JP2016506768A - 音響ノイズ放射が抑制される動脈スピンラベリング及びその作動方法 - Google Patents

音響ノイズ放射が抑制される動脈スピンラベリング及びその作動方法 Download PDF

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Abstract

疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)法に従って流体の流れを指し示す情報を生成する磁気共鳴撮像(MRI)システム(100、600)が提供される。MRIシステムは、複数サイクルを含む正弦波形を有する第1の勾配(GR)パルスシーケンス(207)と、複数サイクルを含む半波整流された正弦波形を有し且つ第1のGRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンス(205)と、を少なくとも含む疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンス(200)を生成し、pCASLパルスシーケンスを用いてラベリングモードにおいてラベリング領域内の流体の流れの少なくとも一部を標識付け、ラベリング領域の下流の近位の撮像領域にて、流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し、且つ/或いは収集されたラベル画像情報とコントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成する、ように構成された少なくとも1つのコントローラ(104、610)を含み得る。正弦波勾配波形が、パルスシーケンスの実行において、より少ない音響ノイズをもたらす。

Description

本システムの例示的な実施形態は、概して磁気共鳴撮像(MRI)システムに関し、より具体的には、例えば抑制された音響ノイズ放射で動脈スピンラベリング(ASL)法を実行するように構成されたものなどのMRIシステム、及び関連したその作動方法に関する。
本出願は、2013年1月15日に出願された米国仮特許出願第61/752,470号及び2013年3月29日に出願された米国仮特許出願第61/806,543号の利益を主張するものであり、それらの内容全体をここに援用する。
磁気共鳴撮像(MRI)法は、多様な脳血管疾患の診断において有益なツールであると広く考えられている。例えば、動脈スピンラベリング(ASL)法に基づく灌流(パーフュージョン)撮像は、例えばヒト患者などの被検体内の例えば血流などの流体の流れの画像を非侵襲的に提供し得るMRI法である。従って、ASL法は、患者の例えば頭蓋内血流などの様々な血流を非侵襲的に調べるために使用されることができ、これは、例えば非特許文献1及び非特許文献2に記載されるような変化した脈管構造を有する患者の正確な診断及び治療に高度に望ましいものであり得る。なお、これらの文献を、全体がここに説明されるかのように、ここに援用する。
一般に、ASL法は、血流の動脈血水スピン(以下、血液スピン)を内因性のトレーサ(3)として利用し、撮像領域の近傍であるラベリング(標識付け)領域(例えば、ラべリング面)で血液を選択的にラベリングする(例えば、血水スピンを磁化あるいは反転させ得る標識付けパルスシーケンスを用いて)。そして、ラベリングされた血流の画像が撮像領域(又は、撮像面若しくは撮像スライス)で収集されて、それが一般にラベル画像と呼ばれている。より具体的には、血流の動脈血水スピンが選択的にラベリングされ、そして遅延時間(例えば、流入時間(T))が経過した後に、このラベリングされた流れの画像が撮像領域で撮られる。ラベリング後、ラベリングされた血水スピンの少なくとも一部がラベリング領域から撮像領域まで進行し、そこで、磁気的に標識付けられたスピンが組織液分子とやりとりし、それにより全体の組織磁化が低減される。従って、ラベル画像は、標識付けられたスピンと付近の静止組織(例えば、頭蓋組織)との間の磁気的な差に敏感である。
灌流強調(パーフュージョンウェイティド)信号を取得するために、ラベル画像とコントロール画像との差分が決定される。従って、血流のコントロール画像を収集するために、コントロールモード(例えば、コントロールフェイズ)中に第2の画像収集が実行される。コントロール画像では、血液磁化は理想的には改変(例えば、ラベル画像に対して行われるように磁化あるいは反転)されない。そして、対応し合うラベル画像及びコントロール画像のその後の減算は、理想的には、静止組織信号を排除し、純粋な灌流強調画像をもたらす。十分な信号対雑音比(SNR)を得るため、複数対(通常、10対と30対との間程度)のラベル画像及びコントロール画像が典型的に順次に収集され、対応する差分画像が決定される。残念ながら、このような複数対のラベル画像及びコントロール画像を取得するプロセスは、3分と5分との間の総スキャン時間を伴う長いものとなり得る。
一般的に使用されるASL法が何種類か存在しており、それらは、血液スピンがどのようにラベリングされるかに従って分類され得る。1つの一般的な種類のASL法は、疑似連続(pseudo-continuous)又はパルス化連続(pulsed-continuous)ASL(pCASL)として知られており、典型的に、無線周波数(RF)パルス及び勾配パルスのパターン(例えば、RFパルス/勾配パターン)を有するpCASLパルスシーケンスを使用するpCASLプロトコルに従って実行される。このRFパルス/勾配パターンは、各々が約1ms長さ(継続時間)の一連の短い別々のRFパルスを、同期してパルス化される勾配磁場と共に含み得る。RFパルス/勾配パターンは、例えば:
RFパルス:フリップ角18°、RF継続時間0.5ms、連続したRFパルス間の時間0.5ms;及び
勾配:最大振幅6mT/m、平均勾配0.6mT/m
などのパラメータを有し得る。
ラベリングモードにおいて、RFパルス/勾配パターンが例えば約2秒などの期間にわたって繰り返し印加されて、撮像スライスの近位に薄いラベリング領域面(領域)が作り出され得る。このラベリング領域を流れ抜ける血液スピンが、例えば非特許文献3(以下、“”)、非特許文献4(以下、“Wu”)、及び非特許文献5(以下、“Dai”)などに記載されるような、流れ駆動(フロードリブン)の断熱的反転(アディアバティックインバージョン)と呼ばれるプロセスによって反転される(例えば、血液磁化が反転される)。なお、これらの文献を、全体がここに説明されるかのように、ここに援用する。流れる血液スピンの十分な標識付けのため、従来のpCASL勾配パターンは典型的に、可聴周波数域にある周波数の、流れる血液スピンの十分な標識付けのための高い勾配強さ及びスルーレートを有した、方形又は台形の勾配波形を含み得る。しかしながら、これらの方形又は台形の磁場勾配波形を作り出すための磁場勾配の切換えは、典型的に、(例えば、対応するMRIシステムのコンポーネントの)機械的な振動と、結果としての音響放射とを生じさせる。これらの音響放射(例えば、音響ノイズ)は典型的に、クリック音又はビープ音として記述され、例えば患者及び医療専門家などの晒される者に不快感を引き起こし得る120dB(A)を超えることがある。さらに、機械的振動に関して、これらの振動は、画像品質を損ない得るとともに、特に、磁場勾配波形の繰り返し時間(Tr)がMRIシステムの機械的な共振周波数(fMR)に近いときに、コンポーネントの耐久性に(例えば、機械的な応力によって)悪影響を及ぼし得る。この機械的応力は、MRIシステムのコンポーネントの早過ぎる故障につながり得るものであり、それにより、稼働コスト及び稼働停止時間を増大させてしまい得る。この機械的な振動は制御されるべきである。
Hendrikse J,van der Grond J,Lu H, van Zijl PC,Golay X.,"Flow Territory Mapping Of The Cerebral Arteries With Regional Perfusion MRI",Stroke 2004;35:882−887 Helle M,Norris DG,Rufer S,Alfke K,Jonsen O,van Osch MJP.,"Superselective Pseudocontinuous Arterial Spin Labeling",Magnetic Resonance in Medicine 2010;64:777−786 Garcia,DM.,Bazelaire,CD.,Alsop,D.,"Pseudo−continuous Flow Driven Adiabatic Inversion for Aterial Spin Labeling",Proceedings of the Joint Annual Meeting of ISMRM,Miami,USA,2005年,p.9 Wu WC,Fernandez−Seara M,Detre JA,Wehrli FW,Wang J.,"A Theoretical And Experimental Investigation Of The Tagging Efficiency Of Pseudocontinuous Arterial Spin Labeling",Magn Reson Med 2007,58:1020−1027 Dai W,Dairon G,de Bazelaire C,Alsop DC.,"Continuous Flow−Driven Inversion For Arterial Spin Labeling Using Pulsed Radio Frequency And Gradient Fields",Magn Reson Med 2008,60:1488−1497
従来技術に係るシステムにおける1つ以上の問題を解決するシステム、装置、方法、ユーザインタフェース、コンピュータプログラム、プロセスなど(以下では、文脈が別のことを指し示していない限り、これらの各々をシステムとして参照する)がここに開示される。
本出願は、とりわけ、振動とそれによって生成されるノイズ放射とを抑制するように構成された新たなASL法及びMRIシステムを開示する。MRIシステムのコンポーネントへの振動機械応力を抑制することにより、応力に起因する早まったコンポーネント故障が防止され、あるいは完全に排除され、それにより、稼働停止時間、修理、及び/又は稼働コストが低減され得る。
本システムの実施形態によれば、流体の流れを指し示す情報を生成する磁気共鳴撮像(MRI)システムが記述され、当該MRIシステムは、複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含む波形を有し且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を少なくとも有する疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成し、前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付け、前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し、且つ収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成する、ように構成された少なくとも1つのコントローラを有する。
さらに想定されることには、前記GRパルスシーケンスの前記正弦波形は、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有することができ、前記RFパルスシーケンスは、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング(Hanning)波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を含むことができ、前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスは互いに同期されることができ、且つ/或いは、前記コントローラは、前記GRパルスシーケンスをグラディエントコイルに与え且つ前記RFパルスシーケンスを無線周波数(RF)トランスデューサに与えることによって、前記流体の流れを標識付けるように構成され得る。当該MRIシステムは、生成された前記画像情報を表示するように構成されたディスプレイを含むことができ、前記コントローラは、前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて当該MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制するように構成されることができ、且つ/或いは、前記コントローラは、当該MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を選択するように構成され得る。
本システムの実施形態によれば、磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて流体の流れを指し示す情報を生成する方法が記述され、当該方法は、前記MRIシステムの少なくとも1つのコントローラによって実行されるようにされる。当該方法は、複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含み且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を含む疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成するステップと、前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付けるステップと、前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集するステップと、収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成するステップとを含む。第1のGRパルスシーケンスの前記正弦波形は、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有し得る。また、前記RFパルスシーケンスは、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を含み得る。
また、一部の実施形態において、前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスは互いに同期され得る。前記流体の流れを標識付けることは更に、前記GRパルスシーケンスをグラディエントコイルに与え、且つ前記RFパルスシーケンスを無線周波数(RF)トランスデューサに与えること、生成された前記画像情報を前記MRIシステムのディスプレイ上に描画すること、前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて前記MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制すること、及び/又は前記MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を設定することの、1つ以上のステップを含み得る。
更なる他の実施形態において、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に格納されるコンピュータプログラムが記述され、当該コンピュータプログラムは、メインコイルと、グラディエントコイルと、無線周波数(RF)トランスデューサとを有する磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて、流体の流れを指し示す情報を生成するように構成され、当該コンピュータプログラムは、複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含む半波整流された正弦波形を有し且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を含む疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成し、前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付け、前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し、且つ収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成するように構成されたプログラム部分を含む。
さらに想定されることには、前記プログラム部分は更に、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有する前記GRパルスシーケンスの前記正弦波形を生成すること、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を有するように、前記RFパルスシーケンスを生成することを含む1つ以上のステップを実行するように構成され得る。本システムの実施形態によれば、前記プログラム部分は更に、前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスを互いに同期させて生成するように構成され得る。また、前記プログラム部分は更に、前記流体の流れを標識付けるときに、前記GRパルスシーケンスを前記グラディエントコイルに与え、且つ前記RFパルスシーケンスを前記RFトランスデューサに与えるように構成され得る。加えて、前記プログラム部分は更に、生成された前記画像情報を前記MRIシステムのディスプレイ上に描画し、前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて前記MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制し、且つ/或いは前記MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を選択するように構成され得る。
以下の図を含む添付の図面を参照して、例により、本システムを更に詳細に説明する。
本システムの実施形態に従ったMRIスキャナの一部の模式図である。 本システムの実施形態に従って生成されるpCASLシーケンスの一部を例示するグラフである。 本システムの実施形態に従った、被検体の脳の解剖学的画像との、色分けされた灌流信号のオーバーレイを例示する画像である。 本システムの実施形態に従って動作するMRIシステム及び従来のMRIシステムの音響ノイズ放射を比較する時間トレースを例示するグラフである。 本システムの実施形態に従ったMRIシステムによって実行されるプロセスを例示するフロー図である。 本システムの実施形態に従ったシステムの一部を示す図である。
以下は、以下の図面とともに用いられて上述の特徴及び利点並びにその他の特徴及び利点を例証することになる例示的な実施形態を記載するものである。以下の記載においては、限定ではなく説明の目的で、例えばアーキテクチャ、インタフェース、技術、要素属性などの例示的な詳細事項が説明される。しかしながら、当業者に明らかになるように、これらの詳細事項からは逸脱する他の実施形態がなおも添付の請求項の範囲内にあることが理解される。また、明瞭さの目的で、本システムの記述を分かりにくくしないよう、周知の装置、回路、ツール、技術及び方法の詳細な記述は省略されている。はっきりと理解されるべきことには、図面は、例示目的で含められたものであり、本システムの範囲を表現するものではない。添付の図面において、異なる図における似通った参照符号は同様の要素を指し示すことがある。
図1は、本システムの実施形態に従ったMRIスキャナ100の一部の模式図である。MRIスキャナ100は、本システムの実施形態に従って例えばpCASL法など一種類以上のASL法を実行し得る。MRIスキャナ100は、コイル部102、コントローラ104、メモリ106、及びユーザインタフェース(UI)110のうちの1つ以上を含み得る。コイル部102、コントローラ104、メモリ106、及びユーザインタフェース(UI)110のうちの1つ以上は、ローカルであってもよく、及び/又は互いに対して遠隔配置されてもよく、また、有線及び/又は無線の通信手法を用いて互いに通信し得る。例えば、UI110は、コントローラ104に対して遠隔に配置されることができ、また、何らかの好適な通信ネットワーク(例えば、電話ネットワーク、3G若しくは4G通信ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネットなど)を介してコントローラ104と通信し得る。
コイル部102は、磁石部112、グラディエント(勾配磁場)コイル116、及びRF部114のうちの1つ以上を含み得る。磁石部112は、例えばスキャンボリューム(例えば、撮像ボリューム、関心領域(ROI)、関心ボリューム(VOI)など)の位置などの1つ以上の所望の領域内に均一又は実質的に均一な磁場密度を生成し得る1つ以上のメインコイル(例えば、メインコイル、磁石、DCコイルなど)を含み得る。該1つ以上のメインコイルは、コントローラ104の制御下で動作してスキャンボリュームの少なくとも一部に均一(例えば、一様)又は実質的に均一な磁場を生成し得る超伝導コイル及び/又は非超伝導コイルを含み得る。コイル部102は、コイル部102の本体のオプションの内側開口の中又はコイル部102の本体の外に配置され得るラベル領域及び/又は画像領域(面)をスキャンボリュームが含み得るようにして構成され得る。
コントローラ104は、システム100の全体の動作を制御することができ、また、メモリ106、ユーザインタフェース110、及び/又はコイル部102のうちの1つ以上とインタラクトし得る。コントローラ104は、コイル部102を制御(例えば、駆動)するように作用する1つ以上の信号を生成し得る1つ以上のドライバを含み得る。これらの信号は、例えば、本システムの実施形態に従ったpCASLシーケンスなどの1つ以上のpCASLシーケンスを含み得る。従って、例えば、pCASLシーケンスは、勾配(GR)信号としての正弦波信号と、無線周波数(RF)信号としての、2つ以上のサイクル(各々がパルスを含む)を有する選択的にパルス化された半波整流された正弦波信号と、のうちの1つ以上を含み得る。これらの信号の各々が、所望の振幅、周波数、継続時間、デューティサイクルを有することができ、また、スキャン時間中に望ましい場合に繰り返され得る。従って、コントローラ104は、これらの信号を生成するための、1つ以上の信号発生器(例えば、正弦波ジェネレータ)、増幅器整流器、パルスジェネレータ、フィルタなどを含み得る。また、コントローラ104は、RF信号及びGR信号をコイル部102に送信するように動作して、これらの信号が、それぞれ、本システムの実施形態に従ってRF部114及び勾配部116を駆動し得るようにし得る。
一部の実施形態において、コントローラ104は、モード(例えば、ラベルモード及びコントロールモード)を選択するスピン準備モジュール、及び/又はデータ収集のためのリードアウト(読出し)法を実行する画像収集モジュールを含み得る。スピン準備モジュール及び/又は画像収集モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて動作し得る。
スピン準備モジュールは、1つ以上のラベリングモード及び/又はコントロールモードを選択的に実行し得る。ラベリングモード(例えば、ラベリングフェイズ、選択モード若しくはフェイズなど)において、スピン準備モジュールは、本システムの実施形態に従ってpCASLシーケンスを用いて血流を標識付けるように動作するよう決定し得る。また、コントロールモード(例えば、コントロールフェイズ、非選択モード若しくはフェイズなど)において、スピン準備モジュールは、血流を選択的に標識付けるよう動作し得る。従って、スピン準備モジュールは、ラベルモードとコントロールモードを選択し得るセレクタを含み得る。
画像収集モジュールは、例えば、エコープラナーイメージング又は平衡定常状態フリープレシジョンといった、データ収集のためのリードアウト法を実行するように構成され得る。また、望まれる場合に、撮像ボリューム内の静止組織信号を抑圧するために、(例えば、pCASL法を用いて)プレサチュレーションパルス及びバックグラウンド抑圧パルスが使用され得る。
また、コントローラ104は、本システムの実施形態に従ったMRIスキャン手順中に、例えば患者などのスキャンされる被検体の少なくとも一部を支持し得るプラットフォームの位置及び/又は向きを制御し得る。従って、コントローラ104は、プラットフォーム又はその一部の位置及び/又は向きを制御して、被検体の少なくとも一部がスキャン中にスキャンボリューム内に位置付けられ得るようにし得る。
コントローラ104は、(例えば再構成技術などの好適技術を用いて)エコー情報を処理して例えばコントロール画像及びラベル画像などの画像を収集し得る。そして、コントローラは、コントロール画像とラベル画像との差を決定し、対応する差分画像を生成し得る。この差分画像は、ユーザの利便性のために、例えばディスプレイなどのシステムのUI上に描画され得る。また、コントローラは、ラベル画像、コントロール画像及び差分画像に関する画像情報を、後の使用のために、例えばメモリ106などのシステムのメモリに格納し得る。
勾配部116は、1つ以上の軸に1つ以上の勾配磁場を生成し得る1つ以上のグラディエントコイルを含み得る。例えば、勾配部116は、x軸、y軸、及びz軸に、それぞれ、Gx場、Gy場、及びGz場を生成し得る。
RF部114は、RF送信を生成すること、及び/又は画像情報(例えば、ラベル画像及びコントロール画像)を生成するようにコントローラによって処理され得る例えばエコー情報などの信号を受信すること、を行う1つ以上の送受信器を含むことができ、該画像情報が、その後に、対応する差分画像を生成するために使用され得る。想定されることには、この1つ以上の送受信器は、送受信器アレイにて据え置かれて、並列的及び/又は順次的に情報を受信し得る。
メモリ106は、アプリケーションデータ、動作データ、動作パラメータ、ユーザデータ、本システムの動作によって生成されるデータ、及び/又は本システムの実施形態の記載した動作に関係するその他のデータ、を格納するのに好適な如何なるメモリを含んでいてもよい。例えば、メモリ106は、本システムの実施形態に従って例えばASL法、cASL法などの1つ以上のMRIスキャン法を実行するための、動作コード、セッティング、パラメータなどを記憶し得る。メモリ106は、ローカルメモリ及び/又は分散メモリを含み得る。
UI110は、それを用いてユーザがシステム100とインタラクトし得る何らかの好適なユーザインタフェースを含み得る。従って、UI110は、例えばキーボード、ポインティング装置、タッチスクリーン、マウス、トラックボール、マイクロフォンなどのユーザ入力装置を含み得る。また、UI110は、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカなどの、ユーザの利便性のために情報をレンダリングするのに好適な装置を含み得る。従って、本システムによって生成されるMRI画像情報は、リアルタイムでユーザの利便性のためにディスプレイ上に描画され得る。UI110の1つ以上の部分が、互いからローカル及び/又は遠隔に配置され得る。例えば、UI110は、コントローラ104と通信し得るとともに本システムにより生成される例えば画像情報などの情報を表示するように動作し且つ/或いは例えばコマンドなどのユーザ入力を受け取り得るような、例えばスマートフォン(例えば、iPHONE(登録商標)など)やタブレット(iPad(登録商標)など)などの移動局(MS)の、例えばタッチスクリーンなどのユーザインタフェース装置を含み得る。従って、ユーザは、スマートフォンを用いてシステム100とインタラクトし得る。
システム100は、1つ以上の共振周波数fresでの機械的な共振を被ることがある。これらの共振周波数は、システムのメモリに記憶され、且つ/或いは何らかの好適手法を用いてコントローラ104によって決定され得る。
図2は、本システムの実施形態に従って生成されるpCASLシーケンス200の一部を例示するグラフである。pCASLシーケンス200は、以下にて説明するラベリングモード、コントロールモード、及び画像収集モードにおいてそれぞれ実行され得る1つ以上のラベリングシーケンス、コントロールシーケンス、及び画像収集シーケンス204を含み得る。
ラベリングモード
ラベリングモードにおいては、同期したRF信号205及び勾配(GR)信号207が生成され、それらが、断熱的反転(例えば、Garcia、Wu及びDaiを参照)として知られるプロセスにより、ラベリング領域を流れ抜ける血流スピンを反転させる。従って、これらの反転された血流スピンは、ここで説明するコントロールモードのプロセスの支配下での血流スピンの無改変の磁場とは対照的に、反転された磁場を有すると見なされ得る。
RF信号205及び勾配(GR)信号207に関し、これらの信号は1つ以上の期間中に出力されることができ、これら1つ以上の期間の各々が、例えば約2秒に設定され得る継続時間(Tint)を有する。しかしながら、本システムの実施形態によれば、その他の値のTintも想定される。RF信号205及びGR信号207は、撮像スライスの近位に薄いラベリング領域(例えば、ラベリング面)を作り出し得る。
RF信号205は、信号周波数(fRF)、振幅(ARF)、及び/又は周期(TRF)及び位相(φRF)の半波整流された正弦波形を含み得る。一部の実施形態において、周期TRFは約1ミリ秒に等しくし得る。従って、例えば、周波数fRF(Hz)は、1/TRF=(1/1ms)=1000Hzに等しいとし得る。本システムの実施形態によれば、RFパルスは、それらが特定の要件を満足するようにして選定され、pCASLの場合、ラベリング面を流れ抜ける血液スピンの断熱的な高速通過反転を含むように選定され得る。RFパルスの周波数は、外部磁場内での水プロトンスピンの歳差運動周波数によって決定され得る。しかしながら、本システムの実施形態によれば、その他の値又は値域も想定される。振幅(ARF)は、例えば18°など、RFパルスの所望のフリップ角に合わせて設定され得る。
勾配信号(GR)は、信号周波数(fGR)、振幅(AGR)、周期(TGR)及び位相(φGR)の正弦波形を有し得る。故に、勾配信号は、以下の式1:
GRsin(ωt+φGR) ・・・・・・ 式1
を用いて表され得る。ここで、tは秒単位での時間であり、角周波数ω=2πfGRである。望ましい場合、周波数(fGR)、振幅(AGR)、周期(TGR)、及び/又は位相(φGR)の値のうちの1つ以上を定数とし得る。一部のシステムにおいて、周波数fGR及び/又は振幅AGRは、それぞれ、従来のpCASLシーケンスで使用される勾配信号の周波数及び/又は振幅と等しくし得る。従って、システムのコントローラは、従来pCASLシーケンスに関するパラメータを取得して、それらの値を、本システムの実施形態に従った正弦波勾配信号と半波整流RF信号とを使用するpCASLシーケンスの、対応する値に適用し得る。
また、共振周波数、及びfGRの値若しくは値域に関して、本システムの実施形態によれば、コントローラが、MRIシステムの1つ以上の共振周波数fresを決定して、fres(又は、望まれる場合に、その倍数)に実質的に等しくない1つ以上の周波数fGRを選定し得ることが想定される。例えば、MRIシステムの機械的共振周波数fresが±25Hzのウィンドウで1000Hzであると決定される場合、コントローラは、GR信号207の周波数fGRを950Hz(例えば、上記ウィンドウの外)に等しく設定し得る。コントローラは、決定されたfresの値に応じて周波数fGRを設定するための表索引及び/又は数式に従い得る。コントローラは、例えば、システムの1つ以上のセンサから(例えば、リアルタイムで)得られるフィードバック情報(例えば、マイクロフォンから得られる音響フィードバック、及び/又は1つ以上の加速度計から得られる加速度情報)の、何らかの好適な分析法を用いた分析を通じてなど、何らかの好適手法を用いてfresを決定し得る。しかしながら、更なる他の実施形態において、fresはシステムのメモリに記憶され且つ/或いは該メモリから取得されてもよい。
コントロールモード
コントロールモードにおいては、血液磁化は改変されない。例えば、勾配信号及び例えばRF信号205などのRF信号が、連続したRFパルスの位相がラベリング領域において0°と180°との間で切り換えられるようにして適用され得る。斯くして、ラベリング領域と同じ領域を通り抜ける血流スピンは反転されない。故に、これらの血流スピンは、無改変の(例えば、反転されない)磁場を有し、コントロール血流スピンとして作用し得る。
撮像モード
撮像モードにおいて、システムは、ラベル画像及びコントロール画像を、対応するラベルモード及びコントロールモードの後に取得し得る。信号タイミング及び収集に関し、これらは例えば、従来のASLシーケンスで使用されるものと同じとし得る。その後の、対応し合うラベル画像とコントロール画像との減算(例えば、差分技術を用いる)が、静止組織信号を抑制あるいは完全に排除して、差分画像としても知られる純粋な灌流強調画像をもたらす。十分な信号対雑音比(SNR)を得るため、複数対のラベル画像及びコントロール画像が、本システムの実施形態に従って収集され得る。例えば、30対のラベル画像及びコントロール画像が収集され、例えば15個の差分画像を取得するように処理され得る。そして、システムは、差分画像を格納し、処理し、且つ/或いは、例えばシステムのディスプレイなどのUI上に描画し得る。
スキャンを実行するMRIシステムの機械的共振周波数fresと一致しない周波数を各々が持った、正弦波のGR信号波形、及び/又は半波整流されたRF信号波形、を有するpCASLシーケンスを使用することにより、機械的な歪みに起因する音響ノイズ放射が、従来のスキャンシステム及び方法と比較して抑制され得る。さらに、これらの歪みに起因する振動が、完全にではないにせよ排除されるので、収集される画像の品質が高められる。
図3は、本システムの実施形態に従った、被検体の脳の解剖学的画像との、色分けされた灌流信号のオーバーレイを例示する画像300である。これらの画像は、例えば、臨床用のフィリップス社の1.5T Achieva(登録商標)スキャナにて、以下のパラメータを用いて収集され得る:視野220×220mm、ボクセルサイズ2.7×2.7×6mm、グラディエント・エコー・プラナー・リードアウト(EPI)、ラベリング期間1.65s、バックグラウンド抑圧を用いたポストラベリング遅延1.525s、18スライス及び20平均のラベル画像及びコントロール画像。スキャン時間は測定当たりおよそ2:40分とした。容易に理解され得るように、その他の値又は値域も想定される。
図4は、本システムの実施形態に従って動作するMRIシステム及び従来のMRIシステムの音響ノイズ放射(acoustic noise emission;ANE)を比較する時間トレースを例示するグラフ400である。グラフ400は、2つの時間期間A及びBを有しており、時間期間Aは、従来のpCASLスキャンに関するANEを例示し、時間期間Bは、本システムの実施形態に従ったpCASL法によって実行されるスキャンに関するANEを例示している。時間期間Aを参照するに、ブロック401は、従来の方形波pCASLスキャンのラベリングモードによるANEを例示しており、比較的一定のノイズレベルと、点線407によって示されるようなピーク振幅とを示している。時間期間Bを参照するに、ブロック403は、本システムの実施形態に従ったpCASLスキャンのラベリングモードによるANEを例示しており、比較的一定のノイズレベルと、点線409によって示されるようなピーク振幅とを示している。しかしながら、線407と409との間の振幅差によって示されるように、本システムは、遥かに低い、ラベリングによるピークANE値を有する。また、エコープラナーイメージング(EPI)によるスパイクが、従来スキャンに関して409として、そして、本システムの実施形態に従ったスキャンに関して411として示されている。
図5は、本システムの実施形態に従ったMRIシステムによって実行されるプロセス500を例示するフロー図である。プロセス500は、ネットワーク上で通信する1つ以上のコンピュータを用いて実行されることができ、情報を取得し、且つ/或いは、互いに対してローカル及び/又はリモートとし得る1つ以上のメモリを用いて情報を記憶し得る。プロセス500は、以下のアクト(行為)のうちの1つ以上を含み得る。また、必要に応じて、これらのアクトのうちの1つ以上が結合されてもよいし、及び/又は複数のサブアクトへと分離されてもよい。動作において、このプロセスは、アクト501において開始し、次いで、アクト503へと進み得る。明瞭さのため、プロセス500のアクトは、図示のように、単一のラベリング及びコントロールモードシーケンス(例えば、2秒)に関するアクトを例示している。しかしながら、完全なスキャン期間(例えば、3分など)の過程中において望ましい場合、プロセス500の特定のアクトが繰り返され得る。
アクト503において、このプロセスは、複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配パルスシーケンスと、複数サイクルを含む半波整流された正弦波形を有するとともに第1のパルスシーケンスと同期したRFパルスシーケンスと、を少なくとも含むpCASLパルスシーケンスを生成し得る。勾配パルスシーケンスは、上述GR信号(例えば、GR207参照)と同様である信号波形を含むことができ、RFパルスシーケンスは、上述のRF信号(例えば、205参照)と同様である信号波形を含むことができる。アクト503を完了した後、このプロセスはアクト505へと続き得る。
アクト505において、このプロセスは、ラベルモード及びコントロールモードを選択的に実行し得る。ラベルモードにおいて、このプロセスは、アクト503において形成されたpCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモード(例えば、ラベリングフェイズ)中のラベリング領域内の流体の流れの少なくとも一部を選択的にラベリングし得る。従って、RFパルスシーケンスがシステムのRF送受信器に与えられ、GRパルスシーケンスがグラディエントコイルに与えられ得る。RFパルスは、ラベリング領域を流れ抜ける血液スピンを反転(例えば、磁化)するように作用し得る。この反転は、流れ駆動の断熱的反転プロセスに従って実行され得る。しかしながら、その他の反転プロセスも想定される。従って、ラベリングシーケンスにおいて、血液磁化が反転され得るが、コントロールモードにおいては、このプロセスは概して、血液磁化を変化させない。コントロールモードにおいて、このプロセスは典型的に血液磁化を変化させない。
モードを選択するため、このプロセスは、いつコントロールモードを選択すべきか、及び、いつラベルモードを選択すべきかを決定するように構成され得るスピン準備モジュールを使用し得る。アクト505を完了した後、このプロセスはアクト507へと続き得る。
アクト507において、このプロセスは、ラベリング領域の近位の撮像領域における流体の流れの、ラベル画像及びコントロール画像にそれぞれ対応するラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し得る。ラベル画像情報の収集は、血流スピンがラベリング領域で標識付けられてから幾らかの時間の後に実行され得る。この時間は、ラベル遅延時間(T)として知られており、標識付けられた血流スピンの少なくとも一部が撮像領域に入るのに十分な時間を有するように選定され得る。例えば、一部の実施形態において、ラベル遅延時間Tは、血流スピンがラベリングされた直後にカウントを開始し得る。同様に、コントロール画像情報の収集は、コントロール遅延時間(例えば、T2など)が経過した後に行われ得る。例えば、一部の実施形態において、コントロール遅延時間は、対応するコントロールシーケンスが終了した後にカウントを開始し得る。しかしながら、更なる他の実施形態において、その他の計時手法も、ラベル画像情報及び/又はコントロール画像情報をいつ収集すべきかを決定するために使用され得る。
RF部の1つ以上のセンサ(例えば、トランスデューサ、受信器など)が、データ収集に好適なリードアウト法を用いて、ラベル画像情報及び/又はコントロール画像情報を収集し得る。例えば、エコープラナーイメージング(EPI)法又は平衡定常状態フリープレシジョン法といった、データ収集のためのリードアウト法を用いて、ラベル画像情報及び/又はコントロール画像情報が収集され得る。また、システムは、撮像ボリューム内の静止組織信号を抑圧するために、プレサチュレーションパルス及び/又はバックグラウンド抑圧パルスを使用し得る。ラベル画像情報及び/又はコントロール画像情報は、本システムの1つ以上の方法に従って動作する例えば1つ以上のpCASL法などの1つ以上のASL法によって収集され得る。例えば、RF部のセンサが、エコー情報を検出し、該エコー情報を対応するラベル画像情報又はコントロール画像情報へと変換し得る。アクト507を完了した後、このプロセスはアクト509へと続き得る。
アクト509において、このプロセスは、アクト507において収集されたラベル画像及びコントロール画像の対応し合う対の差に基づいて、差分画像を再構成し得る。このプロセスは、必要に応じて、後の使用のために、差分画像情報とラベル画像情報及びコントロール画像情報とをシステムのメモリに格納し得る。アクト509を完了した後、このプロセスはアクト511へと続き得る。
アクト511において、このプロセスは、差分画像を、システムの例えばディスプレイなどの出力装置上にレンダリングし得る。差分画像は、望みに応じて、静止画像として、且つ/或いはリアルタイムでビデオ情報として出力され得る。アクト511を完了した後、このプロセスはアクト513へと続いて、そこで終了し、あるいは、これまでのアクトのうちの1つ以上のアクトの繰り返し(例えば、更なるシーケンスのアクトなど)を続け得る。
図6は、本システムの一実施形態に従ったシステム600(例えば、MRIシステムなど)の一部を示している。例えば、本システムの一部は、メモリ620、ディスプレイ630、センサ640、RFトランスデューサ660、磁気コイル690、及びユーザ入力装置670に動作的に結合されたプロセッサ610(例えば、コントローラ)を含み得る。メモリ620は、アプリケーションデータ、及び記載した動作に関係するその他のデータを格納する如何なる種類のデバイスであってもよい。アプリケーションデータ及びその他のデータは、プロセッサ610によって受け取られて、本システムに従った動作アクトを実行するようにプロセッサ610を構成(例えば、プログラミング)する。そのように構成されたプロセッサ610は、本システムの実施形態に従って実行することに特に適した特殊用途マシンとなる。
動作アクトは、例えば、コントロール信号及びラベル信号を形成するように1つ以上の所望の信号を出力するよう、グラディエントコイル、RFトランスデューサ660のうちの1つ以上を制御することによって、MRIシステムを構成することを含み得る。磁気コイル690は、メインの磁気コイル(例えば、主磁石、DCコイルなど)とグラディエントコイル(例えば、x、y及びzグラディエントコイル)とを含むことができ、主磁場及び/又は勾配磁場を1つ以上の所望の方向及び/又は大きさ(パワー)で放出するように制御され得る。プロセッサ610じゃ、所望の磁場が所望の時に放射されるように磁気コイル690を駆動する1つ以上のドライバを制御し得る。RFトランスデューサ660は、被検体の位置にRFパルスを送信し、且つ/或いはそれからの例えばMRI(エコー)情報を受信するように制御され得る。再構成器(例えば、プロセッサ610)が、例えばエコー情報などの検出された情報を処理し、検出されたエコー情報を、例えばディスプレイ630、スピーカなどの本システムのユーザインタフェースの上でレンダリングされ得る画像情報(例えば、静止画像又は動画像(例えば、ビデオ情報))、データ、及び/又はグラフを含み得るコンテンツへと変換し得る。また、そして、この情報は、後の使用のために例えばメモリ620などのシステムのメモリに格納され得る。故に、動作アクトは、例えばエコー情報から得られた再構成画像情報などの情報を要求、提供且つ/或いはレンダリングすることを含み得る。プロセッサ610は、例えばシステムのディスプレイなどのシステムのUI上で情報をレンダリングし得る。例えば、再構成器は、(例えば、RFトランスデューサから)ラベル画像情報及びコントロール画像情報を取得し、そして、ラベル画像情報とコントロール画像情報との間の差を決定して、コンテンツに含まれ得るこの差に基づく画像情報を取得し得る。故に、再構成器は、好適な画像処理方法(例えば、デジタル信号処理(DSP)、アルゴリズム、エコープラナーイメージング法、平衡定常状態フリープレシジョン法など)を用いて、このコンテンツを取得すべくコントロール画像情報及び/又はラベル画像情報を処理し得る。
センサ640は、マイクロフォン(例えば、音響センサ)、加速度計、磁気コイルなどを含むことができ、例えば、システム内に機械的な共振が存在するかどうか、及びその機械的共振がどのような周波数で起こっているかを決定するための更なる処理のために、対応するフィードバック情報をプロセッサ610に提供し得る。
ユーザ入力670は、キーボード、マウス、トラックボール、又は例えばタッチセンサ式ディスプレイなどのその他の装置を含むことができ、これらは、スタンドアローンであってもよいし、例えば何らかの動作可能なリンクを介してプロセッサ610と通信するMRIシステム、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、移動電話、モニタ、スマート端末若しくはダム端末、又はその他の装置の一部などの、システムの一部であってもよい。ユーザ入力装置670は、ここに記載されるようなUI内でのインタラクションを可能にすることを含め、プロセッサ610とインタラクションするように動作可能とし得る。明らかなように、プロセッサ610、メモリ620、ディスプレイ630、及び/又はユーザ入力装置670は、全て又は部分的に、コンピュータシステム、又は例えばMRIシステム及び/又はそのようなシステムのサーバなどのその他の装置の一部とし得る。
本システムの方法は、本システムによって記述及び/又は想定される個々のステップ又はアクトのうちの1つ以上に対応するモジュールを含んだ、コンピュータソフトウェアプログラムによって実行されるのに特に適している。そのようなプログラムは、当然ながら、例えば集積チップ、周辺装置、又は例えばプロセッサ610に結合されたメモリ620若しくはその他のメモリなどのメモリなど、コンピュータ読み取り可能媒体にて具現化され得る。
メモリ620に含まれるプログラム及び/又はプログラム部分は、ここに開示された方法、動作アクト及び機能を実装するようにプロセッサ610を構成する。これらのメモリは、分散されてもよいし、及び/又はローカルであってもよく、プロセッサ610もまた、更なるプロセッサが提供され得る場合に分散されてもよいし、1つだけであってもよい。メモリは、電気式、磁気式若しくは光学式のメモリ、又はこれらの何らかの組み合わせ、又はその他の種類の記憶装置として実装され得る。また、用語“メモリ”は、プロセッサ610によってアクセス可能なアドレス指定可能空間内のアドレスから読み出され又はそこに書き込まれることができる如何なる情報をも包含するように、十分に広く解釈されるべきである。この定義では、ネットワークを介してアクセス可能な情報もなおもメモリの範囲内である。というのは、例えば、プロセッサ610は、本システムに従った動作のためにネットワークから情報を取り出し得るからである。
プロセッサ610は、ユーザ入力装置670からの入力信号に応答して、また、ネットワークのその他の装置に応答して、制御信号を提供し且つ/或いは動作を実行するように動作可能であるとともに、メモリ620に格納された命令を実行するように動作可能である。例えば、プロセッサ610は、センサ640からフィードバック情報を取得して、機械的な共振が存在するかを決定し得る。プロセッサ610は、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路若しくは汎用集積回路、論理デバイス、等々のうちの1つ以上を含み得る。また、プロセッサ610は、本システムに従って実行するための専用プロセッサであってもよいし、数多くの機能のうちの1つのみが本システムに従って実行するように動作する汎用プロセッサであってもよい。プロセッサ610は、1つのプログラム部分を利用して動作してもよいし、複数のプログラムセグメントを利用して動作してもよいし、あるいは、専用又は多用途の集積回路を利用するハードウェア装置であってもよい。
本システムの更なる変形が、当業者に容易に浮かぶであろうが、それらは以下の請求項によって包含されるものである。また、本発明の適用は、全くもって以下に限られないが、例えば、pCASL型の撮像法を用いた頭蓋領域内の流体の非選択的及び選択的な灌流測定を含む。本発明の例示的な実施形態は、例えば(例えば、心臓部の中などの)心臓の流体、(例えば、腹部の中などの)腹部の流体などの、被検体のその他の領域又はエリア内の流体を画像化し得る。非選択的な灌流法は、ラベリングボリューム内の全ての動脈、及び/又はラベリング面に交差する全ての動脈の血液をラベリングするASLシーケンスを含み得る。選択的な灌流法は、個々の動脈内の血液をラベリングするように構成され得る。
最後に、以上の説明は、本システムの単なる例示であることを意図したものであり、添付の請求項を何れか特定の実施形態又は実施形態群に限定するものとして解釈されるべきでない。故に、例示的な実施形態を参照して本システムを記述してきたが、これまた理解されるべきことには、以下に続く請求項に記載される本システムの、より広く意図された精神及び範囲を逸脱することなく、数多くの変更及び代替実施形態が当業者によって考案され得る。従って、本明細書及び図面は、例示的に考慮されるべきものであり、添付の請求項の範囲を限定することを意図するものではない。
添付の請求項を解釈するに当たって理解されるべきことには、
a)用語“有する”は、所与の請求項に列挙された要素又はアクト以外の要素又はアクトの存在を排除するものではなく、
b)要素の前の用語“a”又は“an”は、そのような要素が複数存在することを排除するものではなく、
c)請求項中の如何なる参照符号もその範囲を限定するものではなく、
d)複数の“手段”が、同一のアイテム、若しくはハードウェア、又はソフトウェア実装構造又は機能によって表されていることがあり、
e)開示された要素は何れも、ハードウェア部分(例えば、個別電子回路及び集積電子回路を含む)、ソフトウェア部分(例えば、コンピュータプログラミング)、及びこれらの何らかの組み合わせで構成され得るものであり、
f)ハードウェア部分は、アナログ部分及びデジタル部分の一方又は双方で構成され得るものであり、
g)開示された装置又はその部分は何れも、別のことが具体的に述べられていない限り、共に結合されたり、更なる複数部分へと分離されたりし得るものであり、
h)具体的に指し示していない限り、アクト群又はステップ群の特定の順序は、必要とされるように意図されておらず、
i)用語“複数の”要素は、請求項に記載の要素が2つ以上であることを含み、何らかの特定の個数範囲の要素であることを意味しておらず、すなわち、複数の要素は、2つの要素ほどの少なさとし得るとともに、計り知れないほどの数の要素を含み得るものである。

Claims (24)

  1. 流体の流れを指し示す情報を生成する磁気共鳴撮像(MRI)システムであって、当該MRIシステムは、
    複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含む波形を有し且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を少なくとも有する疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成し、
    前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付け、
    前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し、且つ
    収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成する、
    ように構成された少なくとも1つのコントローラを有する、MRIシステム。
  2. 前記GRパルスシーケンスの前記正弦波形は、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有する、請求項1に記載のMRIシステム。
  3. 前記RFパルスシーケンスは、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を有する、請求項1に記載のMRIシステム。
  4. 前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスは互いに同期される、請求項1に記載のMRIシステム。
  5. 前記コントローラは更に、前記GRパルスシーケンスをグラディエントコイルに与え且つ前記RFパルスシーケンスを無線周波数(RF)トランスデューサに与えることによって、前記流体の流れを標識付けるように構成される、請求項1に記載のMRIシステム。
  6. 生成された前記画像情報を表示するように構成されたディスプレイ、を更に有する請求項1に記載のMRIシステム。
  7. 前記コントローラは、前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて当該MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制するように構成される、請求項1に記載のMRIシステム。
  8. コントローラは、当該MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を選択するように構成される、請求項1に記載のMRIシステム。
  9. 磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて流体の流れを指し示す情報を生成する方法であって、当該方法は、前記MRIシステムの少なくとも1つのコントローラによって実行され、当該方法は、
    複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含む波形を有し且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を有する疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成するステップと、
    前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付けるステップと、
    前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集するステップと、
    収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成するステップと
    を有する、方法。
  10. 前記GRパルスシーケンスの前記正弦波形は、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記RFパルスシーケンスは、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を有する、請求項9に記載の方法。
  12. 前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスは互いに同期される、請求項9に記載の方法。
  13. 前記流体の流れを標識付けるステップは更に、前記GRパルスシーケンスをグラディエントコイルに与え、且つ前記RFパルスシーケンスを無線周波数(RF)トランスデューサに与えるステップを有する、請求項9に記載の方法。
  14. 生成された前記画像情報を前記MRIシステムのディスプレイ上に描画するステップ、を更に有する請求項9に記載の方法。
  15. 前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて前記MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制するステップ、を更に有する請求項9に記載の方法。
  16. 前記MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を設定するステップ、を更に有する請求項9に記載の方法。
  17. コンピュータ読み取り可能記憶媒体に格納されるコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、メインコイルと、グラディエントコイルと、無線周波数(RF)トランスデューサとを有する磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて、流体の流れを指し示す情報を生成するように構成され、当該コンピュータプログラムは、
    複数サイクルを含む正弦波形を有する勾配(GR)パルスシーケンスと、複数サイクルを含む半波整流された正弦波形を有し且つ前記GRパルスシーケンスと同期した無線周波数(RF)パルスシーケンスと、を有する疑似連続動脈スピンラベリング(pCASL)パルスシーケンスを生成し、
    前記pCASLパルスシーケンスを用いて、ラベリングモードにおいて、ラベリング領域内の前記流体の流れの少なくとも一部を標識付け、
    前記ラベリング領域の下流の撮像領域にて、前記流体の流れのラベル画像情報及びコントロール画像情報を収集し、且つ
    収集された前記ラベル画像情報と前記コントロール画像情報との差分に従って画像情報を生成する、
    ように構成されたプログラム部分を有する、コンピュータプログラム。
  18. 前記プログラム部分は更に、固定された振幅及び周波数のうちの一方又は双方を有する前記GRパルスシーケンスの前記正弦波形を生成するように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  19. 前記プログラム部分は更に、半波整流された正弦波形、ブロック波形、ハニング波形、又は、周波数変調による正弦変調ハニング波形を有するように、前記RFパルスシーケンスを生成するよう構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  20. 前記プログラム部分は更に、前記GRパルスシーケンス及び前記RFパルスシーケンスを互いに同期させて生成するように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  21. 前記プログラム部分は更に、前記流体の流れを標識付けるときに、前記GRパルスシーケンスを前記グラディエントコイルに与え、且つ前記RFパルスシーケンスを前記RFトランスデューサに与えるように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記プログラム部分は更に、生成された前記画像情報を前記MRIシステムのディスプレイ上に描画するように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  23. 前記プログラム部分は更に、前記GRパルスシーケンスの周波数を変化させて前記MRIシステムの音響ノイズ出力を抑制するように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  24. 前記プログラム部分は更に、前記MRIシステムの1つ以上の音響共振周波数に従って設定される前記GRパルスシーケンスの周波数を選択するように構成される、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
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