JP2016512701A - 分解防止型アトマイザーおよび電子タバコ - Google Patents

Abstract

分解防止型アトマイザー（２００）および電子タバコ。分解防止型アトマイザー（２００）は防護スリーブ（２０１）と、防護スリーブ（２０１）の第１の端部に固定されたマウスピースカバー（２０２）と、防護スリーブ（２０１）の第２の端部に設けられたバッテリーロッド接続エレメント（２０３）とを備える。防護スリーブ（２０１）内には通気パイプ（２０４）と、電気発熱部品（２０５）と、通気パイプ（２０４）および電気発熱部品（２０５）の外部を被覆する含油綿（２０６）とが配置されている。バッテリーロッド接続エレメント（２０３）は、相互に接続された防護カバー接続端（２０３ａ）とバッテリーロッド接続端（２０３ｂ）とを保護する。また、バッテリーロッド接続エレメント（２０３）には防護カバー（２０１）の径方向に延伸する中央孔（２０３ｃ）が形成されている。防護カバー接続端（２０３ａ）とバッテリーロッド接続端（２０３ｂ）が隣接する部分には溝部（２０３ｆ）が形成されている。アトマイザー（２００）は分解を防止する効果があり、使い捨て電子タバコのアトマイザーに低品質の喫煙オイルを添加して再使用されることを有効に防止する。【選択図】図５

Description

本発明は日用電子製品に関し、より具体的には分解防止型アトマイザーおよび電子タバコに関する。

健康への関心が高まるにつれ、従来のタバコは次第に電子タバコに取って代わられつつある。従来技術における使い捨て電子タバコは、相互に接続されたアトマイザーとバッテリーカートリッジとを備えている。図１は従来技術による使い捨て電子タバコのアトマイザー１００を示す断面図である。図１に示すように、アトマイザー１００は防護スリーブ１０１と、防護スリーブ内に配置された含油綿１０２と発熱部品１０３を有する。バッテリーカートリッジ（不図示）内にはバッテリーとコントローラが配置され、発熱部品１０３はバッテリーと電気的に接続されている。アトマイザー１００の第１の端部には吸引ノズルキャップ１０４が設けられている。喫煙者が喫煙すると、発熱部品１０３が通電されて発熱し、含油綿１０２に含まれた喫煙液を霧化して、喫煙者が吸入する煙を発生させるようになっている。

アトマイザー１００の第２の端部にはコネクタ１０５が設けられ、コネクタ１０５の下部は防護スリーブ１０１に干渉嵌合により固定されており、コネクタ１０５の上部は防護スリーブ１０１から突出してバッテリーカートリッジと螺合により接続されている。使い捨て電子タバコが使用済みになると、アトマイザー１００はバッテリーカートリッジからねじを緩めて取り外されて新しいアトマイザー１００と交換され、使い捨て電子タバコを再使用することができる。

このようなアトマイザーの欠点として、コネクタ１０５に対して、それを曲げようとする力が防護スリーブ１０１に直角な方向に加えられると、コネクタ１０５は防護スリーブ１０１から簡単に外れてしまうことがあり、この場合含油綿１０２を取り出して非合法のタバコオイルを再使用のために加えることが可能となってしまう。非合法のタバコには多くの有害物質が含まれており、喫煙者の健康を損ねる恐れがある。

アトマイザーが簡単に分解されてしまうという従来技術の問題点の解消を目指し、本発明は上記問題の技術的解決として、アトマイザーの分解を防止できる分解防止型アトマイザーおよび電子タバコを提供するものである。

上記の技術的問題を解決するため、本発明は以下の技術を提供する。すなわち、防護スリーブと、該防護スリーブの第１の端部に固定された吸引ノズルキャップと、前記防護スリーブの第２の端部に固定されたバッテリーカートリッジコネクタとを備える分解防止型アトマイザーであって、通気パイプと、発熱部品と、前記通気パイプおよび前記発熱部品の外部を被覆する含油綿とが前記防護スリーブ内に配置され、前記バッテリーカートリッジコネクタは、相互に接続された防護スリーブ接続端とバッテリーカートリッジ接続端とを有し、前記バッテリーカートリッジには前記防護スリーブの軸方向に延伸する中央孔が形成され、前記防護スリーブ接続端と前記バッテリーカートリッジ接続端の間の連結部には溝部が形成されている、分解防止型アトマイザーを提供する。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記溝部における肉厚は０．０５〜０．２ｍｍであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブは円筒形であってもよく、前記バッテリーカートリッジコネクタの、前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面における周縁の形状は、矩形、円形、三角形、錐形、台形、または波型のいずれであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記溝部における前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面の外周面には、間隔をおいて複数の凹部が形成されていてもよく、隣接する二つの前記凹部の間ごとに張り出し部が形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記凹部における肉厚は０．０５〜０．１ｍｍであってもよく、前記張り出し部における肉厚は０．１〜０．２ｍｍであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブ接続端は前記防護スリーブに干渉嵌合によって固定されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブ接続端の、前記バッテリーカートリッジ接続端から遠い側の一方の端部には、前記防護スリーブへの挿入を容易とする面取り部が形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジ接続端には雄ネジが形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーは、前記バッテリーカートリッジコネクタに固定された第１の絶縁リングと、該第１の絶縁リングに固定された第１の電極とをさらに備えていてもよい。前記第１の絶縁リングは弾性を有する材料で形成され、前記第１の絶縁リングの外周面には第１の嵌合溝が形成され、前記防護スリーブ接続端には前記防護スリーブの径方向に突出する第１の突起リングが形成され、前記第１の嵌合溝は前記第１の突起リングと嵌合していてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記吸引ノズルキャップは、中央孔を有するカバープレートと、該カバープレートから直角に延伸する外側円筒部と、前記カバープレートの前記中央孔の周縁から直角に延伸する内側円筒部とを有していてもよく、前記外側円筒部は前記防護スリーブの前記第１の端部に干渉嵌合によって固定されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記含油綿は円筒形であってもよく、前記含油綿の一方の端部は前記吸引ノズルキャップの前記外側円筒部の一方の端部に当接し、他方の端部は前記バッテリーカートリッジコネクタの前記防護スリーブ接続端に挿入されていてもよい。

本発明はさらに電子タバコを提供する。該電子タバコは、バッテリーカートリッジと、上記の分解防止型アトマイザーとを備え、前記バッテリーカートリッジと前記分解防止型アトマイザーとは相互に接続されている。

本発明による分解防止型アトマイザーおよび電子タバコを実現することにより、以下のような効果が得られる。バッテリーカートリッジコネクタには溝部が形成されており、この溝部における肉厚は非常に薄いため、バッテリーカートリッジコネクタに対して、それを曲げようとする力が防護スリーブに直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタは溝部において容易に破断する。したがってバッテリーカートリッジコネクタが外れてしまうことはなく、分解を防止するという目的が達成される。それゆえ、非合法なタバコオイルが使い捨て電子タバコのアトマイザーに添加されてしまうことや、このようなアトマイザーが再使用されることを有効に防止することができる。

本発明を添付の図面及び実施形態に基づき詳細に説明する。図面は以下のとおり。
従来技術による使い捨て電子タバコのアトマイザーを示す断面図である。 本発明によるアトマイザーの分解斜視図である。 本発明によるアトマイザーの側面図である。 図３に示すアトマイザーの断面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジの断面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの側面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの断面図である。 バッテリーカートリッジの溝部に沿った断面図である。

本発明の目的、技術的構成、および利点は、本発明に関して添付の図面および実施形態に基づいて以下になされる詳細な説明により、さらに明らかとなる。以下に述べる実施形態は、本発明を説明するためのものであって限定するものではないことを理解されたい。

本発明による使い捨て電子タバコは、相互に接続されたアトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００とを備える。図２は本発明によるアトマイザー２００の分解斜視図であり、図３は本発明によるアトマイザー２００の側面図であり、図４は図３に示すアトマイザー２００の断面図である。図２〜図４に示すように、アトマイザー２００は防護スリーブ２０１と、防護スリーブ２０１の第１の端部に固定された吸引ノズルキャップ２０２と、防護スリーブ２０１の第２の端部に固定されたバッテリーカートリッジコネクタ２０３とを備える。防護スリーブ２０１は円筒形である。防護スリーブ２０１内には通気パイプ２０４が設けられ、発熱部品２０５が通気パイプ２０４に不動状態で取り付けられ、含油綿２０６が発熱部品２０５と通気パイプ２０４の外面を被覆している。

吸引ノズルキャップ２０２は中央孔２０２ａを有するカバープレート２０２ｂと、カバープレート２０２ｂから直角に延伸する外側円筒部２０２ｃと、中央孔２０２ａの周縁から直角に延伸する内側円筒部２０２ｄとを有する。外側円筒部２０２ｃと内側円筒部２０２ｄは同じ方向に延伸している。外側円筒部２０２ｃは防護スリーブ２０１の第１の端部に、干渉嵌合によって固定されている。

図６は本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの側面図であり、図７は本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの断面図である。図６および図７に示すように、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は防護スリーブ接続端２０３ａとバッテリーカートリッジ接続端２０３ｂとを有し、これらは相互に接続されている。バッテリーカートリッジコネクタ２０３は、防護スリーブ２０１の軸線に沿って貫通する中央孔２０３ｃを有する。防護スリーブ接続端２０３ａは防護スリーブ２０１の第２の端部に、干渉嵌合によって固定されている。防護スリーブ接続端２０３ａの、バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂから遠い側の端部には面取り部２０３ｄが形成されており、防護スリーブ接続端２０３ａを防護スリーブ２０１に挿入しやすくなっている。バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂは防護スリーブ２０１から外部に露出している。バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂには、バッテリーカートリッジ２３０と接続するための雄ネジ２０３ｅが形成されている。

防護スリーブ接続端２０３ａとバッテリーカートリッジ接続端２０３ｂの間の連結部には、溝部２０３ｆが形成されており、そのためバッテリーカートリッジコネクタ２０３は防護スリーブ２０１に取り付けられた後は容易に分離しない。溝部２０３ｆはバッテリーカートリッジコネクタ２０３の表面を切削することで形成される。バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける、防護スリーブ２０１の軸線に直角な方向の断面の周縁形状は、矩形、円形、三角形、錐形、台形、または波型のいずれであってもよい。

図８に示すように、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける、防護スリーブ２０１の軸線に直角な方向の断面の周縁形状は、他の不規則な形状、例えば間隔を置いて形成された複数の凹部２１１を含むものであってもよい。凹部２１１は、防護スリーブ２０１の軸線を中心とする同一の円周上に、均一にまたは不均一に位置している。隣接する二つの凹部２１１の間ごとに張り出し部２１２が形成されている。複数の凹部２１１の深さはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。同様に、複数の張り出し部２１２の高さはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。

溝部２０３ｆの深さは、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける肉厚が０．０５〜０．２ｍｍとなるよう決定される。肉厚はこのように非常に薄いので、バッテリーカートリッジコネクタ２０３に対して、それを曲げようとする力が防護スリーブ２０１に直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は溝部２０３ｆにおいて破断し、ゆえにバッテリーカートリッジコネクタ２０３が外れてしまうことはない。このようにして、分解を防止するという目的が達成される。溝部２０３ｆにおける肉厚を０．０５ｍｍより薄くすると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の加工が困難となり、またバッテリーカートリッジコネクタ２０３の強度が不足する。溝部２０３ｆにおける肉厚を０．２ｍｍより厚くすると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３に対し曲げ力が加えられた場合に破断させることが困難となる。

図８に示す実施形態において、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の凹部２１１における肉厚は０．０５〜０．１ｍｍであり、張り出し部２１２における肉厚は０．１〜０．２ｍｍである。

防護スリーブ接続端２０３ａの外周面にはフランジ２１０が形成されている。フランジ２１０は防護スリーブ接続端２０３ａの、溝部２０３ｆに臨む端部に形成されている。防護スリーブ接続端２０３ａを防護スリーブ２０１の第２の端部に固定する際、フランジ２１０が防護スリーブ２０１の第２の端部の端面に当接してバッテリーカートリッジコネクタ２０３が位置決めされ、組み付けが容易となる。

防護スリーブ接続端２０３ａには、第１の突起リング２０３ｇが防護スリーブ２０１の径方向に突出するように形成されている。また、第１の絶縁リング２０７がバッテリーカートリッジコネクタ２０３内に設けられている。第１の絶縁リング２０７は円環状であり、その外周面に第１の嵌合溝２０７ａが形成されている。第１の絶縁リング２０７はその全体が弾性を有する材料からなり、第１の嵌合溝２０７ａに第１の突起リング２０３ｇが嵌合することによって第１の絶縁リング２０７をバッテリーカートリッジコネクタ２０３内で固定している。第１の絶縁リング２０７には第１の電極２０８が干渉嵌合により固定されている。第１の電極２０８は発熱部品２０５に電気的に接続されている。

図２〜図４に示すように、通気パイプ２０４の一方の端部は吸引ノズルキャップ２０２の内側円筒部２０２ｄに外挿され、他方の端部は第１の絶縁リング２０７に当接して通気パイプ２０４を位置決めしている。

通気パイプ２０４には対向する二つの通気孔２０４ａが、管壁を貫通するように形成されている。発熱部品２０５は通気パイプ２０４に不動状態で配置されている。発熱部品２０５は電熱部２０５ａと、その両端から延びる脚部２０５ｂとを有する。電熱部２０５ａは二つの通気孔２０４ａに挿通され、脚部２０５ｂは通気パイプ２０４の外周面に固定されて発熱部品２０５を保持している。

含油綿２０６は概ね円筒形に成形され、発熱部品２０５と通気パイプ２０４に外挿されている。含油綿２０６の一方の端部は吸引ノズルキャップ２０２の外側円筒部２０２ｃの一方の端部に当接し、他方の端部はバッテリーカートリッジコネクタ２０３の防護スリーブ接続端２０３ａに挿入されることによって含油綿２０６が固定されている。防護スリーブ２０１と含油綿２０６の間には間隙が設けられている。

防護スリーブ２０１は、内部防護スリーブ２０１ａと外部防護スリーブ２０１ｂとを含んでもよい。内部防護スリーブ２０１ａは金属、セラミックなどで形成してもよく、外部防護スリーブ２０１ｂに外挿される外部防護スリーブ２０１ｂは金属、プラスティック、木材、紙などで形成してもよい。防護スリーブ２０１の外周面にはステッカー２０９を配置してもよい。

図５は本発明によるバッテリーカートリッジ３００の断面図である。図５に示すように、バッテリーカートリッジ３００は円筒形のバッテリースリーブ３０１を有する。バッテリースリーブ３０１の第１の端部にアトマイザーコネクタ３０２が設けられている。アトマイザーコネクタ３０２は概ね円筒形であり、バッテリースリーブ３０１に干渉嵌合、螺合などの方法で固定されている。アトマイザーコネクタ３０２には雌ねじ３０２ａが形成されており、これによりバッテリーカートリッジコネクタ２０３の雄ネジ２０３ｅと螺合してアトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００とを連結するようになっている。

アトマイザーコネクタ３０２には、バッテリースリーブ３０１の径方向に突出する第２の突起リング３０２ｂが設けられている。また、第２の絶縁リング３０４がアトマイザーコネクタ３０２内に固定されている。第２の絶縁リング３０４は円筒形であり、その外周面には第２の嵌合溝３０４ａが形成されている。第２の絶縁リング３０４はその全体が弾性を有する材料からなる。第２の絶縁リング３０４の第２の嵌合溝３０４ａに第２の突起リング３０２ｂが嵌合し、第２の絶縁リング３０４をアトマイザーコネクタ３０２内で固定している。第２の絶縁リング３０５には第２の電極３０５が干渉嵌合によって固定されている。アトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００が相互に接続されると、第１の電極２０８と第２の電極３０５が電気的に接続される。

バッテリースリーブ３０１内にはコントローラ３０６と、コントローラ３０６を支持するコントローラ台座３０７が配置されている。コントローラ台座３０７とアトマイザーコネクタ３０２の間にはバッテリー３０８が設けられ、配線を介してコントローラ３０６と第２の電極３０５に電気的に接続されている。バッテリースリーブ３０１の第２の端部にはライトキャップ３０９が取り付けられている。

使用中に喫煙者が吸引ノズルキャップ２０２を通じて吸気すると、コントローラ３０６が空気流の変化を検知してバッテリー３０８と第２の電極３０５を接続し、さらに第１の電極２０８を介して発熱部品２０５に通電し、含油綿２０６に含まれる喫煙液を霧化させる。このようにして、多量の煙が生成され喫煙者によって吸入される。

使い捨て電子タバコが使用済みになると、アトマイザー２００を取り外して新しいアトマイザー２００と交換が可能である。アトマイザー２００のバッテリーカートリッジコネクタ２０３には溝部２０３ｆが形成されているので、溝部２０３ｆにおける肉厚は非常に薄い。したがってバッテリーカートリッジコネクタ２０３に対してそれを曲げようとする力が防護スリーブ２０１に直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は溝部２０３ｆにおいて破断する。言い換えれば、バッテリーカートリッジコネクタ２０３が外れてしまうことはなく、分解を防止するという目的が達成される。これにより、非合法なタバコオイルが使い捨て電子タバコのアトマイザーに添加され、このようなアトマイザーが再使用されることを有効に防止することができる。

上記の実施形態は本発明のいくつかの好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原則から逸脱することなく様々な改変、均等な置換、あるいは改良が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれるものである。

本発明は日用電子製品に関し、より具体的には分解防止型アトマイザーおよび電子タバコに関する。

健康への関心が高まるにつれ、従来のタバコは次第に電子タバコに取って代わられつつある。従来技術における使い捨て電子タバコは、相互に接続されたアトマイザーとバッテリーカートリッジとを備えている。図１は従来技術による使い捨て電子タバコのアトマイザー１００を示す断面図である。図１に示すように、アトマイザー１００は防護スリーブ１０１と、防護スリーブ内に配置された含油綿１０２と発熱部品１０３を有する。バッテリーカートリッジ（不図示）内にはバッテリーとコントローラが配置され、発熱部品１０３はバッテリーと電気的に接続されている。アトマイザー１００の第１の端部には吸引ノズルキャップ１０４が設けられている。喫煙者が喫煙すると、発熱部品１０３が通電されて発熱し、含油綿１０２に含まれた喫煙液を霧化して、喫煙者が吸入する煙を発生させるようになっている。

アトマイザー１００の第２の端部にはコネクタ１０５が設けられ、コネクタ１０５の下部は防護スリーブ１０１に干渉嵌合により固定されており、コネクタ１０５の上部は防護スリーブ１０１から突出してバッテリーカートリッジと螺合により接続されている。使い捨て電子タバコが使用済みになると、アトマイザー１００はバッテリーカートリッジからねじを緩めて取り外されて新しいアトマイザー１００と交換され、使い捨て電子タバコを再使用することができる。

このようなアトマイザーの欠点として、コネクタ１０５に対して、それを曲げようとする力が防護スリーブ１０１に直角な方向に加えられると、コネクタ１０５は防護スリーブ１０１から簡単に外れてしまうことがあり、この場合含油綿１０２を取り出して非合法のタバコオイルを再使用のために加えることが可能となってしまう。非合法のタバコには多くの有害物質が含まれており、喫煙者の健康を損ねる恐れがある。

アトマイザーが簡単に分解されてしまうという従来技術の問題点の解消を目指し、本発明は上記問題の技術的解決として、アトマイザーの分解を防止できる分解防止型アトマイザーおよび電子タバコを提供するものである。

上記の技術的問題を解決するため、本発明は以下の技術を提供する。すなわち、防護スリーブと、該防護スリーブの第１の端部に固定された吸引ノズルキャップと、前記防護スリーブの第２の端部に固定されたバッテリーカートリッジコネクタとを備える分解防止型アトマイザーであって、通気パイプと、発熱部品と、前記通気パイプおよび前記発熱部品の外部を被覆する含油綿とが前記防護スリーブ内に配置され、前記バッテリーカートリッジコネクタは、相互に接続された防護スリーブ接続端とバッテリーカートリッジ接続端とを有し、前記バッテリーカートリッジには前記防護スリーブの軸方向に延伸する中央孔が形成され、前記防護スリーブ接続端と前記バッテリーカートリッジ接続端の間の連結部には溝部が形成されている、分解防止型アトマイザーを提供する。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記溝部における肉厚は０．０５〜０．２ｍｍであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブは円筒形であってもよく、前記バッテリーカートリッジコネクタの、前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面における周縁の形状は、矩形、円形、三角形、錐形、台形、または波型のいずれであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記溝部における前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面の外周面には、間隔をおいて複数の凹部が形成されていてもよく、隣接する二つの前記凹部の間ごとに張り出し部が形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジコネクタの前記凹部における肉厚は０．０５〜０．１ｍｍであってもよく、前記張り出し部における肉厚は０．１〜０．２ｍｍであってもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブ接続端は前記防護スリーブに干渉嵌合によって固定されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記防護スリーブ接続端の、前記バッテリーカートリッジ接続端から遠い側の一方の端部には、前記防護スリーブへの挿入を容易とする面取り部が形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記バッテリーカートリッジ接続端には雄ネジが形成されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーは、前記バッテリーカートリッジコネクタに固定された第１の絶縁リングと、該第１の絶縁リングに固定された第１の電極とをさらに備えていてもよい。前記第１の絶縁リングは弾性を有する材料で形成され、前記第１の絶縁リングの外周面には第１の嵌合溝が形成され、前記防護スリーブ接続端には前記防護スリーブの径方向に突出する第１の突起リングが形成され、前記第１の嵌合溝は前記第１の突起リングと嵌合していてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記吸引ノズルキャップは、中央孔を有するカバープレートと、該カバープレートから直角に延伸する外側円筒部と、前記カバープレートの前記中央孔の周縁から直角に延伸する内側円筒部とを有していてもよく、前記外側円筒部は前記防護スリーブの前記第１の端部に干渉嵌合によって固定されていてもよい。

本発明による分解防止型アトマイザーにおいて、前記含油綿は円筒形であってもよく、前記含油綿の一方の端部は前記吸引ノズルキャップの前記外側円筒部の一方の端部に当接し、他方の端部は前記バッテリーカートリッジコネクタの前記防護スリーブ接続端に挿入されていてもよい。

本発明はさらに電子タバコを提供する。該電子タバコは、バッテリーカートリッジと、上記の分解防止型アトマイザーとを備え、前記バッテリーカートリッジと前記分解防止型アトマイザーとは相互に接続されている。

本発明による分解防止型アトマイザーおよび電子タバコを実現することにより、以下のような効果が得られる。バッテリーカートリッジコネクタには溝部が形成されており、この溝部における肉厚は非常に薄いため、バッテリーカートリッジコネクタに対して、それを曲げようとする力が防護スリーブに直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタは溝部において容易に破断する。したがってバッテリーカートリッジコネクタが外れてしまうことはなく、分解を防止するという目的が達成される。それゆえ、非合法なタバコオイルが使い捨て電子タバコのアトマイザーに添加されてしまうことや、このようなアトマイザーが再使用されることを有効に防止することができる。

本発明を添付の図面及び実施形態に基づき詳細に説明する。図面は以下のとおり。
従来技術による使い捨て電子タバコのアトマイザーを示す断面図である。 本発明によるアトマイザーの分解斜視図である。 本発明によるアトマイザーの側面図である。 図３に示すアトマイザーの断面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジの断面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの側面図である。 本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの断面図である。 バッテリーカートリッジの溝部に沿った断面図である。

本発明の目的、技術的構成、および利点は、本発明に関して添付の図面および実施形態に基づいて以下になされる詳細な説明により、さらに明らかとなる。以下に述べる実施形態は、本発明を説明するためのものであって限定するものではないことを理解されたい。

本発明による使い捨て電子タバコは、相互に接続されたアトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００とを備える。図２は本発明によるアトマイザー２００の分解斜視図であり、図３は本発明によるアトマイザー２００の側面図であり、図４は図３に示すアトマイザー２００の断面図である。図２〜図４に示すように、アトマイザー２００は防護スリーブ２０１と、防護スリーブ２０１の第１の端部に固定された吸引ノズルキャップ２０２と、防護スリーブ２０１の第２の端部に固定されたバッテリーカートリッジコネクタ２０３とを備える。防護スリーブ２０１は円筒形である。防護スリーブ２０１内には通気パイプ２０４が設けられ、発熱部品２０５が通気パイプ２０４に不動状態で取り付けられ、含油綿２０６が発熱部品２０５と通気パイプ２０４の外面を被覆している。

吸引ノズルキャップ２０２は中央孔２０２ａを有するカバープレート２０２ｂと、カバープレート２０２ｂから直角に延伸する外側円筒部２０２ｃと、中央孔２０２ａの周縁から直角に延伸する内側円筒部２０２ｄとを有する。外側円筒部２０２ｃと内側円筒部２０２ｄは同じ方向に延伸している。外側円筒部２０２ｃは防護スリーブ２０１の第１の端部に、干渉嵌合によって固定されている。

図６は本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの側面図であり、図７は本発明によるバッテリーカートリッジコネクタの断面図である。図６および図７に示すように、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は防護スリーブ接続端２０３ａとバッテリーカートリッジ接続端２０３ｂとを有し、これらは相互に接続されている。バッテリーカートリッジコネクタ２０３は、防護スリーブ２０１の軸線に沿って貫通する中央孔２０３ｃを有する。防護スリーブ接続端２０３ａは防護スリーブ２０１の第２の端部に、干渉嵌合によって固定されている。防護スリーブ接続端２０３ａの、バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂから遠い側の端部には面取り部２０３ｄが形成されており、防護スリーブ接続端２０３ａを防護スリーブ２０１に挿入しやすくなっている。バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂは防護スリーブ２０１から外部に露出している。バッテリーカートリッジ接続端２０３ｂには、バッテリーカートリッジ３００と接続するための雄ネジ２０３ｅが形成されている。

防護スリーブ接続端２０３ａとバッテリーカートリッジ接続端２０３ｂの間の連結部には、溝部２０３ｆが形成されており、そのためバッテリーカートリッジコネクタ２０３は防護スリーブ２０１に取り付けられた後は容易に分離しない。溝部２０３ｆはバッテリーカートリッジコネクタ２０３の表面を切削することで形成される。バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける、防護スリーブ２０１の軸線に直角な方向の断面の周縁形状は、矩形、円形、三角形、錐形、台形、または波型のいずれであってもよい。

図８に示すように、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける、防護スリーブ２０１の軸線に直角な方向の断面の周縁形状は、他の不規則な形状、例えば間隔を置いて形成された複数の凹部２１１を含むものであってもよい。凹部２１１は、防護スリーブ２０１の軸線を中心とする同一の円周上に、均一にまたは不均一に位置している。隣接する二つの凹部２１１の間ごとに張り出し部２１２が形成されている。複数の凹部２１１の深さはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。同様に、複数の張り出し部２１２の高さはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。

溝部２０３ｆの深さは、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の溝部２０３ｆにおける肉厚が０．０５〜０．２ｍｍとなるよう決定される。肉厚はこのように非常に薄いので、バッテリーカートリッジコネクタ２０３に対して、それを曲げようとする力が防護スリーブ２０１に直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は溝部２０３ｆにおいて破断し、ゆえにバッテリーカートリッジコネクタ２０３が外れてしまうことはない。このようにして、分解を防止するという目的が達成される。溝部２０３ｆにおける肉厚を０．０５ｍｍより薄くすると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の加工が困難となり、またバッテリーカートリッジコネクタ２０３の強度が不足する。溝部２０３ｆにおける肉厚を０．２ｍｍより厚くすると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３に対し曲げ力が加えられた場合に破断させることが困難となる。

図８に示す実施形態において、バッテリーカートリッジコネクタ２０３の凹部２１１における肉厚は０．０５〜０．１ｍｍであり、張り出し部２１２における肉厚は０．１〜０．２ｍｍである。

防護スリーブ接続端２０３ａの外周面にはフランジ２１０が形成されている。フランジ２１０は防護スリーブ接続端２０３ａの、溝部２０３ｆに臨む端部に形成されている。防護スリーブ接続端２０３ａを防護スリーブ２０１の第２の端部に固定する際、フランジ２１０が防護スリーブ２０１の第２の端部の端面に当接してバッテリーカートリッジコネクタ２０３が位置決めされ、組み付けが容易となる。

防護スリーブ接続端２０３ａには、第１の突起リング２０３ｇが防護スリーブ２０１の径方向に突出するように形成されている。また、第１の絶縁リング２０７がバッテリーカートリッジコネクタ２０３内に設けられている。第１の絶縁リング２０７は円環状であり、その外周面に第１の嵌合溝２０７ａが形成されている。第１の絶縁リング２０７はその全体が弾性を有する材料からなり、第１の嵌合溝２０７ａに第１の突起リング２０３ｇが嵌合することによって第１の絶縁リング２０７をバッテリーカートリッジコネクタ２０３内で固定している。第１の絶縁リング２０７には第１の電極２０８が干渉嵌合により固定されている。第１の電極２０８は発熱部品２０５に電気的に接続されている。

図２〜図４に示すように、通気パイプ２０４の一方の端部は吸引ノズルキャップ２０２の内側円筒部２０２ｄに外挿され、他方の端部は第１の絶縁リング２０７に当接して通気パイプ２０４を位置決めしている。

通気パイプ２０４には対向する二つの通気孔２０４ａが、管壁を貫通するように形成されている。発熱部品２０５は通気パイプ２０４に不動状態で配置されている。発熱部品２０５は電熱部２０５ａと、その両端から延びる脚部２０５ｂとを有する。電熱部２０５ａは二つの通気孔２０４ａに挿通され、脚部２０５ｂは通気パイプ２０４の外周面に固定されて発熱部品２０５を保持している。

含油綿２０６は概ね円筒形に成形され、発熱部品２０５と通気パイプ２０４に外挿されている。含油綿２０６の一方の端部は吸引ノズルキャップ２０２の外側円筒部２０２ｃの一方の端部に当接し、他方の端部はバッテリーカートリッジコネクタ２０３の防護スリーブ接続端２０３ａに挿入されることによって含油綿２０６が固定されている。防護スリーブ２０１と含油綿２０６の間には間隙が設けられている。

防護スリーブ２０１は、内部防護スリーブ２０１ａと外部防護スリーブ２０１ｂとを含んでもよい。内部防護スリーブ２０１ａは金属、セラミックなどで形成してもよく、内部防護スリーブ２０１ａに外挿される外部防護スリーブ２０１ｂは金属、プラスティック、木材、紙などで形成してもよい。防護スリーブ２０１の外周面にはステッカー２０９を配置してもよい。

図５は本発明によるバッテリーカートリッジ３００の断面図である。図５に示すように、バッテリーカートリッジ３００は円筒形のバッテリースリーブ３０１を有する。バッテリースリーブ３０１の第１の端部にアトマイザーコネクタ３０２が設けられている。アトマイザーコネクタ３０２は概ね円筒形であり、バッテリースリーブ３０１に干渉嵌合、螺合などの方法で固定されている。アトマイザーコネクタ３０２には雌ねじ３０２ａが形成されており、これによりバッテリーカートリッジコネクタ２０３の雄ネジ２０３ｅと螺合してアトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００とを連結するようになっている。

アトマイザーコネクタ３０２には、バッテリースリーブ３０１の径方向に突出する第２の突起リング３０２ｂが設けられている。また、第２の絶縁リング３０４がアトマイザーコネクタ３０２内に固定されている。第２の絶縁リング３０４は円筒形であり、その外周面には第２の嵌合溝３０４ａが形成されている。第２の絶縁リング３０４はその全体が弾性を有する材料からなる。第２の絶縁リング３０４の第２の嵌合溝３０４ａに第２の突起リング３０２ｂが嵌合し、第２の絶縁リング３０４をアトマイザーコネクタ３０２内で固定している。第２の絶縁リング３０５には第２の電極３０５が干渉嵌合によって固定されている。アトマイザー２００とバッテリーカートリッジ３００が相互に接続されると、第１の電極２０８と第２の電極３０５が電気的に接続される。

バッテリースリーブ３０１内にはコントローラ３０６と、コントローラ３０６を支持するコントローラ台座３０７が配置されている。コントローラ台座３０７とアトマイザーコネクタ３０２の間にはバッテリー３０８が設けられ、配線を介してコントローラ３０６と第２の電極３０５に電気的に接続されている。バッテリースリーブ３０１の第２の端部にはライトキャップ３０９が取り付けられている。

使用中に喫煙者が吸引ノズルキャップ２０２を通じて吸気すると、コントローラ３０６が空気流の変化を検知してバッテリー３０８と第２の電極３０５を接続し、さらに第１の電極２０８を介して発熱部品２０５に通電し、含油綿２０６に含まれる喫煙液を霧化させる。このようにして、多量の煙が生成され喫煙者によって吸入される。

使い捨て電子タバコが使用済みになると、アトマイザー２００を取り外して新しいアトマイザー２００と交換が可能である。アトマイザー２００のバッテリーカートリッジコネクタ２０３には溝部２０３ｆが形成されているので、溝部２０３ｆにおける肉厚は非常に薄い。したがってバッテリーカートリッジコネクタ２０３に対してそれを曲げようとする力が防護スリーブ２０１に直角な方向に加えられると、バッテリーカートリッジコネクタ２０３は溝部２０３ｆにおいて破断する。言い換えれば、バッテリーカートリッジコネクタ２０３が外れてしまうことはなく、分解を防止するという目的が達成される。これにより、非合法なタバコオイルが使い捨て電子タバコのアトマイザーに添加され、このようなアトマイザーが再使用されることを有効に防止することができる。

上記の実施形態は本発明のいくつかの好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原則から逸脱することなく様々な改変、均等な置換、あるいは改良が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれるものである。

Claims (12)

1. 防護スリーブと、該防護スリーブの第１の端部に固定された吸引ノズルキャップと、前記防護スリーブの第２の端部に固定されたバッテリーカートリッジコネクタとを備え、通気パイプと、発熱部品と、前記通気パイプおよび前記発熱部品の外部を被覆する含油綿とが前記防護スリーブ内に配置され、前記バッテリーカートリッジコネクタは、相互に接続された防護スリーブ接続端とバッテリーカートリッジ接続端とを有し、前記バッテリーカートリッジには前記防護スリーブの軸方向に延伸する中央孔が形成され、前記防護スリーブ接続端と前記バッテリーカートリッジ接続端の間の連結部には溝部が形成されている、分解防止型アトマイザー。
2. 前記バッテリーカートリッジコネクタの前記溝部における肉厚は０．０５〜０．２ｍｍである、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
3. 前記防護スリーブは円筒形であり、前記バッテリーカートリッジコネクタの、前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面における周縁の形状は、矩形、円形、三角形、錐形、台形、または波型のいずれかである、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
4. 前記バッテリーカートリッジコネクタの、前記溝部における前記防護スリーブの軸線に直角な方向の断面の外周面には、間隔をおいて複数の凹部が形成されており、隣接する二つの前記凹部の間ごとに張り出し部が形成されている、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
5. 前記バッテリーカートリッジコネクタの前記凹部における肉厚は０．０５〜０．１ｍｍであり、前記張り出し部における肉厚は０．１〜０．２ｍｍである、請求項４に記載の分解防止型アトマイザー。
6. 前記防護スリーブ接続端は前記防護スリーブに干渉嵌合によって固定されている、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
7. 前記防護スリーブ接続端の、前記バッテリーカートリッジ接続端から遠い側の一方の端部には、前記防護スリーブへの挿入を容易とする面取り部が形成されている、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
8. 前記バッテリーカートリッジ接続端には雄ネジが形成されている、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
9. 前記バッテリーカートリッジコネクタに固定された第１の絶縁リングと、該第１の絶縁リングに固定された第１の電極とをさらに備え、前記第１の絶縁リングは弾性を有する材料で形成され、前記第１の絶縁リングの外周面には第１の嵌合溝が形成され、前記防護スリーブ接続端には前記防護スリーブの径方向に突出する第１の突起リングが形成され、前記第１の嵌合溝は前記第１の突起リングと嵌合している、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
10. 前記吸引ノズルキャップは、中央孔を有するカバープレートと、該カバープレートから直角に延伸する外側円筒部と、前記カバープレートの前記中央孔の周縁から直角に延伸する内側円筒部とを有し、前記外側円筒部は前記防護スリーブの前記第１の端部に干渉嵌合によって固定されている、請求項１に記載の分解防止型アトマイザー。
11. 前記含油綿は円筒形であり、前記含油綿の一方の端部は前記吸引ノズルキャップの前記外側円筒部の一方の端部に当接し、他方の端部は前記バッテリーカートリッジコネクタの前記防護スリーブ接続端に挿入されている、請求項１０に記載の分解防止型アトマイザー。
12. バッテリーカートリッジと、請求項１から請求項１１のいずれかに記載の分解防止型アトマイザーとを備え、前記バッテリーカートリッジと前記分解防止型アトマイザーとは相互に接続されている、電子タバコ。

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