JP2016212813A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ボカシ度の異なる複数の画像を利用した特徴点の検出処理を高速化すること。【解決手段】被写体22を撮像する撮像装置20の焦点位置を制御する制御部12と、被写体22に合焦する第1の焦点位置とは異なる複数の第2の焦点位置f0、f1、f2、f3でそれぞれ該被写体22を撮像した複数の画像P0、P1、P2、P3を撮像装置20から取得し、第2の焦点位置が隣り合う画像のペア毎に生成した画像差分pD1、pD2、pD3に基づいて画像の特徴点を検出する演算部13とを有する、画像処理装置10が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
撮像画像とテンプレート画像とを比較して撮像画像から人物や物体を認識する物体認識技術が広く利用されている。例えば、人物の顔を撮像した撮像画像と、予め登録された顔のテンプレート画像とを照合して認証を行う顔認証や、撮像画像に含まれる建造物などを特定してAR(Augmented Reality)情報を表示する情報表示などに物体認識技術が利用されている。
物体認識の処理は、照合させる各画像の特徴点を検出する処理、及び特徴点毎に特徴量を比較して両画像の一致度を評価する処理を含む。一般に、撮像画像に含まれる物体のサイズや向きは画像毎に異なる。そのため、物体のサイズや向きに対する依存性の低い特徴点を検出できれば、物体認識の精度を高めることができる。物体のサイズに依存しない特徴点を検出する方法としては、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)がある。SIFTの中で、物体のサイズに依存しない特徴点はキーポイントと呼ばれる。
キーポイントの検出には、ボカシ度が異なる複数の画像(ボカシ画像)が利用される。SIFTでは、ボケのない画像に、スケールが異なるガウシアンフィルタをかけて平滑化することで、複数のボカシ画像を得る方法が採用されている。ガウシアンフィルタは、スケールを幅とするガウス関数で表現される。そのため、スケールが大きいガウシアンフィルタを利用するほど、ボカシ度が大きいボカシ画像が得られる。
なお、移動平均フィルタを利用して画像のボカシ度を評価し、ピントのずれを判断する方法が提案されている。
特開2001−128067号公報
David G.Lowe, "Distinctive Image Features from Scale-Invariant Keypoints", International Journal of Computer Vision, 2004.
ガウシアンフィルタや移動平均フィルタなどの平滑化フィルタを用いた処理は、スケールが大きくなるほど処理負荷が高くなる。例えば、ガウシアンフィルタの処理は、画像のデータとガウス関数との畳み込み積分を含むため、スケールが大きくなるほど畳み込む範囲が広くなり処理負荷が高くなる。ボカシ度の大きなボカシ画像を利用すれば物体のサイズに依存しない特徴点を精度良く検出することができるが、平滑化フィルタを利用してボカシ画像を得る方法を採用すると処理負荷が高く、長い処理時間がかかる。
一態様によれば、本発明の目的は、ボカシ度の異なる複数の画像を利用した特徴点の検出処理を高速化することが可能な画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することにある。
一態様によれば、被写体を撮像する撮像装置の焦点位置を制御する制御部と、被写体に合焦する第1の焦点位置とは異なる複数の第2の焦点位置でそれぞれ該被写体を撮像した複数の画像を撮像装置から取得し、第2の焦点位置が隣り合う画像のペア毎に生成した画像差分に基づいて画像の特徴点を検出する演算部とを有する、画像処理装置が提供される。
一態様によれば、ボカシ度の異なる複数の画像を利用した特徴点の検出処理を高速化することができる。
第1実施形態に係る画像処理装置の一例を示した図である。 第2実施形態に係るシステムの一例を示した図である。 第2実施形態に係る制御装置のハードウェアの一例を示した図である。 SIFTについて説明するための図である。 第2実施形態に係る制御装置が有する機能の一例を示した図である。 第2実施形態に係るボカシ度情報の一例を示した図である。 第2実施形態に係るボカシ度情報の生成処理の流れを示したフロー図である。 第2実施形態に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。 第2実施形態に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。 平滑化フィルタによるボカシ画像の生成処理時間と、撮像処理によるボカシ画像の生成処理時間とを比較した図である。 第2実施形態の一変形例(フィルタ処理を併用する例)に係る特徴点の検出処理の流れを示したフロー図である。 第2実施形態の一変形例(並行処理の例)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。 第2実施形態の一変形例(並行処理の例)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。 第2実施形態の一変形例(並行処理の効率化)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。 第2実施形態の一変形例(並行処理の効率化)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
<1.第1実施形態>
図1を参照しながら、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、焦点位置を移動可能な焦点可変光学系を利用してボカシ画像を取得し、取得したボカシ画像を利用して特徴点を検出する技術に関する。図1は、第1実施形態に係る画像処理装置の一例を示した図である。図1に示した画像処理装置10は、第1実施形態に係る画像処理装置の一例である。
画像処理装置10は、記憶部11、制御部12、及び演算部13を有する。
なお、記憶部11は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置、或いは、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。制御部12及び演算部13は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサである。但し、制御部12及び演算部13は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの電子回路であってもよい。制御部12及び演算部13は、例えば、記憶部11又は他のメモリに記憶されたプログラムを実行する。
画像処理装置10は、撮像装置20に接続される。撮像装置20は、焦点可変光学系21を有する。また、撮像装置20は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)などの撮像素子(非図示)及び撮像素子が出力した電気信号から撮像画像を生成する信号処理回路(非図示)を有する。焦点可変光学系21は、撮像装置20による制御に応じて焦点位置を移動させるフォーカス調整機構を有する。
制御部12は、被写体22を撮像する撮像装置20の焦点位置を制御する。制御部12は、例えば、記憶部11が記憶する情報11aに基づいて焦点位置を制御する。情報11aは、被写体22に合焦する第1の焦点位置で撮像された画像を平滑化フィルタで平滑化した場合のボカシ度を表す設定値b0、b1、b2、b3と、第1の焦点位置とは異なる第2の焦点位置f0、f1、f2、f3との対応関係を示す。
情報11aが示す対応関係は、例えば、第1の焦点位置で撮像された画像から平滑化フィルタを用いて生成された画像と、第1の焦点位置から焦点位置を移動させながら撮像した画像とを順次比較して両画像の一致を判定することによって特定できる。つまり、記憶部11は、情報11aとして、両画像が一致した場合の設定値と、焦点位置(第2の焦点位置)とを対応付けて記憶する。
演算部13は、第2の焦点位置f0、f1、f2、f3でそれぞれ被写体22を撮像した画像P0、P1、P2、P3を撮像装置20から取得する。そして、演算部13は、第2の焦点位置が隣り合う画像のペア毎に画像差分pD1、pD2、pD3を生成する。画像差分pD1は、画像P0、P1の差分である。画像差分pD2は、画像P1、P2の差分である。画像差分pD3は、画像P2、P3の差分である。
また、演算部13は、画像差分pD1、pD2、pD3に基づいて画像の特徴点(局所特徴点)を検出する。例えば、演算部13は、画像差分pD2の画素を注目画素として選択し、画像差分pD2上で注目画素の近傍にある複数の画素(近傍画素)を特定する。また、演算部13は、画像差分pD1、pD3上で、注目画素及び近傍画素に対応する位置にある画素(近傍画素)を特定する。
図1の例では、画像差分pD2上でハッチングを施した画素が注目画素であり、画像差分pD1、pD2、pD3上において太枠で囲った範囲内の注目画素を除く画素が近傍画素である。演算部13は、注目画素及び全ての近傍画素のうち画素の値が最大となる画素を検出する(極値検出)。そして、演算部13は、検出した画素を局所特徴点の候補として抽出する。演算部13は、注目画素の位置を変えながら同様に極値検出を実行し、局所特徴点の候補を抽出する。
また、演算部13は、抽出した局所特徴点の候補のうち、画像差分の画素の値が、設定した閾値よりも小さいもの及びエッジ上にあるものを候補から除外し、残りの候補を局所特徴点とする。このように、候補を絞り込むことで、ノイズの影響などを受けにくい局所特徴点が得られる。
上記のように、第1実施形態によれば、焦点可変光学系21を制御して撮像したボカシ画像を利用して特徴点を検出することで、ガウシアンフィルタなどの平滑化フィルタに比べて高速に処理を実行することができる。平滑化フィルタはスケールが大きくなるにつれてボカシ画像1枚あたりの処理時間が長くなるが、撮像装置20による撮像処理はボカシ度にかかわらず処理時間が同じであるため、多くのボカシ画像を利用するほど、第1実施形態の適用によるメリットは大きくなる。
以上、第1実施形態について説明した。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、被写体に合焦する焦点位置からずれた焦点位置で撮像された複数の撮像画像を利用して、該被写体を撮像した撮像画像の特徴点を検出する技術に関する。この技術は、SIFTなどの特徴点検出技術に比べて高速な処理を実現することができる。
[2−1.システム]
第2実施形態に係る特徴点検出技術は様々なシステムに適用可能であるが、ここでは一例として、被写体から特定の領域(部品など)を認識するシステムに適用する例を示す。図2は、第2実施形態に係るシステムの一例を示した図である。図2に示すシステムは、カメラ50、電圧制御装置60、照明70及び制御装置100を含む。
カメラ50は、計測対象の対象物80を撮像し、撮像画像のデータを制御装置100に送信する。カメラ50は、フォーカス調整機構を含む光学系51を有する。光学系51には、電圧制御装置60が接続されている。電圧制御装置60は、光学系51に制御電圧を加えて光学系51の焦点位置を制御する。また、電圧制御装置60は、制御装置100から受けた制御信号に応じて制御電圧を出力する。照明70は、対象物80の撮像面に光を照射する。
光学系51は、例えば、可変焦点レンズの一種であるダイナモルフレンズを有する。
ダイナモルフレンズは、屈折率の異なる2種類の液体が充填された容器と、ピエゾアクチュエータとを有する。ピエゾアクチュエータは、電圧制御装置60から印加された制御電圧に応じて伸縮する。ピエゾアクチュエータの伸縮は、ダイナモルフレンズに充填された液体の体積を変化させる。この液体の体積変化は、液体の界面形状を変形させる。そして、液体の界面形状の変化は、ダイナモルフレンズを通る光の屈折角を変化させ、ダイナモルフレンズの焦点位置を可変させる。
ダイナモルフレンズを光学系51に採用した場合、制御装置100は、制御信号を電圧制御装置60に入力し、電圧制御装置60からピエゾアクチュエータに印加される制御電圧を調整することで光学系51の焦点位置を制御する。なお、光学系51を有するカメラ50と電圧制御装置60とを含む撮像システムに代えて、ガラス製レンズやAF(Auto Focus)機構などを搭載したデジタルカメラを適用してもよい。
制御装置100は、電圧制御装置60を制御して対象物80に合焦する焦点位置から、光学系51の焦点位置をずらしつつカメラ50に対象物80を撮像させる。カメラ50は、各焦点位置で撮像した撮像画像を制御装置100に入力する。後述するように、制御装置100は、カメラ50から入力された複数の撮像画像から、対象物80を撮像した撮像画像の特徴点を検出する。
以上、第2実施形態に係るシステムの一例について説明した。
[2−2.ハードウェア]
図3は、第2実施形態に係る制御装置のハードウェアの一例を示した図である。制御装置100は、例えば、図3に示すようなコンピュータとして実現される。
制御装置100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP、ASIC、又はPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
プロセッサ101には、バス109を介して、RAM102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、制御装置100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
バス109に接続されている周辺機器としては、HDD103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、読み取り装置106、ネットワークインタフェース107及び通信インタフェース108がある。
HDD103は、制御装置100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、表示装置104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令にしたがって、画像を表示装置104aの画面に表示させる。表示装置としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、入力装置105aが接続されている。入力インタフェース105は、入力装置105aから出力される信号をプロセッサ101に送信する。入力装置105aとしては、キーボードやポインティングデバイスなどがある。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
読み取り装置106には、可搬型記録媒体106aが脱着される。読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに記録されたデータを読み取ってプロセッサ101に送信する。可搬型記録媒体106aとしては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどがある。
ネットワークインタフェース107は、ネットワーク107aを介して他の装置との間でデータを送受信する。通信インタフェース108は、接続された外部デバイスとの間でデータを送受信する。
例えば、上記のカメラ50及び電圧制御装置60は、通信インタフェース108に接続される。カメラ50から撮像画像のデータを受信した場合、通信インタフェース108は、受信したデータをプロセッサ101に送信する。また、プロセッサ101は、通信インタフェース108を介して電圧制御装置60に制御信号を送信する。
以上、制御装置100の機能を実現可能なハードウェアについて説明した。
[2−3.SIFTの概要]
ここで、図4を参照しながら、SIFTの概要として、SIFTにおける特徴点の検出処理について説明する。図4は、SIFTについて説明するための図である。
SIFTのアルゴリズムは、特徴点の検出及び特徴点の記述という2段階の処理を有する。ここでは主に特徴点の検出に係る処理について説明する。特徴点の検出は、平滑化画像生成、差分画像生成、極値検出、及びローカライズの工程を有する。
平滑化画像生成は、スケールを変えながら元の画像をガウシアンフィルタで平滑化し、スケールに応じたボカシ度を有する複数のボカシ画像を生成する工程である。差分画像生成は、平滑化画像生成で生成された複数のボカシ画像のうち、スケールが隣り合うボカシ画像のペアを順次選択してボカシ画像同士の差分演算を実行し、差分画像を生成する工程である。
極値検出は、差分画像上の画素(注目画素)を選択し、注目画素の近傍にある同じ差分画像上の画素(近傍画素)と、当該近傍画素及び注目画素に対応する隣り合う差分画像上の画素(近傍画素)とを特定する第1の工程を含む。さらに、極値検出は、注目画素及び全ての近傍画素のうち、画素の値(対応するボカシ画像ペアの輝度差;以下、差分出力値)が最大となる画素を特定する第2の工程を含む。第2の工程で特定された画素は、局所特徴点の候補となる。
ローカライズは、局所特徴点の候補を絞り込む工程である。差分出力値が小さい点やエッジ上の点を局所特徴点とするとノイズの影響などを受けやすくなるため、ローカライズの工程では、差分出力値が閾値より小さいものやエッジ上のものは候補から除外される。そして、残った候補が局所特徴点(検出結果)となる。SIFTでは、回転に不変な特徴量となるように、検出結果として得られた局所特徴点に回転に関する情報(オリエンテーションの情報)を加えて特徴量が記述される。
ここで、ガウシアンフィルタを用いたボカシ画像の生成方法について、さらに説明する。
ボカシ画像上の画素値L(x,y,S)は、下記の式(1)で与えられる。(x,y)は、ボカシ画像上での画素の位置を表す座標である。Sは、ガウシアンフィルタによる平滑化の強度(ボカシ度)を表すスケールである。I(x,y)は、元の画像の座標(x,y)における画素値である。G(x,y,S)は、スケールSのガウス関数であり、下記の式(2)で与えられる。記号「*」は、畳み込み積分を表す。
Figure 2016212813
上記の式(2)のように、スケールSは、ガウス関数の幅を表す。上記の式(1)に含まれる畳み込み積分を実行する際、スケールSが大きいほど、畳み込みの対象となる範囲が拡がるため、演算量が増大する。SIFTでは、図4に示すように、スケールの基準値S0及び増加率kに基づいてスケールSを増大させつつ、互いに異なるボカシ度を有するボカシ画像OP0、OP1、…、OPnが生成される。そして、これらボカシ画像OP0、OP1、…、OPnの差分演算により差分画像DP1、DP2、…、DPnが生成される。
上記のように、SIFTではガウシアンフィルタを利用してボカシ画像を生成する。そのため、ボカシ度が大きなボカシ画像を生成する処理の負荷が高く、平滑化画像生成に長い時間がかかる。これに対し、後述する制御装置100の機能は、平滑化画像生成にかかる処理時間を短縮する方法を提供する。
なお、平滑化画像生成にかかる処理時間を短縮するために、スケールの大きな領域では元の画像を縮小した縮小画像を利用してボカシ画像を生成する方法もあるが、この方法では元の画像を縮小する際に量子化誤差が生じて情報が失われる分だけ精度が低下する。後述する制御装置100の機能は、こうした精度の低下を招くことなく処理時間を短縮する方法を提供する。
[2−4.制御装置の機能]
図5を参照しながら、制御装置100の機能について説明する。図5は、第2実施形態に係る制御装置が有する機能の一例を示した図である。
図5に示すように、制御装置100は、記憶部111、撮像制御部112、焦点位置決定部113、及び特徴点検出部114を有する。
なお、記憶部111の機能は、上述したRAM102やHDD103などを利用して実現可能である。撮像制御部112、焦点位置決定部113、及び特徴点検出部114の機能は、上述したプロセッサ101の機能を利用して実現可能である。
記憶部111は、ボカシ度情報111aを有する。ボカシ度情報111aは、実現するボケの大きさに対応し、ボカシの度合いを表すボカシ度と、そのボカシ度を実現できる光学系51の焦点位置とを対応付ける情報である。ボカシ度は、ガウシアンフィルタを利用して合焦画像を平滑化した場合のボカシ度を示すスケールSを用いて表現することができる。また、図6に示すように、上述したスケールの基準値S0の係数をボカシ度として用いてもよい。図6は、第2実施形態に係るボカシ度情報の一例を示した図である。
撮像制御部112は、カメラ50及び電圧制御装置60を制御する。撮像制御部112は、電圧制御装置60に制御信号を入力して光学系51に印加される制御電圧を制御する。例えば、撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに記載された焦点位置となるように、電圧制御装置60を介して光学系51のフォーカス調整機構を制御する。また、撮像制御部112は、カメラ50に対象物80を撮像させ、その撮像画像をカメラ50から取得する。
焦点位置決定部113は、ボカシ度情報111aを生成する。なお、ボカシ度情報111aの生成は、任意の対象物80について特徴点の検出を実行する前に、予め用意された対象物80について事前に実行される。
焦点位置決定部113は、撮像制御部112を介して、対象物80に合焦する焦点位置(合焦位置)で撮像した撮像画像(合焦画像)を取得する。そして、焦点位置決定部113は、ボカシ度情報111aに登録する各ボカシ度について、取得した合焦画像をガウシアンフィルタで平滑化してボカシ画像を生成する。
また、焦点位置決定部113は、撮像制御部112を介して、合焦位置から焦点位置をずらしながら撮像した撮像画像を取得する。そして、焦点位置決定部113は、ガウシアンフィルタを用いて生成したボカシ画像と、取得した撮像画像とを比較する。ボカシ画像と撮像画像とが一致した場合、焦点位置決定部113は、そのボカシ画像の生成に用いたボカシ度と、その撮像画像の撮像時に設定した焦点位置とを対応付けてボカシ度情報111aに登録する。これらの処理を繰り返すことでボカシ度情報111aが生成される。
特徴点検出部114は、任意の対象物80の撮像画像から局所特徴点を検出する。特徴点検出部114は、差分計算部114a、極値検出部114b、及び特徴点決定部114cを有する。差分計算部114aは、ボカシ度情報111aに登録された焦点位置で撮像された撮像画像のうち、焦点位置が隣り合う撮像画像のペアから差分画像を生成する。
極値検出部114bは、図4の差分画像生成と同様に、差分計算部114aが生成した差分画像から差分出力値の極値を検出する。特徴点決定部114cは、極値検出によって検出された局所特徴点の候補から、差分出力値が閾値より小さい候補やエッジ上の候補を除外し、残った候補を局所特徴点(検出結果)とする。
上記のように、制御装置100は、光学系51のフォーカス調整機構を制御し、カメラ50を用いてボカシ画像を取得する。そのため、ガウシアンフィルタを用いてボカシ画像を生成する場合に比べて高速に特徴点を検出することができる。また、ガウシアンフィルタを利用して平滑化する場合のボカシ度と、光学系51の焦点位置とを対応付けておくことで、SIFTと同様の仕組みで差分画像生成及び極値検出を実現することができる。
以上、制御装置100の機能について説明した。制御装置100によれば、合焦位置から焦点位置をずらして撮像した複数の撮像画像を利用して特徴点が検出されるため、ソフトウェア処理でボカシ画像を得るSIFTなどの特徴点検出技術に比べて高速な処理を実現することができる。
[2−5.処理フロー]
次に、制御装置100が実行する処理の流れについて説明する。
(ボカシ度情報の生成処理)
図7を参照しながら、ボカシ度情報111aの生成処理の流れについて説明する。図7は、第2実施形態に係るボカシ度情報の生成処理の流れを示したフロー図である。
(S101)焦点位置決定部113は、撮像制御部112を介して、対象物80に合焦した状態で撮像された画像(合焦画像)をカメラ50から取得する。このとき、撮像制御部112は、電圧制御装置60を制御して対象物80に合焦させ、カメラ50に対象物80を撮像させる。そして、撮像制御部112は、カメラ50から合焦画像を取得し、焦点位置決定部113に入力する。
(S102)焦点位置決定部113は、ボカシ度情報111aに登録するために予め設定されたボカシ度の中から未選択のボカシ度を1つ選択する。ボカシ度は、例えば、ガウシアンフィルタに設定されるスケールSや、スケールSの基準値S0にかける係数で表現できる(図6を参照)。また、特徴点の検出に用いるボカシ画像の数だけボカシ度が設定される。
(S103)焦点位置決定部113は、平滑化フィルタで合焦画像を平滑化し、平滑化画像(平滑化フィルタで生成したボカシ画像)を生成する。これまでは平滑化フィルタとしてガウシアンフィルタを例に説明しているが、例えば、移動平均フィルタなどの他の平滑化フィルタを利用することもできる。
(S104)焦点位置決定部113は、撮像制御部112を介して、合焦画像を撮像した焦点位置(合焦位置)から焦点位置をずらして撮像した画像(ボカシ画像)を取得する。
例えば、焦点位置決定部113は、予め設定されたズレ量だけ焦点位置をずらしてボカシ画像を撮像するように撮像制御部112を制御する。撮像制御部112は、焦点位置決定部113による制御に応じて、上記のズレ量だけ合焦位置から遠い方へ焦点位置をずらすように電圧制御装置60を介して光学系51の焦点位置を移動させ、各焦点位置で対象物80を撮像するようにカメラ50を制御する。そして、撮像制御部112は、カメラ50から各焦点位置に対応するボカシ画像を取得し、取得したボカシ画像を焦点位置決定部113に入力する。
(S105)焦点位置決定部113は、S103で生成した平滑化画像と、撮像制御部112から入力されたボカシ画像とが一致するか否かを判定する。例えば、焦点位置決定部113は、平滑化画像とボカシ画像との差分を計算し、差分量が予め設定した閾値より小さい場合に両画像が一致したと判定する。差分量としては、例えば、輝度差の絶対値和などを利用することができる。両画像が一致した場合、処理はS106へと進む。一方、両画像が不一致である場合、処理はS104へと進む。
なお、焦点位置決定部113は、SIFT、SURF(Speeded Up Robust Features)、BRIEF(Binary Robust Independent Elementary Feature)、ORB(Oriented FAST and Rotated BRIEF)、BRISK(Binary Robust Invariant Scalable Keypoints)などの特徴量に基づく画像マッチング技術を利用して両画像の一致度を判定してもよい。
(S106)焦点位置決定部113は、選択したボカシ度と、S104でボカシ画像を取得する際に用いた焦点位置とを対応付けてボカシ度情報111aに追加する。
(S107)焦点位置決定部113は、ボカシ度を選択し終えたか否かを判定する。ボカシ度を選択し終えた場合、図7に示した一連の処理は終了する。一方、未選択のボカシ度がある場合、処理はS102へと進む。
以上、ボカシ度情報111aの生成処理の流れについて説明した。
(特徴点の検出処理)
次に、図8及び図9を参照しながら、特徴点の検出処理の流れについて説明する。図8は、第2実施形態に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。図9は、第2実施形態に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。
(S111)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度の中から未選択のボカシ度を1つ選択する。このとき、撮像制御部112は、ボカシ度が小さい順に未選択のボカシ度を選択する。そして、撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、選択したボカシ度に対応する焦点位置を特定する。
(S112)撮像制御部112は、光学系51の焦点位置がS111で特定した焦点位置となるように電圧制御装置60を制御する。そして、撮像制御部112は、その焦点位置でカメラ50に対象物80を撮像させ、カメラ50からボカシ画像を取得する。撮像制御部112は、取得したボカシ画像を記憶部111に格納する。
(S113)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。
差分画像は、焦点位置が隣り合うボカシ画像の差分である。つまり、差分計算部114aは、撮像制御部112が取得したボカシ画像と、S111で特定した焦点位置より合焦位置に近い焦点位置で撮像されたボカシ画像との差分画像が生成される。そのため、S111で特定した焦点位置より合焦位置に近い焦点位置で撮像されたボカシ画像が記憶部111にない場合にはS113の処理はスキップされる。
(S114)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度を選択し終えたか否かを判定する。ボカシ度を選択し終えた場合、処理は図9のS115へと進む。一方、未選択のボカシ度がある場合、処理はS111へと進む。
(S115)極値検出部114bは、記憶部111に格納された差分画像の中から、ボカシ度が小さい未選択の差分画像を1つ選択する。
(S116)極値検出部114bは、S115で選択した差分画像内の画素(注目画素)を1つ選択する。
(S117)極値検出部114bは、注目画素と同じ差分画像内で注目画素の近傍にある画素を近傍画素として特定する。近傍画素の範囲は、例えば、注目画素を囲む8画素などと予め設定されている(図4の差分画像DP2の太枠参照)。また、極値検出部114bは、注目画素がある差分画像とボカシ度が隣り合う差分画像の画素の中から、注目画素がある差分画像内の注目画素及び近傍画素に位置が対応する画素を近傍画素として特定する(図4の差分画像DP1、DP3の太枠参照)。
また、極値検出部114bは、注目画素と、特定した近傍画素とを含む画素の集合から、極値をとる画素を特定する。つまり、極値検出部114bは、この集合に含まれる各画素の値(差分出力値)を比較し、局所特徴点の候補(特徴点候補)として、差分出力値が最大となる画素を特定する。極値検出部114bは、特徴点候補の情報を記憶部111に格納する。
なお、極値検出に用いる差分画像の数は予め設定される。例えば、差分画像の数が3枚(図4を参照)に設定され、注目画素を含む差分画像よりも対応するボカシ度が小さい差分画像と、対応するボカシ度が大きい差分画像とが極値検出に用いられる。もちろん、極値検出に用いる差分画像の数は4枚以上であってもよい。
(S118)極値検出部114bは、注目画素として、S115で選択した差分画像内の画素を選択し終えたか否かを判定する。全ての画素を選択し終えた場合、処理はS119へと進む。一方、未選択の画素がある場合、処理はS116へと進む。
(S119)極値検出部114bは、記憶部111に格納されている差分画像を選択し終えたか否かを判定する。差分画像を選択し終えた場合、処理はS120へと進む。一方、未選択の差分画像がある場合、処理はS115へと進む。
(S120)特徴点決定部114cは、記憶部111に格納された特徴点候補の情報を参照し、差分出力値が予め設定された閾値より小さい特徴点候補やエッジ上の特徴点候補を除外する。そして、特徴点決定部114cは、除外後に残った特徴点候補を局所特徴点に決定する。なお、決定された局所特徴点の情報は、例えば、回転に不変な特徴量となるように、回転に関する情報(オリエンテーションの情報)を加えた形で記述される。
S120の処理が完了すると、図8及び図9に示した一連の処理は終了する。
以上、特徴点の検出処理の流れについて説明した。この特徴点の検出処理によれば、合焦位置から焦点位置をずらして撮像した複数の撮像画像を利用して特徴点が検出されるため、ソフトウェア処理でボカシ画像を得るSIFTなどの特徴点検出技術に比べて高速な処理を実現することができる。
[2−6.変形例]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
既に説明したように、ガウシアンフィルタを利用したボカシ画像の生成処理にかかる時間(平滑化処理時間)は、スケールが大きくなるほど長くなる。一方、第2実施形態では、焦点位置を合焦位置からずらして撮像した撮像画像をボカシ画像として利用するため、ボカシ画像の生成時間(撮像処理時間)はボカシ度によらず一定である。そのため、図10に示すように、ボカシ度が大きい領域では平滑化処理時間に比べて撮像処理時間の方が短くなる。
図10は、平滑化フィルタによるボカシ画像の生成処理時間と、撮像処理によるボカシ画像の生成処理時間とを比較した図である。なお、図10では横軸をガウシアン直径としているが、これは上述したスケールSに相当する量であり、ボカシ度の大きさを表す。また、図10の矢印(a)は、平滑化処理時間と撮像処理時間とが一致する点におけるガウシアン直径(以下、分岐点)を指す。
図10に示したグラフは試験的に用意した環境で実験した結果であるが、ボカシ度の増加に対して平滑化処理時間が増加する傾向は、上記の式(1)及び式(2)からも理論的に明らかである。また、撮像処理時間は、ダイナモルフレンズを利用した計測システムに適用する場合だけでなく、デジタルカメラなどの汎用機材を利用した場合でも誤差の範囲で一定になる。これらの傾向から既に説明した制御装置100を適用することで、特徴点の検出処理が高速化されることは明らかである。
但し、分岐点以下では、平滑化処理時間が撮像処理時間より短くなる。そこで、第2実施形態の一変形例として、分岐点よりボカシ度が大きな領域では撮像処理によるボカシ画像の生成を実施し、分岐点よりボカシ度が小さな領域では平滑化処理によるボカシ画像の生成を実施する併用方式を提案する。なお、分岐点より小さい領域の処理時間が全体に占める割合が小さい場合には、併用方式を採用せず、撮像処理によるボカシ画像の生成を単独で実施する方式の方がアルゴリズムが簡単化される点でメリットがある。
(フィルタ処理を併用する例)
併用方式を採用する場合、特徴点の検出処理は、図11のように変形される。図11は、第2実施形態の一変形例(フィルタ処理を併用する例)に係る特徴点の検出処理の流れを示したフロー図である。
(S201)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度の中から未選択のボカシ度を1つ選択する。このとき、撮像制御部112は、ボカシ度が小さい順に未選択のボカシ度を選択する。
(S202)撮像制御部112は、S201で選択したボカシ度が、分岐点を判定するために予め設定した閾値より大きいか否かを判定する。この閾値は、分岐点におけるボカシ度の値、又はボカシ度情報111aに登録されたボカシ度のうち分岐点の前後に位置するボカシ度を判定できる値に設定される。ボカシ度が閾値より大きい場合、処理はS203へと進む。一方、ボカシ度が閾値より大きくない場合、処理はS205へと進む。
(S203)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、S201で選択したボカシ度に対応する焦点位置を特定する。
(S204)撮像制御部112は、光学系51の焦点位置がS201で特定した焦点位置となるように電圧制御装置60を制御する。そして、撮像制御部112は、その焦点位置でカメラ50に対象物80を撮像させ、カメラ50からボカシ画像を取得する。撮像制御部112は、取得したボカシ画像を記憶部111に格納する。S204の処理が完了すると、処理はS206へと進む。
(S205)特徴点検出部114は、平滑化フィルタで合焦画像を平滑化し、平滑化フィルタで生成したボカシ画像(平滑化画像)を生成する。特徴点検出部114は、例えば、ガウシアンフィルタや移動平均フィルタなどを利用してボカシ画像を生成する。特徴点検出部114は、生成したボカシ画像を記憶部111に格納する。
なお、合焦画像は、撮像制御部112により事前に取得され、記憶部111に格納されている。つまり、図11の処理を開始する前に、撮像制御部112は、電圧制御装置60を制御して対象物80に合焦させ、カメラ50に対象物80を撮像させる。そして、撮像制御部112は、カメラ50から合焦画像を取得し、合焦画像を記憶部111に格納する。
(S206)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。なお、上述したS113と同様、S203で特定した焦点位置より合焦位置に近い焦点位置に対応するボカシ画像(取得又は生成されたボカシ画像)が記憶部111にない場合にはS206の処理はスキップされる。
(S207)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度を選択し終えたか否かを判定する。ボカシ度を選択し終えた場合、処理は図9のS115へと進む(S115以降の処理は同じである)。一方、未選択のボカシ度がある場合、処理はS201へと進む。
以上、併用方式における特徴点の検出処理について説明した。併用方式を適用することで、さらに特徴点の検出処理を高速化することができる。
(並行処理の例)
上記の併用方式を採用する場合、撮像処理でボカシ画像を取得する間は主に電圧制御装置60やカメラ50に負荷がかかり、平滑化処理でボカシ画像を生成する間は主にプロセッサ101に負荷がかかる。つまり、両処理で負荷がかかる対象が異なるため、これら2つの処理を並行して実行すれば、ほとんど負荷の増大を招くことなく処理をさらに高速化することができる。ここでは第2実施形態の更なる変形例として、並行処理方式を提案する。
並行処理方式を採用する場合、特徴点の検出処理は、図12及び図13のように変形される。図12は、第2実施形態の一変形例(並行処理の例)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。図13は、第2実施形態の一変形例(並行処理の例)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。
処理が開始されると、S301及び図13のS306の処理が並行して実行される。
(S301)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度の中から未選択のボカシ度を1つ選択する。このとき、撮像制御部112は、上述した分岐点に対応する閾値以上の範囲にあるボカシ度から、小さい順に未選択のボカシ度を選択する。この閾値は、分岐点におけるボカシ度の値、又はボカシ度情報111aに登録されたボカシ度のうち分岐点の前後に位置するボカシ度を判定できる値に設定され、記憶部111に格納される。
(S302)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、S301で選択したボカシ度に対応する焦点位置を特定する。
(S303)撮像制御部112は、光学系51の焦点位置がS301で特定した焦点位置となるように電圧制御装置60を制御する。そして、撮像制御部112は、その焦点位置でカメラ50に対象物80を撮像させ、カメラ50からボカシ画像を取得する。撮像制御部112は、取得したボカシ画像を記憶部111に格納する。
(S304)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。なお、上述したS206と同様、S302で特定した焦点位置より合焦位置に近い焦点位置に対応するボカシ画像(取得又は生成されたボカシ画像)が記憶部111にない場合にはS304の処理はスキップされる。
(S305)撮像制御部112は、分岐点に対応する閾値以上の範囲内にあるボカシ度を選択し終えたか否かを判定する。当該範囲内にあるボカシ度を選択し終えた場合、処理は図13のS310へと進む。一方、未選択のボカシ度がある場合、処理はS301へと進む。
(S306)特徴点検出部114は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度の中から未選択のボカシ度を1つ選択する。このとき、特徴点検出部114は、上述した分岐点に対応する閾値未満の範囲にあるボカシ度から、小さい順に未選択のボカシ度を選択する。なお、特徴点検出部114は、記憶部111を参照し、S301で撮像制御部112が用いた閾値と同じ閾値を用いる。
(S307)特徴点検出部114は、平滑化フィルタで合焦画像を平滑化し、平滑化フィルタで生成したボカシ画像(平滑化画像)を生成する。特徴点検出部114は、例えば、ガウシアンフィルタや移動平均フィルタなどを利用してボカシ画像を生成する。特徴点検出部114は、生成したボカシ画像を記憶部111に格納する。
なお、合焦画像は、撮像制御部112により事前に取得され、記憶部111に格納されている。つまり、図12及び図13の処理を開始する前に、撮像制御部112は、電圧制御装置60を制御して対象物80に合焦させ、カメラ50に対象物80を撮像させる。そして、撮像制御部112は、カメラ50から合焦画像を取得し、合焦画像を記憶部111に格納する。
(S308)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。なお、S306で選択したボカシ度より小さいボカシ度に対応するボカシ画像(取得又は生成されたボカシ画像)が記憶部111にない場合にはS308の処理はスキップされる。
(S309)撮像制御部112は、分岐点に対応する閾値未満の範囲内にあるボカシ度を選択し終えたか否かを判定する。当該範囲内にあるボカシ度を選択し終えた場合、処理はS310へと進む。一方、未選択のボカシ度がある場合、処理はS306へと進む。
(S310)差分計算部114aは、閾値前後のボカシ度に対応するボカシ画像のペアについてS304又はS308で差分画像が生成されていない場合、当該ペアの差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。S310の処理が完了すると、処理は図9のS115へと進む(S115以降の処理は同じである)。
以上、並行処理方式における特徴点の検出処理について説明した。並行処理方式を適用することで、さらに特徴点の検出処理を高速化することができる。
(並列処理の効率化)
上記の並列処理方式は、並列処理の対象となるボカシ度の範囲を処理毎に閾値で分けている。そのため、アルゴリズムがシンプルな分、システムの設計や運用が容易となるメリットがある。但し、プロセッサ101などのリソースの負荷は処理の実行時の状況によって異なるため、並行して処理を担当する複数のリソースに対して均等に処理対象となるボカシ度の範囲が振り分けられれば、さらなる効率化が期待できる。
ここでは、図14及び図15を参照しながら、上記の並列処理方式の効率をさらに高めた変形例について説明する。図14は、第2実施形態の一変形例(並行処理の効率化)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第1のフロー図である。図15は、第2実施形態の一変形例(並行処理の効率化)に係る特徴点の検出処理の流れを示した第2のフロー図である。
(S331)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aに登録されているボカシ度の中から処理対象とする範囲(対象範囲)を設定する。S331の処理が完了すると、S332及び図15のS338の処理が並行して実行される。
(S332)撮像制御部112は、対象範囲の中で最大のボカシ度Smaxを選択し、選択したボカシ度をパラメータSHに設定する。撮像制御部112は、パラメータSHを記憶部111に格納する。
(S333)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、パラメータSHと同じボカシ度に対応する焦点位置を特定する。
(S334)撮像制御部112は、光学系51の焦点位置が、S333で特定した焦点位置となるように電圧制御装置60を制御する。そして、撮像制御部112は、その焦点位置でカメラ50に対象物80を撮像させ、カメラ50からボカシ画像を取得する。撮像制御部112は、取得したボカシ画像を記憶部111に格納する。
(S335)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。なお、S334で特定した焦点位置より合焦位置に近い焦点位置に対応するボカシ画像が記憶部111にない場合にはS335の処理はスキップされる。
(S336)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、現在パラメータSHに設定されているボカシ度の次に小さいボカシ度を選択する。そして、撮像制御部112は、選択したボカシ度を新たにパラメータSHに設定する。また、撮像制御部112は、記憶部111に格納されているパラメータSHを新たに設定したパラメータSHに更新する。
(S337)撮像制御部112は、記憶部111を参照し、パラメータSHと、後述するS338以降の処理で設定されているパラメータSSとを比較し、SHがSS未満であるか否かを判定する。SHがSS未満である場合、処理は図9のS115へと進む(S115以降の処理は同じである)。一方、SHがSS未満でない場合、処理はS333へと進む。
(S338)特徴点検出部114は、対象範囲の中で最小のボカシ度Sminを選択し、選択したボカシ度をパラメータSSに設定する。撮像制御部112は、パラメータSSを記憶部111に格納する。
(S339)特徴点検出部114は、ボカシ度としてパラメータSSを設定した平滑化フィルタで合焦画像を平滑化し、平滑化フィルタで生成したボカシ画像(平滑化画像)を生成する。特徴点検出部114は、例えば、ガウシアンフィルタや移動平均フィルタなどを利用してボカシ画像を生成する。特徴点検出部114は、生成したボカシ画像を記憶部111に格納する。
なお、合焦画像は、撮像制御部112により事前に取得され、記憶部111に格納されている。つまり、図14及び図15の処理を開始する前に、撮像制御部112は、電圧制御装置60を制御して対象物80に合焦させ、カメラ50に対象物80を撮像させる。そして、撮像制御部112は、カメラ50から合焦画像を取得し、合焦画像を記憶部111に格納する。
(S340)差分計算部114aは、差分計算の対象となるボカシ画像がある場合、ボカシ画像の差分を計算して差分画像を生成する。そして、差分計算部114aは、生成した差分画像を記憶部111に格納する。なお、パラメータSSより小さいボカシ度に対応するボカシ画像が記憶部111にない場合にはS340の処理はスキップされる。
(S341)撮像制御部112は、ボカシ度情報111aを参照し、現在パラメータSSに設定されているボカシ度の次に大きいボカシ度を選択する。そして、撮像制御部112は、選択したボカシ度を新たにパラメータSSに設定する。また、撮像制御部112は、記憶部111に格納されているパラメータSSを新たに設定したパラメータSSに更新する。
(S342)撮像制御部112は、記憶部111を参照し、パラメータSHと、パラメータSSとを比較し、SHがSS未満であるか否かを判定する。SHがSS未満である場合、処理は図9のS115へと進む(S115以降の処理は同じである)。一方、SHがSS未満でない場合、処理はS339へと進む。
以上、並行処理方式の変形例について説明した。この変形例では、ボカシ度の大きい方から順に撮像処理(ハードウェア処理)に基づくボカシ画像の生成が実施され、ボカシ度の小さい方から順に平滑化処理(ソフトウェア処理)に基づくボカシ画像の生成が実施される。そして対象範囲に設定した全てのボカシ度についてボカシ画像が得られたタイミングで両処理が終了するため、リソースを無駄なく利用することができる。その結果、さらなる処理の効率化が実現できる。
(その他の変形例)
(1)上記のように、ボカシ画像が蓄積されると差分画像の生成処理が実行可能になり、差分画像が蓄積されると極値検出の処理が実行可能になる。そのため、ボカシ画像の取得/生成処理を進めながら、蓄積されたボカシ画像を利用して差分画像を生成する処理を進めることができる。また、ボカシ画像の取得/生成処理及び差分画像の生成処理を進めながら、蓄積された差分画像を利用して極値検出の処理を進めることができる。そのため、ボカシ画像の取得/生成処理、差分画像の生成処理、極値検出の処理を並行実施するように変形することで、更なる高速化を図ることができる。
(2)これまではSIFTと同様に差分画像から検出した極値に基づいて局所特徴点を抽出する処理について説明してきたが、例えば、段階的にボカシ度が異なるボカシ画像の二次微分画像のゼロ交差に基づいて輪郭線を検出する方法などにも第2実施形態の技術を応用することができる。つまり、第2実施形態の技術は、段階的にボカシ度が異なる多数のボカシ画像を利用して画像を処理する技術に広く応用することが可能である。こうした変形例についても第2実施形態の技術的範囲に属する。
以上、第2実施形態について説明した。
10 画像処理装置
11 記憶部
11a 情報
12 制御部
13 演算部
20 撮像装置
21 焦点可変光学系
22 被写体
b0、b1、b2、b3 設定値
f0、f1、f2、f3 第2の焦点位置
P0、P1、P2、P3 画像
pD1、pD2、pD3 画像差分

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像装置の焦点位置を制御する制御部と、
    前記被写体に合焦する第1の焦点位置とは異なる複数の第2の焦点位置でそれぞれ該被写体を撮像した複数の画像を前記撮像装置から取得し、前記第2の焦点位置が隣り合う前記画像のペア毎に生成した画像差分に基づいて前記画像の特徴点を検出する演算部と
    を有する、画像処理装置。
  2. 前記第1の焦点位置で撮像された画像を平滑化フィルタで平滑化した場合のボカシ度と、前記第2の焦点位置で撮像された画像のボカシ度との比較に基づいて生成された、前記平滑化フィルタのボカシ度を表す設定値と、前記第2の焦点位置との対応関係を示す情報を記憶する記憶部を有する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記演算部は、
    前記記憶部が記憶する情報を参照し、
    設定された閾値より小さいボカシ度に対応する前記設定値を設定した前記平滑化フィルタと前記第1の焦点位置で撮像された画像とを用いて、該ボカシ度に対応する前記第2の焦点位置で撮像された画像と同じボカシ度を有する画像を生成し、
    前記閾値より大きいボカシ度に対応する前記第2の焦点位置で撮像された画像と、前記平滑化フィルタを用いて生成した画像とを用いて前記画像差分を生成する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記演算部は、前記平滑化フィルタを用いて生成した画像のペアで前記画像差分を生成する処理と、前記撮像装置から取得した画像のペアで前記画像差分を生成する処理とを並行して実行する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記演算部は、
    前記記憶部が記憶する情報を参照し、
    最大のボカシ度から順にボカシ度を選択し、選択したボカシ度を第1のボカシ度として前記記憶部に格納し、該第1のボカシ度に対応する前記設定値を設定した前記平滑化フィルタと前記第1の焦点位置で撮像された画像とを用いて、該ボカシ度に対応する前記第2の焦点位置で撮像された画像と同じボカシ度を有する画像を生成する第1の処理と、
    最小のボカシ度から順にボカシ度を選択し、選択したボカシ度を第2のボカシ度として前記記憶部に格納し、該第2のボカシ度に対応する前記第2の焦点位置で撮像された画像を取得する第2の処理と、を並行して実行し、
    前記第1及び第2の処理を、前記記憶部に格納された前記第1のボカシ度が、前記第2のボカシ度より小さくなった場合に終了させる
    請求項2に記載の画像処理装置。
  6. コンピュータが、
    被写体を撮像する撮像装置の焦点位置を制御し、
    前記被写体に合焦する第1の焦点位置とは異なる複数の第2の焦点位置でそれぞれ該被写体を撮像した複数の画像を前記撮像装置から取得し、
    前記第2の焦点位置が隣り合う前記画像のペア毎に生成した画像差分に基づいて前記画像の特徴点を検出する
    画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    被写体を撮像する撮像装置の焦点位置を制御し、
    前記被写体に合焦する第1の焦点位置とは異なる複数の第2の焦点位置でそれぞれ該被写体を撮像した複数の画像を前記撮像装置から取得し、
    前記第2の焦点位置が隣り合う前記画像のペア毎に生成した画像差分に基づいて前記画像の特徴点を検出する
    処理を実行させる、プログラム。
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