JP2016218858A - タッチペン、タッチパネルシステムおよび電子機器 - Google Patents

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Atsushi Moriwaki
淳 森脇
誠一 濱
Seiichi Hama
誠一 濱
倫明 武田
Tomoaki Takeda
倫明 武田
守 高谷
Mamoru Takaya
守 高谷
貴弘 堅山
Takahiro Katayama
貴弘 堅山
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Abstract

【課題】タッチペンの消費電力を低減する。
【解決手段】スタイラスペン3は、タッチパネルコントローラから送信される信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、デジタル信号に含まれる同期信号の振幅のピーク値に基づいて、アナログ/デジタル変換回路の分解能を調整する分解能調整部11と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、タッチペン、該タッチペンと併用されるタッチパネル、および該タッチパネルを駆動する制御を行うタッチパネルコントローラを備えたタッチパネルシステム、ならびに該タッチパネルシステムを備えた電子機器に関するものである。
近年、電子機器への入力手段としてタッチパネルは欠かせない存在となっている。テレビ、モニターおよびホワイトボードなどの比較的大型の機器からスマートフォン、タブレット端末などの比較的小型の機器に到るまで、タッチパネルは入力手段として、一般的に用いられるようになっている。
そして、タッチ位置に関する情報のみでなく、付加的な情報(例えば、ボタンが押されているかどうかの状態や筆圧などの情報)を与えることができる専用タッチペンを備え、指のみでなく、専用のタッチペンでの入力を行うことができ、より精度高く、より多様な入力を実現できるタッチパネルシステムも多数提案されている。
例えば、特許文献1には、複数の電子ペンや指によるタッチ操作が同時に行われる状態でも、各々のタッチ位置を正確に検出できるタッチパネルシステムについて開示されている。特許文献1のタッチパネルシステムは、送信部によって駆動信号およびペン同期信号が印加される複数の送信電極(第1信号線)と、受信部に応答信号を出力する複数の受信電極(第2信号線)と、電子ペン(タッチペン)と、制御部と、を備えている。電子ペンは、送信電極のペン同期信号を検出するのに応じてペン識別信号を受信電極に送出し、制御部は、送信部が送信電極に駆動信号およびペン同期信号を印加する駆動タイミングを制御するとともに、受信部が出力する検出データに基づいてタッチ位置を検出する。上記の構成によれば、電子ペンの駆動タイミングと、制御部が送信電極を駆動する駆動タイミングとを同期させることができ、ペン識別信号に基づいてタッチ操作を行った指示物を判別することができる。これにより、指によるタッチ操作と電子ペンを介したタッチ操作とを同時に検出することができる。
特開2012−22543号公報(2012年2月2日公開)
特許文献1の電子ペンは、ペン同期信号を増幅器で受信し、受信して得たアナログ信号をADC回路に入力してデジタル信号に変え、これをペン同期信号の検出に用いる。電子ペンがタッチパネルに近い時、すなわちタッチ状態には、ADC回路入力の振幅が大きいためADC回路の分解能は低くて足りるが、電子ペンがタッチパネルから遠い時、すなわちホバー状態には、ADC回路入力の振幅が小さいためADC回路の分解能は高くなければならない。
この点、特許文献1の電子ペンは、ADC回路の分解能をホバー状態にも適用できるように十分に高くしているため、タッチ状態にはADC回路の分解能は必要以上に高くなってしまう。ここで、ADC回路の分解能が高いほど該ADC回路の消費電力は大きくなることから、特許文献1の電子ペンは、タッチ状態においてADC回路の消費電力が必要以上に大きくなっていた。一般に、タッチシステムの他の部分と有線で接続しない無線の電子ペンに於いては、該電子ペンは電池等の限られた電源で駆動されるため、使用可能時間を長くするためには、消費電力の低減が必要となる。そのため、特許文献1の電子ペンにおいては、ADC回路の分解能を可能な限り低くすることが課題となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ADC回路入力の振幅の大小を同期検出結果の振幅の大小から判断した結果を用いて、ADC回路入力の振幅が大きい場合には該ADC回路の分解能を低くし、ADC回路入力の振幅が小さい場合には該ADC回路の分解能を高くする制御を行うことにより、電子ペンの消費電力の低減を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るタッチペンは、タッチパネルコントローラから送信される信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、上記アナログ/デジタル変換回路から出力される上記デジタル信号に含まれる、上記タッチパネルコントローラとの同期を取るための同期信号の振幅のピーク値と閾値とを比較することにより、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を調整する分解能調整部と、を備えることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、同期信号の振幅のピーク値に応じてアナログ/デジタル変換回路の分解能を調整して、特にタッチ状態における、アナログ/デジタル変換回路の消費電力を低減することで、タッチペンの消費電力の低減を実現することができる。
本発明の実施形態1に係るタッチパネルシステムの概略構成を示すブロック図である。 タッチパネルシステムにおいて、タッチパネルコントローラからドライブラインD0〜Dnに出力される信号波形と、ペンが駆動するドライブラインDn+1に相当する信号波形との一例を示す図である。 タッチパネルシステムに備えられたタッチパネルの概略的な回路構成を示す図である。 タッチパネルシステムに備えられたスタイラスペンの概略構成を示す図である。 タッチパネルシステムに備えられたタッチパネルコントローラの概略構成を示す図である。 タッチパネルコントローラで検出されたタッチ反応の大きさと、スタイラスペン内部で検出されている同期波形の振幅の大きさとの対応関係を示す図である。 (a)は、分解能調整機能を有しない従来のスタイラスペンに備えられたセンス回路および同期信号検出回路の概略構成を示す図である。(b)は、スタイラスペンに備えられたセンス回路、分解能調整部および同期信号検出回路の概略構成を示す図である。 (a)は、ADC回路の分解能を4bitに調整する場合における、上記分解能調整部による上記ADC回路の分解能の調整方法の一例を示す図である。(b)は、上記ADC回路の分解能を5bitに調整する場合の調整方法の一例を示す図である。(c)は、上記ADC回路の分解能を6bitに調整する場合の調整方法の一例を示す図である。 (a)は、ゲイン調整前のデジタル信号の振幅が所定振幅の場合における、ゲイン調整部および上記分解能調整部による上記ADC回路の分解能の調整方法の一例を示す図である。(b)は、上記振幅が所定振幅×1/2の場合における、上記分解能の調整方法の一例を示す図である。(c)は、上記振幅が所定振幅×1/4の場合における、上記分解能の調整方法の一例を示す図である。(d)および(e)は、上記振幅が所定振幅×1/4より小さい場合における、上記分解能の調整方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るタッチパネルシステムに備えられたタッチパネルコントローラの概略構成を示す図である。 タッチパネルシステムに備えられたマルチプレクサの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1のタッチパネルシステムについて、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
<タッチパネルシステムの構成>
図1は、タッチパネルシステム1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、タッチパネルシステム1は、タッチパネル2と、スタイラスペン(タッチペン)3と、タッチパネル2およびスタイラスペン3を駆動するタッチパネルコントローラ4とを備えている。
タッチパネル2には、図示していないが、図中の左右方向に延びるドライブラインD〜Dが複数個(n個)平行に設けられており、図中の上下方向に延びるセンスラインS〜Sが複数個(m個)平行に設けられている。そして、上記各々のドライブラインD〜D(第1信号線)と上記各々のセンスラインS〜S(第2信号線)とが交差する箇所(交点)には、静電容量(不図示)が設けられている。なお、上記m、nは同じであってもよいし異なっていてもよい。
このように、以下では、静電容量方式のタッチパネルとしてのタッチパネル2を想定して説明を行うが、本発明を適用することが可能なタッチパネルは、静電容量方式のタッチパネルに限定されない。本発明は、タッチパネルに設けられたセンサからの信号値をマトリクス状に読み取ることが可能な他の方式のタッチパネル(例えば、マトリクス状に分布した複数の電気抵抗値を読み取ることが可能な抵抗膜式のタッチパネル)に適用されてもよい。
本実施の形態においては、スタイラスペン3は、タッチパネルコントローラ4がドライブラインDn+1を駆動するのと同じ波形で、スタイラスペン3のペン先部分を駆動させ、タッチパネル2のタッチ面上の静電容量を変化させ、各々のセンスラインS〜Sを介して、上記静電容量の変化(電荷信号)を検出し、ユーザによってスタイラスペン3に設けられたボタンが押されているかどうかの状態や筆圧などの付加的な情報をタッチパネルコントローラ4が検出するようになっている。また、センサに接続されているドライブライン以外に用いる波形であれば、ペン先駆動用の波形はDn+2など、必ずしもDn+1でなくともよい。例えば、ドライブラインD〜Dn+1でセンサを駆動する場合にはDに相当する波形でペン先を駆動しても良いし、Dn+2以降の波形でペン先を駆動してもよい。
そして、タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離は、例えば、タッチパネルコントローラ4によって、タッチによる上記静電容量の変化(タッチ反応の大きさ)から算出することができる。
図2は、タッチパネルコントローラ4からドライブラインD〜Dに出力される信号波形と、スタイラスペン3のペン先部分を駆動する信号波形Dn+1と、を示す図である。
タッチパネルコントローラ4は、各々のドライブラインD〜Dに対して、受信準備期間中に受信準備信号を出力し、続く同期期間中に同期信号を出力し、続くデータ送信期間中にデータ送信信号を出力し、続くタッチおよびペン入力検出期間中に駆動信号(検出信号)を出力する。図2に示すように、各期間は周期的に繰り返され、受信準備期間からタッチおよびペン入力検出期間までの期間を1つのレコードとする。
また、図2に示すように、各ドライブラインD〜Dに出力される受信準備信号はそれぞれ同一の波形を有しており、各ドライブラインD〜Dに出力される同期信号はそれぞれ同一の波形を有しており、各ドライブラインD〜Dに出力されるデータ送信信号はそれぞれ同一の波形を有している。
一方、各ドライブラインD〜Dに出力される駆動信号は、電位が順次Highとなる波形を有している。すなわち、ドライブラインDn−1の駆動信号の電位がHighからLowとなるタイミングに、次のドライブラインDの駆動信号の電位がLowからHighとなる。
(各種信号)
受信準備信号は、同期期間の直前の期間である受信準備期間において、各ドライブラインD〜Dに出力される。スタイラスペン3は、各ドライブラインD〜Dに出力された受信準備信号を検出し、検出した受信準備信号を基準として後続の信号の位相および/または振幅を調整(補正)する。なお、データ送信期間の直前にも受信準備期間を設け、
該受信準備期間において受信準備信号を各ドライブラインD〜Dに出力する構成であってもよい。
同期信号は、受信準備期間に続く同期期間において、各ドライブラインD〜Dに出力される。スタイラスペン3が各ドライブラインD〜Dに出力された同期信号を検出することによって、スタイラスペン3の駆動タイミングとタッチパネルコントローラ4の駆動タイミングとが同期化される。
データ送信信号は、同期期間に続くデータ送信期間において、各ドライブラインD〜Dに出力される。データ送信信号はタッチパネル2の駆動情報を含んでいる。同期期間においてすでにタッチパネルコントローラ4に同期化されたスタイラスペン3が、各ドライブラインD〜Dに出力されたデータ送信信号を検出することによって、スタイラスペン3にタッチパネル2の駆動情報が伝達される。
駆動信号は、データ送信期間に続くタッチおよびペン入力検出期間において、各ドライブラインD〜Dに出力される。タッチパネルコントローラ4は、駆動信号により各々のドライブラインD〜Dを駆動させるとともに、各々のセンスラインS〜Sを介して、タッチ操作によるタッチパネル2の静電容量の変化を検出するようになっている。
また、図2中にDn+1で示す信号波形によってスタイラスペン3のペン先部分を駆動させることによってタッチパネル2の静電容量を変化させ、各々のセンスラインS〜Sを介して、上記静電容量の変化を検出し、ユーザによってスタイラスペン3に設けられたボタンが押されているかどうかの状態や筆圧などの付加的な情報をタッチパネルコントローラ4が検出するようになっている。
なお、本実施の形態においては、図示されているように、ドライブラインD〜Dの駆動、およびDn+1に相当する信号波形を用いたペン先部分の駆動について、逐次駆動する場合について説明するが、符号列として、M系列信号やアダマール符号列などを用いて、ドライブラインD〜Dの駆動、およびDn+1に相当する信号波形を用いたペン先部分の駆動について、並列駆動させてもよく、並列駆動を用いた場合には、符号列の相関演算を行い求められた相関値から検出対象物の位置を検出してもよく、符号列の復元演算を行い求められた復元値から検出対象物の位置を検出してもよい。
ドライブラインD〜Dの駆動、およびDn+1に相当する信号波形を用いたペン先部分の駆動について、並列駆動させた場合には、センシング回数(積分回数)を増やすことができるので、S/N比を向上させ、精度高く位置検出を行うタッチパネルを実現できる。
なお、本実施の形態においては、データ送信期間は同期期間の直後の期間とするが、データ送信期間をタッチおよびペン入力検出期間の直後に設けてもよい。また、本実施の形態においては、受信準備期間は同期期間の直前の期間とするが、受信準備期間をデータ送信期間の直前の期間としてもよい。
<タッチパネルの構成>
図3は、タッチパネルシステム1に備えられたタッチパネル2の概略的な回路構成を示す図である。同図に示すように、図中の左右方向に延びるドライブラインD〜Dが複数個(n個)平行に設けられており、ドライブラインD〜Dと交差するように、図中の上下方向に延びるセンスラインS〜Sが複数個(m個)平行に設けられている。そして、上記各々のドライブラインD〜Dと上記各々のセンスラインS〜Sとが交差する箇所には、静電容量C00〜Cnmが設けられている。なお、上記m、nは同じであってもよいし異なっていてもよい。
そして、スタイラスペン3は、タッチパネル2のタッチ面に近づくことにより、タッチパネルコントローラ4から各々のドライブラインD〜Dに出力された同期信号を検出し、タッチパネルコントローラ4と同期化される。
それから、タッチパネルコントローラ4は、図2に示すタッチおよびペン入力検出期間中に、各々のドライブラインD〜Dを駆動させるとともに、各々のセンスラインS〜Sを介して、タッチによる上記静電容量の変化を検出し、タッチ位置および/または、タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離を算出する。
<スタイラスペンの構成および筆圧センサ機能>
本実施の形態のスタイラスペン3は、例えば、筆圧を検知するための筆圧センサを有しており、この筆圧センサからの筆圧信号は、タッチパネルコントローラ4と同期を取りながら出力されるようになっている。ただし、スタイラスペン3は、必ずしもこれに限らず、筆圧を検知するための筆圧センサを有していなくてもよい。
図4は、スタイラスペン3の構成を示す断面図である。スタイラスペン3は、図4に示すように、使用者が手で握るために略円筒状に形成された導電性の把持部5aを有するユーザが手で握るペン本体5を有し、ペン本体5の先端には、タッチ操作時にタッチパネル2に押し当てられるペン先部6が設けられている。
ペン先部6は、ペン先カバー6aと、ペン先軸6bと、ペン先カバー6aを軸方向に進出移動自在に保持する絶縁体6c・6cと、ペン先軸6bの奥側に設けられた筆圧センサ6dとを有している。
ペン先カバー6aは絶縁性材料からなっていると共に、ペン先軸6bは導電性の材料、例えば金属又は導電性合成樹脂材からなっている。
また、筆圧センサ6dは、例えば、半導体ピエゾ抵抗圧力センサからなっており、図示しないダイヤフラムの表面に半導体ひずみゲージが形成されている。したがって、タッチ操作時にペン先部6のペン先カバー6aをタッチパネル2に押し当てると、ペン先カバー6aを介してペン先軸6bが押し込まれて、筆圧センサ6dのダイヤフラムの表面を押圧し、これにより、ダイヤフラムが変形して発生するピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換する。これにより、スタイラスペン3における筆圧を検出できるようになっている。さらに、筆圧検出の原理については、必ずしもこれに限らず、他の検出原理を採用することが可能である。
なお、ペン本体5の内部には、接続スイッチ7と、制御回路8と、動作切替スイッチ9a・9bと、センス回路10と、分解能調整部11と、同期信号検出回路12と、タイミング調整回路13と、ドライブ回路14とが設けられている。さらに、接続スイッチ7は、省略することも可能である。接続スイッチ7を省略する場合には、制御回路8の出力はペン先軸6bに接続される。
接続スイッチ7は、電界効果トランジスタ(FET:Field effect transistor)等からなる電子スイッチであり、制御回路8にてオン・オフ制御される。ここで、接続スイッチ7がオフの場合、ペン先カバー6aはペン本体5の把持部5aと電気的に遮断されている。このとき、ペン先部6の成分容量は極めて小さいため、ペン先カバー6aをタッチパネル2に近接させても、タッチパネルシステム1はスタイラスペン3の近接・当接を認識することはない。
一方、接続スイッチ7がオンになると、ペン先カバー6aは、ペン先軸6bを介してペン本体5の把持部5aと電気的に接続され、人体は把持部5aを介してペン先カバー6aと導通する。これにより、人体は比較的大きな静電容量を有するため、スタイラスペン3がタッチパネル2に近接・接触すると、タッチパネル2の前述した各静電容量C00〜Cnnに蓄積された電荷が変化して、タッチパネルシステム1はスタイラスペン3のタッチ状態を検出することができる。
また、スタイラスペン3には、例えば、プッシュ式の第1操作スイッチ15aと第2操作スイッチ15bとが設けられており、第1操作スイッチ15aおよび第2操作スイッチ15bを押下操作することによって、第1操作スイッチ15aおよび第2操作スイッチ15bに割り当てられた機能を、制御回路8を介して実行させる。第1操作スイッチ15aに割り当てられた機能としては、例えば消しゴム機能を挙げることができ、この消しゴム機能のオン・オフを第1操作スイッチ15aにて行うことが可能である。また、第2操作スイッチ15bに割り当てられた機能としては、例えばマウスの右クリック機能を挙げることができ、このマウスの右クリック機能のオン・オフを第2操作スイッチ15bにて行うことが可能である。
さらに、消しゴム機能およびマウスの右クリック機能は一例であり、消しゴム機能およびマウスの右クリック機能に限らない。また、さらに他の操作スイッチを設けて他の機能を付加することも可能である。
なお、スタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ位置は、スタイラスペン3の接続スイッチ7をオンした状態でスタイラスペン3をタッチパネル2にタッチすることによって、検出される。
本実施の形態では、スタイラスペン3におけるペン先部6の駆動を、タッチパネルコントローラ4にて検出するために、ドライブラインDn+1などに相当する波形でスタイラスペン3のペン先部分を駆動し、タッチパネル2のタッチ面上の静電容量を変化させ、各々のセンスラインS〜Sを介して、上記静電容量の変化を検出し、ユーザによってスタイラスペン3に設けられたボタンが押されているかどうかの状態や筆圧などの付加的な情報をタッチパネルコントローラ4が検出するようになっている。
<タッチパネルコントローラの構成>
図5は、タッチパネルシステム1に備えられたタッチパネルコントローラ4の概略構成を示す図である。同図に示すように、タッチパネルコントローラ4には、ドライブライン駆動回路16(駆動回路)と、センスアンプ17と、タイミングジェネレータ18と、制御部19と、AD変換器20と、処理部21と、を備えている。
ドライブライン駆動回路16は、タイミングジェネレータ18で生成されたクロック信号CLに基づいて生成された受信準備信号と、同期信号と、データ送信信号と、駆動信号とを、各々のドライブラインD〜Dに出力する回路である。
センスアンプ17は、タイミングジェネレータ18で生成されたクロック信号CLと、上記駆動信号とに基づいて各々のセンスラインS〜Sを介して、容量データを取得し、AD変換器20に送る回路である。
タイミングジェネレータ18は、クロック信号CLと、上記クロック信号CLに基づいた同期信号とを生成し、ドライブライン駆動回路16、センスアンプ17および制御部19などに送る回路である。
AD変換器20は、上記容量データをデジタルデータに変換後、処理部21に送る回路である。
処理部21は、上記容量データから、タッチ位置に関する情報、スタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさ、すなわち、タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離に変換可能な情報およびユーザによるスタイラスペン3に設けられたボタンが押されているかどうかの状態や筆圧などの付加的な情報を検出する。そして、処理部21は、検出した情報に対応する処理を実行する。
制御部19は、受信準備期間中、同期期間中、および、データ送信期間中は、タッチ反応の大きさデータ(タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離の情報)に基づいて、間引き信号をドライブライン駆動回路16に出力するか否かを決める。すなわち、タッチ反応の大きさデータが所定値以上であれば、間引き信号を出力し、タッチ反応の大きさデータが所定値未満であれば、ドライブラインを間引かずに駆動信号を出力する。したがって、受信準備期間中、同期期間中、および、データ送信期間中は、タッチ反応の大きさデータが所定値以上、すなわち、タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離が所定値より近い場合には、ドライブライン駆動回路16から間引きされた同期信号が出力されることとなる。
<タッチパネルコントローラとスタイラスペンとの同期の基本動作>
本実施の形態のスタイラスペン3は、無線にてタッチパネルコントローラ4と信号の送受信を行っている。したがって、タッチパネルコントローラ4におけるドライブラインD〜Dの駆動のタイミングに合うように仮想のドライブラインDn+1を駆動するのと同じパターンでペン先部6を駆動する。そこで、スタイラスペン3では、ドライブ回路14を設けてタッチパネルコントローラ4のドライバと同様に駆動を行うようにしている。
タッチパネルコントローラ4におけるドライブラインD〜Dの駆動は、タイミングジェネレータ18(図5)にて生成される駆動タイミングに基づいている。このため、スタイラスペン3においても、タッチパネルコントローラ4が駆動するタイミングに対して同期をとって動作させなければならない。そこで、本実施の形態のスタイラスペン3では、センス回路10、同期信号検出回路12およびタイミング調整回路13を設けることにより、スタイラスペン3にてタッチパネルコントローラ4が駆動する同期信号を検出して、該タッチパネルコントローラ4の同期信号のタイミングとスタイラスペン3においてタイミング調整回路13にて発生するペン同期信号のタイミングとを一致させるようにしている。
なお、スタイラスペン3の駆動動作は、動作切替スイッチ9aをオンにし、かつ動作切替スイッチ9bをオフにしてセンス回路10および同期信号検出回路12によりタッチパネルコントローラ4からの同期信号を検出するための同期信号検出期間と、準備期間と、動作切替スイッチ9aをオフにし、かつ動作切替スイッチ9bをオンにしてドライブ回路14によりペン先部6を駆動する駆動モード期間との3期間の繰り返しによって構成されている。
上記同期信号検出期間は、同期波形を表すビットパターンを検出するための待ち期間であり、ペン先部分のドライブを切り、ペン先信号波形から同期信号パターンを検出する期間である。
上記準備期間は、同期信号パターン検出後に、タッチパネルコントローラ4とタイミングを合わせてペン先部分を駆動し始めるための準備期間であり、ドライブ開始のタイミングをとる期間である。
上記駆動モード期間は、ドライブ回路14によりペン先部分を駆動する期間であり、タッチパネルコントローラ4の駆動タイミングに合うよう、駆動波形のエッジを微調整しながら、ペン先部分を駆動する期間である。このときには、タッチパネルコントローラ4の駆動タイミングに合わせてスタイラスペン3のドライブ回路14が駆動される。
図6は、スタイラスペン3で検出される同期信号の大きさと、タッチパネルコントローラ4で検出されるスタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさと、の対応関係を示す図である。
図6の(a)は、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが比較的大きく離れている場合を示す図であり、このような場合においては、スタイラスペン3では同期信号の波形がほぼ検出されない。そして、タッチパネルコントローラ4で検出されるスタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさも、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが比較的大きく離れているので、タッチ反応無しと判定される。
図6の(b)は、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが比較的近くにある場合を示す図であり、このような場合においては、スタイラスペン3では小さな同期信号の波形が検出される。そして、タッチパネルコントローラ4で検出されるスタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさは、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが比較的近くにあるので、タッチ反応小(ホバー状態)と判定される。
図6の(c)は、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが接触している場合を示す図であり、このような場合においては、スタイラスペン3では大きな同期信号の波形が検出される。そして、タッチパネルコントローラ4で検出されるスタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさは、タッチパネル2のタッチ面とスタイラスペン3とが接触しているので、タッチ反応大(タッチ状態)と判定される。
なお、タッチパネルコントローラ4で検出されるスタイラスペン3のタッチパネル2へのタッチ反応の大きさ、すなわち、タッチパネル2とスタイラスペン3との間の距離は、図2に示すタッチおよびペン入力検出期間中に、各々のドライブラインD〜Dを駆動させるとともに、各々のセンスラインS〜Sを介して、タッチによる上記静電容量の変化を検出し、算出される。
<スタイラスペンとタッチパネルコントローラとの間での信号の送受信>
タッチパネルシステム1において、スタイラスペン3は、無線によってタッチパネルコントローラ4と信号の送受信を行っている。
また、スタイラスペン3では、ドライブ回路13によって、ペン先部分が駆動される。ドライブ回路14は、タッチパネルコントローラ4のドライブライン駆動回路16と同様の駆動回路である。
ところで、ドライブライン駆動回路16によるドライブラインD〜Dの駆動は、タイミングジェネレータ18にて生成される駆動タイミングに基づいている。
このため、スタイラスペン3とタッチパネルコントローラ4との間の信号の送受信を好適に行うためには、スタイラスペン3においても、ドライブライン駆動回路16がドライブラインD〜Dを駆動するタイミングに同期をとって、ドライブ回路14による駆動が行われる必要がある。
そこで、スタイラスペン3では、センス回路10、同期信号検出回路12、およびタイミング調整回路13が設けられている。
センス回路10は、タッチパネルコントローラ4から、タイミングジェネレータ18において生成された同期信号を含んだペン入力信号(信号)を取得する。なお、ペン入力信号の中には、後述する情報信号(例えば、制御信号)が含まれている。同期信号検出回路12は、センス回路10、具体的には、後述するアナログ/デジタル変換回路10bから出力されるデジタル信号の中から、同期信号を検出する。
タイミング調整回路13は、同期信号検出回路12において検出された同期信号を参照し、ペン同期信号を生成する。これにより、ペン同期信号のタイミングを、タイミングジェネレータ18において生成された同期信号のタイミングに一致させることができる。
そして、該ペン同期信号がドライブ回路14に与えられることにより、該ドライブ回路14は、ドライブライン駆動回路16がドライブラインD〜Dを駆動するタイミングに同期をとって、ペン先部分を駆動することができる。
(制御部19の動作)
ところで、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3の動作を好適に制御するためには、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3に制御信号等の情報信号を送信する必要がある。
例えば、タッチパネル2の駆動状態を示す情報を、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3に制御信号として送信することにより、タッチパネル2の駆動状態に応じてスタイラスペン3を好適に制御することができる。該制御信号は、上記情報信号の一例である。
情報信号は、例えば、スタイラスペン3がタッチ状態であるかホバー状態であるかを示す信号であってよい。
また、情報信号は、例えば、タッチパネル2の駆動状態がアクティブ状態であるかアイドル状態であるか(すなわち、タッチパネル2が駆動されているか否か)を示す信号であってよい。
タッチパネルコントローラ4では、制御部19が上記情報信号を生成する機能を有している。制御部19において生成された情報信号は、上述の同期信号と同様にして、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3へ伝送される。なお、情報信号は、同期信号に後続して、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3に伝送される。
<センス回路、分解能調整部および同期信号検出回路>
図7の(a)は、分解能調整機能を有しない従来のスタイラスペン(図示せず)に備えられたセンス回路10および同期信号検出回路12の概略構成を示す図である。
同図に示すように、ペン入力信号はアンプ10aにより増幅された後に、分解能が6bitに固定されたアナログ/デジタル変換回路(以下、ADC回路と記載する)10b’に入力される。そして、アナログ/デジタル変換(以下、AD変換と記載する)後のペン入力信号(デジタル信号)が同期検出部12aに入力された後、同期検出部12aにおいて同期信号が検出される。同期検出部12aは、検出した同期信号をタイミング調整回路13に出力する。
一方、アンプ10aにより増幅された後のペン入力信号の振幅が一定範囲に入るよう制御するために、ゲイン調整部10cによってアンプ10aのゲイン(増幅率)の調整がお行われる。具体的には、デジタル信号の振幅の大小に応じて、ゲイン調整部10cにおいてアンプ10aのゲインが調整され(図9参照)、アンプ・ゲイン設定変換部10dを介して、調整後のゲイン値がアンプ10aにフィードバックされる。
次に、アンプ10aにより増幅される前のペン入力信号の振幅に比例する、同期信号の振幅の上側ピーク値を得るために、同期検出部12aから出力された同期信号に対してゲインによる振幅補正を行う。この補正を行うため、ゲイン調整部10cによる調整後のゲイン値に基づいて、振幅補正部12bにおいて、上述の同期信号の振幅補正がなされる。
そして、振幅補正後の同期信号の振幅の上側ピーク値から、アンプ10aにより増幅される前のペン入力信号の振幅を計算し、これに基づいて、従来のスタイラスペンとタッチパネル2の距離を計算する。
図7の(b)は、スタイラスペン3に備えられたセンス回路10、分解能調整部11および同期信号検出回路12の概略構成を示す図である。
同図に示すように、ペン入力信号はアンプ10aにより増幅された後に、分解能を6bit、5bitまたは4bitのいずれかに調整することができるADC回路10bに入力される。そして、AD変換後のペン入力信号(デジタル信号)が同期検出部12aに入力された後、同期検出部12aにおいて同期信号が検出される。同期信号の振幅の上側ピーク値(ピーク値)は、アンプ10aにより増幅された後のペン入力信号の振幅に比例することから、分解能調整部11によるADC回路10bの分解能の調整に用いられる。
ここで、ゲイン調整部10cによるゲイン調整後にADC回路10bから出力されるデジタル信号は、該調整後のゲイン値が反映されたアンプ10aから出力されるペン入力信号をAD変換したものであることから、通常、その信号の振幅は充分大きくなっている。そのため、ADC回路10bの分解能は、最も低い4bitに調整されることが多くなる。ゲイン調整部10cによるゲイン調整を行っても、デジタル信号の振幅が小さくなる場合には、その振幅がどの程度小さいかに応じて、ADC回路10bの分解能は、より高い5bitもしくは6bitのいずれかに調整される。
また、振幅補正部12bでは、ゲイン調整部10cにおいて調整されたゲイン値と、分解能調整部11において調整された分解能との両方に基づいて、同期検出部12aから出力された同期信号の振幅を補正する。
なお、分解能調整部11は、センス回路10に内蔵されてもよい。また、アンプ10aおよびADC回路10bは、センス回路10の外部に備えられてもよい。
<ADC回路の分解能の調整方法>
まず、図8を参照して、分解能調整部11によるADC回路10bの分解能の調整方法について説明する。図8は、分解能調整部11によるADC回路10bの分解能の調整方法を示す図である。図8の(a)は、ADC回路10bの分解能を4bitに調整する場合の一例を示す図である。図8の(b)は、上記分解能を5bitに調整する場合の一例を示す図である。図8の(c)は、上記分解能を6bitに調整する場合の一例を示す図である。
分解能調整部11は、同期検出部12aから出力された同期信号における、同期が検出されたときの振幅の上側ピーク値を、予め設定された第1閾値(閾値)と比較する。そして、上側ピーク値が第1閾値以上となった場合、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を最も低い4bitに調整する(図8の(a))。
上側ピーク値が第1閾値よりも小さくなった場合、分解能調整部11は、上側ピーク値を、予め設定された第2閾値(閾値、第1閾値よりも小さい値)と比較する。そして、上側ピーク値が第2閾値以上となった場合、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を5bitに調整する(図8の(b))。一方、上側ピーク値が第2閾値よりも小さくなった場合、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を最も高い6bitに調整する(図8の(c))。
なお、同期信号の振幅の上側ピーク値に代えて、下側ピーク値を分解能調整に用いてもよい(図8参照)。また、分解能調整に用いる閾値として、例えば、第3閾値をさらに設けて、より細かく分解能の調整ができるようにしてもよい。
次に、図9を参照して、ゲイン調整部10cと分解能調整部11とを併用することによる、ADC回路10bの分解能の調整方法について説明する。図9は、ゲイン調整部10cと分解能調整部11とを併用することによる、ADC回路10bの分解能の調整方法の一例を示す図である。
図9に示すように、スタイラスペン3に入力されたペン入力信号は、アンプ入力としてアンプ10aに入力され、アンプ10aで増幅された結果、アンプ出力として出力される。そして、アンプ出力はADC回路10bに入力される(アンプ出力=ADC入力)。
このとき、アンプ10aのゲインをゲイン調整部10cによって調整し、調整後のゲイン値を、アンプ・ゲイン設定変換部10dを介してアンプ10aにフィードバックすることにより、アンプ出力の振幅を可能な限り「ある範囲」に収まるようにする。ここで、「ある範囲」とは、ADC回路10bの分解能が、分解能調整部11によって最も低い4bitに調整されるような、アンプ出力の振幅の範囲を指す。
具体的には、AD変換後のアンプ出力(デジタル信号)の振幅と該振幅の大きさに応じて予め設定されたゲイン値とが記録されたゲイン値データテーブル(図示せず)が、ゲイン調整部10cに内蔵されたメモリ(図示せず、ゲイン調整部10cの外部に備えられてもよい)に格納されている。そして、ゲイン調整部10cが、デジタル信号の振幅を検出して該振幅に対応するゲイン値を選択し、選択したゲイン値データをアンプ・ゲイン設定変換部10dに出力することによりアンプ10aのゲインを調整する。
しかし、ゲイン調整部10cによるゲイン調整によっても、アンプ出力の振幅が「ある範囲」に収まらない、すなわち、ADC回路10bの分解能が4bitでは十分に処理できない程、アンプ出力の振幅が小さい場合がある。このような場合には、分解能調整部11によって、ADC回路10bの分解能をより高い5bitまたは6bitに調整する。
以下、ゲイン調整部10cが、デジタル信号の振幅として所定振幅、所定振幅×1/2、所定振幅×1/4および所定振幅×1/4より小さい振幅が記録され、前記各振幅に対応するゲイン値としてK(標準ゲイン値)、K×2およびK×4が記録されたゲイン値データテーブルをメモリに格納している場合を例にして、説明する。
図9の(a)に示すように、ゲイン調整前のデジタル信号の振幅が所定振幅の場合、ゲイン調整部10cは、アンプ10aのゲイン値として標準ゲイン値Kを選択し、その値がアンプ・ゲイン設定変換部10dを介してアンプ10aにフィードバックされる。ゲイン調整後のデジタル信号から検出された同期信号の振幅の上側ピーク値は、第1閾値より大きいことから、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を4bitに調整する。なお、この時のペン入力信号の振幅を「1倍の振幅」と表現することにする。
図9の(b)に示すように、ゲイン調整前のデジタル信号の振幅が所定振幅×1/2の場合、ゲイン調整部10cは、アンプ10aのゲイン値として標準ゲイン値K×2を選択し、その値がアンプ10aにフィードバックされる。ゲイン調整後のデジタル信号から検出された同期信号の振幅の上側ピーク値は、第1閾値より大きいことから、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を4bitに調整する。
図9の(c)に示すように、ゲイン調整前のデジタル信号の振幅が所定振幅×1/4の場合、ゲイン調整部10cは、アンプ10aのゲイン値として標準ゲイン値K×4を選択し、その値がアンプ10aにフィードバックされる。ゲイン調整後のデジタル信号から検出された同期信号の振幅の上側ピーク値は、第1閾値より大きいことから、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を4bitに調整する。
図9の(d)および(e)に示すように、ゲイン調整前のデジタル信号の振幅が所定振幅×1/4よりも小さい場合、調整可能なゲイン値の最大値はK×4であることから、ゲイン調整部10cは、アンプ10aのゲイン値として標準ゲイン値K×4を選択し、その値がアンプ10aにフィードバックされる。ゲイン調整後のデジタル信号から検出された同期信号の振幅の上側ピーク値が第1閾値より小さく第2閾値より大きい場合(図9の(d))、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を5bitに調整する。また、上記上側ピーク値が第2閾値より小さい場合(図9の(e))、分解能調整部11は、ADC回路10bの分解能を6bitに調整する。
なお、ゲイン調整部10cは、調整可能なゲイン値として例えば、K×1/2、K×1/4をゲイン値データテーブルに記録させてもよい。この場合、上記各ゲイン値に対応するアンプ出力の振幅は、所定振幅×2、所定振幅×4となり、それぞれ図9の(b)および(c)と同様の結果となる。また、調整可能なゲイン値の最大値は、K×4より大きくてもよく、調整可能なゲイン値の最小値は、K×1/4より小さくてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図10および図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態のタッチパネルシステム1に備えられたタッチパネルコントローラ204の概略構成を示す図である。同図に示すように、タッチパネルコントローラ204は、マルチプレクサ23を備えている。
ドライブライン駆動回路16には、ドライブラインD〜Dが接続されている。また、センスアンプ17には、センスラインS〜Sが接続されている。ドライブライン駆動回路16は、マルチプレクサ23を介して、タッチパネル2の水平信号線DL0〜DLnまたは垂直信号線SL0〜SLmを駆動するために、ドライブラインD〜Dに信号を出力する。センスアンプ17は、マルチプレクサ23を介して、センスラインS〜Sから容量データを取得する。
マルチプレクサ23は、複数の入力と複数の出力との接続を互いに切り替える接続切替回路である。以下、図11を参照して、マルチプレクサ23の構成について説明する。図11は、マルチプレクサ23の構成を示す回路図である。
マルチプレクサ23は、(i)水平信号線DL0〜DLnをドライブラインD〜Dに接続し、垂直信号線SL0〜SLmをセンスラインS〜Sに接続する第1接続状態と、(ii)水平信号線DL0〜DLnをセンスラインS〜Sに接続し、垂直信号線SL0〜SLmをドライブラインD〜Dに接続する第2接続状態とを一定周期で切り替える(反復させる)。例えば、奇数レコード目は第1接続状態とし、偶数レコード目は第2接続状態としてもよい。
また、マルチプレクサ23は、タイミングジェネレータ18と接続されている。マルチプレクサ23における第1接続状態と第2接続状態との切り替えの動作は、タイミングジェネレータ18から与えられる制御信号によって制御される。
以下、タッチパネル2が、第1接続状態において駆動されている状態を第1駆動状態とし、第2接続状態において駆動されている状態を第2駆動状態する。
タッチパネルコントローラ204において、制御部19は、タッチパネル2が第1駆動状態または第2駆動状態のいずれによって駆動されるかを示す駆動情報をデータ送信信号として生成し、ドライブライン駆動回路16に出力する。
ドライブライン駆動回路16は、データ送信信号をドライブラインD〜Dに出力する。
上記の説明では、タッチパネルコントローラ4、204からデータ送信信号として送られる情報が駆動情報である場合を説明したが、タッチパネルコントローラは、データ送信情報として、スタイラスペン3を駆動するために用いられる任意の情報を送ってもよい。一例として、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3もしくはそれ以外の外部装置をレジスタ書き込みにより初期設定するために、タッチパネルコントローラ4からスタイラスペン3もしくはそれ以外の外部装置に、レジスタのアドレスとレジスタの書き込み値を送る場合がある。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施の形態について図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図12は、実施形態1のタッチパネルシステム1を含んだ電子機器の一例としての携帯電話機(電子機器)60の構成を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態では、携帯電話機60に実施形態1のタッチパネルシステム1が設けられた構成が例示されているが、実施形態2のタッチパネルシステムが、携帯電話機60に設けられていてもよい。
携帯電話機60は、タッチパネルシステム1、表示パネル61、操作キー62、スピーカ63、マイクロフォン64、カメラ65、CPU(Central Processing Unit)66、ROM(Read Only Memory)67、RAM(Random Access Memory)68、および表示制御回路69を備えている。携帯電話機60の各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
上述したように、タッチパネルシステム1は、タッチパネル2、スタイラスペン3、およびタッチパネルコントローラ4を備えている。
表示パネル61は、ROM67またはRAM68に格納されている画像を表示する。表示パネル61の動作は、表示制御回路69によって制御される。
表示パネル61は、タッチパネル2に重ねられていてもよいし、タッチパネル2を内蔵していていてもよい。なお、タッチ認識部により生成された、タッチパネル2上のタッチ位置を示すタッチ認識信号に、操作キー62が操作されたことを示す信号と同じ役割を持たせることもできる。
操作キー62は、携帯電話機60のユーザによる入力操作を受け付ける。スピーカ63は、例えば、ROM67またはRAM68に記憶された音楽データ等に基づき、音声を出力する。
マイクロフォン64は、ユーザからの音声の入力を受け付ける。携帯電話機60は、入力された音声(アナログデータ)をデジタル化する。そして、携帯電話機60は、通信相手(例えば、他の携帯電話機)にデジタル化された音声を送信する。
カメラ65は、ユーザによる操作キー62への入力操作に応じて、被写体を撮影し、画像データを生成する。なお、画像データは、ROM67、RAM68、または外部メモリ(例えばメモリカード)に格納される。
CPU66は、タッチパネルシステム1および携帯電話機60の動作を統括的に制御する。また、CPU66は、例えばROM67に格納された各種のプログラムを実行する。
ROM67は、データを不揮発的に格納する。また、ROM67は、EPROM(Erasable Programmable ROM)またはフラッシュメモリ等の、書き込みおよび消去が可能なROMである。なお、図8には示されていないが、携帯電話機60が、有線によって他の電子機器と接続するためのインターフェイスを備える構成としてもよい。
RAM68は、CPU66によるプログラムの実行により生成されたデータ、または操作キー62を介して入力されたデータを、揮発的に格納する。
タッチパネルシステム1を備えた携帯電話機60もまた、実施形態1のタッチパネルシステム1と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態において、タッチパネルシステム1を備えた電子機器の一例としての携帯電話機60は、カメラ付き携帯電話機またはスマートフォン等であるが、タッチパネルシステム1を備えた電子機器はこれらに限定されない。例えば、タブレット等の携帯端末装置や、PCモニター、サイネージ、電子黒板、およびインフォメーションディスプレイ等の情報処理装置もまた、タッチパネルシステム1を備えた電子機器に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るタッチペン(スタイラスペン3)は、タッチパネルコントローラ(4)から送信される信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路(10b)と、上記アナログ/デジタル変換回路から出力される上記デジタル信号に含まれる、上記タッチパネルコントローラとの同期を取るための同期信号の振幅のピーク値と閾値とを比較することにより、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を調整する分解能調整部(11)と、を備える。
上記構成によれは、アナログ/デジタル変換回路(ADC回路)は、タッチパネルコントローラから送信される信号をデジタル信号に変換する。タッチペンとタッチパネルコントローラとが接近、あるいは接触している(タッチ状態)場合、タッチパネルコントローラから送信される信号の振幅は大きいことから、ADC回路によりAD変換されたデジタル信号の振幅も大きくなる。このため、分解能が低いADC回路であってもデジタル信号を検出することができる。
分解能調整部は、デジタル信号に含まれる同期信号の振幅のピーク値と閾値とを比較することにより、ADC回路の分解能を調整する。デジタル信号の振幅が大きければ同期信号の振幅のピーク値も大きくなることから、同期信号の振幅のピーク値が閾値以上の場合、分解能調整部によってADC回路の分解能を低い分解能値に設定する。
したがって、上記構成によれば、ADC回路の分解能を低くすることにより、ADC回路の消費電力が低減することができるので、タッチペンの消費電力を低減することができる。
本発明の態様2に係るタッチペンは、上記態様1において、上記分解能調整部は、上記ピーク値が上記閾値以上の場合には、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を低くし、上記ピーク値が上記閾値より小さい場合には、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を高くすることが好ましい。
上記構成によれは、分解能調整部は、同期信号の振幅のピーク値が閾値以上の場合には、アナログ/デジタル変換回路(ADC回路)の分解能を低くし、ピーク値が閾値より小さい場合には、ADC回路の分解能を高くする。換言すれば、分解能調整部は、ピーク値と閾値との大小比較によってADC回路の分解能を調整する。
それゆえ、ADC回路の分解能を高くするか、あるいは低くするかを容易に判断でき、分解能調整部によって簡易にADC回路の分解能を調整することができる。
本発明の態様3に係るタッチペンは、上記態様2において、上記閾値は、第1閾値と、上記第1閾値より小さい第2閾値と、を含み、上記分解能調整部は、まず、上記ピーク値と上記第1閾値とを比較し、上記ピーク値が上記第1閾値より小さい場合には、さらに、上記ピーク値と上記第2閾値とを比較することが好ましい。
上記構成によれば、分解能調整部は、まず、同期信号の振幅のピーク値と第1閾値とを比較し、ピーク値が第1閾値より小さい場合には、さらに、ピーク値と第2閾値(第1閾値よりも小さい)とを比較する。したがって、分解能調整の基準値となる閾値が1つのみの場合と比較して、ピーク値の大小に応じてより細かく分解能を調整することができる。
それゆえ、タッチパネルコントローラから送信される信号の振幅が大きい場合におけるADC回路の消費電力の低減を実現しつつ、上記信号の振幅の大小に応じて、ADC回路のペン入力信号の検出精度を適切に調整することができる。
本発明の態様4に係るタッチペンは、上記態様1〜3の何れかにおいて、上記信号を増幅して上記アナログ/デジタル変換回路に出力するアンプと、上記アナログ/デジタル変換回路から出力される上記デジタル信号の振幅に応じて、上記アンプのゲインを調整するゲイン調整部と、をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、タッチペンは、タッチパネルコントローラから送信される信号を増幅してアナログ/デジタル変換回路(ADC回路)に出力するアンプと、ADC回路から出力されるデジタル信号の振幅に応じて、アンプのゲインを調整するゲイン調整部と、をさらに備える。したがって、例えば、デジタル信号の振幅が所定の基準値よりも小さい場合、ゲイン調整部によって、アンプのゲインを初期設定より高くすることができる。
アンプのゲインが初期設定より高くされれば、タッチパネルコントローラから送信される信号の振幅がより大きくなってアンプから出力されることから、この信号の振幅がある程度小さい場合でも、分解能が低くされたADC回路で検出することが十分可能となる。それゆえ、分解能調整部でADC回路の分解能を調整するだけの場合と比較して、分解能を初期設定のまま維持、あるいは初期設定より低くするケースが増えることから、ADC回路の消費電力をより低減することができる。ひいては、タッチペンの消費電力をより低減することができる。
本発明の態様5に係るタッチパネルシステム(1)は、上記態様1〜4の何れかのタッチペンと、複数の第1信号線、複数の第2信号線、ならびに、上記各第1信号線および上記各第2信号線の交点に形成される各静電容量を有するタッチパネル(2)と、上記各第1信号線を駆動して上記各静電容量に基づく電荷信号を上記各第2信号線から出力させる制御か、または、上記各第2信号線を駆動して上記各静電容量に基づく電荷信号を上記各第1信号線から出力させる制御か、の何れか少なくとも一方の制御を反復して行うタッチパネルコントローラと、を含むことが好ましい。上記構成によれば、タッチペンの消費電力の低減を可能にするタッチパネルパネルシステムを実現することができる。
本発明の態様6に係る電子機器(携帯電話機60)は、上記態様5に係るタッチパネルシステム(1)を備えていることが好ましい。上記構成によれば、タッチペンの消費電力の低減を可能にする電子機器を実現することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、タッチペン、該タッチペンと併用されるタッチパネル、および該タッチパネルを駆動する制御を行うタッチパネルコントローラを備えたタッチパネルシステム、ならびに該タッチパネルシステムを備えた電子機器に好適に用いることができる。
1 タッチパネルシステム
2 タッチパネル
3 スタイラスペン(タッチペン)
4 タッチパネルコントローラ
10a アンプ
10b アナログ/デジタル変換回路
10c ゲイン調整部
11 分解能調整部
60 携帯電話機(電子機器)
D0〜Dn ドライブライン(第1信号線)
S0〜Sm センスライン(第2信号線)

Claims (6)

  1. タッチパネルコントローラから送信される信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、
    上記アナログ/デジタル変換回路から出力される上記デジタル信号に含まれる、上記タッチパネルコントローラとの同期を取るための同期信号の振幅のピーク値と閾値とを比較することにより、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を調整する分解能調整部と、を備えることを特徴とするタッチペン。
  2. 上記分解能調整部は、上記ピーク値が上記閾値以上の場合には、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を低くし、上記ピーク値が上記閾値より小さい場合には、上記アナログ/デジタル変換回路の分解能を高くすることを特徴とする請求項1に記載のタッチペン。
  3. 上記閾値は、第1閾値と、上記第1閾値より小さい第2閾値と、を含み、
    上記分解能調整部は、まず、上記ピーク値と上記第1閾値とを比較し、上記ピーク値が上記第1閾値より小さい場合には、さらに、上記ピーク値と上記第2閾値とを比較することを特徴とする請求項2に記載のタッチペン。
  4. 上記信号を増幅して上記アナログ/デジタル変換回路に出力するアンプと、
    上記アナログ/デジタル変換回路から出力される上記デジタル信号の振幅に応じて、上記アンプのゲインを調整するゲイン調整部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載のタッチペン。
  5. 請求項1から4までの何れか1項に記載のタッチペンと、
    複数の第1信号線、複数の第2信号線、ならびに、上記各第1信号線および上記各第2信号線の交点に形成される各静電容量を有するタッチパネルと、
    上記各第1信号線を駆動して上記各静電容量に基づく電荷信号を上記各第2信号線から出力させる制御か、または、上記各第2信号線を駆動して上記各静電容量に基づく電荷信号を上記各第1信号線から出力させる制御か、の何れか少なくとも一方の制御を反復して行うタッチパネルコントローラと、を含むことを特徴とするタッチパネルシステム。
  6. 請求項5に記載のタッチパネルシステムを備えていることを特徴とする電子機器。
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