JP2016214568A - 医用音響カプラーおよび超音波画像診断装置 - Google Patents

医用音響カプラーおよび超音波画像診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数回使用しても固定力が低下することなく超音波プローブに固定することができる医用超音波カプラーおよび超音波画像診断装置を提供する。
【解決手段】弾性体1によって構成され、当該弾性体1は、平面視した場合の中央部には、超音波プローブ500に装着されるとき、突出部502の先端部に設けられた超音波送受信面501に接触する接触部101を有し、接触部101を挟んだ対向部にはそれぞれ、ループ形状をなすループ部103を有し、弾性体1は、超音波プローブ500に装着されるとき、ループ部103を突出部502に引っ掛けることにより超音波プローブ500に固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、超音波画像診断装置による超音波画像診断時に、超音波プローブと診断対象との間に配される医用音響カプラーおよびこれを有する超音波画像診断装置に関する。
診断対象である生体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信して処理し、診断対象の断面画像等を生成する超音波画像診断装置が普及している。このような超音波画像診断装置では、一般的には、診断対象に対して超音波を送受信する超音波送受信面を有する超音波探触子(超音波プローブ)が超音波画像診断装置の本体に接続されて延在している。そして、診断対象の表面に密着させた超音波プローブの超音波送受信面から超音波パルスを送信し、診断対象からの反射波を超音波プローブにより検出する。この反射波を超音波画像診断装置の本体において解析することにより、診断対象の超音波画像診断画像生成等が行われる。
診断時に超音波プローブの超音波送受信面と診断対象の表面との密着が不十分であると、超音波送受信面と診断対象の表面との間に空気層等が介在してしまう恐れがある。超音波送受信面と診断対象の表面との間に空気層等が介在すると、空気層により超音波が大きく反射し、生体へ超音波が入り難くなり、正確な診断を行うことができない。また、例えば筋や腱等、診断対象の表在部位を診断する場合、超音波ビームの焦点を当該部位に当てる必要がある。このような場合には、超音波プローブと診断対象の表面との間にある程度の厚みを有する媒体を介在させることで、超音波プローブから診断部位までの距離が超音波の焦点距離とほぼ等しくなるように調整することが望ましい。また、リューマチ等で曲がった関節を見る場合、関節の凹凸に合わせて超音波プローブを強く押し付けると、患者に大きな痛みを与えてしまうことがある。このような痛みを緩和させるためには、超音波プローブと患部との間に弾性媒体を介在させるとよい。
このような事情から、超音波画像診断装置を用いた診断時には、適度な弾性と音響インピーダンスとを備えた音響媒体(音響カプラー)を超音波プローブと診断対象の表面との間に配することがある。適度な弾性と音響インピーダンスとを備えた音響媒体として、例えば特許文献1に開示された医用音響カプラーがある。
特許文献1には、所定の厚みと超音波放射面に対応する大きさとを有する、超音波放射面に粘着可能な弾性体であるゲル状層と、被験者に当接する当接面に設けられるフィルム層とを有する医用音響カプラーが開示されている。
特開2014−193275号公報
特許文献1に開示された医用音響カプラーでは、ゲル状層が所定の粘着力を有するため、医用音響カプラーが超音波プローブに当該粘着力により好適に保持される。しかしながら、例えば複数回の使用や、ゴミや埃等の粘着面への付着によって、ゲル状層の粘着力が次第に低下してしまうという事態が生じていた。このような粘着力の低下により、医用音響カプラーを超音波プローブへ固定することができなく(あるいは難しく)なり、医用音響カプラーの超音波の透過特性が低下していなくとも、医用音響カプラーを交換しなければならなくなる、という問題があった。
本発明は、複数回使用しても固定力が低下することなく超音波プローブに固定することができる医用音響カプラーおよび超音波画像診断装置を提供することを目的とする。
本発明の医用音響カプラーは、把持可能な胴体部と、前記胴体部に対して幅方向に突出する突出部とを有する超音波プローブに着脱可能な医用音響カプラーであって、面状の弾性体を有し、前記弾性体は、平面視した場合の中央部には、前記超音波プローブに装着されるとき、前記突出部の先端部に設けられた超音波送受信面に接触する接触部を有し、前記接触部を挟んだ対向部にはそれぞれ、ループ形状をなすループ部を有し、前記弾性体は、前記超音波プローブに装着されるとき、前記ループ部を前記突出部に引っ掛けることにより前記超音波プローブに固定される。
本発明の超音波画像診断装置は、上述した医用音響カプラーと、前記医用音響カプラーの着脱が可能な前記超音波プローブが接続される超音波画像診断装置本体と、を有する。
本発明によれば、複数回使用しても固定力が低下することなく超音波プローブに固定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る医用音響カプラーの形状を示す平面図 本発明の医用音響カプラーが装着される超音波プローブを有する超音波画像診断装置の一例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る弾性体が超音波プローブに固定された様子を示した図 本発明の第1の実施の形態に係る医用音響カプラーを超音波プローブに装着する方法について説明するための図 本発明の第2の実施の形態に係る医用音響カプラーの形状を示す平面図 本発明の第2の実施の形態に係る弾性体が超音波プローブに固定された様子を示した図 本発明の第3の実施の形態に係る医用音響カプラーの形状を示す平面図 本発明の第3の実施の形態に係る弾性体が超音波プローブに固定された様子を示した図 本発明の第3の実施の形態の医用音響カプラーの装着方法について説明するための図
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る医用音響カプラー100の形状を示す平面図である。図1に示す医用音響カプラー100は、油性ゲル等の材料からなる面状の弾性体1で構成されている。医用音響カプラー100は、例えば図2に示すような超音波画像診断装置700の超音波探触子(超音波プローブ)500に装着されて診断に使用されることが想定されている。超音波探触子(超音波プローブ)500は超音波画像診断装置本体600と接続または通信可能に構成される。
図1に示すように、医用音響カプラー100を構成する弾性体1は、略四辺形の形状を有しており、2つの開口部110aおよび110bを有する。弾性体1は、超音波画像診断装置700の超音波プローブ500側と診断対象となる生体側との間の音響インピーダンスの整合をとることができる材料であることが望ましい。なお、弾性体1の形状は略四辺形状としたが、例えば図1に示すように、角が削られた形状となっていてもよいし、あるいは角が丸くなった形状でもよい。また、一つの角のみ他の角とは異なる形状としてもよい。例えば、一つの角のみ角が削らていない形状となっており、他の角は削られている形状としてもよい。このようにすることで、方向性がわかりやすくなり、弾性体1においてどちらが上面か裏面かわかりやすくすることができる。例えば一方の面に後述するシボ加工を施すときなどはどちらがシボ加工が施された面か簡単に認識することができ、便利である。
医用音響カプラー100を構成する弾性体1は、例えば高分子物質を油相成分に含有させて作成される油性ゲル等の材料からなる。油性ゲルを構成する高分子物質としては、例えば、ジエン系高分子物質やビニル系高分子物質等の炭化水素系熱可塑性樹脂が挙げられる。より具体的には、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリスチレン等が弾性体1を構成する高分子物質として使用されればよい。また、このような高分子物質を含有させる油相成分としては、パラフィン、植物油、動物油、鉱物油、エステル油、シリコーン油等が挙げられる。本発明では、油性ゲルを構成する高分子物質や油相成分については特に限定しない。また、弾性体1として油性ゲル以外の材料が採用されてもよい。弾性体1としては、上述したように、超音波送受信面と生体との音響インピーダンスの整合をとるため、弾性体1の音響インピーダンスが1.3MRayl〜1.5MRaylであることが望ましい。また、弾性体1の材料の音速が1470m/s程度とすると分解能を維持するうえでより望ましい。
弾性体1は、図1における紙面に垂直な方向に沿って所定の厚さを有する。弾性体1の厚さは、本発明では特に限定されず、例えば医用音響カプラー100が使用される状況に応じて選択される。具体的には、弾性体1の厚さにより超音波プローブの超音波送受信面から診断対象の部位までの焦点距離を調節することができるため、例えば診断対象が体表面付近の部位である場合には、そうでない場合と比較して、弾性体1を厚くすればよい。
次に、医用音響カプラー100の各構成について詳細に説明する。医用音響カプラー100は、図1に示すように、接触部101、切り込み部102、ループ部103を有する。
接触部101は、医用音響カプラー100を超音波プローブに装着したとき、超音波プローブの例えば先端部に設けられる超音波送受信面と接触する部位である。接触部101は、弾性体1の略四辺形状の中央部付近に配置される。具体的には、接触部101は、例えば図1における点線AとA’とによって挟まれる部位である。なお、この点線A及びA’は説明のために設けた点線であって実物には形成されていない点線である。
ここで、接触部101の大きさは、装着する超音波プローブの形状によって決定されればよい。なお、接触部101の幅は、超音波送受信面が丁度覆われる幅とするだけでなく、例えば、接触部101の幅を超音波送受信面より少し大きくしたり、反対に超音波送受信面より少し小さくしてもよい。接触部101を超音波送受信面より少し大きくすると、例えば医用音響カプラー100の超音波プローブからの多少のずれは吸収することができる。また、接触部101を超音波送受信面より少し小さくすると、例えば穿刺のときにブラインドの発生を避けることができる。
医用音響カプラー100における接触部101の裏側の面は、超音波プローブに装着されたとき、診断対象となる生体に接触する部位となる。このため、医用音響カプラー100の接触部101の裏側の面には、生体をスクリーニングする際に滑りを防止するためのシボ(皺)加工を施しておくことが望ましい。
医用音響カプラー100を構成する弾性体1の厚さは、少なくとも接触部101を含む範囲においては一様であることが望ましい。これは、医用音響カプラー100が超音波プローブに装着されたとき、接触部101の厚さが部位により変化することで、部位によって医用音響カプラー100の超音波の通過特性が変化してしまう事態を防止するためである。
切り込み部102は、図1(a)に示すように、接触部101の長手方向の外周に沿って設けられる切り込みである。図1に示すように、第1の実施の形態においては、切り込み部102は点線AおよびA’の外側に設けられている。切り込み部102における医用音響カプラー100の厚さは、当該切り込みにより他の部位、特に接触部101における厚さと比較して薄くなっている。これにより、接触部101が超音波プローブに装着されるとき、医用音響カプラー100は切り込み部102の部位で曲がりやすくなるように構成されている。このため、切り込み部102は、医用音響カプラー100における接触部101の裏側の面に設けられることで、接触部101側の面が曲がりやすくなるように構成される。ただし、この切り込み部102は必ずしも形成する必要がなく、図1(b)に示すように切り込み部102を形成しない構造としてもよい。切り込み部102を形成しない場合であっても、複数回使用しても固定力が低下することなく超音波プローブに固定することができる医用音響カプラーを提供することができる。
図1に示すように、医用音響カプラー100を構成する弾性体1には、接触部101を挟んで対向する2辺の付近に、当該2辺に沿って開口部2つの110aおよび110bが開けられている。図1に示すように、開口部110aおよび110bは、接触部101の短手方向に離間して配置されている。
図1に示す第1の実施の形態に係る医用音響カプラー100では、開口部110aおよび110bは、接触部101の長手方向と平行な方向の幅が、接触部101の長手方向と垂直な方向の幅と比較して大きくなるように形成されている。なお、開口部110aおよび110bの形状は、図1においては略楕円形状として示したが、本発明では特に限定しない。開口部110aおよび110bの形状は、例えば長方形や、接触部101の長手方向と垂直な方向の幅が平行な方向の幅と比較して大幅に小さいスリットのような形状であってもよい。つまり、開口部とは、スリットを含む貫通構造を意味している。なお、以下では、開口部110aと110bとを総称して開口部110と記載することがある。
ループ部103aおよび103bは、弾性体1の外周辺のうち対向する2辺近傍の部位であり、当該部位には、上述した開口部110aおよび110bによってループ形状が形成されている。図1においては、ループ部103aはループ部103a側の接触部101または切り込み部102より弾性体1の外縁部寄りの部位(図1における点線Bより弾性体1の外縁部寄りの部位)であり、ループ部103bはループ部103b側の接触部101又は切り込み部102より弾性体1の外縁部寄りの部位(図1における点線B’より弾性体1の外縁部寄りの部位)である。換言すれば、ループ部103aおよび103bの略中心部には、それぞれ開口部110aおよび110bが設けられ、当該開口部110aおよび110bによってループ形状が形作られている。なお、本実施の形態において、ループ形状とは閉構造であることを意味しており、円等の形状に限定されるものではない。ループ部103aおよび103bは、医用音響カプラー100が超音波プローブに装着されるとき、上述した接触部101を超音波送受信面に接触させたまま固定させる役割を果たす。ループ部103aおよび103bによって医用音響カプラー100がどのように固定されるかについての詳細は後述する。なお、以下では、ループ部103aと103bとを総称してループ部103と記載することがある。なお、この点線B及びB’は説明のために設けた点線であって実物には形成されていない点線である。
次に、医用音響カプラー100を構成する弾性体1が超音波プローブ500にどのように固定されるかについて説明する。図3は、弾性体1が超音波プローブ500に固定された様子を示した図である。図3(a)は超音波プローブ500の正面から見た図であり、図3(b)は超音波プローブ500の側面から見た図であり、図3(c)は斜視図である。
図3(a)に示すように、本第1の実施の形態の医用音響カプラー100が装着される超音波プローブ500は、超音波送受信面501を含む部位の少なくとも一部が、超音波プローブ500を把持するための部位よりも正面から見て大きな幅を有する。すなわち、超音波送受信面501を含む部位とプローブ500を把持するための部位の境界付近において、超音波送受信面501を含む部位の幅がプローブ500を把持するための部位の幅よりも正面から見て大きい。以下では、超音波プローブ500を把持するための部位を胴体部503と称し、胴体部503から突出した部分、すなわち胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分を含み、超音波送受信面501を含む部位を突出部502と称する。なお、超音波プローブ500における幅方向とは、図3(a)における左右方向であり、図3(b)における紙面に垂直な方向である。なお、ここでは便宜的に超音波プローブ500を胴体部503と突出部502とわけて説明するが、実際は一体的に形成されている。あるいは、胴体部503と突出部502は個別に形成されていてもよい。胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分は、突出部502において一体的に形成されていてもよいし、個別に形成された突起物を接続したものであってもよい。
図3(a)〜(c)に示すように、医用音響カプラー100は、開口部110の長手方向が超音波プローブ500の幅方向と一致するように装着される。したがって、図3(a)に示すように、拡げられた開口部110が超音波プローブ500の手前側(および奥側)に位置することになる。
図3(a)〜(c)に示すように、超音波プローブ500の超音波送受信面501を医用音響カプラー100の接触部101が覆っている。接触部101は超音波送受信面501の表面に沿って固定される。そして、医用音響カプラー100の切り込み部102と開口部110とに挟まれた部位は、超音波プローブ500の突出部502の側壁面に沿って固定される。ここで、医用音響カプラー100においては、切り込み部102のために切り込み部102の部位の厚さが薄くなっているため、当該部位において曲がりやすくなるように構成されている。このため、医用音響カプラー100が超音波プローブ500に装着されるとき、より好適に接触部101を超音波送受信面501に密着させることができるようになる。これにより、超音波プローブ500によって好適な超音波画像診断を行うことができるようになる。
また、図3(a)〜(c)に示すように、弾性体1により構成された医用音響カプラー100のループ部103は、開口部110に超音波プローブ500の突出部502が嵌入されることで拡がり、突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかかる。突出部502と胴体部503との境界付近の部位は、超音波プローブ500の厚さ方向手前側と奥側の2箇所存在するが、例えば手前側にループ部103aが、奥側にループ部103bがそれぞれ固定される(反対でもよい)。固定された状態をもう少し詳細に説明すると、接触部101は送受信面501を覆い、ループ部103aとループ部103bは超音波プローブ500の側面において交差するように突出部502の張り出し部分(胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分)に引っかけられて固定されている。このように弾性体1により構成されたループ部103が拡がって超音波プローブ500の突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかかることで、弾性力によって医用音響カプラー100のループ部103以外の部位が超音波プローブ500にしっかりと固定される。さらに、ループ部103aと103bの2つのループ部が交互に突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかかっているため、よりしっかりと医用音響カプラー100のループ部103以外の部位を超音波プローブ500に固定することができる。
次に、医用音響カプラー100を超音波プローブ500に装着する方法について説明する。図4は、医用音響カプラー100を超音波プローブ500に装着する方法について説明するための図である。
図4(a)において、使用者は、医用音響カプラー100の一方の開口部、例えば開口部110aに超音波プローブ500の突出部502全体を嵌入する。上述したように医用音響カプラー100は弾性体1で構成されているため、開口部110aは力を加えると容易に拡大すると共に、力を除くと元の大きさに戻ろうとする。これを利用して、例えば使用者は開口部110aを手で拡げてそこに突出部502を嵌入し、ループ部103aのうち、開口部110aから弾性体1の外縁部までの部位を突出部502と胴体部503との境界付近の部位に位置させてから手を離す。以下、ループ部103aのうち、開口部110aから弾性体1の外縁部までの部位を突出部502と胴体部503との境界付近の部位を、ループ部103aの一部位と称する。
すると、当該ループ部103aによって医用音響カプラー100は超音波プローブ500に固定される。このとき、開口部110aには突出部502が嵌入され、開口部110aの周囲と超音波プローブ500の外壁面とがほぼ接した状態となる。すなわち、医用音響カプラー100における開口部110の大きさは、超音波プローブ500における突出部502と胴体部503との境界付近の部位の外周の大きさよりも小さく構成されている。ここで、図4(a)に示すように、開口部110aの長手方向が超音波プローブ500の幅方向と一致するように、医用音響カプラー100は超音波プローブ500に装着される。
次に、図4(b)に示すように、使用者は、ループ部103aの一部位を突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかけたまま、反対側のループ部103bのうち、開口部110bから弾性体1の外縁部までの部位を超音波プローブ500の厚さ方向におけるループ部103aが引っかけられている側まで移動させる。以下、ループ部103bのうち、開口部110bから弾性体1の外縁部までの部位をループ部103bの一部位と称する。移動させる際、当該ループ部103bの一部位は超音波送受信面501の上空を通って移動されるので、使用者は当該ループ部103bの一部位に付随して動く接触部101が超音波送受信面501をしっかりと覆うように、接触部101の位置決めを容易に行うことができる。
図4(b)において、ループ部103bの一部位が超音波プローブ500のループ部103aの一部位が引っかけられている側まで移動されたことにより、図4(a)に示す開口部110bは拡がった状態となっている。このため、図4(c)においては、開口部110bから使用者が指Fを入れ、ループ部103bのうち、開口部110bを挟んで弾性体1の外縁部に対向する部位を指Fで押さえている。以下、ループ部103bのうち、開口部110bを挟んで弾性体1の外縁部に対向する部位をループ部103bの開口部縁部と称する。これにより、図4(b)によって行われた接触部101の位置を確定することができる。仮に、図4(b)において接触部101がうまく超音波送受信面501を覆っていなかった場合には、ここで使用者は、接触部101が超音波送受信面501を好適に覆うように調整することができる。
次に使用者は、図4(d)および(e)に示すように、指Fでループ部103bの開口部縁部を押さえたまま、ループ部103bの一部位を超音波プローブ500の厚さ方向におけるループ部103aの一部位が引っかけられている側の反対側まで移動させる。ここで、図4(d)から図4(e)にかけて、使用者は、指Fが挿入されている開口部110bに、医用音響カプラー100の接触部101および超音波プローブ500の突出部502全体を含む部位を挿入する。ここで、開口部110bの大きさは、開口部110aと同様に、超音波プローブ500における突出部502と胴体部503との境界付近の部位の外周の大きさよりも小さく構成されている。このため、開口部110bに医用音響カプラー100の接触部101および超音波プローブ500の突出部502全体を含む部位が挿入された状態で、使用者がループ部103bの一部位を離すと、図4(f)に示すように、ループ部103aおよび103bにより医用音響カプラー100が固定される。より詳細には、図4(f)に示すように、ループ部103aとループ部103bとがそれぞれ超音波プローブ500の幅方向両側に配置され、開口部110aおよび110bの周囲と超音波プローブ500の外壁面とがほぼ接した状態となる。
このように、医用音響カプラー100が有する開口部110aの片方に突出部502をまず挿入した後、医用音響カプラー100を折り返してもう片方の開口部に突出部502を挿入することで、医用音響カプラー100をしっかりと超音波プローブ500に固定することができる。
このような医用音響カプラー100は、例えば以下のような方法により製造すればよい。例えば、図1に示すような医用音響カプラー100の平面形状を象った金型を使用して射出成型や圧縮成型によって製造すればよい。あるいは、医用音響カプラー100に使用する弾性材料の大きな1枚板(シート)から、型抜きにより複数の医用音響カプラー100を製造してもよい。
金型を使用して射出成型や圧縮成型にて医用音響カプラー100を製造する場合、成型の都合上、開口部110を細長いスリット形状にすることはできず、所定の幅以上を有する四辺形状や楕円形状等にする必要がある。開口部110をスリット形状とする必要がある場合には、開口部を形成せずに成型した後に、スリットを入れるようにすればよい。なお、開口部110をスリット形状とするよりも、所定の幅以上を有する四辺形状や楕円形状にした方が医用音響カプラー100が破れにくくなるため、開口部110を所定の幅以上を有する四辺形状や楕円形状にした方がより好ましい。
また、金型を使用して射出成型や圧縮成型にて医用音響カプラー100を製造する場合には、成型の都合上、切り込み部102の幅が広くなってしまう。切り込み部102の幅を細くする場合には、成形時には切り込み部102を入れずに、医用音響カプラー100の成型後に切り込み部102を改めて入れるようにすればよい。一方、型抜きにより医用音響カプラー100を製造する場合は、切り込み部102に対応した医用音響カプラー100を貫通しない程度の刃を予め型に用意しておけば、製造時に切り込み部102を入れることができる。また、型抜きにより医用音響カプラー100を製造する場合は、開口部110をスリット形状とする必要がある場合でも、問題なく製造することができる。
以上説明したように、第1の実施の形態の医用音響カプラー100は、弾性体1によって構成され、当該弾性体1は、平面視した場合の中央部には、超音波プローブ500に装着されるとき、突出部502の先端部に設けられた超音波送受信面501に接触する接触部101を有し、接触部101を挟んだ対向部にはそれぞれ、ループ形状をなすループ部103を有し、弾性体1は、超音波プローブ500に装着されるとき、ループ部103を突出部502に引っ掛けることにより超音波プローブ500に固定される。
このような構成により、医用音響カプラー100は、ループ部103により機械的に超音波プローブ500へと固定されるので、超音波プローブ500の使用中に医用音響カプラー100が剥離してしまう恐れがない。そして、医用音響カプラー100を超音波プローブ500に装着する際に、例えば医用音響カプラー100以外の固定具等を必要とせず、ループ部103のみで固定を行うため、装着の手間が少なくて済むとともに、固定具を用意するコストを抑えることができる。
また、医用音響カプラー100は、油性ゲル等の弾性体1によって構成され、固定の際に使用されるループ部103は容易に伸縮できるので、超音波プローブの形状を問わず、種々の形状の超音波プローブ500に好適に装着することができ、汎用性が高い。具体的には、例えば上述した第1の実施の形態における超音波プローブ500の突出部502のように、ループ部103を引っかける部位があれば、医用音響カプラー100をその超音波プローブに装着することが容易である。超音波プローブにループ部103を引っかける突出した部位が全くない場合でも、ループ部103を含む医用音響カプラ100は弾性体1により構成されているため、超音波プローブの外周の長さが開口部110より十分に大きければ、医用音響カプラー100を好適に固定することができる。
また、医用音響カプラー100は、油性ゲル等の弾性体1によって構成されており、超音波プローブへの装着の際には、ループ部103を構成する開口部110を拡げた状態で装着を行い、弾性体1の弾性力(復元力)によって固定を行っている。このため、超音波プローブに装着されたときの医用音響カプラー100の各部には、弾性力による引っ張り応力がかかっている。この引っ張り応力によって医用音響カプラー100は好適に固定され、接触部101が超音波送受信面501からずれる等の事態を回避することができる。
また、医用音響カプラー100は、油性ゲル等の弾性体1によって構成されているので、使用後は洗浄して再び使用することができる。ここで、油性ゲルは耐水性に優れ、水で洗浄しても弾性率が変化しにくい。このため、医用音響カプラー100は、使用後、水等によって容易に洗浄が可能であるとともに、乾燥させればすぐに再使用が可能であるので、使い勝手がよい。
さらに、医用音響カプラー100は、接触部101の外周、特に両端部に沿って設けられる切り込み部102を有し、当該切り込み部102において医用音響カプラー100を構成する弾性体1の厚さが他の部位よりも薄くなるように構成されている。この切り込み部102によって、医用音響カプラー100が超音波プローブ500に装着されたとき、接触部101は超音波送受信面501に接触し、その周辺部は突出部502に容易に沿うことができる。そして、当該切り込み部102によって医用音響カプラー100が曲がる位置が予め規定されるので、接触部101が超音波送受信面501からずれる事態を回避することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る医用音響カプラー200について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係る医用音響カプラー200の形状を示す平面図である。
図5に示すように、第2の実施の形態に係る医用音響カプラー200は、油性ゲル等の材料からなる面状の弾性体2で構成されている。医用音響カプラー200は、図5に図示しない超音波画像診断装置の超音波プローブに固定されて診断に使用されることが想定されている。
弾性体2には、第1の実施の形態における弾性体1と同様に、超音波送受信面と生体との音響インピーダンスの整合をとるため、音響インピーダンスが1.3MRayl〜1.5MRayl程度となる材料が用いられることが望ましい。また、内部音速が1470m/s程度となる材料であれば、分解能の維持のため望ましい。従って、例えば前述の音響インピーダンスおよび内部音速の値を有する油性ゲル等の材料が採用されることが望ましい。また、弾性体2の厚さや大きさも、第1の実施の形態における弾性体1と同様、医用音響カプラー200が使用される診断部位や診断の目的等に応じて適宜変更されればよい。
なお、弾性体2の形状は略四辺形状としたが、例えば、角が削られた形状となっていてもよいし、あるいは角が丸くなった形状でもよい。また、一つの角のみ他の角とは異なる形状としてもよい。例えば、一つの角のみ角が削らていない形状となっており、他の角は削られている形状としてもよい。このようにすることで、方向性がわかりやすくなり、弾性体2においてどちらが上面か裏面かわかりやすくすることができる。例えば一方の面に前述したシボ加工を施すときなどはどちらがシボ加工が施された面か簡単に認識することができ、便利である。
次に、医用音響カプラー200の各構成について説明する。医用音響カプラー200は、図5に示すように、接触部201、切り込み部202、ループ部203を有する。なお、切り込み部202については第1の実施の形態において説明したように、無くてもよい。
接触部201は、医用音響カプラー200を超音波プローブに装着したとき、超音波プローブの例えば先端部に設けられる超音波送受信面と接触する部位である。接触部201は、弾性体2の略四辺形状の中央部付近に配置される。具体的には、接触部201は、例えば図5における点線CとC’とによって挟まれる部位である。なお、この点線C及びC’は説明のために設けた点線であって実物には形成されていない点線である。
切り込み部202は、図5に示すように、接触部201の長手方向の外周に沿って設けられる切り込みである。切り込み部202における医用音響カプラー200の厚さは、当該切り込みにより他の部位、特に接触部201における厚さと比較して薄くなっている。これにより、接触部201が超音波プローブに装着されるとき、医用音響カプラー200は切り込み部202の部位で曲がりやすくなるように構成されている。このため、切り込み部202は、医用音響カプラー200における接触部201の裏側の面に設けられることで、接触部201側の面が曲がりやすくなるように構成される。
図5に示すように、医用音響カプラー200を構成する弾性体2には、接触部201を挟んで対向する2辺の付近に、当該2辺に沿って開口部2つの210aおよび210bが開けられている。図5においては、開口部210aおよび210bは、接触部201の長手方向に離間して配置されている。なお、以下では、開口部210aと210bとを総称して開口部210と記載することがある。開口部210の形状については第1の実施の形態において述べた開口部110と同様である。
ループ部203aおよび203bは、弾性体2の外周辺のうち対向する2辺近傍の部位であり、当該部位には、上述した開口部210aおよび210bによってループ形状が形成されている。図5においては、ループ部203aはループ部203a側の接触部201又は切り込み部202より弾性体2の外縁部寄りの部位(図5における点線Cより弾性体1の外縁部寄りの部位)であり、ループ部203bは接触部201又はループ部203b側の切り込み部202より弾性体2の外縁部寄りの部位(図5における点線C’より弾性体1の外縁部寄りの部位)である。換言すれば、ループ部203aおよび203bの略中心部には、それぞれ開口部210aおよび210bが設けられ、当該開口部210aおよび210bによってループ形状が形作られている。なお、本実施の形態において、ループ形状とは閉構造であることを意味しており、円等の形状に限定されるものではない。ループ部203aおよび203bは、医用音響カプラー200が超音波プローブに装着されるとき、上述した接触部201を超音波送受信面に接触させたまま固定させる役割を果たす。ループ部203aおよび203bによって医用音響カプラー200がどのように固定されるかについての詳細は後述する。なお、以下では、ループ部203aと203bとを総称してループ部203と記載することがある。
次に、医用音響カプラー200を構成する弾性体2が超音波プローブ500にどのように固定されるかについて説明する。図6は、弾性体2が超音波プローブ500に固定された様子を示した図である。図6(a)は超音波プローブ500の正面から見た図であり、図6(b)は超音波プローブ500の側面から見た図であり、図6(c)は斜視図である。
図6(a)に示すように、本第2の実施の形態の医用音響カプラー200が装着される超音波プローブ500は、第1の実施の形態と同様に、超音波送受信面501を含む突出部502の少なくとも一部が胴体部503よりも正面から見て大きな幅を有する。なお、超音波プローブ500における幅方向とは、図6(a)における左右方向であり、図6(b)における紙面に垂直な方向である。
図6(a)〜(c)に示すように、弾性体2により構成された医用音響カプラー200のループ部203は、開口部210に超音波プローブ500の突出部502が嵌入されることで拡がり、突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかかる。ここで、第2の実施の形態においては、図6(a)〜(c)に示すように、医用音響カプラー200を超音波プローブ500に装着する際に、第2の実施の形態における医用音響カプラー200の向きが第1の実施の形態における医用音響カプラー100の向きと90度異なっている。すなわち、図6(a)〜(c)に示すように、医用音響カプラー200は、開口部210の長手方向が超音波プローブ500の厚さ方向と一致するように装着される。固定された状態をもう少し詳細に説明すると、接触部201は送受信面501を覆い、ループ部203aとループ部203bは超音波プローブ500の正面(図6の(a))において交差するように突出部502の張り出し部分(胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分)に引っかけられて固定されている。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る医用音響カプラー200は、開口部210の長手方向が超音波プローブ500の厚さ方向と一致するように装着される。従って、医用音響カプラー200が超音波プローブ500に装着されたとき、図6(b)に示すように超音波プローブ500の突出部502の厚さ方向に平行な側面部が、医用音響カプラー200にほぼ完全に覆われた状態となる。これにより、医用音響カプラー200が超音波プローブ500への装着時に、超音波プローブ500の突出部502における幅方向に平行な方向のずれを抑えることができるようになる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態に係る医用音響カプラー300について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態に係る医用音響カプラー300の形状を示す平面図である。
図7に示すように、第3の実施の形態に係る医用音響カプラー300は、油性ゲル等の材料からなる面状の弾性体3で構成されている。医用音響カプラー300は、図7に図示しない超音波画像診断装置の超音波プローブに固定されて診断に使用されることが想定されている。
弾性体3には、第1の実施の形態における弾性体1と同様に、超音波送受信面と生体とのインピーダンス整合をとるため、内部音速が1470m/s程度となる油性ゲル等の材料が採用されればよい。また、弾性体3の厚さや大きさも、第1の実施の形態における弾性体1と同様、医用音響カプラー300が使用される診断部位や診断の目的等に応じて適宜変更されればよい。
なお、弾性体3の形状は略四辺形状としたが、例えば、角が削られた形状となっていてもよいし、あるいは角が丸くなった形状でもよい。また、一つの角のみ他の角とは異なる形状としてもよい。例えば、一つの角のみ角が削らていない形状となっており、他の角は削られている形状としてもよい。このようにすることで、方向性がわかりやすくなり、弾性体2においてどちらが上面か裏面かわかりやすくすることができる。例えば一方の面に前述したシボ加工を施すときなどはどちらがシボ加工が施された面か簡単に認識することができ、便利である。
次に、医用音響カプラー300の各構成について説明する。医用音響カプラー300は、図7に示すように、接触部301、切り込み部302、ループ部303を有する。なお、切り込み部302については第1の実施の形態において説明したように、無くてもよい。
接触部301は、医用音響カプラー300を超音波プローブに装着したとき、超音波プローブの例えば先端部に設けられる超音波送受信面と接触する部位である。接触部301は、弾性体3の略四辺形状の中央部付近に配置される。具体的には、接触部301は、例えば図7に示す点線Dによって囲まれる部位である。なお、この点線Dは説明のために設けた点線であって実物には形成されていない点線である。
切り込み部302は、図7に示すように、接触部301の周辺部に外周に沿って設けられる切り込みである。切り込み部302における医用音響カプラー300の厚さは、当該切り込みにより他の部位、特に接触部301における厚さと比較して薄くなっている。これにより、接触部301が超音波プローブに装着されるとき、医用音響カプラー300は切り込み部302の部位で曲がりやすくなるように構成されている。このため、切り込み部302は、医用音響カプラー300における接触部301の裏側の面に設けられることで、接触部301側の面が曲がりやすくなるように構成される。
ループ部303a、303b、303c、303dは、弾性体3の外周に近い部位である。医用音響カプラー300は、図7に示すように、点線Dに囲まれた接触部301の4方に略矩形の突出領域を有し、当該4つの突出領域がそれぞれループ部303a〜303dである。
このようなループ部303a〜303dには、それぞれ開口部310a〜310dが設けられており、各ループ部303a〜303dには当該開口部310a〜310dによってループ形状が形成されている。開口部310aおよび開口部310bは接触部301を挟んで対向するように設けられ、開口部310cおよび開口部310dは接触部301を挟んで対向するように設けられている。なお、本実施の形態において、ループ形状とは閉構造であることを意味しており、円等の形状に限定されるものではない。ループ部303a〜303dは、医用音響カプラー300が超音波プローブに装着されるとき、上述した接触部301を超音波送受信面に接触させたまま固定させる役割を果たす。ループ部303a〜303dによって医用音響カプラー300がどのように固定されるかについての詳細は後述する。なお、以下では、ループ部303a〜303dを総称してループ部303と記載することがある。また、以下では、開口部310a〜310dを総称して開口部310と記載することがある。開口部310の形状については第1の実施の形態において述べた開口部110と同様である。
次に、医用音響カプラー300を構成する弾性体3が超音波プローブ500にどのように固定されるかについて説明する。図8は、弾性体3が超音波プローブ500に固定された様子を示した図である。図8(a)は超音波プローブ500の正面から見た図であり、図8(b)は超音波プローブ500の側面から見た図であり、図8(c)は斜視図である。
図8(a)に示すように、本第3の実施の形態の医用音響カプラー300が装着される超音波プローブ500は、第1および第2の実施の形態と同様に、超音波送受信面501を含む突出部502の少なくとも一部が胴体部503よりも正面から見て大きな幅を有する。なお、超音波プローブ500における幅方向とは、図8(a)における左右方向であり、図8(b)における紙面に垂直な方向である。
図8(a)〜(c)に示すように、弾性体3により構成された医用音響カプラー300のループ部303は、開口部310に超音波プローブ500の突出部502が嵌入されることで拡がり、突出部502と胴体部503との境界付近の部位に引っかかる。ここで、第3の実施の形態においては、図8(a)〜(c)に示すように、ループ部303aおよび303bによって突出部502をその厚さ方向から固定するとともに、ループ部303cおよび303dによって突出部502をその幅方向から固定している。換言すれば、開口部310aおよび310bの長手方向が超音波プローブ500の幅方向と一致するとともに、開口部310cおよび310dの長手方向が超音波プローブ500の厚さ方向と一致するように、医用音響カプラー300は超音波プローブ500に装着される。固定された状態をもう少し詳細に説明すると、接触部301は送受信面501を覆い、ループ部303cとループ部303dは超音波プローブ500の正面(図8の(a))において交差するように突出部502の張り出し部分(胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分)にひっかけられて固定されている。また、ループ部303aとループ部303bは超音波プローブ500の側面(図8の(b))において交差するように突出部502の張り出し部分(胴体部503よりも正面から見て幅が大きい部分)にひっかけられて固定されている。
すなわち、第3の実施の形態の医用音響カプラー300は、ループ部303aおよび303b(本発明の第1のループ部)と、ループ部303cおよび303d(本発明の第2のループ部)によって二重に超音波プローブ500に固定されるように構成される。このような構成によって、医用音響カプラー300はより強固に超音波プローブ500に固定され、接触部301が超音波送受信面501からずれたりする事態を回避することができる。
次に、第3の実施の形態の医用音響カプラー300の装着方法について説明する。図9は、第3の実施の形態の医用音響カプラー300の装着方法について説明するための図である。
図9(a)に示すように、まずループ部303aおよび303bによって、第1の実施の形態と同様に、超音波プローブ500の突出部502の幅方向に平行な側面を覆うように医用音響カプラー300を装着する。この時点では、図9(a)に示すように、ループ部303cおよび303dはまだ固定には使用されていない。
次に、図9(b)に示すように、まずループ部303cと303dのうちいずれか一方(図9(b)ではループ部303c)を、突出部502の厚さ方向に平行な側面の一方を覆うように固定する。
最後に、図9(c)に示すように、図9(b)において使用しなかったループ部303cと303dの他方を、突出部502の厚さ方向に平行な側面の他方を覆うように固定する。これにより、図9(c)に示すように、2対のループ部303a〜303dによって医用音響カプラー300の装着がなされる。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る医用音響カプラー300は、ループ部303aおよび303bと、ループ部303cおよび303dによって二重に超音波プローブ500に固定されるように構成される。このような構成によって、医用音響カプラー300はより強固に超音波プローブ500に固定され、接触部301が超音波送受信面501からずれたりする事態を回避することができる。
以上、本発明に係る好適な実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。上述した実施の形態では、接触部101(201、301)とループ部103(203、303)とが同一の弾性体1(2、3)によって形成されている例について説明した。しかし、本発明はこれには限定されず、例えば四辺形状の接触部の外周付近に、ループ形状を形成するループ部が取り付けられた構成としてもよい。ここで、ループ形状を形成するループ部は、例えば糸状、紐状の弾性物質が接触部の四辺形状の各頂点付近に接続された構成であってもよいし、より太い、例えば取っ手形状のループ部が接触部に適宜接続された構成であってもよい。
本発明は、超音波画像診断装置において超音波プローブに装着される医用音響カプラーに好適である。
100,200,300 医用音響カプラー
1,2,3 弾性体
101,201,301 接触部
102,202,302 切り込み部
103a,103b,203a,203b,303a,303b,303c,303d ループ部
110a,110b,210a,210b,310a,310b,310c,310d 開口部
500 超音波プローブ
501 超音波送受信面
502 突出部
503 胴体部
600 超音波画像診断装置本体
700 超音波画像診断装置

Claims (9)

  1. 把持可能な胴体部と、前記胴体部に対して幅方向に突出する突出部とを有する超音波プローブに着脱可能な医用音響カプラーであって、
    面状の弾性体を有し、
    前記弾性体は、平面視した場合の中央部には、前記超音波プローブに装着されるとき、前記突出部の先端部に設けられた超音波送受信面に接触する接触部を有し、前記接触部を挟んだ対向部にはそれぞれ、ループ形状をなすループ部を有し、
    前記弾性体は、前記超音波プローブに装着されるとき、前記ループ部を前記突出部に引っ掛けることにより前記超音波プローブに固定される、
    医用音響カプラー。
  2. 前記弾性体は、前記超音波プローブに装着されるとき、前記ループ部が交差するように前記突出部に引っ掛けることにより前記超音波プローブに固定される、
    請求項1に記載の医用音響カプラー。
  3. 前記弾性体は、油性ゲルを主成分とする材料からなる、
    請求項1または2に記載の医用音響カプラー。
  4. 前記接触部には、使用時に生体と接触する側において、シボ加工が施されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の医用音響カプラー。
  5. 前記ループ部は、前記接触部の短手方向に離間して配置され、前記ループ形状の中心部には、前記接触部の長手方向に沿って延在する開口部が設けられている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の医用音響カプラー。
  6. 前記ループ部は、前記接触部の長手方向に離間して配置され、前記ループ形状の中心部には、前記接触部の短手方向に沿って延在する開口部が設けられている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の医用音響カプラー。
  7. 前記ループ部は、第1のループ部と第2のループ部とを有し、
    前記第1のループ部は、前記接触部の短手方向に離間して配置され、前記第1のループ部の前記ループ形状の中心部には、前記接触部の長手方向に沿って延在する開口部が設けられており、
    前記第2のループ部は、前記接触部の長手方向に離間して配置され、前記第2のループ部の前記ループ形状の中心部には、前記接触部の短手方向に沿って延在する開口部が設けられている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の医用音響カプラー。
  8. 前記接触部の外周の少なくとも一部は、前記接触部に比べて薄肉となっている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の医用音響カプラー。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の医用音響カプラーと、
    前記医用音響カプラーの着脱が可能な前記超音波プローブが接続される超音波画像診断装置本体と、
    を有する超音波画像診断装置。
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