JP2016503296A - 風味付き飲料水及び動物の水分補給を改善するための方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、風味付き飲料水用添加物及び風味付き飲料水組成物を提供する。本発明はまた、本発明の風味付き飲料水用添加物及び風味付き飲料水組成物を用いて、動物による水の消費量を増加させる方法、及び動物の水分補給を改善するための方法を提供する。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照

[0001]本出願は、２０１２年１１月５日出願の米国特許仮出願第６１／７２２３９１号の優先権を主張し、その開示はこの参照により本明細書に組み込まれる。

発明の背景

［発明の分野］
[0002]本発明は、一般に、飲料水及び水分補給に関し、特に、風味付き飲料水用添加物、風味付き飲料水組成物、並びに、動物、特にネコ科動物のための水の消費量を増加させる方法、及び水分補給を改善する方法に関する。

関連技術の説明

[0003]水分補給は、ネコの健康に必須である。水は、排泄物の排出、身体の温度調節、及び消化を助ける。しかしながら、野生において、ネコは、通常、体液の不足分のほとんどを消費する餌から得ている。確実にネコに十分な水分摂取をさせるようにすることは、ネコの飼い主の共通の課題である。風味付き水用添加物は、ネコ用の飲料水を改善する便利な手段である。

[0004]ペットフード用嗜好性増強剤は、当業界公知である。Ｂｒｕｎｎｅｒによる米国特許第６３５４９２０号及び第６３５０４８５号は、乾燥及びセミモイストキャットフード用の嗜好性増強剤としてのピロリン酸四ナトリウムの使用を開示している。Ｇｉｅｒｈａｒｔらによる米国特許第５１８６９６４号は、乾燥ペットフード用の嗜好性増強剤としてのピロリン酸塩又は酸リン酸塩の使用を開示している。Ｌｅｅらによる米国特許第７２４４４６０号は、乾燥及び半乾燥ペットフード用の嗜好性増強剤としてのトリポリリン酸塩の使用を開示している。風味付き飲料水用添加物としての嗜好性増強剤の使用は新規である。

[0005]多くのペットの飼い主、特にネコの飼い主は、自分のペットが十分に水を飲んでいないと考えている。したがって、新たな風味付き飲料水用添加物、風味付き飲料水組成物、及び、動物の水分補給を改善するための方法が必要である。

[0006]したがって、本発明の一目的は、風味付き飲料水用添加物を提供することである。

[0007]本発明の他の目的は、動物による消費に適した風味付き飲料水組成物を提供することである。

[0008]本発明の他の目的は、動物による水の消費量を増加させるための方法を提供することである。

[0009]本発明の他の目的は、動物の水分補給を改善するための方法を提供することである。

[0010]これらの及び他の目的のうちの１つ又は複数は、風味付き飲料水用添加物及び風味付き飲料水組成物を用いて、動物による水の消費量を増加させる又は動物の水分補給を改善するための方法を提供することによって達成される。成熟動物の健康又は健康状態を促進するのに有用な、風味付き飲料水用添加物、ビタミン、ミネラル、機能性成分、及びデバイスの組合せを含むキットも提供する。

[0011]本発明のさらなる目的、特徴、及び利点は、当業者には容易に明になるものと予想される。

発明の詳細な説明

定義
[0012]「動物」という用語は、鳥類、ウシ科、イヌ科、ウマ科、ネコ科、ヤギ、ネズミ科、ヒツジ、及びブタ動物などの、風味付き飲料水を喜んで摂取し、より多く水を飲んだ結果起こる水分補給改善によって利益を受ける可能性があるヒト若しくは他の動物を意味する。

[0013]「コンパニオンアニマル」という用語は、ネコ、イヌ、トリ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、スナネズミ、ウマ、雌ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの飼いならされた動物を意味する。

[0014]「機能性成分」という用語は、抗酸化剤、生物活性ペプチド、可溶性繊維、免疫賦活剤、必須脂肪酸など、様々な健康上の利益を有する成分を意味する。

[0015]「単一包装」という用語は、キットの構成要素が、１個若しくは複数個の容器中で物理的に関連しているか又は容器と物理的に関連しており、製造、流通、販売若しくは使用のための単位とみなされることを意味する。容器には、それだけには限らないが、袋、箱、紙箱、ビン、任意のタイプ若しくはデザイン若しくは材料の包装、上包み、収縮包装、添付された構成要素（例えば、ステープル留め、接着など）、又はこれらの組合せが含まれる。単一包装は、製造、流通、販売、又は使用のための単位とみなされるように物理的に関連している、個別の風味付き飲料水用添加物の容器であってもよい。

[0016]「仮想パッケージ」という用語は、使用者に他の構成要素をどのようにして入手するかを指示する、１種若しくは複数種の物理的な又は仮想のキット構成要素に関する手引きにより、キットの構成要素が関連付けられていること、例えば、使用者に、キットの使用方法又はキットの１種若しくは複数種の構成要素についての安全性若しくは技術的な情報に関する指示書を得るために、ウェブサイトに行く、記録されたメッセージ若しくはファックスによる返信サービスに連絡する、視覚的メッセージを閲覧する、又はケア提供者若しくは指導員に連絡するように指示する手引きと１種の構成要素を含む袋又は他の容器であることを意味する。

[0017]「約」という用語は、プラスマイナス２０％、好ましくはプラスマイナス１０％、より好ましくはプラスマイナス５％、最も好ましくはプラスマイナス２％を意味する。

[0018]本明細書において示されるすべての百分率は、別段示されない限り、組成物の総重量に対する重量によって示される。

[0019]本明細書で使用される場合、範囲は、その範囲内のそれぞれ個々の値を包含し、その範囲内のそれぞれ個々の値を列挙する必要性を回避するために用いられる。その範囲内の任意の適切な値は、適切な場合、その範囲の上限値、下限値、又は限界として選択することができる。

[0020]本明細書に記載したある特定の方法論、プロトコール、及び試薬が変わり得るため、本発明はこれらに限定されるものではない。さらに、本明細書に用いられる専門用語は、ある特定の実施形態を記載する目的のためだけのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。

[0021]本明細書で使用される場合、単語の単数形には、別段文脈で明確に指示しない限り複数形が含まれ、その逆の場合もある。したがって、「ａ」、「ａｎ」、及び「ｔｈｅ」という言及は、一般に、個別の用語の複数形を包含する。例えば、「風味付き飲料水用添加物（ｆｌａｖｏｒｅｄ ｄｒｉｎｋｉｎｇ ｗａｔｅｒ ａｄｄｉｔｉｖｅ）」又は「１つの方法（ａ ｍｅｔｈｏｄ）」は、「風味付き飲料水用添加物（ｆｌａｖｏｒｅｄ ｄｒｉｎｋｉｎｇ ｗａｔｅｒ ａｄｄｉｔｉｖｅｓ）」又は「方法（ｍｅｔｈｏｄ）」のような複数形も含む。同様に、「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｅ）」、「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ）」、及び「含んでいる（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という単語は、排他的ではなく包括的に解釈されるものとする。同様に、「包含する（ｉｎｃｌｕｄｅ）」、「包含する（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、及び「又は（ｏｒ）」という用語はいずれも、それらの解釈が明らかに文脈と矛盾しない限り、包括的に解釈されるべきである。同様に、「例（ｅｘａｍｐｌｅｓ）」という用語は、特にそれに続いて用語の列挙がある場合、単に模範的で例示的なものにすぎず、排他的とも包括的とも考えられるべきでない。

[0022]別段定義されない限り、本明細書に用いられるすべての技術用語及び科学用語及び任意の頭字語は、発明の属する分野における当業者によって普通に理解されるものと同じ意味である。本明細書に記載したものと類似の若しくはそれに相当する任意の組成物、方法、製造品又は他の手段若しくは材料は、本発明の実施において用いることができるが、好ましい組成物、方法、製造品又は他の手段若しくは材料は、本明細書に記載される。

[0023]本明細書で引用した又は言及したすべての特許、特許出願、刊行物及び他の参照文献は、法により認められた範囲で、参照により本明細書に組み込まれる。これらの参照文献の考察は、単にその中でなされた主張を要約することを目的としている。このような任意の特許、特許出願、刊行物若しくは参照文献、又は任意のその一部が、本発明についての関連のある従来技術であるとは認められず、このような特許、特許出願、刊行物及び他の参照文献の精度及び妥当性を検証する権利は特に留保される。

本発明
[0024]一態様では、本発明は、動物による消費に適した、風味付き飲料水用添加物を提供する。風味付き飲料水用添加物は、約５〜約１００重量％、好ましくは、約１０〜約６０重量％、より好ましくは約２０〜約４０重量％の１種又は複数種のピロリン酸塩を含む。本組成物に有用なピロリン酸塩には、ジアルカリ金属ピロリン酸塩、テトラアルカリ金属ピロリン酸塩、及びこれらの混合物が含まれる。一実施形態では、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウム（Ｎａ_２Ｈ_２Ｐ_２Ｏ_７）、ピロリン酸四ナトリウム（Ｎａ_４Ｐ_２Ｏ_７）、ピロリン酸四カリウム（Ｋ_４Ｐ_２Ｏ_７）、又はこれらの組合せである。好ましい実施形態では、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、ピロリン酸塩の粒度は、約３ｍｍ未満、好ましくは２ｍｍ、より好ましくは１ｍｍである。いくつかの実施形態では、ピロリン酸塩は、乾燥粉末である。他の実施形態では、ピロリン酸塩は、溶液の形態である。

[0025]他の態様では、本発明は、動物による消費に適した風味付き飲料水組成物を提供する。風味付き飲料水組成物は、１種又は複数種のピロリン酸塩及び水を含む。一実施形態では、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである。好ましい実施形態において、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウムである。一実施形態では、風味付き飲料水組成物は、約０．０５〜約１０％、好ましくは約０．０８〜約２％、より好ましくは約０．１〜約１％の１種又は複数種のピロリン酸塩を含む。

[0026]本発明の風味付き飲料水用添加物及び風味付き飲料水組成物は、ビタミン、ミネラル、機能性成分、又はこれらの組合せをさらに含むことができる。適切なビタミン、ミネラル、及び機能性成分には、これだけには限らないが、タウリン、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、ナイアシン、ビタミンＥサプリメント、硫酸マンガン、硫酸銅、パントテン酸カルシウム、硝酸チアミン、ピリドキシン塩酸塩、ヨウ化カリウム、ビタミンＡサプリメント、葉酸、亜セレン酸ナトリウム、ビオチン、ビタミンＢ−１２サプリメント、ビタミンＤ−３サプリメントが含まれる。

[0027]他の態様では、本発明は、動物による水の消費量を増加させるための方法を提供する。本方法は、水及び１種又は複数種のピロリン酸塩を含む組成物を動物に投与するステップを含む。いくつかの実施形態では、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである。好ましい実施形態において、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウムである。

[0028]他の態様では、本発明は、動物の水分補給を改善するための方法を提供する。本方法は、水及び１種又は複数種のピロリン酸塩を含む組成物を動物に投与するステップを含む。いくつかの実施形態では、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである。好ましい実施形態において、ピロリン酸塩は、酸性ピロリン酸ナトリウムである。

[0029]いくつかの実施形態では、動物は、コンパニオンアニマルである。好ましい実施形態において、動物は、ネコ科動物であり、好ましくはネコである。

[0030]さらなる態様では、本発明は、風味付き飲料水用添加物又は風味付き飲料水組成物を収容するのに適した包装を提供する。包装は、風味付き飲料水用添加物又は風味付き飲料水組成物を収容するのに適した少なくとも１種の材料、及び、包装の内容物が、風味付き飲料水用添加物又は風味付き飲料水組成物を含むことを示す、１語若しくは複数の語、絵柄、デザイン、頭字語、スローガン、語句、又は他のデバイス、又はその組合せを含む、包装に貼り付けられたラベルを備える。他の実施形態では、包装に貼り付けられたラベルは、包装の内容物が、水の消費量を増加させること又は水分補給を改善することに関する有益な特性を有する風味付き飲料水組成物を含むことを示す、１語若しくは複数の語、絵柄、デザイン、頭字語、スローガン、語句、又は他のデバイス、又はその組合せを含む。他の実施形態では、包装は、少なくとも１つの窓をさらに含む。他の実施形態では、包装は、風味付き飲料水用添加物をさらに含む。他の実施形態では、包装は、風味付き飲料水組成物をさらに含む。

[0031]さらなる態様では、本発明は、風味付き飲料水組成物を動物に投与するために適したキットを提供する。キットは、キット構成要素の必要に応じて、単一包装中の別々の容器に、又は仮想パッケージ中の別々の容器に、風味付き飲料水用添加物と、（１）水の容器；（２）動物による消費に適した１種若しくは複数の成分；（３）１種若しくは複数のビタミン、ミネラル、又は機能性成分；（４）１種又は複数種の混合デバイス；（５）水の消費量を増加させ、水分補給を改善するのに有用な組成物を調製するために、風味付き飲料水用添加物と他のキット構成要素を合わせる方法についての指示；（３）水の消費量を増加させ、水分補給を改善するために風味付き飲料水用添加物を使用する方法についての指示；及び（４）組み合わせた又は準備したキット構成要素を動物に投与するためのデバイスのうち、１つ又は複数とを備える。

[0032]キットが仮想パッケージを含む場合、キットは、１種又は複数種の物理的なキット構成要素と組み合わせた仮想の環境での指示書に従う。キットは、動物による水の消費量を増加させる又は動物の水分補給を改善するのに十分な量で、風味付き飲料水用添加物又は風味付き飲料水組成物及び他の構成要素を含む。通常、風味付き飲料水用添加物、風味付き飲料水組成物、及び他の適切なキット構成要素は、動物による消費の直前に混合される。キットは、任意の様々な組合せ及び／又は混合物としてキット構成要素を含むことができる。一実施形態では、キットは、１種又は複数種の風味付き飲料水用添加物を含有する小包、及び動物による消費のための水の容器を含む。キットは、風味付き飲料水用添加物及び成分を混合するためのデバイス又は混合物を収容するデバイス、例えば、餌入れなどの追加の物品を含んでもよい。他の実施形態では、風味付き飲料水用添加物は、動物において良好な健康を促進するビタミン及びミネラルなどの追加の栄養補助食品と混合される。一実施形態では、風味付き飲料水用添加物は、小袋に入れられている。

[0033]本組成物、方法、及びキットは、動物による水の消費量を増加させ、動物の水分補給を改善するのに有用である。

[0034]他の態様では、本発明は、（１）風味付き飲料水用添加物を用いて風味付き飲料水組成物を調製すること；（２）水の消費量を増加させる又は動物の水分補給を改善するために風味付き飲料水組成物を用いること；（３）消費者が本発明の方法及び組成物に関する質問がある場合、消費者に使用についての情報を連絡すること；及び（４）風味付き飲料水用添加物についての栄養情報のうち、１つ又は複数についての情報又は指示を伝達するための手段を提供する。これらの手段は、情報若しくは指示を含む文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、音声による提示、又は視覚表示を含む。ある種の実施形態では、伝達手段は、このような情報又は指示を含む、ウェブサイト表示、視覚表示、キオスク、小冊子、製品ラベル、添付文書、広告、試供品、公示、音声テープ、ビデオテープ、ＤＶＤ、ＣＤ−ＲＯＭ、コンピュータ読み取り可能なチップ、コンピュータ読み取り可能カード、コンピュータ読み取り可能ディスク、内部記憶装置、又はその組合せである。有用な情報には、（１）風味付き飲料水用添加物及び／又は他の構成要素を組み合わせるための方法及び技法、並びに（２）風味付き飲料水組成物を投与するための方法及び技法；（３）消費者が本発明及びその使用について質問がある場合の、消費者に対する使用についての情報の連絡のうち、１つ又は複数が含まれる。有用な指示には、混合する量並びに投与量及び回数が含まれる。伝達手段は、本発明を用いることの利点について教示し、本発明を動物に投与するための認められた方法を伝達するのに有用である。

[0035]本発明は、以下の例によってさらに例証することができるが、これらの例が単に例示の目的のために含まれ、別段の指示が特にない限り、本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。

実施例１
[0036]表１〜４に示した乾燥成分をブレンドし混合することにより、４種類の風味付き水用添加物（Ａ１、Ａ２、Ａ３、及びＡ４とラベルした）を作製した。すべての添加物は、周囲温度（２３℃）で水に溶けた。

実施例２
[0037]表５に示す量の風味付き水用添加物を水道水に溶解することにより、４種類の風味付き飲料水（Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３、及びＢ４とラベルした；「試験飲料」としての群と称する）を作製した。対照として食塩水を用いた。

[0038]ネコ６０匹の群に、４時間にわたり試験飲料及び対照を同時に提供した。２つのボウルによる摂餌試験の方法論を用いた。これらの飲料を、試験飲料及び対照飲料でランダム化し、右側のボウル又は左側のボウルに入れた。家庭での水の消費の環境をシミュレートするために、標準的な乾燥キャットフードも提供した。４時間の期間の最後に、試験飲料及び対照飲料についてのそれぞれのネコの飲水量を記録した。消費％を、２種類の総飲水量に対する１種類の飲水量の比として算出した。次いで、個々の動物の消費データを平均して、平均消費％を決定した。統計解析を行い、試験飲料と対照間の差のｐ値を算出した。実験を６回繰り返してから得られた結果を、表６に示す。

実施例３
[0039]ネコ６０匹の群に、４時間にわたり試験飲料及び異なる試験飲料を同時に提供した。実施例２の実験手順を繰り返した。表７に、実験を３回繰り返してから得られた結果を示す。

実施例４
[0040]対照食塩水及び食塩水を加えない水道水を用いて、実施例３を繰り返した。表８に結果を示す。

[0041]表６を参照すると、これらの結果では、ネコは、風味付き飲料水（試験飲料）を有意に多く消費したことを示している。すべてのｐ値は０．０５未満であり、これにより、風味付き飲料水と対照飲料間の嗜好性の差が、統計的に有意であったことが示される。表７を参照すると、これらの結果では、ネコは、食塩水単独よりも、食塩水と提供された風味付き飲料Ｂ４を有意に多く消費し、さらにネコは、風味付き飲料Ｂ１よりも風味付き飲料Ｂ２を多く消費したことを示している。表８を参照すると、これらの結果では、ネコは、食塩水及び水道水を同時に与えられた場合、等しく消費したことを示している。

[0042]明細書において、本発明の典型的な好ましい実施形態を開示している。特定の用語が使用されるが、これらは単に総称的で説明的な意味で用いられているにすぎず、限定を目的としているものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載される。上記の教示に照らし合わせて、本発明の多くの改変及び変形が可能であることは明らかである。したがって、添付した特許請求の範囲の範囲内で、本発明は、詳細に説明したものと別の方法で実行され得るということが理解されるべきである。

Claims (17)

1. 約５〜約１００重量％の１種又は複数種のピロリン酸塩を含む、風味付き飲料水用添加物。
2. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである、請求項１に記載の風味付き飲料水用添加物。
3. 前記ピロリン酸塩が、約３ｍｍ未満の粒度を有する、請求項１に記載の風味付き飲料水用添加物。
4. 前記ピロリン酸塩が、乾燥粉末である、請求項１に記載の風味付き飲料水用添加物。
5. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウムである、請求項１に記載の風味付き飲料水用添加物。
6. １種又は複数種のピロリン酸塩及び水を含む、風味付き飲料水組成物。
7. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである、請求項６に記載の組成物。
8. 約０．０５〜約１０％の１種又は複数種のピロリン酸塩を含む、請求項６に記載の組成物。
9. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウムである、請求項６に記載の組成物。
10. １種若しくは複数種のビタミン、ミネラル、機能性成分又はこれらの組合せをさらに含む、請求項６に記載の組成物。
11. 前記ビタミン、ミネラル、機能性成分、又はこれらの組合せが、タウリン、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、ナイアシン、ビタミンＥサプリメント、硫酸マンガン、硫酸銅、パントテン酸カルシウム、硝酸チアミン、ピリドキシン塩酸塩、ヨウ化カリウム、ビタミンＡサプリメント、葉酸、亜セレン酸ナトリウム、ビオチン、ビタミンＢ−１２サプリメント、ビタミンＤ−３サプリメントのうちの１種又は複数種である、請求項１０に記載の組成物。
12. 水及び１種又は複数種のピロリン酸塩を含む組成物を動物に投与するステップを含む、動物による水の消費量を増加させるための方法。
13. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである、請求項１２に記載の方法。
14. 前記動物が、ネコ科動物である、請求項１２に記載の方法。
15. 水及び１種又は複数種のピロリン酸塩を含む組成物を動物に投与するステップを含む、動物の水分補給を改善するための方法。
16. 前記ピロリン酸塩が、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、又はこれらの組合せである、請求項１５に記載の方法。
17. 前記動物が、ネコ科動物である、請求項１５に記載の方法。