUよりも信号強度が大きなPDU(おそらくは隣接PDU)をユーザが選択できるようにしてもよい。選択されたPDU100は、PDUのローカルディスプレイ106上に接続の指示を提供することによって、特定のPDUとの通信が確立された旨をユーザが確認できるように構成されていてもよい。いくつかの実施形態においては、PDU上又は電子機器キャビネット中に「発見可能性」押しボタンが配設されることにより、PDU無線モジュールによる制御された発見可能性を促進している。本明細書においては、無線周波数に基づく種々実施形態を記載しているが、特定の実施形態においては、光技術(例えば、赤外線通信)等の他の技術を採用することによって、デバイスとPDUとの間の非接触通信を提供するようにしてもよい。無線通信機能を有する種々実施形態については、以下に詳述する。
[0032]また、種々実施形態のPDUは、1つ又は複数のプロセッサモジュールと、(1つ又は複数の)プロセッサモジュールにより実行されたとき、当該(1つ又は複数の)プロセッサモジュールに、PDUの機能に関連する様々な動作をさせるソフトウェアを含むメモリとを備えてもよい。電力入力モジュール102は、入力電力を受けて複数の電力出力108に分配するが、いくつかの実施形態において、電力出力108は、例えば1つ又は複数のリレーの使用により切り替え可能な出力であってもよい。PDU100は、電流、電圧、電力、及び/又はその他何らかの電力関連パラメータ等、電力入力モジュール102を介して提供された電力及び/又は複数の電力出力106を介して出力された電力に関する1つ又は複数のパラメータを検知可能な1つ又は複数のセンサを備えてもよい。上述の通り、図1のPDU100及び図2のPDU200(200a及び200bを含む)は、PDUを介して提供された電力に関する1つ又は複数のパラメータを表示する際に利用可能なローカルディスプレイ106をさらに備える。また、通信モジュール104は、ネットワークインタフェースポート110(例えば、イーサネットポート)、シリアルコンソールポート112(例えば、RJ11ポート)、及び無線通信ポート114を備えてもよい。図2は、Bluetooth無線通信ポート204aを備える通信モジュール202aを有するPDU200aを示している。また、図2は、NFC無線通信ポート204bを備える通信モジュール202bを有するPDU200bを示している。種々実施形態では、機器ラックに使用するPDUを記載しているが、他の用途及びシステムにおいて実装してもよいことが理解される。例えば、統合センサを有するリレーモジュールが電気自動車充電ステーションにおいて用いられてもよいし、又は従来のリレー又は他の固体デバイスを用いて電力出力に対する電力の提供又は遮断を行い得る他の用途において用いられてもよい。
[0033]ここで図3Aを参照して、無線通信機能を備えたPDU200aをネットワーク環境300中に示している。PDU200a自体は、中央電力管理部304と通信可能なローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又はインターネット等の1つ又は複数のネットワーク302に対するネットワーク接続を有してもよい。種々実施形態の中央電力管理部の一例は、Server Technology of Reno, Nevadaが提供するSentry Power Managerである。また、PDU200aとは、例えばスマートフォン又はタブレットコンピュータ等のユーザデバイス306が無線又は非接触通信インタフェース(例えば、図3AのBluetooth通信インタフェース204a又は図3BのNFCインタフェース204b)を介して無線通信してもよい。ユーザデバイスは、無線(WiFi)ルータ308を介した1つ若しくは複数のネットワーク及び/又はセルラーネットワーク310等、複数の異なる種類の無線アクセス技術と接続されていてもよい。このように、ユーザデバイスは、中央電力管理部及びローカルPDUの両者と通信してもよい。上述の通り、これらネットワークとのPDU通信は、ネットワークインタフェースカード(NIC)等の通信モジュール202a、202bを含み得るネットワークインタフェースを介して行われる。中央電力管理部は、データセンタ等の企業管理システムの管理に用いられるワークステーション等の機器に含まれていてもよく、ネットワーク通信接続を通して、例えばPDU200a、200b、及び1つ又は複数の他のPDUにネットワークコマンドを発行するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、独立した無線ネットワークが利用できない場合、ユーザデバイスは、PDU200a、200bとユーザデバイス306との間の通信に利用可能なアドホック無線ネットワークを確立するようにしてもよい。また、PDUネットワークインタフェースは、様々なリモートシステム又はコンピュータとのPDUの通信を可能とするアプリケーションファームウェア及びハードウェアを備えてもよい。いくつかの実施形態において、PDU200a、200bは、インテリジェントパワーモジュール(IPM)と関連付けられた複数の電力取り出し口106を備えており、この場合のIPMは、関連する電力取り出し口に対するPDUの1つ又は複数の機能を実行するプロセッサを備えてもよい。
[0034]図4(図4A及び図4Bを含む)及び図5(図5A及び図5Bを含む)は、種々実施形態に係る、PDU200(202a、202bを含む)の無線通信インタフェース202(202a、202bを含む)を示した図である。図4及び図5の無線通信インタフェース202は、プロセッサ、無線通信ポート114、Bluetooth無線モジュール204a、及びNFC無線モジュール204b(関連する近距離通信(NFC)アンテナ404を備えたNFCタグ402を含む)を備える。プロセッサ及び無線通信ポート114は、ネットワークインタフェースカード(NIC)406として示している。また、NICは、1つ又は複数のネットワークインタフェース110、112及びローカルディスプレイ106を備える。Bluetoothモジュール204aは、内蔵型モジュールの形態で、本明細書に記載のBluetooth無線コントローラを備えることができる。一実施形態によれば、無線通信ポートは、無線コントローラ(例えば、Bluetooth無線モジュール)と整合するように構成可能である。無線コントローラは、ユーザデバイス306とPDU内の1つ又は複数の他のシステムとの間にインタフェースを提供する市販のNFCタグ402又はBluetoothモジュール204aを備えてもよい。一実施形態において、NFCタグ402は、NFCに対応したPanasonicのMN63Y1208 NFCデュアルインタフェースRFIDチップであってもよい。また、NFCタグ402は、NFCに対応し、UARTシリアルインタフェースと結合可能なPanasonicのMN63Y1210 NFCデュアルインタフェースRFIDチップであってもよい。当然、当業者には容易に認識されるように、例えばSTMicro及びNXP等、このような部品の多くの異なる供給業者が利用可能である。本明細書においてはBluetoothモジュール204aと称する場合もあるBluetoothコントローラは、KC Wirefree(www.KCWirefree.com)から入手可能なKC−21 Class 2 Bluetooth Data Moduleであってもよいが、このような機能に関しては、他のコントローラ又はBluetoothデバイスを使用してもよいことが容易に理解される。Bluetoothコントローラは、汎用非同期送受信機(UART)シリアルインタフェースを介して、PDUの通信モジュール(例えば、NIC)に結合されていてもよい。上述の通り、PDUは、PDUの動作を制御するとともに電力関連パラメータ及び/又は他の情報/ステータスを1つ又は複数のリモートシステムに報告可能な1つ又は複数のプロセッサモジュールを備えてもよく、NFCタグ402又はBluetoothモジュール204aは、このような動作及び/又は通信のすべて又は一部へのアクセスを提供するようにしてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、Bluetooth対応のデバイス並びに適正な認証及び許可を有するユーザは、リレーモジュールを制御することによって、対応する電力取り出し口のうちの1つ又は複数に電力及び電力オン・オフサイクルを提供するようにしてもよい。また、いくつかの実施形態において、NFC対応のデバイス並びに適正な認証及び許可を有するユーザは、リレーモジュールを制御することによって、対応する電力取り出し口のうちの1つ又は複数に電力及び電力オン・オフサイクルを提供するようにしてもよい。さらに、(1つ又は複数の)プロセッサモジュールは、入力及び/又は出力電圧検知デバイス、入力電流検知デバイス、環境センサ(例えば、温度及び湿度デバイス)等、PDU内のセンサからの検知信号を受信するようになっていてもよい。また、(1つ又は複数の)プロセッサモジュールは、この情報を用いて、取り出し口を介して供給される電力、PDUが供給する総電力、1つ若しくは複数の取り出し口の電流使用、電力入力及び/又は1つ若しくは複数の取り出し口の電圧等を決定し、これらの情報がネットワークインタフェースを介して、リモートネットワーク電力管理部及び/又は無線コントローラを介してNFC若しくはBluetooth対応のスマートデバイスに提供されるようになっていてもよい。また、いくつかの実施形態において、PDUは、ディスプレイ、例えば1桁又は複数桁のLEDディスプレイを備えることにより、電圧、電流、又は他の電力測定基準の視覚表示をPDUでローカルに提供するようにしてもよい。
[0035]図6Aは、種々実施形態に係る、Bluetooth通信に対応した通信モジュール600のブロック図である。図6Aにおいて、ネットワークプロセッサ602は、電源604、リセットロジック606、メモリバス608(RS−232ドライバ経由)等の他の複数のデバイスと接続されている。シリアルインタフェースは、RJ45又は他の種類のシリアルポートと結合されたRS−232ドライバ610を備えてもよい。また、図示はしていないが、12Cバス等の内部バスとのインタフェース及びイーサネットインタフェース又はシリアルインタフェース等のネットワークインタフェースが備えられていてもよい。イーサネットインタフェースは、RJ45イーサネットMagjackと結合された10/100イーサネットPHYモジュールを備えてもよい。メモリバスは、SDRAM及びFLASHメモリモジュール等、種々異なるメモリのうちの1つ又は複数と接続されていてもよい。ネットワークプロセッサは、無線通信ポートに接続されていてもよい。上述の通り、種々実施形態のPDUは、多くの異なる無線アクセス技術のうちのいずれかの無線通信を含んでもよい。
[0036]図6Aを再び参照して、無線アクセス技術の一例のブロック図を説明する。本実施形態においては、Bluetooth無線がPDUに組み込まれており、Bluetooth対応のユーザデバイスとの通信を提供していてもよい。また、図6Aにおいて、Bluetooth−シリアルブリッジモジュール612は、ネットワークマイクロプロセッサ602と結合されている。Bluetooth−シリアルブリッジモジュール612によれば、Bluetooth対応のデバイスは、シリアルインタフェースを介してネットワークマイクロプロセッサにアクセス可能となる場合がある。いくつかの実施形態によれば、Bluetooth対応のユーザデバイスは、Bluetoothアンテナ614及びBluetooth−シリアルブリッジモジュール612を介して、PDUに接続されていてもよい。ネットワークマイクロプロセッサ602は、例えばPDUの電力パラメータに関する情報により、このようなユーザデバイスとのインタフェースを提供するコードを実行するようにしてもよく、また、これによりユーザデバイスは、PDUの種々異なる設定及び制御情報にアクセスして変更可能となる場合がある。認識される通り、多くの用途において、Bluetooth通信は、およそ10m(32フィート)の距離にわたって維持され、場合によっては、より長い距離が実現されるようになっていてもよい。また、認識される通り、PDUを利用する多くの環境において、このような半径内に多数の異なるPDUが配置されてもよい。このため、いくつかの実施形態においては、各PDUの信号強度と併せて、ユーザデバイスの範囲内のPDUのリストがユーザに提供されるようになっていてもよい。そして、ユーザは、特定の閾値以上の信号強度を有するPDU(ユーザデバイスに最も近接したPDUである可能性が高い)を選択するようにしてもよい。ただし、以下では、関心ある特定のPDUを特定するためのより確実な手法についても論じる。
[0037]図6Bは、種々実施形態に係る、NFC通信に対応した通信モジュール630のブロック図である。図6Bにおいて、ネットワークプロセッサは、電源604、リセットロジック606、メモリバス608、I2Cバス等の内部バス632とのインタフェース、及びイーサネットインタフェース又はシリアルインタフェース等のネットワークインタフェース等の他の複数のデバイスと接続されている。イーサネットインタフェースは、RJ45イーサネットMagjackと結合された10/100イーサネットPHYモジュールを備えてもよい。シリアルインタフェースは、RJ45シリアルポートと結合されたRS−232ドライバを備えてもよい。メモリバス608は、SDRAM634及びFLASH636メモリモジュール等、種々異なるメモリのうちの1つ又は複数と接続されていてもよい。ネットワークプロセッサ602は、多数のI2Cポート間のシリアルバス通信を可能とするI2Cマルチプレクサを介してI2Cバスに接続され、さらにNFCコントローラ638に接続されていてもよい。各I2Cポートは、例えば別個のプロセッサ及び複数の電力出力を備えるインテリジェントパワーマネージャ(IPM)モジュールと関連付けられていてもよい。NFCコントローラ638は、1つ又は複数のNFCアンテナ640を介して、NFC対応のユーザデバイス306と通信を行うようにしてもよい。
[0038]図7Aは、種々実施形態に係る、Bluetoothコントローラ700のブロック図である。Bluetoothコントローラ700は、マイクロコントローラ702、シリアルインタフェース704、RFインタフェース706、メモリモジュール708、プログラマブルI/O710、及び電源712を備える。シリアルインタフェースは、例えば図6A、図6Bのネットワークプロセッサ602等の外部ホストマイクロコントローラ714と結合されていてもよい。いくつかの実施形態において、Bluetoothコントローラ702は、初期化によって、ユーザデバイスと外部ホストマイクロコントローラとの間の通信を容易にすることができる。また、Bluetoothコントローラ702は、制御された発見可能性によって、例えば大規模なデータセンタにおける他の複数のBluetoothコントローラとの併用を容易にするように構成可能である。さらに、いくつかの実施形態において、Bluetoothコントローラは、ユーザデバイス(例えば、スマートフォン)と接続されたタイミングを示す可視インジケータを備えてもよい。図8は、他の種々実施形態に係る、代表的なBluetooth無線コントローラ800の一例としてのプリント回路基板を示している。特に、図8の例は、KCWirefreeのKC21デバイスを図示している。
[0039]近距離通信(NFC)と比較した場合のBluetoothの考え得る欠点として、選択性に関するものがある。NFCは、意図的に範囲を大きく制限している(約10〜20mm)。したがって、接続して情報を得ようとしている特定のPDUがユーザデバイスに非常に近接しているものと強く確信することができる。ただし、多くの用途において、Bluetoothコントローラ又はモジュールの範囲は、およそ10m(32フィート)であり、場合によっては、より長い距離が実現されるようになっていてもよい。このような範囲は、特にデータセンタ環境において、Bluetooth対応のユーザデバイスが、Bluetoothモジュール又はコントローラが取り付けられた任意数のPDUと接続して通信する可能性があるため、不都合な場合がある。これにより、ユーザデバイスが接続しているPDUを高い信頼度で特定することは困難である。2013年3月15日に出願された仮出願第61/798,405号においては、このジレンマを軽減する複数の技術が特定されている。例えば、考え得る解決手段として、Bluetooth無線のアンテナの離調又はRF電力の低減がある(いずれも、受信範囲を効果的に制限する)。別の考え得る解決手段としては、ユーザが接続した特定のPDUを識別できるように、ローカルLEDディスプレイを特定のパターンで点滅させることによって、接続済みであることをPDUに識別させる。
[0040]上述の通り、PDUには、NFCタグを備えることができる。NFCタグは、Bluetooth接続を確立するための通信情報を含むことができる。特に、通信情報としては、PDUに関連するBluetoothコントローラの媒体アクセス制御(MAC)アドレスが挙げられるが、これに限定されない。このため、Bluetooth対応のユーザデバイスがNFCタグの近接場所に位置決めされた場合、NFCタグは、Bluetooth接続を確立するための適当なMACアドレスをBluetooth対応のユーザデバイスに提供する。NFCを介して通信情報を受信することにより、ユーザデバイスのアプリケーションがユーザデバイス上で自動的に起動し、ユーザデバイスとPDUとの間でBluetooth接続を確立するようになっていてもよい。また、ユーザデバイスによりNFCを介して通信情報を受信することにより、ユーザデバイスは、(アプリケーションによって)PDUからの情報にアクセスし、当該ユーザデバイス上のユーザインタフェースを介してアクセスした情報を表示するようにしてもよい。
[0041]本明細書のいくつかの実施形態においては、Bluetoothモジュールのユーザが開始する限定的な発見可能性機能を提供する別の解決手段を記載する。本質的に、これらの実施形態において、PDUに接続されたBluetoothモジュールは、初期設定として、ユーザによる何らかの手動介入がなければユーザデバイスが発見できない。例えば、データセンタ内を歩いてBluetoothデバイスをスキャンしているユーザは、範囲内のBluetooth対応のPDUを発見できない。ただし、いくつかの実施形態においては、Bluetoothモジュール上の押しボタンが押されたとき、所定の期間(例えば、1分間)の間、特定のモジュールを発見可能とする。この所定の期間(又は、発見期間)は、設定可能であってもよい。この発見期間によれば、ユーザは、接続したい特定のPDU上の押しボタンを押した後に、Bluetoothデバイスのスキャンを開始することができる。ユーザデバイスでは、選択されたPDU(すなわち、押しボタンが押されたBluetoothモジュールに関連するPDU及び/又は通信可能に結合されたPDU)のみが発見可能である(例えば、ユーザデバイスを介してユーザに表示される)。そして、ユーザは、PDUを選択することによって、ユーザデバイスとの接続を開始することができる。また、いくつかの実施形態においては、例えば以下のように、Bluetoothモジュール上のLED及び/又は他の可視インジケータが望ましいBluetooth接続の接続ステータスを提供するようにしてもよい。
Figure 2016521475
[0042]これと併せて、ユーザの手動介入(例えば、発見押しボタン)及びPDU上の可視インジケータ(例えば、LED)により、ユーザは、ユーザデバイスが目的のBluetooth PDUと接続したことを確信する。
[0043]図7Bは、種々実施形態に係る、NFCコントローラ730のブロック図である。NFCコントローラは、制御ロジック732、I2Cシリアルインタフェース734、RFインタフェース736、メモリモジュール738、及び暗号化モジュール740を備える。I2Cインタフェースは、例えば図6のネットワークプロセッサ等の外部ホストマイクロコントローラ714と結合されていてもよい。制御ロジックは、周期的な使用により、例えば不揮発性の強誘電体RAM(FERAM)等が考えられるメモリモジュール738に対して、ホストマイクロコントローラによりデータとともに書き込むことも可能な情報を書き込むようにしてもよい。いくつかの実施形態においては、PDUのIPアドレス、シリアル番号、及び/又は型式番号等のPDU関連情報がメモリモジュール738に書き込まれるようになっていてもよい。このような情報は、NFC対応のユーザデバイスにより読み出して使用することにより、外部ホストマイクロコントローラへのトンネルの確立にNFC対応のデバイスが使用可能な情報を提供するようにしてもよい。例示的な実施形態に係るトンネリング動作については、以下に詳述する。いくつかの実施形態において、NFCタグは、高帯域幅ポート又はNFC対応のデバイスとPDUとの間の通信範囲の拡大に対応可能な異なる無線アクセス技術を用いて通信を確立する際に利用可能な無線アクセスセキュリティキー及び/又はBluetooth無線ペアリング情報を格納していてもよい。他のいくつかの実施形態によれば、ホストマイクロコントローラは、PDUの電力関連パラメータを周期的にメモリモジュールに書き込んでもよく、NFC対応のユーザデバイスを介してユーザがこれにアクセスすることにより、PDUの様々な電力関連パラメータを取得するようにしてもよい。この情報は、特定のパラメータの変化の頻度に基づいて周期的に更新されるようになっていてもよいため、NFC対応のデバイスは、PDUの電力パラメータに関する実時間又は近実時間情報を取得可能である。また、いくつかの実施形態において、制御ロジックは、接続されたNFCデバイスのNFCコントローラを介したホストマイクロコントローラへのトンネリングを可能としてもよい。このような場合、NFCデバイスは、ホストマイクロコントローラ(図6のネットワークマイクロプロセッサ等)と通信し、1つ若しくは複数の電力関連パラメータ及び/又はPDU制御/設定情報にアクセスするためのNFCデバイスとのインタフェースを提供するようにしてもよい。NFCコントローラ、PDUネットワークプロセッサ、及びNFCデバイスの間の様々な通信フローについては、以下に詳述する。いくつかの実施形態において、PDUは、管理者によって、NFCタグを介したPDUアクセスを有効化/無効化するとともに、動作又はNFCタグを介してアクセス可能なIOデータの種類を制限するように構成されていてもよい。このようにして、NFCタグを介したPDUへのアクセスが制御されるようになっていてもよい。
[0044]
[0045]図9Aは、いくつかの実施形態に係る、Bluetooth無線コントローラのテザー900を図示している。テザーは、無線通信インタフェース又はポート114を無線コントローラ902(例えば、Bluetooth無線モジュール204a)に結合するために設けられていてもよい。また、テザー900は、例えば両端に係止コネクタ904を有して無線コントローラの遠隔載置及び/又は搭載を容易にするRS−232等のデータケーブルであってもよい。これらの実施形態において、無線コントローラ902及びテザー900は、併せて「ドングル」と称する場合がある。例えば、テザーの一端がNICの無線インタフェース又はポート114に固定され、他端が無線コントローラ902に固定されていてもよい。このような実施形態によれば、ユーザデバイスのユーザは、「発見可能性」押しボタン904及び/又は接続ステータスLED906に対して、より便利にアクセス可能となる。簡単化のため図示はしていないが、いくつかの実施形態においては、BluetoothコントローラがPDU(例えば、PDUのハウジング)に埋め込まれていてもよい。或いは、Bluetoothコントローラは、上記図面に示すように、独立した着脱自在のモジュールの形態でPDUのハウジングに直接取り付けられていてもよい。このような場合にも、やはりテザーを利用することによって、発見可能性押しボタン、LED(又は、他の可視インジケータ)、及び/又はBluetoothアンテナの届く距離又は範囲を拡張することができる。例えば、Bluetoothモジュール及びPDUが含まれるラックの外側からの「発見可能性」押しボタン904及び「接続ステータス」LED906へのアクセスが有用であってもよい。さらに他の実施形態において、テザーは、無線通信の別のレグで置き換えられてもよい(例えば、Bluetoothモジュールは、PDUのNICと無線通信することも可能である)。このような場合、Bluetoothモジュールは、2つ以上のBluetoothコントローラを備えたBluetoothリピータとして効果的に機能するようになっていてもよい。ただし、他の無線技術がその組合せ及び/又は変形を含めて利用されてもよい。
[0046]図9Bは、いくつかの実施形態に係る、NFC無線通信を容易にするテザー930を図示している。いくつかの実施態様において、比較的短い範囲では、PDUと通信しつつNFC対応のデバイス306を範囲内に保持するのが不都合な場合がある。いくつかの実施形態においては、幾分遠くに配置されたNFC対応のユーザデバイスとNFCタグ又はアンテナ932を結合させるテザー930が設けられていてもよい。テザー900は、例えばアンテナが両端に配置された同軸ケーブルであってもよい。また、一端のアンテナがNFCタグのアンテナ部に近接して固定され、他端のアンテナがユーザデバイス306のNFCタグのアンテナに近接して固定されていてもよい。このような実施形態によれば、ユーザデバイス306のユーザは、適正なPDUがユーザデバイスに接続されたものとさらに確信しつつ、デバイスをより便利に載置可能となる。
[0047]ここで図10Aを参照して、種々実施形態に関するPDUネットワークプロセッサ1000、無線コントローラ1002(例えば、KCWirefreeのKC21又は均等物等のシリアル−Bluetoothモジュール)、及びユーザデバイス1004(例えば、スマートフォン又はタブレットコンピュータ)の間の通信について説明する。これらの実施形態において、無線コントローラは、本明細書に記載の通り、ネットワークプロセッサと通信可能に結合されていてもよい(例えば、RS232を介してでもよいし、又は多くのデータ伝送経路のうちのいずれかを使用してもよい)。ネットワークプロセッサは、無線コントローラの接続(例えば、通信ポートへの装着)を認識したら、初期化コマンドを発行することによって、その初期化を行うようにしてもよい。初期化コマンドは、ATコマンド文字列等の様々な文字列を含むことができる。ここで、コマンドモード及びバイパスモードという2つのモードを示す。無線コントローラは、電源投入1006によって、コマンドモードに入る。コマンドモードにおいて、無線コントローラは、プロセッサによる無線モジュールの設定を可能とする特定のAT−prefixコマンドを受け入れるようにしてもよい。ATは、ATtentionを短くしたものであり、すべての「コマンドモード」コマンドの前に付けて使用する。逆に、バイパスモードにおいて、無線コントローラは、RF−RS232ブリッジ(例えば、RS232ストリームのRFへの変換、及びRFのRS232への変換、暗号化等を実行)として作用する。いくつかの実施形態においては、無線コントローラをPDUの無線インタフェース又はポートに差し込むことによって、無線コントローラに電圧(例えば、RS232の5V)を与えることができる。また、無線コントローラは、電源投入されたら(例えば、RS232ポートに差し込まれたら)、RS232応答確認信号1008(例えば、Data Set Ready(DSR)応答確認信号)を有効化することによって、初期化コマンドを受け入れる準備ができた旨を示す。
[0048]いくつかの実施形態において、ネットワークプロセッサは、DSR応答確認信号を受信した場合、1つ又は複数の初期化文字列1010(例えば、ATスタイル初期化文字列)を介して初期化を開始する。ATスタイル初期化文字列は、モデム設定の業界標準として利用されている構造を拡張することにより、Bluetooth特有の設定可能性を含んでいる。初期化文字列は、無線コントローラの設定を初期化する。例示的な文字列では、例えばRS232ポート上の通信パラメータを設定可能である。初期化中に送信可能な初期化パラメータとしては、以下のようなATコマンドが挙げられるが、これらに限定されない。
a.At configuart 115200 none 1:115,200ビット毎秒、パリティチェックなし、1ストップビットで動作するようにUARTを設定
b.At name $LOCATION:モジュールが発見されたときスマートデバイスアプリケーションで提供される名称($LOCATIONは、ユーザ設定可能な文字列である)
[0049]場合によっては、初期設定パラメータを使用してもよい。これらのパラメータは、送信しなくてもよい場合がある。例えば、使用可能であるが発行する必要のないその他複数の設定パラメータとしては、以下のようなコマンドが挙げられるが、これらに限定されない。
a.AT Discoverable d 60:連続発見可能性無効(外部入力を介して有効化された場合、発見可能性は、60秒間にわたって有効となる)
b.AT Inputdiscoverable e 3:プログラマブル入力ピン3で、外部入力を介して発見可能性を有効化
c.AT Messages d:ファームウェア通知イベントを無効化
d.AT Name servertechpdu:他のBluetoothデバイスの発見実行時に報告されたデバイスの名称を「servertechpdu」に設定
e.AT Outputconnect e 2 1:デバイス状態が接続である場合にプログラマブル出力ピン2で「solid on」を有効化
f.AT Outputdiscoverable e 1 3:デバイスが発見可能である間にプログラマブル出力ピン1で「slow blink」を有効化
g.AT Rfpower−25−12:RF電力の初期設定及び最大電力を−25dBm及び−12dBmに設定
h.AT Security 2:Bluetoothデバイスのセキュリティを標準に有効化
[0050]無線コントローラは、初期化1012がなされると、発見に利用可能となる。発見は、関心ある特定の無線コントローラ(例えば、Bluetoothコントローラ)をユーザデバイスが探索する技術的プロセスである。本明細書に記載の通り、無線コントローラがユーザデバイス(例えば、スマートフォン又はタブレット)によって発見可能となるには、「発見可能性」押しボタンの押圧等のユーザの介入がやはり必要となる場合がある。
[0051]ここで図10Bを参照して、種々実施形態に関するNFCタグ1030とネットワークプロセッサ1032との間の通信について説明する。これらの実施形態において、NFCタグ1030は、I2Cバス1034を介してネットワークプロセッサ1032と結合されていてもよい。ただし、多くのデータ伝送経路のうちのいずれかを使用してもよいことが理解される。NFCデバイス1030とネットワークプロセッサ1032との間の通信によって、NFCデバイス1030のメモリは、ネットワークプロセッサが提供する様々な情報及びパラメータにより更新可能となる場合がある。例えば、NFCデバイスは、PDU識別情報をNFCメモリに書き込むコマンドを受信するようにしてもよい。また、PDUが電力関連パラメータを提供する実施形態において、ネットワークプロセッサは、NFCタグにコマンドを周期的に送信することによって、更新されたパラメータ値をNFCタグメモリに書き込み、これをNFC対応のデバイスに提供するようにしてもよい。場合により、ネットワークプロセッサは、例えば更新された設定パラメータ等、NFCタグメモリに書き込まれたデータを読み出すようにしてもよい。ネットワークプロセッサは、図10Aに「CDUからNFCへのデータ書き込み」1036と示すように、NFCタグにデータを書き込むとき、記憶場所、書き込むデータの長さ又は量、及び書き込むデータを含む書き込みコマンドを発行する。そして、NFCタグは、このデータを指定の記憶場所に書き込み、書き込みコマンド/完了応答1038をネットワークプロセッサに送り返す。ネットワークプロセッサは、「CDUからNFCへのデータ読み出し」と示すように、NFCタグのメモリからデータを読み出すとき、記憶場所、読み出すデータの長さ又は量を含む読み出しコマンド1040を発行する。そして、NFCタグは、読み出しコマンド応答1042及び読み出しデータ1044をネットワークプロセッサに送信する。
[0052]ここで図11Aには、ユーザデバイスによる無線コントローラの発見可能性を示す。最初に、ユーザは、接続したい特定のPDUを特定して、「発見可能性」押しボタンを押す。図11の例においては、PDU搭載無線コントローラ(又は、いくつかの実施形態においてはテザー無線コントローラ)上の「発見可能性」押しボタンの押圧1102によって、ユーザデバイスによる無線コントローラの発見可能性が有効となる。無線コントローラを発見するため、ユーザは、そのデバイス上でPDUアプリケーションの起動又は実行1104を行う。本実施態様は、Bluetoothの従来形態(例えば、BR/EDR)を用いたAndroidプラットフォームでの使用を目的として考案されたものである。ただし、本開示は、AppleのiOSプラットフォーム等を利用した他のスマートデバイスに拡張することも可能である。さらに、低エネルギーBluetooth等、Bluetoothの他の形態も可能である。AppleのiOSでは、別途の認証が必要となる可能性がある。すなわち、無線コントローラは、付加的な認証チップを必要とする場合がある。また、AppleのiOSプラットフォーム用のすべてのアプリケーションは、Appleによる証明が必要である。本明細書に図示及び記載のユーザデバイスは、代表的なデバイスに過ぎない。
[0053]図13を参照してより詳細に論じるように、アプリケーションの起動によって、ユーザデバイスは、発見ユーザインタフェース(UI)の表示及び/又はPDU発見の自動的な開始を行う場合がある。この代替又は追加として、発見UIは、ユーザによるPDU発見の手動開始を可能とする押しボタンを提供していてもよい。そして、ユーザが「発見可能性」押しボタンを押した無線コントローラに関連するPDUは、ユーザデバイスにより選択可能である。ユーザが1つの無線コントローラ上の1つの「発見可能性」押しボタンのみを押した場合は、当該無線コントローラのみがユーザデバイス上の発見リストに表示されるものとする。ユーザによる発見リストからのPDUの選択1106が行われたら、無線接続の確立1108が可能となる。
[0054]いくつかの実施形態において、接続時は、様々な暗号鍵の交換によって、RFリンクを通した暗号化が可能となる。例えば、いくつかの実施形態においては、「just works」として知られているセキュリティ方法を、接続デバイスが「just works」に対応していない場合にはPINへのフォールバックと併用するようにしてもよい。このセキュリティ方法は、受動的な漏洩保護を提供する。中間者(MITM)は、より高価な攻撃である。「just works」認証は、「numeric comparison」法に類似しているが、比較は常に成功する。いくつかの実施形態においては、Diffie Hellman鍵交換の変形であるElliptic Curve Diffie Hellmanを用いることによって、セッション秘密鍵を確立するようにしてもよい。これは、対称鍵暗号方式である。これらの例において、両デバイスは、公開鍵を交換することにより、その後のトランザクションの対称秘密鍵を計算するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、Bluetoothの低エネルギー型では、AES暗号を(DH鍵とともに)使用する。他の実施形態において、Bluetoothの通常型(すなわち、BR/EDR)では、E0ストリーム暗号を使用する。
[0055]一実施形態において、KC WirefreeのKC−21モジュールを使用する場合、セキュリティモードは、ペアリングを要し、Bluetooth v2.1の「just works」単純ペアリング法を用いて自動的にすべての要求を受け入れるLevel 2セキュリティモードであってもよい。この方法では、ペアリングリスト中のペアリングキー及びデバイスが節約される場合がある。また、Level 2セキュリティにおける自動ペアリングは、自動ペアリング法が使用されたときは「保証」と考えられ、「認証」とは考えられない。さらに、Level 2セキュリティは、リモートユニットが認証ペアリング(Level 3セキュリティ)を必要とする場合に、十分ではない場合がある。このような場合は、Bluetooth v1.2及びv2.0が使用する旧来のPINコードペアリング法が実装されるようになっていてもよい。この方法は、旧来のデバイスによる要求の場合は後方互換性がある。ただし、旧来のペアリングは自動化されており、いくつかのコントローラ(例えば、kcSerial)は、格納されたPINコードと併せた場合にのみ応答可能である。Bluetooth接続が確立され、暗号鍵が股間されたら、無線コントローラは、バイパスモード1110に入る。上述の通り、バイパスモードにおいて、無線コントローラは、RS232ストリームをRFに変換するとともにRFをRS232に変換するRF−RS232ブリッジとして作用する。
[0056]ここで図11Bにより、種々実施形態に関するNFCタグ1030とNFC対応のデバイス1004との間のデータ通信について説明する。図11Bに「スマートフォンからNFCへのデータ書き込み」と示すように、NFC対応のデバイスがNFCタグにデータを書き込む場合、NFC対応のデバイスは、要求コマンド1132をNFCタグに送信する。図11に「スマートフォンからNFCへのデータ書き込み」と示すように、NFC対応のデバイスがNFCタグにデータを書き込む場合、NFC対応のデバイスは、要求コマンドをNFCタグに送信する。そして、NFCタグは、要求に対する応答1134を送信して、当該要求を認めるとともに、NFCタグのデータ受信の準備ができた旨をNFC対応のデバイスに示す。その後、NFC対応のデバイスは、記憶場所、書き込むデータの長さ又は量、及び書き込むデータを含む書き込みコマンド1136を発行する。そして、NFCタグは、このデータを指定の記憶場所に書き込み、要求に対する応答1138をNFC対応のデバイスに送り返す。NFC対応のデバイスは、図11Aに「スマートフォンからNFCへのデータ読み出し」と示すように、NFCタグのメモリからデータを読み出すとき、記憶場所、読み出すデータの長さ又は量を含む読み出しコマンド1140を発行する。そして、NFCタグは、読み出しコマンド応答1142及び読み出しデータをNFC対応のデバイスに送信する。
図12Aには、ユーザデバイス1004とネットワークプロセッサ1032との間のシリアルコマンドプロトコル(SCP)コマンドの通信を図示している。上述の通り、無線コントローラがシリアルバイパスモード1110に入るのに必要な種々ステップが最初に行われる。図示のように、バイパスモードに入ったら、ユーザデバイスは、読み出しコマンド1204をネットワークプロセッサに発行し、それに応答して、読み出しデータを含む読み出しに対する応答1206を受信することができる。同様に、ユーザデバイスは、書き込みコマンド1208をネットワークプロセッサに発行し、それに応答して、書き込みが首尾よく完了したことの確認1210を受信することができる。また、図示していないが、いくつかの実施形態において、ネットワークプロセッサは、読み出し及び/又は書き込みコマンドを開始するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、読み出しコマンドは、記憶場所及び読み出すデータの長さ又は量を含んでもよい。同様に、書き込みコマンドは、記憶場所及び書き込むデータを含んでもよい。また、バイパスモードにおいて、無線コントローラは、他の責務の中で特に、必要なRF暗号化及び復号を行うようにしてもよい。いくつかの実施形態においては、ユーザデバイスとネットワークプロセッサとの間の通信に、Server Technology, Inc. of Reno Nevadaから入手可能なSentry Serial Command Protocol Session Control Specification, Rev.2.0h(又は以降)等の独占的なシリアルコマンドプロトコルを利用するようにしてもよい。ただし、他の独占的又は非独占的なシリアルコマンドプロトコルがその組合せ及び/又は変形を含めて利用されてもよい。Sentry Serial Command Protocol Session Control Specificationによる、いくつかの読み出し及び書き込みコマンド例を以下に示す。
[0057]インフィードステータスREADコマンド例を示す。
インフィードステータスREADコマンド
ISTAT:入力フィード(入口)ステータス
利用可能なすべての電力入力コードのステータスを返す。
ステータスは、以下を含む。
・ID
・ステータス(オン/オフ/エラー)
・インフィード電流(アンペア)

照会コマンド:
!*QISTAT,{<system name>|<assigned name>|ALL}<CR>

応答:
“[”<system name>,<dstat>,<load>“]”<CR><LF>

例:
入力フィード.AAのステータスを得る。
送信:
!*QISTAT,.AA<CR>
受信:
[.AA,On,1.25 Amps]<CR><LF>
〜<CR><LF>
[0058]PDU位置WRITEコマンド例を示す。
PDU位置WRITEコマンド
LOCATION:システム位置
ユーザ設定可能なPDU位置文字列を設定して、企業インフラ内のPDUの位置を一意に特定する。

最大文字列長は、32文字である。

書き込みコマンド:
!*WLOCATION,.@,<value><CR>
応答:
“[”.@,{+|−}“]”<CR><LF>

最大位置文字列長は、32文字である。

例:
システム位置文字列を設定する。
送信:
!*WLOCATION,.@,Reno,NV<CR>
受信:
[.@,+]<CR><LF>
〜<CR><LF>
注:
「Reno,NV」のコンマ(「,」)は、格納された位置文字列の一部である。
[0059]他のコマンド例を示す。
PDU IPV4ネットワーク構成READコマンド
インターネットプロトコルバージョン4構成
IPV4ネットワークアドレス、サブネットマスク、及びゲートウェイアドレスを返す。
・IPV4アドレス:ドット付10進法で返されたIPアドレス
・サブネットマスク:ネットワークからホストへのアドレス指定マスク
・ゲートウェイ:ネットワークアドレスアクセスポイント

照会コマンド:
!*QNETV4,.@<CR>

応答
“[”<system name>,<ipv4 address>,<ipv4 mask>,<ipv4 gateway>“]”<CR><LF>

例:
IPV4構成設定を得る。
送信:
!*QNETV4,.@<CR>
受信:
“[”.@,192.168.2.202,255.255.255.0,192.168.2.1“]”<CR><LF>
〜<CR><LF>

PDUネットワークステータスREADコマンド
イーサネットポートステータス
以下を含む10/100base−Tイーサネットネットワークポイントのステータスを返す。
・ネットワークステータス:スタティック/ダイナミックIPV4/IPV6
・リンクステータス:アップ/ダウン
・リンクネゴシエーション:10/100/自動
・双方向性:半/全

照会コマンド:
!*QNETSTAT,.@<CR>

応答:
“[”<system name>,<network status>,<link status>,<negotiation>,<speed>,<duplex>“]”<CR><LF>

例:
イーサネットネットワークステータスを得る。
送信:
!*QNETSTAT,.@<CR>
受信:
“[”.@,Static IPv4,Up,Auto,100Mbps,Full“]”<CR><LF>
〜<CR><LF>

PDUアップタイムREADコマンド
電源投入からのCDU実行時間
CDUが最後に起動してからの現在の実行時間を返す。

照会コマンド:
!*QUPTIME,.@<CR>

例:
現在のCDU実行時間を得る。
送信:
!*UPTIME,.@<CR>
受信:
“[”.@,0 days 0 hours 17 minutes 36 seconds“]”<CR><LF>
〜<CR><LF>
[0060]多様な情報を要求するため、他のSCPコマンドも可能である。例えば、SCPコマンドとしては、セッション制御コマンド(例えば、認証、終了セッション(出口)、及び再開w/工場初期設定へのオプションリセット)、電力制御、ステータス、及び一時的取り出し口グループ化コマンド(例えば、取り出し口変更制御状態、筐体(タワー)ステータス、入力フィード(入口)ステータス、入力フィード(入口)ステータス(拡張)、個別取り出し口ステータス、グループ消去、及びグループ追加取り出し口)、環境モニタステータスコマンド(例えば、環境モニタステータス、水センサステータス、アナログ−デジタル変換器ステータス、温度/湿度プローブステータス、及び接点開閉アラームステータス)、構成設定、名称、及び取り出し口ウェイクアップ状態等のコマンド(例えば、電力筐体の数、環境モニタの数、NVMリセットボタン制御、コールドブート警報、取り出し口リブート遅延、取り出し口順序付け間隔、シリアルポートパラメータ、コマンドラインインタフェースセッション制御、シリアルコマンドプロトコルセッション制御、認証、OEM情報文字列、システム位置、SCP改訂、ファームウェアバージョン、温度スケール制御、システム面積(平方システム単位)、システム面積の単位(平方フィート又はメートル)、及びシステム力率)、電力筐体コマンド(例えば、筐体中の入力フィードの数、入力フィード性能、入力フィード最大負荷、入力フィード上の取り出し口の数、取り出し口性能、取り出し口最大負荷、タワー性能、タワー型式番号、タワー製品シリアル番号、割り当てパワーオブジェクト名、遅延しているポスト取り出し口、取り出し口ウェイクアップ状態)、環境モニタコマンド(例えば、環境モニタ性能、割り当てモニタ名)、並びにシステムスタータスコマンド(例えば、システム消費(ワット)、システム電力密度(ワット)、段階システムバランス)が挙げられるが、これらに限定されない。また、別のコマンドも可能である。
[0061]図12Bは、NFCデバイスがNFC対応のデバイス1004とネットワークプロセッサ1032とを相互作用させるプロセスを図示している。例えば、NFCタグによって、NFC対応のデバイスがNFCタグをトンネリングすることにより、NFCタグと結合されたシリアルバスにアクセス可能であってもよい。図12Bは、種々実施形態に係る、実施可能なトンネリング動作を図示している。NFC対応のデバイスがネットワークプロセッサと直接通信して情報を交換したい場合は、トンネルモードが用いられるようになっていてもよい。これは、図12Bに「スマートフォンからCDUへのトンネル書き込み」と示す。この手順は、NFC対応のデバイスからNFCタグへの要求コマンド1232によって開始される。そして、NFCタグは、要求に対する応答1234を送信して、当該要求を認めるとともに、NFCタグのコマンド受信の準備ができた旨をNFC対応のデバイスに示す。その後、NFC対応のデバイスは、トンネル書き込みコマンド1236をNFCタグに送信する。そして、NFCタグは、ネットワークプロセッサ上の別個のI/Oピンを介して、割り込み通知1238をネットワークプロセッサに送信し、NFCトンネルを介したネットワークプロセッサへのアクセスが要求されている旨をネットワークプロセッサに示す。その後、ネットワークプロセッサは、照会コマンド1240をNFCタグに送信し、NFCタグは、NFC対応のデバイスから受信したコマンド又はデータ等の情報による照会要求への応答1242を行うようにしてもよい。そして、ネットワークプロセッサはコマンドへの回答1244を行い、NFCタグは、回答コマンドに対する確認応答1246をネットワークプロセッサに送信する。そして、NFCタグは、トンネル書き込みコマンドに対する応答1248をNFC対応のデバイスに転送する。
[0062]NFC対応のデバイスがネットワークプロセッサと直接通信してネットワークプロセッサからデータを読み出したい場合は、トンネル読み出しが開始されるようになっていてもよい。これは、図12Bに「スマートフォンからCDUへのトンネル読み出し」と示す。この手順は、NFC対応のデバイスからNFCタグへのトンネル読み出しコマンド1250によって開始される。そして、NFCタグは、ネットワークプロセッサ上の別個のI/Oピンを介して、割り込み通知1252をネットワークプロセッサに送信し、NFCトンネルを介したネットワークプロセッサへのアクセスが要求されている旨をネットワークプロセッサに示す。その後、ネットワークプロセッサは、照会コマンド1254をNFCタグに送信し、NFCタグは、NFC対応のデバイスから受信した読み出すデータに関する情報による照会要求への応答1256を送信する。そして、ネットワークプロセッサは要求データによるコマンドへの回答1260を行い、NFCタグは、回答コマンドに対する確認1262をネットワークプロセッサに送信する。その後、NFCタグは、トンネル読み出しコマンドに対するこの応答1264をNFC対応のデバイスに転送するが、これには、ネットワークプロセッサから読み出されたデータを含んでもよい。このように、ネットワークプロセッサとNFC対応のデバイスとの間で情報が伝送されるようになっていてもよい。いくつかの実施形態によれば、NFC対応のデバイス上で動作するアプリケーションがトンネリングを利用することによって、通常はユーザが中央電力管理部又はPDU内の直接シリアルポート若しくはイーサネットポート接続を介してPDUにログインする必要がある設定機能及び他のコマンド等のPDUの機能にアクセスするようにしてもよい。
[0063]図10〜図12の実施形態は、シリアル−Bluetoothモジュール及びNFCタグに関して論じているが、他の無線アクセス技術においても、同様の手順を採用することによって、ユーザデバイスとPDUとの間のデータ伝送及びユーザデバイスからPDUのネットワークプロセッサへのアクセスを行うようにしてもよい。
[0064]図13は、種々実施形態に係る、配電ネットワークプロセッサ及びユーザとの接続を確立して交信する無線対応のユーザデバイスの動作例を示したフローチャートである。特に、図13の例のユーザデバイスは、Bluetooth対応又はNFC対応である。ユーザデバイス及び/又はユーザデバイス(例えば、スマートフォン又はタブレット)上で実行されているデバイスアプリケーション(ソフトウェアアプリケーション)は、個別又は組合せによりトランザクションを実行可能である。図13のチャートは全体として、上述の詳細な説明により自明であるが、以下ではいくつかの細部を提供する。
[0065]最初に、特定のPDUに関連する無線コントローラ上の「発見可能性」押しボタンを押した後は、ユーザがユーザデバイス上でアプリケーションを実行する。ステップ1302において、デバイスアプリケーションは、スキャンボタンを含む発見モードユーザインタフェース(UI)をユーザに提示する。ステップ1304において、アプリケーションは、スキャンを開始する。スキャンは、例えばユーザが(例えば、ユーザデバイス上のタッチスクリーンを介して)スキャンボタンを選択して発見モードUIからスキャンを開始した場合に開始となってもよい。この代替又は追加として、アプリケーションの起動時にスキャンが自動的に開始するようにしてもよい。決定ステップ1306において、アプリケーションは、1つ又は複数の無線デバイス(例えば、無線コントローラ)が発見されたか否かを判定する。発見されていない場合は、決定ステップ1330において、アプリケーションは、タイムアウトが発生したか否かを判定する。発生した場合、アプリケーションは、発見モード画面を提示する(ステップ1302)。そうでない場合、アプリケーションは、デバイスを探索し続ける。デバイスが発見された場合は、ステップ1308において、アプリケーションは、発見された(1つ又は複数の)PDUデバイスを表示する。すなわち、いくつかの実施形態において、アプリケーションは、発見された任意の非PDU無線デバイスをフィルタリングし、ユーザインタフェースを介してPDUデバイスのみをユーザに表示することができる。いくつかの実施形態において、リスト化されたPDUは、キー値ペアとして表示可能な発見されたBluetooth対応のPDである。すなわち、各PDUについて、PDUの名称及びその信号強度RSSIは、ペアとしてユーザに提示されるようになっていてもよい。ただし、(関連するBluetoothコントローラの)PDU名及び/又はMACアドレスのみが提示されてもよい。図14に関して、発見されたデバイスのリストを示すUIをより詳細に図示して論じる。決定ステップ1310において、アプリケーションは、表示されたPDUが選択された否かを判定する。選択されていない場合は、決定ステップ1312において、アプリケーションは、デバイスのスキャンが完了したか否かを判定する。完了していない場合、アプリケーションは、スキャンし続ける。そうでない場合は、決定ステップ1314において、アプリケーションは、単一のPDUが見つけられたか否かを判定する。見つけられた場合又はステップ1310においてPDUが選択された場合、アプリケーションは、図11にて論じた通り、PDUとの接続を開始する。決定ステップ1318において、アプリケーションは、接続が確立/成功したか否かを判定する。確立/成功した場合、アプリケーションは、ユーザに対して、要旨又は様々なボタンを含む通信モードUIを提示する(例えば、図15参照)。この要旨又は通信モードUIは、様々なセクションタブを含むことができる。例えば、図15には、「System(システム)」タブ、「Infeeds(インフィード)」タブ、及び「Outlets(取り出し口)」タブを含むタイトルバーを示す。いくつかの実施形態において、タイトルバーは、より大きなインタフェースに及ぶ水平バーとして現れたユーザインタフェースデバイスである。タイトルバーは通常、インタフェースの残りの部分において現在見えている情報に特有のメニュー、リンク、データ等を含む。
[0066]上述の通り、PDU(すなわち、PDUに関連するBluetooth無線コントローラ)への接続後、インタフェースは、セクションに分割された要旨モードに変化してもよい。タイトルバーは、ユーザがナビゲーションのために選択可能な各セクションのタブを含んでもよい。これらのタブは、セクションタイトルを含んでもよい。選択されたセクションのタイトルバーのタブは、明らかに非アクティブであってもよい。この画面から「戻る」ボタンをクリックすることにより、ユーザが製品から切断されて、発見モードUIに戻るようになっていてもよい。さらに、1つ又は複数の実施形態において、ユーザは、任意のUI又はモードからアプリケーションを切断及び/又は終了可能である。
[0067]ユーザの選好に応じて、テーブル、キー値ペア、及び拡張可能リストという3つの形態のうちの1つで、以下のリスト化情報が出現するようになっていてもよい。拡張可能リストにおいては、キー値ペアのみが隠されることになる。以下は、要旨モードUIのセクションごとの代表的なアプリケーション構造、及び各セクションで表示可能な種々項目である。
A.System(システム):主に非電力情報用のキャッシュ
I.IPV4アドレス
タイプ:キー値ペア
II.IPV6アドレス
タイプ:キー値ペア
*III.ネットワーク*
*タイプ:拡張可能リスト*
*ヘッダ:ネットワーク*
*内容:*
a.IPV4アドレス
*b.IPV4 DHCP*
*c.IPV4サブネットマスク*
*d.IPV4ゲートウェイ*
e.IPV6アドレス
*f.IPV6ゲートウェイ*
*g.DNS1*
*h.DNS2*
*i.完全修飾ドメイン名*
*j.ブート遅延*
*k.スタティックフォールバック*
*l.リンクステータス*
*m.リンク速度*
*n.リンク双方向性*
*o.リンクネゴシエーション
*p.Telnet対応、Telnetポート*
*q.SSH対応、SSHポート*
*r.HTTP対応、HTTPポート*
*s.HTTPS対応、HTTPSポート*
*t.SNMP対応、SNMPポート、SNMPバージョン、トラップポート*
*u.FTP対応、FTPポート*
IV.アップタイム
タイプ:キー値ペア
V.温度$THSID(各THSに1つ)
タイプ:キー値ペア
VI.湿度$THSID(各THSに1つ)
タイプ:キー値ペア
VII.ファームウェアバージョン
タイプ:キー値ペア
*VIII.ファームウェア*
*タイプ:拡張可能リスト*
*ヘッダ:$TYPE Sentry $VERSION*
*内容:*
a.バージョン
b.タイプ
c.ビルド*
d.ベータ*
e.MACアドレス*
f.フラッシュサイズ*
g.ハードウェア改訂コード*
IX.型式番号
タイプ:キー値ペア
X.製品シリアル番号
タイプ:キー値ペア
*XI.情報*
*タイプ:拡張可能リスト*
*ヘッダ:タワー$TOWERID(各タワーに1つ)*
*内容:*
a.製品シリアル番号
*b.NICシリアル番号*
c.型式番号
*d.位置*
*e.電力タイプ(AC/DC)*
*f.位相(3又は2/1)*
*g.電圧*
*h.最大負荷*
XII.Bluetoothデバイス名
タイプ:キー値ペア
B.Infeeds(インフィード)(初期設定タブ)
I.ライン
タイプ:テーブル
行:一意のラインごと
列:
*0.ID*
a.電流
b.ステータス
c.容量
d.使用容量
e.電圧
f.ワット数
II.位相
タイプ:テーブル
行:一意の位相ペアごと
列:
*0.ID*
a.電流
b.電圧
c.ワット数/有効電力
*d.VA/皮相電力*
e.エネルギー
*f.VAR/無効電力*
*g.力率*
*h.リアクタンス/負荷タイプ*
*i.波高因子*
III.回路/タワー
タイプ:テーブル
行:タワー/回路ごと
列:
*0.ID*
a.電流
b.電圧
*c.容量*
d.ワット数/有効電力
*e.VA/皮相電力*
f.エネルギー
*g.力率*
*h.周波数*
C.Outlets(取り出し口)
I.取り出し口
タイプ:テーブル
行:取り出し口ごと
列:
*0.ID*
a.名称
b.電流
c.ステータス
d.電圧
e.電流容量
f.ワット数/有効電力
*g.VA/皮相電力*
h.エネルギー
*i.VAR/無効電力
*j.力率*
*k.負荷タイプ*
*l.波高因子*
上記リスト中のいずれも、現在利用可能及び/又は現在のPDUが提供可能であるが、*を付した項目は、現在実装されていない場合がある。
[0068]いくつかの実施形態において、警告若しくはエラー限界を超えるか、又は回路の電源が落ちた(ブレーカ又はヒューズが作用した)場合は、タイトルバーとリストとの間にメッセージが表示されるようになっていてもよい。エラーメッセージは、表示の残りの部分と対照的な色であってもよい。また、最も重大なエラーのみが表示されるようになっていてもよい。ユーザは、以下2つのうちの一方をもたらすエラーメッセージを選択するようにしてもよい。
[0069]A.システムのエラーが1つのみの場合、ユーザは、エラーとなっている属性を含む詳細画面に移動する。
[0070]B.エラーが2つ以上の場合、ユーザは、システムエラーのリストに移動し、ここで1つのエラーを選択すると、6.Aに記載の詳細画面に移動する。この画面におけるタイトルバーは、上記詳細表示と類似する。「戻る」ボタンを押すと、ユーザは、エラーメッセージを選択する前の画面に戻る。
[0071]いくつかの実施形態において、エラーの原因となっている属性は、どこに出現する場合であっても、対照的な色で表示されるようになっていてもよい(例えば、赤色/橙色)。いくつかの実施形態において、警告の原因となっている属性は、どこに出現する場合であっても、エラーと異なる対照的な色で表示される(例えば、黄色)。いくつかの実施形態において、ユーザがメニューボタンを選択した場合は、アプリケーションがA.Close(閉じる)(アプリケーションを閉じる)及びB.About(情報)(Androidアプリケーションに関する情報をユーザにポップアップ表示する)といったメニューを提示する。いくつかの実施形態において、情報には、アプリケーション名、Google Playストア等のアプリケーションへのリンク、現行バージョン、及び著作権情報を含むものとする。
[0072]いくつかの実施形態において、アプリケーションは、値がそのタイトル又は説明と格納又は関連付けられたキー値ペアデータフォーマットを使用する。いくつかの実施形態において、アプリケーションは、テーブルUIを利用可能である。テーブルは、類似データを2次元アレイに集約したユーザインタフェースデバイスである。テーブルの1行目には、後続行の値の説明又はタイトルを含む。各行は、関連データの一意のグループである。テーブルの1列目には通常、各行の一意のタイトル又は名称を含む。テーブル形式のデータが大きすぎて一度に画面表示できない場合、ユーザは、一方の軸方向にリスト全体で数字をドラッグすることによりスクロールするようにしてもよい。いくつかの実施形態において、アプリケーションは、拡張可能リストを利用可能である。拡張可能リストは、2つのモードで機能するユーザインタフェースデバイスである。第1のモードにおいては、ヘッダ及び当該モードを特定するアイコンを提示する。ヘッダは通常、タイトル、及び場合により少量のデータである。ユーザが拡張可能リストを選択した場合は、付加的なデータがヘッダの下に現れ、リストの拡張を特定するようにアイコンが変化する。ユーザが再び拡張可能リストを選択した場合は、第1のモードに戻る。拡張時のみに現れるデータは、ヘッダから字下げされ、通常は小さなフォントである。
[0073]図14〜図17は、種々実施形態に係る、ユーザに提示するユーザインタフェース例を示している。図14〜図17の例には、Bluetoothモジュール、RS−232上のSCPプロトコル、及びSTI開発のAndroid用スマートデバイスアプリケーションを利用した単相の入力電力単位検知(PIPS)及び出力電力単位検知(POPS)切り替えPDUからのスクリーンショットを示している。このスクリーンショットは、NFC通信にも適用可能である。図14〜図17のユーザインタフェースは全体として、上述の詳細な説明により自明であるが、以下ではいくつかの細部を提供する。
[0074]ここで図14には、アプリケーションのスキャンモードにより発見されたBluetoothデバイス又はNFCデバイス(例えば、無線コントローラ)のリストを提示するユーザデバイス(例えば、スマートデバイス)アプリケーションの画面キャプチャ1400を示す。関連する無線コントローラのPDU名及びMACアドレス1402が表示されている。また、右上隅に再読込ボタンが表示されるとともに、結果の要旨「Scan finished.1 devices were found(スキャン終了。1デバイス検出)」も表示されている。
[0075]図15は、Bluetooth/RS−232/SCPを介してPDUからスマートデバイスに伝送されたPDUシステム情報1502を示したユーザデバイス(例えば、スマートデバイス)アプリケーションの画面キャプチャ1500である。図示の情報は、システムバージョン、型式、シリアル番号、IPv4アドレス、アップタイム、及びセンサを含む。このUIはスクロール可能であり、2つのセンサのうちの第1のセンサの温度/湿度センサ情報のみが表示されている。また、他の種々システム情報に加えて、付加的なセンサ詳細が表示されていてもよい。非限定的な一例として、以下の情報が表示されていてもよい。
Figure 2016521475

対応可能な別のシステム性能として、以下のようなものが挙げられる。
・NFTが対応している両方の通信タイプに対応
・スマートデバイスアプリケーションによるPDUのIPの確認及び当該スマートデバイスアプリケーション内のボタン又は選択によるウェブブラウザの起動が可能
・アプリケーション上にそれら自体の画面を有するPIPS及びPOPS情報を備えた複数画面(UI)設計
・再読込が必要な動的情報が存在する場合は、アプリケーションを介して情報をダウンロードする前にタッチする必要があるLOAD(ロード)又はUpdate(更新)ボタンを有するのが好適
・ユーザは、ログイン及びパスワードを使用して情報をダウンロードするか、又はその他何らかの適当な機構を採用することによって、アプリケーションを実行している無許可者による情報のダウンロードが行われないようにすることが必要
・製品構成又は設定情報のプッシュ
・取り出し口のオン/オフ/リブート
・ファームウェアのアップグレード
・取り出し口名、PDU名等の設定
・Wi−Fi又はBluetooth等の他の無線デバイスに対する当該デバイスからのストリーム接続性
・当該PDU関連情報のメール作成又はメール送信が可能
[0076]ユーザがタイトルバーから「Infeeds(インフィード)」タブ1504を選択した場合は、図16が表示される。図16は、Bluetooth/RS−232/SCPを介してPDUからスマートデバイスに伝送されたPDUインフィード情報1602を示したユーザデバイス(例えば、スマートデバイス)アプリケーションの画面キャプチャ1600を図示している。同様に、ユーザがタイトルバーから「Outlets(取り出し口)」タブ1604を選択した場合は、図17が表示される。図17は、Bluetooth/RS−232/SCPを介してPDUからスマートデバイスに伝送されたPDU POPS取り出し口情報1702を示したユーザデバイス(例えば、スマートデバイス)アプリケーションの画面キャプチャ1700を図示している。
[0077]図18は、本開示の一実施形態に係る、電子機器キャビネット1800を示した図である。機器キャビネット1800は、PDUとユーザデバイスとの間の無線接続の確立を容易にするように構成されている。図示のように、機器キャビネット1800は、換気口、パネル、ラックレール、ブラケット、電気器具等の様々な構成要素を備えてもよい。また、電子機器キャビネット1800は、CDU1802(すなわち、キャビネットPDU)及びハードウェア識別子1804を備えてもよい。種々実施形態によれば、CDU1802は、図1〜図4に全部又は一部を図示したCDUのうちの1つ又は複数の特徴を含むことができる。ハードウェア識別子1804は、電子ユーザデバイスに対して光学的に、又は無線で情報を提供することによって、CDU1802と高速、安全、及び/又は確実な通信を行うことができる。
[0078]本開示の種々実施形態によれば、ハードウェア識別子1804は、電子機器キャビネット1800の様々な部分に配設することによって、ユーザが好都合及び快適にCDU1802との無線接続を確立することができる。データセンタは通常、当該データセンタの床に何列にも編成された多数の機器ラック又は機器キャビネットを備える。この列は、冷気通路(キャビネットの吸気)及び暖気通路(キャビネットの排気)の周りに配向している。特に、機器キャビネットは、そのある列の前扉が別の列の前扉に対向するように、冷気通路の両側に規則正しく配設されている。さらに、機器キャビネットは、その2つの列の後部が互いを向くように、暖気通路の両側に配設されている。現下、情報収集又はCDU1802等のPDUとの接続確立のため、技術者又は他のユーザが暖気通路で作業する必要がある場合がある。ハードウェア識別子1804は、その利点として、前扉、側面パネル、ラックレール、側面ブラケット等の機器キャビネット1800上の様々な位置に固定可能な接着ラベル又はタグとして実装可能である。ハードウェア識別子1804がこれらの位置のうちのいずれか1つ又は複数に配設された場合、技術者又は他のユーザは、CDU1802との無線接続を確立する際に、冷気通路に立ったまま作業することができる。
[0079]本開示の種々実施形態によれば、ハードウェア識別子1804は、様々な技術を用いて実装可能である。一実施形態によれば、ハードウェア識別子1804は、ユーザデバイスに光学的情報を提供するように構成されている。例えば、ハードウェア識別子1804は、ユーザデバイスのCDU1802との無線接続を可能にする情報を特定するテキスト1806及び/又はバーコード1808を含むことができる。テキスト1806は、CDU1802に組み込み又は接続されたBluetoothチップ、カード、又はモジュールの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含むことができる。バーコード1808は、同じくCDU1802のBluetoothチップ、カード、又はモジュールのMACアドレスを含み得る1次元又は2次元バーコードとすることができる。好適な一実施形態において、バーコード1808は、クイックリカバリ(QR)コードと称する2次元バーコードである。また、テキスト1806及び/又はバーコード1808は、秘密鍵等の認証コードを含むことによって、ユーザデバイスとCDU1802のBluetoothモジュールとの間のセキュアな接続を確立可能である。実際のところ、個人用デジタル補助装置(PDA)、スマートフォン、タブレット等のユーザデバイスは、ハードウェア識別子1804の画像を取得する際に利用可能なカメラモジュールを備えてもよい。ユーザデバイス上で実行されるソフトウェアアプリケーションによれば、ユーザが開始する動作によって、カメラモジュールを介したQRコードの取得が可能である。ソフトウェアアプリケーションのスクリーンショット例を図14に示すが、右上隅部に配置されたカメラアイコンを押しているユーザは、ユーザデバイスの内部カメラを作動させて、カメラの視野に現れたQRコードを取得する。そして、ユーザデバイスのカメラは、作動すると、例えば図13〜図15に記載のデバイスアプリケーションが使用する光学式文字認識によって、テキスト1806及び/又はバーコード1808に含まれる情報をデジタル化可能である。図13〜図15に記載したようなデバイスアプリケーションは、ユーザデバイスのカメラモジュールで取得した画像を受信及び処理することによって、QRコードに埋設及び/又は符号化された情報を復号、解釈、及び/又は抽出するように構成可能である。
[0080]ハードウェア識別子1804の開示されている使用によれば、Bluetoothモジュールとの接続の確立に消費される時間を短縮できるという利点ももたらされる。通常、別のBluetooth対応のデバイスとの接続を確立するには、発見手順の実行によって、他方のBluetoothデバイスのMACアドレスをユーザデバイスが取得可能となる。ただし、他方のBluetoothデバイス(例えば、CDU1802)のMACアドレスを光学的に提供することによって、ユーザデバイスは、発見手順を回避するとともに、MACアドレスとの接続要求を目的のBluetoothデバイスに送信することによって、この他方のBluetoothデバイスとのペアリング及びボンディングを開始することができる。また、上述の通り、手短に言えば、テキスト1806及び/又はバーコード1808は、Bluetoothのペアリング手順で使用する秘密鍵を含むことができる。BluetoothモジュールにMACアドレス及びセキュリティ秘密鍵を提供することによって、ハードウェア識別子1804は、CDU1802との無線接続確立の利便性、速度、及びセキュリティを向上可能である。
[0081]別の実施形態において、ハードウェア識別子1804は、NFC又はRFIDタグとして実装可能である。タグとして、ハードウェア識別子1804はなお、機器キャビネット1800の多くの表面のうちのいずれか1つに固定可能である。光学的実装と同様に、NFCタグを用いることによって、CDU1802のBluetoothモジュールに関連するMACアドレス及び/又は秘密鍵を提供可能である。NFCタグは、ステッカに埋め込むとともに、Bluetoothモジュールとの接続に有用な情報を予め符号化することができる。
[0082]以上、ハードウェア識別子1804は、Bluetooth接続を容易にする情報を含むものとして説明したが、CDU1802との他の接続を確立するための情報を含むこともできる。例えば、ハードウェア識別子1804は、CDU1802のネットワークカードのIPアドレス又はMACアドレスを含むことによって、ユーザデバイスのイントラネット又はインターネットを介したCDU1802との接続を可能にする。本開示の様態の特定のCDUに接続情報を提供することによって、ユーザは、隣接又は近接機器ラックのCDUとの接続をユーザデバイスが確立する機会を低減することにより、適正又は所望のCDUとの接続を確立しているものとさらに確信することができる。電子機器キャビネット1800を図18に図示しているが、機器ラック又は他の類似する電子機器ケースによっても機器キャビネット1800に代替可能であることに留意されたい。
[0083]図19は、種々実施形態に係る、携帯電話(又は、スマートフォン)の形態の代表的なユーザデバイス1900の構成要素を示したブロック図である。種々実施形態のユーザデバイスは、1つ又は複数のプロセッサモジュールと、(1つ又は複数の)プロセッサモジュールにより実行されたとき、当該(1つ又は複数の)プロセッサモジュールに、PDUの機能に関連する様々な動作をモバイルデバイス上で行わせるソフトウェアを含むメモリとを備えてもよい。ユーザデバイスは、PDUとの無線接続のため、Bluetooth、NFC、WiFi等の様々なモジュールを備える。ユーザには、ディスプレイを介して様々なユーザインタフェースが電子的に提示されるようになっていてもよい。タッチスクリーン等のユーザデバイスへの入力により、様々なSCP読み出し及び書き込みコマンドをアプリケーションが自動的に生成する入力がもたらされる。いくつかの実施形態において、ユーザに提示されているユーザインタフェースは、PDUとの通信を容易にし、ユーザは、PDUに関する任意所望の情報の取得及び/又はユーザデバイスからの無線によるPDUの設定/再設定が可能となる。
[0084]本発明の例に関する上記詳細な説明は、網羅的でもなければ、上記開示の厳密な形態に本発明を制限するものでもない。以上、本発明の具体例を例証目的で説明したが、当業者が認識するように、本発明の範囲内において、種々均等な改良が可能である。例えば、プロセス又はブロックは、所与の順序で提示しているが、別の実施態様では、異なる順序のステップを有するルーチンの実行又は異なる順序のブロックを有するシステムの採用を行ってもよく、いくつかのプロセス又はブロックは、消去、移動、追加、分割、結合、及び/又は改良によって、別の組合せ又は副次的な組合せを提供するようにしてもよい。これらのプロセス又はブロックはそれぞれ、種々異なる方法で実装されるようになっていてもよい。また、これらのプロセス又はブロックは、直列に実行されるものとして示している場合があるが、その代わりに、並列に実行又は実装されるようになっていてもよいし、異なるタイミングで実行されるようになっていてもよい。
[0085]上述のシステム及びデバイスは、ほんの一例に過ぎないものであることに留意されたい。種々実施形態では、必要に応じて様々な手順又は構成要素を省略、代替、又は追加してもよいことが強調される必要がある。例えば、当然のことながら、別の実施形態においては、特定の実施形態に関して説明した特徴を他の種々実施形態において組み合わせるようにしてもよい。これら実施形態の異なる態様及び要素は、同様に組み合わせるようにしてもよい。また、技術は進化するため、要素の多くは本質的に例示であり、本発明の範囲を制限するものと解釈されるべきではないことが強調される必要がある。
[0086]本明細書においては、具体的詳細を与えることによって、実施形態の十分な理解を可能としている。ただし、当業者には、これらの具体的詳細なく実施形態が実施されてもよいことが理解される。例えば、周知の回路、構造、及び技術については、実施形態が不明瞭となることがないように、不要な詳細を省いて示している。
[0087]いくつかの実施形態を説明したが、当業者には、本発明の主旨から逸脱することなく種々改良、別の構成、及び均等物を使用してもよいことが認識される。例えば、上記要素は、より大きなシステムの一構成要素に過ぎなくてもよく、本発明の適用に対して、他の規則が優先してもよいし、或いは改良を加えてもよい。また、上記要素の検討前、検討中、又は検討後に、多くのステップが始まるようにしてもよい。したがって、上記説明は、本発明の範囲を制限するものと捉えられるべきではない。

Claims (28)

  1. 電力入力及び複数の電力出力を有するハウジングと、
    前記ハウジングと結合され、ネットワーク接続インタフェース及び無線通信インタフェースを備える通信モジュールと、
    前記ハウジングと結合され、前記通信モジュールと通信するプロセッサと、
    を具備し、
    前記無線通信インタフェースが、無線コントローラと通信可能に結合するように構成され、
    前記通信モジュールが、前記無線コントローラが前記無線通信インタフェースに通信可能に結合されたとき、前記無線コントローラを介して前記ネットワークプロセッサと無線ユーザデバイスとの間の通信を容易にするように構成された、配電装置。
  2. 前記ハウジング内に配置されたプリント回路基板をさらに備え、前記通信モジュール及び前記プロセッサが、前記プリント回路基板上に搭載された、請求項1に記載の配電装置。
  3. 前記無線コントローラをさらに備え、前記無線コントローラが、前記無線通信インタフェースに設定可能に取り付け可能である、請求項1に記載の配電装置。
  4. 前記無線通信インタフェースを前記無線コントローラに取り付けるように構成されたテザーをさらに備え、
    前記無線通信インタフェース及び前記無線コントローラが、取り付けられたとき通信可能に結合される、請求項3に記載の配電装置。
  5. 前記テザーが、1つ又は複数の端部に係止コネクタを備える、請求項4に記載の配電装置。
  6. 前記無線コントローラが、
    前記無線通信インタフェースを介して前記プロセッサと通信するように構成されたシリアルインタフェースと、
    無線プロトコルを介して前記ユーザデバイスと無線通信するように構成された無線周波数(RF)インタフェースと、
    をさらに備える、請求項3に記載の配電装置。
  7. 前記RFインタフェースが、Bluetoothインタフェースを備える、請求項5に記載の配電装置。
  8. 前記無線コントローラが発見可能性ボタンをさらに備え、該発見可能性ボタンは、押されたとき、所定の期間の間、前記RFインタフェースを通じて配電ユニット(PDU)発見可能性情報のブロードキャストを開始するように構成されている、請求項5に記載の配電装置。
  9. 前記無線コントローラが、可視接続ステータスを提供するように構成されたステータスインジケータをさらに備える、請求項5に記載の配電装置。
  10. 無線コントローラによって、発見可能性ボタンが押された旨の指示を受信するステップと、
    前記無線コントローラによって、コンピュータメモリからの配電ユニット(PDU)発見可能性情報にアクセスするステップと、
    前記無線コントローラによって、所定の期間の間、前記PDU発見可能性情報をブロードキャストするステップと、
    を含む、方法。
  11. 1つ又は複数のプロセッサを有する無線ユーザデバイスにより実行される命令を格納したコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されたとき、前記無線ユーザデバイスに、
    前記無線ユーザデバイスのディスプレイを介して、発見モードユーザインタフェースをユーザに対して電子的に提示することと、
    発見スキャンの開始を指示する入力の受信に応答して、配電ユニット(PDU)発見可能性情報をブロードキャストしている1つ又は複数のPDUの発見スキャンを開始することと、
    前記ディスプレイを介して、前記1つ又は複数のPDUを前記ユーザに対して電子的に提示することと、
    前記1つ又は複数のPDUのうちの1つのPDUとの通信を確立することと、
    を実行させる、コンピュータ可読媒体。
  12. 前記第1の無線ユーザデバイスとの通信が、前記第1の無線ユーザデバイスの選択の受信に応答して確立される、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
  13. 前記命令が、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されたとき、さらに前記無線ユーザデバイスに、前記第1の無線ユーザデバイスが前記発見スキャン中の唯一の発見可能なデバイスであるものと判定することを実行させ、
    前記第1の無線ユーザデバイスとの通信が、前記第1の無線ユーザデバイスが唯一の発見可能なデバイスである旨の判定に応答して確立される、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
  14. モバイルデバイスにより、配電ユニット(PDU)の電力関連情報を表示する方法であって、
    前記モバイルデバイスによって、前記PDUに組み込まれた無線モジュールのハードウェアアドレスを光学的に、又は無線で取得するステップであり、電子機器ラック又は電気器具のハウジングに固定されたハードウェア識別子を読み取るサブステップを含む、ステップと、
    前記PDUの前記無線モジュールに無線接続する許可を受けるための無線要求を送信するステップであり、前記無線要求が前記ハードウェアアドレスを含む、ステップと、
    前記モバイルデバイスによって、前記PDUの前記電力関連情報を受信するステップであり、前記電力関連情報が、前記PDUが受ける電圧の1つ又は複数の位相を特定するとともに、前記PDUが1つ又は複数の電力取り出し口に分配する電圧の1つ又は複数の位相を特定する、ステップと、
    前記PDUの前記電力関連情報を前記モバイルデバイスの画面に表示するステップと、
    を含む、方法。
  15. 前記ハードウェア識別子が、クイックレスポンス(QR)バーコードを含んでおり、前記ハードウェアアドレスが、前記QRバーコードに埋設又は符号化された、請求項14に記載の方法。
  16. 前記無線モジュールが、Bluetoothモジュールであり、前記QRバーコードが、前記モバイルデバイスと前記Bluetoothモジュールとの間のセキュアな接続を確立するための個人識別番号(PIN)を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ハードウェア識別子が、前記電気器具のハウジング又は前記電子機器ラックの表面に取り付ける接着面を備える、請求項15に記載の方法。
  18. 前記ハードウェア識別子が、電磁放射に応答するタグであり、前記タグが、所定の周波数範囲内の無線信号の受信に応答して、前記ハードウェアアドレスを送信するように構成された、請求項14に記載の方法。
  19. 前記無線モジュールが、Bluetoothモジュールであり、前記タグが、前記モバイルデバイスと前記Bluetoothモジュールとの間のセキュアな接続を確立するための個人識別番号(PIN)を送信するように構成された、請求項15に記載の方法。
  20. 電力入力及び複数の電力出力を有するハウジングと、
    前記ハウジングと結合され、ネットワーク接続インタフェース及び無線通信インタフェースを備える通信モジュールと、
    前記ハウジングと結合され、前記通信モジュールと通信するプロセッサと、
    を具備し、
    前記通信モジュールが、前記無線通信インタフェースを介して、前記ネットワークプロセッサと無線ユーザデバイスとの間に通信を提供可能である、配電装置。
  21. 前記ハウジング内に配置されたプリント回路基板をさらに備え、前記通信モジュール及び前記プロセッサが、前記プリント回路基板上に搭載された、請求項20に記載の配電装置。
  22. 前記無線通信インタフェースが、前記ネットワークプロセッサと通信し前記プロセッサから近距離通信(NFC)対応のユーザデバイスに情報を提供するように構成されたNFCタグを備える、請求項20に記載の配電装置。
  23. 前記NFCタグと結合され、前記ハウジングの外部に搭載されたNFCアンテナをさらに備えた、請求項22に記載の配電装置。
  24. 前記NFCアンテナと結合され、NFC対応のユーザデバイスに固定可能なテザーをさらに備えた、請求項23に記載の配電装置。
  25. 前記無線通信インタフェースが、前記プロセッサと通信し前記プロセッサからBluetooth対応のユーザデバイスに情報を提供するように構成されたBluetoothインタフェースを備える、請求項20に記載の配電装置。
  26. 前記Bluetoothインタフェースと結合されたBluetoothアンテナと、 前記Bluetoothアンテナと結合され、前記無線通信インタフェースモジュールと前記Bluetooth対応のユーザデバイスとの間の無線周波数(RF)送信の範囲を制限するインピーダンス整合回路と、
    をさらに備えた、請求項25に記載の配電装置。
  27. 前記無線通信インタフェースが、前記ネットワークプロセッサとNFC対応のデバイスとの間に通信トンネルを提供するように構成された、請求項20に記載の配電装置。
  28. 前記無線通信インタフェースが、前記ハウジング内に配置されたシリアルデータバスとのインタフェースを提供する、請求項27に記載の配電装置。
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