JP2016514624A - ダイス回し - Google Patents
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Abstract
Description
しばしば、ねじ切りダイスと呼ばれるダイス回しは、度々雄ネジの機械加工に用いられ、種々の実施形態で公知である。一実施形態において、ダイス回しはHSS(高速度鋼)ツールとして1ピースで実現される。これらは製造するのに安価であるが、切削データが低い故に性能が限られ、不経済である。更に、1つの切削エッジが損傷すると、ダイス回し全部を交換しなければならない。
更に、交換可能な切削インサートを有するダイス回しが公知である。しかし、これらは原則として嵌合スペースの条件により、上記のHSSダイス回し及び超硬合金ダイス回しよりも少ない切削インサートしか有しない。
更に切削インサートの挿入に必要な空間故に、そのようなダイス回しはツールの安定性には好ましくない。この例は米国特許公報2,174,467号、2,152,567号及び英国公開公報406,892号から公知である。しかし、これらのダイス回しにおいて、切削インサートを交換するための取り扱いは、比較的複雑である。また、個々の切削インサートの他方に対する位置決めは、非常に複雑に見える。更なる主な問題は、ダイス回しホルダ内の切削インサートの最適な安定と正確に規定された挿入嵌合を保証することにある。しかし、最後の例にて、これは想定されない。
― 大凡円筒形で、軸方向に延びる中心ホルダ長軸に対して対称的で、
― 複数の受け入れ溝を有し、各受け入れ溝は切削インサートと締め付け楔を受け入れるように構成され、各受け入れ溝はホルダの第1の端面から軸方向に延び、第1の端面は軸方向を横切って延び、各受け入れ溝はホルダの内側から半径方向に延び、該内側はホルダの長軸に対向し、
― 受け入れ溝内に取り外し可能に配置されて、切削インサートを軸方向及び半径方向に固定する複数の締め付け楔を備えて、1つの締め付け楔は各受け入れ溝に夫々配備され、締め付け楔は周方向に、各受け入れ溝内で切削インサートと夫々平行に配置されて、周方向は軸方向と半径方向を横切り、
― 受け入れ溝毎に1つの固定手段が配備されて、締め付け楔を受け入れ溝内に固定する。
― ホルダの長軸に略向かう前側に少なくとも1つの切削エッジを有し、
― 軸方向に直交する断面形状を有し、該断面形状は前側から開始して半径方向に沿って楔形状に外向きに拡がり、
― 1つの締め付け楔によってホルダの1つの受け入れ溝内にて軸方向及び半径方向に固定可能であり、切削インサートは軸方向及び半径方向を横切る周方向に延びて、各受け入れ溝内にて1つの締め付け楔と平行に配置される。
上記の目的は十分に達成された。
切削インサートが所定位置に締め付けられた状態で、断面形状はこのようにホルダの長軸からの距離が増加するとともに拡がる。断面形状はこの方向(半径方向)に連続して拡がるのが好ましい。これにより、ホルダ内に締め付けられた状態で、切削インサートの平坦側面又は接触面はホルダの長軸に平行に延びる。締め付け状態にて、接触面の1つは対応する受け入れ溝の平坦な接触面を支える(bear)。斜めに延びる(即ち、所定の角度で)反対側の接触面は、一方、同じ受け入れ溝に配置された各締め付け楔の平坦な接触面を支える。
更なる実施形態において、各受け入れ溝はホルダの内側から開始して、ホルダの長軸からの距離が増加しつつ、軸方向に沿って楔形状に外向きに拡がる。更に、各受け入れ溝は、ホルダの第1の端面から開始して(軸方向に直交して延びる) 軸方向に沿って楔形状にテーパ状である。
この実施形態の結果、二重タイプの楔がこのように生成される。上記の如く、軸方向及び半径方向から見て、受け入れ溝と同様に締め付け楔は楔形状に構成される。その結果、固定手段の締め付け時に、切削インサートはホルダ内に軸方向及び半径方向に自動的に締め付けられる。2つの方向の何れにも、切削インサートの取り外しは不可能である。また上記の如く、切削インサートはまた周方向にて(軸方向及び半径方向に直交して)、各受け入れ溝と該受け入れ溝内に配置された締め付け楔との間に堅く締め付けられる。
複数の同じ切削インサートが本発明に従ったダイス回しに原則として用いられるが、異なる複数の切削インサートを用いる利点は、切削インサート上のダイス回しとともに生成される外部ネジの幾何学形状が良くなると記載される事実にある。既に述べたように、切削インサートはホルダ上の周方向に分散している。切削インサート上の生成されるべき外部ネジの幾何学形状を更に良く記載すべく、個々の切削インサートの切削エッジの幾何学形状は、ホルダの個々の切削インサートの位置に従って構成される。
導入部及び国際公開公報2012/117033号に記載され、且つ同様の切削インサートを用いるダイス回しとは対照的に、異なる切削インサートの使用は、1つだけの切削インサートが最初に(切削開始時に)ワークピースに係合するのではなく、全ての切削インサートが同時に機械加工されるべきワークピースに係合するとの利点を有する。その結果、また個々の切削インサートへの力の分布は、特に切削開始時に、著しく改善した。
― 夫々が、前側に少なくとも1つの切削エッジと軸方向に直交する断面形状を有し、該断面形状は前側から開始して軸方向に沿って楔形状に外向きに拡がる。
― 複数の切削エッジが異なる幾何学形状を有し、複数の切削インサートの切削エッジはネジ山の異なる周辺セグメントを形成する。
― 各々は1つの締め付け楔によってホルダの受け入れ溝内にて軸方向及び半径方向に固定可能であり、軸方向及び半径方向に直交する周方向にて、1つの受け入れ溝内の1つの締め付け楔と平行に配置されている。
勿論、上記の垂直ベクトルは入口面取りの空間位置を記載するためだけに役立ち、即ち実際には存在しないか、見えない。個々の垂直ベクトルは、切削インサートが所定位置に締め付けられたときにホルダの長軸と交差するように向けられるべきである。換言すれば、入口面取りは切削インサートの締め付け状態でホルダの対称な中心軸に対向するように構成される。上記の個々の切削インサートの切削エッジの異なる幾何学形状により、異なる入口面取りもそこから生じる。
前記支え面はホルダ長軸に直交するのが好ましいが、原則としてホルダ長軸に斜めでもよい。このように「横切る」の語は「斜め」又は「所定角度で(平行でない)」と理解されるが、直交するが好ましい。切削インサートの異なる好ましい実施形態に拘らず、同じ軸方向の高さを有し、ホルダに対し同じ軸方向高さで支える。個々の切削インサートの上端部(ワークピース側端部)はこのように同様に、同じ軸方向高さに位置する。ワークピースの最初の切削時に、各切削インサートはこのように直ぐに係合し、即ち等しく負荷がかかり、個々の切削インサートは切削工程時に互いに支持する。
締め付け楔及び切削インサートを固定する螺合は、このようにいわば、底から達成される。固定板を軸方向に上から切削インサートに押圧するのに代えて、通常ではないように、本発明の締め付け楔は受け入れ溝内へ反対側に引かれる。他方でこれにより、締め付け楔の正確な位置決めを伴うのと同様に、締め付け力の計測を改良することができる。他方で、これにより、ホルダの第1の端面(ホルダのワークピース側の端面)の領域に必要であり、それ以外にネジ頭用にこの箇所に付与されなければならない嵌合スペースが軽減される。
原則として、ホルダの単一部分の構成は技術的には同等に可能であるが、ホルダの2つの部分の構成は非常に生成を簡単にする。ホルダは、より複雑な型彫り工程による代わりに、ワイヤカットEDMによって生成される。これは、受け入れ溝が付与される第1のホルダ部はネジ頭用の凹部が付与される第2のホルダ部から分離される。2つの部分の異なる幾何学形状は、このように別個に生成される。生成するのに複雑且つ高価で単一部分のホルダを生成するのに必要な皿穴はこれにより省くことが出来る。
更なる実施形態にて、2つのホルダ部を接続すべく、少なくとも1つの駆動ピンが付与され、該駆動ピンはホルダ内を軸方向に延びる貫通孔に正確に嵌まるやり方で挿入される。
ホルダの形状の記載「略円筒」はこの場合ではその外側輪郭に関する。図面から見られるように、ホルダ12の内側輪郭は部分的に円筒形から外れている。
各受け入れ溝24は大凡2つの方向に延びる。一方では、軸方向20のホルダ12のホルダ長軸18に直交して延びるワークピース側の端面32(第1の端面32と呼ぶ)からホルダ12内に延びる。他方ではホルダ12の内側22から半径方向30で示す外側に延びる。各受け入れ溝24はここでは、ホルダ12の第1の端面32から開始し、軸方向20に沿って楔形状にテーパ状である。一方、受け入れ溝24はホルダ12の内側22から開始してホルダ長軸18からの距離が増加するにつれ半径方向30に沿って拡がる。
締め付け楔28は同様に、軸方向20に沿って見て、第1の端面32からテーパ状であり、半径方向30に沿って見て、ホルダ12の内側22から開始して楔形状に外向きに拡がる。従って、締め付け楔28は二重楔の形状を有する(特に、図7a及び図7b参照)。締め付け楔28のこの形状及びそれらの切削インサート26と平行な配置は楔の締め付けを保証し、それによって切削インサート26は軸方向20及び半径方向30の両方向に固定される。この楔の締め付けの結果、自己ロック閉じ力が、切削インサート26、各締め付け楔28及び各受け入れ溝24間に生成される。
固定要素36、締付けねじが好ましく使用されると、例えば締付けねじには、六角形のソケットツール係合部材42が備えられる。しかし勿論、他のツール係合部材が容易に可能である。切削インサート26と締め付け楔28とを嵌合させるために、第2のホルダ部16(図2b、図3及び図4b)上に配備されるホルダ側の端面44の締付けねじ36はホルダ12内に挿入され、締め付け楔28に螺合される。前記の第2の端面44は同様に、ホルダ長軸18に直交し、第1のホルダ部上に配置された第1の端面32の反対側に位置する。ホルダ12内に出来るだけ十分に締付けねじ36を嵌合状態に沈めるために、皿頭ボア46が第2のホルダ部16の第2の端面44に作られる(特に図4b参照)。
このタイプの締め付け楔28の固定の基本的に有利な点は、テーパにより締め付け楔28が受け入れ溝24内により深く引き込まれ又はより浅く引き込まれるとの事実にある。締め付け楔28、切削インサート26及び各受け入れ溝24間の所定形式の閉鎖の結果、それらの端部位置はしかしながら正確に規定される。このように、切削インサート26の小さな製造ばらつきさえ、簡単な方法で補償される。切削インサートを半径方向30と軸方向20に固定することにより、ダイス回しの使用時に切削インサート26を取り外すのは実際には不可能である。
複数の切削インサート26は異なる、即ち同じではない切削インサート26から構成されるのが好ましい。切削インサート26は基本的には等しい寸法(高さ、長さ、幅)を有するが、各切削インサート26は各前側62にまた、少なくとも1つの切削エッジ、好ましくは複数の切削エッジ54を有する。しかし、切削エッジの幾何学形状は切削インサートごとに異なる。区別化の目的から、従って図5における異なる切削インサートは符号26a-26eによって表示される。
その結果、全ての切削インサート26a-26eは切削の開始時に、機械加工されるべきワークピースに同時に係合する。
要するに、本発明に従ったダイス回し10を用いて、特にホルダ12内への切削インサート26a-26eの締め付けは何とか改善される。更に、ダイス回し10の切削特性が改善される。また、ユーザにとっての取り扱いも以前に公知のダイス回しの場合よりも大部分で容易になる。
Claims (15)
- ダイス回し(10)であって、
軸方向(20)に延びる中心ホルダ長軸(18)に対して対称的な大凡円筒形のホルダ(12)であって、複数の受け入れ溝(24)を有し、各受け入れ溝(24)は切削インサート(26)と締め付け楔(28)を受け入れるように構成され、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の第1の端面(32)から軸方向に延び、前記第1の端面(32)は軸方向を横切って延び、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の内側(22)から半径方向(30)に延び、該内側(22)はホルダ長軸(18)に対向するホルダ(12)と、
前記受け入れ溝(24)内に取り外し可能に配置された複数の切削インサート(26)であって、各切削インサート(26)は前記ホルダ長軸(18)に大凡対向する前側(62)に少なくとも1つの切削エッジ(54)を備えた複数の切削インサート(26)を備えるダイス回しにおいて、
前記受け入れ溝(24)に取り外し可能に配置されて、軸方向及び半径方向に前記切削インサート(26)を固定する複数の締め付け楔(28)であって、各受け入れ溝(24)に1つの締め付け楔(28)と1つの切削インサート(26)が配備され、該複数の締め付け楔(28)は軸方向(20)と半径方向(30)を横切る周方向(34)に、各受け入れ溝(24)内で前記切削インサート(26)と夫々平行に配置される複数の締め付け楔(28)と、
前記受け入れ溝(24)毎に配置されて、各受け入れ溝(24)に前記締め付け楔(28)と切削インサート(26)を固定する1つの固定手段(36)を備えたダイス回し(10)。 - 各切削インサート(26)は、前記軸方向(20)に直交する断面形状を有し、該断面形状は前側(62)から開始し楔形状に半径方向(30)外向きに沿って拡がった、請求項1に記載のダイス回し。
- 各受け入れ溝(24)は、前記ホルダ(12)の前記第1の端面(32)から開始して、前記軸方向(20)に沿って楔形状にテーパ付けられ、前記ホルダ(12)の内側(22)から開始して、ホルダ長軸(18)からの距離が増加するにつれ、半径方向(30)に沿って楔形状に拡がる、請求項1又は2に記載のダイス回し。
- 前記ホルダ(12)の第1の端面(32)から見て、各締め付け楔(28)は、前記軸方向(20)に沿って楔形状にテーパ付けられ、前記ホルダ(12)の内側(22)から開始して、半径方向(30)に沿って楔形状に外向きに拡がる、請求項1乃至3の何れかに記載のダイス回し。
- 前記固定手段(36)を締めることにより、自己ロック閉じ力が前記切削インサート(26)、締め付け楔(28)及び受け入れ溝(24)の間に夫々生成され、前記閉じ力は切削インサート(26)を前記受け入れ溝(24)内にて軸方向及び半径方向に固定する、請求項1乃至4の何れかに記載のダイス回し。
- 前記切削インサート(26a-26b)は、異なるように構成される、請求項1乃至5の何れかに記載のダイス回し。
- 前記切削インサート(26a-26b)は、異なる切削エッジ幾何学形状を有して、前記切削インサート(26a-26b)の切削エッジ(54)はネジ山の異なる周辺セグメントを形成する、請求項6に記載のダイス回し。
- 各切削インサート(26)は、切削インサート(26)が前記ホルダ(12)に配置されたときに、前記ホルダ(12)の第1の端面(32)の領域に位置する入口面取り(58)を有し、前記入口面取り(58)の垂直ベクトルはホルダ長軸を指し示し、入口面取りは共通の仮想包含円錐上に位置する、請求項1乃至7の何れかに記載のダイス回し。
- 前記複数の受け入れ溝(24)は同じであり、各受け入れ溝(24)はホルダ長軸(18)と直交して延びて1つの切削インサート(26)を支持する支え面(60)を有し、該複数の支え面(60)は同じ高さに配置され、前記複数の切削インサート(26)は軸方向(20)の長さが等しい、請求項1乃至8の何れかに記載のダイス回し。
- 前記固定手段(36)は外部ネジ(40)を有するネジであり、該ネジは前記ホルダ(12)の第2の端部(44)側から前記ホルダ(12)に付与されたボア(46)内に挿入可能であり、前記第2の端部(44)側はホルダ(12)の第1の端部(32)側と反対側に配置され、前記ネジは対応する内部ネジ(38)を介して前記締め付け楔(28)に螺合可能であり、該内部ネジ(38)は締め付け楔(28)に付与されて、前記外部ネジ(44)に対応する、請求項1乃至9の何れかに記載のダイス回し。
- 前記ホルダ(12)は2つの部分から構成されて、前記受け入れ溝(24)が付与される第1のホルダ部(14)と、前記ホルダ(12)をワークピースに固定するのに役立つ第2のホルダ部(16)を有し、前記第2のホルダ部(16)は固定手段(36)の助けを用いて前記第1のホルダ部(14)に固定可能である、請求項1乃至10の何れかに記載のダイス回し。
- 前記2つのホルダ部(14、16)を接続するために少なくとも1つの駆動ピン(52)が付与され、該駆動ピンは軸方向(20)に延びる貫通孔(50)に正確に嵌合するやり方で前記ホルダ(12)に挿入される、請求項11に記載のダイス回し。
- 請求項1乃至12の何れかに記載のダイス回し(10)用のホルダ(12)であって、該ホルダ(12)は、
大凡円筒形で、軸方向(20)に延びる中心ホルダ長軸(18)に対して対称的で、
複数の受け入れ溝(24)を有し、各受け入れ溝は前記切削インサート(26)と締め付け楔(28)を受け入れるように構成され、各受け入れ溝(24)は前記ホルダ(12)の第1の端面(30)から軸方向(20)に延び、前記第1の端面(30)は軸方向を横切って延び、各受け入れ溝(24)は前記ホルダ(12)の内側(22)から半径方向(30)に延び、該内側(22)はホルダ長軸(18)に対向するホルダにおいて、
前記受け入れ溝(24)内に取り外し可能に配置されて、前記切削インサート(26)を軸方向及び半径方向に固定する複数の締め付け楔(28)を備えて、1つの締め付け楔(28)は各受け入れ溝(24)に夫々配備され、該締め付け楔(28)は周方向(34)に、各受け入れ溝(24)内で前記切削インサート(26)と夫々平行に配置されて、周方向(34)は軸方向(20)と半径方向(30)を横切り、
前記受け入れ溝(24)毎に1つの固定手段(36)が配備されて、前記締め付け楔(28)を前記受け入れ溝(24)内に固定するホルダ。 - 請求項1乃至12の何れかに記載のダイス回し(10)用の切削インサート(26)であって、前記ダイス回し(10)は、
軸方向(20)に延びる中心ホルダ長軸(18)に対して対称的な大凡円筒形のホルダ(12)を備え、該ホルダは複数の受け入れ溝(24)を有し、各受け入れ溝(24)は切削インサート(26)と締め付け楔(28)を受け入れるように構成され、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の第1の端面(32)から軸方向(20)に延び、前記第1の端面(32)は軸方向を横切って延び、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の内側(22)から半径方向(30)に延び、該内側(22)はホルダ長軸(18)に対向するホルダ(12)を備え、
前記切削インサート(26)は前記ホルダ長軸(18)に大凡対向する前側(62)に少なくとも1つの切削エッジ(54)を備え、
前記切削インサート(26)は、
軸方向(20)に直交する断面形状を有し、該断面形状は前側(62)から開始して半径方向(30)に沿って楔形状に外向きに拡がり、
1つの締め付け楔(28)によって前記ホルダ(12)の1つの受け入れ溝(24)内にて軸方向及び半径方向に固定可能であり、前記切削インサート(26)は軸方向(20)及び半径方向(30)を横切る周方向(34)に延びて、各受け入れ溝(24)内にて1つの締め付け楔(28)と平行に配置される切削インサート。 - 請求項1乃至12の何れかのダイス回し(10)用の複数の切削インサート(26a-26e)のセットであって、前記ダイス回し(10)は、
軸方向(20)に延びる中心ホルダ長軸(18)に対して対称的な大凡円筒形のホルダ(12)を備え、該ホルダは複数の受け入れ溝(24)を有し、各受け入れ溝(24)は切削インサート(26a-26e)と締め付け楔(28)を受け入れるように構成され、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の第1の端面(32)から軸方向(20)に延び、前記第1の端面(32)は軸方向を横切って延び、各受け入れ溝(24)はホルダ(12)の内側(22)から半径方向(30)に延び、該内側(22)はホルダ長軸(18)に対向するホルダ(12)を備え、且つ
前記受け入れ溝(24)毎に配置されて、各受け入れ溝(24)に前記締め付け楔(28)を固定する1つの固定手段(36)を備え、セットの個々の切削インサート(26a-26e)は、
各々が前側(62)上の少なくとも1つの切削エッジ(54)と軸方向に直交した断面形状を有し、該断面形状は前側(62)から開始し楔形状に半径方向(30)外向きに沿って拡がり、
異なる切削エッジの幾何学形状を有して、切削インサート(26a-26e)の切削エッジ(54)はネジ山の異なる周辺セグメントを形成し、
1つの締め付け楔(28)によって、各々が前記ホルダ(12)の前記1つの受け入れ溝(24)内に軸方向及び半径方向に固定可能であり、軸方向(20)及び半径方向(30)を横切る周方向(34)に、1つの受け入れ溝(24)内の締め付け楔(28)と平行に配置される切削インサート(26a-26e)のセット。
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