JP2016217182A - Valve lift amount measurement method of internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関のバルブリフト量計測方法に関する。 The present invention relates to a valve lift amount measuring method for an internal combustion engine.
従来、内燃機関における吸気バルブや排気バルブのバルブリフト量を計測する方法として、例えば、バルブシャフトの上端部に設けたバルブリフタにレーザ変位計のレーザ光を照射して、前記バルブリフタの変位量を前記レーザ変位計によりバルブリフト量として計測する方法が知られている(特許文献1参照)。この場合、バルブリフタのレーザ光が照射される面は、バルブシャフトの軸方向と直交する面であり、レーザ変位計からのレーザ光は、バルブシャフトの軸方向に照射されている。 Conventionally, as a method for measuring a valve lift amount of an intake valve or an exhaust valve in an internal combustion engine, for example, a valve lifter provided at an upper end portion of a valve shaft is irradiated with laser light from a laser displacement meter, and the displacement amount of the valve lifter is A method of measuring the amount of valve lift with a laser displacement meter is known (see Patent Document 1). In this case, the surface of the valve lifter irradiated with the laser light is a surface orthogonal to the axial direction of the valve shaft, and the laser light from the laser displacement meter is irradiated in the axial direction of the valve shaft.
このように、バルブリフタにレーザ光を照射して、非接触でバルブリフト量を計測することで、可変動弁機構を備えたシリンダヘッドをシリンダブロックに組み付けた所謂ベア状態の内燃機関におけるバルブリフト量を計測することが可能となっている。 In this way, the valve lift amount in the so-called bare internal combustion engine in which the cylinder head having the variable valve mechanism is assembled to the cylinder block by irradiating the valve lifter with the laser beam and measuring the valve lift amount in a non-contact manner. Can be measured.
しかし、前述のように、バルブシャフト上端部のバルブリフタにレーザ光を照射してバルブリフト量を計測する方法では、シリンダヘッドカバーが組み付けられてシリンダヘッドの上部が閉塞された状態の内燃機関や、バルブシャフト上端部のバルブリフタにレーザ光を照射するスペースがない内燃機関等に対しては、前記バルブリフタにレーザ光を照射することができないため、バルブリフト量を計測することが困難であった。 However, as described above, in the method of measuring the valve lift by irradiating the valve lifter at the upper end portion of the valve shaft to measure the valve lift amount, the internal combustion engine in which the cylinder head cover is assembled and the upper part of the cylinder head is closed, or the valve For an internal combustion engine or the like in which there is no space for irradiating the valve lifter at the upper end of the shaft with laser light, it is difficult to measure the valve lift because the valve lifter cannot be irradiated with laser light.
そこで、本発明においては、バルブシャフトの上端部にレーザ光を照射することができない内燃機関においても、バルブリフト量を計測することが可能な内燃機関のバルブリフト量計測方法を提供するものである。 Accordingly, the present invention provides a valve lift amount measuring method for an internal combustion engine that can measure the valve lift amount even in an internal combustion engine in which the upper end portion of the valve shaft cannot be irradiated with laser light. .
上記課題を解決する内燃機関のバルブリフト量計測方法は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、軸方向に移動することで、燃焼室に連通するポート孔を開閉するバルブに向けてレーザ光を照射することにより、前記バルブのバルブリフト量を算出する内燃機関のバルブリフト量計測方法であって、前記バルブのシャフトに取り付けられる部材であって、前記レーザ光が照射されるレーザ光照射面と、前記シャフトに取り付けられる取付面とを有し、前記レーザ光照射面には前記取付面からの離間寸法が異なる複数の凹凸形状が前記シャフトの軸方向に沿って形成され、前記凹凸形状の前記軸方向における凹凸パターンが、前記軸方向における一側へ向かう方向と他側へ向かう方向とで異なる凹凸部材を準備する工程と、前記凹凸部材の前記取付面を、前記バルブのシャフトにおける前記ポート孔内に位置する部分に取り付ける工程と、前記バルブが移動しているときに、前記シャフトに取り付けられた前記凹凸部材の前記レーザ光照射面に、レーザ光を照射する工程と、前記レーザ光照射面に照射され、前記レーザ光照射面にて反射した前記レーザ光を受光して、前記レーザ光照射面における前記レーザ光が照射された箇所の、レーザ照射方向の変位を計測する工程と、計測された前記変位の変位パターンに基づいて、前記バルブのバルブリフト量を算出する工程とを備える。
The valve lift amount measuring method for an internal combustion engine that solves the above problems has the following characteristics.
That is, the internal combustion engine that calculates the valve lift amount of the valve by irradiating the laser beam toward the valve that opens and closes the port hole communicating with the combustion chamber by moving in the axial direction. A method for measuring the amount of lift of a valve, comprising: a member attached to a shaft of the valve, the surface being irradiated with the laser light; and a mounting surface attached to the shaft. A plurality of concavo-convex shapes with different separation distances from the mounting surface are formed on the irradiation surface along the axial direction of the shaft, and the concavo-convex pattern in the axial direction of the concavo-convex shape is a direction toward one side in the axial direction. And a step of preparing different concavo-convex members in the direction toward the other side, and the mounting surface of the concavo-convex member is located in the port hole in the shaft of the valve Attaching to the minute, and when the valve is moving, irradiating the laser light irradiation surface of the concavo-convex member attached to the shaft with laser light, and irradiating the laser light irradiation surface, Receiving the laser beam reflected by the laser beam irradiation surface, measuring a displacement in a laser irradiation direction of the portion irradiated with the laser beam on the laser beam irradiation surface, and measuring the measured displacement Calculating a valve lift amount of the valve based on a displacement pattern.
本発明によれば、バルブシャフトの上端部にレーザ光を照射することができない内燃機関においても、バルブリフト量を計測することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to measure the valve lift even in an internal combustion engine that cannot irradiate the upper end of the valve shaft with laser light.
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。 Next, modes for carrying out the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1に示すエンジン1は、本発明に係る内燃機関のバルブリフト量計測方法の計測対象となる内燃機関の実施形態である。
An
まず、エンジン1について説明する。
エンジン1は、シリンダブロック2、シリンダヘッド3、シリンダヘッドカバー4を備えている。シリンダブロック2のシリンダ5内には、ピストン6が上下方向へ往復移動可能に設けられている。シリンダヘッド3には、各気筒の燃焼室10に連通する吸気ポート孔11および排気ポート孔21が備えられている。
吸気ポート孔11には吸気バルブ12が設けられ、排気ポート孔21には排気バルブ22が設けられている。
First, the
The
An
吸気ポート孔11は、シリンダヘッド3に形成され、シリンダヘッド3の外部と燃焼室10とを連通する通路孔であり、シリンダヘッド3の側面に外部への開口部が形成されている。また、吸気ポート孔11の燃焼室10との境界部分における開口部は、吸気バルブ12により開閉可能に構成されている。
排気ポート孔21は、シリンダヘッド3に形成され、シリンダヘッド3の外部と燃焼室10とを連通する通路孔であり、シリンダヘッド3の側面に外部への開口部が形成されている。また、排気ポート孔21の燃焼室10との境界部分における開口部は、排気バルブ22により開閉可能に構成されている。
The
The
吸気バルブ12は、傘部12aとシャフト部12bとを備えており、シャフト部12bがシリンダヘッド3のバルブガイド13に挿通されている。シャフト部12bは吸気バルブ12のバルブシャフトであり、バルブガイド13内を軸方向に摺動可能に構成されている。吸気バルブ12は、シャフト部12bの軸方向が、ピストン6が往復移動する方向に対して傾斜する姿勢で配置されている。
吸気バルブ12は、バルブスプリング15により軸方向一側(図1における上側)に付勢されており、その付勢力によって傘部12aがシリンダヘッド3のバルブシート14に着座することにより、吸気ポート孔11が閉じられる。バルブシート14は、吸気ポート孔11と燃焼室10との境界部に形成されている。
The
The
シャフト部12bの軸方向一側端部にはロッカアーム17が当接しており、可変動弁機構16によりロッカアーム17を介してシャフト部12bの一側端部を押圧可能としている。シャフト部12bの一側端部が可変動弁機構16により押圧されると、吸気バルブ12がバルブスプリング15の付勢力に抗して軸方向他端側(図1における下側)へ移動して、吸気ポート孔11が開かれる。
A
吸気バルブ12は、可変動弁機構16により軸方向の所定範囲内で往復移動可能に構成されており、軸方向への移動範囲内における一側端部(上側端部)に位置する状態で、吸気ポート孔11を閉じた閉状態となり、軸方向への移動範囲内における他側端部(下側端部)に位置する状態で、吸気ポート孔11が完全に開かれた開状態となる。
可変動弁機構16は、吸気バルブ12の開閉タイミング等を調整可能に構成されている。
The
The
排気バルブ22は、傘部22aとシャフト部22bとを備えており、シャフト部22bがシリンダヘッド3のバルブガイド23に挿通されている。
シャフト部22bは排気バルブ22のバルブシャフトであり、バルブガイド23内を軸方向に摺動可能に構成されている。排気バルブ22は、シャフト部22bの軸方向が、ピストン6が往復移動する方向に対して傾斜する姿勢で配置されている。
排気バルブ22は、バルブスプリング25により軸方向一側(図1における上側)に付勢されており、その付勢力によって傘部22aがシリンダヘッド3のバルブシート24に着座することにより、排気ポート孔21が閉じられる。バルブシート24は、排気ポート孔21と燃焼室10との境界部に形成されている。
The
The
The
シャフト部22bの軸方向一側端部にはロッカアーム27が当接しており、カム26によりロッカアーム27を介してシャフト部22bの一側端部を押圧可能としている。シャフト部22bの一側端部がカム26により押圧されると、吸気バルブ22がバルブスプリング25の付勢力に抗して軸方向他端側(図1における下側)へ移動して、排気ポート孔21が開かれる。
A rocker arm 27 is in contact with one end portion in the axial direction of the
排気バルブ22は、可変動弁機構16により軸方向の所定範囲内で往復移動可能に構成されており、軸方向への移動範囲内における一側端部(上側端部)に位置する状態で、排気ポート孔21を閉じた閉状態となり、軸方向への移動範囲内における他側端部(下側端部)に位置する状態で、排気ポート孔21を開いた開状態となる。
The
以降、吸気バルブ12および排気バルブ22の軸方向(シャフト部12b・22bの軸方向)において、吸気バルブ12および排気バルブ22が開く方向(ロッカアーム17側から傘部12a側へ向かう方向)を開方向、吸気バルブ12および排気バルブ22が閉じる方向(傘部12a側からロッカアーム17側へ向かう方向)を閉方向と適宜記載する。
なお、図1中、7はクランク軸を示す。
Thereafter, in the axial direction of the
In FIG. 1, 7 indicates a crankshaft.
次に、エンジン1のバルブリフト量を計測する計測装置および計測方法について説明する。
本実施形態におけるバルブリフト量の計測装置50は、吸気バルブ12のバルブリフト量を計測する装置であって、凹凸部材51、レーザ変位計52、エンコーダ53、および演算装置54を備えている。
Next, a measuring device and a measuring method for measuring the valve lift amount of the
The valve lift
凹凸部材51は、吸気バルブ12のシャフト部12bに取り付けられる部材であって、複数の凹凸形状が形成されレーザ光が照射される面であるレーザ光照射面51aと、シャフト部12bに取り付けられる面である取付面51bとを有している。凹凸部材51は、シャフト部12bにおける吸気ポート孔11内に位置する部分に取り付けられる。
The concavo-
レーザ変位計52は、シリンダヘッド3の外部から吸気ポート孔11を通じて、吸気ポート孔11内に位置する凹凸部材51のレーザ光照射面51aに対してレーザ光を照射するとともに、レーザ光照射面51aにて反射したレーザ光を受光して、レーザ光照射面51aの変位を計測する計測具である。レーザ光照射面51aの変位は、例えばレーザ変位計52からレーザ光照射面51aにおけるレーザ光が反射した箇所までの距離を用いて計測される。
レーザ変位計52からのレーザ光は、例えばレーザ光照射面51aに対して垂直な方向に照射されている。また、レーザ変位計52は、取付治具55によりシリンダヘッド3に取り付けられている。
The
The laser light from the
エンコーダ53は、回転駆動されるクランク軸7のクランク角度を検出し、検出したクランク角度信号を出力可能としている。
クランク軸7は、例えば計測装置50が備えるエンジン駆動モータにより回転駆動することができる。
The
The crankshaft 7 can be rotationally driven by, for example, an engine drive motor provided in the measuring
演算装置54は、レーザ変位計52にて計測されたレーザ光照射面51aの変位、およびエンコーダ53から出力されるクランク角度信号が入力されるものであり、例えばパーソナルコンピュータにて構成される。演算装置54は、これらのレーザ光照射面51aの変位に基づいて、吸気バルブ12のバルブリフト量を算出する。
The
図2、図3に示すように、凹凸部材51のレーザ光照射面51aと取付面51bとは互いに対向する面である。また、レーザ光照射面51aと取付面51bとは互いに平行に配置されており、シャフト部12bに取り付けられた凹凸部材51におけるレーザ光照射面51aは、シャフト部12bの軸方向と平行な面となっている。
レーザ光照射面51aには、例えばレーザ光照射面51aと直交する方向からレーザ光が照射される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the laser
The laser
レーザ光照射面51aには、複数の溝51p・51q・51r・・・が形成されている。複数の溝51p・51q・51r・・・は、シャフト部22の軸方向に沿って所定の間隔を設けて並設されている。各溝51p・51q・51r・・・の配置間隔は、均一な間隔となっている。溝51p・51q・51rの深さは互いに異なっており、溝51p・51q・51r・・・の底面により、レーザ光照射面51aにおける複数の凹凸形状が形成されている。つまり、レーザ光照射面51aは、溝51p・51q・51r・・・の底面を含む。
A plurality of
各溝51p・51q・51r・・・は、深さ方向がレーザ変位計52からのレーザ光の照射方向と平行となるように方向に形成されている。また、各溝51p・51q・51r・・・の底面は、レーザ光の照射方向に対して垂直な面に形成されている。
従って、レーザ変位計52から照射されたレーザ光が溝51p・51q・51r・・・に入射すると、溝51p・51q・51r・・・の底面に到達し、当該底面にて反射する。溝51p・51q・51r・・・の底面にて反射したレーザ光はレーザ変位計52にて受光される。前記反射したレーザ光を受光したレーザ変位計52は、レーザ変位計52と溝51p・51q・51r・・・の底面との間の距離を計測する。
Each of the
Therefore, when the laser light emitted from the
前述のように、溝51p・51q・51rの深さは互いに異なっており、溝51qの深さ寸法d2は溝51pの深さ寸法d1よりも大きく形成され(d2>d1)、溝51rの深さ寸法d3は溝51qの深さ寸法d2よりも大きく形成されている(d3>d2)。
従って、溝51pの底面の取付面51bからの離間寸法、溝51qの底面の取付面51bからの離間寸法、および溝51rの底面の取付面51bからの離間寸法は、互いに異なっており、溝51qの底面の取付面51bからの離間寸法は、溝51pの底面の取付面51bからの離間寸法よりも小さく、溝51rの底面の取付面51bからの離間寸法は、溝51qの底面の取付面51bからの離間寸法よりも小さくなっている。つまり、溝51p・51q・51rの底面は、レーザ照射方向の位置が互いに異なっている。
本実施形態の場合、溝51p・51q・51rは、深さ寸法d1・d2・d3が、例えば「2×d1=d2」との関係、および「3×d1=d3」との関係を満たすように形成されている。
As described above, the depths of the
Therefore, the separation dimension of the bottom surface of the
In the present embodiment, the
本実施形態の凹凸部材51においては8個の溝51p・51q・51r・・・が形成されており、シャフト部12bの他側から一側へ向かって、溝51p→溝51q→溝51r→溝51p→溝51q→溝51r→溝51p→溝51qの順に配置されている。
従って、凹凸部材51のレーザ光照射面51aにおける各溝51p・51q・51r・・・の深さ寸法は、シャフト部12bの他側から一側へ向かって、順に深さ寸法d1→深さ寸法d2→深さ寸法d3→深さ寸法d1→深さ寸法d2→深さ寸法d3→深さ寸法d1→深さ寸法d2に変化することとなる。
このような、溝51p・51q・51r・・・の深さ寸法d1・d2・d3、即ち溝51p・51q・51rの底面のレーザ光照射方向における位置の、シャフト部12bの他側から一側へ向けての変化の規則性が、レーザ光照射面51aにおける、シャフト部12bの他側から一側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンである。
In the concavo-
Therefore, the depth dimensions of the
The depth dimensions d1, d2, and d3 of the
逆に、溝51p・51q・51r・・・は、シャフト部12bの一側から他側へ向かって、溝51q→溝51p→溝51r→溝51q→溝51p→溝51r→溝51q→溝51pの順に配置されている。
従って、凹凸部材51のレーザ光照射面51aにおける各溝51p・51q・51r・・・の深さ寸法は、シャフト部12bの一側から他側へ向かって、順に深さ寸法d2→深さ寸法d1→深さ寸法d3→深さ寸法d2→深さ寸法d1→深さ寸法d3→深さ寸法d2→深さ寸法d1に変化することとなる。
このような、溝51p・51q・51r・・・の深さ寸法d1・d2・d3、即ち溝51p・51q・51rの底面のレーザ光照射方向における位置の、シャフト部12bの一側から他側へ向けての変化の規則性が、レーザ光照射面51aにおける、シャフト部12bの一側から他側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンである。
On the contrary, the
Therefore, the depth dimensions of the
Such depth dimensions d1, d2, and d3 of the
レーザ光照射面51aにおける、シャフト部12bの他側から一側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンと、シャフト部12bの一側から他側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンとは、異なったパターンとなっている。
In the laser
また、図2に示すように、レーザ変位計52から溝51pの底面までの距離をL1とし、レーザ変位計52から溝51qの底面までの距離をL2とし、レーザ変位計52から溝51rの底面までの距離をL3とすると、距離L1<距離L2<距離L3となる。
2, the distance from the
なお、各溝51p・51q・51rは、図3に示すようにシャフト部12bの軸方向と直交する方向に延びるスリット状に形成することができ、そのスリット幅寸法(シャフト部12bの軸方向における幅寸法)を、例えば10μmに形成することができる。また、溝51pの深さ寸法は、例えば10μmに形成し、溝51qの深さ寸法は、例えば20μmに形成し、溝51rの深さ寸法は、例えば30μmに形成することができる。
凹凸部材51は、例えばウレタン材にて構成することができ、凹凸部材51のシャフト部12bへの取り付けは、例えば凹凸部材51の取付面51bをシャフト部12bへ接着または溶着することにより行うことができる。溝51p・51q・51rは、例えばウレタン材にて構成された凹凸部材51に対してレーザ加工を施すことにより形成することができる。
In addition, each groove |
The concavo-
本実施形態においては、溝51p・51q・51r・・・を、レーザ光照射面51aに対して垂直な方向に形成し、レーザ変位計52からのレーザ光をレーザ光照射面51aに対して垂直な方向から照射しているが、溝51p・51q・51r・・・が、溝51p・51q・51rの底面から凹凸部材51の取付面51bまでの離間距離が互いに異なるように構成されていれば、溝51p・51q・51r・・・を、レーザ光照射面51aに対する垂直な方向から傾斜させて形成するとともに、レーザ変位計52からのレーザ光を同様に傾斜させて照射することも可能である。
In this embodiment, the
レーザ変位計52は、吸気バルブ12のシャフト部12bに取り付けられた凹凸部材51のレーザ光照射面51aの変位を、吸気バルブ12が軸方向における開側または閉側へ移動しているときに計測する。
The
例えば、吸気バルブ12が移動範囲の一端部に位置して吸気ポート孔11が閉じられている状態から、移動範囲の他端部に達するまで開方向に移動するときに、レーザ変位計52により凹凸部材51の変位を計測する場合は、まず、吸気バルブ12が移動範囲の一端部に位置している状態で、レーザ光照射面51aの最も他端側に位置する溝51pに向けてレーザ光が照射される。
For example, when the
最も他端部に位置する溝51pに向けて照射されたレーザ光は、当該溝51pの底面で反射する。溝51pの底面で反射したレーザ光(反射光)はレーザ変位計52により受光される。反射光を受光したレーザ変位計52は、レーザ変位計52から溝51pの底面までの距離L1を計測する。
The laser beam irradiated toward the
吸気バルブ12は、クランク軸7が回転駆動されることにより他端側(開方向)へ移動するが、吸気バルブ12が前述の吸気ポート孔11が閉じられた状態から溝51p・51q・51rの配置間隔分だけ他端側(開方向)へ移動すると、最も他端側の溝51pの一側に隣接する溝51qにレーザ光が照射され、当該溝51qの底面で反射したレーザ光がレーザ変位計52により受光され、レーザ変位計52によりレーザ変位計52から溝51qの底面までの距離L2が計測される。
さらに吸気バルブ12が他端側へ溝51p・51q・51rの配置間隔分だけ移動すると、直前に距離L2が計測された溝51qの一側に隣接する溝51rにレーザ光が照射され、当該溝51rの底面で反射したレーザ光がレーザ変位計52により受光され、レーザ変位計52によりレーザ変位計52から溝51rの底面までの距離L3が計測される。
The
Further, when the
このように、吸気バルブ12が軸方向の一側から他側(つまり閉側から開側)へ向けて移動することにより、時間の経過とともに、レーザ光が照射される溝51p・51q・51r・・・が、軸方向他側の溝51p・51q・51r・・・から一側の溝51p・51q・51r・・・へと順次移り変わり、レーザ変位計52から各溝51p・51q・51r・・・の底面までの距離L1・L2・L3がそれぞれ計測されることとなる。
As described above, the
そして、移動する吸気バルブ12が移動範囲の他端部に到達するまで、レーザ変位計52から各溝51p・51q・51r・・・の底面までの距離L1・L2・L3の計測が継続される。
この場合、例えば吸気バルブ12の移動範囲における一端部から他端部への移動量が、レーザ光照射面51aにおける最も他端部に位置する溝51pから最も一端部に位置する溝51qまでの寸法と等しければ、移動する吸気バルブ12が移動範囲の他端部に到達した際に、レーザ光照射面51aの最も一端部に位置する溝51qの底面からレーザ変位計52までの距離L1が計測される。
Until the moving
In this case, for example, the amount of movement from one end portion to the other end portion in the moving range of the
つまり、吸気バルブ12が移動範囲の一端部から他端部まで開方向に移動すると、図4(a)に示すように、吸気バルブ12のバルブリフト量は0から増加していくが、バルブリフト量が増加していくに従って、図4(b)に示すように、軸方向他端側の溝51p・51q・51rから軸方向一端側の溝51p・51q・51rに向かって、順次距離L1・L2・L3が計測される。
That is, when the
具体的には、吸気バルブ12が移動範囲の一端部からの移動を開始する時刻t1においてはレーザ光照射面51aにおける最も他端側に位置する溝51pの距離L1が計測され、次に時刻t2においては一側に隣接する溝51qの距離L2が計測され、次に時刻t3においては一側に隣接する溝51rの距離L3が計測され、次に時刻t4においては一側に隣接する溝51pの距離L1が計測され、次に時刻t5においては一側に隣接する溝51qの距離L2が計測され、次に時刻t6においては一側に隣接する溝51rの距離L3が計測され、次に時刻t7においては一側に隣接する溝51pの距離L1が計測され、次に時刻t8においては最も一端側に位置する溝51qの距離L2が計測される。
Specifically, at time t1 when the
次に、レーザ変位計52においては、計測した各時刻t1〜t8における距離L1・L2・L3に基づいて、各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位を算出する。ここで、レーザ光照射面51aの変位とは、レーザ光が照射された溝51p・51q・51rの底面のレーザ光照射方向における位置の変化である。
Next, the
算出されるレーザ光照射面51aの変位は、例えば溝51pの底面のレーザ光照射方向における位置を基準とすると、時刻t1における変位は0となり、時刻t2における変位はL2−L1となり、時刻t3における変位はL3−L1となり、時刻t4における変位は0となり、時刻t5における変位はL2−L1となり、時刻t6における変位はL3−L1となり、時刻t7における変位は0となり、時刻t8における変位はL2−L1となる。
なお、レーザ光照射面51aの変位は、レーザ変位計52から溝51p・51q・51rの底面までの距離Lが大きくなる方向を+側とし、小さくなる方向を−側としている。
このように、レーザ変位計52は、各時刻t1〜t8において、各溝51p・51q・51r・・・の底面のうちレーザ光が照射された底面、即ちレーザ光照射面51aにおけるレーザ光が照射された箇所の変位を順次計測する。
The calculated displacement of the laser
In addition, the displacement of the laser
As described above, the
レーザ変位計52は、計測した各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位を出力する。レーザ変位計52から出力された各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位は演算装置54に入力される。
演算装置54においては、入力された各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位から、吸気バルブ12が開方向に移動する際の当該変位の変位パターンを算出する。
The
In the
吸気バルブ12が移動範囲の一端部から他端部まで開方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位は、t1からt8にかけて「0→(L2−L1)→(L3−L1)→0→(L2−L1)→(L3−L1)→0→(L2−L1)」のように変化するが、吸気バルブ12が開方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位の変位パターンとは、このようなt1からt8にかけての当該変位の変化の規則性である。
吸気バルブ12が開方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位の変位パターンは、前述のレーザ光照射面51aにおけるシャフト部12bの他側から一側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンに対応するものである。
The displacement of the laser
The displacement pattern of the displacement of the laser
つまり、演算装置54においては、吸気バルブ12が一側から他側(閉側から開側)へ向けて移動しているときに計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて、図4(c)に示すような吸気バルブ12が開方向に移動する際の変位パターンが得られる。言い換えると、レーザ変位計52によりレーザ光照射面51aの変位を計測した結果得られた変位パターンが、図4(c)に示すような変位パターンであった場合には、吸気バルブは開方向へ移動していると判断することができる。
That is, in the
逆に、吸気バルブ12が移動範囲の他端部に位置して吸気ポート孔11が完全に開いた状態から移動範囲の一端部まで閉方向に移動するときに、レーザ変位計52により凹凸部材51の変位を計測する場合は、図5(a)に示すように、吸気バルブ12の移動に伴って吸気バルブ12のバルブリフト量は最大値から0となるまで減少していくが、バルブリフト量が減少していくに従って、図5(b)に示すように、レーザ光が照射される溝51p・51q・51r・・・が、軸方向一端側の溝51p・51q・51r・・・から他側の溝51p・51q・51r・・・へと順次移り変わり、レーザ変位計52から各溝51p・51q・51r・・・の底面までの距離L1・L2・L3がそれぞれ計測されることとなる。
Conversely, when the
この場合、例えば吸気バルブ12の移動範囲における他端部から一端部への移動量が、レーザ光照射面51aにおける最も一端部に位置する溝51qから最も他端部に位置する溝51pまでの寸法と等しければ、移動する吸気バルブ12が移動範囲の一端部に到達した際に、レーザ光照射面51aの最も他端部に位置する溝51pの底面からレーザ変位計52までの距離L1が計測される。
In this case, for example, the amount of movement from the other end portion to the one end portion in the moving range of the
具体的には、吸気バルブ12が移動範囲の他端部からの移動を開始する時刻t1においては最も一端側に位置する溝51qの距離L2が計測され、次に時刻t2においては他側に隣接する溝51pの距離L1が計測され、次に時刻t3においては他側に隣接する溝51rの距離L3が計測され、次に時刻t4においては他側に隣接する溝51qの距離L2が計測され、次に時刻t5においては他側に隣接する溝51pの距離L1が計測され、次に時刻t6においては他側に隣接する溝51rの距離L3が計測され、次に時刻t7においては他側に隣接する溝51qの距離L2が計測され、次に時刻t8においては最も他側に位置する溝51pの距離L1が計測される、
Specifically, at time t1 when the
次に、レーザ変位計52においては、計測した各時刻t1〜t8における距離L1・L2・L3に基づいて、各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位を算出する。ここで、レーザ光照射面51aの変位とは、レーザ光が照射された溝51p・51q・51rの底面のレーザ光照射方向における位置の変化である。
Next, the
算出されるレーザ光照射面51aの変位は、例えば溝51qの底面のレーザ光照射方向における位置を基準とすると、時刻t1における変位は0となり、時刻t2における変位はL1−L2となり、時刻t3における変位はL3−L2となり、時刻t4における変位は0となり、時刻t5における変位はL1−L2となり、時刻t6における変位はL3−L2となり、時刻t7における変位は0となり、時刻t8における変位はL1−L2となる。
なお、レーザ光照射面51aの変位は、レーザ変位計52から溝51p・51q・51rの底面までの距離Lが大きくなる方向を+側とし、小さくなる方向を−側としている。
このように、レーザ変位計52は、各時刻t1〜t8において、各溝51p・51q・51r・・・の底面のうちレーザ光が照射された底面、即ちレーザ光照射面51aにおけるレーザ光が照射された箇所の変位を順次計測する。
The calculated displacement of the laser
In addition, the displacement of the laser
As described above, the
レーザ変位計52は、計測した各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位を出力する。レーザ変位計52から出力された各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位は演算装置54に入力される。
演算装置54においては、入力された各時刻t1〜t8におけるレーザ光照射面51aの変位から、吸気バルブ12が閉方向に移動する際の当該変位の変位パターンを算出する。
The
In the
吸気バルブ12が移動範囲の他端部から一端部まで閉方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位は、t1からt8にかけて「0→(L1−L2)→(L3−L2)→0→(L1−L2)→(L3−L2)→0→(L1−L2)」のように変化するが、吸気バルブ12が閉方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位の変位パターンとは、このようなt1からt8にかけての当該変位の変化の規則性である。
吸気バルブ12が閉方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位の変位パターンは、前述のレーザ光照射面51aにおけるシャフト部12bの一側から他側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンに対応するものである。
The displacement of the laser
The displacement pattern of the displacement of the laser
つまり、演算装置54においては、吸気バルブ12が他側から一側(開側から閉側)へ向けて移動しているときに計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて、図5(c)に示すような吸気バルブ12が閉方向に移動する際の変位パターンが得られる。言い換えると、レーザ変位計52によりレーザ光照射面51aの変位を計測した結果得られた変位パターンが、図5(c)に示すような変位パターンであった場合には、吸気バルブは閉方向へ移動していると判断することができる。
That is, in the
計測装置50の演算装置54には、図4(c)に示すような吸気バルブ12が開方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位パターン、および図5(c)に示すような吸気バルブ12が閉方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位パターン、ならびに各溝51p・51q・51rの変位が計測された時点での吸気バルブ12のバルブリフト量(例えば、レーザ光照射面51aにおける他端側から何番目の溝51p・51q・51rの変位が計測された時点でのバルブリフト量はいくらであるかといったデータ)が予め記憶されており、演算装置54においては、レーザ変位計52により計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて得られた変位パターンを用いて、吸気バルブ12のバルブリフト量が算出される。
The
この場合、演算装置54においては、計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて得られた変位パターンと、予め記憶されている吸気バルブ12が開方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位パターン、および吸気バルブ12が閉方向に移動する際のレーザ光照射面51aの変位パターンとを比較して、吸気バルブ12の移動方向を特定する。
In this case, in the
また、演算装置54には、エンコーダ53により検出されたクランク軸7のクランク角度信号が入力されており、演算装置54は、各時刻におけるクランク軸7のクランク角度を把握することができる。
従って、演算装置54においては、計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて得られた変位パターン、および入力されたクランク軸7のクランク角度から、吸気バルブ12の各クランク角度におけるバルブリフト量を算出することができる。
In addition, the crank angle signal of the crankshaft 7 detected by the
Therefore, in the
以上のように構成される計測装置50を用いて吸気バルブ12のバルブリフト量を計測する際には、以下のような手順にて計測が行われる。
図6に示すように、バルブリフト量の計測を行う際には、まず、複数の溝51p・51q・51rが形成されたレーザ光照射面51aと取付面51bとを有する凹凸部材51を準備する(S01)。
次に、準備した凹凸部材51の取付面51bを吸気バルブ12のシャフト部12bにおける吸気ポート孔11内に位置する部分に取り付ける(S02)。この場合、凹凸部材51は、例えば吸気バルブ12が閉位置(移動範囲の一端部)に位置しているときに、レーザ光照射面51aの最も他側端部に位置する溝51qに対してレーザ光が照射されるように、軸方向位置を調整しながらシャフト部12bに取り付けられる。
When the valve lift amount of the
As shown in FIG. 6, when measuring the valve lift, first, a concavo-
Next, the prepared mounting
次に、上述のように、軸方向に移動する吸気バルブ12の凹凸部部材51におけるレーザ光照射面51aに対して、レーザ変位計52からのレーザ光を、吸気ポート孔11におけるシリンダヘッド3の側面の開口部から照射する(S03)。
次に、上述のように、レーザ光照射面51aに向けて照射され、レーザ光照射面51aの溝51p・51q・51rの底面で反射したレーザ光をレーザ変位計52にて受光して、レーザ変位計52により凹凸部材51の変位を計測する(S04)。
Next, as described above, the laser beam from the
Next, as described above, the laser beam irradiated to the laser
次に、上述のように、演算装置54により、レーザ変位計52により計測されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて当該変位の変位パターンを算出し、さらに算出された変位パターンを用いて、吸気バルブ12のバルブリフト量を算出する(S05)。
Next, as described above, the
本実施形態においては、このような手順にて吸気バルブ12のバルブリフト量が計測されるが、吸気バルブ12のバルブリフト量を計測している最中に、吸気バルブ12の移動方向が開方向から閉方向に変化した、といったように、吸気バルブ12の移動方向がバルブリフト量の計測途中で変化する場合は、次のようにバルブリフト量の計測が行われる。
In the present embodiment, the valve lift amount of the
例えば、吸気バルブ12が軸方向に移動している状態で、レーザ変位計52によって、レーザ変位計52から溝51p・51q・51rの底部までの距離L1・L2・L3を計測することにより、図7(a)に示すような時刻t1〜t8における計測距離L1・L2・L3が得られた場合、レーザ変位計52では、さらに時刻t1〜t8における計測距離L1・L2・L3に基づいてレーザ光照射面51aの変位が算出され、算出されたレーザ光照射面51aの変位が演算装置54に入力される。
For example, by measuring the distances L1, L2, and L3 from the
演算装置54においては、入力されたレーザ光照射面51aの変位に基づいて、図7(b)に示すような変位パターンが算出され、算出された図7(b)に示す変位パターンに基づいて、吸気バルブ12のバルブリフト量が算出される。
In the
具体的には、図7(b)に示す計測された変位の変位パターンと、吸気バルブ12が開方向に移動する際の変位パターンおよび吸気バルブ12が閉方向に移動する際の変位パターンとを比較すると、図7(b)に示す計測された変位の変位パターンにおいては、時刻t1から時刻t6までの範囲の変位パターンが、吸気バルブ12が開方向に移動する際の変位パターンとなっており、時刻t6から時刻t8までの範囲の変位パターンが、吸気バルブ12が閉方向に移動する際の変位パターンとなっているため、演算装置54は、時刻t1から時刻t6までの範囲においては、吸気バルブ12が開方向に移動していると判断したうえで、計測されたレーザ光照射面51aの変位の変位パターンに基づいてバルブリフト量を算出し、時刻t6から時刻t8までの範囲においては、吸気バルブ12が閉方向に移動していると判断したうえで、計測されたレーザ光照射面51aの変位の変位パターンに基づいてバルブリフト量を算出する。
Specifically, the displacement pattern of the measured displacement shown in FIG. 7B, the displacement pattern when the
さらに、演算装置54においては、算出した各時刻t1〜時刻t8におけるバルブリフト量と、入力されたクランク角度とを用いて、図7(c)に示すような、各クランク角度におけるバルブリフト量が算出される。
Further, in the
なお、図7(a)、図7(b)に示した計測距離Lおよび変位が得られたエンジン1では、時刻t1において吸気バルブ12が移動範囲の一端部に位置した状態となり、時刻t6において吸気バルブ12が移動範囲の他端部に位置した状態となっている。
つまり、当該エンジン1は、吸気バルブ12の最大バルブリフト量が、レーザ光照射面51aにおける最も他端部に位置する溝51pから、当該溝51pから一側へ数えて6番目に位置する溝51rまでの寸法と等しい寸法に設定されているエンジン1である。
Note that, in the
That is, in the
このように、本実施形態においては、シャフト部12bの一側から他側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンと、他側から一側へ向かう方向の凹凸形状の凹凸パターンとが異なるパターンとなるように、複数の溝51p・51q・51r・・・がシャフト部12bの軸方向に沿って形成されたレーザ光照射面51aを有する凹凸部材51を、吸気バルブ12のシャフト部12bにおける吸気ポート孔11内に位置する部分に取り付け、吸気バルブ12が移動しているときにシャフト部12bに取り付けられた凹凸部材51のレーザ光照射面51aにレーザ光を照射することにより、レーザ光照射面51aにおけるレーザ光が照射された箇所の変位を計測し、計測された前記変位の変位パターンに基づいて、吸気バルブ12のバルブリフト量を算出するように構成している。
これにより、吸気バルブ12のシャフト部12bにおける吸気ポート孔11内に位置する部分に向けてレーザ光を照射した場合でも、吸気バルブ12の移動方向を特定することができ、吸気バルブ12のバルブリフト量を計測することが可能となる。
従って、シリンダヘッドカバーが組み付けられてシリンダヘッドの上部が閉塞された後の内燃機関や、吸気バルブの上端部に可変動弁機構があるため吸気バルブの上端部にレーザ光を照射するスペースが無い内燃機関等といったような、バルブシャフトの上方端部にレーザ光を照射することができない内燃機関においても、吸気バルブのバルブリフト量を計測することが可能となる。
Thus, in this embodiment, the uneven pattern of the uneven shape in the direction from one side to the other side of the
Thereby, even when the laser beam is irradiated toward the portion of the
Therefore, the internal combustion engine after the cylinder head cover is assembled and the upper part of the cylinder head is closed, or the internal combustion engine having no space for irradiating the upper end of the intake valve with laser light because the upper end of the intake valve has a variable valve mechanism. Even in an internal combustion engine such as an engine that cannot irradiate the upper end portion of the valve shaft with laser light, the valve lift amount of the intake valve can be measured.
また、凹凸部材51のレーザ光照射面51aにレーザ光を照射するレーザ変位計52は、取付治具55を介してシリンダヘッド3の側面における吸気ポート孔11の外部への開口部に取り付けられているので、一般的なシリンダヘッド構造を有するエンジン1に対しての取り付けおよび取り外しが、簡単な段取り替え作業のみで行うことができ、吸気バルブ12のバルブリフト量測定の汎用性を高めることができる。
The
本実施形態においては、吸気バルブ12のシャフト部12bに凹凸部材51を取り付けて、吸気バルブ12のバルブリフト量を算出するように構成しているが、図8に示すように、吸気バルブ12のシャフト部12bに加えて、排気バルブ22のシャフト部22bにおける排気ポート21内に位置する部分に凹凸部材51を取り付けて、吸気バルブ12のバルブリフト量と排気バルブ22のバルブリフト量とを同時に計測するように構成することも可能である。
このように、吸気バルブ12のバルブリフト量のみならず、排気バルブ22のバルブリフト量をも合わせて同時に計測することで、吸気バルブ12および排気バルブ22のバルブリフト量を精密に調整等して、エンジン1における燃焼メカニズムを詳細に解明することが可能となる。
In the present embodiment, the
In this way, not only the valve lift amount of the
また、本実施形態においては、レーザ変位計52は取付治具55を介してシリンダヘッド3に取り付けられていたが、図9に示すように、レーザ変位計52を吸気ポート11に接続される吸気マニホールド5に取り付けて、吸気バルブ12のシャフト部12bに取り付けられた凹凸部材51のレーザ光照射面51aに対して、レーザ変位計52からのレーザ光を、吸気マニホールド5および吸気ポート11を通じて凹凸部材51に照射するように構成することもできる。
このように、レーザ変位計52をシリンダヘッド3に取り付けるのではなく、吸気マニホールド5に取り付けることで、エンジン1を実際に運転しているときの吸気バルブ12のバルブリフト量を測定することが可能となる。
In the present embodiment, the
Thus, by attaching the
また、本実施形態においては、レーザ光照射面51aに形成される複数の溝51p・51q・51r・・・は、シャフト部12bの軸方向に沿って、互いに間隔を隔てて形成されていたが、図10に示すように、互いに間隔を隔てずに、連続的に形成することも可能である。
このように、溝51p・51q・51r・・・を、シャフト部12の軸方向に沿って連続的に形成した場合においては、レーザ変位計52により計測される距離L1・L2・L3は、図11に示すように計測される。
なお、図11に示す計測距離Lは、吸気バルブ12が開方向に移動しているときに計測される距離L1・L2・L3である。
レーザ変位計52においては、図11に示す計測距離Lから、図4(c)に示したレーザ光照射面51aの変位と同様の変位を算出することが可能である。
In the present embodiment, the plurality of
As described above, when the
Note that the measurement distance L shown in FIG. 11 is the distances L1, L2, and L3 measured when the
In the
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 シリンダヘッドカバー
7 クランク軸
11 吸気ポート
12 吸気バルブ
12b シャフト部
16 可変動弁機構
21 排気ポート
22 排気バルブ
22b シャフト部
50 バルブリフト量の計測装置
51 凹凸部材
51a レーザ光照射面
51b 取付面
51p・51q・51r 溝
52 レーザ変位計
53 エンコーダ
54 演算装置
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記バルブのシャフトに取り付けられる部材であって、前記レーザ光が照射されるレーザ光照射面と、前記シャフトに取り付けられる取付面とを有し、前記レーザ光照射面には前記取付面からの離間寸法が異なる複数の凹凸形状が前記シャフトの軸方向に沿って形成され、前記凹凸形状の前記軸方向における凹凸パターンが、前記軸方向における一側へ向かう方向と他側へ向かう方向とで異なる凹凸部材を準備する工程と、
前記凹凸部材の前記取付面を、前記バルブのシャフトにおける前記ポート孔内に位置する部分に取り付ける工程と、
前記バルブが移動しているときに、前記シャフトに取り付けられた前記凹凸部材の前記レーザ光照射面に、レーザ光を照射する工程と、
前記レーザ光照射面に照射され、前記レーザ光照射面にて反射した前記レーザ光を受光して、前記レーザ光照射面における前記レーザ光が照射された箇所の、レーザ照射方向の変位を計測する工程と、
計測された前記変位の変位パターンに基づいて、前記バルブのバルブリフト量を算出する工程とを備える、
ことを特徴とした内燃機関のバルブリフト量計測方法。
An internal combustion engine valve lift amount measuring method for calculating a valve lift amount of the valve by irradiating a laser beam toward a valve that opens and closes a port hole communicating with a combustion chamber by moving in an axial direction. ,
A member attached to the shaft of the valve, the laser light irradiating surface to which the laser light is irradiated, and a mounting surface attached to the shaft, the laser light irradiating surface being spaced apart from the mounting surface A plurality of concavo-convex shapes having different dimensions are formed along the axial direction of the shaft, and the concavo-convex pattern in the axial direction of the concavo-convex shape is different in a direction toward one side and a direction toward the other side in the axial direction. Preparing a member;
Attaching the attachment surface of the concavo-convex member to a portion located in the port hole in the valve shaft;
Irradiating the laser light irradiation surface of the concavo-convex member attached to the shaft with laser light when the valve is moving;
The laser beam irradiated on the laser beam irradiation surface and reflected by the laser beam irradiation surface is received, and the displacement in the laser irradiation direction of the portion irradiated with the laser beam on the laser beam irradiation surface is measured. Process,
A step of calculating a valve lift amount of the valve based on the displacement pattern of the measured displacement,
A valve lift amount measuring method for an internal combustion engine characterized by the above.
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CN108518256A (en) * | 2018-03-30 | 2018-09-11 | 潍柴动力股份有限公司 | A kind of valve mechanism and engine for monitoring valve clearance on-line |
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