JP2016512784A - 引張構造体を有する履物物品 - Google Patents

引張構造体を有する履物物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2016512784A
JP2016512784A JP2016504353A JP2016504353A JP2016512784A JP 2016512784 A JP2016512784 A JP 2016512784A JP 2016504353 A JP2016504353 A JP 2016504353A JP 2016504353 A JP2016504353 A JP 2016504353A JP 2016512784 A JP2016512784 A JP 2016512784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footwear
article
bladder
coupled
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016504353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6072345B2 (ja
Inventor
ザカリー・エム・エルダー
ダーヴィン・エー・ジェームズ
エリザベス・エー・キルゴア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nike Innovate CV USA
Original Assignee
Nike Innovate CV USA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nike Innovate CV USA filed Critical Nike Innovate CV USA
Publication of JP2016512784A publication Critical patent/JP2016512784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6072345B2 publication Critical patent/JP6072345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • A43B7/1495Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with arch-supports of the bracelet type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • A43B13/125Soles with several layers of different materials characterised by the midsole or middle layer
    • A43B13/127Soles with several layers of different materials characterised by the midsole or middle layer the midsole being multilayer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/16Pieced soles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/189Resilient soles filled with a non-compressible fluid, e.g. gel, water
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/20Pneumatic soles filled with a compressible fluid, e.g. air, gas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • A43B7/1405Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form
    • A43B7/1455Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form with special properties
    • A43B7/1464Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form with special properties with adjustable pads to allow custom fit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • A43B7/28Adapting the inner sole or the side of the upper of the shoe to the sole of the foot

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

履物物品は、第1の領域および第2の領域を有する甲部を含む。履物は、甲部に結合された靴底構造体も含む。靴底構造体は、流体が入ったブラダーを含む。また、履物は、引張構造体を含み、引張構造体は甲部の第1の領域に結合されており、引張構造体は靴底構造体を通して延在しており、および引張構造体は甲部の第2の領域に結合されている。引張構造体は、ブラダーに作用可能に結合されている。引張構造体は、引張構造体における張力の増大によりブラダーを屈曲させるように作用可能である。

Description

履物物品は、一般に、甲部と靴底構造体との2つの主要要素を含む。甲部は、足を快適かつ確実に収容するために履物内部に空所を形成するように縫合または接着接合された複数の素材(たとえば布地、ポリマーシート層、ポリマーフォーム層、皮革、合成皮革)で形成されることが多い。より具体的には、甲部は、概ね足の甲とつま先領域にわたって延在し、足の内側面と外側面とに沿い、足の踵領域の周囲に延在する構造体を形成する。甲部は、履物の合い具合を選択的に調整するためと、甲部内の空所に足を出し入れすることができるようにするために、閉合要素(たとえば、靴ひも、バックル、ストラップなど)も組み込み得る。さらに、甲部は、履物の調節機能と快適性を向上させるために、閉鎖要素の下に延在する舌皮を含むことが可能であり、甲部は、足の踵領域を安定させるためにヒールカウンタを組み込み得る。
靴底構造体は、甲部の下部に固定され、足と地面との間に配置される。たとえば運動用履物において、靴底構造体は、ミッドソールと、アウトソールと、を含むことが多い。ミッドソールは、ウォーキング、ランニング、およびその他の歩行活動時に地面反力をやわらげる(すなわち緩衝作用をもたせる)ポリマーフォーム材料で形成され得る。ミッドソールは、たとえば力をさらにやわらげ、安定性を向上させ、または足の動きに影響を与える、流体で満たされた小室、プレート、モデレータ、またはその他の要素も含み得る。構成によっては、ミッドソールは主として、液体で満たされた小室で形成されることがある。アウトソールは、履物の地面接触要素を形成し、通常は、牽引力を与えるために凹凸を含むことがある耐久性のある耐摩耗性のゴム材料で作られる。靴底構造体は、履物の快適性を向上させるために足の裏に接触し、サポートするように甲部の空所内に配置された中敷きも含み得る。
米国特許第6,119,371号明細書 米国特許第6,665,958号明細書
着用者の足に着用するように構成された履物物品を開示する。この履物物品は、第1の領域および第2の領域を有する甲部を含む。この履物物品は、甲部に結合された靴底構造体も含む。靴底構造体は、流体が入ったブラダーを含む。この履物は、甲部の第1の領域に結合され、靴底構造体を通って延在し、甲部の第2の領域に結合された、引張構造体をさらに含む。引張構造体は、ブラダーに作用可能に結合されている。引張構造体は、引張構造体における張力の増大によりブラダーを屈曲させるように作用可能である。
また、着用者の足に着用するように構成された履物物品が開示される。この履物物品は、間隙によって分離された第1の閉合領域と第2の閉合領域とを有する甲部を含む。第1の閉合領域と第2の閉合領域とは、緩められた位置と締められた位置とを有する閉合要素をサポートするように、作用可能である。閉合要素は、緩められた位置から締められた位置へと移行すると、甲部を着用者の足に選択的に固定するために間隙の大きさを小さくするように作用可能である。この履物は、甲部に結合された靴底構造体も含み、靴底構造体は流体が入ったブラダーを含む。さらに、この履物は、甲部の第1の閉合領域に結合され、靴底構造体を通って延在し、甲部の第2の閉合領域に結合された閉合引張構造体を含む。閉合引張構造体は、ブラダーに作用可能に結合されている。閉合引張構造体は、閉合要素が緩められた位置から締められた位置へと移行するとブラダーを屈曲させるように作用可能である。
さらに、着用者の足に着用するように構成された履物物品が開示される。この履物物品は、第1のひも穴を備えた内側面と第2のひも穴を備えた外側面とを有する甲部を含む。内側面と外側面の間には間隙が画定されている。この履物は、第1のひも穴と第2のひも穴とで受けられ、甲部を着用者の足に選択的に固定するために第1のひも穴と第2のひも穴とのうちの少なくとも一方を他方に向かって選択的に移動させるように作用可能である靴ひもも含む。さらに、この履物は、甲部の踵領域にわたって延在するヒールストラップを含む。ヒールストラップは、内側面に配置された第1の端部と、外側面に配置された第2の端部とを含む。また、この履物は、甲部に結合された靴底構造体を含む。靴底構造体は、流体が入ったブラダーを含む。ブラダーは、第1の小室部と、第2の小室部と、第1の小室部と第2の小室部とを結合する柔軟性のある接合部とを含む。また、この履物は、第1のひも穴に隣接して甲部に結合され、第1のひも穴から離れる方向に扇形に広がり、靴底構造体を通って延在し、第2のひも穴に向かって収束し、第2のひも穴に隣接して甲部に結合された複数の閉合ストランドを含む。複数の閉合ストランドは、ブラダーに作用可能に結合され、靴ひもが甲部を着用者の足に固定する結果として第1の小室部と第2の小室部とのうちの少なくとも一方を他方に対して屈曲させるように集合的に作用可能である。さらに、この履物は、ヒールストラップの第1の端部に結合され、ヒールストラップの第1の端部から離れる方向に広がり、靴底構造体を通って延在し、ヒールストラップの第2の端部に向かって収束し、ヒールストラップの第2の端部に結合された複数のヒールストランドを含む。複数のヒールストランドは、ブラダーに作用可能に結合され、甲部の屈曲の結果として、第1の小室部と第2の小室部の少なくとも一方を他方に対して屈曲させるように集合的に作用可能である。
本開示の態様を特徴付ける新規性の利点および特徴は、添付の特許請求の範囲において詳細に記載されている。しかし、新規性の利点および特徴をよりよく理解するために、本開示に関する様々な構成および概念を説明および図示する以下の説明および添付図面を参照することができる。
上記の要約および以下の発明を実施するための形態は、添付図面と併用して読めば、よりよく理解できるであろう。
本開示の例示の実施形態による引張ストランドを備えた履物物品を示す斜視図である。 図1の履物物品を示す分解図である。 図1の履物物品を示す、線3−3に沿った断面図である。 例示の実施形態による靴底構造体のブラダーを屈曲させる引張ストランドを示す、図1の履物物品の断面図である。 図1の履物物品の一部を示す斜視図である。 図5の履物物品の一部を示す斜視図であり、他の例示の実施形態によるブラダーを屈曲させる引張ストランドを示す図である。 本開示の他の実施形態による履物物品を示す側面図である。 図7の履物物品を示す分解図である。
以下の説明および添付図面に、甲部の各領域を靴底構造体に作用可能に結合する引張構造体を有する様々な履物物品を開示する。たとえば、引張構造体は、甲部の第1の領域から、足の下の靴底構造体を通り、甲部の第2の領域まで連続して延在し得る1つまたは複数のストランドを含み得る。また、ある実施形態では、靴底構造体は、流体が入ったブラダー(bladder)を含むことができ、ストランドは、ブラダーに結合され得る。また、ストランドは、靴ひもなどの閉合要素を緩められた位置から締められた位置へと移行させると、ブラダーが屈曲するように、閉合要素を、靴底構造体とブラダーとに作用可能に結合することができる。また、ストランドは、甲部の踵領域または足首領域と靴底構造体およびブラダーとの間に延在してよく、踵領域または足首領域を、靴底構造体およびブラダーに作用可能に結合することができる。したがって、ストランドは、ストランドにおける張力により、甲部の踵/足首領域を着用者の踵に引き込むことができる。また、引張構造体は、ランニング、跳躍、旋回およびその他の運動時に、足が動くにつれて、甲部、靴底構造体、および/またはブラダーを、屈曲、移行させ、着用者の足の形状に従わせることができる。したがって、引張構造体は、着用者の足の快適性とサポートとを向上させることができる。
この履物物品を、例示のためにランニングシューズの構成を有するものとして開示する。甲部を含む、履物物品に付随する概念は、たとえばバスケットボールシューズ、ベースボールシューズ、クロストレーニングシューズ、サイクリングシューズ、フットボールシューズ、テニスシューズ、ゴルフシューズ、サッカーシューズ、ウォーキングシューズ、ハイキングブーツ、スキーおよびスノーボードブーツ、およびアイススケート靴およびローラースケート靴など、他の様々な種類の運動用履物にも適用可能である。これらの概念は、ドレスシューズ、ローファ、サンダル、ワークブーツなどの運動用以外と一般にみなされている種類の履物にも適用可能である。したがって本明細書で開示される概念は、多種多様な履物に適用される。
次に図1〜図3を参照すると、本開示の例示の実施形態による履物物品10が示されている。履物10は、大まかに、甲部12と、靴底構造体14と、引張構造体16と、を含む。ある実施形態では、引張構造体16は、以下で詳述するように、ワイヤ、太綱またはその他の細長い柔軟性のあるストランドなどの、少なくとも1つまたは複数のストランド82、84、86を含み得る。しかし、本開示の範囲から逸脱することなく、引張構造体16は、ストラップ、リボン、または他の構造体を含んでよいことがわかるであろう。
靴底構造体14は、甲部12の下部領域に固定され、甲部12と、歩道、草地などの地表面との間に延在する。甲部12は、着用者の足に、快適で安全な覆いを与える。靴底構造体14は、たとえば力をやわらげ、安定性を向上させ、または足の動きに影響を及ぼすように足の下に延在する。引張構造体16は、履物10が着用者の足にしっかりと快適に合い、履物10が足と共に屈曲し、履物10が、ランニング、跳躍、旋回およびその他の運動時にサポートを与えるように、甲部12および靴底構造体14の異なる領域同士を作用可能に結合させることができる。
以下の説明では、参照のために、履物10を、内側面18、外側面20、前足領域22、および踵領域24などの様々な領域に分割する場合がある。本明細書で言及するこれらの領域22、24および側面18、20は、履物10の厳密な領域の境界を定めることを意図していない。むしろ、領域22、24および側面18、20は、履物10の大まかな領域を表すことと、以下の説明の助けとすることとを意図したものである。履物10に加えて、領域22、24および側面18、20は、靴底構造体14、甲部12、およびその個々の要素にも適用可能である。また、履物10は長手方向28、横断方向30、および上下方向32を画定し得る。
前足領域22は大まかに、つま先と、中足骨を指骨に接続する関節とに対応する履物10の部分を含む。踵領域24は、足の踵または足首の後部における、踵骨と、アキレス腱を囲む領域と、を含む、足の後方部に大まかに対応する。内側面18および外側面20は、前足領域22と踵領域24との間に延在することができ、履物10の対向する各側面に対応し得る。より具体的には、外側面20は、足の外側領域、すなわち他方の足から見て外方に向く面に対応し、内側面18は、足の内側領域、すなわち他方の足の方に向いた面に対応する。
次に甲部12についてより詳細に説明する。甲部12は、着用者の足を収容する空所を画定するように縫合、接着接合、または他の方法で接合された様々なシート状の要素で形成され得る。したがって、甲部12は、足の外側面に沿い、足の内側面に沿って延在し、足の上部領域の上、足の踵の周囲、および足の下部領域の下に延在し得る。
甲部12は、内側閉合領域23と外側閉合領域31とを画定することができ、閉合領域23、31の間に間隙21が画定され得る。閉合領域23、31は、靴ひも34などの閉合要素にサポートを与えるように作用可能とされ得る。靴ひも34は柔軟性のあるものであってよいが、靴ひも34の長さが実質的に伸長不能であるように実質的に固定した長さを有し得るか、または靴ひも34が弾性的に伸長可能であるように弾性的に伸縮性であってもよい。
閉合領域23、31はそれぞれ、長手方向28に略位置合わせされた複数の開口部またはひも穴33を含むことができる。靴ひも34は、ひも穴33で受けられ得、内側閉合領域23と外側閉合領域31との間をジグザグに交互に通ることができる。
履物10は、靴ひも34以外の閉合要素を含み得ることがわかるであろう。たとえば、履物10は、パイルテープVELCRO(商標)を備えたストラップ、甲部12の対応する部分にバックルで締まるストラップ、弾性シートまたは弾性ストラップ、スナップ、ボタンまたはその他の閉合要素を含み得る。また、履物10は、靴ひも34を甲部12に取り付けるための剛性リング、ポスト、または、ひも穴33以外の別の手段を含むことができる。ひも穴33という用語は、そのようなすべての手段を全般的に指すために使用される。
靴ひも34または他の閉合要素は、図3に示す靴ひも34のほどけた位置などの緩められた位置と、図4に示す靴ひも34の結ばれた位置などの締められた位置とを有することができる。緩められた位置から締められた位置へと移行すると、靴ひも34内の張力を増すように靴ひも34の対向する両端がぴんと引っ張られ得る。これによって、閉合領域23、31を互いの方向に近づけることができ、間隙21の幅の大きさを調節することができることがわかるであろう。したがって、甲部12内部の容量を減少させることができ、甲部12が着用者の足に固定され得る。その後、着用者の足から甲部12を緩めて外すために靴ひも34をほどくことができる。
例示の実施形態では、靴ひも34は甲部12の概ね上部に配置され、甲部12の内側面18と外側面20のひも穴33の間を交互に通過する。しかし、靴ひも34は甲部12の別の領域に配置することも可能であることがわかるであろう。
また、甲部12は、内側面18と外側面20との間の間隙21内に移動可能に配置された舌皮26を含み得る。舌皮26は、図2に最もはっきりと示されており、わかりやすいように舌皮26は内側面18と外側面20との間から外に旋回されて図示されている。舌皮26は、前足領域22から後方に延在するように下方に旋回させることができる。この位置で、舌皮26は、靴ひも34と着用者の足との間の間隙21内に配置されることが可能であり、それによって足の上で靴ひも34を緩衝して快適性を向上させる。
次に靴底構造体14について詳細に説明する。図1および図2に、踵領域24の下の靴底構造体14の部分を主として示す。しかし、これらの例示の構成要素は、本開示の範囲から逸脱することなく靴底構造体の他の領域に組み込むことも可能であることがわかるであろう。
図のように、靴底構造体14はアウトソール36を含み得る。アウトソール36は、牽引力を与えるような表面形状とされたゴムなどの耐摩耗性のポリマー材料から成り得る。例示の実施形態においては、アウトソール36は、互いに独立し、長手方向28に間隔を置いて配置された複数のパッド38、40、42(図2)を含み得る。したがって、パッド38、40、42の下面(すなわち、履物10の地面接触面)は、地面、草地、歩道または着用者が踏むその他の表面を捉えることができる。本発明の範囲を逸脱することなく、アウトソール36は任意の数のパッド38、40、42を含むことができ、パッド38、40、42は靴底構造体14上の任意の適切な領域に配置可能であることがわかるであろう。
靴底構造体14は、甲部12の下面とパッド38、40、42の上面とに柔軟に固定されたミッドソール44も含み得る。ある実施形態では、ミッドソール44は、甲部12および/またはパッド38、40、42に接着取付けされてよい。ミッドソール44は、ポリウレタンフォーム、エチルビニルアセテートなどのフォーム材で形成することができる。また、ミッドソール44は、着用者の足に対して緩衝作用を与えるために、地面反力をやわらげることができる。
図2に示すように、ミッドソール44は、柔軟性のある接合部51によって接合された弾性的に圧縮可能な複数のブロック46、48、50を含み得る。ブロック46、48、50と接合部51は、一体構造となるように一体的に接続され得る。ブロック46、48、50は中空で概ねブロック形状であってよく、接合部51は相対的に薄くシート状であってよい。接合部51は隣接するブロック46、48、50を接続するようにブロック46、48、50の間に延在することができる。
図1に示すように、パッド38はブロック46の下側に直接取り付けられてよく、パッド40はブロック48の下側に直接取り付けられてよく、パッド42はブロック50の下側に直接取り付けられてよい。したがって、靴底構造体14は接合部51を中心に屈曲することができる。靴底構造体14は、隣接するブロック46、48、50の間に画定された比較的深いチャネルである溝状模様53(図1)も有することができる。したがって、靴底構造体14は、ランニング、ウォーキング、跳躍などのときに高い柔軟度を有することができる。
また、ミッドソール44は、流体(たとえば気体、液体、ゲルなど)を含み得る1つまたは複数のブラダー58を含むことができる。図2に示すように、ブラダー58は、それぞれの柔軟性のある接合部55によって接合された複数の小室部57、60、62を有し得る。ある実施形態では、小室部57、60、62は、接合部55内の通路を介して流体連通してよい。
ブラダー58の形状は様々に画定され得る。たとえば、ブラダー58の形状を制御するために、ブラダー58は、ブラダー58の対向する内面に取り付けられた繊維シートを含むことができ、引張糸の張力がブラダー58の拡張を制限するように、これらの繊維シートの間に複数の引張糸が延在していてよい。詳細は、たとえば、2000年12月19日発行の特許文献1に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。ブラダー58の形状は、溶接部、縫合わせ部など他の方法でも制御することができる。
ブラダー58は、小室部57がブロック46内に封入され、小室部60がブロック48内に配置され、小室部62がブロック50内に配置されるように、ミッドソール44内に配置され、封入されてよい。したがって、ブラダー58は、ミッドソール44に呼応して屈曲し得る。
さらに、靴底構造体14は、1つまたは複数のトンネル部材70、72、74を含むトンネル構造体を含み得る。トンネル部材70、72、74は、細長いものとすることができ、U字型の断面を有し得る。また、トンネル部材70、72、74は反転させてブラダー58の外面63に取り付けられ得る。例示の実施形態では、トンネル部材70、72、74はブラダー58の上部外面63に取り付けられている。また、トンネル部材70、72、74は、横断方向30に延在するようにそれぞれ小室部57、60、62上の略中央に配置される。また、トンネル部材70、72、74は、外面63に接着により取り付けられ得る。
したがって、各トンネル部材70、72、74と外面63とが協働して靴底構造体を通るトンネル76、78、80を画定する。トンネル76、78、80はそれぞれ図1に示され、トンネル80の断面が図3に示されている。また、履物10の外部からトンネル76、78、80に届くことができるように、ミッドソール44はトンネル76、78、80と連通する穴またはスリットなどの複数の開口部64を含み得る。
図示の実施形態では、トンネル76、78、80は長手方向にまっすぐ、略横断方向30に延在している。しかし、本開示の範囲から逸脱することなく、トンネル76、78、80は曲線とすることもでき、および/または任意の適切な方向に延在していてもよいことがわかるであろう。また、トンネル76、78、80は、トンネル部材70、72、74以外の構造体によって画定された通路であってもよい。たとえば、トンネル76、78、80は、横断方向30に位置合わせされた複数の別々の部材によって画定されてよく、またはトンネル76、78、80は他の方法で画定されてもよい。
前述のように、履物10は引張構造体16を含み得る。例示の実施形態では、引張構造体16は複数のストランド82、84、86、詳細には第1のストランド82と、第2のストランド84と、第3のストランド86と、を含む。ただし、引張構造体16は任意の適切な数のストランド82、84、86を含んでよいことがわかるであろう。本開示の範囲から逸脱することなく、引張構造体16は、細く平坦なストラップ、それらの構造体の複合体、または他の構造体も含み得る。
ストランド82、84、86は、レーヨン、ナイロン(登録商標)、ポリエステル、ポリアクリル、絹、綿、炭素、ガラス、アラミド(たとえばパラアラミド繊維およびメタアラミド繊維)、超高分子量ポリエチレン、液晶ポリマー、銅、アルミニウム、および/または鋼で作られたワイヤ、ストリング、ひも、様々な柔軟性のある単繊維、繊維、紡ぎ糸、より糸、太綱、またはロープで作られ得る。ストランド82、84、86において使用される個々の単繊維は、単一の材料(すなわち一成分単繊維)で形成されてよく、または複数の材料(すなわち複合単繊維)から形成されてもよい。同様に、異なる単繊維を異なる材料で形成してよい。ストランド82、84、86の太さは、たとえば約0.03ミリメートルから5ミリメートルの範囲内とすることができる。また、ストランド82、84、86は、略円形の断面、卵形の断面、または他の任意の適切な形状の断面を有してよい。
一例として、ストランド82、84、86のうちの1つまたは複数のストランドは、破壊強度または引張強さ3.1キログラムで重量45テックスの貼合わせナイロン(登録商標)6.6で形成されてよい。1つまたは複数のストランド82、84、86を、破壊強度または引張強さ6.2キログラムで重量45テックスの貼合わせナイロン(登録商標)6.6で形成してもよい。他の例としては、1つまたは複数のストランド82、84、86が、内芯を被覆または保護する外側被覆を有してもよい。
ある実施形態では、ストランド82、84、86のうちの少なくとも1本が固定した長手方向の長さを有することができる(たとえば非伸縮性とすることができる)。別の実施形態では、ストランド82、84、86のうちの少なくとも1本が弾性的に伸長可能であってよい。様々な実施形態では、ストランド82、84、86のうちの一部のストランドが非伸縮性であり、他のストランドが伸縮性であってもよい。
図2に示すように、第1のストランド82は、第1の端部88と、中間部90と、第2の端部92と、を含むことができる。中間部90は、履物10の内側面18と外側面20との間に横断方向30に延在するようにトンネル76に収容され得る。第1の端部88は、中間部90から上向きになり得、甲部12の内側面18に取り付けられ得る。第1の端部88は、内側面18の閉合領域23の最後部のひも穴33に直接隣接して甲部12で終わることができ、その個所に取り付けられ得る。同様に、第2の端部92は、外側面20に取り付けられてよく、第2の端部92は外側面20上の閉合領域31の最後部のひも穴33に直接隣接して甲部12で終わることができ、その個所に取り付けられ得る。別の実施形態では、端部88、92は、ひも穴33の周縁に少なくとも部分的に巻きつけることができる。また、ある実施形態では、第1の端部88および第2の端部92は、甲部12の材料内に埋め込まれて(たとえばモールド成形されて)よく、端部88、92は、甲部12に接着により取り付けられてよく、端部88、92は、留め具で取り付けられてよく、または、端部88、92は、別の適切な方式で取り付けられてよい。また、端部88、92は、任意の適切な長さだけ甲部12に取り付けられてよい。たとえば、ある実施形態では、端部88、92の終端部のみが甲部12に取り付けられ、中間部分90に近い端部88、92の他の部分は甲部12から分離されている。さらに他の実施形態では、各端部88、92のより多くの部分(たとえば端部88、92の終端部から横断的に延在する中間部90まで)が、甲部12に取り付けられる。一方、中間部90は、トンネル76内に緩く収容され得る(すなわち、トンネル部材70およびブラダー58から分離される)。
第2のストランド84は、第1の端部94と、中間部96と、第2の端部98と、を含むことができる。中間部96は、トンネル78を通って延在してよく、端部94、98は、最後部のひも穴33に直接隣接して甲部12に結合するように上方に延在してよい。または、第2のストランド84は、第1のストランド82と同様にして甲部12に取り付けられてよく、靴底構造体14に結合されてよい。
また、第3のストランド86は、第1の端部100と、中間部102と、第2の端部104と、を含み得る。中間部102は、トンネル80を通って延在することができ、端部100、104は、それぞれの最後部のひも穴33に直接隣接して結合するように上方に延在してよい。または、第3のストランド86は、第1および第2のストランド82、84と同様にして甲部12に取り付けられ、靴底構造体14に結合されてもよい。
このようにして、ストランド82、84、86は、相互から離れる方向に扇形に広がり、同じひも穴33から長手方向に離れる方向に延在し得る。別の言い方をすれば、ストランド82、84、86は、同じひも穴33に向かって収束し、延在し得る。また、ストランド82、84、86はそれぞれ、それぞれのトンネル76、78、80を通って延在し得る。
図3〜図6に、ストランド82、84、86が履物10内でどのように機能し得るかという例を示す。図3は、靴ひも34がほどかれて緩められた位置にある履物10を示し、図3はニュートラルな、屈曲されていない位置にあるブラダー58も示す。靴ひも34がぴんと引っ張られ、結ばれるかまたはその他の方法で締められると、甲部12の内側面18と外側面20が、図4で対向する矢印105で表されているように相互に向かって引っ張られ得る。これによって、間隙21の幅が小さくなり得る。靴ひも34内の張力を増すことによって、ストランド82、84、86内の張力も増大させることができる。その結果、ストランド82、84、86は、ブラダー58の小室部57、60、62を、着用者の足の裏に向かって上方に屈曲位置まで引っ張ることができる。たとえば、図4に図示するように、小室部62の内側面および外側面が、対向する矢印107で示すように部分的に着用者の足の内側面と外側面の周りで引き上げられ得る。小室部57、60も同様にそれぞれストランド82、84によって引き上げられ得る。ストランド82、84、86は、ミッドソール44も同様に着用者の足に向かって引き上げることができる。
また、図5にほどかれて緩められた靴ひも34を示す。図5には、ニュートラルな屈曲されていない位置にあるブラダー58も示す。図6に示すように、靴ひも34が引っ張られ結ばれると、ストランド82、84、86における張力を増大することができ、それによって小室部57を、小室部60に対してそれぞれの柔軟性のある接合部55を中心にして引っ張り回転させることができる。したがって、図6において矢印109で示されているように小室部57は着用者の踵に向かって柔軟に引き上げられ得る。
前述したように、靴ひも34を縛ることまたはその他の方法で引っ張ることによって、ストランド82、84、86に張力をかけることができることがわかるであろう。また、運動中などに、たとえば着用者の足の屈曲による甲部12の屈曲によって、ストランド82、84、86に張力をかけることができることもわかるであろう。このようにして、履物10内における着用者の足の動きによってブラダー58の屈曲が起こり得る。
さらに、ストランド82、84、86は、ブラダー58が着用者の足を少なくとも部分的に「カップ状に囲む」ように、ブラダー58を屈曲させることができる。また、小室部57、60、62とミッドソール44のブロック46、48、50は、快適性とサポートが増すように着用者の足に弾性的に押しつけられ、部分的に装着者の足に沿った形状になり得る。ストランド82、84、86内の張力によって、さらに、靴底構造体14が着用者の足の動きにぴったりと合うように屈曲することができる。したがって、履物10は足に従うことができ、しかも履物10は快適に履くことができる。また、サポートをさらに増すために、圧力が上昇するようにブラダー58の体積が変化し得る。したがって、履物10は着用者のランニング、跳躍、横跳びおよびその他の運動機能を増強することができる。
次に図7および図8を参照しながら、履物物品1010の他の実施形態について説明する。履物1010は、図1〜図6の実施形態に関して説明した特徴の少なくとも一部を含み得る。履物1010は、大まかに、甲部1012と、靴底構造体1014と、1つまたは複数の引張構造体1016、1017と、を含むことができ、それぞれについて以下で詳述する。
甲部1012は、前述の実施形態と同様であり得る。甲部1012は、甲部1012の踵領域1024にわたって延在するヒールストラップ1025も含み得る。より具体的には、ヒールストラップ1025は、踵領域1024を横切って延在することができ、内側面1018上では第1の端部1027で終わることができ、外側面1020では第2の端部1029で終わることができる。ヒールストラップ1025は、縫合、接着または他の方法で甲部1012の下層部に取り付けられ得る。甲部1012は、1本または複数本の靴ひも1034を受け入れるひも穴1033も含み得る。履物1010は、留め具、バックル、マジックテープ(登録商標)などの他の閉合要素も含み得ることがわかるであろう。
靴底構造体1014は、前述の各実施形態と同様の複数のパッド1038、1040、1042、1043を備えたアウトソール1036を含み得る。また、靴底構造体1014は、フォーム材などの弾性的に圧縮可能な材料のブロック1046を備えたミッドソール1044も含み得る。図8に示すように、ブロック1046は、気体、液体、ゲルなどの流体が入ったブラダー1058を収納するように、その上面が陥凹されていてよい。図1〜図6に関して説明した実施形態のように、ブラダー1058は、多関節型ブラダーとすることができ、柔軟性のある接合部によって接合された複数の小室部を含み得る。したがって、ブラダー1058は、1つまたは複数のチャネル1059、溝、スリット、輪郭線などを有し得る。チャネル1059は、図8に示す実施形態では、アウトソール1036の方に向いている。
靴底構造体1014は、図8において最もはっきり示されているケージ1061をさらに含み得る。ケージ1061は、ポリエーテルブロックアミド(PBAX(商標))などの多少柔軟性のあるポリマー材料で作られてよい。ケージ1061は、中空であってもよく、またはその他の方法でその中を通る1つまたは複数の通路1063、1065、1067を画定してもよい。ケージ1061の通路1063、1065、1067は、相互に接続されてよく、互いに流体連通し得る。ケージ1061は、ケージ1061の一部がチャネル1059の対応するチャネル内にそれぞれ収容されるように、ブラダー1058の周囲に延在し得る。したがって、ケージ1061は、ブラダー1058と結合され得る。ある実施形態では、ケージ1061は、2003年12月23日発行の特許文献2の教示を組み込むことができ、同特許は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。ケージ1061は、後述するようにブラダー1058をサポート、補強および保護することができる。
また、ケージ1061は、それぞれが通路1063、1065、1067のそれぞれの部分を画定し得る中間部1041、1043、1045を画定することができる。中間部1041、1043、1045は、着用者の足の下を横断方向1030に長く延在することができ、中間部1041、1043、1045は、長手方向1023に略平行に、間隔をあけて配置され得る。中間部1041、1043、1045も、ブラダー1058のチャネル1059内に収容され得る。
ケージ1061は、それぞれが通路1063、1065、1067のそれぞれの部分を画定し得る複数の上向きの内側端部1069、1071、1073、1075、1077、1079も含み得る。端部1069、1071は、中間部1041と連通可能であり、中間部1041から分岐してよく、端部1073、1075は、中間部1043と連通可能であり、中間部1043から分岐してよく、端部1077、1079は、中間部1045と連通可能であり、中間部1045から分岐してよい。また、端部1069、1071、1073、1075、1077、1079は、それぞれの中間部1041、1043、1045から上方に延在し得る。また、図7に示すように、端部1069、1071、1073、1075、1077、1079は、上下方向1032に対して正の角度で(すなわち、方向1032と非平行に)延在することができる。端部1079の角度は図7において一例として1101で示されている。さらに、端部1071、1073は上方向に互いに向かって傾斜してよく、接続されてよい。同様に、端部1075、1077は上方向に互いに向かって傾斜してよく、接続されてよい。
図8に示すように、ケージ1061は、それぞれが通路1063、1065、1067のそれぞれの部分を画定し得る複数の上向き外側端部1081、1083、1085、1087、1089、1091をさらに含み得る。端部1081、1083、1085、1087、1089、1091は、管1063、1065、1067の中間部1041、1043、1045と接続されてよく、中間部1041、1043、1045と連通し得る。端部1081、1083、1085、1087、1089、1091は、履物1010の外側面1020にあることを除き、端部1069、1071、1073、1075、1077、1079と同じように構成され得る。
図7に示すように、端部1069、1071、1073、1075、1077、1079は、靴底構造体1014の内側面1018の外部に露出させることができる。同様に、端部1081、1083、1085、1087、1089、1091は、靴底構造体1014の外側面1020に露出させることができる。
引張構造体1016(すなわち閉合引張構造体)は、第1のストランド1082と、第2のストランド1084と、第3のストランド1086と、を含み得る。ストランド1082、1084、1086は、図1〜図6の実施形態のストランド82、84、86と多少類似してよい。ただし、ストランド1082の端部1088は、内側面1018の最後部のひも穴1033に隣接して甲部1012に取り付けられてよく、ケージ1061(図7)の上向き端部1071内に収容されるように下方に延在し得る。また、ストランド1082の中間部1090は、ケージ1061の中間部1041を通って延在し得る。また、端部1092は、端部1083を通ってケージ1061から外に延在してよく、外側面1020の最後部のひも穴1033に作用可能に結合され得る。
第2のストランド1084の端部1094は、内側面1018の最後部のひも穴1033に隣接して甲部1012に取り付けられてよく、ケージ1061(図7)の上向き端部1075内に収容されるように下方に延在してよい。また、ストランド1082の中間部1096は、ケージ1061の中間部1043を通って延在してよい。また、ストランド1084の端部1098は、端部1087を通ってケージ1061から外に延在してよく、外側面1020の最後部のひも穴1033に作用可能に結合され得る。
さらに、第3のストランド1086の端部1100は、内側面1018の最後部のひも穴1033に隣接して甲部1012に取り付けられてよく、ケージ1061(図7)の上向き端部1079内に収容されるように下方に延在し得る。また、ストランド1082の中間部1102は、ケージ1061の中間部1045を通って延在してよい。また、ストランド1086の端部1104は、端部1091を通ってケージ1061から外に延在してよく、外側面1020の最後部のひも穴1033に作用可能に結合され得る。
このようにして、前述の各実施形態と同様に、ストランド1082、1084、1086は、甲部1012(および具体的には甲部1012の閉合領域1023、1031)を靴底構造体1014に作用可能に結合することができる。また、図4および図6に関して前述したように、ストランド1082、1084、1086内の張力によってブラダー1058と、靴底構造体1014の他の部分を屈曲させることができる。また、ケージ1061は、ストランド1082、1084、1086からブラダー1058上に力を分散させることによって、ブラダー1058を補強し、保護するのに役立ち得る。
前述のように、履物1010は、引張構造体1017(すなわちヒール引張構造体)も含み得る。例示の実施形態では、この構造体1017は、ヒールストラップ1025を靴底構造体1014に作用可能に結合する1つまたは複数のストランド1110、1112、1114を含み得る。ストランド1082、1084、1086と同様に、ストランド1110、1112、1114は、ヒールストラップ1025から離れる方向に扇形に延在し、ヒールストラップ1025に向かう方向に収束して延在する。
具体的には、ストランド1110の端部1116は、接着剤により、または留め具により、またはヒールストラップ1025の端部1027に結びつけられることによって、または別の方法によって、ヒールストラップ1025の端部1027に取り付けられ得る。また、端部1116は、ケージ1061の上向き端部1069内に収容されるように甲部1012の内側面1018にわたって延在してもよい。また、ストランド1110の中間部1118は、ケージ1061の中間部1041を通って延在してよく、ストランド1110の端部1120は、上向き端部1081を通ってケージ1061から出ることができる。ストランド1110の端部1120は、ヒールストラップ1025の端部1029に取り付けられるように甲部1012を横切って延在し得る。この場合も、端部1120は、接着剤により、または留め具により、または端部1029に結びつけられることによって、または別の方法によって、ヒールストラップ1025に取り付けられ得る。
ストランド1112、1114も同様に、履物1010内に組み込まれ得る。ただし、ストランド1112の端部1122は、ヒールストラップ1025の端部1027から上向き端部1073を通ってケージ1061内に延在し得る。また、ストランド1112の中間部1124は、中間部1043を通って延在してよく、ストランド1112の端部1126は、ヒールストラップ1025の端部1029に結合するように上向き端部1085を通ってケージ1061を出てよい。また、ストランド1114の端部1128は、ヒールストラップ1025の端部1027から上向き端部1077を通ってケージ1060内に延在してよい。また、ストランド1114の中間部1130は、中間部1045を通って延在してよく、ストランド1114の端部1132は、ヒールストラップ1025の端部1029と結合するように上向き端部1089を通ってケージ1061を出てよい。
したがって、ストランド1082、1084、1086に関して前述したように、ストランド1110、1112、1114における張力の増大によってブラダー1058を屈曲させることができ、ヒールストラップ1025を着用者の踵に向かって引っ張ることもできる。ストランド1082、1084、1086に張力をかけることによってブラダー1058の体積と圧力も変化し、着用者の足を、よりよくサポートすることもできる。また、(たとえばウォーキングやランニング中の)足の足底屈と背屈との繰り返しがブラダー1058の周期的な交互の屈曲を生じさせ、ヒールストラップ1025が着用者の踵に向かって引っ張られる。したがって、履物1010がいわゆる「アクティブフィット」するように、着用者の足の屈曲時に履物1010の合い具合が適応可能である。
要約すると、本明細書に記載の履物10、1010は、着用者に快適性とサポートを与えることができる。また、快適性、安定性、およびサポートが向上するように、靴ひも34、1034を結ぶとき、および/または、着用者の足の屈曲時に、履物10、1010の合い具合が適応可能である。したがって、着用者は、運動、ランニング、跳躍、横跳び、旋回、およびその他の作用を向上した能力およびパフォーマンスで行うことができる。
上記および添付図面において、様々な構成を参照しながら本発明を開示している。しかし、本開示の目的は、本発明に関する様々な特徴および概念の一例を提供することであり、本発明の範囲を限定することではない。当業者なら、添付の特許請求の範囲で規定されている本発明の範囲を逸脱することなく、上記の構成に多くの変形および変更を加えることができることがわかるであろう。
10、1010 履物
12、1012 甲部
14、1014 靴底構造体
16、1016、1017 引張構造体
18、1018 内側面
20、1020 外側面
22 前足領域
23 閉合領域
24 踵領域
26 舌皮
31、1023、1031 閉合領域
32 上下方向
33、1033 ひも穴
34、1034 靴ひも
36、1036 アウトソール
38、40、42、1038、1040、1042、1043 パッド
44、1044 ミッドソール
46、48、50、1046 ブロック
51 接合部
53 溝状模様
58、1058 ブラダー
57、60、62 小室部
64 開口部
70、72、74 トンネル部材
76、78、80 トンネル
82、84、86、1082、1084、1086、1110、1112、1114 ストランド
1025 ヒールストラップ
1059 チャネル
1061 ケージ
1063、1065、1067 通路
1069、1071、1073、1077、1079、1081、1083、1085、1089、1091 上向き端部

Claims (23)

  1. 着用者の足に着用するように構成された履物物品であって、前記履物物品が、
    第1の領域および第2の領域を有する甲部と、
    前記甲部に結合された靴底構造体であって、前記靴底構造体は流体が入ったブラダーを含んでいる、靴底構造体と、
    前記甲部の第1の領域に結合されており、前記靴底構造体を通って延在しており、および前記甲部の第2の領域に結合されている、引張構造体であって、前記引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合されており、前記引張構造体が引張構造体における張力の増大により前記ブラダーを屈曲させるように作用可能である、引張構造体と、
    を備える、履物物品。
  2. 前記ブラダーが外面を含んでおり、かつ
    前記履物物品が前記外面に結合されたトンネル部材をさらに有しており、
    前記トンネル部材および前記外面が協働して前記靴底構造体を通るトンネルを画定しており、
    前記引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合するように前記トンネルを通って延在している請求項1に記載の履物物品。
  3. 前記ブラダーが第1の小室部および第2の小室部を含んでおり、
    前記第1の小室部および前記第2の小室部が柔軟性のある接合部によって取り付けられており、
    前記第1の小室部と前記第2の小室部と前記柔軟性のある接合部との間にチャネルが画定されており、
    前記引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合するように前記チャネルを通って延在している請求項1に記載の履物物品。
  4. 前記ブラダーをサポートしているとともに前記ブラダーに結合されている、ケージをさらに備えており、
    前記ケージが通路を画定しており、前記引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合するように前記通路を通って延在している請求項3に記載の履物物品。
  5. 前記通路が、前記靴底構造体を概ね通って延在する中間部を有しており、かつ前記通路が、前記中間部から概ね前記甲部に向かって延在している少なくとも1つの上向き端部を含んでいる請求項4に記載の履物物品。
  6. 前記甲部が、内側面および外側面を含んでおり、前記通路が前記中間部から概ね前記甲部の内側面に向かって延在する内側上向き端部を含んでおり、および前記通路が前記中間部から前記甲部の外側面に向かって延在する外側上向き端部を含んでいる請求項5に記載の履物物品。
  7. 前記甲部が、上下方向を画定しており、および前記少なくとも1つの上向き端部が、前記上下方向に対して正の角度で配置されている請求項5に記載の履物物品。
  8. 前記第1の領域が前記甲部の内側面に画定されており、および前記第2の領域が前記甲部の外側面に画定されている請求項1に記載の履物物品。
  9. 前記第1の領域と前記第2の領域とのうちの少なくとも一方が閉合領域を含んでおり、前記閉合領域が閉合要素にサポートを与えるように作用可能であり、
    前記引張構造体は、前記閉合領域に結合されているとともに、前記閉合要素が緩められた位置から締められた位置へと移行すると、張力が増大するように作用可能である請求項1に記載の履物物品。
  10. 前記閉合領域は前記閉合要素が前記緩められた位置から前記締められた位置へと移行すると大きさが縮小するように作用可能である開口部を含んでおり、かつ前記履物物品が前記閉合要素をさらに含んでいる請求項9に記載の履物物品。
  11. 前記閉合要素は、靴ひもである請求項10に記載の履物物品。
  12. 前記第1の領域がヒールストラップの第1の端部を含んでいるとともに前記第2の領域がヒールストラップの第2の端部を含んでおり、前記ヒールストラップが前記甲部の踵領域にわたって延在しており、かつ
    前記引張構造体が、前記ヒールストラップの第1の端部に結合されており、靴底構造対を通って延在しており、および前記ヒールストラップの第2の端部に結合されている請求項1に記載の履物物品。
  13. 前記引張構造体は、実質的に固定の長手方向長さを有する請求項1に記載の履物物品。
  14. 前記引張構造体は、少なくとも1つのストランドを含む請求項1に記載の履物物品。
  15. 着用者の足に着用するように構成された履物物品であって、前記履物物品が、
    間隙によって分離された第1の閉合領域および第2の閉合領域を有する甲部であって、第1の閉合領域と第2の閉合領域とが緩められた位置と締められた位置とを有する閉合要素をサポートするように作用可能であり、前記閉合要素が前記緩められた位置から前記締められた位置へと移行すると甲部を着用者の足に選択的に固定するために前記間隙の大きさを縮小するように作用可能である、甲部と、
    前記甲部に結合された靴底構造体であって、前記靴底構造体が流体が入ったブラダーを含んでいる、靴底構造体と、
    前記甲部の第1の閉合領域に結合されており、前記靴底構造体を通って延在しており、および前記甲部の第2の閉合領域に結合されている、閉合引張構造体であって、前記閉合引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合されており、前記閉合要素が前記緩められた位置から前記締められた位置へと移行すると前記閉合引張構造体が前記ブラダーを屈曲させるように作用可能である、閉合引張構造体と、
    を含む、履物物品。
  16. 前記ブラダーが外面を含んでおり、前記履物物品が前記外面に結合されたトンネル部材をさらに有しており、前記トンネル部材および前記外面が協働して前記靴底構造体を通るトンネルを画定しており、前記閉合引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合するように前記トンネルを通って延在している請求項15に記載の履物物品。
  17. 前記ブラダーが第1の小室部および第2の小室部を含んでおり、前記第1の小室部と前記第2の小室部とが柔軟性のある接合部によって取り付けられており、前記第1の小室部と前記第2の小室部と前記柔軟性のある接合部との間にチャネルが画定されており、前記閉合引張構造体が前記ブラダーに作用可能に結合するように前記チャネルを通って延在している請求項15に記載の履物物品。
  18. 前記ブラダーをサポートしているとともに、前記ブラダーに結合するように前記チャネル内に少なくとも部分的に収容されている、ケージをさらに備えており、前記ケージが通路を画定しており、前記閉合引張構造体が前記通路を通って延在している請求項17に記載の履物物品。
  19. 前記第1の閉合領域と前記第2の閉合領域とのうちの少なくとも一方が前記閉合要素を受けるように構成された開口部を備えており、前記閉合引張構造体が前記開口部の付近において前記第1の閉合領域と前記第2の閉合領域とのうちの少なくとも一方に結合されている請求項15に記載の履物物品。
  20. 前記閉合要素をさらに含んでおり、かつ前記閉合要素が靴ひもである請求項15に記載の履物物品。
  21. 前記閉合引張構造体が、少なくとも1つのストランドを含んでいる請求項15に記載の履物物品。
  22. 前記甲部が、前記甲部の踵領域にわたって延在するヒールストラップをさらに含んでおり、かつ
    前記履物物品が、前記ヒールストラップの第1の端部に結合されており、前記靴底構造体を通って延在しており、および前記ヒールストラップの第2の端部に結合されている、ヒール引張構造体をさらに備えており、前記ヒール引張構造体が、前記ブラダーに作用可能に結合されているとともに前記ブラダーを屈曲させるように作用可能である請求項15に記載の履物物品。
  23. 着用者の足に着用するように構成された履物物品であって、前記履物物品が、
    第1のひも穴を備えた内側面と、第2のひも穴を備えた外側面と、前記内側面と前記外側面との間に画定された間隙と、を有する甲部と、
    前記第1のひも穴および前記第2のひも穴に受けられているとともに、前記甲部を着用者の足に選択的に固定するために前記第1のひも穴と前記第2のひも穴とのうちの少なくとも一方を他方のひも穴に向かって選択的に移動させるように作用可能である、靴ひもと、
    前記甲部の踵領域を横切って延在しているヒールストラップであって、前記ヒールストラップが前記内側面に配置された第1の端部と前記外側面に配置された第2の端部とを含んでいる、ヒールストラップと、
    前記甲部に結合された靴底構造体であって、前記靴底構造体は流体が入ったブラダーを含んでおり、前記ブラダーが、第1の小室部と、第2の小室部と、前記第1の小室部と前記第2の小室部とを結合する柔軟性のある接合部と、を含んでいる、靴底構造体と、
    前記第1のひも穴付近において前記甲部に結合されており、前記第1のひも穴から離れる方向に扇形に広がっており、前記靴底構造体を通って延在しており、前記第2のひも穴に向かって収束しており、および前記第2のひも穴付近において前記甲部に結合されている、複数の閉合ストランドであって、前記複数の閉合ストランドは前記ブラダーに作用可能に結合されているとともに、前記複数の閉合ストランドは前記靴ひもが前記甲部を着用者の足に固定する結果として前記第1の小室部と前記第2の小室部とのうちの少なくとも一方を他方に対して屈曲させるように集合的に作用可能である、複数の閉合ストランドと、
    前記ヒールストラップの第1の端部に結合されており、前記ヒールストラップの第1の端部から離れる方向に扇形に広がっており、前記靴底構造体を通って延在しており、前記ヒールストラップの第2の端部に向かって収束しており、および前記ヒールストラップの第2の端部に結合されている、複数のヒールストランドであって、前記複数のヒールストランドが前記ブラダーに作用可能に結合されているとともに、前記複数のヒールストランドが前記甲部の屈曲の結果として前記第1の小室部と前記第2の小室部とのうちの少なくとも一方を他方に対して屈曲させるように集合的に作用可能である、複数のヒールストランドと、
    を備える、履物物品。
JP2016504353A 2013-03-22 2014-03-20 引張構造体を有する履物物品 Active JP6072345B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/849,348 2013-03-22
US13/849,348 US9060567B2 (en) 2013-03-22 2013-03-22 Article of footwear with tensile structure
PCT/US2014/031276 WO2014153433A2 (en) 2013-03-22 2014-03-20 Article of footwear with tensile structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016512784A true JP2016512784A (ja) 2016-05-09
JP6072345B2 JP6072345B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=50774850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016504353A Active JP6072345B2 (ja) 2013-03-22 2014-03-20 引張構造体を有する履物物品

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9060567B2 (ja)
EP (2) EP3381312B1 (ja)
JP (1) JP6072345B2 (ja)
KR (1) KR101721788B1 (ja)
CN (2) CN108272166B (ja)
WO (1) WO2014153433A2 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9872535B2 (en) * 2012-12-20 2018-01-23 Nike, Inc. Article of footwear with a harness and fluid-filled chamber arrangement
US9375048B2 (en) * 2012-12-28 2016-06-28 Nike, Inc. Article of footwear having adjustable sole structure
US9060567B2 (en) 2013-03-22 2015-06-23 Nike, Inc. Article of footwear with tensile structure
US9491983B2 (en) * 2013-08-19 2016-11-15 Nike, Inc. Article of footwear with adjustable sole
US10645990B2 (en) 2013-08-19 2020-05-12 Nike, Inc. Article of footwear with adjustable sole
US10226093B1 (en) * 2014-04-28 2019-03-12 Mark Groteke Bunker strap and method of use
US9907361B2 (en) * 2014-07-29 2018-03-06 Nike, Inc. Article of footwear with channels in sole structure
US10010137B2 (en) 2014-07-30 2018-07-03 Nike, Inc. Article of footwear with banking midsole with embedded resilient plate
US10064448B2 (en) * 2014-08-27 2018-09-04 Nike, Inc. Auxetic sole with upper cabling
US9775406B2 (en) * 2014-11-12 2017-10-03 Nike, Inc. Article of footwear with a sole assembly having a bladder element and a guide component and method of manufacturing the article of footwear
EP3247238B1 (en) * 2015-01-20 2020-08-26 NIKE Innovate C.V. Article of footwear with mesh structure
US10362833B2 (en) 2015-04-21 2019-07-30 Nike, Inc. Bladder element formed from three sheets and method of manufacturing a bladder element
KR101703169B1 (ko) * 2015-04-30 2017-02-06 이상도 신발끈 끈조절기를 이용한 풋배드 높이조절 신발
US10070681B2 (en) * 2015-05-28 2018-09-11 Nike, Inc. Control device for an article of footwear
US10327515B2 (en) * 2015-08-06 2019-06-25 Nike, Inc. Footwear with compressible fluid-filled chamber
US9635901B1 (en) 2015-10-20 2017-05-02 Nike, Inc. Footwear with interchangeable sole structure elements
US9968159B2 (en) 2015-10-20 2018-05-15 Nike, Inc. Footwear with interchangeable sole structure elements
CN108348035B (zh) * 2015-10-20 2021-10-08 耐克创新有限合伙公司 具有可更换鞋底结构元件的鞋类
US10492566B2 (en) 2015-12-07 2019-12-03 Nike, Inc. Article of footwear with tubular structures
US11559103B2 (en) * 2016-07-21 2023-01-24 BootBud LLC Shoe-lifting device
TWI607714B (zh) * 2016-07-21 2017-12-11 Gary David Chang Shoes with elastic uppers
EP3547867B1 (en) 2016-12-02 2021-07-21 Nike Innovate C.V. Footwear with aligned tensile restraints
CN106617463A (zh) * 2016-12-13 2017-05-10 晋江市永昌隆鞋服贸易有限公司 一种缠绕式鞋子
CN115474732A (zh) 2017-08-31 2022-12-16 耐克创新有限合伙公司 鞋类物品的鞋底结构和相关方法
EP3675667B1 (en) * 2017-08-31 2023-04-19 NIKE Innovate C.V. Sole structure of an article of footwear and related methods
EP3745900A1 (en) * 2018-05-31 2020-12-09 NIKE Innovate C.V. Article of footwear with thermoformed siped sole structure
WO2020033727A1 (en) 2018-08-08 2020-02-13 Nike Innovate C.V. Midsole structure of an article of footwear including mesh
US11013295B2 (en) * 2018-11-30 2021-05-25 Nike, Inc. Sockliner assemblies for articles of footwear
EP3902433B1 (en) * 2018-12-27 2024-04-03 NIKE Innovate C.V. Article of footwear and method of manufacturing an article of footwear
IL264452B (en) * 2019-01-24 2021-07-29 Cohen Avihay A shoe that includes a flexible display device
WO2020205678A1 (en) * 2019-03-29 2020-10-08 Nike Innovate C.V. Sole structure of an article of footwear
US11930884B2 (en) 2020-03-29 2024-03-19 Nike, Inc. Sole structure of an article of footwear
EP4240197A1 (en) * 2020-11-03 2023-09-13 NIKE Innovate C.V. Securing mechanisms for articles of footwear
KR102502480B1 (ko) * 2021-05-18 2023-02-24 (주)지원에프알에스 리바운스 기능을 제공하는 신발물품

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532115A (ja) * 2002-07-02 2005-10-27 リーボック・インターナショナル・リミテッド 膨張可能なブラダを有する靴
JP2007516046A (ja) * 2003-12-23 2007-06-21 ナイキ・インコーポレーテッド 補強構造を有し、流体で充填された袋状部材
JP2009538179A (ja) * 2006-05-25 2009-11-05 ナイキ・インコーポレーテッド 縫糸構成要素を備えた甲皮部を有する履物製品

Family Cites Families (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2495984A (en) 1947-11-25 1950-01-31 Edna M Roy Sole with detachable upper
US4654985A (en) 1984-12-26 1987-04-07 Chalmers Edward L Athletic boot
US4592154A (en) 1985-06-19 1986-06-03 Oatman Donald S Athletic shoe
US4811503A (en) 1986-10-22 1989-03-14 Daiwa Seiko, Inc. Ski boot
US5295314A (en) * 1987-07-17 1994-03-22 Armenak Moumdjian Shoe with sole including hollow space inflatable through removable bladder
KR940009157B1 (ko) * 1990-09-27 1994-10-01 삼성전자 주식회사 액정라이트 밸브
US5155927A (en) * 1991-02-20 1992-10-20 Asics Corporation Shoe comprising liquid cushioning element
IT225832Y1 (it) * 1991-06-10 1997-01-24 Arkos Srl Dispositivo di bloccaggio del piede particolarmente per calzature da t rekking
WO1993020725A1 (en) * 1992-04-09 1993-10-28 A.D. One Sports, Inc. Sport shoe and support system
FI615U1 (fi) 1992-11-11 1993-03-23 Urho Viljanmaa Oy Sportsko
US5371957A (en) 1993-12-14 1994-12-13 Adidas America, Inc. Athletic shoe
JPH09509594A (ja) 1994-02-28 1997-09-30 オレク、アダム・エイチ ひも管を有する靴
US5819439A (en) * 1995-01-05 1998-10-13 Sanchez; Pablo L. Sneaker for bodybuilders
US5692319A (en) * 1995-06-07 1997-12-02 Nike, Inc. Article of footwear with 360° wrap fit closure system
JPH0965908A (ja) 1995-09-04 1997-03-11 Daiwa Seiko Inc
US5755044A (en) 1996-01-04 1998-05-26 Veylupek; Robert J. Shoe lacing system
US5678329A (en) 1996-04-03 1997-10-21 Wilson Sporting Goods Co. Athletic shoe with midsole side support
US5993585A (en) 1998-01-09 1999-11-30 Nike, Inc. Resilient bladder for use in footwear and method of making the bladder
US6032387A (en) 1998-03-26 2000-03-07 Johnson; Gregory G. Automated tightening and loosening shoe
US6286233B1 (en) 1999-04-08 2001-09-11 David E Gaither Internally laced shoe
US6772541B1 (en) 1999-11-17 2004-08-10 Deckers Outdoor Corporation Footwear securement system
US6378230B1 (en) 2000-11-06 2002-04-30 Visual3D Ltd. Lace-less shoe
WO2002054900A1 (en) 2001-01-12 2002-07-18 Cymer, Inc. Shoe with quick tightening upper
US6665958B2 (en) 2001-09-17 2003-12-23 Nike, Inc. Protective cage for footwear bladder
US6871421B2 (en) * 2001-09-21 2005-03-29 Daniel R. Potter Footwear with bladder type stabilizer
US8677652B2 (en) * 2002-07-02 2014-03-25 Reebok International Ltd. Shoe having an inflatable bladder
DE10311175B4 (de) 2003-03-12 2005-10-13 Goodwell International Ltd., Tortola Schnürschuh
US20040181972A1 (en) * 2003-03-19 2004-09-23 Julius Csorba Mechanism of tying of shoes circumferentially embracing the foot within the shoe
US7086179B2 (en) 2003-12-23 2006-08-08 Nike, Inc. Article of footwear having a fluid-filled bladder with a reinforcing structure
US7162815B2 (en) * 2004-03-31 2007-01-16 Mizuno Corporation Midsole structure for an athletic shoe
US7568298B2 (en) 2004-06-24 2009-08-04 Dashamerica, Inc. Engineered fabric with tightening channels
US7793434B2 (en) 2004-09-03 2010-09-14 Nike, Inc. Article of footwear having an upper with a structured intermediate layer
US7343701B2 (en) 2004-12-07 2008-03-18 Michael David Pare Footwear having an interactive strapping system
US7631440B2 (en) * 2005-07-15 2009-12-15 The Timberland Company Shoe with anatomical protection
US7287342B2 (en) 2005-07-15 2007-10-30 The Timberland Company Shoe with lacing
JP4293557B2 (ja) 2005-12-22 2009-07-08 株式会社ニューバランスジャパン
US7555851B2 (en) * 2006-01-24 2009-07-07 Nike, Inc. Article of footwear having a fluid-filled chamber with flexion zones
FI20065652L (fi) 2006-03-06 2007-09-07 Feelmax Ltd Oy Jalkine
US7546698B2 (en) * 2006-05-25 2009-06-16 Nike, Inc. Article of footwear having an upper with thread structural elements
US7685740B2 (en) 2006-07-13 2010-03-30 Nike, Inc. Dance shoe
US8225530B2 (en) 2006-11-10 2012-07-24 Nike, Inc. Article of footwear having a flat knit upper construction or other upper construction
FR2914542B1 (fr) 2007-04-03 2009-06-26 Promiles Snc Chaussure notamment de sport ou de loisirs
US7793435B1 (en) 2007-04-10 2010-09-14 Reebok International Ltd. Article of footwear having an integrated support system
USD553842S1 (en) 2007-06-07 2007-10-30 Nike, Inc. Portion of a shoe upper
KR20090053257A (ko) * 2007-11-23 2009-05-27 이호진 발을 감싸는 끼움부재가 포함된 신발
US8572867B2 (en) 2008-01-16 2013-11-05 Nike, Inc. Fluid-filled chamber with a reinforcing element
US8074379B2 (en) 2008-02-12 2011-12-13 Acushnet Company Shoes with shank and heel wrap
US8230618B2 (en) 2008-05-29 2012-07-31 Nike, Inc. Article of footwear with arch wrap
US8122616B2 (en) * 2008-07-25 2012-02-28 Nike, Inc. Composite element with a polymer connecting layer
US8347438B2 (en) 2008-09-29 2013-01-08 Nike, Inc. Footwear uppers and other textile components including reinforced and abutting edge joint seams
US8490299B2 (en) 2008-12-18 2013-07-23 Nike, Inc. Article of footwear having an upper incorporating a knitted component
US8424221B2 (en) * 2009-04-01 2013-04-23 Reebok International Limited Training footwear
US8215033B2 (en) * 2009-04-16 2012-07-10 Nike, Inc. Article of footwear for snowboarding
WO2011004422A1 (ja) 2009-07-06 2011-01-13 株式会社アシックス 紐締めフィッティング構造を備えた靴
DE102009028627B4 (de) 2009-08-18 2019-12-19 Adidas Ag Sportschuh
US8387282B2 (en) 2010-04-26 2013-03-05 Nike, Inc. Cable tightening system for an article of footwear
US8595878B2 (en) 2010-08-02 2013-12-03 Nike, Inc. Method of lasting an article of footwear
US8839532B2 (en) 2011-03-15 2014-09-23 Nike, Inc. Article of footwear incorporating a knitted component
EP2502513A1 (de) 2011-03-23 2012-09-26 POWERSLIDE Sportartikelvertriebs GmbH Sportschuh
AU2012262964A1 (en) 2011-04-08 2013-10-24 Dashamerica, Inc. D/B/A Pearl Izumi Usa, Inc. Seamless upper for footwear and method for making the same
US8839530B2 (en) 2011-04-12 2014-09-23 Nike, Inc. Method of lasting an article of footwear with a fluid-filled chamber
US9060567B2 (en) 2013-03-22 2015-06-23 Nike, Inc. Article of footwear with tensile structure

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532115A (ja) * 2002-07-02 2005-10-27 リーボック・インターナショナル・リミテッド 膨張可能なブラダを有する靴
JP2007516046A (ja) * 2003-12-23 2007-06-21 ナイキ・インコーポレーテッド 補強構造を有し、流体で充填された袋状部材
JP2009538179A (ja) * 2006-05-25 2009-11-05 ナイキ・インコーポレーテッド 縫糸構成要素を備えた甲皮部を有する履物製品

Also Published As

Publication number Publication date
EP3381312A1 (en) 2018-10-03
CN108272166B (zh) 2023-10-31
JP6072345B2 (ja) 2017-02-01
WO2014153433A2 (en) 2014-09-25
US9060567B2 (en) 2015-06-23
EP2975962B1 (en) 2018-05-23
CN108272166A (zh) 2018-07-13
KR20150133812A (ko) 2015-11-30
EP2975962A2 (en) 2016-01-27
EP3381312B1 (en) 2020-08-12
WO2014153433A3 (en) 2014-11-20
KR101721788B1 (ko) 2017-03-30
CN105307529A (zh) 2016-02-03
US20140283412A1 (en) 2014-09-25
CN105307529B (zh) 2018-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6072345B2 (ja) 引張構造体を有する履物物品
US10264848B2 (en) Article of footwear with interconnected tensile strands
US9980536B2 (en) Article of footwear with a tensioning system
US9907363B2 (en) Strap securing systems for articles of footwear and other foot-receiving devices
CN109068792B (zh) 用于鞋类制品的张紧系统
JP5643420B2 (ja) 取り外し可能なラップを有する履物
EP2319340B1 (en) Adjustable ankle support for an article of footwear
EP3629810B1 (en) Article of footwear with internal feedback elements
US20160015118A1 (en) Article of Footwear With Decoupled Upper
US20220175083A1 (en) Adjustable closure system for an article
TW201841576A (zh) 含有具張力元件之織物部件的鞋類物件鞋幫、經構形以界定一鞋類物件之一鞋幫之編織部件、形成一鞋類物件之一鞋幫之方法及鞋幫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6072345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250