JP2016515726A - 重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚 - Google Patents
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Abstract
本発明は重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚に係り、さらに詳しくは、眼鏡フレームと蝶合されるウルテム材質の眼鏡脚において、該眼鏡脚10は両側面の羽根部11と中央の支持部12を備え、羽根部11は眼鏡脚10の上下の両側端部に厚さ0.8mm〜1mmに形成され、支持部12は眼鏡脚10の中央部に長手方向に羽根部11より厚く形成され、眼鏡脚10の全体の重さを軽くしつつ弾性力を維持し、且つ、広幅に形成されたウルテム素材の眼鏡脚10を形成するように構成され、支持部12の片側に溝部13を形成して多様なデザインを持つように構成され、眼鏡フレームと組み合わせた完成製品を着用したとき、ウルテム素材の特性から、軽くて弾性力及び耐久性が非常に高いだけではなく、支持部12によりツートン効果を有し、見栄えが良いと共に、デザインの多様性を与えて消費者の欲求を充足してそれぞれの個性を極大化させることのできる有用な発明である。【選択図】図1
Description
本発明は、重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚に係り、さらに詳しくは、ウルテム(ULTEM;非晶性熱可塑性ポリエーテルイミド(PEI))材質により形成されるが、上側面の厚さが0.8mm〜1mmに形成される羽根部と、前記羽根部の中央部に長手方向に長く形成される支持部により眼鏡脚の重さが軽くなると共に、耐久性が高く、しかも、ツートンの感じを有する重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚に関する。
通常、眼鏡は、一対の眼鏡脚を有し、これらの一対の眼鏡脚が眼鏡フレームの一方の側及び他方の側とそれぞれ蝶合される。従来より、眼鏡は、視力の校正のために用いられてきたが、最近、眼鏡の着用時に眼鏡が着用者の印象を左右する場合が多いため、対人関係、恋人関係、面接などのために眼鏡を着用する場合が多い。
また、最近には、急変する社会環境のニーズに応えるために、着用者の個性を活かすユニークなデザインの眼鏡を発売して消費者の欲求を充足しており、より良好な眼鏡を開発するための研究が盛んに行われている。
一方、様々なデザインの眼鏡を発売するため着用者の欲求を完全に充足することはできず、眼鏡の優れたデザイン性を追及するため着用感及び眼鏡の重さなどに比重をおかなかった。この理由から、眼鏡を着用すれば、楽であり、しかも、軽くて耐久性が高い必要があるが、そうではない眼鏡により消費者は高いコストを支払わざるをえず、長年に亘って研究を行ったところ、眼鏡フレームと眼鏡脚、眼鏡を発売している。
まず、従来の技術を開示する。
特許文献1には、眼鏡脚が開示されている。同眼鏡脚は、レンズを取り囲む眼鏡フレームと両側に眼鏡脚がそれぞれ回転自在に連結された眼鏡において、眼鏡脚の折り畳み及び拡開に際して摩擦による摩耗の虞が全くなしに動作が柔軟に行われるように係止部材に組み付けられる眼鏡脚の一方の側に多数の折曲部及び弾性溝を形成するが、前記折曲部及び弾性溝は射出成形により「逆コ」字状に形成され、前記折曲部及び弾性溝は眼鏡脚の拡開作用により収縮又は膨張される弾性力を発揮し、前記弾性溝は、内部に空間が形成されて折曲部と密着される状況は発生せず、収縮又は拡開されながら弾力的に動くようになっていることを特徴とする収縮折曲型弾性溝を有する眼鏡脚である。
特許文献2には、眼鏡脚が開示されている。同眼鏡脚は、合成樹脂及び金属からなる眼鏡脚において、前記合成樹脂により射出成形され、一方の端に組付孔及び貫通孔が設けられた連結杆と、前記連結杆の組付孔を介して結合され、一方の端に広く延伸された平面部が設けられた連結棒と、前記連結杆の組付孔を介して挿着され、様々な材質、形状及び色相などを有する飾り部材と、を備える。
特許文献3には、銀を結合した眼鏡脚が開示されている。同公報には、眼鏡脚と、前記眼鏡脚の先端に覆い被せられる被覆部と、を備える通常の眼鏡脚において、被覆部の内側面の先端に所定の凹溝を形成し、前記凹溝に接着剤などを用いて所定の銀板を貼着することが開示されている。
上述した従来の技術は、眼鏡フレームとの結合に際して着用者の頭の大きさに応じて眼鏡を密着させる弾性力を中心として記載しているが、様々なデザインを追及する顧客の個性に対するこれといった対応策がないだけではなく、壊れ易いという問題を有している。
他の従来の技術は、上述した従来の技術と大差がないだけではなく、従来の技術の問題にそのまま露出されて破損や重さに対する対応策がないのが現状である。
この理由から、上述した従来の問題を解消するように眼鏡脚の重さを軽量化させるが、耐久性及び弾性力が高く、しかも、様々なデザインを駆使する技術が望まれるのが現状である。
したがって、本発明の目的は、弾性力を与えるようにウルテム素材を用いて形成するが、眼鏡フレームと蝶合されて一つの眼鏡を完成するが、着用者に軽い眼鏡を提供するように羽根部を薄く形成して重さを軽量化させ、眼鏡脚の破損を防ぐように前記羽根部の中央部に長手方向に前記羽根部よりも厚く支持部を形成して耐久性を高めると共に、完成された眼鏡を着用するときに支持部によりツートン効果が得られる重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明による重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚は、眼鏡フレームと蝶合されるウルテム材質の眼鏡脚において、前記眼鏡脚10は、両側面の羽根部11及び中央部の支持部12を備えるが、前記羽根部11は、眼鏡脚10の上下の両側端部に厚さが0.8mm〜1mmに形成され、前記支持部12は、前記眼鏡脚10の中央部に長手方向に前記羽根部11よりも厚く形成されて、前記眼鏡脚10の全体の重さを軽量化させながらも弾性力を維持し、且つ、広幅に形成されたウルテム素材の眼鏡脚10を形成するように構成されることにより、眼鏡フレームと組み合わせてユーザーが着用したとき、軽量であり、弾性力及び耐久性が高いだけではなく、デザイン的に且つ視覚的に見栄えのよい眼鏡脚を提供して消費者の欲求を充足して個性を極大化させている。
本発明による重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚によれば、ウルテム素材により形成されて弾性力を有し、羽根部の厚さが0.8mm〜1mmに形成されて眼鏡脚の重さが軽くなり、前記羽根部の中央部に長手方向に支持部が形成されて耐久性が高くなると共に、着用時にツートンの感じを有する効果があり、前記支持部の一方の側にウルテム素材の特性に応じて色相及びデザインの多様性を与えて消費者の欲求を充足してそれぞれの個性を極大化させることができる。
最近には、急変する社会環境のニーズに応えるために、着用者の個性を活かすユニークなデザインの眼鏡を発売して消費者の欲求を充足しており、より良好な眼鏡を開発するための研究が盛んに行われている。
一方、様々なデザインの眼鏡を発売するため着用者の欲求を完全に充足することはできず、眼鏡の優れたデザイン性を追及するため着用感及び眼鏡の重さなどに比重をおかなかった。この理由から、眼鏡を着用すれば、楽であり、しかも、軽くて耐久性が高い必要があるが、そうではない眼鏡により消費者は高いコストを支払わざるをえなかった。
そこで、本発明は、ウルテム材質により上側面の厚さが0.8mm〜1mmに形成される羽根部11と、前記羽根部11の中央部に長手方向に長く形成される支持部12により眼鏡脚10の重さが軽くなると共に耐久性が高く、しかも、ツートンの感じを有する眼鏡脚を提供する。
以下、添付図面の図1から図3と結び付けて前記目的を達成するための本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明を説明するに当たって、その構成について説明すると、図1に示すように、眼鏡フレームと蝶合されるウルテム材質の眼鏡脚において、前記眼鏡脚10は、両側面の羽根部11及び中央部の支持部12を備えるが、前記羽根部11は、眼鏡脚10の上下の両側端部に厚さが0.8mm〜1mmに形成され、前記支持部12は、前記眼鏡脚10の中央部に長手方向に前記羽根部11よりも厚く形成されて、前記眼鏡脚10の全体の重さを軽量化させながらも弾性力を維持し、且つ、広幅に形成されたウルテム素材の眼鏡脚10を形成するように構成される。
上述した本発明の眼鏡脚10についてより詳細に説明すれば、従来には、眼鏡脚の耐久性を高めるために厚さのみを厚くしたが、これは、厚い角縁のメガネのタイプであり、その材質に応じて耐久性がピンキリであった。このような従来の問題を補うために、全体的にウルテム材質により形成されるが、上下の両端部に羽根部11が0.8mm〜1mmの厚さに薄く形成される。このような前記羽根部11は薄く形成されるが、ウルテム材質の特性である弾性力をそのまま維持することができ、眼鏡脚の重さを軽量化させることができる。
前記羽根部11は長手方向に長く広幅に形成され、側面の厚さが0.8mm〜1mmに形成され、眼鏡脚の特性上、内側に撓むように形成される。また、両端部には、通常の形状及び構造に形成される眼鏡フレームと蝶合されて着用者の耳に引っ掛かるように芯材がはめ込まれる。なお、前記羽根部11は、上下部に従来の眼鏡脚と差別化されるように広幅に形成されて安定感を増大している。
<羽根部の耐久性に対する平均値>
前記羽根部11は、表1に示すように、厚さはそれぞれ異ならせて形成し、形成された眼鏡脚に対する耐久性を実験した。表1は、それぞれの厚さに形成して数回に亘って実験した結果の平均値を示すものであり、実験結果を見ると、0.5mm〜0.7mmの厚さに形成したときに重さは軽かったが、耐久性は8.1であり、0.8mm〜1mmの厚さに形成したときには重さはやや重かったが、耐久性は8.4であり、1.1mm〜1.3mmの厚さに形成したときには重さは非常に重く、耐久性は8.6であった。表1の実験結果から明らかなように、前記羽根部11を0.8mm〜1mmの厚さに形成するときに重さも軽く、耐久性も高い。なお、最も好ましくは、前記羽根部11の厚さは0.8mm〜1mmである。
前記羽根部11は、表1に示すように、厚さはそれぞれ異ならせて形成し、形成された眼鏡脚に対する耐久性を実験した。表1は、それぞれの厚さに形成して数回に亘って実験した結果の平均値を示すものであり、実験結果を見ると、0.5mm〜0.7mmの厚さに形成したときに重さは軽かったが、耐久性は8.1であり、0.8mm〜1mmの厚さに形成したときには重さはやや重かったが、耐久性は8.4であり、1.1mm〜1.3mmの厚さに形成したときには重さは非常に重く、耐久性は8.6であった。表1の実験結果から明らかなように、前記羽根部11を0.8mm〜1mmの厚さに形成するときに重さも軽く、耐久性も高い。なお、最も好ましくは、前記羽根部11の厚さは0.8mm〜1mmである。
ここで、数値の範囲は0〜10であり、0が最も低く、10が最も高い。
<羽根部の弾性力に対する平均値>
また、表2に、前記それぞれの厚さに形成される羽根部11に弾性力を数回に亘って与えて実験した結果の平均値を示す。同表を参照すると、0.5mm〜0.7mmの厚さでは弾性力が9.8であり、0.8mm〜1mmの厚さでは弾性力が9.5であり、1.1〜1.3の厚さでは弾性力が9.0であった。換言すると、厚さが薄くなればなるほど弾性力は高く、厚さが厚くなればなるほど弾性力は低かった。
また、表2に、前記それぞれの厚さに形成される羽根部11に弾性力を数回に亘って与えて実験した結果の平均値を示す。同表を参照すると、0.5mm〜0.7mmの厚さでは弾性力が9.8であり、0.8mm〜1mmの厚さでは弾性力が9.5であり、1.1〜1.3の厚さでは弾性力が9.0であった。換言すると、厚さが薄くなればなるほど弾性力は高く、厚さが厚くなればなるほど弾性力は低かった。
前記表1及び表2から明らかなように、羽根部11の厚さを0.5mm〜0.7mmに形成する場合には重さが軽く、弾性力は良好であるが、耐久性が低く、厚さを0.8mm〜1mmに形成するときには重さがやや重く、弾性力はやや低いが、耐久性は高く、厚さを1.1mm〜1.3mmに形成するときには重さは非常に重く、弾性力は非常に低いが、耐久性は非常に高い。表1及び表2に記載の実験平均値によれば、羽根部11の厚さが0.8mm〜1mmに形成されるときに着用時の重量感は低く、弾性力がある程度維持され、耐久性も高いことが分かる。表1及び表2においてそれぞれの厚さで実験された羽根部11の重さに対する実験結果値は、厚さが厚くなればなるほど重くなり、厚さが薄くなればなるほど軽くなる物理法則による当然な結果であるため、別途に実験結果値を記載しない。
ここで、前記眼鏡脚10の耐久性を一層高めるために、前記羽根部11の内側の中央部に長手方向に長く且つやや厚く形成されて中央部を支持するための支持部12がさらに形成される。前記支持部12を羽根部11に一体に形成した眼鏡脚の耐久性の実験を行い、その結果を表3に示す。
<支持部付き眼鏡脚の耐久性に対する平均値>
前記表3に示すように、耐久性の平均値を見ると、羽根部11の厚さが0.5mm〜0.7mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は8.9であり、羽根部11の厚さが0.8mm〜1mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は9.3であり、羽根部11の厚さが1.1mm〜1.3mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は9.5である。
前記表3に示すように、耐久性の平均値を見ると、羽根部11の厚さが0.5mm〜0.7mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は8.9であり、羽根部11の厚さが0.8mm〜1mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は9.3であり、羽根部11の厚さが1.1mm〜1.3mmである状態で支持部12を形成したときの耐久性は9.5である。
上述したように、支持部12を羽根部11に一体に形成することにより、前記羽根部11のみを単独で形成するときよりも、耐久性はさらに高くなって破損が防がれ、弾性力はある程度維持され、重さはやや重くなることが分かる。しかしながら、表1、表2及び表3における結果値に基づいて、本発明の眼鏡脚10は、0.8mm〜1mmの厚さに羽根部11を形成し、前記羽根部11の中央部に長手方向に支持部12をさらに形成するとき、眼鏡脚10の重さ、耐久性、弾性力をまとめて判断すると、最も満足のいく結果が得られることが分かる。
また、前記支持部12が形成されることにより、眼鏡脚10にはツートンの感じを有する効果が得られて見栄えがよくなる。従来には、眼鏡脚又は眼鏡フレームに別途の塗装作業を行ってツートンの感じを与えたが、本発明においては、ウルテム材質の特性を用いてツートンの感じを与えることができる。
さらに、前記支持部12には、急変する消費者の欲求を充足するために、一方の側に選択的に様々な模様の溝部13をさらに形成してもよい。前記溝部13は、必要に応じて、三角形、四角形、丸状など様々な多角形に形成してもよく、通常の眼鏡脚10に形成される模様を形成してもよい。このような溝部13の形成によりウルテム材質の特性に応じて色相及びデザインの多様性が与えられ、本発明においては、前記溝部13を長手方向に長く、しかも、丸状に示す。
本発明による重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚によれば、ウルテム素材により形成されて弾性力を有し、羽根部11の厚さが0.8mm〜1mmに形成されて眼鏡脚の重さが軽くなり、前記羽根部11の中央部に長手方向に支持部12が形成されて耐久性が高くなると共に、着用時にツートンの感じを有する効果があり、前記支持部の一方の側にウルテム素材の特性に応じて色相及びデザインの多様性を与えて消費者の欲求を充足してそれぞれの個性を極大化させることができる。
本発明による重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚によれば、ウルテム素材により形成されて弾性力を有し、羽根部11の厚さが0.8mm〜1mmに形成されて眼鏡脚の重さが軽くなり、前記羽根部11の中央部に長手方向に支持部12が形成されて耐久性が高くなると共に、着用時にツートンの感じを有する効果があり、前記支持部の一方の側にウルテム素材の特性に応じて色相及びデザインの多様性を与えて消費者の欲求を充足してそれぞれの個性を極大化させることができる。
Claims (2)
- 眼鏡フレームと蝶合されるウルテム材質の眼鏡脚において、
前記眼鏡脚(10)は、両側面の羽根部(11)及び中央部の支持部(12)を備えるが、
前記羽根部(11)は、眼鏡脚(10)の上下の両側端部に厚さが0.8mm〜1mmに形成され、
前記支持部(12)は、前記眼鏡脚(10)の中央部に長手方向に前記羽根部(11)よりも厚く形成されて、
前記眼鏡脚(10)の全体の重さを軽量化させながらも弾性力を維持し、且つ、広幅に形成されたウルテム素材の眼鏡脚(10)を形成するように構成されることを特徴とする重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚。 - 前記支持部(12)の一方の側に溝部(13)を形成してデザインを実現することを特徴とする請求項1に記載の重さが軽量化した広幅ウルテム眼鏡脚。
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