JP2016215104A - 空調用フィルタエレメントの組み付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける際に、濾材の所定位置からずれた位置に隔壁が内挿されることを簡易な構成により抑制することができる。
【解決手段】空調用フィルタエレメントの組み付け構造は、襞折りされた濾材11及び濾材11の両端に固定された一対の端板15を備える空調用のフィルタエレメント10と、一対の端板15にそれぞれ対向する一対の第1壁部22及び一対の第1壁部22の間に位置し、濾材11の襞の延伸方向に沿って延びる隔壁24を備えるフレーム部材20と、を備える。一対の端板15にはスリット16がそれぞれ形成されている。一対の端板15におけるスリット16が隔壁24にそれぞれ外嵌されることによりフィルタエレメント10がフレーム部材20に組み付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】空調用フィルタエレメントの組み付け構造は、襞折りされた濾材11及び濾材11の両端に固定された一対の端板15を備える空調用のフィルタエレメント10と、一対の端板15にそれぞれ対向する一対の第1壁部22及び一対の第1壁部22の間に位置し、濾材11の襞の延伸方向に沿って延びる隔壁24を備えるフレーム部材20と、を備える。一対の端板15にはスリット16がそれぞれ形成されている。一対の端板15におけるスリット16が隔壁24にそれぞれ外嵌されることによりフィルタエレメント10がフレーム部材20に組み付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、空調用のフィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける空調用フィルタエレメントの組み付け構造に関する。
例えば車載用の空調装置においては、ケースの内部が仕切壁によって内気通路と外気通路とに区画されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された空調装置のケースの内部には、フィルタ仕切壁を有する枠体が着脱可能に設けられている。このフィルタ仕切壁によって枠体の内部が内気通路及び外気通路にそれぞれ対応する2つの内部通路に区画される。また、枠体の2つの内部通路には、2つのフィルタエレメントが着脱可能に設けられている。
また、従来、図5に示すように、襞折りされた濾材111を備えるフィルタエレメント110をフレーム部材120に組み付ける際に、濾材111の襞同士の間にフレーム部材120の隔壁124が内挿されるものがある。すなわち、濾材111の両端には、一対の端板115が固設されている。また、フレーム部材120は、フィルタエレメント110の外周面を取り囲む周壁121を備えている。また、周壁121の一対の第1壁部122と隔壁124の両端との間には、上記一対の端板115が内挿される切欠部125が形成されている。また、周壁121の一対の第2壁部123の上端には、複数の爪部126が形成されており、同爪部126によってフレーム部材120からのフィルタエレメント110の浮き上がりが規制される。
この場合、フィルタエレメント110をフレーム部材120に組み付ける際には、複数の爪部126を避ける必要がある。そのため、図6(a)に示すように、最初に、隔壁124から離間した側(同図の右側)の第2壁部123の内側にフィルタエレメント110の一端部を差し込む。続いて、隔壁124に近接した側(同図の左側)の第2壁部123の内側にフィルタエレメント110の他端部を差し込む。これにより、フィルタエレメント110の濾材111の所定の襞同士の間(位置A)にフレーム部材120の隔壁124が内挿される。
ところで、特許文献1に記載の空調装置においては、枠体の2つの内部通路に対応して2つのフィルタエレメントが必要となる。そのため、部品点数が増加するなどの問題が生じる。
また、図5に示すフィルタエレメント110の組み付け構造においては、以下の問題が生じるおそれがある。すなわち、図6(b)に示すように、最初に、隔壁124に近接した側(同図の左側)の第2壁部123の内側にフィルタエレメント110の一端部を差し込むと、濾材111の所定の襞同士の間(位置A)ではなく、その隣の襞同士の間にフレーム部材120の隔壁124が内挿されることがある。その結果、フィルタエレメント110の襞の間隔が不均一になり、フィルタエレメント110に求められる濾過能力を発揮することができないといった問題や、フィルタエレメント110の耐久性が低下するといった問題が生じるおそれがある。
本発明の目的は、フィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける際に、濾材の所定位置からずれた位置に隔壁が内挿されることを簡易な構成により抑制することのできる空調用フィルタエレメントの組み付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するための空調用フィルタエレメントの組み付け構造は、襞折りされた濾材及び前記濾材の両端に固定された一対の端板を備える空調用のフィルタエレメントと、一対の前記端板にそれぞれ対向する一対の対向壁及び一対の前記対向壁の間に位置し、前記濾材の襞の延伸方向に沿って延びる隔壁を備えるフレーム部材と、を備え、一対の前記端板の少なくとも一方にはスリットが形成され、前記端板の前記スリットが前記隔壁に外嵌されることにより前記フィルタエレメントが前記フレーム部材に組み付けられている。
同構成によれば、フィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける際に、端板に形成されたスリットがフレーム部材の隔壁に外嵌される。このため、スリットの縁によって隔壁が挟持されることとなり、フレーム部材からのフィルタエレメントの浮き上がりが規制される。したがって、フィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける際に、隔壁とフィルタエレメントの濾材の襞とが所定の位置関係からずれることを簡易な構成により抑制することができる。
本発明によれば、フィルタエレメントをフレーム部材に組み付ける際に、濾材の所定位置からずれた位置に隔壁が内挿されることを簡易な構成により抑制することができる。
以下、図1〜図3を参照して、空調用フィルタエレメントの組み付け構造の一実施形態について説明する。なお、以降において、空気流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ単に上流側及び下流側と称する。
図1に示すように、フレーム部材20は、空調装置のケース(図示略)の内部に着脱可能に設けられるものであり、平面視四角形状の周壁21を備えている。周壁21は、互いに平行な一対の第1壁部22と、同第1壁部22に直交するとともに互いに平行な一対の第2壁部23とを有している。各第1壁部22及び各第2壁部23は共に長方形状をなしている。
一対の第1壁部22の間には、第2壁部23に沿って延びる隔壁24が形成されている。隔壁24は一対の第2壁部23のうちの一方(同図の左方の第2壁部23)に近接して設けられている。また、隔壁24と他方(同図の右方)の第2壁部23との間には、第2壁部23に沿って延びる1本の格子27が形成されている。また、一対の第2壁部23の間には、2本の格子28が互いに間隔をおいて形成されている。これらの格子27,28はフレーム部材20の下流端(同図の下端)に位置している。
フレーム部材20は硬質樹脂材料によって一体形成されている。なお、このフレーム部材20には、図5及び図6において示した爪部126が設けられていない。
フィルタエレメント10は、襞折りされた濾材11と、濾材11の両端、詳しくは襞の稜線の延伸方向の両端に例えばホットメルトなどの接着剤を介して固定された一対の端板15とを備えており、平面視四角形状をなしている。濾材11及び各端板15はそれぞれ不織布によって形成されており、前記接着剤は端板15における濾材11側の側面の略全体に設けられている。また、各端板15は長方形状をなしている。
フィルタエレメント10は、襞折りされた濾材11と、濾材11の両端、詳しくは襞の稜線の延伸方向の両端に例えばホットメルトなどの接着剤を介して固定された一対の端板15とを備えており、平面視四角形状をなしている。濾材11及び各端板15はそれぞれ不織布によって形成されており、前記接着剤は端板15における濾材11側の側面の略全体に設けられている。また、各端板15は長方形状をなしている。
図1〜図3に示すように、各端板15には、下流端から上流側に向けて直線状に延びるスリット16がそれぞれ形成されている。図2に示すように、本実施形態では、スリット16の幅Wが隔壁24の厚さDよりも小さく設定されている(W<D)。また、図3に示すように、端板15の長さL1は第1壁部22の内面の長さL2よりも大きくされている(L1<L2)。
フィルタエレメント10は、各スリット16が隔壁24の両端部に外嵌されることによってフレーム部材20に組み付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
フィルタエレメント10をフレーム部材20に対して上流側から組み付ける際に、一対の端板15にそれぞれ形成された一対のスリット16がフレーム部材20の隔壁24の両端部に外嵌される。このため、スリット16の縁によって隔壁24が挟持されることとなり、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりが適切に規制される。
以上説明した本実施形態に係る空調用フィルタエレメントの組み付け構造によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)フィルタエレメント10の一対の端板15にはスリット16がそれぞれ形成されている。一対の端板15のスリット16が隔壁24にそれぞれ外嵌されることによりフィルタエレメント10がフレーム部材20に組み付けられている。
(1)フィルタエレメント10の一対の端板15にはスリット16がそれぞれ形成されている。一対の端板15のスリット16が隔壁24にそれぞれ外嵌されることによりフィルタエレメント10がフレーム部材20に組み付けられている。
こうした構成によれば、フィルタエレメント10をフレーム部材20に組み付ける際に、濾材11の所定の位置からずれた位置に隔壁24が内挿されることを簡易な構成により抑制することができる。
(2)スリット16の幅Wは、隔壁24の厚さDよりも小さく設定されている(W<D)。こうした構成によれば、端板15のスリット16が弾性変形により拡げられた状態で隔壁24に外嵌されるため、スリット16の縁の復元力によって隔壁24が挟持されることとなる。したがって、スリット16の幅Wと隔壁24の厚さDとを上記の大小関係に設定することにより、上記効果(1)を容易に奏することができる。
(3)一対の端板15は不織布によって形成されるとともに接着剤を介して濾材11の両端に固定されている。
こうした構成によれば、スリット16の縁の表面には接着剤が存在することとなる。このため、スリット16の縁と隔壁24との間に作用する摩擦力が大きくなる。これにより、隔壁24からスリット16が抜けにくくなる。したがって、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりを効果的に規制することができる。
こうした構成によれば、スリット16の縁の表面には接着剤が存在することとなる。このため、スリット16の縁と隔壁24との間に作用する摩擦力が大きくなる。これにより、隔壁24からスリット16が抜けにくくなる。したがって、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりを効果的に規制することができる。
(4)端板15の長さL1は端板15に対向する第1壁部22の内面の長さL2よりも大きくされている(L1<L2)。このため、フレーム部材20の一対の第2壁部23によってフィルタエレメント10の濾材11が端板15の長さ方向において圧縮される。このため、スリット16の幅が拡がろうとすることが抑制されることとなる。したがって、端板15の長さL1と第1壁部22の内面の長さL2とを上記の大小関係に設定することにより、上記効果(1)を確実に奏することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・濾材11を濾紙によって形成することもできる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・濾材11を濾紙によって形成することもできる。
・格子27,28の数を増減させたり、格子27,28を省略したりすることもできる。
・上記実施形態において、スリット16の幅Wを隔壁24の厚さDと同じか,同厚さDよりも大きくすることもできる。この場合であっても、端板15の長さL1が端板15に対向する第1壁部22の内面の長さL2よりも大きくされていることにより、一対の第2壁部23によって濾材11が端板15の長さ方向において圧縮されることにより、スリット16の縁によって隔壁24が挟持されることとなる。したがって、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりが規制される。
・上記実施形態において、スリット16の幅Wを隔壁24の厚さDと同じか,同厚さDよりも大きくすることもできる。この場合であっても、端板15の長さL1が端板15に対向する第1壁部22の内面の長さL2よりも大きくされていることにより、一対の第2壁部23によって濾材11が端板15の長さ方向において圧縮されることにより、スリット16の縁によって隔壁24が挟持されることとなる。したがって、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりが規制される。
・上記実施形態において、端板15の長さL1を第1壁部22の内面の長さL2と同じにすることもできる。また、端板15の長さL1を第1壁部22の内面の長さL2よりも小さくすることもできる。この場合であっても、スリット16の幅Wが、隔壁24の厚さDよりも小さく設定されていることにより、端板15のスリット16が弾性変形により拡げられた状態で隔壁24に外嵌されるため、スリット16の縁の復元力によって隔壁24が挟持されることとなる。したがって、フレーム部材20からのフィルタエレメント10の浮き上がりが規制される。
・端板15と濾材11とを接着する接着剤とは別にスリット16の縁に接着剤を塗布するようにしてもよい。この場合、摩擦力を一層高めることができる。
・端板15をエラストマーなどの弾性材によって形成することもできる。
・端板15をエラストマーなどの弾性材によって形成することもできる。
・図4に示すように、スリット16の形状を鋸刃状、所謂ギザギザ状にすることもできる。
・一方の端板15のみにスリット16を形成するようにしてもよい。
・一方の端板15のみにスリット16を形成するようにしてもよい。
10,110…フィルタエレメント、11,111…濾材、15,115…端板、16…スリット、20…フレーム部材、21.121…周壁、22,122…第1壁部(対向壁)、23,123…第2壁部、24,124…隔壁、27,28…格子、125…切欠部、126…爪部。
Claims (5)
- 襞折りされた濾材及び前記濾材の両端に固定された一対の端板を備える空調用のフィルタエレメントと、
一対の前記端板にそれぞれ対向する一対の対向壁及び一対の前記対向壁の間に位置し、前記濾材の襞の延伸方向に沿って延びる隔壁を備えるフレーム部材と、を備え、
一対の前記端板の少なくとも一方にはスリットが形成され、
前記端板の前記スリットが前記隔壁に外嵌されることにより前記フィルタエレメントが前記フレーム部材に組み付けられている、
空調用フィルタエレメントの組み付け構造。 - 一対の前記端板に前記スリットがそれぞれ形成されている、
請求項1に記載の空調用フィルタエレメントの組み付け構造。 - 前記スリットの幅は、前記隔壁の厚さよりも小さく設定されている、
請求項1または請求項2に記載の空調用フィルタエレメントの組み付け構造。 - 一対の前記端板は接着剤を介して前記濾材の両端に固定されている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空調用フィルタエレメントの組み付け構造。 - 前記フレーム部材は、一対の前記対向壁を含む周壁を有しており、
前記端板の長さは同端板に対向する前記対向壁の内面の長さと同じかそれよりも大きくされている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空調用フィルタエレメントの組み付け構造。
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