JP2016519990A - シェービングカミソリ実演装置及び方法 - Google Patents

Abstract

回転可能支持面を有するシェービング実演装置。駆動ユニットは、回転可能支持面に動作可能に接続される。取付具は、回転可能支持面から離間している。第１のシェービングカミソリは、取付具に装着された第１のハンドルを有する。第１の刃カートリッジユニットは、第１のハンドルの端部に装着される。第１の刃カートリッジユニットは、回転可能支持面と接触する。

Description

本発明は、概して、カミソリを有することを実演するための実演装置及び方法に関し、より具体的には、シェービングカミソリの表面接触性能及び／又は性能の違いを実演するための装置及び方法に関する。

使い捨てのシステムシェービングカミソリ（すなわち、取り替え可能なカミソリカートリッジを有するカミソリハンドル）の消費者は、改善された製品性能を要求し続けている。結果として、カミソリ製造業者は、消費者によって所望される様々なシェービングカミソリ性能属性を改善することを絶えず試みている。しかしながら、より良好なシェービングカミソリが設計及び製造されたとしても、カミソリ製造会社、広告主、及び小売業者は、特に有意義で明確かつ視覚的な様式で、特定のシェービングカミソリ製品が、他のシェービングカミソリ製品と比較して、改善された性能又はより効果的な性能、例えば、接近性、より少ない剃り残し、又は快適さを実演することを、消費者に伝える際に困難に直面する。

したがって、ある特定のシェービングカミソリを使用する特定の利点を消費者に実演するための装置及び方法の必要性が存在する。固定された単一の枢動及び／又は複数の枢動カミソリ等のシェービングカミソリの性能の違いを実演し、かつこれらの違いを消費者に明確に伝えるための方法の必要性も存在する。

一態様では、本発明は、概して、ある特定のシェービングカミソリを使用する特定の利点を消費者に伝えるための単純で効率的なシェービング実演装置を特徴とする。シェービング実演装置は、回転可能支持面と、回転可能支持面に動作可能に接続された駆動ユニットとを有する。取付具は、回動可能支持面から離間している。第１のハンドルを有する第１のシェービングカミソリは、取付具に装着される。第１の刃カートリッジユニットは、第１のハンドルの端部に装着される。第１の刃カートリッジユニットは、回転可能支持面と接触する。

所望される場合、特定の実施形態は、ドラムを備える回転可能支持面を任意に含むことができる。特定の実施形態は、第１の楕円の第１の断面を有するドラムも任意に含むことができる。特定の実施形態は、第１の楕円からオフセットされる第２の楕円の第２の断面を有するドラムも任意に含むことができる。

一態様では、本発明は、概して、ある特定のシェービングカミソリを使用する特定の利点を消費者に伝えるための単純で、効率的なシェービング実演方法を特徴とする。シェービング実演方法は、回転可能支持面を提供する工程を有する。刃カートリッジユニットを有するハンドルは、取付具に装着される。刃カートリッジユニットは、回転可能支持面と接触される。回転可能支持面は回転されて、刃カートリッジユニットを、ハンドルに対して少なくとも１つの軸を中心に回転させる。

所望される場合、特定の実施形態は、回転可能支持面に潤滑剤を塗布することを任意に含むことができる。特定の実施形態はまた、取付具に線形スライドを有するプラットホームを提供することも任意に含むことができ、回転可能支持面を回転させることは、ハンドル及び線形スライドが、プラットホームに対して移動するようにさせる。

本発明の１つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び下記の説明で述べられる。ある特定の実施形態は、特に明記しない限り、一般的に開示されるが、組み合わせて明示的に例証又は要求されない本発明の要素又は構成部品を組み合わせることができることが理解される。本発明の他の特徴及び利点は、説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかになるだろう。

２つ以上の回転軸を中心に回転する刃カートリッジユニットを有するシェービングカミソリの斜視図である。 １つの回転軸を中心に回転する刃カートリッジユニットを有するシェービングカミソリの斜視図である。 図１及び２のシェービングカミソリを有するシェービング実演装置の１つの可能な実施形態の斜視図である。 図３のシェービング実演装置に組み込まれ得るドラムの斜視図である。 図４の線５−５に概ね沿って切り取られたドラムの断面図である。 図４の線６−６に概ね沿って切り取られたドラムの断面図である。 図４の線７−７に概ね沿って切り取られたドラムの断面図である。 図４のドラムの端面図である。 図３のシェービング実演装置の第１の位置及び第２の位置の概略図である。 図３のシェービング実演装置の第１の位置及び第２の位置の概略図である。 シェービングカミソリの性能を消費者に実演するための方法の一例の概略図である。 湿ったシェービングカミソリ及び乾いたシェービングカミソリを有する図３のシェービング実演装置の斜視図である。

図１を参照すると、第１のシェービングカミソリ１０の斜視図が示される。第１のシェービングカミソリ１０は、毛を剃るための１つ以上の刃１６を有する刃カートリッジユニット１４を有するハンドル１２を含むことができる。刃カートリッジユニット１４は、ハンドル１２の端部に装着され得る。ある特定の実施形態では、刃カートリッジユニット１４は、ハンドル１２から取り外されて、交換することができる。ハンドル１２は、刃カートリッジ接続アセンブリ２４が、刃１６に対して実質的に垂直であり、かつハンドル１２に対して実質的に垂直である第１の回転軸２６を中心に回転するように構成されるように、フレーム２２及びそれに動作可能に連結された刃カートリッジ接続アセンブリ２４を含み得る。刃カートリッジユニット１４はまた、刃１６と実質的に平行であり、かつハンドル１２に対して実質的に垂直である第２の回転軸３４を中心に回転するように構成され得る。好適な刃カートリッジユニットの非限定的な例は、米国特許第７，１６８，１７３号に記載されている。刃カートリッジユニット１４が、刃カートリッジ接続アセンブリ２４を介してハンドル１２に取り付けられるとき、刃カートリッジユニット１４は、例えば、第１の回転軸２６及び第２の回転軸３４等の複数の回転軸を中心に回転するように構成される。

図２に示される第２のシェービングカミソリ４０は、第１のシェービングカミソリ１０に類似し得る。例えば、第２のシェービングカミソリ４０は、毛を剃るための１つ以上の刃４６を有する刃カートリッジユニット４４を有するハンドル４２を含むことができる。刃カートリッジユニット４４は、ハンドル４２の端部に装着され得る。ある特定の実施形態では、刃カートリッジユニット４４は、ハンドル４２から取り外されて、交換することができる。刃カートリッジユニット４４は、刃４６と実質的に平行であり、かつハンドル４２に対して実質的に垂直である単一の回転軸５０を中心に回転するように構成され得る。

シェービングストローク中に、シェービングカミソリのシェービングカートリッジユニット（例えば、刃）が皮膚の表面との良好な接触を維持することは、重要である。個人の顔又は身体の様々な輪郭は、シェービングカートリッジユニットが適当な接触を維持することを困難にし、そのことは、剃り残しの増加、及び接近性の減少（例えば、毛は皮膚の表面から離れて更にカットされ、無精ひげをもたらす）をもたらし得る。したがって、より良好に顔及び身体の輪郭に従い、シェービングストローク中に皮膚の表面とのより一貫した接触を維持することができるシェービングカミソリを提供することが望ましい場合がある。より良好にこの問題に対処するために、シェービング製造業者は、図１及び２のシェービングカミソリ１０及び４０等の単一枢動及び複数枢動カミソリを開発している。２つ以上の軸を中心に枢動するシェービングカートリッジの能力は、固定シェービングカートリッジユニット（すなわち、シェービングカミソリのハンドルに対して、枢動／回転しない）又は１つの軸のみを中心に枢動する他のシェービングカートリッジユニットと比較して、改善されたシェービング性能を有し得る。加えて、類似の回転軸を有するシェービングカミソリは、刃カートリッジユニットを回転させるために要求された力に依存して、異なって機能し得る。したがって、１つ以上の軸を中心に回転するカートリッジを有するシェービングカミソリのシェービング性能の違いを実演することは重要である。

図３を参照すると、本開示の１つの可能な実施形態は、シェービング実演装置１００の斜視図を図解して示される。図３は、シェービング実演装置１００に装着されたシェービングカミソリ１０及びシェービングカミソリ４０を図解する。しかしながら、任意の他のシェービングカミソリも使用され得ることが理解される。刃カートリッジユニット１４及び４４と回転可能支持面１１０との間の接触は、シェービングストローク中の刃カートリッジユニット１４及び４４と消費者の皮膚との間の接触を表す。カミソリと皮膚の表面との間の改善された接触は、シェービングストローク中に毛のより効果的なシェービングをもたらし得る。皮膚との不適当な接触は、剃り残しの増加及び／又は切傷の増加をもたらし得る。シェービング実演装置１００は、刃カートリッジユニット間の潜在的な皮膚接触の違いを図解し得る。例えば、シェービング実演装置１００は、軸を中心に回転しない刃カートリッジユニット、単一の軸のみを中心に回転する刃カートリッジユニット、及び複数の軸を中心に回転する刃カートリッジユニットを有するシェービングカミソリの間での潜在的なシェービング性能の違いを消費者に図解し得る。シェービング実演装置１００がシェービングカミソリ１０及び４０等の複数のシェービングカミソリを比較するのに使用され得るか、あるいは、シェービング実演装置１００が単一のシェービングカミソリの性能を実演するのに使用され得ることが理解される。

シェービング実演装置１００は、回転可能支持面１１０、並びに、回転可能支持面１１０に対して所定の位置でシェービングカミソリハンドル１２及び４２のうちの少なくとも１つを装着するための取付具１２０を含むことができる。取付具１２０は、プラットホーム１４０に直接的又は間接的に装着された線形スライド１３０を含み得る。ハンドル１２及び４２のうちの少なくとも１つは、線形スライド１３０への少なくとも一方向で装着及び固定され得る。刃カートリッジユニット１４及び４４の少なくとも一部は、直接的又は間接的に、回転支持面１１０と接触し得る。例えば、材料は、回転支持面１１０と刃カートリッジユニット１４及び４４との間に配置されて、フェルト又はプラスチック等の回転支持面１１０に対する刃カートリッジユニット１４及び４４の移動（つまり、間接接触）を容易にし得る。フェルト、プラスチック、又は他の材料は、刃ユニット１４及び４４に取り付けられ得、したがって、回転支持面１１０と接触する刃カートリッジユニット１４及び４４の一部として考慮され得る。以下に更に詳しく説明されるように、線形スライド１３０は、シェービングカミソリ１０及び４０が、プラットホーム１４０に対して第１の位置と第２の位置との間で移動する（例えば、摺動する）ことを許容し得る。回転可能支持面１１０は、刃１６及び４６（図示せず）に略平行であり、カミソリハンドル１２及び４２に対して直角である中心軸Ｃ１を中心に回転し得る。ある特定の実施形態では、回転可能支持面１１０は、駆動ユニット１６０によって回転される少なくとも１つのドラム１５０を含み得る。第２のドラム１５２が示されるが、単一のドラムが複数のカミソリをテストするのに使用され得ることが理解される。ドラム１５０及び１５２は、離間するか、結合されて、連続面か不連続面（示されるように）のどちらかを形成し得る。示されるように、駆動ユニット１６０は、電気駆動モータ又は単にハンドル１６２を含み得る。回転可能支持面が回転ベルト（図示せず）を代わりに含み得ることが理解される。

ある特定の実施形態では、シェービング実演装置１０は、回転可能支持面１１０（例えば、ドラム１５０及び１５２）にトラッキング剤及び／又は潤滑剤を堆積させるディスペンサー１６４（例えば、トレイ）を含むことができる。ほとんどのシェービングカミソリは、改善されたひげ剃りのために皮膚を締め付けて、延伸するために刃の前に位置付けられたエラストマーのガード（図示せず）を有する。ガードは、回転可能支持面１１０に沿って滑らかに滑走しないことがある。したがって、潤滑剤は、実演の前及び／又はその間に回転可能支持面１１０に塗布され得る。例えば、潤滑剤は、刃カートリッジユニット１４及び４４と回転可能支持面１１０との間で摩擦を減らすフォーム又はジェル等の油又はシェービング調製物を含むことができる。トラッキング剤／潤滑剤は、液体である必要がないが、刃カートリッジユニット１４及び４４と回転可能支持面１１０との間で摩擦を減少させる、粉体等の固体材料を含むことができる。ある特定の実施形態では、潤滑剤は、実演中に取り除かれるトラッキング剤（例えば、不透明なジェル、フォーム、又は液体）でもあり得る。トラッキング剤及び／又は潤滑剤は、実演（すなわち、ドラム１５０及び１５２の回転）中にシェービングカミソリ１０及び４０が滑らかに滑走するのを容易にし得るだけでなく、刃カートリッジユニット１４及び４４と回転可能支持面１１０との間の改善された接触を更に実演し得る。例えば、ドラム１５０及び１５２が回転するとき、刃カートリッジユニット１４及び４４は、それぞれのドラム１５０、１５２からトラッキング剤及び／又は潤滑剤を取り除き得る。回転可能支持面１１０とのより良好な接触を有する刃カートリッジユニットは、トラッキング剤及び／又は潤滑剤のより多くを取り除くことになる。したがって、実演中に、消費者は、どのカミソリが、取り除かれるトラッキング剤及び／又は潤滑剤の量に基づいてより良好な接触を提供するかを容易に決定し得る。

図４を参照すると、ドラム１５０の斜視図が示される。ドラム１５０は、中心軸Ｃ１に沿ってドラム１５０を通って延在する開口１５４を画定し得る。開口１５４は、寸法決めされて、図３の駆動ユニット１６０の軸（図示せず）を受容し得る。ドラム１５０は、プラスチック又は金属材料から機械加工又は成形され得る。低い摩擦係数を有する材料は、刃カートリッジユニット１４及び４４の、回転可能支持面１１０（例えば、ドラム１５０）に対する移動を容易にするのに望ましくあり得る。以下に更に詳しく説明されるように、ドラム１５０及び１５２はその中心軸Ｃ１に沿って変断面を有し得る。変断面は、刃カートリッジユニット（例えば、刃カートリッジユニット１４及び４４）を容易にして、均一な断面（例えば、シリンダー）と比較して異なって回転し得る。変断面ドラムの表面も、顔、あご、首、ひざ、足首等の周りの様々な輪郭をより良好に表す。

図４及び５を参照すると、ドラム１５０は、第１の断面をドラム１５０の中心軸Ｃ１に対して直角である、図４の線５−５に沿った第１の断面を有し得る。図５に示されるように、第１の断面は、第１の楕円１７０を含むことができる。第１の楕円１７０は、短軸１７４よりも長い長軸１７２を有し得る。第１の楕円１７０の長軸１７２は、第１の頂点１７６及び第２の頂点１７８を有し得る。短軸１７４は、第１の頂点１８０及び第２の頂点１８２を有し得る。以下に更に詳しく説明されるように、使用されるシェービングカミソリ及び／又は刃カートリッジユニットに依存して、ドラム１５０が回転するとき、特定の刃カートリッジユニットとドラム１５０との間の接触は変動し得る。例えば、ドラム１５０が中心軸Ｃ１を中心に回転するとき、刃カートリッジユニット１４が、短軸１７４の第１の頂点１７８、長軸１７２の第２の頂点１７８、及び短軸の第２の頂点１８０と接触するので、刃カートリッジユニット１４は、長軸１７２の第１の頂点１７６と接触し得、ドラム１５０との接触を維持し得る。

図４及び６を参照すると、ドラム１５０は、ドラム１５０の中心軸Ｃ１に対して直角である、図４の線６−６に沿った第２の断面を有し得る。図６に示されるように、第２の断面は、第２の楕円１９０を含むことができる。第２の楕円１９０は、短軸１９４よりも長い長軸１９２を有し得る。第２の楕円１９０の長軸１９２は、第１の頂点１９６及び第２の頂点１９８を有し得る。短軸１９４は、第１の頂点２００及び第２の頂点２０２を有し得る。以下に更に詳しく説明されるように、使用されるシェービングカミソリ及び／又は刃カートリッジユニットに依存して、ドラム１５０が回転するとき、特定の刃カートリッジユニットとドラム１５０との間の接触は変動し得る。例えば、ドラム１５０が中心軸Ｃ１を中心に回転するとき、刃カートリッジユニット１４が、短軸１９４の第１の頂点２００、長軸１９２の第２の頂点１９８、及び短軸１９４の第２の頂点２０２と接触するので、刃カートリッジユニット１４は、長軸１９２の第１の頂点１９６と接触し得、ドラム１５０との接触を維持し得る。

図４及び７を参照すると、ドラム１５０は、ドラム１５０の中心軸Ｃ１に対して、かつ、第１の断面と第２の断面との間で直角である、図４の線７−７に沿った第３の断面を有し得る。図７に示されるように、第３の断面は、略円形であり得る。例えば、第３の断面は、直径２１２を有する円２１０を含むことができる。ある特定の実施形態では、円２１０の直径２１２は、第１の楕円１７０及び第２の楕円１９０の長軸１７６及び１９６より小さい場合がある。

図８を参照すると、ドラム１５０の側面図が示される。第１の楕円１７０及び第２の楕円１９０は、離間して、それらの間に輪郭形成面１８０を提供し得る。ある特定の実施形態では、第１の楕円１７０及び第２の楕円１９０はオフセットされ得る。例えば、第１の楕円１７０は、約６０度、７０度、又は８０度〜約９０度、１００度、又は１１０度だけ第２の楕円１９０から回転してオフセットされ得る。

図９Ａを参照すると、図３のシェービング実演装置１００の概略図が、第１のシェービングカミソリ１０の第１の位置を図解して示される。図９Ｂの概略図で図解されるように、第１のシェービングカミソリ１０も第２の位置を有し得る。図３に示されるように、第１のシェービングカミソリ１０のハンドル１２は、取付具１２０に装着され得る。ハンドル１２は、線形スライド１３０に固定され得る。第１の位置では、シェービング刃ユニット１４は、第１又は第２の楕円（１７０又は１９０）の長軸（１７２又は１９２）の第１の頂点（１７６又は１９６）と接触し得る。したがって、ドラムが回転するとき、ハンドル１２は、中心軸Ｃ１に対して摺動して、ドラム１５０（例えば、輪郭形成面１８０）とのシェービング刃ユニット１４の接触を容易にし得る。第１の位置では、刃ユニット１４は、第１の距離Ｄ１によって中心軸Ｃ１から離間している場合がある。距離Ｄ１は、中心軸Ｃ１と、それぞれの第１の及び／又は第２の楕円１７０、１９０の長軸１７２、１９２の頂点１７８、１９８、１７６、１９６との間の距離と同じである場合がある。

シェービングカミソリ１０（例えば、ハンドル１２）が第１の位置から第２の位置まで摺動して、刃カートリッジユニット１４がドラム１５０の中心軸Ｃ１のより近くに移動する（すなわち、刃カートリッジユニット１５０は、第２の位置では中心軸Ｃ１により近い）。第２の位置では、刃ユニット１４は、距離Ｄ１より小さい第２の距離Ｄ２によって、中心軸Ｃ１から離間している場合がある。したがって、ハンドル１２（又はシェービングカミソリ１０）が摺動しなかった場合、ドラムが回転したとき、刃カートリッジユニット１４は、ドラム１５０（例えば、輪郭形成面１８０）と接触することができない場合がある。

回転可能支持面１１０（例えば、ドラム１５０）が回転するとき、刃カートリッジユニット１４が２つ以上の回転軸を中心に回転するので、シェービングカミソリ１０の刃カートリッジユニット１４は、回転可能支持面１１０とのより良好な接触を維持し得る。しかしながら、回転可能支持面１１０の断面が円形のみであった場合、第２のカミソリ４０の刃カートリッジユニット４４は、回転可能支持面１１０との一貫した接触を維持することができるだけであろう。したがって、第１の楕円１７０と第２の楕円１９０と間で、ドラム１５０及び輪郭形成面１８０の様々な断面を形成する第１の楕円１７０及び第２の楕円１９０は、第２のカミソリ４０の刃カートリッジユニット４４に、回転可能支持面１１０の回転中に回転可能支持面１１０と係合して、それから離脱させる。刃カートリッジユニット４４が、ドラムの回転中に回転可能支持面１１０を完全に離脱しない場合もある（例えば、刃カートリッジユニット４４の一部がドラム１５０と接触する場合もあれば、刃カートリッジユニットの一部がドラム１５０と接触しない場合もある）ことが理解される。しかしながら、消費者は、この違いに気がついて、刃カートリッジユニットが、ドラム１５０とのより良好な接触を維持する（例えば、刃カートリッジユニット１４は、ドラム１５０の完全な回転を通してドラム１５０との平面接触を維持し得る）刃カートリッジユニットだけでなく、シェービングストローク中に彼らの顔及び／又は身体の輪郭に従い得ないことを理解するだろう。

図１０を参照すると、シェービングカミソリの性能を消費者に実演するための方法の１つの可能な実施形態の概略図が図解される。シェービング実演方法は、前述のような回転可能支持面１１０及び／又はドラム１５０等の回転可能支持面を提供する工程を含むことができる。前述のようなシェービングカミソリ１０及び４０等のシェービングカミソリのハンドルは、取付具（例えば、線形スライド１３０を有する取付具１２０）に装着され得る。ハンドルに装着されるカートリッジは、回転可能支持面と接触され得る。ある特定の実施形態では、カートリッジは、回転可能面１１０に対する予荷重力を有し得る。例えば、カートリッジは、約０．２、０．４４、又は１．１〜約２、４又は９ニュートン（約０．０５、０．１０、又は０．２５〜約０．５、１．０、又は２ポンド）の力で、回転可能面１１０に対して押圧され得る。カートリッジが回転可能支持面と直接接触される必要がないことが理解される。例えば、一片のフェルト又は他の材料は、回転可能支持面とカートリッジとの間に（例えば、カートリッジ上又は回転可能支持面上のどちらか）位置付けられて、実演中にカートリッジのトラッキングを改善し得る。前述のように、回転可能支持面は、カートリッジと接触する回転ベルトを含むことができる。カートリッジが回転可能支持面と接触する前、又はカートリッジが回転可能支持面と接触する後のいずれかに、回転可能支持面は回転され得る。回転可能支持面がその中心軸Ｃ１を中心に回転するとき、カートリッジはハンドルに対して第１の軸を中心に回転し得る。ある特定の実施形態では、回転可能支持面の、その中心軸Ｃ１を中心としての回転は、カートリッジを、ハンドルに対して２つの異なる軸を中心に回転させ得る。ある特定の実施形態では、取付具は、プラットホームと、ハンドル及び／又はカートリッジがプラットホーム及び／又は回転可能支持面（例えば、ドラム１５０）に対して移動するのを容易にする線形スライドとを含むことができる。潤滑剤及び／又はトラッキング剤は、いつでも、実演方法中に回転可能支持面に塗布され得る。実演方法は、前述のように、潤滑剤及び／又はトラッキング剤のトレイを含むことができる。

シェービング実演装置１００は、乾いたシェービングカミソリ等の、湿ったシェービングカミソリ以外の他の消費財のために使用され得る。例えば、図１１を参照すると、図３のシェービング実演装置１００の斜視図は、図１の湿ったシェービングカミソリ１０、及び乾いたシェービングカミソリ２２５と共に図解される。シェービングカミソリ１０及び乾いたシェービングカミソリ２２５は、シェービング実演装置１００に装着され得る。刃カートリッジユニット１４（並びに／又は乾いたシェービングカミソリ２２５のシェービング上部２２７）と回転可能支持面１１０との間の接触は、特に首及びあご等の輪郭の上で、シェービングストローク中に刃カートリッジユニット１４（及び／又は乾いたシェービングカミソリ２２５のシェービングヘッド２２７）と消費者の皮膚との間の接触を表し得る。カミソリと皮膚の表面との間の改善された接触は、シェービングストローク中に、毛のより効果的なシェービングをもたらし得る。皮膚との不適当な接触は、剃り残しの増加及び／又は切傷の増加をもたらし得る。シェービング実演装置１００は、湿ったシェービングカミソリと乾いたシェービングカミソリ（例えば、電気箔式カミソリ）との潜在的な皮膚接触の違いを図解し得る。例えば、シェービング実演装置１００は、軸を中心に回転しない刃カートリッジユニット（及び／又は電気シェービングヘッド）を有するシェービングカミソリと、単一の軸のみを中心に回転する刃カートリッジユニット（及び／又は電気シェービングヘッド）と、複数の軸を中心に回転する刃カートリッジユニット（及び／又は電気シェービングヘッド）との間の潜在的なシェービング性能の違いを消費者に図解し得る。シェービング実演装置１００が、シェービングカミソリ１０及び２２５等の複数のシェービングカミソリを比較するために使用され得ることが理解される。シェービング実演装置１００はまた、一度に単一のシェービングカミソリの性能を実演するために使用され得る。

乾いたシェービングカミソリ２２５の装着は、上述のように、シェービングカミソリ１０及び４０に対して実質的に同じであり得る。例えば、乾いたシェービングカミソリ２２５は、回転可能支持面１１０に対して所定の位置で取付具１２０に装着されたハンドル２３０を有し得る。シェービングヘッド２２７は、直接的又は間接的に、回転支持面１１０と接触し得る。例えば、材料は、回転支持面１１０とシェービングヘッド２２７との間に置かれて、回転支持面１１０に対する刃カートリッジユニット１４及びシェービングヘッド２２７の移動を容易にし得る。

上述の実演方法及び装置の全て又は一部が、デジタル的に創出されるか、アニメーションにされ得る（すなわち、実演方法及び装置は、物理モデルである必要はない）ことも理解される。

本明細書に開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に制限されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に明記しない限り、各寸法は、記載された値とその値の周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味するように意図される。例えば、「４０ｍｍ」として開示された寸法は、「約４０ｍｍ」を意味することを意図される。

相互参照されるか又は関連する全ての特許又は出願、及び本出願がその優先権又は利益を主張する任意の特許又は出願を含む、本明細書に引用されたあらゆる文書は、明示的に除外されるか、さもなければ制限されない限り、その全容にわたって参照によって本明細書に組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが、本明細書に開示若しくは請求された任意の発明に関する先行技術であること、又は、それが、単独で、若しくは任意の他の参照（複数可）との任意の組み合わせで、任意のそのような発明を教示、示唆、又は開示することを認めるものではない。更に、本文書での用語の任意の意味又は定義の範囲が、参照により組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。

本発明の特定の実施形態が図解されて、説明される一方、様々な他の変更及び修正が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくなされ得ることが、当業者にとって明らかとなるだろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を、添付の請求項において網羅することが意図される。

Claims (15)

1. シェービング実演装置（１００）であって、
   回転可能支持面（１１０）と、
   前記回転可能支持面に動作可能に接続された駆動ユニット（１６０）と、
   前記回転可能支持面から離間した取付具（１２０）と、
   前記取付具に装着された第１のハンドル（１２）を有する第１のシェービングカミソリ（１０）と、
   前記第１のハンドルの端部に装着された第１の刃カートリッジユニット（１４）と、を備え、前記第１の刃カートリッジユニットが、前記回転可能支持面と接触する、シェービング実演装置（１００）。
2. 前記回転可能支持面が、ドラム（１５０）である、請求項１に記載のシェービング実演装置。
3. 前記ドラムの第１の断面が、第１の楕円（１７０）である、請求項２に記載のシェービング実演装置。
4. 前記ドラムの第２の断面が、前記第１の楕円からオフセットされる第２の楕円（１９０）である、請求項３に記載のシェービング実演装置。
5. 前記第１の楕円及び前記第２の楕円が、６０度〜１１０度だけオフセットされる、請求項４に記載のシェービング実演装置。
6. 前記第１の楕円及び前記第２の楕円が、それらの間に輪郭形成面（１８０）を有する、請求項４に記載のシェービング実演装置。
7. 前記第１の断面と前記第２の断面との間で取られた前記ドラムの第３の断面が、略円形である、請求項３に記載のシェービング実演装置。
8. 前記第１のハンドルが、前記回転可能支持面の中心軸（Ｃ１）に対して、第１の位置と第２の位置との間で移動する、請求項１〜７のいずれか一項に記載のシェービング実演装置。
9. 前記第１の刃カートリッジユニットが、前記第２の位置よりも前記第１の位置で前記ドラムの中心軸に近い、請求項８に記載のシェービング実演装置。
10. 前記取付具が、プラットホーム（１４０）と、前記プラットホームに装着された線形スライド（１３０）と、を含み、前記第１のハンドルが、前記線形スライドに固定され、前記線形スライドが、前記回転可能支持面の回転中に前記プラットホームに対して移動する、請求項１〜９のいずれか一項に記載のシェービング実演装置。
11. 前記回転可能支持面に潤滑剤を塗布するディスペンサ（１６４）を更に備える、請求項１〜１０のいずれか一項に記載のシェービング実演装置。
12. 前記第１のハンドルに略平行な前記取付具に装着された第２のハンドル（４２）を有する第２のシェービングカミソリ（４０）と、
    前記第２のハンドルの端部に装着された第２の刃カートリッジユニット（４４）と、を更に備え、前記第２の刃カートリッジユニットが、前記回転支持面と接触する、請求項１に記載のシェービング実演装置。
13. シェービング実演方法であって、
    回転可能支持面（１１０）を提供する工程と、
    第２の刃カートリッジユニット（４４）を有する第２のハンドル（４２）を取付具（１２０）に装着する工程と、
    前記刃カートリッジユニットを前記回転可能支持面と接触させる工程と、
    駆動ユニット（１６０）を介して前記回転可能支持面を回転させる工程と、を含み、前記回転させる工程が、前記カートリッジを、前記ハンドルに対して少なくとも１つの軸を中心に回転させる、シェービング実演方法。
14. 前記回転可能支持面を回転させる工程が、前記第２の刃カートリッジユニットを、前記ハンドルに対して２つの異なる軸（３４、２６）を中心に回転させる、請求項１３に記載のシェービング実演方法。
15. 前記回転可能支持面に潤滑剤を塗布する工程を更に含む、請求項１３に記載のシェービング実演方法。

Images