JP2016213659A - 半導体スイッチ回路 - Google Patents

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充晃 森本
Mitsuaki Morimoto
充晃 森本
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Abstract

【課題】簡単な回路構成でありつつも、負荷電流の急峻な変動を事前に抑制する半導体スイッチ回路を提供する。【解決手段】電源11と、負荷13との間に設けられたバイポーラトランジスタ21と、バイポーラトランジスタ21の出力電流を、電流制限値以下に制限する定電流回路31と、バイポーラトランジスタ21と、負荷13との間に設けられ、バイポーラトランジスタ21と直列に接続されたMOSFET23と、MOSFET23の駆動を制御するゲート制御回路33と、を備える。MOSFET23は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、バイポーラトランジスタ21が定電流回路31によりオン状態にさせられ、電源11から供給される電力を、制限された状態で負荷13に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体スイッチ回路に関する。
半導体スイッチング素子を含む半導体リレーは機械式リレーと比べ、スイッチング速度が速く、機械式リレーでは実現できないPWM制御等が行える。よって、近年、機械式リレーに代わり、半導体リレーの使用が増えている。
しかし、半導体リレーは過電流が流れると故障する恐れがある。よって、半導体リレーを使用する場合、機械式リレーと比べ、使用条件に注意を払う必要がある。そこで、過電流による故障を回避するために、過電流検出部及び各種保護回路を半導体スイッチング素子の駆動回路に付加することにより、半導体スイッチング素子を保護するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−90214号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、過電流を検出後、半導体スイッチング素子に流れる電流を制限するため、瞬間的に半導体スイッチング素子に過電流が流れる恐れがある。
また、特許文献1に記載の技術を用いて、半導体スイッチング素子のスイッチング駆動を高周波で行う場合、オン状態となる電流と、オフ状態となる電流とが高速で検出され、高速スイッチングに追従した電流制限を、半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路にかけさせなければならない。
よって、特許文献1に記載の技術では、過電流を検出する前に半導体スイッチング素子に流れる電流を制限することができず、高速スイッチングを行う場合には、過電流検出回路と、半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路とが高価で複雑なものとなる。したがって、特許文献1に記載の技術では、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流の急峻な変動を事前に抑制することができない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流の急峻な変動を事前に抑制することができる半導体スイッチ回路を提供することである。
本発明に係る半導体スイッチ回路は、電源と、負荷との間に設けられた第1の半導体スイッチング素子と、前記第1の半導体スイッチング素子の出力電流を、予め設定された閾値以下に制限する出力制限部と、前記第1の半導体スイッチング素子と、前記負荷との間に設けられ、前記第1の半導体スイッチング素子と直列に接続された第2の半導体スイッチング素子と、前記第2の半導体スイッチング素子の駆動を制御するゲート制御回路と、を備え、前記第2の半導体スイッチング素子は、前記ゲート制御回路によりオン状態にさせられ、前記第1の半導体スイッチング素子が前記出力制限部によりオン状態にさせられている場合、前記第1の半導体スイッチング素子を介して、前記電源から供給される電力を、前記予め設定された閾値以下に制限された状態で前記負荷に供給することを特徴とする。
本発明に係る半導体スイッチ回路によれば、第1の半導体スイッチング素子に制限をかけた状態で、第1の半導体スイッチング素子に直列に接続された第2の半導体スイッチング素子によりスイッチング動作が実現されるため、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流の急峻な変動を事前に抑制することができる。
また、本発明に係る半導体スイッチ回路において、前記出力制限部は、前記第2の半導体スイッチング素子の駆動状態がオン状態になってから前記第1の半導体スイッチング素子をオン状態にさせ、前記ゲート制御回路は、前記第1の半導体スイッチング素子の駆動状態がオフ状態になる前に前記第2の半導体スイッチング素子をオフ状態にさせることが好ましい。
この半導体スイッチ回路によれば、スイッチングロスを分散させることができるため、デバイス全体としての発熱を低減させることができる。
また、本発明に係る半導体スイッチ回路において、前記第1の半導体スイッチング素子、前記出力制限部、前記第2の半導体スイッチング素子、及び前記ゲート制御回路は、ワンチップデバイスとして実装されることが好ましい。
この半導体スイッチ回路によれば、ワンチップデバイスとして実装されることにより、装置構成を小型化することができ、実装スペースを縮小することができると共に、装置コストを削減することができる。
本発明によれば、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流の急峻な変動を事前に抑制することができる半導体スイッチ回路を提供することができる。
第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。 半導体スイッチ回路1の動作原理を説明する図である。 制御部35の機能の構成例を示すブロック図である。 半導体スイッチ回路1がPWM制御により不図示の車両用灯具をパルス点灯させるときの波形の一例を説明する図である。 半導体スイッチ回路1に含まれる半導体スイッチング素子のタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。図2は、半導体スイッチ回路1の動作原理を説明する図である。図3は、制御部35の機能の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21、MOSFET23、定電流回路31、及びゲート制御回路33を備えている。半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21、MOSFET23、定電流回路31、及びゲート制御回路33が、1つのチップに集積化して実装された集積回路であり、ワンチップのスイッチングデバイスとして構成されている。
半導体スイッチ回路1は、半導体リレーとして、オン状態とオフ状態とを切り替えることにより、電源11から供給される電力を負荷13に供給する。ここで、負荷13は、例えば、車両用灯具であって、半導体スイッチ回路1により調光されるものである。また、電源11は、安定した直流電圧を供給するものであればよく、一次電池、二次電池、又はDC−DCコンバータのような直流電源装置であればよい。
次に、半導体スイッチ回路1の構成について具体的に説明する。図1に示すように、電源11と、負荷13との間には、第1の半導体スイッチング素子として、バイポーラトランジスタ21が設けられている。また、バイポーラトランジスタ21と、負荷13との間には、第2の半導体スイッチング素子として、MOSFET23が設けられている。第2の半導体スイッチング素子、すなわち、MOSFET23は、バイポーラトランジスタ21と直列に接続されたものである。具体的には、バイポーラトランジスタ21のエミッタ側と、MOSFET23のドレイン側とが、直列に接続されている。
バイポーラトランジスタ21のベース側には、出力制限部として、定電流回路31が設けられている。定電流回路31は、バイポーラトランジスタ21の出力を、予め設定された閾値以下に制限するものであり、バイポーラトランジスタ21の駆動回路として機能する。
図2を用いて、バイポーラトランジスタ21と、定電流回路31との関係について具体的に説明する。定電流回路31は、ベース電流Ibを一定に保つものである。定電流回路31は、一定に保っているベース電流Ibを、バイポーラトランジスタ21に供給する。バイポーラトランジスタ21は、一定のベース電流Ibで駆動するものであり、コレクタ電流Icがベース電流Ibの直流電流増幅率hfe倍で制限されるものである。つまり、コレクタ電流Icは、直流電流増幅率hfe×ベース電流Ibで制限される。エミッタ電流Ieは、コレクタ電流Icと、ベース電流Ibとの和である。直流電流増幅率hfeは十分に大きな値であるため、エミッタ電流Ieは、直流電流増幅率hfe×ベース電流Ibで制限される。エミッタ電流Ieは、MOSFET23のスイッチング動作により、負荷13に供給される。よって、図2に示すように、バイポーラトランジスタ21の出力電流、すなわち、負荷電流Iは、直流電流増幅率hfe×ベース電流Ibで制限される。
ここで、直流電流増幅率hfeは、バイポーラトランジスタ21の構造に起因する値である。よって、定電流回路31が適切なベース電流Ibをバイポーラトランジスタ21に供給することにより、バイポーラトランジスタ21の出力電流は、ベース電流Ibに基づいて制御されることとなる。
なお、定電流回路31の構成は、当業者であれば容易に理解できるものであるため、その説明については省略するが、動作を安定化させるために温度補償回路等が含まれていてもよい。
図1に戻り、半導体スイッチ回路1についてさらに説明する。MOSFET23のゲート側には、ゲート制御回路33が設けられている。ゲート制御回路33は、MOSFET23の駆動を制御するものであり、MOSFET23の駆動回路として機能する。
具体的には、ゲート制御回路33は、MOSFET23のゲートに、MOSFET23のゲート閾値電圧VGS(th)以上の電圧を印加することにより、MOSFET23をオン状態にさせる。また、ゲート制御回路33は、MOSFET23のゲートに、MOSFET23のゲート閾値電圧VGS(th)以上の電圧を印加しないことにより、例えば、電圧を印加しないことにより、MOSFET23をオフ状態にさせる。
なお、ゲート制御回路33の構成は、当業者であれば容易に理解できるものであるため、その説明については省略するが、MOSFET23を保護するために過電圧保護用のツェナーダイオード等が含まれていてもよい。
次に、定電流回路31及びゲート制御回路33のそれぞれを制御する構成について図1、3を用いて説明する。図1に示すように、半導体スイッチ回路1は、制御部35を備えている。図3に示すように、制御部35は、第1デューティー比設定部51、第2デューティー比設定部52、第1制御信号生成部55、第2制御信号生成部57、及び遅延素子59を備えている。
第1デューティー比設定部51は、MOSFET23のデューティー比を設定するものである。MOSFET23のデューティー比は、予め設定されるものであってもよく、負荷13の状態に応じて設定されるものであってもよい。第2デューティー比設定部52は、バイポーラトランジスタ21のデューティー比を設定するものである。バイポーラトランジスタ21のデューティー比は、予め設定されるものであってもよく、負荷13の状態に応じて設定されるものであってもよい。
第1制御信号生成部55は、第1デューティー比設定部51で設定されたデューティー比に基づいて、駆動パルスを生成し、生成した駆動パルスをMOSFET23に供給するものである。また、第1制御信号生成部55は、遅延素子59を介して、第2制御信号生成部57の動作タイミングを遅延させるものである。
第2制御信号生成部57は、第2デューティー比設定部52で設定されたデューティー比に基づいて、駆動パルスを生成し、生成した駆動パルスをバイポーラトランジスタ21に供給するものである。第2制御信号生成部57は、生成した駆動パルスをバイポーラトランジスタ21に供給する際、遅延素子59により遅延させられるものである。これにより、第2制御信号生成部57は、第1制御信号生成部55より遅延した状態で、生成した駆動パルスをバイポーラトランジスタ21に供給する。
ここで、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21と、MOSFET23とが共にオン状態のときに、負荷電流Iとして、通電電流が負荷13に供給され、MOSFET23がオフ状態のときに、通電電流が負荷13に流れない。よって、半導体スイッチ回路1は、定電流回路31及びゲート制御回路33を制御することにより、出力波形をPWM制御することができる半導体リレーである。
次に、半導体スイッチ回路1によるPWM制御の一例について図4を用いて説明する。図4は、半導体スイッチ回路1がPWM制御により不図示の車両用灯具をパルス点灯させるときの波形の一例を説明する図である。図4に示すように、電流制限がない場合、車両用灯具の初期駆動時に、突入電流が生じる。一方、図4に示すように、電流制限がある場合、車両用灯具の初期駆動時であっても、負荷電流Iはある一定の電流、具体的には電流制限値以下に制限される。
また、図4に示すように、電流制限がない場合、何らかの要因により異常が発生すれば、過電流が生じる。一方、図4に示すように、電流制限がある場合、何らかの要因により異常が発生したとしても、過電流が生じることはなく、負荷電流Iはある一定の電流、具体的には電流制限値以下に制限される。
図4の電流制限値は、具体的には、図2を用いて説明したベース電流Ibに基づいて定まるものである。したがって、MOSFET23は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、バイポーラトランジスタ21が定電流回路31によりオン状態にさせられている場合、バイポーラトランジスタ21を介して、電源11から供給される電力を、電流制限値以下に制限された状態で負荷13に供給することとなる。
次に、半導体スイッチ回路1のスイッチングロスについて図5を用いて説明する。図5は、半導体スイッチ回路1に含まれる半導体スイッチング素子のタイミングチャートである。図5に示すように、半導体スイッチ回路1は、オン状態となる場合、MOSFET23が立ち上がった後、バイポーラトランジスタ21が立ち上がる。一方、半導体スイッチ回路1は、オフ状態となる場合、MOSFET23がオフ状態になった後、バイポーラトランジスタ21がオフ状態となる。
この結果、半導体スイッチ回路1は、オン状態のときのスイッチングロスが、バイポーラトランジスタ21のみとなる。また、半導体スイッチ回路1は、オフ状態のときのスイッチングロスが、MOSFET23のみとなる。したがって、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21の駆動タイミングと、MOSFET23の駆動タイミングとがずれるため、スイッチングロスが、バイポーラトランジスタ21と、MOSFET23とに分散される。
具体的には、定電流回路31は、MOSFET23の駆動状態がオン状態になってからバイポーラトランジスタ21をオン状態にさせる。一方、ゲート制御回路33は、バイポーラトランジスタ21の駆動状態がオフ状態になる前にMOSFET23をオフ状態にさせる。
以上の説明から、第1の実施形態においては、MOSFET23は、バイポーラトランジスタ21と直列に接続され、バイポーラトランジスタ21を介して、電源11から供給される電力を、電流制限値以下に制限された状態で負荷13に供給する。
具体的には、バイポーラトランジスタ21は、一定のベース電流Ibで駆動するものである。また、バイポーラトランジスタ21のコレクタ電流Icは、ベース電流Ibのhfe倍で制限されるものである。よって、バイポーラトランジスタ21の出力電流は、ベース電流Ib×hfeで制限されることとなる。
また、半導体スイッチ回路1は、MOSFET23のスイッチングにより、オン状態と、オフ状態とが実現される。よって、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21に制限をかけた状態で、MOSFET23によりスイッチング動作が実現される。したがって、簡単な回路構成であっても、負荷電流Iを事前に抑制することができる。
また、半導体スイッチ回路1は、ゲート制御回路33でMOSFET23をスイッチングさせることにより、PWM制御をしている場合であっても、負荷電流Iが、バイポーラトランジスタ21により事前に抑制されることとなる。よって、半導体スイッチ回路1は、PWM制御中、何らかの異常により過電流が生じたとしても、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができる。
よって、通常であれば、突入電流又は制御遅れ分の過電流の発生を考慮したデバイスが必要であり、定常状態時にはオーバースペックになってしまうものの、上記構成により最適なスイッチングデバイスを選定することが可能となる。
したがって、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21に制限をかけた状態で、バイポーラトランジスタ21に直列に接続されたMOSFET23によりスイッチング動作が実現されるため、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができる。
さらに、半導体スイッチ回路1は、先にMOSFET23を立ち上げてからバイポーラトランジスタ21を立ち上げ、先にMOSFET23をオフ状態にしてからバイポーラトランジスタ21をオフ状態にする。
よって、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21の動作と、MOSFET23の動作とに遅延差を生じさせることにより、スイッチングロスを、バイポーラトランジスタ21と、MOSFET23とに分散させることができる。
したがって、半導体スイッチ回路1は、スイッチングロスを分散させることができるため、デバイス全体としての発熱を低減させることができる。
さらに、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21、定電流回路31、MOSFET23、及びゲート制御回路33が、ワンチップデバイスとして実装される。
よって、半導体スイッチ回路1は、ワンチップデバイスとして実装されることにより、装置構成を小型化することができ、実装スペースを縮小することができると共に、装置コストを削減することができる。
また、同一の半導体スイッチ回路1上に、バイポーラトランジスタ21及びMOSFET23を実装しているため、電源11の電圧変動等が同一的に発生し、半導体スイッチング素子間の特性差が生じることもなく、また、生産ロット間のバラツキも発生しないため、動作誤差が生じ難く、高精度で安定した動作を得ることができる。
以上、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1は、電源11と、負荷13との間に設けられたバイポーラトランジスタ21と、バイポーラトランジスタ21の出力電流を、電流制限値以下に制限する定電流回路31と、バイポーラトランジスタ21と、負荷13との間に設けられ、バイポーラトランジスタ21と直列に接続されたMOSFET23と、MOSFET23の駆動を制御するゲート制御回路33と、を備え、MOSFET23は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、バイポーラトランジスタ21が定電流回路31によりオン状態にさせられている場合、バイポーラトランジスタ21を介して、電源11から供給される電力を、電流制限値以下に制限された状態で負荷13に供給するものである。
換言すれば、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1は、電源11と、負荷13との間に設けられた第1の半導体スイッチング素子と、第1の半導体スイッチング素子の出力電流を、予め設定された閾値以下に制限する出力制限部と、第1の半導体スイッチング素子と、負荷13との間に設けられ、第1の半導体スイッチング素子と直列に接続された第2の半導体スイッチング素子と、第2の半導体スイッチング素子の駆動を制御するゲート制御回路33と、を備え、第2の半導体スイッチング素子は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、第1の半導体スイッチング素子が出力制限部によりオン状態にさせられている場合、第1の半導体スイッチング素子を介して、電源11から供給される電力を、予め設定された閾値以下に制限された状態で負荷13に供給するものである。
このような構成により、半導体スイッチ回路1は、バイポーラトランジスタ21に制限をかけた状態で、バイポーラトランジスタ21に直列に接続されたMOSFET23によりスイッチング動作が実現されるため、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができる。
また、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1において、定電流回路31は、MOSFET23の駆動状態がオン状態になってからバイポーラトランジスタ21をオン状態にさせ、ゲート制御回路33は、バイポーラトランジスタ21の駆動状態がオフ状態になる前にMOSFET23をオフ状態にさせるものである。
換言すれば、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1において、出力制限部は、第2の半導体スイッチング素子の駆動状態がオン状態になってから第1の半導体スイッチング素子をオン状態にさせ、ゲート制御回路33は、第1の半導体スイッチング素子の駆動状態がオフ状態になる前に第2の半導体スイッチング素子をオフ状態にさせるものである。
このような構成により、半導体スイッチ回路1は、スイッチングロスを分散させることができるため、デバイス全体としての発熱を低減させることができる。
また、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1において、バイポーラトランジスタ21、定電流回路31、MOSFET23、及びゲート制御回路33は、ワンチップデバイスとして実装されるものである。
換言すれば、第1の実施形態に係る半導体スイッチ回路1において、第1の半導体スイッチング素子、出力制限部、第2の半導体スイッチング素子、及びゲート制御回路33は、ワンチップデバイスとして実装されるものである。
このような構成により、半導体スイッチ回路1は、ワンチップデバイスとして実装されることにより、装置構成を小型化することができ、実装スペースを縮小することができると共に、装置コストを削減することができる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付し、その説明については省略する。
図6においては、図1を用いて説明したバイポーラトランジスタ21の代わりに、IGBT25が設けられ、図1を用いて説明した定電流回路31の代わりに、定電圧回路32が設けられている。
IGBT25は、MOSFET23とは直列に接続され、電圧制御によりオン状態とオフ状態とが制御される。よって、定電圧回路32がゲート駆動電圧をIGBT25に印加しなければ、IGBT25の出力電流は、MOSFET23に流れない。これにより、負荷13に供給する電力は、定電圧回路32及びIGBT25により実施的に制限されることとなる。
また、図6に示す半導体スイッチ回路1は、電流制御を行う定電流回路31の代わりに、電圧制御を行う定電圧回路32が用いられているため、低コストで回路構成を実現することができる。
以上の説明から、第2の実施形態においては、電源11と、MOSFET23との間に、IGBT25が設けられ、IGBT25と、MOSFET23とが直列に接続され、IGBT25の駆動が定電圧回路32により制御される。
よって、負荷13側への出力制限機能が、定電圧回路32で実現されるため、簡易な回路構成で実現することができる。
したがって、低コストであり、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができる。
以上、第2の実施形態に係る半導体スイッチ回路1は、電源11と、負荷13との間に設けられたIGBT25と、IGBT25の出力電流を、電圧制限値以下に制限する定電圧回路32と、IGBT25と、負荷13との間に設けられ、IGBT25と直列に接続されたMOSFET23と、MOSFET23の駆動を制御するゲート制御回路33と、を備え、MOSFET23は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、IGBT25が定電圧回路32によりオン状態にさせられている場合、MOSFET23を介して、電源11から供給される電力を、予め設定された閾値以下に制限された状態で負荷13に供給するものである。
このような構成により、低コストであり、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができる。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態に係る半導体スイッチ回路1の構成例を示す図である。第3の実施形態において、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様な構成については同一の符号を付し、その説明については省略する。
図7においては、図1を用いて説明したバイポーラトランジスタ21の代わりに、MOSFET24が設けられ、図1を用いて説明した定電流回路31の代わりに、定電圧回路32が設けられている。
MOSFET24は、MOSFET23とは直列に接続され、電圧制御によりオン状態とオフ状態とが制御される。よって、定電圧回路32がゲート駆動電圧をMOSFET24に印加しなければ、MOSFET24の出力電流は、MOSFET23に流れない。これにより、負荷13に供給する電力は、定電圧回路32及びMOSFET24により実施的に制限されることとなる。
また、図7に示す半導体スイッチ回路1は、電流制御を行う定電流回路31の代わりに、電圧制御を行う定電圧回路32が用いられているため、低コストで回路構成を実現することができる。
さらに、図7に示す半導体スイッチ回路1は、半導体スイッチング素子が、MOSFET23と、MOSFET24とであるため、バイポーラトランジスタ21及びIGBT25を用いた場合よりも動作周波数が速い。例えば、IGBT25の動作周波数は、数kHz〜20kHzであり、MOSFET23及びMOSFET24の動作周波数は、数10kHz〜300kHzである。
以上の説明から、第3の実施形態においては、電源11と、MOSFET23との間に、MOSFET24が設けられ、MOSFET24と、MOSFET23とが直列に接続され、MOSFET24の駆動が定電圧回路32により制御されている。
よって、負荷13側への出力制限機能が、定電圧回路32で実現されるため、簡易な回路構成で実現することができる。さらに、半導体スイッチング素子がMOSFET23及びMOSFET24で実現されるため、半導体スイッチ回路1として、定常状態時にはさらに高速なスイッチング動作を実現することができる。
したがって、低コストであり、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができると共に、定常状態時にはさらなる高速スイッチングを実現することができる。
なお、図7において、MOSFET23と、MOSFET24とは、異なる特性のMOS型電界効果トランジスタであってもよく、同一の特性のMOS型電界効果トランジスタであってもよい。
以上、第3の実施形態に係る半導体スイッチ回路1は、電源11と、負荷13との間に設けられたMOSFET24と、MOSFET24の出力電流を、電圧制限値以下に制限する定電圧回路32と、MOSFET24と、負荷13との間に設けられ、MOSFET24と直列に接続されたMOSFET23と、MOSFET23の駆動を制御するゲート制御回路33と、を備え、MOSFET23は、ゲート制御回路33によりオン状態にさせられ、MOSFET24が定電圧回路32によりオン状態にさせられている場合、MOSFET24を介して、電源11から供給される電力を、予め設定された閾値以下に制限された状態で負荷13に供給するものである。
このような構成により、低コストであり、簡単な回路構成でありつつも、負荷電流Iの急峻な変動を事前に抑制することができると共に、定常状態時にはさらなる高速スイッチングを実現することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、第1の実施形態〜第3の実施形態において1つの半導体スイッチ回路1により、負荷13に電力を供給するようにしたが、これに限らず、複数の半導体スイッチ回路1を構成させるようにし、負荷13に電力を供給するようにしてもよい。
加えて、第1の実施形態〜第3の実施形態では1つの負荷13による一例を説明したが、これに限らず、複数の負荷13に電力を供給してもよい。
また、第1の実施形態では定電流回路31が半導体スイッチ回路1と同一パッケージ内に実装するものとして説明したが、これに限らず、定電流回路31を外付回路として構成してもよい。
また、第2の実施形態及び第3の実施形態では定電圧回路32が半導体スイッチ回路1と同一パッケージ内に実装するものとして説明したが、これに限らず、定電圧回路32を外付回路として構成してもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態ではゲート制御回路33が半導体スイッチ回路1と同一パッケージ内に実装するものとして説明したが、これに限らず、ゲート制御回路33を外付回路として構成してもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態において説明したMOSFET23、第3の実施形態において説明したMOSFET24は、特に限定していないが、ワイドバンドギャップ半導体で構成されるものであってもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態において説明したMOSFET23、第3の実施形態において説明したMOSFET24は、それぞれNチャネルの場合についての一例であるが、特に限定されるものではなく、それぞれPチャネルの場合であってもよく、一方がNチャネルであり、他方がPチャネルの場合であってもよい。
また、第1の実施形態では負荷13が車両用灯具であるものとして説明したが、これに限らず、負荷13がモーター等であってもよい。
また、第1の実施形態では、MOSFET23の駆動タイミングと、バイポーラトランジスタ21の駆動タイミングとを、第1制御信号生成部55と、第2制御信号生成部57との間に設けた遅延素子59でずらす一例について説明したが、これに限らず、定電流回路31の入力側に、遅延素子59を設けることにより両者の駆動タイミングをずらしてもよい。
また、第1の実施形態では、MOSFET23の駆動タイミングと、バイポーラトランジスタ21の駆動タイミングとを、遅延素子59でずらす一例について説明したが、これに限らず、両者の駆動タイミングをずらすことができる構成であればよい。つまり、第2の半導体スイッチング素子の駆動タイミングと、第1の半導体スイッチング素子の駆動タイミングとに遅延差が生じるものであればよい。
1 :半導体スイッチ回路
11 :電源
13 :負荷
21 :バイポーラトランジスタ
23、24 :MOSFET
25 :IGBT
31 :定電流回路
32 :定電圧回路
33 :ゲート制御回路
35 :制御部
51 :第1デューティー比設定部
52 :第2デューティー比設定部
55 :第1制御信号生成部
57 :第2制御信号生成部
59 :遅延素子

Claims (3)

  1. 電源と、負荷との間に設けられた第1の半導体スイッチング素子と、
    前記第1の半導体スイッチング素子の出力電流を、予め設定された閾値以下に制限する出力制限部と、
    前記第1の半導体スイッチング素子と、前記負荷との間に設けられ、前記第1の半導体スイッチング素子と直列に接続された第2の半導体スイッチング素子と、
    前記第2の半導体スイッチング素子の駆動を制御するゲート制御回路と、
    を備え、
    前記第2の半導体スイッチング素子は、
    前記ゲート制御回路によりオン状態にさせられ、前記第1の半導体スイッチング素子が前記出力制限部によりオン状態にさせられている場合、前記第1の半導体スイッチング素子を介して、前記電源から供給される電力を、前記予め設定された閾値以下に制限された状態で前記負荷に供給する、ことを特徴とする半導体スイッチ回路。
  2. 前記出力制限部は、前記第2の半導体スイッチング素子の駆動状態がオン状態になってから前記第1の半導体スイッチング素子をオン状態にさせ、
    前記ゲート制御回路は、前記第1の半導体スイッチング素子の駆動状態がオフ状態になる前に前記第2の半導体スイッチング素子をオフ状態にさせる、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチ回路。
  3. 前記第1の半導体スイッチング素子、前記出力制限部、前記第2の半導体スイッチング素子、及び前記ゲート制御回路は、ワンチップデバイスとして実装される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体スイッチ回路。
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