JP2016216218A - 自走式搬送装置 - Google Patents

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豊孝 藤井
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Abstract

【課題】堆積物を形成するための作業効率および堆積物を管理するための作業効率の改善を図り、最小限の給電ケーブルで撮像部を円滑に運用する。【解決手段】自走式搬送装置10のベルトコンベヤ14の出口端14Bから下方に排出された被搬送物が貯留ヤードYの地面Gの上に山積みされることで堆積物Mが形成される。発電部42、充電池部44,給電部46はベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられている。撮像部48は、発電部42で発電された電力が供給され、堆積物Mの上方から堆積物Mを撮像する。管理情報生成部56Aは、堆積物Mを識別するための識別情報と、位置情報生成部39から供給される位置情報と、日時情報生成部40から供給される日時情報と、撮像部48から供給される画像情報とを関連付けることで管理情報を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は自走式搬送装置に関する。
火力発電所、あるいは、製鉄所などでは、大量の鉄鉱石や石炭を使用する。
このような鉄鉱石や石炭を、例えば、港湾設備から貯留ヤードに搬送し、あるいは、貯留ヤードから現場に搬送する搬送装置として固定式のベルトコンベヤが用いられている(特許文献1参照)。
そして、搬送装置の出口端から排出される被搬送物をホイールローダなどの大形の建設機械を用いて貯留ヤード内の所定箇所に運搬して山状の堆積物を形成し、堆積物の堆積量が所定量となったならば、建設機械により被搬送物を貯留ヤードの別の箇所に運搬して同様に山状の堆積物を形成していき、同様の処理を繰り返して、貯留ヤードに複数の山状の堆積物を形成していく。
特開2004−352487号公報
上記従来技術では、複数の堆積物を形成するために、建設機械が搬送装置の出口端近傍と堆積物を形成する貯留ヤード内の複数の所定箇所との間を何度も往復して走行しなくてはならず、複数の堆積物を形成するための作業効率の改善が求められている。
また、貯留ヤードに形成した複数の堆積物を管理するためには、各堆積物の貯留ヤード内における位置(番地)、各堆積物を貯留ヤードに形成した日時などの様々な情報を含む管理情報を人手によって取得しなくてはならず、堆積物を管理するための作業効率の改善も必要となっている。
そこで、被搬送物を搬送する長尺な搬送部と、搬送部を保持して地面を走行する走行体とを備える自走式搬送装置を用いることで、搬送部を貯留ヤード内で水平方向に移動させて複数の堆積物を効率よく形成することが考えられる。
この際、堆積物の位置、堆積物を形成した日時、堆積物の画像を管理情報として用いることが各堆積物の管理を行なう上で重要となる。
そこで、撮像部を搬送部の出口端近傍に設け、撮像部により出口端の下方の堆積物を撮像して得た画像情報を得ることが考えられる。
撮像部を設けるにあたっては、走行体に設けられた電源から撮像部に対して電力を供給する給電ケーブルを搬送部に沿って配設する必要がある。
しかしながら、自走式搬送装置の搬送部は例えば20m〜50mと長尺であるため、給電ケーブルのコストが嵩み、また、給電ケーブルの引き回し作業に労力を要する。また、搬送部が複数のフレームを有し、各フレームが折り畳み可能な構造の場合、給電ケーブルが折り畳み動作の邪魔になることが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、堆積物を形成するための作業効率および堆積物を管理するための作業効率の改善を図る上で有利であり、最小限の給電ケーブルで撮像部を円滑に運用する上で有利な自走式搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、被搬送物を搬送する長尺な搬送部と、前記搬送部を保持して地面を走行する走行体と、を備える自走式搬送装置であって、前記自走式搬送装置の位置を測位して測位情報を生成する測位部と、前記測位情報を地図情報と関連付けた位置情報を生成する位置情報生成部と、前記搬送部による前記被搬送物の搬送の開始時刻および終了時刻を含む日時情報を生成する日時情報生成部と、前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記被搬送物が前記搬送部の出口端から貯留ヤードに排出され堆積されることで形成される堆積物を上方から撮像して画像情報を生成する撮像部と、前記堆積物を識別するための識別情報と、前記位置情報と、前記日時情報と、前記画像情報とを関連付けた管理情報を生成する管理情報生成部と、前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記搬送部の動力により電力を発電する発電部と、前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記発電部により発電された電力によって充電される充電池部と、前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記充電池部に充電された電力を前記撮像部に供給する給電部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、自走式搬送装置が走行することにより、搬送部の出口端の位置を水平方向に容易に移動させることができるので、複数の堆積物を形成するための作業効率の改善を図る上で有利となる。
また、識別情報、画像情報、位置情報、日時情報を関連付けることで管理情報を生成するので、堆積物を管理するための作業効率の改善を図る上で有利となる。
また、発電部、充電池部、給電部を搬送部の出口端の近傍箇所に設け、搬送部の動力により発電された電力を撮像部に供給するようにしたので、電力を撮像部に給電するための給電ケーブルが最小限で済み、撮像部を円滑に運用する上で有利となる。
実施の形態に係る自走式搬送装置の構成を示す側面図であり、ベルトコンベヤの折り畳み状態を示す。 実施の形態に係る自走式搬送装置の構成を示す側面図であり、ベルトコンベヤの使用状態を示す。 実施の形態に係る自走式搬送装置により堆積物が形成された状態を示す図である。 実施の形態に係る自走式搬送装置の機構系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る自走式搬送装置の制御系の構成を示すブロック図である。 水平方向から見た発電部の説明図である。 撮像部で撮像されたベルトコンベヤの画像を示す説明図であり、ベルトコンベヤの駆動ローラ近傍箇所を下方から見た状態を示す。 (A)は堆積物の第1の例を示す平面図、(B)は(A)のBB線断面図である。 (A)は堆積物の第2の例を示す平面図、(B)は(A)のBB線断面図である。 (A)は堆積物の第3の例を示す平面図、(B)は(A)のBB線断面図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、自走式搬送装置10は、走行体12と、搬送部14とを含んで構成されている。なお、図中符号Gは貯留ヤードYの地面を示す。
走行体12は、搬送部14を保持する車体12Aと、車体12Aの下部に設けられ地面Gを走行するクローラ12Bとを備えている。
図4に示すように、車体12Aには、駆動源16と、駆動力伝達機構18と、油圧源20と、通信部22と、第1制御部24とが設けられている。
駆動源16は、搬送部(ベルトコンベヤ)14およびクローラ12Bの駆動を行なうものであり、エンジンやモータなどで構成されている。
駆動力伝達機構18は、駆動源16からの駆動力を搬送部14、クローラ12Bに伝達するものである。
油圧源20は、後述する第1〜第4油圧シリンダ26A〜26Dを駆動するものである。
通信部22は、遠隔制御装置2から無線回線を介して送信された制御信号を受信すると共に、図5に示すように、後述する第2制御部50から供給される管理情報を管理端末4に無線回線を介して送信するものである。なお、遠隔制御装置2は、自走式搬送装置10を遠隔制御する作業者が操作するものである。
第1の制御部24は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROMなどの記憶手段、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
CPUが制御プログラムを実行することにより、通信部22で受信した制御信号に基づいて駆動源16、駆動力伝達機構18、油圧源20を制御し、搬送部14、クローラ12B、第1〜第4油圧シリンダ26A〜26Dの動作を制御する機能が実現される。
搬送部14は、被搬送物を搬送する長尺なベルトコンベヤ14で構成され、ベルトコンベヤ14の全長は例えば20m〜50m程度であり、使用時におけるベルトコンベヤ14の先端の高さは地上10m〜15m程度である。
ベルトコンベヤ14は、長尺なフレーム28と、フレーム28の両端に設けられた駆動ローラ1402(図6参照)および不図示の従動ローラと、それら駆動ローラ1402と従動ローラとの間に設けられた不図示の複数の案内ローラと、駆動ローラ1402を回転駆動する駆動部と、駆動ローラ1402と従動ローラとの間に架け渡された無端状のコンベヤベルト1404(図6参照)とを含んで構成されている。本実施の形態では、駆動力伝達機構18により駆動部が構成されている。
コンベヤベルト1404の上方に位置する部分より被搬送物が搬送される往路が形成され、コンベヤベルト1404の下方に位置する部分より復路が形成されている。往路が被搬送物を搬送する搬送路を構成し、復路にはコンベヤベルト1404のテンション機構が設けられている。
駆動源16により駆動ローラ1402が駆動されることにより、コンベヤベルト1404が駆動ローラ1402と従動ローラとの間で走行し、搬送路による被搬送物の搬送が行われる。
なお、本実施の形態において被搬送物は、石炭、鉄鉱石などの鉱物、小麦、トウモロコシなどの穀物、バイオマス発電などに利用される木片(木チップ)、埋め立て用の土砂、生コンクリートなどベルトコンベヤ14で搬送可能な従来公知の様々な被搬送物を含む。
図1、図2に示すように、本実施の形態では、フレーム28は、第1フレーム28A、第2フレーム28B、第3フレーム28Cの3つのフレーム28に分割され、油圧機構により、図1に示すように、3つのフレーム28が折り畳まれた折り畳み状態と、図2に示すように、3つのフレーム28が直線状に延在する使用状態とに折曲可能に構成されている。
3つのフレーム28を折り畳み状態とすることで、自走式搬送装置10の外形をコンパクト化できトレーラーなどの車両に載せて輸送する際の便宜が図られている。
また、第2フレーム28Bの先端に駆動ローラ1402が設けられ、第3フレーム28Cの先端に従動ローラが設けられている。
第1フレーム28Aは、車体12Aの上方において水平方向で車体12Aの前後方向に延在している。
車体12Aの前部と、第1フレーム28Aの前部寄りの箇所とは、伸縮可能な前部アーム30Aで連結されている。前部アーム30Aの両端は、車体12Aの前部箇所と第1フレーム28Aの前部寄りの箇所とにそれぞれ軸支されている。
車体12Aの後部と、第1フレーム28Aの後部の箇所とは、後部アーム30Bで連結されている。後部アーム30Bの両端は、車体12Aの後部箇所と第1フレーム28Aの後部の箇所とにそれぞれ軸支されている。
第2フレーム28Bは、その基端が第1フレーム28Aの前端にヒンジ32Aを介して揺動可能に連結されている。第2フレーム28Bの基端寄りの箇所と第1フレーム28Aの後端との間に第1リンク機構34Aが連結されている。
第3フレーム28Cは、その基端が第1フレーム28Aの後端にヒンジ32Bを介して揺動可能に連結されている。第3フレーム28Cの基端寄りの箇所と第1フレーム28Aの後端との間に第2リンク機構34Bが連結されている。
油圧機構は、第1〜第4油圧シリンダ26A〜26Dで構成されている。
第1油圧シリンダ26Aは、前部アーム30Aの内側で、車体12Aの前部箇所と第1フレーム28Aの前部寄りの箇所との間に設けられている。
第2油圧シリンダ26Bは、車体12Aの後部箇所と後部アーム30Bの後部寄りの箇所との間に設けられている。
第3油圧シリンダ26Cは、第1フレーム28Aの前部寄りの箇所と第1リンク機構34Aとの間に設けられている。
第4油圧シリンダ26Dは、第1フレーム28Aの後部寄りの箇所と第2リンク機構34Bとの間に設けられている。
なお、図2、図3においては、第1、第2リンク機構34A、34B、第1、第3、第4油圧シリンダ26A、26C、26Dの図示を省略している。
第1〜第4油圧シリンダ26A〜26Dが収縮した状態では、図1に示すように、前部アーム30Aが収縮し水平に近い状態に倒れ、後部アーム30Bも水平に近い状態に倒れる。第1フレーム28Aは水平になり、第1フレーム28Aの中間部が車体12A上部に重ね合わされる。
第2フレーム28Bは水平となり、第1フレーム28Aの前部上に折り畳まれ重ね合わされた状態となる。
第3フレーム28Cは水平となり、第1フレーム28Aの後部上に折り畳まれ重ね合わされた状態となる。
すなわち、ベルトコンベヤ14は、第1〜第3フレーム28A〜28Cがコンパクトに折り畳まれた折り畳み状態となる。
第1、第2油圧シリンダ26A、26Bが伸長すると、図2に示すように、前部アーム30Aが伸長しつつ起立すると共に後部アーム30Bが起立し、第1フレーム28Aが車体12A上部から上昇し、かつ、第1フレーム28Aが前方に至るほど上方に向かう傾斜した状態となる。
また、第3油圧シリンダ26Cが伸長することにより、第1リンク機構34Aを介して第2フレーム28Bが揺動して第1フレーム28Aに対して起立し、やがて第2フレーム28Bが第1フレーム28Aの延長上に位置し、第1フレーム28Aと第2フレーム28Bとが直線状に延在した状態になる。
また、第4油圧シリンダ26Dが伸長することにより、第2リンク機構34Bを介して第3フレーム28Cが揺動して第1フレーム28Aに対して起立し、やがて第3フレーム28Cが第1フレーム28Aの延長上に位置し、第1フレーム28Aと第3フレーム28Cとが直線状に延在した状態になる。
このようにして、第1〜第3フレーム28A〜28Cが直線上を延在することにより、搬送部14が直線状に延在し、搬送路が第1〜第3フレーム28A〜28Cにわたって直線状に延在するベルトコンベヤ14の使用状態が形成される。
この使用状態において、第3フレーム28Cの先端寄りに位置するコンベヤベルト1404の箇所がベルトコンベヤ14の入口端14Aとされ、第2フレーム28Bの先端に位置するコンベヤベルト1404の箇所がベルトコンベヤ14の出口端14Bとされる。
第3フレーム28Cの先端寄りの箇所には、ホッパ36が着脱可能に設けられ、ホッパ36に投入された被搬送物がベルトコンベヤ14の入口端14Aに円滑に導かれるように図られている。
図3に示すように、被搬送物は、ホッパ36を介してベルトコンベヤ14の入口端14Aに投入され、走行するコンベヤベルト1404によって搬送され、ベルトコンベヤ14の出口端14Bから下方に排出され、排出された被搬送物が貯留ヤードYの地面Gの上に山積みされることで堆積物Mが形成される。
なお、ベルトコンベヤ14の使用状態から折り畳み状態への移動は、第1〜第4油圧シリンダ26A〜26Dが収縮し、前部アーム30A、後部アーム30B、第1リンク機構34A、第2リンク機構34Bが上述と逆に動作することでなされる。
次に、制御系の構成について説明する。
図5に示すように、自走式搬送装置10は、測位部38と、位置情報生成部39と、日時情報生成部40と、発電部42と、充電池部44と、給電部46と、撮像部48と、撮像部用雲台50と、照明部52と、照明部用雲台54と、第2制御部56とを含んで構成されている。
測位部38は、GPS衛星などの測位衛星から送信される測位信号を受信して、自走式搬送装置10の現在位置(例えば緯度経度および標高など)を特定し、現在位置を示す測位情報を生成するものである。
この現在位置は、ベルトコンベヤ14の出口端14Bから排出され貯留ヤードYの地面G上に山積みに堆積された堆積物M(図3)の位置に相当する。
なお、測位部38で特定した自走式搬送装置10の測位情報を自走式搬送装置10の走行の制御等に用いるなど任意である。
位置情報生成部39は、測位部38で生成された測位情報と地図情報と関連付けた位置情報を生成するものである。
位置情報生成部39は、堆積物Mの位置を貯留ヤードYを含む地図情報上で特定することにより位置情報を生成するものである。
なお、位置情報生成部39による地図情報の取得は、自走式搬送装置10に予め設けられた地図データベースから位置情報生成部39が取得するようにしてもよいし、位置情報生成部39が通信部22を介して取得するようにしてもよく、地図情報の取得は従来公知の様々な方法によって行なうことができる。
日時情報生成部40は、ベルトコンベヤ14による被搬送物の搬送の開始時刻および終了時刻を含む日時情報を生成するものである。
日時情報は、年月日および時刻を含む。また、開始時刻、終了時刻の特定は、搬送物の搬送の開始、終了に応じて第2制御部56から日時情報生成部40に与えられるトリガ信号に基づいてなされる。
日時情報生成部40は、時計機能を有するLSIで構成してもよいし、測位部38で受信される測位信号に基づいて日時情報を生成するようにしてもよい。
なお、日時情報生成部40が生成する日時情報は、開始時刻および終了時刻の少なくとも一方を含んでいればよいが、本実施の形態のように日時情報が開始時刻および終了時刻の双方を含んでいれば、堆積物Mの管理を正確に行なう上で有利となる。
発電部42は、ベルトコンベヤ14の動力により電力を発電するものである。
発電部42は、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられ、図6に示すように、回転部材4202と、動力伝達機構4204と、ロータ4206と、ステータ4208とを含んで構成されている。
回転部材4202は、ベルトコンベヤ14の駆動ローラ1402と同軸上で一体に回転する大径ギアで構成されている。なお、回転部材4202は、案内ローラと同軸上で一体に回転する大径ギアで構成されていてもよい。
動力伝達機構4204は、大径ギアに噛合する小径ギアで構成され、回転部材4202の回転速度を増速しロータ4206に伝達するものである。
ロータ4206は、小径ギアと同軸上で一体に回転するように設けられている。
ステータ4208は、ロータ4206の周囲に配置されている。
したがって、ベルトコンベヤ14の駆動ローラ1402が回転すると、回転部材4202と動力伝達機構4204を介してロータ4206が回転し、このロータ4206の回転により発電された電力が充電池部44に供給される。
充電池部44は、発電部42により発電された電力によって充電されるものであり、図3に示すように、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられている。
充電池部44は、二次電池と、発電部42から供給される電力の制御を行なう充電回路とを含んで構成されている。二次電池として、リチウムイオン電池やニッケル水素充電池など従来公知の様々な二次電池が使用可能である。
給電部46は、充電池部44に充電された電力を不図示の給電ケーブルを介して撮像部48、撮像部用雲台50、照明部52、照明部用雲台54に供給するものであり、図3に示すように、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられている。
この際、充電池部44と、撮像部48、照明部52、撮像部用雲台50、照明部用雲台54との間の距離は極めて近接しているため、給電ケーブルは最小限で済む。
撮像部48は、堆積物Mを撮像して画像情報を生成するものである。画像情報は、静止画であっても動画であってもよい。
撮像部48は、焦点距離が固定式のカメラであってもよいし、ズーム式のカメラであってもよい。また、魚眼レンズを備えるカメラであってもよい。
撮像部48は、図3に示すように、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられ、堆積物Mの上方から堆積物Mを撮像する。
また、撮像部48は、堆積物Mを含む自走式搬送装置10の周囲を撮像して画像情報を生成してもよい。この場合、自走式搬送装置10の周囲の画像情報を通信部22を介して遠隔制御装置2に送信し、遠隔制御装置2において画像情報をディスプレイに表示させることで、自走式搬送装置10の周囲の画像情報を監視しつつ自走式搬送装置10の遠隔制御を行なうようにしてもよい。
撮像部用雲台50は、図3に示すように、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられ、第2制御部56の制御にしたがって撮像部48の撮像方向をパン方向およびチルト方向に調整するものであり、2軸雲台などの市販品が使用可能である。
撮像部用雲台50により撮像部48の撮像方向が調整されることにより、撮像部48により堆積物Mを撮像できることは無論のこと、自走式搬送装置10の周囲についても広範囲に撮像することができる。
本実施の形態では、撮像部用雲台50は、撮像方向調整部を構成するものであり、撮像部48の撮像方向を、図3に示すように撮像部48が堆積物が撮影可能な第1の撮像方向と、図7に示すように撮像部48がベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍の駆動ローラ1402に架け渡されたコンベヤベルト1404の部分を撮影可能な第2の撮像方向とにわたって撮像部48の撮像方向を調整可能に構成されている。なお、図7は、撮像部48で撮像された駆動ローラ1402およびコンベヤベルト1404の部分の画像を示している。
撮像部48を第2の撮像方向とした場合には、撮像部48で取得した画像情報に基いて駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向における偏りの有無を判定することができる。
すなわち、図7に示すように、コンベヤベルト1404が駆動ローラ1402に対して幅方向に偏りなく架け渡された状態で、コンベヤベルト1404の幅方向の中心と、駆動ローラ1402の長手方向の中心とが一致するものとする。
ここで、撮像部48で撮像された画像情報から、コンベヤベルト1404の幅方向の左右両側に露出する駆動ローラ1402の部分の寸法D1、D2を検出する。
寸法の差ΔD=D1−D2の絶対値がゼロあるいは所定の許容値以下であれば、駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向の偏りがないと判定され、ΔDの絶対値が所定の許容値を上回れば、駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向の偏りが大きくベルトコンベヤ14の調整が必要であると判定される。ベルトコンベヤ14の調整が必要であれば、適宜ベルトコンベヤ14の調整を行なう。
なお、駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向の偏りの有無の判定は、上述の方法に限定されず、コンベヤベルト1404の幅方向の縁部の何れか一方の位置のみを検出し、その位置が許容範囲内であるか否かに基いて判定するなど従来公知の様々な判定方法が採用可能である。
照明部52は、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられ、堆積物Mを上方から照明するものである。
照明部用雲台54は、図3に示すように、ベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の第2フレーム28Bの箇所に設けられ、第2制御部56の制御にしたがって照明部52の照明方向をパン方向およびチルト方向に調整するものであり、撮像部用雲台50と同様の2軸雲台などの市販品が使用可能である。
照明部用雲台54により照明部52の照明方向が調整されることにより、照明部52により堆積物Mを照明できることは無論のこと、自走式搬送装置10の周囲についても広範囲に照明することができる。
本実施の形態では、照明部用雲台54は、照明方向調整部を構成するものであり、照明部52の撮像方向を、図3に示すように堆積物Mを照明する第1の照明方向と、照明部52がベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍の駆動ローラ1402に架け渡されたコンベヤベルト1404の部分を照明可能な第2の照明方向とにわたって照明部52の照明方向を調整可能に構成されている。
第2制御部56は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROMなどの記憶手段、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
図5に示すように、CPUが制御プログラムを実行することにより、管理情報生成部56Aと、撮像制御部56Bと、照明制御部56Cとが実現される。
管理情報生成部56Aは、堆積物Mを管理するための管理情報を生成するものである。
管理情報生成部56Aは、堆積物Mを識別するための識別情報と、堆積物情報と、位置情報と、日時情報生成部40から供給される日時情報とを関連付けることで管理情報を生成する。
したがって、管理情報は、貯留ヤードYに堆積された複数の堆積物M毎に生成され、識別情報、堆積物情報、位置情報、日時情報がひとまとめに関連付けられて構成されることになる。
なお、識別情報は、堆積物Mを識別できればよく、例えば、通し番号で形成してもよく、年月日と通し番号との組み合わせで形成してもよく、従来公知の様々な識別情報が採用可能である。
管理情報は、通信部22から無線回線を介して管理端末4に送信される。
管理端末4は、貯留ヤードYの近傍に設けられた事務所などに設置されたパーソナルコンピュータで構成され、ハードディスク装置などの記憶装置、ディスプレイなどの情報表示装置、キーボードやマウスなどの情報入力装置、プリンタなどの情報出力装置などを含んで構成されている。
管理端末4では、受信した管理情報を記憶装置に格納し、管理情報をディスプレイ上に画面表示させ、あるいは、管理情報をプリンタにより印刷出力することで堆積物Mの日報を作成する。あるいは、管理情報をインターネットなどの通信網を介して上位の情報管理装置に提供する。
また、管理情報に堆積物Mの属性を示す属性情報を付加する属性情報付加部を自走式搬送装置10に設けても良い。例えば、属性付加情報を管理端末4から無線回線を介して属性情報付加部に管理情報を与えるようにしてもよいし、予め、属性情報を管理情報生成部56Aに与えておいてもよい。
このように、管理情報に堆積物Mの属性を示す属性情報を付加する属性情報付加部を設けると、管理情報に付加された堆積物Mの属性情報に基づいて堆積物Mの管理を効率的に行なう上で有利となる。
例えば、堆積物Mが石炭であれば、堆積物Mの属性情報として石炭の品質や産出国といった情報が例示される。
また、堆積物Mが小麦であれば、堆積物Mの属性情報は小麦の品種や産出国といった情報が例示される。
また、堆積物Mが穀物であれば、堆積物Mの属性情報は穀物の品名、品種、産出国といった情報が例示される。
このように堆積物Mの属性情報を把握することにより、異なる属性情報を有する堆積物Mを所定の割合で混合するなどの処理を的確に行なう上で有利となる。
撮像制御部56Bは、遠隔制御装置2から無線回線を介して通信部22に送信される制御情報に基いて撮像部用雲台50を制御するものである。
撮像制御部56Bは、撮像部用雲台50を制御することにより撮像部48の撮像方向をパン方向およびチルト方向に任意の角度分調整すると共に、撮像部48の撮像方向を、第1の撮像方向と、第2の撮像方向とにわたって調整する。
照明制御部56Cは、遠隔制御装置2から無線回線を介して通信部22に送信される制御情報に基いて照明部用雲台54を制御するものである。
照明制御部56Cは、照明部用雲台54を制御することにより照明部52の照明方向をパン方向およびチルト方向に任意の角度分調整すると共に、照明部52の照明方向を、第1の照明方向と、第2の撮像方向とにわたって調整する。
次に、本実施の形態の自走式搬送装置10の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、自走式搬送装置10は、ベルトコンベヤ14を保持して地面Gを走行する走行体12を備えているので、走行体12によりベルトコンベヤ14の出口端14Bの位置を水平方向に容易に移動させることができる。
したがって、ベルトコンベヤ14により排出した被搬送物により貯留ヤードYの地面Gに堆積物Mが形成されたならば、走行体12が走行することでベルトコンベヤ14の出口端14Bの位置を、まだ堆積物Mが形成されていない地面Gに対応する位置に水平方向に移動させ、ベルトコンベヤ14を駆動させることで別の堆積物Mを形成することができる。このような処理を繰り返すことで複数の堆積物Mを効率よく形成することができる。
したがって、従来のように、複数の堆積物Mを形成するために、建設機械が固定式のベルトコンベヤ14などの搬送装置の出口端近傍と堆積物Mを形成する貯留ヤードY内の複数の所定箇所との間を何度も往復して走行する必要がなく、複数の堆積物Mを形成するための作業効率の改善を図る上で有利となる。
また、自走式搬送装置10の走行が停止し出口端14Bの位置が固定された状態で、ベルトコンベヤ14による被搬送物の搬送動作がなされると、図8(A)、(B)に示すように、円錐状の堆積物Mが形成される。
この場合、堆積物Mの底部の直径は、例えば3m〜20mであり、高さは、例えば3m〜25mである。
また、平面視した場合、ベルトコンベヤ14の出口端14Bが曲線に沿って移動するように自走式搬送装置10が移動しつつ、ベルトコンベヤ14による被搬送物の搬送動作がなされると、図9(A)、(B)に示すように、平面視曲線状に延在し断面が三角形状の堆積物Mが形成される。
この場合、堆積物Mの底部の幅は、例えば5m〜15mであり、高さは、例えば3m〜25mであり、長さは、例えば20m〜80mである。
また、平面視した場合、ベルトコンベヤ14の出口端14Bが直線に沿って移動するように自走式搬送装置10が移動しつつ、ベルトコンベヤ14による被搬送物の搬送動作がなされると、図10(A)、(B)に示すように、平面視直線状に延在し断面が三角形状の堆積物Mが形成される。
この場合、堆積物Mの底部の幅は、例えば5m〜15mであり、高さは、例えば3m〜25mであり、長さは、例えば40m〜100mである。
このように自走式搬送装置10が移動することでベルトコンベヤ14の出口端12Bの移動軌跡に沿って延在する堆積物Mを形成することができるため、貯留ヤードYの形状に対応した形状の堆積物Mを形成でき、貯留ヤードYのスペースを有効に活用する上で有利となる。
なお、自走式搬送装置10による堆積物Mの形成にあたっては、以下に例示するように自走式搬送装置10の動作を適宜制御することができる。
1)屋外において出口端12Bから落下する被搬送物が風によって飛散することを抑制するために、堆積物Mの頂部と出口端12Bとの間隔が大きくなり過ぎないように、堆積物Mの頂部の高さに応じて出口端12Bの高さを次第に上昇させつつ堆積物Mを形成する。
2)貯留ヤードYの形状(堆積物Mの積付け場所の形状)、あるいは、搬入方向、搬出方向に応じて自走式搬送装置10を移動させつつ堆積物Mを形成する。
また、本実施の形態では、識別情報、画像情報、堆積物Mの位置が地図情報上で特定された位置情報、日時情報を関連付けることで管理情報を生成するので、従来のように人手によって管理情報を取得する手間がかからず、堆積物Mを管理するための作業効率の改善を図る上で有利となる。
また、堆積物Mを撮像して画像情報を生成する撮像部48を設け、管理情報に画像情報が含まれるので、堆積物Mの画像情報を用いた管理を行なう上で有利となる。
また、貯留ヤードYに貯留された堆積物Mについては、貯留されている期間の長さに応じた使用料金が発生する。したがって、管理情報に含まれる堆積物Mの日時情報に基いて堆積物Mの先入れ、先出しを的確に行なうことができ、費用の削減を図る上で有利となる。
また、発電部42、充電池部44、給電部46をベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍箇所に設け、ベルトコンベヤ14の動力により発電された電力を撮像部48、照明部52、撮像部用雲台50、照明部用雲台54に供給するようにしたので、電力を撮像部48、照明部52、撮像部用雲台50、照明部用雲台54に給電するための給電ケーブルが最小限で済み、撮像部48、照明部52、撮像部用雲台50、照明部用雲台54を円滑に運用する上で有利となる。
また、撮像部48をより高い位置に設置できるため、より高所から広範囲にわたって撮像を行なう上で有利となる。
なお、照明部52、撮像部用雲台50、照明部用雲台54は省略してもよい。しかしながら、照明部52を設けると、夜間においても画像情報を取得して管理情報を生成できるため、管理作業の効率化を図る上で有利となる。また、撮像部用雲台50を設けると、撮像部48の撮像範囲を広く確保できるため、様々な画像情報を取得する上で有利となる。また、照明部用雲台54を設けると、夜間において照明部52の照明範囲を広く確保できるため、夜間において様々な画像情報を取得する上で有利となる。
また、本実施の形態では、ベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍箇所に堆積物Mを上方から照明する照明部52を設けたので、夜間においても堆積物Mの鮮明な画像情報を得る上で有利となる。
また、本実施の形態では、発電部42がベルトコンベヤ14の駆動ローラ1402により回転される回転部材4202と、回転部材4202の回転速度を増速しロータ4206に伝達する動力伝達機構4204とを含むので、簡単確実に駆動ローラ1402の回転力を取り出して発電することができ、発電量を確保する上で有利となる。
また、本実施の形態では、撮像部48が堆積物Mを撮影可能な第1の撮像方向と、撮像部48がベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍の駆動ローラ1402に架け渡されたコンベヤベルト1404の部分を撮影可能な第2の撮像方向とにわたって撮像部48の撮像方向を調整するようにした。
したがって、撮像部48を第1の撮像方向とした場合には、堆積物Mの画像情報を的確に得ることができる。
また、撮像部48を第2の撮像方向とした場合には、図7に示すように、駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向の偏りを検出することができるので、検出された偏りに応じてコンベヤベルト1404の幅方向の位置が許容範囲内であるか、否かを判断し、ベルトコンベヤ14の調整を行なうことでベルトコンベヤ14の稼働率を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、照明部52が堆積物Mを照明可能な第1の照明方向と、照明部52がベルトコンベヤ14の出口端14Bの近傍の駆動ローラ1402に架け渡されたコンベヤベルト1404の部分を照明可能な第2の照明方向とにわたって照明部52の照明方向を調整するようにした。
したがって、照明部52を第1の照明方向とした場合には、夜間においても撮像部48により堆積物Mの画像情報を的確に得ることができる。
また、撮像部48を第2の撮像方向とした場合には、夜間においても撮像部48により図7に示すように、駆動ローラ1402に対するコンベヤベルト1404の幅方向の偏りを検出することができ、検出結果に応じてベルトコンベヤ14の調整を行なうことでベルトコンベヤ14の稼働率を高める上で有利となる。
なお、撮像部48で取得した堆積物Mの画像情報を管理情報に含めることに加えて、以下に示すように、堆積物Mに接触することなく堆積物Mに関する堆積物情報を取得し、管理情報に堆積物情報を含めるようにすれば、堆積物情報を考慮した管理を行なう上で有利となる。
(1)堆積物Mの温度分布を検出して温度分布情報を生成する温度分布検出部を設ける。堆積物情報として温度分布情報を用いるので、堆積物Mの温度分布を考慮した管理を行なう上で有利となる。
特に、石炭などのように自然発火が懸念される堆積物Mの場合に、発火の兆候を検出して消火作業を行なうなどの適切な対処を迅速にとることができ有利となる。
(2)堆積物Mの堆積量を検出して堆積量情報を生成する堆積量検出部を設ける。堆積物情報として堆積量情報を用いるので、堆積物Mの堆積量を考慮した管理を行なう上で有利となる。
例えば、堆積量検出部として、ベルトコンベヤ14によって搬送される被搬送物の重量と搬送路の搬送速度とに基づいて被搬送物の搬送量を積算する搬送重量積算部を設け、堆積量情報として堆積物Mの搬送量の積算値を用いることができる。この場合、重量で示された堆積物Mの堆積量を考慮した管理を行なう上で有利となる。
また、堆積量検出部として、貯留ヤードYの地面G上に堆積した堆積物Mの体積を算出する体積算出部を設け、堆積量情報として堆積物Mの体積を用いることができる。この場合、体積で示された堆積物Mの堆積量を考慮した管理を行なう上で有利となる。
なお、堆積物Mの3次元形状を測定して3次元形状情報を生成する3次元形状測定部を設け、体積算出部が3次元形状情報に基づいて堆積物Mの体積を算出するようにすれば、堆積物Mの体積を簡単に得る上で有利となる。
また、3次元形状測定部としては、堆積物Mの上方に位置するベルトコンベヤ14の出口端14B近傍の箇所に設けられ、堆積物Mの上方から堆積物Mの3次元形状を測定する3Dスキャナを用いることができる。
3Dスキャナは、レーザーパルス(レーザー光)を照射する光源と、レーザーパルスを受光するセンサなどを備え、光源と計測対象物(堆積物M)との間をレーザーパルスが往復する時間を計測することで距離を計測すると共にレーザーパルスを発射した方向を計測することで計測対象物(堆積物M)の3次元座標を生成するものである。
また、3次元形状測定部としてステレオカメラや赤外線深度センサなど従来公知の様々なセンサが使用可能である。
(3)堆積物Mの表面が貯留ヤードYの地盤Gの面となす角度を安息角として検出し安息角情報を生成する安息角検出部を設ける。物性情報として安息角情報を用いるので、堆積物Mの安息角φを考慮した管理を行なう上で有利となる。特に、堆積物Mの安息角は、堆積物Mの粒度、含水量の影響を受けるため、安息角φから堆積物Mの状態を推定することができ堆積物Mの状態を考慮した管理を行なう上で有利となる。
この場合、安息角検出部は、前記の3次元形状測定部で測定された堆積物Mの3次元形状に基いて堆積物Mの表面が貯留ヤードYの地盤Gの面となす角度を安息角として検出し安息角情報を生成すればよい。
(4)堆積物Mの含水率を検出する含水率検出部を設け、含水率検出部で検出された含水率を堆積物情報として用いる。
含水率を用いた場合は、例えば、堆積物Mが小麦や穀物であった場合に、小麦や穀物の含水率を考慮した堆積物Mの管理を行なう上で有利となる。
また、含水率検出部としては、赤外線を堆積物Mに照射し堆積物Mから反射した赤外線に基づいて含水率を検出する赤外線水分計などが使用可能である。
また、本実施の形態では、自走式搬送装置10のベルトコンベヤ14が3つのフレーム28で構成され、3つのフレーム28が折り畳まれた折り畳み状態と、3つのフレーム28が直線状に延在する使用状態とに折曲可能に構成されている場合について説明した。
しかしながら、自走式搬送装置10のベルトコンベヤ14の複数のフレームが互いに入れ子式になっており、各フレームが互いに伸縮することで、フレームが短縮された状態と、フレームが伸長された状態とに変化する構造であっても本発明は無論適用可能である。
2 遠隔制御装置
4 管理端末
10 自走式搬送装置
12 走行体
12A 車体
12B クローラ
14 搬送部(ベルトコンベヤ)
1402 駆動ローラ
1404 コンベヤベルト
16 駆動源
18 駆動力伝達機構
20 油圧源
22 通信部
24 第1制御部
26A〜26D 第1〜第4油圧シリンダ
28 フレーム
28A〜28C 第1〜第3フレーム
30A 前部アーム
30B 後部アーム
32A、32B ヒンジ
34A 第1リンク機構
34B 第2リンク機構
36 ホッパ
38 測位部
39 位置情報生成部
40 日時情報生成部
42 発電部
4202 回転部材
4204 動力伝達機構
4206 ロータ
4208 ステータ
44 充電池部
46 給電部
48 撮像部
50 撮像部用雲台
52 照明部
54 照明部用雲台
56 第2制御部
56A 管理情報生成部
56B 撮像制御部
56C 照明制御部
M 堆積物
Y 貯留ヤード
G 地面

Claims (5)

  1. 被搬送物を搬送する長尺な搬送部と、
    前記搬送部を保持して地面を走行する走行体と、
    を備える自走式搬送装置であって、
    前記自走式搬送装置の位置を測位して測位情報を生成する測位部と、
    前記測位情報を地図情報と関連付けた位置情報を生成する位置情報生成部と、
    前記搬送部による前記被搬送物の搬送の開始時刻および終了時刻を含む日時情報を生成する日時情報生成部と、
    前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記被搬送物が前記搬送部の出口端から貯留ヤードに排出され堆積されることで形成される堆積物を上方から撮像して画像情報を生成する撮像部と、
    前記堆積物を識別するための識別情報と、前記位置情報と、前記日時情報と、前記画像情報とを関連付けた管理情報を生成する管理情報生成部と、
    前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記搬送部の動力により電力を発電する発電部と、
    前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記発電部により発電された電力によって充電される充電池部と、
    前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記充電池部に充電された電力を前記撮像部に供給する給電部とを備える、
    ことを特徴とする自走式搬送装置。
  2. 前記搬送部の出口端の近傍箇所に設けられ、前記堆積物を上方から照明する照明部を備え、
    前記給電部は、前記充電池部に充電された電力を前記照明部にも供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載の自走式搬送装置。
  3. 前記搬送部は、長尺なフレームと、前記フレームに間隔をおいて設けられた複数のローラと、それらローラの少なくとも1つを回転駆動する駆動部と、それらローラに架け渡された無端状のコンベヤベルトとを備えるベルトコンベヤであり、
    前記発電部は、ロータと、前記ロータの周囲に配置されたステータと、前記ローラにより回転される回転部材と、前記回転部材の回転速度を増速し前記ロータに伝達する動力伝達機構とを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の自走式搬送装置。
  4. 前記撮像部が前記堆積物を撮影可能な第1の撮像方向と、前記撮像部が前記搬送部の出口端の近傍の前記ローラに架け渡された前記コンベヤベルトの部分を撮影可能な第2の撮像方向とにわたって前記撮像部の撮像方向を調整する撮像方向調整部を設け、
    前記給電部は、前記充電池部に充電された電力を前記撮像方向調整部にも供給する、
    ことを特徴とする請求項3記載の自走式搬送装置。
  5. 前記照明部が前記堆積物を照明可能な第1の照明方向と、前記照明部が前記搬送部の出口端の近傍の前記ローラに架け渡された前記コンベヤベルトの部分を照明可能な第2の照明方向とにわたって前記照明部の照明方向を調整する照明方向調整部を設け、
    前記給電部は、前記充電池部に充電された電力を前記照明方向調整部にも供給する、
    ことを特徴とする請求項4記載の自走式搬送装置。
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