JP2016503502A - フレキシブル薄膜に埋め込まれたカーボンナノチューブプローブを有する接触器装置及びこれを製造するプロセス - Google Patents

フレキシブル薄膜に埋め込まれたカーボンナノチューブプローブを有する接触器装置及びこれを製造するプロセス Download PDF

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Abstract

【課題】 優れた寸法精度及び安定性を実現すること。【解決手段】 所定量のフレキシブル弾性を有する電気絶縁性の材料に埋め込まれた絡み合ったカーボンナノチューブの導電性柱状体を導電性接触プローブとして使用することができる。柱状体は、所定量の材料の両面の間において延在することができる。配線基板の端子は、柱状体内に延在することが可能であり、且つ、試験対象の装置の試験を制御するテスタに対する電気インターフェイスに電気的に接続することができる。物理的に結合された構造のペアにより、所定量の材料を配線基板に結合することができる。ペアは、レセプタクル及び突出部を含むことができる。【選択図】 図1A

Description

背景
電子装置上のカーボンナノチューブ柱状体は、第2電子装置の端子又はこの種のその他の入力及び/又は出力との間において、圧力に基づいた一時的な電気接続を生成することができる。例えば、電子装置上においてプローブとして機能するカーボンナノチューブ柱状体を第2電子装置の端子に押圧することにより、プローブと端子の間に、従って、電子装置と第2電子装置の間に、一時的な電気接続を生成することができる。本発明の実施形態は、接触器装置に装着されたフレキシブル薄膜に埋め込まれたカーボンナノチューブ柱状体と、フレキシブル薄膜及び接触器装置を製造する方法と、を対象としている。本発明のいくつかの実施形態においては、優れた寸法精度及び安定性を実現することができる。
概要
いくつかの実施形態において、プローブカード組立体は、試験対象である装置の試験を制御するテスタに対する電気インターフェイスを含むことができる。また、プローブカード組立体は、所定量のフレキシブル弾性を有する電気絶縁性材料と、所定量の材料に埋め込まれた絡み合ったカーボンナノチューブの導電性柱状体と、をも含むことができる。柱状体のそれぞれは、所定量の材料の第1面から所定量の材料の第2の面(反対側の面)まで延在することができる。また、プローブカード組立体は、配線基板を含むことが可能であり、配線基板は、配線基板の第1面から柱状体内に延在する導電性端子を含むことが可能であり、且つ、端子は、インターフェイスに対して電気的に接続することができる。物理的に結合された構造のペアにより、所定量の材料を配線基板に結合することができる。それぞれのペア内の結合された構造のうちの第1の構造は、レセプタクルであってもよく、且つ、それぞれのペア内の結合された構造のうちの第2の構造は、レセプタクルに挿入されると共にこれと物理的に結合された突出部であってもよい。レセプタクルは、所定量の材料又は配線基板のうちの一方のものの一部分であってもよく、且つ、突出部は、所定量の材料又は配線基板のうちの他方のものの一部分であってもよい。
いくつかの実施形態において、電子装置は、プローブ薄膜、配線基板、及び所定量の材料を配線基板に結合する物理的に結合された構造のペアを含むことができる。プローブ薄膜は、絡み合ったカーボンナノチューブの導電性柱状体が埋め込まれる所定量のフレキシブル弾性を有する電気絶縁性材料を含むことができる。配線基板は、配線基板の第1面から柱状体内に延在する導電性端子を含むことができる。それぞれのペア内の結合された構造のうちの第1の構造は、レセプタクルであってもよく、且つ、それぞれのペア内の結合された構造のうちの第2の構造は、レセプタクルに挿入されると共にこれと物理的に結合される突出部であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態による組み立てられていない接触器の一例を示す。 組み立てられた図1Aの接触器を示す。 本発明のいくつかの実施形態による所定量のフレキシブル弾性を有する電気絶縁性材料に埋め込まれたカーボンナノチューブ柱状体の写真を示す。 本発明のいくつかの実施形態による物理的に結合する構造のペアの一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図3の突出部の一例の写真を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図1A及び図1Bの接触器を含むプローブカード組立体の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態によるカーボンナノチューブ柱状体を含むプローブを収容する薄膜を有するプローブカード組立体などの接触器装置を製造するプロセスの一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による成長基板の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による炭素ナノチューブ柱状体を有する図7Aの成長基板の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図7Bの成長基板及びカーボンナノチューブ柱状体及び成長基板上の堆積された所定量の材料の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による成長基板から取り外された図7Cのカーボンナノチューブ柱状体及び所定量の材料(集合的に、プローブ薄膜である)を示す。 本発明のいくつかの実施形態による成長基板の別の例を示す。 本発明のいくつかの実施形態によるカーボンナノチューブ柱状体を有する図8Aの成長基板の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図8Bの成長基板及びカーボンナノチューブ柱状体及び成長基板上の堆積された所定量の材料の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による、成長基板から取り外された後の図8Cの薄膜と、配線基板と、を示す。 本発明のいくつかの実施形態による組み立てられた図9Aの薄膜及び配線基板を示す。 本発明のいくつかの実施形態によるポスト及び対応する突出部を含むレセプタクルを有する配線基板の部分斜視図を示す。 図9Cの図の平面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による正方形又は矩形のパターンにおいて配設された壁を含むレセプタクル及び対応する突出部を有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による三角形のパターンにおいて配設された壁を含むレセプタクル及び対応する突出部を有する配線基板の部分平面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による正方形又は矩形の形状のエンクロージャを含むレセプタクル及び対応する突出部を有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による六角形様のエンクロージャを含むレセプタクル及び対応する突出部を有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による配線基板124内に正方形又は矩形の孔を含むレセプタクルを有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による配線基板124内に円形の孔を含むレセプタクルを有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による配線基板124内に八角形の形状の孔を含むレセプタクルを有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による配線基板124内に三角形の孔を含むレセプタクルを有する配線基板の部分斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態による別の薄膜及び配線基板を示す。 本発明のいくつかの実施形態による組み立てられた図10Aの薄膜及び配線基板を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図5のプローブカード組立体の一変形の一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による図5のプローブカード組立体の一変形の別の例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による試験システムの一例を示す。 本発明のいくつかの実施形態による複数のプローブ薄膜が結合される配線基板の斜視図である。 図14Aの平面図である。 本発明のいくつかの実施形態による突出部を含む大きなプローブ薄膜が結合されうる複数のレセプタクルを含む配線基板の斜視平面図である。 図15Bの大きなプローブ薄膜の斜視底面図を示す。
例示用の実施形態の詳細な説明
本明細書は、本発明の例示用の実施形態及び用途について記述している。但し、本発明は、これらの例示用の実施形態及び用途に限定されるものではなく、且つ、例示用の実施形態及び用途が動作する又は本明細書に記述される方式に限定されるものでもない。更には、図面は、わかりやすくするべく、単純化された又は部分的な図を示している場合があり、且つ、図面中の要素の寸法が誇張される場合、或いは、その他の方式によって釣り合っていない場合もある。更には、「〜の上に位置した」、「〜に装着された」、又は「〜に結合された」という用語が本明細書において使用されている場合には、1つ物体(例えば、材料、層、基板など)は、1つの物体がその他の物体上に直接的に存在しているか、これに対して装着されているか、又はこれに対して結合されているか、或いは、物体とその他の物体の間に介在する1つ又は複数の物体が存在しているか、とは無関係に、別の物体の「上に存在」してもよく、これに対して「装着」されていてもよく、或いは、これに対して「結合」されていてもよい。本明細書において使用される「実質的に」は、意図された目的のために機能するべく十分であることを意味している。また、方向(例えば、上方、下方、最上部、最下部、側部、上、下、下方、上方、上部、下部、水平、垂直、「x」、「y」、「z」など)は、提供されている場合には、相対的なものであり、且つ、限定ではなく、例示を目的として、且つ、図示及び説明を容易にするべく、提供されたものに過ぎない。更には、要素のリスト(例えば、要素a、b、c)が参照されている場合には、このような参照は、列挙された要素のうちの任意のものそれ自体、列挙された要素の一部分の任意の組合せ、及び/又は列挙された要素のすべての組合せを含むことが意図されている。
本明細書において使用されている「個々のもの(ones)」は、複数を意味している。
本発明の実施形態は、結合構造によって配線基板に結合された1つ又は複数のプローブ薄膜を含む。それぞれの結合構造は、レセプタクルに圧入される突出部を含むことができる。突出部又はレセプタクルのうちの一方は、プローブ薄膜上にあってもよく、且つ、突出部又はレセプタクルのうちの他方は、配線基板上にあってもよい。後述するように、レセプタクルは、様々な異なる形態において構成することができる。例えば、レセプタクルは、突出部134などの突出部が圧入されうる図1A及び図1Bに示されているレセプタクル120のような孔又は溝を含むことができる。別の例として、レセプタクルは、図9A〜図9Hに示されているレセプタクル904のように構成することもできる。これらの図に示されているように、レセプタクルは、レセプタクル804のようなレセプタクルが圧入されうる内部空間を定義するように配設された図9C及び図9Dに示されているロッド902、図9E及び図9Fに示されている壁922及び932、或いは、図9G及び図9Hに示されているエンクロージャ942及び952を含むことができる。これらの及びその他の例については、配線基板に結合されたプローブ薄膜を含む電子装置の例との関係において、以下において図示及び説明する。本発明のいくつかの実施形態は、従来技術よりも優れた寸法精度及び安定性を伴って、プローブ薄膜を配線基板に結合する能力を有することに留意されたい。このような利点の例については、図14A及び図14Bとの関係において後述する。
図1A及び図1Bは、本発明のいくつかの実施形態による電気接触器101の一例を示している。図示のように、電気接触器101は、配線基板124に結合される1つ又は複数のプローブ薄膜102を含むことができる。1つのプローブ薄膜102が、配線基板124に結合された状態において、示されているが、複数のこのようなプローブ薄膜102を配線基板124に対して結合することができる。
プローブ薄膜102は、所定量のフレキシブル且つ絶縁性の材料114に埋め込まれた導電性カーボンナノチューブ柱状体104を含む導電性プローブ108を含むことができる。図示のように、それぞれの柱状体104は、材料114内において、材料114の第1面116から材料114の第2面118まで延在することができる。従って、柱状体104の第1端部110及び第2端部は、図示のように、材料114の反対側の面116及び118において露出した状態にあってもよい。図2は、材料114の第2面118から延在しているカーボンナノチューブ柱状体104の第2端部112を示す写真である。
再度図1A及び図1Bを参照すれば、それぞれのカーボンナノチューブ柱状体104は、ほぼ垂直方向においてアライメントされうる一群の結束されたカーボンナノチューブ106を含むことができるが、一群のカーボンナノチューブ106のうちのいくつかは、オーバーラップしてもよく、混ざり合うか又は絡み合ってもよく、或いは、さもなければ、1つ又は複数の場所において1つ又は複数のその他のカーボンナノチューブ106に接触していてもよい。いくつかの実施形態においては、柱状体104内のカーボンナノチューブ106のすべてが、柱状体104の全体長にわたって延在している必要はない。図1A及び図1Bのそれぞれの柱状体104内には、3つのこのようなカーボンナノチューブ106が示されているが、それぞれの柱状体104は、更に多くの数(例えば、数十、数百、又は数千)の個々のカーボンナノチューブ106を含むことができる。
所定量の材料114は、フレキシブルであってもよく、弾性を有してもよく、伸縮自在であってもよく、且つ/又は、電気絶縁性を有してもよい。従って、所定量の材料114は、柱状体104を互いに電気的に絶縁してもよく、且つ/又は、柱状体104を支持するフレキシブル弾性を有する薄膜を提供してもよい。薄膜102の製造の際に、所定量の材料114は、柱状体104に浸潤することができる。従って、所定量の材料114は、柱状体104内においては、柱状体104のカーボンナノチューブ106の個々のものの間にあってもよい。この結果、柱状体104を強化することが可能であり、且つ、柱状体を材料114に対して物理的に結合することが可能であり、これにより、柱状体104が材料114から落下又は引き出されることを防止することができる。いくつかの実施形態において、所定量の材料114は、弾性を有するポリマー材料などのフレキシブル且つ/又は弾性を有する材料を含むことができる。所定量の材料114用の適切な材料は、シリコーンベースのエラストマ材料(例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS))などのエラストマを含む。所定量の材料114用の適切な材料の更にその他の例は、ゴム材料及びフレキシブルプラスチック材料を含む。
配線基板124は、配線基板124の第1面128上の電気端子132と、電気端子132から配線基板124の第2面130まで至る電気接続136と、を含むことができる。配線基板124の内部に位置するものとして示されているが、この代わりに、電気接続136は、外部に位置してもよく、或いは、配線基板124の内部及び外部の両方の組合せであってもよい。例えば、電気接続136は、端子132のうちの1つ又は複数にそれぞれが接続された配線基板124上の導電性トレース(図示せず)と、これらのトレース(図示せず)からベース126まで接合された導電性ワイヤ(図示せず)と、を含むことができる。また、配線基板124は、プローブ薄膜102に対する物理的な支持を提供することもできる。配線基板124の適切な例は、ガラス基板、印刷回路基板、配線セラミック、石英基板、半導体ウエハ又はダイ、或いは、これらに類似したものを含む。
図示のように、プローブ薄膜102は、配線基板124の端子132が柱状体104に対して電気的に接続されうるように、配線基板124に対して物理的に結合することができる。例えば、図1Bに示されているように、端子132のそれぞれが、柱状体104のうちの1つに圧入され、且つ、これにより、その内部において全体的に又は部分的に埋め込まれるように、プローブ薄膜102を配線基板124に結合することができる。この結果、プローブ薄膜102のそれぞれの柱状体104を配線基板124の端子132のうちの1つに対して電気的に接続することができる。
図1Bに示されているように、プローブ薄膜102及び配線基板124は、配線基板124にプローブ薄膜102を結合する結合特徴144を有することができる。図1A及び図1Bに示されているように、結合特徴144は、レセプタクル120と結合する突出部134を含むことが可能であり、これにより、プローブ薄膜102を配線基板124に結合することができる。例えば、突出部134は、配線基板124の第1面128から延在することが可能であり、且つ、対応するレセプタクル120は、所定量の材料114の第1面116内に延在することができる。それぞれの突出部134は、レセプタクル120のうちの対応するものの内部に物理的に延在することが可能であり、且つ、これと結合することが可能であり、これにより、プローブ薄膜102を配線基板124に結合することができる。この代わりに、突出部134のいくつか又はすべては、所定量の材料114の第1面116から延在することも可能であり、且つ、対応するレセプタクル120のうちのいくつか又はすべては、配線基板124の第1面128内にあってもよい。
図1A及び図1Bを再度参照すれば、図示されてはいないが、接着剤(図示せず)を配線基板124と所定量の材料114間に配設することが可能であり、且つ、これにより、所定量の材料114の第1面116を配線基板124の第1面128に接着することができることに留意されたい。このような接着剤(図示せず)は、配線基板124に対するプローブ薄膜102の結合を強化するべく、結合特徴144との関連において、或いは、結合特徴144の代わりに、使用することができる。いくつかの実施形態においては、表面処理を所定量の材料114の第1面116及び/又は配線基板124の第1面128に適用することにより、配線基板124の第1面128に対する所定量の材料114の第1面116の接着を改善することができる。このような表面処理の例は、酸素プラズマ処理及び反応性イオンエッチングプラズマ処理を含む。
結合特徴144を再度参照すれば、それぞれの突出部134は、レセプタクル120との間において摩擦ばめ(例えば、圧入)を形成することにより、対応するレセプタクル120と結合することができる。例えば、それぞれの突出部134は、レセプタクル120に圧入された際にそれぞれの突出部134が摩擦に基づいた結合ばめを形成するように、その対応するレセプタクル120とほぼ同一のサイズであるか又はそれよりもわずかに大きくてもよい。
図1A及び図1Bにほぼ矩形であるものとして示されているが、突出部134及びレセプタクル120は、円筒体、立方体、ピラミッド、円錐を有する形状などのその他の形状であってもよく、これには、上述のもの又はそれらに類似したものの部分的なバージョンも含まれる。更には、結合特徴144は、結合接続を実現又は改善するように成形することもできる。図4及び図5は、一例を示している。図4は、突出部134及び対応するレセプタクル120の一例の側断面図を示しており、且つ、図4は、突出部134の写真である。
図3に示されているように、突出部134は、第2端部406よりも、第1端部404において、幅が広くなっていてもよい。例えば、第1の(相対的に幅が広い)端部404は、配線基板124の第1面128から最も遠い突出部134の端部であってもよく、且つ、第2端部406は、第1面128に最も近い端部であってもよい。対応するレセプタクル120は、類似した、但し、補完的な形状を有することができる。図示のように、レセプタクル120の内側端部414は、レセプタクル120の開口部416よりも幅が広くなっていてもよい。1つに圧入及び結合された際に、図3に示されているように成形された突出部134及びレセプタクル120は、所定量の材料114が配線基板124から結合解除されることを防止するべく、垂直及び水平方向の両方の安定性を所定量の材料114に対して提供することができる。
突出部134の形状とは無関係に、端子132及び突出部134は、実質的に同一の材料を含むことができる。例えば、突出部134及び端子132は、導電性材料(例えば、金属)を含むことができる。同一の材料の使用により、端子132及び突出部134の製造を促進することが可能であり、その理由は、その結果、両方の構造を同一の1つ又は複数のプロセスにおいて形成することができるからである。或いは、この代わりに、端子132及び突出部134は、別個のプロセスにおいて形成することもできる。同一のプロセスにおいて形成された際には、突出部134及び端子132は、同一の高さを有することができる。或いは、この代わりに、突出部134及び端子132は、図1A及び図1Bに示されているように、異なる高さを有することもできる。
図1A及び図1Bに示されている接触器101は、柱状体104を含むプローブ108がその内部において別の装置との間に電気接続を生成しうる電子装置の一部であってもよい。例えば、接触器101は、半導体ダイなどの電子装置に接触すると共にこれを試験するための電子試験ソケット(図示せず)の一部分又はこれに類似したものであってもよい。別の例として、接触器101は、銅、金、又はこれらに類似したものなどの導電性材料の埋め込まれた配線を有するシリコン、ガラス、エポキシ、又はポリイミドから構成された片面又は両面型の配線構造の一部分であってもよい。
図5は、図1A及び図1Bの接触器101がその一部分を構成しうる電子装置(プローブカード組立体100)の更に別の例を示している。図5に示されているように、接触器101は、試験対象電子装置(「DUT」)550に接触すると共にこれを試験するべく使用されるものなどのプローブカード組立体100の一部分であってもよく、DUTは、試験対象の任意のタイプの電子装置であってもよい。DUT550の例は、個片化されていない半導体ウエハの半導体ダイ、1つ又は複数の個片化済みの半導体ダイ、及びこれらに類似したものを含む。図5は、必ずしも縮尺が正確ではないことに留意されたい。例えば、接触器101は、接触器101の細部を詳しく示すべく、拡大されている。
図示のように、図5のプローブカード組立体100は、電気インターフェイス142と、インターフェイス基板138と、電気コネクタ140と、ベース126と、図1A及び図1Bの接触器101と、を含むことができる。ねじ、ボルト、ブラケット、又はこれらに類似したものなどの留め具(図示せず)により、プローブカード組立体100の上述の要素を1つに結合することができる。電気インターフェイス142は、DUT550の試験を制御するテスタ(図示せず)との間のチャネル(例えば、試験信号、制御信号、パワー、又はこれらに類似したもの用の電気チャネル)に電気的に接続するように構成することが可能であり、且つ、インターフェイス基板138、コネクタ140、及びベース126は、インターフェイス142から、接触器101の電気接続136までの、且つ、従って、プローブ108までの、電気経路502を提供することが可能であり、プローブ108は、DUT550の端子552との接触状態にあってもよい。DUT550は、試験対象の半導体ウエハ、半導体ダイ、インターポーザ、又はその他の電子装置であってもよい。
電気インターフェイス142は、テスタ(図示せず)に対するチャネル(図示せず)に接続するのに適した任意の電気接続装置を含むことができる。例えば、電気インターフェイス142は、ゼロ挿入力(Zero-Insertion-Force:ZIF)電気接触器、ポゴピンパッド、又はその他のこれらに類似したものを含むことができる。インターフェイス基板138は、印刷回路基板、層化セラミックブロック、又はこれらに類似したものなどの配線基板であってもよい。また、ベース126は、印刷回路基板、層セラミックブロック、又はこれらに類似したものなどの配線基板であってもよく、且つ、電気コネクタ140は、インターフェイス基板138をベース126に電気的に接続するためのインターポーザ又はその他のタイプの電気コネクタであってもよい。別の例として、電気コネクタ140は、インターフェイス基板138をベース126に電気的に接続するはんだバンプ(図示せず)を含むことができる(例えば、これから基本的に構成することができる)。更に別の例として、電気コネクタ140は、導電性スプリング相互接続構造を含むことができる。図示のように、インターフェイス基板138、コネクタ140、及びベース126は、インターフェイス142から、配線基板124の電気接続136までの、且つ、従って、端子132及びプローブ108までの、個々の電気経路502を形成する内部及び/又は外部電気トレース、ビア、配線、又はこれらに類似したものを含むことができる。従って、プローブカード組立体100は、インターフェイス基板138、コネクタ140、及びベース126を通じた、配線基板124の電気接続136までの、且つ、従って、端子132及びプローブ108までの、経路502を含む個々の電気経路を提供する。
上述のように、いくつかの実施形態において、電気接続136は、端子132のうちの1つ又は複数に接続された配線基板124の表面上の導電性トレース(図示せず)を含むことが可能であり、且つ、電気接続136は、配線基板124の周りのトレース(図示せず)からベース126の内部及び/又は上部の電気経路502の各部分まで接合された導電性ワイヤ(図示せず)を更に含むことができる。或いは、この代わりに、電気接続136は、配線基板124を通じてベース126の電気経路502の各部分まで至る導電性ビアを含むこともできる。上述のように、電気コネクタ140を通じた電気経路502の部分は、はんだバンプ(図示せず)を含むことが可能であり、且つ、実際に、いくつかの実施形態においては、電気コネクタ140は、このようなはんだバンプ(図示せず)から基本的に構成することができる。
次に、図1A及び図1Bの接触器101のような接触器を製造すると共にこの接触器を電子装置に内蔵させるプロセス600の一例を示す図6を参照されたい。
ステップ602において、成長基板が提供されている。成長基板は、カーボンナノチューブ柱状体(例えば、図1A及び図1Bの柱状体104)を成長させると共にプローブ薄膜(例えば、図1A及び図1Bの薄膜102)用のテンプレートとして機能するように、使用することができる。ステップ604において、成長基板上にカーボンナノチューブ柱状体を成長させている。後述するように、カーボンナノチューブ柱状体は、例えば、導電性を改善するべく、処理することができる。次に、ステップ606において、所定量の材料を成長基板上においてカーボンナノチューブ柱状体の周りに堆積させ、且つ、必要に応じて、硬化させている。所定量の材料及びプローブがプローブ薄膜(例えば、図1A及び図1Bの薄膜102)を形成する。ステップ608において、プローブ薄膜を成長基板から取り外している。ステップ610において、プローブ薄膜を配線基板(例えば、図1A及び図1Bの配線基板124)に結合し、(例えば、接触器101のような)接触器を形成している。ステップ612において、配線基板を電子装置(例えば、図5のプローブカード組立体)に内蔵させることができる。
以上、図6のプロセス600の概略説明を終了し、以下、図7A〜図10Bとの関係において、プロセス600の例について説明することとする。図7A〜図7Eは、レセプタクル120を有するプローブ薄膜102を製造するプロセス600のステップ602〜608の一例を示している。図8A〜図8Cは、プローブ薄膜800が、レセプタクル120ではなく、突出部134に類似したものであってもよい突出部804を有するという点を除いて、プローブ薄膜102に類似したものであってもよいプローブ薄膜800を製造するプロセスの一例を示している。図9A〜図10Bは、プロセス600のステップ610の例を示している。
図7Aは、図6のプロセス600のステップ602の一例を示している。図7Aにおいては、成長基板700が提供されている。図7Aに示されているように、成長基板700は、基板層704及び成長層706などの1つ又は複数の層を含むことができる。例えば、基板層704は、ガラス、セラミック、半導体(例えば、シリコン)、又はその他の適切な層であってもよい。成長層706は、カーボンナノチューブ柱状体104をその上部において成長させることができる材料を含むことができる。例えば、成長層706は、基板層704上に配設された酸化物薄膜又はこれに類似したものを含むことができる。別の例においては、成長基板700は、基板層704などの単一層のみを含むことができる。更に別の例においては、成長基板700は、3つ以上の数の層を含むことができる。
図示のように、成長基板700は、マスク層710によってマスキングすることが可能であり、この結果、成長層706の(本明細書においては、パッド712と呼称される)一部分が露出した状態に残される。マスク層710は、金属層(例えば、金、銀、アルミニウム、又はこれらに類似したもの)、フォトレジスト材料、又はこれらに類似したものを含むことができる。次いで、パッド712上に柱状体104を成長させることができる。
柱状体104を成長させるためのパターンは、パッド712のパターンである。例えば、柱状体104は、柱状体104が転写されることになる端子132のパターンに対応したパターンにおいて、成長基板700上に成長させることができる。例えば、柱状体104のパターンは、(図1A及び図1Bに示されているように)配線基板124の端子132に対応したものであってもよい。更には、このパターンは、接触するべく柱状体104を含むプローブ108が使用されることになる電子装置の端子に対応したものであってもよい。一例が、図13に提供されており、この場合には、プローブ108は、DUT1306の端子1308に対応したものであってもよい。
図示のように、複数の延長部708(これらは、成型特徴の例である)を成長基板700の上部表面上に配設することができる。延長部708は、図7C及び図7Dに示されているように、結果的に得られる薄膜102に(薄膜102を取り外した際に)レセプタクル120(図7Dに示されている)を形成することになるパターンにおいて、成長基板700上に配置することができる。例えば、延長部708は、図1A及び図1Bに示されていると共に上述した配線基板124内の突出部134に対応したレセプタクル120を有する薄膜102を結果的にもたらすパターンにおいて、配置することができる。いくつかの実施形態においては、このようなパターンは、柱状体104の周りに結合構造を提供するべく、延長部708を様々な二次元又は三次元パターンで成長基板700上に配置している。例えば、このようなパターンは、図示のように、隣接するパッド712の間に単一の特徴708を位置決めするステップを含むことができる。別の例においては、このようなパターンにより、隣接するパッド712の間に複数の延長部708を位置決めすることができる。別の例においては、延長部708を二次元又は三次元パターンで成長基板700上に均等に分散させてもよい。
図7Bは、図6のプロセス600のステップ604の一例を示している。図7Bにおいては、カーボンナノチューブ柱状体104を成長曲線700上において成長させている。図示のように、柱状体104は、成長基板700上において、延長部708の高さを実質的に超過する高さまで成長させることができる。カーボンナノチューブ柱状体104は、露出したパッド712上において成長させることができる。このようなカーボンナノチューブの成長は、米国特許第8,130,007号(2012年3月6日付けで発行されたもの)に記述されている浮動触媒又は固定触媒プロセス、米国特許出願公開第2010/0083489号(2009年12月7日付けで出願されたもの)に記述されている成長プロセス、又はこれらに類似したものなどの成長プロセスによるものであってもよい。米国特許第8,130,007号及び米国特許出願公開第2010/0083489号は、引用により、そのすべてが本明細書に包含される。
様々な処理又はプロセスをカーボンナノチューブ柱状体104に対して実行することができる。例えば、導電性材料(図示せず)をカーボンナノチューブ柱状体104の上部及び/又は内部に堆積させることができる。別の例として、エポキシを柱状体104に注入することができる。
図7Cは、図6のプロセス600のステップ606の一例を示している。図7Cにおいては、プローブ薄膜102を形成するべく、所定量の材料114を成長基板700上において堆積させている。所定量の材料114は、成長基板700上において柱状体104の周りに堆積させることができる。上述のように、所定量の材料114の一部分は、柱状体104内に流入するか又は注入することが可能であり、且つ、従って、柱状体104に含浸することができる。所定量の材料114の特性に応じて、成長基板700上において堆積された後に、所定量の材料114を固めることができる(例えば、硬化させることができる)。硬化の前に、所定量の材料114をマスク層708の様々な特徴及び形状の周り又はその内部において、形成することができる。従って、所定量の材料114の一部分は、延長部708の周りを流動し、レセプタクル120(図7Dに示されている)を形成することができる。いくつかの実施形態においては、所定量の材料114の成形を支援するべく、硬化する時点まで、支持構造(図示せず)を所定量の材料114の側部近傍に提供することができる。このような支持構造(図示せず)は、硬化の後に除去することができる。
図7Dは、図6のプロセス600のステップ608の一例である。図7Dは、所定量の材料114を示しており、埋め込まれたカーボンナノチューブ柱状体104が成長基板700から取り外されている。材料114は、材料114を成長基板から離れるように引っ張ることにより、或いは、なんらかのその他の方法により、成長基板700から取り外すことができる。図示のように、成長基板700から除去された際に、所定量の材料114は、成長基板700の延長部708に対応したレセプタクル120を含むことができる。成長基板700から取り外された、埋め込まれた柱状体114を有する材料114が、図1A及び図1Bの薄膜102である。
ステップ602〜608においてプローブ薄膜102を製造した後に、図1A及び図1Bに概略的に示されているように、薄膜102を配線基板124に結合することができる。例えば、上述のように、配線基板124から延在する突出部134が、プローブ薄膜102内のレセプタクル120に挿入されると共にこれと結合され、且つ、配線基板124の端子132が、柱状体104と接触する(例えば、その内部に圧入される)ように、プローブ薄膜102を配線基板124と合体させることができる。上述の内容は、図6のステップ610の一例である。
上述のように、図1A及び図1Bの薄膜102は、レセプタクル120ではなく、突出部を有するように構成することもできる。図8A〜図8Cは、プローブ薄膜800が、レセプタクル120ではなく、突出部804を有するという点を除いて、プローブ薄膜102と同一であってもよいプローブ薄膜800を製造するための図6のステップ602〜608の一例を示している。
図8Aは、図6のプロセス600のステップ602の一例を示している。図8Aに示されているように、図7Aとの関係において上述した基板層704及び成長層706を含む成長基板700を提供することができる。成長基板700が、突出部804を有する薄膜800用のテンプレートとして機能することができるように、凹部802(これらは、成型特徴の例である)を成長基板700の基板層704内において且つ/又は成長層706において形成することができる。これらの凹部802は、薄膜800の突出部804用のテンプレートとして成形及びサイズ設定することが可能であり、且つ、その他の方法で構成することもできる。このような凹部802は、深掘り反応性イオンエッチング(Deep Reactive Ion Etch:DRIE)プロセス及び/又はその他の1つ又は複数の適切なプロセスを使用することにより、形成することができる。図7Aとの関係において上述したように、マスク層710により、パッド712を定義することが可能であり、この上部にカーボンナノチューブ柱状体104を成長させることができる。図8Bは、図6のプロセス600のステップ604の一例であり、ここでは、(プロセス600のステップ604の一例である)図7Bとの関係において上述したように、柱状体104を成長パッド712上において成長させている。
図8Cは、図6のプロセス600のステップ606の一例である。図8Cは、所定量の材料114が、所定量の材料114に突出部804を形成するべく、凹部802に進入することができる点を除いて、図7Cとの関係においてほぼ上述したとおりの成長基板700上に堆積された所定量の材料114を示している。この結果、所定量の材料114が硬化した後に、薄膜800は、複数の突出部804を含むことができる。図示されてはいないが、図7Dとの関係において概略的に図示及び記述したように、埋め込まれた柱状体104を有する所定量の材料114を含むプローブ薄膜800を成長基板700から取り外すことができる。従って、埋め込まれたカーボンナノチューブ柱状体104及び突出部084を有する分離されたプローブ薄膜800は、図1A及び図1Bのプローブ薄膜102の一例であり、且つ、本明細書の任意の実施形態又は図のプローブ薄膜102を置換することができる。
図9A及び図9Bは、図6のプロセス600のステップ610の一例を示しており、ここでは、薄膜800が配線基板124に結合されており、この場合に、配線基板124は、突出部134ではなく、レセプタクル904を有する。図示のように、薄膜800の複数の突出部804は、配線基板124内の複数の対応したレセプタクル904と物理的に結合することができる。図1A及び図1Bとの関係において上述したように、配線基板124は、突出部134ではなく、(例えば、レセプタクル120のような)レセプタクルを有することができる。レセプタクル904は、このようなレセプタクルの例である。
図9A及び図9Bに示されているように、薄膜800の突出部804は、配線基板124上に形成された対応するレセプタクル904内において結合することができる。図示のように、レセプタクル904は、配線基板124の第1面128から延在する2つ以上のロッド902の間に空間を含むことができる。ロッド902は、配線基板124の第1面128に結合させることができる。いくつかの実施形態においては、ロッド902は、端子132と同一の材料から形成することができる。同一の材料の使用は、ロッド902及び端子132の両方が同一のプロセスにおいて製造されることを許容することにより、配線基板124の製造を促進することができる。或いは、この代わりに、ロッド902及び端子132は、異なる材料を使用することにより、且つ/又は、異なるプロセスにおいて、形成することもできる。
図9Cは、配線基板124のロッド902の組内における薄膜800の突出部804の斜視図を示し、且つ、図9Dは、その平面図を示している。図示のように、ロッド902(3つが示されているが、更に多くの又は少ない数が存在してもよい)は、突出部804がその内部に挿入及び結合されるレセプタクル904を形成することができる。ロッド902は、ロッド902と突出部804の間に圧入接続を形成するべく、少なくともわずかに内向きの圧力を突出部804に対して印加するように、成形及びサイズ設定並びに位置決めすることができる。この2つ以上の突出部804及びレセプタクル904の結合(例えば、図9C〜図9Hのいずれかにおいて構成されたもの)により、図9Bに示されているように、薄膜800を配線基板124に対して結合することができる(突出部804及びレセプタクル904のそれぞれの結合されたペアは、図1Bに示されている結合構造144の一例であってよい)。
レセプタクル904は、様々な数のロッド902を使用することにより、形成することが可能であり、且つ、様々なロッド形状及び構成を有することができる。図示のように、ロッド902は、円形断面を有することができる。また、ロッド902は、正方形、矩形、三角形、又はこれらに類似したものを含むその他の成形された断面を有することもできる。更に図示されているように、3つのロッド902は、レセプタクル904を形成することができる。その他の構成においては、4つ、5つ、6つ、7つ、又はこれを上回る数のロッド902によってレセプタクル904を形成することができる。更には、いくつかの実施形態においては、その内部に形成された内側レセプタクル904を有する単一の管状ロッド902を形成することができる。
図9Eは、配線基板124の表面から延在する複数の壁922を含むことができるレセプタクル904の別の例を示している。壁904は、突出部804がその内部に圧入されうる空間を定義することができる。図9F(平面図である)は、レセプタクル904の更に別の例を示しており、この場合には、図示のように、突出部804が圧入されうる空間を形成するように、側壁932(図9Eの側壁922に類似したものであってよい)が構成されている。
図9G及び図9H(斜視平面図を示している)は、レセプタクル904の更なる例を示している。図9Gにおいては、正方形又は矩形に成形されたエンクロージャが、突出部804がその内部に圧入されうる内部空間を定義している。図9Hにおいては、八角形に成形されたエンクロージャが、突出部804がその内部に圧入されうる内部空間を定義している。或いは、この代わりに、図9Hのエンクロージャは、六角形、五角形、又はこれらに類似したものであってもよいであろう。
図9I〜図9Lは、以上の図のレセプタクル120が、代わりに、配線124内の孔又は開口部として構成されている例を示している。或いは、この代わりに、図示のレセプタクル120の任意のものは、プローブ薄膜120(又は、800)内のものであってもよいであろう。図9Iは、正方形又は矩形の形状のレセプタクル970を示している。図9Jは、円形形状のレセプタクル970を示している。図9Kは、八角形の形状のレセプタクル970を示しており、これは、この代わりに、六角形、五角形、又はこれらに類似したものであってもよい。図9Lは、三角形の形状のレセプタクル970を示している。上述の内容は、いずれも、レセプタクル120の例である。
図9Bに示されているように、(図9C〜図9Hに示されている突出部904の任意の構成を含む)配線基板124のレセプタクル904と結合される突出部804を有するプローブ薄膜800は、図1A及び図1Bの接触器101の別の例であり、且つ、結合された突出部804及びレセプタクル904は、図1A及び図1Bの結合構造144の例である。
図10A及び図10Bは、図6のプロセス600のステップ610の別の例を示しており、この場合には、薄膜800は、配線基板124に結合されている。図示のように、配線基板124は、図1A及び図1Bに示されている突出部134又は図9A〜図9Cに示されているレセプタクル904ではなく、配線基板124の第1面内に形成されたレセプタクル100を含むことができる。レセプタクル1000がレセプタクル904を置換しているという点を除いては、配線基板124は、図9A及び図9Bに示されているものと同一であってよい。
図10Bは、配線基板124に結合された薄膜800を示している。図示のように、結合された際に、薄膜800の突出部804は、配線基板124のレセプタクル1000に挿入することができる。上述のように、突出部804及びレセプタクル1000は、物理的に結合された構造のペアを形成することができる。図9Bに示されているように、配線基板124のレセプタクル904と結合される突出部804を有するプローブ薄膜800は、図1A及び図1Bの接触器101の別の例である。
図6のプロセス600を再度参照すれば、ステップ612において、プローブ接点101(図1Bに示されている配線基板124に結合されたプローブ薄膜102、図9Bに示されている配線基板124に結合されたプローブ薄膜800、又は図10Bに示されている配線基板124に結合されたプローブ薄膜800を含むもの)を図5のプローブカード組立体100などの電子装置に内蔵させることができる。
以上のとおり、所定量のフレキシブル材料114に埋め込まれたカーボンナノチューブ柱状体104を含む接触器101の例について記述し、且つ、このような接触器101のプローブカード組立体100内における例示用の用途についても記述した。また、接触器101を製造すると共にその接触器101を電子装置に内蔵させるプロセスの例についても記述した。以上の説明は、例示に過ぎず、且つ、変形が想定される。例えば、図8A〜図8Cのプローブ薄膜800によって図示されているように、プローブ薄膜800は、レセプタクル120ではなく、突出部804を含むことができる。或いは、この代わりに、プローブ薄膜800は、プローブ薄膜102のようなものであってもよく、且つ、添付図面のうちのいずれかの図のプローブ薄膜102の任意のものを置換することができる。別の例として、図9A〜図10Bに示されているように、配線基板124は、突出部132ではなく、レセプタクル904又は1000を有することもできる。或いは、この代わりに、図9A〜図10Bの配線基板124は、任意のその他の図の配線基板124のようなものであってもよく、且つ、任意の図の配線基板124は、レセプタクル904又は1000を有するように構成することができる。
別の例として、図5のプローブカード組立体100は、一例であり、且つ、その他の構成が想定される。例えば、図5のプローブカード組立体100は、ベース126を含む必要はなく、この場合には、配線基板124をコネクタ140に対して直接接続することができる。同様に、プローブカード組立体100は、コネクタ140を含む必要はなく、且つ、ベース126をインターフェイス基板138に対して直接接続することができる。更に別の例として、ベース126及びコネクタ140が存在しない状態において、配線基板124をインターフェイス基板138に対して直接接続することができる。図11及び図12は、プローブカード組立体100の変形の更なる例を示している。
図11は、1つのベース126に結合された複数の接触器101(2つが図示されているが、更に多くの数が存在してもよい)を有するプローブカード組立体100の一例を示している。図12は、プローブカード組立体100の別の例を示しており、この場合には、複数の接触器101(2つが図示されているが、更に多くの数が存在してもよい)が複数のベース126(2つが示されているが、更に多くの数が存在してもよい)に結合されている。図11及び図12には図示されていないが、インターフェイス基板138、それぞれの電気コネクタ140、それぞれのベース124は、図5に示されている電気経路502を上述の任意の構成において含むことが可能であり、且つ、それぞれの配線基板124は、図5に示されている電気接続136を上述の任意の構成において含むことができる(図11及び図12の図は、必ずしも縮尺が正確ではなく、例えば、接触器101は、詳細を明瞭に図示するべく、拡大されている)。
プローブカード組立体100が構成されている方式とは無関係に、プローブカード組立体100は、電子装置に接触すると共にこれを試験する試験システム内において使用することができる。図13は、電子装置1306を試験する試験システム1300の一例を示している(以下、「試験対象装置」又は「DUT」と呼称する)。DUT1306は、信号、データ、電力、又はこれらに類似したものをDUT1306との間においてやり取りする電気端子1308を含む電子装置であってよい。例えば、DUT1306は、1つ又は複数の半導体ダイ(個片化されたもの又は個片化されていないもの、パッケージ化されたもの又はパッケージ化されていないもの)、電子コンポーネント、回路基板、或いは、これらに類似したものであってよい)。
プローブカード組立体100は、プローバ(図示せず)などのハウジング(図示せず)に取り付けることが可能であり、ハウジング内において、DUT1306は、運動可能なステージ1310上に配設される。DUT1306の端子1308とプローブカード組立体100のプローブ108を接触状態とし、且つ、これにより、プローブ108と端子1308の間に電気接続を形成することにより、DUT1306を試験することができる。これは、ステージ1310及び/又はプローブカード組立体100を運動させることにより、実現することができる。
次いで、テスタ1302(DUT1306の試験を制御するように構成されたコンピュータ、コンピュータシステム、又はこれらに類似したものであってよい)は、電力、試験信号、制御信号、及び/又はこれらに類似したものをチャネル1304(例えば、ケーブル、ワイヤ、無線通信チャネル、又はこれらに類似したもの)及びプローブカード組立体100を通じてDUT1306に提供することができる。同様に、テスタ1302は、プローブカード組立体100及びチャネル1304を通じて、DUT1306によって生成された応答信号を検知することができる。次いで、テスタ1302は、応答信号を分析し、DUT1306のすべて又は一部分が適切に試験信号に応答したのかどうかを、且つ、その結果、DUT1306のすべて又は一部分が試験に合格したのか又は不合格となったのかを、判定することができる。この代わりに、或いは、これに加えて、テスタ1302は、DUT1306の試験以外のタスクを実行することもできる。例えば、テスタ1302は、例えば、DUT1306のバーンイン試験を実行するべく、DUT1306を動作させることができる。
図13に示されている試験システム1300は、一例に過ぎず、且つ、変形が想定される。例えば、テスタ1302のいくつか又はすべてをプローブカード組立体100上において(例えば、インターフェイス基板138又はベース126上において)配設することができる。
プローブ薄膜102を配線基板124に結合する結合構造144(例えば、レセプタクル120に対する突出部134、或いは、レセプタクル904に対する突出部804)の使用は、様々な利点を有することができる(図14A及び14Bには、プローブ薄膜102が示されているが、この代わりに、プローブ薄膜は、プローブ薄膜800であってもよい)。例えば、図14A及び図14Bに示されているように、複数のプローブ薄膜102(2つが示されているが、更に多くの数が存在してもよい)を配線基板124上に配設することが可能であり、且つ、いくつかの実施形態においては、プローブ薄膜102を離隔させることができる。例えば、図14Bに示されているように、プローブ薄膜102の間の第1方向における距離1402は、プローブ薄膜102の幅1404の1倍、2倍、3倍、4倍、5倍、又はこれを上回る数の倍数であってもよく、且つ/又は、プローブ薄膜102の間の第2の(例えば、直交する)方向における距離1406は、プローブ薄膜102の長さ1408の1倍、2倍、3倍、4倍、5倍、又はこれを上回る数の倍数であってもよい。
更には、プローブ薄膜102を配線基板124上において正確に位置決めすることもできる。プローブ薄膜102を配線基板124に結合するそれぞれの結合構造144のレセプタクル及び/又は突出部は、(例えば、上述のように)正確なリソグラフプロセスを使用することによって形成することが可能であることから、レセプタクル及び/又は突出部は、配線基板124及び/又はプローブ薄膜102上において正確に位置決めすることができる。従って、プローブ薄膜102又は配線基板124上の突出部をプローブ薄膜102又は配線基板124のうちの他方のものの上部の対応するレセプタクルに単純に圧入させることにより、それぞれのプローブ薄膜102を配線基板124上において正確に位置決めすることができる。結合構造144の突出部がレセプタクルに圧入されるのに伴って、突出部とレセプタクルは、アライメントされた状態となる。例えば、結合構造144の弾性を有する平均化特性(プローブ薄膜102の弾性を有する材料114上のレセプタクル又は突出部のうちのいずれかが弾性を有する(例えば、図1Bを参照されたい))により、プローブ薄膜102は、配線基板124上の正確な位置において自然にアライメントされる。また、この弾性を有する平均化により、配線基板124及びプローブ薄膜102がその一部分を構成している装置の通常動作の際に熱的変化又はその他の力に起因して配線基板124及び/又はプローブ薄膜102が膨張又は収縮した場合にも、それぞれのプローブ薄膜102を正確な位置において維持することができる。
図15A及び図15Bは、配線基板102が、多数の正確に位置決めされたレセプタクル120を含む例を示している。図示のように、プローブ薄膜124上の正確に位置決めされた突出部134(図15Bにおいて可視状態にあるが、図15Aにおいては、可視状態にない)をレセプタクル120のいくつか又はすべてに結合することにより、相対的に大きなプローブ薄膜124を配線基板102に結合することができる。或いは、この代わりに、レセプタクル120がプローブ薄膜124上にあってもよく、且つ、突出部134が配線基板102上にあってもよい。この場合にも、上述のように、レセプタクル120又は突出部134のうちの一方又は他方を弾性材料から製造することができる。このようなレセプタクル120と突出部134の結合(例えば、図1Bに示されているもの)は、プローブ薄膜124を配線基板102上において正確に位置決めするべく、弾性的に平均化することができる。
上述のように、配線基板124及びプローブ薄膜102は、例えば、DUTを試験するべくDUTの端子に接触するように、プローブカード組立体内において使用することができる。試験用途の別の例として、配線基板102の両側の表面に結合されたプローブ薄膜102を含む両面型接触器(図示せず)を使用し、シリコンインターポーザを試験することもできる。
以上、本明細書においては、本発明の特定の実施形態及び用途について説明したが、これらの実施形態及び用途は、例示を目的としたものに過ぎず、且つ、多数の変形が可能である。

Claims (20)

  1. プローブカード組立体であって、
    試験対象の装置の試験を制御するテスタに対する電子インターフェイスと、
    フレキシブル弾性を有する電気絶縁性の所定量の材料と、
    前記所定量の材料に埋め込まれた絡み合ったカーボンナノチューブの導電性柱状体であって、それぞれの前記柱状体は、前記所定量の材料の第1面から前記所定量の材料の第2面まで延在しており、前記第2面は、前記第1面の反対側である、導電性柱状体と、
    前記配線基板の第1面から前記柱状体内に延在する導電性端子を含む配線基板であって、前記端子は、前記インターフェイスに電気的に接続されている、配線基板と、
    前記所定量の材料を前記配線基板に結合する物理的に結合された構造のペアと、
    を含み、
    それぞれの前記ペア内の前記結合された構造のうちの第1の構造は、レセプタクルであり、
    それぞれの前記ペア内の前記結合された構造のうちの第2の構造は、前記レセプタクルに挿入されると共にこれと物理的に結合された突出部であり、
    前記所定量の材料は、それぞれの前記ペアの前記レセプタクル又は前記突出部のうちの一方を含み、且つ、
    前記配線基板は、それぞれの前記ペアの前記レセプタクル又は前記突出部のうちの他方を含む、プローブカード組立体。
  2. それぞれの前記レセプタクルは、前記配線基板の前記第1面又は前記所定量の材料の前記第1面から延在する一群のロッドの間の空間を含む請求項1に記載のプローブカード組立体。
  3. それぞれの前記レセプタクルは、前記配線基板の前記第1面の表面又は前記所定量の材料の前記第1面の表面の内部に凹入している請求項1に記載のプローブカード組立体。
  4. 前記突出部は、前記配線基板の前記第1面から延在しており、且つ、
    前記突出部は、前記端子と実質的に同一の材料から構成されている請求項1に記載のプローブカード組立体。
  5. それぞれの前記ペアの前記突出部は、
    円錐形状を有し、前記突出部の第1端部は、前記突出部の第2端部よりも幅広であり、且つ、
    前記第2端部から前記第1端部まで前記配線基板の前記第1面から延在している、請求項1に記載のプローブカード組立体。
  6. それぞれの前記ペアの前記レセプタクルは、
    円錐形状を有し、前記レセプタクルの内側端部は、前記レセプタクルの開口部よりも幅広であり、且つ、
    前記開口部から前記内側端部まで前記所定量の材料の前記第1面内に延在している、請求項5に記載のプローブカード組立体。
  7. 前記配線基板の前記第1面と前記所定量の材料の前記第1面の間に配設された接着剤を更に含み、前記接着剤は、前記所定量の材料の前記第1面を前記配線基板の前記第1面に接着している請求項1に記載のプローブカード組立体。
  8. 前記所定量の材料は、シリコーンベースのエラストマである請求項1に記載のプローブカード組立体。
  9. 前記配線基板の前記端子のうちの個々の端子は、前記カーボンナノチューブ柱状体のうちの対応する柱状体に接触し、これにより前記柱状体に電気的に接続されている請求項1に記載のプローブカード組立体。
  10. 前記端子のうちの前記個々の端子は、前記カーボンナノチューブ柱状体のうちの前記対応する柱状体内に延在し、これによりその内部において少なくとも部分的に埋め込まれている請求項9に記載のプローブカード組立体。
  11. 前記カーボンナノチューブ柱状体は、接触及び試験の対象である電子装置の端子に対応したパターンで、前記所定量の材料内において配設されている請求項1に記載のプローブカード組立体。
  12. それぞれの前記カーボンナノチューブ柱状体は、接触及び試験の対象である前記電子装置の前記端子のうちの対応する端子用のプローブである請求項11に記載のプローブカード組立体。
  13. 前記インターフェイスから前記カーボンナノチューブ柱状体までの電気経路を更に含む請求項12に記載のプローブカード組立体。
  14. 電子装置であって、
    フレキシブル弾性を有する電気絶縁性の所定量の材料と、前記所定量の材料に埋め込まれた絡み合ったカーボンナノチューブの導電性柱状体と、を含むプローブ薄膜と、
    配線基板であって、前記配線基板の第1面から前記柱状体内に延在する導電性端子を含む配線基板と、
    前記所定量の材料を前記配線基板に結合する物理的に結合された構造のペアと、
    を含み、
    それぞれの前記ペア内の前記結合された構造のうちの第1の構造は、レセプタクルであり、且つ、
    それぞれの前記ペア内の前記結合された構造のうちの第2の構造は、前記レセプタクルに挿入されると共にこれと物理的に結合される突出部である、電子装置。
  15. 前記レセプタクル又は前記突出部のうちの少なくとも1つは、弾性を有する材料を含み、且つ、前記レセプタクルと前記突出部の前記結合は、弾性平均化により、前記配線基板との関係において前記プローブ薄膜を正確に位置決めする請求項14に記載の電子装置。
  16. それぞれの前記レセプタクルは、前記配線基板の前記第1面又は前記所定量の材料の第1面から延在する一群のロッドの間の空間を含む請求項14に記載の電子装置。
  17. それぞれの前記レセプタクルは、前記配線基板の前記第1面の表面の又は前記所定量の材料の第1面の表面の内部に凹入している請求項14に記載の電子装置。
  18. それぞれの前記ペアの前記突出部は、
    円錐形状を有し、前記突出部の第1端部は、前記突出部の第2端部よりも幅広であり、且つ、
    前記第2端部から前記第1端部まで前記配線基板の前記第1面から延在している、請求項14に記載の電子装置。
  19. それぞれの前記ペアの前記レセプタクルは、
    円錐形状を有し、前記レセプタクルの内側端部は、前記レセプタクルの開口部よりも幅広であり、且つ、
    前記開口部から前記内側端部まで前記所定量の材料の第1面内に延在している、請求項18に記載の電子装置。
  20. 前記所定量の材料は、シリコーンベースのエラストマである請求項14に記載の電子装置。
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