JP2016220394A - 送電装置、送電装置の制御方法、プログラム - Google Patents

送電装置、送電装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 送電範囲に存在する物体の検出結果に基づいて、通信に要する電力を供給するための送電の電力を制御すること目的とする。
【解決手段】 送電範囲に存在する物体を検出する検出手段と、送電を行う第1送電手段と、前記検出手段により検出された物体が前記第1送電手段による送電の対象である受電装置であるか否かを判定するための通信に要する電力を供給するための送電であって、前記第1送電手段による送電より電力が小さい送電を行う第2送電手段と、1又は複数の受電装置が前記通信を実行可能な電力となるように、前記第2送電手段によって送電される電力を前記検出手段による検出結果に基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、無線電力伝送に関する。
従来、無線で電力を送信する送電装置と、送電装置から供給された電力を受電する受電装置とを含む無線電力伝送システムが知られている。無線電力伝送システムには送電装置が、送電可能な範囲に存在する受電装置を微弱な電力の検出用送電により検出し、検出された受電装置を認証用送電に基づいて認証処理を行う。そして、送電装置は、この認証が成功した場合に、受電装置に対して、より大きな電力の充電用送電を開始するものがある(特許文献1)。
特開2013−212004号公報
ここで送電装置が複数の受電装置に同時に送電を行うことができる無線電力伝送システムについて考える。上記認証用送電は、受電装置が認証のための通信に要する電力を供給するための送電である。したがって、送電装置は、複数の受電装置に同時に認証処理を行うとすると、受電装置の台数分の通信に要する電力を認証用送電で供給する必要が生じる。
しかしながら、送電装置が、1台の受電装置に認証処理を行わせるための電力以上であって、複数の受電装置に認証処理を行わせるための電力で常に認証用送電を行うとすると、送電装置の消費電力が増加する恐れがある。例えば、送電装置が、複数の受電装置に認証処理を行わせるための電力で認証用送電を行ったのにも関わらず、1台の受電装置としか認証処理を行わないのであれば、必要以上に多くの電力で送電が行われてしまう。一方、送電装置が、1台の受電装置に認証処理を行わせるための電力で常に認証用送電を行うとすると、複数の受電装置と同時に認証処理を行うことができない恐れがある。この場合、送電装置は、複数の受電装置それぞれ順番に認証処理を行うとすると、複数の受電装置それぞれにより大きな送電を開始するまで時間がかかる恐れがある。また、この場合、複数の受電装置夫々が受電する電力が認証処理を行う上で十分でなく、そもそも認証処理を開始することができなくなる恐れがある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされた発明であって、送電範囲に存在する物体の検出結果に基づいて、通信に要する電力を供給するための送電における電力を制御することを目的とする。
上述の課題を解決するために本発明の送電装置は、送電範囲に存在する物体を検出する検出手段と、送電を無線により行う第1送電手段と、前記検出手段により検出された物体が前記第1送電手段による送電の対象である受電装置であるか否かを判定するための通信に要する電力を供給するための送電であって、前記第1送電手段による送電より電力が小さい送電を無線により行う第2送電手段と、1又は複数の受電装置が前記通信を実行可能な電力となるように、前記第2送電手段によって送電される電力を前記検出手段による検出結果に基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、送電範囲に存在する物体の検出結果に基づいて、通信に要する電力を供給するための送電における電力を制御することができる。
無線電力伝送システムの構成を示す図である。 送電装置の構成を示す図である。 受電装置の構成を示す図である。 送電装置が送電した電力の消費量を示す図である。 送電装置の動作を示すフローチャートである。
本実施形態に係る無線電力伝送を行う無線電力伝送システムの構成を図1に示す。本実施形態に係る無線電力伝送システムは、磁界共鳴方式を用いて無線電力伝送を行うものとする。磁界共鳴方式は送電装置の共振器(共鳴素子)と、受電装置の共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する方式である。しかしながら、無線電力伝送方式(非接触電力伝送方法)は磁界共鳴方式に限るものではなく、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した電力伝送方式を用いてもよい。
図1において、本実施形態における無線電力伝送システムは、送電装置101、受電装置102及び受電装置103を有する。送電装置101は、無線で電力を送電する装置である。受電装置102及び受電装置103は、送電装置101から無線で送電された電力を受電可能な装置である。本実施形態における無線電力伝送システムでは、受電装置が送電装置に載置されると、受電装置は送電装置からの電力を受電可能となる。なお、受電装置102、103はバッテリを備え、送電装置101から受電した電力により該バッテリに充電する。図1は、送電装置101上に受電装置102及び受電装置103が同時に置かれる(載置される)場合を示している。
本実施形態における無線電力伝送システムにおいて、送電装置と受電装置との間で、認証を行うための通信や無線電力伝送を制御するための制御情報を通信する。以下、装置間での電力の受け渡しは、送電、受電または電力伝送(無線電力伝送)と表現し、装置間での認証のためのやり取りや制御情報のやり取りは、単に通信(無線通信)と表現する。
なお、本実施形態の無線電力伝送システムの装置間で行う通信は、Bluetooth(登録商標)4.0規格に準拠する通信を用いる。Bluetooth(登録商標)4.0では、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)という比較的少ない消費電力で通信可能な通信方式が規定されている。なお、本無線電力伝送システムでは、送電装置は、ネットワークの親局である、BLEに規定されるセントラルとして動作する。送電装置は、一度に複数の受電装置に対して送電を行うために、複数の受電装置夫々と通信を行う必要がある。したがって、送電装置は複数の受電装置夫々と通信を行うため、セントラルとして動作する。また、受電装置は、セントラルに接続し、セントラルによる制御に基づいて通信を行う、BLEに規定されるペリフェラルとして動作する。なお、送電装置がペリフェラルで受電装置がセントラルとなってもよい。
なお、本実施形態における通信はBLEに準拠した通信を行うものとしたが、その他の通信規格であってもよい。例えば、無線LAN(IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc)802.11シリーズ)であってよい。また、本実施形態における通信は、NFC(Near Field Communication)、ZIGBEEなどであってもよい。また、通信は独自の通信方式または負荷変調であってもよい。また、図1において、送電装置を1台、受電装置を2台示しているが、それぞれがより多くの台数であってもよい。
続いて、無線電力伝送システムの各装置の構成について説明を行う。図2は、無線電力伝送システムの送電装置101の構成を示す図である。送電装置101は、制御部201、電源部202、送電部203、電圧検出部204、送電アンテナ205、通信部206、電流検出部207及びメモリ208を有する。
制御部201は、送電装置101を制御する制御部である。制御部201の一例は、メモリ208を備えるCPU(Central Processing Unit)である。制御部201は、メモリ208に記憶されている制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。制御部201は制御プログラムを実行中に変数の値を記憶する際にもメモリ208を用いる。メモリ208は、ROM、RAM、HDD、フラッシュメモリ、着脱可能なSDカードまたはそれらの任意の組み合わせにより構成される。
電源202は、送電装置101から無線電力伝送を行う際に電力を供給する電源である。電源202は、商用電源またはバッテリである。送電部203は、電源部202から入力される直流又は交流電力を伝送帯の交流周波数電力に変換し、送電アンテナ205を介して受電装置に受電させるための電磁波を発生させる。送電部203は、制御部201の指示に基づいて、後述する検出用送電、認証用送電及び充電用送電のうちいずれかを送電アンテナ205から出力するように電磁波の強度を調節する。強度の調節は、送電アンテナ205に入力する電圧(送電電圧)を調節することで行う。送電電圧を大きくすると電磁波の強度が強くなる。また送電部203は、制御部201の指示に基づいて、送電アンテナ205からの送電を停止する制御を行う。
電圧検出部204は、送電電圧を検出する。電圧検出部204において検出した送電電圧は、制御部201より読み出される。通信部206は受電装置102と通信する。通信部206は、BLEに準拠した無線通信を制御するためのチップおよび信号を送信するためのアンテナを含む。電流検出部207は、送電アンテナ205における電流の大きさ(送電電流)を検出する。電流検出部207において検出した送電電流は、制御部201より読み出される。
なお、送電装置101は、送電を専用に行う装置だけでなく、他の装置、一例としては、プリンタ、PC等の装置であってもよい。
続いて、無線電力伝送システムの受電装置102及び受電装置103の構成について図3を用いて説明を行う。受電装置300は、制御部301、通信部302、受電アンテナ303、電圧検出部304、受電部305、スイッチ306、メモリ307、負荷308及び変更部309を有する。制御部301は受電装置102を制御する制御部である。制御部301は、制御部201と同様にメモリ307を備えるCPUである。通信部302は、BLEに準拠した無線通信を制御するためのチップおよび信号を送信するためのアンテナを含む。受電アンテナ303は送電装置101から無線により供給される電力を受電するためのアンテナである。受電部305は、受電アンテナ303で受信した電磁波から電力を生成する。受電部305は、受電アンテナ303により受信した電磁波により共振を生じ、該共振により交流電力を得る。そして、受電部305は、交流電力を直流または所望周波数の交流電力に変換し出力する。
電圧検出部304は、送電アンテナ205から送られた電磁波により受電アンテナ303に発生する起電力(受電電圧)を検出する。電圧検出部304において検出した受電電圧は、制御部301より参照可能である。負荷308は、受電部305により受電した電力を消費する。負荷308は、例えば、受電部305により受電した電力を蓄電するバッテリである。制御部301は、スイッチ306により、受電した電力を負荷308へ出力するか否かを制御する。スイッチ306がONのときに電力が負荷308に出力される。スイッチ306がOFFのときには、電力は、負荷308に出力されず、受電部305、制御部301、通信部302に出力される。スイッチ306の初期状態はOFFである。変更部309は、受電アンテナ303のインピーダンスを変更する。
なお、受電装置300の受電部305、制御部301及び通信部302は、送電装置101から送電される電力で動作しても良い。このように構成することで、受電装置300は、送電装置101から無線電力伝送を始めるために必要な電力を保持していない場合にも、送電装置101と通信を開始できる。なお、受電部305、制御部301及び通信部302は、受電装置300の電源であるバッテリから供給される電力で動作してもよい。
なお、受電装置102の一例は、デジタルカメラまたは携帯電話等の装置であってよい。
図2および図3に示した構成は一例であり、送電装置101または受電装置300は図示したハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。例えば、送電装置101または受電装置300は、ユーザが各種入力等を行い、装置を操作するための操作部、各種情報の表示または音響信号の出力を行う出力部を有していてもよい。
以上の構成を有する無線電力伝送システムにおける送電装置101は、検出用送電、認証用送電、充電用送電のうちいずれかの送電を選択的に行う。
検出用送電は、送電装置101上に、物体が少なくとも一つ載置されているか否かを検出するための送電である。検出用送電においては、送電装置101は送電アンテナ205から弱い電磁波を間欠的に発生させる。これにより、物体が載置されていない期間の消費電力を抑えることができる。検出用送電を行っている際に送電装置101の送電範囲に物体が載置された場合、該検出用送電は該物体により消費される。即ち、検出用送電が物体により受電される。この場合、送電装置101の送電アンテナ205のインピーダンスに変化が生じ、送電アンテナ205には定常状態、すなわち受電する物体が一つも載置されていない状態とは異なる電流が流れる。この変化を電流検出部207及び/または電圧検出部204によって検出することで、自装置の送電範囲に物体が置かれたことを検出することができる。送電装置101は、送電アンテナ205の電流、送電アンテナ205の電圧、検出用送電の消費電力、送電アンテナ205側からのインピーダンスの少なくとも何れか一つの電気量の、検出用送電を用いた検出結果に基づいて、送電範囲に存在する物体を検出する。
なお、送電装置101は、受電装置300が送電範囲に存在する場合の電流検出部207、電圧検出部204の検出結果の変化値を予め記憶しているものとする。送電装置101は、電流検出部207、電圧検出部204の検出結果が、定常状態における検出結果からこの予め記憶している変化値を超えた変化量を検出した場合、送電範囲に物体が置かれたことを検出する。なお、送電装置101は、電流検出部207、電圧検出部204の検出結果が、定常状態における検出結果から予め記憶している変化値を超えない場合の変化量を検出した場合、送電範囲に受電装置300以外の異物が存在すると判定してもよい。そして、この場合、送電を停止するまたは異物を除去することを促す情報を表示させる等のエラー処理を実行するようにしてもよい。
認証用送電は、送電範囲内にある受電装置に対して、該受電装置が認証のための通信に要する電力、すなわち該受電装置の制御部301と通信部302とが起動するのに十分な電力を供給するための送電である。送電装置101は自装置の送電範囲に物体が存在することを検出した場合、認証用送電を開始する。なお、認証用送電は間欠的に行う検出用送電とは異なり、一定電力の送電を継続して行う送電である。
また、認証用送電を受電した受電装置300は、他の装置から通信接続要求を送信させるためのアドバタイズパケットを、認証用送電を検出してから一定期間内(例えば、100ms)に通信部302から送信する。送電装置101は認証用送電に応答した受電装置300からアドバタイズパケットを受信した場合、送電範囲に受電装置300が存在すると判定する。
なお、アドバタイズパケットは、ブロードキャストで送信されるBLEに規定された信号である。アドバタイズパケットは、自身が存在することを近隣のBLE対応機器に対して通知する存在通知である。アドバタイズパケットは、自身の機器名や提供するサービスの種類、通信に用いるプロトコルのバージョンなどの情報を含む。アドバタイズパケットは、周囲の機器に自装置の存在および周囲の機器からの接続を待っていることを通知するために用いられる。受電装置300からのアドバタイズパケットには、本システムが対応する無線電力伝送方式が実行可能なことを示すサービス情報が含まれている。以降の説明において、アドバタイズパケットを存在通知と称す。
なお、送電装置101は認証用送電を開始してから所定期間以内(例えば、100ms)に受電装置300から存在通知を受信しない場合、認証用送電を停止する。そして、再び送電アンテナ205から電磁波を間欠的に発生させることにより、検出用送電を間欠的に行う。
また、送電装置101は、受信した存在通知の送信元である受電装置300に対してConnection Requestパケット(接続要求)を通信部206から送信する。そして、送電装置101は、送信した接続要求に応じて受電装置300と通信接続を確立する。そして、確立した無線接続を用いて、装置間で送電のためのネゴシエーションを行う認証処理を行う。認証処理においては、送電装置101と受電装置300の間で確立した通信接続の期間に互いの能力情報を通信(交換)する。能力情報は例えば、送受電可能な電力量、ハードウェア構成、対応している電力伝送の方式、対応している電力伝送規格のバージョンまたは通信プロトコルのバージョン等である。BLEではデータパケットの交換の機会が周期的に発生する。この機会をConnection Eventと呼ぶ。送電装置101は、最初のConnection Eventで送信するデータパケットにて、受電装置300に対して必要な電力値を通知するように要求する。受電装置300はこれに応答する形で、必要な電力値を次のデータパケットに含めて送信する。
認証処理では、送電装置101と受電装置300とのプロトコルのバージョンが一致し、かつ、受電装置300が要求する電力が、送電装置101で送電可能な電力と同じか下回っている場合には認証は成功する。また、それ以外の場合、認証は不成功とする。即ち、この場合、送電装置101と受電装置300との電力量またはプロトコルに関するネゴシエーションが不成立のため、充電用送電は行わない。認証処理における通信は、検出用送電により検出した物体を、充電用送電の対象とするか否かを判定するための通信と言える。
また、認証用送電を開始してから所定時間以内に認証に必要な情報が受電装置300から取得できない場合にも認証は不成功とする。なお、認証処理では、認証を行うためのパスワードを送電装置101と受電装置300との間で通信し、送電装置101と受電装置300とのいずれかまたは双方で通信されたパスワードが正しいと判断した場合に認証が成功とするようにしてもよい。
この認証処理によって、送電装置101は、送電範囲に存在する物体が送電を要求する受電装置であることを確認することができる。一方、認証処理によって、受電装置300は、通信接続した送電装置が電力の供給を実行可能であるか否かを確認することができる。送電装置101は、認証処理の間、認証用送電を継続して送電し、受電装置300に対して能力情報の通信を行わせるための送電を行う。
送電装置101は、認証処理による認証が成功した場合、つまり、受電装置300とのネゴシエーションが成立した場合、充電用送電を行う。充電用送電では、検出用送電および認証用送電の電力より大きい電力を受電装置300に送電する。換言すると、検出用送電および認証用送電の電力は、充電用送電の電力より小さい。充電用送電を行うに際して、送電装置101は、通信部206によって、受電している電力の値、送電量の増減の要求、送電の停止などの無線電力伝送を制御するための制御情報を受電装置300から受信する。即ち、充電用送電は、受電装置300からの要求に応じた送電である。なお、送電装置101は、受電装置300から送電の停止を要求する送電停止要求を受信した場合や送電のエラーが生じた場合に充電用送電を終了する。また、受電装置300からの制御情報にエラー情報が含まれていてもよく、例えば、送電装置101は、エラーが発生したことを示す制御情報を受電装置300から受信した場合に送電を停止するようにしてもよい。また、送電装置101は、受電装置300が満充電であることを示す満充電通知を受信した場合、この満充電通知の送信元の受電装置300に対する充電用送電を停止する。また、送電装置101は、複数の受電装置に送電中に、送電停止要求を1台の受電装置300から受信した場合、この送電停止要求の送信元の受電装置300に対する充電用送電を停止し、他方の受電装置に対する送電は継続して行う。
また、受電装置300は、認証処理が成功すると、充電用送電により供給される電力を蓄電するために、制御部301によりスイッチ306をOFFからONにする。即ち、受電装置300は、充電用送電が開始されるまでは負荷308へ電力が供給されないようにする。また、受電装置300は、充電を終了する場合は、制御部301によりスイッチ306をONからOFFにする。
また、送電装置101は、複数の受電装置に送電を行うことが可能である。例えば、送電装置101が第1受電装置に充電用送電を行っている場合、新たに受電を要求する第2受電装置は、第1受電装置に対する充電用送電を検出した場合、存在通知を送電装置101に送信する。存在通知を受信した送電装置101は、第2受電装置と認証処理を開始し、認証に成功すると、第2受電装置に対する充電用送電を開始する。このように、送電装置101は、複数の受電装置に同時に並行して充電用送電を行うことができる。
本実施形態に係る無線電力伝送を行う無線電力伝送システムの動作を図4及び図5を用いて説明する。図4は、横軸に時間の経過を示し、縦軸に送電装置101から送電された電力の消費量を表している。送電装置101は、動作を開始すると、電力L1の検出用送電を行う(時刻T1、T2)。図4において、送電装置101が設定した送電電力を点線で示し、実際に消費された電力は、実線で示す。即ち、図4において、時刻T1、T2では、送電装置101の送電範囲に電力を消費する物がないため、電力消費量はほぼ0である。この場合、検出用送電の電力は消費されないため、送電装置101の送電アンテナ205には電流は流れず、電流検出部207の検出値はほぼ0である。また、電圧検出部204の検出値は定常状態を示す値となる。ここで、時刻T3において、図1に示すように、受電装置102、103が同時に送電装置101上に載置されたとする。
その後、時刻T4において、送電装置101は、検出用送電の出力周期に従って、電力L1の検出用送電を行う。受電装置102及び受電装置103は、送電装置101の送電範囲に存在するため、検出用送電を受電する。送電装置101からの検出用送電は、受電装置102及び受電装置103に送電される。ここで、受電装置102及び受電装置103は、スイッチ306をOFFにしている状態である。このとき、受電装置102及び受電装置103において、受電した電力を消費するのは主に受電アンテナ303である。一般に、無線電力伝送の受電装置においては、これら部位で消費する電力は、受電装置の主目的すなわち負荷308で消費する電力と比較すると非常に小さく、ほぼ一定であるとみなすことができる。
検出用送電の電力は受電装置102及び受電装置により、L2の電力が消費される。送電装置101は、インピーダンスの変化、即ち、検出用送電の電力が消費されたこと(検出用送電が物体に送電されたこと)を電流検出部207の検出値および電圧検出部204の検出値の変化により検出する。送電装置101は、検出用送電の電力が消費されたことにより、送電範囲に電力を消費する物体が存在することを検出する。即ち、送電装置101は、検出用送電の電力のうち送電範囲に存在する物体により受電された場合、当該物体を検出する。また、送電装置101は、検出した電力消費量から、載置された物体が受電装置であった場合の受電装置の数を推定する。即ち、送電装置101は、検出用送電の電力のうち送電範囲に存在する物体が消費した検出用送電の電力に応じて、載置された物体が受電装置であった場合の受電装置の数を推定する。なお、送電装置101は、検出用送電の消費量と受電装置の数との関係を予めメモリ208に保持しているものとする。なお、受電装置102及び受電装置は、検出用送電を受電する場合、変更部309により受電アンテナ303のインピーダンスを所定値に変更するようにしてもよい。このように、受電装置のインピーダンスを一定の値にすることで、送電装置101は、受電装置の数をより正確に判定することができる。この場合、受電装置102、103は、認証用送電を受電した場合、変更部309により受電アンテナ303のインピーダンスを元の値に戻すようにしてよい。
ここで、図4に示す消費電力量L2は、受電装置2台分の消費電力量であるとする。そして、時刻T5において、送電装置101は、検出した消費電力量L2が受電装置2台分の消費電力量であると判定すると、受電装置2台が認証処理を行う上で十分な電力を供給可能な認証用送電を行う。送電装置101は、電源部202から送電部203に供給される電力を制御し、認証用送電の電力を調整することができる。図4において、送電装置101は、電力L3の認証用送電を行い、この認証用送電の電力は、受電装置102及び受電装置103により消費される。
受電装置102、103は、受電した認証用送電の電力を用いて夫々の制御部301及び通信部302を起動させる。そして、時刻T6において、受電装置102及び受電装置103の夫々は、通信部302から存在通知を送信する。受電装置102及び受電装置103からの存在通知を受信した送電装置101は、時刻T7において、受電装置102及び受電装置103夫々に接続要求を送信する。時刻T8において、送電装置101は、確立した無線接続を用いて、受電装置102及び受電装置103と認証処理を行う。認証処理が成功した場合、送電装置101は、時刻T9において、受電装置102、103に充電用送電を開始する。また、受電装置102及び受電装置103は、送電装置101から指示を受信すると、スイッチ306をONにし、充電用送電の電力を負荷308に供給する。
本実施形態における送電装置101の動作を図5に示すフローチャートに従って説明する。なお、図5に示すフローチャートは、制御部201がメモリ208に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工及び各ハードウェアの制御を実行することにより実現される。なお、図5に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としても良い。図5に示す処理は、送電装置101の電源がONされた場合に開始される。また、図5に示す処理は、送電装置101の電源がOFFされた場合に終了する。
送電装置101は電源ONまたはユーザによる動作指示の検出に応じて動作を開始すると、送電部203により間欠的な検出用送電を開始する(S601)。なお、送電装置101は、検出用送電の電力を自装置が送電可能な受電装置の数に応じて設定してよい。即ち、送電装置101は、自装置が送電可能な数の受電装置を検出するために十分な電力で検出用送電を行う。次に、制御部201は、検出用送電時の電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果に基づいて、検出用送電の電力が消費されたか否かを判定する(S602)。
制御部201は、電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果により、自装置の送電範囲に物体が存在することを検出する。電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果により検出用送電の電力消費が検出できない場合、再びS601に戻り検出用送電を繰り返し行う。
検出用送電の電力消費が検出された場合、送電装置101は、電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果から、電力消費量を判定する(S603)。送電装置101は、電力消費量から、送電範囲に載置された物体であって、検出用送電の電力を消費する物体が受電装置300であった場合の受電装置300の数を推定する(S604)。なお、送電装置101は、S604で推定した受電装置300の数が、送電装置101が同時に送電可能な受電装置300の数を超えている場合、エラーを通知し、処理を終了してもよい。即ち、送電装置101は、検出用送電を行っている際の電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果が所定の条件を満たす場合、認証用送電を行わない。ここで、所定の条件とは、前述した通り、電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果に基づいて推定されたS604で推定した受電装置300の数に関する条件である。また、送電装置101は、検出用送電を行っている際の電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果
が所定値を超える電力消費量を示す場合、認証用送電を行わない。
送電装置101は、S604で推定した受電装置300の数に応じた電力の認証用送電を開始する(S605)。S605における認証用送電の電力は、S604で推定した数の受電装置300が認証処理を行うため上で十分な電力である。即ち、S605における認証用送電の電力は、S604で推定した数の受電装置300夫々の制御部301及び通信部302を動作させる上で十分な電力である。また、S605における認証用送電の電力は、S604で推定した数に応じて異なる値であり、推定された数が多いほど大きな値となる。
制御部201は、認証用送電を開始した後に一定期間内(例えば、100ms)に受電装置300から存在通知を受信したかを判定する(S606)。受電装置300からの存在通知であるか否かは受信した存在通知に本システムが対応する無線電力伝送方式が実行可能なことを示すサービス情報が含まれているか否かで判定する。存在通知を受信しなかった場合、認証用送電を停止し、再びS601に戻り、検出用送電を行う。
S606において、一定期間内に受電装置300から存在通知を受信したと判定された場合、送電装置101は、受信した存在通知の数がS604で推定した数と等しいか否かを判定する(S607)。受信した存在通知の数がS604で推定した数と等しくない場合、受電装置300以外の物体が、送電装置101の送電範囲に載置されたことが考えられる。
金属や受電機能を有さない装置である異物が送電装置101の送電範囲に載置された場合、この異物が送電装置101の送電により影響を受ける恐れがあり、送電を停止する必要がある。したがって、送電装置101は、受信した存在通知の数がS604で推定した数と等しくないと判定した場合、認証用送電を停止し、エラーを通知する(S615)。なお、ここでのエラー通知は、音、表示または光により行われる。
そして、送電装置101は、再びS601からの処理を行う。なお、S615の処理の後に検出用送電を行う場合、送電装置101は、送電範囲に存在する物体が除去されたことを検出しない限り、S602に処理を進めないようにしてもよい。また、送電装置101は、認証用送電の消費電力を電圧検出部204及び電流検出部207の検出結果に応じて測定し、この測定結果に応じてS615の処理を行ってもよい。この場合、測定した消費電力が、S604で推定した数の受電装置300が認証処理を行う上で必要な電力に満たない場合、異物が送電範囲に存在すると判定し、送電装置101は、S615の処理を行う。
一方、受信した存在通知の数がS604で推定した数と等しいと判定した場合、送電装置101は、認証用送電を継続する。そして、送電装置101は、受信した存在通知の送信元に対し通信部206から接続要求を送信し、無線通信接続を確立する(S608)。なお、送電装置101は、複数の受電装置300から存在通知を受信した場合、複数の受電装置300夫々と、無線通信接続を確立する。
S608において無線接続した受電装置300との間で通信部206は認証処理を実行する(S609)。認証処理において、送電装置101は、受電装置300との間で、互いの能力情報及び電力伝送に必要な情報を通信(交換)する。送電装置101は、認証処理を通じて受電装置300に送電を行うか否かを判定する(S610)。送電装置101は、認証処理による認証が成功した場合、送電を行うと判定し、認証処理による認証が不成功した場合、送電を行わないと判定する。無線接続を確立したすべての受電装置300に対して送電を行わないと判定された場合、送電装置101は、受電装置300との通信を切断してS601に処理を戻す。
送電を行うと判定された場合、送電装置101は、認証を行った受電装置300に対して送電を開始することおよびスイッチ306をONにすることを指示する負荷接続指示信号を通信部206による通信により通知する。負荷接続指示を受信した受電装置300は、スイッチ306をONにして負荷308への電力供給を開始する準備を行う。送電装置101は、スイッチ306をONにしたことを示す負荷接続応答を受電装置300から受信すると、送電部203を制御して送電アンテナ205から充電用送電を開始する(S611)。充電用送電においては、受電装置300の負荷308がバッテリの場合、このバッテリに充電することが可能な、大きな電力を送電する。
なお、送電装置101の制御部201は、送電を開始した後に、通信部206から受電装置300から送電停止の要求または満充電通知を受信した場合、送電を停止すると判定する(S612)。送電を停止すると判定した場合、送電装置101は、送電停止の要求の送信元である受電装置300に対する充電用送電を停止する(S613)。送電を停止した場合、送電装置101は、充電用送電を行っている他の受電装置が存在するか否かを判定する(S614)。1台以上の受電装置に対して送電を行っている場合、充電用送電を継続する。送電を行っている受電装置が1台もない場合、送電装置101はS601からの処理を再び行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、検出用送電での検出結果に応じて、過不足のない電力で認証用送電を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、認証用送電による送電装置の消費電力の増加を低減しつつ、複数の受電装置と同時に認証処理を行うことができる。また、本実施形態によれば、送電範囲に存在する物体の検出結果に基づいて、通信に要する電力を供給するための送電における電力を制御することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態において、受電装置を送電装置上に載置することで、無線電力伝送が行われること述べたが、受電装置と送電装置とが、空間的に隔たりがある場合にも無線電力伝送が行われるようにしてもよい。例えば、上述の実施形態において、受電装置である電気自動車が、床面または路面に内蔵された送電装置と非接触状態で無線電力伝送を行う場合を適用してよい。
また、上述の実施形態において、受電装置はバッテリへの充電を行うと説明したが、受電装置で受電した電力を充電以外の用途、例えばモーターを駆動するような用途に用いてもよい。
また、上述の実施形態において、検出用送電を用いて送電範囲に存在する物体を検出すること及び検出用送電を用いて送電範囲に存在する受電装置の数を推定することを述べたがその他の方法で物体の検出及び受電装置の数の推定を行うようにしてもよい。例えば、送電装置101は、送電範囲を撮影する撮影部を有し、撮影部による撮影結果の画像処理に基づいて、送電範囲に存在する物体の検出及び受電装置の数の推定を行うようにしてもよい。また、例えば、送電装置101は、送電範囲の圧力を計測する圧力センサを有し、圧力センサの出力結果に基づいて、送電範囲に存在する物体の検出及び受電装置の数の推定を行うようにしてもよい。また、送電装置101は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を有し、受電装置が送電範囲に存在することを示す入力を入力部により受け付けた場合、送電範囲に存在する物体を検出する構成としてもよい。また、送電範囲に存在する受電装置の数を示す入力を入力部により受け付けた場合、この入力に基づいて送電範囲に存在する受電装置の数を特定してもよい。また、前述のように検出用送電を用いて送電範囲に物体が存在することを検出することと、上述した他の方法で受電装置の数の推定または特定することとを行うようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 送電装置
102、103 受電装置
201 制御部
203 送電部
204 電圧検出部
205 送電アンテナ
206 通信部
207 電流検出部

Claims (17)

  1. 送電装置であって、
    送電範囲に存在する物体を検出する検出手段と、
    送電を無線により行う第1送電手段と、
    前記検出手段により検出された物体が前記第1送電手段による送電の対象である受電装置であるか否かを判定するための通信に要する電力を供給するための送電であって、前記第1送電手段による送電より電力が小さい送電を無線により行う第2送電手段と、
    1又は複数の受電装置が前記通信を実行可能な電力となるように、前記第2送電手段によって送電される電力を前記検出手段による検出結果に基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする送電装置。
  2. 前記検出手段は、送電範囲に存在する物体を検出するための検出用送電、センサの出力、撮影またはユーザからの入力に基づいて、送電範囲に存在する物体を検出することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記検出手段は、送電範囲に存在する物体を検出するための検出用送電を行っている際の電流、電圧、電力及びインピーダンスのうち少なくとも何れか一つの検出結果に基づいて、送電範囲に存在する物体を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の送電装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果が第1の値で物体を検出した場合、前記第2送電手段による送電が第1の電力で行われるように制御し、前記検出手段による検出結果が前記第1の値より大きい第2の値で物体を検出した場合、前記第2送電手段による送電が前記第1の電力より大きい第2の電力で行われるように制御することを特徴とする請求項3に記載の送電装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に対応する数の受電装置が前記通信を実行可能となる電力で前記第3送電手段による送電が行われるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の送電装置。
  6. 前記検出手段は、送電範囲に存在する物体を検出するための検出用送電により送電される電力の物体による消費に応じて、当該物体を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の送電装置。
  7. 前記検出手段による検出結果に基づいて、送電範囲に存在する受電装置の数を推定する推定手段を有し、
    前記制御手段は、前記推定手段により推定された受電装置の数に応じて、前記第2送電手段によって送電される電力を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の送電装置。
  8. 前記推定手段により推定された受電装置の数が、前記第2送電手段によって送電が行われている際に通信を行った受電装置の数に満たない場合、前記第1送電手段による送電を行わないことを特徴とする請求項7に記載の送電装置。
  9. 前記第2送電手段により送電された電力が前記通信に要する電力と異なる場合、前記第1送電手段による送電を行わないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の送電装置。
  10. 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果が所定の条件を満たす場合、前記第2送電手段による送電が行われないように制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の送電装置。
  11. 前記検出手段は、送電範囲に存在する物体を検出するための検出用送電により送電された電力に基づいて、前記物体を検出し、
    前記制御手段は、前記検出用送電を送電された電力が所定値を超えた場合、前記第2送電手段による送電が行われないように制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の送電装置。
  12. 前記第1送電手段は、受電装置から要求された電力を供給するための送電であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の送電装置。
  13. 前記送電装置は、前記第1送電手段による送電と前記第2送電手段による送電とを選択的に行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の送電装置。
  14. 前記検出手段により検出された物体が前記第1送電手段による送電の対象である受電装置であるか否かの判定は、前記送電装置の送電可能な電力と受電装置が要求する電力に関する通信に基づいて行われることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の送電装置。
  15. 前記第1送電手段は、磁界共鳴方式、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式またはレーザーを利用した電力伝送方式により送電を行うことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の送電装置。
  16. 送電装置の制御方法であって、
    送電範囲に存在する物体を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出された物体が送電の対象である受電装置であるか否かを判定するための通信に要する電力を供給するための送電を前記検出工程における検出結果に基づく電力であって、1又は複数の受電装置が前記通信を実行可能な電力で送電を無線により行う第1送電工程と、
    前記第1送電工程における送電が行われた際の前記通信に応じて、前記第1送電工程における送電より電力が大きい送電を無線により行う第2送電工程とを有する送電装置の制御方法。
  17. コンピュータを請求項1乃至15のいずれか1項に記載の送電装置として動作させるためのプログラム。
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