JP2016223657A - 輻射パネル - Google Patents

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正司 宮村
田中 智明
Tomoaki Tanaka
智明 田中
潤一 松澤
Junichi Matsuzawa
潤一 松澤
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Abstract

【課題】熱伝導シートの加工が容易で、効率的な輻射を実現することができる輻射パネルを提供する。【解決手段】輻射パネル1は、パネル本体2と、パネル本体2の裏面側に配置された複数の熱交換パイプ44と、パネル本体2と複数の熱交換パイプ44との間に配置され、谷部30と山部31が交互に形成された形態を有し、複数の谷部30の内側の面が複数の熱交換パイプ44の外周面にそれぞれ接触し、複数の谷部30の外側の面がパネル本体2に接触する金属箔からなる熱伝導シート3Bとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、輻射空調を行うための輻射パネルに関する。
従来、天井に敷設する輻射パネルとして、金属製のパネル本体の裏面側に樹脂製の熱交換パイプを配置し、熱交換パイプに所望の温度の熱媒体を流すことにより、パネル本体からの輻射によって室内の冷暖房を行うものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1に記載された輻射パネルは、金属製のパネル本体と、パネル本体の裏面に配置され、波形状に形成された熱伝導シートと、熱伝導シートの裏面に配置され、熱伝導シートの波形状の谷部に配置された熱交換パイプとを備える。熱伝導シートとしては、面内方向の熱伝導率が厚さ方向の熱伝導率よりも高い、特殊な材料からなるものが用いられる。
特許文献2に記載された輻射パネルは、金属製のパネル本体と、パネル本体の裏面に配置された熱交換パイプと、熱交換パイプがパネル本体から浮かないように逆U字状に形成された部分で熱交換パイプを押える熱伝導シートとを備える。熱伝導シートとしては、アルミニウム製が用いられる。
特開2014−240744号公報 特開2000−121081号公報
しかし、従来の特殊な材料からなる熱伝導シートは、大きさに制限があり、波付け加工に高度な技術と装置が必要である。また、特殊な材料の熱伝導シートは、極めて高価な上、量産が難しいなどの問題がある。
また、従来のアルミニウム製の熱伝導シートは、熱交換パイプの熱をパネル本体に伝達する機能を十分に果たしていないことから、効率的な輻射を実現できていない。
したがって、本発明の目的は、熱伝導シートの加工が容易で、効率的な輻射を実現することができる輻射パネルを提供することにある。
[1]パネル本体と、前記パネル本体の裏面側に配置された複数の熱交換パイプと、前記パネル本体と前記複数の熱交換パイプとの間に配置され、谷部と山部が交互に形成された形態を有し、複数の前記谷部の内側の面が前記複数の熱交換パイプの外周面にそれぞれ接触し、前記複数の谷部の外側の面が前記パネル本体に接触する金属箔からなる熱伝導シートと、を備えた輻射パネル。
[2]前記熱伝導シートは、厚さ0.1〜0.4mmのアルミニウム箔からなる、前記[1]に記載の輻射パネル。
[3]前記熱伝導シートは、一方又は両方の面にカーボンが形成された、前記[1]又は[2]に記載の輻射パネル。
[4]前記パネル本体は、複数の吸音孔が形成され、前記熱伝導シートの前記山部との間の空間を共鳴空間とする、前記[1]から[3]のいずれかに記載の輻射パネル。
本発明によれば、伝導シートの加工が容易で、効率的な輻射を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る輻射パネルの平面図である。 図2は、図1に示す輻射パネルの正面図である。 図3は、図1のA−A線断面図である。 図4は、図1のB−B線断面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る輻射パネルの要部断面図である。 図6(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る輻射パネルの要部断面図、図6(b)は、図6(a)のC部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る輻射パネルの平面図である。図2は、正面図である。図3は、図1のA−A線断面図である。図4は、図1のB−B線断面図である。
この輻射パネル1は、図1に示すように、パネル本体2と、パネル本体2の底壁20の裏面20a(図3参照)に互いに離れて配置された平坦な形態を有する2つの第1の熱伝導シート3Aと、パネル本体2の底壁20の裏面20aの2つの第1の熱伝導シート3A間に配置され、谷部30と山部31が交互に形成された第2の熱伝導シート3Bと、第2の熱伝導シート3Bの谷部30に熱交換パイプ44が位置するように配置された管状部材4とを備える。
ここで、第1及び第2の熱伝導シート3A、3B(これらを総称するときは「熱伝導シート3」という。)は、パネル本体2と管状部材4とを熱結合する熱伝導部材の一例である。熱交換パイプ44は、並列して配設された流路部分の一例である。
(パネル本体の構成)
パネル本体2は、図1に示すように、例えば短手方向の辺(短辺)と長手方向の辺(長辺)との比が1:2の長方形を有する底壁20(図3参照)と、底壁20の短辺に設けられた側壁21a、21bと、底壁20の長辺に設けられた側壁21c、21dと、側壁21a〜21dの開口側端部に外側に向かって形成された鍔部22a〜22dとを備える。輻射パネル1を室内の天井や壁等に敷設した場合は、パネル本体2の底壁20の表面20bが赤外線(熱線)を放出又は吸収して室内を輻射空調する輻射面となる。
パネル本体2は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、鋼板等の金属、又は樹脂等から一体的に形成される。パネル本体2は、例えば0.5〜2mmの厚さを有する。
本実施の形態のパネル本体2の底壁20は、例えば600mm×1200mmの長方形を有する。なお、パネル本体2の底壁20は、正方形(例えば600mm×600mm)でもよい。パネル本体2は、例えば、梁部材間に整列状態に配置される。
パネル本体2は、底壁20のほぼ全面に複数の例えば円形の吸音孔20cが例えば格子状(ピッチ5〜20mm)に形成されている。これにより、第2の熱伝導シート3Bの山部31とパネル本体2との間の空間が共鳴空間となり、ヘルムホルツ共鳴による吸音が可能になる。
吸音孔20cの孔径は、吸音効果の点で0.5〜3mmが好ましい。また、吸音孔20cの孔径は、吸音率がやや低下するが、視覚の点で0.5〜1mmが好ましく、0.6〜0.8mmがより好ましい。吸音孔20cの孔径を0.5〜1mmとすることにより、2m離れた所からパネル本体2を見たときに吸音孔20cが孔として視認され難くなり、不安な気持ちを少なくさせるという効果が得られる。吸音孔20cの数及び直径は、例えば開口率0.8〜3%となるように定められる。なお、発明者によるJIS A 1409に定められた残響室法吸音率測定によると、吸音孔20cの孔径2.5mm、開口率16%の金属製のパネル本体2に対し、吸音孔20cの孔径0.7mm、開口率1.6%としても吸音率は、51%から41%へ若干の低下にとどまることが実証できている。
(熱伝導シートの構成)
第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bは、厚さ0.1〜0.4mmのアルミニウム箔等の金属箔から形成されている。
2つの第1の熱伝導シート3Aは、パネル本体2の長手方向の両側に配置されている。第2の熱伝導シート3Bは、2つの第1の熱伝導シート3Aの間に配置されている。なお、第1の熱伝導シート3Aと第2の熱伝導シート3Bは、端部同士が重なってもよい。また、第1の熱伝導シート3Aを、パネル本体2の底壁20の裏面20a全面に配置してもよい。
第2の熱伝導シート3Bは、幅はパネル本体2の底壁20の裏面20aとほぼ同じ大きさを有し、長さはパネル本体2の底壁20の裏面よりも短い大きさを有する。これにより熱交換パイプ44を谷部30にセットし易くなる。第2の熱伝導シート3Bの谷部30及び山部31は、例えば素材シートの曲げ加工(プレス加工を含む。)によって形成される。なお、第2の熱伝導シート3Bは、山部31が平坦に形成され、谷部30の底付近が熱交換パイプ44の外周面に面接触するように円弧状に形成されてもよい。第2の熱伝導シート3Bを第1の熱伝導シート3Aと同様、厚さ0.1〜0.4mmのアルミニウム箔等の金属箔とすれば、曲げ加工により形状を保持することができる。
(管状部材の構成)
管状部材4は、水等の熱媒体の供給側に配置される供給側メインパイプ40と、供給側メインパイプ40に対向して熱媒体の戻り側に配置される戻り側メインパイプ41と、基端部が供給側メインパイプ40に接続され、先端部が熱媒体の供給側に接続される供給側コネクタ42と、基端部が戻り側メインパイプ41に接続され、先端部が熱媒体の戻り側に接続される戻り側コネクタ43と、流路部分として、供給側メインパイプ40及び戻り側メインパイプ41間を接続する複数の熱交換パイプ44とを備える。
供給側コネクタ42は、供給側メインパイプ40の長手方向の中央よりも一方の端部40a寄りに接続され、熱媒体の供給側に接続される。
戻り側コネクタ43は、戻り側メインパイプ41の長手方向の中央よりも他方の端部41a寄りに接続され、熱媒体の戻り側に接続される。
熱交換パイプ44は、供給側メインパイプ40の供給側コネクタ42の接続部40bと一方の端部40aとの間を含む供給側メインパイプ40の全長に亘り一端が接続され、戻り側メインパイプ41の戻り側コネクタ43の接続部41bと一方の端部41aとの間を含む戻り側メインパイプ41の全長に亘り他端が接続されている。
熱交換パイプ44は、第2の熱伝導シート3Bの谷部30のピッチとほぼ同じピッチでほぼ平行に配列され、供給側メインパイプ40と戻り側メインパイプ41との間を接続する。供給側メインパイプ40及び戻り側メインパイプ41は、熱交換パイプ44の内径よりも大きい内径を有する。
管状部材4は、パネル本体2の裏面20a側に配置されたとき、熱交換パイプ44の両端部は、パネル本体2の裏面に20aに対して斜めに向くように供給側メインパイプ40及び戻り側メインパイプ41に接続されている。これにより、熱交換パイプ44と第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bとの接触面積が増え、熱交換パイプ44の熱をパネル本体2に伝え易くなる。熱交換パイプ44の端部の中心軸線と水平線とのなす角度θは、熱交換パイプ44への負荷を減らすためには、小さい方が好ましく、熱交換パイプ44と第2の熱伝導シート3Bとの接触面積を増やすためには、大きい方が好ましい。負荷と接触面積の両方を考慮すると、上記角度θは、5°〜30°が好ましく、10°〜20°がより好ましい。
熱交換パイプ44のピッチは、例えば10〜50mmとすることができる。熱交換パイプ44は、断面円形を有し、例えば、外径2〜5mmが好ましく、外径3〜4mmがより好ましい。従来の管状部材4は、供給側コネクタ42を供給側メインパイプ40の一方の端部に溶着していたので、供給側メインパイプ40をパネル本体2の側壁22c、22dまで延長できず、パネル本体2の両端付近に熱交換パイプ44を配置できなかったが、本実施の形態は、一方の端部40aと接続部40bとの間、及び一方の端部41aと接続部41bとの間にも熱交換パイプ44を接続しているため、従来と比べて熱交換パイプ44を4本増やすことができた。このため、熱交換パイプ44とパネル本体2との熱交換をパネル本体2の両端付近でも行うことができ、パネル本体2の底壁20を均一な温度にすることが可能になる。また、パネル本体2の底壁20を短時間で目標の温度にすることが可能になる。
管状部材4は、例えば、熱可塑性樹脂等からなり、供給側メインパイプ40、戻り側メインパイプ41及び複数の熱交換パイプ44をそれぞれ押出成形し、これらを溶着して組み立てられる。なお、管状部材4は、射出成型等により一体的に形成してもよい。
供給側メインパイプ40の供給側コネクタ42には、図示しない熱交換ユニットから供給側配管が接続される。戻り側メインパイプ41の戻り側コネクタ43には、図示しない熱交換ユニットから戻り側配管が接続される。
(輻射パネルの動作)
図示しない熱交換ユニットから温度等が制御された水等の熱媒体を、供給側配管を介して供給側メインパイプ40の供給側コネクタ42に供給すると、熱媒体は供給側メインパイプ40から各熱交換パイプ44に分岐し、さらに各熱交換パイプ44を循環して戻り側メインパイプ41で合流し、戻り側コネクタ43から戻り側配管を介して熱交換ユニットに戻る。熱媒体が熱交換パイプ44を通過する間に第1及び第2の熱伝導シート3A、3B、及びパネル本体2との間で熱交換が行われる。すなわち、熱媒体の熱が熱交換パイプ44から第2の熱伝導シート3B及び第1の熱伝導シート3Aに伝わり、さらにパネル本体2の底壁20全体に伝わり、底壁20の表面20bが輻射面となって輻射空調が行われる。
(第1の実施の形態の作用、効果)
本実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)管状部材4の熱交換パイプ44と第2の熱伝導シート3Bとは面接触しているので、熱交換パイプ44からの熱が第2の熱伝導シート3Bを介してパネル本体2の底壁20全体に伝わり易くなる。この結果、冬は低めの温度、夏は高めの温度の熱媒体を用いてもパネル本体2の表面温度を第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bを用いない場合の表面温度と同等にすることができ、効率的な輻射を行うことができる。
(2)管状部材4として樹脂製のものを用い、熱伝導部材として薄くて軽い第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bを用いているので、軽量化を図ることができ、熱伝導シート3の管状部材4のパネル本体2への組込みが容易になる。
(3)パネル本体2に吸音孔20cを設けことにより、パネル本体2と第2の熱伝導シート3Bの山部31との間の空間を共鳴空間とすることができ、ヘルムホルツ共鳴により大きな吸音効果が得られる。
(4)天井側のスラブとの間に空間を設けて天井に本実施の形態に係る輻射パネル1を敷設した場合、輻射パネル1の運転中は、室内に対する輻射だけでなく、管状部材4、第1の熱伝導シート3A及び第2の熱伝導シート3Bから天井側のスラブに対しても輻射が行われるので、例えば、夜間に天井側のスラブに蓄熱しておき、昼間にスラブの蓄熱を室内の空調に利用することができる。
(5)熱交換パイプ44の本数を増やすことができるため、パネル本体2を所望の温度にするまでのエネルギーを減らすことができ、パネル本体2を所望の温度にするまでの時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る輻射パネルの要部断面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、管状部材4の供給側メインパイプ40及び戻り側メインパイプ41が異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態の管状部材4の供給側メインパイプ40と戻り側メインパイプ41は、対称に形成されているため、戻り側メインパイプ41について説明する。
戻り側メインパイプ41は、断面が略台形状を有し、上底部410、下底部411、下側脚部412、上側脚部413を有し、下側脚部412の外側の面を第1の熱伝導シート3A上に配置したときに、熱交換パイプ44が接続される上底部410が斜め下を向くように構成されている。これにより、熱交換パイプ44と第1の熱伝導シート3A及び第2の熱伝導シート3Bとの接触面積が増え、熱交換パイプ44の熱をパネル本体2に伝え易くなる。上底部410の法線と水平線とのなす角度θは、熱交換パイプ44への負荷を減らすためには、小さい方が好ましく、熱交換パイプ44と第1の熱伝導シート3A及び第2の熱伝導シート3Bとの接触面積を増やすためには、大きい方が好ましい。負荷と接触面積の両方を考慮すると、上底部410の上記角度θは、5°〜30°が好ましく、10°〜20°がより好ましい。
熱交換パイプ44が接続される面は、上底部410の平坦な表面であるので、断面円形の戻り側メインパイプ41と比べて、熱交換パイプ44と戻り側メインパイプ41との接合が容易になる。また、戻り側コネクタ43が接続される面は、上側脚部413の平坦な表面であるので、断面円形の戻り側メインパイプ41と比べて、戻り側コネクタ43と戻り側メインパイプ41との接合が容易になる。また、第1の熱伝導シート3A及び第2の熱伝導シート3Bとの接触する面積が、断面円形の戻り側メインパイプ41と比べて広いため、パネル本体2への熱伝導性が高くなる。さらに、戻り側メインパイプ41の断面構造は、略中空台形状であるので、戻り側メインパイプ41の成形時や熱交換パイプ44との接合時、輻射パネル1としての使用時において、戻り側メインパイプ41のソリの発生を少なくすることができる。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と比べて熱交換パイプ44と第2の熱伝導シート3Bとの接触面積が増え、供給側メインパイプ40及び戻り側メインパイプ41と第1の熱伝導シート3Aとの接触面積が増えるので、パネル本体2を所望の温度にするまでのエネルギーをより減らすことができ、パネル本体2を所望の温度にするまでの時間をより短縮することができる。
[第3の実施の形態]
図6(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る輻射パネルの要部断面図、図6(b)は、図6(a)のC部拡大図である。この第3の実施の形態は、第2の熱伝導シート3Bの形状を一部変更し、第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bを構成するアルミニウム箔の両面にカーボン層32を形成したものである。
本実施の形態の第2の熱伝導シート3Bは、山部32を平坦にしたものである。これにより、第1の実施の形態と比べて谷部30と熱交換パイプ44との接触面積を増やすことができ、熱交換パイプ44の熱を第2の熱伝導シート3Bに伝え易くなる。
カーボン層32は、例えば、アルミニウム箔の表面にカーボンの微粒子を塗布して形成され、例えば、厚さ1〜5μmを有する。
第2の熱伝導シート3Bの谷部30の内側の面に形成したカーボン層32によって熱交換パイプ44からアルミニウム箔への熱伝送性が高まり、熱効率の高い輻射パネル1が得られる。また、アルミニウム箔の放射率が高くなり、天井スラブに蓄熱する場合、蓄熱効率が高く、有利になる。アルミニウム箔のパネル本体2側の面に形成したカーボン層32によってアルミニウム箔からパネル本体2への熱伝送性が高まり、有利になる。
なお、第1及び第2の熱伝導シート3A、3Bは、アルミニウム箔の一方の面にカーボン層32を形成したものでもよい。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る輻射パネル1は、第2の実施の形態において、熱交換パイプ44のピッチを小さくし、熱交換パイプ44の使用本数を増やしたものであり、他は第2の実施の形態と同様に構成されている。
具体的には、第4の実施の形態の輻射パネル1は、熱交換パイプ44のピッチを10mmから8mmに小さくし、熱交換パイプ44の本数を30本から38本に増やしたものである。
これにより、熱交換パイプ44と第1の熱伝導シート3A及び第2の熱伝導シート3Bの接触面積が増え、熱交換パイプ44の熱をパネル本体2に伝え易くなる。
[他の実施の形態]
なお、本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施が可能である。例えば、スポンジやバネ等を用いた押え部材をパネル本体2の幅方向に設けられた鍔部22c、22dに引っ掛けて熱交換パイプ44が浮き上がるのを防止してもよい。また、第2の熱伝導シート3Bに接着するなどして第2の熱伝導シート3B上にアルミニウム箔製、又はアルミニウム箔の両面にカーボン層を形成した第3の熱伝導シートを配置してもよい。これにより、天井側のスラブへの蓄熱をより効率的に行うことができる。
本発明は、住居ビル、オフィスビル、デパート、ホテル、マンション、学校、一般住宅等の建物、地下街通路、商業施設、イベント会場、スポーツスタジアム等の施設における天井面、床面、側壁等に利用可能である。
また、本発明は、パーソナルコンピュータ等の電子機器、発光素子等の発熱部品、ドライバ等の電子部品、機械設備およびタンク等の放熱に利用可能である。また、本発明は、机、椅子、ベッド、ソファー、衝立等の家具に設けて輻射を行うことも可能である。
1…輻射パネル、2…パネル本体、3…熱伝導シート、3A…第1の熱伝導シート、
3B…第2の熱伝導シート、4…管状部材、20…底壁、20a…裏面、20b…表面、
20c…吸音孔、21a-21d…側壁、22a-22d…鍔部、
30…谷部、31…山部、32…カーボン層、
40…供給側メインパイプ、40a…一方の端部、40b…接続部、
41…戻り側メインパイプ、41a…一方の端部、41b…接続部、
42…供給側コネクタ、43…戻り側コネクタ、44…熱交換パイプ、
410…上底部、411…下底部、412…下側脚部、413…上側脚部、θ…角度

Claims (4)

  1. パネル本体と、
    前記パネル本体の裏面側に配置された複数の熱交換パイプと、
    前記パネル本体と前記複数の熱交換パイプとの間に配置され、谷部と山部が交互に形成された形態を有し、複数の前記谷部の内側の面が前記複数の熱交換パイプの外周面にそれぞれ接触し、前記複数の谷部の外側の面が前記パネル本体に接触する金属箔からなる熱伝導シートと、
    を備えた輻射パネル。
  2. 前記熱伝導シートは、厚さ0.1〜0.4mmのアルミニウム箔からなる、
    請求項1に記載の輻射パネル。
  3. 前記熱伝導シートは、一方又は両方の面にカーボンが形成された、
    請求項1又は2に記載の輻射パネル。
  4. 前記パネル本体は、複数の吸音孔が形成され、前記熱伝導シートの前記山部との間の空間を共鳴空間とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の輻射パネル。
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