JP2016500125A - 香料系 - Google Patents

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Abstract

本出願は、香料原材料、香料送達系、並びに、かかる香料原材料及び/又はかかる香料送達系を含む消費者製品、並びに、かかる香料原材料、香料送達系及び消費者製品の製造及び使用方法に関する。本明細書に開示される送達系を含むこのような香料原材料及び組成物は、このような香料原材料が性質上の多様性を提供することができ、このような組成物が所望の匂い特性を提供することができるといったように、香料コミュニティーの選択肢を拡大する。

Description

本出願は、香料原材料、香料送達系、並びに、かかる香料原材料及び/又は香料送達系を含む消費者製品、並びに、かかる香料原材料、香料送達系及び消費者製品の製造及び使用方法に関する。
消費者製品は、望ましくない匂いを隠すことができる、並びに/又はこのような製品及び/若しくはこのような製品と接触する部位に所望の香り及び/又は経験を提供することができる、1種以上の香料及び/又は香料送達系を含むことができる。現行の香料、及び香料送達系は所望の経験及び/又は芳香を提供しているが、消費者は、冷却剤のような感覚剤を含有するか、又は持続性が高く、それぞれの個人的要求に応じた香りを有する製品を求め続けている(例えば、米国特許出願第2007/0275866(A1)号及び米国特許出願第2008/0305977(A1)号を参照されたい)。残念なことに、入手可能な香料原材料及び香料送達系の集合は、所望の必要性を完全に満たすにはあまりにも制限されている。
米国特許出願第2007/0275866(A1)号 米国特許出願第2008/0305977(A1)号
本出願人らは、本明細書に開示される送達系を含む香料原材料及び香料が、このような感覚剤及び/又は香料原材料が性質上の多様性を提供することができ、このような及び/又は香料が消費者製品に所望の感覚及び/又は匂い特性を提供することができるといったように、選択肢を拡大すると考えている。特定の態様では、このような及び/若しくは香料原材料並びに/又はこのような及び/若しくは香料原材料を含む香料送達系は、ヘッドスペース分析(香料送達系における香料の漏れ及び/又は香料の送達効率の決定に使用される)、ClogP、沸点及び/又は臭気検出閾値などのパラメータによる測定で予想されるものよりも優れた様々な性質、感覚及び/又は匂い特性を提供する。
本出願は、香料原材料、香料送達系、並びに、かかる香料原材料及び/又はかかる香料送達系を含む消費者製品、並びに、かかる香料原材料、香料送達系及び消費者製品の製造及び使用方法に関する。
用語の定義
本明細書で使用するとき、「消費者製品」は、販売される形態での使用又は消費を一般に意図する、ベビーケア、ビューティケア、布地及びホームケア、ファミリーケア、女性用ケア、ヘルスケア、スナック、及び/又は飲料製品若しくは装置を意味する。かかる製品としては、おむつ、よだれかけ、拭き取り用品;脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングを含む毛髪(ヒト、イヌ、及び/又はネコ)の処理に関連する製品及び/又は方法;防臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;上質な芳香剤を含む消費者使用のためのクリーム、ローション、及び他の局所塗布製品の塗布を含むスキンケア;並びにシェービング製品、エアフレッシュナー及び芳香送達系を含む空気ケア、車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/又はフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤並びに/又はケア、床及び便器洗浄剤を含む硬質表面洗浄及び/又は処理、並びに消費者用又は業務用の他の洗浄などの、布地及びホームケア領域内の布地、硬質表面、及び任意の他の表面処理に関する製品及び/又は方法;トイレットペーパー、フェイシャルティッシュ、紙ハンカチ、及び/又は紙タオルに関連する製品及び/又は方法;タンポン、女性用ナプキン;練り歯磨き、歯用ジェル、歯用リンス、義歯接着剤、歯ホワイトニングを含む口腔ケアに関連する製品及び/又は方法;咳及び風邪治療薬、鎮痛剤、処方薬、ペットヘルス及び栄養を含む店頭販売ヘルスケア;主に慣習的な食事の間又は食事随伴物としての消費が意図される加工食品(非限定的な例としては、ポテトチップス、トルティーヤチップス、ポップコーン、プレッツェル、コーンチップス、シリアルバー、野菜チップス又はクリスプ、スナックミックス、パーティミックス、マルチグレインチップス、スナッククラッカー、チーズスナック、ポークラインズ、コーンスナック、ペレットスナック、押出成形スナック及びベーグルチップが挙げられる)、並びにコーヒーが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「洗浄及び/又は処理組成物」は、特に断りのない限り、ビューティケア、布地及びホームケア製品を含む消費者製品の部分集合である。かかる製品としては、脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングを含む毛髪(ヒト、イヌ、及び/又はネコ)を処理するための製品;防臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;上質な芳香剤を含む消費者使用のためのクリーム、ローション、及び他の局所塗布製品の塗布を含むスキンケア;並びにシェービング製品、エアフレッシュナー及び芳香送達系を含む空気ケア、車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/又はフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤並びに/又はケア、床及び便器洗浄剤を含む硬質表面洗浄及び/又は処理、顆粒又は粉末状の多目的即ち「強力」洗浄剤、特に洗浄洗剤を含む、布地及びホームケア領域内の布地、硬質表面、及び任意の他の表面を処理するための製品;液体、ゲル又はペースト状の多目的洗浄剤、特にいわゆる強力液体型;液体高級衣類用洗剤;手洗い食器洗浄剤又は軽質食器洗浄剤、特に泡立ちのよいもの;家庭又は業務用の各種の錠剤、顆粒、液体、及びすすぎ補助剤型を含む食器洗い機用洗剤;抗菌手洗い用型を含む液体洗浄及び殺菌剤、手洗い石鹸、マウスウォッシュ、義歯洗浄剤、歯磨剤、車又はカーペット用シャンプー、便器洗浄剤を含む浴室洗浄剤;ヘアシャンプー及びヘアリンス;シャワーゲル、上質な芳香剤、及び泡状溶液、並びに金属洗浄剤;に加えて漂白添加剤、及び「染み用スティック」又は前処理用型などの洗浄助剤、乾燥機添加シート等の基材を有する製品、乾燥及び湿潤型拭取り用品並びにパッド、不織布基材、及びスポンジ;並びに全て消費者及び/又は業務用のスプレー剤、及びミスト剤;並びに/又は練り歯磨き、歯用ジェル、歯用リンス、義歯接着剤、歯ホワイトニングを含む口腔ケアに関連する方法が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、「布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物」という用語は、特に指示のない限り、顆粒又は粉末状の多目的即ち「強力」洗浄剤、特に洗浄洗剤;液体、ゲル又はペースト状の多目的洗浄剤、特にいわゆる強力液体型;液体高級衣類用洗剤;手洗い食器洗浄剤又は軽質食器洗浄剤、特に泡立ちのよいもの;家庭用及び業務用の各種の錠剤、顆粒、液体、及びすすぎ補助剤型を含む食器洗い機用洗剤;抗菌手洗い用型を含む液体洗浄殺菌剤、手洗い石鹸、車又はカーペット用シャンプー、便器洗浄剤を含む浴室洗浄剤;並びに金属洗浄剤、液体、固体、及び/又は乾燥機用シート形態であり得る柔軟化及び/又はフレッシュニングを含む布地コンディショニング製品;に加えて漂白添加剤、及び「染み用スティック」又は前処理用型などの洗浄助剤、乾燥機添加シート等の基材を有する製品、乾燥及び湿潤型拭取り用品並びにパッド、不織布基材、及びスポンジ;並びにスプレー剤、及びミスト剤が挙げられる洗浄及び処理組成物の部分集合である。適用可能であったかかる製品の全ては、標準形態、濃縮形態であり得、又は、かかる製品が特定の態様では非水性であり得る程度まで高度濃縮形態にすらなり得る。
本明細書で使用するとき、「口腔ケア組成物」という用語は、通常の使用過程では、特定の治療剤の全身投与の目的で意図的に嚥下されず、むしろ、経口作用を目的として実質的に全ての歯の表面及び/又は口腔組織と接触するのに十分な時間、口腔内に保持される製品を意味する。口腔ケア組成物は、練り歯磨き、歯磨剤、歯磨きゲル、歯肉縁下用ゲル、口内洗浄剤、ムース、フォーム、マウススプレー、ドロップ、咀しゃく錠、チューインガム又は義歯製品などの様々な形態にあってよい。口腔ケア組成物は、口腔表面に直接適用又は取り付けるためにストリップ又はフィルムに組み込まれてもよい。本明細書で使用するとき、「歯磨剤」という用語は、特に指定がない限り、ペースト、ゲル、又は液体製剤を含む。
歯磨剤組成物は、単相組成物であってもよいし、又は2つ以上の別々の歯磨剤組成物の組み合わせであってもよい。歯磨剤組成物は、ペーストを囲むゲルを有する、深い縞状、表面的な縞状、多層状、又はこれらのいずれかの組み合わせのような、任意の所望の形態であってもよい。2つ以上の別個の歯磨剤組成物を含む歯磨剤中の各歯磨剤組成物は、ディスペンサーの物理的に分離された区画内に収容され、同時に投与されてもよい。
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」のような冠詞は、特許請求の範囲で使用されるときには、1つ以上の請求又は記載されるものを意味するものと理解される。
本願で使用する、用語「include」、「includes」、及び「including」は、非限定であることを意味する。
本明細書で使用するとき、用語「固体」は、顆粒、粉末、塊、及び錠剤の製品形態を含む。
本明細書で使用するとき、用語「流体」は、液体、ゲル、ペースト及びガスの製品形態を含む。
本明細書で使用するとき、用語「部位」は、紙製品、繊維、衣服、硬質表面、毛髪、及び皮膚を含む。
本明細書で使用するとき、「香料原材料」は、匂い及び/又は冷却のような感覚を提供する目的を果たすことができる分子を含む。
特に記載のない限り、成分又は組成物の濃度は、全て、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、このような成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は、除外される。
百分率及び比率は全て、別途記載のない限り重量で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り組成物全体を基準にして計算される。
本明細書の全体を通じて与えられる全ての最大の数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、そうしたより小さい数値限定が恰も明確に本明細書に記載されているものと同様にして包含するものと理解すべきである。本明細書全体を通して記載される全ての最小数値限定は、このようなより高い数値限定が本明細書に明示的に記載されているかのように、全てのより高い数値限定を含む。本明細書全体を通して記載される全ての数値範囲は、このようなより狭い数値範囲が全て本明細書に明示的に記載されているかのように、このようなより広い数値範囲内の全てのより狭い数値範囲を含む。
表1分子(又は「PRM」)
好適な分子として、下の表1に記載のPRM及びその立体異性体が挙げられる。
Figure 2016500125
上記の表1に開示されているPRM(又は実施例の項では分子と呼ぶ)は、一般のPRMについては予期されないと本出願人らが考えるレベルで、以下の効果のうちの1つ以上を提供することができる:冷却感覚、未希釈の製品の匂い;布地に適用された際の濡れた布地の匂い;布地に適用された際の乾いた布地の匂い;香料マイクロカプセルのような封入体などの封入体からの漏れの低減;特定の香料送達技術における未希釈オイルに対するヘッドスペースの増加;パッケージに適用されるマトリックス香料送達で使用された際の匂い;洗浄及び/又は処理組成物に適用された際の未希釈の製品の匂い;高級芳香剤に使用された際の高級芳香剤組成物の匂い;このようなPRMを含む組成物が毛髪に適用された際の乾いた毛髪の匂い;このようなPRMを含む溶液からのPRMのブルーム;部位に適用された際の新たなPRMの特性。こうした効果は、本明細書に詳述される標準試験方法を適用することによって確認することができる。上の表1に開示されているPRM及びこのようなPRMの立体異性体は、本明細書に詳述される教示に従って調製することができる。
一態様では、本明細書に開示するPRMは、表1の1〜13番の構造を有してもよい。より具体的には、本明細書に開示されるPRMは、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番並びにその立体異性体の構造を有してもよい。
別の態様では、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、本明細書に定義するように、消費者製品の全重量に対して約0.0001%〜約25%、約0.0005%〜約10%、約0.001%〜約5%、約0.005%〜約2.5%、又は更には0.01%〜約1%の濃度で、消費者製品に使用するのに好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせで上記消費者製品において使用されてもよい。一態様では、消費者製品は、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番並びにこれらの立体異性体から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
別の態様では、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、本明細書に定義するように、洗浄及び処理組成物の全重量に対して約0.0001%〜約25%、約0.0005%〜約10%、約0.001%〜約5%、約0.005%〜約2.5%、又は更には0.01%〜約1%の濃度で、洗浄及び/又は処理組成物に使用するのに好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせで上記洗浄及び/又は処理組成物に使用してもよい。一態様では、洗浄及び/又は処理組成物は、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番並びにこれらの立体異性体から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
別の態様では、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、本明細書に定義するように、布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物の全重量に対して約0.00001%〜約25%、0.00005%〜約10%、0.0001%〜約5%、0.0005%〜約1.0%、又は更には0.001%〜約0.5%の濃度で、布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物に使用するのに好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせで上記布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物に使用してもよい。一態様では、布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物は、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13並びにこれらの立体異性体から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
別の態様では、上記布地及び硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物について開示した濃度と同一濃度のPRMを含んでもよい洗剤が開示される。一態様では、洗剤は、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番並びにこれらの立体異性体から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
別の態様では、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、超コンパクト化消費者製品、例えば超コンパクト化された布地及び硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物に使用するのに好適である。例えば、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、組成物の全重量に対して約0.00001%〜約25%、0.00005%〜約10%、0.0001%〜約5%、0.0005%〜約1.0%、又は更には0.001%〜約0.5%の濃度で、固形又は液体超コンパクト化洗剤中に使用してもよい。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせで上記超コンパクト化洗剤組成物に使用してもよい。かかる超コンパクト洗剤は典型的には、通常よりも高い割合の有効成分を含む。一態様では、超コンパクト化洗剤は、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番並びにこれらの立体異性体から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
別の態様では、表1に開示される1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13のPRM並びにこれらの立体異性体が、口腔ケア組成物への使用に適している。
例えば、このようなPRM及びこれらの立体異性体は、組成物の全重量に対して約0.001%〜約5%、0.005%〜約4%、又は更には0.010%〜約2%の濃度で、このような組成物に使用してもよい。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせでこのような組成物に使用してもよい。
香料送達系
香料送達系、特定の香料送達系の製造方法、及びかかる香料送達系の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。かかる香料送達系には以下のものが挙げられる。
I.ポリマー支援型送達(PAD):この香料送達技術は、香料材料を送達するうえでポリマー材料を用いるものである。古典的なコアセルベーション、水溶性又は部分的可溶性ないし不溶性の、荷電又は中性ポリマー、液晶、ホットメルト、ヒドロゲル、香料プラスチック(perfumed plastics)、マイクロカプセル、ナノ及びマイクロラテックス、ポリマーフィルムフォーマー、ポリマー吸収剤、ポリマー吸着剤などがこの例である。PADには次のものが挙げられるがこれらに限定されない:
a.)マトリックス系:芳香剤をポリマーマトリックス又は粒子中に溶解又は分散させる。例えば、香料は、1)製品を配合する前にポリマー内に拡散させるか、又は2)製品の配合中又は配合後にポリマーとは別に添加する、ことができる。ポリマーからの香料の拡散は、望ましい表面(部位)に堆積又は適用されるポリマーマトリックス系からの香料放出速度を可能にする又は増加させる一般的なトリガである。ただし、香料放出を制御し得るトリガは他に数多くのものが知られている。ポリマー粒子、フィルム、溶液、及び同様物の内部又は表面への吸収及び/又は吸着は、この技術の態様である。例としては、有機材料(例えばラテックス)からなるナノ又はマイクロ粒子がある。好適な粒子としては、限定するものではないが、ポリアセタール、ポリアクリレート、ポリアクリル酸、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリアリールエーテルケトン、ポリブタジエン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリクロロプレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリクロロプレン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリケトン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンクロリネート、ポリイミド、ポリイソプレン、ポリ乳酸、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフタルアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、並びにアクリロニトリル−ブタジエン、酢酸セルロース、エチレン−酢酸ビニル、エチレンビニルアルコール、スチレン−ブタジエン、酢酸ビニル−エチレン、及びこれらの混合物等に基づいたポリマー又はコポリマー等の広範な材料が挙げられる。
「標準」系は、ポリマーに結合した予備充填された香料を香料の放出の瞬間まで保持することを意図して「予備充填された」もののことを指す。こうしたポリマーは、純製品の匂いを抑制し、香料の放出速度に応じてブルーム及び/又は持続性の効果も与え得る。そのような系における課題の1つは、1)製品内の安定性(必要な時まで担体の内部に香料を保持する)と2)タイムリーな放出(使用中又は乾燥部位から)との間の理想的なバランスを達成することである。そのような安定性を達成することは、製品内保存及び製品の熟成において特に重要である。この課題は特に、水性系の界面活性剤含有製品(例えばヘビーデューティ液体洗濯洗剤)において明らかである。利用できる多くの「標準」マトリックス系は、水性系製品に配合されると、「平衡」系になる。許容可能な製品内の拡散安定性及び利用できる放出トリガ(例えば摩擦)を有するような、「平衡」系又はリザーバ系を選択することができる。「平衡」系は、香料及びポリマーを製品に別々に添加することができ、香料とポリマーの間の平衡相互作用により、1か所以上の消費者の接触点で利益を提供するものである(これに対して、遊離香料制御では、ポリマー支援送達技術がない)。このポリマーも香料で予備充填することができるが、香料の一部又は全部が製品内保存時に拡散し、所望の香料原材料(PRM)がポリマーに結合した平衡状態に達する場合がある。このポリマーは次に、香料を表面へと運び、放出は典型的に香料の拡散により生じる。そのような平衡系ポリマーの使用は、純製品の純製品におい強度を低減させる可能性を有する(通常、予備充填された標準系の場合においてその傾向がより強い)。そのようなポリマーの堆積は、放出特性を「平坦化」するのに役立ち、持続性を高め得る。上記に示したように、こうした持続性は初期の強度を抑制することによって得られ、配合者が、より高いインパクト又は低い嗅覚閾値(ODT)又は低いコバッツ・インデックス(KI)のPRMを用いて、初期強度が強過ぎたり、変質することのないFMOT効果を得ることが可能となる。香料の放出は、望ましい消費者接触点に影響を与えるために、適用の特定の時間枠内で発生することが重要である。好適なマイクロ粒子及びマイクロラテックス、並びにこれらの製造方法は、米国特許出願第2005/0003980(A1)号に見出すことができる。マトリックス系は更に、ホットメルト接着剤及び香料プラスチックを含む。加えて、疎水変性多糖類を香料入り製品に配合することにより、香料の堆積を増加させ、及び/又は香料の放出を改変することができる。例えば、多糖、及びナノラテックスなどのこうしたマトリックス系は全て、PADリザーバ系などの他のPAD系を含む他のPDTと組み合わせて香料マイクロカプセル(PMC)の形態とすることができる。ポリマー支援型送達(PAD)マトリックス系としては、米国特許出願第2004/0110648 A1号に開示されているものが挙げられる。
シリコーンも、PDTとして使用可能なポリマーの例であり、ポリマー支援送達「マトリックス系」と同様の様相で香料の利益をもたらし得る。このようなPDTは、シリコーン支援送達(SAD)と呼ばれる。シリコーンに香料を予備充填することができ、あるいは、PADで記述したように平衡系として使用することができる。官能化シリコーンも使用してもよい。シリコーンの例としては、ポリジメチルシロキサン及びポリアルキルジメチルシロキサンが挙げられる。他の実施例としては、アミン官能性を有するものが挙げられ、これを用いてアミン支援型送達(AAD)、及び/又はポリマー支援型送達(PAD)、及び/又はアミン反応生成物(ARP)に関連した効果を与えることができる。
b.)リザーバ系:リザーバ系はコア/シェル型技術、すなわちフレグランスが保護シェルとして機能し得る香料放出制御膜によって包囲される技術としても知られる。マイクロカプセル内の材料は、コア、内部相、又は充填物と呼ばれ、壁は、場合によりシェル、コーティング、又は膜と呼ばれる。微粒子若しくは感圧性カプセル又はマイクロカプセルが、この技術の例である。本発明のマイクロカプセルは、様々な手順で形成され、これには、コーティング、押出成形、スプレードライ、界面重合、その場での重合、及びマトリックス重合が挙げられるがこれらに限定されない。可能なシェル材料は、水に対する安定性において幅広く異なる。最も安定なもののひとつがポリオキシメチレン尿素(PMU)系材料であり、これは、水溶液(又は製品)中で長期間にわたって特定のPRMを保持し得る。そのような系には、尿素−ホルムアルデヒド及び/又はメラミン−ホルムアルデヒドが挙げられるがこれらに限定されない。安定なシェル材料としては、水溶性又は水分散性アクリル酸アルキル酸コポリマー、アルカリ又はアルカリ塩を含むアニオン性乳化剤の存在下で、油溶性又は分散性アミンと多官能性アクリレート若しくはメタクリレートモノマー又はオリゴマー、油溶性酸及び反応開始剤との反応生成物として得られるポリアクリレート系材料が挙げられる。ゼラチン系マイクロカプセルは、例えば、架橋の度合いに応じて水に迅速に又はゆっくりと溶解するように調製され得る。数多くの他のカプセル壁材料が利用可能であり、観察される香料拡散安定性の程度が異なる。理論に束縛されるものではないが、例えば、表面にいったん堆積されたカプセルからの香料の放出速度は、典型的に、製品内香料拡散安定性の逆の順序になる。同様に、例えば尿素−ホルムアルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒドマイクロカプセルは、典型的に、放出のために、拡散以外、又は拡散に追加する放出機構を必要とし、例えばカプセルを破断して香料(芳香剤)放出速度を高めるための機械的力(例えば摩擦、圧力、剪断応力)を必要とする。他のトリガには、融解、溶解、加水分解、又はその他の化学反応、電磁放射線、及び同様物が挙げられる。予備充填マイクロカプセルの使用には、製品内安定性と使用中及び/又は表面上(部位上)での放出との適切な比、並びに適切なPRM選択が必要となる。尿素−ホルムアルデヒド及び/又メラミン−ホルムアルデヒド系のマイクロカプセルは、特に中性付近の水性系溶液中で比較的安定である。これらの材料は、摩擦トリガを必要とする可能性があり、これは全ての製品用途に適用可能ではない場合がある。他のマイクロカプセル材料(例えばゼラチン)は水性系製品中で不安定である可能性があり、製品内で熟成すると、利益が低下する可能性がある(遊離香料制御に比べて)。スクラッチ・アンド・スニフ技術は、PADの更に別の例である。
II.分子支援型送達(MAD):非ポリマー物質又は分子も香料の送達を向上させるうえで機能し得る。理論に束縛されるものではないが、香料は、有機材料と非共有結合的に相互作用して、堆積及び/又は放出の変化をもたらし得る。そのような有機材料の非限定的な例には、疎水性材料(例えば有機油、ろう、鉱物油、ワセリン、脂肪酸又はエステル)、糖、界面活性剤、リポソーム、更に他の香料原材料(香油)、並びに天然油(体の汚れ及び/又はその他の汚れを含む)が含まれるがこれらに限定されない。香料固定剤は、更に別の例である。一態様において、非ポリマー性材料又は分子は、2よりも大きいCLogPを有する。分子支援型送達(MAD)としては、更に米国特許第7,119,060号に記載のものも挙げられる。
III.繊維支援型送達(FAD):部位の選択又は使用はそれ自体香料の送達を向上させる可能性がある。実際、部位それ自体が香料送達技術であり得る。例えば、綿又はポリエステルなどの異なる種類の布は、香料をひき付ける、及び/又は保持する、及び/又は放出する能力に関して異なる性質を有する。繊維の表面又は内部に蓄積される香料の量は、繊維の選択によって、更に繊維の履歴又は処理によって、並びにあらゆる繊維コーティング又は処理によって変化し得る。繊維は、織り繊維及び不織繊維であり得、また天然繊維又は合成繊維であり得る。天然繊維には、植物、動物、及び地質学的プロセスにより生成されたものが挙げられ、これには木綿、麻、黄麻、亜麻、ラミー、及びサイザルなどのセルロース材料、並びに紙及び布を製造するのに使用される繊維が挙げられるがこれらに限定されない。繊維支援送達は、サーモメカニカルパルプ、漂白若しくは未漂白クラフト、又は亜硫酸パルプなどの、木材繊維の使用からなり得る。動物繊維は、主として絹、腱、腸、及び毛髪(ウールなど)などの特定のタンパク質からなるものである。合成化学物質によるポリマー繊維には、ポリアミドナイロン、PET又はPBTポリエステル、フェノール−ホルムアルデヒド(PF)、ポリビニルアルコール繊維(PVOH)、ポリ塩化ビニル繊維(PVC)、ポリオレフィン(PP及びPE)、並びにアクリルポリマーが挙げられるがこれらに限定されない。そのような繊維は全て、香料を予備充填することができ、その後で製品に添加することができ、この製品は遊離香料及び/又は1つ以上の香料送達技術を含んでも含まなくてもよい。一態様において、繊維は、香料で充填する前に製品に添加され、その後繊維内に拡散し得る香料をその製品に添加することによって、繊維に香料を充填することができる。理論に束縛されるものではないが、香料は、例えば製品保管中に、繊維に吸収又は繊維内に吸着させることができ、次に、1つ以上の決定的瞬間又は消費者接触点で放出させることができる。
IV.シクロデキストリン送達系(CD):この技術手法は、環状オリゴ糖又はシクロデキストリンを用いて香料の送達を向上させる。典型的に、香料とシクロデキストリン(CD)の錯体が形成される。こうした複合体は、予め形成してもよく、その場で形成してもよく、部位の表面上又は内部で形成してもよい。理論に束縛されるものではないが、特に、シクロデキストリン空洞に対して香料と競合する他の補助成分(例えば界面活性剤)が高濃度で存在していない場合は、水を喪失することで、平衡がCD−香料錯体に向かってシフトし得る。水の曝露又は水分量増加が後の時点で起こった場合、ブルーム効果が達成され得る。加えて、シクロデキストリンにより、香料配合者がPRMを選択する際のフレキシビリティが高められる。シクロデキストリンは、香料を予備充填することができ、又は香料とは別に添加して、望ましい香料安定性、堆積、又は放出の利益を得ることができる。好適なCD並びにその製造方法は米国特許出願第2005/0003980(A1)号に見出すことができる。
V.デンプン封入アコード(SEA):デンプン封入アコード(SEA)技術の使用により、例えばデンプンなどの成分を加えて液体香料を固体に変換することによって香料の性質を改変することが可能である。この利益には、製品保管中(特に非水性条件下で)の香りの保留性が高くなることが挙げられる。水分に曝露すると、香料のブルームがトリガされ得る。デンプンにより、製品配合者は、SEAの存在なしでは通常使用できないPRM又はPRM濃度を選択できるようになるため、他の決定的瞬間における利益も達成され得る。他の技術例には、他の有機及び無機材料(例えばシリカ)を使用して、香料を液体から固体に変換することが挙げられる。好適なSEA及びその製造方法は、米国特許第6,458,754 B1号に見出すことができる。
VI.無機担体送達系(ZIC):この技術は香料を送達するうえで多孔質のゼオライト又は他の無機材料を使用することに関する。香料で充填したゼオライトを、例えば香料充填ゼオライト(PLZ)をコーティングするために用いられる補助成分と共に、又はこのような補助成分は用いずに使用して、製品保存時、又は使用時、又は乾燥した部位からの香料放出特性を変化させることが可能である。好適なゼオライト及び無機担体並びにその製造方法は、米国特許出願第2005/0003980(A1)号に見出すことができる。シリカはZICの別の形態である。好適な無機担体の別の例としては無機チューブがあり、この場合、香料又は他の活性物質がナノ又はマイクロチューブの内腔内に収容される。一態様において、香料充填無機チューブル(又は香料充填チューブル又はPLT)は鉱物ナノ又はマイクロチューブルであり、例えばハロイサイト、又は他の無機材料(他の粘土を含む)とのハロイサイト混合物である。PLT技術は更に、製品内拡散安定性の改善、望ましい部位への堆積、又は充填された香料の放出速度の制御のために、チューブルの内側及び/又は外側に追加の成分を含み得る。モノマー及び/又はポリマー材料(デンプンカプセル化を含む)を使用して、PLTをコーティング、プラグ、キャップ、又は別の方法でカプセル化することができる。好適なPLT系及びその製造方法は、米国特許第5,651,976に見出すことができる。
一態様では、表1に開示されているPRM及びこれらの立体異性体は、香料送達系の全重量に対して、0.001%〜約50%、0.005%〜30%、0.01%〜約10%、0.025%〜約5%、又は更には0.025%〜約1%の濃度で、香料送達系に使用するのに好適である。
別の態様では、本明細書に開示されている香料送達系は、消費者製品の全重量に対して、約0.001%〜約20%、約0.01%〜約10%、約0.05%〜約5%、約0.1%〜約0.5%の濃度で、消費者製品、洗浄及び処理組成物、布地及び硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、並びに超コンパクト化された布地及び硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物(例えば、固体又は液体である超コンパクト化洗剤)を含む超コンパクト化消費者製品中で使用するのに好適である。
別の態様では、香料送達系中に存在する表1のPRMの量は、マイクロカプセル及び/又はナノカプセル(ポリマー支援型送達(PAD)リザーバ系)の全重量に対して、約0.1%〜約99%、25%〜約95%、30〜約90%、45%〜約90%、又は65%〜約90%であり得る。一態様では、マイクロカプセル及び/又はナノカプセルは、表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番;並びに表1の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13番の立体異性体並びにこれらの混合物から選択される1つ以上のPRMを含んでもよい。
一実施形態では、香料の総量は、デンプン封入体及びデンプン凝集体(デンプン封入アコード(SEA))の全重量に対して、0.1%〜約99%、25%〜約95%、30〜約90%、45%〜約90%、65%〜約90%の範囲である。一態様では、表1に開示されたPRM及びこれらの立体異性体は、かかるデンプン封入体及びデンプン凝集体での使用に好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、組み合わせて、かかるデンプン封入体及びデンプン凝集体に使用されてもよい。
別の態様では、香料の総量は、[シクロデキストリン−香料]複合体(シクロデキストリン(CD))の全重量に対して、0.1%〜約99%、2.5%〜約75%、5%〜約60%、5%〜約50%、5%〜約25%の範囲である。一態様では、表1に開示されたPRM及びこれらの立体異性体は、かかる[シクロデキストリン−香料]複合体に使用するのに好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、組み合わせて、かかる[シクロデキストリン−香料]複合体に使用されてもよい。
別の態様では、香料の総量は、ポリマー支援型送達(PAD)マトリックス系(シリコーンを含む)の全重量に対して、0.1%〜約99%、2.5%〜約75%、5%〜約60%、5%〜約50%、5%〜約25%の範囲である。一態様では、香料の総量は、ホットメルト香料送達系/香料充填プラスチックマトリックス系の全重量に対して、1%〜約99%、2.5%〜約75%、5%〜約60%、5%〜約50%、10%〜約50%の範囲である。一態様では、表1に開示されたPRM及びこれらの立体異性体は、ホットメルト香料送達系/香料充填プラスチックマトリックス系を含む、かかるポリマー支援型送達(PAD)マトリックス系に使用するのに好適である。このようなPRM及びこれらの立体異性体は、様々な組み合わせで、かかるポリマー支援型送達(PAD)マトリックス系(ホットメルト香料送達系/香料充填プラスチックマトリックス系など)に使用されてもよい。
本明細書に開示される香料送達技術(又は香料送達系)は、任意のタイプの消費者製品、洗浄及び/若しくは処理組成物、布地及び硬質表面用洗浄及び/若しくは処理組成物、洗剤、並びに/又は超コンパクト洗剤において、任意に組み合わせて使用され得る。
香料
表1に開示されたPRMを、香料の配合に使用できる。このような香料は、表1のPRMの組み合わせ、又は1つ以上の表1のPRMと1つ以上の追加のPRMとを含んでもよい。香料に使用する場合、表1のPRMは、香料の全重量に対して、約0.01%〜約50%、約0.1%〜約15%、約0.1%〜約10%、又は更には約0.5%〜約10%の濃度で使用されてもよい。このような香料は、未希釈で部位に塗布する、あるいは、消費者製品、洗浄及び/又は処理組成物、布地及び硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、及び/又は超コンパクト洗剤中で使用する等の、種々の用途で使用され得る。
補助物質
本発明の目的のために、以下に例示される補助剤の非限定的なリストは、本明細書に詳述される組成物(例えば、消費者製品、洗浄及び/若しくは処理組成物、布地及び硬質表面用洗浄及び/若しくは処理組成物、洗剤、並びに/又は超コンパクト化洗剤)中で用いるのに好適である。このような補助物質は、例えば洗浄される基材を処理する目的で、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように組成物の審美性を変化させる目的で、組成物の性能を支援又は強化するために組成物の特定の実施形態に組み込み得ることが好ましい。かかる補助剤は、本明細書に詳述される本出願人らの香料及び/又は香料系を介して供給される構成成分に追加されることが理解されよう。このような追加的構成成分の正確な性質、及びそれを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及び使用されるべき作業の性質に依存する。
好適な補助材料としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、担体、向水性物質、加工助剤及び/又は顔料、金属塩、構造化剤又は結合剤、抗歯石剤、抗齲蝕剤、研磨剤、充填剤、保湿剤、口臭抑制剤(breath agent)、着香料、抗菌剤が挙げられるが、これらに限定されない。下記開示に加えて、このような他の補助剤の好適な例及び使用量は、米国特許第6,326,348 B1号に見出すことができる。
各補助成分は、本出願人らの組成物にとって本質的なものではない。したがって、特定の態様では、出願人らの組成物は、以下の補助材料の1つ以上を含有しなくてもよい:漂白活性化剤、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、触媒金属錯体、ポリマー分散剤、粘土及び汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、担体、向水性物質、加工助剤及び/又は顔料、金属塩、構造化剤又は結合剤、抗歯石剤、抗齲蝕剤、研磨剤、充填剤、湿潤剤、口臭抑制剤(breath agent)、着香料、抗菌剤。しかしながら、1種以上の補助剤が存在する場合、このような補助剤は、以下に詳細に記載されるように存在してよい。
界面活性剤−本発明による組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含むことができ、界面活性剤は、非イオン性及び/若しくはアニオン性及び/若しくはカチオン性界面活性剤並びに/又は両性及び/若しくは双極性及び/若しくは半極性非イオン性界面活性剤から選択できる。界面活性剤は、典型的には洗浄組成物の約0.1重量%から、約1重量%から、又は更には約5重量%から、洗浄組成物の約99.9重量%まで、約80重量%まで、約35重量%まで、又は更には約30重量%までの濃度で存在する。
ビルダー−本発明の組成物は、1つ以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含むことができる。存在する場合、本組成物は典型的には、少なくとも約1重量%のビルダー、又は約5重量%又は10重量%から約80重量%まで、50重量%まで、又は更には30重量%までの上記ビルダーを含む。ビルダーとしては、ポリホスフェートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属炭酸塩、アルミノシリケートビルダー、ポリカルボキシレート化合物、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、並びにカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の種々のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩、並びにメリット酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、及びそれらの可溶性塩のようなポリカルボン酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。
キレート化剤−本明細書の組成物はまた、任意で1つ以上の銅、鉄、及び/又はマンガンキレート化剤を含有してもよい。使用される場合、キレート化剤は、一般に、本明細書の組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の約3.0重量%〜約15重量%を構成する。
移染防止剤−本発明の組成物はまた、1つ以上の移染防止剤を含んでもよい。好適な高分子移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書の組成物中に存在する場合、移染防止剤は、洗浄組成物の約0.0001重量%から、約0.01重量%から、約0.05重量%から、洗浄組成物の約10重量%まで、約2重量%まで、又は更には約1重量%までの濃度で存在する。
分散剤−本発明の組成物はまた、分散剤を含むことができる。好適な水溶性有機材料は、ホモポリマー又はコポリマーの酸又はそれらの塩であり、それらのうちのポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシル基を含み得る。
酵素−組成物は、洗浄性能効果、及び/又は布地ケア効果をもたらす1つ以上の洗浄性酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的な組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素をアミラーゼと組み合わせた混液である。
酵素安定剤−組成物において、例えば洗剤において使用するための酵素は、様々な技術によって安定化可能である。本明細書に用いられる酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。
触媒金属錯体−本出願人らの組成物は、触媒金属錯体を包含してもよい。金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンのカチオンのような、限定された漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛又はアルミニウムのカチオンのような、漂白触媒活性をほとんど又は全く有さない補助金属カチオン、並びに触媒金属及び補助金属のカチオンに対して規定された安定度定数を有する金属イオン封鎖剤(sequestrate)、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びこれらの水溶性塩を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示される。
所望する場合、本明細書の組成物はマンガン化合物を用いて触媒可能である。このような化合物及び使用濃度は当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されるマンガン系触媒が挙げられる。本明細書において有用なコバルト漂白触媒は既知であり、例えば、米国特許第5,597,936号に記載されている。
本明細書における組成物は、「MRL」と略される大多環状の剛性配位子の遷移金属錯体も好適に含み得る。実際には、限定目的ではないが、本明細書における組成物及び洗浄方法は、水性の洗浄媒質内において少なくともおよそ1憶分の1部の有益剤MRL種を提供するように調整することができ、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10pm、更には約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄溶液中に提供するよう調整できる。本遷移金属漂白剤触媒中の好適な遷移金属としては、マンガン、鉄、及びクロムが挙げられる。本明細書における好適なMRLは、架橋した特定の種類の超剛性配位子、例えば、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンである。好適な遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、米国特許第6,225,464号に教示されているような手順によって容易に製造される。
使用方法
本明細書に開示されるいくつかの消費者製品を用いて、部位、とりわけ表面又は布地を洗浄又は処理することができる。通常、この部位の少なくとも一部は、未希釈形態で又は液体、例えば洗浄液に希釈されて本出願人らの組成物の実施形態と接触し、そしてその後、場合により、その部位が洗浄及び/又はすすがれてもよい。一態様では、ある部位を任意で洗浄及び/又はすすぎ、本発明による組成物に接触し、次に任意で洗浄及び/又はすすぐ。本発明の目的に関して、洗浄としては、限定するものではないが、こすり洗い及び機械的撹拌が挙げられる。布地は、標準的な消費者の使用条件で洗濯又は処理することが可能な大部分の任意の布地を含んでよい。開示される組成物を含み得る液体は、約3〜約11.5のpHを有してよい。こうした組成物は、典型的には溶液中で約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用される。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的には、約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含むとき、水と布地との割合は、典型的には、約1:1〜約30:1である。
試験方法
本出願の「試験方法」の項で開示される試験方法は、本出願人らの発明が本明細書に記載され及び特許請求されているように、本出願人らの発明のパラメータの各値を求めるために使用されるべきであると理解される。
(1)ClogP
これまでに多くの香料成分のlogPが報告されており、例えば、Daylight Chemical Information Systems,Inc.(Daylight CIS)(Irvine,California)から入手可能なPomona92データベースには、元文献の引用と共に多くのlogP値が含まれている。しかし、logP値は、これもDaylight CISから入手可能な「CLOGP」プログラムによって最も便利に計算される。また、このプログラムは、Pomona92データベースにおいて入手可能であるとき、実験的logP値も列挙する。「logPの計算値」(ClogP)は、Hansch及びLeoのフラグメント手法(A.Leo,Comprehensive Medicinal Chemistry,第4巻,C.Hansch,P.G.Sammens,J.B.Taylor and C.A.Ramsden,Eds.,p.295,Pergamon Press(1990)参照。参照により本明細書に援用する)によって決定される。フラグメントアプローチは、各香料成分の化学構造に基づいており、原子の数及び種類、原子の連結性、並びに化学結合を考慮する。ClogP値は、最も信頼でき、物理化学的特性の評価に広く用いられており、好ましくは本発明で有用な香料成分の選択においてlogP実験値の代わりに用いられる。
(2)沸点
沸点は、ASTM法D2887−04a「ガスクロマトグラフィーによる、石油留分の沸点範囲分布のための標準試験方法(Standard Test Method for Boiling Range Distribution of Petroleum Fractions by Gas Chromatography)」(ASTMインターナショナル)により測定される。
(3)ヘッドスペース率
(a)無香料消費者製品配合物を入手する。
(b)水性スラリー中での香料含有率が25重量%となるように含水率が調整されている芳香剤マイクロカプセルを入手する。
(c)2.0グラムの芳香剤マイクロカプセル水性スラリーを95グラムの芳香剤非含有消費者製品配合物に加えることで試料Aを調製する。次に、3.0グラムの脱イオン水を配合物に加えて100グラムに合わせる。40℃で1週間この配合物をエイジングさせる。
(d)0.50グラムの未希釈の芳香剤を95グラムの芳香剤非含有消費者製品配合物に加えることで、試料Bを調製する。次に、4.5グラムの脱イオン水を配合物に加えて100グラムに合わせる。40℃で1週間この配合物をエイジングさせる。
香料送達系からの香料の漏れを判定するためのヘッドスペース率は、試料Aのヘッドスペース濃度を試料Bのヘッドスペース濃度で割ることで定義され、
Figure 2016500125
式中、H試料_は、消費者製品配合物である試料Aのヘッドスペース濃度であり、H試料_は、消費者製品配合物である試料Bのヘッドスペース濃度である。
香料送達系からの香料送達効率を測定するためのヘッドスペース率は、試料Bのヘッドスペース濃度を試料Aのヘッドスペース濃度で割ることで定義され、
Figure 2016500125
式中、H試料_は、消費者製品配合である試料Aのヘッドスペース濃度であり、H試料_は、消費者製品配合である試料Bのヘッドスペース濃度である。
製品のヘッドスペース中の香料原材料の濃度を測定するために、固相マイクロ抽出(SPME)ガスクロマトグラフィー/質量分析を用いる。40℃で1週間エイジングした1.0グラムの試料を清潔な20mlのヘッドスペースバイアルに載置し、室温で少なくとも2時間平衡化する。
次に、MPS2−SMPE−GC−MS分析システム(GC−02001−0153、MSD−02001−0154、MPS2−02001−0155)を使用して、試料を分析する。
装置:
1.20mLのヘッドスペースバイアル
2.タイマー。
3.ガスクロマトグラフ(GC):CIS−4インジェクター、MPS−2オートサンプラー及びTDUを備えるAgilent model 6890(Gerstel,Mulheim,Germany)SPME分析において、スプリット/スプリットレスインジェクター(CIS−4インジェクターとは異なる)を使用した。
4.GCカラム:J&W DB−5 MS、30M×0.25mm ID、膜厚1.0m(J&W Scientific(Folsom,California,USA)から入手)。
5.キャリアガス、ヘリウム、流速1.5mL/分。
6.インジェクターライナーは、Supelcoの特定のSPMEライナー(0.75mm ID)である。
7.検出器は、約230℃の供給源温度及び約150℃のMS Quad温度を有する、Agilent Technologies,Inc.(Wilmington,DE,USA)から入手したモデル5973質量選択検出器である。
分析手順:
1.試料を適切な試料トレイに移し、SPME−GC−MS分析を続ける。
2.一連の試料装填及び分析を開始する。このステップにおいては、試料をオートサンプラートレイ上で少なくとも2時間平衡化させ、次に、トレイから直接サンプリングする。SPME繊維集合体は、DVB/CAR/PDMS(50/30μm、24ga、長さ1cm)である。サンプリング時間は、5分間である。
3.インジェクター温度は、260℃である。
4.次に、GC−MS分析の実行を開始する。脱着時間は、5分間である。
5.以下の温度プログラムを使用する。
i)約50℃の初期温度を3分間保持する。
ii)約250℃の温度に達するまで約6℃/分の速度で、その後、275℃に達するまで25℃/分の速度で、初期温度を上昇させ、約275℃で4.67分間維持する。
6.Hewlett Packardから購入し、使用許諾を受けた、John Wiley & Sons及び米国国立標準技術研究所(NIST)のMSスペクトルライブラリを使用して、香料化合物を特定する。
7.Agilent Technologies,Inc.(Wilmington,DE,USA)から入手したChemstationソフトウェアを使用して、特定イオンのクロマトグラフィーピークを積分する。
8.試料A中の香料原材料のピーク面積を試料B中のピーク面積で割ることで、各PRMの比率を計算する。
9.次に、香料における香料原材料の重量組成によって、各比率を重み付けする。
10.ステップ9で得られた個別の香料原材料比率の合計によって、ヘッドスペース率を計算する。
(4)香料の漏れは、液−液抽出%及びガスクロマトグラフィー質量分析によっても評価することができる。
液体洗剤中の香料マイクロカプセルからの香料の漏れ%を測定する際、等しいレベルの遊離香料(香料マイクロカプセルを有さない)を有する液体洗剤の未加工試料も参照のために並行して分析する必要がある。
1.内標準溶液の調製
−トナリドの原液:70mgのトナリドを秤量し、20mlの試薬用ヘキサンを加える。
−内標準溶液:20mlの試薬用ヘキサンで200μlの原液を希釈する。
−均質化するように混合する。
2.香料マイクロカプセルを含まない(参照)液体洗剤からの香料抽出
−液体洗剤製品を2g秤量し、抽出容器に入れる。
−2mLの内標準溶液を加えて、容器を閉じる。
−抽出容器を20回(手で)上下逆に穏やかにひっくり返し、香料を抽出する。
−硫酸ナトリウムを1匙加える。
−層の分離後、すぐにヘキサン層をガスクロマトグラフオートサンプラーバイアルに入れて、バイアルの蓋をする。
−ガスクロマトグラフ注入ポートにスプリットレス注入(1.5μl)する。
−ガスクロマトグラフィー質量分析を行う。
3.香料マイクロカプセルを含む液体洗剤からの香料抽出
−液体洗剤製品を2g秤量し、抽出容器に入れる。
−2mlの内標準溶液を加えて、容器を閉じる。
−抽出容器を20回(手で)上下逆に穏やかにひっくり返し、香料を抽出する。
−硫酸ナトリウムを1匙加える。
−層の分離後、すぐにヘキサン層をガスクロマトグラフオートサンプラーバイアルに入れて、バイアルの蓋をする。
−ガスクロマトグラフ注入ポートにスプリットレス注入(1.5μl)する。
−ガスクロマトグラフィー質量分析を行う。
4.計算
−個別の香料原材料ごとのカプセルからの香料の漏れ:
香料の漏れ(%)={(カプセルの香料原材料の面積×参照の内標準溶液の面積×参照の重量)/(カプセルの内標準溶液の面積×参照の香料原材料の面積×カプセルの重量)}×100
(5)臭気検出閾値(ODT)
ガスクロマトグラフを使用して判定した。ガスクロマトグラフを較正して、シリンジにより注入される正確な物質体積、正確なスプリット比、並びに既知の濃度及び鎖長分布の炭化水素標準物質を用いた炭化水素反応を決定する。空気の流量を正確に測定し、ヒトの吸入の持続時間が12秒間であると仮定して、試料体積を計算する。任意の時点の検出器における正確な濃度が既知であるため、吸入された体積当たりの質量、ひいては材料濃度は既知である。
例えば、材料が50ppb未満の閾値を有するかどうかを決定するために、溶液を計算した濃度で匂い嗅ぎポートに送達する。官能試験員は、GC溶出液の匂いを嗅ぎ、臭気が認められる保持時間を確認する。6名の官能試験員の平均から感知能の閾値を決定する。検出器において50ppbの濃度を得るのに必要な量の分析物をカラムに注入する。臭気検出閾値を決定するための典型的なガスクロマトグラフパラメータを以下に列挙する。
GC:FID検出器、7673オートサンプラーを備える5890シリーズII
カラム:J&W Scientific DB−1
長さ:30メートル、内径0.25メートル、膜厚1マイクロメートル
方法:
−スプリット注入:スプリット比17/1
−オートサンプラー:1.13マイクロリットル/注入
−カラム流量:1.10ミリリットル/分
−空気流:345ミリリットル/分
−入口温度:245℃
−検出器温度:285℃
−初期温度=50℃、5℃/分の昇温速度、最終温度=280℃、最終時間6分間
−推定導入:1回嗅ぐごとに12秒、GCガスを試料希釈物に加える。
(6)TRPM8レセプタでの冷却剤スクリーニング
ヒトのTRPM8で安定にトランスフェクトしたHEK−23(ヒト胎児腎臓)細胞を、5%のCO2に設定された哺乳類細胞培養インキュベーター内で75 CM 2のフラスコ内の15mlの増殖培地[10%のFBS(ウシ胎児血清)、100ug/mlのペニシリン/ストレプトマイシン、5μg/mlのブラスチシジン、及び100μg/mlのゼオシンで補完した高グルコースDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地))で3日間、37℃にて増殖させた。2mLのトリプシン−EDTA緩衝剤(GIBCO(登録商標)25200、Invitrogen)を約2〜3分間加えて、細胞を分離させた。8mLの増殖培地を加えて、トリプシンを不活性化した。細胞を50mlの管に移し、850rpmで3分間遠心分離させて、培地を除去した。遠心分離後、細胞のペレットが管の底に形成されて、上清溶液から分離した。上清を捨て、細胞ペレットを1mlの新鮮な増殖培地中に懸濁し、これに5μl(12.5μg)のFluo−4AM(Molecular Probes,Inc.)カルシウム指示薬を添加し、穏やかに振盪しながら30分間インキュベートした。(Fluo−4は、細胞内Cat濃度を100nM〜1μMの範囲で定量するために用いられる蛍光色素である)。30分間の終わりに、45mlのアッセイ緩衝剤[1×HBSS(ハンクス平衡塩類溶液)、20mMのHEPES(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸)]を加えて、細胞を洗浄し、次いで得られた混合物を850rpmで3分間遠心分離させて、余分な緩衝剤及びFluo−4AMカルシウムインジケータを除去した。ペレットの細胞を10mlのアッセイ緩衝剤に再懸濁させ、1ウェルにつき90ulのアリコート(およそ50,000個の細胞)を、10ulの試験化合物(アッセイ緩衝剤中1mM、最終濃度100uM)又は緩衝剤対照を含有する96ウェルのアッセイプレートに撒き、室温にて30分間インキュベートした。30分後、プレートを蛍光測定画像解析用プレートリーダー(Molecular Devices製FLIPR 384)に入れ、基底蛍光を記録した(励起波長488nm及び発光波長510nm)。細胞内カルシウムの濃度の変化を検出するために、FLIPRアッセイは一般に認められた方法である。続いて、37.5uMの本発明の組成物20ulを、TRPM8アゴニストをアッセイ緩衝液(最終濃度6.25uM)に添加し、蛍光を記録して、試験した。TRPM8に対する試験化合物の直接効果を判断するために、各化合物の添加直後に蛍光度が測定された。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
実施例1:表1の分子の合成
3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボニトリルの合成:
Figure 2016500125
アクリロニトリル(1当量)及び2,3−ジメチルブタ−1,3−ジエン(1.1当量)のトルエン溶液(2M)を、240℃のコイルリアクタ内にポンプで供給し、滞留時間を10分とした。得られた混合物を減圧濃縮し、生成物を無色油として得た(収率87%)。
メチル3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボキシレートの合成:
Figure 2016500125
アクリル酸メチル(1当量)及び2,3−ジメチルブタ−1,3−ジエン(1.1当量)のトルエン溶液(2M)を、220℃のコイルリアクタ内にポンプで供給し、滞留時間を17分とした。得られた混合物を減圧濃縮し、生成物を無色油として得た(収率87%)。
中間体の合成、3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボニトリル又はメチル3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボキシレートのアルキル化:
Figure 2016500125
Figure 2016500125
3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボニトリルのメチル化の代表的手順:
ジイソプロピルアミン(1.05当量)の無水THF溶液(0.5M)に、0℃にてn−ブチルリチウムの溶液(1.05当量−2.2Mシクロヘキサン)を滴下した。同じ温度で10分間撹拌した後、3,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルボニトリル(1当量)をこの混合物に滴下した。更に10分後、0℃にてヨードメタンを滴下した。10分間撹拌後、完全な変換が観察された。反応を、飽和NHCl水溶液の添加によりクエンチし、EtOで抽出した。有機層を合わせて、MgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。この得られた油を、石油エーテル−EtO混合液(9−1)での溶出により、シリカ上で急速濾過を用いて、精製した。減圧下で溶離液を濃縮し、無色の油(収率92%)として化合物を得た。
中間体の合成、ニトリルアルキル化:
Figure 2016500125
Figure 2016500125
化合物3の中間体の合成について、代表的な手順を示す。
メチルリチウム溶液(1.2当量)をニトリル(1当量)の無水THF溶液(0.5M)に−20℃にて滴下した。−10/−20℃にて15分にわたって撹拌した後、完全変換がGC−MSにより観察された。この反応液をHSO溶液(2M−2当量)でクエンチし、その場で形成されたイミンの完全な加水分解が観察されるまで、周囲温度にて撹拌した。次に、この混合物をEtOで抽出し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機相を合わせてMgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。この得られた油を、石油エーテル−EtO混合液(9−1)で溶出することにより、シリカゲル上で急速濾過を用いて精製した。減圧下で溶離液を濃縮し、無色の油(収率89%)として化合物が生じた。
中間体の合成、ケトン/メチルエステルの還元:
Figure 2016500125
Figure 2016500125
代表的な手順を、化合物1の中間体の合成について示す。
ケトン(1当量)の無水THF溶液(0.5M)に、0℃で水素化アルミニウムリチウム(0.5当量)を少しずつ滴下した。周囲温度での15分の撹拌後、反応完了をGC−MSにより観察した。この混合物を0℃に冷却し、順に、水(使用した水素化物のmgと同量のmL)、15% NaOH溶液(使用した水素化物のmgと同量のmL)及び水(使用した水素化物のmgの2倍の量のmL)を添加した。このクエンチに続いて、周囲温度にて1時間にわたって撹拌した。得られた混合物をセライトで濾過し、フィルターをEtOで洗浄した。減圧下で濾液を濃縮し、無色の油(収率94%)として化合物を得た。
中間体の合成、2−(1,3,4−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール:
Figure 2016500125
メチル1,3,4−トリメチルシクロヘキサ−3−エンカルボキシレート(1当量)の無水THF溶液(0.5M)に、−20℃で、ヨウ化メチルマグネシウムの溶液(2.1当量−3M)を滴下した。得られた混合物を、周囲温度にて一晩撹拌し、続いて飽和NHCl溶液でクエンチし、EtOで抽出した。有機層を合わせてMgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。この得られた油を、石油エーテル−EtO混合液(1−1)での溶出により、シリカ上で急速濾過を用いて精製した。減圧下で溶離液を濃縮し、無色の油(収率86%)として化合物を得た。
表1の化合物13〜10の合成:
Figure 2016500125
Figure 2016500125
代表的な手順を、表1の化合物3の中間体の合成について示す。
1−(1,3,4−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)エタノール(1当量)とCu(OTf)(3mol%)のトルエン溶液の混合物を、65℃で一晩撹拌する。得られた混合物を、減圧下で濃縮し、石油エーテル−EtO混合物(9−1)での溶出により、シリカ上で急速濾過を用いて精製した。減圧下で溶離液を濃縮し、無色の油(収率65%)として化合物を得た。
実施例2:84重量%のコア/16重量%のウォールメラミンホルムアルデヒド(MF)カプセル(PADリザーバ系
17グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、固形分25%、pka 4.5〜4.7(Kemira Chemicals,Inc.(Kennesaw,Ga.U.S.A.))及び17グラムのポリアクリル酸(固形分35%、pKa 1.5〜2.5、Aldrich)を溶解し、200グラムの脱イオン水に溶解し、混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液でpH 6.0に調整する。部分的にメチル化したメチロールメラミン樹脂(Cymel 385、固形分80%、Cytec Industries(West Paterson,N.J.,U.S.A.))7グラムをその乳化剤溶液に加える。200グラムの香油を、機械撹拌下で上記混合物に添加し、温度を45℃に上昇する。安定な乳液が得られるまで更に高速で混合し、第2の溶液と4グラムの硫酸ナトリウム塩を乳濁液に添加する。この第2の溶液は3グラムのポリアクリル酸ポリマー(Colloid C121、固形分25%(Kemira Chemicals,Inc.(Kennesaw,Ga.U.S.A.))、100グラムの蒸留水、pHを6.0に調節するための水酸化ナトリウム溶液、10グラムの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80% Cytec)を含有する。この混合物を85℃まで加熱し、持続的に撹拌しながら8時間にわたって維持して、カプセル化プロセスを完了させる。アセトアセトアミド(Sigma−Aldrich(Saint Louis,Mo.,U.S.A.))23グラムをこの懸濁液に添加する。続いて、塩及び構造化剤を更にこのスラリーに加えることができる。
実施例3:ポリマー支援型送達(PAD)マトリックス系の製造方法
混合物は、表1のPRMを1つ以上含む香料組成物を50%、nanoresins製のカルボキシル末端Hypro(商標)RLP 1300X18(CAS番号0068891−50−9)(混合前に1時間にわたって60℃の温水浴中に置く)を40%、Lupasol(登録商標)WF(CAS番号09002−98−6)(BASF製)(混合前に1時間にわたって60℃の温水浴中に置く)を10%、含む。ウルトラ−ツラックスT25基本装備(IKA製)を用いて5分間混合することにより、混合を達成する。混合後、混合物を±12時間60℃の温水浴中に置く。均質な、粘稠かつ粘着性のある物質が得られる。
上記のものと同様の方法において、構成成分間において異なる比率を使用することが可能である:
Figure 2016500125
Figure 2016500125
実施例4−51:製品配合
本明細書に開示されたPRM、香料及びアミンを含有する製品配合の非限定的な例を、以下の表に要約する。
実施例4〜9
手洗い又は洗濯機、典型的にはトップローディング式洗濯機用顆粒状洗濯洗剤組成物
Figure 2016500125
(1)本明細書に開示されているようなアミン部分を含む1種以上の材料。
(2)任意追加。
実施例10〜15
典型的にはフロントローディング式自動洗濯機用の顆粒状洗濯洗剤組成物
Figure 2016500125
(1)本明細書に開示されているようなアミン部分を含む1種以上の材料。
(2)任意追加。
一般的なpHは約10である。
実施例16〜22強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2016500125
洗浄及び/又は処理組成物の全重量に対して、合わせて12%以下の水
(1)本明細書に開示されているようなアミン部分を含む1種以上の材料。
(2)任意追加。
実施例23〜24単位用量組成物
Figure 2016500125
(1)本明細書に開示されているようなアミン部分を含む1種以上の材料。
(2)任意追加。
実施例25〜30漂白剤及び洗濯用添加洗剤配合物
Figure 2016500125
(1)本明細書に開示されているようなアミン部分を含む1種以上の材料。
(2)任意追加。
その他の任意の作用剤/構成成分としては、抑泡剤、硬化ヒマシ油(好ましくは硬化ヒマシ油、アニオン性プレミックス)のような構造剤、溶媒、及び/又は雲母真珠光沢審美向上剤が挙げられる。
組成物実施例の原材料及び注記
LASは、Stepan(Northfield,Illinois,USA)又はHuntsman Corp.から供給されている、平均脂肪族炭素鎖長がC〜C15の直鎖アルキルベンゼンスルホネートである。(HLASは酸型である。)
12〜14ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドは、Clariant GmbH(Germany)から供給されている。
AE3Sは、Stepan(Northfield,Illinois,USA)から供給されているC12〜15アルキルエトキシ(3)サルフェートである。
AE7は、Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)から供給されている、平均エトキシル化度が7のC12〜15アルコールエトキシレートである。
AESは、Shell Chemicalsから供給されているC10〜18アルキルエトキシサルフェートである。
AE9は、Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)から供給されている、平均エトキシル化度が9のC12〜13アルコールエトキシレートである。
HSAS又はHC1617HSASは、平均炭素鎖長が約16〜17の、中間に分岐を有する1級アルキルサルフェートである。
ナトリウムトリポリホスフェートは、Rhodia(Paris,France)から供給されている。
ゼオライトAは、Industrial Zeolite(UK)Ltd(Grays,Essex,UK)から供給される。
1.6Rケイ酸塩は、Koma(Nestemica,Czech Republic)から供給される。
炭酸ナトリウムは、Solvay(Houston,Texas,USA)から供給されている。
ポリアクリレートMW 4500は、BASF(Ludwigshafen,Germany)から供給されている。
カルボキシメチルセルロースは、CP Kelco,Arnhem,Netherlandsにより供給されるFinnfix(登録商標)Vである。
好適なキレート剤は例えば、Dow Chemical(Midland,Michigan,USA)から供給されているジエチレンテトラアミン五酢酸(DTPA)、又はSolutia(St Louis,Missouri,USA Bagsvaerd,Denmark)から供給されているヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)である。
Savinase(登録商標)、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Lipex(登録商標)、Celluclean(商標)、Mannaway(登録商標)、及びWhitezyme(登録商標)は、全てNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)の製品である。
プロテアーゼは、Genencor International(Palo Alto,California,USA)から(例えば、Purafect Prime(登録商標))、又はNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)から(例えば、Liquanase(登録商標)、Coronase(登録商標))供給されてもよい。
蛍光増白剤1はチノパル(Tinopal)(登録商標)AMS、蛍光増白剤2はチノパル(Tinopal)(登録商標)CBS−X、スルホン化亜鉛フタロシアニン及びダイレクトバイオレット9はペルガゾール(Pergasol)(登録商標)バイオレットBN−Zであり、これらは全てチバスペシャルティケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)(スイス、バーゼル)から供給される。
ナトリウムペルカーボネートは、Solvay(Houston,Texas,USA)から供給されている。
過ホウ酸ナトリウムは、Degussa(Hanau,Germany)から供給される。
NOBSは、Future Fuels(Batesville,USA)から供給されているナトリウムノナノイルオキシベンゼンスルホネートである。
TAEDは、クラリアント社(Clariant GmbH)(ドイツ、シュルツバッハ(Sulzbach))からパーアクティブ(Peractive)(登録商標)のブランド名で供給されているテトラアセチルエチレンジアミンである。
S−ACMCは、Megazyme(Wicklow,Ireland)からAZO−CM−CELLULOSEという製品名(製品コードS−ACMC)で販売されている、C.I.リアクティブブルー19と共役したカルボキシメチルセルロースである。
汚れ放出剤は、ローディア(Rhodia)(フランス、パリ)から供給されるリペロテックス(Repel-o-tex)(登録商標)PFである。
アクリル酸/マレイン酸コポリマーは、分子量が70,000、アクリレート:マレエートの比率が70:30であり、BASF(Ludwigshafen,Germany)から供給されている。
エチレンジアミン−N,N−二コハク酸、(S,S)異性体(EDDS)のNa塩は、オクテル(Octel)(英国エルズミアポート)から供給される。
ヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)は、Dow Chemical(Midland,Michigan,USA)から供給されているものである。
泡抑制剤疑集体は、Dow Corning(Midland,MIchigan,USA)から供給される。
HSASは、米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号で開示されているような中鎖分枝状アルキルサルフェートである。
12〜14ジメチルアミンオキシドは、Procter & Gamble Chemicals(Cincinnati,USA)から供給されている。
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有する、ポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000であり、ポリエチレンオキシドのポリビニルアセテートに対する重量比は約40:60であり、グラフト点は、50個のエチレンオキシド単位当たり1個以下である。
エトキシル化ポリエチレンイミンは、1個の−NH当たり20個のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)である。
カチオン性セルロース系ポリマーは、Amerchol Corporation(Edgewater NJ)のLK400、LR400、及び/又はJR30Mである。
注:いずれの酵素レベルも、酵素原料の割合(%)として表されている。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
実施例31:シャンプー配合物
Figure 2016500125
実施例32〜34:高級芳香剤配合物
Figure 2016500125
実施例35〜48:感覚剤含有歯磨剤
Figure 2016500125
Figure 2016500125
実施例49〜51:感覚剤含有洗口液
Figure 2016500125
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用する全ての文献は、関連部分において本明細書に参照により組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。本明細書中の用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文献中の同一用語の任意の意味又は定義と相反する限りにおいては、本明細書においてその用語に与えられた意味又は定義を適用する。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;並びにこれらの立体異性体からなる群から選択される分子。
  2. 香料の全重量に対して、0.01%〜50%、好ましくは0.1%〜15%、より好ましくは0.1%〜10%、最も好ましくは0.5%〜10%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子と、任意追加の溶媒と、を含む、香料又は感覚剤。
  3. 消費者製品の全重量に対して、0.0001%〜25%、好ましくは0.001%〜5%、より好ましくは0.005%〜2.5%、最も好ましくは0.01%〜1%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子と、補助成分と、を含む、消費者製品。
  4. 前記消費者製品が洗浄及び/又は処理組成物であって、前記組成物が、組成物の全重量に対して、0.0005%〜10%、好ましくは0.001%〜5%、より好ましくは0.005%〜2.5%、最も好ましくは0.01%〜1%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む、請求項3に記載の消費者製品。
  5. 前記消費者製品が布地及び/又は硬質表面用洗浄及び/又は処理組成物であって、前記組成物が、組成物の全重量に対して、0.00005%〜10%、好ましくは0.0001%〜5%、より好ましくは0.0005%〜1.0%、最も好ましくは0.001%〜0.5%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む、請求項3に記載の消費者製品。
  6. 前記消費者製品が洗剤であって、前記洗剤が、洗剤の全重量に対して、0.00005%〜10%、好ましくは0.0001%〜5%、より好ましくは0.0005%〜1.0%、最も好ましくは0.001%〜0.5%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む、請求項3に記載の消費者製品。
  7. 前記消費者製品が超コンパクト化消費者製品であって、前記超コンパクト化消費者製品が、超コンパクト化消費者製品の全重量に対して、0.00001%〜25%、好ましくは0.0001%〜5%、より好ましくは0.0005%〜1.0%、最も好ましくは0.001%〜0.5%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む、請求項3に記載の消費者製品。
  8. 前記消費者製品が超コンパクト化洗剤であって、前記超コンパクト化洗剤が、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む、請求項7に記載の消費者製品。
  9. 0.001%〜50%、好ましくは0.01%〜10%、より好ましくは0.025%〜5%、最も好ましくは0.025%〜1%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含む香料送達系であって、前記香料送達系が、ポリマー支援型送達系、分子支援型送達系、繊維支援型送達系、シクロデキストリン送達系、デンプン封入アコード、及び/又は無機担体送達系から選択される、香料送達系。
  10. 前記香料送達系が、ナノカプセル又はマイクロカプセルの全重量に対して、0.1%〜99%、好ましくは30%〜90%、より好ましくは45%〜90%、最も好ましくは65%〜90%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含むナノカプセル又はマイクロカプセルである、請求項9に記載の香料送達系。
  11. 前記香料送達系が、デンプン封入体及びデンプン凝集体の全重量に対して、0.1%〜99%、好ましくは30〜90%、より好ましくは45%〜90%、最も好ましくは65%〜90%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含むデンプン封入アコードである、請求項9に記載の香料送達系。
  12. 前記香料送達系が、シクロデキストリン送達系の全重量に対して、0.1%〜99%、好ましくは5%〜60%、より好ましくは5%〜50%、最も好ましくは5%〜25%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含むシクロデキストリン送達系である、請求項9に記載の香料送達系。
  13. 前記香料送達系が、ポリマー支援型送達マトリックス系の全重量に対して、0.1%〜99%、好ましくは5%〜60%、より好ましくは5%〜50%、最も好ましくは5%〜25%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子を含むポリマー支援型送達マトリックス系である、請求項9に記載の香料送達系。
  14. 消費者製品の全重量に対して、0.001%〜20%、好ましくは0.01%〜10%、より好ましくは0.05%〜5%、最も好ましくは0.1%〜0.5%の、請求項9〜13に記載の香料送達系及びこれらの混合物から選択される香料送達系を含む、消費者製品。
  15. 組成物の全重量に対して、0.001%〜5%、好ましくは0.005%〜4%、より好ましくは0.010%〜2%の、表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;表1の分子(R,S)−3−イソブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−3−ブチル−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,4,6−テトラメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−イソプロピル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,6−ジメチル−4−(R,S)−プロピル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;4−(R,S)−アリル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,4,6−トリメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−1,3,3,4,6−ペンタメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;(R,S)−4−エチル−1,6−ジメチル−2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタン;1,3,6−トリメチル−4−プロピル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4−ブチル−1,3,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;及び3−ブチル−1,4,6−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタンの立体異性体;並びにこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の分子と、スズ、亜鉛、カリウム、カルシウム、若しくは銅塩、抗菌剤、抗歯石剤、口臭低減剤、キレート剤、構造剤、TRPV1若しくはTRPA1アゴニスト、TRPV1若しくはTRPA1アンタゴニスト、TRPM8エンハンサ、香味剤、知覚過敏有効成分、齲歯有効成分、研磨材、ソルビトール、メントール、苦味抑制剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される補助成分と、を含む、口腔ケア組成物。
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