JP2016223373A - 電動コンプレッサ - Google Patents

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Masahiro Tsuda
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Abstract

【課題】吸入室の電動モータの収容部分の底部に溜まった冷凍機油を圧縮機構に効率よく吸入させる。【解決手段】吸入ポート55から吸入冷媒通路53に吸入されて冷媒出口57からモータ室8に流出する冷媒の流れによって、モータ室8のモータ部4の収容部分に溜まっている冷凍機油Oを、冷媒出口57の開口の向きである圧縮機構3側に向けてモータ室8内に噴き上げさせる。そして、噴き上げられてミスト状となった冷凍機油Oを、モータ室8の気相の冷媒に混じって、冷凍機油Oの液面59よりも上方に配置された圧縮機構3の吸入口49から圧縮機構3に吸入させ、圧縮後の気相の冷媒と共に圧縮機構3によって吐出室43側に送り込ませる。【選択図】図3

Description

本発明は、冷媒を圧縮する冷凍サイクル用のコンプレッサに係り、特に、電動モータを動力源とする電動コンプレッサに関する。
冷凍サイクルに用いるコンプレッサは、低温低圧の冷媒を吸入し、圧縮により高温高圧とした冷媒を吐出する。コンプレッサの中には、冷媒の圧縮機構の動力源として電動モータを有する電動コンプレッサがある。電動コンプレッサでは、圧縮機構の吸入室側に電動モータを配置して、加熱する電動モータを吸入冷媒で冷却することが行われる。
ところで、冷凍サイクルから電動コンプレッサに吸入される冷媒には、ミスト状となった冷凍機油が含まれている。この冷凍機油は、主に、潤滑用として電動コンプレッサの各部に供給される。
また、圧縮機構がベーンロータリー式である場合には、シリンダ室内で回転するロータからベーンをシリンダ室の内周面側に突出させるのをアシストする圧力源として、ベーンの背圧空間にも冷凍機油が供給される。
この種の電動コンプレッサにおいては、圧縮機構が冷凍サイクルの冷凍負荷に応じた冷媒圧縮を行うことが求められる。したがって、電動モータにはそれに見合ったトルクを発生する能力が求められる。このような事情から、電動モータの胴径は圧縮機構の胴径よりも大きいのが一般的である(例えば、特許文献1)。
特開2014−109250号公報
ところで、電動コンプレッサの吸入室に吸入された冷媒に含まれるミスト状の冷凍機油は、電動モータや圧縮機構の電動モータ側の表面等に衝突することで冷媒から分離される。分離された冷凍機油は、衝突した物体の表面を伝って吸入室の底部に流入する。このとき、圧縮機構と電動モータとの胴径差に応じた内径差が吸入室に存在すると、吸入室の底部に流入した冷凍機油は、圧縮機構の収容部分よりも低い電動モータの収容部分に溜まる。
このようにして吸入室の電動モータの収容部分に溜まった冷凍機油の液面が圧縮機構の冷媒吸入口に届かないと、圧縮機構に吸い込まれないので、吐出室側に冷凍機油がなかなか送り込まれず潤滑用の冷凍機油が供給不足になってしまう。それを防ぐためには、冷凍機油を必要な供給量よりも多めに封入しておかなければならなくなる。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、吸入室の電動モータの収容部分の底部に溜まった冷凍機油を圧縮機構に効率よく吸入させることができる電動コンプレッサを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の電動コンプレッサは、
冷媒の圧縮機構と、該圧縮機構を駆動軸を介して回転させる電動モータとを、前記圧縮機構で圧縮する冷媒が吸入されるハウジングの吸入室に、水平方向に間隔をおいて配置した電動コンプレッサにおいて、
前記吸入室に吸入される冷媒が通過する吸入冷媒通路を備えており、
前記吸入冷媒通路は、前記吸入室の冷媒が吸入される前記圧縮機構の吸入口よりも天地方向における下方の箇所に、前記吸入冷媒通路を通過した冷媒の前記吸入室に対する出口を有している、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングの吸入室に配置された圧縮機構の冷媒の吸入口よりも天地方向における下方に溜まった貯留液体が、吸入口よりも天地方向における下方の箇所に出口を有する吸入冷媒通路を通過した吸入冷媒の流れによって、圧縮機構の吸入口よりも天地方向における上方に噴き上げられる。
そして、噴き上げられてミスト状となった吸入室の貯留液体が、吸入室の気相の冷媒に混じって吸入口から圧縮機構に吸入され、圧縮後の気相の冷媒と共に吐出室側に送り込まれる。
したがって、仮に、吸入室の圧縮機構の収容部分と電動モータの収容部分との間に電動モータと圧縮機構との胴径差により段差が存在し、電動コンプレッサの停止中に吐出室から流入した冷凍機油が、圧縮機構の吸入口よりも天地方向における下方に存在する吸入室の電動モータの収容部分の底部に溜まっても、電動コンプレッサの起動に伴い吸入室に吸入される冷媒により圧縮機構の吸入口よりも天地方向における上方にミスト状に噴き上げさせて、気相の冷媒と共に圧縮機構に吸入し吐出室側に送り込ませることができる。
このため、吸入室の電動モータの収容部分の底部に溜まった冷凍機油を圧縮機構に効率よく吸入させることができる。
一般的な電動コンプレッサの正断面図である。 図1の一般的な電動コンプレッサの停止中に吐出室から吸入室に流入した冷凍機油の貯留状態を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電動コンプレッサの要部の構造を模式的に示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る電動コンプレッサの要部の構造を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用される一般的な構成の電動コンプレッサを示す正断面図である。
図1に示す電動コンプレッサ1は、略円筒状のハウジング2と、冷媒を圧縮する圧縮機構3と、駆動力を生じるモータ部4(請求項中の電動モータに相当)と、モータ部4を制御するインバータ部5(請求項中の電動モータの駆動回路に相当)とを備えている。
略円筒状のハウジング2は、圧縮機構3とモータ部4とを内部に収容するリアケース7と、リアケース7の開口端を覆うように配置されるフロントケース9と、リアケース7と他側のフロントケース9に連結されるインバータケース11とを有している。
有底筒状に形成されたリアケース7内に収容される圧縮機構3は、内周に楕円形状を有するシリンダブロック13と、シリンダブロック13の両端部を狭持するように配置されるサイドブロック15と、シリンダブロック13の内周に回転自在に収容されるロータ17と、ロータ17に形成されるベーン溝に収容されるベーン19と、ロータ17と一体に形成されて後述するモータ部4から駆動力が伝達されて回転する駆動軸21とを有している。
なお、圧縮機構3がリアケース7に圧入して固定されることで、リアケース7の底面側に冷媒を吐出する吐出室43が形成される。この吐出室43には、気体状の冷媒と、吐出された冷媒に含まれる液体であるオイル等とを分離する気液分離器47が配置されている。
また、サイドブロック15のリアサイドブロック15aとフロントサイドブロック15bとによってシリンダブロック13の両端部を狭持することにより、シリンダブロック13の内周にシリンダ室35が形成される。ロータ17が回転することにより、ロータ17に形成されたベーン溝からベーン19が飛び出し、ベーン19の先端がシリンダブロック13の内壁と当接し、さらにロータ17が回転することによって、冷媒を圧縮している。圧縮した冷媒は上述した吐出室43へ吐出される。
ロータ17を回転させる駆動源となるモータ部4は、リアケース7の内周に沿って均等に配置される固定子23と、固定子23の内方側に配置されてロータ17と一体に形成された駆動軸21に圧入して固定されているモータロータ部25とを有している。
固定子23は、図示しないティース部にコイル37を巻回することによって形成されており、このコイル37に電流が流れることにより磁界を発生させ、固定子23の内方に配置されるモータロータ部25を回転させている。
また、複数のティースに巻回されたコイル37を引き出して1箇所に集中させて結線するモータ中性点45は、車両搭載時の車両上下方向X(請求項中の天地方向に相当)の上方側に形成されている。このモータ中性点45は、後述するハーメチックターミナル30を介してインバータ部5に接続されている。
モータ部4を制御するインバータ部5は、フロントケース9のリアケース7と他端側に形成され、インバータケース11によって密閉されて形成されたインバータ室26内に配置されている。
インバータ部5は、電子部品27と基板29とを有しており、電子部品27は、発熱するスイッチング素子39(インテンリジェントパワーモジュール等)と、スイッチング素子39よりも突出高さの大きい背高部品41(コモンモードコイル、ノーマルモードコイル、インバータ入力用コンデンサ、トランス、内部電源用コンデンサ等)とを有している。
インバータ室26内に配置される電子部品27は、電子部品27の中でも駆動軸21方向に突出高さの低いスイッチング素子39をインバータ室26の車両上下方向Xの下方側に配置し、スイッチング素子39とよりも駆動軸21方向の突出高さの高い背高部品41をインバータ室26の車両上下方向Xの上方側に配置している。
リアケース7とインバータケース11との間には、フロントケース9が配置されている。リアケース7の開口端を覆うようにフロントケース9が配置されることにより、モータ室8(請求項中の吸入室に相当)が形成される。モータ室8には、上述した圧縮機構3とモータ部4が収容されており、モータ室8内の潤滑を保つためにオイルが封入されている。また、モータ室8の外周には、図示しない冷媒吸入口が設けられており、モータ室8内に冷媒を注入している。
フロントケース9内は、仕切壁28によってモータ室8とインバータ室26とに仕切られている。仕切壁28には、上述したモータ部4とインバータ部5を電気的に接続するハーメチックターミナル30が貫通して設けられている。ハーメチックターミナル30は、フロントケース9の車両上下方向Xの上方側に配置されている。
このように構成された本実施形態の電動コンプレッサ1では、モータ部4が駆動されると駆動軸21が回転し、駆動軸21と一体に形成されたロータ17が回転される。ロータ17が回転されると、ロータ17内のベーン溝に収容されたベーン19が遠心力等によってベーン溝から飛び出して、シリンダブロック13の内壁と摺接する。
これにより、不図示の吸入口から隣り合う2つのベーン19間の圧縮室に吸入された冷媒が封入され、ロータ17の回転に伴いベーン19のロータ17からの突出量が減って圧縮機構3の圧縮室の容積が減ることで、圧縮室の冷媒が圧縮される。圧縮された冷媒は、図示しない吐出孔から吐出室43へ吐出され、気液分離器47を介して図示しない吐出口から冷凍サイクルへ冷媒に吐出され、冷凍サイクルを通過した後、モータ室8に吸入される。
モータ室8に吸入された冷媒には、気液分離器47で冷媒から分離されて潤滑用や圧力源として各部に供給された冷凍機油Oが、ミスト状となって混入している。この冷媒が冷却のためにモータ部4に衝突した際に、冷媒中の冷凍機油Oのミストがモータ部4の表面に付着し、付着した冷凍機油Oのミストが凝集して液滴となり、モータ部4の表面を伝って落下し、ハウジング2のモータ室8の底部に溜まる。
なお、モータ部4が停止して電動コンプレッサ1による冷媒の圧縮動作が停止している間にも、吐出室43とモータ室8(吸入室)との圧力差により吐出室43の冷媒がモータ室8に逆流すると、逆流する冷媒と共に、吐出室43に貯留された冷凍機油Oがモータ室8に流入し、ハウジング2のモータ室8の底部に溜まる。
ここで、圧縮機構3に冷凍サイクルの冷凍負荷に応じた冷媒圧縮を行うのに十分なトルクをモータ部4から供給するために、モータ部4の胴径が圧縮機構3の胴径よりも大きい場合、モータ室8の圧縮機構3の収容部分とモータ部4の収容部分との間には段差が生じる。
このような段差が生じると、先に説明したようにモータ室8の底部に溜まる冷凍機油Oは専ら、図2の説明図に示すように、胴径が大きいモータ部4の収容部分に溜まる。すると、圧縮機構3の吸入口49が最下部に配置されているとしても、モータ部4の収容部分に溜まった冷凍機油Oの液面が吸入口49に届かないと、圧縮機構3に冷凍機油Oを吸い込ませて吐出室43側に送り込ませることができない。
そこで、本発明では、フロントケース9のモータ室8に冷媒を吸入する経路の構造として、以下に説明する構成を採用した。
図3は、本発明の一実施形態に係る電動コンプレッサ1で用いるフロントケース9のモータ室8に冷媒を吸入する経路の構造の要部を模式的に示す説明図である。
図3に示す本実施形態の電動コンプレッサ1では、フロントケース9の仕切板28のモータ室8に露出する面に、冷凍サイクルからの冷媒をモータ室8に吸入するための吸入冷媒通路53を形成している。
冷凍サイクルから冷媒が流入する吸入冷媒通路53の吸入ポート55は、フロントケース9の車両上下方向Xの上方側に配置されている。また、吸入冷媒通路53を通過した冷媒がモータ室8に流入する冷媒出口57は、仕切壁28の車両上下方向Xの下方側に開口されている。冷媒出口57は、電動コンプレッサ1の停止中にモータ室8の胴径が大きいモータ部4の収容部分に溜まる冷凍機油Oの液面59よりも車両上下方向Xの下方側に配置されており、圧縮機構3側に向けて開口している。
なお、仕切壁28のインバータ室26側の面のうち、反対側の面に吸入冷媒通路53が存在する部分には、インバータ室26のスイッチング素子39や背高部品41を当接させている。
このように構成された本実施形態の電動コンプレッサ1では、吸入ポート55から吸入冷媒通路53に吸入されて冷媒出口57からモータ室8に流出する冷媒が、その流れの勢いによって、モータ室8のモータ部4の収容部分に溜まっている冷凍機油Oを、冷媒出口57の開口の向きである圧縮機構3側に向けてモータ室8内に噴き上げる。
すると、噴き上げられてミスト状となった冷凍機油Oが、モータ室8の気相の冷媒に混じって、冷凍機油Oの液面59よりも上方に配置された圧縮機構3の吸入口49から圧縮機構3に吸入され、圧縮後の気相の冷媒と共に吐出室43側に送り込まれる。
したがって、モータ室8の圧縮機構3の収容部分とモータ部4の収容部分との間にモータ部4と圧縮機構3との胴径差により段差が存在し、モータ室8内でモータ部4や圧縮機構3との衝突により冷媒から分離した冷凍機油Oが、圧縮機構3の吸入口49よりも車両上下方向Xの下方側に位置するモータ室8のモータ部4の収容部分の底部に溜まっても、電動コンプレッサ1の起動に伴いモータ室8に吸入される冷媒により圧縮機構3の吸入口49よりも上方にミスト状に噴き上げさせて、気相の冷媒と共に吸入口49から圧縮機構3に吸入させ吐出室43側に送り込ませることができる。
このため、モータ室8のモータ部4の収容部分の底部に溜まった冷凍機油Oを圧縮機構3に効率よく吸入させることができる。
また、吸入冷媒通路53の吸入ポート55をフロントケース9の上方側に配置し、冷媒出口57をフロントケース9の下方側に配置したので、車両上下方向Xにおける吸入冷媒通路53の寸法をある程度確保することができる。このため、仕切壁28の吸入冷媒通路53の裏側面に当接させたインバータ室26のスイッチング素子39や背高部品41を、吸入冷媒通路53を通過する冷媒によって効率よく冷却することができる。
なお、吸入冷媒通路53の冷媒出口57は、モータ室8のモータ部4の収容部分に溜まる冷凍機油Oの液面59よりも車両上下方向Xの上方側に配置してもよい。具体的には、例えば、図4の説明図に示すように、吸入冷媒通路53の冷媒出口57を、冷凍機油Oの液面59の斜め上方から圧縮機構3側に向けて冷媒が流出するように形成してもよい。
このように構成しても、液面59に吹き付けられる冷媒の勢いで冷凍機油Oを噴き上げさせてミスト状とし、モータ室8の気相の冷媒に混じってミスト状の冷凍機油Oを、液面59よりも上方に配置された圧縮機構3の吸入口49から圧縮機構3に吸入させることができる。
また、圧縮機構3の吸入口49は、電動コンプレッサ1が停止しモータ室8の冷凍機油Oが噴き上げられていない状態における冷凍機油Oの液面59の位置よりも、車両上下方向Xにおける下方に配置してもよい。そのように構成すると、モータ部4(電動コンプレッサ1)の起動時には、モータ部4の収容部分の底部に溜まった冷凍機油Oをくぐった冷媒を圧縮機構3が吸入口49から取り込んで圧縮することになる。このため、モータ部4の起動トルクを低減することができる。
しかも、モータ部4の起動後には、吸入冷媒通路53の冷媒出口57からモータ室8に流出する冷媒により冷凍機油Oが噴き上げられて、モータ部4の収容部分の底部に冷凍機油Oが溜まらなくなる。このため、冷媒が冷凍機油Oをくぐって圧縮機構3に取り込まれる状態がモータ部4の起動後も続くことはなく、モータ部4の始動後は冷媒を高い効率で圧縮することができる。
なお、以上の実施形態では、シリンダ室35内でロータ17を回転させるベーンロータリー式の圧縮機構3を有する電動コンプレッサ1に本発明を適用した場合を例に取って説明した。しかし、本発明は、例えば、可動スクロールを固定スクロールに対して回転させて気体を圧縮するスクロール方式のコンプレッサ等、回転体を回転させることで気体を吸入して圧縮する回転式の圧縮機構を有するコンプレッサをモータで回転させる場合に広く適用可能である。
本発明は、冷媒の圧縮機構を電動モータで駆動する電動コンプレッサにおいて利用することができる。
1 電動コンプレッサ
2 ハウジング
3 圧縮機構
4 モータ部(電動モータ)
5 インバータ部(駆動回路)
7 リアケース
8 モータ室(吸入室)
9 フロントケース
11 インバータケース
13 シリンダブロック
15 サイドブロック
15a リアサイドブロック
15b フロントサイドブロック
17 ロータ
19 ベーン
21 駆動軸
23 固定子
25 モータロータ部
26 インバータ室
27 電子部品
28 仕切壁
29 基板
30 ハーメチックターミナル
35 シリンダ室
37 コイル
39 スイッチング素子
41 背高部品
43 吐出室
45 モータ中性点
47 気液分離器
49 吸入口
53 吸入冷媒通路
55 吸入ポート
57 冷媒出口
59 液面
O 冷凍機油
X 車両上下方向(天地方向)

Claims (4)

  1. 冷媒の圧縮機構(3)と、該圧縮機構(3)を駆動軸(21)を介して回転させる電動モータ(4)とを、前記圧縮機構(3)で圧縮する冷媒が吸入されるハウジング(2)の吸入室(8)に、水平方向に間隔をおいて配置した電動コンプレッサ(1)において、
    前記吸入室(8)に吸入される冷媒が通過する吸入冷媒通路(13)を備えており、
    前記吸入冷媒通路(53)は、前記吸入室(8)の冷媒が吸入される前記圧縮機構(3)の吸入口(49)よりも天地方向(X)における下方の箇所に、前記吸入冷媒通路(53)を通過した冷媒の前記吸入室(8)に対する出口(57)を有している、
    ことを特徴とする電動コンプレッサ(1)。
  2. 前記ハウジング(2)は、前記吸入室(8)と仕切壁(28)により仕切られて前記電動モータ(4)の駆動回路(5)が収容される回路室(26)を有しており、前記吸入冷媒通路(53)は、前記仕切壁(28)の前記吸入室(8)側の面に形成されていて、前記ハウジング(2)の前記出口(57)よりも前記天地方向(X)における上方の箇所に冷凍サイクルからの冷媒の吸入ポートを有しており、前記仕切壁(28)の前記回路室(26)側の面における前記吸入冷媒通路(53)に対応する部分に前記駆動回路(5)が当接されていることを特徴とする請求項1記載の電動コンプレッサ(1)。
  3. 前記出口(57)は、前記圧縮機構(3)に向けて開口していることを特徴とする請求項1又は2記載の電動コンプレッサ(1)。
  4. 前記出口(57)は、前記電動モータ(4)の起動時における前記吸入室(8)の貯留液体の液面よりも前記天地方向(X)における下方に形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電動コンプレッサ(1)。
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