JP2016220060A - 帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法 - Google Patents

帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯域の予測精度を向上させること。【解決手段】帯域予測装置101は、複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルの通信を帯域占有プロトコルに基づいて解析した解析結果から、帯域占有プロトコルにより送信されるファイル111のサイズを取得する。次に、帯域予測装置101は、時刻t0以前の所定時間ごとに計測した残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、第1予測情報を算出する。また、帯域予測装置101は、時刻t0より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域と、取得したファイルのサイズとに基づいて、第2予測情報を算出する。そして、帯域予測装置101は、第1予測情報と第2予測情報とを、時刻t0より後の所定時間ごとに合成する。【選択図】図1

Description

本発明は、帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法に関する。
従来、ネットワークで使用される帯域を、過去の通信量の周期的な変動に基づいて予測する技術がある。関連する先行技術として、例えば、ネットワーク応答間隔を基にネットワークの稼働率をポートごとに算出し、ポートごとの稼働率を基に経時的な増減の傾向を解析し、解析したポートごとの稼働率の傾向を基に使用するポートを切り替えるものがある。また、所定時間単位のパケット群ごとに許容パケット損失率以下となるように、バッファ出力側の最小回線容量を算出し、パケット群ごとにストレスフリー負荷率を算出し、最小値となるストレスフリー負荷率の1つの基準値の組み合わせを出力する技術がある。
特開2006−211360号公報 特開2012−138764号公報
しかしながら、従来技術によれば、通信量の変動が周期的でない通信が今後どのように変動するのか予測することが難しい。例えば、通信量の変動が周期的でない通信を、周期的な変動を有するものとみなして帯域の予測を行うと、実際に使用された帯域から乖離することになる。
1つの側面では、本発明は、帯域の予測精度を向上させることができる帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルのうちの第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得したファイルのサイズとに基づいて、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、第1予測情報と第2予測情報とを、いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法が提案される。
本発明の一態様によれば、帯域の予測精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる帯域予測装置101の動作例を示す説明図である。 図2は、シンクライアントシステム200の構成例を示す説明図である。 図3は、帯域予測装置101のハードウェア構成例を示す説明図である。 図4は、変動成分についての説明図である。 図5は、帯域予測装置101の機能構成例を示す説明図である。 図6は、通信量テーブル511の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、外れ度合いの検出例を示す説明図である。 図8は、外れ度合いの変化点の検出例を示す説明図である。 図9は、帯域占有プロトコルの特定例を示す説明図である。 図10は、帯域占有型通信の解析の一例を示す説明図である。 図11は、帯域占有型通信を除いた通信のモデル化の一例を示す説明図である。 図12は、帯域占有型通信の予測情報の算出例を示す説明図である。 図13は、予測情報の補正例を示す説明図である。 図14は、予測対象通信量テーブル512〜L7解析対象プロトコルテーブル516の記憶内容の一例を示す説明図である。 図15は、予測結果の出力例を示す説明図である。 図16は、帯域予測処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図17は、帯域予測処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下に図面を参照して、開示の帯域予測プログラム、帯域予測装置、および帯域予測方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる帯域予測装置101の動作例を示す説明図である。帯域予測装置101は、ネットワークの帯域を予測して、予測した値を出力するコンピュータである。ここで、帯域予測装置101は、ネットワークの総帯域のうちの、使用される使用帯域を出力してもよいし、使用されない未使用となる可用帯域を出力してもよい。例えば、帯域予測装置101は、サーバである。
ここで、総帯域とは、通信経路を最大限利用した際に一定時間内に送ることができるビット数である。総帯域は、通信経路の機器構成や帯域制限などによって決定される。また、使用帯域とは、通信経路において使用されるビット数である。例えば、総帯域が100[Mbps]である回線を用いて、33[Mbit]を1秒で送信した際の使用帯域は、33[Mbps]となる。可用帯域は、総帯域から使用帯域を引いた値である。例えば、総帯域が100[Mbps]である回線を用いて、33[Mbit]を1秒で送信した際の可用帯域は、67[Mbps]となる。
予測対象となる通信は、どのようなものでもよい。例えば、予測対象となる通信は、ある2つの拠点の間の通信である。より具体的には、予測対象となる通信は、例えば、クライアントサーバシステムにおけるクライアント装置とサーバとの間の通信である。クライアント装置とサーバとの間の通信は、シンクライアントシステムであれば、画面情報である。または、クライアント装置とAP(APplication)サーバとDB(DataBase)サーバとを含むシステムにおいて、予測対象となる通信は、クライアント装置とAPサーバとの間の通信でもよいし、APサーバとDBサーバとの間の通信でもよい。
また、予測対象となる通信は、予測対象の通信経路で使用され得る複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルに従ったものである。ここで、通信プロトコルとは、通信に関する規約を定めたものである。以下、通信プロトコルに従った通信を、「通信プロトコルの通信」と呼称する。
また、通信プロトコルは、コンピュータの持つべき通信機能に応じて、複数の階層に分別される。例えば、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける7つの階層に通信プロトコルを分別する方法がある。通信プロトコルの具体例としては、例えば、シンクライアントシステムで用いられるRDP(Remote Desktop Protocol)や、Webサーバとクライアント装置との間の通信で使用されるHTTP(HyperText Transfer Protocol)や、ファイル共有として使用されるCIFS(Common Internet File System)等がある。
可用帯域を予測することにより、可用帯域の大きさの影響を受けやすいアプリケーションの制御を最適化することができる。具体的には、例えば、シンクライアントシステムにおいて、予測した可用帯域が小さいときには、FPS(Frames Per Second)を小さくすることにより、画像の送信遅延によるクライアント装置での描画画面の遅れ、利用者による操作への追随の遅れを抑制することができる。また、予測した可用帯域が大きいときには、FPSを大きくすることにより、滑らかな描画画面を利用者に提供することができる。
また、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)を行うシステムであれば、予測した可用帯域が小さいときには、例えば、ビットレートを小さくして音声が途切れることを抑制することができる。また、予測した可用帯域が大きいときには、ビットレートを大きくして高音質な音声を利用者に提供することができる。
帯域を予測する技術としては、例えば、周期性に基づいた予測を行うものがある。具体的には、例えば、実測した通信量を用いて自己回帰和分移動平均(ARIMA:AutoRegressive,Integrated and Moving Average)モデルにより予測モデルを生成し、生成した予測モデルを用いて、通信量を予測する技術がある。
しかしながら、ARIMAモデルでは、通信量の変動が周期的でない通信が今後どのように変動するのか予測することが難しい。例えば、通信量の変動が周期的でない通信を、周期的な変動を有するものとみなしてARIMAモデルを用いて帯域の予測を行うと、実際に使用された帯域から乖離することになる。
そこで、本実施の形態では、複数の通信プロトコルのうちのファイルを送信する第1通信プロトコルの通信から得たファイルサイズから通信量を予測し、残余の通信プロトコルに対して予測した通信量と合成する方法について説明する。
ここで、ファイル送信に用いられる第1通信プロトコルは、ファイルの送信が完了するまでは継続的にかつ可能な限り帯域を使用しようとする。これにより、ファイルの送信にかかる時間を可能な限り短縮することができる。本実施の形態では、例えば、ファイル送信に用いられる通信プロトコルは、例えば、ファイル共有を行うプロトコルである。また、HTTPはファイルをダウンロードすることができるため、予測対象となる通信によっては、HTTPがファイル送信に用いられる通信プロトコルとなる可能性がある。
ファイル送信に用いられる第1通信プロトコルを、「帯域占有プロトコル」と呼称する。帯域占有プロトコルの通信を、「帯域占有型通信」と呼称する。また、複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルを除いた通信プロトコルを、「残余の通信プロトコル」と呼称する。
図1を用いて、通信経路110の可用帯域を予測する例について説明する。図1で示すように、通信経路110は、ファイル111を送信したり、画面情報112を送信したりする。帯域予測装置101は、通信量の変化点を検出することにより、複数の通信プロトコルから帯域占有プロトコルを特定する。具体的な特定例については、図8で説明する。または、帯域予測装置101は、ある帯域占有プロトコルが複数回特定された際には、ある帯域占有プロトコルを識別する情報を記憶してもよい。また、予測対象となる通信経路の管理者の入力により、帯域予測装置101は、帯域占有プロトコルを識別する情報を記憶していてもよい。
まず、帯域予測装置101は、複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルの通信を帯域占有プロトコルに基づいて解析した解析結果から、帯域占有プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得する。具体的な解析結果の一例としては、図10で示す。図1の例では、帯域占有プロトコルによってファイル111が送信される例を示す。帯域予測装置101は、解析結果から、ファイル111のファイルサイズを取得する。
次に、帯域予測装置101は、いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出する。ここで、所定時間は、どのような時間間隔でもよい。例えば、所定時間は、1分、30秒等である。また、いずれかの時刻は、時間軸における最新の通信量を計測した時刻であることが好ましいが、現在時刻でもよいし、過去の時刻や、未来の時刻でもよい。図1の例では、いずれかの時刻をt0とする。また、予測モデルの生成として、帯域予測装置101は、ARIMAモデルを用いてもよいし、自己回帰(AR:Auto Regressive)モデルを用いてもよいし、移動平均(MA:Moving Average)モデル等といった他のモデルを用いてもよい。ARモデル、MAモデル、ARIMAモデルについては、図4で説明する。
そして、図1の例では、第1予測情報を、グラフ121を用いて示す。グラフ121の横軸は、時刻を示す。また、グラフ121の縦軸は、通信量を示す。そして、グラフ121内の実線122が、時刻t0以前の所定時間ごとに計測した残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルを示す。また、グラフ121内の破線123が、時刻t0より後の所定時間ごとにおける残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を示す。
また、帯域予測装置101は、時刻t0より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域と、取得したファイルのサイズとに基づいて、時刻t0より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルの通信量である第2予測情報を算出する。時刻t0より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域は、通信経路110の総帯域から、第1予測情報となるいずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける残余の通信プロトコルの通信量を引いた値である。または、帯域予測装置101は、帯域占有プロトコルの解析を行った結果、帯域占有プロトコルの通信量が常にある一定値以上とならない場合に、帯域占有プロトコルが使用可能な帯域を、ある一定値として特定してもよい。
ここで、帯域予測装置101は、通信経路110の総帯域を、以下に示す3つの方法のいずれかにより特定する。第1の方法は、試験データとして大量のパケットを通信経路110に送信し、この際に使用できた帯域の最大値を総帯域とする方法である。第2の方法は、パケットサイズや送信間隔などから総帯域を推測する方法である。第3の方法は、ネットワーク構成図などからネットワークの管理者などが総帯域を調査して、帯域予測装置101に入力しておく方法である。
第2予測情報の算出例として、例えば、時刻t0より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域が常に、10[Mbps]であるとする。そして、時刻t0の時点で取得したファイルの残サイズが、200[Mbyte]であるとする。このとき、帯域予測装置101は、第2予測情報として、時刻t0から200*8/10=160[秒]が経過するまで時刻の通信量を10[Mbps]と算出し、160[秒]が経過した後の通信量を0[Mbps]と算出する。
図1の例では、第2予測情報を、グラフ131を用いて示す。グラフ131の横軸は、時刻を示す。また、グラフ131の縦軸は、通信量を示す。そして、グラフ131内の実線132が、時刻t0以前の通信量を示す。また、グラフ131内の破線133が、時刻t0より後の所定時間ごとにおける残余の通信プロトコルの通信量である第2予測情報を示す。
そして、帯域予測装置101は、第1予測情報と第2予測情報とを、時刻t0より後の所定時間ごとに合成する。具体的には、帯域予測装置101は、時刻t0より後の所定時間ごとの2つの通信量の和を、合成した予測情報とする。図1の例では、合成した予測情報を、グラフ141を用いて示す。グラフ141の横軸は、時刻を示す。また、グラフ141の縦軸は、通信量を示す。そして、グラフ141内の実線142が、時刻t0以前の通信量を示す。また、グラフ141内の破線143が、時刻t0より後の所定時間ごとにおける複数の通信プロトコルの通信量を示す。このように、帯域予測装置101は、周期性でない通信を含む通信の帯域予測を正確に行うことができる。次に、帯域予測装置101をシンクライアントシステム200に組み込んだ例を、図2を用いて説明する。
図2は、シンクライアントシステム200の構成例を示す説明図である。シンクライアントシステム200は、データセンタ201と、ユーザ企業202と、社外システム203とを有する。データセンタ201とユーザ企業202とは、ネットワーク211とによって接続される。
データセンタ201は、シンクライアント環境220と、帯域予測装置101とを有する。シンクライアント環境220は、サーバ221_1〜4を含む。ユーザ企業202は、事務所230と、CIFSサーバ231と、DNS(Domain Name System)サーバ232と、PROXYサーバ233とを有する。事務所230は、利用者端末241_1〜nを有する。nは1以上の整数である。
データセンタ201は、サーバ、ストレージ装置、ルータ、スイッチ等が設置された施設である。シンクライアント環境220は、シンクライアント環境を実現するサーバ群を含む。サーバ221_1〜4は、残余の通信プロトコルのいずれかの通信プロトコルによって画像情報を送信する装置である。そして、帯域予測装置101は、サーバ221_1〜4に通信可能に接続する。
CIFSサーバ231は、CIFSに基づいたファイル共有を提供するサーバである。DNSサーバ232は、名前解決を行うサーバである。PROXYサーバ233は、ユーザ企業202内の装置が、社外システム203に接続する際に、高速なアクセスや安全な通信などを確保するサーバである。利用者端末241_1〜nは、データセンタ201や、CIFSサーバ231〜PROXYサーバ233を利用するコンピュータである。
ここで、シンクライアントとは、利用者が使う装置に最低限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバ側に集中させたアーキテクチャのことである。例えば、利用者端末241_1〜nは、利用者による操作を受け付けたり、結果画面の表示を行ったりする。サーバ221_1〜4は、クライアントプログラムの実行、データ保存や、利用者端末241_1〜nに表示する画面の作成を行う。これにより、利用者端末241_1〜nの利用者は、サーバ221_1〜4が手元にあるかのように使用することができる。
ここで、シンクライアントにおいて利用者に快適な使用感を提供する方法としては、単位時間当たりの描画数(FPS)を大きくする方法が挙げられる。また、利用者が操作してから描画までにかかる時間を削減する方法が挙げられる。これにより、利用者は、インタラクティブ性に富む使用感を得ることができる。このような方法を実現するために、帯域予測装置101は、ネットワーク211の通信を監視し、シンクライアントシステム200全体でどの程度の帯域が使用されており、これからどの程度の帯域が使用できるのかを予測する。また、本実施の形態では、データセンタ201の入口で一括して使用帯域を観測することにより、シンクライアントシステム200全体の最適化を図る。
図3は、帯域予測装置101のハードウェア構成例を示す説明図である。図3において、帯域予測装置101は、CPU301と、ROM(Read−Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、を含む。また、帯域予測装置101は、ディスクドライブ304およびディスク305と、通信インターフェース306と、を含む。また、CPU301〜ディスクドライブ304、通信インターフェース306はバス307によってそれぞれ接続される。
CPU301は、帯域予測装置101の全体の制御を司る演算処理装置である。また、帯域予測装置101は、複数のCPUを有してもよい。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する不揮発性メモリである。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリードおよびライトを制御する制御装置である。ディスクドライブ304には、例えば、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、ソリッドステートドライブなどを採用することができる。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発性メモリである。例えばディスクドライブ304が磁気ディスクドライブである場合、ディスク305には、磁気ディスクを採用することができる。また、ディスクドライブ304が光ディスクドライブである場合、ディスク305には、光ディスクを採用することができる。また、ディスクドライブ304がソリッドステートドライブである場合、ディスク305には、半導体素子によって形成された半導体メモリ、いわゆる半導体ディスクを採用することができる。
通信インターフェース306は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。具体的に、通信インターフェース306は、通信回線を通じてネットワークを介して他の装置に接続される。通信インターフェース306には、例えば、モデムやLAN(Local Area Network)アダプタなどを採用することができる。
また、シンクライアントシステム200の管理者が、帯域予測装置101を直接操作する場合、帯域予測装置101は、ディスプレイ、キーボード、マウスといったハードウェアを有してもよい。また、図示していないが、サーバ221_1〜4、CIFSサーバ231、DNSサーバ232、PROXYサーバ233も、帯域予測装置101と同様のハードウェアを有する。また、図示していないが、利用者端末241_1〜nも、帯域予測装置101が有するハードウェアと、ディスプレイ、キーボード、マウスといったハードウェアとを有する。
図4は、変動成分についての説明図である。図4で示す表401は、3種類の変動成分について説明する。1つ目の変動成分は、周期成分である。周期成分は、周期的な変化に起因する変動成分である。周期成分は、ARモデルにより表現することができる。2つ目の変動成分は、トレンド成分である。トレンド成分は、線形的な傾向に起因する変動成分である。トレンド成分は、MAモデルにより表現することができる。ARモデルとMAモデルとを合成することにより、ARIMAモデルを生成することができる。
3つ目の変動成分は、イベント成分である。イベント成分は、不規則な変動成分である。本実施の形態では、ARIMAモデルと、イベント成分とを合成して、イベント成分を含む通信量の予測を正確にすることを図る。
(帯域予測装置101の機能構成例)
図5は、帯域予測装置101の機能構成例を示す説明図である。帯域予測装置101は、制御部500を有する。制御部500は、複数通信プロトコル予測情報算出部501と、検出部502と、各通信プロトコル予測情報算出部503と、特定部504と、解析部505とを含む。さらに、制御部500は、取得部506と、残余通信プロトコル予測情報算出部507と、帯域占有プロトコル予測情報算出部508と、合成部509と、サーバ制御部510とを含む。制御部500は、記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301が実行することにより、各部の機能を実現する。記憶装置とは、具体的には、例えば、図3に示したROM302、RAM303、ディスク305などである。また、各部の処理結果は、CPU301のレジスタや、CPU301のキャッシュメモリ等に格納される。
また、帯域予測装置101は、通信量テーブル511と、予測対象通信量テーブル512と、予測通信量テーブル513と、実測通信量テーブル514と、予測外れ度合いテーブル515とにアクセス可能である。さらに、帯域予測装置101は、L7解析対象プロトコルテーブル516と、帯域占有型通信解析結果517にアクセス可能である。通信量テーブル511〜帯域占有型通信解析結果517は、RAM303、ディスク305といった記憶装置に格納される。
通信量テーブル511は、ネットワーク211の通信量を通信プロトコルごとに記憶するテーブルである。通信量テーブル511の記憶内容の一例については、図6で示す。
予測対象通信量テーブル512は、ARIMAモデルによる予測対象となる通信量を記憶するテーブルである。予測通信量テーブル513は、全ての通信プロトコルの通信量を予測した値を記憶するテーブルである。実測通信量テーブル514は、通信プロトコルの通信量を計測した値を記憶するテーブルである。以下、通信プロトコルの通信量を計測した値を「実測通信量」と呼称する。また、通信プロトコルの通信量を予測した値を、「予測通信量」と呼称する。予測外れ度合いテーブル515は、過去の予測通信量と実測通信量との差を記憶するテーブルである。L7解析対象プロトコルテーブル516は、L7解析対象となる帯域占有プロトコルを記憶するテーブルである。予測対象通信量テーブル512〜L7解析対象プロトコルテーブル516の記憶内容の一例については、図14で示す。
帯域占有型通信解析結果517は、帯域占有プロトコルを解析した結果を記憶するテーブルである。帯域占有型通信解析結果517の記憶内容の一例については、図10で示す。
複数通信プロトコル予測情報算出部501は、いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、第4予測情報を算出する。ここで、第4予測情報は、前の時刻より後の所定時間ごとにおける複数の通信プロトコルの通信量である。ここで、いずれかの時刻より前の時刻とは、予測通信量を補正する際に用いる実測通信量の一番未来の時刻より前であればよい。図1の例では、前の時刻とは、例えば、時刻t0より前の時刻である。複数通信プロトコル予測情報算出部501は、通信量テーブル511から、所定時間ごとに通信量を累積し、予測対象通信量テーブル512に格納する。そして、複数通信プロトコル予測情報算出部501は、予測対象通信量テーブル512から、ARIMAモデルにより予測モデルを生成する。そして、複数通信プロトコル予測情報算出部501は、生成した予測モデルに、前の時刻より後の所定時間を変数として代入することにより、前の時刻より後の所定時間における複数の通信プロトコルの通信量を算出する。また、複数通信プロトコル予測情報算出部501は、第4予測情報を、予測通信量テーブル513に格納する。
検出部502は、前の時刻より後の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルの通信量と、複数通信プロトコル予測情報算出部501が算出した第4予測情報との差の変化量に基づいて、ファイルの送信があったことを検出する。ここで、前の時刻より後の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルの通信量は、実測通信量テーブル514に格納されている。また、前の時刻より後の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルの通信量と、複数通信プロトコル予測情報算出部501が算出した第4予測情報との差の変化量は、予測外れ度合いテーブル515に格納されている。具体的な検出例は、図9で説明する。
各通信プロトコル予測情報算出部503は、いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、第3予測情報を算出する。ここで、第3予測情報は、前の時刻より後の所定時間ごとにおける各々の通信プロトコルの通信量である。各通信プロトコル予測情報算出部503は、通信量テーブル511から、所定時間ごとに各々の通信プロトコルの通信量を累積し、予測対象通信量テーブル512に格納する。そして、各通信プロトコル予測情報算出部503は、予測対象通信量テーブル512から、ARIMAモデルにより予測モデルを生成する。そして、各通信プロトコル予測情報算出部503は、生成した予測モデルに、前の時刻より後の所定時間を変数として代入することにより、前の時刻より後の所定時間における各々の通信プロトコルの通信量を算出する。
また、各通信プロトコル予測情報算出部503は、検出部502がファイルの送信があったことを検出した場合、前の時刻以前の所定時間ごとに計測した各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、第3予測情報を算出してもよい。
特定部504は、前の時刻より後の所定時間ごとに計測した各々の通信プロトコルの通信量と、各通信プロトコル予測情報算出部503が算出した第3予測情報との差の変化量に基づいて、複数の通信プロトコルから帯域占有プロトコルを特定する。具体的な特定方法については、図9に示す第1の特定方法として示す。
また、検出部502がファイルの送信があったことを検出したとする。この際、特定部504は、前の時刻より後の所定時間ごとの各々の通信プロトコルの実測通信量の変化量と、複数の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量との比較結果に基づいて、複数の通信プロトコルから帯域占有プロトコルを特定してもよい。具体的な特定方法については、図9に示す第2の特定方法として示す。
特定部504は、特定した帯域占有プロトコルを識別する情報を、L7解析対象プロトコルテーブル516に格納する。
解析部505は、複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルの通信を帯域占有プロトコルに基づいて解析する。解析部505は、解析した解析結果を、帯域占有型通信解析結果517に格納する。
取得部506は、解析部505が解析した解析結果から、帯域占有プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得する。具体的な解析結果からの取得例については、図10で示す。
残余通信プロトコル予測情報算出部507は、いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、第1予測情報を算出する。残余通信プロトコル予測情報算出部507は、通信量テーブル511から、所定時間ごとに残余の通信プロトコルの通信量を累積し、予測対象通信量テーブル512に格納する。そして、残余通信プロトコル予測情報算出部507は、予測対象通信量テーブル512から、ARIMAモデルにより予測モデルを生成する。そして、残余通信プロトコル予測情報算出部507は、生成した予測モデルに、いずれかの時刻より後の所定時間を変数として代入することにより、いずれかの時刻より後の所定時間における残余の通信プロトコルの通信量を算出する。
帯域占有プロトコル予測情報算出部508は、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域と、取得したファイルのサイズとに基づいて、第2予測情報を算出する。
また、帯域占有プロトコル予測情報算出部508は、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける総帯域から、第1予測情報の所定時間ごとにおける通信量を減じる。ここで、総帯域は、複数のプロトコルが使用可能な帯域となる。そして、帯域占有プロトコル予測情報算出部508は、減じて得た値を、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域とする。そして、帯域占有プロトコル予測情報算出部508は、算出したいずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける帯域占有プロトコルが使用可能な帯域と、取得したファイルのサイズとに基づいて、第2予測情報を算出してもよい。
合成部509は、第1予測情報と第2予測情報とを、いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する。具体的な合成例は、図13で示す。
サーバ制御部510は、第1予測情報と第2予測情報とをいずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成した予測情報に基づいて、サーバ221_1〜4を制御する。具体的な制御例は、図15で示す。
図6は、通信量テーブル511の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示す通信量テーブル511は、レコード601_1〜6を有する。
通信量テーブル511は、時刻と、送信元IP(Internet Protocol)アドレスと、送信元ポートと、送信先IPアドレスと、送信先ポートと、通信量というフィールドを含む。時刻フィールドには、通信の時刻が格納される。送信元IPアドレスフィールドには、送信元のIPアドレスが格納される。送信元ポートフィールドには、送信元のポート番号が格納される。送信先IPアドレスフィールドには、送信先のIPアドレスが格納される。送信先ポートフィールドには、送信先のポート番号が格納される。送信先のポート番号により、使用された通信プロトコルを特定することができる。例えば、送信先ポートが80であれば、通信プロトコルはHTTPである。送信先ポートが80であれば、通信プロトコルはCIFSである。また、通信量フィールドには、送信元から送信先に送信した通信の通信量が格納される。
例えば、レコード601_1は、時刻9:00:00において、IPアドレス10.0.0.1を有する装置のポート12345から、IPアドレス10.2.2.31を有する装置のポート80に通信した通信量が、80.2[MByte/分]であることを示す。
次に、図7〜図13を用いて、帯域予測装置101が実行する予測情報の補正例について説明する。図7〜図13で共通することとして、時刻t0、時刻t1、時刻t2、…は、それぞれ、所定時間分間が空いた時刻であるとする。例えば、所定時間は、1分、30秒等である。そして、時刻txにおける使用帯域とは、時刻txの所定時間前から時刻txまでに通信量を、所定時間で割った値のことを示すものとする。また、ネットワーク211の総帯域を、100[Mbps]であるとする。
図7は、外れ度合いの検出例を示す説明図である。まず、帯域予測装置101は、全ての通信プロトコルの通信量について、ARIMAモデルによるモデル化を行う。そして、帯域予測装置101は、ARIMAモデルを用いて、計測された全ての通信プロトコルの通信を対象として、近未来における通信量の予測を行う。総帯域と予測された予測通信量との差が可用帯域となる。
図7の(a)では、時系列変化に応じた使用帯域を示すグラフ701を示す。グラフ701の横軸は、時刻を示す。グラフ701の縦軸は、通信量を示す。そして、グラフ701上における白抜きの丸が、全ての通信プロトコルの通信を計測した実測通信量を示す。また、グラフ701上における墨塗りの丸が、全ての通信プロトコルの通信を予測した予測通信量を示す。
また、図7の(a)におけるグラフ701では、現在時刻が時刻t1である際に、帯域予測装置101は、時刻t0、t1における実測通信量からARIMAモデルによる予測モデルを生成する。ここで、帯域予測装置101が、時刻t0より前の時刻における実測通信量を保存してあれば、時刻t0より前の時刻における実測通信量を含めて予測モデルを生成してもよい。
そして、図7の(a)におけるグラフ701で示すように、帯域予測装置101は、生成した予測モデルに基づいて、現在時刻より未来となる時刻t2〜t5における予測通信量を算出する。
図7の(b)におけるグラフ702では、現在時刻がt5となった状態を示す。帯域予測装置101は、時刻の経過とともに実測通信量を取得できるので、各時刻において予測通信量と実測通信量との差を算出し、予測の外れ度合いとして継続的に観測し続ける。グラフ702では、ハッチを付与した領域が、各時刻における予測通信量と実測通信量との差を示す。帯域予測装置101は、予測の外れ度合いを、予測外れ度合いテーブル515に格納する。
図8は、外れ度合いの変化点の検出例を示す説明図である。図8の(a)におけるグラフ801では、グラフ702で示した状態から時刻が進み、現在時刻がt9となった状態の一例を示す。具体的には、グラフ801では、時刻t5から時刻t6にかけて実測通信量が急激に増加して時刻t8から時刻t9にかけて実測通信量が急激に減少した一方で、予測通信量は、ほぼ増減なしとなった状態を示す。
帯域予測装置101は、予測のはずれ度合いの急激な変化が起こった時刻を変化点として検出する。また、変化点を検出する方法以外にも、帯域予測装置101は、外れ値を検出する方法を行うことにより検出した外れ値の時刻を変化点として検出してもよいし、異常検知により検知した異常値の時刻を変化点として検出してもよい。
ここで、予測の外れ度合いが急激に大きくなったということは、ファイルの送信があったことを検出したことを意味し、イベント成分による変動が発生した可能性がある。イベント成分は、図4で説明したように、ARIMAモデルによる予測モデルの生成が困難である。そして、今後もイベント成分が発生する度に大きく予測を外す可能性が高い。このような通信プロトコルを以降の処理で抽出する。
グラフ801が示す状態では、帯域予測装置101は、予測の外れ度合いが急激に大きくなった時刻t6と、予測の外れ度合いが急激に小さくなった時刻t9とを変化点として検出する。
また、図8の(b)におけるグラフ802では、グラフ702で示した状態から時刻が進み、現在時刻がt9となった状態の他の例を示す。グラフ802では、時刻t5から時刻t6にかけて実測通信量と予測通信量とが急激に増加して、時刻t8から時刻t9にかけて実測通信量と予測通信量とが急激に減少した状態を示す。
グラフ802が示す状態では、帯域予測装置101は、予測の外れ度合いが急激に大きくなった時刻がないと判断する。ここで、グラフ802のように予測通信量が急激に増加する例としては、例えば、周期的に通信量が増加したパターンが予測モデルを生成する際の実測通信量に含まれる場合である。より具体的には、例えば、1時間に1回行うといった周期的な通信が予測モデルを生成する際の実測通信量に含まれていれば、生成された予測モデルから得られる予測通信量にも、1時間に1回の通信が含まれる。
図9は、帯域占有プロトコルの特定例を示す説明図である。図9におけるグラフ901では、グラフ801で示した状態の後、時刻t6と、時刻t9とを変化点として検出した後の状態を示す。
帯域予測装置101は、検出した予測の外れ度合いの変化点において、通信量が急変した通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定する。具体的な特定方法として、以下に示す2つの特定方法がある。
第1の特定方法として、まず、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルの実測通信量を時系列で取得する。そして、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルの実測通信量について、ARIMAモデルによるモデル化を行い、各々の通信プロトコルの予測通信量である第3予測情報を算出する。次に、帯域予測装置101は、実測通信量と予測通信量との差から、図8で求めた変化点と同じ時刻で変化点を検出するか否かを、各々の通信プロトコルに対して判断する。そして、帯域予測装置101は、図8で求めた変化点と同じ時刻で変化点を検出した通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定する。また、図8で求めた変化点と同じ時刻で変化点を検出した通信プロトコルが複数ある場合には、帯域予測装置101は、例えば、変化点における変化量が最も合致する通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定する。
また、第2の特定方法として、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルにおいて変化点での通信量の変化量を算出する。そして、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルにおける通信量の変化量と、全ての通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量とを比較し、変化量が全ての通信プロトコルと最も近い通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定する。
例えば、全ての通信プロトコルとして、2つの通信プロトコルがあるとする。そして、グラフ901上では、白抜きの長方形が1つ目の通信プロトコルの通信量を示し、墨塗りの長方形が2つ目の通信プロトコルの通信量を示す。帯域予測装置101は、変化点となる、時刻t6、t9における1つ目の通信プロトコルと2つ目の通信プロトコルとの通信量の変化量を算出する。グラフ901の例では、時刻t6における1つ目の通信プロトコルの通信量の変化量は、正の大きな値であるのに対し、時刻t6における2つ目の通信プロトコルの通信量の変化量は、ほぼ変わらない。また、時刻t9における1つ目の通信プロトコルの通信量の変化量は、負の大きな値であるのに対し、時刻t9における2つ目の通信プロトコルの通信量の変化量は、ほぼ変わらない。
これに対し、全ての通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量として、時刻t6における変化量は、正の大きな値であり、時刻t9における変化量は、負の大きな値である。従って、変化量が全ての通信プロトコルと最も近い通信プロトコルは、1つ目の通信プロトコルとなるので、帯域予測装置101は、1つ目の通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定する。
また、図9の説明では、予測の外れ度合いが急激に大きくなった時刻t6と、予測の外れ度合いが急激に小さくなった時刻t9という2つの変化点を検出した際に、帯域占有プロトコルを特定したが、これに限らない。例えば、帯域予測装置101は、予測の外れ度合いが急激に大きくなった1つの変化点を検出した際に、帯域占有プロトコルを特定してもよい。ここで、L7解析は比較的処理負荷が高いため、2つの変化点を検出した際に帯域占有プロトコルを特定することにより、1つの変化点を検出した際に帯域占有プロトコルを特定する場合と比較して、L7解析を行う時間を短くすることができる。
図10は、帯域占有型通信の解析の一例を示す説明図である。図10に示す帯域占有型通信解析結果517は、帯域占有プロトコルとして特定された通信プロトコルがCIFS(Common Internet File System)であった際に、CIFSの通信に対してL7解析を行った解析結果を示す。ここで、L7解析とは、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層に属する通信プロトコルの通信の解析を示す。
L7解析を行うことにより、帯域占有型通信での通信開始時に送信されるファイルの総サイズや残サイズが取得できるようになる。ここで、L7解析は比較的処理負荷が高いため、L7解析対象となる通信プロトコルは最小限にとどめることが望ましい。なお、通信プロトコルによってはファイルの総サイズや残サイズが取得できないため、この場合、帯域予測装置101は、該当の通信のL7解析自体を行わない。
図10に示す帯域占有型通信解析結果517は、レコード1001_1〜8を有する。図10に示す帯域占有型通信解析結果517は、Open_Time、SMB_tid/SMB2_Tree_ID、SMB_fid/SMB2_File_ID、File_Access、File_Size、Remaining_Sizeという項目を有する。Open_Time項目に格納された値は時刻を示す。SMB_tid/SMB2_Tree_ID項目とSMB_fid/SMB2_File_ID項目とに格納された値は、ファイルを一意に識別するIDである。File_Access項目に格納された値は、ファイルに対する操作種別を示す。File_Size項目に格納された値は、ファイルの総サイズを示す。Remaining_Size項目に格納された値は、ファイルの残サイズを示す。
帯域予測装置101は、File_Size項目に格納された値やRemaining_Size項目に格納された値を用いて、送信するファイルのサイズを取得する。例えば、帯域予測装置101は、Remaining_Size項目の値を、送信するファイルのサイズとして取得する。
ここで、送信するファイルが複数ある場合もある。例えば、図10に示す例では、SMB_tid/SMB2_Tree_ID項目とSMB_fid/SMB2_File_ID項目に格納された値がレコード1001_1〜8でそれぞれ異なる値である。従って、帯域予測装置101は、それぞれ別のファイルとして、8個のファイルを送信中であると判断する。そして、帯域予測装置101は、レコード1001_1〜8のRemaining_Size項目に格納された値の合計を、送信するファイルのサイズとして取得する。
図11は、帯域占有型通信を除いた通信のモデル化の一例を示す説明図である。図11の(a)におけるグラフ1101では、グラフ901で示した状態から時刻が進み、現在時刻がt10となった状態の一例を示す。
帯域予測装置101は、帯域占有型通信の解析により、時刻t10で帯域占有型通信の開始を検出した場合、ファイルの総サイズと可用帯域とから、ネットワーク211の通信量の制御を行うか否かを判断する。例えば、1分ごとの予測を行っていれば、ファイルの読み込みを検出しても、1分以内にファイルの送信が完了する見込みであれば、帯域予測装置101は、ネットワーク211の通信量の制御を行わないと判断する。これにより、帯域予測装置101は、ネットワーク211の通信量の過制御を防止することができる。ネットワーク211の通信量の制御を行うと判断した場合、帯域予測装置101は、図11の(b)以降で説明する処理を実行する。
図11の(b)におけるグラフ1102では、グラフ1101で示した状態の後、ネットワーク211の通信量の制御を行うと判断した後の状態を示す。まず、帯域予測装置101は、帯域占有型通信の開始を検出した時刻を、送信開始時刻に設定する。図11の(b)の例では、帯域予測装置101は、時刻t10を送信開始時刻に設定する。
次に、帯域予測装置101は、全ての通信プロトコルから帯域占有プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの実測通信量について、ARIMAモデルによる予測モデルを生成する。そして、帯域予測装置101は、生成した予測モデルに基づいて、予測通信量を取得する。ここで、グラフ1102上における白抜きの三角形が、残余の通信プロトコルの通信を計測した通信量を示す。また、グラフ1102上における墨塗りの三角形が、残余の通信プロトコルの通信を予測した通信量を示す。以下、残余の通信プロトコルの通信量を計測した値を「残余実測通信量」と呼称する。また、残余の通信プロトコルの通信量を予測した値を、「残余予測通信量」と呼称する。
グラフ1102では、現在時刻が時刻t10である際に、帯域予測装置101は、時刻t0〜t10における残余実測通信量からARIMAモデルによる予測モデルを生成する。そして、グラフ1102で示すように、帯域予測装置101は、生成した予測モデルに基づいて、現在時刻より未来となる時刻t11〜t13における残余予測通信量を算出する。
図12は、帯域占有型通信の予測情報の算出例を示す説明図である。図12におけるグラフ1201では、グラフ1102で示した状態の後、時刻t11〜t13における残余予測通信量を算出した後の状態を示す。
帯域予測装置101は、算出した残余予測通信量と、ファイルの残サイズとから、可用帯域からファイルの送信が完了するまでに要する送信完了時間を算出する。そして、帯域予測装置101は、送信開始時刻に、送信完了時間を加えた送信完了時刻を算出する。図12の例では、帯域予測装置101は、送信完了時刻を時刻t12と時刻t13との間の時刻として算出する。
図13は、予測情報の補正例を示す説明図である。図13の(a)におけるグラフ1301では、グラフ1201で示した状態の後、送信完了時刻を時刻t12と時刻t13との間の時刻として算出した後の状態を示す。帯域予測装置101は、送信完了時刻より以前の時刻では、帯域占有型通信により可用帯域が全て使われてしまうので、送信完了時刻より以前の時刻に対する予測通信量を総帯域に補正する。また、帯域予測装置101は、送信完了時刻より以降の時刻では、帯域占有型通信は終了しているため、送信完了時刻より以降の時刻に対する予測通信量を、全ての通信プロトコルの通信量に基づき生成した予測モデルにより算出した予測通信量に補正する。なお、帯域予測装置101は、送信完了時刻より以降の時刻に対する予測通信量を、残余予測通信量に補正してもよい。
グラフ1301の例では、帯域予測装置101は、時刻t11、t12における予測通信量を、総帯域である100[Mbps]に補正する。また、帯域予測装置101は、時刻t13における予測通信量を、全ての通信プロトコルの通信量に基づき生成した予測モデルにより算出した予測通信量に補正する。
図13の(b)におけるグラフ1302では、グラフ1201で示した状態の後、送信完了時刻を時刻t13の後の時刻として算出した後の状態を示す。このように、全ての予測通信量が送信完了時刻よりも以前の時刻に関するもののみであれば、帯域予測装置101は、予測通信量を、全ての通信プロトコルの通信量に基づき生成した予測モデルにより算出した予測通信量に補正する。
図14は、予測対象通信量テーブル512〜L7解析対象プロトコルテーブル516の記憶内容の一例を示す説明図である。
図14に示す予測対象通信量テーブル512は、レコード1401_1〜5を有する。予測対象通信量テーブル512は、時刻と、通信量という項目を有する。時刻項目に格納された値は、時刻を示す。通信量項目に格納された値は、該当の時刻における予測対象の通信量を示す。
図14に示す予測通信量テーブル513は、レコード1402_1〜3を有する。予測通信量テーブル513は、時刻と、通信量という項目を有する。時刻項目に格納された値は、時刻を示す。通信量項目に格納された値は、該当の時刻における予測通信量を示す。
図14に示す実測通信量テーブル514は、レコード1403_1〜5を有する。実測通信量テーブル514は、時刻と、通信量という項目を有する。時刻項目に格納された値は、時刻を示す。通信量項目に格納された値は、該当の時刻における実測通信量を示す。また、実測通信量テーブル514の各レコードと一致するレコードが、予測対象通信量テーブル512にある場合がある。例えば、レコード1403_1〜5は、それぞれ、レコード1401_1〜5に一致する。
図14に示す予測外れ度合いテーブル515は、レコード1404_1〜6を有する。予測外れ度合いテーブル515は、時刻と、通信量という項目を有する。時刻項目に格納された値は、時刻を示す。通信量項目に格納された値は、該当の時刻における予測通信量と実測通信量との差を示す。例えば、レコード1404_6の通信量項目に格納された値「39.7」は、レコード1402_1の通信量項目に格納された値「750.0」から、レコード1403_6の通信量項目に格納された値「710.3」を引いた値である。
図14に示すL7解析対象プロトコルテーブル516は、レコード1405_1を有する。ここで、帯域占有プロトコルは2以上あってもよいが、際限なく増加する可能性がある。そこで、帯域予測装置101は、例えば、下記に示す3つの方法のいずれかまたは組み合わせを用いて、L7解析対象プロトコルテーブル516に登録される通信プロトコルの数を抑制してもよい。
1つ目の方法は、L7解析対象プロトコルテーブル516に登録される通信プロトコルの数の上限を決定しておく方法である。例えば、帯域予測装置101は、L7解析対象プロトコルテーブル516に登録される通信プロトコルの数の上限を7つ等に設定しておき、特定したタイミングが早かった7つの通信プロトコルに限定し、それ以上の通信プロトコルをL7解析対象としない。
2つ目の方法は、一定時間観測されていない通信プロトコルを除去する方法である。例えば、CIFSがL7解析対象プロトコルテーブル516に登録されている場合に、帯域予測装置101は、一定時間、例えば24時間CIFSの通信を観測しなかった場合、CIFSをL7解析対象から除去する。ここで、一定時間については、帯域予測装置101のRAM303の空き容量から決定してもよい。
3つ目の方法は、一定時刻に全ての通信プロトコルをL7解析対象から除去する方法である。例えば、帯域予測装置101は、毎日0時にL7解析対象プロトコルテーブル516のレコードを全て削除する。
図15は、予測結果の出力例を示す説明図である。図15では、図14で示した補正された予測通信量テーブル513から、可用帯域を算出した例である。具体的には、帯域予測装置101は、予測通信量テーブル513の各レコードの通信量項目に格納された値に対して単位変換を行う。予測通信量テーブル513の各レコードの通信量項目に格納された値に対して単位変換を行った結果を、表1501として示す。そして、帯域予測装置101は、各時刻における単位変換を行った値に対して、各時刻における可用帯域を算出した例を、表1502として示す。
例えば、帯域予測装置101は、レコード1402_1の通信量項目に格納された値「750[MByte/分]」を、表1501のレコード1501_1で示すように、750*8/60=100[Mbps]に変換する。そして、帯域予測装置101は、表1502のレコード1502_1で示すように、時刻9:05:00における可用帯域を、100−100=0[Mbps]と算出する。
表1502の使用例として、例えば、帯域予測装置101は、時刻9:05〜9:06においては低FPSとするようにし、時刻9:07においては高FPSとしてもよいという指示をサーバ221_1〜4に通知する。または、帯域予測装置101は、表1502の内容をサーバ221_1〜4に通知してもよい。そして、表1502の内容の通知を受けたサーバ221_1〜4は、表1502の内容に従って、利用者端末241に送信する画像情報のFPSを設定する。
次に、帯域予測装置101が実行する帯域予測処理を、図16、図17を用いて説明する。
図16は、帯域予測処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。また、図17は、帯域予測処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。帯域予測処理は、帯域を予測する処理である。
帯域予測装置101は、全通信を対象として算出した通信量を予測対象通信量に設定する(ステップS1601)。次に、帯域予測装置101は、帯域占有型通信の開始を検出したか否かを判断する(ステップS1602)。帯域占有型通信の開始を検出した場合(ステップS1602:Yes)、帯域予測装置101は、帯域占有型通信の開始を検出した時刻を送信開始時刻に設定する(ステップS1603)。そして、帯域予測装置101は、設定した予測対象通信量から、帯域占有型通信による通信量を除いた通信量を予測対象通信量に設定する(ステップS1604)。
ステップS1604の処理終了後、または帯域占有型通信の開始を検出していない場合(ステップS1602:No)、帯域予測装置101は、ARIMAモデルを用いて、予測対象通信量をモデル化する(ステップS1605)。次に、帯域予測装置101は、得られたモデルから、予測通信量を算出する(ステップS1606)。そして、帯域予測装置101は、予測通信量と実測通信量との差を、外れ度合いテーブル515に格納する(ステップS1607)。
次に、帯域予測装置101は、外れ度合いテーブル515から変化点を検出したか否かを判断する(ステップS1701)。外れ度合いテーブル515から変化点を検出した場合(ステップS1701:Yes)、帯域予測装置101は、使用帯域が急変した通信プロトコルを、帯域占有プロトコルとして特定する(ステップS1702)。そして、帯域予測装置101は、特定した帯域占有プロトコルがL7解析済みか否かを判断する(ステップS1703)。特定した帯域占有プロトコルがL7解析済みでない場合(ステップS1703:No)、帯域予測装置101は、帯域占有プロトコルのL7解析を開始する(ステップS1704)。
ステップS1704の処理終了後、または特定した帯域占有プロトコルがL7解析済みである場合(ステップS1703:Yes)、帯域予測装置101は、帯域占有型通信の送信完了時刻を算出する(ステップS1705)。そして、帯域予測装置101は、予測通信量テーブルのうち送信開始時刻から送信完了時刻までの予測通信量を補正する(ステップS1706)。ステップS1706の処理終了後、または外れ度合いテーブル515から変化点を検出していない場合(ステップS1701:No)、帯域予測装置101は、ステップS1601の処理に移行する。帯域予測処理を実行することにより、帯域予測装置101は、帯域を予測することができる。
以上説明したように、帯域予測装置101は、複数の通信プロトコルのうちの帯域占有プロトコルの通信から得たファイルサイズから通信量を予測し、残余の通信プロトコルに対して予測した通信量と合成する。これにより、周期性がない通信を考慮して帯域を予測でき予測精度を向上させることができる。
また、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量に基づいて、帯域占有プロトコルを特定してもよい。これにより、帯域占有プロトコルを自動的に特定することができ、帯域予測装置101の管理者が、帯域占有プロトコルを入力する手間を省くことができる。また、帯域予測装置101は、シンクライアントシステム200の運用を継続した結果、帯域占有プロトコルが別の通信プロトコルに代わった際にも、管理者の再設定することなく運用を継続することができる。
また、帯域予測装置101は、複数の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量に基づきファイルの送信があったことを検出する。検出した際に、帯域予測装置101は、第1の特定方法として、各々の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量に基づいて帯域占有プロトコルを特定してもよい。これにより、ファイルの送信があったことを検出するまでは、各々の通信プロトコルの予測通信量を算出しなくてよくなり、帯域予測装置101は、帯域占有プロトコルの特定にかかる負荷を抑制することができる。
また、帯域予測装置101は、複数の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量に基づきファイルの送信があったことを検出する。検出した際に、帯域予測装置101は、第2の特定方法として、各々の通信プロトコルの実測通信量の変化量と、複数の通信プロトコルの予測通信量と実測通信量との差の変化量との比較結果に基づいて、帯域占有プロトコルを特定してもよい。第2の特定方法を実行することにより、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルの予測通信量を算出せずに帯域占有プロトコルを特定することができるため、第1の特定方法より帯域予測装置101にかかる負荷を抑制することができる。
これに対し、第1の特定方法を実行すると、帯域予測装置101は、各々の通信プロトコルの予測通信量が得られる。そして、帯域予測装置101は、ある通信プロトコルの予測通信量と実測通信量とが同じように変動する際、ある通信プロトコルを帯域占有プロトコルとして特定するという誤った特定を抑制することができる。従って、第1の特定方法を実行することにより、帯域予測装置101は、第2の特定方法と比較して、帯域占有プロトコルの特定の誤りを抑制することができる。
また、帯域予測装置101は、総帯域から、第1予測情報の所定時間ごとにおける予測通信量を減じることにより、いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける帯域通信プロトコルが使用可能な帯域を算出してもよい。これにより、帯域予測装置101は、帯域通信型通信の送信完了時刻を算出することができ、正確な帯域予測を行うことができる。
また、帯域予測装置101は、第1予測情報と第2予測情報とを合成した予測情報に基づいて、サーバ221_1〜4を制御してもよい。これにより、帯域予測装置101は、利用者端末241の利用者に快適なシンクライアントのサービスを提供することができる。
なお、本実施の形態で説明した帯域予測方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本帯域予測プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本帯域予測プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
処理を実行させることを特徴とする帯域予測プログラム。
(付記2)前記コンピュータに、
前記いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記各々の通信プロトコルの通信量である第3予測情報を算出し、
前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記各々の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第3予測情報との差の変化量に基づいて、前記複数の通信プロトコルからファイル送信に用いられる通信プロトコルを特定する、処理を実行させ、
前記取得する処理は、
前記複数の通信プロトコルのうちの特定した前記第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得することを特徴とする付記1に記載の帯域予測プログラム。
(付記3)前記コンピュータに、
前記前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数の通信プロトコルの通信量である第4予測情報を算出し、
前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第4予測情報との差の変化量に基づいて、ファイルの送信があったことを検出する、処理を実行させ、
前記第3予測情報を算出する処理は、
ファイルの送信があったことを検出した場合、前記前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記第3予測情報を算出することを特徴とする付記2に記載の帯域予測プログラム。
(付記4)前記コンピュータに、
前記いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数の通信プロトコルの通信量である第4予測情報を算出し、
前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第4予測情報との差の変化量に基づいて、ファイルの送信があったことを検出し、
ファイルの送信があったことを検出した場合、前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルの通信量の変化量と、前記差の変化量との比較結果に基づいて、前記複数の通信プロトコルからファイル送信に用いられる前記第1通信プロトコルを特定する、処理を実行させ、
前記取得する処理は、
前記複数の通信プロトコルのうちの特定した前記第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得することを特徴とする付記1に記載の帯域予測プログラム。
(付記5)前記コンピュータに、
前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数のプロトコルが使用可能な帯域から、前記第1予測情報の所定時間ごとにおける通信量を減じることにより、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域を算出する、処理を実行させ、
前記第2予測情報を算出する処理は、
算出した前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記第2予測情報を算出することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の帯域予測プログラム。
(付記6)前記コンピュータは、前記残余の通信プロトコルのいずれかの通信プロトコルによって画像情報を送信する装置に通信可能に接続しており、
前記コンピュータに、
前記第1予測情報と前記第2予測情報とを前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成した予測情報に基づいて、前記装置を制御する、
処理を実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の帯域予測プログラム。
(付記7)複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
制御部を有することを特徴とする帯域予測装置。
(付記8)コンピュータが、
複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
処理を実行することを特徴とする帯域予測方法。
101 帯域予測装置
110 通信経路
111 ファイル
112 画面情報
500 制御部
501 複数通信プロトコル予測情報算出部
502 検出部
503 各通信プロトコル予測情報算出部
504 特定部
505 解析部
506 取得部
507 残余通信プロトコル予測情報算出部
508 帯域占有プロトコル予測情報算出部
509 合成部
510 サーバ制御部
511 通信量テーブル
512 予測対象通信量テーブル
513 予測通信量テーブル
514 実測通信量テーブル
515 予測外れ度合いテーブル
516 L7解析対象プロトコルテーブル
517 帯域占有型通信解析結果

Claims (7)

  1. コンピュータに、
    複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
    いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
    前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
    前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
    処理を実行させることを特徴とする帯域予測プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記各々の通信プロトコルの通信量である第3予測情報を算出し、
    前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記各々の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第3予測情報との差の変化量に基づいて、前記複数の通信プロトコルからファイル送信に用いられる第1通信プロトコルを特定する、処理を実行させ、
    前記取得する処理は、
    前記複数の通信プロトコルのうちの特定した前記第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得することを特徴とする請求項1に記載の帯域予測プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数の通信プロトコルの通信量である第4予測情報を算出し、
    前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第4予測情報との差の変化量に基づいて、ファイルの送信があったことを検出する、処理を実行させ、
    前記第3予測情報を算出する処理は、
    ファイルの送信があったことを検出した場合、前記前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記各々の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記第3予測情報を算出することを特徴とする請求項2に記載の帯域予測プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記いずれかの時刻より前の時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記前の時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数の通信プロトコルの通信量である第4予測情報を算出し、
    前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの通信量と、算出した前記第4予測情報との差の変化量に基づいて、ファイルの送信があったことを検出し、
    ファイルの送信があったことを検出した場合、前記前の時刻より後の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルの各々の通信プロトコルの通信量の変化量と、前記差の変化量との比較結果に基づいて、前記複数の通信プロトコルからファイル送信に用いられる前記第1通信プロトコルを特定する、処理を実行させ、
    前記取得する処理は、
    前記複数の通信プロトコルのうちの特定した前記第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得することを特徴とする請求項1に記載の帯域予測プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記複数のプロトコルが使用可能な帯域から、前記第1予測情報の所定時間ごとにおける通信量を減じることにより、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域を算出する、処理を実行させ、
    前記第2予測情報を算出する処理は、
    算出した前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記第2予測情報を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の帯域予測プログラム。
  6. 複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
    いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
    前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
    前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
    制御部を有することを特徴とする帯域予測装置。
  7. コンピュータが、
    複数の通信プロトコルのうちのファイル送信に用いられる第1通信プロトコルの通信を前記第1通信プロトコルに基づいて解析した解析結果から、前記第1通信プロトコルにより送信されるファイルのサイズを取得し、
    いずれかの時刻以前の所定時間ごとに計測した前記複数の通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残余の通信プロトコルの通信量の周期性に基づく予測モデルに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記残余の通信プロトコルの通信量である第1予測情報を算出し、
    前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルが使用可能な帯域と、取得した前記ファイルのサイズとに基づいて、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとにおける前記第1通信プロトコルの通信量である第2予測情報を算出し、
    前記第1予測情報と前記第2予測情報とを、前記いずれかの時刻より後の所定時間ごとに合成する、
    処理を実行することを特徴とする帯域予測方法。
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