JP2016500810A - 純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステム - Google Patents

純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステムに関するものであって、より詳細には、混合物の特性を評価するための新しい方案として純物質の組み合わせを利用して混合物の特性を表すことができる計算方法であるIDMixRPS(Identification of the unique characteristics of a Mixture by the Reduced number of Pure Substances)を利用して純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステムに関するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステムに関し、より詳細には、混合物の特性を評価するための新しい方案として純物質の組み合わせを利用して混合物の特性を表すことができる計算方法であるIDMixRPS(Identification of the unique characteristics of a Mixture by the Reduced number of Pure Substances)を利用して純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法及びこれを利用したシステムに関する。
混合物は、2個以上の純物質(a pure substance)が化学結合を形成しなかったまま互いに混ざっているものであり、混合物内でそれぞれの純物質は、固有の性質を維持する。したがって、混合物の物理化学的特性は、混合物を構成する純物質の種類、数、組成による複合的作用によって決定されるので、これを評価することは、純物質の場合とは異なり、非常に難しい。このような混合物を効果的に利用するためには、混合物の特性を評価する方法が必ず必要である。
本発明は、混合物を構成している全ての純物質の特性を評価し、これを利用して混合物特性に最も大きい影響を与える代表的な純物質の組み合わせを探し出して混合物の特性を評価する方法であるIDMixRPS(Identification of the unique characteristics of a Mixture by the Reduced number of Pure Substances)に関するものである。このような代表的な純物質の組み合わせを探し出すためには、各純物質の固有性質評価が必ず必要である。
物質間の溶解性(solubility)や混合性(miscibility)を判断するためには、物質の固有物性を使用して互いに類似性の比較をしなければならない。溶解性や混合性に影響を与える固有物性は種々あるが、その中でも物質内の結合(interaction)程度を定量的な値で表す溶解度因子(Solubility Parameters)が最も多く使用される。すなわち、各物質は、固有の溶解度因子値を有し、溶解度因子値が類似した物質同士は、互いによく溶解されるか、混ざる。
多様な理論や概念に基づいて溶解度因子が提案され使用されているが、その中でも、1967年にDr.C.Hansenが提案したハンセン溶解度因子(Hansen Solubility Parameter:以下、HSP)が最も正確に溶解度特性を表すことができると知られている。HSPでは、物質内の結合程度を次のような3つの因子に細分化して考慮する。
(1)無極性分散結合により発生する溶解度因子(δD)
(2)永久双極子による極性結合により発生する溶解度因子(δP)
(3)水素結合により発生する溶解度因子(δH)
このように、HSPは、他の溶解度因子よりさらに詳しく物質内の結合情報を提供するので、より正確かつ体系的に物質の溶解性や混合性を評価することができ、広く使用される。
HSP=(δD、δP、δH)、(J/cm31/2 (1)
δTot=(δD2+δP2+δH21/2、(J/cm31/2 (2)
HSPは、3つの要素からなる空間で大きさと方向性を有するベクトル(Vector)であり、δTotは、HSPベクトルの大きさ(magnitude)を表す。HSPを表す基本単位は、(J/cm31/2である。このようなHSP値は、HSPを提案したDr.Hansenグループで開発したHSPiP(Hansen Solubility Parameters in Practice)というプログラムを使用して計算する。
2つの物質のHSP値が類似すれば互いによく溶解されるが、HSPはベクトルであるため、互いに類似すると判断するためには、各物質の3つのHSP成分とHSPの大きさとが共に類似しなければならない。全ての純物質は、固有のHSPを有し、互いに類似したHSPを有する純物質は、類似した物理化学的特性を表す。したがって、純物質の特性を互いに比較するためには、HSPの類似性を評価しなければならない。
具体的に、HSP類似性は、ハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)を介して分かることができ、下記の式1を利用して計算することができる。
Figure 2016500810
前記式において、AとBは、混合物を構成する純物質を表し、前記α1、α2、α3は、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、α1は、0.5〜4.5の実数、α2は、0.5〜3の実数、α3は、0.5〜2.5の実数であり、βは、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、1.0〜2.5の実数であり、γは、0でない実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、−2.5〜−0.1、または0.1〜2.5の実数である。
前記式は、互いに異なる純物質のAとBのHSP差であるHSP−Diff(A、B)を計算するが、純物質AとBのHSP差が大きいほど、HSP−Diff(A、B)は大きい値を有する。AとBが互いに同じ純物質である場合には、HSP−Diff(A、B)=0.0である。本発明者は、HSP類似性を基にIDMixRPSは、混合物を構成するN個の純物質の中で他の純物質の特性を最もよく表すことができるNRP個(NRP>0)の代表的な純物質と、それによる代表的な割合の組み合わせを探し出して混合物の特性を評価した。したがって、IDMixRPSは、以前には評価し難かった混合物の特性を、純物質の組み合わせを介して体系的に評価することができ、これにより、向後、混合物を利用するのに重要な情報を提供することと期待される。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためのものであって、混合物を構成している純物質の中で混合物の特性を代表できる代表的な純物質及び代表的な純物質割合の組み合わせを探し出す新しい方法を提供することをその目的とする。
上記のような目的を達成するために、本発明は、
純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法であって、
a)混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定するステップと、
b)前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するステップと、
c)前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認するステップとを含む純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法を提供する。
また、本発明は、
混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定してデータを受信するデータ入力モジュールと、
前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するデータを受信する評価モジュールと、
前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認してデータを受信する決定モジュールとを備える純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システムを提供する。
本発明に係る純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法であるIDMixRPS(Identification of the unique characteristics of a Mixture by the Reduced number of Pure Substances)法により選択された代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせは、既存の方法では評価し難かった混合物の物理化学的特性を代表することができ、混合物の特性を、単純化された代表的な純物質の組み合わせを介して評価することができ、向後、混合物をより体系的に利用及び評価するのにその効用性が大きいことと期待することができる。
本発明のIDMixRPSの動作原理を簡略に説明した概要図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法は、
a)混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定するステップと、
b)前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するステップと、
c)前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認するステップとを含むことを特徴とする。
本発明者は、『純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法』を「IDMixRPS(Identification of the unique characteristics of a Mixture by the Reduced number of Pure Substances)」と命名した。
本発明は、前記a)ステップで混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定するステップを含む。
前記構成比は、モル比(Mole or Molar ratio)または重量比(Weight ratio)でありうるし、本発明では、モル比または重量比の中で目的に応じていずれでも使用可能である。
混合物を構成する純物質の種類と構成比は、ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography:GC)分析法、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography:LC)分析法、または高性能液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)分析法を使用して混合物を構成する純物質の構成比を定量的に測定することができる。
本発明は、前記b)ステップで前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するステップを含む。
さらに具体的に、前記b)ステップの混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価することは、N個の純物質Amに対して他の純物質とのハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)を下記の式1を利用して各々計算し、前記ハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])を下記の式2を利用して計算して評価することであることを特徴とする。
Figure 2016500810
前記式1において、ハンセン溶解度因子は、HSP=(δD、δP、δH)であり、前記δDは、無極性分散結合により発生する溶解度因子、δPは、永久双極子による極性結合により発生する溶解度因子、δHは、水素結合により発生する溶解度因子であり、前記α1、α2、α3は、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、α1は、0.5〜4.5の実数、α2は、0.5〜3の実数、α3は、0.5〜2.5の実数であり、βは、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、1.0〜2.5の実数であり、γは、0でない実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、−2.5〜−0.1または0.1〜2.5の実数である。上記式2においてAmは、N個の純物質(m=1〜Nの自然数)である。
本発明の前記c)ステップの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認することは、
1)前記b)ステップで求めたN個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
2)前記代表的な純物質AR[k]に対してHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は、1〜NR[k]値を表し、NR[k]は、代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k]は、1.0〜8.5の実数である)と、
3)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算して代表的な割合を決めるステップと、
4)SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップと、
5)前記2)ステップ〜4)ステップを繰り返して純物質が残らなければ終了することにより、代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認することを含むことができる。
さらに具体的に、前記c)ステップの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認することは、下記の1)〜8)ステップの方法によるものである。
まず、それぞれの純物質Amが占める構成比R[Am]を指定するが、混合物を構成するN個の純物質のR[Am]の全体合計は1.0である。
Figure 2016500810
1)ステップは、N個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップであって、このときのkは1である。
2)ステップは、前記1)ステップで指定された代表的な純物質AR[k]を除いたN−1個のそれぞれの純物質Amに対してFF[Am]=‘NONE’に指定するステップであって、2)ステップの過程は、下記のように行う。
Figure 2016500810
3)ステップは、代表的な純物質AR[k]に対してFF[Am]=‘NONE’とHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を同時に満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップであって、前記L[k]は、1〜NR[k]の自然数を表し、NR[k]は、k番目の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k]は、1.0〜8.5の実数である。
3)ステップの過程は、下記のように行う。
Figure 2016500810
4)ステップは、AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算するステップであって、これは、代表的な純物質AR[k]が代表する全体割合を表す。
5)ステップは、下記の式3を利用してNRP個の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの総個数(NT)を計算するステップであって、NTは、代表的な純物質と関連した純物質の総個数であり、代表的な純物質が特性を代表できる純物質の総個数を表す。
Figure 2016500810
6)ステップは、下記の式4を利用して混合物を構成する純物質の総個数に対してNRP個の代表的な純物質AR[k]により減った純物質個数の比を表すRRを計算するステップであって、前記RRは、0.0〜1.0の実数である。代表的な純物質が混合物内の全ての純物質を代表する場合には、RR=1.0であり、代表的な純物質が1つもない場合には、RR=0.0である。
Figure 2016500810
7)ステップは、NRP個の代表的な純物質AR[k]が有する代表的な割合の合計(TOT−R)を下記の式5を利用して計算するステップであって、前記TOT−Rは、0.0〜1.0の実数である。代表的な純物質が混合物内の全ての純物質を代表する場合に1.0の値を有し、代表的な純物質が1つもない場合には、0.0の値を表す。
Figure 2016500810
8)ステップは、前記RR及びTOT−Rの値を利用して、RR≧0.65〜0.90またはTOT−R≧0.70〜0.95(収斂条件)である場合、代表的な純物質が混合物の特性を表すので、代表的な純物質選択過程を終了し、それ以外の場合、SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質に対してハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップを含み、N個の純物質で構成された混合物の特性をNRP個の代表的な純物質種類(AR[k])及び代表的な割合(Ratio[AR[k]])の組み合わせで確認する。
また、本発明は、前記3)ステップ〜8)ステップを前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすまで500〜1000回繰り返して純物質が残らなければ終了するか、500〜1000回を繰り返して試みても前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすことができなかった場合、代表的な純物質を選択できないことと確認し、終了することを特徴とする。
前記のステップを介してN個の純物質で構成された混合物の特性をNRP個の代表的な純物質種類(AR[k])及び代表的な割合(Ratio[AR[k]])の組み合わせで評価することができる。
図1は、本発明のIDMixRPSの動作原理を簡略に説明して示したものであって、混合物が21個の互いに異なる純物質で構成されている場合、上記で説明したステップを介して21個の純物質から3個の代表的な純物質AR[k]を探し出し、代表的な純物質AR[1]が14個の他の純物質と関連があってこれを代表し、AR[2]とAR[3]が各々2個の他の純物質と関連してこれを代表することを示す。したがって、IDMixRPSを介して21個の純物質で構成された混合物を3個の純物質の組み合わせ(代表的な純物質とそれによる代表的な割合)で評価することができた。
また、本発明は、上記で説明した純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法を利用した純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システムを提供する。
前記純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システムは、
混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定してデータを受信するデータ入力モジュールと、
前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するデータを受信する評価モジュールと、
前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認してデータを受信する決定モジュールとを備えることを特徴とする。
前記データ入力モジュールの混合物を構成する純物質の種類及び構成比を測定することは、ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography:GC)分析法、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography:LC)分析法、または高性能液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)分析法を使用して混合物を構成する純物質の構成比を定量的に測定することができる。
また、前記データ入力モジュールの構成比は、モル比(Mole or Molar ratio)または重量比(Weight ratio)であることを特徴とすることができる。
また、前記評価モジュールの混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価することは、N個の純物質Amに対して他の純物質とのハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)を下記の式1を利用して各々計算し、前記ハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])を下記の式2を利用して計算して評価することであることを特徴とすることができる。
Figure 2016500810
前記式1においてハンセン溶解度因子は、HSP=(δD、δP、δH)であり、前記δDは、無極性分散結合により発生する溶解度因子、δPは、永久双極子による極性結合により発生する溶解度因子、δHは、水素結合により発生する溶解度因子であり、前記α1、α2、α3は、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、α1は、0.5〜4.5の実数、α2は、0.5〜3の実数、α3は、0.5〜2.5の実数であり、βは、0より大きい実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、1.0〜2.5の実数であり、γは、0でない実数で、特別な制限はないが、好ましい範囲は、−2.5〜−0.1または0.1〜2.5の実数である。前記式2においてAmは、N個の純物質(m=1〜Nの自然数)である。
また、前記決定モジュールの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認することは、
1)前記評価モジュールで求めたN個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
2)前記代表的な純物質AR[k]に対してHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は、1〜NR[k]値を表し、NR[k]は、代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
3)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算して代表的な割合を決めるステップと、
4)SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップと、
5)前記2)ステップ〜4)ステップを繰り返して純物質が残らなければ終了することにより、代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認するモジュールでありうる。
また、前記決定モジュールの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを確認することは、
1)N個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
2)前記1)ステップで指定された代表的な純物質AR[k]を除いたN−1個のそれぞれの純物質Amに対してFF[Am]=‘NONE’に指定するステップと、
3)代表的な純物質AR[k]に対してFF[Am]=‘NONE’とHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を同時に満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は、1〜NR[k]の自然数を表し、NR[k]は、k番目の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
4)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算するステップと、
5)下記の式3を利用してNRP個の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの総個数(NT)を計算するステップと、
Figure 2016500810
6)下記の式4を利用して混合物を構成する純物質の総個数に対してNRP個の代表的な純物質AR[k]により減った純物質個数の比を表すRRを計算するステップ(前記RRは、0.0〜1.0の実数である)と、
Figure 2016500810
7)NRP個の代表的な純物質AR[k]が有する代表的な割合の合計(TOT−R)を下記の式5を利用して計算するステップ(前記TOT−Rは、0.0〜1.0の実数である)と、
Figure 2016500810
8)前記RR及びTOT−Rの値を利用して、RR≧0.65〜0.90またはTOT−R≧0.70〜0.95(収斂条件)である場合、代表的な純物質が混合物の特性を表すので、代表的な純物質選択過程を終了し、それ以外の場合、SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質に対してハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップとを含み、N個の純物質で構成された混合物の特性をNRP個の代表的な純物質種類(AR[k])及び代表的な割合(Ratio[AR[k]])の組み合わせで確認するモジュールでありうる。
また、前記3)ステップ〜8)ステップを前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすまで500〜1000回繰り返して純物質が残らなければ終了するか、500〜1000回を繰り返して試みても前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすことができなかった場合、代表的な純物質を選択できないことと確認し、終了することを特徴とすることができる。
また、本明細書で記載したモジュール(module)という用語は、特定の機能や動作を処理する1つの単位を意味し、これは、ハードウェアとかソフトウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの結合で実現することができる。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、下記に開示される本発明の実施形態はあくまで例示であって、本発明の範囲は、これらの実施形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に表示され、さらに、特許請求の範囲の記録と均等な意味及び範囲内での全ての変更を含んでいる。
実施例
混合物の特性を評価するために混合物を代表できる純物質の組み合わせを選択するために、下記の[表1]の純物質と純物質の重量比で構成された混合物に対してIDMixRPSを適用した。下記の式1のHSP−Diffと式2のAvg_HSPを利用して純物質間のHSPを比較した。
Figure 2016500810
前記式においてAiとAmは、混合物を構成する純物質を表し、本実施例で使用された前記α1、α2、α3は、0.8、1.0、1.0に設定し、βは、2.0に設定し、γは、0.5に設定した。σ[k」は、1.5+(k−1)×0.5に設定した。RR≧0.8を収斂条件として設定した。
Figure 2016500810
前記6種の純物質に対してAvg_HSPを計算した結果、ベンゾイルクロリドが2.1(MIN(1))で、最も小さな値を表した。すなわち、1番目の代表的な純物質AR[1]は、ベンゾイルクロリドであった。ベンゾイルクロリドと関連した純物質は、HSP−Diffがσ[1](=1.5)より小さな値を有する1−クロロ−2−エトキシベンゼンとベンゾフェノンであった。1個のAR[1]と2個の関連した純物質に対するRR=0.5であるため、収斂条件(RR≧0.8)を満たすことができなかった。前記の場合に属しない純物質であるメチルオレエート、エチルアミルケトン、トリオクチルホスフェートに対してAvg_HSPを計算した結果、エチルアミルケトンが最も小さな値である0.7(MIN(2))を表して、2番目の代表的な純物質であるAR[2]に選択された。エチルアミルケトンと関連した純物質は、σ[2](=2.0)より小さな値を有するメチルオレエートとトリオクチルホスフェートであった。2個の代表的な純物質とこれに関連した純物質に対して計算されたRR=1.0であるため、収斂条件(RR≧0.8)を満たす。代表的な純物質が表す代表的な割合であるRatio[AR[1]]とRatio[AR[2]]とは、各々0.5と0.5であった。したがって、6個の純物質で構成された混合物の特性を、2個(NRP)の代表的な純物質であるベンゾイルクロリドとエチルアミルケトンとの各々の代表的な割合である0.5と0.5の組み合わせで表すことができた。

Claims (16)

  1. 純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法であって、
    a)混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定するステップと、
    b)前記混合物を構成する純物質の特性類似性を評価するステップと、
    c)前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合を決定するステップと、
    を含む純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  2. 前記a)ステップの混合物を構成する純物質の種類及び構成比を測定することは、ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography:GC)分析法、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography:LC)分析法、または高性能液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)分析法を使用して定量的に測定することである請求項1に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  3. 前記a)ステップの構成比は、モル比(Mole or Molar ratio)または重量比(Weight ratio)である請求項1に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  4. 前記b)ステップの混合物を構成する純物質の特性類似性を評価することは、N個の純物質Amに対して他の純物質とのハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)を下記の式1を利用して各々計算し、前記ハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])を下記の式2を利用して計算して評価することである請求項1に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
    Figure 2016500810
    前記式1においてHSP(ハンセン溶解度因子)は、HSP=(δD、δP、δH)であり、前記δDは、無極性分散結合により発生する溶解度因子、δPは、永久双極子による極性結合により発生する溶解度因子、δHは、水素結合により発生する溶解度因子であり、α1、α2、α3は、0より大きい実数であり、βは、0より大きい実数であり、γは、0でない実数である。前記式2においてAmは、N個の純物質(m=1〜Nの自然数)であり、Aiは他の純物質を表す。
  5. 前記α1は、0.5〜4.5の実数、α2は、0.5〜3の実数、α3は、0.5〜2.5の実数であり、βは、1.0〜2.5の実数であり、γは、−2.5〜−0.1または0.1〜2.5の実数である請求項4に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  6. 前記c)ステップの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合を決定することは、
    1)前記b)ステップで求めたN個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
    2)前記代表的な純物質AR[k]に対してHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は1〜NR[k]値を表し、NR[k]は、代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
    3)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算して代表的な割合を決めるステップと、
    4)SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップと、
    5)前記2)ステップ〜4)ステップを繰り返して純物質が残らなければ終了することにより、代表的な純物質及び代表的な割合の組み合わせを決定する請求項4に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  7. 前記c)ステップの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合を決定することは、
    1)N個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
    2)前記1)ステップで指定された代表的な純物質AR[k]を除いたN−1個のそれぞれの純物質Amに対してFF[Am]=‘NONE’に指定するステップと、
    3)代表的な純物質AR[k]に対してFF[Am]=‘NONE’とHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を同時に満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k」は、1〜NR[k]の自然数を表し、NR[k」は、k番目の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
    4)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算するステップと、
    5)下記の式3を利用してNRP個の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの総個数(NT)を計算するステップと、
    Figure 2016500810
    6)下記の式4を利用して混合物を構成する純物質の総個数に対してNRP個の代表的な純物質AR[k]により減った純物質個数の比を表すRRを計算するステップ(前記RRは、0.0〜1.0の実数である)と、
    Figure 2016500810
    7)NRP個の代表的な純物質AR[k]が有する代表的な割合の合計(TOT−R)を下記の式5を利用して計算するステップ(前記TOT−Rは、0.0〜1.0の実数である)と、
    Figure 2016500810
    8)前記RR及びTOT−Rの値を利用して、RR≧0.65〜0.90またはTOT−R≧0.70〜0.95(収斂条件)である場合、代表的な純物質が混合物の特性を表すので、代表的な純物質選択過程を終了し、それ以外の場合、SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質に対してハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップとを含み、N個の純物質で構成された混合物の特性をNRP個の代表的な純物質種類(AR[k])及び代表的な割合(Ratio[AR[k]])の組み合わせで確認することである請求項6に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  8. 前記3)ステップ〜8)ステップを前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすまで500〜1000回繰り返して純物質が残らなければ終了するか、500〜1000回を繰り返して試みても前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすことができなかった場合、代表的な純物質を選択できないものと確認し、終了する請求項7に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価方法。
  9. 混合物を構成する純物質(Am)の種類及び構成比(R[Am])を測定してデータを受信するデータ入力モジュールと、
    前記混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価するデータを受信する評価モジュールと、
    前記混合物を構成する純物質のうち、混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割についてデータを受信する決定モジュールと、
    を備える純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  10. 前記データ入力モジュールの混合物を構成する純物質の種類及び構成比を測定することは、ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography:GC)分析法、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography:LC)分析法、または高性能液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)分析法を使用して混合物を構成する純物質の構成比を定量的に測定することである請求項9に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  11. 前記データ入力モジュールの構成比は、モル比(Mole or Molar ratio)または重量比(Weight ratio)である請求項9に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  12. 前記評価モジュールの混合物を構成する純物質に対して特性類似性を評価することは、N個の純物質Amに対して他の純物質とのハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)を下記の式1を利用して各々計算し、前記ハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])を下記の式2を利用して計算して評価することである請求項9に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
    Figure 2016500810
    前記式1においてハンセン溶解度因子は、HSP=(δD、δP、δH)であり、前記δDは、無極性分散結合により発生する溶解度因子、δPは、永久双極子による極性結合により発生する溶解度因子、δHは、水素結合により発生する溶解度因子であり、α1、α2、α3は、0より大きい実数であり、βは、0より大きい実数であり、γは、0でない実数である。前記式2においてAmは、N個の純物質(m=1〜Nの自然数)であり、Aiは、他の純物質を表す。
  13. 前記α1は、0.5〜4.5の実数、α2は、0.5〜3の実数、α3は、0.5〜2.5の実数であり、βは、1.0〜2.5の実数であり、γは、−2.5〜−0.1または0.1〜2.5の実数である請求項12に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  14. 前記決定モジュールの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合を決定することは、
    1)前記評価モジュールで求めたN個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
    2)前記代表的な純物質AR[k]に対してHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は、1〜NR[k]値を表し、NR[k」は、代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
    3)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算して代表的な割合を決めるステップと、
    4)SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップと、
    5)前記2)ステップ〜4)ステップを繰り返して純物質が残らなければ終了することにより、代表的な純物質及び代表的な割合を決定するモジュールである請求項12に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  15. 前記決定モジュールの混合物の特性を代表できる1個以上の代表的な純物質及び代表的な割合を決定することは、
    1)N個のハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k]に指定し、最小値を表すAmをk番目の代表的な純物質AR[k]に指定するステップ(k=1)と、
    2)前記1)ステップで指定された代表的な純物質AR[k]を除いたN−1個のそれぞれの純物質Amに対してFF[Am]=‘NONE’に指定するステップと、
    3)代表的な純物質AR[k]に対してFF[Am]=‘NONE’とHSP−Diff(AR[k]、Am)<σ[k]を同時に満たす純物質AmをSET{AR[k]、L[k]}の構成元素に指定するステップ(前記L[k]は、1〜NR[k]の自然数を表し、NR[k]は、k番目の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの全体個数を表し、σ[k」は、1.0〜8.5の実数である)と、
    4)AR[k]の構成比(R[AR[k]])とSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの構成比(R[Am])とを全て加えた合計であるRatio[AR[k]]を計算するステップと、
    5)下記の式3を利用してNRP個の代表的な純物質AR[k]のSET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質Amの総個数(NT)を計算するステップと、
    Figure 2016500810
    6)下記の式4を利用して混合物を構成する純物質の総個数に対してNRP個の代表的な純物質AR[k]により減った純物質個数の比を表すRRを計算するステップ(前記RRは、0.0〜1.0の実数である)と、
    Figure 2016500810
    7)NRP個の代表的な純物質AR[k]が有する代表的な割合の合計(TOT−R)を下記の式5を利用して計算するステップ(前記TOT−Rは、0.0〜1.0の実数である)と、
    Figure 2016500810
    8)前記RR及びTOT−Rの値を利用して、RR≧0.65〜0.90またはTOT−R≧0.70〜0.95(収斂条件)である場合、代表的な純物質が混合物の特性を表すので、代表的な純物質選択過程を終了し、それ以外の場合、SET{AR[k]、L[k]}の構成元素純物質に指定されなかった残りの純物質に対してハンセン溶解度因子の差(HSP−Diff)の算術平均(Avg_HSP[Am])のうち、最小値をMIN[k+1]に指定し、最小値を表すAmをk+1番目の代表的な純物質AR[k+1]に指定するステップとを含み、N個の純物質で構成された混合物の特性をNRP個の代表的な純物質種類(AR[k])及び代表的な割合(Ratio[AR[k]])により同定するモジュールである請求項14に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
  16. 前記3)ステップ〜8)ステップを前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすまで500〜1000回繰り返して純物質が残らなければ終了するか、500〜1000回を繰り返して試みても前記RR及びTOT−Rの収斂条件を満たすことができなかった場合、代表的な純物質を選択できないものと確認し、終了する請求項15に記載の純物質の組み合わせを利用した混合物の特性評価システム。
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