JP2016217199A - 内燃機関の吸気弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与するためのフィンを有する吸気弁をより容易に製造することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る内燃機関の吸気弁1は、ステム部21と傘部22とを有する弁本体2と、吸気ポートから気筒内に流入する吸気を傘部22の周方向にガイドするガイド部材3と、を備えている。ガイド部材3は、弁本体2のステム部21に取り付けられる取付部31と、該取付部31にそれぞれの一端が接続されており該取付部31から放射状に延びている複数のフィン35と、を有している。そして、フィン35によって吸気がガイドされる。
【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁に関する。
従来、内燃機関の吸気弁における傘部の背面(燃焼室とは反対側の面)にフィンを設けることで、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与する技術が知られている。例えば、特許文献1には、気筒内にスワールを生成する形状のスワールポートとストレート形状のストレートポートとを有する内燃機関において、ストレートポート側の吸気弁における傘部の背面に複数のフィンが設けられた構成が開示されている。このフィンは、吸気弁の弁軸(ステム部)から傘部の周縁部に向けて放射状に設けられている。また、各フィンは、スワールポートから気筒内に流入する吸気によって形成されるスワールの旋回方向と同じ方向に湾曲している。
特許文献2には、吸気弁にカバーを設けた構成が開示されている。このカバーは、ステム部における傘部との接続部の近傍部分と傘部の背面とを覆っている。
特許第2663723号公報 特表2004−512455号公報
吸気弁における傘部の背面に設けられたフィンによって気筒内に流入する吸気を旋回させることで、気筒内におけるガスの流れに乱れを生じさせることができる。その結果、燃焼効率を向上させることができる。ここで、吸気をガイドするためのフィンは薄板状に形成する必要がある。しかしながら、吸気弁における傘部の背面上に薄板状のフィンを直接設けることは製造上の困難を伴う。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与するためのフィンを有する吸気弁をより容易に製造することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関の吸気弁は、ステム部と傘部とを有する弁本体と、吸気ポートから気筒内に流入する吸気を前記傘部の周方向にガイドするガイド部材と、を備え、前記ガイド部材が、前記ステム部に取り付けられる取付部と、該取付部にそれぞれの一端が接続され該取付部から放射状に延びている複数のフィンと、を有し、前記フィンが、前記弁本体の軸方向における上方から見た上面視において、前記取付部の外周面から該外周面の法線に対して一定方向に傾斜しつつ延びているか、または、前記取付部の外周面から一定の周方向に湾曲しつつ延びており、且つ、前記フィンが、前記弁本体の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視において、前記取付部から、前記弁本体における前記ステム部と前記傘部との接続部から前記傘部の周縁部までの間の領域内における所定の位置まで前記傘部の背面からは離間しつつ延びている。
なお、本明細書においては、吸気弁の弁本体の軸方向において、ステム部側を上方と定義し、傘部側を下方と定義する。
本発明では、ガイド部材に設けられた複数のフィンによって、吸気ポートから気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与することができる。また、本発明は、ガイド部材の取付部が弁本体のステム部に取り付けられた構成となっている。これにより、弁本体における傘部の背面に直接フィンを設ける場合に比べて、より容易に吸気弁にフィンを設けることが可能となる。したがって、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与するためのフィンを有する吸気弁をより容易に製造することができる。
また、本発明によれば、ガイド部材を弁本体とは別体とすることができる。そのため、フィンを成形する際の自由度が高くなる。したがって、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分をより効果的に付与することが可能なフィンをより容易に製造することが可能となる。
さらに、本発明では、フィンが弁本体の傘部の背面から離間している。そのため、フィンが傘部から受け取る熱量を抑制することができる。したがって、フィンの熱劣化を抑制することができる。
本発明では、ガイド部材における互いに隣り合うフィンの間に、傘部の背面から離間しつつ該傘部の背面を覆うカバー部が形成されていてもよい。このようなカバー部が形成されている場合、該カバー部が傘部の背面から離間していても、該カバー部が傘部からある程度の熱量を受熱する。そのため、カバー部が形成されることで、傘部の背面にデポジットが堆積することを抑制することができる。
また、本発明では、弁本体の軸方向における上方から見た上面視において、ガイド部材における互いに隣り合うフィンの間では傘部の背面が露出していてもよい。この場合、ガイド部材における互いに隣り合うフィンの間に上記のようなカバー部は形成されていない。これにより、ガイド部材における互いに隣り合うフィンの間に上記のようなカバー部が形成されている場合に比べて、フィンが傘部から受け取る熱量がさらに少なくなる。そのため、フィンの熱劣化をより抑制することができる。また、互いに隣り合うフィンの間にカバー部は形成されていない場合、各フィンと傘部の背面との間の隙間を通る吸気の流れが生じ易くなる。このような吸気の流れが生じることで、フィンと傘部の背面との間の隙間にデポジットが堆積することが抑制される。
上記のように、本発明においては、ガイド部材を樹脂で形成してもよい。ガイド部材を樹脂で形成することで、該ガイド部材を金属で形成する場合に比べてフィンを成形する際の自由度がより高くなる。また、ガイド部材を樹脂で形成することで、該ガイド部材を金属で形成する場合に比べて吸気弁の重量を小さくすることができる。
本発明によれば、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分を付与するためのフィンを有する吸気弁をより容易に製造することができる。
実施例1に係る内燃機関の吸気弁の斜視図である。 実施例1に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。 実施例1に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。 実施例に係る、ガイド部材を樹脂で形成した場合における弁本体のステム部とガイド部材の取付部との接続方法の一例を示す図である。 実施例に係る、ガイド部材を樹脂で形成した場合における弁本体のステム部とガイド部材の取付部との接続方法の他の例を示す図である。 実施例1の変形例1に係る内燃機関の吸気弁の斜視図である。 実施例1の変形例1に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。 実施例2に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。 実施例2に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。 実施例2の変形例に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。 実施例2の変形例に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
[概略構成]
本実施例に係る内燃機関の吸気弁の概略構成について図1〜3に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関の吸気弁の斜視図である。図2は、本実施例に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。図3は、本実施例に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。
本実施例に係る吸気弁1は、内燃機関の吸気ポートに設けられ、該吸気ポートの燃焼室への開口部を開閉する。吸気弁1は、弁本体2とガイド部材3とを備えている。弁本体2は、ステム部21と傘部22とを有している。弁本体2おいて、ステム部21の下端に傘部22が接続されている。吸気弁1が内燃機関に設置された状態では、該吸気弁1の閉弁時には吸気ポートの燃焼室への開口部に傘部22が着座した状態となり、該吸気弁1の開弁時には吸気ポートの燃焼室への開口部から傘部22が離間した状態となる。
ガイド部材3は、内燃機関の吸気行程において吸気ポートから気筒内に流入する吸気に旋回成分を付与するための部材である。本実施例に係るガイド部材3はSUS等の金属で形成されている。ガイド部材3は、取付部31と複数のフィン32とカバー部33とを有している。ガイド部材3の取付部31が弁本体2のステム部21に取り付けられている。取付部31とステム部21とは、例えば、かしめによって接続することができる。
各フィン32は薄板状に形成されている。ガイド部材3の取付部31には各フィン32の一端が接続されている。そして、複数のフィン32が取付部31から放射状に延びている。また、図2からわかるように、フィン32は、弁本体2の軸方向における上方から見た上面視において、取付部31の外周面31aから一定の周方向に湾曲しつつ延びている。また、図3からわかるように、フィン32は、弁本体2の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視において、取付部31から、弁本体2におけるステム部21と傘部22との接続部から傘部22の周縁部22aまでの間の領域E内における所定の位置まで、傘部22の背面22b(燃焼室側とは反対側の面)からは離間しつつ延びている。さらに、ガイド部材3における互いに隣り合うフィン32の間には、傘部22の背面22bから離間しつつ該傘部22の背面22bを覆うカバー部33が形成されている。
[本実施例に係る構成の効果]
本実施例に係る構成によれば、内燃機関において該吸気弁1が開弁し、吸気ポートから気筒内に吸気が流入する際に、ガイド部材3におけるフィン32によって該吸気がガイドされることで、該吸気に対して旋回成分が付与される。これによって気筒内に流入する吸気が旋回することで、気筒内におけるガスの流れに乱れを生じさせることができる。その結果、燃焼効率を向上させることができる。
また、本実施例に係る吸気弁1の構成は、複数のフィン32を有するガイド部材3の取
付部31が弁本体2のステム部21に取り付けられた構成となっている。そのため、弁本体2における傘部22の背面22bに直接フィンを設ける場合に比べて、より容易に吸気弁1にフィンを設けることが可能となる。また、本実施例では、ガイド部材3を弁本体2とは別体として製造し、その後、該ガイド部材3を該弁本体2に取り付けることができる。ガイド部材3を弁本体2とは別体として製造することで、フィンを成形する際の自由度が高くなる。したがって、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分をより効果的に付与することが可能なフィンをより容易に製造することができる。
また、弁本体2の傘部22は、内燃機関の燃焼室で発生する熱を受熱するため、その温度が高くなる。特に、傘部22におけるステム部21との接続部近傍部分は温度が高くなり易い。そのため、フィン32が傘部22の背面22bと接触していると、該フィン32の温度も上昇し易い。これに対し、本実施例では、フィン32は傘部22の背面22bから離間している。そのため、フィン32が傘部22からの受け取る熱量を抑制することができる。したがって、フィン32の温度上昇を抑制することができる。その結果、フィン32の熱劣化をより抑制することができる。
また、傘部22の背面22bには燃料やオイルが付着する。そして、傘部22の温度が高くなることで、該傘部22の背面22bに付着した燃料やオイルがデポジットとなって堆積する場合がある。ここで、本実施例では、カバー部33によって傘部22の背面22bが覆われている。このカバー部33は傘部22の背面22bから離間しているが、該カバー部33が傘部22からある程度の熱量を受熱する。そのため、傘部22の温度上昇を抑制することができる。したがって、カバー部33を設けることにより、傘部22の背面22bにデポジットが堆積することを抑制することができる。なお、カバー部33が傘部22の背面22bから離間していることから、該カバー部33が傘部22の背面22bに接触している場合に比べて、傘部22から受熱することによるカバー部33の温度上昇を抑制することができる。その結果、カバー部33が傘部22の背面22bに接触している場合に比べて、該カバー部33の熱劣化を抑制することができる。さらに、カバー部33が傘部22の背面22bに接触している場合に比べて、該カバー部33の表面にデポジットが堆積することも抑制することができる。
なお、本実施例では、ガイド部材3をSUS等の金属で形成されるものとしたが、ガイド部材3を樹脂で形成してもよい。この場合、ガイド部材3を形成する樹脂としては、PA樹脂、PPS樹脂、PEEK樹脂、PFA樹脂、PI樹脂を例示することができる。図4,5は、ガイド部材3を樹脂で形成した場合における、弁本体2のステム部21とガイド部材3の取付部31との接続方法の例を示す図である。なお、図4,5においては、便宜上フィンの図示を省略している。
図4においては、弁本体2のステム部21におけるガイド部材3の取付部31の接続部分Aにローレット加工が施されている。そして、この接続部分Aに取付部31を圧入することで、該取付部31がステム部21に接続される。また、図5においては、弁本体2のステム部21におけるガイド部材3の取付部31の接続部分Aがファーツリー形状に加工されている。そして、この場合も、この接続部分Aに取付部31を圧入することで、該取付部31がステム部21に接続される。ただし、弁本体2のステム部21とガイド部材3の取付部31との接続方法はこれらに限られるものではなく、公知のどのような方法を用いてもよい。
このように、ガイド部材3を樹脂で形成することで、該ガイド部材3を金属で形成する場合に比べてフィン32を成形する際の自由度がより高くなる。また、ガイド部材3を樹脂で形成することで、該ガイド部材3を金属で形成する場合に比べて吸気弁1の重量を小さくすることができる。また、ガイド部材3を形成する樹脂として撥油性の高い樹脂を用
いることで、ガイド部材3の表面にデポジットが堆積することをより抑制することができる。
[変形例]
本実施例の変形例について図6,7に基づいて説明する。図6は、本変形例に係る内燃機関の吸気弁の斜視図である。図7は、本変形例に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。本変形例においては、上述した図1〜3に示す吸気弁とはガイド部材のフィンの形状が異なっているが、その他の構成は同様である。
図6,7に示すように、本変形例では、複数のフィン34が取付部31から放射状に延びている。図7からわかるように、フィン34は、弁本体2の軸方向における上方から見た上面視において、取付部31の外周面31aから該外周面31aの法線に対して一定方向に傾斜しつつ延びている。なお、フィン34が、弁本体2の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視においては、取付部31から、弁本体2におけるステム部21と傘部22との接続部から傘部22の周縁部22aまでの間の領域内における所定の位置まで、傘部22の背面22bからは離間しつつ延びているという点では、上述した図1〜3に示す吸気弁と同様である。ガイド部材3のフィン34がこのような形状であっても、吸気ポートから気筒内に吸気が流入する際に、フィン34によって該吸気がガイドされることで、該吸気に対して旋回成分が付与されることになる。そのため、本変形例に係る構成によっても、上述した実施例1の効果と同様の効果を得ることができる。
<実施例2>
[概略構成]
本実施例に係る内燃機関の吸気弁の概略構成について図8,9に基づいて説明する。図8は、本実施例に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。図9は、本実施例に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。
本実施例においては、ガイド部材3が、取付部31と薄板状の複数のフィン35とを有している。ガイド部材3の取付部31には各フィン35の一端が接続されている。そして、複数のフィン35が取付部31から放射状に延びている。フィン35の構成は、実施例1におけるフィン32の構成と同様である。つまり、図9からわかるように、フィン35は、弁本体2の軸方向における上方から見た上面視において、取付部31の外周面31aから一定の周方向に湾曲しつつ延びている。また、図8からわかるように、フィン35は、弁本体2の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視において、取付部31から、弁本体2におけるステム部21と傘部22との接続部から傘部22の周縁部22aまでの間の領域E内における所定の位置まで傘部22の背面22bからは離間しつつ延びている。ただし、本実施例においては、図9からわかるように、弁本体2の軸方向における上方から見た上面視において、ガイド部材3における互いに隣り合うフィン32の間では、傘部22の背面22bが露出している。つまり、ガイド部材3における互いに隣り合うフィン32の間にカバー部が形成されていない点で実施例1に係る構成と異なっている。
[本実施例に係る構成の効果]
本実施例に係る構成であっても、吸気ポートから気筒内に流入する吸気に対してフィン35によって旋回成分を付与することができる。また、本実施例においても、複数のフィン35を有するガイド部材3の取付部31が弁本体2のステム部21に取り付けられた構成となっている。そのため、弁本体2における傘部22の背面22bに直接フィンを設ける場合に比べて、より容易に吸気弁1にフィンを設けることができる。また、フィンを成形する際の自由度が高くなるため、気筒内に流入する吸気に対して旋回成分をより効果的に付与することが可能なフィンをより容易に製造することができる。
さらに、本実施例に係る構成においては、ガイド部材3における互いに隣り合うフィン32の間にカバー部が形成されていないために、実施例1のように互いに隣り合うフィンの間にカバー部が形成されている場合に比べて、ガイド部材3が傘部22から受け取る熱量が少なくなる。したがって、隣り合うフィンの間にカバー部が形成されている場合に比べて、フィン35が傘部22からの受け取る熱量を抑制することができる。そのため、フィン32の温度上昇を抑制することができる。その結果、フィン32の熱劣化をより抑制することができる。また、互いに隣り合うフィン35の間にカバー部が形成されていないと、各フィン35と傘部22の背面22bとの間の隙間を通る吸気の流れが生じ易くなる。このような吸気の流れが生じることで、フィン35と傘部22の背面22bとの間の隙間に付着した燃料やオイルが除去されることになる。そのため、この隙間にデポジットが堆積することが抑制される。
なお、本実施例においても、実施例1と同様、ガイド部材3を樹脂で形成してもよい。
[変形例]
本実施例の変形例について図10,11に基づいて説明する。図10は、本変形例に係る内燃機関の吸気弁の側面図である。図11は、本変形例に係る内燃機関の吸気弁の上面図である。本変形例においては、上述した図8,9に示す吸気弁とはガイド部材のフィンの形状が異なっているが、その他の構成は同様である。
本実施例に係るフィン36の形状は、実施例1の変形例に係るフィン34の形状と同様である。つまり、図10,11に示すように、本変形例では、フィン36が、弁本体2の軸方向における上方から見た上面視において、取付部31の外周面31aから該外周面31aの法線に対して一定方向に傾斜しつつ延びている。そして、フィン36が、弁本体2の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視においては、取付部31から、弁本体2におけるステム部21と傘部22との接続部から傘部22の周縁部22aまでの間の領域内における所定の位置まで傘部22の背面22bからは離間しつつ延びているという点では、上述した図8,9に示す吸気弁と同様である。ガイド部材3のフィン36がこのような形状であっても、吸気ポートから気筒内に吸気が流入する際に、該吸気がフィン34によってガイドされることで、該吸気に対して旋回成分が付与されることになる。さらに、ガイド部材3における互いに隣り合うフィン36の間にカバー部が形成されていないという点も、上述した図8,9に示す吸気弁と同様である。したがって、本変形例に係る構成によっても、上述した実施例2の効果と同様の効果を得ることができる。
1・・・吸気弁
2・・・弁本体
21・・ステム部
22・・傘部
3・・・ガイド部材
31・・取付部
32,34,35,36・・フィン
33・・カバー部

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気弁であって、
    ステム部と傘部とを有する弁本体と、
    吸気ポートから気筒内に流入する吸気を前記傘部の周方向にガイドするガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材が、前記ステム部に取り付けられる取付部と、該取付部にそれぞれの一端が接続され該取付部から放射状に延びている複数のフィンと、を有し、
    前記フィンが、前記弁本体の軸方向における上方から見た上面視において、前記取付部の外周面から該外周面の法線に対して一定方向に傾斜しつつ延びているか、または、前記取付部の外周面から一定の周方向に湾曲しつつ延びており、且つ、
    前記フィンが、前記弁本体の軸方向に対して垂直な方向から見た側面視において、前記取付部から、前記弁本体における前記ステム部と前記傘部との接続部から前記傘部の周縁部までの間の領域内における所定の位置まで前記傘部の背面からは離間しつつ延びている内燃機関の吸気弁。
  2. 前記ガイド部材における互いに隣り合う前記フィンの間に、前記傘部の背面から離間しつつ前記傘部の背面を覆うカバー部が形成されている請求項1に記載の内燃機関の吸気弁。
  3. 前記弁本体の軸方向における上方から見た上面視において、前記ガイド部材における互いに隣り合う前記フィンの間では前記傘部の背面が露出している請求項1に記載の内燃機関の吸気弁。
  4. 前記ガイド部材が樹脂で形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気弁。
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