JP2016517196A - ワイヤレスデバイスにおけるクロックドリフトの影響を低減すること - Google Patents

ワイヤレスデバイスにおけるクロックドリフトの影響を低減すること Download PDF

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Abstract

それぞれのクロックドリフトを有する2つのワイヤレスデバイス間のラウンドトリップ時間(RTT)を、RTTへのクロックドリフトの影響を低下させながら、計算するためのシステムおよび方法。第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間で交換される1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間で第1の方向における第1のRTTが決定される。第2のワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスデバイスとの間で交換される1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2のワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスデバイスとの間で第2の方向における第2のRTTが決定され、第1のRTTと第2のRTTとの平均RTTが計算され、平均RTTはクロックドリフトの低い影響を有する。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2013年3月5日に出願された「REDUCING IMPACT OF CLOCK DRIFT IN WIRELESS DEVICES」と題する米国仮出願第61/772,933号の利益を主張する。
[0002]開示する実施形態は、測位およびロケーションベースのアプリケーションにおける精度を改善することを対象とする。より詳細には、例示的な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて精度を向上させ、エラーを低減するために、IEEE802.11規格に従って構成されたワイヤレスデバイスにおけるクロックドリフトの効果の低減を対象とする。
[0003]ワイヤレス通信システムは、ワイヤレスデバイスとアクセスポイント(AP)とを含み得る。ワイヤレスデバイスは、互いの間でまたはAPを通して通信することができるモバイル局(STA)として構成され得る。そのような通信のために、IEEE802.11ac、802.11ad、802.11vなどの規格が通常使用される。これらの規格は、通信の品質を保証するためにエラー仕様を含み得る。
[0004]STAは、少なくとも1つのローカルクロックを含むことができ、それに基づいて、STAは、それの通信およびデータ処理を基づかせる。しかしながら、通常、いくつかのSTAの中でローカルクロックを精確に同期させることは不可能であり、したがって、各ローカルクロックは、それ自体のエラーまたはクロックドリフトを有し得る。802.11規格を使用した測位またはロケーションベースのアプリケーションでは、2つのSTA間の距離の指示を与えるために、たとえば、2つのSTA間の事前指定されたメッセージまたはダイアログのためのラウンドトリップ時間(RTT:round trip time)の決定が使用され得る。RTT決定の従来の方法では、送信STAが、たとえば、受信STAと通信しているときには、送信STAのローカルクロックのエラーは、受信STAのローカルクロックのエラーにより悪化する。したがって、2つのSTA間のRTT決定および対応する距離の計算は、不精確で、極めてエラーを起こしやすい。結果として生じるエラーは、ワイヤレス通信規格によれば、容認できないほど高くなり得る。
[0005]例示的な実施形態は、それぞれのクロックドリフトを有する2つのワイヤレスデバイス間のラウンドトリップ時間(RTT)を、RTTへのクロックドリフトの影響を低下させながら、計算するためのシステムおよび方法を対象とする。第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間で交換される1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間で第1の方向における第1のRTTが決定される。第2のワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスデバイスとの間で交換される1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2のワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスデバイスとの間で第2の方向における第2のRTTが決定され、第1のRTTと第2のRTTとの平均RTTが計算され、この平均RTTは、クロックドリフトの低い影響を有する。
[0006]たとえば、例示的な実施形態は、第1のワイヤレスデバイスにおいて、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算する方法を対象とし、該方法は、1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信することであって、1つまたは複数のメッセージの第1のセットが、第1の方向において第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、受信することと、1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することであって、1つまたは複数のメッセージの第2のセットが、第2の方向において第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、計算することと、平均RTTを計算することであって、平均RTTが第1のRTTと第2のRTTとに基づく、計算することと、を備える。
[0007]別の例示的な実施形態は、第1のワイヤレスデバイスにおいてラウンドトリップ時間(RTT)を決定する方法を対象とし、該方法は、第2のワイヤレスデバイスの第2のクロックの第2のクロックエラーを受信することと、第2のクロックエラーに基づいて第2のクロックに第1のワイヤレスデバイスの第1のクロックをロックすることと、ロックされた第1のクロックに基づいてラウンドトリップ時間を決定することとを備える。
[0008]別の例示的な実施形態は、ワイヤレスデバイスによるワイヤレス通信の方法を対象とし、該方法は、2つまたはそれ以上のアクセスポイントに対応する2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信することであって、2つまたはそれ以上のクロックエラーが、対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントによってブロードキャストされる、受信することと、2つまたはそれ以上のクロックエラーのうちの最小クロックエラーを決定することと、最小クロックエラーに基づいてワイヤレスデバイスのクロックを同期させることによって、最小クロックエラーに対応するアクセスポイントとの通信を確立することとを備える。
[0009]別の例示的な実施形態は、第1の方向において第1のフレームを送信するように構成された第1の送信機と、送信された第1のフレームを備える1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するように構成された第1の受信機と、1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することと、第1のRTTと第2のRTTとの平均を計算することとを行うように構成された第1のプロセッサとを備える、第1のワイヤレスデバイスを対象とする。
[0010]別の例示的な実施形態は、1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するための手段であって、1つまたは複数のメッセージの第1のセットが、第1の方向において第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、受信するための手段と、1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の第2のRTTを計算するための手段であって、1つまたは複数のメッセージの第2のセットが、第2の方向において第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、計算するための手段と、平均RTTを計算するための手段であって、平均RTTが第1のRTTと第2のRTTとに基づく、計算するための手段とを備える、第1のワイヤレスデバイスを対象とする。
[0011]また別の例示的な実施形態は、プロセッサによって実行されたとき、第1のワイヤレスデバイスにおいて、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算するための動作をプロセッサに実行させるコードを備える非一時的コンピュータ可読記憶媒体を対象とし、該非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信するためのコードであって、1つまたは複数のメッセージの第1のセットが、第1の方向において第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、受信するためのコードと、1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算するためのコードであって、1つまたは複数のメッセージの第2のセットが、第2の方向において第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、計算するためのコードと、平均RTTを計算するためのコードであって、平均RTTが第1のRTTと第2のRTTとに基づく、計算するためのコードと、を備える。
[0012]添付の図面は、本発明の実施形態についての説明を助けるために提示され、実施形態の限定ではなく、実施形態の例示のみのために与えられるものである。
[0013]従来の手法における2つのワイヤレスデバイス間のRTTの計算のためのメッセージ交換のタイムラインを示す図である。 [0014]例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 [0015]2つのワイヤレスデバイス間のRTTの計算のためのメッセージ交換の例示的なタイムラインを示す図である。 [0016]2つのワイヤレスデバイス間のRTTを決定する例示的な方法におけるシーケンスのフローチャートを示す図である。
[0017]本発明の特定の実施形態を対象とする以下の説明および関連する図面において、本発明の態様が開示される。本発明の範囲から逸脱することなく、代替的な実施形態が想到され得る。さらに、本発明の関連する詳細を不明瞭にしないように、本発明のよく知られている要素については詳細に説明しないか、または省略する。
[0018]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。本明細書で「例示的」と記載されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本発明の実施形態」という用語は、本発明のすべての実施形態が、ここに説明する特徴、利点または動作モードを含むことを要求するものではない。
[0019]本明細書で使用する用語は、特定の実施形態について説明するためのものにすぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。本明細書で使用する単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用する「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されよう。
[0020]さらに、多くの実施形態について、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連のアクションに関して説明する。本明細書で説明する様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実行され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明するこの一連のアクションは、実行すると、関連するプロセッサに本明細書で説明する機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本発明の様々な態様は、すべてが請求する主題の範囲内に入ることが企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明する実施形態の各々について、任意のそのような実施形態の対応する形式について、本明細書では、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として説明することがある。
[0021]例示的な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおけるクロックドリフトの低減のためのシステムおよび方法を対象とする。いくつかの実施形態では、例示的な通信システムにおけるワイヤレスデバイスは、それらのクロックドリフトを決定し、それを他のワイヤレスデバイスまたはアクセスポイントにアナウンスあるいはブロードキャストするように構成され得る。通信中のワイヤレスデバイスのクロックドリフトの知識を使用して、例示的な技法は、ラウンドトリップ時間(RTT)計算における、結果として生じるエラーを低減することができる。一例では、受信デバイスまたはSTAが、送信STAのクロックドリフトに関してそれのクロックドリフトを推定することができ、ここにおいて、送信STAは、送信STAのクロックドリフトを送信またはブロードキャストする。別の例では、その逆が可能であり、それにより、受信STAは、受信STAのクロックドリフトを送信またはブロードキャストし、送信STAは、受信STAのクロックドリフトに関して送信STAのクロックドリフトを推定する。また別の例では、送信STAまたは受信STAあるいはアクセスポイントなどの他の任意のエンティティのいずれかが、送信STAと受信STAの両方のクロックドリフトを取得することができ、そして、例示的な平均化関数を使用して、送信STAと受信STAとの間の極めて精確なRTTを取得することができる。
[0022]本明細書で使用する「アクセスポイント」(または「AP」)は、ワイヤレスデバイスまたはSTAなど、1つまたは複数の他のデバイスへのネットワーク接続をルーティングし、接続し、共有し、および/または何らかの形で提供することが可能な、ならびに/あるいはそれらを行うように構成された、任意のデバイスを指し得る。APは、そのような接続がそれらを介して与えられ得る、1つまたは複数のイーサネット(登録商標)インターフェースおよび/または1つまたは複数のIEEE802.11インターフェースなど、それぞれ、1つまたは複数のワイヤードおよび/またはワイヤレスインターフェースを含み得る。たとえば、ワイヤレスルータなどのAPは、ローカルモデムまたは他のネットワーク構成要素(たとえば、スイッチ、ゲートウェイなど)に接続するためのおよび/またはネットワークアクセスが与えられるべきである1つまたは複数の他のデバイスに接続するための1つまたは複数のイーサネットポート、ならびに1つまたは複数の他のデバイスとの接続性を可能にするために1つまたは複数のワイヤレス信号をブロードキャストし、送信し、および/または場合によっては与えるための1つまたは複数のアンテナならびに/あるいはワイヤレスネットワーキングカードを含み得る。
[0023]本明細書で説明する、ワイヤレスデバイスまたはSTAは、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)を含み得る。STAは、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。
[0024]概して、本明細書で説明する実施形態は、様々なIEEE802.11メッセージング規格に従ってワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を利用するデバイスのためのワイヤレス通信に関係し得る。実施形態は、たとえば、STAにおけるクロックドリフトがRTTの計算に寄与したエラーを低減することによって、ワイヤレスAPを使用してSTAの位置を取得することを改善し得る。衛星ジオ測位データを送信する地上波基地局からの衛星信号または支援データに依拠するのではなく、STAは、ワイヤレスAPを使用してそれらの地理的ロケーションを取得し得る。APは、802.11g、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11vなど、様々なIEEE802.11規格に従ってワイヤレス信号を送信および受信し得る。いくつかの実施形態では、STAは、マルチプルなアンテナから信号を送信または受信している間、802.11acおよび802.11v規格に準拠し得る。いくつかの実施形態は、0.1ナノ秒(ns)増分でタイミング信号をサンプリングし得るが、いくつかの実施形態は、依然としてそれらの規格に準拠しながら、たとえば1.5ns、2ns、0.1nsなど、10nsよりも小さい時間増分で信号をサンプリングし得る。諸実施形態は、マルチプルなアンテナからの送信信号を考慮する定義に基づいて802.11規格からの出発時間(TOD)測定および到達時間(TOA)測定を実施し得る。いくつかの実施形態では、TOAとTODとを送信するのではなく、TOAとTODとの間の時間差が送信され得る。いくつかの実施形態では、受信STAと送信STAの両方は、TOD測定値およびTOA測定値を計算するのに十分な情報を送信し得る。いくつかの実施形態では、これらの新しいメッセージは、改訂された802.11規格において成文化され得る。APは、STAとの間で、TOA測定値およびTOD測定値など、タイミング測定値を送信および受信し得る。STAが、APからの地理的測位情報とともに、3つまたはそれ以上のAPからタイミング測定値を取得したとき、STAは、マルチプルなタイミング測定値を使用して、たとえば三辺測量など、GPS測位と同様の技法を実行することによってそれのロケーションを決定することが可能であり得る。場合によっては(たとえば、特にSTAのうちの少なくとも1つが固定であるとき)、STAは、互いの間のRTTおよび距離を取得するために互いの間でタイミング測定値を送信および受信し得る。
[0025]図1を参照すると、たとえば、802.11vの264ページなどの一部の802.11規格に見られる仕様、図、およびガイドラインに一致し得る、送信STA(STA1)と受信STA(STA2)との間のRTTの計算のための既存の技法について説明する。STA2からの要求およびSTA1からの肯定応答の後、STA1は、オーバーラップするペアにおいてタイミング測定フレームを送信する。ペアの第1のタイミング測定フレームは、非ゼロのダイアログトークンを含んでいる。ダイアログトークン(Dialog Token)フィールドは、後で送られるべき第2のまたはフォローアップタイミング測定フレームとともに、ペアの第1のものとしてタイミング測定フレームを識別するために送信STAによって選択された非ゼロ値である(ダイアログトークンが0である場合、それは、タイミング測定フレームの後に後続のフォローアップタイミング測定フレームが続かないことを示す)。フォローアップタイミング測定フレームは、ペアの第1のフレーム中のダイアログトークンの値に設定されたフォローアップダイアログトークンを含んでいる。第1のタイミング測定フレームでは、両方のSTAがタイムスタンプをキャプチャする。STA1は、タイミング測定フレームが送信される第1の時間(t1)をキャプチャする。STA2は、タイミング測定フレームがSTA2に到着する第2の時間(t2)と、ACK応答がSTA2から送信される第3の時間(t3)とをキャプチャする。STA1は、ACKが到着する第4の時間(t4)をキャプチャする。フォローアップタイミング測定フレームでは、STA1は、それがキャプチャしたタイムスタンプ値(t1およびt4)をSTA2に転送する。この情報を用いて、STA2はRTTを[(t4−t1)−(t3−t2)]として取得し得る。しかしながら、STA1およびSTA2の各々は、上記のように取得されたRTTの精度を低下させる、それらのローカルクロックにおけるクロックドリフトを有する可能性がある。
[0026]例示のために、STA1におけるローカルクロックのクロックドリフトが、予想される周波数からの100万分の1(ppm:parts per million)の変動として測定された、ppm1のエラーを有すると仮定する。同様に、STA2はppm2のローカルクロックドリフトを有する。再び図1を参照すると、様々なタイムスタンプt1〜t4は、上記の仮定を用いてさらに詳細に考察される。ここに見られるように、t2は、t1に、STA1からSTA2に送られたタイミング測定フレームの飛行時間(ここでTOFはRTTの1/2である)を加えたものに等しく、または言い換えると、t2=t1+TOFである。時間t3は、タイミング測定フレームの持続時間(この持続時間を本明細書では「M」と呼ぶ)を、ショートインターフレームスペーシング(SIFS:short inter frame spacing)としても知られる、STA2がメッセージに応答するのにかかる時間に加えることから取得されるか、または言い換えると、t3=t2+M+SIFSである。時間t4は、STA2からSTA1へのACKについて、t3にTOFを加えたものとして同様に取得される。数学的表現では、t4=t3+TOFである。STA1はppm1のエラーによって異なりうるので、STA1において計算される時間t4およびt1は、(1+ppm1)の係数を乗算される。同様に、STA2において計算される時間t3およびt2は、(1+ppm2)の係数を乗算される。時間t1〜t4の上記の分析により、RTTは、以下の数式を用いてより詳細に表され得る。
[0027]
Figure 2016517196
[0028]Mが100μsであり、SIFSが16μsであり、ppm1およびppm2の各々が±25ppmであり、これが、ppm1−ppm2を50ppmにする、実際的な例では、RTTのエラーは5.8nsほどに高くなり得、それが、約1.7メートルの位置不確実性をまねき得ることがわかる。測位アプリケーションでは、そのような大きさのエラーは、(特にSTA1とSTA2とがすぐ近くにある場合)容認できないほど大きくなり得る。したがって、以下のセクションでさらに詳細に説明するように、例示的な実施形態は、RTTのエラーを低減するためのシステムおよび方法を含む。
[0029]はじめに、図2を参照しながら、RTTの計算におけるクロックエラーの効果または影響を低減するための例示的な技法を実行するように構成され得る、例示的なシステム200について説明する。図示のように、システム200は送信機システム210と受信機システム250とを含む。一般性の喪失なしに、送信機システム210と受信機システム250の両方が、APまたはSTA中で実装され得る。例示的な例では、送信機システム210は、上記のSTA1など、送信STAまたは第1のワイヤレスデバイスを表し、受信機システム250は、上記の第2のワイヤレスデバイスまたはSTA2など、受信STAを表す。送信機システム210から受信機システム250への送信は、順方向リンクまたは第1の方向と呼ばれ、受信機システム250から送信機システム210への送信は逆方向リンクまたは第2の方向と呼ばれる。
[0030]送信機210および受信機システム250のいくつかの態様は、例示的な実施形態により、特定の特徴、機能、および変更を実装するように構成されていることが理解されよう。たとえば、現在のIEEE802.11規格を実装するように構成された送信機および受信機は、一般に、順方向リンクにおいて送信機側からの対応する複数の送信機によって送信された複数のデータストリームを含み、これは精密タイミング測定(fine timing measurement)のアンビギュイティ(ambiguity)につながる。例示的な実施形態は、これらのアンビギュイティを回避し、たとえば、精密タイミング測定のためのフレームに関係するすべての送信が単一の無線周波数(RF)チェーンまたはアンテナから行われる必要があるように送信機システム210および受信機システム250を構成する。この態様は、以下でさらに説明するように、TXデータプロセッサ214から、アンテナ224に結合された送信機222への、トラフィックデータの送信によって実装される。
[0031]第1の方向または順方向リンクでは、送信機システム210からのすべての送信に対応するデータストリームは、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214にトラフィックデータとして与えられる。TXデータプロセッサ214は、関連するコーディング方式に基づいて、トラフィックデータのフォーマッティング、コーディング、およびインターリービングを実行する。コーディングされたトラフィックデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技法を使用してパイロットデータと多重化され得る。パイロットデータは、通常、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る。多重化されたパイロットとコーディングされたトラフィックデータとは、変調シンボルを与えるために(たとえばBPSK、QPSKなどに従って)変調され、変調シンボルは、次いで、アンテナ224を介した送信のために送信機(TMTR)222として示される第1の送信機に与えられる。データレート、コーディング、および変調は、メモリ232に記憶され、プロセッサ230によって実行される命令に基づき得る。
[0032]受信機システム250において、送信された変調された信号は、アンテナ252によって受信され、受信信号は受信機(RCVR)254に与えられる。受信機254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ260は、受信シンボルストリームを受信し、処理して、「検出」シンボルストリームを与える。RXデータプロセッサ260は、次いで、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、トラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTXデータプロセッサ214によって実行される処理を補足するものである。
[0033]次に第2の方向または逆方向リンクを参照すると、受信機システム250におけるプロセッサ270は、メモリ272に記憶されたいくつかのプリコーディング行列のうちの1つを周期的に決定し、対応する行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。逆方向リンク送信または逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信トラフィックデータに関する様々なタイプの情報を備え得る。逆方向リンクメッセージは、データソース236からトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機(TMTR)254によって調整され、送信機システム210に返信される。逆方向送信の場合、受信機システム250における送信機TMTRは、アンテナ252を共有する、RCVR254と同じモジュール中に示されており、同様に、送信機システム210における第1の受信機または受信機RCVR222は、アンテナ224を共有する、TMTR222と同じモジュール中に示されている。
[0034]送信機システム210において、受信機システム250からの変調された信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ230は、メモリ232に記憶された複数のプリコーディング行列から、どのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。例示的なシステム200は図2の示された特徴または機能ブロックに関して図示および説明されているが、様々な機能ブロックの機能は、特定の実装形態に適するように組み合わせられるかまたは変更され得ることを理解されよう。たとえば、送信機210のTXデータプロセッサ214およびプロセッサ230に関係する態様は組み合わせられ、第1のプロセッサ中で実装され得る。同様のそのような変更は当業者に明らかである。
[0035]さらに、上記の説明の機能のさらに詳細な説明は、本明細書では明快のために省略されているシステム200の様々な上述の構成要素の機能の基本的な説明のみを与えることを理解されよう。当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、精密タイミング測定がRTTの計算におけるクロックエラーの効果または影響を低減することに関する、精密タイミング測定のための開示する技法を、他の同様の送信機および受信機構造に適用することが可能である。
[0036]次に図3を参照して、RTTの精確な測定に関係する例示的な実施形態についてさらに詳細に説明する。図3では、図2の送信機システム210に従ってSTA1が構成され得、図2の受信機システム250に従ってSTA2が構成され得る。いくつかの実施形態では、図3のシステムは、「精密タイミング測定」のために構成され、それにより、STA1とSTA2との間のRTTの精確な測定値が取得され得る。本開示に関係する精密タイミング測定は、現在の802.11v規格への変更を含む。現在のIEEE802.11v規格は、同期目的のために、ならびにロケーションまたは測位目的のために使用され得る。以下の表1に示されている、精密タイミング測定に対応する変更のうちのいくつかにより、新しいIEEE802.11rev mc規格は、様々な802.11規格(たとえば、802.11g、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11vなど)にわたるロケーション目的のために使用され得る。
[0037]例示的な実施形態に関連する、新しいIEEE802.11rev mc規格の態様に関係する表1を以下に示す。
Figure 2016517196
[0038]上記の表1は、特に、例示的な実施形態における精密タイミング測定に関する、提案される新しいIEEE802.11rev mc規格を取得するために、現在のIEEE802.11規格への関連する変更を要約するが、提案される新しいIEEE802.11rev mc規格のさらなる詳細は、概して、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、2012年11月1日に出願された「METHODS FOR PRECISE LOCATION DETERMINATIONS AND WIRELESS TRANSMISSIONS IN 802.11 STANDARDS」と題する米国仮出願番号第61/721,437号に見つけられ得る。
[0039]より詳細には、開示する実施形態に関して、精密タイミング測定は、たとえば、STA2が、STA2とSTA1との間のRTTを精確に測定することを可能にする。精密タイミング測定フレームの通常の転送により、受信STA(STA2)が、その環境における他のSTAとのそれの相対ロケーションの変化を追跡することが可能である。
[0040]認識され得るように、STA1とSTA2との間のメッセージ転送に関係するタイムラインは、図1の従来の手法に関して説明した要素以外に、追加の要素を含む。より詳細には、図3の例示的な態様では、STA2からの要求は、両側交換がオンにされることを示す。これは、STA1とSTA2との間の追加の要求−肯定応答ルーチンを省くが、代替的な実施形態は、両側交換なしに構成され得、それにより、たとえ要求−肯定応答の追加のステップを通してでも、同じ結果が得られ得ることが理解されよう。アクション/ルーチンのシーケンスが、図3に例示的な順序で示されているが、実施形態が同じアクションのルーチンを採用することの要件がないこがを理解されよう。たとえば、アクションが、前のアクションに続くか、またはその後に実行されるものとして説明されていても、アクションと前のアクションとが時間的に分離されなければならないという要件はなく、図3のタイムラインで説明されるアクションのうちのいくつかが、実施形態の範囲から離れることなしに、単一のトランザクションに組み合わせられるか、あるいは同時にまたは並行して実行され得ることが可能である。
[0041]図3のタイムラインを続けると、STA2からの両側要求およびSTA1からの肯定応答の後に、STA1は、オーバーラップするペアにおいてタイミング測定フレームを送信する。次の数個のメッセージ転送は従来の技法と同様であり、第1のRTTが第1の方向において計算される。たとえばSTA1に関係する第1のクロックエラーが、第1のRTTに関連づけられ得る。一般性の喪失なしに、第1の方向は、たとえば、STA1からSTA2に送信され、その後に、STA2からSTA1に送信された第1のフレームの肯定応答が続く、第1のフレームに対応するタイミング測定フレームのラウンドトリップに関する。したがって、第1の方向における第1のRTTは、1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて計算され得、ここで、メッセージは、第1のフレームの送信(たとえば、第1の送信)と、第1のフレームの対応する肯定応答(たとえば、第1の肯定応答)の受信とを備える。より詳細には、前に説明したように、第1のRTTは、たとえば、第1のフレームのRTT測定に関係するSTA1において取得され得る、第1および第4の時間、t1およびt4に少なくとも部分的に基づく。この場合も、時間t1およびt4がSTA2に転送され得、ここで、STA2は、図1に関して上記で説明したのと同様の方法で、すなわち[(t4−t1)−(t3−t2)]を計算することによって、第1の方向における第1のRTT、またはここでは単に「RTT」、を計算することができる。場合によっては、STA2は、計算されたRTTをSTA1に転送することができる。
[0042]STA2がt1およびt4を受信する(さらに、場合によっては、この受信に肯定応答し、および/または計算されたRTTをSTA1に送る)と、例示的な実施形態は、STA2とSTA1と間の、第2の方向における第2のRTT(ここではRTT’)についての、測定値の第2のセットを取得するための第2のプロトコルが開始されるという点で、従来の技法から離れ、ここで、第2の方向は、第1の方向の逆方向であると見なされ得る。たとえば第2のワイヤレスデバイスSTA2に対応する、第2のクロックエラーが、第2のRTTに関連づけられ得る。
[0043]第2の方向におけるこの第2のRTT、またはRTT’は、第2のフレームの送信と第2のフレームの肯定応答の受信とに関係する1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて計算される。より詳細には、STA2は、(たとえば、第2の送信では)たとえば、第5の時間(t1’)において、第2のフレームに関係するタイミング測定フレームをSTA1に送信する。STA1は、第2のフレームがSTA1に到着する第6の時間(t2’)と、第2のフレームの肯定応答(たとえば、第2の肯定応答またはACK応答)がSTA1から送信される第7の時間(t3’)とをキャプチャする。STA2は、ACKがSTA2において受信される第8の時間(t4’)をキャプチャする。フォローアップタイミング測定フレームでは、STA2は、それがキャプチャしたタイムスタンプ値(t1’およびt4’)をSTA1に転送する。この情報を用いて、STA1は、式:RTT’=[(t4’−t1’)−(t3’−t2’)]によって表される、第8の時間と第5の時間との間の差から第7の時間と第6の時間との間の差を引いたものとして第2のRTTを決定することが可能であり得る。一実施形態では、図示のように、STA1は、計算されたRTT’をSTA2に転送することができ、それにより、STA2はRTTとRTT’の両方を所有することになる。この情報を使用して、STA2は、RTT’’として示される、RTTとRTT’との平均を取得し得、それにより、クロックドリフトによって引き起こされるエラーの著しい低減に有利につながることがある。より詳細には、平均RTT(RTT’’)に関連する平均クロックエラーは、第1のRTT(RTT)に関連する第1のクロックエラーおよび第2のRTT(RTT’)に関連する第2のクロックエラーよりも低いエラーである。
[0044]代替的に、STA2が、いくつかの実施形態ではオプションとして前述したように、RTTをSTA1に前に転送していた場合、STA1はRTT’をすでに所有しているので、STA1も、RTTとRTT’との平均RTT’’を取得するための計算を実行し得る。例示的な実施形態の説明のために、以下ではRTT’’がSTA2において計算されるケースが選択されるが、これは非限定的な説明であり、RTT’’の以下の計算は、STA1において、あるいはそのことについて、必要なタイムスタンプおよび/またはラウンドトリップ時間値がSTA1およびSTA2からそれに転送される、アクセスポイントなどの他のエンティティにおいて実行され得ることに留意されたい。
[0045]簡潔のために、RTT’の計算は例示的な実施形態に関して与えられるが、RTTの計算は、すでに説明した従来の手法におけるものと同様であると想定される。STA1およびSTA2は、以下の計算について、好ましくは固定であるかまたは非モバイルである(またはそれらの間の距離が不変のままである)と仮定され、したがって、TOF値は変化しないことを理解されよう。さらに、ハンドセットがしばしばそうである、STA1およびSTA2の構成に同一のシステムまたはチップセットが使用される場合、STA1およびSTA2のためのSIFS値も同じである。これらの仮定を用いて、および、この場合も、STA1がppm1のエラーをもつクロックドリフトを有すると仮定され、そしてSTA2がppm2の同様のエラーを有することに留意すると、対応するRTT’は次のように得られる。
[0046]
Figure 2016517196
[0047]思い出されるように、RTTは、RTT=2*TOF*(1+ppm1)+(M+SIPS)*(ppm1−ppm2)として取得される。したがって、RTTとRTT’とを平均すると、
Figure 2016517196
によって表される平均が得られる。
[0048]前の仮定をそのまま、すなわち、Mは100μsであり、SIFSは16μsであり、ppm1およびppm2の各々は±25ppmである、を用いると、RTT’’のエラーは、STA1およびSTA2が100メートル離れているときには100/3e8*1e9*50e-6=.0167nsに等しい、RTT’’表現における係数TOF*(ppm1+ppm2)に対応することがわかる。図1に関して説明した従来の手法における5.8nsエラーと比較して、例示的な実施形態では、エラーが、当業者によって大幅な低減として認識される、348分の1に低減されることがわかる。したがって、STA1とSTA2との間の両方の方向において時間フレーム測定転送を使用してラウンドトリップ時間値を取得することと、それらを平均することとによって、例示的な実施形態は、RTTの計算における2つのSTAのクロックドリフトの影響を最小限に抑えることができ、したがって、RTTの精度を改善することができる。
[0049]上記の図示の例では、STA1は、前に説明したように、RTT’を計算し、平均化関数のためにそれをSTA2に送ったが、STA2において計算されたRTTがSTA1に送られる、代替的な実施形態が可能であり、すでにSTA1がRTT’を計算するように構成されているので、STA1は、RTT’’を決定するために平均化関数を計算するためのステップを完了している可能性がある。別の代替形態として、STA1とSTA2の両方は、RTT’’を決定するために、タイムスタンプおよびラウンドトリップ時間計算の一部または全部を、サーバ、ロケーション決定エンティティ、またはAP’など、別のエンティティに転送し得る。たとえば、STA2はRTTを計算してAPに送り得、STA1はRTT’を計算してAPに送り得、それにより、APはRTT’’を計算することができる。当業者は、両方向におけるRTTを取得することおよびそれらを平均することがRTT計算におけるクロックドリフトの影響を著しく低減できることに留意しながら、同様のライン上で可能であり得る様々な他の代替形態を認識する。
[0050]さらに、上記で説明した精密タイミング測定および対応するタイムスタンプキャプチャにより、たとえばRTTの計算に関して、t1およびt3は、送信されたフレームのためのプリアンブルの開始が、(たとえば、STA1が送信機システム210として実装される場合、送信機TMTR222に結合されたアンテナ224の)送信アンテナポートに現れる時点に対応することに留意されたい。一実装形態は、タイムスタンプが実際に生じる時点よりも早いかまたは遅い送信処理中にタイムスタンプをキャプチャし、時間差を補償するためにその値をオフセットし得る。それに対応して、t2およびt4は、着信フレームのためのプリアンブルの開始が、(たとえば、STA2が受信機システム250として実装される場合、受信機RCVR254に結合されたアンテナ252の)受信アンテナポートに到着する時点に対応する。フレームを検出することおよびそれの論理構造と同期させることが時間遅延をまねくので、一実装形態は、タイムスタンプが生じてからしばらく後にタイムスタンプをキャプチャすることと、キャプチャされた値からオフセットを差し引くことにより遅延を補償することとによって、着信フレームのためのプリアンブルの開始がいつ受信アンテナポートに到着したかを決定する。
[0051]次に、さらに別の実施形態について説明する。その実施形態では、RTT’’を取得するために上記のようにRTTとRTT’とを平均する代わりに、2つのSTAのうちの1つ、たとえばSTA2は、STA2についての係数(1+ppm2)が(1+ppm1−residual_ppm)の形態をとるように、それのクロックをSTA1のクロックにロックすることができ、ここにおいて、residual_ppmは、STA2がSTA1のクロックにロックした後に残る差分ppm2である。当業者が理解するように、STA2は、たとえば、IEEE802.11フレームのプリアンブルのレガシーショートトレーニングフィールド(L−STF:Legacy Short Training Field)部分の間に、およびレガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF:Legacy Long Training Field)部分より前に、粗いやり方で、それのクロックをSTA1のクロックにロックすることができる。この実施形態では、RTT’とRTT’’とを計算する追加のステップは必要とされない。したがって、前に説明したRTTの計算は、次のように適切に修正される。
Figure 2016517196
[0052]例示的な例では、residual_ppmが、実際の適用例に対応する1ppm程度であると仮定される場合、RTTのエラーは、(上記と同じ仮定、すなわち、Mが100μsであり、SIFSが16μsであり、ppm1およびppm2の各々が±25ppmであり、STA1およびSTA2が100メートルである、を用いて)従来の手法におけるエラーよりも約50分の1の低さの116μs*1e-6=0.116ns=0.03mに低減される。
[0053]通信がAPとSTAとの間の通信に関し(すなわち、上記で説明した2つのSTA、STA1とSTA2との間ではなく)、ワイヤレス通信システムが、ロケーション対応であるいくつかのAPを備える、いくつかの実施形態では、APがそれらの最大クロックエラーまたはppm値をアドバタイズまたはブロードキャストするように構成された場合に、実施形態の性能が改善され得る。このようにして、通信システムにおけるすべてのSTAは、最低クロックエラーをもつAPにロックオンし得る。さらに、この例では、最小クロックエラーをもつAPは、それのネイバーのためのマスタの役割を果たすことができる。したがって、STA1またはSTA2などのワイヤレスデバイスは、たとえば、2つまたはそれ以上のアクセスポイントによって送信された2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信し、2つまたはそれ以上のクロックエラーの最小クロックエラーを決定し得る。ワイヤレスデバイスは、次いで、最小クロックエラーに基づいてワイヤレスデバイスのクロックを同期させることによって、最小クロックエラーに対応するアクセスポイントとの通信を確立し得る。クロックエラー(たとえば、ppmで)のアドバタイズメントは、ビーコン中で、または、通常は精密タイミング測定交換が実行される前に起こる、精密タイミング測定要求交換などのハンドシェイクプロセスにおいて、ブロードキャストされ得る。さらに、ワイヤレスデバイスはまた、最小クロックエラーAPが最小クロックエラーを有する、最小クロックエラーに対応する最小クロックエラーAPに通信し得る。これに基づいて、最小クロックエラーAPは、それ自体をマスタAPとして指定または確立し、マスタAPとしてのそれのステータスをネイバーAPにアドバタイズし得る。
[0054]諸実施形態は、本明細書で開示されるプロセス、機能および/またはアルゴリズムを実行するための様々な方法を含むことを諒解されよう。たとえば、図4に示されているように、一実施形態は、第1のワイヤレスデバイスにおいて、第1のワイヤレスデバイス(たとえば、STA1)から第2のワイヤレスデバイス(たとえば、STA2)へのラウンドトリップ時間(RTT)を計算する方法の方法を含むことができ、該方法は、1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTT(たとえば、STA2からの受信RTT)の計算を受信することであって、1つまたは複数のメッセージの第1のセットが、第1の方向において第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、受信すること(ブロック402)と、1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTT(たとえば、RTT’)を計算することであって、1つまたは複数のメッセージの第2のセットが、第2の方向において第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、計算すること(ブロック404)と、平均RTT(たとえば、RTT’’)を計算することであって、平均RTTが第1のRTTと第2のRTTとに基づく、計算すること(ブロック406)と、を備える。
[0055]いくつかの態様では、第1のワイヤレスデバイスは、第2の方向における第2のRTTの決定に関係する第1のクロックエラーを備え、第1のRTTは、第1の方向において第2のワイヤレスデバイスから受信され得、ここで、第2のワイヤレスデバイスは第2のクロックエラーを備える。平均RTTは第1のRTTまたは第2のRTTよりも低いエラーを有する。第1および第2のワイヤレスデバイスはモバイルデバイスであり得るか、あるいは第1のワイヤレスデバイスはアクセスポイントであり得るが、第2のワイヤレスデバイスはモバイルデバイスまたはアクセス端末である。さらに、メッセージの第1および第2のセットは、IEEE802.11規格に基づき得、特に、精密タイミング測定に基づき得る。
[0056]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0057]さらに、本明細書で開示する実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0058]本明細書で開示する実施形態に関して説明した方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実装されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実装されるか、またはそれらの2つの組合せで実装され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
[0059]したがって、本発明の実施形態は、2つのワイヤレスデバイス間のRTTを決定する際にクロックエラー/ドリフトの影響を低減するための方法を実施するコンピュータ可読媒体を含むことができる。したがって、本発明は、図示の例に限定されるものではなく、本明細書で説明した機能を実行するための任意の手段が本発明の実施形態に含まれる。
[0060]上記の開示は本発明の例示的な実施形態を示しているが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明した本発明の実施形態による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施されなくてもよい。さらに、本発明の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
[0060]上記の開示は本発明の例示的な実施形態を示しているが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明した本発明の実施形態による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施されなくてもよい。さらに、本発明の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 第1のワイヤレスデバイスにおいて、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算する方法であって、前記方法は、
1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信することと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向から前記第2のワイヤレスデバイスから受信された第2のフレームを備える、
平均RTTを計算することと、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
を備える、方法。
[C2] 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向から前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、C1に記載の方法。
[C3] 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される、第1の時間を決定することと、
前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される、第4の時間を決定することと、
前記第1の時間と前記第4の時間とを送信することと、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが前記送信された第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5] 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信することと、
前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された、第6の時間を決定することと、
前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される、第7の時間を決定することと、
前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される、第8の時間を受信することと、
前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算することと
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C6] 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連するクロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低い、C1に記載の方法。
[C7] 前記第1のワイヤレスデバイスがモバイルデバイスである、C1に記載の方法。
[C8] 前記第1のワイヤレスデバイスがアクセスポイントである、C1に記載の方法。
[C9] 前記第1のワイヤレスデバイスが受信機を備え、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットまたは1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットのうちの少なくとも1つが精密時間測定フレームを備え、前記精密時間測定フレームが、前記受信機との1つまたは複数のメッセージの前記第1および第2のセットの同期より前に、前記受信機のアンテナおよび論理のに関連する遅延に等しい量だけオフセットされる、C1に記載の方法。
[C10] 前記第2のRTTを決定することが、前記第1のワイヤレスデバイスにおいて前記第2のRTTを受信することを備える、C1に記載の方法。
[C11] 第1のワイヤレスデバイスにおいてラウンドトリップ時間(RTT)を決定する方法であって、前記方法が、
第2のワイヤレスデバイスの第2のクロックの第2のクロックエラーを受信することと、
前記第2のクロックエラーに基づいて前記第2のクロックに前記第1のワイヤレスデバイスの第1のクロックをロックすることと、
前記ロックされた第1のクロックに基づいてラウンドトリップ時間を決定することと
を備える、方法。
[C12] ワイヤレスデバイスによるワイヤレス通信の方法であって、前記方法は、
2つまたはそれ以上のアクセスポイントに対応する2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信することと、ここにおいて、前記2つまたはそれ以上のクロックエラーが、前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントによってブロードキャストされる、
前記2つまたはそれ以上のクロックエラーのうちの最小クロックエラーを決定することと、
前記最小クロックエラーに基づいて前記ワイヤレスデバイスのクロックを同期させることによって、前記最小クロックエラーに対応するアクセスポイントとの通信を確立することと
を備える、方法。
[C13] 前記2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信することが、前記ワイヤレスデバイスと前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントとの間の精密タイミング測定要求交換をさらに備える、C12に記載の方法。
[C14] 前記2つまたはそれ以上のクロックエラーが、前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントの最大クロックエラーである、C12に記載の方法。
[C15] 前記最小クロックエラーに対応する前記アクセスポイントが、前記2つまたはそれ以上のアクセスポイントのマスタアクセスポイントとしてそれ自体を確立するように構成された、C12に記載の方法。
[C16] 第1の方向において第1のフレームを送信するように構成された第1の送信機と、
前記送信された第1のフレームを備える1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、前記第1の方向における第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するように構成された第1の受信機と、
第1のプロセッサであって、
1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することと、
前記第1のRTTと前記第2のRTTとの平均を計算することと
を行うように構成された第1のプロセッサと
を備える第1のワイヤレスデバイス。
[C17] 前記第1の受信機が、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答を受信するようにさらに構成され、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の肯定応答をさらに備える、C16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C18] 前記第1のプロセッサは、
前記第1のフレームが前記第1の送信機から送信される、第1の時間を決定することと、
前記第1の肯定応答が前記第1の受信機において受信される、第4の時間を決定することと
を行うようにさらに構成され、
前記第1の送信機が、前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するようにさらに構成され、前記受信された第1のRTTが、前記第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
C17に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C19] 前記第1の受信機が、第2のフレームを受信するようにさらに構成され、前記第1の送信機が、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答を送信するようにさらに構成され、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが前記第2のフレームと前記第2の肯定応答とをさらに備える、C17に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C20] 前記第1の受信機は、前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するようにさらに構成され、
前記第1のプロセッサは、前記第2のフレームが前記第1の受信機において受信された第6の時間を決定するようにさらに構成され、
前記第1のプロセッサは、前記第2の肯定応答が前記第1の送信機から送信される第7の時間を決定するようにさらに構成され、
前記第1の受信機は、前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するようにさらに構成され、
前記第1のプロセッサが、前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するようにさらに構成された、C19に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C21] 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連する平均クロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低いエラーである、C16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C22] 前記第1のワイヤレスデバイスがモバイルデバイス上に組み込まれる、C16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C23] 前記第1のワイヤレスデバイスがアクセスポイント上に組み込まれる、C16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C24] 1つもしくは複数のメッセージの前記第1のセットまたは1つもしくは複数のメッセージの前記第2のセットのうちの少なくとも1つが精密時間測定フレームを備え、前記精密時間測定フレームが、前記第1の受信機との1つまたは複数のメッセージの前記第1および第2のセットの同期より前に、前記第1の受信機に関連するアンテナおよび論理のに関連する遅延に等しい量だけオフセットされるように構成された、C16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C25] 第1のワイヤレスデバイスであって、
1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における、前記第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するための手段と、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における、前記第1のワイヤレスデバイスと前記第2のワイヤレスデバイスとの間の第2のRTTを計算するための手段と、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、
平均RTTを計算するための手段と、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
を備える第1のワイヤレスデバイス。
[C26] 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、C25に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C27] 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第1の時間を決定するための手段と、
前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される第4の時間を決定するための手段と、
前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するための手段と、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが前記第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、をさらに備える、C26に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C28] 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、C25に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C29] 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するための手段と、
前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された第6の時間を決定するための手段と、
前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第7の時間を決定するための手段と、
前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するための手段と、
前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するための手段と
をさらに備える、C28に記載の第1のワイヤレスデバイス。
[C30] プロセッサによって実行されたときに、第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算するための動作を実行することを前記プロセッサに行わせるコードを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、
1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信するためのコードと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算するためのコードと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、
平均RTTを計算するためのコードと、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
[C31] 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、C30に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
[C32] 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第1の時間を決定するためのコードと、
前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される第4の時間を決定するためのコードと、
前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するためのコードと、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが、前記送信された第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、をさらに備える、C31に記載の方法。
[C33] 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、C30に記載の方法。
[C34] 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するためのコードと、
前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された第6の時間を決定するためのコードと、
前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第7の時間を決定するためのコードと、
前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するためのコードと、
前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するためのコードとをさらに備える、C33に記載の方法。
[C35] 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連するクロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低い、C30に記載の方法。

Claims (35)

  1. 第1のワイヤレスデバイスにおいて、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算する方法であって、前記方法は、
    1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信することと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
    1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向から前記第2のワイヤレスデバイスから受信された第2のフレームを備える、
    平均RTTを計算することと、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
    を備える、方法。
  2. 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向から前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される、第1の時間を決定することと、
    前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される、第4の時間を決定することと、
    前記第1の時間と前記第4の時間とを送信することと、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが前記送信された第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
    をさらに備える、請求項2に記載の方法。
  4. 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信することと、
    前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された、第6の時間を決定することと、
    前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される、第7の時間を決定することと、
    前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される、第8の時間を受信することと、
    前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算することと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連するクロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低い、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のワイヤレスデバイスがモバイルデバイスである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のワイヤレスデバイスがアクセスポイントである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のワイヤレスデバイスが受信機を備え、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットまたは1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットのうちの少なくとも1つが精密時間測定フレームを備え、前記精密時間測定フレームが、前記受信機との1つまたは複数のメッセージの前記第1および第2のセットの同期より前に、前記受信機のアンテナおよび論理のに関連する遅延に等しい量だけオフセットされる、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第2のRTTを決定することが、前記第1のワイヤレスデバイスにおいて前記第2のRTTを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
  11. 第1のワイヤレスデバイスにおいてラウンドトリップ時間(RTT)を決定する方法であって、前記方法が、
    第2のワイヤレスデバイスの第2のクロックの第2のクロックエラーを受信することと、
    前記第2のクロックエラーに基づいて前記第2のクロックに前記第1のワイヤレスデバイスの第1のクロックをロックすることと、
    前記ロックされた第1のクロックに基づいてラウンドトリップ時間を決定することと
    を備える、方法。
  12. ワイヤレスデバイスによるワイヤレス通信の方法であって、前記方法は、
    2つまたはそれ以上のアクセスポイントに対応する2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信することと、ここにおいて、前記2つまたはそれ以上のクロックエラーが、前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントによってブロードキャストされる、
    前記2つまたはそれ以上のクロックエラーのうちの最小クロックエラーを決定することと、
    前記最小クロックエラーに基づいて前記ワイヤレスデバイスのクロックを同期させることによって、前記最小クロックエラーに対応するアクセスポイントとの通信を確立することと
    を備える、方法。
  13. 前記2つまたはそれ以上のクロックエラーを受信することが、前記ワイヤレスデバイスと前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントとの間の精密タイミング測定要求交換をさらに備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記2つまたはそれ以上のクロックエラーが、前記対応する2つまたはそれ以上のアクセスポイントの最大クロックエラーである、請求項12に記載の方法。
  15. 前記最小クロックエラーに対応する前記アクセスポイントが、前記2つまたはそれ以上のアクセスポイントのマスタアクセスポイントとしてそれ自体を確立するように構成された、請求項12に記載の方法。
  16. 第1の方向において第1のフレームを送信するように構成された第1の送信機と、
    前記送信された第1のフレームを備える1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、前記第1の方向における第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するように構成された第1の受信機と、
    第1のプロセッサであって、
    1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算することと、
    前記第1のRTTと前記第2のRTTとの平均を計算することと
    を行うように構成された第1のプロセッサと
    を備える第1のワイヤレスデバイス。
  17. 前記第1の受信機が、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答を受信するようにさらに構成され、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の肯定応答をさらに備える、請求項16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  18. 前記第1のプロセッサは、
    前記第1のフレームが前記第1の送信機から送信される、第1の時間を決定することと、
    前記第1の肯定応答が前記第1の受信機において受信される、第4の時間を決定することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記第1の送信機が、前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するようにさらに構成され、前記受信された第1のRTTが、前記第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
    請求項17に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  19. 前記第1の受信機が、第2のフレームを受信するようにさらに構成され、前記第1の送信機が、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答を送信するようにさらに構成され、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが前記第2のフレームと前記第2の肯定応答とをさらに備える、請求項17に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  20. 前記第1の受信機は、前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するようにさらに構成され、
    前記第1のプロセッサは、前記第2のフレームが前記第1の受信機において受信された第6の時間を決定するようにさらに構成され、
    前記第1のプロセッサは、前記第2の肯定応答が前記第1の送信機から送信される第7の時間を決定するようにさらに構成され、
    前記第1の受信機は、前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するようにさらに構成され、
    前記第1のプロセッサが、前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するようにさらに構成された、請求項19に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  21. 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連する平均クロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低いエラーである、請求項16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  22. 前記第1のワイヤレスデバイスがモバイルデバイス上に組み込まれる、請求項16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  23. 前記第1のワイヤレスデバイスがアクセスポイント上に組み込まれる、請求項16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  24. 1つもしくは複数のメッセージの前記第1のセットまたは1つもしくは複数のメッセージの前記第2のセットのうちの少なくとも1つが精密時間測定フレームを備え、前記精密時間測定フレームが、前記第1の受信機との1つまたは複数のメッセージの前記第1および第2のセットの同期より前に、前記第1の受信機に関連するアンテナおよび論理のに関連する遅延に等しい量だけオフセットされるように構成された、請求項16に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  25. 第1のワイヤレスデバイスであって、
    1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における、前記第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の第1のラウンドトリップ時間(RTT)の計算を受信するための手段と、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
    1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における、前記第1のワイヤレスデバイスと前記第2のワイヤレスデバイスとの間の第2のRTTを計算するための手段と、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、
    平均RTTを計算するための手段と、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
    を備える第1のワイヤレスデバイス。
  26. 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、請求項25に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  27. 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第1の時間を決定するための手段と、
    前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される第4の時間を決定するための手段と、
    前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するための手段と、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが前記第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
    をさらに備える、請求項26に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  28. 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、請求項25に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  29. 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するための手段と、
    前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された第6の時間を決定するための手段と、
    前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第7の時間を決定するための手段と、
    前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するための手段と、
    前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するための手段と
    をさらに備える、請求項28に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  30. プロセッサによって実行されたときに、第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスへのラウンドトリップ時間(RTT)を計算するための動作を実行することを前記プロセッサに行わせるコードを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、
    1つまたは複数のメッセージの第1のセットに基づいて、第1の方向における第1のRTTの計算を受信するためのコードと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1の方向において前記第1のワイヤレスデバイスによって送信された第1のフレームを備える、
    1つまたは複数のメッセージの第2のセットに基づいて、第2の方向における第2のRTTを計算するためのコードと、ここにおいて、1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスによって送信された第2のフレームを備える、
    平均RTTを計算するためのコードと、ここにおいて、前記平均RTTが前記第1のRTTと前記第2のRTTとに基づく、
    を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  31. 1つまたは複数のメッセージの前記第1のセットが、前記第1のフレームに対応する第1の肯定応答をさらに備え、前記第1の肯定応答が前記第2の方向において前記第2のワイヤレスデバイスから受信される、請求項30に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  32. 前記第1のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第1の時間を決定するためのコードと、
    前記第1の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信される第4の時間を決定するためのコードと、
    前記第1の時間と前記第4の時間とを送信するためのコードと、ここにおいて、前記受信された第1のRTTが、前記送信された第1の時間と前記第4の時間とに部分的に基づく、
    をさらに備える、請求項31に記載の方法。
  33. 1つまたは複数のメッセージの前記第2のセットが、前記第2のフレームに対応する第2の肯定応答をさらに備える、請求項30に記載の方法。
  34. 前記第2のフレームが第2のワイヤレスデバイスによって前記第1のワイヤレスデバイスに送信された第5の時間を受信するためのコードと、
    前記第2のフレームが前記第1のワイヤレスデバイスにおいて受信された第6の時間を決定するためのコードと、
    前記第2の肯定応答が前記第1のワイヤレスデバイスから送信される第7の時間を決定するためのコードと、
    前記第2の肯定応答が前記第2のワイヤレスデバイスにおいて受信される第8の時間を受信するためのコードと、
    前記第2のRTTを、前記第8の時間と前記第5の時間との間の差から前記第7の時間と前記第6の時間との間の差を引いたものとして計算するためのコードと
    をさらに備える、請求項33に記載の方法。
  35. 第1のクロックエラーが前記第1のRTTに関連し、第2のクロックエラーが前記第2のRTTに関連し、前記平均RTTに関連するクロックエラーが前記第1のクロックエラーおよび前記第2のクロックエラーよりも低い、請求項30に記載の方法。
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