JP2016215720A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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弘雅 三浦
Hiromasa Miura
弘雅 三浦
宗一郎 青▲柳▼
Soichiro Aoyanagi
宗一郎 青▲柳▼
佐藤 晴彦
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
啓一 綿貫
Keiichi Watanuki
啓一 綿貫
信之 松宮
Nobuyuki Matsumiya
信之 松宮
磊 侯
Lei Hou
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Abstract

【課題】運転中の運転者の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ気づきやすさを維持できる虚像表示を提供する。【解決手段】表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)が、画像表示部10(表示像投影部)に表示された、停止線130(所定の対象物)を表す表示像の投影位置を時間とともに周期的に振動させるか、または、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)が、画像表示部10(表示像投影部)に表示された、停止線130(所定の対象物)を表す表示像の形状を時間とともに周期的に変化させて、車両110前方の停止線130に、運転者90から少なくとも1時点において重畳して見える虚像52を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、運転者の前方に虚像を結像させて必要な情報を表示する車両用ヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
昨今、車両のフロントウインドウガラスに表示像を投影して、運転者の前方に虚像を結像させ、運転中であっても、視線を落とすことなく表示像を視認することが可能な、車両用ヘッドアップディスプレイ装置が実用化されている。
例えば、特許文献1に記載された車両用ヘッドアップディスプレイ装置にあっては、背景輝度が高い状態であっても見やすい虚像表示を行うために、虚像を投影するための光源を2〜10Hz程度の周波数で明滅させることによって、虚像表示を明滅させて表示の気づきやすさを向上させている。
特開2005−138800号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用ヘッドアップディスプレイ装置にあっては、ヘッドアップディスプレイに表示された虚像を明滅させることによって、虚像が強調されるため、運転者の注意が虚像に集中してしまい、車両前方への注意が減少して、監視・確認が疎かになってしまう虞があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、運転中の運転者の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ気づきやすさを維持できる虚像表示を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置は、車両前方の所定の対象物を表す表示像を生成して投影する表示像投影部と、運転者の前方に設置された透光性部材と、を有して、前記表示像投影部から投影された表示像を、前記透光性部材で反射させて虚像を表示する車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、前記表示像投影部は、前記表示像の投影位置を時間とともに変化させる投影位置制御部、または、前記表示像の形状を時間とともに変化させる投影像形状制御部を有して、前記所定の対象物に、運転者から少なくとも1時点において重畳して見える虚像を表示することを特徴とする。
本発明に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置によれば、前記構成とすることによって、虚像として表示する表示像の投影位置または表示像の形状を時間とともに変化させて、少なくとも1時点において、車両前方の所定の対象物に重畳するように表示するため、運転中の運転者の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ気づきやすさを維持できる虚像表示を提供することができる。
本発明の一実施形態である実施例1に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置の機能構成を示す図である。 実施例1で表示される表示例について説明する図である。 実施例1における重畳表示位置の決定方法について説明する図である。 実施例1における重畳表示の表示方法について説明する図である。 実施例1で行われる重畳表示の振動による効果について説明する図である。 実施例1で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の別の重畳表示形態について説明する図である。 本発明の一実施形態である実施例2に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置の機能構成を示す図である。 実施例2で表示される重畳表示の時間変化について説明する図である。 実施例2で行われる重畳表示の変形による効果について説明する図である。 実施例2で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の別の重畳表示形態について説明する図である。 実施例2の別の重畳表示形態について説明する図である。 実施例2の別の重畳表示形態について説明する図である。 本発明の一実施形態である実施例3に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施例3において表示される表示例について説明する図である。
以下、本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aの全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態である車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aの機能構成を示す図である。
[実施例1の全体構成の説明]
図1に示す車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aは、車両110に搭載されて、運転者90の前方視界に、例えば、実際の停止線に重ねて停止線を表す虚像を重畳表示することによって、運転中に注意を払う必要がある物標の位置を示す注意喚起情報提示装置を構成した例である。
この車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aにあっては、液晶ディスプレイやプロジェクタ等の画像表示部10(表示像投影部)に表示された画像情報を、インストルメントパネル4の上部に形成した開口部6を通して透光性部材であるフロントウインドウガラス2(透光性部材)に投影する。
フロントウインドウガラス2(透光性部材)に投影された光束50は、フロントウインドウガラス2で正反射して、運転者90の眼球91から視認可能な位置に虚像52を結像する。
画像表示部10(表示像投影部)には、後述する各検出部で検出された、運転中に注意を払う必要がある物標が、その物標の存在位置に対応した表示位置に表示される。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aは、さらに、車載カメラ22とカーナビゲーションシステム24と、車両情報検出部26と、表示対象情報検出部28と、運転者位置計測部20と、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)と、を有している。
車載カメラ22は、車両110の前方の画像を取得する撮像部であり、運転者90の視野とほぼ等しい範囲の画像情報を取得する。
カーナビゲーションシステム24は、車両110の現在位置や道路勾配、前方の道路線形、経路案内時の誘導経路等の検出を行う。
車両情報検出部26は、車両110の速度等の走行状態の検出を行う。
表示対象情報検出部28は、車載カメラ22で観測された画像の中から、運転中に注意を払う必要がある車両前方の物標(所定の対象物)である、例えば、停止線,道路標識,信号機,横断歩道,道路境界線,警報機,遮断機,先行車両,対向車両,自転車,オートバイ,歩行者等の検出を行う。具体的な検出方法として、車載カメラ22で観測された画像を画像処理して濃淡分布パターンを検出する方法や、テンプレートマッチングを利用して所定のパターンを検出する方法等、いずれの方法を用いてもよい。
運転者位置計測部20は、車室内に設置されたカメラで構成されており、運転者90の顔面の画像を撮像して、運転者90の眼球91の前後左右方向位置を計測する。
表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)は、運転者位置計測部20で計測された運転者90の眼球91の位置に基づいて、表示対象情報検出部28で検出された車両110の前方の所定の対象物を運転者90の視野に虚像として重畳表示する際に、投影すべき位置(虚像の表示位置)を算出する。
次に、図1を用いて、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aにおける虚像52の生成作用について説明する。
[実施例1における虚像の生成作用の説明]
図1は、さらに、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aにおいて虚像を結像する動作を説明する図である。また、図2は、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aによって結像された虚像の一例を示す図である。
図1に示すように、画像表示部10(表示像投影部)上の点P0から出射した光は、複数のミラーからなる光路形成部品15(11,12,13)で反射して、インストルメントパネル4の上面に設けられた開口部6を通過して、フロントウインドウガラス2(透光性部材)の裏面側の点P1、すなわち、運転者の前方に投影される。そして、点P1において、フロントウインドウガラス2の法線N1に対して正反射して、運転者90の眼球91に達する。
このとき、光路形成部品15(11,12,13)の中には、凹面鏡(光路形成部品13)が含まれているため、開口部6を通過してフロントウインドウガラス2(透光性部材)に達する投影光の光束50は広がりを持つ。したがって、フロントウインドウガラス2で正反射した投影光の反射光束51も広がりを持って運転者90の眼球91に達する。
この反射光束51を、フロントウインドウガラス2(透光性部材)の車外側に延長すると、延長した反射光束51は、フロントウインドウガラス2の前方の点P2において1点に収束する。運転者90は、このようにして収束した点P2の位置に像が結像しているように視認する。この像が、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aによって生成される虚像52である。なお、図1に示した点P2は、単に点P0から出射した光束の結像位置を示す点であるが、実際は、運転者90から見て点P2と等しい距離の位置に、画像表示部10(表示像投影部)に表示された表示像を表す虚像52が表示される。
このとき結像される虚像52の大きさと、フロントウインドウガラス2(透光性部材)から虚像52までの距離である結像距離は、画像表示部10(表示像投影部)に表示する画像のサイズと、光路形成部品15(11,12,13)の設計条件と、によって適宜決定される。
なお、図1において、運転者90の眼球91の位置は運転者90の体格によって異なる。そのため、多数の運転者90の眼球91の位置の計測結果に基づいて、運転者90の眼球91が存在する領域が統計的に設定されている。これをアイレンジ60と呼ぶ。アイレンジ60は、運転者90の左眼の存在位置を示す回転楕円体と、運転者90の右眼の存在位置を示す回転楕円体とで表現される。以後、説明を簡単にするため、左眼と右眼の区別は行わず、アイレンジ60は、図1に示す1つの楕円で表現されるものとして説明を行う。
次に、図2,図3を用いて、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aにおける重畳表示位置の決定方法について説明する。なお、実施例1では車両前方の物標(所定の対象物)として、例えば交差点の手前に引かれた停止線を重畳表示する例を用いて説明する。
[実施例1における重畳表示位置の決定方法の説明]
図2は、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aで実際に表示される虚像の一例である。図2に示すように、車両110(図1)の進行方向前方に、路面120に引かれた停止線の位置を表す停止線表示150が、実際の停止線130の上に重畳されて表示される。
図3は、図2に示す重畳表示を実現する方法について説明する図である。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aにおいて、虚像が表示される位置(結像距離)は、車両110の前端から距離Mの位置であるとする。そして、今、車両110の前端から距離Lの位置に停止線130が存在しており、運転者90の眼球91が、車両110の前端から距離α、高さHの位置にあると計測されたものとする。
このとき、停止線を表す虚像表示を、実際の停止線130に重畳表示するためには、運転者90が停止線130を注視した際の視線上に停止線を表す虚像を表示すればよい。すなわち、図3において、点P2の位置に停止線を表す虚像を表示すればよい。
このとき、運転者90から見た点P2の俯角θは、式1で算出することができる。
θ=atan(H/(L+α)) (式1)
ここで、関数atanは、逆正接関数を表す。なお、重畳表示を行う所定の対象物が、信号機や道路標識のように運転者90よりも高い位置にある場合は、前記した俯角θは仰角θとして取り扱えばよい。
式1において、距離Lは表示対象情報検出部28で計測される。また、距離α、高さHは運転者位置計測部20(図1)で計測される。したがって、停止線130を表す虚像の重畳表示位置である点P2を一意に決定することができる。
なお、図3は虚像の重畳表示位置を車両110の縦断面で示したものである。実際は、さらに左右方向の重畳表示位置も決定する必要がある。説明は省略するが、先の説明と同様の手順によって、虚像の左右方向の重畳表示位置も一意に決定することができる。
次に、図4を用いて、実施例1における虚像の具体的な重畳表示方法について説明する。
[実施例1における虚像の重畳方法の説明]
実施例1において、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)(図1)は、停止線130を表す虚像の投影位置を、停止線130に重畳する位置から、時間とともに上下に周期的に振動させる。また、このとき重畳表示の明滅は行わず、常に表示が出続けているものとする。
すなわち、図4に示すように、時刻t1において、実際の停止線130に完全に重畳した状態で表示された停止線表示150aを、時刻t2においては停止線表示150bの位置、すなわち、実際の停止線130よりも上方の位置に重畳表示する。さらに、時刻t3においては停止線表示150cとして再び実際の停止線130と重なるように重畳表示して、時刻t4においては停止線表示150dの位置、すなわち、実際の停止線130よりも下方の位置に重畳表示する。そして、時刻t5において、時刻t1における重畳表示と同じ表示を行う。以後、同様の遷移を周期的に繰り返す。このように、重畳される停止線の虚像は、上下方向に周期的な振動を繰り返して、運転者90から見て、少なくとも1時点(図4の場合は時刻t1,t3,t5)において実際の停止線130に完全に重畳されるものとする。
なお、図4において各時刻t1,t2,t3,t4,t5の間隔Δtは全て等しいものとし、重畳表示は、振動周波数f1(=1/4Δt)が0よりも大きく3Hzよりも小さい周波数で周期的に振動するものとする。このような振動周波数f1で振動させるのが効果的な理由については後述する。また、振動させる際の重畳表示の振幅は適宜設計すればよい。
ここで、車両110は走行しているため、重畳表示の位置を時間とともに上下に周期的に振動させる際に、図3に示した車両110から停止線130までの距離Lは常に変動している。さらに、停止線130は、時間とともに運転者90の視野の下側に移動して、次第に大きく見えるようになる。したがって、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)(図1)は、実際の停止線130に完全に重畳する虚像の大きさと重畳表示位置を算出した上で、その位置を基準にして上下に振動させた重畳表示位置を決定する。
このように、停止線130を表す虚像を停止線の延伸方向に直交する方向である上下方向に周期的に振動させて重畳表示することにより、後述するように、運転中の運転者の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ気づきやすさを維持できるヘッドアップディスプレイ表示とすることができる。
次に、図5を用いて、重畳表示を振動させることによる効果について説明する。
[重畳表示を振動させる効果の説明]
本願の発明者は、図4に示した重畳表示の有効性を確認するために、車両の走行状態を模擬することができるドライビングシミュレータを用いて2種類の実験を行った。
第1の実験では、被験者に対して、車両の走行中を模擬した状態にあるときに、ランダムな位置に提示される視標を監視するタスクを課しながら、走行シーンの中に出現する実際の停止線に対して、停止線を表す重畳表示を行った。その際、重畳表示の振動周波数f1を0(振動させずに重畳表示を行う),1,2,3Hzと変更して、その都度、停止線を表す重畳表示に気づくまでの反応時間を求めた。
第1の実験の結果は図示しないが、重畳表示を振動させても、その周波数によらずに、重畳表示の位置を振動させない(すなわちf1=0Hz)場合と同等の反応時間が得られることがわかった。すなわち、重畳表示を振動させても、振動させない場合と同等の視認性を持つとの結果を得た。
そして、第2の実験として、第1の実験と同じ設定条件において、さらに、停止線を示す重畳表示に気づくまでの間に、実際の停止線を注視した時間(視線誘導割合)を求めた。図5は、第2の実験の結果を示す図である。
図5の横軸は振動周波数f1を表し、図5の縦軸は視線誘導割合を表している。また、図5に示す2本の特性(201,202)は、重畳表示のコントラストが高い(High)ときの実験結果である特性201と、重畳表示のコントラストが中程度(Middle)のときの実験結果である特性202を表している。
図5に示す結果から、高コントラスト,中コントラストによらず、振動周波数f1=1,2Hzのときの視線誘導割合が、振動周波数f1=0Hzのときの視線誘導割合よりも低くなっていることがわかる。また、振動周波数f1=3Hzのときの視線誘導割合は、中コントラストのときに振動周波数f1=0Hzのときの視線誘導割合よりも高くなることがわかる。すなわち、重畳表示を振動させても、振動周波数f1が0Hzよりも高く3Hzよりも低い範囲であれば、運転者の注意を過剰に引っ張っらないことがわかる。
以上2つの実験の結果から、重畳表示を振動させることによって、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)視線誘導割合を低く抑えることができることがわかる。
以下、図6のフローチャートを用いて、図4に示した重畳表示を実現するための処理の流れを説明する。
[実施例1における虚像の重畳処理の流れ]
(ステップS10)表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)が、表示対象情報検出部28において停止線が検出されたか否かを判定する。停止線が検出されたときはステップS12に進み、それ以外のときはステップS10を繰り返す。
(ステップS12)表示対象情報検出部28において、停止線までの距離L(図3)を算出する。
(ステップS14)運転者位置計測部20において、運転者90の眼球91の位置を計測して、高さH(図3)と距離α(図3)を算出する。
(ステップS16)表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)において、重畳表示を行う位置を算出する。
(ステップS18)ステップS16で算出された位置に、停止線の画像を重畳表示する。
(ステップS20)引き続き、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)が、表示対象情報検出部28において停止線が検出されたか否かを判定する。停止線が検出されたときはステップS22に移行して、それ以外のときはステップS32に進む。
(ステップS22)表示対象情報検出部28において、停止線までの距離L(図3)を算出する。
(ステップS24)運転者位置計測部20において、運転者90の眼球91の位置を計測して、高さH(図3)と距離α(図3)を算出する。
(ステップS26)表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)において、振動させた重畳表示位置を算出する。
(ステップS28)ステップS26で算出された位置に、停止線の画像を重畳表示する。
(ステップS30)車両情報検出部26において、車両110の車速が所定値以下であるか否かを判定する。車速が所定値以下であるときはステップS32に進み、それ以外のときは、ステップS20に戻る。
(ステップS32)車両110の車速が所定値以下であるときは、重畳表示を消去して、図6の処理を終了する。
[実施例1におけるその他の重畳表示形態の説明]
実施例1における重畳表示の形態は、上述した方法に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、重畳表示位置を左右方向に周期的に振動させて、停止線表示152a,152b,152c,152d,152aとして表示してもよい。
このように左右方向に周期的に振動させた重畳表示は、重畳表示される所定の対象物が上下方向に延びている場合、例えば、起立した歩行者の存在位置を報知するような場合に望ましい。
同様にして、重畳表示される所定の対象物が斜め方向に延びている場合、例えば車線境界を示す白線や黄線の位置を示す場合には、重畳表示を車線境界に対して直交する方向、すなわち斜め方向に振動させるのが望ましい。
以下、本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置に係る第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図8は、本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置に係る第2の実施形態である車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bの機能構成を示す図である。
図8に示す車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bは、車両110に搭載されて、運転者90の前方視界に、例えば、実際の停止線に重ねて停止線を表す虚像を重畳表示する注意喚起情報提示装置を構成した例である。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bの基本構成は、実施例1で説明した車両用ヘッドアップディスプレイ装置100a(図1)と等しいが、実施例1が備える表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)の代わりに、所定の対象物を表す表示像を変形する表示像形状制御部32(投影像形状制御部)を備える点が異なっている。
なお、車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bにおける虚像の生成作用、および重畳表示位置の決定方法は実施例1と同じであるため、説明は省略する。
次に、図9を用いて、実施例2における虚像の具体的な重畳表示方法について説明する。
[実施例2における虚像の重畳方法の説明]
実施例2において、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)(図8)は、停止線130を表す虚像を、停止線130に重畳する位置から、時間とともに左右方向に伸縮させて周期的に変形させる。また、このとき重畳表示の明滅は行わず、常に表示が出続けているものとする。
すなわち、図9に示すように、時刻t1において、実際の停止線130に完全に重畳した状態で表示された停止線表示154aを、時刻t2においては停止線表示154bのように左右方向に伸長させて重畳表示を行う。さらに、時刻t3においては停止線表示154cとして左右方向にさらに伸長させて重畳表示し、時刻t4においては停止線表示154dのように左右方向に収縮させて重畳表示を行う。そして、時刻t5において、再び時刻t1における重畳表示と同じ表示を行う。以後、同様の遷移を周期的に繰り返す。このように、重畳される停止線の虚像は、左右方向に伸縮を繰り返して、運転者90から見て、少なくとも1時点(図9の場合は時刻t1)において実際の停止線130に完全に重畳されるものとする。
なお、図9において各時刻t1,t2,t3,t4,t5の間隔Δtは全て等しいものとし、重畳表示は、変形周波数f2(=1/4Δt)が0よりも大きく3Hzよりも小さい周波数で周期的に変形するものとする。このような変形周波数f2で変形させるのが効果的な理由については後述する。また、変形させる際の重畳表示の振幅は適宜設計すればよい。
ここで、車両110は走行しているため、重畳表示の形状を時間とともに変形する際に、図3に示した車両110から停止線130までの距離Lは常に変動している。さらに、停止線130は、時間とともに運転者90の視野の下側に移動して、次第に大きく見えるようになる。したがって、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)(図8)は、実際の停止線130に完全に重畳する虚像の大きさと重畳表示位置を算出した上で、その位置を基準にして変形させた重畳表示位置を決定する。
次に、図10を用いて、重畳表示を変形させることによる効果について説明する。
[重畳表示を変形させる効果の説明]
本願の発明者は、変形させた重畳表示を行う有効性を確認するために、車両の走行状態を模擬することができるドライビングシミュレータを用いて2種類の実験を行った。
第1の実験では、被験者に対して、車両の走行中を模擬した状態にあるときに、ランダムな位置に提示される視標を監視するタスクを課しながら、走行シーンの中に出現する実際の停止線に対して、停止線を表す重畳表示を行った。その際、重畳表示は図14に示すように周期的に変形させた。
すなわち、停止線130に完全に重畳させた停止線表示160aを複数の部分領域に分割して、分割された部分領域をそれぞれ時間とともに左右方向に伸縮変形させた停止線表示160b,160c,160d,160aを生成して順に重畳表示を行った。そして、伸縮させる際の変形周波数f2を0(振動させずに重畳表示を行う),1,2,3Hzと変更して、その都度、停止線を示す重畳表示に気づくまでの反応時間を求めた。
第1の実験の結果は図示しないが、重畳表示を変形させても、その周波数によらずに、重畳表示を変形させない(すなわちf2=0Hz)場合と同等の反応時間が得られることがわかった。すなわち、重畳表示を変形させても、変形させない場合と同等の視認性を持つとの結果を得た。
そして、第2の実験として、第1の実験と同じ設定条件において、さらに、停止線を示す重畳表示に気づくまでの間に、実際の停止線を注視した時間(視線誘導割合)を求めた。図10は、第2の実験の結果を示す図である。
図10の横軸は変形周波数f2を表し、図10の縦軸は視線誘導割合を表している。また、図10に示す2本の特性(203,204)は、重畳表示のコントラストが高い(High)ときの実験結果である特性203と、重畳表示のコントラストが中程度(Middle)のときの実験結果である特性204を表している。
図10に示す結果から、高コントラスト,中コントラストによらず、変形周波数f2=1,2Hzのときの視線誘導割合が、変形周波数f2=0Hzのときの視線誘導割合よりも低くなっていることがわかる。また、変形周波数f2=3Hzのときの視線誘導割合は、中コントラストのときに変形周波数f2=0Hzのときの視線誘導割合よりも高くなることがわかる。すなわち、重畳表示を変形させても、変形周波数f2が0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数であれば、運転者の注意を過剰に引っ張っらないことがわかる。
以上2つの実験の結果から、重畳表示を変形することによって、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)視線誘導割合を低く抑えることができることがわかる。
以下、図11のフローチャートを用いて、図9に示した重畳表示を実現するための処理の流れを説明する。
[実施例2における虚像の重畳処理の流れ]
(ステップS40)表示像形状制御部32(投影像形状制御部)が、表示対象情報検出部28において停止線が検出されたか否かを判定する。停止線が検出されたときはステップS42に進み、それ以外のときはステップS40を繰り返す。
(ステップS42)表示対象情報検出部28において、停止線までの距離L(図3)を算出する。
(ステップS44)運転者位置計測部20において、運転者90の眼球91の位置を計測して、高さH(図3)と距離α(図3)を算出する。
(ステップS46)表示像形状制御部32(投影像形状制御部)において、重畳表示を行う位置を算出する。
(ステップS48)ステップS46で算出された位置に、停止線の画像を重畳表示する。
(ステップS50)引き続き、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)が、表示対象情報検出部28において停止線が検出されたか否かを判定する。停止線が検出されたときはステップS52に移行して、それ以外のときはステップS62に進む。
(ステップS52)表示対象情報検出部28において、停止線までの距離L(図3)を算出する。
(ステップS54)運転者位置計測部20において、運転者90の眼球91の位置を計測して、高さH(図3)と距離α(図3)を算出する。
(ステップS56)表示像形状制御部32(投影像形状制御部)において、変形させた重畳表示位置を算出する。
(ステップS58)ステップS56で算出された位置に、停止線の画像を重畳表示する。
(ステップS60)車両情報検出部26において、車両110の車速が所定値以下であるか否かを判定する。車速が所定値以下であるときはステップS62に進み、それ以外のときは、ステップS50に戻る。
(ステップS62)車両110の車速が所定値以下であるときは、重畳表示を消去して、図11の処理を終了する。
[実施例2におけるその他の重畳表示形態の説明]
実施例2における重畳表示の形態は、上述した方法に限定されるものではない。例えば、図12に示すように、停止線を表す重畳表示を、周期的に波打たせた停止線表示156aに変形して、この停止線表示156aの波打ち状態を周期的に変化させて、停止線表示156b,156c,156d,156aとしてもよい。
また、図13に示すように、停止線を表す重畳表示158aを、複数の領域に分割して、分割された各領域を、それぞれ時間とともに周期的に同じ方向に回転させた形状に変形して、停止線表示158b,158c,158d,158aとしてもよい。
もちろん、前述したように(図14)、停止線表示160aを複数の部分領域に分割して、分割された部分領域をそれぞれ時間とともに左右方向に伸縮変形させて重畳表示してもよい。
以下、本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置に係る第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
図15は、本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置に係る第3の実施形態である車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cの機能構成を示す図である。
図15に示す車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cは、車両110に搭載されて、運転者90の前方視界に、例えば、車両に水温異常,油圧異常等、何らかの異常が発生したことを虚像表示することによって報知する警報提示装置を構成した例である。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cは、前述した車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aとほぼ同様の構成を有しているが、車載カメラ22とカーナビゲーションシステム24(図1)は不要となる。また、車両情報検出部26は、車両に何らかの異常が発生したことを検出する機能を有するものとする。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cは、前述した車両用ヘッドアップディスプレイ装置100a,100bと同様に運転者90の前方視界の中に虚像表示を行うが、実施例1,実施例2とは異なり、所定の対象物への重畳表示は行わず、予め決められた位置に虚像表示を行う。
具体的な虚像表示の例について、図16を用いて説明する。
車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cは、車両に何らかの異常が発生した際に、図16に示すように、予め決められた所定の位置(図16の場合は路面120の位置)に重畳させて警告表示170を出力する。そして、この警告表示170は、実施例1で説明したのと同様に、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)の作用によって、時間とともに上下または左右に周期的に振動した位置に投影されて、虚像表示される。
このように、車両前方の所定の対象物に重畳させない虚像表示であっても、実施例1,実施例2と同様に、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)視線誘導割合を低く抑えることができる。
以上説明したように、実施例1に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100a、および実施例2に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bによれば、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)が、画像表示部10(表示像投影部)に表示された、車両110の前方の停止線130(所定の対象物)を表す表示像の投影位置を時間とともに周期的に振動させるか、または、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)が、画像表示部10(表示像投影部)に表示された、停止線130(所定の対象物)を表す表示像の形状を時間とともに周期的に変化させて、車両110前方の停止線130に、運転者90から少なくとも1時点において重畳して見える虚像52を生成するため、運転者90の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ所定の対象物の気づきやすさを維持できる重畳表示とすることができる。
また、実施例1に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aによれば、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)は、表示像の投影位置を時間とともに周期的に振動させるため、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)、なおかつ視線誘導割合を低く抑えることができる。
そして、実施例1に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aによれば、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)は、表示像の投影位置を0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で振動させるため、虚像表示のコントラストによらずに、虚像52に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)、なおかつ虚像52に対する視線誘導割合を低く抑えることができる。
さらに、実施例1に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100aによれば、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)は、表示像の投影位置を、所定の対象物の延伸方向に対して直交する方向に振動させるため、より一層気づきやすい虚像表示とすることができる。
また、実施例2に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bによれば、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)は、表示像の形状を時間とともに周期的に変形させるため、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)、なおかつ視線誘導割合を低く抑えることができる。
そして、実施例2に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bによれば、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)は表示像の形状を0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で変形させるため、虚像表示のコントラストによらずに、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)視線誘導割合を低く抑えることができる。
さらに、実施例2に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100bによれば、表示像形状制御部32(投影像形状制御部)が、表示像の形状を時間とともに周期的に伸縮させた虚像、表示像の形状を時間とともに周期的に波打たせた虚像表示、表示像を複数の領域に分割して分割された各領域をそれぞれ時間とともに周期的に同じ方向に回転させた虚像、もしくは、表示像を構成する部分領域をそれぞれ時間とともに周期的に伸縮させた虚像を重畳表示するため、表示に気づくまでの反応時間を長くすることなく(気づきやすさを維持して)、なおかつ視線誘導割合を低く抑えることができる。
また、実施例3に係る車両用ヘッドアップディスプレイ装置100cによれば、表示像投影位置制御部30(投影位置制御部)が、画像表示部10(表示像投影部)に表示された警告表示170の投影位置を、時間とともに周期的に振動させて虚像表示を行うため、運転者90の注意を過剰に引っ張ることなく、なおかつ気づきやすさを維持できる虚像表示とすることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
2・・・・・・・フロントウインドウガラス(透光性部材)
4・・・・・・・インストルメントパネル
6・・・・・・・開口部
10・・・・・・画像表示部
15・・・・・・光路形成部品
20・・・・・・運転者位置計測部
22・・・・・・車載カメラ
24・・・・・・カーナビゲーションシステム
26・・・・・・車両情報検出部
28・・・・・・表示対象情報検出部
30・・・・・・表示像投影位置制御部(投影位置制御部)
32・・・・・・表示像形状制御部(投影像形状制御部)
50・・・・・・光束
51・・・・・・反射光束
52・・・・・・虚像
60・・・・・・アイレンジ
90・・・・・・運転者
91・・・・・・眼球
100a・・・・車両用ヘッドアップディスプレイ装置
110・・・・・車両

Claims (11)

  1. 車両前方の所定の対象物を表す表示像を生成して投影する表示像投影部と、運転者の前方に設置された透光性部材と、を有して、前記表示像投影部から投影された表示像を、前記透光性部材で反射させて虚像を表示する車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記表示像投影部は、前記表示像の投影位置を時間とともに変化させる投影位置制御部、または、前記表示像の形状を時間とともに変化させる投影像形状制御部を有して、前記所定の対象物に、運転者から少なくとも1時点において重畳して見える虚像を表示することを特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記投影位置制御部は、前記表示像の投影位置を時間とともに周期的に振動させることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記投影位置制御部は、前記表示像の投影位置を0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で振動させることを特徴とする請求項2に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記投影位置制御部は、前記表示像の投影位置を、前記所定の対象物の延伸方向に対して直交する方向に振動させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記投影像形状制御部は、前記表示像の形状を時間とともに周期的に変形させることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記投影像形状制御部は、前記表示像の形状を0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で変形させることを特徴とする請求項5に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記投影像形状制御部は、前記表示像の形状を時間とともに周期的に伸縮させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記投影像形状制御部は、前記表示像の形状を時間とともに周期的に波打たせることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  9. 前記投影像形状制御部は、前記表示像を複数の領域に分割して、分割された各領域を、それぞれ時間とともに周期的に同じ方向に回転させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  10. 前記投影像形状制御部は、前記表示像を構成する部分領域を、それぞれ時間とともに周期的に伸縮させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  11. 所定の情報を表す表示像を生成して投影する表示像投影部と、運転者の前方に設置された透光性部材と、を有して、前記表示像投影部から投影された表示像を、前記透光性部材で反射させて虚像を表示する車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記表示像投影部は、前記表示像の投影位置を、0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で時間とともに変化させる投影位置制御部、または、前記表示像の形状を、0Hzよりも高く3Hzよりも低い周波数で変形させる投影像形状制御部を有することを特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
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