JP2016515375A - Ac電気グリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法 - Google Patents

Ac電気グリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016515375A
JP2016515375A JP2015562198A JP2015562198A JP2016515375A JP 2016515375 A JP2016515375 A JP 2016515375A JP 2015562198 A JP2015562198 A JP 2015562198A JP 2015562198 A JP2015562198 A JP 2015562198A JP 2016515375 A JP2016515375 A JP 2016515375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
voltage
inverter
frequency
inverters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015562198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6371317B2 (ja
Inventor
プレム,ダニエル
シュッツ,クリスティアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMA Solar Technology AG
Original Assignee
SMA Solar Technology AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMA Solar Technology AG filed Critical SMA Solar Technology AG
Publication of JP2016515375A publication Critical patent/JP2016515375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6371317B2 publication Critical patent/JP6371317B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
    • H02J3/381Dispersed generators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
    • H02J3/40Synchronising a generator for connection to a network or to another generator
    • H02J3/42Synchronising a generator for connection to a network or to another generator with automatic parallel connection when synchronisation is achieved
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J2300/00Systems for supplying or distributing electric power characterised by decentralized, dispersed, or local generation
    • H02J2300/10The dispersed energy generation being of fossil origin, e.g. diesel generators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J2300/00Systems for supplying or distributing electric power characterised by decentralized, dispersed, or local generation
    • H02J2300/20The dispersed energy generation being of renewable origin
    • H02J2300/22The renewable source being solar energy
    • H02J2300/24The renewable source being solar energy of photovoltaic origin
    • H02J3/383
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/76Power conversion electric or electronic aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

ローカルAC電気グリッド(5)に接続可能な複数のインバータ(2)を備える発電所(1)の自動始動方法では、第1のAC電圧が、第1のインバータ(2)によってAC電気グリッド(5)に構築され、前記第1のAC電圧は、AC電気グリッド(5)の定格電圧と比較して、少なくとも4分の1だけ低下する。また、第1のAC電圧と同期された後に、少なくとも1つの第2のインバータ(2)がAC電気グリッド(5)に接続される。第2のインバータ(2)の接続後に、第1のAC電圧よりも高い第2のAC電圧が、AC電気グリッド(5)に構築される。【選択図】図1

Description

本発明は、ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法に関する。さらに、本発明は、ローカルACグリッドおよびそのような自動始動方法を実施する上位制御ユニットに接続可能な、複数のインバータを備える発電所に関する。
自動始動とは、外部からのエネルギー供給なしに発電所を始動させることであると理解される。これは、例えば発電所のローカルACグリッドを維持するための電気エネルギーが、外部から利用可能でないということである。この原因としては、例えば、変圧器を介してローカルACグリッドが接続される外部ACグリッドが倒壊したか、そのような外部ACグリッドからエネルギーを取り出すことができないか、またはローカルACグリッドが島状であるため、外部ACグリッドがまったく存在しないということがあり得る。
用語「ACグリッド」は、この場合には主として、電気的接続、リンク、すなわちラインなどを備える物理的装置を指すが、この装置に存在するAC電圧またはこの装置によって供給されるAC電圧を指すものではない。ローカルACグリッドはこの場合には、限定されたACグリッドであると理解される。限定されたACグリッドは、発電所が外部ACグリッドから切断されている限り、発電所内部のACグリッドであってもよいが、いわゆる島状グリッドとすることもまた可能である。島状グリッドは、外部ACグリッドに接続していない自律型の島であってもよいし、もしくは、上位ACグリッドから切断可能な、物理的に限定されたグリッド部とすることも同様にまた可能である。ただし、前記グリッド部が上位(外部)ACグリッドから切断されている場合に限る。しかしながら、多くの場合、ローカルACグリッドは、ローカルACグリッドの動作に関連しない追加の負荷を含まないか、または自動始動中に、これらの負荷はスイッチが切られるか、もしくは切断される。
ローカルACグリッドに接続可能な、発電所のインバータは、電気エネルギーをACグリッドに供給することができるインバータである。原則として、これらは、例えばバッテリにバッファ記憶するために、ACグリッドから電気エネルギーを取り出すこともできる双方向性インバータであってもまたよい。
特に、インバータによってローカルACグリッドに供給される電気エネルギーは、例えば、風力タービンもしくは風力発電機、および/または光起電力発生器のような、インバータに接続された再生可能エネルギー源から生み出される。
本明細書における用語「発電所」は、エネルギー源に接続された、電気エネルギーをローカルACグリッドに供給することができる複数のインバータを意味するにすぎない。これは、より狭い意味での、例えば風力発電ファームまたは太陽光発電ファーム内の発電所であってもよい。用語「発電所」は、任意のローカルACグリッド、例えば、上位ACグリッドに切断可能に接続されたグリッド部に接続された、複数のインバータを有する任意の他のエネルギー発生ユニットもまた含む。
ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータを使用しての発電所の自動始動中の、問題の1つは、変圧器損失、ケーブルインピーダンスなどによるローカルACグリッドの内部消費は、発電所自体によって増やす必要があるが、単一のインバータによって確実に供給することができる電気エネルギーを上回ってしまうことである。しかしながら、特に、ローカルACグリッドにAC電圧が依然として存在していない以上は、ローカルACグリッドに複数のインバータを同時に接続することは非常に困難であろう。
独国特許出願公開第103 20 087 A1号明細書は、風力発電ファームを運転する方法、および風力発電ファームを制御するための中央装置を備える風力発電ファームを開示している。風力発電ファームを自動始動できるようにするために、前記風力発電ファームは、無動力風向追随調整装置を備えた常時励磁状態の風力タービンを備える。外部からエネルギーを取り出すことができない時に、この常時励磁状態の風力タービンを始動させることもできる。常時励磁状態の風力タービンからの電気エネルギーを用いて、まず、少なくとも1つの第1の風力タービンを始動させる。第1の風力タービンは、常時励磁状態ではなく、風向に関してモータによって追随調整される。この風力タービンは、風力発電ファームの風力タービンを前記ローカルACグリッドに接続させて、自己整流インバータを介してローカルACグリッドの定格周波数および定格電圧を再度構築する。残りの風力タービンは、ローカルACグリッドのAC電圧と同期させることが可能で、電力の供給を開始することができる。これは無効電力および/または有効電力であってもよい。この場合には、残りの風力タービンは、ローカルACグリッドを介して初期エネルギー需要をまかなうことができる。この公知の方法を実施可能にするための前提条件は、風力発電ファームが、無動力風向追随調整装置を有する特定の常時励磁状態の風力タービンを備え、かつ、常時励磁状態ではない第1の風力タービンであって、それを用いてローカルACグリッドが構築される第1の風力タービンが、ローカルACグリッドの内部消費をまかなうのに十分な電気エネルギーを供給するということである。
欧州特許出願公開第1 993 184 A1号明細書は、風力発電ファームの自動始動方法および風力発電ファームを開示しており、ローカルACグリッドの内部消費が当初、大型バッテリ、無停電電源装置、または例えばディーゼル発電機や燃料電池のような発電機形式の局所的なエネルギー源によってまかなわれる。ローカルACグリッドを介してこの局所的なエネルギー源によって供給されるエネルギーは、最初に少なくとも1つの第1の風力タービンを始動させるために使用される。その後、引き続きさらなる風力タービンが始動され、利用可能なエネルギーが増加する。この場合には、局所的な電源は、ローカルACグリッドを構築しなければならない。ローカルACグリッドに個々の風力タービンが接続され、それに応じて、このグリッドの内部消費全体をまかなう。さらに、第1の風力タービンの始動に要する電力を供給する必要がある。それに応じて、追加で設ける必要があるこの局所的な電源は、寸法が大きくなければならない。
米国特許出願公開第2012/0261917 A1号明細書は、風力タービンの自動始動方法を開示している。この方法では、動作中のローカルネットワークの定格AC電圧を模倣するために、ディーゼル発電機が事前設定されたAC電圧を風力タービンの出力部に印加する。この場合には、定格電圧の供給の際に風力タービンによって発生する有効電力および無効電力は、急変せずに接続を有効にするために、当初はゼロにセットされる。この接続は、風力タービンごとに段階的に行われる。この場合にもまた、ディーゼル発電機は、風力タービンが接続されるローカルACグリッドの内部消費を、まかなうことが可能でなければならない。
エネルギー貯蔵器を有する複数の風力タービンを備える風力発電ファームが、自動始動中の内部消費を当初まかない、続いて段階的に風力タービンが接続されることが、国際公開第2011/058170 A1号パンフレットからもまた公知である。
ACグリッドに並列に接続された複数の、電圧設定機能付インバータの動作、すなわちインバータ間で直接通信せずに事前設定された電圧を構築する複数のインバータの動作を連携させるために、いわゆる周波数垂下および電圧垂下を用いることが、欧州特許第1 286 444 B1号明細書から公知である。用語「周波数垂下」はこの場合には、インバータに記憶された、周波数/有効電力特性のことを指すのに使用される。周波数/有効電力特性は、インバータによる有効電力出力に応じて、インバータによるAC電圧出力の周波数を制御するために使用される。すなわち、インバータの電圧設定動作中に、インピーダンスが存在する結果、有効電力が生じる。出力された有効電力および記憶された周波数垂下に応じて、インバータは自身の周波数を設定する。これに対して、用語「電圧垂下」は、インバータに記憶された、電圧/無効電力特性を表わすのに使用される。電圧/無効電力特性は、インバータによる無効電力出力に応じて、インバータによるAC電圧出力のレベルまたは振幅を制御するために使用される。すなわち、インバータの電圧設定動作中に、インピーダンスが存在する結果、無効電力もまた生じる。出力された無効電力に応じて、インバータは、電圧振幅を設定する。電圧振幅は、出力部に記憶された電圧垂下を考慮に入れて、電圧設定のための基準値に対して修正される。
電流設定機能付インバータ、すなわち事前設定された電流を出力するインバータの場合には、周波数垂下は同様に、インバータの出力部に存在するAC電圧の、出力された有効電力Pと周波数fとの間の関係を示す。電圧垂下は、これに対応して、インバータにより出力された無効電力Qと、インバータの出力部に存在するAC電圧との間の関係である。「出力部に存在するAC電圧」は、ここでは、および本出願では全体として、このAC電圧の規模を意味するように意図される。ACグリッドに並列に接続された、複数の電流設定機能付インバータの動作の連携が、周波数垂下および電圧垂下を用いて行われることもまた可能である。電圧設定機能付インバータと電流設定機能付インバータが混じっているグループであっても、周波数垂下および電圧垂下を用いて、動作を連携させることが可能である。
本特許出願の優先権主張日後に公開された特許文献欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書は、分散型の電気エネルギー供給グリッドを自動始動させる場合には、接続されたグリッド構成要素がすべて、安定した電源電圧を構築するための共通の作用点を見出すという要求に関する。この場合には、グリッド構成要素の動作は、電気エネルギー供給グリッドによって要求された電力を、電源電圧と比較する垂下特性を用いて行われる。グリッド構成要素はそれぞれ、その垂下特性を用いて、供給されるその時点の電圧を決定する。グリッド構成要素がすべて、供給されるべき同一の電圧を出力する場合には、電気エネルギー供給グリッドに、複数のグリッド構成要素間で互いに適合する作用点が実現される。欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書によれば、最初に1つだけのグリッド構成要素が電源電圧を事前設定し、次いで残りのグリッド構成要素を電気エネルギー供給グリッドに接続することを可能にすると最も好都合であろう。しかしながら、島状グリッドは低階層を特徴とする。この場合には、グリッド構成要素を、単に消費者の負荷に共同で接続することができるだけである。しかしながら、消費者が接続されているために、自動始動中に存在する消費者の負荷が、これらの個々のグリッド構成要素には大きすぎて電源電圧を発生させることができない可能性がある。したがって、自動始動は、少なくとも2つの連携されたグリッド構成要素をともに用いて行われる。この連携は、非同期的に行われる場合もある。この場合には、連携されるグリッド構成要素はそれぞれ、垂下特性によって電気エネルギー供給グリッドへと供給される専用の電力に基づいて、グリッドに供給される電圧を算出する。しかしながら、これは、連携されたグリッド構成要素の1つが、例えば超過することができない電流制限があるために、自身の垂下特性に基づき他のグリッド構成要素に十分速く追随することができなければ、共通の電源電圧を非同期的に設定することはできないという知見により反対される。この問題は、欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書によれば、電源電圧に対して設定値を確定させて事前設定する共通のマスター装置によって同期的に解決し得る。この方法で、電源電圧の一時的な低下が原因で過度の高電流が要求されるような、グリッド構成要素の状況を回避することが可能であろう。しかしながら、個々のグリッド構成要素それぞれが、マスター装置に接続されることが必要になり、その結果相当なコストがかかり、非常に故障しやすく、したがって、まさに物理的に数キロメーターにわたって分布するグリッド構成要素の場合には十分に利用できない場合がある。
これに対して、欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書の1つの概念は、その垂下特性に基づいて停止されたグリッド構成要素を移動させ、グリッド構成要素が再びその垂下特性に基づいて移動することができるように、事実上推進力を与えることにある。これは、グリッド構成要素がその垂下特性に基づいて停止すると、グリッド構成要素は、垂下特性に基づいて新たな地点にシフトされて、出力される電力に対する電流制限未満の電流をそこから出力する必要があるという事実により実現される。したがって、再び可変になり垂下特性に基づいて自由に移動することが可能になっている出力電流によって、グリッド構成要素は電気エネルギー供給グリッドに出力される電力を増加させることができる。したがって、欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書は、供給電圧を電気エネルギー供給グリッドの電源電圧と同期させる方法を開示している。この方法では、供給電圧の特性は、垂下特性に基づいて決定可能であり、垂下特性が、供給電圧の特性を供給電力と比較し、供給電圧が印加されると、供給電力が電気エネルギー供給グリッドによって消費され、供給電力に対する限界に達すると、供給電圧の特性が特定値に適合される。供給電圧の特性または電源電圧の特性は、例えば周波数、位相角および/または対応する電圧の実効値である。エネルギー供給グリッドの自動始動の場合には、関与するグリッド構成要素はすべて、スイッチオン信号によって同期して開始され、電気エネルギー供給グリッドを介して互いに同期される。この場合には、マスター装置がグリッド構成要素の1つに接続されれば十分であり、マスター装置が前記グリッド構成要素に開始信号を与える。たとえ、欧州特許出願公開第2 632 012 A1号明細書に従ったとしても、グリッド構成要素はすべて、エネルギー発生ユニットとしてのインバータを有することが可能であるように意図されている。インバータは、DC電圧源からの電気エネルギーを供給電圧に変換するように設計されており、マスター装置によって開始されるグリッド構成要素は、特に、電圧ランプの形で初期電圧上昇を発生するディーゼル発電機である。他のグリッド構成要素はすべて、電気エネルギー供給グリッドの自動始動に関与するようになるために、電圧上昇を測定し、この場合には電圧上昇は、グリッド構成要素としてエネルギー供給グリッドに接続されるインバータの電力出力を開始するために用いられる。
欧州特許第2 190 110 B1号明細書は、インバータおよび電源スイッチによってライン周波数が事前設定されたACグリッドに接続可能なDC電圧源の負荷容量を決定する方法を開示している。この方法では、電源スイッチが開放されて、4象限動作モードを有効にするインバータが作動すると、インバータのDC入力電圧が検出される。インバータのDC入力電圧は、DC電圧源の出力電圧またはインバータのDCリンクの電圧であってもよい。インバータがDC入力電圧をライン周波数から逸脱する試験周波数に反転させるように、インバータを作動させる。この文脈における「逸脱する」とは、試験周波数がライン周波数よりも低くてもよいし、高くてもよいということを意味する。試験周波数は、ライン周波数よりも高い場合が多い。それぞれのインバータおよびその使用環境に対する試験周波数が適切に選択されていることを前提として、DC電圧源に作用する試験負荷を大幅に増加させて、ライン周波数でのインバータの内部消費を上回ることが可能である。具体的には、前記DC電圧源がグリッドに接続される場合には、試験負荷をDC電圧源の負荷に相当するレベルに至らせることが、したがって可能である。これにより、第一にできるだけ早期にグリッド接続が行われるが、第二に新たなグリッドの切断の危険性はない。
本発明は、自動始動中の供給用の特別なエネルギー源に投資することなく実施することができる、ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法を特定するという課題に基づいている。さらに、ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータ、およびそのような方法を実施するための、上位制御ユニットを備える発電所が特定される。
本発明の課題は、独立特許請求項1の特徴を有する方法、および独立特許請求項16の特徴を有する方法によって解決される。従属特許請求項2〜15、および従属特許請求項17ならびに18は、本発明による方法の好ましい実施形態を対象にしている。特許請求項19は、本発明による方法の1つを実施する上位制御ユニットを備える発電所に関し、特許請求項20は、本発明による発電所の好ましい実施形態に関する。
本発明による、ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の、第1の自動始動方法では、AC電圧が、第1のインバータによってACグリッドに構築され、AC電圧と同期された後に、少なくとも1つの第2のインバータがACグリッドに接続される。第1のインバータによって構築された第1のAC電圧が、ACグリッドの定格電圧に対して、少なくとも4分の1だけ低下し、好ましくは少なくとも半分だけ低下し、かつ、第2のインバータが接続されれば、第1のAC電圧に対して上昇する第2のAC電圧が、ACグリッドに構築される。
純粋にACグリッドの第1のインバータによって構築される第1のAC電圧が、相当量、少なくともACグリッドの定格電圧に対して4分の1だけ低下することによって、すなわち、第1のAC電圧が最大でも定格電圧の75%であることによって、主としてケーブル配線のラインキャパシタンスに依存し、したがって、ACグリッドのAC電圧の2乗に比例するACグリッドの内部消費は、定格電圧が与えられたとして、定格電圧値の56.25%以下に減少する。同時に、定格電流が同じままであると、ACグリッドのAC電圧に対して直線関係の依存性を示す第1のインバータの容量は、定格電圧に対応する値の75%までにしか減少しない。ACグリッドの定格電圧を直接構築することに比べて、本発明による方法では、第1のインバータにはしたがって、いずれにせよ、その容量に基づいて4分の3の負荷がかかる。第1のAC電圧が、例えば、ACグリッドの定格電圧の1/2、またさらには、1/5しかなければ、内部消費が1/4または1/25まで減少し、したがって、第1のインバータの容量に関する負荷は1/2または1/5まで減少する。少なくともローカルACグリッドの内部消費の1/5は、一般に、発電所の通常の動作中に複数のうちの1つとして第1のインバータがいずれにせよ供給するよりもはるかに少ない。いずれにせよ、ACグリッドの定格電圧と比較して第1のAC電圧が低下する結果、単純な方法で、第1のAC電圧を構築する間に、同様に第1のインバータの容量に基づいて、第1のインバータの容量に関する負荷を、前記ACグリッドの定格電圧で第1のインバータが問題なくこの負荷に耐え得る程度まで、ACグリッドの内部消費と比較して軽減することができる。このことは特に、対応するインバータが、自動始動用に、具体的には電圧ゼロからACグリッドを新たに始動させるために特別に設計されていない場合にもあてはまる。
本発明による方法では、ACグリッドのAC電圧の構築が、少なくとも2つの別個の段階において行われる。第1段階においても、インバータは、第1のインバータによって第1のAC電圧を構築するが、例えばディーゼル発電機とは対照的に、インバータに設けられた電流制限が原因で、第1のAC電圧それ自体は、自動始動を管理するのに好適ではないだろう。これらの第1の段階、可能であれば後続する段階の後に、さらなるインバータが正確に連携して接続され、同様にしてインバータがすべてこのようにして接続され、新たなAC電圧が正確に連携して構築される。この目的のために、自動始動の対応するフローチャートが、関与するインバータのすべてに記憶されるが、自動始動はインバータのすべてに共通のマスター装置によって連携されるのが好ましい。共通のマスター装置は、インバータの上位制御ユニットの機能を果たし、太陽光発電(PV:photovoltaic)ファームまたは風力発電ファームの場合にはファーム制御装置と呼ばれる。複数のエネルギー発生ユニットを備える島状の場合、例えば上位ACグリッドに切断可能に接続された、物理的に限定されたグリッド部の場合については、上位制御ユニットは、アイランド(島)コントローラと呼ばれる。
本発明による方法では、第2のAC電圧は、第1のAC電圧の1.2倍〜3倍、特に2倍とすることができる。2倍の電圧で、第2のAC電圧を構築する間に第1のインバータおよび第2のインバータに加えられた絶対的負荷は、第1のAC電圧を構築する間に第1のインバータ単体に加えられた絶対的負荷の4倍の大きさである。しかしながら、4倍の大きさであるこの絶対的負荷は、好都合には、等分して2つのインバータ中に分配され、さらに2つのインバータはそれぞれ、第2のAC電圧の場合には、容量が2倍になり、第1のAC電圧の2倍になる。相対的負荷またはインバータの容量に関する負荷は、したがって、第1のAC電圧の2倍の大きさである第2のAC電圧を構築する間に増加させない。
第2のAC電圧は通常、ACグリッドの定格電圧よりもさらに際立って低い。すなわち、第1のAC電圧の少なくとも0.2倍だけ、多くの場合0.5倍だけACグリッドの定格電圧よりも低い。ほとんどの場合には、第2のAC電圧は、第1のAC電圧の少なくとも1倍分定格電圧を下回っている。
したがって、本発明による方法では、第2のAC電圧と同期された後に、第3のインバータを、ACグリッドに接続することができる。また、第3のインバータが接続されれば、第2のAC電圧に対して上昇する第3のAC電圧を、ACグリッドに構築することができる。この第3のAC電圧もまた、第1のAC電圧の少なくとも0.2倍分または0.5倍分ACグリッドの定格電圧よりも低くなり得るため、全定格電圧は、4個以上のインバータによって、後続のステップではじめて構築される。
この場合には、連続的に構築されたAC電圧間の差は、各場合において第1のAC電圧の0.2倍または0.5倍から2倍とすることができる。連続的に構築されたAC電圧間の差は常に同じであり、しかも、正確に第1のAC電圧と同じであることが好ましい。
定格電圧を段階的に構築するのに用いられるインバータの数は、通常各発電所のサイズ、すなわちインバータの数によって決まる。この場合には、1つのさらなるインバータが、各段階で常に正確に動作するように、個々のインバータの両方の連続的な接続が可能である。同様に、第1のインバータが動作すれば、すなわち第2の段階以降は、各場合において、複数のインバータからなる1つのグループが、1つの段階内のローカルACグリッドに接続されるように、インバータの連続的な接続が可能である。しかしながら、この場合には、同時に接続されるインバータの数が増加するにつれて増加する補償電流が、事前設定された最大値を超過しないという事実に注意を払うべきである。この目的のために、1つの段階内に接続されるインバータを、ACグリッドに短時間に順々に接続することもできるため、個々の補償電流が同時に発生せず、重畳しない。したがって、第1に発電所の自動始動をできるだけ迅速に実施することが望ましく、したがって、できるだけ少ない連続段階で実施することが望ましい。しかしながら、他方では、自動始動の全期間を通して、その時点に存在するAC電圧によって決まるインバータ容量限界付近で、ローカルACグリッドに接続されたインバータに、絶対に負荷がかからないように注意する必要がある。それぞれのAC電圧に関するインバータのその時点の出力と容量との間に、少なくとも20%の十分な制御用の余力を常に残しておくことが好ましい。これにより、自動始動中の予期せぬ事象、例えば個々のインバータの電力の一時低下に対応できるようにするための、制御範囲が確実に存在するようになる。一般に、段階の数は、3段階〜10段階の間である。通常、4段階〜6段階の間である。5段階が適切である場合が多い。
大きな補償電流を回避するために、インバータはそれぞれ可能な限り、ACグリッドに電力なしで接続される。これを実現するために、それぞれのインバータの電圧垂下および周波数垂下を、接続時に、理想的にはACグリッドにまったく電力が流れないようにシフトすることができる。実際には、接続直後のある一定の補償電流、およびそれにともなう電力の流れは、インバータをローカルAC電圧に対して同期させる際に常に公差が存在しているために、完全には回避することはできない。しかしながら、周波数垂下および電圧垂下でのシフトが最適化されることにより、これらの補償電流を無害な量にまで低減することができる。これは、すでに接続されているインバータの周波数垂下、およびこれから接続されるインバータの周波数垂下における対応する低減を維持しながら行うことができる。
しかしながら、これから接続されるインバータの場合には、周波数垂下のシフトではなく電圧垂下のシフトだけを行うことによって、それぞれのインバータを電力なしで接続することもまた実現可能である。周波数垂下は接続中に、その初期特性を維持することができる。この実施形態では、さらなるインバータの接続以前にすでに接続されているインバータの場合には、垂下が両方ともシフトされ、すでに接続されているインバータの周波数垂下は増加する。第1のインバータがACグリッドに接続されている間、その周波数垂下の位置は臨界状態ではない。というのは、ローカルACグリッドにインバータが1つしかない場合には、負荷の分配が周波数垂下による影響を受けないからである。具体的には、第1のインバータを電力なしで接続した後に、ACグリッドに接続されたインバータのすべてに、それぞれのさらなるインバータを接続した後の都合に合わせて負荷を分配するための措置を講じる必要はない。しかしながら、第1のインバータは、接続されれば、ACグリッドの定格周波数から始まるACグリッドに第1のAC電圧を構築することができる。第1のインバータの接続は、出力電圧ゼロまたはゼロ付近で行われる。電圧垂下を増加させることによって、インバータの出力電圧を、第1のAC電圧まで増加させる。
第2のインバータおよびさらなるインバータのすべてが接続された後に、ACグリッドに接続されたインバータのすべての間に負荷を分配するために、直近に接続されたインバータの周波数垂下ならびに電圧垂下、およびすでに前もって接続されていたインバータのすべての周波数垂下ならびに電圧垂下を、互いに適合させることができる。周波数垂下および電圧垂下の適合は、同一のインバータの場合には、これらの垂下を調節することであってもよいが、この適合の結果、それぞれのAC電圧が一様に、具体的には均等にインバータのすべてに印加されていることを前提として、ACグリッドの内部消費が生じる。しかしながら、個々のインバータの個々に異なる公称出力を考慮に入れて、負荷の分配を行うこともまた可能である。この場合には、負荷はインバータ間に一様に分配されないが、公称出力が大きいインバータが、公称出力が小さい残りのインバータよりもその分だけわずかに高い負荷比率を呈している。
インバータのすべての間に負荷が分配されれば、新たなAC電圧を構築するために、ACグリッドに接続されたインバータのすべての電圧垂下を、並行して増加させることができる。第1のインバータだけがACグリッドに接続されれば、相応して、その電圧垂下だけが増加する。
ACグリッドのAC電圧が増加するにつれて増加するACグリッドの内部消費によって、ACグリッドのAC電圧の周波数が減少する。ACグリッドに接続されたインバータのすべての周波数垂下を増加させることによってAC電圧が構築されれば、ACグリッドのAC電圧の周波数を、再びACグリッドの定格周波数まで増加することができる。このステップもまた、第1のインバータそれ自体がACグリッドに第1のAC電圧を構築するときに、前記第1のインバータによって実施されるのが好ましい。
あるいはこれに代えて、シフトされるのが、すでに接続されているインバータの周波数垂下ではなくて、次のステップで接続されるインバータの周波数垂下であることもまた可能である。この方法でも、これから接続されるインバータを電力なしでローカルACグリッドに接続することが実現可能である。接続が行われれば、ACグリッドに接続されたインバータのすべての周波数垂下および電圧垂下もまた、この場合調節される。したがって、それぞれのAC電圧の場合の全内部消費は、その時点で接続しているインバータ間に一様に分配される。
本発明による方法の第2の段階および後続の段階のACグリッドに接続されたインバータは、本発明の記述において、これまで電圧設定機能付インバータであると仮定してきた。少なくとも自動始動の間は、インバータをすべて電圧設定態様で動作させると同様に好適である。しかしながら、第1のインバータだけは、必ず電圧設定動作を有効にする必要がある。さらなるインバータは、少なくともその一部は、電流設定動作のインバータであってもまたよい。電流設定機能付インバータを、出力電流ゼロから一定の電流になるまで始動することができる。インバータはその後、例えば、電力なしでACグリッドに接続された後に、この一定の電流を維持する。その後、前記インバータによって取り込まれた負荷は、ACグリッドのAC電圧が階段的に増加するにつれて増加する。電流設定機能付インバータの常に水平な電力/周波数特性に対応する、この手順では、電流設定機能付インバータは、ACグリッドのグリッド調整には寄与しない。しかしながら、そのような寄与は同様に、電圧垂下および周波数垂下のすべてを適切に適合させることによって、実現することが可能である。自動始動中にハイブリッド動作モードの場合には、すなわち、電圧設定機能付インバータおよび電流設定機能付インバータを同時に動作させる場合には、電圧設定機能付インバータの制御用に蓄えられる余力が、少なくとも20%を大幅に上回ると有利であり、少なくとも50%を大幅に上回ると有利である。これは、AC電圧が増加する場合には、当初は電圧設定機能付インバータが負荷の大部分に対応する必要がある一方で、電流設定機能付インバータは、電圧設定機能付インバータによって出力される周波数に基づいて単に応答するだけであるという事実に起因する。
明瞭さを欠くことがないように、以下のように明記する。すなわち、原則として、電圧設定機能付インバータは、グリッド形成に必要である。典型的な発電機特性f(P)またはu(Q)が、前記インバータの制御装置によってインバータに付与される。それらの特性はそれぞれ、電圧源としてACグリッドで作用し、電圧源の出力部にインピーダンスが接続された結果、出力電力が生じる。しかしながら、電圧設定機能付インバータの有効電力出力は、発電機の場合と同様に、出力部でのAC電圧に対して影響する。有効電力出力が大きくなるほど、AC電圧の周波数が低下する。同じことは無効電力に当てはまる。すなわち、電圧設定機能付インバータの出力部でのAC電圧の電圧振幅は、出力無効電力によって決まる。したがって、発電機特性f(P)およびu(Q)を用いて、発電機形式の電気機械の動きと同等のインバータの動きが実現される。
P(f)特性およびQ(u)特性が電流設定機能付インバータに記憶されると、前記インバータがグリッド支援態様で動作する。これは、AC電圧の出力部で供給される有効電力が、ライン周波数に依存することを意味する。このライン周波数が高い場合には、すなわちACグリッドに電力が過多である場合には、グリッド支援電流設定機能付インバータは、ACグリッドに電力が過少である指標である、低ライン周波数よりも少量の有効電力を供給する。この動きにより、インバータはグリッドの電力の過不足を打ち消す動きをする。すなわち、インバータがACグリッドを支援する。同様に、Q(u)特性は、ACグリッドのインバータの接続点でのAC電圧の振幅に応じて、インバータの無効電力を確実に出力するようにする。
さらに、その時点のグリッド状態とは無関係に供給するインバータを設けることもまた可能である。これらも同様に、電流設定機能付インバータである。しかしながら、一般にこれらのインバータは、ACグリッドの状態を問わず、それらの最大限供給可能な電力をACグリッドに供給する。すべての他のインバータがそうであるように、一次エネルギーの供給(例えば、接続された光起電力発生器のモジュールへの入射電力の供給)によって、または装置固有の電力供給容量が原因で、電力は、頂点においてのみ制限される。
最後に述べた2つのタイプの電流設定機能付インバータは、本発明による方法に従う自動始動に寄与し、グリッド構成要素を支援するための電力を供給することができる。しかしながら、グリッド構成要素、すなわち、電圧設定機能付インバータ単体、または電圧設定機能付インバータ単体に記憶された特性f(P)および特性u(Q)が、ローカルACグリッドのAC電圧の特性を決定する。好ましい実施形態における特性のプロフィールは、ファーム制御装置または上位制御ユニットによって制御されるので、したがって、ファーム制御装置または上位制御ユニットが、ローカルACグリッドのAC電圧を決定する。
本発明による方法では、ACグリッドに第1のインバータによって構築されたAC電圧は、その振幅に関してだけでなくその周波数に関しても、ACグリッドの定格値から逸脱することができる。具体的には、AC電圧は、ACグリッドの定格周波数から少なくとも10%だけ逸脱する周波数を有し得る。ACグリッドで容量性負荷か誘導性負荷のいずれが優勢であるかに応じて、自動始動し易くするために、第1のAC電圧の周波数をACグリッドの定格周波数と比較して低くするのか、高くするのかを選択する必要がある。周波数および容量性負荷を低くした場合には、容量性負荷による無効電力の消費が低減される。誘導性負荷では反対の動きがある。第2のインバータが接続された後に、ACグリッドに構築された第2のAC電圧は、このとき、ACグリッドの定格周波数により近い周波数を有し得る。
周波数が当初ACグリッドの定格周波数から逸脱するAC電圧を構築することによって、自動始動中のACグリッドによる電力消費量を低減させるというこの概念を、実効値が当初ACグリッドの定格値と比較して減少するAC電圧を構築するという概念に追加的に用いることができるだけでなく、代替的に用いることもできる。つまり、具体的には、第1のインバータによって構築された第1のAC電圧は、ACグリッドの定格電圧にすでに到達し得るが、ACグリッドの定格周波数から少なくとも10%だけ逸脱している周波数を有し得るということである。第2のインバータが接続された後に、次いで、ACグリッドの定格周波数により近い周波数を有する第2のAC電圧を、ACグリッドの定格電圧から構築することができる。
この方法は、3つ以上の段階において実施することもまた可能である。この場合には、2つの連続的に構築されたAC電圧の周波数が互いに、すでにACグリッドの定格周波数により近い周波数の少なくとも10%だけ異なっていてもよい。特に数段階において自動始動させる場合には、この差異は、少なくとも25%または少なくとも50%であってもよいし、特定の場合には、少なくとも75%であってもまたよい。この差異に対する合理的な上限は85%である。
発電所を自動始動させるための、本発明によるこの第2の方法に関して記述された措置はすべて、本発明による第1の方法において用いることもまた可能である。逆に、AC電圧がその実効値に対して必ずしも同様に低下していることが必要でなければ、実効値がACグリッドの定格電圧と比較して低下していることが必要であるACグリッドに第1の定格電圧を構築せずに、本発明による第1の方法に関する上述のあらゆる措置を、本発明による第2の方法に用いることもまた可能である。
ローカルACグリッドに接続可能な複数のインバータを備える本発明による発電所の場合には、自動始動中に、上述の本発明による方法の1つに従ってインバータをACグリッドに接続する、上位制御ユニットが設けられる。この場合には、上位制御ユニットは、どのインバータがローカルACグリッドに第1のAC電圧を構築する第1のインバータであるかを決定し、どのインバータがその後、どの順序でACグリッドに接続されるのかもまた決定する。さらに、本発明に従って個々のインバータの電圧垂下および周波数垂下をシフトするのは、上位制御ユニットとすることができる。ローカルACグリッドで定格電圧に達すると直ちに、自動的に、すなわち、上位制御ユニットによって連携されずに、さらなインバータを、ローカルACグリッドに接続することもまた可能である。しかしながら、接続中には完全に回避することができない補償電流を妥当な範囲内に保つ目的で、この場合にもまた、連携された方法で、例えばインバータに内在的に記憶された接続順序によって、あるいは上位制御ユニットを介して、接続を実施するのが有利である。
上位制御ユニットは、入力側でインバータに接続された1つまたは複数のDC電源からそのエネルギーの供給を直接受けることができる。エネルギーが外部から利用可能でない時のために、上位制御ユニットは、例えばバッテリに基づいた、専用のエネルギー供給装置を備えることもまた可能である。
インバータに接続されたDC電源は、特に、光起電力発生器とすることができる。光起電力発生器は、原則として、外部からの初期エネルギー供給なしに電気エネルギーを発生させることができる。しかしながら原則として、本発明による方法を、複数の風力タービンを備える風力発電ファームに移すこともまた可能である。この場合にもまた、風力タービンに接続された単一のインバータによって定格電圧で風力発電ファームの内部消費を供給することができない場合には、この方法は適切である。
本発明の有利な発展形態は、特許請求項、明細書、および図面に記載される。特徴の説明、および複数の特徴の組合せの説明で言及された利点は、単なる例示であって、択一的に、または累積的に使用可能であり、必ずしも本発明による実施形態によって、利点を達成しなければならないというのではない。これにより、添付の特許請求項の主題を変更することなく、原出願の明細書および、特許請求項の開示内容に関して以下のことが当てはまる。さらなる特徴は、図面から収集することができる。選択された特許請求項における戻り参照からの逸脱として、本発明の様々な実施形態の特徴または様々な特許請求項の特徴を組み合わることも同様に可能であり、本明細書によって示唆されている。このことは、別個の図面に示された特徴、または明細書に言及された特徴にも適用される。これらの特徴を、様々な特許請求項からの特徴と組み合わせることもまた可能である。同様に、特許請求項で言及された特徴は、本発明のさらなる実施形態から省略することが可能である。
特許請求項および本明細書で言及された特徴は、それらの数に関して、正確にこの数または、言及された数よりも大きな数を規定するように理解されるものとし、副詞「少なくとも(at least)」を使用してはっきりと表現する必要はない。したがって、例えば、「一(an)」要素または「1つの(one)」要素が議論される場合には、これは、正確に1つの要素、2つの要素、またはそれを上回る数の要素が規定されていることを意味すると理解されるものとする。これは例えば、「第1の(a first)」要素または「第2の(a second)」要素、またはそうでなければ「さらなる(a further)」要素が議論される場合にも当てはまる。この場合にもまた、正確に1つの、2つの、またはそれを上回る数の、第1の要素、第2の要素、さらなる要素を規定することができる。
これらのはっきりと言及された特徴を、他の特徴によって補足することが可能であり、もしくはそれぞれの方法またはそれぞれの発電所が有する単一の特徴とすることが可能である。
各特許請求項に含まれる参照符号は、特許請求項によって保護される主題の範囲の限定を意味するものではない。それらは単に、特許請求項をより理解し易くする目的を果たすにすぎない。
以下に本発明を、例示的な実施形態に基づく添付の図面を参照して、さらに詳細に説明し、記述する。
図1は、複数のインバータ、およびファーム制御装置を備える発電所の基本回路図を示す。 図2は、図1に示された発電所を自動始動させるための、本発明による方法の順序を図示するフローチャートを示す。 図3は、発電所のインバータの、本発明による方法において用いられる周波数垂下および電圧垂下を示す。 図4は、ローカルACグリッドの内部消費、およびACグリッドにおけるAC電圧に関して、図1に示される発電所のインバータの容量を図示するグラフを示す。 図5は、図2に示される方法において、ローカルACグリッドに最初に接続されたインバータによる皮相電力の出力、およびACグリッドの内部消費のために使用された、この皮相電力の成分を図示するグラフを示す。 図6は、図2に示される方法において、ローカルACグリッドに最初に接続されたインバータに対する負荷を図示するグラフを示す。
図1に示された発電所1は、複数のインバータ2を備え、そのうちの3つが図示されている。しかしながら、インバータ2の数は、それよりもずっと大きく、例えば、42とすることができる。インバータ2は、電源スイッチ3および変圧器4を介してローカルACグリッド5に接続可能である。ローカルACグリッド5は、次に、主変圧器6、およびグリッド連絡点としての一次電源スイッチ7を介して、外部ACグリッド8に接続可能である。一次電源スイッチ7を介しての接続は、上位制御ユニットとしてのファーム制御装置9によって行われる。ファーム制御装置9は、さらに個々のインバータの制御装置10と通じており、矢印接続線によって図示される。ローカルACグリッド5または電源スイッチ3の位置に存在するAC電圧と接続される、インバータ2の出力電圧の同期については、それぞれの場合において、電圧計24が設けられている。前記電圧計は、それぞれの電源スイッチ3の両側の電圧差を検出し、この電圧差をインバータ2の対応する制御装置10に伝達する。さらに、電圧計24は、それぞれの電源スイッチ3の両側に存在し得る周波数差および位相差を検出し、かつ、これらの周波数差および位相差を、インバータの制御装置10に伝達するように設計されている。制御装置10は、原則として、インバータ2の出力部に存在するAC電圧に応じてインバータ2の動作を制御する。これが、それぞれの変圧器4の変圧比によって変換された、ローカルACグリッド5のAC電圧である。入力側では、DC電源がインバータ2に接続される。DC電源は特に、光起電力発生器であってもよいが、図1では示されていない。ACグリッド5というこの用語は、この場合特に、個々のインバータを、インバータ同士接続する配線系統であって、かつ、一次電源スイッチ7、および変圧器4ならびに変圧器6に接続する、通常長いライン長を有する配線系統を意味する。この結果、ラインキャパシタンスが高くなり、それに応じて、個々のインバータ2の定格出力に基づく電力のACグリッド5の内部消費も大きくなる。電力のこの内部消費は、実質的にラインキャパシタンスに基づくので、ACグリッド5のAC電圧とともに2次方程式的に増加する。本発明による方法はこのことを利用して、個々のインバータ2がACグリッド5に接続している間、すなわちいわゆる自動始動中にACグリッド5の内部消費によって、ACグリッド5に最初に接続されるインバータ2に、負荷がかかり過ぎないようにしている。
図2にフローチャートの形で概略が図示された、いわゆる自動始動中、すなわち、外部ACグリッド8からの電気エネルギーの供給がない間に、図1に示されたインバータ2をローカルACグリッド5に接続するための方法は、ステップ11の開始後に始まる。ステップ11では、第1のインバータ2が、ACグリッド2に電力なしで最初に接続される。ACグリッド5の電圧がゼロであるので、これはインバータも当初は電圧を出力しないことを意味する。続くステップ12では、電圧がこの後上昇する。これは、サブステップ12aでは、ACグリッド5に接続されたインバータ2のすべての電圧垂下が増大するように行われる。このように、接続されたインバータ2の出力電圧が上昇することにより、ACグリッド5のAC電圧のレベルも上昇した結果、ACグリッド5に対して存在する無効負荷の場合には、事前設定されたAC電圧が実現される。この場合には、電圧垂下は、図3(b)に図示された電圧/無効電力特性u(Q)である。この場合にはuは、それぞれのインバータ2の出力部のAC電圧である。また、Qは、インバータによる無効電力出力である。直接ACグリッド5の定格電圧の実現を図るために、ACグリッド5に接続された第1のインバータ2は、ステップ12aでは使用されない。その代わりに、大幅に低い第1のAC電圧が設定される。第1のAC電圧はこの場合には、一例として、定格電圧のわずか1/5である。
図3(a)に示された周波数垂下、すなわち、図3(b)に示される電圧垂下に加えて各インバータ2に記憶される周波数/有効電力特性f(P)は、第1のインバータ2がACグリッド5に接続されている間に、インバータ2によって供給されるAC電圧が、有効電力P=0が与えられたとして、ACグリッド5の定格周波数fを有するように調節される。サブステップ12aにおいて電圧を上昇させることによって、インバータ2による有効電力Pの出力が増加し、したがって周波数fは、ACグリッドの定格周波数f未満に低減する。周波数fのこの低減は、サブステップ12bにおいて、ACグリッド5に接続されたインバータ2の、この場合には、当初は最初に接続されたインバータ2のみの周波数垂下を増大させることにより補われる。その後、定格電圧のわずか1/5だが、ACグリッド5の定格周波数fを有する、第1のAC電圧がACグリッド5に存在する。
続くステップ13では、さらなるインバータ2が、ACグリッド5に接続される。第1のサブステップ13aでは、さらに、新たなインバータ2が、ACグリッド5のAC電圧の周波数および位相と同期される。この場合には、ACグリッドのAC電圧の実際の周波数の場合に、有効電力P=0を出力するように、周波数垂下f(P)が適宜調節される。次のサブステップ13bでは、ACグリッドのAC電圧が与えられたとして、これから接続されるインバータもまた無効電力Q=0を出力するように、電圧の適合が行われる。この目的のために、電圧垂下u(Q)が、相応に調節される。この調節は、電圧計24を用いて行われる。電圧計24は、後続のステップで接続されるインバータ2用の電源スイッチ3の接点間の電圧差を検出する。接続直後に前記インバータもまた、無効電力Q=0を出力するように、電源スイッチ3のすでに開状態である対応する電源スイッチ3の位置で、電圧計3aが電圧差0を検出するように、その電圧垂下を、したがってその出力電圧をシフトする必要がある。続くサブステップ13cでは、インバータ2は当初、電力なしでACグリッド5に接続される。サブステップ13dで初めて、接続されたインバータ2は、有効電力Pおよび無効電力QのACグリッド5の内部消費分を取り込む。この目的のために、その周波数垂下f(P)およびその電圧垂下u(Q)と、すでに前もってACグリッド5に接続されている他のインバータ2のすべての周波数垂下および電圧垂下との適合が行われる。
その後ACグリッド5に接続されているインバータ2の合計数が、依然として5以下であれば、方法はステップ12に戻り、サブステップ12aにおいて、接続されたインバータ2のすべての電圧垂下u(Q)をシフトさせることによって、ACグリッド5のAC電圧を、この場合にはACグリッド5の定格電圧の1/5だけ高い、新たなAC電圧まで上昇させる。次いで、サブステップ12bでは、AC電圧の再び低下した周波数を、接続されたインバータ2のすべての周波数垂下f(P)をシフトさせることにより、再びACグリッド5の定格周波数まで上げる。
ステップ13の後に、ACグリッド5に接続されたインバータの数が、5以上であれば、サブステップ12aを続行したことにより、すでにACグリッド5の定格電圧は達せられている。次いで、さらなるインバータ2をそれぞれ、サブステップ13a〜13dをともなうステップ13によって接続させることが可能である。この場合には、電力供給が増加してもACグリッドの内部消費がそれ以上増加することなく、ACグリッドの定格周波数が維持されるように、サブステップ13dに従って電力Pおよび無効電力Qを取り込んだ後に、接続されたインバータのすべての周波数垂下を次に低減させる必要がある。インバータ2のすべてが、この場合には42個のインバータ2が接続されていれば、続くステップ14で、図1に示される外部グリッド8、すなわちこの場合には一次電源スイッチ7へのグリッド中継点の電圧を、そこで所望される定格値に設定することができる。この目的のために、電圧垂下u(Q)および周波数垂下f(P)はすべて、相応に追随調整される。このステップは、ACグリッド5が、外部ACグリッド8にまったく接続していないか、または少なくとも通常は外部ACグリッドに接続していない島状であれば、省略することができる。
図2に示された方法では次に、外側から電圧の事前設定が行われているか否かに応じて、分岐が設けられる。それに従って、以降のグリッド回復戦略が異なる。外部ACグリッド8によって事前設定された外部電圧の場合には、ACグリッド8との同期がステップ15で行われ、ステップ16では、一次電源スイッチ7を介してACグリッド5がACグリッド8に接続された後に、発電所1による有効電力Pおよび無効電力Qの取り込みが行われる。同様にこの目的のために、再び、接続前および接続後に、インバータ2の周波数垂下f(P)および電圧垂下u(Q)を相応に適合させることができる。これにより、第一に、有効電力または無効電力を転送せずに、ローカルACグリッド5を外部ACグリッド8に接続させて、第二に、接続後に、有効電力および無効電力の供給が、ローカルACグリッド5によって制御されるようになる。電力なしで接続を実施するために、電圧計25が、一次電源スイッチ7の位置に設けられる(図1参照)。前記電圧計は、開放された一次電源スイッチ7の接点間の電圧差を検出し、この差をファーム制御装置9に伝達する。
外部から電圧を事前設定せずに、ステップ17では、負荷を島状にACグリッド5に接続し、後続のステップ18では、ACグリッド5の定格電圧および定格周波数が、これらの負荷で維持されるように、インバータ2の周波数垂下および電圧垂下を追随調整することができる。
図2に示された方法は、図1に示されるファーム制御装置9が、実質的にインバータの制御装置10に対して作用することにより制御される。方法が実施されて、ACグリッド8の外部条件、またはさらなる負荷とACグリッド5との接続が変化した場合に、ステップ16または18が、インバータ2の周波数垂下および電圧垂下の適合が必要になるほど激しく変化した場合に、ファーム制御装置9は、ここで初めて介入が必要になる。
図4は、42個のインバータを備える例示的な発電所の、ACグリッド5の内部消費を図示するグラフを示す。42個インバータはそれぞれ、入力側で光起電力発生器に接続されている。この場合には、内部消費は、ACグリッドのAC電圧uをACグリッド5の定格電圧uで割った商がグラフで示されている。内部消費19は、実質的にACグリッド5のラインキャパシタンスに基づくので、電圧uとともに2次方程式的に増加する。さらに、図4は、電圧uに関して個々のインバータ2の容量20を図示するグラフを示す。容量は、定電流が与えられたとして、電圧uに対して直線関係の依存性を示す。
図5は、皮相容量21、すなわち、ACグリッド5の定格電圧が与えられたとして、皮相容量Sに正規化された、合計42個のインバータの接続中にインバータ2が利用可能な皮相電力を、図2に図示された方法の各段階にわたって示している。同時に、前記インバータによって取り込まれる、ACグリッド5の内部消費の比率22をグラフに示す。皮相容量21は、最初の5つの段階にわたって増加する、ACグリッド5のAC電圧とともに直線的に増加する。同時に、インバータ2に属する内部消費のその比率22もまた、直線的に増加する。なぜなら、さらなるインバータがこれらの段階にわたって接続されているが、ACグリッド5の内部消費は、2次方程式的に増加するからである。5個を超えるインバータが接続された時に初めて、比率22は最終的に、ACグリッド5の内部消費の1/42まで下落する。
図6は、図2に示される方法の各段階にわたってACグリッド5に接続された第1のインバータ2の負荷、すなわちインバータの容量に基づいてインバータに対して作用する絶対的な負荷を図示するグラフを示し、この負荷は、ACグリッド5のAC電圧とともに直線的に増加する。この場合、予備電力を保つために、容量が70%を超えて使い果たされることはない。方法の第一段階より後、すなわち、第1のインバータ2がACグリッド5に接続されると、第1のAC電圧の場合には、容量に基づいて、負荷が増加する。次の4段階にわたって、負荷は最大のままであり、各段階の初めに、さらなるインバータが接続され、次いで前記インバータが、次の段階までACグリッド5のAC電圧なしに、したがって、すでに増加したACグリッドの内部消費なしに有効電力および無効電力を両方とも取り込めば、ここでは図示されないが負荷の減少がもたらされる。いずれにせよ、負荷23は、段階6で第6のインバータ2の接続後に、引き続き減少する。電気エネルギーを供給するために、負荷がACグリッド5に直接接続されるか、またはACグリッド5が外部ACグリッド8に接続された時にはじめて、負荷23が再び増加する。
1 発電所
2 インバータ
3 電源スイッチ
4 変圧器
5 ローカルACグリッド
6 主変圧器
7 一次電源スイッチ
8 外部ACグリッド
9 ファーム制御装置
10 制御装置
11 ステップ
12 ステップ
12a サブステップ
12b サブステップ
13 ステップ
13a サブステップ
13b サブステップ
13c サブステップ
13d サブステップ
14 ステップ
15 ステップ
16 ステップ
17 ステップ
18 ステップ
19 内部消費
20 容量
21 皮相容量
22 内部消費の比率
23 負荷
24 電圧計
25 電圧計
u 電圧
f 周波数
定格周波数
P 有効電力
Q 無効電力
S 皮相電力
定格出力
定格電圧
f(P) 周波数垂下
u(Q) 電圧垂下

Claims (20)

  1. ローカルACグリッド(5)に接続可能な、複数のインバータ(2)を備える発電所(1)の自動始動方法であって、
    − AC電圧が第1のインバータ(2)によって前記ACグリッド(5)に構築されるとともに、
    − 前記AC電圧と同期された後に、第2のインバータ(2)が前記ACグリッド(5)に接続される、方法において、
    − 前記第1のインバータ(2)によって構築された前記第1のAC電圧が、前記ACグリッド(5)の定格電圧に対して少なくとも4分の1だけ低下することと、
    − 前記第2のインバータ(2)が接続されれば、前記第1のAC電圧に対して上昇する第2のAC電圧が、前記ACグリッド(5)に構築されることとを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記第2のAC電圧が、前記第1のAC電圧の1.2倍〜3倍であり、好ましくは2倍であることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2項に記載の方法において、前記第2のAC電圧と同期された後に、第3のインバータ(2)が、前記ACグリッド(5)に接続されることと、前記第3のインバータ(2)が接続されれば、前記第2のAC電圧に対して上昇する第3のAC電圧が、前記ACグリッド(5)に構築されることとを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法において、連続的に構築されたAC電圧間の差が、前記第1のAC電圧の0.2倍〜2倍であり、好ましくは1倍であることを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、連続的に構築されたAC電圧間の差が同じままであることを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法において、前記ACグリッド(5)の前記定格電圧が、3段階〜10段階で、好ましくは、4段階〜6段階で構築されることを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、複数のインバータ(2)が、前記AC電圧の1つと同期され、次いで、前記ACグリッド(5)に接続されることを特徴とする方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法において、インバータ(2)がそれぞれ、前記ACグリッド(5)に電力なしで接続されることを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、それぞれの場合に接続されるインバータ(2)の電圧垂下および/または周波数垂下、および/またはすでに接続されているインバータ(2)の電圧垂下および/または周波数垂下が、接続時に、前記ACグリッド(5)に電力が流れないように、シフトされることを特徴とする方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法において、前記ACグリッド(5)に接続された前記インバータ(2)のすべての間に負荷を分配するために、直近に接続されたインバータ(2)の周波数垂下および電圧垂下が、すでに前もって接続されている前記インバータ(2)のすべての前記周波数垂下および電圧垂下に適合されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法において、前記AC電圧の1つが、その時点までに前記ACグリッド(5)に接続された複数の、任意選択ですべての、前記インバータ(2)によって、前記ACグリッド(5)に構築されることを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法において、新たなAC電圧を構築するために、前記ACグリッド(5)に接続された複数の、任意選択ですべての、前記インバータ(2)の電圧垂下が増大することを特徴とする方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法において、前記AC電圧の1つが構築されれば、前記AC電圧のそれぞれについて前記ACグリッド(5)の定格周波数を実現するために、前記ACグリッド(5)に接続された複数の、任意選択ですべての、前記インバータ(2)の周波数垂下が増大することを特徴とする方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法において、前記ACグリッド(5)の前記第1のAC電圧が、前記ACグリッド(5)の定格周波数から始まる前記第1のインバータ(2)によって構築されることを特徴とする方法。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法において、
    − 前記ACグリッド(5)の前記第1のインバータ(2)によって構築された前記第1のAC電圧が、前記ACグリッド(5)の定格周波数から少なくとも10%だけ逸脱する周波数を有することと、
    − 前記ACグリッド(5)の前記第2のインバータ(2)が接続されれば構築される前記第2のAC電圧が、前記ACグリッド(5)の前記定格周波数により近い周波数を有することとを特徴とする方法。
  16. ローカルACグリッド(5)に接続可能な、複数のインバータ(2)を備える発電所(1)の自動始動方法であって、
    − AC電圧が第1のインバータ(2)によって前記ACグリッド(5)に構築されるとともに、
    − 第2のインバータ(2)が、前記AC電圧と同期された後に、前記ACグリッド(5)に接続される、方法において、
    − 前記第1のインバータ(2)によって構築された前記第1のAC電圧が、前記ACグリッド(5)の定格周波数から少なくとも10%だけ逸脱する周波数を有することと、
    − 前記第2のインバータ(2)が接続されれば、前記ACグリッド(5)の前記定格周波数により近い周波数を有する第2のAC電圧が、前記ACグリッド(5)に構築されることとを特徴とする方法。
  17. 請求項15または16に記載の方法において、前記第2のAC電圧と同期された後で、第3のインバータ(2)が、前記ACグリッド(5)に接続されることと、前記第3のインバータ(2)が接続されれば、前記ACグリッド(5)の前記定格周波数により近い周波数を有する第3のAC電圧が、前記ACグリッド(5)に構築されることとを特徴とする方法。
  18. 請求項15〜17のいずれか1項に記載の方法において、2つの連続的に構築されたAC電圧の前記周波数が、前記ACグリッド(5)の前記定格周波数にすでにより近い前記周波数の、少なくとも10%だけ、少なくとも25%だけ、少なくとも50%だけ、または少なくとも75%だけ互いに異なることを特徴とする方法。
  19. ローカルACグリッド(5)および上位制御ユニットに接続可能な複数のインバータ(2)を備える発電所(1)であって、自動始動中に、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法に従って、前記インバータ(2)を前記ACグリッド(5)に接続する発電所(1)。
  20. 請求項19に記載の発電所(1)において、前記インバータ(2)が入力側で光起電力発生器に接続されることを特徴とする発電所(1)。
JP2015562198A 2013-03-14 2014-03-14 Ac電気グリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法 Active JP6371317B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102013102603.6A DE102013102603B4 (de) 2013-03-14 2013-03-14 Verfahren für einen Schwarzstart eines Kraftwerks mit mehreren einem Wechselstromnetz zuschaltbaren Wechselrichtern
DE102013102603.6 2013-03-14
PCT/EP2014/055109 WO2014140281A1 (de) 2013-03-14 2014-03-14 Verfahren für einen schwarzstart eines kraftwerks mit mehreren einem wechselstromnetz zuschaltbaren wechselrichtern

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016515375A true JP2016515375A (ja) 2016-05-26
JP6371317B2 JP6371317B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=50277244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015562198A Active JP6371317B2 (ja) 2013-03-14 2014-03-14 Ac電気グリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9831678B2 (ja)
EP (1) EP2898582B1 (ja)
JP (1) JP6371317B2 (ja)
CN (1) CN104885323B (ja)
DE (1) DE102013102603B4 (ja)
WO (1) WO2014140281A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020509732A (ja) * 2017-03-23 2020-03-26 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー エネルギー生成ネットワークの起動方法

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6483006B2 (ja) * 2015-11-18 2019-03-13 株式会社日立製作所 ウインドファームとその制御方法
DE102016105662A1 (de) * 2016-03-29 2017-10-05 Wobben Properties Gmbh Verfahren zum Einspeisen elektrischer Leistung in ein elektrisches Versorgungsnetz mit einem Windpark sowie Windpark
US10340695B2 (en) * 2017-02-27 2019-07-02 General Electric Company Battery energy storage design with black starting capability
DE102017114306B4 (de) * 2017-06-28 2019-01-17 Sma Solar Technology Ag Verfahren zum betrieb eines inselnetzes und inselnetz
US20190044335A1 (en) * 2017-08-02 2019-02-07 Go Electric, Inc. Microgrid controllers and associated methodologies
CN107769263B (zh) * 2017-10-19 2019-07-09 华中科技大学 基于锁相环同步控制的vsc黑启动装置及黑启动方法
AU2018366935B2 (en) * 2017-11-16 2024-03-21 Sma Solar Technology Ag Feeding electric power from a photovoltaic system into an AC system having a low short-circuit capacity
EP3533996A1 (en) * 2018-02-28 2019-09-04 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Method of starting a wind park
CN110676869B (zh) * 2018-07-02 2022-10-11 国网山东省电力公司潍坊供电公司 一种确定新增黑启动机组布点的方法
DE102018130453A1 (de) 2018-11-30 2020-06-04 Sma Solar Technology Ag Verfahren zur elektrischen Versorgung eines Wechselrichters, Anlagenkomponente, Wechselrichter und Energieerzeugungsanlage mit einer derartigen Anlagenkomponente
EP3761472A1 (en) * 2019-07-05 2021-01-06 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Black start of a wind farm
EP4002671A4 (en) * 2019-07-16 2023-01-18 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation POWER CONVERTER SYSTEM
US11133675B2 (en) * 2020-01-21 2021-09-28 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for synchronizing start-up of grid-forming inverters
CN111384727B (zh) * 2020-04-30 2021-09-03 阳光电源股份有限公司 一种多路并网发电系统及其控制方法
DE102020121990A1 (de) * 2020-08-21 2022-02-24 Hochschule Düsseldorf Körperschaft des öffentlichen Rechts Verfahren zum Bereitstellen einer Umrichterspannung einer umrichterbasierten Erzeugungs- und/oder Speicheranlage und Steuervorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
CN112910339B (zh) * 2020-11-19 2022-06-28 西安热工研究院有限公司 黑启动手动励磁带线路发电机电压控制值获取装置及方法
EP4068554A1 (en) * 2021-03-29 2022-10-05 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Wind farm black start
DE102021203615A1 (de) 2021-04-13 2022-10-13 Fronius International Gmbh Bidirektionaler Wechselrichter
DE102021204721A1 (de) 2021-05-10 2022-11-10 TRUMPF Hüttinger GmbH + Co. KG Verfahren zum Aufbau einer Netzspannung und Wechselrichter
JP2023039641A (ja) * 2021-09-09 2023-03-22 株式会社東芝 電力変換装置
DE102022111106A1 (de) 2022-05-05 2023-11-09 Sma Solar Technology Ag Regelungsverfahren für ein energiesystem
US11824356B1 (en) * 2022-06-30 2023-11-21 Xi'an Thermal Power Research Institute Co., Ltd. System and method of black start for new power system with energy storage configuration
CN115622207B (zh) * 2022-12-20 2023-03-28 广东采日能源科技有限公司 储能系统及其控制方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181925A (ja) * 1983-03-28 1984-10-16 シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト 系統の周波数および電圧安定化方法
JPS63299780A (ja) * 1987-05-27 1988-12-07 Hitachi Ltd インバ−タ装置
JP2000032764A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Toshiba Corp インバータ装置、インバータ制御装置及びインバータシステム
JP2003111281A (ja) * 2001-08-21 2003-04-11 Inst Fuer Solare Energieversorgungstechnik Iset Verein An Der Univ Gesamthochschule Kassel Ev 単相または三相電圧源を等定格で並列動作させるデバイス
JP2005229701A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力変換装置
JP2007020361A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Meidensha Corp 系統安定化装置
JP2007124797A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Toshiba Corp 自立運転制御装置および制御方法
JP2008043184A (ja) * 2006-05-25 2008-02-21 Ebara Corp 電力供給装置および電力変換装置の同期運転方法
US20120146423A1 (en) * 2009-04-03 2012-06-14 Xemc Darwind B.V. Wind farm island operation
US20120261917A1 (en) * 2011-04-15 2012-10-18 Per Egedal Black Start of Wind Turbine Devices
WO2013008413A1 (ja) * 2011-07-08 2013-01-17 川崎重工業株式会社 複合発電システム向け電力変換装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10320087B4 (de) 2003-05-05 2005-04-28 Aloys Wobben Verfahren zum Betreiben eines Windparks
US7394166B2 (en) * 2006-10-04 2008-07-01 General Electric Company Method, apparatus and computer program product for wind turbine start-up and operation without grid power
DK1993184T3 (en) * 2007-05-14 2018-05-22 Siemens Ag Process for starting at least part of a wind power plant, wind power plant and use of the wind power plant
DK2190110T3 (da) 2008-11-25 2013-01-28 Sma Solar Technology Ag Bestemmelse af belastbarheden af en jævnspændingskilde, der kan tilsluttes til et strømnet via en vekselretter og en netkontakt
WO2011058170A1 (en) 2009-11-16 2011-05-19 Vestas Wind Systems A/S Method and device for operation of a wind power plant
US8120202B2 (en) * 2010-10-25 2012-02-21 General Electric Company Electric power transmission system for wind turbine and wind turbine farm and method for operating same
DK2632012T3 (en) 2012-02-22 2016-04-25 Siemens Ag A method of synchronizing a supply voltage with a supply voltage

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181925A (ja) * 1983-03-28 1984-10-16 シ−メンス,アクチエンゲゼルシヤフト 系統の周波数および電圧安定化方法
JPS63299780A (ja) * 1987-05-27 1988-12-07 Hitachi Ltd インバ−タ装置
JP2000032764A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Toshiba Corp インバータ装置、インバータ制御装置及びインバータシステム
JP2003111281A (ja) * 2001-08-21 2003-04-11 Inst Fuer Solare Energieversorgungstechnik Iset Verein An Der Univ Gesamthochschule Kassel Ev 単相または三相電圧源を等定格で並列動作させるデバイス
JP2005229701A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力変換装置
JP2007020361A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Meidensha Corp 系統安定化装置
JP2007124797A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Toshiba Corp 自立運転制御装置および制御方法
JP2008043184A (ja) * 2006-05-25 2008-02-21 Ebara Corp 電力供給装置および電力変換装置の同期運転方法
US20120146423A1 (en) * 2009-04-03 2012-06-14 Xemc Darwind B.V. Wind farm island operation
US20120261917A1 (en) * 2011-04-15 2012-10-18 Per Egedal Black Start of Wind Turbine Devices
WO2013008413A1 (ja) * 2011-07-08 2013-01-17 川崎重工業株式会社 複合発電システム向け電力変換装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020509732A (ja) * 2017-03-23 2020-03-26 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー エネルギー生成ネットワークの起動方法
US11070057B2 (en) 2017-03-23 2021-07-20 Wobben Properties Gmbh Method for starting an energy generation network

Also Published As

Publication number Publication date
DE102013102603A1 (de) 2014-09-18
US20150380942A1 (en) 2015-12-31
WO2014140281A1 (de) 2014-09-18
US9831678B2 (en) 2017-11-28
CN104885323A (zh) 2015-09-02
EP2898582B1 (de) 2016-05-18
DE102013102603B4 (de) 2017-02-09
EP2898582A1 (de) 2015-07-29
JP6371317B2 (ja) 2018-08-08
CN104885323B (zh) 2017-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6371317B2 (ja) Ac電気グリッドに接続可能な複数のインバータを備える発電所の自動始動方法
KR101884621B1 (ko) 다수의 그리드 연계형 전력 변환기의 단독 운전
JP5945594B2 (ja) 電力供給システム
DK2632012T3 (en) A method of synchronizing a supply voltage with a supply voltage
JP5508796B2 (ja) 電源システム制御方法及び電源システム制御装置
CN107005057B (zh) 用于在与公用电网断开期间协调风电场的控制的方法和控制器
BR112019017572B1 (pt) Método para colocar em funcionamento uma rede de geração de energia, instalação de energia eólica, e, parque eólico
JP2013123355A (ja) 電力管理装置およびその制御方法
TWI467881B (zh) 微電網儲能系統模式切換裝置
EP3042429A1 (en) Redundant point of common coupling (pcc) to reduce risk of microgrid's islanding
US11218022B2 (en) Power conversion system and method of operating the same
KR101196729B1 (ko) 마이크로그리드의 동기 투입을 능동적으로 제어하기 위한 장치 및 그 방법
CN113410904B (zh) 一种多模块并联型应急电源及控制方法
CN113098127B (zh) 一种配电网应急发电车的多功能无缝转电方法
CN106662073B (zh) 用于在与公用电网断开期间协调对风电场的控制的方法和系统
JP6479516B2 (ja) 入力制御蓄電システム
CN106877380A (zh) 一种电池储能与发电机协调控制方法
CN105720572A (zh) 一种直流微电网二次调压系统及其控制方法
CN106877375A (zh) 一种微网和孤岛模式平滑切换控制方法
JP2018207786A (ja) 電力制御システムの制御方法、電力制御システム、及び電力制御装置
WO2016115662A1 (en) Method for operating wind farm in islanding mode and control system therefor
US20210344198A1 (en) Reactive Power Control Method for an Integrated Wind and Solar Power System
DK202170595A1 (en) Dual supply of a backup power supply
CN117318009A (zh) 一种含嵌入式直流的配电网动态分区方法及系统
TW201328108A (zh) 微電網系統中再生能源發電之分散式電源系統的控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6371317

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250