JP2016208375A - 干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータ - Google Patents

干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータ Download PDF

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Abstract

【課題】 実際に干渉が生じたケースにおける干渉制御を適切に行うことを可能とする干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータを提供する。【解決手段】 干渉制御装置は、第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得する取得部と、前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行う制御部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、電力管理装置とスマートメータとの間の無線通信の干渉を制御するための干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータに関する。
近年、需要家施設に設けられる機器の電力を管理する電力管理装置(EMS:Energy Management System)が注目を浴びている。また、電力系統から需要家施設に供給される電力を測定するメータとして、通信機能を有するスマートメータの導入も検討されている。ここで、電力管理装置とスマートメータとの間の通信として、無線通信を用いることが考えられる(例えば、特許文献1)。
特開2014−32574号公報
しかしながら、複数の需要家施設において電力管理装置とスマートメータとの間で無線通信を行なった場合、一方の需要家施設における電力管理装置とスマートメータとの間の通信が他方の需要家施設における電力管理装置とスマートメータとの間の通信に干渉する可能性がある。
例えば、複数の需要家施設が密集しているようなケースを想定すると、各需要家施設における電力管理装置とスマートメータとの間の無線通信において同一周波数を使用した場合に特に干渉が起こりやすいという問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、実際に干渉が生じたケースにおける干渉制御を適切に行うことを可能とする干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータを提供することを目的とする。
第1の特徴は、干渉制御装置であって、第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得する取得部と、前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行う制御部とを備えることを要旨とする。
第2の特徴は、干渉制御方法であって、第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得するステップと、前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行うステップとを備えることを要旨とする。
第3の特徴は、スマートメータであって、電力管理装置と無線通信を行う第1通信部と、前記前記無線通信の品質を示す無線品質情報を干渉制御装置に送信する処理を含む通信を行う第2通信部と、前記品質に基づいて前記干渉制御装置から送信される制御指令に応じて、前記無線通信に適用する送信電力を変更する制御、前記無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、前記無線通信を有線通信に変更する制御、及び、前記無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1以上の制御である干渉制御を行う制御部とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、実際に干渉が生じたケースにおける干渉制御を適切に行うことを可能とする干渉制御装置、干渉制御方法及びスマートメータを提供することができる。
図1は、実施形態に係る管理システム1を示す図である。 図2は、実施形態に係るスマートメータ110を示す図である。 図3は、実施形態に係るEMSコントローラ120を示す図である。 図4は、実施形態に係る管理サーバ200を示す図である。 図5は、実施形態に係る干渉制御方法を示すフロー図である。 図6は、実施形態に係る干渉制御方法を示すフロー図である。 図7は、実施形態に係る干渉制御方法を示すフロー図である。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[開示の概要]
開示に係る干渉制御装置は、第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得する取得部と、前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行う制御部とを備える。
開示では、干渉制御装置は、第1無線通信の劣化に応じて、第1無線品質情報及び第2無線品質情報に基づいて、第1無線通信と第2無線通信との間の干渉制御を行う。従って、実際に干渉が生じたケースにおける干渉制御を適切に行うことができる。
ここで、第1スマートメータ及び第2スマートメータを管理する管理装置に干渉制御装置が設けられる場合には、干渉制御は、干渉制御装置(管理装置)から第1スマートメータ、第1電力管理装置、第2スマートメータ又は第2電力管理装置に対して、干渉制御を行うための制御指令を送信する制御を含んでもよいことに留意すべきである。
第1電力管理装置又は第2電力管理装置が干渉制御装置に設けられている場合には、干渉制御は、干渉制御装置(第1電力管理装置又は第2電力管理装置)から第1スマートメータ又は第2スマートメータに対して、干渉制御を行うための制御指令を送信する制御を含んでもよく、第1電力管理装置又は第2電力管理装置が制御指令によらずに行う制御を含んでもよいことに留意すべきである。
第1スマートメータ又は第2スマートメータに干渉制御装置が設けられる場合には、干渉制御は、干渉制御装置(第1スマートメータ又は第2スマートメータ)から第1電力管理装置又は第2電力管理装置に対して、干渉制御を行うための制御指令を送信する制御を含んでもよく、第1スマートメータ又は第2スマートメータが制御指令によらずに行う制御を含んでもよいことに留意すべきである。
開示に係る干渉制御は、例えば、第1無線通信又は第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、第1無線通信又は第2無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1以上の制御である。
開示に係る第1無線通信の劣化は、第1無線通信の失敗であってもよく、第1無線通信の品質が閾値を下回る事象であってもよく、第1無線通信が受ける干渉が閾値を上回る事象であってもよい。
[実施形態]
(管理システム)
以下において、実施形態に係る管理システムについて説明する。図1は、実施形態に係る管理システム1を示す図である。
図1に示すように、管理システム1は、複数の需要家施設100と、管理サーバ200とを有する。実施形態では、需要家施設100として、需要家施設100A及び需要家施設100Bが設けられる。
各需要家施設100は、スマートメータ110と、EMSコントローラ120とを有する。スマートメータ110は、電力系統からの潮流の量(買電電力量)を測定する。スマートメータ110は、電力系統への逆潮流の量(売電電力量)を測定してもよい。EMSコントローラ120は、需要家施設100の電力情報を管理する。
EMSコントローラ120は、例えば、需要家施設100に設けられる機器を制御する。具体的に、EMSコントローラ120が制御する機器としては、電力を消費する負荷機器または分散電源等が挙げられる。負荷機器としては、例えば、空調機器、表示機器、調理機器等が挙げられる。分散電源としては、太陽電池、燃料電池などの発電装置または蓄電池等が挙げられる。実施形態では、需要家施設100Aは、スマートメータ110A及びEMSコントローラ120Aを有しており、需要家施設100Bは、スマートメータ110B及びEMSコントローラ120Bを有する。
EMSコントローラ120に接続される機器は、EMSコントローラ120と有線通信または無線通信で接続される。有線通信としては、例えば電力線搬送(Power Line Communication)通信が用いられる。無線通信は、例えば、Wi−SUN(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)または920MHz無線等が用いられる。無線通信には、スマートメータ110とEMSコントローラ120との間で使用される通信方式と同じものを使用することができ、例えばECHONET Lite(登録商標)方式に準拠した方法が用いられる。なお、無線通信には、スマートメータ110とEMSコントローラ120との間で使用される通信方式と異なる通信方式でもよい。
管理サーバ200は、各需要家施設100に設けられるスマートメータ110(スマートメータ110A及びスマートメータ110B)を管理する。
例えば、管理サーバ200は、電力系統からの潮流の量(買電電力量)を示すメッセージをスマートメータ110から受信する。管理サーバ200は、電力系統への逆潮流の量(売電電力量)を示すメッセージをスマートメータ110から受信してもよい。すなわち、管理サーバ200は、MDMS(Meter Data Management System)サーバであってもよい。
ここで、管理サーバ200は、電力系統からの潮流を抑制する指示(以下、デマンドレスポンス)を送信してもよい。管理サーバ200は、電力系統への逆潮流の抑制を指示するメッセージ(以下、出力抑制メッセージ)を送信してもよい。すなわち、管理サーバ200は、DR(Demand Response)サーバであってもよい。管理サーバ200は、スマートメータ110を経由して、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージをEMSコントローラ120に送信してもよい。
実施形態では、管理サーバ200とスマートメータ110との間の通信は、管理サーバ200及びスマートメータ110を接続する特定回線を介して行われる(Aルート)。スマートメータ110とEMSコントローラ120との間の通信は、スマートメータ110及びEMSコントローラ120を接続する無線回線を介して行われる(Bルート)。無線通信としては、例えば、Wi−SUN(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)または920MHz無線等が用いられる。例えば、スマートメータ110とEMSコントローラ120との間の通信形式はECHONET Lite(登録商標)形式に準拠する。
特に限定されるものではないが、管理サーバ200とEMSコントローラ120との間の通信は、管理サーバ200及びEMSコントローラ120を接続する一般回線を介して行われてもよい。管理サーバ200は、EMSコントローラ120と、スマートメータ110を介して接続されているとともに、EMSコントローラ120と一般回線を介して接続されていてもよい。
実施形態では、スマートメータ110AとEMSコントローラ120Aと間の無線通信(第1無線通信)がスマートメータ110BとEMSコントローラ120Bとの間の無線通信(第2無線通信)によって干渉されるケースを例示する。
管理サーバ200は、第1無線通信の劣化に応じて、第1無線品質情報及び第2無線品質情報に基づいて、第1無線通信と第2無線通信との間の干渉制御を行う干渉制御装置の一例である。第1無線品質情報は、第1無線通信の品質を示す情報であり、スマートメータ110A又はEMSコントローラ120Aから送信される。第2無線品質情報は、第2無線通信の品質を示す情報であり、スマートメータ110B又はEMSコントローラ120Bから送信される。
第1無線通信の劣化は、第1無線通信の失敗であってもよく、第1無線通信の品質が閾値を下回る事象であってもよく、第1無線通信が受ける干渉が閾値を上回る事象であってもよい。
第1無線通信の失敗は、例えば、スマートメータ110AとEMSコントローラ120Aとの間における定期通信(例えば30分に1回)が失敗する場合等を挙げることができる。また、第1無線通信の失敗としては、例えば、管理サーバ200がEMSコントローラ120と2回線(一般回線およびスマートメータ110経由)で接続されていて、管理サーバ200とEMSコントローラ120が通信結果を対比できる場合には、不定期の通信で失敗したときなどが挙げられる。
第1無線通信の品質が閾値を下回る事象は、例えば、第1無線通信の品質が1回でも閾値より下回る場合、第1無線通信の品質が閾値より下回った回数が一定期間内に所定回数より大きくなった場合、または第1無線通信の品質が閾値より下回る頻度が一定期間内で所定値より大きくなった場合などが挙げられる。
第1無線通信が受ける干渉が閾値を上回る事象は、例えば、干渉が閾値を1回でも上回った場合、干渉が閾値より上回った回数が一定期間内に所定回数より大きくなった場合、または干渉が閾値より上回った頻度が一定期間内で所定値より大きくなった場合などが挙げられる。
第1無線通信の劣化を判断する際に、第1無線通信の品質または干渉を一定期間における回数または頻度に基づくことにより、例えば、イレギュラーで発生した第1無線通信の劣化を除外することができる。
ここで、管理サーバ200は、第1無線通信の劣化を示すメッセージをスマートメータ110Aから特定回線を介して受信してもよい。管理サーバ200は、第1無線通信の劣化を示すメッセージをEMSコントローラ120Aから一般回線を介して受信してもよい。
(スマートメータ)
以下において、実施形態に係るスマートメータについて説明する。図2は、実施形態に係るスマートメータ110を示す図である。ここで、スマートメータ110A及びスマートメータ110Bは同様の機能を有することに留意すべきである。図2に示すように、スマートメータ110は、第1通信部111と、第2通信部112と、電力測定部113と、蓄積部114と、制御部115とを有する。
第1通信部111は、管理サーバ200及びスマートメータ110を接続する特定回線を介して管理サーバ200と通信を行う(Aルート)。例えば、第1通信部111は、電力系統からの潮流の量(買電電力量)を示すメッセージを管理サーバ200に送信する。第1通信部111は、電力系統への逆潮流の量(売電電力量)を示すメッセージを管理サーバ200に送信してもよい。第1通信部111は、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージを管理サーバ200から受信してもよい。
実施形態では、第1通信部111は、スマートメータ110とEMSコントローラ120との間の無線通信の品質を示す通信品質情報を管理サーバ200に送信する。通信品質情報は、受信信号強度(RSSI;Received Signal Strength Indicator)を示す情報を含んでもよく、信号干渉比(SIR;Signal to Interference Ratio又はSINR;Signal to Interference plus Noise Ratio)を示す情報を含んでもよい。或いは、通信品質情報は、パケット誤り率を示す情報を含んでもよい。通信品質情報は、無線通信の品質を測定した時間を示す時間データを含んでもよい。通信品質情報は、1つの品質情報でも良いし、2以上の複数の品質情報でも良い。
第2通信部112は、スマートメータ110及びEMSコントローラ120を接続する無線回線を介してEMSコントローラ120と通信を行う(Bルート)。第2通信部112は、電力測定部113によって測定される電力量を示すメッセージをEMSコントローラ120に送信する。第2通信部112は、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージをEMSコントローラ120に送信してもよい。
電力測定部113は、電力系統からの潮流の量(買電電力量)を測定する。電力測定部113は、電力系統への逆潮流の量(売電電力量)を測定してもよい。
蓄積部114は、一定期間(例えば、30分)において電力系統から供給される電力量の積算値を蓄積する。蓄積部114は、電力の測定が行われた時間を示す時間データと対応付けて電力量の積算値を蓄積することが好ましい。
制御部115は、CPU及びメモリによって構成されており、スマートメータ110を制御する。例えば、制御部115は、無線通信の品質に基づいて干渉制御装置(ここでは、管理サーバ200)から送信される制御指令に応じて干渉制御を行う。
干渉制御は、無線通信に適用する送信電力を変更する制御、無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、無線通信を有線通信に変更する制御、及び、無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1または2以上の制御である。複数の制御を行なうことにより、干渉制御を容易に行なうことができる。
無線通信に適用する送信電力を変更する制御としては、例えば、送信電力を低減すること、送信電力を増加させることなどが挙げられる。変更する電力量としては、所定の電力量であってもよいし、干渉の状況を考慮して徐々に電力量を変更してもよい。具体的に、例えば、第1無線通信の品質をモニタリングしている場合、電力量を徐々に変化させることで品質が所定の閾値よりも小さくなった場合に、その送信電力に設定する制御等を行なうことができる。
他に、無線通信で用いる周波数を変更する制御を行なう場合は、所定の周波数に変更してもよいし、干渉の状況を考慮して、周波数を調整してもよい。具体的に、例えば、第1無線通信の品質をモニタリングしている場合、周波数を徐々に変化させることで品質が所定の閾値よりも小さくなった場合に、その周波数に設定する制御等を行なうことができる。
(電力管理装置)
以下において、実施形態に係る電力管理装置について説明する。図3は、実施形態に係るEMSコントローラ120を示す図である。ここで、EMSコントローラ120A及びEMSコントローラ120Bは同様の機能を有することに留意すべきである。図3に示すように、EMSコントローラ120は、通信部121と、制御部122とを有する。
通信部121は、スマートメータ110及びEMSコントローラ120を接続する無線回線を介してスマートメータ110と通信を行う。通信部121は、スマートメータ110によって測定される電力量を示すメッセージをスマートメータ110から受信する。通信部121は、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージをスマートメータ110から受信してもよい。通信部121は、管理サーバ200及びEMSコントローラ120を接続する一般回線を介して管理サーバ200と通信を行なってもよい。
制御部122は、CPU及びメモリによって構成されており、EMSコントローラ120を制御する。例えば、制御部122は、無線通信の品質に基づいて干渉制御装置(ここでは、管理サーバ200)から送信される制御指令に応じて干渉制御を行う。干渉制御は、無線通信に適用する送信電力を変更する制御、無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、無線通信を有線通信に変更する制御、及び、無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1または2以上の制御である。
制御部122は、需要家施設100に設けられる機器を制御してもよい。例えば、制御部122は、デマンドレスポンス又は出力抑制指示に応じて、需要家施設100に設けられる機器の消費電力又は需要家施設100に設けられる分散電源(例えば、太陽電池、蓄電池又は燃料電池)の出力を制御する。
(管理サーバ)
以下において、実施形態に係る管理サーバについて説明する。図4は、実施形態に係る管理サーバ200を示す図である。管理サーバ200は、上述したように、第1無線通信と第2無線通信との間の干渉制御を行う干渉制御装置の一例である。図4に示すように、管理サーバ200は、通信部210と、制御部220とを有する。
通信部210は、管理サーバ200及びスマートメータ110を接続する特定回線を介してスマートメータ110と通信を行う(Aルート)。例えば、通信部210は、電力系統からの潮流の量(買電電力量)を示すメッセージをスマートメータ110から受信する。通信部210は、電力系統への逆潮流の量(売電電力量)を示すメッセージをスマートメータ110から受信してもよい。通信部210は、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージをスマートメータ110に送信してもよい。通信部210は、管理サーバ200及びEMSコントローラ120を接続する一般回線を介してEMSコントローラ120と通信をおこなってもよい。
実施形態では、通信部210は、上述したように、スマートメータ110とEMSコントローラ120との間の無線通信の品質を示す通信品質情報をスマートメータ110から受信する。すなわち、通信部210は、EMSコントローラ120Aとスマートメータ110Aとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、EMSコントローラ120Bとスマートメータ110Bとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得する取得部を構成する。
通信部210は、第1無線通信の劣化を示すメッセージをスマートメータ110Aから特定回線を介して受信してもよい。通信部210は、第1無線通信の劣化を示すメッセージをEMSコントローラ120Aから一般回線を介して受信してもよい。第1無線通信の劣化は、第1無線通信の失敗であってもよく、第1無線通信の品質が閾値を下回る事象であってもよく、第1無線通信が受ける干渉が閾値を上回る事象であってもよい。
制御部220は、CPU及びメモリによって構成されており、管理サーバ200を制御する。例えば、制御部220は、第1無線通信の劣化に応じて、第1無線品質情報及び第2無線品質情報に基づいて、第1無線通信と第2無線通信との間の干渉制御を行う。具体的には、制御部220は、干渉制御を行うための制御指令を生成するとともに、制御指令を送信するように通信部210を制御する。
管理サーバ200は、スマートメータ110およびEMSコントローラ120のいずれか一方または両方に制御指令を送信する。管理サーバ200が一方または両方に制御指令を送るのかは、干渉制御の内容によって変更してもよい。例えば、干渉制御として周波数の変更をする場合には、スマートメータ110およびEMSコントローラ120の両方に制御指令が送信される。制御指令に変更後の周波数の情報も含めて制御指令をすることにより、通信断裂されることを低減することができる。一方、干渉制御として送信電力を変更する場合には、スマートメータ110およびEMSコントローラ120の一方である送信側のみに制御指令を送信してもよい。なお、この場合に、スマートメータ110およびEMSコントローラ120の両方に制御指令を送信してもよい。制御指令は、例えば、スマートメータ110A又はEMSコントローラ120Aに送信されてもよく、スマートメータ110B又はEMSコントローラ120Bに送信されてもよい。
ここで、干渉制御は、第1無線通信又は第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、第1無線通信又は第2無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1または2以上の制御である。
(干渉制御方法)
以下において、実施形態に係る干渉制御方法について説明する。図5〜図7は、実施形態に係る干渉制御方法を示すフロー図である。ここでは、第1無線通信の劣化が第1無線通信の失敗であるケースを例示する。また、干渉制御が第1無線通信又は第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御であるケースを例示する。
第1に、干渉制御方法の第1オプションについて、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、ステップS10において、管理サーバ200(制御部220)は、第1無線品質情報によって示される受信信号強度(第1RSSI)が所定強度閾値よりも小さいか否かを判定する。判定結果がYESである場合に、管理サーバ200はステップS11の処理に移る。判定結果がNOである場合に、管理サーバ200はステップS13の処理に移る。
ステップS11において、管理サーバ200(制御部220)は、第2無線品質情報によって示される信号干渉比(第2SIR)が所定比閾値よりも大きいか否かを判定する。判定結果がYESである場合に、管理サーバ200はステップS12の処理に移る。判定結果がNOである場合に、管理サーバ200はステップS13の処理に移る。
ステップS12において、管理サーバ200(制御部220)は、第1無線通信に適用する送信電力を増大する干渉制御を行う。具体的には、管理サーバ200(制御部220)は、第1無線通信に適用する送信電力の増大を指示する制御指令をスマートメータ110A及びEMSコントローラ120Aに送信する。
ここで、第1オプションでは、第1無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも小さく、かつ、第2無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも大きい。言い換えると、第1無線通信の失敗理由が第1無線品質情報によって示される受信信号強度が小さすぎる事象であり、第2無線通信が受ける干渉が小さいため、第1無線通信に適用する送信電力を増大することによって第2無線通信に与える干渉が増大しても、第2無線通信の失敗が生じる可能性が低い。従って、第1無線通信に適用する送信電力を増大する制御が適切な干渉制御であることに留意すべきである。
ステップS13において、管理サーバ200(制御部220)は、干渉制御を適切に行うことができない旨を示す制御不可通知をスマートメータ110A及びEMSコントローラ120Aに送信する。
ここで、第1オプションでは、第1無線品質情報によって示される受信信号強度(第1RSSI)が大きいため、第1無線通信に適用する送信電力を増大しても、第1無線通信の失敗が解消する可能性が低い。或いは、第2無線通信が受ける干渉が既にある程度の大きさであるため、第1無線通信に適用する送信電力を増大すると、第2無線通信の失敗が生じる可能性が高い。従って、制御不可通知の送信が適切な干渉制御であることに留意すべきである。
このようなケースにおいては、EMSコントローラ120Aの設置場所を変更することによって、第1無線通信の失敗解消を試みることが好ましい。
第2に、干渉制御方法の第2オプションについて、図6を参照しながら説明する。図6に示すように、ステップS20において、管理サーバ200(制御部220)は、第2無線品質情報によって示される信号干渉比(第2SIR)が所定比閾値よりも大きいか否かを判定する。判定結果がYESである場合に、管理サーバ200はステップS21の処理に移る。判定結果がNOである場合に、管理サーバ200はステップS23の処理に移る。
ステップS21において、管理サーバ200(制御部220)は、第2無線品質情報によって示される受信信号強度(第2RSSI)が所定強度閾値よりも大きいか否かを判定する。判定結果がYESである場合に、管理サーバ200はステップS22の処理に移る。判定結果がNOである場合に、管理サーバ200はステップS23の処理に移る。
ステップS22において、管理サーバ200(制御部220)は、第2無線通信に適用する送信電力を減少する干渉制御を行う。具体的には、管理サーバ200(制御部220)は、第1無線通信に適用する送信電力の増大を指示する制御指令をスマートメータ110B及びEMSコントローラ120Bに送信する。
ここで、第2オプションでは、第2無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも大きく、かつ、第2無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも大きい。言い換えると、第2無線通信が受ける干渉が小さく、かつ、第2無線通信における受信信号強度が大きいため、第2無線通信に適用する送信電力を減少しても、第2無線通信の失敗が生じる可能性が低い。一方で、第2無線通信に適用する送信電力の減少によって第1無線通信の失敗が解消する可能性がある。従って、第2無線通信に適用する送信電力を減少する制御が適切な干渉制御である。
ステップS23において、管理サーバ200(制御部220)は、干渉制御を適切に行うことができない旨を示す制御不可通知をスマートメータ110A及びEMSコントローラ120Aに送信する。
ここで、第2オプションでは、第2無線通信が受ける干渉が既にある程度の大きさであるため、第2無線通信に適用する送信電力を減少すると、第2無線通信の失敗が生じる可能性が高い。或いは、第2無線通信における受信信号強度が小さいため、第2無線通信に適用する送信電力を減少すると、第2無線通信の失敗が生じる可能性が高い。従って、制御不可通知の送信が適切な干渉制御であることに留意すべきである。
このようなケースにおいては、EMSコントローラ120Aの設置場所を変更することによって、第1無線通信の失敗解消を試みることが好ましい。
第3に、干渉制御方法の第3オプションについて、図7を参照しながら説明する。図7に示すように、ステップS30において、管理サーバ200(制御部220)は、第1無線品質情報によって示される信号干渉比(第1SIR)が所定比閾値よりも小さいか否かを判定する。判定結果がYESである場合に、管理サーバ200はステップS32の処理に移る。判定結果がNOである場合に、管理サーバ200はステップS31の処理に移る。
ステップS31において、管理サーバ200(制御部220)は、図5に示す第1オプションに従って干渉制御を行う。すなわち、第1無線通信が受ける干渉が小さい場合には、第2無線通信に対して与える干渉を考慮しながら、第1無線通信に適用する電力の増大によって、第1無線通信の失敗解消を試みることが好ましい。
ステップS32において、管理サーバ200(制御部220)は、図6に示す第2オプションに従って干渉制御を行う。すなわち、第1無線通信が受ける干渉が既にある程度の大きさである場合には、第2無線通信の失敗が生じる可能性を抑制しながら、第2無線通信に適用する電力の減少によって、第1無線通信の失敗解消を試みることが好ましい。
ここで、ステップS10において、第1無線品質情報によって示される受信信号強度(第1RSSI)と比較される所定強度閾値は、受信信号強度の絶対値であってもよく、受信信号強度の相対値であってもよい。受信信号強度の相対値は、例えば、第1無線通信が成功している状態における受信信号強度の平均値に対する比率によって表される。
ステップS11において、第2無線品質情報によって示される信号干渉比(第2SIR)と比較される所定比閾値は、信号干渉比の絶対値であってもよく、信号干渉比の相対値であってもよい。信号干渉比の相対値は、例えば、第2無線通信が成功している状態における受信信号強度の平均値に対する比率によって表される。
ステップS20において、第2無線品質情報によって示される信号干渉比(第2SIR)と比較される所定比閾値は、信号干渉比の絶対値であってもよく、信号干渉比の相対値であってもよい。信号干渉比の相対値は、例えば、第2無線通信が成功している状態における受信信号強度の平均値に対する比率によって表される。ステップS20で用いる所定比閾値は、ステップS11で用いる所定比閾値と異なっていてもよい。
ステップS21において、第2無線品質情報によって示される受信信号強度(第2RSSI)と比較される所定強度閾値は、受信信号強度の絶対値であってもよく、受信信号強度の相対値であってもよい。受信信号強度の相対値は、例えば、第2無線通信が成功している状態における受信信号強度の平均値に対する比率によって表される。
ステップS30において、第1無線品質情報によって示される信号干渉比(第1SIR)と比較される所定比閾値は、信号干渉比の絶対値であってもよく、信号干渉比の相対値であってもよい。信号干渉比の相対値は、例えば、第1無線通信が成功している状態における受信信号強度の平均値に対する比率によって表される。
(作用及び効果)
管理サーバ200(干渉制御装置)は、第1無線通信の劣化に応じて、第1無線品質情報及び第2無線品質情報に基づいて、第1無線通信と第2無線通信との間の干渉制御を行う。従って、実際に干渉が生じたケースにおける干渉制御を適切に行うことができる。
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
実施形態では、管理サーバ200が干渉制御装置であるケースについて説明した。これに対して、変更例1では、EMSコントローラ120A又はEMSコントローラ120Bが干渉制御装置であってもよい。
このようなケースにおいて、EMSコントローラ120AとEMSコントローラ120Bとの間に通信経路が存在することが好ましい。このような通信経路は、一般回線によって構成される通信経路であってもよく、管理サーバ200を経由する通信経路であってもよい。第1無線品質情報、第2無線品質情報、第1無線通信の劣化を示すメッセージ及び干渉制御を行うための制御指令などの情報は、上述した通信経路を介して取得される。
変更例1に係る干渉制御は、干渉制御装置(EMSコントローラ120A又はEMSコントローラ120B)からスマートメータ110A又はスマートメータ110Bに対して、干渉制御を行うための制御指令を送信する制御を含み、EMSコントローラ120A又はEMSコントローラ120Bが制御指令によらずに行う制御を含む。
[変更例2]
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
実施形態では、管理サーバ200が干渉制御装置であるケースについて説明した。これに対して、変更例2では、スマートメータ110A又はスマートメータ110Bが干渉制御装置であってもよい。
このようなケースにおいて、スマートメータ110Aとスマートメータ110Bとの間に通信経路が存在することが好ましい。このような通信経路は、一般回線によって構成される通信経路であってもよく、管理サーバ200を経由する通信経路であってもよい。第1無線品質情報、第2無線品質情報、第1無線通信の劣化を示すメッセージ及び干渉制御を行うための制御指令などの情報は、上述した通信経路を介して取得される。
変更例2に係る干渉制御は、干渉制御装置(スマートメータ110A又はスマートメータ110B)からEMSコントローラ120A又はEMSコントローラ120Bに対して、干渉制御を行うための制御指令を送信する制御を含み、スマートメータ110A又はスマートメータ110Bが制御指令によらずに行う制御を含む。
[変更例3]
以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
実施形態では、干渉制御が第1無線通信又は第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御であるケースについて主として説明した。これに対して、変更例3では、干渉制御は、第1無線通信又は第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、第1無線通信又は第2無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1以上の制御である。
例えば、管理サーバ200(制御部220)は、図5に示すステップS12又は図6に示すステップS22において、送信電力の変更に代えて、第1無線通信又は第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、第1無線通信又は第2無線通信で用いる周波数を変更する制御を行ってもよい。
或いは、管理サーバ200(制御部220)は、図5に示すステップS13又は図6に示すステップS23において、制御不可通知の送信に代えて、第1無線通信又は第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、第1無線通信又は第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、第1無線通信又は第2無線通信で用いる周波数を変更する制御を行ってもよい。
これらのケースにおいて、管理サーバ200(制御部220)は、各需要家施設100における無線通信で用いるアンテナの指向性を示すパラメータ、各需要家施設100における無線通信で用いる周波数を管理していることが好ましい。
[変更例4]
以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例4において、第1無線品質情報は、第1無線通信の品質を測定した時間を示す第1時間データを含み、第2無線品質情報は、第2無線通信の品質を測定した時間を示す第2時間データを含む。
管理サーバ200(制御部220)は、第1時間データを含む第1無線品質情報及び第2時間データを含む第2無線品質情報に基づいて、第1無線通信と第2無線通信との干渉程度を判断する。無線品質情報に時間データが含まれていることにより、品質の低下した時間を特定することができるので、品質劣化の推移を確認したり、傾向をつかんだりすることができる。すなわち、無線品質の劣化した時間を分析することにより、一時的な劣化なのか、定常的な劣化なのか、または劣化する傾向にあるのか等を分析し、適切な干渉制御に活かすことができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
管理サーバ200は、第1無線品質情報をスマートメータ110Aから特定回線を介して受信してもよく、第1無線品質情報をEMSコントローラ120Aから一般回線を介して受信してもよい。特定回線(Aルート)が無線回線である場合には、第1無線品質情報は一般回線を介して受信されることが好ましい。
管理サーバ200は、第2無線品質情報をスマートメータ110Bから特定回線を介して受信してもよく、第2無線品質情報をEMSコントローラ120Bから一般回線を介して受信してもよい。特定回線(Aルート)が無線回線である場合には、第2無線品質情報は一般回線を介して受信されることが好ましい。
管理サーバ200は、第1無線通信の品質または第2無線通信の品質を考慮して、デマンドレスポンス又は出力抑制メッセージを一般回線を通じてEMSコントローラ120に直接送信してもよい。具体的には、管理サーバ200は、第1無線通信の品質または第2無線通信の品質が低い場合に、一般回線を通じてEMSコントローラ120に送信する。このように重要度の高い要求を、干渉制御を待たずに信頼性の高い通信手段でEMSコントローラ120に送信することで、確実性の高い制御を行なうことができる。
ここで、出力抑制メッセージとは、太陽電池、燃料電池などの発電装置または蓄電池などの分散電源を有する需要家施設に対して電力事業者が逆潮流することを抑制する要求である。太陽電池、発電装置または蓄電池などはパワコンに接続されており、逆潮流を抑制する場合にはパワコンが制御される。
上述の実施形態では、管理サーバ200がスマートメータ110またはEMSコントローラ120を干渉制御していたが、これに限定されず、EMSコントローラ120に無線接続された負荷機器または分散電源との干渉制御してもよい。
1…管理システム、100…需要家施設、110…スマートメータ、111…第1通信部、112…第2通信部、113…電力測定部、114…蓄積部、115…制御部、120…EMSコントローラ、121…通信部、122…制御部、200…管理サーバ、210…通信部、220…制御部

Claims (16)

  1. 第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得する取得部と、
    前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行う制御部とを備えることを特徴とする干渉制御装置。
  2. 前記第1無線品質情報には、前記第1無線通信の品質を示す情報が複数含まれており、
    前記干渉制御は、品質を示す情報が複数含まれている前記第1無線品質情報および前記第2無線品質情報に基づいて行なうことを特徴とする請求項1に記載の干渉制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも小さく、かつ、前記第2無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも大きい場合に、前記第1無線通信に適用する送信電力を増大する前記干渉制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の干渉制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも小さくない場合に、前記第1無線通信に適用する送信電力を増大する前記干渉制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の干渉制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第2無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも大きく、かつ、前記第2無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも大きい場合に、前記第2無線通信に適用する送信電力を減少する前記干渉制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の干渉制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第1無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも小さい場合に、前記第2無線通信に適用する送信電力を減少する前記干渉制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の干渉制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第1無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも小さくなく、かつ、前記第1無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも小さくない場合に、前記干渉制御を行うことができないと判断することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の干渉制御装置。
  8. 前記制御部は、前記第2無線品質情報によって示される信号干渉比が所定比閾値よりも大きくない場合に、前記干渉制御を行うことができないと判断することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の干渉制御装置。
  9. 前記制御部は、前記第2無線品質情報によって示される受信信号強度が所定強度閾値よりも大きくない場合に、前記干渉制御を行うことができないと判断することを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の干渉制御装置。
  10. 前記干渉制御は、前記第1無線通信又は前記第2無線通信に適用する送信電力を変更する制御、前記第1無線通信又は前記第2無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、前記第1無線通信又は前記第2無線通信を有線通信に変更する制御、及び、前記第1無線通信又は前記第2無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1以上の制御であることを特徴とする請求項1または2に記載の干渉制御装置。
  11. 前記第1無線品質情報又は前記第2無線品質情報は、パケット誤り率を示す情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の干渉制御装置。
  12. 前記第1無線品質情報は、前記第1無線通信の品質を測定した時間を示す第1時間データを含み、
    前記第2無線品質情報は、前記第2無線通信の品質を測定した時間を示す第2時間データを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の干渉制御装置。
  13. 前記制御部は、前記第1時間データを含む前記第1無線品質情報及び前記第2時間データを含む前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との干渉程度を判断することを特徴とする請求項12に記載の干渉制御装置。
  14. 前記取得部は、前記干渉制御装置と前記第1電力管理装置とを接続する一般回線経由にて前記第1無線品質情報を前記第1電力管理装置から取得し、前記干渉制御装置と前記第2電力管理装置とを接続する一般回線経由にて前記第2無線品質情報を前記第2電力管理装置から取得することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の干渉制御装置。
  15. 第1電力管理装置と第1スマートメータとの間の第1無線通信の品質を示す第1無線品質情報と、第2電力管理装置と第2スマートメータとの間の第2無線通信の品質を示す第2無線品質情報とを取得するステップと、
    前記第1無線通信の劣化に応じて、前記第1無線品質情報及び前記第2無線品質情報に基づいて、前記第1無線通信と前記第2無線通信との間の干渉制御を行うステップとを備えることを特徴とする干渉制御方法。
  16. 電力管理装置と無線通信を行う第1通信部と、
    前記前記無線通信の品質を示す無線品質情報を干渉制御装置に送信する処理を含む通信を行う第2通信部と、
    前記品質に基づいて前記干渉制御装置から送信される制御指令に応じて、前記無線通信に適用する送信電力を変更する制御、前記無線通信で用いるアンテナの指向性を変更する制御、前記無線通信を有線通信に変更する制御、及び、前記無線通信で用いる周波数を変更する制御の中から選択された1以上の制御である干渉制御を行う制御部とを備えることを特徴とするスマートメータ。
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