JP2016211318A - Window member - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一般に窓部材、より詳細には複層ガラスを有する窓部材に関する。 The present invention relates generally to window members, and more particularly to window members having double glazing.
従来、室外側ガラスと室内側ガラスとを有する複層ガラスの室内側ガラスを加熱することで室内側ガラスの結露を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、室内側ガラスに設けられた導電膜に電流を流して室内側ガラスを加熱することで、室内側ガラスの結露を防止している。
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for preventing dew condensation on an indoor glass by heating the indoor glass of a multilayer glass having an outdoor glass and an indoor glass (see, for example, Patent Document 1). In
しかし、特許文献1では、複層ガラスの室内側ガラスのみを直接的に加熱するので、複層ガラスを保持する窓枠が結露するおそれがあった。
However, in
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、ガラス板と窓枠との両方の結露を抑制することができる窓部材を提供することにある。 This invention is made | formed in view of the said reason, The objective is to provide the window member which can suppress dew condensation of both a glass plate and a window frame.
本発明の窓部材は、複層ガラスと、前記複層ガラスを保持する窓枠と、加熱装置とを備え、前記複層ガラスは、前記複層ガラスの厚さ方向に離れて配置された少なくとも2つのガラス板と、前記少なくとも2つのガラス板の間の空間を満たす液状の熱媒体とを有し、前記加熱装置は、前記窓枠に保持され、前記熱媒体と前記窓枠とを加熱することを特徴とする。 The window member of the present invention includes a multilayer glass, a window frame that holds the multilayer glass, and a heating device, and the multilayer glass is disposed at least in the thickness direction of the multilayer glass. Two glass plates and a liquid heat medium that fills a space between the at least two glass plates, and the heating device is held by the window frame and heats the heat medium and the window frame. Features.
本発明では、ガラス板と窓枠との両方の結露を抑制することができるという効果がある。 In this invention, there exists an effect that the dew condensation of both a glass plate and a window frame can be suppressed.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の窓部材1の概略構成図を図1A及び図1Bに示す。なお、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
A schematic configuration diagram of the
本実施形態の窓部材1は、複層ガラス20、加熱装置4、及び窓枠5を備えて構成されており、建物の壁100の開口に設けられ窓として用いられる。なお、以下の説明で用いる方向は、図1Aにおける上下を上下方向、図1Aにおける左右を左右方向と規定する。また、図1Bにおいて窓部材1の左側を屋外側、右側を屋内側とする。
The
複層ガラス20は、2つのガラス板2a,2bと、熱媒体3とを有する。
The
2つのガラス板2a,2bは、それぞれがガラス材で構成されており、矩形板状に形成されている。ここでいう「ガラス材」とは、ケイ酸塩を主成分とするガラス(例えばソーダ石灰ガラス)だけでなく、アクリル樹脂、ポリカーボネート等を主成分とする有機ガラスも含まれる。また、ガラス板2a,2bは、光が透過する透光性を有しており、透過光の散乱を無視できガラス板2a,2bを通して物体を明確に識別できる透明性を有することがより望ましい。
Each of the two
ガラス板2a,2bは、複層ガラス20の厚さ方向(図1Bにおける左右方向)に離れて対向して配置されており、ガラス板2aは屋内側、ガラス板2bは屋外側に位置する。そして、ガラス板2a,2bの間の空間(隙間)には、液状の熱媒体3が設けられる。
The
熱媒体3は、空気よりも熱伝導率が高い液体であり、ガラス板2a,2bの間の空間を満たしている。そして、熱媒体3は、加熱装置4からの熱をガラス板2a,2bに伝えるために用いられる。熱媒体3は、水、食塩水、シリコーンオイル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、メチルアルコール、イソプロパノールなどから適宜選択される。なお、熱媒体3は、光が透過する透光性を有しており、透過光の散乱を無視でき熱媒体3を通して物体を明確に識別できる透明性を有することがより望ましい。また、熱媒体3は、冬季に凍結することを防止するために、不凍液で構成されることが好ましい。ここでいう「不凍液」とは、凝固点が比較的低く、寒冷地における冬季の外気温下においても凍結しない液体を示す。不凍液の例として、シリコーンオイル、エチレングリコールなどが挙げられる。また、窓部材1は、液状の熱媒体3をガラス板2a,2bの間に保持し漏洩を防止するために接合部材11を備えている。
The
接合部材11は、ガラス板2a,2bの縁に沿った矩形枠状に形成されており、ガラス板2a,2bの間に設けられている。接合部材11は、ガラス板2a,2bに密着することで、ガラス板2a,2bと接合部材11とで囲まれた空間を形成している。そして、本実施形態では接合部材11は、封止部材として機能し、ガラス板2a,2bと接合部材11とで囲まれた封止空間に、液状の熱媒体3が充填される。また、接合部材11は、熱伝導性が比較的高い材質で構成されている。接合部材11の例として、例えば金属フィラーが配合された一液縮合型液状シリコーンゴム接着剤を硬化させたゴム弾性体などが挙げられる。接合部材11の外側(熱媒体3と反対側)には、加熱装置4が設けられている。なお、接合部材11は、ガラス板2a,2bそれぞれの端面に沿って設けられ、ガラス板2a,2bと接合部材11とで囲まれた空間を形成するように構成されていてもよい。また、ガラス板2a,2bの間には、ガラス板2a,2bの間隔を保つためにスペーサ等が設けられていてもよい。
The joining
加熱装置4は、ヒータ(例えばシーズヒータ)、ペルチェ素子などから選択される発熱部を備えて構成されており、上記発熱部が接合部材11と接触するように設けられている。本実施形態では、加熱装置4は、ヒータ(シーズヒータ)を備えて構成されており、矩形枠状に形成された接合部材11の上辺及び下辺それぞれに沿って2カ所ずつ、左右方向に互いに離れて配置されている。上述したように、接合部材11は、熱伝導性が比較的高い材質で構成されているため、加熱装置4の熱が接合部材11を介して熱媒体3に伝えられる。すなわち、加熱装置4は、熱媒体3を加熱するように構成されている。
The
保持部材12は、ガラス板2a,2bの端面に沿った矩形枠状に形成されており、内側面に形成された凹部に加熱装置4が嵌め込まれることで加熱装置4を保持している。また、保持部材12は、接合部材11と同様に熱伝導性が比較的高い材質(例えば、金属フィラーが配合された一液縮合型液状シリコーンゴム接着剤を硬化させたゴム弾性体など)で構成されており、加熱装置4の上記発熱部と接触している。
The
窓枠5は、いわゆるサッシであり、複層ガラス20を保持する。窓枠5は、矩形枠状に形成されており、内側面には凹部51が全周にわたって設けられている。この窓枠5の凹部51に、ガラス板2a,2bの端部及び保持部材12(加熱装置4を含む)が嵌め込まれる。すなわち、窓枠5は、ガラス板2a,2b、加熱装置4、保持部材12を保持している。そして、ガラス板2a,2bを保持した窓枠5は、建物の壁100に設けられた開口に取り付けられる。なお、窓枠5とガラス板2a,2bとの間には、水の浸入を防止するためにパッキンが設けられていてもよい。
The
また、窓枠5は、保持部材12を保持しており、保持部材12と接触している。上述したように、保持部材12は、熱伝導性が比較的高い材質で構成されているので、加熱装置4と窓枠5とが保持部材12を介して熱結合されている。すなわち、加熱装置4は、窓枠5を加熱するように構成されている。
The
なお、加熱装置4は、建物の壁100内を引き回された電源配線が、窓枠5及び保持部材12を通って接続されており、商用電源から電源配線を介して電源供給される。
The
このように、本実施形態の窓部材1は、複層ガラス20と、窓枠5と、加熱装置4とを備える。複層ガラス20は、複層ガラス20の厚さ方向に離れて配置された2つのガラス板2a,2bと、2つのガラス板2a,2bの間の空間を満たす液状の熱媒体3とを有する。窓枠5は、複層ガラス20を保持する。加熱装置4は、窓枠5に保持され、熱媒体3と窓枠5とを加熱する。
As described above, the
加熱装置4は、ユーザーによって主に冬季に稼働され、熱を発生して熱媒体3を加熱する。熱媒体3は、ガラス板2a,2bの間を満たしており、加熱装置4からの熱が熱媒体3を介してガラス板2a,2bに伝達される。さらに熱媒体3は液状であるので対流が発生し、加熱装置4からの熱をガラス板2a,2b全体に効率よく伝達することができる。このように、ガラス板2a,2bは、熱媒体3を介して間接的に加熱され全体が温められる。したがって、ガラス板2a,2bは、ヒータ等が接触して直接的に加熱される場合に比べてガラス板2a,2bの同一面内における場所ごとの温度差(温度分布)が低減する。ガラス板2a,2bの温度差(温度分布)が低減することによって、温度差によるガラス板2a,2bの収縮、膨張が抑制され、ガラス板2a,2bの損傷を防止することができる。
The
さらに、加熱装置4は、ガラス板2a,2bと窓枠5との両方を加熱している。加熱装置4によって、ガラス板2a,2b及び窓枠5が温められることによって、例えば冬季におけるガラス板2a,2bと窓枠5との両方の結露を抑制することができる。
Furthermore, the
また、熱媒体3は、不凍液であることが好ましい。熱媒体3に不凍液を用いることによって、熱媒体3の凍結が防止され、熱媒体3の凍結によるガラス板2a,2bの損傷を防止することができる。
Moreover, it is preferable that the
次に、本実施形態の窓部材1の変形例を示す。
Next, the modification of the
まず、第1変形例の窓部材1Aについて説明する。窓部材1Aの概略構成図を図2A及び図2Bに示す。本変形例の窓部材1Aは、上記窓部材1の構成に加えて、複層ガラス20の一方側の空気の温度と、複層ガラス20の他方側の空気の温度とに基づいて、加熱装置4の動作を制御する制御装置6をさらに備えている。
First, the
制御装置6は、窓枠5に設けられており、第1温度センサ61及び第2温度センサ62の測定結果を受け取る。第1温度センサ61は、複層ガラス20の一方側である屋内(図2Bの右側)に設けられており、屋内の気温(室温)を測定し、測定結果を制御装置6に送信する。第2温度センサ62は、複層ガラス20の他方側である屋外(図2Bの左側)に設けられており、屋外の気温(外気温)を測定し、測定結果を制御装置6に送信する。なお、制御装置6と第1センサ及び第2センサとの通信方法は、信号線を用いた有線通信であってもよいし、無線信号を用いた無線通信であってもよい。また、第1温度センサ61、及び第2温度センサ62は、ガラス板2a,2b自体の温度を測定しないように、ガラス板2a,2bから離れた位置に設けられることが望ましい。さらに、第1温度センサ61は、屋内側のガラス板2a近傍の室温を測定するように、屋内側のガラス板2aから数cm程度以内の位置に設けられることがより望ましい。
The
そして、制御装置6は、室温と外気温とに基づいてガラス板2a,2b及び窓枠5に結露が発生しやすい状況であるか否かを判断する。例えば、制御装置6は、冬季において暖房器具によって室温が上昇し、室温と外気温との温度差が閾値以上である場合、結露が発生しやすい状況であると判断する。また、結露の発生しやすさは、室温の高さにも影響し、室温が低いほど空気の飽和水蒸気量が小さくなるので結露が発生しやすい。そこで、制御装置6は、室温にも基づいて、結露が発生しやすい状況であるか否かを判断するように構成されていてもよい。
Then, the
制御装置6は、制御線60を介して加熱装置4それぞれと接続されており、加熱装置4それぞれの動作を制御する。具体的には、制御装置6は、室温と外気温とに基づいて結露が発生しやすい状況であると判断した場合、加熱装置4を稼働させて、ガラス板2a,2b及び窓枠5を温める。これにより、結露が発生しやすい状況下では、ガラス板2a,2b及び窓枠5が温められるので、ガラス板2a,2b及び窓枠5の結露を抑制することができる。また、結露が発生する可能性が低い状況下(例えば、室温と外気温との温度差が小さい状況)では、加熱装置4は稼働されない。すなわち、本変形例では、加熱装置4が不要に稼働することが抑制され、省エネルギー効果を得ることができる。
The
なお、制御装置6は、屋内の相対湿度にも基づいて、結露が発生しやすい状況であるか否かを判断するように構成されていてもよい。結露の発生しやすさには、屋内の相対湿度が影響しており、相対湿度が大きいほど結露が発生しやすい。制御装置6は、室温と外気温との温度差、室温、及び屋内の相対湿度などに基づいて、結露が発生しやすい状況であるか否かを判断することによって、結露が発生しやすい状況であるか否かの判断精度が向上する。
In addition, the
次に第2変形例の窓部材1Bについて説明する。窓部材1Bの概略構成図を図3に示す。本変形例の窓部材1Bは、上記窓部材1の構成に加えて、熱媒体3を冷却する冷却装置41をさらに備える。
Next, the window member 1B of the second modification will be described. The schematic block diagram of the window member 1B is shown in FIG. The
冷却装置41は、ペルチェ素子42を備えて構成されており、保持部材12によって保持され、接合部材11を介して熱媒体3を冷却する。ペルチェ素子42は、第1面と第2面とを有しており、ペルチェ素子42に供給する電流の極性に応じて、第1面と第2面との一方が吸熱(冷却)し、他方が放熱(発熱)する。ペルチェ素子42は、第1面と第2面とが、複層ガラス20の厚さ方向に対向するように設けられており、第1面が屋内側、第2面が屋外側に位置する。そして、冷却装置41は、ペルチェ素子42の第1面を吸熱部(冷却部)として用いて、熱媒体3を冷却する。なお、ペルチェ素子42の放熱効率を確保するために、保持部材12及び窓枠5に開口が設け、ペルチェ素子42の第2面(放熱部)を露出させることが望ましい。さらにまた、ペルチェ素子42の第2面に放熱フィンが設けられていてもよい。
The
上記構成により、冷却装置41が熱媒体3を冷却することによって、熱媒体3を介してガラス板2a,2bが冷やされる。冷却装置41は、ユーザーによって主に夏季に稼働され、ガラス板2a,2bを冷やすことによって窓部材1Bをエアコンディショナ等の冷房の補助として用いることができる。
With the above configuration, the
また、ペルチェ素子42は、第1面を吸熱部として用いる場合に対してペルチェ素子42に供給する電流の極性を反転させることで、第1面を放熱部(発熱部)として動作させることができ、熱媒体3及び窓枠5を加熱することができる。すなわち、冷却装置41を、加熱装置4としても機能させることができる。言い換えれば、本変形例における加熱装置4は、ペルチェ素子42を有して構成される。これにより、加熱装置4は、熱媒体3を冷却する冷却装置41としての機能を兼用することができる。上述したように、加熱装置4は、ガラス板2a,2b及び窓枠5の結露を抑制するために主に冬季に稼働され、冷却装置41は、冷房の補助として主に夏季に稼働される。すなわち、加熱装置4と冷却装置41とは、稼働させる時期が異なるので、ペルチェ素子42を用いて加熱装置4と冷却装置41とを切り替えることの利便性が高い。
Further, the
なお、加熱装置4の数、及び加熱装置4を設ける場所は、上記に限定しない。例えば、加熱装置4は、矩形枠状に形成された接合部材11の左辺、及び右辺に沿って設けられていてもよい。または、加熱装置4は、接合部材11の全周に沿って設けられていてもよい。
In addition, the number of the
また、本実施形態では、接合部材11を用いてガラス板2a,2bの間の空間に熱媒体3を保持しているが、上記構成に限定しない。例えば、第1ガラス板に凹部を設け、この凹部を熱媒体3で満たして第2ガラス板で塞ぐことで、第1ガラス板と第2ガラス板との間の空間に熱媒体3を保持する構成であってもよい。
Moreover, in this embodiment, although the
また、本実施形態の複層ガラス20は、2つのガラス板2a,2bを用いて構成されているが、ガラス板の数は2つに限定しない。例えば、複層ガラス20は、3つのガラス板を備えたいわゆる3層ガラスで構成されていてもよい。この場合、全てのガラス板の間を熱媒体3で満たす必要はない。例えば、3層ガラスの屋内側のガラス板と中間のガラス板との間を熱媒体3で満たし、屋外側のガラス板と中間のガラス板との間を空気層としてもよい。
Moreover, although the
また、本実施形態では、窓部材1(1A,1B)を用いて嵌め殺し窓(fixed window)を構成しているが、窓の種類は固定式の嵌め殺し窓に限定せず、引違い窓、上げ下げ窓、縦滑り出し窓、横滑り出し窓などの可動式の窓であってもよい。窓部材1(1A,1B)を可動式の窓に用いる場合、窓枠5が、建物の壁100の開口に設けられた外枠(サッシ枠)に取り付けられる。この場合、加熱装置4には、非接触給電を用いて電源供給する。例えば、外枠に給電コイル、窓枠5に受電コイルを設け、給電コイルと受電コイルとを電気的に結合することで、非接触給電により商用電源から加熱装置4に電源供給することが可能となる。さらには、窓枠5と外枠とに電極を設け、窓を閉じた際に電極同士が接触し、加熱装置4に電源供給されるように構成されていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の窓部材1Cの概略構成図を図4に示す。本実施形態の窓部材1Cは、実施形態の窓部材1の構成に加えて、撹拌装置7をさらに備える。なお、実施形態1の窓部材1と共通の構成には、共通の符号を付して説明を省略する。
In this embodiment, the window member 1 (1A, 1B) is used to form a fixed window. However, the type of the window is not limited to a fixed window, and a sliding window is used. It may be a movable window such as a raising / lowering window, a vertical sliding window, or a side sliding window. When the window member 1 (1A, 1B) is used for a movable window, the
(Embodiment 2)
FIG. 4 shows a schematic configuration diagram of the window member 1C of the present embodiment. 1C of window members of this embodiment are further provided with the
撹拌装置7は、熱媒体3を撹拌する。撹拌装置7は、例えばマグネチックスターラー(Magnetic stirrer)で構成されており、撹拌子71と駆動装置72とを備える。
The stirring
撹拌子71は、内部に磁石を有しており、液状の熱媒体3の中に設けられる。撹拌子71の平面視の形状は十字状であり、回転することで液状の熱媒体3に流れを生じさせる。なお、撹拌子71の比重は、熱媒体3の比重よりも大きく、熱媒体3に沈む。また、撹拌子71の形状は、十字状に限定せず、例えば棒状に形成されていてもよい。
The
駆動装置72は、磁石と、磁石を回転させるモータとを備えて構成されている。駆動装置72は、窓枠5に設けられており、矩形枠状に形成された接合部材11の下辺の下側に配置されている。駆動装置72の磁石と撹拌子71の磁石とは、接合部材11を介して磁気的に結合されている。
The
本実施形態の窓部材1Cは、撹拌装置7を2つ備えており、左右方向に離されて配置されている。なお、撹拌装置7の数、位置などは上記に限定しない。
The
撹拌装置7は、駆動装置72の磁石をモータを用いて回転させることによって、駆動装置72の磁石と磁気的に結合された磁石を有する撹拌子71を回転させることができる。熱媒体3の中に設けられた撹拌子71が回転することによって、撹拌子71の回転軸方向(例えば下から上方向)に熱媒体3の流れが生じ、熱媒体3が撹拌される。これにより、熱媒体3がガラス板2a,2bの間に形成された空間内で流動し、熱媒体3の温度差が低減され、加熱装置4の熱をガラス板2a,2b全体に効率よく伝達することができる。
The stirring
次に、本実施形態の窓部材1の変形例を図5に示す。本変形例の窓部材1Dは、撹拌装置7の代わりに循環装置8を備える。
Next, the modification of the
循環装置8は、熱媒体3を2つのガラス板2a,2bの間に形成された空間の所定の場所から取出し、2つのガラス板2a,2bの間に形成された空間の異なる場所に戻す。循環装置8は、ポンプ81と、ガラス板2a,2bの間に形成された空間とポンプ81とを連通させる上パイプ82及び下パイプ83とを備える。
The circulation device 8 takes out the
ポンプ81は、窓枠5に設けられており、矩形枠状に形成された接合部材11の右辺の右側に配置されている。上パイプ82は、保持部材12によって保持されており、一端がポンプ81に繋がり、他端が接合部材11の上辺における左右方向の中央部に形成された上開口111に繋がっている。下パイプ83は、保持部材12によって保持されており、一端がポンプ81に繋がり、他端が接合部材11の下辺における左右方向の中央部に形成された下開口112に繋がっている。
The
そして、循環装置8は、ポンプ81を稼働させることで熱媒体3を循環させる。例えば、ポンプ81は、ガラス板2a,2bの間に形成された空間おける上側の場所の熱媒体3を上パイプ82を介して取り出す。そして、ポンプ81は、取り出した熱媒体3を下パイプ83を介してガラス板2a,2bの間に形成された空間の下側の場所に戻す(送り込む)。これにより、熱媒体3は、ポンプ81、上パイプ82、及び下パイプ83を介して循環する。なお、熱媒体3の循環方向は上記に限定せず、下パイプ83を介して取り出した熱媒体3を上パイプ82を介して戻してもよい。
The circulation device 8 circulates the
このように、循環装置8を用いて、熱媒体3をガラス板2a,2bの間に形成された空間内で移動させることによって、熱媒体3の温度差が低減され、加熱装置4の熱をガラス板2a,2b全体に効率よく伝達することができる。
In this way, by using the circulation device 8 to move the
なお、循環装置8の数、接合部材11に設けられる開口の位置などは上記に限定せず、窓部材1Dは、複数の循環装置8を備えていてもよいし、接合部材11の右辺、左辺に開口が設けられていてもよい。
The number of the circulation devices 8 and the positions of the openings provided in the joining
また、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。 Moreover, embodiment mentioned above is an example of this invention. For this reason, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made according to design and the like as long as the technical idea according to the present invention is not deviated from this embodiment. Of course, it can be changed.
1,1A,1B,1C,1D 窓部材
複層ガラス20
2a,2b ガラス板
3 熱媒体
4 加熱装置
41 冷却装置
42 ペルチェ素子
5 窓枠
6 制御装置
7 撹拌装置
8 循環装置
1, 1A, 1B, 1C, 1D Window
2a,
Claims (7)
前記複層ガラスを保持する窓枠と、
加熱装置とを備え、
前記複層ガラスは、
前記複層ガラスの厚さ方向に離れて配置された少なくとも2つのガラス板と、
前記少なくとも2つのガラス板の間の空間を満たす液状の熱媒体とを有し、
前記加熱装置は、前記窓枠に保持され、前記熱媒体と前記窓枠とを加熱する
ことを特徴とする窓部材。 With double glazing,
A window frame holding the multilayer glass;
A heating device,
The multilayer glass is
At least two glass plates disposed apart in the thickness direction of the multilayer glass;
A liquid heat medium filling the space between the at least two glass plates,
The said heating apparatus is hold | maintained at the said window frame, and heats the said heat medium and the said window frame. The window member characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とする請求項1記載の窓部材。 The window member according to claim 1, wherein the heat medium is an antifreeze.
ことを特徴とする請求項1または2記載の窓部材。 The window member according to claim 1, further comprising a stirring device that stirs the heat medium.
ことを特徴とする請求項1または2記載の窓部材。 The window member according to claim 1, further comprising a circulation device that takes out the heat medium from a predetermined place in the space and returns the heat medium to a different place in the space.
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の窓部材。 The apparatus further comprises a control device that controls the operation of the heating device based on the temperature of the air on one side of the multilayer glass plate and the temperature of the air on the other side of the multilayer glass plate. The window member of any one of Claims 1-4.
ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の窓部材。 The window device according to claim 1, wherein the heating device includes a Peltier element.
ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の窓部材。 The window member according to any one of claims 1 to 6, further comprising a cooling device that cools the heat medium.
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Cited By (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112814536A (en) * | 2020-12-15 | 2021-05-18 | 管颜兰 | Glass window heat preservation method |
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