JP2016219865A - 電波受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信電波のサンプリングにおいて消費電力を小さく抑えることができる電波受信装置を提供する。
【解決手段】マイクロコンピュータ7は、例えばローパワーサンプラ等のハード回路17を備える。マイクロコンピュータ7は、受信機8を待機状態とするとき、低消費モードで作動する。マイクロコンピュータ7は、定期間隔で到来する受信サンプリングの実行タイミングになると、マイクロコンピュータ7のハード回路17による受信サンプリングを実行する。ハード回路17による受信サンプリングは、マイクロコンピュータ7の中消費モードで実行される。サンプリング結果後、受信電波があれば、マイクロコンピュータ7は高消費モードに移行し、受信電波がなければ、元の低消費モードに戻る。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波を受信する電波受信装置に関する。
従来、電子キーシステムを備えた車両には、電子キーから送信された電波を受信する電波受信装置が設けられている(特許文献1等参照)。車両は、電子キーから送信された電波(電子キーID)を電波受信装置で受信すると、電子キーIDを照合し、このID照合が成立すれば、車両ドアの施解錠が許可又は実行される。
特開2008−252464号公報
ところで、この種の電波受信装置は、待機電力を抑制するために、定期的に起動して電波受信を監視する方式をとる。しかし、電波受信装置を定期的にのみ起動させる場合であっても、この起動に電力を多く消費している問題があり、さらなる省電力化のニーズがあった。
本発明の目的は、受信電波のサンプリングにおいて消費電力を小さく抑えることができる電波受信装置を提供することにある。
前記問題点を解決する電波受信装置は、定期的に受信機を起動して電波受信を監視し、起動しているときに当該受信機で電波を受信可能な構成において、前記受信機の動作を管理するマイクロコンピュータに設けられ、当該マイクロコンピュータにおいて前記受信機の受信データを取り込むポートをサンプリングすることが可能なハード回路と、前記受信機が待機から起動する状態に切り替わったとき、前記ハード回路を通じて電波受信をサンプリングするサンプリング実行部と、前記サンプリング実行部が実行したサンプリングの結果を基に、前記マイクロコンピュータの作動モードを設定するモード設定部とを備えた。
本構成によれば、受信機の電波受信有無をサンプリングするにあたって、同サンプリングをマイクロコンピュータのハード回路を使用して行うようにしたので、同サンプリングを、例えばマイクロコンピュータを高消費モードに移行させた上でのソフトウェア処理によって実行させずに済む。よって、消費電力を少なく抑えることが可能となる。
前記電波受信装置において、前記ハード回路は、前記マイクロコンピュータに予め設けられたハード構成により、当該マイクロコンピュータのポートを連続サンプリングすることが可能なローパワーサンプラから実現されることが好ましい。この構成によれば、マイクロコンピュータに設けられたローパワーサンプラを用いて受信機のポートをサンプリングするので、ローパワーサンプラが有する連続サンプリング(同一ポートの連続サンプリング)の機能を用いて、受信機において電波受信の有無を監視することが可能となる。
前記電波受信装置において、前記マイクロコンピュータの作動モードは、当該マイクロコンピュータに設けられた発振回路の水晶振動子の駆動を必要としない低消費モードと、前記水晶振動子の駆動を必要とする高消費モードと、前記低消費モード及び高消費モードの中間の電力消費となる中消費モードとを備え、前記ハード回路を通じたサンプリングは、前記マイクロコンピュータが前記中消費モードをとることで実現されることが好ましい。この構成によれば、受信機の電波受信有無をサンプリングするとき、マイクロコンピュータを中消費モードという消費電力の少ないモードで作動させるだけで済む。
前記電波受信装置において、前記マイクロコンピュータは、待機状態のときに前記低消費モードをとり、前記ハード回路を通じたサンプリングの動作時に前記中消費モードをとり、前記モード設定部は、サンプリング結果に基づき電波受信ありと判定したとき、前記マイクロコンピュータの作動モードを前記高消費モードに切り替え、電波受信なしと判定したとき、前記マイクロコンピュータの作動モードを前記低消費モードに戻すことが好ましい。この構成によれば、サンプリング結果を踏まえて受信電波がないと判定されたときには、作動モードを消費電力が小さい元の低消費モードに戻すことができる。
本発明によれば、受信電波のサンプリングにおいて消費電力を小さく抑えることができる。
一実施形態の電波受信装置の構成図。 受信サンプリングのフローチャート。 受信サンプリングのシーケンス図であって、(a)は電波なしのときの図、(b)は電波ありのときの図。 従来位置付の受信サンプリングのシーケンス図であって、(a)は電波なしのときの図、(b)は電波ありのときの図。
以下、電波受信装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、電子キー2を通じてキー照合を無線によって実行する電子キーシステム3が搭載されている。電子キーシステム3は、電子キー2からの通信を契機に狭域無線によってID照合を行うワイヤレスキーシステムである。なお、本例は、ワイヤレスキーシステムのID照合を「ワイヤレス照合」と記し、その通信を「ワイヤレス通信」と記す。
車両1は、ID照合(ワイヤレス照合)を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5とを備える。これらECUは、車内の通信線6を通じて電気接続されている。照合ECU4には、照合ECU4の動作を管理するマイクロコンピュータ7が設けられている。マイクロコンピュータ7のメモリ(図示略)には、車両1に登録された電子キー2のID(電子キーID)が登録されている。
車両1は、車両1において電波受信を可能とする受信機(車両受信機)8を備える。受信機8は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信可能である。マイクロコンピュータ7は、照合ECU4に設けられた駆動回路9を介して、受信機8に電源を供給する。受信機8は、マイクロコンピュータ7によって電源が制御されることにより、定期的に起動する状態(受信準備動作)をとり、電子キー2から送信される電波受信の有無を監視する。マイクロコンピュータ7は、受信機8の受信データを、照合ECU4に設けられた検波回路10を通じてデジタル信号で入力する。
電子キー2は、電子キー2の作動を制御するキー制御部11と、電子キー2において電波送信を可能とする送信部12と、車両ドアの施錠時に操作するロックボタン13と、車両ドアの解錠時に操作するアンロックボタン14とを備える。キー制御部11のメモリ(図示略)には、電子キー2の固有のIDである電子キーIDが書き込み保存されている。送信部12は、UHF帯の電波(キー電波Sk)を送信可能とする。ロックボタン13及びアンロックボタン14は、例えばモーメンタリスイッチからなり、スイッチ信号をキー制御部11に出力する。
電子キー2のロックボタン13が操作されると、キー制御部11は、送信部12から施錠要求信号Sk−1をUHF送信する。施錠要求信号Sk−1は、例えば電子キーIDと、車両ドアの施錠実施を要求するコマンドとを含む。照合ECU4は、施錠要求信号Sk−1を受信機8で受信すると、施錠要求信号Sk−1内の電子キーIDによりワイヤレス照合を行い、この照合が成立すると、車両ドアの施錠実施を要求するコマンドにより、ボディECU5に車両ドアの施錠を実行させる。また、電子キー2のアンロックボタン14が操作されると、電子キー2から解錠要求信号Sk−2が送信され、ロックボタン13の操作時と同様の流れにより、車両ドアが解錠される。
電子キーシステム3は、電子キーシステム3(本例は照合ECU4)のマイクロコンピュータ7に予め設けられているハード回路17を用いて受信機8のポート(受信ポート)18をサンプリングすることにより、受信機8の電波受信を監視する電波受信機能(電波受信装置19)を備える。本例の電波受信装置19は、マイクロコンピュータ7に備え付けのハード構成により実現されるローパワーサンプラ(通称、LPS)機能を使用して、受信機8の受信電波を監視する。ローパワーサンプラ機能は、少ない消費電力によりマイクロコンピュータ7のポート18をサンプリングすることができるポートサンプリング機能の一種である。
ハード回路17は、マイクロコンピュータ7に予め設けられた回路であって、ローパワーサンプラ機能を実現できる回路であればよい。また、ハード回路17は、マイクロコンピュータ7のポート18を規定のタイミングにおいてサンプリングすることができるハード構成をとるものであれば、種々の論理回路によって実現することが可能である。ハード回路17は、起動時において、ポート18の状態を所定の時間間隔で繰り返し確認する動作(連続サンプリング)をとることが可能である。
電波受信装置19は、受信機8が待機から起動する状態に切り替わったときにハード回路17を通じて電波受信をサンプリングするサンプリング実行部22を備える。サンプリング実行部22は、マイクロコンピュータ7(照合ECU4)に設けられる。サンプリング実行部22は、受信機8が起動する定期間隔になったときに、ハード回路17の受信サンプリング機能、すなわちローパワーサンプラ機能を有効にし、受信機8の受信電波を監視する。サンプリング実行部22は、このサンプリング動作を、受信機8が起動する定期間隔ごとに繰り返し実行する。
マイクロコンピュータ7の作動モードは、マイクロコンピュータ7の電源の消費電力が小さい「低消費モード」と、マイクロコンピュータ7の電源の消費電力が大きい「高消費モード」と、低消費モード及び高消費モードの間の電力消費である「中消費モード」とがある。本例の場合、マイクロコンピュータ7は、受信機8が待機状態のとき、「低消費モード」をとり、受信サンプリングの作動状態のとき、「中間消費モード」をとり、受信機8で受信した電波を処理(例えばID照合等)する作動状態のとき、「高消費モード」をとる。
電波受信装置19は、サンプリング実行部22が実行したサンプリングの結果を基にマイクロコンピュータ7の作動モードを設定するモード設定部23を備える。モード設定部23は、マイクロコンピュータ7(照合ECU4)に設けられる。モード設定部23は、受信サンプリング結果を基に電波受信ありと判断したとき、マイクロコンピュータ7の作動モードを「高消費モード」に設定する。一方、モード設定部23は、受信サンプリング結果を基に電波なしと判断したとき、マイクロコンピュータ7の作動モードを「低消費モード」に戻す。
次に、図2〜図4を用いて、電波受信装置19の動作を説明する。なお、図2に示すフローチャート(制御フロー)は、マイクロコンピュータ7によって実行される処理であって、ステップ101〜106の処理は、マイクロコンピュータ7のソフトウェアにより実行される処理であり、ステップ201〜207の処理は、マイクロコンピュータ7のハード回路17が作動することによって実現される処理である。
図2に示すように、ステップ101において、サンプリング実行部22は、受信機8を起動する定期間隔になったか否かを判定する。このとき、マイクロコンピュータ7は、電源(車載バッテリ)の電力消費が小さい低消費モードをとり、定期間隔に至ったか否かの判定を、低消費モード下で実行する。低消費モードは、例えばマイクロコンピュータ7に設けられた発振回路の水晶振動子を作動させることのない作動モードである。受信機8の起動の定期間隔が到来すれば、ステップ102に移行し、受信機8の起動の定期間隔が到来していなければ、ステップ101で待機する。
ステップ102において、サンプリング実行部22は、受信機8の起動の定期間隔が到来したことを確認すると、マイクロコンピュータ7の作動モードをソフトウェア処理上の中消費モードに切り替えて、ハード回路17の受信サンプリング機能を起動することにより、ポート18のサンプリングを実行させる。このとき、サンプリング実行部22は、連続サンプリングを行うときの繰り返し間隔に相当するサンプリング間隔Tと、連続サンプリングの総回数に相当するサンプリング回数Kとを設定し、これらパラメータの設定後、ハード回路17にサンプリングを実行させる。なお、受信サンプリング機能を起動してからのマイクロコンピュータ7は、ソフトウェア処理の動作として、受信サンプリング機能が終了するまで待機する動作をとる。また、中消費モードは、いまだ発振回路の水晶振動子を作動させておらず、マイクロコンピュータ7のハード回路17であるローパワーサンプラ機能を実行しているのみの作動モードである。
ステップ201において、ハード回路17は、サンプリングを開始したとき、まずは、定期実施するポート18のサンプリングタイミングがサンプリング間隔Tに達したか否かを判定する。このとき、サンプリングタイミングがサンプリング間隔Tとなっていれば、ステップ202に移行し、サンプリングタイミングがサンプリング間隔Tになっていなければ、ステップ201で待機する。
ステップ202において、ハード回路17は、ポート18のサンプリングタイミングがサンプリング間隔Tに到達したとき、受信機8の電源を投入する。これにより、受信機8は、受信準備動作の状態に入り、電波受信に待機する。なお、受信準備動作は、例えば受信機8のアナログフロントエンド等の通信回路に電源を入れるなどして、電波受信の有無を検知できる状態であることが好ましい。
ステップ203において、ハード回路17は、マイクロコンピュータ7のポート18のサンプリングを実行する。すなわち、ハード回路17は、ポート18の入力電圧が所定値以上に切り替わったか否かを確認する。このとき、入力電圧が所定値以上となっていれば、「1」を取得し、入力電圧が所定値未満であれば、「0」の信号を得る。
ステップ204において、ハード回路17は、サンプリング回数Kが規定回数Krに到達したか否かを判定する。このとき、サンプリング回数Kが規定回数Krに到達していれば、ステップ205に移行する。一方、サンプリング回数Kが規定回数Krに到達していなければ、ステップ201に戻って、ステップ201〜ステップ203の処理を繰り返す。これにより、「0」及び「1」の組み合わせからなるデジタル信号を得る。
ステップ205において、ハード回路17は、ポート18に変化があったか否かを判定する。すなわち、ハード回路17は、サンプリングにおいてポート18の入力電圧が変化した状態をとったか否かを確認する。本例のローパワーサンプラ機能は、サンプリング結果の中に、1度でもポート18に変化があったか否かを自動的に判定する。このステップにおいて、ポート18に変化があったと判断されれば、ステップ206に移行し、受信ポート18に変化がないと判断されれば、ステップ207に移行する。
ステップ206において、ハード回路17は、受信サンプリング機能(ローパワーサンプラ機能)を終了する。このステップにおいては、ポート18に変化ありのサンプリング結果を得る。
ステップ207において、ハード回路17は、受信サンプリング機能(ローパワーサンプラ機能)を終了する。このステップにおいては、ポート18に変化なしのサンプリング結果を得る。また、受信機8の電源をオフして待機状態に入り、次回の受信機8の起動まで待つ。
ステップ103において、サンプリング実行部22は、受信サンプリング機能が終了したか否かを判定する。すなわち、サンプリング実行部22は、ハード回路17による受信サンプリング機能が停止したか否かを確認する。このとき、受信サンプリング機能が終了していれば、ステップ104に移行し、受信サンプリング機能が終了していなければ、ステップ103で待機する。
ステップ104において、モード設定部23は、ポート18に変化があったか否かと、受信電波のフォーマットが規定のものに一致するか否かと、を判定する。このとき、両方の条件が満足されれば、受信機8で正規電波(キー電波Sk)を受信したとし、ステップ105に移行する。また、どちらか一方でも条件を満たさなければ、受信機8で正規電波を受信しなかったとし、ステップ106に移行する。
ステップ105において、モード設定部23は、正規電波を受信したと判定したとき、マイクロコンピュータ7の作動モードを「高消費モード」に切り替える。なお、高消費モードは、マイクロコンピュータ7の発振回路において水晶振動子の作動を必要とする作動モードであり、照合ECU4全体が起動する状態をいう。マイクロコンピュータ7は、高消費モード下において、受信機8で受信したキー電波Skに含まれる電子キーIDを認証したり、キー電波Sk内のコマンドに基づく動作を実行したりする。
ステップ106において、モード設定部23は、受信電波が正規電波でないと判定したとき、ハード回路17の受信サンプリング機能を停止して、マイクロコンピュータ7の作動モードを「低消費モード」に切り替える。これにより、マイクロコンピュータ7が元の待機状態に戻り、次の起動に待機する。
図3に、本例の受信ポートサンプリングの作動シーケンスを図示する。同図において、図3(a)が電波なしのときの作動シーケンスであり、図3(b)が電波ありのときの作動シーケンスである。これら図からも分かるように、ポート18のサンプリングがマイクロコンピュータ7の中消費モードで実施され、このモードで正規の受信電波を確認した上で、高消費モードに移行するのか、または低消費モードに戻るのかが切り替えられる。よって、車載バッテリの消費を低く抑えることが可能となる。
図4に、従来位置付けの受信ポートサンプリングの作動シーケンスを図示する。同図において、図4(a)が電波なしのときの作動シーケンスであり、図4(b)が電波ありのときの作動シーケンスである。これら図からも分かるように、ポート18のサンプリングは、例えばマイクロコンピュータ7のタイマ割り込み機能等を利用して、高消費モードで実行される。よって、従来位置付けの受信ポートサンプリングの場合、サンプリングの度に毎回、高消費モードが実施されるので、消費電力が大きい。それに対し、本例の受信ポートサンプリングの手法を用いれば、省電力化が可能となることが分かる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)受信機8の電波受信有無をサンプリングするにあたって、同サンプリングをマイクロコンピュータ7のハード回路17を使用して行うようにしたので、同サンプリングを、例えばマイクロコンピュータ7を高消費モードに移行させた上でのソフトウェア処理によって実行させずに済む。よって、マイクロコンピュータ7の受信サンプリングに要する消費電力を小さく抑えることができる。
(2)ハード回路17は、マイクロコンピュータ7のポート(受信ポート)18を連続サンプリングすることが可能なローパワーサンプラから実現される。このため、ローパワーサンプラが有する連続サンプリング(同一ポートの連続サンプリング)の機能を用いて、ポート18における電波受信の有無を監視することができる。
(3)マイクロコンピュータ7の作動モードは、消費電力の小さい側から順に、低消費モード、中消費モード及び高消費モードの3モードを備える。そして、ハード回路17を通じたサンプリング(ローパワーサンプラによる受信サンプリング)は、マイクロコンピュータ7が中消費モードをとることで実現される。ょって、受信機8の電波受信有無をサンプリングするとき、マイクロコンピュータ7を中消費モードという消費電力の少ないモードで作動させるだけで済む。
(4)モード設定部23は、サンプリング結果に基づき電波受信ありと判定したとき、マイクロコンピュータ7の作動モードを高消費モードに切り替え、受信電波なしと判定したとき、マイクロコンピュータ7の作動モードを低消費モードに戻す。よって、サンプリング結果を踏まえて受信電波がないと判定されたときには、作動モードを消費電力が小さい元の低消費モードに戻すことができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・電子キー2は、ロックボタン13及びアンロックボタン14を備えたキーに限定されない。例えば、電子キー2に1つのボタンのみ設けられ、これらを押す度に施解錠が切り替わるものでもよい。
・マイクロコンピュータ7の作動モードは、前述の3モードに限定されず、例えば4モードとし、これらモードの中から所望のものを適宜選択するものであってもよい。
・低消費モード、中消費モード及び高消費モードの処理内容は、種々のものに適宜変更することができる。
・高消費モードにおいて、ローパワーサンプラは作動が停止、または作動が継続のいずれでもよい。
・受信サンプリングにおいて受信電波が正規電波か否かの判定は、受信したデータ列の一部(先頭の一部分)を用いて行ってもよいし、複数の定期間隔にまたがって受信した複数の電波群を用いて行ってもよい。
・マイクロコンピュータ7は、照合ECU4に備え付けられたものに限定されず、種々のコントローラに設けられたものでよい。
・ハード回路17は、ローパワーサンプラ以外の他の機能を採用してもよい。
・サンプリング判定後に切り替えられる作動モードは、高消費モードや低消費モードに限定されず、例えばこれらモードは別の新たなモードに切り替えられてもよい。
・電子キーシステム3は、ワイヤレスキーシステムに限定されない。例えば、車両1からの通信を契機に電子キー2とのID照合が実行されるキー操作フリーシステムや、通信にブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を用いた近距離無線システムなど、他のシステムに変更してもよい。
・電子キーシステム3で使用される周波数は、UHFに限定されず、他の周波数に変更してもよい。
・電子キー2は、例えば高機能携帯電話等の他の端末に変更可能である。
・電波受信装置19は、車両1(電子キーシステム3)に設けられることに限らず、他の機器やシステムに採用されてもよい。
・ボディECU5は、照合ECU4内に設けられていてもよい。すなわち、ドアコントロールユニットとして、車両システム内のいずれのECUが機能を有していてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記電波受信装置において、前記ハード回路が行う連続サンプリングは、一連の処理フローの中で規定のサンプリング間隔で繰り返し前記ポートの電圧を読み取る動作である。この構成によれば、ポートを連続的にサンプリングするにあたって、例えばフローを毎回最初から実行するなどの手間のかかる処理を採用せずに済む。
7…マイクロコンピュータ、8…受信機(車両受信機)、17…ハード回路、18…ポート(受信ポート)、19…電波受信装置、22…サンプリング実行部、23…モード設定部。

Claims (4)

  1. 定期的に受信機を起動して電波受信を監視し、起動しているときに当該受信機で電波を受信可能な電波受信装置において、
    前記受信機の動作を管理するマイクロコンピュータに設けられ、当該マイクロコンピュータにおいて前記受信機の受信データを取り込むポートをサンプリングすることが可能なハード回路と、
    前記受信機が待機から起動する状態に切り替わったとき、前記ハード回路を通じて電波受信をサンプリングするサンプリング実行部と、
    前記サンプリング実行部が実行したサンプリングの結果を基に、前記マイクロコンピュータの作動モードを設定するモード設定部と
    を備えたことを特徴とする電波受信装置。
  2. 前記ハード回路は、前記マイクロコンピュータに予め設けられたハード構成により、当該マイクロコンピュータのポートを連続サンプリングすることが可能なローパワーサンプラから実現される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電波受信装置。
  3. 前記マイクロコンピュータの作動モードは、当該マイクロコンピュータに設けられた発振回路の水晶振動子の駆動を必要としない低消費モードと、前記水晶振動子の駆動を必要とする高消費モードと、前記低消費モード及び高消費モードの中間の電力消費となる中消費モードとを備え、
    前記ハード回路を通じたサンプリングは、前記マイクロコンピュータが前記中消費モードをとることで実現される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電波受信装置。
  4. 前記マイクロコンピュータは、待機状態のときに前記低消費モードをとり、前記ハード回路を通じたサンプリングの動作時に前記中消費モードをとり、
    前記モード設定部は、サンプリング結果に基づき電波受信ありと判定したとき、前記マイクロコンピュータの作動モードを前記高消費モードに切り替え、電波受信なしと判定したとき、前記マイクロコンピュータの作動モードを前記低消費モードに戻す
    ことを特徴とする請求項3に記載の電波受信装置。
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