JP2016510556A - 無線通信システムにおいて端末間直接通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて端末間直接通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて端末が端末間直接通信のためのディスカバリ(Discovery)信号を送信する方法を提供する。【解決手段】この方法は、一つ以上の下りリンク信号を受信するステップと、前記一つ以上の下りリンク信号の基準受信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するための送信電力を決定するステップと、前記決定された送信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するステップとを有し、前記送信電力は、前記基準受信電力が増加するにつれて減少することを特徴とする。【選択図】図11

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおいて端末間直接通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御方法及びそのための装置に関する。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution:以下、「LTE」という。)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進展したシステムであり、現在3GPPで基礎的な標準化作業が進行中である。一般に、E−UMTSをLTE(Long Term Evolution)システムと呼ぶこともできる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容はそれぞれ、「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7及びRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment:UE)、基地局(eNodeB:eNB)、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置して外部ネットワークに接続するアクセスゲートウェイ(Access Gateway:AG)を含んでいる。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.44、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。異なったセルは、互いに異なった帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、複数の端末に関するデータ送受信を制御する。下りリンク(Downlink:DL)データについて、基地局は下りリンクスケジューリング情報を送信し、該当の端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、上りリンク(Uplink:UL)データについて、基地局は上りリンクスケジューリング情報を該当の端末に送信し、該当の端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。基地局同士の間には、ユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためのインターフェースを用いることができる。コアネットワーク(Core Network:CN)は、AG、及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成可能である。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位に端末の移動性を管理する。
無線通信技術は、WCDMAに基づいてLTEにまで開発されてきたが、ユーザと事業者の要求と期待は増す一方である。その上、他の無線接続技術の開発が続いており、将来、競争力を持つためには新しい技術進化が要求される。ビット当たりのコストの削減、サービス可用性の増大、柔軟な周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、端末の適度な電力消耗などが要求される。
上述したような議論に基づき、以下では無線通信システムにおいて端末間直接通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御方法及びそのための装置を提案する。
本発明の実施例に係る、無線通信システムにおいて端末が端末間直接通信のためのディスカバリ(Discovery)信号を送信する方法は、一つ以上の下りリンク信号を受信するステップと、前記一つ以上の下りリンク信号の基準受信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するための送信電力を決定するステップと、前記決定された送信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するステップとを有し、前記送信電力は、前記基準受信電力が増加するにつれて減少することを特徴とする。
好適には、前記送信電力は、第1値の受信電力未満では、前記基準受信電力が増加するにつれて減少し、前記第1値の受信電力以上では、前記基準受信電力が増加するにつれて増加することを特徴とする。ここで、前記基準受信電力が前記第1値よりも小さい第2値の受信電力未満である場合、前記送信電力が一定の値に維持されてもよい。また、前記第1値の受信電力以上で前記送信電力は、あらかじめ設定された送信電力以下に制限されてもよい。
さらに、前記決定された送信電力が端末の最小送信電力未満である場合、前記送信電力は前記最小送信電力と再決定されてもよい。
より好適には、前記送信電力を決定するステップは、前記一つ以上の下りリンク信号の受信電力の平均値、最小値及び最大値のいずれか一つの値を前記基準受信電力と決定するステップを有することができる。
一方、本発明の他の実施例に係る、無線通信システムにおいて端末間直接通信を行う端末装置は、基地局又は前記端末間直接通信における相手の端末装置と信号を送受信する無線通信モジュールと、前記信号を処理するプロセッサとを備え、前記プロセッサは、一つ以上の下りリンク信号の基準受信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するための送信電力を決定し、前記決定された送信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するように前記無線通信モジュールを制御し、また、前記プロセッサは、前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を減少させることを特徴とする。
好適には、前記プロセッサが、第1値の受信電力未満では、前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を減少させ、前記第1値の受信電力以上では、前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を増加させることを特徴とする。ここで、前記プロセッサは、前記基準受信電力が前記第1値よりも小さい第2値の受信電力未満である場合、前記送信電力を一定の値を維持させることができる。さらに、前記プロセッサは、前記送信電力を、前記第1値の受信電力以上で、あらかじめ設定された送信電力以下に制限することができる。
より好適には、前記プロセッサは、前記決定された送信電力が端末の最小送信電力未満である場合、前記送信電力を前記最小送信電力と再決定することができる。さらに、前記プロセッサは、前記一つ以上の下りリンク信号の受信電力の平均値、最小値及び最大値のいずれか一つの値を前記基準受信電力と決定することを特徴とする。
本発明の実施例によれば、無線通信システムにおいて端末間直接通信のためにディスカバリ信号をより効率的に送信することができる。
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない別の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。 3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)のコントロールプレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)構造を示す図である。 3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号送信方法を説明するための図である。 LTEシステムで用いられる下りリンク無線フレームの構造を例示する図である。 LTEシステムで用いられる上りリンクサブフレームの構造を示す図である。 端末間直接通信の概念図である。 本発明が適用される状況に関する概念図である。 本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する例を示す図である。 本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する他の例を示す図である。 本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する更に他の例を示す図である。 本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する例を示す図である。 本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する他の例を示す図である。 本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する更に他の例を示す図である。 受信電力によってD2D通信の禁止区間を設定した例を示す図である。 本発明の実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
以下、添付の図面を参照して説明された本発明の実施例から、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解されるであろう。以下に説明される実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された例である。
本明細書ではLTEシステム及びLTE−Aシステムを用いて本発明の実施例を説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、上述した定義に該当するいかなる通信システムにも適用可能である。また、本明細書は、FDD(Frequency Division Duplex)方式を基準にして本発明の実施例について説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、H−FDD(Hybrid−FDD)方式又はTDD(Time Division Duplex)方式にも容易に変形して適用することができる。
図2は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)のコントロールプレーン及びユーザプレーンの構造を示す図である。コントロールプレーンとは、端末(UE)とネットワークとが呼を管理するために用いる制御メッセージが送信される通路のことを意味する。ユーザプレーンとは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路のことを意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位の媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。該伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを介してデータが移動する。該物理チャネルは、時間及び周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、下りリンクにおいてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクにおいてSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control:MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して、上位層である無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼できるデータ送信を支援する。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックとしてもよい。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPv4やIPv6のようなIPパケットを效率的に送信するために、余分の制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
第3層の最下部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)層は、コントロールプレーンにのみ定義される。RRC層は、無線ベアラー(Radio Bearer)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して、論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。無線ベアラー(RB)とは、端末とネットワーク間のデータ伝達のために第2層により提供されるサービスのことを意味する。そのために、端末のRRC層とネットワークのRRC層とはRRCメッセージを互いに交換する。端末のRRC層とネットワークのRRC層間にRRC接続(RRC Connected)がある場合に、端末はRRC接続状態(Connected Mode)にあり、そうでない場合は、RRC休止状態(Idle Mode)にあるようになる。RRC層の上位にあるNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を果たす。
基地局(eNB)を構成する一つのセルは、1.4、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つとして設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。
ネットワークから端末にデータを送信する下り伝送チャネルとしては、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャスト又は放送サービスのトラフィック又は制御メッセージは、下りSCHを介して送信されてもよく、別の下りMCH(Multicast Channel)を介して送信されてもよい。一方、端末からネットワークにデータを送信する上り伝送チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位に存在し、伝送チャネルにマップされる論理チャネル(Logical Channel)としては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図3は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般の信号送信方法を説明するための図である。
端末は、電源が入ったり、新しくセルに進入したりした場合に、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S301)。そのために、端末は、基地局から1次同期チャネル(Primary Synchronization Channel:P−SCH)及び2次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel:S−SCH)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得することができる。その後、端末は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信し、セル内放送情報を取得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階で、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal:DL RS)を受信し、下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)、及び該PDCCHに載せられた情報に基づいて物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDSCH)を受信することによって、より具体的なシステム情報を取得することができる(S302)。
一方、基地局に初めて接続したり信号送信のための無線リソースがない場合には、端末は、基地局にランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる(S303乃至S306)。そのために、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel:PRACH)を介して特定シーケンスをプリアンブルとして送信し(S303及びS305)、PDCCH及び対応するPDSCHを介して、プリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S304及びS306)。競合ベースのRACHの場合、衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)をさらに行うことができる。
上述の手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、PDCCH/PDSCHの受信(S307)、及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCH)の送信(S308)を行うことができる。特に、端末はPDCCHを介して下りリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)を受信する。ここで、DCIは、端末に対するリソース割り当て情報のような制御情報を含んでおり、その使用目的によってフォーマットが異なる。
一方、端末が上りリンクで基地局に送信する又は端末が基地局から受信する制御情報としては、下りリンク/上りリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP LTEシステムでは、端末は、これらのCQI/PMI/RIなどの制御情報をPUSCH及び/又はPUCCHを介して送信することができる。
図4は、下りリンク無線フレームにおいて一つのサブフレームの制御領域に含まれる制御チャネルを例示する図である。
図4を参照すると、サブフレームは14個のOFDMシンボルで構成されている。サブフレーム設定によって、先頭における1個〜3個のOFDMシンボルは制御領域として用いられ、残りの13個〜11個のOFDMシンボルはデータ領域として用いられる。同図で、R1乃至R4は、アンテナ0乃至3に対する参照信号(Reference Signal(RS)又はパイロット信号(Pilot Signal))を表す。RSは、制御領域及びデータ領域にかかわらず、サブフレーム内に一定のパターンで固定される。制御チャネルは、制御領域においてRSが割り当てられていないリソースに割り当てられ、トラフィックチャネルも、データ領域においてRSが割り当てられていないリソースに割り当てられる。制御領域に割り当てられる制御チャネルには、PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator CHannel)、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)などがある。
PCFICHは、物理制御フォーマット指示子チャネルであり、サブフレームごとにPDCCHに用いられるOFDMシンボルの個数を端末に知らせる。PCFICHは、最初のOFDMシンボルに位置し、PHICH及びPDCCHに優先して設定される。PCFICHは4個のREG(Resource Element Group)で構成され、それぞれのREGはセルID(Cell IDentity)に基づいて制御領域内に分散される。1個のREGは4個のRE(Resource Element)で構成される。REは、1個の副搬送波×1個のOFDMシンボルで定義される最小物理リソースを表す。PCFICH値は、帯域幅によって、1乃至3、又は2乃至4の値を示し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調される。
PHICHは、物理HARQ(Hybrid−Automatic Repeat and request)指示子チャネルであり、上りリンク送信に対するHARQ ACK/NACKを運ぶために用いられる。すなわち、PHICHは、UL HARQのためのDL ACK/NACK情報が送信されるチャネルを表す。PHICHは、1個のREGで構成され、セル特定(cell−specific)にスクランブルされる。ACK/NACKは、1ビットで指示され、BPSK(Binary phase shift keying)で変調する。変調されたACK/NACKは、拡散因子(Spreading Factor:SF)=2又は4で拡散される。同一のリソースにマップされる複数のPHICHはPHICHグループを構成する。PHICHグループに多重化されるPHICHの個数は、拡散コードの個数によって決定される。PHICH(グループ)は、周波数領域及び/又は時間領域においてダイバーシティ利得を得るために3回反復(repetition)される。
PDCCHは、物理下りリンク制御チャネルであり、サブフレームの先頭におけるn個のOFDMシンボルに割り当てられる。ここで、nは1以上の整数であり、PCFICHによって指示される。PDCCHは、一つ以上のCCE(Control Channel Element)で構成される。PDCCHは、伝送チャネルであるPCH(Paging channel)及びDL−SCH(Downlink−shared channel)のリソース割り当てに関する情報、上りリンクスケジューリンググラント(Uplink Scheduling Grant)、HARQ情報などを各端末又は端末グループに知らせる。PCH及びDL−SCHは、PDSCHを介して送信される。そのため、基地局と端末は、一般に、特定の制御情報又は特定のサービスデータ以外は、PDSCHを介してデータをそれぞれ送信及び受信する。
PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるか、それらの端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコードしなければならないかに関する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRC(cyclic redundancy check)マスクされており、「B」という無線リソース(例、周波数位置)及び「C」という伝送形式情報(例、伝送ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームで送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が持っているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」のRNTIを持っている一つ以上の端末があると、当該端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報に基づいて、「B」と「C」が示すPDSCHを受信する。
下りリンク制御チャネルの基本リソース単位は、REG(Resource Element Group)である。REGは、RSを除いた状態で4個の隣接するリソース要素(RE)で構成される。PCFICH及びPHICHはそれぞれ、4個のREG及び3個のREGを含む。PDCCHはCCE(Control Channel Elements)単位で構成され、1個のCCEは9個のREGを含む。
図5は、LTEシステムで用いられる上りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図5を参照すると、上りリンクサブフレームは制御情報を運ぶPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)が割り当てられる領域と、ユーザデータを運ぶPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)が割り当てられる領域とに区別される。サブフレームにおいて周波数領域の中間部分がPUSCHに割り当てられ、周波数領域でデータ領域の両側部分がPUCCHに割り当てられる。PUCCH上で送信される制御情報には、HARQに用いられるACK/NACK、下りリンクチャネル状態を示すCQI(Channel Quality Indicator)、MIMOのためのRI(Rank Indicator)、上りリンクリソース割り当て要請であるSR(Scheduling Request)などがある。一つの端末に対するPUCCHは、サブフレーム内の各スロットで互いに異なる周波数を占める一つのリソースブロックを使用する。すなわち、PUCCHに割り当てられる2個のリソースブロックは、スロット境界で周波数ホッピング(frequency hopping)される。特に、図5は、m=0のPUCCH、m=1のPUCCH、m=2のPUCCH、m=3のPUCCHがサブフレームに割り当てられることを例示する。
以下、LTEシステムにおいて上りリンク送信電力制御方法について説明する。
端末が自身の上りリンク送信電力を制御する方法には、開ループ電力制御(Open Loop Power Control:OLPC)と閉ループ電力制御(Closed Loop Power Control:CLPC))がある。このうち、前者は、端末の属しているセルの基地局からの下りリンク信号の減衰を推定し、それを補償する形態で電力制御をするための因子である。すなわち、端末から基地局までの距離が遠くなって下りリンクの信号減衰が大きくなると、上りリンクの送信電力をさらに上げる方式で上りリンク電力を制御する。そして、後者は、基地局で上りリンク送信電力を調節するために必要な情報(すなわち、制御信号)を直接伝達する方式で上りリンク電力を制御する。
次の式1は、搬送波集成(Carrier Aggregation)技法を支援するシステムにおいて、サービングセルcでサブフレームインデックスi上でPUSCH及びPUCCHを同時に送信せず、PUSCHのみを送信する場合に、端末の送信電力を決定するためのものである。
Figure 2016510556
次の式2は、搬送波集成技法を支援するシステムにおいて、サービングセルcでサブフレームインデックスi上でPUCCH及びPUSCHを同時に送信する場合に、PUSCH送信電力を決定するためのものである。
Figure 2016510556
Figure 2016510556
また、式1で、MPUSCH,c(i)は、サブフレームインデックスiに対して有効なリソースブロック数で表現されたPUSCHリソース割り当ての帯域幅を示すパラメータであり、基地局が割り当てる値である。PO_PUSCH,c(j)は、上位層から提供されたセル−特定ノミナルコンポーネント(nominal component)PO_NOMINAL_PUSCH,c(j)と上位層から提供された端末−特定コンポーネントPO_UE_PUSCH,c(j)との和で構成されたパラメータであって、基地局が端末に知らせる値である。
上りリンクグラントに基づくPUSCH送信/再送信時にjは1であり、ランダムアクセス応答に基づくPUSCH送信/再送信時にjは2である。そして、PO_UE_PUSCH,c(2)=0及びPO_NOMINAL_PUSCH,C(2)=PO_PREPREAMBLE_Msg3であり、パラメータPO_PRE及びΔPREAMBLE_Msg3は、上位層からシグナルされる。
α(j)は、経路損失補償因子(pathloss compensation factor)であって、上位層から提供され、基地局が3ビットで送信するセル−特定パラメータである。ここで、jが0又は1のとき、∈{0,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1}であり、jが2のとき、α(j)=1である。α(j)は、基地局が端末に知らせる値である。
経路損失PLは、端末がdB単位に計算した下りリンク経路損失(又は、信号損失)推定値であり、PL=referenceSignalPower−higher layer filteredRSRPで表現され、ここで、referenceSignalPowerは、基地局が上位層で端末に知らせることができる。
(i)は、サブフレームインデックスiに対して現在PUSCH電力制御調整状態を示す値であり、現在の絶対値又は蓄積された値で表現することができる。蓄積(accumulation)が上位層から提供されるパラメータに基づいてイネーブル(enable)されたり、又はTPC commandδPUSCH,cが、CRCが臨時(Temporary)C−RNTIでスクランブルされたサービングセルcに対するDCIフォーマット0と共にPDCCHに含まれると、f(i)=f(i−1)+δPUSCH,c(i−KPUSCH)を満たす。δPUSCH,c(i−KPUSCH)は、サブフレームi−KPUSCHでDCIフォーマット0/4又は3/3Aと共にPDCCHでシグナルされ、ここでf(0)は、蓄積値のリセット(reset)後の最初の値である。
PUSCHの値は、LTE標準で次のように定義されている。
FDD(Frequency Division Duplex)ではKPUSCHの値が4である。TDDにおいてKPUSCHの値は、次の表1のとおりである。
Figure 2016510556
DRX状態の場合を除けば、毎サブフレームで端末は端末のC−RNTIをもってDCIフォーマット0/4のPDCCHを、又は端末のTPC−PUSCH−RNTIをもってDCIフォーマット3/3AのPDCCH及びSPS C−RNTIに対するDCIフォーマットをデコードしようと試みる。サービングセルcに対するDCIフォーマット0/4及びDCIフォーマット3/3Aが同一サブフレームで検出されると、端末は、DCIフォーマット0/4で提供されるδPUSCH,cを用いなければならない。サービングセルcのためにデコードされるTPC命令(command)がないか、DRXが発生するか、又はインデックスiのサブフレームがTDDにおいて上りリンクサブフレームでないサブフレームに対して、δPUSCH,cは0dBである。
DCIフォーマット0/4と共にPDCCH上でシグナルされるδPUSCH,c蓄積値は、次の表2のとおりである。DCIフォーマット0に同伴するPDCCHが、SPS activationで認証(validation)されたり、リリース(release)されると、δPUSCH,cは0dBである。DCIフォーマット3/3Aと共にPDCCH上でシグナルされるδPUSCH,c蓄積値は、次の表2のSET1のいずれか一つであるか、上位層で提供されるTPC−インデックス(index)パラメータによって決定される次の表3のSET2のいずれか一つである。
Figure 2016510556
Figure 2016510556
Figure 2016510556
次の式3は、LTEシステムにおける、PUCCHに対する上りリンク電力制御関連式である。
Figure 2016510556
上記の式3で、iは、サブフレームインデックス、cは、セル(cell)インデックスである。端末が2つのアンテナポート上でPUCCHを送信するように上位層によって設定されていると、ΔTxD(F’)の値は上位層によって端末に提供され、その他の場合には0である。以下に説明するパラメータは、セルインデックスcであるサービングセルに関する。
ここで、PCMAX,c(i)は、端末の送信可能な最大電力を表し、PO_PUCCHは、セル−特定(cell−specific)パラメータの和で構成されたパラメータであって、基地局が上位層シグナリングを用いて知らせる。PLは、端末がdB単位に計算した下りリンク経路損失(又は、信号損失)推定値であって、PL=referenceSignalPower−higher layer filteredRSRPで表現される。h(n)は、PUCCHフォーマットによって変わる値であり、nCQIは、チャネル品質情報(CQI)に対する情報ビットの数であり、nHARQは、HARQビットの数を表す。ΔF_PUCCH(F)値は、PUCCHフォーマット1aに相対的な値であって、PUCCHフォーマット#Fに対応する値である。このΔF_PUCCH(F)値は、基地局が上位層シグナリングを用いて知らせる値である。g(i)は、インデックスiのサブフレームの現在PUCCH電力制御調整ステート(adjustment state)を表す。
O_UE_PUCCH値が上位層で変更されるとき、g(0)=0であり、そうでないと、g(0)=ΔPrampupmsg2である。δmsg2は、ランダムアクセス応答で指示されるTPC命令(command)であり、ΔPrampupは、上位層で提供する最初のプリアンブルから最後のプリアンブルまでの総電力ランプ−アップ(ramp−up)に該当する。
プライマリセルにおける送信最大電力PCMAX,c(i)に到達すると、プライマリセルに対して正(positive)のTPC命令が蓄積されない。一方、端末が最低電力に到達すると、負(negative)のTPC命令が蓄積されない。端末は、PO_UE_PUCCH値が上位層によって変更されたり、又はランダムアクセス応答メッセージを受信するとき、蓄積(accumulation)をリセットする。
一方、次の表4及び表5は、DCIフォーマットにおけるTPC命令(Command)フィールドが示すδPUCCH値を表すものである。特に、表4は、DCIフォーマット3A以外のDCIが示すδPUCCH値であり、表5は、DCIフォーマット3Aが示すδPUCCH値である。
Figure 2016510556
Figure 2016510556
図6は、端末間直接通信を示す概念図である。
図6を参照すると、UEが他のUEと直接無線通信を行うD2D(device−to−device)通信、すなわち、端末間直接通信では、eNBがD2D送受信を指示するためのスケジューリングメッセージを送信することができる。D2D通信に参加するUEは、eNBからD2Dスケジューリングメッセージを受信し、D2Dスケジューリングメッセージが指示する送受信動作を行う。
本発明では、図6のようにUEが他のUEと直接無線チャネルを用いて端末間直接通信を行うとき、通信の相手となるUEを検出する方法を提案する。ここで、UEはユーザの端末を意味するが、eNBのようなネットワークエンティティがUE間の通信方式によって信号を送受信する場合には、このエンティティも一種のUEと見なすことができる。以下では、UE間に直接接続されたリンクをD2Dリンクと呼び、UEがeNBと通信するリンクをNUリンクと呼ぶ。
図6で説明したようにUEが直接通信を行うためには、相手UEが直接通信可能な領域に存在するか否かをまず把握しなければならない。このように相手UEが隣接している否かを判断する過程を、端末ディスカバリ(device discovery)又は端末検出(device detection)と称する。このような端末ディスカバリは、一般に、あるUEが特定の信号を送信し、それを他のUEが検出する形態でなされる。ディスカバリ(discovery)のためにUEが送信し検出する信号を、ディスカバリ信号(discovery signal)と称する。
D2D通信のカバレッジを保障するために、ディスカバリ信号も適度なカバレッジを維持することが重要である。しかも、ディスカバリ信号の送信そのものがUEのバッテリーを消耗する動作であり、過度な電力で送信したディスカバリ信号は、隣接した他のセルや他のD2Dリンクへの干渉として作用しうる。このため、過度な電力でディスカバリ信号を送信することは好ましくなく、ディスカバリ信号の送信電力は適度なレベルに制御されることが好ましい。
D2D通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御では、既存の一般的なUE送信電力制御と違い、eNBが該当のディスカバリ信号を受信しないという点に注目する必要がある。既存のNUリンクにおけるUE送信信号の受信側はeNBであり、eNBは、自身の受信信号の品質に基づいてUE送信電力を調節することができる。しかし、ディスカバリ信号の受信側は一般のUEであるため、eNBが該当の信号の受信信号品質を直接把握することは難しい。また、ディスカバリ信号の潜在的な受信側が多数のUEであるため、特定UEの受信品質に基づいて送信電力制御を動作することにも困難がある。一方、eNBに直接接続していない休止モード(idle mode)のUEも、必要によってはディスカバリ信号を送受信することができる。また、一部のD2DリンクはeNBのカバレッジの外部で動作してもよく、この場合、eNBの直接制御が不可能なこともある。
そこで、本発明では、ディスカバリ信号に対する効果的な送信電力制御方式を説明する。
<第1実施例>−eNBからの経路損失に基づく送信電力制御
本発明の第1実施例では、UEがeNBからの経路損失を測定し、これに基づいてディスカバリ信号の送信電力を決定することを提案する。図面を参照して具体的に説明する。
図7は、本発明が適用される状況を示す概念図である。
一つのeNBセルに属するUEは互いにディスカバリ信号を受信できるものでなければならないと仮定すれば、図7に示すように、eNBから遠く離れているUEは、同一セルに位置している他のUEが遠くに存在する確率が高いため、より高い電力を使用することが有利であり、よって、経路損失につれて送信電力が増加するように動作することが好ましい。すなわち、UE1がUE2にディスカバリ信号を送信する場合に、相対的に高い電力でディスカバリ信号を送信する。
しかし、eNBと非常に近接しているUEは、相対的にセル境界に位置しているUEから遠く離れているが、セル境界に位置しているUEは、隣接セルからの干渉に露出される可能性が高く、これを克服するためには一定レベル以上の受信電力を必要とする。これはすなわち、経路損失が減っても送信電力は維持されるか、むしろ増加することが好ましいということを意味する。すなわち、UE2がUE1にディスカバリ信号を送信する場合にも、相対的に高い電力でディスカバリ信号を送信する。
これに対し、中間地点に位置しているUE3が、eNBに近接しているUE1及びセル境界に位置しているUE3にディスカバリ信号を送信する場合には、相対的に低い電力でも該当のUEにディスカバリ信号が到達し得る。
図8は、本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する例を示す図である。
図8を参照すると、eNBに最も近接した位置、すなわち、経路損失が0である地点から経路損失がDになる地点まで、送信電力はAからCまで減少することがわかる。また、経路損失Dからは、送信電力が所定の送信電力、図8では送信電力Bまで増加することがわかる。
このような場合、eNBは送信電力A、B、C及び経路損失Dに該当する値をシグナルすることができる。
図9は、本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する他の例を示す図である。特に、図9は、図8の特殊な一例であり、送信電力BとCがUEの最小送信電力以下に設定された場合に該当する。勿論、送信電力BとCは、UEの最小送信電力に必ずしも制限されず、それよりも大きい値と定義されてもよい。
図9を参照すると、ディスカバリ信号の送信電力が経路損失の増加につれて減ることがわかる。図9の送信電力制御方法は、隣接セルへの干渉を減らすのに有用である。複数のeNBのセルが共存する環境において一つのeNBとの経路損失が大きいということは、隣接した他のeNBに近接しているということを意味するためである。場合によって、経路損失Dは定義されなくてもよい。
図10は、本発明の第1実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する更に他の例を示す図である。特に、図10は、送信電力AとCが同一の値に設定された場合を示している。
図10を参照すると、経路損失Dよりも小さい経路損失の位置に存在するUE、すなわち、セルの内部に位置しているUEは均一の送信電力を使用するが、UEがセルの境界に移動して経路損失がDよりも大きくなる場合には、より高い送信電力を用いて、相対的に遠くに位置しているセル内のUEに一定の受信電力でディスカバリ信号が到達し得るようにする。図10では、送信電力BがUEの最大送信電力よりも高く設定されたとしたが、場合によっては定義されなくてもよい。
この方式は、隣接セルに高い干渉を及ぼしうるが、適切な干渉緩和又は干渉除去の方法、例えば、ディスカバリ信号が送信される時間/周波数リソースを隣接セルで使用しないなどの方法が適用された場合には、ディスカバリ信号のカバレッジを保障する方法として活用することができる。
また、送信電力AとCを同一の値に設定することによって一定経路損失以内では同一電力を使用するようにし、該当する領域では経路損失の変化による送信電力の変化がない。したがって、ディスカバリ信号の受信信号強度が該当のUEとの経路損失を意味することから、受信UEが各UEとの経路損失を容易に判断できるという長所がある。
さらに、ディスカバリ信号が送受信される中でeNBがPUSCH及びPUCCHを受信する場合が発生しうる。このような場合、経路損失が減少するにつれてディスカバリ信号の送信電力を減少させ、eNBのPUSCH及びPUCCHの受信に及ぶ影響を減少させる必要がある。ただし、低すぎる電力で送信することは避ける必要があるため、送信電力AとCをUEの最小電力以上の適切な値に設定することが好ましい。
上述したように、基本的に、経路損失をサービングセル又はサービングeNBからの経路損失に設定することができる。まだネットワークに接続していないUE、すなわち、休止モードのUEは、最も強い信号を受信したeNB或いは経路損失の最も少ないeNBからの経路損失を用いることができる。或いは、複数のeNBの経路損失から所定の値を算出又は誘導することもできる。一例として、eNBからシグナルされた複数のeNBから経路損失を計算した後、一つの代表経路損失を選択し、それに基づいて送信電力を設定することができる。
特に、この方式は、該当の複数のeNBが一つのD2Dクラスターを形成し、同一クラスターに属しているUEがそれぞれ異なったeNBに接続している場合であっても、D2D通信を行う際に、D2Dクラスターを一つのセルのように見なすという効果がある。
複数のeNBからの経路損失をそれぞれPLnとすれば、代表経路損失を決定する数式の具体的な例には次の方法がある。
Figure 2016510556
Figure 2016510556
Figure 2016510556
Figure 2016510556
Figure 2016510556
Figure 2016510556
<第2実施例>−下りリンク受信信号に基づく電力制御
本発明の第2実施例では、UEが下りリンク信号を受信し、この受信信号の強度に基づいてディスカバリ信号の電力を決定することを提案する。ここで、下りリンク受信信号の強度は、eNBが送信するCRSやCSI−RSの受信強度であってもよく、特定の信号でない雑音や干渉などのあらゆる信号を含めて下りリンクで観察された信号の受信強度、例えば、RSSI(Recieved Signal Strength Indicator)を用いることもできる。
本発明の第2実施例では、下りリンクの受信信号が強いということは、経路損失が少ないということを意味するという点で、第1実施例と類似の原理でディスカバリ信号の送信電力制御を行うことができるが、経路損失の計算に必要だったeNBの送信電力に関する情報を必要としないということが異なる。特に、この実施例は、休止モード(idle mode)にあるUEのようにeNBの信号を受信しない場合、又はeNBのカバレッジの外部にある場合に、より好適な方案であるといえる。
図11は、本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する例を示す図である。特に、図11は、上述した図8の原理が適用されたものであり、経路損失と受信電力強度とが反比例の関係にあることから、図8のグラフと左右対称することがわかる。
図12は、本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する他の例を示す図である。特に、図12は、上述した図10に対応する電力制御方法である。
図12を参照すると、下りリンク受信信号の強度が低い場合は、近接している位置にeNBがないと判断し、高い送信電力でディスカバリ信号を送信することがわかる。特に、このような動作は、eNBカバレッジの外部でUEが独自でD2Dを行う場合に好適であるる。独自のD2D動作を行うUEは、eNBに近接するにつれて下りリンク受信電力が大きくなるので、ディスカバリ信号送信電力を減らすことによって、eNBが予測できないディスカバリ信号の送信による干渉問題を緩和する効果を得ることができるためである。
このような観点で、受信電力E’を、eNBのカバレッジに近接したか否かを判断する基準値と見なすことができる。すなわち、E’よりも小さい値の受信電力の状況は、eNBカバレッジに近接していないと判断し、eNBへの干渉を考慮せず、D2Dのために可能な最大電力である送信電力Bの値を用いる。
図13は、本発明の第2実施例によってディスカバリ信号の送信電力を制御する更に他の例を示す図である。
図13は、図12の送信電力制御方法を変形したものであり、受信電力D’値が特定の値と定義されない場合を示す。同様に、送信電力AやCも別の値と定義されなくてもよい。
本発明の第2実施例によって動作する場合にも、UEは、eNBに接続すると、eNBの指示にしたがって送信電力を設定することができる。一例として、eNBカバレッジの外部では図13のように動作するが、eNBカバレッジの内部に進入すると、eNBが指示する送信電力を用いるように動作することができる。
より具体的に、eNBの指示した送信電力が図12の送信電力A(=C)と与えられると、図12では、受信信号電力が受信電力D’よりも小さいカバレッジの外部では、受信電力にしたがって減少する送信電力を使用し、受信信号電力が受信電力D’よりも大きいカバレッジの内部ではeNBの指示した送信電力を用いる動作と解釈することもできる。
<第3実施例>−D2D通信のためのリソースに基づく電力制御
上述した第1実施例及び第2実施例に加えて、本発明の第3実施例では、UEは、D2D通信が行われるリソースで信号を受信し、その受信信号の電力の大きさに基づいてディスカバリ信号の送信電力を調節することもできる。ここで、D2Dが行われるリソースは、UEが送信動作を行う上りリンクリソース、具体的に、FDDでは上りリンク周波数帯域、TDDでは上りリンクサブフレームを意味することができる。ここで、上りリンク受信信号は、雑音や干渉を含めて上りリンクリソースで受信されたあらゆる信号を含むものを意味することができる。
一般に、UEが高い電力で上りリンク信号を受信すると、これは、隣接した位置で上りリンク送信を行うUEが存在するということを意味する。この場合、このUEの上りリンク信号を当該UEがeNBに送信する信号と見なすと、これは、隣接した位置にセルが存在するということを意味し、当該セルへの干渉を減らすために、図12又は図13のような動作を行う必要がある。すなわち、高い受信電力が測定された場合は、隣接した位置にセルが存在することと判断し、送信電力を減らす。この場合、上りリンク信号としてD2D信号は除外されることが好ましく、よって、D2D通信が行われない時間/周波数リソースでのみ受信信号強度を測定し、この測定信号をUEがeNBと通信する信号と見なすことが好ましい。
<第4実施例>−UEの測定/報告及びeNB指示に基づく電力制御
本発明の第4実施例では、eNBが、ディスカバリ信号送信電力を調節することを指示するメッセージをUEに送信し、これに基づいてUEがディスカバリ信号送信電力を制御することを提案する。一つのeNBのセル内では多数のUEがディスカバリ信号を送信している可能性が高いため、上記の送信電力指示メッセージは複数のUEに共通に適用されることが好ましい。
eNBがディスカバリ信号の送信電力を調節するためにはディスカバリ信号の受信品質を把握しなければならないが、ディスカバリ信号の受信者は個別UEであるから、各UEが受信品質を測定してeNBに報告しなければならない。ただし、各UEがそれぞれのディスカバリ信号の品質を測定して報告する動作には多いシグナリングオーバーヘッドが発生しうるため、測定/報告過程では適切な処理が必要である。
一例として、UEは、全てのディスカバリ信号の品質を測定するのではなく、一部のディスカバリ信号或いは一部のディスカバリ信号リソースの品質を測定することができる。より具体的には、一つのディスカバリ信号を送信できるリソースを一つのディスカバリリソースと定義すれば、UEは、測定区間に存在するM個のリソースのうちm個のリソースに対してのみ信号品質を測定する。万一、M個のリソースがT個の時間領域に分散して送信されるとすれば、好ましくは、各時間領域における測定を均一に分散し、一つの時間領域でm/T個のリソースに対して測定を行う。上記複数の測定区間内のリソースが複数の周波数領域で送信される場合にも、各周波数領域で均一に測定がなされるようにすることができる。ここで、信号の品質は、個別ディスカバリ信号のRSRP(Reference Signal Received Power)やRSRQ(Reference Signal Received Quality)であってもよいが、各UEの信号に対していちいち検出を試み難い点で、個別ディスカバリ信号リソースにおけるRSSIであってもよい。
UEが測定した品質を報告する際には、測定値の統計値を報告することによって、個別測定値を報告する場合に比べて少ないシグナリングオーバーヘッドを保つことができる。この統計値としては、測定値の平均値、又は測定値を順に整列した後、中間値に該当する値或いは下位5%に該当する値などを使用することができる。
実際のディスカバリ信号の送信電力制御において、上述した実施例の2つ以上を組み合わせて用いることもできる。一例として、上述した実施例から選ばれる所定の実施例によって導出された送信電力のうち、最も低い値を使用するように動作することができる。すなわち、各実施例が実際送信電力値を決定する方式として用いられてもよいが、ディスカバリ信号送信電力の最大値を決定する方式として用いられてもよい。一例として、UEは、自身の状況などを考慮して、上述した実施例のうちの一つ或いは複数の組合せによって決定された送信電力以下の適度な電力を使用するように動作することができる。すなわち、UEは、自身のバッテリが十分に残っていないと、上記決定された電力よりも低い電力を使用することによってバッテリー消耗を減らすことができる。
また、上述した方式によってディスカバリ信号の送信電力が決定されると、これに基づいてD2D通信信号の送信電力を定めることもできる。一例として、ディスカバリ信号の送信電力に一定のオフセット値を加えることでD2D通信信号の送信電力を決定することができる。このオフセット値は、予め定められた値であってもよいが、D2D通信で送受信される情報の量やD2D通信に用いられる変調(modulation)方式、周波数領域の大きさなどによって決定される値であってもよい。
上記の第2実施例及び第3実施例によれば、UEは、下りリンク信号の受信強度及び/又はD2Dリソースにおける信号の受信強度から、隣接した位置にセルが存在するか否かを把握することができる。この場合、eNBのセルカバレッジ外部におけるD2D UEは、隣接した他のeNBのセルがあることを把握すると、送信電力を減らすことによって、セル内部で通信するUEを強い干渉から保護することができる。一方、一部のリソースではD2D送信を一切行わないことによって、セル内部のUEを保護することもできる。
一例として、図12のような場合、カバレッジ外部のD2D UEは、下りリンク信号受信強度が受信電力E’よりも大きくなると、隣接したセルが存在することと把握し、一部の時間/周波数領域ではD2D信号を送信しない。特に、一度D2D信号を送信すると、少なくとも一定時間にはD2D信号を送信しないように動作することができる。一方、E’よりも小さい受信信号強度の場合には、全てのリソースをD2D信号に用いることができる。
図14には、受信電力によってD2D通信の禁止区間を設定した例を示す。
図14を参照すると、UE3がeNBの信号を受信する区間ではUE1がD2D信号を送信しないことがわかる。特に、図14の動作は、UEがeNB信号を受信するリソースとUEがD2D信号を送信するリソースとが同一の周波数帯域に共存するTDDシステムにおいてより効果的である。
図15は、本発明の一実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
図15を参照すると、通信装置1500は、プロセッサ1510、メモリ1520、RFモジュール1530、ディスプレイモジュール1540、及びユーザインターフェースモジュール1550を備えている。
通信装置1500は説明の便宜のために示されたもので、一部のモジュールは省略されてもよい。また、通信装置1500は必要なモジュールをさらに備えることができる。また、通信装置1500において、一部のモジュールは、より細分化したモジュールに区分することができる。プロセッサ1510は、図面を参照して例示した本発明の実施例に係る動作を実行するように構成される。具体的に、プロセッサ1510の詳細な動作は、図1乃至図14に記載された内容を参照することができる。
メモリ1520は、プロセッサ1510に接続し、オペレーティングシステム、アプリケーション、プログラムコード、データなどを格納する。RFモジュール1530は、プロセッサ1510に接続し、基底帯域信号を無線信号に変換したり、無線信号を基底帯域信号に変換する機能を果たす。そのために、RFモジュール1530は、アナログ変換、増幅、フィルタリング及び周波数アップコンバート又はこれらの逆過程を行う。ディスプレイモジュール1540は、プロセッサ1510に接続し、様々な情報をディスプレイする。ディスプレイモジュール1540は、これに制限されるものではないが、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light Emitting Diode)のような周知の要素を用いることができる。ユーザインターフェースモジュール1550は、プロセッサ1510に接続し、キーパッド、タッチスクリーンなどのような周知のユーザインターフェースの組合せで構成可能である。
以上説明してきた実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することもでき、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替わってもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めたりできるということは明らかである。
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。ハードウェアによる具現では、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現では、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順、関数などの形態として具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動可能である。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化できるということが当業者にとっては自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定すべきであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
上述したような無線通信システムにおいて端末間直接通信のためのディスカバリ信号の送信電力制御方法及びそのための装置は、3GPP LTEシステムに適用される例を中心に説明したが、その他の様々な無線通信システムにも適用することができる。

Claims (12)

  1. 無線通信システムにおいて端末が端末間直接通信のためのディスカバリ(Discovery)信号を送信する方法であって、
    一つ以上の下りリンク信号を受信するステップと、
    前記一つ以上の下りリンク信号の基準受信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するための送信電力を決定するステップと、
    前記決定された送信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するステップと、
    を有し、
    前記送信電力は、前記基準受信電力が増加するにつれて減少する、ディスカバリ信号送信方法。
  2. 前記送信電力は、第1値の受信電力未満では、前記基準受信電力が増加するにつれて減少し、前記第1値の受信電力以上では、前記基準受信電力が増加するにつれて増加する、請求項1に記載のディスカバリ信号送信方法。
  3. 前記基準受信電力が前記第1値よりも小さい第2値の受信電力未満である場合、前記送信電力が一定の値を維持する、請求項2に記載のディスカバリ信号送信方法。
  4. 前記決定された送信電力が端末の最小送信電力未満である場合、前記送信電力は前記最小送信電力と再決定される、請求項1に記載のディスカバリ信号送信方法。
  5. 前記送信電力を決定するステップは、
    前記一つ以上の下りリンク信号の受信電力の平均値、最小値及び最大値のいずれか一つの値を前記基準受信電力と決定するステップを有する、請求項1に記載のディスカバリ信号送信方法。
  6. 前記第1値の受信電力以上で前記送信電力は、あらかじめ設定された送信電力以下に制限される、請求項2に記載のディスカバリ信号送信方法。
  7. 無線通信システムにおいて端末間直接通信を行う端末装置であって、
    基地局又は前記端末間直接通信における相手の端末装置と信号を送受信する無線通信モジュールと、
    前記信号を処理するプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    一つ以上の下りリンク信号の基準受信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するための送信電力を決定し、前記決定された送信電力によって、前記ディスカバリ信号を送信するように前記無線通信モジュールを制御し、
    前記プロセッサは、
    前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を減少させる、端末装置。
  8. 前記プロセッサは、第1値の受信電力未満では、前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を減少させ、前記第1値の受信電力以上では、前記基準受信電力が増加するにつれて前記送信電力を増加させる、請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記プロセッサは、前記基準受信電力が前記第1値よりも小さい第2値の受信電力未満である場合、前記送信電力を一定の値に維持させる、請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記プロセッサは、前記決定された送信電力が端末の最小送信電力未満である場合、前記送信電力を前記最小送信電力と再決定する、請求項7に記載の端末装置。
  11. 前記プロセッサは、前記一つ以上の下りリンク信号の受信電力の平均値、最小値及び最大値のいずれか一つの値を前記基準受信電力と決定する、請求項7に記載の端末装置。
  12. 前記プロセッサは、前記送信電力を、前記第1値の受信電力以上で、あらかじめ設定された送信電力以下に制限する、請求項8に記載の端末装置。
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