JP2016220025A - 受信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】放送局から受信された情報に基づいて受信装置の所在地を決定し、所在地に含まれる防災・安全情報を適切に受信することが可能な受信装置等を提供すること。【解決手段】ワンセグ送信局(30)により受信可能なワンセグ放送のチャンネルを利用して、前記受信装置の所在地を決定する。V−Low放送局から受信されたV−Low放送からAC信号を検出し、検出されたAC信号に防災・安全情報が含まれている場合には、当該防災・安全情報の対象地域に、所在地が含まれているか判定する。防災・安全情報の対象地域に、所在地が含まれている場合には、V−Low放送局から緊急サービスを受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、地上マルチメディア放送を行う第1の放送局と、ワンセグ放送を行う第2の放送局とから放送を受信可能な受信装置等に関する。
地上マルチメディア放送では、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)情報とAC(Auxiliary Channel)キャリアを利用して緊急情報との伝送が可能である。TMCC情報が緊急警報情報を含む場合はビット割り当ての「B26」=「1」となり(例えば、非特許文献1の第1部 3.15.5.3 起動制御信号を参照)、TS(Transport Stream)の受信とTSに含まれる放送番組の提示動作に必要な機能を起動させることができる。
ACキャリアで地震動警報情報又は地域の防災・安全情報を伝送する場合、これらの情報が対象とする地域はAC信号内の情報から取得可能である。また、AC信号に地震動情報や地域の防災・安全情報が含まれているか否かはAC信号のB21〜B23の値で判断される(例えば、非特許文献1の第2部 表3−18)。
ARIB STD-B46 V2.1の第2部「3.16 AC信号」http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B46v2_1.pdf
ここで、GPSや通信ネットワークから位置情報を得ることができない移動端末(GPSや通信機能を備えない安価な受信専用端末や、GPSや通信ネットワークが利用できない状況の端末)では、AC信号で伝送される地域の防災・安全情報の対象地域に、自端末が所在しているか分からないため、他地域が対象の地域の防災・安全情報の放送でもTS受信が起動されてしまう。これは、無駄な電力消費につながるという問題点があった。
特に、地域の防災・安全情報は、地震情報と比較すると緊急度が高くないにもかかわらず、毎回TS受信が起動されてしまうという問題点が生じていた。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、受信可能なデジタル放送のチャンネルを利用することで受信装置の所在地を決定し、所在地に含まれる防災・安全情報を適切に受信することが可能な受信装置等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明の受信装置は、地上マルチメディア放送を行う第1の放送局と、ワンセグ放送を行う第2の放送局とから放送を受信可能な受信装置であって、前記第2の放送局の放送を送信する送信局から受信されたワンセグ放送の受信状態に基づいて、前記受信装置の所在地を決定する所在地決定手段(例えば、図7のステップS214、S216、S218)と、前記第1の放送局から受信された地上マルチメディア放送からAC信号を検出する検出手段(例えば、図6のステップS106)と、前記検出されたAC信号に防災・安全情報が含まれている場合には、当該防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれているか判定する所在地判定手段(例えば、図6のステップS112)と、前記防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれている場合には、前記第1の放送局から緊急サービスを受信する緊急サービス受信手段(例えば、図6のステップS112;Yes、ステップS114)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信装置がワンセグ放送に基づいて自受信装置の所在地を決定し、その所在地が含まれる地域の防災・安全情報が受信された場合に、緊急サービスを受信することとなる。したがって、ワンセグ放送の受信だけで自受信装置の所在地を特定することが可能となり、自受信装置の所在地と関係の無いサービスは受信されず、無駄な受信処理を実行する必要が無くなる。
システム全体の概略を説明するための図である。 第1実施形態における受信装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態における動作タイミングを説明するための図である。 第1実施形態のワンセグ送信局DBのデータ構造の一例を示す図である。 第1実施形態の地域情報DBのデータ構造の一例を示す図である。 第1実施形態におけるAC信号モニタ処理を示す動作フローである。 第1実施形態におけるワンセグ受信処理を示す動作フローである。 第1実施形態におけるV−Low緊急サービス受信処理を示す動作フローである。 第2実施形態における動作タイミングを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明の受信装置を地上マルチメディア放送が受信可能な可搬型の受信装置、例えば、地上マルチメディア放送を受信可能なスマートフォン、カーナビゲーション、電子辞書、コンピュータ等を例にして説明する。
[1.第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
[1.1 全体構成]
第1実施形態における全体構成について説明する。まず、一般的な緊急放送サービスの受信についての動作について説明する。
地上マルチメディア放送の一例であるVHF−Low帯のセグメント連結放送の受信装置が緊急放送受信に対応する場合、以下のいずれかの方法によって緊急放送が伝送されていることを検知し、緊急放送サービスの受信を行う。
(1)緊急警報放送起動フラグによる自動起動
(2)AC(Auxiliary Channel)信号を定期的に受信し、AC信号のB1−B3より、「地震動警報情報又は地域の防災・安全情報」が伝送されていると判断された場合にTS受信を起動する
例えば、図1(a)を用いて動作を説明する。V−Low送信局20は、V−Low放送局から放送されるVHF−Low帯のセグメント連結放送の送信を行う送信局である。そして、V−Low送信局20の放送エリアR20に、受信装置10(10A、10B、10C)が存在している。また、緊急放送(緊急警報放送)の対象地域R10に、受信装置10Aと受信装置10Bとが含まれている。ここで、放送エリアとは、同一の放送が行われているエリアであり、V−Low送信局20又はV−Low送信局20と中継局(不図示)とによって構成されている。
ここで、受信装置10A、10Bは、緊急放送対象地域内であり、受信装置10Cは緊急放送対象地域外である。すなわち、受信装置10A、10Bは、上述した(1)又は(2)により、緊急放送サービスを受信するが、受信装置10Cは地震動警報情報又は地域の防災・安全情報を伝送するAC信号を受信しても、緊急放送サービスの受信を行う必要は無い。
VHF−Low帯のセグメント連結放送では、緊急放送(地震動警報情報、地域の防災・安全情報)の対象地域の情報がAC信号で伝送される場合があり(このときAC信号のビット列のB17、B18が「0」,「0」となる)、受信装置は、この対象地域情報によって、自身が所在する地域以外を対象とした放送と判断できる場合は、緊急放送サービスの受信を行わずにすみ、電力消費を抑えることができる。
また、もし対象地域情報を利用できなければ、放送エリア内の各所に対する緊急放送サービスを全て受信する動作となってしまい、場合によっては非常に多くの電力消費につながる。
図1(b)は、本実施形態におけるシステム全体を説明するための図である。図1に加えて、ワンセグ放送局から放送されるワンセグ放送の送信を行う送信局/中継局(以下、「ワンセグ送信局」とする)30が更に含まれている。すなわち、受信装置10Aはワンセグ送信局30Aの放送エリアR30A、受信装置10Bはワンセグ送信局30Bの放送エリアR30B、受信装置10Cはワンセグ送信局30Cの放送エリアR30Cにそれぞれ含まれている。
そして、各受信装置10は、直近の時間帯に受信したワンセグ送信局であるワンセグ送信局30の情報(受信チャンネル)から自受信装置の所在地を更新する。そして、AC信号で伝送される対象地域情報と照合し、所在地域を対象とした緊急放送の場合にTSの受信を行う。
[1.2 機能構成]
続いて、本発明における受信装置10の機能構成について説明する。図2に示すように、受信装置10は、制御部110と、チューナ部120と、AC信号解析部130と、V−Low受信制御部140と、V−Lowサービス提示部145と、ワンセグ受信制御部150と、記憶部160と、所在地情報管理部170と、操作部180と、表示部185と、音出力部190とを備えている。
制御部110は、受信装置10の全体を制御するための機能部である。制御部110は、記憶部160に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Process Unit)等により構成される。
また、後述する操作部180、またはAC信号解析部130からの指示によりV−Low受信制御部140又はワンセグ受信制御部150に、各々が制御する放送方式の受信を指示する。位置情報把握のためのワンセグ定期受信や緊急放送情報把握のためのAC信号定期受信のタイミングの制御を行う。
チューナ部120は、VHF−Low帯セグメント連結放送と、UHF帯の地上デジタル放送(ワンセグ)を受信可能なデジタル放送チューナである。なお、本実施形態ではデジタル放送として、ワンセグ放送を受信することとしているが、併せてフルセグ放送を受信できても良い。
AC信号解析部130は、制御部110から指示されたタイミングで定期的にチューナから出力されるAC信号の解析を行う。AC信号に緊急放送とその対象地域を指定する情報がある場合は、所在地情報管理部170に、対象地域に所在地が含まれるか問い合わせ、含まれる場合は、制御部110にV−Low緊急放送サービス受信を要求する。
V−Low受信制御部140は、制御部110からVHF−Low帯放送受信を指示された場合、チューナから入力されるTS(トランスポートストリーム)から必要なパケットを抽出し解析を行い、受信対象のサービスをユーザに提示するための処理を行う。
V−Lowサービス提示部145は、V−Low受信制御部140から必要な情報を受け取り、V−Low放送のサービス(映像・音声・データ放送等)をユーザに提示する。
ワンセグ受信制御部150は、制御部110からワンセグ放送受信を指示された場合、チューナ部120から出力されるTSから必要なパケットを抽出し解析を行う。本実施形態においては、ワンセグは位置特定の用途で受信を行う。
ワンセグ受信時、PSI/SIを解析して得られるネットワークID又はサービスIDより送信局を特定し、ワンセグ送信局DB(データベース)162等に登録された、送信局と周波数(チャンネル)との関係より所在地情報を得る。
ここで、チューナ部120等の動作タイミングについて図3を用いて説明する。図3は時間軸に信号の受信区間を図示したものである。P10はV−LowのAC信号モニタ区間であり、P12はワンセグ定期受信区間、P14はV−Low緊急サービス受信区間である。
V−LowのAC信号監視のため、1分間隔にV−Low放送の受信を行う(P10)。このとき、AC信号解析部130は動作するが、TSの受信は行わないのでV−Low受信制御部140は動作しない。
所在地特定のため、10分間隔でワンセグ放送の受信を行う(P12)。送信局と受信周波数(受信チャンネル)とから、所在エリアを特定し、所在地情報管理部170の情報を更新する。
V−LowのAC信号で、受信装置が所在する地域に向けた防災・安全情報が伝送されていた場合は、V−Low受信制御部140を起動し、V−Low放送のTSの受信を行う(P14)。防災・安全サービスがリアルタイム視聴サービスの場合は、ユーザにリタルタイム放送の映像・音声を提示し、防災・安全放送が蓄積型のサービスである場合は、受信機に搭載されるメモリに放送番組を蓄積する。
記憶部160は、受信装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部160は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部160には、ワンセグ送信局DB162と、地域情報DB164とが記憶されている。なお、本実施形態では、受信装置10の記憶部160に記憶されているが、クラウド上等に記憶されていても良い。
ワンセグ送信局DB162は、全国のワンセグ放送の送信局・中継局における送出周波数(チャンネル)と受信エリアの情報を格納したデータベースである。ワンセグ受信制御部150から与えられる情報(送信局名、受信周波数)により、所在地を求めることができる。
ここで、ワンセグ送信局DB162のデータ構造の一例を図4に示す。図4はワンセグ送信局30の送信チャンネルと放送を識別する識別子(例えば、サービスID)とを対応づけたDBである。具体的には、エリアと局名(送信局/中継局名)とに対応づけてサービスID毎に送信チャンネル(使用チャンネル)が記憶されている。
例えば、サービスIDと受信チャンネルより、所在地の候補となる局名を抽出する。抽出された局名が複数ある場合は、所在地の絞り込みのため、さらにサービスIDと受信チャンネルの対応関係を必要とする。抽出された候補が1つである場合は、その時点で所在地が確定する。
例えば、具体的な動作としては、まず、所在地域でワンセグ受信を起動し、13ch〜52ch(ワンセグ放送で使用される物理チャンネル)の範囲で各放送局のPMT(Program Map Table)受信を試みる。そして、最初に受信できたチャンネル番号とサービスIDとによってデータベースを照合し、候補地域(候補地域は、送信局・中継局の放送エリアの地域)を得る。
図4のDBを例にとると、「22ch」で「0598」の放送を受信した場合、候補地は東京23区(東京局)、八王子(八王子局)、西多摩(青梅局)があるため、さらに別の放送局のチャンネル番号を取得して地域の絞り込みを行う(図4では異なるチャンネル番号の記載がないが、未記載のサービスIDで異なるチャンネルを使用する放送局があれば、その放送局のPMTを受信すれば地域の絞り込みが行える)。「29ch」で「0580」の放送を受信した場合は八王子以外に候補地域がないため、その時点で地域特定が完了する。
図5は、地域情報DB164のデータ構造の一例である。ワンセグ送信局30と、地域識別の情報と、全国地方公共団体コードとを対応づけて記憶している。ワンセグ送信局DB162で抽出された局名に基づいて、所在地の地域識別又は全国地方公共団体コードを本DBにより取得可能となる。
ここで、地域情報DB164の地域識別、全国地方公共団体コードはARIB STD−B46で、AC信号で地域指定のために送出される情報に対応した情報が記憶されている。
所在地情報管理部170は、一定時間毎に更新される、ワンセグ受信制御部150が求めた所在地を管理し、AC信号解析部130からの問合せに対し現在の所在地を返却する機能部である。
操作部180は、受信装置10に対して利用者が操作を入力するための機能部である。例えば、ハードウェアキーやタッチパネル等で実現されるソフトウェアキー、音声入力といった何れかの方法で実現できる。
表示部185は、各種情報、映像等を表示する為の機能部であり、例えばLCD等により構成される。また、音出力部190は、音を出力するための機能部であり、スピーカーやヘッドフォン等により構成される。
[1.3 処理の流れ]
続いて本実施形態における処理の流れについて、処理フローを用いて説明する。
[1.3.1 AC信号モニタ処理]
まず、最初にV−Low信号モニタ区間の処理フローとして、図6のAC信号モニタ処理について説明する。
まず、AC信号のモニタを開始するために、V−Low受信モードでチューナ部120を起動し、VHF−Low帯のチャンネルを選局する(ステップS102)。続いて、タイマをスタートする(ステップS104)。これは、受信圏外の場合でも、一定時間経過後(例えば5秒経過後)に、チューナ部120をOFFにするためである。
ここで、AC信号を検出する(ステップS106)。AC信号が所定時間検出されない場合には、チューナ部120を停止し、AC信号モニタ処理を終了する(ステップS106;No→ステップS108;Yes→ステップS116)。
所定時間以内(ステップS106;No→ステップS108;No→ステップS106)に、AC信号が検出された場合には(ステップS106;Yes)、緊急情報として、地域の防災・安全情報があるか否かを判定する(ステップS110)。具体的には、AC信号解析部130は、AC信号の各ビットをチューナから取得し、防災・安全情報の有無、地域情報の有無を判定する。
ここで、地域の防災・安全情報が無い場合(ステップS110;No)や、地域の防災・安全情報があっても、所在地が対象地域ではない場合には(ステップS110;Yes→ステップS112;No)、チューナ部120を停止し(ステップS116)、本処理を終了する。他方、地域の防災・安全情報があり、所在地が対象地域である場合には(ステップS110;Yes→ステップS112;Yes)、V−Low緊急サービスの受信処理を実行する(ステップS114、図8)。所在地が対象地域であるか否かは、具体的にはAC信号に記載される対象地域に、現在の所在地が含まれるかどうか判断して行う。
[1.3.2 ワンセグ受信処理]
続いて、ワンセグ定期受信区間の処理フローについて、図7を用いて説明する。まず、チューナ部120を起動し、初期チャンネル(例えば、13ch)を選局する(ステップS202)。ここで、ワンセグ定期受信時は、チャンネルスキャンと同様の動作を行う。ただし、あるチャンネルで受信した送信局の情報により、スキャンを継続しても、所在地のさらなる絞り込みができない場合は途中で処理を停止する。
続いて、PMTの受信を開始する(ステップS204)。これにより、PMT記載のservice_idを取得する。ここで、service_idは放送局を特定するために使用される。
続いてタイマをスタートする(ステップS206)。受信中のチャンネルで一定時間(例えば、1秒)、PMTが受信できなかった場合、次のチャンネルを選局する。
具体的には、PMTが所定時間受信できなかった場合、最終チャンネルでなければ受信チャンネルを1加算し、再度PMTを受信する(ステップS208;No→ステップS210;Yes→ステップS220;No→ステップS224→ステップS208)。なお、全てのチャンネルを実行した後は、本処理を終了する(ステップS220;Yes)。
続いて、PMTが受信できた場合には(ステップS208;Yes)、タイマを停止し(ステップS212)、service_id(サービスID)を取得する(ステップS214)。ここで、service_idのb15〜b10は地域識別に割当てられている(ARIB TRB−14 第7編 9.1.3)ため、PMT受信により所在地の大まかな特定は可能である(サービスIDに地域識別に割り当てられるビットがあるためである)。本実施形態では、所在地の絞り込みを行うため、ワンセグ送信局DB162、地域情報DB164を利用する。
続いて、受信装置10の地域が決定出来た場合には所在地を更新する(ステップS216;Yes→ステップS218)。受信装置10の地域が決定出来なかった場合は、ステップS220から処理を実行する(ステップS216;No→ステップS220)。
なお、複数の送信局が使用するチャンネル情報を用いればさらに所在地の絞り込みが可能な場合は、チャンネルスキャン処理を継続しても良い。現在までに受信した送信局から求められる所在地以上の絞り込みができない場合はチャンネルスキャン処理を停止し、所在地を更新するという構成にしても良い。
[1.3.3 V−Low緊急サービス受信処理]
続いて、V−Low緊急サービス受信処理について、図8を用いて説明する。まず、受信チャンネルの各サービスのPMTのPIDを取得するためにPAT(Program Association Table)(PIDは固定)受信を開始する(ステップS302)。
続いて、PATを受信し(ステップS304)、受信したPATを解析し、受信中のチャンネルで放送中の各サービスのPMTのPIDを保持する(ステップS306)。続いて、PMTの受信を開始し、任意のサービスのPMTを受信する(ステップS308→ステップS310)。
受信したPMTの緊急情報記述子に記載されるサービスIDを取得し(ステップS312)、PAT解析により得られたサービスIDとそのサービスのPMTのPIDとの関係を用いて、緊急放送サービスのPMTの受信を開始する(ステップS314)。
緊急放送サービスのPMTの受信をすると(ステップS316)、PMTを解析して得られる各ES(Elementary Stream)(映像・音声・データ放送等)の分離・抽出を開始する(ステップS318)。そして、サービスIDで判断される放送種別に対応した処理を行う(例えば、ユーザに対して映像・音声を提示する等)(ステップS320)。
[1.4 効果]
このように、本実施形態によれば、受信装置に装備されているチューナを使用し、受信チャンネルを利用して所在地の位置情報を得ることができる。したがって、GPSや通信ネットワークからの位置情報が得られない場合でも、自受信装置が防災・安全情報放送の対象地域かを判断でき、他地域が対象の情報の受信を行わず、効率的な緊急放送受信を行うことができる。
[1.5 変形例]
最後のワンセグ定期受信の後に、ユーザ操作によってワンセグの受信が行われ、そのときの送信局と受信チャンネルの対応関係により、所在地の移動が推定される場合は、ユーザによるワンセグ受信終了後にワンセグによる所在地特定処理を行ってもよい。この場合、ユーザによって行われたワンセグ受信により、所在地の大まかな特定はできているので、ワンセグによる所在地特定処理において受信を行うチャンネルを限定し、処理の高速化を行える。すなわち、ユーザによりワンセグ視聴で特定できた地域とその周辺で使用されているチャンネルに限定できる。
また、ワンセグ定期受信処理間に行われたユーザによるワンセグ受信の情報を利用して、ワンセグ定期受信処理時のスキャン対象のチャンネルを限定することとしても良い。
また、受信機がフルセグ受信機能を備える場合、ワンセグ定期受信処理間に行われたユーザによるフルセグ受信によって、ワンセグ定期受信処理時のスキャン対象のチャンネルを限定しても良い。
[2.第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、ワンセグ定期受信を行わず、AC信号に防災・安全情報が検出された場合に、ワンセグによる所在地の特定を行う処理である。なお、第1実施形態のシステムの構成、各装置の構成は同一であるため、その詳細は省略する。
すなわち、本実施形態における動作タイミングについて図9を用いて説明する。V−LowのAC信号監視のため、1分間隔にV−Low放送の受信を行う(P10)。このとき、AC信号解析部130は動作するが、TSの受信は行わないのでV−Low受信制御部140は動作しない。
V−LowのAC信号に、防災・安全情報が伝送されていた場合は、AC信号の対象地域情報を保持後、チューナ部120をワンセグ受信モードに切替え、図7の処理を実行する。このタイミングでワンセグ放送の受信を行う(P12)。このワンセグ受信処理により特定された所在地域に向けた防災・安全情報であると判断できた場合は、再度チューナ部120をV−Low受信モードに戻し、V−Low受信制御部140を起動し、V−Low放送のTSの受信を行う(P14)。防災・安全放送がリアルタイム視聴サービスの場合は、ユーザにリタルタイム放送の映像・音声を提示し、防災・安全放送が蓄積型のサービスである場合は、受信機に搭載されるメモリに放送番組を蓄積する。
本実施形態ではワンセグ受信処理を図6のステップS110とステップS112との間で実行することとなる。
[3.第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態、第2実施形態では、ワンセグ受信時に取得するPSI(Program Specific Information)はPMTを対象としている。これは、PMTの再送周期が200msと短いために、タイムアウト時間を短く設定でき、ワンセグ定期受信処理時間を短くすることができるためである。
本実施形態では、PMTの代わりに取得対象をNIT(Network Information Table)とする。この場合、タイムアウト時間はPMTより長めに設定される。また放送局特定のために使用される情報はネットワークIDとなる。
なお、この場合におけるシステム全体の構成、機能構成、処理については第1実施形態等と同様である。
[4.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
10:受信装置 20:V−Low送信局 30:ワンセグ送信局 110:制御部
120:チューナ部 130:AC信号解析部 140:V−Low受信制御部
145:V−Lowサービス提示部 150:ワンセグ受信制御部 160:記憶部
162:ワンセグ送信局DB 164:地域情報DB 170:所在地情報管理部
180:操作部 185:表示部 190:音出力部

Claims (5)

  1. 地上マルチメディア放送を行う第1の放送局と、ワンセグ放送を行う第2の放送局とから放送を受信可能な受信装置であって、
    前記第2の放送局の放送を送信する送信局から受信されたワンセグ放送に基づいて、前記受信装置の所在地を決定する所在地決定手段と、
    前記第1の放送局から受信された地上マルチメディア放送からAC信号を検出する検出手段と、
    前記検出されたAC信号に防災・安全情報が含まれている場合には、当該防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれているか判定する所在地判定手段と、
    前記防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれている場合には、前記第1の放送局から緊急サービスを受信する緊急サービス受信手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記所在地判定手段は、前記ワンセグ放送を受信中のチャンネルと、当該ワンセグ放送に含まれる識別子とから、前記受信装置の所在地を決定することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記所在地決定手段は、前記第2の放送局から、所定の間隔でワンセグ放送を受信して、前記受信装置の所在地を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記所在地決定手段は、前記第2の放送局から受信されるワンセグ放送を複数のチャンネルを切り替えることにより、一又は複数の識別子から、前記受信装置の所在地を判定することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の受信装置。
  5. 地上マルチメディア放送を行う第1の放送局と、ワンセグ放送を行う第2の放送局とに接続可能な端末装置に、
    前記第2の放送局から受信されたワンセグ放送に基づいて、前記端末装置の所在地を決定する所在地決定機能と、
    前記第1の放送局から受信された地上マルチメディア放送からAC信号を検出する検出機能と、
    前記検出されたAC信号に防災・安全情報が含まれている場合には、当該防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれているか判定する所在地判定機能と、
    前記防災・安全情報の対象地域に、前記所在地が含まれている場合には、前記第1の放送局から緊急サービスを受信する緊急サービス受信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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