JP2016222668A - 粉体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】界面活性剤を用いることなく、固体成分と油性成分と水溶性成分とが一体化されている粉体の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の粉体の製造方法は、固体成分と油性成分と水溶性成分の水溶液との混合物を噴霧し、同時に供給される温風により該混合物を乾燥しつつ粉砕室Sに案内し、混合物が粉砕室Sの内周壁と隙間を隔てて回転するローターブレード11に達するまでの間に、混合物を乾燥又は半乾燥させて固形化又は半固形化し、固形化又は半固形化された混合物をローターブレード11で粉砕することにより、固体成分の表面に油性成分と水溶性成分とのみが付着している粉体を得る。【選択図】 図2

Description

本発明は、化粧料、食品、飲料、健康食品、医薬品の原料等に用いられる粉体の製造方法に関する。
従来、化粧料、食品、飲料、健康食品、医薬品等の分野では、タルク、カオリン、セリサイト等の固体成分と、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素等の油性成分と、水溶性高分子、増粘剤、紫外線吸収剤、低級アルコール、糖、酸化防止剤等の水溶性成分とを一体化した粉体が原料として用いられている。
前記粉体として、前記テトラアルキルアンモニウム塩を用いて表面処理した固体成分と、前記油性成分及び水溶性成分とを混合して得られたスラリーを、機械的せん断力により微細液滴化し、該微細液滴に乾燥ガスを送風して乾燥させることにより得られた化粧料が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記粉体として、固体成分と、油性成分及び多価アルコールと、薬効成分、着香剤、清涼剤等の水溶性成分とを撹拌混合した後、粉砕し、得られた化粧料基材に水を加えてスラリー化して、該スラリーを容器に充填した後、真空吸引しつつプレス成形することにより得られた固形粉末化粧料が知られている(例えば、特許文献2参照)。
前記化粧料は、いずれも使用感触、滑らかさ、フィット感等に優れているとされている。
前記従来の粉体では、前記油性成分と前記水溶性成分とを一体化するために、界面活性剤を使用することが一般的であり、特許文献1には、界面活性剤が例示されている。また、特許文献2に記載の発明では、前記多価アルコールが界面活性剤として作用するものと考えられる。
特開2010−37328号公報 特開2011−105605号公報
しかしながら、前記界面活性剤は、かぶれ、手荒れの原因となったり、体内に浸透して肝機能障害の原因となること等が指摘されており、特に、化粧料、健康食品、医薬品等の分野では、使用を控えることが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑み、界面活性剤を用いることなく、固体成分と油性成分と水溶性成分とが一体化されている粉体の製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の粉体の製造方法は、固体成分と油性成分と水溶性成分の水溶液との混合物を噴霧し、同時に供給される温風により該混合物を乾燥しつつ粉砕室に案内し、該混合物が該粉砕室の内周壁と隙間を隔てて回転するローターブレードに達するまでの間に、該混合物を乾燥又は半乾燥させて固形化又は半固形化し、該固形化又は半固形化された該混合物を該ローターブレードで粉砕することにより、該固体成分の表面に該油性成分と該水溶性成分とのみが付着している粉体を得ることを特徴とする。
本発明の粉体を製造するには、まず、固体成分と油性成分と水溶性成分の水溶液とを混合物とし、該混合物を噴霧する。同時に温風を供給し、該温風により前記混合物を乾燥しつつ粉砕室に案内する。
前記粉砕室には、内周壁と隙間を隔てて回転するローターブレードが配設されており、前記混合物は前記温風により乾燥又は半乾燥され、固形化又は半固形化された状態で、該ローターブレードに案内される。そして、前記固形化又は半固形化された前記混合物が、前記ローターブレードに粉砕されることにより、前記固体成分の表面に前記油性成分と前記水溶性成分とのみが付着している粉体を得ることができる。
本発明の製造方法によれば、前記固体成分の表面に前記油性成分と前記水溶性成分とのみが付着しており、界面活性剤を用いることなく、該固体成分と該油性成分と該水溶性成分とが一体化されており、界面活性剤の害を顧慮することなく、化粧料、健康食品又は、医薬品等に用いることができる粉体を得ることができる。
本発明の粉体の製造方法において、前記混合物は、前記粉砕室からの排気温度が60〜120℃の範囲の温度の前記温風により前記粉砕室に案内されることが好ましい。前記温風は前記粉砕室からの排気温度が60℃未満では、前記混合物が前記ローターブレードに達するまでの間に、該混合物を乾燥又は半乾燥させ、固形化又は半固形化させることが難しくなる。また、前記温風は前記粉砕室からの排気温度が120℃を超えると、前記混合物を構成する各成分が劣化することがある。
また、本発明の粉体の製造方法において、前記固形化又は半固形化された前記混合物は、前記粉砕室内で先端が90〜120m/秒の範囲の周速で回転する前記ローターブレードにより粉砕されることが好ましい。前記ローターブレードの先端の周速が90m/秒未満では、前記固形化又は半固形化された前記混合物を粉砕できないことがある。また、前記ローターブレードの先端の周速を120m/秒超とすることは技術的に困難である。
また、本発明の粉体の製造方法において、前記固体成分、前記油性成分又は前記水溶性成分はそれぞれ化粧料、健康食品又は、医薬品等として有効な成分を用いることが好ましい。このような成分として、前記固体成分の場合には、タルク又はコンドロイチン硫酸たんぱく複合体を用いることができる。また、前記油性成分の場合には、魚油、ジメチコン又はスクワランを用いることができ、前記水溶性成分の場合には、ガラクトオリゴ糖又は鮭卵巣膜抽出物を用いることができる。
本発明の粉体の製造方法に用いる微粉末製造装置を含むシステムの概略側面図。 図1に示す微粉末製造装置の概略断面図。 図3Aは図2に示すローターブレードの正面図、図3Bは図2に示す旋回翼の正面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
本実施形態の粉体の製造方法は、例えば、図1〜3に示す微粉末製造装置100を用いて実施することができる。
微粉末製造装置100は、図1に示すように、液体状の原料を供給する液体原料供給装置110と、製造された微粉末を排出する送出ダクト121とを備えている。液体原料供給装置110は、液体状の原料が収容される原料収容槽111と、原料収容槽111から配管を介して液体状の原料を微粉末製造装置100に供給するポンプ112とから構成されている。また、送出ダクト121から排出された微粉末は、ブロア122で吸引され、配管を介してサイクロン集塵装置123に集積される。
また、微粉末製造装置100は、図2に示すように、ローターブレード10、旋回翼20、本体筒30、導入ガイド40、液体原料噴霧手段50、温風供給手段60及び排出口70を備えており、支持台80に支持されている。
支持台80には、駆動モータ81が設置されており、駆動モータ81の回転軸82の先端側にローターブレード10が固定されている。回転軸82は水平であり、各ローターブレード10は水平軸周りに回転する。尚、駆動モータ81と回転軸82とは、変速機等を介して接続されたものであってもよい。
ここでは、ローターブレード10は、3枚のローターブレード11が、ローターブレード11の厚さの1倍から2倍程度の隙間を介して駆動モータ81側に配置された主ローターブレード群12として構成されている。
各ローターブレード11は、回転軸82に固定された連結体である取付板83に軸方向先端側に向けて突出するように固定された固定部材85の先端にボルト等の固定具84を用いて固定されている。ローターブレード11の厚さは、例えば 3mmから6mmであり、それぞれの間にスペーサを介して固定されている。
図3Aに示すように、各ローターブレード11は、中央部に大径の円形状の開口を有したドーナツ円板状のドーナツ円板体11aと、ドーナツ円板体11aの外周面から外方に放射状に突出した複数の刃部11bとを有している。
旋回翼20は、駆動モータ81の回転軸82の後端側に、4枚の旋回翼21が固定されており、旋回翼21の厚さの1倍から2倍の隙間を介して配置された旋回翼群22として構成されている。
図3Bに示すように、各旋回翼21は、その中心部に回転軸82と連結される円板状の円板体21aを有し、円板体21aはその外周面から外方に放射状に突出する複数の羽根部21bを有している。羽根部21bは、細長いものであり、円板体21aの外周面の円周方向に等間隔に設けられ、羽根部21b同士の間には大きな隙間が存在している。旋回翼21の厚さは、例えば3mmから6mmである。ここでは、羽根部21bは、先端部がローターブレード11の刃部11bと同一形状であって、刃部11bより長くしたものが刃部11bと同一本数設けられている。
ローターブレード11と旋回翼21とは、その刃部11b及び羽根部21bが同位相となっている。
図2に示すように、支持台80には、本体筒30が固定されている。本体筒30は、支持台80に固定される後端部の大径部から、先端部の小径部に向かって次第に縮径する大略コーン形状の筐体であり、後端部の大径部にローターブレード11及び旋回翼21が収容される。
本体筒30の前記大径部は同一の内径を備える円筒形状に形成されており、その内周壁面はローターブレード11及び旋回翼21の先端との間に僅かな隙間を有している。本体筒30の前記大径部の内周壁面と、ローターブレード11及び旋回翼21の先端との隙間は、製造される微粉末の粒度に応じた適切な寸法に設定すればよい。尚、本体筒30の基端は、回転軸82が挿通された端板材31によって塞がれている。
一方、本体筒30の先端部の小径部は同一の内径を備える円筒形状に形成されており、送出ダクト121に接続される排出口70が設けられている。
導入ガイド40は、本体筒30先端側の前記小径部の外側から、その内部を通って、旋回翼20の手前まで延在するように構成されている。導入ガイド40は、本体筒30先端側の前記小径部の開口を塞ぐ塞ぎ板86に対して、その塞ぎ板86の中央に形成された円形状の貫通穴から本体筒30の内部に突出するように構成されている。そして、導入ガイド40は、先端側から後端側に向って徐々に拡径する大略コーン形状に形成されている。
導入ガイド40の後端側(旋回翼21側)の開口は、ローターブレード11よりも後方に位置しており、導入ガイド40の後端部外周に隙間を隔ててローターブレード11が位置している。この本体筒30の内周壁面と導入ガイド40の後端側部の外周壁面との隙間の円筒形の空間を有する部分が粉砕室Sとなっている。
液体原料噴霧手段50は、導入ガイド40の先端側(排出口70側)の内部に配置され、導入ガイド40の後端側に向けて、液体状の原料を噴霧する。ここでは、液体原料噴霧手段50は、複数個の噴霧器51から構成され、各噴霧器51は同一円周上で円周方向に等間隔に配置されている。各噴霧器51は、導入ガイド40の後端側に向けて噴霧するように構成されている。
そして、各噴霧器51には、液体状の原料が均等に供給されるように構成されている。そのため、各噴霧器51に対して同じ流量の液体状の原料が供給されるように、液体原料供給装置110(図1参照)が構成されている。噴霧器51から噴霧される原料の液滴の大きさは、大き過ぎれば粉砕効率が劣り、小さ過ぎれば噴霧器51が詰まる不具合が生じやすくなること等を考慮して、適宜定めればよい。
温風供給手段60は、図示しないブロワ等の送風機で吸引される空気を、図示しない加熱手段で加熱することによって温風を発生し、この温風を導入ガイド40内に供給する。加熱手段は、例えば、電熱器、スチームジャッケット 、ガスバーナ 等を用いることができる。
排出口70は、ローターブレード10の下流側の本体筒30の先端側に形成された開口であり、送出ダクト121と挿通しており、微粉砕された微粉末を装置外に送出する。本体筒30のコーン形状の部分の内壁面と、これと対向する導入ガイド40の外壁面との間が、粉砕室Sで粉砕された微粉末が排出されるための送出スペース71となっている。排出口70は、送出スペース71の終端側に、送出スペース71の接線方向と直交するように形成されている。
微粉末製造装置100を用いて、粉末を製造するときには、まず、温風供給手段60を作動させ、導入ガイド40の先端側から後端側に向けて、温風を送り込む。前記温風は、粉砕室Sから排気されるときの排気温度が60〜120℃の範囲となるようにされている。
そして、これと同時に、液体原料供給装置110から液体状の原料として、前記固体成分と前記油性成分と前記水溶性成分の水溶液との混合物を液体原料噴霧手段50に供給する。これにより、各噴霧器51から導入ガイド40の後端側に向けて、前記混合物が噴霧される。この噴霧された混合物は、温風に乗って、導入ガイド40の後端側に向けて運ばれる。
さらに、これらと同時に、駆動モータ81を駆動させる。これにより、ローターブレード11及び旋回翼21が粉砕室S内で高速回転し、その先端が90〜120m/秒の範囲の周速で回転される。旋回翼21の高速回転により、粉砕室Sを含む本体筒30内には、後端側から先端側に向う高速の旋回気流が発生する。
次いで、前記温風によって導入ガイド40の後端側に向けて運ばれた前記混合物は、前記旋回気流によって、粉砕室S内に引き込まれる。前記混合物は、前記温風によって乾燥又は半乾燥され、ローターブレード11に達するまでに固形化又は半固形化される。
そして、固形化又は半固形化された前記混合物は、粉砕室S内の旋回気流に乗って、高速回転するローターブレード11の刃部11b、粉砕室Sの内周壁面と衝突して、さらには混合物同士が衝突することにより気流粉砕される。このとき、前記混合物は、粉砕室S内で粉砕されながら乾燥が進行し、その結果、粉砕室S内での気流粉砕と乾燥がさらに促進される。これにより、微粉砕された微粉末としての粉体が得られる。
このようにして得られた粉体は、高速の旋回気流に乗りながら、ブロワ122による空気の排出も加わって送出スペース71に送られ、排出口70から装置外に排出され、サイクロン集塵装置123に集積される。
この結果、固体成分の表面に油性成分と水溶性成分とのみが付着しており、界面活性剤を用いることなく、該固体成分と該油性成分と該水溶性成分とが一体化されている粉体を得ることができる。前記粉体は、界面活性剤を用いること無しに得ることができるので、界面活性剤の害を顧慮する必要がなく、例えば、化粧料、健康食品又は、医薬品等に好適に用いることができる。
本実施形態において、前記固体成分、前記油性成分又は前記水溶性成分はそれぞれ化粧料、健康食品又は、医薬品等として有効な成分を用いることが好ましい。このような成分として、前記固体成分の場合には、タルク又はコンドロイチン硫酸を用いることができる。また、前記油性成分の場合には、魚油、ジメチコン又はスクワランを用いることができ、前記水溶性成分の場合には、ガラクトオリゴ糖又は鮭卵巣膜抽出物を用いることができる。
また、前記固体成分、前記油性成分又は前記水溶性成分は、前述の成分に限定されることなく、前記粉体の用途に応じて各種の成分を用いることができる。
前記粉体を化粧料に用いる場合、前記固体成分、前記油性成分、前記水溶性成分としては、例えば、次のものを挙げることができる。
まず、前記固体成分としては、例えば、タルク、カオリン、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、焼成タルク、焼成セリサイト、焼成白雲母、焼成金雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、硫黄、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、無水ケイ酸、メタケイ酸、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸、窒化ホウ素、フォトクロミック性酸化チタン(酸化鉄を焼結した二酸化チタン)、還元亜鉛華、有機粉末、無機白色顔料、無機赤色系顔料、無機褐色系顔料、無機黄色系顔料、無機黒色系顔料、無機紫色系顔料、無機緑色系顔料、無機青色系顔料、パール顔料、金属粉末顔料、有機顔料、天然色素、乳糖、プラセンタエキス(牛、豚等)、鮭の卵巣膜抽出物エキス、植物の萼抽出物エキス、クエン酸三ナトリウム、プロピルパラベン、DNA−Na、RNA−Na、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、キトサン、ダイズ等のタンパク質類、デキストリン、豆乳末、セリライト、コーンスターチ、コメヌカ、シルク、大麦抽出物、軽石、白金ナノコロイド、海藻抽出物、コラーゲン、アミノ酸、ペプチド類、ローヤルゼリー、エラスチン、セラミド、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、L−シトルリン、アスタキサンチン、α−リポ酸、プロテオグリカン等を挙げることができる。
前記金属石鹸としては、例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等を挙げることができる。
前記有機粉末としては、例えば、シリコーンエラストマー粉末、シリコーン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンエラストマー粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等を挙げることができる。
前記無機白色顔料としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等を挙げることができる。前記無機赤色系顔料としては、例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等を挙げることができる。前記無機褐色系顔料としては、例えば、γ−酸化鉄等を挙げることができる。前記無機黄色系顔料としては、例えば、黄酸化鉄、黄土等を挙げることができる。前記無機黒色系顔料としては、例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等を挙げることができる。前記無機紫色系顔料としては、例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等を挙げることができる。前記無機緑色系顔料としては、例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等を挙げることができる。前記無機青色系顔料としては、例えば、群青、紺青等を挙げることができる。
前記パール顔料としては、例えば、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、低次酸化チタン被覆雲母チタン、フォトクロミック性を有する雲母チタン、基材として雲母の代わりタルク、ガラス、合成フッ素金雲母、シリカ、オキシ塩化ビスマス等を使用したもの、被覆物として酸化チタン以外に、低次性酸化チタン、着色酸化チタン、酸化鉄、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化亜鉛、酸化コバルト、アルミ等を被覆したもの、機能性パール顔料として、パール顔料表面に樹脂粒子を被覆したもの、パール顔料表面に水酸化アルミニウム粒子を被覆したもの、パール顔料表面に酸化亜鉛粒子を被覆したもの、パール顔料表面に硫酸バリウム粒子を被覆したもの等を挙げることができる。
前記金属粉末顔料としては、例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等を挙げることができる。
前記有機顔料としては、例えば、ジルコニウムレーキ、バリウムレーキ、アルミニウムレーキ等を挙げることができ、さらに具体的には、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等を挙げることができる。
前記天然色素としては、例えば、クロロフィル、β−カロチン等を挙げることができる。
次に、前記油性成分としては、例えば、クランベリー種子油、シアバター、ココナッツオイル、ボラージュオイル、アーモンド油、アルガン油、ローズヒップ油、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、ラベンダー油、ジャスミン油、ローズ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、タイム油、ショウブ油、ウイキョウ油、スギ油、ヒバ油、ヒノキ油、バラ油、ユーカリ油、カンファー、ペパーミント油、スペアミント油、ゲラニオール、ミカン油、トウヒ、シトロネロール、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油、パーセリン油、オレンジラフィー油、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、中鎖脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル、イソノナン酸イソトリデシル、エチルヘキサン酸セチル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、等を挙げることができる。
次に、前記水溶性成分としては、例えば、プラセンタエキス(牛、豚等)、鮭の卵巣膜抽出物エキス、植物の萼抽出物エキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリー、エラスチン、セラミド、ヒアルロン酸ナトリウム、植物粉砕物、植物エキス、生薬類、多価アルコール類等を挙げることができる。
前記植物粉砕物、動植物エキス又は生薬類としては、例えば、レモンの皮、海藻、ヒノキ、ヒバ、フッカス、米ヌカ、シュウブ、ショウキョウ、カンゾウ、チンピ、トウヒ、ユズ、トウキ、ニンジン、ハッカ、ケイヒ、ウバイ、ヨモギ、ドクダミ、モモノハ、カミツレ、アロエ、ジャスミン、ローズヒップ、ラベンダー、グァバ、オウゴン、クコ、レイシ、ニワトコ、アシタバ、ウコギ、ゴボウ、黒ゴマ、黒米等の粉砕物及びその抽出液、オイスターエキス、海藻エキス、アセロラエキス、カリンエキス、キイチゴエキス、コメヌカエキス、シルクエキス、乳酸菌発酵液、ハチミツ、パパイン、ヨクイニンエキス、ローズウォーター、バラ等の各種花エキス、ツバキエキス等を挙げることができる。
前記多価アルコール類としては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ジグリセリン、マルチトール、ラフィノース等を挙げることができる。
また、前記粉末を健康食品に用いる場合、前記固体成分、前記油性成分、前記水溶性成分としては、例えば、次のものを挙げることができる。
まず、前記固体成分としては、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類(B1、B2、B6、B12等)、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA、ビタミンA誘導体、リコピン、β−クリプトキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セサミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス、ビタミンD、ビタミンP、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、食物繊維、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、卵黄レシチン、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン、カリウム、ヘム鉄、キトサン、キチン、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、プロテオグリカン、非変性II型コラーゲン、ムコ多糖類、エラスチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、セイヨウ、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、アガリクス、タマネギ、甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、ギャバ、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、プラセンタエキス末、胎盤抽出物、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、ラフマ、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、ソバ、シトラス、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、深海鮫抽出物、ノニ、カキ肉、シャンピニオン、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、鉄、シルクペプチド、グリシン、チェストツリー、セラミド、L−システイン、ビオチン、フランス海岸松皮エキス末、フキ、ルバーブ、クローブ、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、韃靼ソバ、ココア、ドクダミ、キウイ、ヒハツ、ハスの葉、パフィア、スターフルーツ、レスベラトロール、米ぬか、α-リポ酸、フキパウダー、ブロッコリースプラウト、ブロッコリーパウダー、ポリアミン、発芽ブロッコリーパウダー、ルテイン、白キクラゲ多糖体、フェルラ酸、ラクトース、澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、白糖、塩化ナトリウム、カオリン、結晶セルロース、タルク、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、アラビアゴム末、ステアリン、第四級アンモニウム塩基、ベントナイト、硅酸、ステアリン酸塩、食塩、塩化マグネシウム、フマル酸、ガラクトース、トレハロース、エリスリトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニット、キシリトール、生薬エキス末、野菜エキス末、肉エキス末、畜肉エキス末、担子菌エキス末、緑貝エキス末、グルタイーストエキス末、モルトエキス末、トマト、ナス、ワサビ末、マスタード末、ジンジャー末、唐辛子末、アミラーゼ末、プロテアーゼ末、リパーゼ末、乳酸菌、ビタミンE、ビタミンK、クロレラ、マイタケ、イチョウ葉、カシス、ブルーベリー、各種ハーブ類、アロエ、茶、花粉、藻類・菌糸体の粉末、サポニン、ステロール類、カルニチン、カルニチン酒石酸塩、グルタチオン、粉末香料、ペプチド粉末、コンソメ粉末、色素粉末、ヘム鉄粉末、アスパルテーム、ステビア、スクラロース、アセスルファムカリウム、ソーマチン、グルコン酸、グルタミン酸、塩酸、ポリリン酸、アスパラギン酸、アルギニン、リジン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、カルシウム、ナトリウム、銅、リン、γ−アミノ酪酸、茶抽出物、コンドロイチン、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチル、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、白子抽出物、イクラ抽出物、デキストリン、豆乳末、コーンスターチ、L−シトルリン、乾燥おから、海藻抽出物等を挙げることができる。
次に、前記油性成分としては、例えば、魚油、EPA、スクアレン、DHA、リノール酸、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、DPA、ハープシールオイル、ミレット、ホーステール、センテラアジアティカ、ハスカップ、米油、キウイフルーツ油、クルミ種子油、ニラ種子油、ユズ種子油、玄米胚芽油、トウモロコシ油、オリーブ油、カカオ脂、硬化植物油、ステアリン酸モノグリセリド、水素添加油、グリセリン、豚脂、牛脂、鶏油、鯨油、肝油、綿実油、サフラワー油、ナタネ油、パーム油、エゴマ油、落花生油、ヤシ油、月見草油、ボラージ油、ホホバ油、乳脂肪、バター、中鎖脂肪酸トリグリセリド、亜麻仁油、アーモンド油、アボガド油、クランベリー種子油、米糠油、卵黄油、ローズヒップ油、ハッカ油、クリルオイル、ココナッツオイル等を挙げることができる。
次に、前記水溶性成分としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、オクタコサノール、カキ肉エキス、シジミエキス、スッポン、イチョウ葉エキス、玄米胚芽エキス、プラセンタエキス、黒酢、赤ワイン果汁、イチゴ種子エキス、カカオエキス、カンカエキス、キウイ種子エキス、クルミポリフェノール、シソの実エキス、ソバの葉エキス、ニラ種子エキス、フキエキス、ユズ種子エキス、ライチ種子エキス、リンゴンベリーエキス、月見草エキス、桜の花エキス、桜の花シロップ、温州みかんエキス、生コーヒー豆エキス、米胚芽発酵エキス、赤米エキス、黒米エキス、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、エタノール、霊芝エキス、桑の葉エキス、ドクダミエキス、熊笹エキス、ヤマブシタケエキス、ローズマリーエキス、ホップエキス、菊花エキス、アガリクスエキス、アマチャエキス、ウコンエキス、エキナケアエキス、エゾウコギエキス、ガジュツエキス、ニンジンエキス、ガラナエキス、カリンエキス、ガルシニアエキス、カンゾウエキス、キキョウエキス、キダチアロエエキス、ギムネマシルベスタエキス、キャッツクローエキス、キンカンエキス、グァバエキス、クコエキス、クチナシエキス、ケイヒエキス、サンザシエキス、テンチャエキス、トウガラシエキス、冬虫夏草エキス、トチュウエキス、ナツメエキス、ナルコユリエキス、ニンニクエキス、ハッカエキス、ハトムギエキス、バナバエキス、ハブ茶エキス、プロポリスエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、マイタケエキス、マカエキス、マムシエキス、マリアアザミエキス、メグスリノキエキス、メシマコブエキス、ヤマノイモエキス、ヨモギエキス、ラカンカエキス、リュウガンニクエキス、レモンバームエキス、ローヤルゼリーエキス、キヌアエキス、ブルーベリーエキス、アシタバエキス、アロエエキス、海藻エキス、アセロラエキス、甘草エキス、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸、ガラクトオリゴ糖、生姜エキス等を挙げることができる。
また、前記粉末を医薬品に用いる場合、前記固体成分、前記油性成分、前記水溶性成分としては、例えば、次のものを挙げることができる。
まず、前記固体成分としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、乳糖、酸化チタン、タルク、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、D−マンニトール、三二酸化鉄、軽質無水ケイ酸、カルナウバロウ、ゼラチン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、白糖、ポビドン、プラバウタチンナトリウム、黄色三二酸化鉄、含水二酸化ケイ素、アスパルテーム(L−フェニルアラニン化合物)、カルメロースカルシウム、ステアリン酸カルシウム、テプレノン、ランソプラゾール、沈降炭酸カルシウム、白色セラック、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、ステアリン酸、黄色5号、炭酸マグネシウム、D−ソルビトール、アルファー化デンプン、イコサペント酸エチル、カルメロースナトリウム、セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、プルラン、リン酸水素カルシウム水和物、青色1号、乳酸カルシウム水和物、無水クエン酸、L−アルギニン、L−カルボシステイン、L−メントール、アロプリノール、アトルバスタチンカルシウム水和物、アメ粉、アラビアガム、アラビアゴム末、イブプロフェン、エチルセルロース、エパルレスタット、エピナスチン塩酸塩、エピリゾン塩酸塩、カラギーナン、クエン酸水和物、グリシン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、コハク化ゼラチン、ジクロフェナクナトリウム、シロスタゾール、ソファルコン、ゾルビデム酒石酸塩、デキストリン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、ドネペジル塩酸塩、トラニラスト、ニカルジピン塩酸塩、ニフェジピン、バルプロ酸ナトリウム、バレイショデンプン、パロキセチン塩酸塩水和物、ピタバスタチンカルシウム水和物、ヒドロキシプロピルスターチ、ファモチジン、プランルカスト水和物、プロプラノロール塩酸塩、ボグリボース、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ロキソプロフェンナトリウム水和物、塩化カリウム、炭酸水素ナトリウム、無水リン酸水素カルシウム、硫酸カルシウム、タウリン等を挙げることができる。
また、前記油性成分としては、例えば、マクロゴール、トコフェロール、シリコーン樹脂、ヒマシ油、アクリノール・チンク油、複方アクリノール・チンク油、ウイキョウ油、オリーブ油、オレンジ油、肝油、ケイヒ油、硬化油、ゴマ油、石油ベンジン、ダイズ油、チョウジ油、チンク油、ツバキ油、テレピン油、トウモロコシ油、ナタネ油、ハッカ油、ビタミンA油、加香チンク油、ヤシ油、ユーカリ油、ラッカセイ油等を挙げることができる。
また、前記水溶性成分としては、例えば、香料、クエン酸トリエチル、グリセリン、アカブドウ抽出液、アシタバ抽出液、アセンヤク抽出液、アマチャ抽出液、アルテアエキス、アルニカ抽出液、アロエ抽出液、イカリソウエキス、イチョウ葉抽出液、イラクサ抽出液、インチンコウ抽出液、ウイキョウ抽出液、ウーロン茶抽出液、ウコン抽出液、ウスベニアオイ抽出液、エイジツ抽出液、エレウテロコックエキス、エンメイソウ抽出液、オウギエキス、オウゴン抽出液、オウセイエキス、オウバク抽出液、オウレンエキス、オトギリソウ抽出液、オノニス抽出液、オリーブ葉抽出液、オンジエキス、カイソウ抽出液、ガイヨウ抽出液、カシュウエキス、カミツレ抽出液、ガラナエキス、カンゾウエキス、キイチゴ抽出液、キナ抽出液、キューカンバー抽出液、キョウニン抽出液、キラヤ抽出液、キンギンカ抽出液、クコシエキス、クジン抽出液、クスノハガシワ抽出液、クマザサ抽出液、グレープフルーツ抽出液、クロバナツルアズキ抽出液、ケイヒエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコ抽出液、コウジンエキス、ゴボウ抽出液、ゴミシエキス、コメヌカ抽出液、サイシン抽出液、ザクロ抽出液、サボンソウ抽出液、サルビア抽出液、サンザシエキス、サンシン抽出液、サンシュユエキス、サンショウ抽出液、サンヤクエキス、シイタケ抽出液、ジオウ抽出液、シソ抽出液、シナノキ抽出液、ジャショウシエキス、ジュウヤク抽出液、ジュ抽出液、ショウブ抽出液、シラカバ抽出液、シルバーバイン抽出液、スギナ抽出液、スターフルーツ抽出液、セイヨウキズタ抽出液、セキセツソウ抽出液、センキュウ抽出液、ソウジュツエキス、ソウハクヒ抽出液、タイソウエキス、タチジャコウソウ抽出液、ダマスクバラ抽出液、チョウジ抽出液、チンピ抽出液、テンニンカ果実抽出液、トウガラシチンキ、トウキエキス、トウキンセンカ抽出液、トウチュウカソウエキス、トウニン抽出液、トゲナシ抽出液、トシシエキス、トチュウエキス、トマト抽出液、トルメンチラ抽出液、ニクヨウエキス、ニワトコ抽出液、ニンジンエキス、ニンドウ抽出液、バクモンドウエキス、ハス胚芽抽出液、パセリ抽出液、ハマメリス抽出液、バラ抽出液、ヒジキ抽出液、ヒノキ水、ヒハツ抽出液、ヒマラヤンラズベリー抽出液、ビワ抽出液、ビワ葉エキス、フキタンポポ抽出液、ブクリュウエキス、ブッチャーズ・ブルーム抽出液、プルーン抽出液、ヘチマ抽出液、ベニバナ抽出液、ペパーミント抽出液、ボタンピ抽出液、ホップ抽出液、マジョラム抽出液、マタタビ抽出液、マチルス抽出液、マローモイスチャー、マロニエ抽出液、ムクロジ抽出液、メリッサ抽出液、モミジ抽出液、モモ抽出液、ヤグルマソウ抽出液、ユーカリ抽出液、ユキノシタ抽出液、ユズ抽出液、ヨクイニン抽出液、ラベンダー抽出液、リュウガンニクエキス、リンゴ抽出液、レイシ抽出液、レタス抽出液、レモン抽出液、ローズヒップ抽出液、ローズマリー抽出液、ローヤルゼリー抽出液、ワイルドタイム抽出液、ワカメ抽出液、宇治茶抽出液、甘草葉抽出液、月桃葉抽出液、紅茶抽出液、酵母抽出液、紫玄米ヌカエキス、真珠タンパク抽出液、甜茶抽出液、抹茶抽出液、緑茶抽出液等を挙げることができる。
次に、本発明の実施例を示す。
〔実施例1〕
本実施例では、まず、固体成分としてのコンドロイチン硫酸(株式会社日本バリアフリー製、商品名:マリンコンドロイチン)1000g、油性成分としての魚油(DHA)200g、水溶性成分としてのガラクトオリゴ糖1000g、水10000gを均一に混合して混合物を調製した。
次に、本実施例で得られた混合物を、微粉末製造装置100の液体原料供給装置110から液体原料噴霧手段50に供給して、固体成分の表面に油性成分と水溶性成分とのみが付着して、該固体成分と該油性成分と該水溶性成分とが一体化されている粉体からなる健康食品を製造した。
微粉末製造装置100において、温風の粉砕室Sからの排気温度は90℃、粉砕室Sの内径は550mm、ローターブレード11及び旋回翼21の外端の径は544 mm、ローターブレード11及び旋回翼21の先端の周速は99.6m/秒とした。
次に、得られた粉体を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析したところ、21.2質量%のガラクトオリゴ糖が検出された。また、得られた粉体を酸分解法(検出限界0.1g/100g)により試験したところ、3.5g/100gの脂質が検出された。
このことから、本実施例で得られた粉体は、固体成分としてのコンドロイチン硫酸の表面に、水溶性成分であるガラクトオリゴ糖と共に、油性成分が付着していることが明らかである。
〔実施例2〕
本実施例では、まず、固体成分としてのタルク1000g、油性成分としてのジメチコン200g、水溶性成分としての鮭卵巣膜抽出物(株式会社日本バリアフリー製、商品名:マリンプラセンタ)1000g、水10000gを均一に混合して混合物を調製した。
次に、本実施例で得られた混合物を、微粉末製造装置100の液体原料供給装置110から液体原料噴霧手段50に供給して、固体成分の表面に油性成分と水溶性成分とのみが付着して、該固体成分と該油性成分と該水溶性成分とが一体化されている粉体からなる化粧料を製造した。
微粉末製造装置100において、温風の粉砕室Sからの排気温度は90℃、粉砕室Sの内径は550mm、ローターブレード11及び旋回翼21の外端の径は544 mm、ローターブレード11及び旋回翼21の先端の周速は99.6m/秒とした。
次に、得られた粉体をケルダール法により試験したところ、0.06質量%の窒素が検出された。前記窒素は、水溶性成分である鮭卵巣膜抽出物に由来するものである。また、得られた粉体を酸分解法(検出限界0.1g/100g)により試験したところ、3.5g/100gの脂質が検出された。
このことから、本実施例で得られた粉体は、固体成分としてのタルクの表面に、水溶性成分である鮭卵巣膜抽出物と共に、油性成分が付着していることが明らかである。
〔実施例3〕
本実施例では、まず、固体成分としてのタルク1000g、油性成分としてのスクワラン200g、水溶性成分としての鮭卵巣膜抽出物(株式会社日本バリアフリー製、商品名:マリンプラセンタ)1000g、水10000gを均一に混合して混合物を調製した。
次に、本実施例で得られた混合物を、微粉末製造装置100の液体原料供給装置110から液体原料噴霧手段50に供給して、固体成分の表面に油性成分と水溶性成分とのみが付着して、該固体成分と該油性成分と該水溶性成分とが一体化されている粉体からなる化粧料を製造した。
微粉末製造装置100において、温風の粉砕室Sからの排気温度は90℃、粉砕室Sの内径は550mm、ローターブレード11及び旋回翼21の外端の径は544 mm、ローターブレード11及び旋回翼21の先端の周速は99.6m/秒とした。
次に、得られた粉体をケルダール法により試験したところ、0.08質量%の窒素が検出された。前記窒素は、水溶性成分である鮭卵巣膜抽出物に由来するものである。また、得られた粉体を酸分解法(検出限界0.1g/100g)により試験したところ、5.9g/100gの脂質が検出された。
このことから、本実施例で得られた粉体は、固体成分としてのタルクの表面に、水溶性成分である鮭卵巣膜抽出物と共に、油性成分が付着していることが明らかである。
10…ローターブレード、 20…旋回翼、 30…本体筒、 40…導入ガイド、 50…液体原料噴霧手段、 60…温風供給手段、 70…排出口、 80…支持台、 100…微粉末製造装置、 110…液体原料供給装置。

Claims (6)

  1. 固体成分と油性成分と水溶性成分の水溶液との混合物を噴霧し、同時に供給される温風により該混合物を乾燥しつつ粉砕室に案内し、
    該混合物が該粉砕室の内周壁と隙間を隔てて回転するローターブレードに達するまでの間に、該混合物を乾燥又は半乾燥させて固形化又は半固形化し、
    該固形化又は半固形化された該混合物を該ローターブレードで粉砕することにより、
    該固体成分の表面に該油性成分と該水溶性成分とのみが付着している粉体を得ることを特徴とする粉体の製造方法。
  2. 請求項1記載の粉体の製造方法において、前記混合物は、前記粉砕室からの排気温度が60〜120℃の範囲の温度の前記温風により前記粉砕室に案内されることを特徴とする粉体の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の粉体の製造方法において、前記固形化又は半固形化された前記混合物は、前記粉砕室内で先端が90〜120m/秒の範囲の周速で回転する前記ローターブレードにより粉砕されることを特徴とする粉体の製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の粉体の製造方法において、前記固体成分は、タルク又はコンドロイチン硫酸たんぱく複合体であることを特徴とする粉体の製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の粉体の製造方法において、前記油性成分は、魚油、ジメチコン又はスクワランであることを特徴とする粉体の製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の粉体の製造方法において、前記水溶性成分は、ガラクトオリゴ糖又は鮭卵巣膜抽出物であることを特徴とする粉体の製造方法。
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